JP2011029950A - 画像処理装置およびログイン状態制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像処理装置における高いセキュリティ性能を維持しつつ、例えば複数の部門に跨って所属しているユーザが使用する場合などの操作性を改善する。
【解決手段】画像処理装置におけるログイン状態制御部33は、個人認証処理部31と部門認証処理部32のいずれか一方においてユーザ個人又はユーザの所属する部門が特定された場合にログアウト状態ST1から第1のログイン状態ST2へと移行させ、個人認証処理部31においてユーザ個人が特定され、且つ、部門認証処理部32においてユーザの所属する部門が特定された状態となった場合に、予め登録された機能を使用可能な第2のログイン状態ST3へと移行させる。また第2のログイン状態ST3から第1のログイン状態ST2へ移行させる際は、第2のログイン状態ST3において使用可能となった機能に対する設定状態を記憶装置40に一時的に記憶しておく構成である。
【選択図】図2

Description

本発明は、ユーザ認証の結果に応じてジョブの実行を許可する画像処理装置およびログイン状態制御方法に関する。
近年、複合機やMFP(Multi Function Peripheral)などと称される画像処理装置は、セキュリティ対策などのために、ユーザ認証を行い、そのユーザ認証においてユーザを特定することができた場合に、ログイン状態となって予め登録された機能を使用可能にし、ジョブの実行を許可するものがある。ユーザ認証を行うための具体的な認証方法としては幾つかの方法がある。例えば従来は、操作パネルを介してIDやパスワードなどを入力し、ユーザによって入力されたIDやパスワードが予め登録された情報と一致するか否かにより、認証を行うものが一般的である。またこの他にも、ICカードからカード情報を読み取って認証を行うカード認証や、ユーザの指紋や静脈などのパターン情報を予め登録しておき、ユーザ認証時にユーザの指などからそれらの情報を読み取って認証を行う生体認証などがある。
また従来の画像処理装置において、例えば、複数のユーザアカウントによって処理を中断させずに多重にログインできる技術が提案されている(例えば、特許文献1)。この技術によると、第1のユーザアカウントでログイン中に、第2のユーザアカウントで多重ログインすると、例えば第1のユーザアカウントでは使用することができない機能を使用することができるようになる。
特開2007−58589号公報
ところで、近年の画像処理装置においては、ユーザ個人を認証する認証処理と、ユーザの所属する部門を認証する認証処理とを区別して2段階で認証処理を行うことにより、画像処理装置におけるセキュリティ性能をより一層向上させることが求められている。例えば、ユーザ個人の認証をICカードによるカード認証で行い、ユーザの所属する部門の認証を部門ごとに設定されたIDやパスワードを入力することで行うようにすることにより、万一、ユーザがICカードを紛失した場合でも画像処理装置の不正使用を防止することができるようになる。したがって、このような装置をユーザが使用するには、ユーザ個人を認証するための第1の認証操作と、所属する部門を認証するための第2の認証操作との2回の認証操作を行って画像処理装置にログインすることになる。一方、このような装置の使用を終了する際には、例えばログイン状態において操作パネルに表示されるログアウトキーをユーザが1回操作することにより、画像処理装置をログアウト状態に戻すことができる。
しかしながら、上記のような操作手順の場合、例えば複数の部門に跨って所属しているユーザが、一の部門のユーザとして画像処理装置にログインして当該一の部門に関するジョブを実行した後、引き続き、別の部門のユーザとして同様のジョブを実行する際の操作性が悪いという問題がある。すなわち、この場合、一の部門でログインする際に、ユーザ個人を認証するための第1の認証操作と、当該一の部門に所属するユーザであることを認証するための第2の認証操作とを行っており、一の部門のユーザとして、ジョブを実行させた後に、ログアウトキーを操作すると、画像処理装置がログアウト状態に戻ってしまうため、再度、ユーザ個人を認証するための第1の認証操作と、別の部門に所属するユーザであることを認証するための第2の認証操作とを行って、別の部門で画像処理装置にログインする必要があり、第1の認証操作が重複する操作となって操作性が悪いという問題がある。
特に、このようなケースでは、一の部門でログインしたときに実行するジョブと、別の部門でログインしたときに実行するジョブとが互いに関連するジョブであることが多く、一の部門でログインしたときに設定した設定状態がログアウト状態に戻ることによって全てリセットされてしまうこととなり、別の部門であらためてログインしたときには、再度同様の設定操作を行わなければならない。そのため、ログイン操作だけでなく、ジョブを実行する際に設定する各種設定項目の設定作業についても繰り返し行わなければならず、画像処理装置の操作性が著しく低下するという問題がある。
図13は、画像処理装置に登録された複数のユーザの一例を示す図であり、複数の部門に跨って所属しているユーザが存在するケースを示している。図例の如く、画像処理装置のユーザである「Aさん」と「Gさん」の2名が、第1部門の1グループと2グループの2つのグループに跨って所属している。このようなケースにおいて、例えば「Aさん」が上述した2段階で認証処理を行う画像処理装置を使用し、第1部門の1グループに課金すべきジョブと、第1部門の2グループに課金すべきジョブとを連続して行う場合、「Aさん」は、まず、自身を認証するための第1の認証操作を行い、続いて、自身が第1部門の1グループに所属することを認証するための第2の認証操作を行うことで、画像処理装置に対し、第1部門の1グループに所属するユーザとしてログインする。この状態で、画像処理装置により、第1部門の1グループに課金すべきジョブを実行させる。このとき実行するジョブが、例えばスキャン送信ジョブであり、これに引き続いて行う第1部門の2グループに課金すべきジョブも同じ宛先に送信するスキャン送信ジョブであるとすると、ログアウト操作後に行うことが必要となる、第1の認証操作と、宛先の設定操作とが前回と同じ操作の繰り返しになるので操作性が悪くなる。
このような操作性の悪化を改善すべく、例えば、上述した特許文献1のように、一の部門でログインしているときに、さらに別の部門で多重ログインする構成を採用することも考えられる。しかし、多重ログインする構成では、後にログインする別の部門では使用が許可されていない機能であっても、先にログインした一の部門で使用が許可された機能であれば、その機能を使用することが可能となってしまうため、画像処理装置におけるセキュリティ性能を却って低下させてしまうことになり、採用することはできない。
そこで本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、画像処理装置における高いセキュリティ性能を維持しつつ、例えば複数の部門に跨って所属しているユーザが使用する場合などの操作性を改善することができるようにした画像処理装置およびログイン状態制御方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、ユーザ認証を行い、その認証結果に応じてジョブの実行を許可する画像処理装置であって、ユーザ認証を行うための認証用情報を入力する認証情報入力手段と、前記認証情報入力手段より入力される認証用情報に基づいて予め登録された複数のユーザの中からユーザ個人を特定する第1の認証処理手段と、前記認証情報入力手段より入力される認証用情報に基づいてユーザの所属する部門を特定する第2の認証処理手段と、前記第1の認証処理手段においてユーザ個人が特定されておらず、且つ、前記第2の認証処理手段においてユーザの所属する部門が特定されていない状態をログアウト状態とし、該ログアウト状態から、前記第1および第2の認証処理手段のいずれか一方においてユーザ個人又はユーザの所属する部門が特定された場合に第1のログイン状態へと移行させ、該第1のログイン状態から更に、前記第1の認証処理手段においてユーザ個人が特定され、且つ、前記第2の認証処理手段においてユーザの所属する部門が特定された状態となった場合に、予め登録された機能を使用可能な第2のログイン状態へと移行させるログイン状態制御手段とを備え、前記ログイン状態制御手段は、前記第2のログイン状態から、前記第1のログイン状態へ移行させる場合、前記第2のログイン状態において使用可能となった機能に対する設定状態を所定の記憶手段に対して一時的に記憶しておくことを特徴とする構成である。
かかる発明によれば、第2のログイン状態から第1のログイン状態へ移行させる際に、第2のログイン状態において使用可能となった機能に対する設定状態を所定の記憶手段に記憶しておくので、第2のログイン状態での設定状態を保持しておくことができる。
また請求項2にかかる発明は、請求項1記載の画像処理装置において、前記ログイン状態制御手段は、前記第2のログイン状態から前記第1のログイン状態へと移行させた後、前記ログアウト状態とすることなく、再び前記第2のログイン状態へと移行させる場合、前記記憶手段に記憶した設定状態を読み出し、該設定状態を反映することを特徴とする構成である。
かかる発明によれば、記憶手段に記憶しておいた設定状態が自動的に反映されるため、あらためて同じ設定操作を行う必要がなくなる。
また請求項3にかかる発明は、請求項1又は2記載の画像処理装置において、前記ログイン状態制御手段は、前記第2のログイン状態から前記第1のログイン状態へと移行させた後、前記ログアウト状態へと移行させる場合、前記記憶手段に記憶した設定状態を消去することを特徴とする構成である。
かかる発明によれば、設定状態が第三者に利用されることを防止することができる。
また請求項4にかかる発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の画像処理装置において、前記ログイン状態制御手段は、前記第2のログイン状態から前記ログアウト状態へ移行させる場合、前記第2のログイン状態において使用可能となった機能に対する設定状態を前記記憶手段に記憶させることなく前記ログアウト状態へ移行させることを特徴とする構成である。
かかる発明においても、設定状態が第三者に利用されることを防止することができる。
また請求項5にかかる発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理装置において、前記認証情報入力手段は、個人認証用情報を入力する第1の認証情報入力手段と、部門認証用情報を入力する第2の認証情報入力手段とをさらに備え、前記第1の認証処理手段は、前記第1の認証情報入力手段から入力する個人認証用情報に基づいてユーザ個人を特定し、前記第2の認証処理手段は、前記第2の認証情報入力手段から入力する部門認証用情報に基づいてユーザの所属する部門を特定することを特徴とする構成である。
かかる発明によれば、第1の認証処理手段と第2の認証処理手段とのそれぞれが異なる情報に基づいてユーザの特定および部門の特定を行うため、画像処理装置を不正に使用することが難しくなり、セキュリティ性能を向上させることができる。
さらに請求項6にかかる発明は、ユーザ認証の結果に応じたログイン状態に移行させてジョブの実行を許可するログイン状態制御方法であって、ユーザ個人を認証するための個人認証用情報を入力するステップと、前記個人認証用情報に基づいて予め登録された複数のユーザの中からユーザ個人を特定し、ログアウト状態から第1のログイン状態へと移行させるステップと、特定したユーザの所属する部門を認証するための部門認証用情報を入力するステップと、特定ユーザの所属する部門を、前記部門認証用情報に基づいて特定し、前記第1のログイン状態から第2のログイン状態へと移行させて予め登録された機能を使用可能にするステップと、ユーザの操作に基づいて前記第2のログイン状態から前記第1のログイン状態に移行させるステップとを有し、前記第2のログイン状態から前記第1のログイン状態へ移行させる際、前記第2のログイン状態において使用可能となった機能に対する設定状態を所定の記憶手段に一時的に記憶しておくことを特徴とする構成である。
本発明によれば、少なくとも2段階の認証を行うことによって画像処理装置の高いセキュリティ性能を維持しつつ、例えば複数の部門に跨って所属しているユーザが異なる部門のユーザとして画像処理装置を連続的に使用する場合でも既に行った操作を繰り返し行う必要がなく、画像処理装置の操作性を改善することができる。
画像処理装置の一構成例を示す外観斜視図である。 画像処理装置の内部機構の一構成例を示すブロック図である。 ログイン状態制御部によって制御される状態移行を示す図である。 ログアウト状態において操作パネルの表示部に表示される画面の一例を示す図である。 第1のログイン状態において操作パネルの表示部に表示される画面の一例を示す図である。 第2のログイン状態において操作パネルの表示部に表示される画面の一例を示す図である。 第2のログイン状態において操作パネルの表示部に表示される画面の別の例を示す図である。 認証処理部によって行われる処理手順のメインルーチンの一例を示すフローチャートである。 ユーザ認証処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 部門認証処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 ユーザログアウト処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 部門ログアウト処理の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。 画像処理装置に登録された複数のユーザの一例を示す図である。
以下、本発明に関する好ましい実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、以下に説明する実施形態において互いに共通する部材には同一符号を付しており、それらについての重複する説明は省略する。
図1は、本実施形態における画像処理装置1の一構成例を示す外観斜視図である。この画像処理装置1は、一般に複合機やMFPなどと称される装置であり、コピー機能、スキャナ機能、プリンタ機能、ファックス機能などの複数の機能を備えており、これら各機能についてユーザによって指定されたジョブを実行するように構成される。
画像処理装置1の上部には、画像読取部2が設けられている。画像読取部2は、原稿の画像を読み取るスキャナ部3と、スキャナ部3に対して原稿を1枚ずつ搬送する自動原稿搬送装置(以下、単に「ADF」という。)4を備えている。この画像読取部2は、例えばコピー機能、スキャナ機能又はファックス送信機能などが使用される場合に機能し、ADF4にセットされた原稿を1枚ずつスキャナ部3に自動搬送し、スキャナ部3が原稿に記載された画像を読み取り、画像データを生成する。
また画像処理装置1の下部には、画像形成部5が設けられている。画像形成部5は、入力する画像データに基づいて印刷用紙などに画像形成を行うプリンタ部6と、プリンタ部6に対して1枚ずつ印刷用紙などの印刷媒体を給紙する給紙部7とを備えている。この画像形成部5は、例えばコピー機能、プリンタ機能又はファックス受信機能などが使用される場合に機能し、プリンタ部6が給紙部7から給紙される1枚ずつの印刷媒体に対して画像形成を行って出力する。
また画像処理装置1の正面側には、ユーザが操作するための操作パネル10が設けられている。操作パネル10は、ユーザが画像処理装置1に対して各種情報を入力するためのものであり、ユーザが画像処理装置1を使用するために認証用情報を入力してログイン操作を行うための認証情報入力手段として機能すると共に、ユーザが画像処理装置1にログインして予め登録された機能が使用可能な状態となったときに、それら機能に対する各種の設定操作を行ったり、ジョブの実行を指示したりするための操作入力手段として機能する。
また画像処理装置1の側面には、原稿などを一時的に載置することができるようにした棚状のワーキングテーブル8が設けられている。このワーキングテーブル8には、ユーザが所持するICカード9aからカード情報を読み取るためのカード情報読取装置9が設置されている。カード情報読取装置9は、ユーザが画像処理装置1を使用するための認証用情報をICカード9aから非接触で読み取るためのものであり、認証情報入力手段として設けられている。
この画像処理装置1は、ユーザ個人を認証する認証処理と、ユーザの所属する部門を認証する認証処理とを区別して2段階で認証処理を行うように構成されている。例えば本実施形態では、ユーザ個人を特定するための認証処理を、カード情報読取装置9がICカード9aから読み取ったカード情報(認証用情報)が予め登録された情報と一致するか否かを判定することによって行い、さらに特定したユーザの所属する部門を認証する認証処理を、操作パネル10を介して入力される部門IDおよびパスワードが予め登録されたIDおよびパスワードに一致するか否かを判定することによって行う構成となっている。以下、さらに詳しく説明する。
図2は、画像処理装置1の詳細な内部機構の一構成例を示すブロック図である。図2に示すように画像処理装置1は、上述したカード情報読取装置9、操作パネル10、スキャナ部3、ADF4、プリンタ部6および給紙部7を制御する制御部20を備えると共に、各種情報を記憶する記憶装置40を備えている。ここで操作パネル10は、図2に示すように、液晶ディスプレイなどで構成された表示部11と、ユーザが操作する操作キー12とを備えており、操作キー12には、表示部11の画面表面に配置されたタッチパネルキーと、表示部11の画面周囲に配置された押しボタンキーとの双方が含まれる。
制御部20は、例えばCPUやメモリなどを備えており、CPUが所定のプログラムを実行することにより、カード読取制御部21、操作パネル制御部22、認証処理部23、および、ジョブ制御部24として機能する。カード読取制御部21は、カード情報読取装置9を制御することにより、ユーザが所持するICカード9aに記録されたカード情報を取得して認証処理部23に出力する制御部である。操作パネル制御部22は、操作パネル10を制御することにより、表示部11における表示画像を更新したり、操作キー12から入力する入力情報を認証処理部23に出力する制御部である。
記憶装置40は、例えばハードディスク装置や半導体メモリなどで構成される記憶手段である。この記憶装置40には、画像処理装置1を使用することが許可されたユーザに関する情報を登録したユーザ登録情報41と、登録ユーザが所属する部門に関する情報を登録した部門登録情報42とが予め記憶されている。ユーザ登録情報41には、画像処理装置1のユーザが所持するICカード9aに記録されたカード情報が予め登録されており、このカード情報によりユーザ個人を特定することができるようになっている。また部門登録情報42は、ユーザと、ユーザの所属する部門とが対応付けられた情報であり、部門毎に設定された個別の部門IDとパスワードとを含み、さらに部門毎に使用可能な機能が対応付けられた情報となっている。例えば一人のユーザが複数の部門に跨って所属している場合、部門登録情報42には、そのユーザと複数の部門とが相互に対応付けられることになる。
また記憶装置40には、画像処理装置1において使用可能となった機能に対し、ユーザが各種設定操作を行った場合の設定状態をデータ化した設定情報43が所定条件下で記憶されるようになっている。
認証処理部23は、画像処理装置1の各種機能を使用可能とするために認証処理を行う処理部である。この認証処理部23は、ユーザ個人を認証する個人認証処理部31と、ユーザの所属する部門を認証する部門認証処理部32との2つの認証処理部を備えており、さらにそれら2つの認証処理部の認証結果に基づいて画像処理装置1におけるログイン状態を制御するログイン状態制御部33を備えている。
個人認証処理部31は、カード読取制御部21からカード情報読取装置9が読み取ったカード情報を入力すると、記憶装置40からユーザ登録情報41を読み出し、カード情報読取装置9が読み取ったカード情報がユーザ登録情報41に登録されているか否かを判定し、入力したカード情報に一致する登録情報があれば、それによってユーザ個人を特定する処理部である。個人認証処理部31においてユーザ個人を特定することができれば、認証成功となる。これに対し、ユーザ個人を特定することができなければ、認証失敗となる。このような個人認証処理部31による認証結果は、ログイン状態制御部33に出力される。
部門認証処理部32は、操作パネル制御部22を介して操作パネル10から部門IDおよびパスワードを入力すると、記憶装置40から部門登録情報42を読み出し、操作パネル10に入力された部門IDおよびパスワードの組合せが部門登録情報42に登録されているか否かを判定し、同じ組合せの登録情報があれば、それによってユーザの所属する部門を特定する処理部である。ただし、このとき個人認証処理部31において特定されたユーザがその部門に所属しているユーザとして部門登録情報42に登録されていることが前提となる。そして部門認証処理部32においてユーザの所属する部門を特定することができれば、認証成功となる。これに対し、ユーザの所属する部門を特定することができなければ、認証失敗となる。このような部門認証処理部32による認証結果は、ログイン状態制御部33に出力される。
ログイン状態制御部33は、個人認証処理部31においてユーザ個人が特定されておらず、且つ、部門認証処理部32においてユーザの所属する部門が特定されていない状態をログアウト状態とし、このログアウト状態から、個人認証処理部31および部門認証処理部32における認証結果に応じて画像処理装置の状態を段階的なログイン状態へと移行させる制御部である。例えば、ログイン状態制御部33は、個人認証処理部31および部門認証処理部32のいずれか一方においてユーザ個人又はユーザの所属する部門が特定された場合に画像処理装置1をログアウト状態から第1のログイン状態へと移行させる。但し、本実施形態では、個人認証処理部31がユーザ個人を特定した状態であって、部門認証処理部32が未だユーザの所属する部門を特定していない状態のとき、画像処理装置1を第1のログイン状態に移行させる。そして、この第1のログイン状態から更に、個人認証処理部31においてユーザ個人が特定され、且つ、部門認証処理部32においてユーザの所属する部門が特定された状態となったときに、部門登録情報42に予め登録された機能を使用可能とする第2のログイン状態へと移行させる。
これにより、例えば、あるユーザが複数の部門に跨って所属している場合であっても、そのユーザが画像処理装置1を使用する際にはどの部門のユーザとして使用するのかを特定することができるようになる。その結果、例えば、複数の部門に跨って所属するユーザが画像処理装置1を使用した場合でも、部門毎に正確な課金管理を行うことができるようになる。
またログイン状態制御部33は、ユーザが操作パネル10に対して行うログアウト操作に基づいて、第2のログイン状態から第1のログイン状態又はログアウト状態へと移行させたり、或いは第1のログイン状態からログアウト状態へと移行させたりする制御を行う。このように画像処理装置1の状態には、ログアウト状態と、第1のログイン状態と、第2のログイン状態との3つの状態があり、ログイン状態制御部33は、それら3つの状態のうちで相互に移行させる制御を行う。
ジョブ制御部24は、ログイン状態制御部33によって第2のログイン状態に移行したときに使用が許可される機能についてジョブの実行を制御するものであり、例えば操作パネル10を介して入力される設定状態などを反映してジョブの実行を制御する。つまり、ジョブ制御部24は、使用可能状態となった少なくとも1つの機能のうちからユーザによる機能選択操作を受け付け、その選択された機能に対する設定操作を受け付ける。そしてユーザによる設定操作に基づいて選択された機能の設定状態を更新し、ユーザによるジョブ実行操作を受け付けて、スキャナ部3、ADF4、プリンタ部6および給紙部7を適宜制御することにより、ユーザの指定したジョブを実行する。尚、図示を省略するが、ジョブ制御部24は、ファックス送受信部やネットワークインタフェースなどを制御することにより、ファックスデータの送受信や、ネットワークを介したデータの送受信なども実行させることができる。
図3は、ログイン状態制御部33によって制御される状態移行を示す図である。画像処理装置1は、ユーザ個人の認証および部門の認証のいずれも行われていない状態では、図3に示すようにログアウト状態ST1となっている。このログアウト状態ST1は、画像処理装置1の初期状態であり、例えば電源投入時にはログアウト状態ST1で起動する。このログアウト状態ST1では、ユーザによる機能選択操作や機能設定操作、さらにジョブ実行操作はできないようになっている。
図4は、ログアウト状態ST1において操作パネル10の表示部11に表示される画面の一例を示す図である。ログアウト状態ST1では、図4に示すように、ユーザに対してユーザ個人を特定するためのユーザログイン操作を促す表示が行われる。そしてユーザがICカード9aをカード情報読取装置9の近傍に近づけて認証操作を行うと、個人認証処理部31がユーザ個人を特定するためのユーザ認証を行う。
そして個人認証処理部31がユーザ認証に成功すると、図3において矢印F1で示すように、ログイン状態制御部33が画像処理装置1の状態をログアウト状態ST1から第1のログイン状態ST2へと移行させる。つまり、第1のログイン状態ST2は、画像処理装置1を使用しようとするユーザ個人のみが特定された状態である。この第1のログイン状態ST2では、ログアウト状態と同様に、ユーザによる機能選択操作や機能設定操作、さらにジョブ実行操作はできないようになっている。
図5は、第1のログイン状態ST2において操作パネル10の表示部11に表示される画面の一例を示す図である。第1のログイン状態ST2では、図5に示すように、ユーザに対して部門を特定するための部門ログイン操作を促す表示が行われ、部門IDを入力するための操作キー12aと、パスワードを入力するための操作キー12bとが表示される。ユーザは、操作キー12aを操作して部門IDの入力欄を選択状態とすることにより、部門IDを入力することができる。また操作キー12bを操作してパスワードの入力欄を選択状態とすることにより、パスワードを入力することができる。そして部門IDとパスワードを入力した後、認証開始キー12gを操作すると、部門認証処理部32がユーザの所属する部門を特定するための部門認証を行う。
そして部門認証処理部32が部門認証に成功すると、図3において矢印F3で示すように、ログイン状態制御部33が画像処理装置1の状態を第1のログイン状態ST2から第2のログイン状態ST3へと移行させる。この第2のログイン状態ST3は、画像処理装置1を使用しようとするユーザ個人が特定され、且つ、そのユーザが所属する部門が特定された状態である。そして第2のログイン状態ST3では、特定されたユーザが特定された部門のユーザとして、予め許可された少なくとも1つの機能が使用可能となり、ユーザによる機能選択操作、機能設定操作、さらにジョブ実行操作が行えるようになる。
図6は、第2のログイン状態ST3において操作パネル10の表示部11に表示される画面の一例を示す図である。図6の例では、図13に示した、第1部門の1グループと2グループとの2つのグループに跨って所属する「Aさん」が1グループに所属するユーザとして画像処理装置1にログインした状態を示している。そのため、図6の表示部11には、ログインユーザとして「Aさん」が特定され、ログイン部門として「1グループ」が特定された状態が表示されている。この第2のログイン状態では、ユーザ「Aさん」が部門「1グループ」でログインした場合に使用可能となる予め設定された機能を選択することができるが、図6の例では、そのうちのスキャン送信機能が選択された状態を示している。
スキャン送信機能は、スキャナ部3が原稿を読み取って生成した画像データをログインユーザによって指定された送信宛先に送信する機能である。ユーザが送信宛先を指定する際には、画面内に表示される送信宛先選択キー12eを操作すると、その画面内にユーザが予め登録しておいた複数の送信宛先のリストが表示される。ユーザは、そのリストの中から少なくとも1つの送信宛先を選択操作することにより、スキャン送信時の送信宛先を指定することができる。図例では、このようにして送信宛先として「Bさん」と「Eさん」が選択された状態を示している。尚、スキャン送信機能において原稿読み取り時の解像度やデータ形式などの各種設定操作を行う場合には原稿読取設定キー12fを操作することにより、それらの設定を行うことができる。
このように画像処理装置1は、第2のログイン状態ST3となったときに、予め許可された機能が使用可能となり、ログインユーザが使用する機能を選択して設定操作を行い、さらにはジョブの実行を行わせることが可能になる。
一方、第1のログイン状態ST2では、図5に示すように、操作パネル10においてユーザログアウトキー12cが表示されている。画像処理装置1が第1のログイン状態ST2であるとき、ユーザがこのユーザログアウトキー12cを操作すると、図3において矢印F2で示すように、ログイン状態制御部33が画像処理装置1の状態を第1のログイン状態ST2からログアウト状態ST1へと移行させる。
また第2のログイン状態ST3では、図6に示すように、操作パネル10においてユーザログアウトキー12cと、部門ログアウトキー12dとが表示されている。画像処理装置1が第2のログイン状態ST3であるとき、ユーザがユーザログアウトキー12cを操作すると、図3において矢印F5で示すように、ログイン状態制御部33が画像処理装置1の状態を第2のログイン状態ST3からログアウト状態ST1へと移行させる。このとき、部門認証の行われた状態とユーザ認証の行われた状態の双方が解除されることになるので、画像処理装置1の初期状態に戻ることになる。
また画像処理装置1が第2のログイン状態ST3であるとき、ユーザが部門ログアウトキー12dを操作すると、図3において矢印F4で示すように、ログイン状態制御部33が画像処理装置1の状態を第2のログイン状態ST3から第1のログイン状態ST2へと移行させる。このとき、部門認証の行われた状態が解除されることになるので、ユーザ認証のみが行われた状態に戻ることになる。
ログイン状態制御部33が、第2のログイン状態ST3からログアウト状態ST1又は第1のログイン状態ST2に移行させると、第2のログイン状態ST3で使用可能となっていた機能は使用することができなくなり、操作パネル10の表示画面は初期化される。つまり、第2のログイン状態ST3からログアウト状態ST1に移行したとき、操作パネル制御部22は、操作パネル10の表示部11に表示する画面を、図6の表示画面から図4の表示画面に切り替える。また第2のログイン状態ST3から第1のログイン状態ST2に移行したとき、操作パネル制御部22は、操作パネル10の表示部11に表示される画面を、図6の表示画面から図5の表示画面に切り替える。
また第2のログイン状態ST3から第1のログイン状態ST2に移行するとき、ログイン状態制御部33は、第2のログイン状態ST3においてログインユーザが設定した設定状態に基づいて設定情報43を生成し、その設定情報43を一時的に記憶装置40に記憶する。これにより、第2のログイン状態ST3から第1のログイン状態ST2に移行した後、ログアウト状態ST1へ移行することなく、再び第2のログイン状態ST3へと移行した場合、ログイン状態制御部33が、記憶装置40に記憶した設定情報43を読み出して各種機能への設定状態に反映させることができるようになり、ログインユーザは前回の第2のログイン状態ST3において行った設定操作を再び行うことなく、同様のジョブを効率良く実行させることができるようになる。
一例として、図13に示す「Aさん」が、始めに第1部門の1グループのユーザとして画像処理装置1にログインし、第1部門の1グループに課金すべきジョブを実行させた後、それに引き続いて第1部門の2グループのユーザとして画像処理装置1にログインし、第1部門の2グループに課金すべきジョブを実行させる場合について説明する。
「Aさん」が、第1部門の1グループのユーザとして画像処理装置1にログインし、画像処理装置1が第2のログイン状態となると、操作パネル10の表示画面は、上述した図6のような画面となる。このとき、図6に示すように、ログインユーザである「Aさん」が送信宛先選択キー12eを選択して「Bさん」と「Eさん」とを送信宛先に指定し、スキャン送信のジョブを実行させた後、部門ログアウトキー12dを操作すると、画像処理装置1は、第2のログイン状態ST3から第1のログイン状態ST2へと移行する。その後、「Aさん」が、図5に示す画面において第1部門の2グループのユーザとしてログインするため、第1部門の2グループに対して予め設定された部門IDとパスワードとを入力して部門認証を行わせることにより、画像処理装置1は第1のログイン状態ST2から再び第2のログイン状態ST3へと移行する。
図7は、この場合の第2のログイン状態ST3において操作パネル10の表示部11に表示される画面の一例を示す図である。図7の例では、図13に示した「Aさん」が2グループに所属するユーザとして画像処理装置1にログインした状態を示している。そのため、図7の表示部11には、ログインユーザとして「Aさん」が特定され、ログイン部門として「2グループ」が特定された状態が表示されている。この第2のログイン状態では、ユーザ「Aさん」が部門「2グループ」でログインした場合に使用可能となる予め設定された機能を選択することができる。そして、部門「1グループ」でログインしたときに使用可能となる機能と、部門「2グループ」でログインしたときに使用可能となる機能とが同一である場合、記憶装置40に記憶されている設定情報43が反映される。そのため、図7に示すように、スキャン送信の送信宛先として「Bさん」と「Eさん」とを指定した状態が表示画面に反映され、「Aさん」は送信宛先を選択するための操作を繰り返すことなく、前回と同様のジョブを効率良く実行することができるようになる。
ここで、複数の部門に跨って所属するユーザが一の部門でログインすることにより画像処理装置1を第2のログイン状態ST3としたときに使用可能となる機能と、別の部門でログインすることにより第2のログイン状態ST3としたときに使用可能となる機能とがそれぞれ異なる場合には、その異なる機能について記憶装置40に一時的に記憶されている設定情報43は破棄される。つまり、先の第2のログイン状態ST3において使用可能であった機能が、後の第2のログイン状態ST3において使用不可能となる場合には、その使用不可能となる機能について記憶装置40に記憶されている設定情報43を消去する。これにより、画像処理装置1において設定情報43が長期間記憶され続けることによるセキュリティ性能の低下を防止することができる。
またユーザの操作に基づいてログイン状態制御部33が、第1ログイン状態ST2又は第2のログイン状態ST3からログアウト状態ST1へと移行させる際、記憶装置40に設定情報43が記憶されている場合にはその設定情報43を記憶装置40から消去する。そのため、ログアウト状態ST1では、記憶装置40に設定情報43が記憶されていない状態となる。
次に上述した認証処理部23による処理の詳細についてフローチャートを参照しつつ説明する。図8乃至図12は、認証処理部23によって行われる処理手順の一例を示すフローチャートである。図8はそのメインルーチンを示しており、画像処理装置1に電源が投入されると、認証処理部23がこの処理を開始する。図8に示すように、認証処理部23は、ユーザ認証処理(ステップS1)と、部門認証処理(ステップS2)と、ユーザログアウト処理(ステップS3)と、部門ログアウト処理(ステップS4)とを順次に実行する処理を繰り返し行う。
図9は、ユーザ認証処理(ステップS1)の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。この処理を開始すると、認証処理部23は、ユーザによるカード情報の読取指示があったか否かを判断し(ステップS10)、指示がない場合にはこの処理を終了する。また指示があった場合には、カード読取制御部21に対して読取指示を出力してカード情報読取装置9を作動させることにより、カード情報読取装置9がICカード9aから読み取ったカード情報を取得する(ステップS11)。そして認証処理部23は、記憶装置40からユーザ登録情報41を読み込み(ステップS12)、取得したカード情報と一致する情報がユーザ登録情報41に登録されているか否かを判定する。そして取得したカード情報に基づいてユーザを特定することができたか否かを判断する(ステップS13)。ここでユーザを特定することができた場合にはユーザ個人の認証が成功となり、特定できなかった場合にはユーザ個人の認証が失敗となる。尚、認証が失敗した場合、この処理は終了する。
ユーザ個人の認証が成功した場合(ステップS13でYES)、認証処理部23は、画像処理装置1の現在の状態を確認し(ステップS14)、ログアウト状態ST1か否かを判断する(ステップS15)。そして画像処理装置1がログアウト状態ST1である場合(ステップS15でYES)、認証処理部23は、画像処理装置1を第1のログイン状態ST2へ移行させる。一方、画像処理装置1がログアウト状態ST1でない場合、つまり、画像処理装置1が第1のログイン状態ST2又は第2のログイン状態ST3である場合(ステップS15でNO)、この処理は終了する。
以上のようなユーザ認証処理により、画像処理装置1がログアウト状態ST1のときに、ユーザ個人の認証に成功すると、画像処理装置1はログアウト状態ST1から第1のログイン状態ST2へと移行する。そして操作パネル10の表示部11には、図5に示したように、部門認証のための部門IDとパスワードとを入力する画面が表示される。
次に図10は、部門認証処理(ステップS2)の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。この処理を開始すると、認証処理部23は、部門IDとパスワードとの入力があったか否かを判断し(ステップS20)、部門IDとパスワードとの入力がない場合には、この処理を終了する。これに対し、部門IDとパスワードとの入力があった場合(ステップS20でYES)、認証処理部23は、記憶装置40から部門登録情報42を読み込み(ステップS21)、入力した部門IDとパスワードの組合せと一致する情報が部門登録情報42に登録されているか否かを判定することにより、ユーザの所属する部門を特定することができたか否かを判断する(ステップS22)。ここでユーザの所属する部門を特定することができた場合には部門認証が成功となり、特定できなかった場合には部門認証が失敗となる。尚、部門認証が失敗した場合、この処理は終了する。
部門認証が成功した場合(ステップS22でYES)、認証処理部23は、画像処理装置1の現在の状態を確認し(ステップS23)、第1のログイン状態ST2か否かを判断する(ステップS24)。ここで画像処理装置1が第1のログアウト状態ST1でない場合、つまり、画像処理装置1がログアウト状態ST1又は第2のログイン状態ST3である場合(ステップS24でNO)、この処理は終了する。これに対し、画像処理装置1が第1のログイン状態ST2である場合(ステップS24でYES)、認証処理部23は、特定したユーザが特定した部門において使用可能となるように予め登録された機能の使用を許可する(ステップS25)。これにより、画像処理装置1における複数の機能のうち、予め登録された機能が使用できる状態となる。
次に認証処理部23は、記憶装置40に設定情報43が記憶されているか否かを判断し(ステップS26)、設定情報43が記憶されている場合には、その設定情報43を読み出し、その設定情報43に含まれる各種設定情報の中から、ステップS25で使用することを許可した機能に関する設定情報のみを抽出する(ステップS27)。そして抽出した設定情報を画像処理装置1において使用可能となった各種機能に対して反映する(ステップS28)。これにより、前回の設定操作が画像処理装置1に反映されることになる。そして認証処理部23は、記憶装置40に記憶されている設定情報43を消去する(ステップS29)。尚、ステップS26において設定情報43が記憶されていない場合、ステップS27〜S29の処理はスキップする。
そしてステップS30に進み、認証処理部23は、画像処理装置1を第1のログイン状態ST2から第2のログイン状態ST3へ移行させる。以上のような処理により、画像処理装置1が第1のログイン状態ST2のときに、部門認証に成功すると、画像処理装置1は第1のログイン状態ST2から第2のログイン状態ST3へと移行する。そして操作パネル10の表示部11には、第2のログイン状態ST3において使用可能となった機能に対する各種設定操作を行うことができる画面が表示されるが、記憶装置40に設定情報43が記憶されていれば、その設定情報43に基づく設定状態が反映された画面が表示されるようになる。
次に図11は、ユーザログアウト処理(ステップS3)の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。この処理を開始すると、認証処理部23は、ユーザによるユーザログアウト操作があったか否かを判断する(ステップS40)。尚、ユーザログアウト操作とは、図5又は図6に示したユーザログアウトキー12cが操作されることである。ここで、ユーザログアウト操作が行われていない場合、この処理は終了する。またユーザログアウト操作が行われている場合(ステップS40でYES)、認証処理部23は、画像処理装置1の現在の状態を確認し(ステップS41)、第2のログイン状態ST3であるか否かを判断する(ステップS42)。そして第2のログイン状態ST3である場合には、その時点で使用可能となっている機能に対する設定状態を全て初期化する(ステップS43)。これにより、コピー機能やスキャナ機能などの使用可能な機能に関し、ユーザが操作パネル10に対して行った設定操作が全てクリアされる。尚、第2のログイン状態ST3でない場合にはステップS43はスキップする。
次に認証処理部23は、画像処理装置1の現在の状態が第1のログイン状態ST2であるか否かを判断する(ステップS44)。そして第1のログイン状態ST2である場合には、記憶装置40に設定情報43が記憶されているか否かを判断し(ステップS45)、記憶されている場合には、記憶装置40に記憶されている設定情報43を消去する(ステップS46)。尚、第1のログイン状態ST2でない場合、或いは、設定情報43が記憶されていない場合には、ステップS46をスキップする。
そしてステップS47に進み、認証処理部23は、画像処理装置1を第1のログイン状態ST2又は第2のログイン状態ST3からログアウト状態ST1へ移行させる。以上のような処理により、画像処理装置1が第2のログイン状態ST3のときに、ユーザがユーザログアウト操作を行うと、使用可能となっている機能に対してユーザが設定した設定内容が全てクリアされた状態でログアウト状態ST1に戻る。また画像処理装置1が第1のログイン状態ST2のときに、ユーザがユーザログアウト操作を行うと、第1のログイン状態ST2からログアウト状態ST1に戻るが、このとき記憶装置40に設定情報43が記憶されていれば、その設定情報43が記憶装置40から消去されることになる。
次に図12は、部門ログアウト処理(ステップS4)の詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。この処理を開始すると、認証処理部23は、ユーザによる部門ログアウト操作があったか否かを判断する(ステップS50)。尚、部門ログアウト操作とは、図6に示した部門ログアウトキー12dが操作されることである。ここで、部門ログアウト操作が行われていない場合、この処理は終了する。また部門ログアウト操作が行われている場合(ステップS50でYES)、認証処理部23は、画像処理装置1の現在の状態を確認し(ステップS51)、第2のログイン状態ST3であるか否かを判断する(ステップS52)。ここで第2のログイン状態ST3でない場合はこの処理を終了する。また、第2のログイン状態ST3である場合(ステップS52でYES)、認証処理部23は、画像処理装置1において使用可能な各種機能に対する現在の設定状態に基づいて設定情報43を生成し(ステップS53)、その設定情報43を記憶装置40に一時的に記憶する(ステップS54)。これにより、ユーザが第2のログイン状態ST3において操作パネル10を操作することにより各種機能に対して設定した内容は設定情報43として記憶装置40に保存されることになる。そして、認証処理部23は、各種機能に設定されている設定状態を全て初期化する(ステップS55)。これにより、コピー機能やスキャナ機能などの使用可能な機能に関し、ユーザが操作パネル10に対して行った設定操作が全てクリアされる。
そしてステップS56に進み、認証処理部23は、画像処理装置1を第2のログイン状態ST3から第1のログイン状態ST2へ移行させる。以上のような処理により、画像処理装置1が第2のログイン状態ST3のときに、ユーザが部門ログアウト操作を行うと、使用可能となっている機能に対してユーザが設定した設定内容に基づいて設定情報43が生成され、その設定情報43が記憶装置40に一時的に記憶される。そしてユーザが操作パネル10に対して行った設定操作そのものはクリアされた状態となって第1のログイン状態ST2へと移行する。
そのため、例えば複数の部門に跨って所属するユーザが、別の部門で再び部門認証を行い、第1のログイン状態ST2から第2のログイン状態ST3へと移行した場合には、図10に示したステップS26〜S29の処理が行われるので、記憶装置40の一時的に記憶されていた設定情報43が読み出され、画像処理装置1において使用可能となった機能に反映される。その結果、ユーザは、前回の設定操作と同じ操作を繰り返し行う必要がなく、画像処理装置1の操作性が改善されるようになる。
以上のように本実施形態の画像処理装置1は、カード情報読取装置9より入力される認証用のカード情報に基づいて予め登録された複数のユーザの中からユーザ個人を特定するためのユーザ認証を行う。また操作パネル10より入力される認証用の部門IDおよびパスワードに基づいてユーザの所属する部門を特定するための部門認証を行う。つまり、画像処理装置1は、ユーザ認証と部門認証との2段階の認証を行うように構成されている。そのため、いずれか一方のみの1段階の認証を行う場合と比較すると、例えばICカードを紛失した場合や、IDやパスワードなどを書き留めたメモを紛失した場合などを想定しても画像処理装置1が不正に使用される可能性は低く、高いセキュリティ性能が確保されるようになっている。
そしてユーザ認証においてユーザ個人が特定されておらず、且つ、部門認証においてユーザの所属する部門が特定されていない状態をログアウト状態とし、そのログアウト状態から、ユーザ認証においてユーザ個人が特定された場合に第1のログイン状態へと移行させ、その第1のログイン状態から更に、部門認証においてユーザの所属する部門が特定された状態となった場合に、予め登録された機能を使用可能な第2のログイン状態へと移行させるようになっている。また、第2のログイン状態からはログアウト状態へと移行させることができるだけでなく、第2のログイン状態から第1のログイン状態へと移行させることもできるようになっている。そのため、例えば複数の部門に跨って所属しているユーザが、一の部門のユーザとして画像処理装置にログインして当該一の部門に関するジョブを実行した後、引き続き、別の部門のユーザとして同様のジョブを実行する際には、第2のログイン状態から一旦、第1のログイン状態へと移行させ、その状態で別の部門のユーザとして部門認証を行えば、再び第2のログイン状態に移行するので、再ログインの場合は1回の認証操作で画像処理装置1が使用できるようになる。
そして、本実施形態の画像処理装置1は、第2のログイン状態から第1のログイン状態へ移行させる際に、第2のログイン状態において使用可能となった機能に対する設定状態を記憶装置40に対して一時的に記憶しておくので、複数の部門に跨って所属するユーザが、それぞれ異なる部門のユーザとして画像処理装置1に連続的にログインし、前回と同様のジョブを実行させる場合でも前回と同様の設定操作を繰り返し行う必要がなくなるので、画像処理装置1の操作性が著しく改善されるようになる。
(変形例)
以上、本発明に関する一実施形態を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。すなわち、本発明には、上述した実施形態以外にも種々の変形例が適用可能である。
例えば、上述した実施形態では、ユーザ個人を特定するためのユーザ認証を、ICカード9aからカード情報を読み取って行うカード認証による場合を例示したが、ユーザ認証はカード認証に限られず、例えば、操作パネルを介して入力するIDやパスワードなどを認証するものであっても良いし、またユーザの指紋や静脈などを読み取って認証を行う生体認証であっても良い。同様に、上述した実施形態では、ユーザの所属する部門を特定するための部門認証を、操作パネルを介して入力する部門IDおよびパスワードを認証することによって行う場合を例示したが、部門認証についてもこれに限定されるものではなく、カード認証を採用しても良い。但し、ユーザ認証と部門認証とで、それぞれ異なる認証方法を採用することが好ましい。
また上述した実施形態では、主として部門毎に使用可能な機能が予め設定されている場合を例示したが、これに加えて、ユーザ毎に使用可能な機能が予め設定されていても良い。例えば、スキャン送信機能やファックス送信機能などにおける送信宛先などは、ユーザ自身が登録する場合もあり、その場合には画像処理装置1が第2のログイン状態ST3となったときに、そのユーザ自身が予め登録しておいた送信宛先を選択することができるようにすることもできる。またユーザ認証によって特定したユーザがスーパーユーザである場合には、どの部門で第2のログイン状態にログインした場合でも、画像処理装置1の全ての機能を使用することができるようにすることもできる。
また上述した実施形態では、主としてファックス送信機能についての設定情報43を記憶装置40に記憶しておく場合を例示したが、記憶装置40に記憶する設定情報43はどのような情報であっても構わない。例えば画像処理装置1がネットワークを介してコンピュータなどにアクセスし、特定のフォルダなどに保存されているデータを取得するような場合もある。このような場合、画像処理装置1が第2のログイン状態ST3となったときに、ユーザが自身専用のフォルダからデータを取得するため、フォルダに設定されたパスワードなどを入力した際には、そのパスワードを設定情報43として記憶装置40に記憶するようにしても良い。そうすることにより、同一ユーザが別の部門のユーザとして再度第2のログイン状態ST3にログインしたときでも、自身専用のフォルダにアクセスするために再度パスワードの入力操作を行う必要がなくなるので、操作性が向上する。
また上述した実施形態では、一例として、ユーザ認証においてユーザ個人を特定することができた場合にログアウト状態から第1のログイン状態へと移行し、その後、部門認証においてユーザの所属する部門を特定することができた場合に第1のログイン状態から第2のログイン状態へと移行する場合を例示した。しかし、ユーザ認証と部門認証とを行う順序は必ずしもこれに限られない。例えば部門認証を先に行ってログアウト状態から第1のログイン状態へと移行させた後、ユーザ認証を行って認証に成功すれば第1のログイン状態から第2のログイン状態へと移行するように構成しても良い。
また上述した実施形態では、画像処理装置1の一例として、コピー機能、スキャナ機能、プリンタ機能、ファックス機能などの複数の機能を備えた装置を例示したが、必ずしも複数の機能を備えたものである必要はなく、上記機能のうちの少なくとも1つの機能を備えた装置であっても構わない。
1 画像処理装置
9 カード情報読取装置(第1の認証情報入力手段)
10 操作パネル(第2の認証情報入力手段)
20 制御部
23 認証処理部
31 個人認証処理部(第1の認証処理手段)
32 部門認証処理部(第2の認証処理手段)
33 ログイン状態制御部(ログイン状態制御手段)
40 記憶装置(記憶手段)

Claims (6)

  1. ユーザ認証を行い、その認証結果に応じてジョブの実行を許可する画像処理装置であって、
    ユーザ認証を行うための認証用情報を入力する認証情報入力手段と、
    前記認証情報入力手段より入力される認証用情報に基づいて予め登録された複数のユーザの中からユーザ個人を特定する第1の認証処理手段と、
    前記認証情報入力手段より入力される認証用情報に基づいてユーザの所属する部門を特定する第2の認証処理手段と、
    前記第1の認証処理手段においてユーザ個人が特定されておらず、且つ、前記第2の認証処理手段においてユーザの所属する部門が特定されていない状態をログアウト状態とし、該ログアウト状態から、前記第1および第2の認証処理手段のいずれか一方においてユーザ個人又はユーザの所属する部門が特定された場合に第1のログイン状態へと移行させ、該第1のログイン状態から更に、前記第1の認証処理手段においてユーザ個人が特定され、且つ、前記第2の認証処理手段においてユーザの所属する部門が特定された状態となった場合に、予め登録された機能を使用可能な第2のログイン状態へと移行させるログイン状態制御手段と、
    を備え、
    前記ログイン状態制御手段は、前記第2のログイン状態から、前記第1のログイン状態へ移行させる場合、前記第2のログイン状態において使用可能となった機能に対する設定状態を所定の記憶手段に対して一時的に記憶しておくことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記ログイン状態制御手段は、前記第2のログイン状態から前記第1のログイン状態へと移行させた後、前記ログアウト状態とすることなく、再び前記第2のログイン状態へと移行させる場合、前記記憶手段に記憶した設定状態を読み出し、該設定状態を反映することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記ログイン状態制御手段は、前記第2のログイン状態から前記第1のログイン状態へと移行させた後、前記ログアウト状態へと移行させる場合、前記記憶手段に記憶した設定状態を消去することを特徴とする請求項1又は2記載の画像処理装置。
  4. 前記ログイン状態制御手段は、前記第2のログイン状態から前記ログアウト状態へ移行させる場合、前記第2のログイン状態において使用可能となった機能に対する設定状態を前記記憶手段に記憶させることなく前記ログアウト状態へ移行させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 前記認証情報入力手段は、個人認証用情報を入力する第1の認証情報入力手段と、部門認証用情報を入力する第2の認証情報入力手段とをさらに備え、
    前記第1の認証処理手段は、前記第1の認証情報入力手段から入力する個人認証用情報に基づいてユーザ個人を特定し、
    前記第2の認証処理手段は、前記第2の認証情報入力手段から入力する部門認証用情報に基づいてユーザの所属する部門を特定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. ユーザ認証の結果に応じたログイン状態に移行させてジョブの実行を許可するログイン状態制御方法であって、
    ユーザ個人を認証するための個人認証用情報を入力するステップと、
    前記個人認証用情報に基づいて予め登録された複数のユーザの中からユーザ個人を特定し、ログアウト状態から第1のログイン状態へと移行させるステップと、
    特定したユーザの所属する部門を認証するための部門認証用情報を入力するステップと、
    特定ユーザの所属する部門を、前記部門認証用情報に基づいて特定し、前記第1のログイン状態から第2のログイン状態へと移行させて予め登録された機能を使用可能にするステップと、
    ユーザの操作に基づいて前記第2のログイン状態から前記第1のログイン状態に移行させるステップと、
    を有し、
    前記第2のログイン状態から前記第1のログイン状態へ移行させる際、前記第2のログイン状態において使用可能となった機能に対する設定状態を所定の記憶手段に一時的に記憶しておくことを特徴とするログイン状態制御方法。
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