JP2011027900A - 光ファイバモジュール、光ファイバモジュールの製造方法 - Google Patents

光ファイバモジュール、光ファイバモジュールの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の目的は、斜めに切断された光ファイバを調芯して光学部品に融着接続するときに、融着接続前と融着接続後の出力光の観測値の変化を小さくする技術を提供することである。
【解決手段】本発明の光ファイバモジュールは、光ファイバ、ガラスロッド、光学部品を備える。光ファイバは、法線方向が、光軸とあらかじめ定められた角度だけ異なる端面を有する。ガラスロッドは、光ファイバに融着された第1端面と、光軸と法線方向が一致する第2端面とを有する。光学部品は、ガラスロッドの第2端面に融着されたガラス端面を有する。そして、ガラスロッドと光学部品のガラス端面との屈折率の差があらかじめ定められた範囲である。
【選択図】図6

Description

本発明は、光を入出力するために光ファイバを融着接続した光ファイバモジュールおよび、その光ファイバモジュールの製造方法に関する。
モジュールへの光の入出力方法として、光ファイバをそのモジュールに融着し、光ファイバを介して光を入出力する方法がある。本明細書では、このように光ファイバを介して光を入力または出力するモジュールを、光ファイバモジュールと呼ぶ。光ファイバモジュールには、レンズに光ファイバを融着接続した光ファイバコリメータや、2つの光ファイバコリメータと光学フィルタを組み合わせた光機能モジュールなどがある。
光ファイバモジュールの具体例としては、特許文献1に記載された発明がある。図1は、特許文献1に記載された光ファイバモジュールを示している。光ファイバモジュール900は、光学部品(ガラス製のレンズ)910と光ファイバ920とで構成されている。光ファイバは、斜めに切断された端面(法線方向が光ファイバの光軸とは異なる端面)921を有している。また、光学部品910は光ファイバ920を融着接続するためのガラス端面911を有している。このように、端面921を斜めに切断すれば、光ファイバ920と光学部品910との境界で生じた反射光を、光ファイバモジュールの外部に放射でき、光ファイバ920内を逆方向に伝搬することを防ぐことができる。
一般的に光学部品910に適した材質(レンズなどの場合には屈折率が高いことが求められる)と光ファイバに適した材質(最も普及したシングルモード光ファイバの材質は石英)が異なるため、境界面では屈折率の違いによるフレネル反射が生じる。したがって、光ファイバ920の端面921は、斜めに切断される。図2は、光学部品910の材質をBK−7(屈折率1.516)、光ファイバ920の材質を石英(屈折率1.45)とした場合の、切断角度(端面の法線方向と光ファイバの光軸のなす角)と反射減衰量の関係を示す図である。-45dBの反射減衰量が必要な場合には、切断角度は約5度になる。また、-60dBの反射減衰量が必要な場合には、切断角度は約7.5度になる。
図3は、光ファイバモジュールの別の例として、光機能モジュールの例を示している。光機能モジュール800は、2つの光ファイバコリメータ901、902、光学フィルタなどの光機能デバイス830、光学ベース(支持体)840で構成されている。2つの光ファイバコリメータ901、902と光学フィルタなどの光機能デバイス830は、光学ベース840の上に固定されている。一方の光ファイバコリメータ902に入射された入力光は、光ファイバコリメータ902で平行光にされた上で、光機能デバイス830を透過し、他方の光ファイバコリメータ901を介して出力される。このような光ファイバモジュールでは、光ファイバを光学部品に融着接続する前に、出力光を監視しながら光ファイバの調芯を行うのが一般的である。
図4に、従来の光学部品910と光ファイバ920との融着方法を示す。光ファイバ920の位置をまず調節(調芯)し、光学部品910のガラス端面911近傍に、または接触するように配置する。調芯後の様子を図4(A)に示す。その後、光学部品910のガラス端面911と光ファイバ920の端面921とを融着接続する。この融着接続では、ガラス端面911が加熱により融着し、光ファイバ920と接合する。融着接続後の様子を図4(B)に示す。
特開2007−41512号公報
従来の融着の方法であるガラス端面911の膨張を利用する方法は、出力光を観測しながら光ファイバ920の位置を決め、融着を行っている。この膨張を利用する方法では、融着前に出力光を観測しながら光ファイバ920を調芯したときの出力光の観測値と、融着後の出力光の観測値が異なり、光ファイバと光学部品の結合損失が大きいなど、精度の高い調芯ができないという問題が生じていた。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、斜めに切断された光ファイバを調芯しながら(または調芯した上で)光学部品に融着接続するときに、融着接続前(調芯後)と融着接続後の出力光の観測値の変化を小さくする、ひいては結合損失を低減できる技術を提供することを目的とする。
本発明の光ファイバモジュールは、少なくとも光ファイバ、ガラスロッド、光学部品を備える。光ファイバは、法線方向が、光軸とあらかじめ定められた角度だけ異なる端面を有する。なお、光軸とは、光ファイバを伝わる光の方向(一般的には光ファイバの中心線)である。あらかじめ定められた角度は、光ファイバとガラスロッドの屈折率と、光ファイバモジュールに求められる反射減衰量の要求条件から適宜設計した角度である。ガラスロッドは、光ファイバに融着された第1端面と、光軸と法線方向が一致する第2端面とを有する。光学部品は、ガラスロッドの第2端面に融着されたガラス端面を有する。光学部品とは、レンズのような全体がガラスの部品でもよいし、一部に金属や誘電体多層膜を蒸着した部品でもよく、少なくともガラスロッドの第2端面と融着できるガラス端面を有していればよい。そして、ガラスロッドと光学部品のガラス端面との屈折率の差があらかじめ定められた範囲である。あらかじめ定められた範囲とは、ガラスロッドと光学部品のガラス端面との境界で生じるフレネル反射と、光ファイバモジュールに求められる反射減衰量の要求条件から適宜設計した屈折率の差の範囲である。なお、最も好ましいのは、ガラスロッドと光学部品のガラス端面とに同じ材質を用いる(同じ屈折率にする)ことである。
本発明の光ファイバモジュールの製造方法は、第1切断工程、第1融着工程、第2切断工程、調芯工程、第2融着工程を有する。この製造方法の第1切断工程では、光ファイバおよびガラスロッドを、それぞれの端面の法線があらかじめ定めた角度だけ光軸と異なるように切断することで、光ファイバの端面とガラスロッドの第1端面とを形成する。第1融着工程では、光ファイバの端面とガラスロッドの第1端面とが一致するように、光ファイバとガラスロッドとを融着する。第2切断工程では、ガラスロッドを切断することで、ガラスロッドの第2端面を形成する。調芯工程では、ガラスロッドの第2端面の位置を決める。第2融着工程では、ガラスロッドの第2端面を光学部品のガラス端面に融着する。
本発明の別の光ファイバモジュールの製造方法は、第1切断工程、第1融着工程、調芯工程、第2融着工程を有する。この製造方法では、第1端面と第2端面とを有するガラスロッドを用意しておく。そして、第1切断工程では、光ファイバを、端面の法線があらかじめ定めた角度だけ光軸と異なるように切断することで、光ファイバの端面を形成する。第1融着工程では、光ファイバの端面とガラスロッドの第1端面とが一致するように、光ファイバとガラスロッドとを融着する。調芯工程では、ガラスロッドの第2端面の位置を決める。第2融着工程では、ガラスロッドの第2端面を光学部品のガラス端面に融着する。
本発明の光ファイバモジュールによれば、斜めに切断された光ファイバと光学部品との間に、光学部品と屈折率が近い材質のガラスロッドを有する。そして、ガラスロッドの第2端面は、法線方向が光軸と一致する(光学部品のガラス端面の法線方向とも一致する)。したがって、ガラスロッドを融着した光ファイバを調芯しながら(または調芯した上で)、ガラスロッドの第2端面を光学部品に融着接続したとしても、融着接続前と融着接続後の出力光の方向はほとんど変化しない。つまり、融着接続前(調芯後)と融着接続後の出力光の観測値の変化を小さくできる。
従来の光ファイバモジュールの構造を示す図。 光学部品910の材質をBK−7(屈折率1.516)、光ファイバ920の材質を石英(屈折率1.45)とした場合の、切断角度(端面の法線方向と光ファイバの光軸のなす角)と反射減衰量の関係を示す図。 別の光ファイバモジュールの構造を示す図。 従来の光学部品910と光ファイバ920との融着方法を示す図。 従来の光学部品910と光ファイバ920との融着方法の問題点を説明するための図。 実施例1の光ファイバモジュールの構成例を示す図。 実施例1の光ファイバモジュールの製造方法のフローの例を示す図。 製造方法の工程での光ファイバモジュール100の様子を示す図。 調芯工程(S40)が終了した状態と、第2融着工程(S50)が終了した状態を示す図。 実施例1の別の光ファイバモジュールの構成例を示す図。 実施例2の光ファイバモジュールに対応する従来の光ファイバモジュールの構成を示す。 実施例2の光ファイバモジュールに求められる光透過率の波長特性を示す図。 実施例2の光ファイバモジュールに求められる光反射率の波長特性を示す図。 実施例2の光ファイバモジュールを組み立てる時の手順の例を示す図。 光ファイバを垂直に切断した場合の調芯する際と融着接続後の光の伝搬方向の様子を示す図。 斜めに切断した光ファイバを直接光学部品に融着接続する場合の、調芯する際と融着接続後の光の伝搬方向の違いを説明する図。 実施例2の光ファイバモジュールの構成例を示す図。 光ファイバモジュール300の光機能デバイス340が波長λの光は透過し、波長λの光は反射する特性を有している場合の光の伝搬の様子を示す図。 実施例2の光ファイバモジュールの場合の、調芯する際と融着する際の光の伝搬方向の違いを説明する図。 斜め切断した光ファイバを直接光学部品に融着接続する場合の光伝搬経路を詳細に示す図。 ガラスロッドを用いる場合(実施例2の場合)の光伝搬経路を詳細に示す図。 モードフィールド径が10.5μmの光ファイバの場合の位置ずれと結合損失との関係を示す図。
以下に具体的な光ファイバモジュールを用いて、融着前に出力光を観測しながら光ファイバを調芯したときの出力光の観測値と、融着後の出力光の観測値が異なるという問題の原因を分析した上で、本発明について説明する。
[分析]
膨張を利用する方法を用いても、融着前に出力光を観測しながら光ファイバ920を調芯したときの出力光の観測値と、融着後の出力光の観測値が異なるという問題の原因を分析する。原因としては、次の2つが考えられる。1つ目は、位置ずれの問題が完全に解決されたわけではないことである。2つ目は、光の進む方向が変わることである。
まず、1つ目の問題点を説明する。最も一般的な光ファイバの直径は125μmである。切断角度が5度のとき、光学部品910とガラス端面911と光ファイバ920の端面921との最も広い隙間は、10.9μm(125μm×sin5°)程度となる。また、切断角度が7.5度のときは、16.5μm程度となる。一方、レンズ硝材の熱膨張係数は10ppm/℃程度である。例えば、BK−7の場合、8.5ppm/℃である。仮に、ガラス端面911の溶融深さを500μmとすると、10.9μmの膨張を得るには2180℃まで、16.5μmの膨張を得るには3300℃まで温度を上昇させなければならない。この温度は、レンズ硝材の屈伏点(一般的には500℃〜700℃、BK−7は630℃)をはるかに越えている。したがって、レンズ硝材の劣化を引き起こす可能性がある。また、加熱により膨張したガラスの厚みは光ファイバ920の端面921との隙間に依存するため、固化するときの収縮量が不均一となり、光ファイバの位置ずれの要因となり得る。
図5は、2つ目の問題点を説明するための図である。図5(A)は融着接続前の光の進む方向を示しており、図5(B)は融着接続後の光の進む方向を示している。光ファイバ920のコアの屈折率をn、光学部品910の屈折率をn、空気の屈折率をnとする。通常は、n<n<nである。また、nとnの差は、nとnの差よりもかなり小さい。例えば、n=1、n=1.45(石英)、n=1.516(BK-7)である。
融着接続前(図5(A))の光の進む方向をスネルの法則を用いて表すと、
・sinθ=n・sin(θ+θ
・sinθ=n・sinθ
となる。ただし、θは光学部品910のガラス端面911への光の入射角、θは光ファイバ920の端面921への光の入射角(切断角度)、θは光学部品910内部の光の方向と光ファイバ920内の光の方向(光軸)とのなす角である。光ファイバ920内を図5(A)中の左側から進んできた光は、n<nなので、光ファイバ920の端面921で、図中の下方に曲げられる。また、n<nなので、光学部品910のガラス端面911で、図中の上方に曲げられる。しかし、光学部品910内の光の方向は、光ファイバ920内の光の方向(光軸)よりは、図中の下方である。
融着接続後(図5(B))の光の進む方向をスネルの法則を用いて表すと、
・sinθ=n・sinθ
となる。そして、n<nなので、θ>θである。また、光学部品910内部の光の方向と光ファイバ920内の光の方向(光軸)とのなす角θは、θ−θである。したがって、光学部品910内の光の方向は、光ファイバ920内の光の方向(光軸)よりは、図中の上方である。このように、融着接続前と融着接続後では光の進む方向が異なる。したがって、融着接続前に出力光を観測しながら光ファイバ920を調芯しても、融着接続によって光の向きが変わってしまい、出力光の観測値が変化してしまう(結合損失が大きくなってしまう)。
つまり、端面が斜めに切断された光ファイバ920と光学部品910のガラス端面911でできた隙間を光学部品910の膨張で埋める方法では融着接続部分に不均一な力が加わり、光ファイバの位置が変化する恐れがあることや、融着接続の前後で光の方向が変化することが原因で光の結合損失が増加すると考えられる。
[具体例]
図6に本発明の光ファイバモジュールの構成例を示す。光ファイバモジュール100は、少なくとも光ファイバ920、ガラスロッド150、光学部品910を備える。光ファイバ920は、法線方向が、光軸とあらかじめ定められた角度だけ異なる端面921を有する。なお、光軸とは、光ファイバ920を伝わる光の方向(一般的には光ファイバ920の中心線)である。あらかじめ定められた角度は、光ファイバ920とガラスロッド150の屈折率と、光ファイバモジュール100に求められる反射減衰量の要求条件から適宜設計した角度である。ガラスロッド150は、光ファイバ920に融着された第1端面151と、光軸と法線方向が一致する第2端面152とを有する。光学部品910は、ガラスロッド150の第2端面152に融着されたガラス端面911を有する。光学部品910とは、レンズのような全体がガラスの部品でもよいし、一部に金属や誘電体多層膜を蒸着した部品(例えば、ビームスプリッタやフィルタ)でもよく、少なくともガラスロッド150の第2端面152と融着できるガラス端面911を有していればよい。そして、ガラスロッド150と光学部品910のガラス端面911との屈折率の差があらかじめ定められた範囲である。あらかじめ定められた範囲とは、ガラスロッド150と光学部品910のガラス端面911との境界で生じるフレネル反射と、光ファイバモジュール100に求められる反射減衰量の要求条件から適宜設計した屈折率の差の範囲である。ガラスロッド150の第2端面152の法線方向と光学部品910のガラス端面911の法線方向とは、光軸と一致するため、フレネル反射によって生じた反射光は光ファイバモジュール100の反射減衰量の要求条件に大きく影響する。したがって、最も好ましいのは、ガラスロッド150と光学部品910のガラス端面911とに同じ材質を用いることである。
図7に光ファイバモジュールの製造方法のフロー例を、図8に製造方法の工程での光ファイバモジュール100の様子を示す。光ファイバモジュール100の製造方法は、第1切断工程(S10)、第1融着工程(S20)、第2切断工程(S30)、調芯工程(S40)、第2融着工程(S50)を有する。第1切断工程(S10)では、光ファイバ920およびガラスロッド150を、それぞれの端面の法線があらかじめ定めた角度だけ光軸と異なるように切断することで、光ファイバ920の端面921とガラスロッド150の第1端面151とを形成する(図8(A))。第1融着工程(S20)では、光ファイバ920の端面921とガラスロッド150の第1端面151とが一致するように、光ファイバ920とガラスロッド150とを融着する(図8(B))。第2切断工程(S30)では、ガラスロッド150を切断することで、ガラスロッド150の第2端面152を形成する(図8(C))。調芯工程(S40)では、ガラスロッドの第2端面の位置を決める。第2融着工程(S50)では、ガラスロッドの第2端面を光学部品のガラス端面に融着する(図8(D))。
図9は、調芯工程(S40)が終了した状態(図9(A))と、第2融着工程(S50)が終了した状態(図9(B))を示す図である。調芯工程(S40)が終了した状態では、ガラスロッド150の第2端面152と光学部品910のガラス端面911とが平行な状態(第2端面152の法線方向とガラス端面911の法線方向が一致する状態)であることが分かる。したがって、第2融着工程(S50)でのガラス端面911の膨張は、融着接続部分全体で均一となる。したがって、融着接続部分に不均一な力が加わることを防ぐことができる。
次に融着接続前(図9(A))の光の進む方向をスネルの法則を用いて表すと、
・sinθ=n・sinθ
θ=θ−θ
である。また、融着接続後(図9(B))の光の進む方向をスネルの法則を用いて表しても、
・sinθ=n・sinθ
θ=θ−θ
である。したがって、
θ=θ
となる。つまり、融着接続前と融着接続後の光が進む方向は一致する。
このように、本発明の光ファイバモジュールとその製造方法によれば、ガラスロッドを融着した光ファイバを調芯しながら(または調芯した上で)、ガラスロッドの第2端面を光学部品に融着接続したとしても、融着接続前と融着接続後の出力光の方向は理論的には変化しない。つまり、融着接続前と融着接続後の出力光の観測値の変化を小さくでき、結合損失も小さくできる。
[変形例1]
実施例1の製造方法では、長いガラスロッドを用いたが、あらかじめ第1端面と第2端面とを有するガラスロッドを用意しておいてもよい。この場合は、第1切断工程(S10’)では、光ファイバを、端面の法線があらかじめ定めた角度だけ光軸と異なるように切断することで、光ファイバの端面を形成すればよい。また、第2切断工程は不要である。その他の工程は実施例1(図7)と同じである。この製造方法でも、実施例1と同じ効果が得られる。
[変形例2]
図10に、別の光ファイバモジュールの構成例を示す。光ファイバモジュール200は、光ファイバ920よりも太く、光学部品910よりは細いガラスロッド250を用いている。ガラスロッド250の太さに関係なく、光ファイバに融着された第1端面251と、光軸と法線方向が一致する第2端面252とを有すること、および、ガラスロッドと光学部品のガラス端面との屈折率の差があらかじめ定められた範囲であることを満たせば、実施例1と同じ効果が得られる。
[従来技術の分析]
実施例1では、融着前に出力光を観測しながら光ファイバ920を調芯したときの出力光の観測値と、融着後の出力光の観測値が異なるという問題の原因として、2つの原因を示した。ここでは、2つ目の原因(光の進む方向が変わること)の別の分析について説明する。
図11に、分析の対象とする光ファイバモジュールの構成を示す。光ファイバモジュール700は、光ファイバ920、920が融着接続された光学部品(本実施例の場合はレンズ)910と光ファイバ920が融着接続された光学部品(本実施例の場合はレンズ)910とが、光バンドパスフィルタ740を挟んで対向した構造である。光バンドパスフィルタ740は波長λの光は透過し、波長λの光は反射する特性を有している。光ファイバ920から波長λと波長λの両方またはどちらか一方の光が入射された場合、波長λの光は光ファイバ920側に出力され、波長λの光は光ファイバ920側に出力される。図12は、光ファイバモジュール700の光バンドパスフィルタ740に求められる光ファイバ920から光ファイバ920への光透過率の波長特性を示す図である。図13は、光ファイバモジュール700の光バンドパスフィルタ740に求められる光ファイバ920から光ファイバ920への光反射率の波長特性を示す図である。
光学部品の材料として光ファイバの屈折率に近いものを選定した場合で考えると、例えば、光ファイバ920、920、920の屈折率を1.45(石英の屈折率)、光学部品910、910の屈折率を1.475(石英に比較的屈折率の近いガラスの屈折率)とすることができる。このように光学部品の材料を選定しても、光ファイバの端面を斜めに切断しなければ(垂直に切断すると)、理論的に約−42dBの反射減衰量となる。4度斜めに切断すれば反射減衰量の理論値を約−51.6dBに、8度斜めに切断すれば反射減衰量の理論値を約−80dBにできる。光通信用の部品に求められる条件を−45dBとすれば、4度以上の角度にすればよい。
光ファイバモジュール700を組み立てる時の手順の例を図14に示す。まず、波長λの光を光ファイバ920から入射し、光ファイバ920からの出力を観察しながら、光ファイバ920と光ファイバ920の調芯を行う(S710)。なお、通常は光ファイバ920と光ファイバ920とは一体化された状態(間隔を一定に保った状態)で動かされる。なぜならば、光ファイバ920と光ファイバ920を別々に動かすと、調芯固定装置の駆動ステージの必要数が増加し、装置の構成が複雑化すること、および調芯時間も増加することから製造コスト増となるためである。光ファイバ920と光ファイバ920の位置が決まったら(調芯が終了したら)、光ファイバ920と光ファイバ920とを光学部品910に融着接続する(S720)。その後、波長λの光を光ファイバ920から入射し、光ファイバ920からの出力を観察しながら、光ファイバ920の調芯を行う(S730)。光ファイバ920の位置が決まったら(調芯が終了したら)、光ファイバ920を光学部品910に融着接続する(S740)。
本分析では、工程S710での問題点を説明する。斜めに切断することにより光の進む方向が変わる問題についてより分かりやすく説明するために、まず光ファイバを光軸に対して垂直に切断(または研磨)した場合を説明する。そして、斜めに切断した場合について説明する。図15は、光ファイバを垂直に切断した場合の調芯する際と融着後の光の伝搬方向の様子を示す図である。図15(A)は調芯する際の様子を示す図であり、図15(B)は融着接続後の様子を示す図である。図11の光ファイバモジュール700とは、光ファイバ930と光ファイバ930が垂直に切断されている点が異なる。調芯を行う際には、光学部品910と接触しないように光ファイバ930、930を移動させるため、融着する際よりも光ファイバ930、930を光学部品910から少し(ΔL)離している。また、光ファイバ930と光ファイバ930とは間隔Wで把持されている。調芯が完了した状態では、光ファイバ930より出力された光は光学部品910によって光路を曲げられる。そして、光バンドパスフィルタ740で反射された光は、ふたたび光学部品910で曲げられ、光ファイバ930に垂直に入射する。この状態から、光学部品910および光ファイバ930、930を加熱しながら、光ファイバ930、930を光ファイバ930、930の光軸方向に動かして光ファイバ930と光ファイバ930とを光学部品910に融着接続する。光ファイバ930の端面が光軸に対して垂直なので、光ファイバ930から出力した光の出射方向は光軸と一致する。つまり、調芯終了時から融着接続終了時までの間に、光ファイバ930から出射される光の出射位置と方向に変化はない。また、光ファイバ930に入射される光の入射位置と方向も変化はない。したがって、この構成では調芯時に存在する空気層が融着によってなくなっても位置ずれ、角度ずれを原因とする損失は発生しない(光の進む方向が変わる問題は発生しない)。しかし、この構成では、光ファイバ930と光学部品910との融着界面におけるフレネル反射による戻り光の伝搬方向が、光ファイバ930の光軸と完全に一致するため、戻り光が光ファイバ930にほぼ100%結合し、リターンロスの絶対値が小さくなる。
この構成でリターンロスの絶対値を大きくするためには、光ファイバ930、930と光学部品910の屈折率を高精度で一致させる必要がある。そのためには、光ファイバと同じ材質(石英ガラス)で光学部品(例えばレンズ)を作る必要があるが、石英ガラスの軟化点が1000度を超える高温であるため、モールド金型の劣化や安定した高い温度の維持が困難なことなどから、モールドによる光学部品製造が困難である。また、屈折率が石英ガラスにほぼ等しく、かつ軟化点の低いガラス材料を用いると、屈折率が限定されるので光学部品設計の自由度がなくなってしまう。あるいは、材料が限定されるのでコスト設計の自由度がなくなってしまう。
このようなリターンロスの問題を解決するために、端面が斜めに切断(または研磨)された光ファイバを光学部品に接続する方法(図11)があった。次に、光ファイバを光軸に対して斜めに切断した場合の、光の進む方向が変わる問題について説明する。図16は、斜めに切断した光ファイバを直接光学部品に融着接続する場合の調芯する際と融着する際の光の伝搬方向の違いを説明する図である。図16(A)は調芯する際の様子を示す図であり、図16(B)は融着接続後の様子を示す図である。この場合も、調芯を行う際には光ファイバ920、920を移動させるため、融着する際よりも光ファイバ920、920を光学部品910から少し(ΔL)離している。また、光ファイバ920と光ファイバ920とは間隔Wで把持されている。図16中の2点鎖線は、光軸と垂直に切断された光ファイバを間隔Wで把持した場合(つまり図15の場合)の光の伝搬経路を示している。図16(A)から分かるように、斜めに切断された光ファイバ920を用いると、光ファイバ920からの出射光が光ファイバ920の光軸(中心線)に対して角度を持つ。したがって、調芯されたとき(S710終了時)の位置は、垂直に切断された光ファイバを用いた場合の調芯後の位置に対してΔDだけずれることになる。
この状態からアーク放電により加熱しながら、光ファイバ920、920を光学部品910に押し込み、融着を完了させると(S720)、図16(B)の状態となる。この図では、光ファイバ920、920の中心が光学部品910の端面の位置と一致しているが、押し込み量は適宜決めればよく、押し込む量を多くしてもよいし、押し込む量を少なくしてもよい。例えば、押し込む量を多くすれば、融着した部分の強度を高めることができる。一方、押し込む量を少なくすれば、加熱時間を短くできるので、加熱による光学部品の特性の劣化の問題が生じにくくなる。図16(B)の実線で示す光の伝搬経路から分かるように、光学部品910への光の入力点は、隙間ΔLが無くなったことによりΔDだけ図の下方にずれる。また、光ファイバ920よりも高い屈折率を有する光学部品910に入射された光は、図中の下方に屈折して伝搬する。したがって、光ファイバ920の端面の中心と光学部品910からの光の出射位置とは、大きくずれることになる。例えば、光ファイバ920の端面が焦点距離の位置に配置されている場合には、光ファイバ920の端面の中心と光学部品910からの光の出射位置とは、2ΔDずれる。したがって、光ファイバ920からの出力光を観測しながら調芯したとしても、融着後の特性が変化してしまう。つまり、調芯後(融着接続前)と融着接続後の出力光の観測値の変化が大きくなってしまう。
[具体例]
図17に、実施例2の光ファイバモジュールの構成例を示す。光ファイバモジュール300は、光ファイバ920、920、920、ガラスロッド150、150、150、光学部品(本実施例の場合はレンズ)910、910、光機能デバイス(本実施例の場合は光バンドパスフィルタ)340を備える。光ファイバ920、920、920は、それぞれ、法線方向が光軸とあらかじめ定められた角度だけ異なる端面921、921、921を有する。ガラスロッド150、150、150は、それぞれ、光ファイバ920、920、920に融着された第1端面151、151、151と、光軸と法線方向が一致する第2端面152、152、152とを有する。光学部品910は、ガラスロッド150、150の第2端面152、152に融着されたガラス端面911を有する。光学部品910は、ガラスロッド150の第2端面152に融着されたガラス端面911を有する。光学部品910と光学部品910とは、光機能デバイス340を挟んで対向した位置に配置されている。また、ガラスロッド150、150、150とガラス端面911、911とは同じ材質または屈折率が近似する材質である。
図18は、光ファイバモジュール300の光機能デバイス340が波長λの光は透過し、波長λの光は反射する特性を有している場合の光の伝搬の様子を示す図である。光ファイバ920から波長λと波長λの両方またはどちらか一方の光が入射された場合、波長λの光は光ファイバ920側に出力され、波長λの光は光ファイバ920側に出力される。光機能デバイス340に求められる光ファイバ920から光ファイバ920への光透過率の波長特性は、図12と同じである。光機能デバイス340に求められる光ファイバ920から光ファイバ920への光反射率の波長特性は、図13と同じである。
図19は、光ファイバモジュール300の場合の、調芯する際と融着接続後の光の伝搬経路の違いを説明する図である。図19(A)は調芯する際の様子を示す図であり、図19(B)は融着接続後の様子を示す図である。従来と同じように調芯する際には、光ファイバ920と光ファイバ920とは間隔Wで把持されており、融着接続後よりもガラスロッド150、150を光学部品910から少し(ΔL)離れた状態にする。図19中の2点鎖線は、光軸と垂直に切断された光ファイバを間隔Wで把持した場合(つまり図15の場合)の光の伝搬経路を示している。図19(A)から分かるように、光ファイバ920よりも高い屈折率を有するガラスロッド150に入射された光は、図中の下方に屈折して伝搬する。ガラスロッド150からの出射光は光ファイバ920の光軸よりずれるため、調芯後の光の伝搬経路の位置は、垂直に切断された光ファイバを用いた場合の調芯後の位置に対してΔDだけずれることになる。
この状態からアーク放電により加熱しながら、ガラスロッド150、150を光学部品910と融着接続すると(S720)、図19(B)の状態となる。なお、この図では、ガラスロッド150、150の第2端面152、152は光学部品910の端面の位置と一致しているが、ガラスロッド150、150を光学部品910の内部に押し込んでもよい。図19(B)の実線で示す光の伝搬経路から分かるように、光学部品910への光の入力点は、隙間ΔLが無くなったことによりΔDだけ図の上方にずれる。また、ガラスロッド150から光学部品910に入射された光は、図中の下方に屈折して伝搬する。したがって、光ファイバ920の端面の中心と光学部品910からの光の出射位置とは、ずれることになる。例えば、ガラスロッド150の第2端面152が光学部品(レンズ)910の焦点距離の位置に配置されている場合には、光ファイバ920のコアと結合できるガラスロッド150の第2端面152への入射位置と、光学部品910からの光の出射位置とは、2ΔDずれる。
[効果の分析]
次に、ずれΔDとΔDを比較する。図20は、斜め切断した光ファイバを直接光学部品に融着接続する場合(図16の場合)の光伝搬経路を詳細に示す図である。空気の屈折率をn、光ファイバの屈折率をn、光学部品の屈折率をnとする。また、光ファイバと空気との界面での光ファイバを伝搬してきた光の入射角をθ11、光ファイバと空気との界面での屈折角をθ01、空気と光学部品との界面での屈折角をθ21とすると、
・sinθ11=n・sinθ01
・sin(θ01−θ11)=n・sinθ21
が成り立つ。ここで、θ11は光ファイバを切断した角度θ(光軸と垂直の場合を0度としたときの切断角度)と一致する。ずれΔDを、隙間ΔLを用いて求めると、
ΔD=ΔL・tan(θ01−θ
ただし、
Figure 2011027900

となる。
図21は、ガラスロッドを用いる場合(図19の場合)の光伝搬経路を詳細に示す図である。空気の屈折率をn、光ファイバの屈折率をn、光学部品の屈折率をn、ガラスロッドの屈折率をn2’とする。また、光ファイバとガラスロッドとの界面での光ファイバを伝搬してきた光の入射角をθ12、光ファイバとガラスロッドとの界面での屈折角をθ2’2、ガラスロッドと空気との界面での屈折角をθ02、空気と光学部品との界面での屈折角をθ22とすると、
・sinθ12=n2’・sinθ2’2
2’・sin(θ12−θ2’2)=n・sinθ02
・sinθ02=n2’・sinθ22
が成り立つ。ここで、θ12は光ファイバを切断した角度θ(光軸と垂直の場合を0度としたときの切断角度)と一致する。ずれΔDを、隙間ΔLを用いて求めると、
ΔD=ΔL・tanθ02
ただし、
Figure 2011027900

となる。
図22にモードフィールド径が10.5μmの光ファイバの場合の位置ずれと結合損失との関係を示す。具体例として、光ファイバの直径を125μm、屈折率を1.45、斜め切断の角度を8度とし、光ファイバの先端(最も光学部品に近い部分)と光学部品との隙間を1μm確保する場合を考えてみる。斜め切断した光ファイバを直接光学部品に融着接続する場合(図16の場合)、隙間ΔLは9.78μmとなる。この場合、θ01=11.64度、ΔD=0.62μm、2ΔD=1.25μmとなる。したがって、位置ずれにより−0.25dB程度の損失が発生する。一方、ガラスロッドを用いる場合(図19の場合)、隙間ΔLは1μmとなる。ガラスロッドの屈折率が1.516の場合には、θ2’2=7.65度、θ02=0.53度、ΔD=0.0093μm、2ΔD=0.0185μmとなり、位置ずれによる損失は−5.5×10−5dB程度となる。また、ガラスロッドの屈折率が1.475の場合には、θ2’2=7.86度、θ02=0.20度、ΔD=0.0035μm、2ΔD=0.0070μmとなり、位置ずれによる損失は−7.9×10−6dB程度となる。このように、ガラスロッドを用いる場合(図19)、調芯したときの出力光の観測値と、融着後の出力光の観測値の変化を小さくでき、結合損失を小さくできる。
なお、本発明の構成は、リターンロス対策としても有効である。8度程度の斜め切断(研磨)の光ファイバを屈折率1.516のBK−7ガラスに接続すると、接続界面からの反射光によるリターンロスは−64dBとなる。接続という工程そのものにより光ファイバと光学部品との間に介在した空気層がなくなってしまっても、それによって発生する光学部品の端面での光の入射位置のずれは非常に小さいので、損失の増加は少ない。つまり、第2実施例によれば、端面からの反射戻り光が非常に小さい(リターンロスの絶対値の大きい)低損失な3ポートモジュールを実現できる。
100、200、300、700、900 光ファイバモジュール
150、250 ガラスロッド
151、251 第1端面 152、252 第2端面
340 光機能デバイス 740 光バンドパスフィルタ
800 光機能モジュール 830 光機能デバイス
840 光学ベース 901、902 光ファイバコリメータ
910 光学部品 911 ガラス端面
920 光ファイバ 921 端面

Claims (6)

  1. 法線方向が光軸とあらかじめ定められた角度だけ異なる端面を有する光ファイバと、
    前記光ファイバに融着された第1端面と、前記光軸と法線方向が一致する第2端面とを有するガラスロッドと、
    前記ガラスロッドの前記第2端面に融着されたガラス端面を有する光学部品と
    を備え、
    前記ガラスロッドと前記ガラス端面との屈折率の差があらかじめ定められた範囲内である光ファイバモジュール。
  2. 法線方向が光軸とあらかじめ定められた角度だけ異なる端面を有する光ファイバと、
    前記光ファイバに融着された第1端面と、前記光軸と法線方向が一致する第2端面とを有するガラスロッドと、
    前記ガラスロッドの前記第2端面に融着されたガラス端面を有する光学部品と
    を備え、
    前記ガラスロッドと前記ガラス端面とが同じ材質である光ファイバモジュール。
  3. 法線方向が光軸とあらかじめ定められた角度だけ異なる端面を有する3本の光ファイバと、
    前記光ファイバごとに融着された第1端面と、前記光軸と法線方向が一致する第2端面とを有する3個のガラスロッドと、
    2つの前記ガラスロッドの前記第2端面に融着されたガラス端面を有する第1の光学部品と、
    他の1つの前記ガラスロッドの前記第2端面に融着されたガラス端面を有する第2の光学部品と、
    2つの前記光学部品の間に配置された光機能デバイスと
    を備え、
    前記ガラスロッドと前記ガラス端面との屈折率の差があらかじめ定められた範囲内である光ファイバモジュール。
  4. 法線方向が光軸とあらかじめ定められた角度だけ異なる端面を有する3本の光ファイバと、
    前記光ファイバごとに融着された第1端面と、前記光軸と法線方向が一致する第2端面とを有する3個のガラスロッドと、
    2つの前記ガラスロッドの前記第2端面に融着されたガラス端面を有する第1の光学部品と、
    他の1つの前記ガラスロッドの前記第2端面に融着されたガラス端面を有する第2の光学部品と、
    2つの前記光学部品の間に配置された光機能デバイスと
    を備え、
    前記ガラスロッドと前記ガラス端面とが同じ材質である光ファイバモジュール。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の光ファイバモジュールを製造するための光ファイバモジュールの製造方法であって、
    前記光ファイバおよび前記ガラスロッドを、それぞれの端面の法線が前記あらかじめ定めた角度だけ光軸と異なるように切断することで、前記光ファイバの端面と前記ガラスロッドの第1端面とを形成する第1切断工程と、
    前記光ファイバの端面と前記ガラスロッドの第1端面とが一致するように、前記光ファイバと前記ガラスロッドとを融着する第1融着工程と、
    前記ガラスロッドを切断することで、前記ガラスロッドの第2端面を形成する第2切断工程と、
    前記ガラスロッドの第2端面の位置を決める調芯工程と、
    前記ガラスロッドの第2端面を前記光学部品の前記ガラス端面に融着する第2融着工程
    を有する光ファイバモジュールの製造方法。
  6. 請求項1から4のいずれかに記載の光ファイバモジュールを製造するための光ファイバモジュールの製造方法であって、
    あらかじめ前記第1端面と前記第2端面とを有するガラスロッドを用意しておき、
    前記光ファイバを、端面の法線が前記あらかじめ定めた角度だけ光軸と異なるように切断することで、前記光ファイバの端面を形成する第1切断工程と、
    前記光ファイバの端面と前記ガラスロッドの第1端面とが一致するように、前記光ファイバと前記ガラスロッドとを融着する第1融着工程と、
    前記ガラスロッドの第2端面の位置を決める調芯工程と、
    前記ガラスロッドの第2端面を前記光学部品の前記ガラス端面に融着する第2融着工程
    を有する光ファイバモジュールの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108680992A (zh) * 2018-07-23 2018-10-19 江苏天元激光科技有限公司 一种聚焦耦合输出端结构

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