JP2011027476A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】誤エントリを防止できるテストモードエントリ回路を備えた半導体装置を提供する。
【解決手段】テストモードエントリ回路100は、nビットシフトレジスタ101、制御回路102及びテストモード信号発生回路103を備える。端子TCODEENTには、nビットのテストコードがシリアル入力され、nビットシフトレジスタ101は、端子TCLKに入力される周期パルスに同期してシフト動作し、テストコードを取り込む。制御回路102は、mビットカウンタ11が、カウントするカウント値がnに至ると、制御信号CNTTを出力し、シフト動作を停止させ、制御信号COMPを出力し、テストモード信号発生回路103から、テストモード信号TM0〜TMn−1を出力させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、テストモードエントリ回路を備えた半導体装置に関する。
DRAM(Dynamic Random Access Memory)等に代表される半導体装置において、トランジスタ等の素子の集積度の向上は、上昇の一途を辿り、これに伴って、半導体装置に搭載される回路自体も複雑化してきている。その結果、例えば、製品開発にあたって搭載される回路の正当性(良/不良)を評価する時間も増大してきている。また、半導体装置のP/W(ウエハープロービングテスト)工程、選別工程等のテスト工程におけるテスト時間も増加するので、製品の低価格化を実現するため、半導体装置のテスト効率を向上させ、テストコストを低減することが必要となる。
そのため、近年において、予め製品設計段階において、テストの対象となる回路や、特殊な動作を行わせたい回路等(以下、被テスト回路)が異なる複数の特性又は動作を選択できるように、半導体装置の設計を行っている。つまり、所定の回路に複数の特性を持たせておくことで、1つの種類の半導体チップを製造するだけで、所定の回路について複数の特性をテストすることが可能となり、半導体装置の評価効率、テスト効率が向上する。
そこで、被テスト回路を選択するための専用の外部端子を設けて、外部端子から被テスト回路へ信号を供給し、被テスト回路を動作させることが行われていたが、テストが増加することで外部端子数も増加し、限られた外部端子の有効利用の点で不都合となってきた。例えば、テストモードが8種のときには、テストモード設定用端子は3端子必要であり、また、テストモードが16種のときには、テストモード設定用端子は4端子必要となるからである。そのため、nビットからなるテストコードが1つの外部端子から入力され、このテストコードに基づいてテストモード信号を生成し、被テスト回路へ供給する回路構成が、採用されてきている。
例えば、特許文献1には、シフトレジスタとカウンタとを含み、通常動作モードにおいてアドレス入力に使用されるアドレス端子からテストコードが入力されるテストモードイネーブル回路(テストモードへのエントリを許可する回路)が開示されている。
特開平5−288806号公報
しかし、特許文献1に開示されたテストモードイネーブル回路においては、アドレス端子A3から入力されるクロック入力に同期して、アドレス端子A1からシリアルに入力される4ビットのテストコードを2組取り込み、予め設定された2組のテストコードとそれぞれ比較し、2回ともコードが一致したときに、初めて1つのテストモードへエントリを許可するものである(特許文献1の段落番号「0120」〜「0131」参照)。すなわち、テストモードへの誤エントリを防ぐために、必要以上にテストコードを入力する構成となっている。
従って、従来技術においては、4ビットのテストコードが入力されれば、4個の被テスト回路の選択/被選択を行うことができるにも関らず、テストコードを1つのテストモード設定に2つ用いているので、被測定回路数に対してテストコードを有効活用していないこととなる。そのため、n個の被テスト回路をテストモードへエントリするには、少なくともnビットのテストコードの2倍以上は必要となる。また、テストコードが入力されるたびに判定をするため、テストモード設定に時間を要する問題があった。また、判定のために回路構成が複雑になり、チップ面積も増大するという問題があった。
なお、特許文献1で開示されているテストモードイネーブル回路は、シフトレジスタ及びカウンタを用いている。シフトレジスタは、上記アドレス端子A1から入力されるテストコードにより、シリアルコードを発生するための回路であり、これと予め設定されたシリアルコードが比較される。また、カウンタは、シフトレジスタにnビットがラッチされたことをカウントするわけではなく、単に上記2回の比較を行う間隔(シフトレジスタに入力されるシフトクロック数)を決定する回路である。
本発明は、テストモードを設定するためのnビットのシリアルデータをシフトクロックに同期して取り込み、シフトクロックをカウントし、カウント値がnに至った時に、シフト動作を停止し、取り込まれたシリアルデータに基づいてテストモード設定信号を出力することを特徴とする半導体装置である。
本発明によれば、シフトレジスタがnビットのテストコードを取り込みラッチしてから、テストモード設定信号を出力するので、テストコードに応じたテストモードへ、誤エントリすることなく移行できる。そのため、テストコードが入力されるたびに判定をする必要はなく、テストモード設定に要する時間を短縮できる。また、判定のために回路構成が複雑となることはなく、チップ面積増大を抑制できる。また、n個の被テスト回路のテストモード動作を設定するために、必要最小限のnビットのテストコードで足りるので、テストコードを有効活用することができる。
また、本発明によれば、カウント値がnに至るとシフトレジスタのnビットのデータをラッチする構成としたので、テストコードが必要以上に入力されることはなくなり、異なるテストモードにエントリし、例えばデバイスがハングすることを回避できる。また、制御回路はラッチされた上記nビットのデータを規定回数のテストコードを入力し終えた後、すなわちカウント値がnに至った後、シフトレジスタの内容(テストモード種別の情報、すなわちテストモード設定信号)を出力させるので、後段回路、すなわちテストモード設定信号が入力される被テスト回路が、間違ったシフトレジスタの内容で動作し始めることの防止もできる。
本発明の半導体装置が備えるテストモードエントリ回路の構成図である。 図1の回路動作を説明するために用いるタイミングチャートである。 本発明の半導体装置が備えるテストモードエントリ回路の構成図である。
本発明の課題を解決する技術思想の代表的な一例は、以下に示される。但し、本発明の請求内容はこの技術思想に限られず、本発明の請求項に記載の内容であることは言うまでもない。
テストモードエントリ回路は、被テスト回路の特性、動作を変更させるため、テストコードが外部から入力され、入力されたコードに応じて、被テスト回路の特性等を変更させるテストモード信号を発生する。
ここで、テストモード信号が入力される被テスト回路としては、例えば、DRAM等において、センスアンプ活性タイミングを遅延させる遅延回路が考えられる。通常動作モードにおいては、ワード線選択後ビット線対に充分差電位が生じた後、センスアンプは活性化される。しかし、製造ばらつき等によりメモリセル容量が小さいセルができる場合もあり、通常動作モードのタイミング設定では、製品が良品と判断され、製品出荷後当該メモリセルの特性が劣化するなどして不良品となる場合が考えられる。そこで、上記遅延回路において、スイッチ等を設け、センスアンプ活性化のタイミングを厳しくすれば、加速試験を行うことができる。そのため、テストモード信号は、上記スイッチを制御する信号に用いることができる。
また、DRAM等は、内部に内部電圧発生回路を備え、この降圧回路の出力により、メモリセルを動作させることが一般に行われる。信頼性試験において初期不良をリジェクトするため、製品出荷時とは異なる高い電圧でメモリセルを動作させることが行われる。かかる場合、内部電圧発生回路を、他の電圧を発生する回路等に接続するバイパススイッチを設け、切り替えを行うことが考えられる。そのため、テストモード信号は、上記バイパススイッチを制御する信号に用いることができる。
テストモードエントリ回路は、入力されるテストコードに応じて、上述のようなテストモード信号を発生する回路であるが、テストコードが余分に入力される場合、意図したテストモードとは異なるテストモードへ移行してしまう。また、テストコード入力が完了しないうちに、テストモード信号を発生すると、同じく、意図したテストモードとは異なるテストモードへ移行してしまう。
そこで、本発明に係る半導体装置が備えるテストモードエントリ回路においては、制御回路に、テストコード(nビット)のビット数と等しいカウンタ値(n)を設定して、シフトレジスタがテストコード(nビット)を取り込むと、シフトクロックを停止する制御信号(制御信号CNTT)を出力し、シフトレジスタが必要以上にテストコードを取り込むこと(誤エントリ)を防止する。また、制御回路は、シフトレジスタがテストコード(nビット)を取り込むと、テストモード信号発生回路を活性化する制御信号(制御信号COMP)を出力し、取り込んだテストコードに相当するテストモード信号を確実に発生させることで、誤エントリを防止することを技術思想とする。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の実施形態に係る半導体装置が備えるテストモードエントリ回路100の構成図である。図1において、テストモードエントリ回路100は、nビットシフトレジスタ101、制御回路102及びテストモード信号発生回路103を備える。また、テストモードエントリ回路100は、テストコードが入力される端子TCODEENT、テストモードエントリ信号が入力される端子TMENT及び周期パルスが入力される端子TCLKを備える。
nビットシフトレジスタ101は、データ入力端子Din、イネーブル端子ENB、クロック端子CLKを備えている。データ入力端子Dinは端子TCODEENTに接続され、イネーブル端子ENBは端子TMENTに接続される。また、クロック端子CLKは、制御回路102から制御信号CLKSが入力される。
ここで、nビットシフトレジスタ101は、例えば、n個のD型フリップフロップを直列に接続して構成される。直列接続されたD型フリップフロップ各々において、初段のフリップフロップのデータ入力端子Dは、上記端子TCODEENTに接続され、2段目以降のフリップフロップのデータ入力端子Dは、前段のフリップフロップのデータ出力端子Qに接続される。また、D型フリップフロップ各々において、クロック端子CLKには、上記制御信号CLKSが入力される。また、これらn個のD型フリップフロップの端子Qが、初段から順番に、nビットシフトレジスタの出力端子N0〜Nn−1となる。
従って、nビットシフトレジスタ101は、制御信号CLKSに同期して、端子TCODEENTに入力されるテストコードの論理レベルの変化を、初段のD型フリップフロップから最終段(n段)目のD型フリップフロップへと伝搬させる。なお、各々のD型フリップフロップには、リセット端子が設けられ、上記端子TMENTと接続され、入力信号がLレベル(論理レベル「0」)のとき、各々のQ端子は「0」へリセットされている。従って、nビットシフトレジスタ101は、端子ENBに、端子TMENTから「1」が入力された以降において、端子TCLKに入力される周期パルスの各立ち上がりに同期して、端子TCODEENTに入力される論理レベルを順に取り込む。
制御回路102は、mビットカウンタ11、mビットレジスタ12、コンパレータ13及びSRFF回路14(セットリセットフリップフロップ)、NAND回路21、インバータ回路22、インバータ回路30、NAND回路31、インバータ回路32及びインバータ回路33を備える。
NAND回路21の2入力端子は、端子TCLK及び端子TMENTへ接続され、出力はインバータ回路22の入力へ接続される。インバータ回路22は、入力がNAND回路21の出力へ接続され、出力はmビットカウンタ11の端子CLKへ接続される。NAND回路21は、端子TMENTへの入力が「1」のとき、端子CLKに周期パルスが入力されると、周期的に「0」、「1」となる信号を出力する。インバータ回路22は、これを受けて、mビットカウンタ11に対して、周期的なパルスである制御信号CLKCを出力する。
NAND回路31の2入力端子は、端子TCLK及びインバータ回路30の出力へ接続され、出力はインバータ回路32の入力へ接続される。インバータ回路32は、入力がNAND回路31の出力へ接続され、出力はnビットシフトレジスタ101の端子CLKへ接続される。また、インバータ回路30は、入力がSRFF14回路の出力へ接続され、出力がNAND回路31の2入力のうちの1入力へ接続され、制御信号CNTTを出力する。NAND回路31は、制御信号CNTTが「1」のとき、端子CLKに周期パルスが入力されると、周期的に「0」、「1」となる信号を出力する。インバータ回路32は、これを受けて、nビットシフトレジスタ101に対して、周期的なパルスである制御信号CLKSを出力する。また、制御信号CNTTが「0」になると、NAND回路31は、「1」を出力する。インバータ回路32は、これを受けて、nビットシフトレジスタ101への制御信号CLKSを「0」とし、周期的なパルスの供給を停止する。
mビットカウンタ11は、イネーブル端子ENB及びクロック端子CLK端子を備えている。イネーブル端子ENBは、端子TMENTに接続される。また、クロック端子CLKは、インバータ回路22から制御信号CLKCが入力される。
mビットカウンタ11は、例えば、m個のD型フリップフロップを直列に接続して構成される。直列接続されたD型フリップフロップ各々において、初段のフリップフロップのクロック入力端子CLKは、上記制御信号CLKCを出力するインバータ回路22へ接続され、2段目以降のフリップフロップのクロック入力端子CLKは、前段のデータ出力端子QBと接続される。また、D型フリップフロップ各々において、データ入力端子Dは、自己のデータ出力端子QBと接続される。また、これらm個のD型フリップフロップのデータ出力端子Qが、初段から順番に、mビットカウンタの出力端子C0〜Cm−1となる。
なお、各々のD型フリップフロップには、リセット端子が設けられ、上記端子TMENTと接続され、入力信号がLレベル(論理レベル「0」)のとき、各々のQ端子は「0」へリセットされている。従って、mビットカウンタ11は、端子ENBに、端子TMENTから「1」が入力された以降において、端子TCLKに入力される周期パルスの最初の立ち上がりに同期してカウントアップを開始し、以降の周期パルスの各立ち上がりに同期してカウントアップする。
mビットレジスタ12は、出力端子C0’〜Cm−1’を備える。ここで、出力端子C0’ 〜Cm−1’は、それぞれスイッチSW0〜SWm−1を介して、電源端子VDDまたは接地端子VSSへ接続される。mビットレジスタ12は、カウンタ値を格納する記憶部であり、nビットシフトレジスタ101の出力端子数(数値n)が予め設定されている。例えば、nビットシフトレジスタ101が4ビットシフトレジスタであれば、端子C0’への出力が「0」、端子C1’への出力が「0」、端子C2’への出力が「1」、端子C3’〜Cm−1’への出力が「0」となるように、スイッチSW0〜SWm−1のうちスイッチSW2の一端が電源端子VDDへ、残りのスイッチの一端が接地端子VSSへ接続され、カウント値4(2進数では100)を格納するように、あらかじめ設計されている。
コンパレータ13は、mビットカウンタ11のmビットの出力(A)と、mビットレジスタ12のmビット出力(B)とを比較判定し、一致した場合、SRFF回路14に対して「1」を出力する。上記場合の例では、mビットカウンタ11が制御信号CLKCのパルス、すなわち、端子TCLKへ入力される周期パルスの数が4に至ると、A=Bになったと判定し、「1」を出力する。
SRFF回路14は、インバータ回路41、インバータ回路42、NAND回路43及びNAND回路44から構成される。SRFF回路14のセット入力端子Sは、インバータ回路41の入力端子であり、コンパレータ13の出力信号が入力される。SRFF回路14のリセット入力端子Rは、インバータ回路42の入力端子であり、インバータ回路33の出力信号が入力される。インバータ回路33は、入力が端子TMENTへ接続され、出力がSRFF回路14のリセット端子Rへ接続される。
端子TMENTに「0」が入力される期間において、インバータ回路42は「0」を出力しているので、NAND回路44は、/Q端子を「1」へリセットしている。この際、コンパレータ13は、mビットカウンタ11がリセット状態にあるので、出力は「0」であり、セット入力端子Sの電圧レベルを「0」にしている。従って、インバータ回路41の出力レベルは「1」であり、NAND回路43は、2入力端子の電圧レベルがいずれも「1」であるので、Q端子を「0」へリセットしている。
一方、端子TMENTに「1」が入力される期間において、コンパレータ13が一致判定を行って「1」を出力すると、インバータ回路41は「0」を出力し、NAND回路43は、Q端子を「1」へセットし、制御信号COMPを「1」に変化させる。この際、端子TMENTは「1」が入力されているので、インバータ回路42は「1」を出力している。NAND回路44は、2入力端子の電圧レベルがいずれも「1」となるので、/Q端子を「0」へセットする。これにより、その後、コンパレータが「0」を出力しても、NAND回路43の2入力端子のうち/Q端子に接続される入力端子は「0」であるので、Q端子は「1」に維持される(ラッチされる)。
テストモード信号発生回路103は、n個の2入力NAND回路51−1〜51−nと、各々のNAND回路の出力に接続されるn個のインバータ回路52−1〜52−nから構成される。各々のNAND回路は、2入力の一方がnビットシフトレジスタ101の出力端子N0〜Nn−1と接続され、シフト回路からそれぞれ1ビットのデータが入力される。また、2入力の他方は、制御回路102と接続され、制御信号COMPが入力される。テストモード信号発生回路103は、制御信号COMPが「1」となると、nビットシフトレジスタ101の出力端子N0〜Nn−1のうち論理レベルが「1」である出力端子に対応するテストモード信号を「0」から「1」へ変化させる。図1において不図示の複数の被テスト回路には、このように生成されたテストモード信号TM0〜TMn−1が入力される。なお、テストモード信号TM0〜TMn−1は、n個の被テスト回路に入力されてもよい。或いは、更にデコーダ等の回路に入力され、例えば、n個の論理レベルに対応する2本の信号にデコードされて、2個の被テスト回路に入力する構成としてもよい。
図2は、図1におけるテストモードエントリ回路100の動作を示すタイミングチャートである。図2においては、端子TMENT、端子TCLK、端子TCODEENTに入力される信号の論理レベルの時間変化、図1に示した各信号、ノードの論理レベルの時間変化を示している。以下、図2を用いて、テストモードエントリ回路100の動作を説明する。なお、以下の説明では、上記テストモードエントリ回路100において、n=4、m=3の場合を説明する。従って、mビットレジスタ12においては、カウント値4が格納されるように、スイッチSW1及びSW2の一端が電源端子VDDへ、他のスイッチの一端が接地端子VSSへ接続されている。また、テストモードエントリ回路100に、端子TCODEENTから、シリアルにデータ「1」、「0」、「0」、「1」のテストコードが入力されるものとする。
時刻t1以前において、テストモードエントリ回路100は、端子TMENTに入力される信号が「0」であるので、図2に示す全ての信号及びノードは、リセット状態「0」に維持されている。
時刻t1において、端子TMENTに入力される信号が「1」になると、nビットシフトレジスタ101及びmビットカウンタは、各々のイネーブル端子ENBに「1」が入力され、リセット状態から活性化状態へ移行する。また、SRFF回路14は、リセット端子Rに「0」が入力され、リセット状態から活性化状態へ移行する。
時刻t2以降において、端子TCLKに周期パルスが入力されると、これに応じて、nビットシフトレジスタ101の入力端子CLKには、制御信号CLKSが周期的に入力される。また、mビットカウンタの入力端子CLKには、制御信号CLKCが周期的に入力される。
nビットシフトレジスタ101は、制御信号CLKSの最初の立ち上がりに同期して、最初のテストコード「1」を、初段のD型フリップフロップにラッチする。以降、入力されるテストコードを、時刻t3、時刻t4、時刻t5において、制御信号CLKSの立ち上がりに同期して、後段のD型不チップフロップへ順に移動させていく。時刻t6において、nビットシフトレジスタ101は4ビットのテストコードを取り込み終わり、出力端子N0〜N3の論理レベルは、順に入力されたテストコードに応じて、それぞれ「1」、「0」、「0」、「1」となる。
一方、mビットカウンタ11は、時刻t2〜t5における制御信号CLKCの各立ち上がりに同期して、出力端子C0〜C2の論理レベル(C0、C1、C2)を、(1、0、0)、(0、1、0)、(1、1、0)、(0、0、1)とカウントアップする。
時刻t6において、コンパレータ13は、mビットカウンタ11の出力端子C0〜C2の論理レベル(0、1、1)と、mビットレジスタ12の出力端子C0’〜C2’の論理レベル(0、1、1)が一致するので、出力を「1」にする。これにより、SRFF回路14は、制御信号COMPを「1」にセットする。SRFF回路14は、セットされた制御信号COMPの論理レベルを、端子TMENTに入力される信号が「0」になるまでラッチする。
インバータ回路30は、制御信号CNTTを「0」へ遷移させる。これにより、NAND回路31及びインバータ回路32が、制御信号CLKSを「0」とするので、nビットシフトレジスタ101は、シフト動作を停止する。以降、端子TCODEENTの論理ベルが変化しても、nビットシフトレジスタ101は、取り込んだテストコードを保持し続け、出力端子N0〜N3の論理レベルが変化することはない。
時刻t6において、制御信号COMPが「1」となることで、テストモード信号発生回路103は、nビットシフトレジスタ101の出力端子N0〜N3の論理レベルに応じて、テストモード信号TM0、TM3の論理レベルを、それぞれ「1」に変化させる。なお、テストモード信号TM1、TM2の論理レベルを、それぞれ「0」のまま維持する。つまり、テストモード設定信号を出力する。これにより、テストモード信号TM0、TM2が入力される被テスト回路がテスト動作モードにセットされる。
時刻t7において、端子TMENTに入力される信号が「0」になると、テストモードエントリ回路100において、図2に示す信号及びノードは「0」にリセットされる。なお、被テスト回路におけるテスト動作モードのリセットを、テストモードエントリ回路100のリセットに同期させる構成としてもよい。或いは、被テスト回路側にラッチ回路を設けて、被テスト回路の動作が終了するまでリセットされないようにして、テストモードエントリ回路のリセットとは独立してリセットされる構成としてもよい。
このように、本実施形態による半導体装置は、テストモードを設定するためのnビットのシリアルデータ(端子TCODEENTに入力されるテストコード)をシフトクロック(端子TCLKに入力される周期パルス)に同期して取り込み、シフトクロックをカウントし、カウント値がnに至った時に、シフト動作を停止し(制御信号CNTTを出力し、シフトレ動作を停止し)、取り込まれたシリアルデータに基づいてテストモード設定信号(テストモード信号TM0〜TMn−1)を出力することを特徴とする半導体装置である。
この発明によれば、半導体装置は、シフトレジスタがnビットのテストコードを取り込みラッチしてから、テストモード設定信号を出力するので、テストコードに応じたテストモードへ、誤エントリすることなく移行できる。そのため、テストコードが入力されるたびに判定をする必要はなく、テストモード設定に要する時間を短縮できる。また、判定のために回路構成が複雑となることはなく、チップ面積増大を抑制できる。また、n個の被テスト回路のテストモード動作を設定するために、必要最小限のnビットのテストコードで足りるので、テストコードを有効活用することができる。
また、本発明によれば、カウント値がnに至るとシフトレジスタのnビットのデータをラッチする構成としたので、テストコードが必要以上に入力されることはなくなり、異なるテストモードにエントリし、例えばデバイスがハングすることを回避できる。また、制御回路はラッチされた上記nビットのデータを規定回数のテストコードを入力し終えた後、すなわちカウント値がnに至った後、シフトレジスタの内容(テストモード種別の情報、すなわちテストモード設定信号)を出力させるので、後段回路、すなわちテストモード設定信号が入力される被テスト回路が、間違ったシフトレジスタの内容で動作し始めることの防止もできる。
(第2実施形態)
次に、本発明の他の実施形態について説明する。
図3は、本発明の他の実施形態に係る半導体装置が備えるテストモードエントリ回路100aの構成図である。なお、図3において、図1と同様の構成については同一の符号を付し、説明を省略する。
図3におけるテストモードエントリ回路が、図1におけるテストモードエントリ回路と相違する点は、以下の点である。
すなわち、端子TCODEENTの代わりに端子T1が、端子TCLKの代わりに端子T2が設けられている。また、端子T1にはセレクタ61、端子T2にはセレクタ62が接続される。また、図1におけるnビットシフトレジスタ101のデータ入力端子Dinは、セレクタ61の一方の入力側へ接続され、NAND回路21及びNAND回路31は、セレクタ62の一方の入力側へ接続される。セレクタ61の他方の入力側へは、内部回路CAが接続され、セレクタ62の他方の入力側へは、内部回路CBが接続される。
ここで、内部回路CA及び内部回路CBは、例えば半導体装置の外部端子から信号が直接入力される初段回路である。すなわち、端子T1及び端子T2は、テストモードエントリ期間においてのみ制御回路102へ接続され使用される端子であり、テストモード設定後においては、内部回路CA及び内部回路CBに接続され、それぞれの内部回路は各々の端子から入力信号が入力される。なお、端子T1及び端子T2は、データを入出力するデータ入出力端子であってもよい。
セレクタ61及びセレクタ62各々は、端子TMENTに入力される信号の論理レベルによって、それぞれに接続される端子T1、端子T2の接続先を切り替える回路である。
すなわち、端子TMENTに入力される信号がHレベル(論理レベル「1」)の期間、端子T1は、nビットシフトレジスタ101のデータ入力端子Dinに接続され、テストコードが入力される端子TCODEENT’として使用される。
また、端子T2は、NAND回路21及びNAND回路31に接続され、周期パルスが入力される端子TCLK’として使用される。
すなわち、この期間においては、第1の実施形態において説明したテストモードエントリ動作が行われる。
一方、端子TMENTに入力される信号がLレベル(論理レベル「0」)の期間、端子T1は、内部回路CAへ、端子T2は、内部回路CBへ接続される。
本実施形態によれば、第1の実施形態における効果を維持しつつ、さらに、テストモードエントリ動作に関る端子数を削減できる効果がある。
このように、本実施形態による半導体装置は、テストモードを設定するためのnビットのシリアルデータ(端子TCODEENTに入力されるテストコード)をシフトクロック(端子TCLKに入力される周期パルス)に同期して取り込み、シフトクロックをカウントし、カウント値がnに至った時に、シフト動作を停止し(制御信号CNTTを出力し、シフトレ動作を停止し)、取り込まれたシリアルデータに基づいてテストモード設定信号(テストモード信号TM0〜TMn−1)を出力することを特徴とする半導体装置である。
また、本実施形態による半導体装置は、テストモード設定期間において上記シリアルデータが入力され、他の期間においては別の用途に切り替わる第1の端子(端子T1)に接続される第1のセレクタ(セレクタ61)と、テストモード設定期間においてシフトクロック(端子TCLKに入力される周期パルス)が入力され、他の期間においては別の用途に切り替わる第2の端子(端子T2)に接続される第2のセレクタ(セレクタ62)と、を備え、テストモードエントリ信号(端子TMENTに入力される信号)により、第1のセレクタ及び第2のセレクタの選択を行うことを特徴とする。
本願の基本的技術思想はこれに限られず、例えば、TCODEENT、TCLK、TMENTは半導体装置が備える端子でなく、上記説明において各端子へ入力される信号を生成する回路が半導体装置に搭載されていても良い。更に、シフトレジスタ、カウンタの回路形式は、周知の様々な回路形式が適用できる。本願の機能を備えた半導体チップは、SOC、SIPやPOP(パッケージオンパッケージ)等の半導体装置に適用できる。また本願の機能を備えた半導体チップの機能は、CPU、MCU、DSP、メモリ等の半導体装置に適用できる。
また、論理回路を構成するトランジスタは、電界効果トランジスタ(Field Eeffect Transistor;FET)であれば良く、MOS(Metal Oxide Semiconductor)以外にもMIS(Metal-Insulator Semiconductor)、TFT(Thin Film Transistor)等の様々なFETに適用できる。トランジスタ等の様々なFETに適用できる。バイポーラ型トランジスタであっても良い。FET以外のトランジスタであっても良い。
また、本発明の請求の範囲の枠内において、種々の開示要素の多様な組み合わせ乃至選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろうと考えられる各種変形、修正を含むことは勿論である。
100,100a…テストモードエントリ回路、101…nビットシフトレジスタ、102…制御回路、103…テストモード信号発生回路、TCODEENT,TCLK,TMENT,Din,ENB,CLK、N0,A1,A3,D,Q,QB,C0,C1,C2,C3,VDD,VSS,S,R,T1,T2…端子、11…mビットカウンタ、12…mビットレジスタ、SW0,SW1,SW2…スイッチ、13…コンパレータ、14…SRFF回路、22,30,32,33,41,42,52…インバータ回路、21,31,43,44,51…NAND回路、61,62…セレクタ

Claims (4)

  1. テストモードを設定するためのnビットのシリアルデータをシフトクロックに同期して取り込み、
    前記シフトクロックをカウントし、カウント値がnに至った時に、シフト動作を停止し、取り込まれた前記シリアルデータに基づいてテストモード設定信号を出力することを特徴とする半導体装置。
  2. 複数のテストモード設定信号によってテストが行われる半導体装置であって、
    テストモードを設定するためのnビットのシリアルデータをシフトクロックに同期して取り込むnビットのシフトレジスタと、
    前記シフトクロックをカウントし、カウント値がnに至った時に、前記シフトレジスタのシフト動作を停止し、前記シフトレジスタに取り込まれた前記シリアルデータに基づいて前記テストモード設定信号を出力させる制御回路と、
    を有することを特徴とする半導体装置。
  3. テストモードを設定しないときに、前記シリアルデータの内容と前記カウント値をリセットすることを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれか一項に記載の半導体装置。
  4. テストモード設定期間において前記シリアルデータが入力され、他の期間においては別の用途に切り替わる第1の端子に接続される第1のセレクタと、
    前記テストモード設定期間において前記シフトクロックが入力され、他の期間においては別の用途に切り替わる第2の端子に接続される第2のセレクタと、
    を備え、
    テストモードエントリ信号により、前記第1のセレクタ及び前記第2のセレクタの選択を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の半導体装置。
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