JP2011025445A - 帯状部材の製造装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】帯状部材の製造不良を低減し、品質向上、コスト削減を図る上で有利な帯状部材の製造装置を提供する。
【解決手段】各ボビン32から引き出されたスチールワイヤ26は、整列機構36により所定のピッチでそれらの長手方向を平行させ並べられた状態で押し出し機38に至る。この際、各ボビン32に設けられた制動機構34により、各ボビン32からそれぞれ引き出されるスチールコード26に均一の張力が付与されている。均一の張力が付与され整然と並べられた状態の複数本のスチールコード26に対して押し出し機38によりゴム材料24が被覆されることにより帯状部材28が押し出される。押し出し機38から押し出された帯状部材28は、冷却部54において巻回されて冷却される。冷却された帯状部材28は、アキュームレータ56を経て巻き取り機58でドラム60に巻き取られる。
【選択図】図3
【解決手段】各ボビン32から引き出されたスチールワイヤ26は、整列機構36により所定のピッチでそれらの長手方向を平行させ並べられた状態で押し出し機38に至る。この際、各ボビン32に設けられた制動機構34により、各ボビン32からそれぞれ引き出されるスチールコード26に均一の張力が付与されている。均一の張力が付与され整然と並べられた状態の複数本のスチールコード26に対して押し出し機38によりゴム材料24が被覆されることにより帯状部材28が押し出される。押し出し機38から押し出された帯状部材28は、冷却部54において巻回されて冷却される。冷却された帯状部材28は、アキュームレータ56を経て巻き取り機58でドラム60に巻き取られる。
【選択図】図3
Description
本発明は帯状部材の製造装置に関する。
最内層を構成するチューブ(チューブゴム層)と、最外層を構成するカバー(カバーゴム層)との間に、複数本のスパイラル補強層が積層されて構成された高圧油圧ホースが提供されている。
この種の高圧油圧ホースのスパイラル補強層は、螺旋状に巻回されたスチールコードと、このスチールコードを被覆するゴム材料とで構成されている。
そして、スパイラル補強層は、従来、押し出し機によって押し出された内管の外周に、スパラルマシンにより複数本の補強糸をスパイラル状に巻き付けたのち、巻き付けられた補強糸の外表面に外管を押し出し機によって押し出し成形することで製造されている(特許文献1)。
この種の高圧油圧ホースのスパイラル補強層は、螺旋状に巻回されたスチールコードと、このスチールコードを被覆するゴム材料とで構成されている。
そして、スパイラル補強層は、従来、押し出し機によって押し出された内管の外周に、スパラルマシンにより複数本の補強糸をスパイラル状に巻き付けたのち、巻き付けられた補強糸の外表面に外管を押し出し機によって押し出し成形することで製造されている(特許文献1)。
しかしながらこのスパイラルマシンは、構造が複雑で高価なため、安価な装置により油圧ホースを製造できる製造装置の出現が望まれていた。
そこで、本発明者らはゴム材料と、このゴム材料に保持された複数本のスチールコードとで構成された帯状部材を設け、この帯状部材をマンドレルに巻き付けていくことで油圧ホースのスパイラル補強層を製造する装置および方法を提案している。
そして、この帯状部材の製造は、張力をかけつつ複数本のスチールコードを押し出し機に挿入し、ゴム材料と共に押し出して成形することが考えられる。
しかしながら、各スチールコードに付与する張力にばらつきがあると、押し出し成形後に、帯状部材の幅方向の端部に位置するスチールコードが部分的に幅方向外側にとびだしてしまうなどの不具合が考えられる。
しかも、高圧油圧ホース用のスパイラル補強層を構成する帯状部材としては、強度を確保する上で単線のスチールコードを用いることが必要となるため、撚り線の場合と異なり被覆されたゴム材料がスチールコードの内部に含浸しない。したがって、ゴム材料と単線のスチールコードとの結合が比較的弱いことから上記の不具合がより生じやすくなることが懸念される。
本発明の目的は、帯状部材の製造不良を低減し、品質向上、コスト削減を図る上で有利な帯状部材の製造装置を提供することにある。
そこで、本発明者らはゴム材料と、このゴム材料に保持された複数本のスチールコードとで構成された帯状部材を設け、この帯状部材をマンドレルに巻き付けていくことで油圧ホースのスパイラル補強層を製造する装置および方法を提案している。
そして、この帯状部材の製造は、張力をかけつつ複数本のスチールコードを押し出し機に挿入し、ゴム材料と共に押し出して成形することが考えられる。
しかしながら、各スチールコードに付与する張力にばらつきがあると、押し出し成形後に、帯状部材の幅方向の端部に位置するスチールコードが部分的に幅方向外側にとびだしてしまうなどの不具合が考えられる。
しかも、高圧油圧ホース用のスパイラル補強層を構成する帯状部材としては、強度を確保する上で単線のスチールコードを用いることが必要となるため、撚り線の場合と異なり被覆されたゴム材料がスチールコードの内部に含浸しない。したがって、ゴム材料と単線のスチールコードとの結合が比較的弱いことから上記の不具合がより生じやすくなることが懸念される。
本発明の目的は、帯状部材の製造不良を低減し、品質向上、コスト削減を図る上で有利な帯状部材の製造装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明は、厚さとこの厚さよりも大きい寸法の幅を有する扁平な断面形状で延在する帯状部材であって、前記帯状部材は、前記幅方向に並べられて互いに平行して延在する単線からなる複数本のスチールコードと、それらスチールコードを被覆するゴム材料とで構成されている該帯状部材の製造装置であって、前記スチールコードが巻回された複数のボビンと、前記各ボビンに設けられ該ボビンの回転に制動を与えることで前記各ボビンからそれぞれ引き出される前記スチールコードに均一の張力を付与する制動機構と、それぞれ前記張力が付与された複数本のスチールコードに、ゴム材料を押し出し成形によって被覆することで前記帯状部材を成形する押し出し機と、前記押し出し機から押し出される前記帯状部材を巻き取る巻き取り機構とを備えるものである。
本発明によれば、単線からなるスチールコードが巻回された複数のボビンのそれぞれに該ボビンから引き出されるスチールコードに張力を付与する制動機構を設けた。
したがって、複数本のスチールコードのそれぞれに対して均一の張力が付与された状態で押し出し機によるゴム材料の被覆を行うことができ、押し出し成形を安定して行えるので、製造不良の発生を防止でき、品質向上、コスト削減を図る上で有利となる。
したがって、複数本のスチールコードのそれぞれに対して均一の張力が付与された状態で押し出し機によるゴム材料の被覆を行うことができ、押し出し成形を安定して行えるので、製造不良の発生を防止でき、品質向上、コスト削減を図る上で有利となる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、本発明の帯状部材の製造装置で製造する帯状部材について説明する。
本実施の形態では、帯状部材は、油圧ホースの一部を構成するものである。
図1(A)、(B)に示すように、油圧ホース10は、チューブ12(チューブゴム層)と、第1乃至第4スパイラル補強層14、16、18、20と、カバー22(カバーゴム層)とを含んで構成されている。
チューブ12は最内層を構成するものである。
第1乃至第4スパイラル補強層14、16、18、20はチューブ12の外周面に巻装されるものである。
カバー22は第4スパイラル補強層20の外周面に設けられるものである。
チューブ12は、例えば、耐油性や弾性を有し、このようなチューブ12の材質や、厚さなどは、製造すべき油圧ホース10の仕様に基づいて適宜設定される。
第1乃至第4スパイラル補強層14、16、18、20は、それらの順番にチューブ12の外周面に積層されている。
まず、本発明の帯状部材の製造装置で製造する帯状部材について説明する。
本実施の形態では、帯状部材は、油圧ホースの一部を構成するものである。
図1(A)、(B)に示すように、油圧ホース10は、チューブ12(チューブゴム層)と、第1乃至第4スパイラル補強層14、16、18、20と、カバー22(カバーゴム層)とを含んで構成されている。
チューブ12は最内層を構成するものである。
第1乃至第4スパイラル補強層14、16、18、20はチューブ12の外周面に巻装されるものである。
カバー22は第4スパイラル補強層20の外周面に設けられるものである。
チューブ12は、例えば、耐油性や弾性を有し、このようなチューブ12の材質や、厚さなどは、製造すべき油圧ホース10の仕様に基づいて適宜設定される。
第1乃至第4スパイラル補強層14、16、18、20は、それらの順番にチューブ12の外周面に積層されている。
図2(A)、(B)、(C)に示すように、油圧ホース10を製造するに際して、第1乃至第4スパイラル補強層14、16、18、20を形成するための帯状部材28を用意する。
すなわち、第1スパイラル補強層14を形成するための第1帯状部材28A、第2スパイラル補強層16を形成するための第2帯状部材28Bをそれぞれ製造する。また、第3スパイラル補強層18を形成するための第3帯状部材28C、第4スパイラル補強層20を形成するための第4帯状部材28Dをそれぞれ製造する。
すなわち、第1スパイラル補強層14を形成するための第1帯状部材28A、第2スパイラル補強層16を形成するための第2帯状部材28Bをそれぞれ製造する。また、第3スパイラル補強層18を形成するための第3帯状部材28C、第4スパイラル補強層20を形成するための第4帯状部材28Dをそれぞれ製造する。
帯状部材28は、厚さとこの厚さよりも大きい寸法の幅を有する扁平な断面形状で延在するものである。
帯状部材28は、幅方向に並べられて互いに平行して延在する単線からなる複数本のスチールコード26と、それらスチールコード26を被覆する未加硫のゴム材料24(コートゴム)とで構成されている。
本実施の形態では、帯状部材28は、該帯状部材28の幅方向の寸法に対して複数本のスチールコード24の直径の合計が占める割合で示されるコード密度が90%以上である。
すなわち、製造すべき油圧ホース10の仕様によっては、スパイラル補強層の強度を確保するため、単線のスチールコード26が要求され、かつ、このようなコード密度が要求される。
そして、各スパイラル補強層14、16、18、20は、それら帯状部材28が螺旋状に巻回されることで構成されている。
ゴム材料24の材質やスチールコード26の線径、スチールコード26の間隔(配置密度)、スチールコード26の巻回角度などは、製造すべき油圧ホース10の仕様に基づいて適宜設定される。
帯状部材28は、幅方向に並べられて互いに平行して延在する単線からなる複数本のスチールコード26と、それらスチールコード26を被覆する未加硫のゴム材料24(コートゴム)とで構成されている。
本実施の形態では、帯状部材28は、該帯状部材28の幅方向の寸法に対して複数本のスチールコード24の直径の合計が占める割合で示されるコード密度が90%以上である。
すなわち、製造すべき油圧ホース10の仕様によっては、スパイラル補強層の強度を確保するため、単線のスチールコード26が要求され、かつ、このようなコード密度が要求される。
そして、各スパイラル補強層14、16、18、20は、それら帯状部材28が螺旋状に巻回されることで構成されている。
ゴム材料24の材質やスチールコード26の線径、スチールコード26の間隔(配置密度)、スチールコード26の巻回角度などは、製造すべき油圧ホース10の仕様に基づいて適宜設定される。
帯状部材28は、図2(A)に示すように、帯状のゴム材料24の内部に、スチールコード26の全体が埋設されている構造のものであってもよい。すなわち、複数本のスチールコード26は、ゴム材料24の幅方向に並べられて配設され、複数本のスチールコード26はそれらの全体がゴム材料24の内部に埋設されている。
あるいは、帯状部材28は、図2(B)に示すように、帯状のゴム材料24の表面に、各スチールコード26の一部がそれらの長手方向の全長にわたり露出された構造のものであってもよい。すなわち、複数本のスチールコード26は、前記ゴム材料24の幅方向に並べられて配設され、複数本のスチールコード26はそれらの一部が前記ゴム材料24の表面に露出するようにゴム材料24に埋設されている。
あるいは、帯状部材28は、図2(B)に示すように、帯状のゴム材料24の表面に、各スチールコード26の一部がそれらの長手方向の全長にわたり露出された構造のものであってもよい。すなわち、複数本のスチールコード26は、前記ゴム材料24の幅方向に並べられて配設され、複数本のスチールコード26はそれらの一部が前記ゴム材料24の表面に露出するようにゴム材料24に埋設されている。
あるいは、帯状部材28は、図2(C)に示すように、帯状のゴム材料24の表面に、各スチールコード26の径方向の半部が露出された構造のものであってもよい。
すなわち、複数本のスチールコード26は、前記ゴム材料24の幅方向に並べられて配設されている。そして、複数本のスチールコード26はそれらの断面の半部がそれらスチールコード26の全長にわたって前記ゴム材料24の表面に露出するようにそれらの断面の残りの半部が埋設されている。
本実施の形態では、製造すべき油圧ホース10を構成するスパイラル補強層の数が4層乃至6層の場合を想定しているが、無論、スパイラル補強層の数も製造すべき油圧ホース10の仕様に基づいて、3層以下、あるいは、5層以上に適宜設定される。
なお、帯状部材28には、その取り扱いが簡単になされるように、イオウ系の粉がまぶせられる。一方、スチールコード26は、その表面にブラスメッキなどが施されている。
したがって、図2(B)、(C)に示すように、スチールコード26の表面がゴム材料24から露出していると、メッキ層とイオウとが化学反応を起こす。これにより、スチールコード26が相手方のゴム材料24や、チューブ12、カバー22により強固に接合される上で有利となる。
すなわち、複数本のスチールコード26は、前記ゴム材料24の幅方向に並べられて配設されている。そして、複数本のスチールコード26はそれらの断面の半部がそれらスチールコード26の全長にわたって前記ゴム材料24の表面に露出するようにそれらの断面の残りの半部が埋設されている。
本実施の形態では、製造すべき油圧ホース10を構成するスパイラル補強層の数が4層乃至6層の場合を想定しているが、無論、スパイラル補強層の数も製造すべき油圧ホース10の仕様に基づいて、3層以下、あるいは、5層以上に適宜設定される。
なお、帯状部材28には、その取り扱いが簡単になされるように、イオウ系の粉がまぶせられる。一方、スチールコード26は、その表面にブラスメッキなどが施されている。
したがって、図2(B)、(C)に示すように、スチールコード26の表面がゴム材料24から露出していると、メッキ層とイオウとが化学反応を起こす。これにより、スチールコード26が相手方のゴム材料24や、チューブ12、カバー22により強固に接合される上で有利となる。
次に、帯状部材28の製造装置30について説明する。
図3、図4、図5に示すように、製造装置30は、複数のボビン32と、制動機構34と、整列機構36と、押し出し機38と、巻き取り機構40などを含んで構成されている。
図4に示すように、各ボビン32は、それぞれ1本のスチールコード26が巻回されたものであり、ボビンスタンド42で回転可能に支持されている。
複数のボビン32は、それらの軸心を水平方向に向け、かつ、互いに平行させた状態で配置されている。
複数のボビン32は、各ボビン32から繰り出されるスチールコード26が重ならないように、ボビン32の軸心方向と平行する方向においてそれらボビン32の位置がずらして配置されていると、後述するスチールコード26の整列を行う上で有利となる。
図3、図4、図5に示すように、製造装置30は、複数のボビン32と、制動機構34と、整列機構36と、押し出し機38と、巻き取り機構40などを含んで構成されている。
図4に示すように、各ボビン32は、それぞれ1本のスチールコード26が巻回されたものであり、ボビンスタンド42で回転可能に支持されている。
複数のボビン32は、それらの軸心を水平方向に向け、かつ、互いに平行させた状態で配置されている。
複数のボビン32は、各ボビン32から繰り出されるスチールコード26が重ならないように、ボビン32の軸心方向と平行する方向においてそれらボビン32の位置がずらして配置されていると、後述するスチールコード26の整列を行う上で有利となる。
制動機構34は、各ボビン32の内側に設けられ、該ボビン32の回転に制動を与えることで各ボビン32からそれぞれ繰り出されるスチールコード26に均一の張力を付与するものである。
制動機構34は、例えば、空圧シリンダやリンク機構を含んで構成され、ボビンスタンド42に支持されている。
制動機構34には、ボビン32の支軸をブレーキシューで挟持するブレーキ機構や、あるいは、ボビン32の内周面にブレーキシューを圧接させるブレーキ機構など従来公知の様々な機構が採用可能である。
また、制動機構34によるボビン32への制動力は調節可能であり、したがって、スチールコード26に付与する張力も調節可能である。
なお、制動機構34によるボビン32への制動力を一定とした場合、各ボビン32に巻回されているスチールコード26の巻き径が小さくなるほどスチールコード26に付与する張力が増加する傾向となる。
このような張力の増大を抑制するためには、各ボビン32に巻回されているスチールコード26の巻き径が小さくなるほど各制動機構34による各ボビン32への制動力を大きくするように各制動機構34を制御することが好ましい。
例えば、各ボビン32に巻回されているスチールコード26の巻き径を検出する検出手段を各ボビン32のそれぞれに設け、各検出手段によって検出された巻き径が小さくなるほど各制動機構34による各ボビン32への制動力を大きくする制御手段を設ける。
このような構成によれば、スチールコード26の巻き径が小さくなってもスチールコード26に付与する張力の増加を抑制する上で有利となる。
制動機構34は、例えば、空圧シリンダやリンク機構を含んで構成され、ボビンスタンド42に支持されている。
制動機構34には、ボビン32の支軸をブレーキシューで挟持するブレーキ機構や、あるいは、ボビン32の内周面にブレーキシューを圧接させるブレーキ機構など従来公知の様々な機構が採用可能である。
また、制動機構34によるボビン32への制動力は調節可能であり、したがって、スチールコード26に付与する張力も調節可能である。
なお、制動機構34によるボビン32への制動力を一定とした場合、各ボビン32に巻回されているスチールコード26の巻き径が小さくなるほどスチールコード26に付与する張力が増加する傾向となる。
このような張力の増大を抑制するためには、各ボビン32に巻回されているスチールコード26の巻き径が小さくなるほど各制動機構34による各ボビン32への制動力を大きくするように各制動機構34を制御することが好ましい。
例えば、各ボビン32に巻回されているスチールコード26の巻き径を検出する検出手段を各ボビン32のそれぞれに設け、各検出手段によって検出された巻き径が小さくなるほど各制動機構34による各ボビン32への制動力を大きくする制御手段を設ける。
このような構成によれば、スチールコード26の巻き径が小さくなってもスチールコード26に付与する張力の増加を抑制する上で有利となる。
整列機構36は、複数のボビン32から繰り出された各スチールコード26を所定のピッチでそれらの長手方向を平行させた状態で並べるものである。
整列機構36は、第1ガイドローラ46と、第2ガイドローラ48と、整列板50と、ガイドローラ対52を含んで構成されている。それら第1ガイドローラ46と、第2ガイドローラ48と、整列板50と、上下のガイドローラ52はボビンスタンド42で支持されている。
第1ガイドローラ46は、各ボビン32から引き出された複数本のスチールコード26を鉛直方向上方に向けて案内するものである。
第2ガイドローラ48は、第1ガイドローラ46によって案内された複数本のスチールコード26を水平方向に向けて案内するものである。
整列板50は、第2ガイドローラ48によって案内された複数本のスチールコード26のそれぞれが挿通される整列用孔が水平方向に沿って直線状に等間隔をおいて並べられて形成されたものである。
複数のボビン32から引き出された各スチールコード26は、整列板50の各整列用孔を挿通することにより、所定のピッチでそれらの長手方向を平行させた状態で並べられる。
上下のガイドローラ52は、整列板48で整列された複数本のスチールコード26を、その整列状態を保って押し出し機38側に案内するものである。
各ガイドローラ52は、円筒面に、該円筒面の全周に延在する凹部が円筒面の長手方向に一定の間隔で複数形成されたものであり、上下のガイドローラ52の凹部によりスチールコード26の上下部を挟んで押し出し機38側に案内する。
整列機構36は、第1ガイドローラ46と、第2ガイドローラ48と、整列板50と、ガイドローラ対52を含んで構成されている。それら第1ガイドローラ46と、第2ガイドローラ48と、整列板50と、上下のガイドローラ52はボビンスタンド42で支持されている。
第1ガイドローラ46は、各ボビン32から引き出された複数本のスチールコード26を鉛直方向上方に向けて案内するものである。
第2ガイドローラ48は、第1ガイドローラ46によって案内された複数本のスチールコード26を水平方向に向けて案内するものである。
整列板50は、第2ガイドローラ48によって案内された複数本のスチールコード26のそれぞれが挿通される整列用孔が水平方向に沿って直線状に等間隔をおいて並べられて形成されたものである。
複数のボビン32から引き出された各スチールコード26は、整列板50の各整列用孔を挿通することにより、所定のピッチでそれらの長手方向を平行させた状態で並べられる。
上下のガイドローラ52は、整列板48で整列された複数本のスチールコード26を、その整列状態を保って押し出し機38側に案内するものである。
各ガイドローラ52は、円筒面に、該円筒面の全周に延在する凹部が円筒面の長手方向に一定の間隔で複数形成されたものであり、上下のガイドローラ52の凹部によりスチールコード26の上下部を挟んで押し出し機38側に案内する。
図5、図6、図7に示すように、押し出し機38は、それぞれ張力が付与され整列機構36により並べられた複数本のスチールコード26に、ゴム材料24を押し出し成形によって被覆することで帯状部材28を成形するものである。
図6、図7に示すように、押し出し機38は、押し出しヘッド62と、スクリューヘッド64とを有している。
押し出しヘッド62には、コード整列具66(ダイインサート)と、ダイスロート68と、ゴム流路70とが設けられている。
コード整列具66は、複数本のスチールコード26のそれぞれが挿通されるガイド孔66Aが水平方向に沿って整列板50の整列用孔と同一の間隔で形成されている。
スクリューヘッド64は、ゴム材料24を予め定められた圧力でゴム流路70に押し出すものである。
ゴム流路70に押し出されたゴム材料24は、コード整列具66を通って繰り出される各スチールコード26に被覆され、これにより帯状部材28が成形される。
なお、ゴム流路70には、各スチールコード26を被覆するために必要な量以上のゴム材料24が押し出され、スチールコード26を被覆する際に余ったゴム材料24は押し出しヘッド62から排出される。言い換えると、スチールコード26の繰り出しに対して必要な量以上のゴム材料24が押し出される。
図6、図7に示すように、押し出し機38は、押し出しヘッド62と、スクリューヘッド64とを有している。
押し出しヘッド62には、コード整列具66(ダイインサート)と、ダイスロート68と、ゴム流路70とが設けられている。
コード整列具66は、複数本のスチールコード26のそれぞれが挿通されるガイド孔66Aが水平方向に沿って整列板50の整列用孔と同一の間隔で形成されている。
スクリューヘッド64は、ゴム材料24を予め定められた圧力でゴム流路70に押し出すものである。
ゴム流路70に押し出されたゴム材料24は、コード整列具66を通って繰り出される各スチールコード26に被覆され、これにより帯状部材28が成形される。
なお、ゴム流路70には、各スチールコード26を被覆するために必要な量以上のゴム材料24が押し出され、スチールコード26を被覆する際に余ったゴム材料24は押し出しヘッド62から排出される。言い換えると、スチールコード26の繰り出しに対して必要な量以上のゴム材料24が押し出される。
図3に示すように、巻き取り機構40は、押し出し機38から押し出される帯状部材28を巻き取るものである。そして、巻き取り機構40により帯状部材28を巻き取ることで、複数のボビン32からの各スチールコード26の引き出しが行われる。すなわち、巻き取り機構40は、複数のボビン32からそれぞれスチールコード26を引き出すものである。
巻き取り機構40は、冷却部54と、アキュームレータ56と、離型剤付与部57と、巻き取り機58を含んで構成されている。
冷却部54は、上下のローラ54A、54Bを有し、上ローラ54Aの回転により押し出し機38から帯状部材28を引き出してそれらローラ54A,54B間に巻回させ、それらローラ54A,54B間に巻回させることで帯状部材28を冷却するものである。
押し出し機38から押し出された帯状部材28は上ローラ54Aから下ローラ54Bへ、下ローラ54Bから上ローラ54Aへと複数回巻回された後、アキュームレータ56へと搬送される。例えば、上ローラ54Aはフレーム41で支持され、フレーム41に取着されたモータにより上ローラ54Aが回転駆動される。下ローラ54Bは上下に移動可能にかつ回転可能にフレーム41で支持され、下ローラ54Bの重さにより帯状部材28に張力が掛けられる。
本実施の形態では、複数のボビン32からスチールコード26の引き出しは、冷却部54の上ローラ54Aが押し出し機38から帯状部材28を引き出すことで行なわれる。
巻き取り機構40は、冷却部54と、アキュームレータ56と、離型剤付与部57と、巻き取り機58を含んで構成されている。
冷却部54は、上下のローラ54A、54Bを有し、上ローラ54Aの回転により押し出し機38から帯状部材28を引き出してそれらローラ54A,54B間に巻回させ、それらローラ54A,54B間に巻回させることで帯状部材28を冷却するものである。
押し出し機38から押し出された帯状部材28は上ローラ54Aから下ローラ54Bへ、下ローラ54Bから上ローラ54Aへと複数回巻回された後、アキュームレータ56へと搬送される。例えば、上ローラ54Aはフレーム41で支持され、フレーム41に取着されたモータにより上ローラ54Aが回転駆動される。下ローラ54Bは上下に移動可能にかつ回転可能にフレーム41で支持され、下ローラ54Bの重さにより帯状部材28に張力が掛けられる。
本実施の形態では、複数のボビン32からスチールコード26の引き出しは、冷却部54の上ローラ54Aが押し出し機38から帯状部材28を引き出すことで行なわれる。
アキュームレータ56は、帯状部材28を冷却部54から滞留させつつ搬送する上下のローラ56A、56Bを有するものである。冷却部54から繰り出された帯状部材28は上ローラ56Aから下ローラ56Bへ、下ローラ56Bから上ローラ56Aへと複数回巻回された後、巻き取り機58へと搬送される。例えば、上ローラ56Aはフレーム41で回転可能に支持され、下ローラ56Bは上下に移動可能にかつ回転可能にフレーム41で支持され、下ローラ56Bが自重により下方に変位することで帯状部材28を滞留させる。
アキュームレータ56によって帯状部材28を滞留させることにより、帯状部材28の押し出し成形を停止させることなく、後述するドラム60の交換作業を行えるようにしている。
アキュームレータ56によって帯状部材28を滞留させることにより、帯状部材28の押し出し成形を停止させることなく、後述するドラム60の交換作業を行えるようにしている。
離型剤付与部57は、帯状部材28の表面に粉体の離型剤を付与することで帯状部材28同士が付着することを防止するものである。なお、離型剤付与部57としては、離型剤を含浸させた帯状の布を、帯状部材28の表面に沿わせて繰り出していき、後述する巻き取り機58により帯状の布と共に帯状部材28を巻き取るなど任意である。
巻き取り機58は、ドラム60が着脱可能に装着されるものであり、ドラム60を回転駆動することによりアキュームレータ56から帯状部材28を引き出し、ドラム60に巻き付けるものである。
巻き取り機58は、ドラム60が着脱可能に装着されるものであり、ドラム60を回転駆動することによりアキュームレータ56から帯状部材28を引き出し、ドラム60に巻き付けるものである。
次に製造装置30の動作について説明する。
巻き取り機構40により各ボビン32から引き出されたスチールワイヤ26は、整列機構36により所定のピッチでそれらの長手方向を平行させ並べられた状態で押し出し機38に至る。
この際、各ボビン32に設けられた制動機構34により、各ボビン32からそれぞれ引き出されるスチールコード26に均一の張力が付与されている。
したがって、均一の張力が付与され整然と並べられた状態の複数本のスチールコード26に対して押し出し機38によりゴム材料24が被覆されることにより帯状部材28が押し出される。
押し出し機38から押し出された帯状部材28は、冷却部54において上下のローラ54A,54Bに巻回されることで冷却される。
そして、冷却された帯状部材28は、アキュームレータ56を経て巻き取り機58でドラム60に巻き取られる。
予め定められた長さの帯状部材28がドラム60に巻き取られたならば、帯状部材28を切断してドラム60を巻き取り機58から取り外す。その後、空のドラム60を巻き取り機58に装着し、再び、帯状部材28をドラム60に巻き取る。ドラム60を取り替える間、冷却部54によるスチールワイヤ26および帯状部材28の引き出しは継続して行われ、アキュームレータ56の下ローラ56Bが下方に変位することで引き出された帯状部材28を滞留させる。
ドラム60に巻き取られた帯状部材28は、油圧ホース10のスパイラル補強層を構成する部材として供される。
巻き取り機構40により各ボビン32から引き出されたスチールワイヤ26は、整列機構36により所定のピッチでそれらの長手方向を平行させ並べられた状態で押し出し機38に至る。
この際、各ボビン32に設けられた制動機構34により、各ボビン32からそれぞれ引き出されるスチールコード26に均一の張力が付与されている。
したがって、均一の張力が付与され整然と並べられた状態の複数本のスチールコード26に対して押し出し機38によりゴム材料24が被覆されることにより帯状部材28が押し出される。
押し出し機38から押し出された帯状部材28は、冷却部54において上下のローラ54A,54Bに巻回されることで冷却される。
そして、冷却された帯状部材28は、アキュームレータ56を経て巻き取り機58でドラム60に巻き取られる。
予め定められた長さの帯状部材28がドラム60に巻き取られたならば、帯状部材28を切断してドラム60を巻き取り機58から取り外す。その後、空のドラム60を巻き取り機58に装着し、再び、帯状部材28をドラム60に巻き取る。ドラム60を取り替える間、冷却部54によるスチールワイヤ26および帯状部材28の引き出しは継続して行われ、アキュームレータ56の下ローラ56Bが下方に変位することで引き出された帯状部材28を滞留させる。
ドラム60に巻き取られた帯状部材28は、油圧ホース10のスパイラル補強層を構成する部材として供される。
以上説明したように本実施の形態の製造装置30によれば、単線からなるスチールコード26が巻回された複数のボビン32のそれぞれに該ボビン32から引き出されるスチールコード26に張力を付与する制動機構34を設けた。
したがって、複数本のスチールコード26のそれぞれに対して均一の張力が付与された状態で押し出し機38によるゴム材料24の被覆を行うことができ、押し出し成形を安定して行うことができる。
そのため、押し出し成形後に、帯状部材28の幅方向の端部に位置するスチールコード26が部分的にゴム材料24から幅方向外側にとびだしてしまうなどの製造不良の発生を防止でき、品質向上、コスト削減を図る上で有利となる。
したがって、複数本のスチールコード26のそれぞれに対して均一の張力が付与された状態で押し出し機38によるゴム材料24の被覆を行うことができ、押し出し成形を安定して行うことができる。
そのため、押し出し成形後に、帯状部材28の幅方向の端部に位置するスチールコード26が部分的にゴム材料24から幅方向外側にとびだしてしまうなどの製造不良の発生を防止でき、品質向上、コスト削減を図る上で有利となる。
特に、高圧油圧ホース用のスパイラル補強層を構成する帯状部材28においては強度を確保する上でスチールコード26が単線となっているため、スチールコード26に被覆されたゴム材料24はスチールコード26の内部に含浸しない。
また、帯状部材28は、該帯状部材28の幅方向の寸法に対して複数本のスチールコード24の直径の合計が占める割合で示されるコード密度が90%以上であり、スチールコード26の間を充填するゴム材料24の量が少ない。
このような原因によりゴム材料24とスチールコード26との結合が比較的弱い場合、複数本のスチールコード26に付与される張力のばらつきが大きいと、スチールコード26がゴム材料24からとびだすといった不具合が発生しやすいことが懸念される。
しかしながら、本実施の形態によれば、複数本のスチールコード26のそれぞれに対して均一な張力が付与された状態で押し出し機38によるゴム材料24の被覆を行う。
したがって、スチールコード26が単線であり、また、コード密度が90%以上であっても、押し出し成形を安定して行う上で有利となる。
また、帯状部材28は、該帯状部材28の幅方向の寸法に対して複数本のスチールコード24の直径の合計が占める割合で示されるコード密度が90%以上であり、スチールコード26の間を充填するゴム材料24の量が少ない。
このような原因によりゴム材料24とスチールコード26との結合が比較的弱い場合、複数本のスチールコード26に付与される張力のばらつきが大きいと、スチールコード26がゴム材料24からとびだすといった不具合が発生しやすいことが懸念される。
しかしながら、本実施の形態によれば、複数本のスチールコード26のそれぞれに対して均一な張力が付与された状態で押し出し機38によるゴム材料24の被覆を行う。
したがって、スチールコード26が単線であり、また、コード密度が90%以上であっても、押し出し成形を安定して行う上で有利となる。
(実施例)
次に、実験例について説明する。
次のような条件で帯状部材28を作成した。
(1)実施例
製造装置30によって帯状部材28を作成した。
したがって、1本のスチールコード26に対して1つの制動機構34によって張力が付与されるため、8本のスチールコード26に対して付与される張力は均一となる。
(2)比較例
4本のスチールコード26を巻回したボビン32を2つ用い、整列機構36、押し出し機38、冷却部54、アキュームレータ56、離型剤付与部57、巻き取り機58へと繰り出した。
したがって、4本のスチールコード26に対して1つの制動機構34によって張力が付与されるため、4本のスチールコード26のそれぞれに対して付与される張力にばらつきが生じる。
実施例と比較例とで10m長の帯状部材28をそれぞれ50個ずつ製作した。
(3)実験結果
実施例では合格品が50個、不良品が0個であった。
比較例では、合格品が38個、帯状部材28の幅方向の端部に位置するスチールコード26が部分的に幅方向外側にとびだしてしまう不良品が12個であった。
したがって、実施例は比較例に対して品質およびコストの面で有利となっている。
次に、実験例について説明する。
次のような条件で帯状部材28を作成した。
(1)実施例
製造装置30によって帯状部材28を作成した。
したがって、1本のスチールコード26に対して1つの制動機構34によって張力が付与されるため、8本のスチールコード26に対して付与される張力は均一となる。
(2)比較例
4本のスチールコード26を巻回したボビン32を2つ用い、整列機構36、押し出し機38、冷却部54、アキュームレータ56、離型剤付与部57、巻き取り機58へと繰り出した。
したがって、4本のスチールコード26に対して1つの制動機構34によって張力が付与されるため、4本のスチールコード26のそれぞれに対して付与される張力にばらつきが生じる。
実施例と比較例とで10m長の帯状部材28をそれぞれ50個ずつ製作した。
(3)実験結果
実施例では合格品が50個、不良品が0個であった。
比較例では、合格品が38個、帯状部材28の幅方向の端部に位置するスチールコード26が部分的に幅方向外側にとびだしてしまう不良品が12個であった。
したがって、実施例は比較例に対して品質およびコストの面で有利となっている。
28……帯状部材、26……スチールコード、24……ゴム材料、30……製造装置、32……ボビン、34……制動機構、38……押し出し機、40……巻き取り機構。
Claims (6)
- 厚さとこの厚さよりも大きい寸法の幅を有する扁平な断面形状で延在する帯状部材であって、前記帯状部材は、前記幅方向に並べられて互いに平行して延在する単線からなる複数本のスチールコードと、それらスチールコードを被覆するゴム材料とで構成されている該帯状部材の製造装置であって、
前記スチールコードが巻回された複数のボビンと、
前記各ボビンに設けられ該ボビンの回転に制動を与えることで前記各ボビンからそれぞれ引き出される前記スチールコードに均一の張力を付与する制動機構と、
それぞれ前記張力が付与された複数本のスチールコードに、ゴム材料を押し出し成形によって被覆することで前記帯状部材を成形する押し出し機と、
前記押し出し機から押し出される前記帯状部材を巻き取る巻き取り機構とを備える、
帯状部材の製造装置。 - 前記複数のボビンと前記押し出し機との間に、前記複数のボビンから繰り出された各スチールコードを所定のピッチでそれらの長手方向を平行させた状態で並べる整列機構が設けられている、
請求項1記載の帯状部材の製造装置。 - 前記複数のボビンからの各スチールコードの引き出しは、前記巻き取り機構により前記帯状部材が巻き取られることで行われる、
請求項1記載の帯状部材の製造装置。 - 前記巻き取り機構は、
複数本のローラを有し、前記ローラの回転により前記押し出し機から前記帯状部材を引き出してそれらローラ間に巻回させ、それらローラ間に巻回させることで前記帯状部材を冷却する冷却部と、
複数本のローラを有し、前記冷却部から前記帯状部材をそれらローラ間に巻回させて滞留させるアキュームレータと、
前記アキュームレータから前記帯状部材を引き出しドラムに巻き付ける巻き取り機とを含み、
前記複数のボビンから前記スチールコードの引き出しは、前記冷却部のローラが前記押し出し機から前記帯状部材を引き出すことで行なわれる、
請求項1記載の帯状部材の製造装置。 - 前記帯状部材は、該帯状部材の幅方向の寸法に対して前記複数本のスチールコードの直径の合計が占める割合で示されるコード密度が90%以上である、
請求項1記載の帯状部材の製造装置。 - 前記帯状部材は、高圧油圧ホースのスパイラル補強層を構成する、
請求項1記載の帯状部材の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009171146A JP2011025445A (ja) | 2009-07-22 | 2009-07-22 | 帯状部材の製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009171146A JP2011025445A (ja) | 2009-07-22 | 2009-07-22 | 帯状部材の製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2011025445A true JP2011025445A (ja) | 2011-02-10 |
Family
ID=43634782
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2009171146A Pending JP2011025445A (ja) | 2009-07-22 | 2009-07-22 | 帯状部材の製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2011025445A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103243443A (zh) * | 2013-05-06 | 2013-08-14 | 杭州中策橡胶有限公司 | 无接头覆胶钢丝帘线生产装置 |
JP2020006619A (ja) * | 2018-07-10 | 2020-01-16 | 住友ゴム工業株式会社 | ゴム被覆ヘッド及びゴム被覆コードの製造装置 |
CN113547715A (zh) * | 2021-06-30 | 2021-10-26 | 杭州三创有机硅有限公司 | 一种钢丝硅胶管的生产工艺 |
KR102449893B1 (ko) * | 2021-12-02 | 2022-09-30 | 한국교통대학교산학협력단 | 엘리베이터 권상기용 플랫 벨트 제조 장치 |
-
2009
- 2009-07-22 JP JP2009171146A patent/JP2011025445A/ja active Pending
Cited By (5)
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JP7070177B2 (ja) | 2018-07-10 | 2022-05-18 | 住友ゴム工業株式会社 | ゴム被覆ヘッド及びゴム被覆コードの製造装置 |
CN113547715A (zh) * | 2021-06-30 | 2021-10-26 | 杭州三创有机硅有限公司 | 一种钢丝硅胶管的生产工艺 |
KR102449893B1 (ko) * | 2021-12-02 | 2022-09-30 | 한국교통대학교산학협력단 | 엘리베이터 권상기용 플랫 벨트 제조 장치 |
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