JP2011024950A - 歯科用治療椅子 - Google Patents

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光太 松田
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Abstract

【課題】狭い場所でも診療ポジションに制約が出ず、しかも、起倒した際に、患者の口腔部の移動が小さく、患者に背ずれが生じない歯科治療椅子を提供する。
【解決手段】バックレスト部、コンターシート部、レッグレスト部が一体的にかつ患者の背部、臀部、脚部に適合するよう湾曲して形成された座部10’と、該座部の下部に前記バックレスト部から前記レッグレスト部にかけて配設された弧状の摺動アーム16’と、基台17’上に前記摺動アーム16’を横切って配設され、該摺動アーム18’が載置される支持アームと、一方が前記基台に回動自在に固定され、他方が前記座部に回動自在に固定された伸縮自在のシリンダ・ピストンとから成る。前記摺動アーム16’を前記支持アーム18’上を矢印D方向に摺動させることにより、前記座部10’を起状態又は倒状態にする。
【選択図】図1

Description

本発明は、起倒可能な歯科治療椅子に係り、特に、起倒時における頭部の前後方向への移動を小さくして診療位置の変動に伴う術者の負担を少なくし、更には、座部を一体にしてコンターポジション固定で旋回動させ、起倒に伴う患者の背ずれをなくし、更には、起倒に伴う前後方向への移動を小さくして必要スペースを狭くした歯科治療椅子に関する。
歯科治療においては、患者を治療椅子に載せた状態で、該治療椅子を起状態或いは倒(寝)状態にして歯科治療を行うが、起状態にした場合と寝状態にした場合とで、患者の頭部(患者の口腔位置)が前後に大きくずれ、そのずれに応じて術者(ドクター)も前後に移動しなければならず、特に、椅子に座って座位にて治療を行うような場合、椅子を移動させなければならず、治療作業を効果的に行うことができなかった。また、治療椅子の頭部側が前後に大きく移動するため、その分、治療椅子の頭部後方の空間を大きくとらなければならず、限られた診療室のスペースを無駄に使用していた。或いは、移動スペースを確保するために治療椅子を斜めに配置しなければならず、術者に余分な負担を強いていた。
図4は、従来の歯科用治療椅子の一例を説明するための要部概略構成図で、該歯科用治療椅子は、ヘッドレスト(安頭台)11、バックレスト12、コンターシート13、レッグレスト14、フットレスト(フットステップ)15、基台部17等から成り、周知のように、常時は、図4(A)に示す起状態にあり、この状態で、患者は、フットレスト(フットステップ)15の上に乗り、その後、コンターシート13に腰掛ける。その後、術者(ドクター)は、椅子を起状態にしたままで治療を行い、或いは、バックレスト12を矢印A方向にレッグレスト14,フットレスト15を矢印B方向に回転して椅子を倒状態(図4(B))にして歯科治療を行っていた。
上述のように、バックレスト12を起倒すると、図4(A),(B)に示すように、患者の頭部Kが前後方向に移動し、それに応じて、術者も前後に移動しなければならず、特に椅子に座って治療を行う座位治療においては、術者の椅子をも移動しなければならず、歯科治療を効果的に行うことができなかった。
上述のごとき問題を解決するために、バックレスト12の倒動作と連動してコンターシート13を矢印C方向に前進動させ、図4(C)に示すように、バックレスト12の倒起動にかかわりなく、治療椅子上の患者の前後方向における口腔位置が変らないようにした歯科治療椅子が提案されている(特許文献1)。図4(C)に示した歯科治療椅子によると、術者は、治療椅子の起倒に係らず、同位置にて歯科治療を行うことができ、また、患者の頭部後方の移動スペースを必要とせず、スペースを無駄に使用することもない。しかし、今度は、その分、フットレスト15の前方に余分なスペースを設けておかなければならず、やはり、歯科治療のためのスペースを大きく設けなければならなかった。
而して、テナントに入っている歯科医院では、歯科用ユニットの設置面積が広く取れないため、ユニット(歯科治療椅子)の入れ方を工夫して(角度を振るなど斜めにして)入れている場合があるが、そうすると、診療に当たり、診療ポジションの制約が発生してしまう場合があり、その負荷は術者の診療姿勢にそのまま跳ね返るため、術者の体に負担がかかってしまう等の問題があった。
更に、上述のごときバックレストを起倒させる治療椅子においては、バックレストを起倒した場合、患者の上半身の支点と椅子自体の回転支点との間に背ずれが起きてしまうため、患者としては衣服を治す、術者としては安頭台位置を直す必要がある。これらは診療の流れの中で必ず発生するため、患者にとっては不快感、術者にとっては手間となっている。
特開2005−342333号公報
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもので、特に、狭い場所でも診療ポジションに制約が出ず、しかも、起倒した際に、患者の口腔部の移動が小さく、患者に背ずれが生じない歯科治療椅子を提供することを目的としてなされたものである。
請求項1の発明は、バックレスト部、コンターシート部、レッグレスト部が一体的にかつ患者の背部、臀部、脚部に適合するよう湾曲して形成された座部と、該座部の下部に前記バックレスト部から前記レッグレスト部にかけて配設された弧状の摺動アームと、基台上に前記摺動アームを横切って配設され、該摺動アームが載置される支持アームと、一方が前記基台に回動自在に固定され、他方が前記座部に回動自在に固定された伸縮自在のシリンダ・ピストンとから成り、前記摺動アームを前記支持アーム上を摺動させることにより、前記座部を起状態又は倒状態にすることを可能としたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記バックレスト部上部と一体的に或いは該バックレスト部上部に着脱自在にヘッドレスト部を有することを特徴としたものである。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2の発明において、前記座部の起状態、倒状態への移動は、該座部を手動にて移動させることにより行うものであることを特徴としたものである。
請求項4の発明は、請求項1又は2の発明において、前記座部の起状態、倒状態への移動は、前記シリンダ・ピストンを油圧にて作動させて行うものであることを特徴としたものである。
本発明による歯科治療椅子の一実施例を説明するための要部斜視図である。 本発明による歯科治療椅子の起時(実線)と倒時(破線)の状態を比較して示す図である。 本発明による歯科治療椅子(実線)と従来の歯科治療椅子(破線)との起時(A)と倒時(B)を比較して示す図である。 従来の歯科治療椅子の一例を説明するための図である。
図1は、本発明による歯科治療椅子の一実施例を説明するための要部斜視図で、図中、10’は、本発明による歯科治療椅子の座部で、該座部10’は、バックレスト部12’、コンターシート部13’、レッグレスト部14’、フットレスト部15’から成り、これらが一体的に、かつ、患者が座った時に、患者の背部、臀部、脚部が安定してフィットするように湾曲されて形成されており、該座部10’を上下に回動して、起状態、倒状態にしても、センターポジション固定で旋回動し、患者は、座ったままの状態を安定して保持でき、背ずれが生じるようなことはない。なお、患者の頭部は、バックレスト部12’の上部に着脱自在に装着されるヘッドレスト部11’、或いは、バックレスト部12’の上部に該バックレスト部12’と一体的に形成されたヘッドレスト部(図3の11’参照)によって安定して支持される。
座部10’の下部には、バックレスト12’部(又はヘッドレスト部11’)からフットレスト部15’にかけて、円弧状の摺動アーム16’が平行に設けられており、これら摺動アーム16’が基台部17’上に、これら摺動アーム16’を横切って設けられた支持アーム18’,18’上に摺動可能に載置されているようになっている。従って、ヘッドレスト部11’又はバックレスト部12’を上又は下に押すことによって、摺動アーム17’が矢印D方向に移動し、患者を起治療状態、寝(倒)治療状態にすることができる。
歯科治療椅子全体の長さは、起時においても倒時においても同じであり、起倒に伴って生じる前後方向への移動も小さいので、狭い治療室でも本治療椅子を例えばスピットン20、ワークテーブル30等に対して平行に配設することが可能になり、術者の作業がしやすい。更には、患者の導線Rも得やすい。
図2は、本発明による歯科治療椅子の起倒時における状態を示す図で、実線で示す10’の状態が起状態時、破線10”で示す状態が倒(寝)状態時を示し、シリンダ・ピストン19’および/又は19”によって、座部10’を保持しかつ治療椅子の起倒を可能としている。ピストン・シリンダ19’(19”)は、座部10’を基台部17’上に安定して、しかも、前述の動作が可能なように保持するための周知のシリンダ・ピストンで、シリンダ部19’(19”)が基台部17’に回動可能に、ピストン部19’(19”)が座部10’に回動可能に固定されており、シリンダ19’(19”)内をピストン19’(19”)が矢印方向に移動可能に取り付けられており、ヘッドレスト部11’(或いは、バックレスト12’の上部)を押し下げた時に、ピストン19’(19”)がシリンダ19’(19”)内に入って縮み、摺動アーム16’の矢印D方向への摺動を可能にしている。なお、このシリンダ・ピストンは、前述のように、座部10’を手動で起倒する際の案内ロッドとして使用するものであるが、その代わりに、例えば、油圧式のピストン・シリンダとし、油圧にてピストンを進退させることによって、座部(治療椅子)10’を動力で起倒させるようにすることも可能である。
図3は、本発明による歯科治療椅子(実線表示)と従来の歯科治療椅子(破線表示)とを比較して示す図で、図3(A)は起時、図3(B)は倒時の状態を示す。これらの図から明らかなように、本発明においては、起時、倒時における患者の頭部(口腔部)の位置の変化が小さく、術者は、起治療時と寝治療時とで移動する必要がほとんどなく、効果的に治療作業を行うことができる。また、治療椅子後方への移動が小さいので、治療椅子後方に無駄なスペースを設ける必要が無く、限られた治療室のスペースを有効に使用することが可能になる。
10’…歯科治療椅子座部、11’…ヘッドレスト部、12’…バックレスト部、13’…コンターシート部、14’…レッグレスト部、15’…フットレスト部、16’…摺動アーム、17’…基台部、18’…支持アーム、19’,19”…シリンダ・ピストン。

Claims (4)

  1. バックレスト部、コンターシート部、レッグレスト部が一体的にかつ患者の背部、臀部、脚部に適合するよう湾曲して形成された座部と、該座部の下部に前記バックレスト部から前記レッグレスト部にかけて配設された弧状の摺動アームと、基台上に前記摺動アームを横切って配設され、該摺動アームが載置される支持アームと、一方が前記基台に回動自在に固定され、他方が前記座部に回動自在に固定された伸縮自在のシリンダ・ピストンとから成り、前記摺動アームを前記支持アーム上を摺動させることにより、前記座部を起状態又は倒状態にすることを可能とした歯科用治療椅子。
  2. 前記バックレスト部上部と一体的に或いは該バックレスト部上部に着脱自在にヘッドレスト部を有することを特徴とする請求項1に記載の歯科用治療椅子。
  3. 前記座部の起状態、倒状態への移動は、該座部を手動にて移動させることにより行うものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の歯科用治療椅子。
  4. 前記座部の起状態、倒状態への移動は、前記シリンダ・ピストンを油圧にて作動させて行うものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の歯科用治療椅子。
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