JP2011024921A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】有利状態を、設定変更の際の設定値に対応させて、保持又はキャンセルすることにより、設定変更における有利状態の変化を多様性のあるものにすることができると共に、希望する出玉性能にする。
【解決手段】当選抽選手段(110)は、抽選確率を変更可能とするために、当選役の抽選確率を予め記憶した抽選テーブルを複数個、有し、遊技者にとって有利な有利状態を設け、所定の設定変更操作部(160)の操作によって設定値に対応する抽選テーブルを選択したときに、前記有利状態であるときには、選択した抽選テーブルが所定の抽選テーブルである場合に、有利状態をキャンセルすることを特徴とする。
【選択図】図7

Description

この発明は、選択した抽選テーブルに応じて、有利状態をキャンセル可能な遊技機に関する。
従来、この種の遊技機、具体的には例えばスロットマシンにおいては、当選役の抽選確率を、複数段階(例えば設定1〜6の6段階)に変更可能に形成されてある。具体的には、複数の抽選確率テーブルを有し、そのうちから使用する1つの抽選確率テーブルを選択することで、行われている。これは、遊技ホールでは、いわゆる設定値と呼ばれる数値を設定することにより行われるものであって、設定値1から6までの6段階の設定変更により、6種類の抽選テーブルを使用するものが知られている(例えば、特許文献1。)。したがって、設定値が6段階あるため、基本的に出玉の波も6種類となるものである。
この設定値は、抽選確率により、メダルの出玉率を左右できる機能であって、例えば、設定値1から設定値6まであるような場合、当選抽選手段の当選確率を変化させているものであり、通常、設定値の数値が大きい程、出玉率が大きく、遊技者の利益が大きくなるように調整されている。
そして、この設定値は、遊技ホールのホール管理者が、1日から数日の間隔で、スロットマシンの内部に設けられた設定変更操作部を、外部から操作することにより、変更しているものである。
そして、従来の技術として、設定変更前後の設定値を比較し、その組み合わせによって、演出状態を、通常演出状態にリセットする等の設定値の変更だけでなく、演出状態の管理もすることができるものが検討されている(特許文献1。)。
ここで、現状の遊技機には、遊技者が有利となるような有利状態がある。具体的には、例えば、所定の報知手段等により遊技者に有利となるような操作方法(例えば、複数のストップスイッチの停止操作順番や、所定の当選役の当選等)を演出報知して、遊技者の操作を支援するようなアシストゲーム(ATゲーム)や、当選役リプレイの抽選確率が通常よりも大きいリプレイタイムゲーム(RTゲーム)や、それらを組み合わせたアシストリプレイタイムゲーム(ARTゲーム)や、上述したゲームや、所定の役の当選状態を意味する当選フラグをストックすることができるようなストックゲーム等である。
特開2009−56198号公報
しかし、上記した従来の遊技機では、上述したようなARTゲーム等の有利状態は、通常、設定値を変更する場合に、その有利状態は、そのまま保持されるか、或いは、全て初期状態にリセットされるかのいずれかに形成されている。
そのように、保持されるか、或いは、リセットされるかのいずれかの内容に一律に処理されると、変化に乏しく、面白みがないという問題点があった。
また、そのように一律に処理されると、遊技機を設置している遊技ホール側が、出玉を多くしたい(遊技媒体を遊技者に多く払い出したい)場合や、その逆の出玉を少なくしたい(遊技者への遊技媒体の払い出しを少なくしたい)や、平均的な出玉性能(払い出しの波が小さい)にしたい等の種々の遊技ホールの営業形態の希望に添ったものにすることが難しいという問題点があった。
具体的には、例えば、遊技ホール側が、今日は、メダルを出したい(出玉を多くしたい、遊技者側の利益を大きくしたい)と計画して、設定値を抽選確率が高くてより当選しやすい抽選テーブルを使用する高設定に設定変更した場合、設定変更により、有利状態を常に初期状態にリセットする(クリアする)ような仕様であると、例えば、ARTゲーム等のストックが、初期状態になってしまい、遊技ホールが計画するような出玉性能を実現できない。
また、例えば、遊技ホール側が、今日は、メダルを出したくない(出玉を少ないしたい、すなわち遊技者側の利益を小さくしたい)と計画して、設定値を抽選確率が低くてより当選し難い抽選テーブルを使用する低設定に設定変更した場合、設定変更により、有利状態を常にリセットしないような仕様であると、ARTゲーム等のストック等が保持されてしまい、遊技ホールが計画したよりも多く払い出され、遊技者に多くの利益を与えてしまい、遊技ホールが計画するような出玉性能を実現できない。
このように、設定変更の際、有利状態を一律に処理してしまうと、遊技ホール側の営業形態の希望にそった形の出玉性能を提供することができなかった。
そこで、本発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
本発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、有利状態を、設定変更の際の設定値に対応させて、保持又はキャンセルすることにより、設定変更における有利状態の変化を多様性のあるものにすることができると共に、希望する出玉性能にすることが可能なものである。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、図柄(61)の組み合わせにより構成される役を抽選により当選として決定すると共に、前記抽選の当選確率を予め定めた設定値に対応して複数段階に変化させることが可能な当選抽選手段(110)を備えている。
そして、前記当選抽選手段(110)の抽選の結果、所定の前記役に当選し、当選した前記役に応じた図柄(61)の組み合わせが、予め定められた図柄表示態様になることにより入賞となり、或いは、予め定められた図柄表示態様とならないことにより外れとなって1回の遊技を終了させる遊技機である。
そして、前記当選抽選手段(110)は、抽選確率を変更可能とするために、当選役の抽選確率を予め記憶した抽選テーブルを複数個、有している。
そして、遊技者にとって有利な有利状態を設けている。
そして、所定の設定変更操作部(160)の操作によって前記設定値に対応する前記抽選テーブルを選択したときに、前記有利状態であるときには、選択した前記抽選テーブルが所定の抽選テーブルである場合に、前記有利状態をキャンセルすることを特徴とする。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記有利状態とは、実行させると有利となる状態の実行の権利を保有している状態を含むことを特徴とする。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記有利状態とは、実行させると有利となる状態の実行回数を保有している状態を含むことを特徴とする。
(請求項4)
請求項4記載の発明は、上記した請求項1から3までのいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、複数の前記抽選テーブルは、低有利抽選テーブルと、この低有利抽選テーブルよりも、遊技者にとって有利な高有利抽選テーブルとの2種類に分類されている。
そして、前記高有利抽選テーブルを選択した場合には、前記有利状態を保持している。
そして、前記低有利抽選テーブルを選択した場合には、前記有利状態をキャンセルすることを特徴とする。
(請求項5)
請求項5記載の発明は、上記した請求項1から3までのいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、複数の前記抽選テーブルは、低有利抽選テーブルと、この低有利抽選テーブルよりも、遊技者にとって有利な高有利抽選テーブルとの2種類に分類されている。
そして、前記高有利抽選テーブルを選択した場合には、前記有利状態をキャンセルしている。
そして、前記低有利抽選テーブルを選択した場合には、前記有利状態を保持することを特徴とする。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1〜3)
請求項1〜3記載の発明によれば、有利状態であるときには、選択した抽選テーブルが所定の抽選テーブルである場合に、有利状態をキャンセルさせることができる。すなわち、設定変更に伴って、有利状態が一律に処理されることなく、選択した抽選テーブルによっては、有利状態がキャンセルされる場合と、キャンセルされない場合とが発生し、設定変更における有利状態の変化を多様性のあるものにして、遊技の面白みを増すことができる。
また、抽選テーブルは、当選確率を複数段階に変化可能とするために複数個、有しており、この複数個の抽選テーブルから選択する抽選テーブルと、有利状態のキャンセル/保持とを種々の組み合わせにすることにより、種々の出玉性能を出現させることが可能となる。
(請求項4)
請求項4記載の発明によれば、請求項1から3までのいずれか1項に記載の発明の効果に加えて、高有利抽選テーブルを選択することで、低有利抽選テーブルを選択する場合よりも、遊技者に有利な抽選結果を得ることができる上に、その設定変更の際、有利状態を保持することができる。これにより、遊技者にとって、更なる有利な状態にすることができる。
また、低有利抽選テーブルを選択することで、高有利抽選テーブルと比較して、遊技者にとって有利でない抽選結果をもたらすとともに、設定変更の際、有利状態がキャンセルされることで、遊技状態をより有利でない方向へ移行させることができる。
このように、設定値に対応して選択する抽選テーブルの違いにより、遊技者にとって有利の程度の差の激しい遊技を、設定変更により発生させることが可能となる。
(請求項5)
請求項5記載の発明によれば、請求項1から3までのいずれか1項に記載の発明の効果に加えて、高有利抽選テーブルを選択することで、遊技者に低有利抽選テーブルよりも有利な抽選結果を得ることができるが、同時に、その設定変更の際、有利状態がキャンセルされることで、遊技者にって、遊技状態を有利でない方向へ移行させることができ、両者は、互いに補填しあい、極端に有利又は不利な状態に移行することを抑えることができる。
また、低有利抽選テーブルを選択することで、高有利抽選テーブルと比較して、遊技者にとって有利でない抽選結果をもたらすとともに、その設定変更の際、有利状態を維持することで、遊技者にとって、有利な状態にすることができ、両者は、互いに補填しあい、極端に有利又は不利な状態に移行することを抑えることができる。
このように、選択する抽選テーブルの抽選確率の違いを、有利状態のキャンセルの有無で補填して、遊技者にとって最終的な有利度合いの差の少ない遊技を、設定変更により発生させることが可能となる。
本発明の第1の実施の形態であって、遊技機を示す外観正面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、遊技機の入力、制御及び出力を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態であって、設定変更操作部の外観正面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、選択した設定値と、有利状態のキャンセル/保持との関係を示す概念図である。 本発明の第1の実施の形態であって、遊技機の動作の概略を示すフローである。 本発明の第1の実施の形態であって、遊技機の動作のうち、設定変更処理の概略を示すフローである。 本発明の第1の実施の形態であって、有利状態のキャンセル/保持処理の概略を示すフローである。 本発明の第2の実施の形態であって、選択した設定値と、有利状態のキャンセル/保持との関係を示す概念図である。 本発明の第2の実施の形態であって、有利状態のキャンセル/保持処理の概略を示すフローである。 本発明の第3の実施の形態であって、選択した設定値と、有利状態のキャンセル/保持との関係を示す概念図である。 本発明の第3の実施の形態であって、有利状態のキャンセル/保持処理の概略を示すフローである。 本発明の第4の実施の形態であって、選択した設定値と、有利状態のキャンセル/保持との関係を示す概念図である。 本発明の第4の実施の形態であって、有利状態のキャンセル/保持処理の概略を示すフローである。 本発明の第5の実施の形態であって、選択した設定値と、有利状態のキャンセル/保持及び有利遊技回数との関係を示す概念図である。 本発明の第5の実施の形態であって、有利状態のキャンセル/保持処理の概略を示すフローである。 本発明の他の実施の形態であって、選択した設定値と、有利状態のキャンセル/保持及び有利遊技回数との関係を示す概念図である。 本発明の他の実施の形態であって、有利状態のキャンセル/保持処理の概略を示すフローである。
(第1の実施の形態)
(スロットマシン10の概要)
図1に示すように、本実施の形態に係る遊技機としてのスロットマシンであって、正面に向かって開口する正面開口部を有する四角箱状の筐体11と、この筐体11の正面開口部を開閉自在に塞ぐ前扉14とを有する。前記前扉14は、正面開口部の上部を開閉自在に塞ぐ上扉3と、正面開口部の下部を開閉自在に塞ぐ下扉4とを備えている。
前記上扉3には、遊技者側に向かって臨む略四角窓状の表示窓12が形成されている。そして、この表示窓12の略中央には、三個の回転リール40の円周に貼付したリールテープ42上の図柄61、いわゆる停止図柄61を見ることができる図柄表示窓13が形成されている。
前記図柄表示窓13の奥には、3個の駆動モータによって図柄表示手段としての回転リール40を回転させるためのリールユニット60が配置されてある。前記回転リール40は、左端側に位置する左側回転リール43と、右端側に位置する右側回転リール45と、この左側回転リール43及び右側回転リール45の間に位置する中央回転リール44とからなる。
そして、スロットマシン10の前面側には、横方向に3本、左右の対角線上の斜め方向に2本の合計5本の入賞ラインA〜Eが形成されている。本実施の形態に係るスロットマシン10は、メダルの投入枚数が、3枚専用のもので、対角線も含めた五本の入賞ラインの全部が、入賞有効ラインとなる。
前記前扉14には、遊技者に入賞等を音や光や映像で報知させる報知手段66が形成されてあり、この報知手段66は、上下左右のスピーカー67と、表示窓12の上部中央に配置された液晶表示装置68と、表示窓12の周囲縁に配置された報知ランプ69とを備えている。
前記下扉4には、メダルを投入するためのメダル投入口18と、このメダル投入口18の下方のメダルセレクターの内部にあって、メダルのメダル投入口18から投入されたメダルを検知するための投入スイッチ15と、貯留メダル数を減じてメダル投入に代えるベットスイッチ16と、クレジットしたメダルを払い出すための精算スイッチ17と、メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に回転リール40の回転を開始させるための変動表示開始手段としてのスタートスイッチ30と、操作により対応する回転リール40の回転を停止させるための変動表示停止手段としてのストップスイッチ50とを備えている。
なお、本スロットマシン10は、メダル投入口18からメダルを投入すると、最大で50枚のメダルをスロットマシン10内部に貯留する(クレジットする)ことが可能に形成されている。そして、この貯留(クレジット)したメダルを、ベットスイッチ16の押下操作によって、遊技開始の条件としてのメダル投入に代えることができる。
前記上扉3の奥には、スロットマシン10の全体を制御するための制御装置20のうちのメインである主制御装置21が配置され、その主制御装置21の右側には、設定変更スイッチ161及び設定変更キースイッチ162を有する設定変更操作部160が形成されている。この設定変更操作部160は、設定値を変更するためのものであって、後で詳細に説明する。
前記下扉4の奥には、いわゆるホッパーユニットであって、メダルを貯留することができるとともに、メダルを払い出すことができる貯留払い出し手段65と、電源投入又は電源遮断のための操作が可能な電源スイッチ71を有すると共に各部品に電力を供給するための電源装置70とが配置されている。
そして、下扉4の下部には、入賞した場合に、貯留払い出し手段65からメダルが払い出される払い出し口32が形成され、この払い出し口32の下方には、払い出し口32から払い出されたメダルを貯留するため、上方に向かって開口する皿状の払い出し皿33が形成されている。
本実施の形態に係るスロットマシン10は、原則として、ベットスイッチ16操作又はメダル投入後のスタートスイッチ30の押下により、回転リール40の回転を開始すると共に、当選抽選を行い、各回転リール40のストップスイッチ50の押下タイミング及び当選抽選の結果に基づいて、回転リール40の回転を当選抽選の結果に沿うように停止させ、停止時の図柄の組み合わせによって、入賞の有無を判断し、入賞した場合には所定枚数のメダルを払い出す等の特典を付与するスロットマシンである。
なお、本明細書において、「前面」や「前」や「手前」とは、遊技者が、スロットマシン10の正面側の前にスロットマシン10の方に顔を向けているような場合のかかる遊技者から見た場合の奥から手前への方向を意味する。同様に「背面」や「後方向」や「奥方向」とは、遊技者が、スロットマシン10の正面側にスロットマシン10の方を向いているような場合のかかる遊技者から見たときの手前から奥への方向を意味する。同様に「左方向」や「右方向」等の左右方向も、かかるスロットマシン10の前面の方を向いて位置している者から見た場合の方向を意味する。
(設定変更操作部160)
設定変更操作部160は、図1及び図3に示すように、主制御装置21の正面に設けられた操作スイッチであり、前記スタートスイッチ30とともに、スロットマシン10の設定変更を行う場合の操作装置として機能するものである。そして、設定変更操作部160は、設定変更スイッチ161、設定変更キースイッチ162を備えている。
前記設定変更スイッチ161は、押しボタン式のスイッチであって、スロットマシン10の当選抽選手段110の抽選テーブルに対応する設定値を変更するためのスイッチである。具体的には、設定変更スイッチ161を押す毎に設定値が変更されるように形成されている。なお、変更された設定値は、上扉3の前面の数値表示部19に表示される。
前記設定変更キースイッチ162は、前記設定変更スイッチ161による設定変更を有効化するためのスイッチであり、鍵穴にキーを差し込んで回転させることでON、OFFの切り替えができるようになっている。具体的には、電源スイッチ71をOFFにした状態で設定変更キースイッチ162をONとし、その後に電源スイッチ71をONにすることにより、スロットマシン10が遊技モードから設定変更モードに切り替わり、設定変更スイッチ161の操作で数値表示部19に設定値の表示がされ(このことを設定値の参照という)、設定変更スイッチ161が作動可能となるように形成されている。ここで、設定変更スイッチ161の操作/非操作により設定値(抽選テーブル)が選択され、スタートスイッチ30の操作により設定値が確定する。さらに、設定値の確定後、設定変更キースイッチ162をOFFとすることにより、スロットマシン10が設定変更モードから遊技モードに切り替わる。
電源スイッチ71は、スロットマシン10の主電源を入れるためのものであるが、設定変更時においては、上述したような機能も有する。
そして、本実施の形態においては、設定変更スイッチ161により変更した設定値をスロットマシン10の設定値として確定させるための設定変更確定スイッチを、スタートスイッチ30と兼用させている。すなわち、スロットマシン10が設定変更モードになっている場合には、設定変更スイッチ161の操作後、スタートスイッチ30を操作することにより、設定変更が確定するようになっているものである。
(制御装置20)
図2に示すように、スロットマシン10の内部には、スロットマシン10の全体の動作を制御するための制御装置20が形成されている。前記制御装置20は、図示しないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAMを備えている。そして、ROMに記憶されたデータやプログラムを、RAMが読み込むことで、動作可能に形成されている。
前記制御装置20の入力段には、上述した投入スイッチ15、ベットスイッチ16、精算スイッチ17、スタートスイッチ30、ストップスイッチ50及び設定変更手段140が接続され、出力段には、上述した貯留払い出し手段65、リールユニット60及び報知手段66が接続されている。
前記制御装置20は、遊技を進行させて遊技状態を制御する主制御装置21と、この主制御装置21からの信号を受けて、遊技の演出を行うために演出状態を制御する副制御装置22とを備えている。
(主制御装置21)
前記主制御装置21は、スタートスイッチ30の遊技者による操作により、乱数抽選を行い、ストップスイッチ50の操作により、その抽選結果を反映させた回転リール40の回転及び停止を制御するためのものである。
前記主制御装置21は、遊技制御手段27と、当選抽選手段110と、停止制御手段120と、有利状態主管理手段170(有利状態管理手段130)と、設定変更手段140と、キャンセル手段150とを備えている。
なお、本スロットマシンにより行う遊技は、一般的(通常)に行われる通常遊技と、ボーナス遊技と呼ばれて同一の遊技回数を基準として遊技期間で比較した場合に、この通常遊技よりも遊技者に大きな利益を付与可能な特別遊技とを備えている。この特別遊技は、通常遊技中に予め定めた所定の役に入賞することにより移行すると共に通常遊技よりも単位時間あたりの獲得可能なメダル数が多くなることが可能に形成されている。この特別遊技は、具体的には、所定枚数までのメダルの獲得が可能なBB遊技(ビッグボーナス遊技)やRB遊技(レギュラーボーナス遊技)を備えている。
更に、本スロットマシン10により行う遊技には、通常遊技よりも、遊技者にとって有利な状態となる有利遊技を有している。
この有利遊技として、ART遊技(アシストリプレイタイム遊技)を備えている。このART遊技(アシストリプレイタイム遊技)は、停止操作順番や当選図柄等の種々の報知をすることによって遊技者をアシストするAT遊技(アシストタイム遊技)と、当選役リプレイの抽選確率が通常遊技よりも高く設定されたRT遊技(リプレイタイム遊技)との両方を組み合わせているものである。
ここで、「役」とは、原則として図柄の組み合わせにより構成されるもので、予め定めた入賞態様を意味するものであって、例えば、左、中、右の回転リール40の停止図柄が、それぞれ7、7、7のように、通常、回転リールに表示される図柄を、3つ揃えた形が基本形となる。
役には、入賞によりメダルの払い出しを伴う小役(スイカ、ベル、チェリー等)と、入賞によりメダル払い出しは無いがBB遊技に移行するBB遊技移行役(ビッグボーナスゲーム移行役)と、入賞によりメダル払い出しは無いがRB遊技に移行するRB遊技移行役(レギュラーボーナスゲーム移行役)と、メダルの払い出しは無いが、メダルを新たに投入することなく再度の遊技を行うことができるリプレイ(再遊技)役とを備えている。
(遊技制御手段27)
前記遊技制御手段27は、遊技を行わせるためのものである。ここで、遊技制御手段27が行わせる遊技は、メダルの投入を条件として遊技が開始可能となり、当選抽選手段の抽選の結果、所定の役に当選し、且つ遊技状況が役に応じて予め定められた図柄表示の態様になること(役に対応する図柄が入賞有効ライン上に揃うこと)により入賞となり、或いは、かかる図柄表示の態様にならないこと(役に対応する図柄が入賞有効ライン上に揃わないこと)により外れとなって1回の遊技が終了するように設定されている。なお、入賞有効ライン上に当選した役を構成する図柄が揃うことにより、当該役の入賞となる。
そして、その抽選の結果がいずれかの当選となった場合(内部入賞とも言う。)、その当選に対応した当選フラグが成立する。ここで、「当選フラグ」とは、当選抽選手段110の抽選の結果が所定の役に当選の場合に、当選であることを記憶しておくためのメモリーであって、当選フラグが成立している状態で、当選の権利が発生していることを意味する。そして、この当選フラグ成立中に、回転リール40の停止図柄61の組み合わせが、予め定められた所定の入賞図柄(例えば、入賞有効ライン上に「7」が三個揃うもの)と一致したことを条件に入賞するように形成されている。
当選には、小役当選(スイカ、ベル、チェリー等の各当選)と、BB遊技当選(ビッグボーナスゲーム当選、BBゲームへ移行するための移行当選役)と、RB遊技当選(レギュラーボーナスゲーム当選、RBゲームへ移行するための移行当選役)と、リプレイ(再遊技)当選とを備えている。なお、小役当選及びリプレイ当選の当選フラグは、入賞しない場合に、次の遊技に持ち越されない持越不可フラグであるが、BB遊技及びRB遊技の当選フラグは、入賞しない場合に、次の遊技に持ち越される持越可能フラグになっている。
(当選抽選手段110)
前記当選抽選手段110は、抽選用の乱数を所定の領域内(十進数で0〜65535)で発生させ、その乱数を、スタートスイッチ30の操作タイミングで取得し、予め定めた当選領域のデータテーブルを有する抽選テーブルに基づいて、当選の有無や、種類を決定している。
具体的には、当選抽選手段110は、一定範囲の数字を高速で1ずつ加算するカウンタを用いて、抽選用の乱数を所定の領域内(十進数で0〜65535)で発生させる当選乱数発生手段111と、当選乱数発生手段111が発生する乱数を、所定の条件(具体的には、スタートスイッチ30の操作)で取得する当選乱数取得手段112と、当選乱数発生手段111がとる乱数の全領域中、各当選項目の当選領域の抽選テーブルを有する抽選テーブル記憶手段113と、所定の取得乱数及び抽選テーブルの当選領域を照合し、当該取得乱数が属する当選領域に対応する当選を決定すると共に、その当選結果に対応する停止テーブルを決定する当選判定手段114とを備えている。
前記当選抽選手段110は、抽選の当選確率を予め定めた設定値に対応して、抽選確率を複数段階に変化させることが可能に形成されている。この設定値は、設定変更操作部160の設定変更キースイッチ162及び設定変更スイッチ161を操作することにより、変更可能に形成されている。
前記抽選テーブル記憶手段113は、1〜6の設定値(整数)に対応して、抽選確率を変更可能とするために、当選役の抽選確率を記憶した抽選テーブルを、複数個(具体的には、6個、もちろん、この6個に限定されることはない)、有している。
ここで、スロットマシン10の設定は、設定値1から設定値6までにランク分けされていて、設定値の違いにより、当選役が当選する確率(当選確率)が、原則として異なるようになっている。具体的には、設定値が1から6まで、設定値が1増加するに伴って、全体の当選確率は高くなるように形成されるとともに、各当選役の抽選確率は、同一又は高くなるように形成されている。例えば、設定値1よりも設定値6の方が、原則として「あたり」となる確率が大きくなるように形成されており、当選確率が高ければ、当然入賞の可能性も増えるので、遊技者への有利の程度も増加し、設定値を調整することにより、その遊技機の相対的払い出しメダルの量が変わってくる。なお、役によっては、設定値1〜6の抽選確率を同一の値に設定しているものもある。
そして、抽選テーブルは、同一設定値の全ての役の抽選確率のデータが予め記憶されているものである。そして、各設定値に対応する6個の抽選テーブルは、上述したように全ての当選役に対して、設定値が1だけ増加するごとに、役ごとに同一又は増加した抽選確率が設定されている。そして、6個の抽選テーブルは、当選役の抽選確率における遊技者への有利の程度の差によって、有利の程度の低い、低有利抽選テーブルと、この低有利抽選テーブルよりも、遊技者への有利の程度が高くなる高有利抽選テーブルとの2種類に分類されている。低有利抽選テーブルは、設定値1、2又は3に対応する抽選テーブルであり、また、高有利抽選テーブルは、設定値4、5又は6に対応する抽選テーブルである。
そして、設定変更操作部160の操作によって、設定値に対応する抽選テーブルを選択することができるように形成されている。
(停止制御手段120)
前記停止制御手段120は、当選抽選手段110の抽選の結果に対応した停止制御を回転リール40に対して行うためのものである。この停止制御手段120では、抽選の結果に対応する停止位置を予め記録した停止テーブルを多数用意して、その中から抽選結果により決定された停止テーブルを選択して、その選択した停止テーブルに基づいて停止させる、いわゆるテーブル停止制御を用いている。なお、この停止テーブルでは、所定の停止位置の図柄の上の図柄から連続する4個の引き込み可能図柄61の中(停止位置の図柄も含めて全部で5個の図柄)のうちから予め設定した所定図柄を引き込んで停止させるような引き込みコマ数が設定されている。
このテーブル停止制御は、いずれかの当選フラグが成立中に、優先的に引き込む図柄を入賞有効ライン上に揃えることができるか否かは、選択した停止テーブル上に予め記載されている21個の図柄に対応する各停止操作位置(No0〜No20)でのすべりコマ数により決定されるものである。例えば、左側回転リール43、中央回転リール44及び右側回転リール45の入賞有効ライン上の図柄が順にセブン、セブン、セブンと停止することにより、BBゲームに入賞するように設定されている。そして、かかるBBゲームの当選フラグが成立している場合に、中央回転リール44での所定の入賞有効ラインでの停止操作位置がNo6であるとき、選択された停止テーブルのNo6の位置から3コマ後(3コマ回転上流の位置)にセブンが位置して、そのNo6の位置のすべりコマ数には3が予め設定されているとする。かかる場合、その所定の入賞有効ラインには、No6の図柄から3コマだけ回転移動してセブンの入賞図柄が停止することとなるものである。このように、停止テーブルには、各停止操作位置でのすべりコマ数が予め設定されている。
(有利状態管理手段130)
前記有利状態管理手段130は、遊技者にとって有利な有利状態である有利遊技としてのARTゲームを管理するためのものである。なお、有利状態である有利遊技としてのARTゲームは、本実施の形態では、複数回の遊技(具体的には、100回の遊技)にまたがって発生可能なものであるが、必ずしも複数回の遊技にまたがって発生するものに限定されるものではなく、1回の遊技で成立するような有利遊技も、含まれる。すなわち、有利状態は、1回の遊技回数だけでも成立し得るものである。
有利遊技であるARTゲームは、主制御装置21により管理するRTゲーム部分と、副制御装置22により管理するATゲーム部分との組み合わせから成り立つものである。
前記有利状態管理手段130は、有利遊技としてのARTゲームのうち、主制御装置21により管理するRTゲーム部分を制御するための有利状態主管理手段170と、副制御装置22により管理するATゲーム部分を制御するための有利状態副管理手段180とを備えている。
本実施の形態に係るスロットマシン10におけるARTゲームは、BBゲーム終了後から開始され、予め定め得た所定回数N回(ここで、Nは自然数)の遊技回数まで実施されるものである。具体的には、本実施の形態では、N=100回に設定されている。もちろん、これにNの数値は、これに限定されるものではなく、Nを200回、500回、1000回、2000回等の所定の数値に設定してもよい。
本実施の形態に係るARTゲームに移行すると、原則として、RTゲーム部分により再遊技が通常遊技よりも高確率で当選することから、メダルが減らず、かつ、ATゲーム部分により取りこぼしが発生し易い役が報知され、目押しにより入賞させることで、遊技者の手元のメダルを増やすことができるものである。結果として、ARTゲームは、遊技者にとって有利な有利状態となる有利遊技となる。
なお、ARTゲームの開始契機や、終了契機は、上述したものに限定されるものではない。具体的には、例えば、ARTゲームの開始契機や、終了契機を、所定の役が当選したとき(当選フラグが成立したとき)や、所定の役が入賞したとき(当該役の入賞図柄が入賞有効ライン上に停止したとき)や、所定の図柄の組み合わせが、図柄表示窓13の内部で所定の停止表示態様となったときや、BBゲームやRBゲーム等の所定の特別遊技が開始或いは終了したときや、所定の時刻になったときや、営業開始から所定時間が経過したときや、営業終了から逆算して所定時間に到達したとき等、種々の設定が可能である。
本実施の形態に係る有利状態は、実行させると遊技者にとって有利となる状態の実行の権利であって、上述したようにBBゲームの後の所定回数(具体的には、100回)の遊技回数だけ実行できるARTゲームの状態であることである。そして、後述するキャンセル手段150は、残りのARTゲームがあっても、設定変更時に、所定の設定値に対応する場合には、残りのARTゲームの遊技回数をキャンセル(クリア)するものである。
このARTゲームは、BBゲームの後、必ず発生するように設定してあるが、特にこれに限定されることなく、所定の場合にだけ、例えば、所定の抽選の結果、当選したときだけ発生するように形成してもよい。すなわち、BBゲーム終了後、常にARTゲームに移行することができるものではなく、抽選に当選しているときだけ、ARTゲームに移行することができるように形成してもよい。
また、上述した有利状態である有利遊技としてARTゲームを用いたが、例えば、有利遊技としてATゲーム等を用いた場合等、この有利遊技の実行回数(実行可能な回数)を、予め抽選で決定すること等により、将来の実行可能な有利遊技の実行回数を、ストックすることができるように形成してもよい。例えば、有利遊技の実行回数をNとして、N=2回に当選した場合、有利遊技のストック数としてN=2が設定され、今後、BBゲームに2回、入賞して移行した場合、その2回のBBゲームでは、BBゲーム終了後に有利遊技に移行することができるものである。かかる場合の有利状態とは、実行させると遊技者にとって有利となる状態(有利遊技である有利遊技)の実行可能な実行回数(有利遊技の実行可能な回数のストック)を保有している状態を含むものである。かかる場合に、後述するキャンセル手段150は、有利遊技の100回の遊技回数のうちの残りの遊技回数と、ストックしている有利遊技の実行回数N(上述した例では、N=2回のストックされている実行可能な回数)とのいずれか一方の全部又は一部をキャンセル(クリア)してもよく、或いは、両者とも、その内容の全部又は一部をキャンセル(クリア)してもよい。
(有利状態主管理手段170)
前記有利状態主管理手段170は、遊技者にとって有利な有利状態である有利遊技としてのARTゲームのうち、主制御装置21により管理するRTゲーム部分に関する内容を制御するためのものである。
前記有利状態主管理手段170は、ARTゲームに移行すると、当選役のうち、再遊技(リプレイ)の抽選確率を、通常遊技と比較して異なるものに設定するものである。具体的には、原則として、再遊技の抽選確率を、通常遊技と比較して、高く設定するものである。これにより、メダルを投入しなくても遊技が可能な再遊技の入賞を増やし、結果として、獲得メダル数を増やすことができ、遊技者にとって有利な状態にすることができる。
(設定変更手段140)
前記設定変更手段140は、設定変更操作部160からの操作信号に基づき、遊技の設定を変更するためのものである。そして、設定変更操作部160は、特に図示しないが、設定変更許可手段、設定値変更手段、設定値確定手段の各手段を備えている。
前記設定変更許可手段は、設定変更キースイッチ162からの信号に基づき、設定変更操作や操作に基づく設定変更に関する制御を可能とさせるためのものである。具体的には、設定変更キースイッチ162がONである信号を受信した場合に、スロットマシン10の状態を遊技モードから設定変更モードに切り替え、設定変更スイッチ161の操作を有効化させる。また、設定値の数値表示部19への表示を可能とさせる。
前記設定値変更手段は、設定変更スイッチ161からの信号に基づき、設定に係る数値(設定値)を変更するためのものである。具体的には、設定変更スイッチ161が操作され、その操作信号を受信した場合に、1〜6までの数値のなかから一の数値を決定し、記憶するものである。例えば、設定変更スイッチ161の操作信号を受信するたびに記憶されている数値を順次インクリメントする。すなわち、設定変更前の設定値が例えば「3」であった場合、設定変更スイッチ161の操作毎に、「4」「5」「6」と記憶する数値を変え、「6」の次には「1」を記憶する。設定値変更手段が記憶した数値は、数値表示部19に表示される。
前記設定値確定手段は、設定変更確定入力装置としてのスタートスイッチ30からの信号に基づき、設定に係る数値を確定するためのものである。具体的には、スタートスイッチ30が操作され、その操作信号を受信した場合に、前記設定値変更手段が記憶している設定値を、設定に係る数値として決定し、当該数値データを当選抽選手段110に送出する。この数値データに基づいて、設定値に対応する抽選テーブルが取得されることにより、設定変更が行われる。
(キャンセル手段150)
前記キャンセル手段150は、設定変更操作部160の操作によって設定値を選択し、その設定値に対応する抽選テーブルを選択したときに、有利状態であるときには、その選択した抽選テーブルが所定の抽選テーブルであった場合に、有利状態をキャンセルするためのものである。
ここで、1〜6の設定値と、それに対応する6種類の抽選テーブルが、一対一に対応しているものであるため、結果として、キャンセル手段150は、設定変更操作部160の操作によって設定値を選択したときには、その設定値に対応して、有利状態をキャンセルしていることになる。
また、有利状態とは、実行させると遊技者にとって有利となる状態の実行の権利を保有している状態であって、具体的には、ARTゲームの状態を意味する。したがって、有利状態をキャンセルするとは、有利遊技であるARTゲームの状態をキャンセルすることであって、例えば、BBゲームの終了後の100回のARTゲームの途中であっても、1〜3への設定変更により、残りのARTゲームの実行の権利がキャンセルされ、実行できなくなる。
キャンセル手段150は、図4に示すように、設定値4〜6に対応する高有利抽選テーブルを選択した場合には、有利状態を保持し、設定値1〜3に対応する低有利抽選テーブルを選択した場合には、有利状態をキャンセルするように形成されている。
結果として、キャンセル手段150は、設定変更操作部160によって選択した設定値が1、2又は3のときは、有利状態をキャンセルし、選択した設定値が4、5又は6のときは、有利状態を保持する。
(副制御装置22(演出データ記憶手段25、演出制御手段26、有利状態副管理手段180))
前記副制御装置22は、主として演出データに関するものであって、液晶表示装置68や報知ランプ69やスピーカー67等の報知手段66を制御するためのものである。前記副制御装置22は、液晶表示装置68等の報知手段66の演出データを記憶するROMを有する演出データ記憶手段25と、この演出データ記憶手段25からの各演出データを、RAMに読み込ませて、主制御装置21からの制御信号に基づいて、液晶表示装置68等の報知手段66に出力し、各報知手段66を制御するためのものである。
(有利状態副管理手段180)
前記有利状態副管理手段180は、遊技者にとって有利な有利状態である有利遊技としてのARTゲームのうち、副制御装置22により管理するATゲーム部分に関する内容を管理するためのものである。前記有利状態副管理手段180は、ARTゲームに移行すると、取りこぼし(当選したが入賞できなかったこと)の発生しやすい当選図柄を報知することで、取りこぼしの発生を抑えて、報知した図柄の当選役を入賞させることができるものである。
具体的には、小役A(赤7、ベル、ベル)、小役B(青7、ベル、ベル)、小役C(白7、ベル、ベル)(ここで、括弧の中は、当該小役が入賞するための入賞有効ライン上の図柄であって、左から順に、左側回転リール43、中央回転リール44、右側回転リール45の入賞有効ライン上の図柄)の3つの小役が形成されている。この3つの小役の図柄のうち、赤7、青7、白7の図柄は、左側回転リール43の円周上で引き込み範囲が重複しないように互いに離れて、回転リール40の周囲に配置されている。そして、この3つの小役のそれぞれが、当選フラグを持つとすると、仮に小役Aが当選したときに、3つのうち、いずれか1つが当選していることが報知されても(すなわち、特定の1つの小役を特定しない報知がされても)、小役Cや、小役Bを目押しにより狙っても小役Cを入賞有効ライン上に停止させることはできない。このような場合、上記3つのどれが当選したか遊技者には、判断することができないことから、必然的に、取りこぼしが生じる。しかし、ARTゲーム状態となって、小役A、B又はCのいずれが当選したかが報知(特定の1つが当選していることを具体的に特定する報知)されることにより、どの図柄を狙えばよいか、判断することができるので、報知された小役を入賞させることができる。すなわち、小役の入賞確率を上げることができる。これにより、小役の入賞を増やし、結果として、遊技者に有利な状態にすることができる。
なお、ここで、有利状態副管理手段180は、取りこぼしの発生しやすい当選図柄の報知演出を行うことで、遊技者に有利な状態を形成したが、特にこれに限定されるものではない。例えば、停止操作を行う順序を報知するようなものであってもよい。つまり、液晶表示装置68によって報知された停止操作順序(例えば、右→左→中)にて、対応した回転リール40をストップスイッチ50で停止させることで小役を入賞させることが可能となり、報知された停止操作順番以外の押し順で停止操作を行うと入賞させることができないように形成されているようなものであってもよい。
(スロットマシン10の動作)
次に、上記構成を備えたスロットマシン10の遊技の通常遊技の動作の概略について、図5に示したフローを用いて説明する。
ステップ111において、遊技者によりスタートスイッチ30が操作されて、ON状態になっているか否かが判定される。そして、スタートスイッチ30がON状態になっていると判定された場合、次のステップ112に進む。
ステップ112において、当選抽選手段110により、今回の遊技の当選抽選処理が行われる。当選抽選処理は、先ず、当選乱数発生手段111により発生された乱数の中から当選乱数取得手段112により乱数が取得されて内部に記憶される。そして、当選判定手段114により、取得された乱数と抽選テーブル記憶手段113に記憶されている抽選テーブルの当選判定領域データとの比較が行われる。そして、取得された乱数が、抽選テーブル記憶手段113の抽選テーブルのどの当選領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が決定される。そして、その決定に基づいて予め停止させる停止位置を定めた停止テーブルが決定される。なお、抽選方法は、特にこれらの方法に限定されるものではなく、他の乱数発生プログラム等を用いた他の方法で決定するようにしてもよい。そして、次のステップ113に進む。
ステップ113において、回転リール40の回転が開始する。そして、次のステップ114に進む。
ステップ114において、遊技者によりストップスイッチ50の操作が行われて、ストップスイッチ50がON状態となる。そして、次のステップ115に進む。
ステップ115において、回転リール40の停止操作処理が行われる。この停止操作処理は、当選抽選手段110の抽選結果に対応して選択された停止テーブルに基づいて、回転リール40の停止処理が行われる、いわゆるテーブル停止制御によって実施される。なお、条件判断停止制御によって実施してもよい。そして、次のステップ116に進む。
ステップ116において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたか否かが判定される。そして、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたと判定された場合、次のステップ117に進む。
ステップ117において、当選フラグ成立中に当該当選フラグに対応する入賞図柄が入賞有効ライン上に揃ったか否か、すなわち、入賞したか否かが判定される。そして、入賞したと判定された場合、次のステップ118に進む。
ステップ118において、入賞時処理が行われる。具体的には、BB移行役に入賞した場合は、メダル払い出しは行われずに遊技状態の移行処理が設定され、リプレイに入賞した場合には、リプレイ処理(当該遊技で投入したメダル枚数と同じ枚数を自動的に次の遊技の投入枚数として投入する処理)が行われ、小役に入賞した場合は、小役の入賞図柄に相当する予め定めた特定の枚数のメダルの払い出し処理が行われる。そして、遊技が終了する。
前記ステップ111において、スタートスイッチ30がON状態になっていないと判定された場合、ステップ111の前に戻る。
前記ステップ116において、三個の回転リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われていないと判定された場合、ステップ114に戻る。
前記ステップ117において、入賞していないと判定された場合、ステップ118を飛び越して、遊技が終了する。
(設定変更の動作)
次に、スロットマシン10の設定変更時の制御について、図6のフローに基づき説明する。
まず、図6のステップ210において、電源スイッチ71をONにしたときに設定変更キースイッチ162がONになっているか否かが判断される。設定変更キースイッチ162がONでない場合にはステップ210の前に戻り、設定変更キースイッチ162がONとなっている場合には、スロットマシン10が設定変更モードになる。そして次のステップ211に進む。
ステップ211において、現在の設定値が表示される。具体的には、複数の数値表示部19のうちいずれかの数値表示部19に、現在の設定値が、例えば「−3−」のように表示される。そして、次のステップ212に進む。
ステップ212において、設定変更スイッチ161が操作されたか否かが判断される。設定変更スイッチ161が操作された場合には、次のステップ213に進む。
ステップ213において、数値表示部30に表示されている設定値が変更されて、変更した設定値が数値表示部19に表示される。例えば、「−3−」が「−4−」になる。そして次のステップ214に進む。
前記ステップ212において、設定変更スイッチ161が操作されない場合には、ステップ213を飛び越してステップ214に進む。
ステップ214において、設定変更確定スイッチすなわちスタートスイッチ30が操作されたか否かが判断される。設定変更確定スイッチが操作されない場合にはステップ212に戻り、設定変更確定スイッチが操作された場合には、次のステップ215に進む。
ステップ215において、数値表示部19に確定した設定値が表示される。具体的には、数値表示部19の表示が、例えば「5」のように、設定が確定されたことを示す表示に変わる。そして次のステップ216に進む。
ステップ216において、設定変更キースイッチ162がOFFとなったか否かが判断される。設定変更キースイッチ162がOFFにならない場合にはステップ216の前に戻り、設定変更キースイッチ162がOFFになった場合には、次のステップ217に進む。
ステップ217において、設定変更モードが遊技モードに切り替わり、数値表示部19の設定値の表示が消える。そして、次のステップ218に進む。
ステップ218において、有利状態のキャンセル/保持処理が行われる。そして、設定変更制御を終了する。
図6のフローのステップ218の有利状態のキャンセル/保持処理について、図7のフローを用いて説明する。
ステップ310において、BBゲームの終了から100回のARTゲームのうち、残りのARTゲームがあるか否か判定される。そして、残りのARTゲームが存在すると判定された場合、すなわち、具体的には、現在の遊技状態がBBゲームの終了後から100回の遊技回数範囲のARTゲーム内であって、残りのARTゲームが存在していると判定された場合、次のステップ311に進む。
ステップ311において、設定変更後の確定した設定値が4、5又は6のいずれかであるか否かが判定される。そして、設定変更後の確定した設定値が4、5又は6のいずれかであると判定された場合、次のステップ312に進む。
ステップ312において、残りのARTゲームは、設定変更後もそのまま保持されるような処理が行われる。そして、その後、有利状態のキャンセル/保持処理は終了する。
前記ステップ310において、残りのARTゲームが存在しないと判定された場合、すなわち、具体的には、現在の遊技状態が、BBゲームの終了後から100回の遊技回数の範囲のARTゲームでなく、残りのARTゲームが存在しないと判定された場合、当該処理は終了する。
前記ステップ311において、設定変更後の確定した設定値が4、5又は6のいずれかでないと判定された場合、すなわち、設定変更後の確定した設定値が1、2又は3のいずれかであると判定された場合、次のステップ313に進む。
ステップ313において、残りのARTゲームは、キャンセル(クリア)される。そして、その後、有利状態のキャンセル/保持処理は終了する。
(作用)
本実施の形態に係る遊技機としてのスロットマシン10は、選択した抽選テーブルに応じて、有利状態としての有利遊技(ARTゲーム)をキャンセルさせることができる。すなわち、設定変更に伴って、有利状態が一律に処理されることなく、選択した抽選テーブルによっては、有利状態がキャンセルされる場合と、キャンセルされない場合とが発生し、設定変更における有利状態の変化を多様性のあるものにすることができて、遊技を面白みのあるものにすることができる。
また、このスロットマシン10を設置する遊技ホールの管理者は、選択する抽選テーブルによって、有利状態としての有利遊技(ARTゲーム)を保持するか、キャンセルするかを選択することが可能となり、出玉(払い出されるメダル)を増やしたい場合には、有利状態を保持する抽選テーブルを選択し、出玉を減らしたい場合には、有利状態をキャンセルする抽選テーブルを選択することが可能となる。これにより、希望する出玉性能を得ることができる。
具体的には、設定値4〜6に対応する高有利抽選テーブルを選択することで、低有利抽選テーブルを選択する場合よりも、遊技者に有利な抽選結果を得ることができる上に、その設定変更の際、有利状態としての有利遊技(ARTゲーム)を保持することができる。これにより、遊技者にとって、更なる有利な状態にすることができる。
また、設定値1〜3に対応する低有利抽選テーブルを選択することで、高有利抽選テーブルと比較して、遊技者にとって有利でない抽選結果をもたらすとともに、設定変更の際、有利状態としての有利遊技(ARTゲーム)がキャンセルされることで、有利状態の有利の程度をより低い状態にすることができる。
このように、設定値に対応して選択する抽選テーブルの違いにより、遊技者にとって有利状態の有利の程度の差の激しい遊技を、設定変更により発生させることが可能となる。
したがって、スロットマシン10を設置した遊技ホールの管理者が、所定の営業期間だけ、より多くのメダルを払い出して、遊技者により多くの利益を獲得させたいような場合、設定値を高めに設定して(例えば、設定4〜6)、高有利抽選テーブルを使用する。かかる場合、ARTゲームの途中で設定変更しても、残りのARTゲームがキャンセルされずに、保持され、良く当たる爆裂台に移行させて、メダルを出したい(メダルの払い出しを増やしたい)というような遊技ホールが計画する出玉性能を確実に達成させることができる。
一方、遊技ホールが、所定の営業期間だけ、メダルの払い出しを抑えて、遊技者に利益を獲得させたくないような場合、設定値を低めに設定して(例えば、設定1〜3)、低有利抽選テーブルを使用する。かかる場合、ARTゲームの途中で設定変更しても、残りのARTゲームは保持されずに、キャンセルされる。これにより、メダルを出したくない(メダルの払い出しを抑えたい)というような遊技ホールが、計画するような出玉性能を確実に達成させることができる。
このように、出玉の差の激しいスロットマシン10を形成することができ、遊技ホールが出玉性能を容易に管理することができ、出玉性能に大きな差を付けるようにしたい、出玉の波を荒くしたいという遊技ホール側の営業形態の希望にそった出玉性能のスロットマシン10を提供することができる。
(第2の実施の形態)
本実施の形態は、第1の実施の形態の図4及び図7の代わりに、図8及び図9を使用するものであって、その他の図面の図1、2、3、5、6は、本実施の形態でも適用されるものである。
本実施の形態でも、第1の実施の形態と同様に、6個の抽選テーブルは、当選役の抽選確率における遊技者への有利の程度によって、有利の程度の低い、設定値1、2又は3に対応する低有利抽選テーブルと、この低有利抽選テーブルよりも、遊技者への有利の程度が高くなる設定値4、5又は6に対応する高有利抽選テーブルとの2種類に分類されている。そして、第1の実施の形態では、図4に示すように、設定1〜3に対応する低有利抽選テーブルを選択したときは、有利状態がキャンセルされ、設定4〜6に対応する高有利抽選テーブルを選択したときは、その有利状態が保持されていた。それに対して、本実施の形態では、図8に示すように、設定値に対応する有利状態のキャンセルと保持とが逆の関係となり、設定1〜3に対応する低有利抽選テーブルを選択したときは、ARTゲームの残り遊技回数や、ARTゲームの発生可能回数であるストック数等の有利状態が保持され、設定4〜6に対応する高有利抽選テーブルを選択したときには、その有利状態がキャンセルされるように形成されている。
また、第1の実施の形態の図7のフローと、本実施の形態の図9のフローとを比較すると、図7のステップ311の「設定が4〜6か?」の内容が、図9のステップ411の「設定が1〜3か?」の内容に変更されているだけであって、その他のフローの内容は、第1の実施の形態と同様のものである。また、その他の構成は、第1の実施の形態と同様のものである。
本実施の形態では、設定変更の際、設定値4〜6に対応する高有利抽選テーブルを選択することで、遊技者に低有利抽選テーブルよりも有利な抽選結果を得ることができるが、同時に、その設定変更の際、有利状態がキャンセルされることで、遊技者への有利の程度を低くさせることができる。したがって、抽選テーブルは、高有利抽選テーブルだが、ARTゲームに関連する有利状態は、キャンセルされ得ることになる。両者は、互いに補填しあい、極端に有利又は不利な状態に移行することを抑えることができる。
また、設定変更の際、設定値1〜3に対応する低有利抽選テーブルを選択することで、高有利抽選テーブルと比較して、遊技者にとって有利の程度が低い、抽選結果をもたらすとともに、その設定変更の際、ARTゲームに関連する有利状態を保持することで、遊技者への有利の程度を高くすることができる。したがって、抽選テーブルは、低有利抽選テーブルだが、ARTゲームに関連する有利状態は、保持され得ることになる。両者は、互いに補填しあい、極端に有利又は不利な状態に移行することを抑えることができる。
このように、選択する抽選テーブルの有利の程度の違いを、有利状態のキャンセルの有無で補填して、遊技者にとって最終的な有利状態の差の少ない遊技を、設定変更により発生させることが可能となる。抽選テーブルは、変更され、有利状態も変更可能となるので、遊技内容は、異なる態様となるが、最終的に遊技者にもたらされる利益の振れは、上述した補填関係により抑えられることになる。その結果、出玉性能を変更させないために、設定も変更せずに、有利状態のキャンセル/保持も一律に設定しているようなものと比較して、出玉性能を大きく変更させることなく、遊技の多様性だけを変更することができる。したがって、遊技に多様性があるため、全ての遊技者に多くの楽しみを与えることができるが、出玉性能に大きな差を付けたくない、出玉の波を穏やかにしたいという遊技ホールの営業形態の希望に添った出玉性能にすることが可能なスロットマシン10を提供することができる。なお、その他の作用及び効果やバリエーションは、第1の実施の形態と同様である。
(第3の実施の形態)
本実施の形態は、第1の実施の形態の図4及び図7の代わりに、図10及び図11を使用するものであって、その他の第1の実施の形態で用いた図面の図1、2、3、5、6は、本実施の形態でも適用されるものである。
本実施の形態は、6個の抽選テーブルは、当選役の抽選確率における遊技者への有利の程度によって、有利の程度が低い、設定値1〜5に対応する5個の低有利抽選テーブルと、この低有利抽選テーブルよりも、遊技者への有利の程度が高くなる設定値6に対応する1個の高有利抽選テーブルとの2種類に分類されている。
本実施の形態では、図10に示すように、有利状態であるときに設定変更をすると、低有利抽選テーブルを選択したときは、有利状態がキャンセルされ、高有利抽選テーブルを選択したときは、有利状態が保持されている点は、第1の実施の形態と同じであるが、低有利抽選テーブルと高有利抽選テーブルとの個数が異なり、設定1〜5に対応する5個の低有利抽選テーブルのいずれかを選択したときは、ARTゲームの残り遊技回数や、ARTゲームの発生可能回数であるストック数等の有利状態がキャンセルされ、設定6に対応する1個の高有利抽選テーブルを選択したときには、その有利状態が保持されるように形成されている。
また、第1の実施の形態の図7のフローと、本実施の形態の図11のフローとを比較すると、図7のステップ311の「設定が4〜6か?」の内容が、図11のステップ511の「設定が6か?」の内容に変更されているだけであって、その他のフローの内容は、第1の実施の形態と同様のものである。また、その他の構成は、第1の実施の形態と同様のものである。
したがって、スロットマシン10を設置した遊技ホールの管理者が、所定の営業期間だけ、より多くのメダルを払い出して、遊技者により多くの利益を獲得させたいような営業形態を希望する場合、設定値を最も高い設定値6に設定して、高有利抽選テーブルを使用する。これにより、ARTゲームの途中で設定変更しても、残りのARTゲームがキャンセルされずに、保持され、良く当たる爆裂台に移行させて、メダルを出したい(メダルの払い出しを増やしたい)というような遊技ホールが計画する出玉性能を確実に達成させることができる。
一方、遊技ホールが、所定の営業期間だけ、メダルの払い出しを抑えて、遊技者に利益を獲得させたくないような場合、設定値を低めに設定して(設定1〜5のいずれか)、低有利抽選テーブルを使用する。かかる場合、ARTゲームの途中で設定変更しても、残りのARTゲームは保持されずに、キャンセルされる。これにより、メダルを出したくない(メダルの払い出しを抑えたい)というような遊技ホールが、計画するような出玉性能を確実に達成させることができる。
このように、出玉の差の激しいスロットマシン10を形成することができ、遊技ホールが出玉性能を容易に管理することができ、出玉性能に大きな差を付けるようにしたいという遊技ホール側の営業形態の希望にそった出玉性能のスロットマシン10を提供することができる。
(第4の実施の形態)
本実施の形態は、第2の実施の形態の図8及び図9の代わりに、図12及び図13を使用するものであって、その他の第2の実施の形態で用いた第1の実施の形態の図面の図1、2、3、5、6は、本実施の形態でも適用されるものである。
本実施の形態に係る抽選テーブルは、第3の実施と同様であって、6個の抽選テーブルは、当選役の抽選確率における遊技者への有利の程度によって、有利度の低い、設定値1〜5に対応する5個の低有利抽選テーブルと、この低有利抽選テーブルよりも、遊技者への有利の程度が高くなる設定値6に対応する1個の高有利抽選テーブルとの2種類に分類されている。
そして、本実施の形態では、図8に示す第2の実施の形態と同様に、低有利抽選テーブルを選択したときは、有利状態が保持され、高有利抽選テーブルを選択したときは、有利状態がキャンセルされている。但し、第2の実施の形態と比較して、低有利抽選テーブルが設定値1〜5に対応する5個、形成され、高有利抽選テーブルが設定値6に対応する1個だけ形成されており、各抽選テーブルの個数が異なっている。
また、第2の実施の形態の図9のフローと、本実施の形態の図13のフローとを比較すると、図9のステップ411の「設定が1〜3か?」の内容が、図13のステップ611の「設定が1〜5か?」の内容に変更されているだけであって、その他のフローの内容は、第2の実施の形態と同様のものである。本実施の形態は、設定値6の選択したときに限って、設定変更の際、有利状態をキャンセルさせるという遊技態様とすることができるものである。その他の構成は、第2の実施の形態と同様のものであり、出玉性能に大きな差を付けたくない、出玉の波を穏やかにしたいという遊技ホールの営業形態の希望に添った出玉性能にすることが可能になるという作用及び効果も第2の実施の形態で説明したものと同様の作用及び効果を奏する。
(第5の実施の形態)
本実施の形態は、第3の実施の形態の図10及び図11の代わりに、図14及び図15を使用するものであって、その他の第3の実施の形態で用いた第1の実施の形態の図面の図1、2、3、5、6は、本実施の形態でも適用されるものである。
本実施の形態に係る抽選テーブルは、6個の抽選テーブルは、役の抽選確率における遊技者への有利の程度によって、有利度の低い、設定値1に対応する1個の低有利抽選テーブルと、この低有利抽選テーブルよりも、遊技者への有利の程度が高くなる設定値6に対応する1個の高有利抽選テーブルと、遊技者への有利の程度が低有利抽選テーブル及び高有利抽選テーブルの間となる、設定値2〜5に対応する4個の中有利抽選テーブルの3種類に分類されている。
本実施の形態では、図14に示すように、有利状態であるときに設定変更をすると、設定値1に対応する低有利抽選テーブルを選択したときは、有利状態がキャンセルされ、残りのARTゲームの遊技回数もキャンセルされて、0回となる。そして、設定値6に対応する高有利抽選テーブルを選択したときは、有利状態が保持され、ARTゲームの残りの遊技回数はそのまま保持される。
そして、設定値2〜5に対応する中有利抽選テーブルを選択したときには、ARTゲームの遊技内容のATゲーム部分がキャンセルされる場合と、RTゲーム部分がキャンセルされる場合と、設定変更時の残りの有利遊技回数がそのまま保持される場合と、残りの有利遊技回数の一部がキャンセル場合との組み合わせとなるものである。
先ず、ARTゲームの遊技内容の一部キャンセル/保持の面から説明すると、設定値5及び3に対応する中有利抽選テーブルを選択したときは、ATゲーム部分及びRTゲーム部分の両方を有するARTゲームが、キャンセル手段150により、設定変更の際、RTゲーム部分のみがキャンセルされて、ATゲーム部分のみが保持される遊技となる。すなわち、実質的には、ARTゲームが、ATゲームに移行したものと同様の効果を奏する。
また、設定値4及び2に対応する中有利抽選テーブルを選択したときは、ATゲーム部分及びRTゲーム部分の両方を有するARTゲームが、キャンセル手段150により、設定変更の際、ATゲーム部分のみがキャンセルされて、RTゲーム部分のみが保持される遊技となる。すなわち、実質的には、ARTゲームが、RTゲームに移行したものと同様の効果を奏する。
次に、有利遊技の残りの遊技回数の一部キャンセル/保持の関係から説明すると、有利状態であるときに、設定値4及び5に対応する中有利抽選テーブルを選択したときは、設定変更時の有利遊技の残りの遊技回数をそのまま保持する。
そして、有利状態であるときに、設定値2及び3に対応する中有利抽選テーブルを選択したときは、設定変更時の有利遊技の残りの遊技回数の半分をキャンセルするものである。すなわち、設定変更後は、残りの遊技回数が2分の1になるものである。なお、残りの遊技回数が奇数回のときは、2分の1したときの小数点以下は切り捨てた数値の遊技回数となる。具体的には、有利状態であるときに、設定変更がされると、残りの遊技回数が40回のときは、半分の20回となり、残りの遊技回数が15回のときは、7回となるものである。なお、半分にしたときの小数点以下を切り上げるようにしてもよく、また、残りの遊技回数の一部キャンセルは、2分の1に限定されるものではなく、3分の1、4分の1等の他の所定の数値でもよく、また、残りの遊技回数のうちから予め定めた所定回数(例えば10回)がキャンセルされる(減算される)ように形成してもよい。
本実施の形態では、上述したように各設定値の有利状態を設定したことにより、遊技者に対する最終的な有利の程度が、1、2、3、4、5、6の順で大きくなるように形成されている。
本実施の形態の有利状態のキャンセル/保持処理を図15のフローを用いて説明する。
ステップ710において、残りのARTゲームの遊技回数があるか否かが判定される。そして、残りのARTゲームがあると、判定された場合、次のステップ711に進む。
ステップ711において、変更後の設定値が6であるか否かが判定される。そして、設定値が6であると判定された場合、次のステップ717に進み、設定値が6でないと判定された場合、ステップ712に進む。
ステップ717において、有利状態としての有利遊技であるARTゲームが保持され、また、ARTゲームの 残りの遊技回数は、そのまま保持される。そして、当該処理が終了する。
ステップ712において、変更後の設定値が5であるか否かが判定される。そして、設定値が5であると判定された場合、次のステップ718に進み、設定値が5でないと判定された場合、ステップ713に進む。
ステップ718において、ATゲーム部分及びRTゲーム部分からなるARTゲームのうち、RTゲーム部分がキャンセルされ、有利遊技は、ATゲーム部分のみからなる遊技内容となる。また、有利遊技の残りの遊技回数は、設定変更前の遊技回数がそのまま保持される。そして、当該処理が終了する。
ステップ713において、変更後の設定値が4であるか否かが判定される。そして、設定値が4であると判定された場合、次のステップ719に進み、設定値が4でないと判定された場合、ステップ714に進む。
ステップ719において、ATゲーム部分及びRTゲーム部分からなるARTゲームのうち、ATゲーム部分がキャンセルされ、有利遊技は、RTゲーム部分のみからなる遊技内容となる。また、有利遊技の残りの遊技回数は、設定変更前の遊技回数がそのまま保持される。そして、当該処理が終了する。
ステップ714において、変更後の設定値が3であるか否かが判定される。そして、設定値が3であると判定された場合、次のステップ720に進み、設定値が3でないと判定された場合、ステップ715に進む。
ステップ720において、ATゲーム部分及びRTゲーム部分からなるARTゲームのうち、RTゲーム部分がキャンセルされ、有利遊技は、ATゲーム部分のみからなる遊技内容となる。また、有利遊技の残りの遊技回数は、設定変更前の遊技回数の半分がキャンセルされ、設定変更前の残りの遊技回数の2分の1の遊技回数となる。そして、当該処理が終了する。
ステップ715において、変更後の設定値が2であるか否かが判定される。そして、設定値が2であると判定された場合、次のステップ721に進み、設定値が2でないと判定された場合、ステップ716に進む。
ステップ721において、ATゲーム部分及びRTゲーム部分からなるARTゲームのうち、ATゲーム部分がキャンセルされ、有利遊技は、RTゲーム部分のみからなる遊技内容となる。また、有利遊技の残りの遊技回数は、設定変更前の遊技回数の半分がキャンセルされ、設定変更前の残りの遊技回数の2分の1の遊技回数となる。そして、当該処理が終了する。
ステップ716において、有利状態としての有利遊技(ARTゲーム)は、全てキャンセルされる。すなわち、残りの遊技回数は、0回となり、有利遊技は実行されないこととなる。そして、当該処理が終了する。
本実施の形態では、設定値2〜5に対応する中有利抽選テーブルを選択した場合、更に、細かく、有利状態の有利遊技の内容の一部キャンセルと、残りの遊技回数の一部キャンセルとを組み合わせることで、設定値ごとに細かく遊技者に対する有利の程度を、段階的に設けることができる。これにより、出玉の波を大きくすることができて、第1の実施の形態で説明したものと同様の作用及び効果を奏することができる上に、更に、設定2〜5に対応する中有利抽選テーブルを使用することにより、有利状態の有利の程度の差をそれぞれ設定値ごとに細かく異なるような遊技を発生することができ、遊技ホールの管理者が、出玉性能を更に細やかに管理することが可能となり、遊技ホール側の営業形態にそった出玉性能のスロットマシン10を提供することができる。
なお、図16及び図17のように、有利状態であるときの設定変更の際の有利状態のキャンセル/保持の程度を、設定することで、第5の実施の形態の効果とは逆に、最終的な出玉の波を各設定値毎に対応して穏やかにすることができる。この図16及び図17の場合は、第2の実施の形態と比較して、有利遊技や遊技回数の一部キャンセルを用いたことで、結果として、設定値ごとに有利状態を細かく管理して、出玉性能をフラットに近い、穏やかなものにすることが可能となる。
(その他のバリエーション)
上述した第1〜第5の実施の形態において、有利状態としての有利遊技は、ARTゲームを設定しているが、有利状態としての有利遊技は、ARTゲームに限定されるものではなく、ATゲーム、RTゲーム、CTゲーム、BBゲーム、RBゲームの遊技回数や、実行回数(ストック数)でもよく、また、それらを組み合わせたものでもよい。すなわち、これらの有利状態としてのATゲーム等の有利遊技の遊技回数や、ストックされている実行回数(セット数、ストック数)が、設定変更により、所定の設定値に対応する抽選テーブルに変更された場合、キャンセル(0にクリア)されるように形成してもよい。なお、ここで、CTゲームは、所定役の引き込みコマ数が所定数に制限されているような停止制御を行うものである。
上述したATゲームでは、キャンセル手段150がキャンセル(クリア)する対象は、第1の実施の形態のように、BBゲームの終了後等の所定の契機で開始する所定遊技回数(例えば、1セット100回の遊技回数)、又は/及び、抽選や入賞等により決定されたATゲームの実行回数(セット回数)に限定されるものではなく、ATゲームにおいて、遊技者に報知する(ナビする)回数、いわゆるナビ回数をキャンセルする対象としてもよい。
上述した実施の形態では、キャンセル手段150は、所定の遊技回数やセット回数やナビ回数等をキャンセル(0にクリア)していたが、必ずしも、全てをキャンセルするものに限定されるものではなく、遊技回数や、セット回数や、ナビ回数等の対象の一部だけをキャンセルするように形成してもよいものである。具体的には、例えば、有利状態としての有利遊技であるARTゲームの1セット100回の遊技回数のうち残りの遊技回数(例えば、72回)から、50回の遊技回数だけをキャンセルするように形成してもよい。かかる場合には、設定変更後のARTゲームは、残遊技回数72回から50回のARTゲームがキャンセルされて、残り22回の遊技回数だけARTゲームが可能となるものである。また、例えば、有利遊技のセット回数(いわゆるストック数)が、所定回数(例えば5回)であるストック数のうちから、予め定めた特定回数(例えば3回)のストック数をキャンセルするように形成してもよい。具体的には、例えば、有利状態としての有利遊技であるARTゲームの1セット100回のセット回数(ストック数)が5回に設定されてあり、設定変更により、その5回のうちから一部である3回のストックがキャンセルされ、設定変更後のARTゲームのストック数(セット回数)は、残り2回となるようなものである。
上述した第1〜5の実施の形態では、設定変更の際、有利状態であるときには、予め定めた所定の設定値に対応する抽選テーブルを選択したとき、残りの遊技回数やストック数等にかかわらず無条件で、有利遊技としてのARTゲームの残りの遊技回数や、実行回数としてのセット数(ストック数)等をキャンセルしているが、キャンセルする条件を別に付加してもよい。例えば、設定変更の際、有利遊技の残りの遊技回数が所定回数以上、残っている場合、具体的には、例えば、ARTゲームの1セット100回の遊技回数のうち、残りの遊技回数が50回以上、残っている場合には、残っている遊技回数の全部、或いは、残っている遊技回数のうちの一部(例えば、遊技回数20回)をキャンセルするように形成してもよい。
上述した第1〜5の実施の形態では、有利状態である有利遊技としてのARTゲームの遊技回数は、予め定めた所定回数に、具体的には、例えば、100回に設定されてあったが、特にこれに限定されることなく、所定の契機(所定の当選役の当選時の上乗せ抽選等)で、有利遊技(ARTゲームや、ATゲーム等)のセット数(1セットが例えば遊技回数20回)の上乗せが行われるように形成されているものでもよい。かかる場合、ATゲーム等の有利遊技が実行されること自体は、未確定であるが、ATゲーム等の有利遊技を実行することが決定されて有利遊技を実行する場合には、原則として、予め定めた所定セット回数、例えば、5セットの遊技回数100回の有利遊技が実行できるように形成されている。そして、それまでに上乗せ抽選により、セット数が加算されている場合には、その加算されたセット数が、実行可能になるものである。そして、キャンセル手段150は、設定変更の際、選択した設定値等の所定条件を満たした場合に、有利状態の全てをキャンセルするように形成してもよく、また、有利遊技の遊技回数の一部や、セット数の一部等をキャンセルするように形成してもよい。
上述した実施の第1〜5の実施の形態において、設定変更の際、所定の設定値に対応する抽選テーブルを選択したときに、有利状態であるときに、その有利状態をキャンセルするように形成されている。そして、その有利状態とは、実行させると有利となる状態の実行の権利を保有している状態を含むように形成してもよい。すなわち、設定変更の際に、「有利状態であるとき」とは、必ずしも、有利状態としての有利遊技(例えばARTゲーム)等が現在、実施されている必要はなく、有利状態へ移行することが確定して、有利状態の実行の権利を保有している場合を含むものである。具体的には、例えば、有利遊技は未実行であるものの、実行されることが確定しており、その遊技回数は、予め定めた所定回数、例えば遊技回数100回に設定されてあり、その遊技回数の全部又は一部が、所定の設定値を選択したときに、キャンセルされるようにしてもよいものである。
上述した実施の第1〜5の実施の形態や、その他のバリエーションにおいて、有利状態としての有利遊技は、ARTゲームを設定し、この有利遊技のセット数をストックする場合には、有利遊技としてのARTゲームのセット数をストックしているが、これに限定されるものではない。具体的には、上述したARTゲームのうち、RTゲームのゲーム数は、一律に決定されるものとして形成し、ゲーム数等を変動したり、それらの上乗せが行われる場合には、ARTゲームのうちのATゲームに関してのみ、ゲーム数や、セット数や、ナビ回数等の新たな決定や、それらの上乗せが行われるように形成することができる。
実際には、例えば、BBゲームの後のRTゲームを、無限RTゲーム(終了回数が予め決定されておらず、いわゆるRTゲームを終了させる役(転落役)の図柄を揃えることでRTゲームが終了するような遊技)としておき、ARTゲームのうちのATゲームのゲーム数を、決定、或いは変動(キャンセルを含む)させることで、実質的なARTゲームの遊技数を変動(キャンセルを含む)させるようにすることができる。
なお、上述した種々のバリエーションのうち、組み合わせ可能な任意の組み合わせに設定してもよいものである。
61 図柄 110 当選抽選手段
130 有利状態管理手段 140 設定変更手段
150 キャンセル手段 160 設定変更操作部
170 有利状態主管理手段 180 有利状態副管理手段

Claims (5)

  1. 図柄の組み合わせにより構成される役を抽選により当選として決定すると共に、前記抽選の当選確率を予め定めた設定値に対応して複数段階に変化させることが可能な当選抽選手段を備え、
    前記当選抽選手段の抽選の結果、所定の前記役に当選し、当選した前記役に応じた図柄の組み合わせが、予め定められた図柄表示態様になることにより入賞となり、或いは、予め定められた図柄表示態様とならないことにより外れとなって1回の遊技を終了させる遊技機において、
    前記当選抽選手段は、抽選確率を変更可能とするために、当選役の抽選確率を予め記憶した抽選テーブルを複数個、有し、
    遊技者にとって有利な有利状態を設け、
    所定の設定変更操作部の操作によって前記設定値に対応する前記抽選テーブルを選択したときに、前記有利状態であるときには、選択した前記抽選テーブルが所定の抽選テーブルである場合に、前記有利状態をキャンセルすることを特徴とする遊技機。
  2. 前記有利状態とは、実行させると有利となる状態の実行の権利を保有している状態を含むことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記有利状態とは、実行させると有利となる状態の実行回数を保有している状態を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
  4. 複数の前記抽選テーブルは、低有利抽選テーブルと、この低有利抽選テーブルよりも、遊技者にとって有利な高有利抽選テーブルとの2種類に分類され、
    前記高有利抽選テーブルを選択した場合には、前記有利状態を保持し、
    前記低有利抽選テーブルを選択した場合には、前記有利状態をキャンセルすることを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の遊技機。
  5. 複数の前記抽選テーブルは、低有利抽選テーブルと、この低有利抽選テーブルよりも、遊技者にとって有利な高有利抽選テーブルとの2種類に分類され、
    前記高有利抽選テーブルを選択した場合には、前記有利状態をキャンセルし、
    前記低有利抽選テーブルを選択した場合には、前記有利状態を保持することを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の遊技機。
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