JP2011024162A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画像処理装置は、画像データにエッジ検出処理を施し、エッジを構成する画素を検出するエッジ検出部と、前記エッジ検出部によりエッジを構成する画素として検出され、かつ前記画像データに付帯され、画素毎に画像の属性を示す属性データにより、属性が文字又は線画であると示される画素を対象として、輪郭処理を施す輪郭処理部と、前記属性データにより属性が文字又は線画であると示される画素の周辺に位置し、前記属性データにより属性が写真画であると示される画素の属性データを、文字又は線画の属性を示す属性データに変換し、文字又は線画の属性データを拡張する属性データ拡張部3と、を備え、前記輪郭処理部は、前記属性データ拡張部により文字又は線画の属性を示す属性データに変換された画素を、輪郭処理の対象とする。
【選択図】図2
Description
画像データにエッジ検出処理を施し、エッジを構成する画素を検出するエッジ検出部と、
前記エッジ検出部によりエッジを構成する画素として検出され、かつ前記画像データに付帯され、画素毎に画像の属性を示す属性データにより、属性が文字又は線画であると示される画素を対象として、輪郭処理を施す輪郭処理部と、
前記属性データにより属性が文字又は線画であると示される画素の周辺に位置し、前記属性データにより属性が写真画であると示される画素の属性データを、文字又は線画の属性を示す属性データに変換し、文字又は線画の属性データを拡張する属性データ拡張部と、を備え、
前記輪郭処理部は、前記属性データ拡張部により文字又は線画の属性を示す属性データに変換された画素を、輪郭処理の対象とする画像処理装置が提供される。
前記画像データ及びその属性データの解像度を低解像度に変換する画像圧縮変換部を備
え、
前記画像圧縮変換部は、解像度変換される複数の画素の属性データに文字を示す属性データが少なくとも1つある場合、解像度変換後の1つの画素の属性データを、文字を示す属性データに変換し、前記複数の画素の属性データに文字を示す属性データが無く、線画を示す属性データが少なくとも1つある場合、前記1つの画素の属性データを、線画を示す属性データに変換し、
前記属性データ拡張部は、前記画像圧縮変換部により低解像度に変換された属性データに対し、文字又は線画の属性データの拡張を実行する請求項1に記載の画像処理装置が提供される。
前記属性データ拡張部は、写真画を示す属性データを有する画素の周辺に、文字を示す属性データを有する画素が少なくとも1つ存在する場合、当該写真画を示す属性データを文字を示す属性データに変換し、周辺に文字を示す属性データを有する画素が無く、線画を示す属性データを有する画素が少なくとも1つ存在する場合、当該写真画を示す属性データを線画を示す属性データに変換する請求項1又は2に記載の画像処理装置が提供される。
前記属性データ拡張部は、複数ページの画像を1ページ内に集約した集約画像のうち、集約前のページが異なる画像部分を、前記属性データの拡張の対象外とする請求項1〜3の何れか一項に記載の画像処理装置が提供される。
画像データにエッジ検出処理を施し、エッジを構成する画素を検出するエッジ検出工程と、
前記画像データに付帯され、画素毎に画像の属性を示す属性データにより、属性が文字又は線画であると示される画素の周辺に位置し、前記属性データにより属性が写真画であると示される画素の属性データを、文字又は線画の属性を示す属性データに変換し、文字又は線画の属性データを拡張する属性データ拡張工程と、
前記エッジ検出工程においてエッジを構成する画素として検出され、かつ前記属性データにより文字又は線画であると示される画素及び前記属性データ拡張工程において文字又は線画の属性を示す属性データに変換された画素を対象として、輪郭処理を施す輪郭処理工程と、
を含む画像処理方法が提供される。
本実施形態では、本発明をMFP(Multi Function Peripheral)に適用した例を説明する。MFPは、複写機能、プリント機能等の複数の機能を備えた複合型の画像処理装置である。
図1に示すように、MFP100は、コントローラ20、画像処理部10、制御部11、読取部12、操作部13、記憶部15、画像メモリ16、印刷装置17を備えて構成されている。MFP100は、外部PC(パーソナルコンピュータ)200と接続されている。
なお、本実施形態ではコントローラ20をMFP100内に内蔵する構成を示したが、コントローラ20をMFP100外部に設け、当該コントローラ20から画像データを受信する構成であってもよい。
表示部14は、制御部11の制御に従ってディスプレイ上に操作画面等を表示する。
画像メモリ16は、コントローラ20によって生成された画像データや読取部12によって生成された画像データを記憶する。
印刷装置17は電子写真方式による印刷を行い、例えば給紙部、露光部、現像部、転写部、定着部等からなる。印刷時には、画像データがPWM(Pulse Width Modulation)変換されて得られたPWM信号に従って、露光部がレーザ光を照射し、感光ドラム上に静電潜像を形成する。これを現像部がトナーを用いて現像処理し、感光ドラム上にトナー像を形成する。給紙部から給紙された用紙上に転写部がトナー像を転写し、定着部が当該トナー像の定着処理を行う。
画像処理部10は、コントローラ20や読取部12から入力された画像データを圧縮処理して、画像メモリ16に保存する。
その後、制御部11の制御により画像データは画像メモリ16から読み出されて画像処理部10へと出力される。画像処理部10は、画像メモリ16から入力された画像データに伸張処理を施す。画像処理部10は、伸張された画像データに対し、濃度補正処理、スクリーン処理等の画像処理を施した後、印刷装置17に出力する。
図4に示すように、画像圧縮変換部1は圧縮対象の元画像の画像データ(解像度1200dpi、1画素8bit)から、図3に示すように8×8画素分の画像データを抽出して入力する(ステップS1)。画像圧縮変換部1は8×8画素の各画素値のうち、最大値Max(8bit)、最小値min(8bit)を算出する(ステップS2)。この8×8画素における最大値Max、最小値minは、圧縮処理後の4×4画素の処理画像における最大値Max、最小値minでもある。
(i)4つのTAG(aij)にTAG(aij)=11が少なくとも1つ含まれる場合、TAG(bij)=11
(ii)4つのTAG(aij)にTAG(aij)=11は無いが、TAG(aij)=01が少なくとも1つ含まれる場合、TAG(bij)=01
(iii)4つのTAG(aij)が全てTAG(aij)=00の場合、TAG(bij)=00
すなわち、文字、線画、写真画の優先順位に従って、変換後の1つの属性データTAG(bij)が決定される。
図5に示すように、画像圧縮変換部1は2×2画素の各画素値aijの平均値avr(bij)を算出し、平均化する(ステップS61)。この平均化によって画像データの解像度変換が実現される。次に、画像圧縮変換部1は、最大値Max、最小値minを用いて下記式により閾値THa1〜THa7を算出する(ステップS62)。
THa7=min+(Max-min)×13/14
THa6=min+(Max-min)×11/14
THa5=min+(Max-min)×9/14
THa4=min+(Max-min)×7/14
THa3=min+(Max-min)×5/14
THa2=min+(Max-min)×3/14
THa1=min+(Max-min)×1/14
THa7≦avr(bij)≦Maxのとき、BTC(bij)=111
THa6≦avr(bij)<THa7のとき、BTC(bij)=110
THa5≦avr(bij)<THa6のとき、BTC(bij)=101
THa4≦avr(bij)<THa5のとき、BTC(bij)=100
THa3≦avr(bij)<THa4のとき、BTC(bij)=011
THa2≦avr(bij)<THa3のとき、BTC(bij)=010
THa1≦avr(bij)<THa2のとき、BTC(bij)=001
min≦avr(bij)<THa1のとき、BTC(bij)=000
モリ領域であり、BTCプレーンと呼ばれる。
また、3bit目のプレーンは元画像の8×8画素における最大値Max、最小値minのデータ(8bit)を保持するメモリ領域であり、差分プレーンと呼ばれる。図7に示すように、最大値はMax(k)、最小値はmin(k)(kは8bit中のビット位置を示す。0≦k≦7)で示される。差分プレーンはMax(k)を保持する2×4画素、min(k)を保持する2×4画素に分けられ、Max(k)、min(k)の8bitのデータは2×4画素の中でもビット位置kによって定められた位置に1bitずつ保持される。
図8に示すように、0bit目、1bit目のプレーンは2bitの属性データTAG(bij)を保持するメモリ領域であり、TAGプレーンと呼ばれる。2bit目及び3bit目のプレーンは空き領域である。
以上の処理を終えると、図4に示すステップS8に戻り、画像圧縮変換部1は1画素bijに係る処理画像の画像データ(解像度600dpi、1画素4bit)を出力する(ステップS8)。
(11)2×2画素の各画素値aijのうち、THa1<aij≦THa3を満たす画素が少なくとも1つある場合
(12)2×2画素の全ての画素値aijが、aij≦THa1を満たす場合
(13)2×2画素の全ての画素値aijが、aij>THa3を満たす場合
(14)(Max-min)<T(0≦T≦255)を満たす場合
TはMaxとminの差、つまり8×8画素の領域内での濃度差が小さいかどうかを判断するために設定された閾値である。例えば、T=30等の値を設定することができる。
(2)2×2画素に、aij≦THa1を満たす画素と、aij>THa3を満たす画素が混在している場合
THa3=min+(Max-min)×5/6
THa2=min+(Max-min)×3/6
THa1=min+(Max-min)×1/6
図10に示すように、画像圧縮変換部1は条件(11)〜(14)を満たす2×2画素の各画素値aijの平均値avr(bij)を算出し、平均化する(ステップS771)。この平均化によって画像データの解像度変換が実現される。
THa3≦avr(bij)≦Maxのとき、BTC(bij)=11
THa2≦avr(bij)<THa3のとき、BTC(bij)=10
THa1≦avr(bij)<THa2のとき、BTC(bij)=01
min≦avr(bij)<THa1のとき、BTC(bij)=00
当該量子化は、BTC圧縮処理と同じBTC方式による量子化であるが、圧縮率が異なる。
S772)。
前述したように、縮退圧縮処理された処理画像のデータ構成は、BTC圧縮処理された処理画像のデータ構成とは異なり、メモリには、図12に示すような4つのプレーンが形成される。図12に示すように、4つのプレーンのうち、0bit目、1bit目のプレーンがBTCプレーンである。2bitの量子化データBTC(bij)は、このBTCプレーンに保持される。
3bit目のプレーンは差分プレーンである。
また、画像圧縮変換部1は、解像度変換後の1画素bijの識別データflag(bij)を、flag(bij)=0に設定し、上記識別プレーンに保持させる(ステップS774)。また、画像圧縮変換部1は図4に示すステップS2で算出した最大値Max又は最小値minの8bitのデータから、解像度変換後の画素bijに対応するビット位置kにある1bitのデータを抽出し、図12に示す差分プレーンに保持させる(ステップS775)。
以上の処理を終えると、図4に示すステップS8に戻る。ステップS8以降の処理は上述の通りであるので、ここでは説明を省略する。
図13に示すように、画像圧縮変換部1は上記条件(2)を満たす2×2画素の各画素値aijを下記のように2値化し、2×2画素の4画素に0又は1のデータ値が定められた濃度パターンを作成する(ステップS761)。
aij>THa3のとき、aij=1
aij≦THa1のとき、aij=0
条件(2)が満たされる場合、aij>THa3の画素は最大値Maxに近く、aij≦THa1の画素は最小値minに近い。よって、上記のように2値化し、2値化された0、1の値を各画素aijの位置に設定することにより、2×2画素の領域の濃度変化をパターン化することができる。
図14に示すように、濃度パターンH0のグループは、2×2画素のうち、aij=1の画素を1つのみ含むグループである。濃度パターンH0に該当する場合、BTC(bij)=00に量子化される。
また、濃度パターンH1、H2のグループは何れも、aij=1の画素を2つ含むグループであるが、図14に示すようにaij=1がどの位置になるかによって濃度パターンH1又はH2に分類される。濃度パターンH1に該当する場合はBTC(bij)=01に量子化され、濃度パターンH2に該当する場合はBTC(bij)=10に量子化される。
濃度パターンH3のグループは、aij=1の画素を3つ含むグループである。濃度パターンH3に該当する場合、BTC(bij)=11に量子化される。
なお、上記のように濃度パターンにおけるaij=1の画素数でグループ分類するのではなく、濃度パターンにおける0、1の並び位置等によってグループ分類し、各グループに量子化データを割り当てることとしてもよい。
圧縮処理によって得られた、解像度600dpi、1画素4bitの画像データ及び解像度600dpi、1画素4bitの属性データは、画像メモリ16に出力され、保存される。その後、画像メモリ16から画像データが読み出されるとデータ変換部4に出力され、当該画像データの属性データは属性データ拡張部3及びデータ変換部4に出力される。
例えば、図3に示す処理画像において4近傍にある画素を対象とする場合、属性データ拡張部3は、画素b11及び画素b11の4近傍にある4画素b01、b10、b12、b21の属性データを参照する。画素b11が写真画を示す属性データを有し、4つの近傍画素の属性データに、文字を示す属性データが少なくとも1つ含まれる場合、属性データ拡張部3は注目画素b11の属性データを、写真画から文字を示す属性データに変換する。一方、文字を示す属性データが無く、線画を示す属性データが少なくとも1つ含まれる場合、属性データ拡張部3は注目画素b11の属性データを、写真画から線画を示す属性データに変換する。近傍画素に文字又は線画を示す属性データが無く、全て写真画を示す属性データであった場合
、属性データの変換は行われず、画素b11の属性データは写真画を示す属性データとして出力される。
なお、画像データに対して輪郭処理しない設定がされている場合、属性データ拡張部3は、画像メモリ16から入力された属性データを、属性データの拡張の対象外とし、入力された属性データをそのままデータ変換部4に出力する。
図18は、画像伸張変換部2による伸張処理を示すフローチャートである。
伸張処理では、図19に示すように1画素4bitのデータからなる処理画像が復号され、1画素8bitのデータからなる復元画像が得られる。また、600dpiの処理画像が解像度変換され、復元画像は元の解像度1200dpiに戻される。
図20に示すように、画像伸張変換部2は復元された最大値Max、最小値minを用いて、3bitの量子化データBTC(bij)を復号し、8bitの復号データを得る(ステップP51)。また、画像伸張変換部2は、抽出された画素bijを2×2画素に分割して元の解像度に戻す解像度変換を行い、この2×2画素の各画素値aijとして、8bitの復号データをそれぞれ割り当てる(ステップP52)。つまり、復号後の2×2画素の各画素値aijは全て同一値となる。
BTC(bij)=111のとき、aij=Max
BTC(bij)=110のとき、aij=min+(Max-min)×12/14
BTC(bij)=101のとき、aij=min+(Max-min)×10/14
BTC(bij)=100のとき、aij=min+(Max-min)×8/14
BTC(bij)=011のとき、aij=min+(Max-min)×6/14
BTC(bij)=010のとき、aij=min+(Max-min)×4/14
BTC(bij)=001のとき、aij=min+(Max-min)×2/14
BTC(bij)=000のとき、aij=min
画像伸張変換部2は抽出された4×4画素の全画素bijについて伸張処理を施したかどうかを判断する(ステップP9)。未処理の画素bijがある場合(ステップP9;N)、画像伸張変換部2はステップP3に戻り、未処理の画素bijのうちの1画素を新たに処理対象としてステップP3〜P9の処理を繰り返す。一方、4×4画素の全画素bijについて処理がなされた場合(ステップP9;N)、画像伸張変換部2は処理画像の終端まで伸張処理を終えたか否かを判断する(ステップP10)。
図21に示すように、画像伸張変換部2は抽出された画素bijの識別プレーンに保持されている識別データflag(bij)を取得する。flag(bij)=0であれば(ステップP61;Y)、画像伸張変換部2は第1復号処理を実行する(ステップP62)。一方、flag(bij)=1であれば(ステップP61;N)、画像伸張変換部2は第2復号処理を実行する(ステップP63)。
図22に示すように、画像伸張変換部2は復元された最大値Max、最小値minを用いて、2bitの量子化データBTC(bij)を復号し、8bitの復号データを得る(ステップP621)。このとき、画像伸張変換部2は、抽出された画素bijを2×2画素aijに分割して元の解像度に戻す解像度変換を行い、当該2×2画素の各画素値aijとして、8bitの復号データをそれぞれ割り当てる(ステップP622)。復号後の2×2画素の各画素値aijは全て同一値である。
BTC(bij)=11のとき、aij=Max
BTC(bij)=10のとき、aij=min+(Max-min)×2/3
BTC(bij)=01のとき、aij=min+(Max-min)×1/3
BTC(bij)=00のとき、aij=min
図26は、BTC(bij)=00である場合、つまり濃度パターンH0の予測処理に用いられる
テンプレートと、そのテンプレートと一致する場合に予測される濃度パターンとの関係を示す図である。テンプレートの左上に示される数字は、各テンプレートに付与された識別番号である。
QはQの位置にある画素がC、M、M1、M2の何れの条件も満たさないことが一致条件の1つであることを示している。
X1グループのテンプレートと一致したと判断されるのは、そのテンプレートで定めら
れているC、M等の全ての条件が満たされた場合である。一方、X2、X3グループのテンプレートと一致したと判断されるのは、C、M等の全ての条件が満たされた場合ではなく、それらの条件をどの程度満たすか評価を行ったときに一定の評価が得られた場合である。例えば、X2グループのテンプレートであれば、X2グループのテンプレート群全てについて一度照合が行われ、各テンプレートにつき、C、M等の条件を満たす画素の個数が計数されて、評価値とされる。そして、求めた評価値が最大となるテンプレートと一致したと判断される。
特にX1グループは、注目画素bijが高解像度の維持が特に望まれる細線構造の画素である場合の濃度パターンを予測できるように設計されたテンプレート群を含んでいる。X2、X3グループは、エッジ形状等をなす場合の濃度パターンを広く予測できるようにX1グループよりも緩やかな一致条件が設定されたテンプレート群を含む。
図25に示すように、画像伸張変換部2は注目画素bijとテンプレートの中心位置とが一致するように、X1グループのテンプレートのうちの1つと照合する。照合されたテンプレートと一致すると判断された場合(ステップP71;Y)、画像伸張変換部2は一致したテンプレートにより濃度パターンを予測する。画像伸張変換部2は、予測された濃度パターンにおける1の値をMaxに、0の値をminに置き換えて復号する(ステップP78)。
れている。平均化パターンは濃度パターンH0〜H3毎に定められている。
例えば、濃度パターンH0に対応する平均化パターンは、2×2画素の各画素aijにh0=1/4Max+3/4minが割り当てられている。同様に、濃度パターンH1、H2の平均化パターンは各画素aijにh1=h2=1/2Max+1/2minが定められ、濃度パターンH3の平均化パターンは各画素aijにh3=3/4Max+1/4minが定められている。
画像伸張変換部2は、平均化パターンに定められた平均値を、2×2画素の各画素値aijとして割り当て、復号する。
図33は、画像処理部10において印刷用の画像処理を施す際に機能する構成部分を示す図である。
画像伸張変換部2から出力された解像度1200dpi、1画素8bitの画像データは、図33に示すようにスクリーン処理部6、輪郭処理部7、エッジ検出部8に出力される。当該画像データに付帯された解像度600dpi、1画素4bitの属性データは、図33に示すようにセレクタ9に出力される。
ータ拡張部3によって写真画から文字又は線画の属性に変換された画素も、エッジを構成する画素であれば、輪郭強調の対象となる。
画像g11は、白抜き文字「警」の画像部分の属性が文字であり、背景の属性が線画である画像データの処理結果である。細線化を行わない設定により画像処理を行った。
画像g12は、画像g11と同じ画像データを対象として、細線化を行う設定の下、画像処理を行った。
画像g14は、画像g13と同じ画像データを対象として、細線化を行う設定の下、画像処理を行った。
一方、細線化を行う設定の場合、画像g12、画像g14を比較すると、背景の属性が写真画の場合、白抜き文字の横線の線幅にばらつきがあることが分かる。この現象は、解像度変換が一因と考えられる。画像圧縮変換部1によって属性データが低解像度化されると、本来輪郭処理すべき文字又は線画の領域のエッジの画素と、実際に輪郭処理の対象となる画素とが一致しない場合がある。その結果、背景の写真画の領域において輪郭処理の対象となる画素や対象外となる画素が存在し、線幅にばらつきが生じる。
画像g21、g22は、何れも白抜き文字「警」の画像部分が文字の属性、背景は線画の属性を有する画像データを対象とした処理結果である。画像g21は輪郭強調を行い、細線化を行わない設定により画像処理を行い、画像g22は輪郭強調及び細線化を行う設定により画像処理を行った。
画像g23、g24は、白抜き文字「警」の画像部分が文字の属性、背景は写真画の属性を有する画像データを対象とした処理結果である。画像g23は輪郭強調のみで細線化を行わない設定により画像処理を行い、画像g24は輪郭強調及び細線化を行う設定により画像処理を行った。
これにより、文字又は線画の領域に隣接する写真画の領域のエッジを輪郭処理の対象とすることができ、文字又は線画の鮮鋭性が高い画像を得ることができる。
例えば、輪郭処理の1つとして実行する輪郭強調は、コントーン処理ではなく、他の方法による輪郭強調であってもよい。
また、エッジを構成する画素であって、文字又は線画の属性を有する画素を対象として行う輪郭処理であれば、スムージング処理、トラッピング処理等を施してもよい。
10 画像処理部
1 画像圧縮変換部
2 画像伸張変換部
3 属性データ拡張部
4 データ変換部
6 スクリーン処理部
7 輪郭処理部
8 エッジ検出部
9 セレクタ
Claims (5)
- 画像データにエッジ検出処理を施し、エッジを構成する画素を検出するエッジ検出部と、
前記エッジ検出部によりエッジを構成する画素として検出され、かつ前記画像データに付帯され、画素毎に画像の属性を示す属性データにより、属性が文字又は線画であると示される画素を対象として、輪郭処理を施す輪郭処理部と、
前記属性データにより属性が文字又は線画であると示される画素の周辺に位置し、前記属性データにより属性が写真画であると示される画素の属性データを、文字又は線画の属性を示す属性データに変換し、文字又は線画の属性データを拡張する属性データ拡張部と、を備え、
前記輪郭処理部は、前記属性データ拡張部により文字又は線画の属性を示す属性データに変換された画素を、輪郭処理の対象とする画像処理装置。 - 前記画像データ及びその属性データの解像度を低解像度に変換する画像圧縮変換部を備え、
前記画像圧縮変換部は、解像度変換される複数の画素の属性データに文字を示す属性データが少なくとも1つある場合、解像度変換後の1つの画素の属性データを、文字を示す属性データに変換し、前記複数の画素の属性データに文字を示す属性データが無く、線画を示す属性データが少なくとも1つある場合、前記1つの画素の属性データを、線画を示す属性データに変換し、
前記属性データ拡張部は、前記画像圧縮変換部により低解像度に変換された属性データに対し、文字又は線画の属性データの拡張を実行する請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記属性データ拡張部は、写真画を示す属性データを有する画素の周辺に、文字を示す属性データを有する画素が少なくとも1つ存在する場合、当該写真画を示す属性データを文字を示す属性データに変換し、周辺に文字を示す属性データを有する画素が無く、線画を示す属性データを有する画素が少なくとも1つ存在する場合、当該写真画を示す属性データを線画を示す属性データに変換する請求項1又は2に記載の画像処理装置。
- 前記属性データ拡張部は、複数ページの画像を1ページ内に集約した集約画像のうち、集約前のページが異なる画像部分を、前記属性データの拡張の対象外とする請求項1〜3の何れか一項に記載の画像処理装置。
- 画像データにエッジ検出処理を施し、エッジを構成する画素を検出するエッジ検出工程と、
前記画像データに付帯され、画素毎に画像の属性を示す属性データにより、属性が文字又は線画であると示される画素の周辺に位置し、前記属性データにより属性が写真画であると示される画素の属性データを、文字又は線画の属性を示す属性データに変換し、文字又は線画の属性データを拡張する属性データ拡張工程と、
前記エッジ検出工程においてエッジを構成する画素として検出され、かつ前記属性データにより文字又は線画であると示される画素及び前記属性データ拡張工程において文字又は線画の属性を示す属性データに変換された画素を対象として、輪郭処理を施す輪郭処理工程と、
を含む画像処理方法。
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