JP2022030055A - 画像処理装置及び画像処理方法、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】減色処理を実行し、色ごとに画像データを圧縮する際に、文字の可読性の低下を防ぐ方法を提供する。【解決手段】画像処理装置は、原稿の画像を読み取って、画像データを生成する読取手段と、生成された画像データの色を量子化する減色処理を実行する減色手段と、色が量子化された画像データに基づく画像のエッジ部を示すエッジ画素の画素値を変更する変更手段と、を有する。エッジ画素の画素値が減色処理により明度が低い方に変更されている画素値である場合、変更手段はエッジ画素の画素値をエッジ画素の周囲の画素で最も明度の高い画素の画素値に変更し、エッジ画素の画素値が減色処理により明度が高い方に変更されている画素値である場合、変更手段はエッジ画素の画素値をエッジ画素の周囲の画素で最も明度の低い画素の画素値に変更する。【選択図】図7

Description

画像処理装置及び画像処理方法、プログラムに関する。
特許文献1では、元画像に対して減色処理を行い、カラー情報とインデクスカラー画像を出力し、色ごとの二値画像と背景色情報を生成してMMR等の方法で圧縮処理を行っている。
特開2003-309727号公報
原稿をスキャンし画像データを生成する際、スキャンムラ等により、画像データの文字エッジ部に中間色が発生する場合がある。この画像データに、特許文献1のように減色処理を行い、色ごとの二値画像を生成してMMR等の方法で圧縮処理を行う場合、文字部と文字エッジ部で異なる色の二値画像が生成される。このような場合に、二値画像をMMR等の方法で圧縮した際の圧縮効率が低下する。
ここで、スキャン画像からエッジ検出を行い、エッジ部の中間色を非エッジの画素から選択した代表色に変更することで、文字のエッジ部の中間色を減らし、圧縮効率を向上させる方法が考えられる。しかしながら、白抜き文字でない文字のエッジ部と、白抜き文字のエッジ部の色が同じ色の中間色であり、それぞれのエッジ部の色が同じ色の代表色に変更されると、以下のような課題が生じる。例えば、白抜き文字でない文字のエッジ部の色が当該文字の色に変更される場合に、白抜き文字のエッジ部の色が文字の背景の色に変更されるため、白抜き文字が細くなり可読性が低下する場合がある。また、白抜き文字のエッジ部の色が白抜き文字の色に変更される場合は、白抜き文字でない文字のエッジ部の色が白抜き文字でない文字の背景と同じ色になり、白抜き文字でない文字が細くなり可読性が低下する場合がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、減色処理を実行し、色ごとに画像データを圧縮する際に、文字の可読性の低下を防ぐことを目的とする。
本発明の画像処理装置は、原稿の画像を読み取って、画像データを生成する読取手段と、前記生成された画像データの色を量子化する減色処理を実行する減色手段と、前記色が量子化された画像データに基づく画像のエッジ部を示すエッジ画素の画素値を変更する変更手段と、前記エッジ画素の画素値が前記減色処理により明度が低い方に変更されている画素値である場合、前記変更手段は前記エッジ画素の画素値を前記エッジ画素の周囲の画素で最も明度の高い画素の画素値に変更し、前記エッジ画素の画素値が前記減色処理により明度が高い方に変更されている画素値である場合、前記変更手段は前記エッジ画素の画素値を前記エッジ画素の周囲の画素で最も明度の低い画素の画素値に変更することを特徴とする。
減色処理を実行し、色ごとに画像データを圧縮する際に、文字の可読性の低下を防ぐことができる。
実施例1の装置のブロック図 実施例1におけるMFPのハードウェア構成 実施例1におけるデータ処理部の詳細を説明するための図 実施例1における二値画像生成部312の処理を説明するための図 実施例1におけるデータ処理部で行われる処理のフローチャート 実施例1における画像データの説明図 実施例1におけるエッジ画素色修正部305で行われる処理のフローチャート 実施例1における圧縮データの構成例を示す図 実施例1におけるエッジ画素色修正部304で行われる処理の説明図 実施例1におけるカラー情報生成部307及びカラー情報ソート部309の処理を説明するための図 実施例2におけるデータ処理部の詳細を説明するための図
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
(実施例1)
<全体システム構成>
図1は、実施例1におけるMFPのシステム構成を示す概略図である。図1では、複合機(MFP)101とコンピュータ(以下、PC)102が、ネットワーク103を介して接続されている。
ユーザは、後述するMFP101の操作部(図2の203)を用いて、スキャン画像を送信する宛先(例えば、PC102)と、スキャンや送信に関わる各種設定を行うことができる。その各種設定として、ユーザは、解像度、圧縮率、データ書式(例えば、JPEG、TIFF、PDF、少数色圧縮、少数色圧縮(OCR結果付き))などを指定できる。本実施例では、データ書式として少数色圧縮が指定された場合についての説明を行う。少数色圧縮の技術詳細については後述する。その後、指定された各種設定に基づいて、MFP101のソフトウェアあるいはハードウェア機能を利用してデータを生成し、指定された宛先に送信する。ここで、PC102へ送信された画像は、PDFなどのファイルフォーマットで送信されることになるため、PC102の有する汎用的なビューアで閲覧可能である。
<MFPシステム構成>
図2は本発明の実施例のMFP101の詳細構成を示す図である。
MFP101は、画像入力デバイスであるスキャナ部201と画像出力デバイスであるプリンタ部202、メモリ等で構成される制御ユニット204、ユーザーインタフェースである操作部203等を有する。制御ユニット204は、スキャナ部201、プリンタ部202、操作部203と接続し、一方では、ネットワーク103と接続することで、画像情報やデバイス情報の入出力を行うコントローラである。CPU205はシステム全体を制御するプロセッサである。RAM206はCPU205が動作するためのシステムワークメモリであり、画像データを一時記憶するための画像メモリでもある。ROM210はブートROMであり、システムのブートプログラム等のプログラムが格納されている。記憶部211はハードディスクドライブで、システム制御ソフトウェア、画像データを格納する。操作部I/F207は操作部(UI)203とのインターフェース部で、操作部203に表示するための画像データを操作部203に対して出力する。また、操作部I/F207は操作部203からMFP101の使用者が入力した情報を、CPU205に伝える役割をする。ネットワークI/F208はMFP101をネットワーク103に接続し、パケット形式の情報の入出力を行う。以上のデバイスがシステムバス216上に配置される。イメージバスインターフェース212はシステムバス216と画像データを高速で転送する画像バス217とを接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。画像バス217は、例えば、PCIバスやIEEE1394で構成される。
画像バス217上には以下のデバイスが配置される。RIP(RusterImageProcessor)部213は、PDL(PageDescriptionLanguage)コードを解析し、指定された解像度のビットマップイメージに展開する、いわゆるレンダリング処理を実現する。デバイスI/F部214は、信号線218を介して画像入力デバイスであるスキャナ部201を接続し、信号線219を介して画像出力デバイスであるプリンタ部202を接続している。データ処理部215では、スキャナ部201より入力されるスキャンデータ画像処理及び、プリンタ部202へ出力するプリント画像データ処理を実施するとともに、少数色圧縮やOCRなどの処理を行う。これにより、後述の圧縮データ(317)を生成する。生成された圧縮データ(317)は、ネットワークI/F208及びネットワーク103を介して、指定された宛先(例えば、PC102)に送信される。また、このデータ処理部215は、ネットワークI/F208及びネットワーク103を介して受信した圧縮データの伸長を行うこともできる。伸長画像は、デバイスI/F214を介してプリンタ部202に送られ、印刷されることになる。データ処理部215の詳細については後述する。
<データ処理部の説明>
次に、図3に本実施形態における画像符号化装置の機能構成とともに、各部において処理される、もしくは処理後のデータを示す。
ここで、本実施例における元画像の一例を図6(a)に示す。元画像である図6(a)は、黒文字「H」と白抜きの反転文字「H」を含む画像の模式図である。前述したように、反転文字とは白抜き文字のように周囲の背景と比較して文字の明度が高い特徴をもつ文字のことである。
図6(a)の文字の左上部を拡大した図が図6(b)であり、文字のエッジ部は読み取りムラが原因でダークグレーの色になっていることを示す。また、反転文字の左上部を拡大した図が図6(c)であり、同様に読み取りムラが原因でライトグレーの色になっていることを示す。尚、明るさの順番、及びRGB値は後述するグレーを含めて、明度が低い順に、黒色(0、0、0)、ダークグレー(64、64、64)、グレー(128、128、128)、ライトグレー(192、192、192)、白色(255、255、255)とする。尚、本発明では、黒文字や白抜きの反転文字のように無彩色の文字で説明を行うが、赤文字や青文字等の有彩色の文字でもよい。
301はエッジ検出部であり、元画像の各画素に対してエッジ検出を行う。エッジ検出手法についてはラプラシアンフィルタやCanny法といった公知の技術を用いる。エッジ検出処理を行った結果、元画像の各画素に対応したエッジ検出信号302が生成される。エッジ検出信号302は、例えば、元画像と同じサイズの二値画像であり、元画像の各画素のエッジ検出結果に対応して0/1の値となる(0が非エッジ、1がエッジ)。ここで、本実施例におけるエッジ検出信号302の一例を図6(d)に示す。図6(d)の文字の左上部を拡大した図が図6(e)である。また、反転文字の左上部を拡大した図が図6(f)である。図6(e)、図6(f)に示すように、文字も反転文字も同様にエッジ検出が行われている。
303は減色処理部で、元画像に対して予め決められた色数とエッジ検出信号302に基づいて減色処理を実行する。本実施例では、元画像の各画素に対応するエッジ検出信号302の各画素の値が0、つまり非エッジと判定された画素の色の情報を用いて減色画像304が生成される。予め決められた色数については、本実施例ではROM210に保存されている値を用いるが、これに限定されるものではない。減色方法については、例えば、RGB値のヒストグラムにおいて、頻度の高い色から予め決められた色数を選ぶことで減色後の代表色を決定する。その後、画像内の全ての画素について各代表色にもっとも近い色に減色する。なお、これは本実施例での説明のための一手法であり、これに限定されるものではない。この減色処理は、画像データに含まれる色を量子化する処理である。
ここで、本実施例における減色画像304の一例を図6(g)に示す。図6(g)の文字の左上部を拡大した図が図6(h)であり、反転文字の左上部を拡大した図が図6(i)である。文字のエッジ部と、反転文字のエッジ部は、いずれも同じグレーである。このため、文字のエッジ部、反転文字のエッジ部をいずれも黒に修正してしまうと、反転文字がつぶれ、可読性が低下してしまう課題がある。従って、文字のエッジ部と、反転文字のエッジ部は別々にエッジ画素色修正することが好ましい。
そこで、本発明では明度が低い方へ減色されたか、明度が高い方へ減色されたかの減色情報を利用する。例えば、図6(h)の文字のエッジ部は元画像の図6(b)におけるダークグレーの画素からグレーの画素へと明度が高い画素へ減色されていることを示す。また、図6(i)の反転文字のエッジ部は元画像の図6(c)にけるライトグレーの画素からグレーの画素へと明度が低い画素へ減色されていることを示す。
319は減色情報生成部で、元画像と減色画像304を入力とし、各画像の位置対応する画素を比較し、明度が低い方へ減色されたか、明度が高い方へ減色されたかの減色情報320を生成する。ここで、減色情報320は、元画像よりも減色画像の方が、明度が低い場合を1とし、元画像よりも減色画像の方が、明度が高いか、または同じ場合を0とする。
ここで、本実施例における減色情報320の一例を図6(j)に示す。
図6(j)の反転文字の左上部を拡大した図が図6(k)であり、反転文字のエッジ部は元画像よりも減色画像の方が、明度が低い領域であることを示す。つまり、減色処理によって反転文字のエッジ部は明度が低くなったことがわかる。それ以外の領域は、元画像よりも減色画像の方が、明度が高くなったか、または同じであることを示す。尚、本実施例では、説明をわかりやすくするため、元画像よりも減色画像の方が、明度が低い領域は、反転文字のエッジ部のみとしているが、実際は読み取りムラ等の影響により、反転文字のエッジ部だけでなく、文字のエッジ部にも生じる場合がある。また、反転文字のエッジ部においても、元画像よりも減色画像の方が、明度が高くなる場合がある。
305はエッジ画素色修正部で、エッジ検出信号302と減色画像304と減色情報320を入力とし、エッジ判定された画素の画素値(色)を減色情報320と周囲の画素の画素値(色)とに基づいて修正を行う。
ここで、本実施例におけるエッジ画素色修正画像306の一例を図6(m)に示す。図6(m)の文字の左上部を拡大した図が図6(n)であり、反転文字の左上部を拡大した図が図6(o)である。図6(n)、図6(o)に示すように、図6(h)、図6(i)にあったグレーの中間調を低減しているため、圧縮効率を向上させることができる。
エッジ画素色修正処理について、図9を用いて説明する。本実施例では、注目画素「*」を中心とした縦5×横5画素を参照領域として説明するが、これに限るものではなく、7×7、及び9×9画素を参照領域としてもよい。
図9(a)、図9(b)は、減色画像304であり、前述の図6(h)、図6(i)と同様の図である。図9(c)、図9(d)は、エッジ検出信号302であり、前述の図6(e)、図6(f)と同様の図である。図9(e)、図9(f)は、減色情報320であり、図9(e)は、図9(a)に位置対応する減色情報320であり、図9(f)は、図6(k)と同様の図である。
まず、減色画像304である図9(a)、図9(b)がエッジ画素色修正部305に入力されるとき、エッジ検出信号302である図9(c)、図9(d)を参照し、エッジ画素であれば、減色情報320である図9(e)、図9(f)を参照する。
ここで、減色情報320が「0」、つまり元画像よりも減色画像の方が、明度が高い画素であれば、縦5×5横画素の中から、注目画素を除く24画素の中から最も明度の値が低い画素を選択し、注目画素の色をその画素の色に修正する。
図9(a)において、最も明度の値が低い画素が901で示す画素、つまり黒である場合、注目画素のグレーは黒に修正される。図9(a)における注目画素をエッジ画素色修正した結果を図9(g)に示す。
また、減色情報320が「1」、つまり元画像よりも減色画像の方が、明度が低い画素であれば、縦5×5横画素の中から、注目画素を除く24画素の中から最も明度の値が高い画素を選択し、注目画素の色をその画素の色に修正する。
図9(b)において、最も明度の値が高い画素が902で示す画素、つまり白である場合、注目画素のグレーは白に修正される。図9(b)における注目画素をエッジ画素色修正した結果を図9(h)に示す。
以上のように、エッジ画素色修正処理を行った結果、エッジ画素色修正画像306が生成される。これにより、後述する二値画像圧縮部314での圧縮効率向上および再現性の良い圧縮が可能となる。
カラー情報生成部307、カラー情報308、カラー情報ソート部309については図10を用いて説明する。
307はカラー情報生成部であり、エッジ画素色修正部305で生成されるエッジ画素色修正画像306に含まれる色毎にカラー情報308を生成する。具体的には、図10(a)に示すような、その色を持つ画素の数と、色の値と、画像内のその色を持つ画素が画像全体の内どの範囲に存在しているかを表す分布範囲とを表すデータで構成されるカラー情報308を生成する。従って、カラー情報はエッジ画素色修正画像306に用いられている色の数だけ生成される。なお、分布範囲のデータは、エッジ画素色修正画像306内の色毎の左上隅にある画素の座標(開始座標)と右下隅にある画素の座標(終了座標)のデータとする。
309はカラー情報ソート部であり、カラー情報308を色毎の画素数によってソーティングし、図10(b)に示すような、ソートされたカラー情報318を生成する。これにより、ソートされたカラー情報318の最上位には最も画素数の多いカラー情報が現れる。
310は背景色データ生成部であり、ソートされたカラー情報318の最上位のカラー情報に含まれる色の値を背景色データ311として生成する。本実施例ではRGB各8ビットの値を想定しているが、これに限定されるものではない。
二値画像生成部312については、図4を用いて説明する。
312は二値画像生成部であり、エッジ画素色修正画像306とソートされたカラー情報318に基づいて色毎の二値画像313を生成する。本実施例では、ソートされたカラー情報318の最上位の色(本実施例の説明では白色)を除く色毎の二値画像を生成する。例えば図4の401のように、カラー情報に含まれる色の値が黒色である場合、エッジ画素色修正画像306内で当該カラー情報の持つ左上隅にある画素の座標を二値画像の左上の頂点、右下隅にある画素の座標を二値画像の右下の頂点とした画像サイズに設定する。そして、当該色と同じ色を持つ画素であれば1、そうでなければ0として、二値画像を生成し、当該色を示すデータを付加する。
314は二値画像圧縮部であり、二値画像生成部312で色毎に生成された二値画像313に対して圧縮を行い、二値画像圧縮データ315を生成する。本実施例ではMMR(MODIFIED MODIFIED READ)圧縮方式を用いているがこれに限定されるものではない。316はデータ統合部であり、背景色データ311と二値画像圧縮データ315およびソートされたカラー情報318を統合して圧縮データ317を作成する。
<フローチャートの説明>
上記構成を備える本実施形態における画像符号化装置が行う画像符号化処理について、図5を参照して説明する。図5は本実施形態における画像符号化装置が行う画像符号化処理のフローチャートである。なお、図5の各ステップの説明は、CPU205の指示に基づき、各処理部の処理内容を説明するものである。
ユーザがMFP(図1の101)の操作部(図2の203)を用いて少数色圧縮を指定すると、操作部I/F207はユーザが指定したデータ形式をCPU205に通知する。CPU205は操作部I/F207からの通知情報をもとにスキャナ部201による原稿読み取り指示を出すとともに、データ処理部215に入力画像データに対する処理開始指示を出す。処理開始指示を受けて、ステップS501でエッジ検出部301は入力画像に対してエッジ検出処理を行い、エッジ検出信号302を生成する。検出方法については先述したとおり、公知の技術を用いる。
次に、ステップS502で、減色処理部303は入力画像に対してエッジ検出信号302の値が0(非エッジ画素)である画素の色情報を用いて、減色画像304を生成する。生成方法については先述した方法を用いる。
次に、ステップS510で、減色情報生成部319は元画像と減色画像304を入力とし、各画像の位置対応する画素を比較し、明度が低い方へ減色されたか、明度が高い方へ減色されたかの減色情報320を生成する。減色情報320については、前述した通りである。
<本発明の提案技術の説明>
次に、ステップS503でエッジ画素色修正部305は、エッジ検出信号302と減色画像304と減色情報320を入力とし、エッジ判定された画素の色を減色情報と周囲の画素の色とに基づいて修正を行う。
上記ステップS503における処理の詳細を示すフローチャートを図7に示す。なお、図7の各ステップの説明は、CPU205の指示に基づき、各処理部の処理内容を説明するものである。
まず、ステップS701で、入力画像における注目画素の選択を行う。本実施例では画像全体のラスタスキャン順とする。
次に、ステップS702で、ステップS701で選択された画素に対応するエッジ検出信号302を参照し、注目画素がエッジ画素か否かを判定する。
エッジ画素でない場合は、つまり非エッジ画素である場合、ステップS706へ進み、全画素終了したか否かを判定する。
エッジ画素である場合は、ステップS703において、減色情報320を参照し、元画像よりも減色画像の方が、明度が低いか否かを判定する。明度が低いと判定された場合、ステップS704にて、注目画素を周囲24画素の中で最も明度の高い色に修正する。
ステップS703において、元画像よりも減色画像の方が、明度が高い、または同じと判定された場合、ステップS705にて、注目画素を周囲24画素の中で最も明度の低い色に修正する。このように、エッジ画素ごとに、減色処理により明度が低い方に変更されているか、明度が高い方に変更されているかが判定される。
次に、ステップS706で、全画素終了したか否かを判定する。終了していなければステップS701へ進み、終了していれば、ステップS504へ進む。
以上のように、ステップS503において、エッジ画素色修正が行われる。
次に、ステップS504で、図3のカラー情報生成部307はエッジ画素色修正画像306をもとにカラー情報308を生成する。カラー情報308は先述したとおり、エッジ画素色修正画像306が含む色を示すデータと、減色された色ごとの画素数と、エッジ画素色修正画像306内で最も左上に存在する画素の座標と、最も右下に存在する画素の座標を示すデータとで構成される。
次に、ステップS505で、カラー情報ソート部309はカラー情報308を色毎の画素数によってソーティングし、ソートされたカラー情報318を生成する。ソーティングの結果、最も画素数の多い色のカラー情報が最上位となる。
次に、ステップS506で、背景色データ生成部310はソーティングされたカラー情報318の最上位色の値を背景色データ311として出力する。
次に、ステップS507で、二値画像生成部312は最上位以外のカラー情報308とエッジ画素色修正画像306を用いて色毎の二値画像313を生成する。生成方法については先述した方法を用いる。
次に、ステップS508で、二値画像圧縮部314は色毎の二値画像313をMMR等の方法で圧縮処理し、二値画像圧縮データ315を生成する。二値画像圧縮データ315は、カラー情報とMMR圧縮データとで構成されるデータ群である。
そして最後にステップS509で、データ結合部316は背景色データ311と二値画像圧縮データ315およびソートされたカラー情報318をまとめて圧縮データ317を作成して出力をする。図8に圧縮データ317の構成例を示す。
まずヘッダ部分に入力された文書画像(元画像)の大きさ(縦横の画素数)、背景色のカラー値、解像度等の情報が入る。背景色には基本的に画素数が最も多い色が選択されるため例えば原稿が赤等のカラー用紙に印刷されている場合は赤系の値が入る。しかし下地が白色の場合が多いと考えられるため、背景色の白色判定を行い、白色と判断される場合は背景色の値は省略してよい。白色判定は例えば、RGBのそれぞれの値が一定値以上で、それぞれの値の差が一定値以内であった場合、白色とみなす。
ヘッダ部の次に色毎の圧縮データが続く。圧縮データは上述の通りカラー情報とMMR圧縮データとから構成されている。背景色を除いて残った色数がNであった場合、その色数分だけ同じ構造のデータが存在する。もちろん入力された画像が白紙等の単色原稿であった場合、この部分のデータは作成されない。白黒原稿であった場合、カラー圧縮データ数は1になり二値画像とほぼ等価になる。黒画素が原稿の一部分のみであればMMR圧縮データはその部分のみ圧縮するため、白黒原稿全体をMMR圧縮した場合よりデータサイズは小さくなる。
この圧縮データ317を元画像に復号する方法については、図8に示したヘッダ部分に記憶されている背景色で原稿の全領域を描画し、圧縮データに含まれているMMR圧縮データを格納されている順番に伸長する。そしてその画像をマスクにして記憶されている位置、色に従って上書きしていくことでなされる。
このように、色毎の二値画像を持つことにより大半のカラー文書画像を効率よく圧縮することができる。
以上のように、明度が低い方へ減色されたか、明度が高い方へ減色されたかの減色情報にもとづいて、文字及び反転文字のエッジ部の色を適切に修正することにより、文字及び反転文字の再現性を保ちつつ、圧縮効率を向上させることができる。
<実施例2の説明>
実施例1では、減色処理部303において、減色処理が終了した後、減色情報生成部319に、元画像と減色画像304を入力とし、各画像の位置対応する画素を比較し、減色情報320を生成する説明を行った。
しかしながら、減色画像304が生成された時点で、元画像と、減色画像304から減色情報320は生成可能である。従って、減色処理部303が、減色画像304と、減色情報320の生成を行う構成としてもよい。この場合、減色情報生成部319は不要となるため、より簡易な構成で実現可能となる。
本実施例2における画像符号化装置のブロック図を図11に示す。ここで、301~318、320は、実施例1と同じ処理部のため説明を省略する。
以上のように、減色処理部303において、明度が低い方へ減色されたか、明度が高い方へ減色されたかの減色情報を生成することで、より簡易な構成で実現可能となる。
<実施例3の説明>
実施例1、及び実施例2では、元画像と減色画像304から、各画像の位置対応する画素を比較し、明度が低い方へ減色されたか、明度が高い方へ減色されたかの減色情報320を生成する説明を行った。
実施例3では、減色情報320の代替となる情報をエッジ検出部301で生成する方法に説明する。
エッジ検出部301においてエッジ検出を行う際に、元画像と、所定の閾値を比較することで、明度が低いエッジ画素か、明度が高いエッジ画素かのエッジ情報が得られる。
例えば、エッジ画素色修正部305において、明度が高いエッジ画素であれば、周囲の最も明度の値が低い画素を選択し、その画素の色に修正する。また、元画像よりも減色画像の方が、明度が低いエッジ画素であれば、周囲の最も明度の値が高い画素を選択し、その画素の色に修正する。
以上のように、明度情報を含むエッジ情報にもとづいて、エッジ画素色修正部305において、エッジ画素色を修正することで、文字及び反転文字のエッジ部の色を適切に修正することが可能である。
<その他の実施の形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。

Claims (8)

  1. 原稿の画像を読み取って、画像データを生成する読取手段と、
    前記生成された画像データの色を量子化する減色処理を実行する減色手段と、
    前記色が量子化された画像データに基づく画像のエッジ部を示すエッジ画素の画素値を変更する変更手段と、
    前記エッジ画素の画素値が前記減色処理により明度が低い方に変更されている画素値である場合、前記変更手段は前記エッジ画素の画素値を前記エッジ画素の周囲の画素で最も明度の高い画素の画素値に変更し、
    前記エッジ画素の画素値が前記減色処理により明度が高い方に変更されている画素値である場合、前記変更手段は前記エッジ画素の画素値を前記エッジ画素の周囲の画素で最も明度の低い画素の画素値に変更することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記色が量子化された画像データに基づく画像のエッジ部の画素ごとに、前記減色処理により明度が低い方に変更されているか、明度が高い方に変更されているかを判定する判定手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記判定手段は、前記減色処理が実行される前の画像データに基づく画像のエッジ部を示すエッジ画素の画素値と、前記減色処理が実行された後の画像データに基づく画像のエッジ部を示すエッジ画素の画素値と比較することで判定することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記圧縮手段が圧縮した画像データを送信する送信手段さらに有することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記圧縮手段はMMR(Modified Modified Read)方式で前記画像データを圧縮することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記エッジ画素の画素値が前記減色処理により明度が低い方に変更されている画素値である場合、前記変更手段は前記エッジ画素の画素値を、前記エッジ画素を中心とする5×5画素から前記エッジ画素を除いた画素の中で最も明度の高い画素の画素値に変更し、
    前記エッジ画素の画素値が前記減色処理により明度が高い方に変更されている画素値である場合、前記変更手段は前記エッジ画素の画素値を、前記エッジ画素の画素値を、前記エッジ画素を中心とする5×5画素から前記エッジ画素を除いた画素の中で最も明度の低い画素の画素値に変更することを特徴とする画像処理装置。
  7. 原稿の画像を読み取って、画像データを生成する読取工程と、
    前記生成された画像データの色を量子化する減色処理を実行する減色工程と、
    前記色が量子化された画像データに基づく画像のエッジ部を示すエッジ画素の画素値を変更する変更工程と、
    前記エッジ画素の画素値が前記減色処理により明度が低い方に変更されている画素値である場合、前記変更工程で前記エッジ画素の画素値を前記エッジ画素の周囲の画素で最も明度の高い画素の画素値に変更し、
    前記エッジ画素の画素値が前記減色処理により明度が高い方に変更されている画素値である場合、前記変更工程で前記エッジ画素の画素値を前記エッジ画素の周囲の画素で最も明度の低い画素の画素値に変更することを特徴とする画像処理方法。
  8. 請求項1乃至6の何れか1項に記載の画像処理装置の各手段をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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