JP2011023836A - スライドデータ作成装置、スライドデータ作成方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】プレゼンテーション時の情報をロスさせることなく、ユーザにとって扱いやすいスライドデータを作成する。
【解決手段】 オブジェクト認識部202は、動画データ内におけるページの切り替わりを検出し、各ページに配置される各オブジェクトの種類を判別する。スライド作成部205は、各ページに対応するスライドデータに対して、当該スライドデータに対応するページに配置される各オブジェクトを判別された種類に対応するフォーマットで配置する。
【選択図】図2
【解決手段】 オブジェクト認識部202は、動画データ内におけるページの切り替わりを検出し、各ページに配置される各オブジェクトの種類を判別する。スライド作成部205は、各ページに対応するスライドデータに対して、当該スライドデータに対応するページに配置される各オブジェクトを判別された種類に対応するフォーマットで配置する。
【選択図】図2
Description
本発明は、プレゼンテーション等で利用可能なスライドデータを作成する技術に関するものである。
近年、何らかのプレゼンテーションを行う場合に、プロジェクタ等を使ってスクリーンにスライドを映すことがよく行われている。また、スライドはプレゼンテーション作成の専用ソフトを使って生成されることが一般的である。プレゼンテーションファイルは複数のスライドからなっており、各スライドには文字や画像があり、またそれらがアニメーション表示されることもある。また、プレゼンテーションの途中でスライドの表示を一時中断し、動画等の別のコンテンツを見せることもある。
聴衆がこのようなプレゼンテーションの内容を保存したい場合には、映し出されたスクリーンをビデオカメラ等で動画に収めることで保存することが可能である。しかし、単に動画に収めただけでは表示されたスライドを全て見るのに手間がかかる。プレゼンテーションファイルであれば、各スライドを簡単に切り替えて見ることができるが、動画の場合はスライドの切り替わりを人間が確認しなければならない。
このような問題を解決するために、動画の解析による動画のシーン分割技術を活用することができる。動画の内容が変わる個所で分割を行えばスライドの切り替わりを認識することが可能である。また、各シーンの代表画像を1枚の静止画にすることによって複数のページからなるプレゼンテーションファイルを作成することも可能である。
しかしながら、場面変化に応じたシーン分割を行う方法では、アニメーションや動画を含むプレゼンテーションファイルに対しては不十分なデータになることがある。例えば、スライドページ中の大事な一文が画面下から中央にアニメーションするような場合、画面全体の変化はそれほど大きくないため、一つのシーンとみなされる。そのため、代表画像となる静止画としたときに、アニメーションの情報は失われてしまう。動画が含まれる場合も同様に情報が失われてしまうという問題がある。
そこで、本発明の目的は、プレゼンテーション時の情報をロスさせることなく、ユーザにとって扱いやすいスライドデータを作成することを目的とする。
本発明のスライドデータ作成装置は、動画データ内におけるページの切り替わりを検出する検出手段と、前記検出手段により切り替わりが検出された前記各ページに配置される各オブジェクトの種類を判別する判別手段と、前記各ページに対応するスライドデータに対して、当該スライドデータに対応するページに配置される各オブジェクトを前記判別手段により判別された種類に対応するフォーマットで配置する配置手段とを有することを特徴とする。
本発明においては、プレゼンテーション等で用いられた動画データ内の各ページに配置されるオブジェクトの種類を判定し、その種類に対応したフォーマットで当該オブジェクトをスライドデータに配置するように構成している。従って、本発明によれば、プレゼンテーション時の情報をロスさせることなく、ユーザにとって扱いやすいスライドデータを作成することが可能となる。
以下、本発明を適用した好適な実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
<第1の実施形態>
先ず、第1の実施形態について説明する。図1は、第1の実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。本実施形態に係る情報処理装置は、ビデオカメラで撮影した動画データからプレゼンテーション用のスライドを作成するものである。なお、情報処理装置は単一のコンピュータ装置で実現してもよいし、必要に応じた複数のコンピュータ装置に各機能を分散して実現するようにしてもよい。複数のコンピュータ装置で構成する場合には、互いに通信可能なようにLocal Area Network(LAN)等の通信回線で接続する。図1に示す情報処理装置は、スライドデータ作成装置の適用例となる構成である。
先ず、第1の実施形態について説明する。図1は、第1の実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。本実施形態に係る情報処理装置は、ビデオカメラで撮影した動画データからプレゼンテーション用のスライドを作成するものである。なお、情報処理装置は単一のコンピュータ装置で実現してもよいし、必要に応じた複数のコンピュータ装置に各機能を分散して実現するようにしてもよい。複数のコンピュータ装置で構成する場合には、互いに通信可能なようにLocal Area Network(LAN)等の通信回線で接続する。図1に示す情報処理装置は、スライドデータ作成装置の適用例となる構成である。
図1において、101はコンピュータ装置100全体を制御するCentral Processing Unit(CPU)である。102は変更を必要としないプログラムやパラメータを格納するRead Only Memory(ROM)である。103は外部装置等から供給されるプログラムやデータを一時記憶するRandom Access Memory(RAM)である。104はコンピュータ装置100に固定して設置されたハードディスク、着脱可能なフレキシブルディスク(FD)やCompact Disc(CD)等の光ディスク、磁気カード等を含む外部記憶装置である。105は101〜104の各ユニットを通信可能に接続するシステムバスである。
また、本実施形態に係る情報処理装置のソフトウェアモジュール構成を図2に示す。動画デコーダ201は、プレゼンテーション用のスライドを撮影した動画データをデコードして複数の連続する静止画データとして出力するものである。オブジェクト認識部202は、静止画データを解析して静止画中の文字領域、図形領域、その他の領域(自然画像等)を判定するものである。アーカイバ203は、一つ以上のデータをZip等の形式の単一のファイルとして出力するものである。オブジェクトテーブル作成部204は、プレゼンテーションファイルの各スライドのオブジェクト情報のリスト(以下、オブジェクトテーブルと称す)を作成する。なお、オブジェクトテーブルには、座標、種類、アニメーションの設定が含まれる。スライド作成部205は、オブジェクトテーブルを使用してプレゼンテーションファイルを作成するものである。動画エンコーダ206は、連続する複数の静止画データを動画データとしてエンコードするものである。
図3は、本実施形態に係る情報処理装置の処理の流れを示すフローチャートである。まず、動画デコーダ201は、動画データをデコードして複数の静止画データにする(S302)。この結果の例を図4の401から412に示す。401から412のような静止画データをフレームと呼ぶ。なお、図4のフレーム間にある点線は、二つのフレームの間に同様のフレームが続いていることを意味する。また、409から410は、プレゼンテーション用のスライドではない自然画像の動画部分である。プレゼンテーション用のスライド以外の動画とは例えば人物を撮影した動画等である。
次に、オブジェクト認識部202は、文字・図形・静止画からなるスライド部分と、それ以外の部分とを分離する(S303)。これは、各フレームの大部分が自然画像になっているかどうかを判断することで行うことができる。静止画データが自然画像の動画部分かどうかの判断には、例えば特開平06−022304号公報に開示される方法を用いることができる。これにより、フレーム409から410は自然画像とみなされ、またそれ以外のフレームは自然画像ではないもの、つまりスライドであるとみなされる。
次に、オブジェクト認識部202は、スライド部分のオブジェクト認識を行う(S304)。オブジェクト認識の方法として、本実施形態では連結画素を検知し、該連結画素の外接矩形領域の形状・サイズ・画素密度等を用いて属性毎の領域に分割するものとするが、その他の領域分割手法を用いても構わない。各フレームのオブジェクト認識の結果を図5に示す。
オブジェクト認識部202は、図5に示すオブジェクト認識結果表を用いてスライド分割を行う(S305)。この処理は、各フレーム間のオブジェクトを比較することで行う。まず、フレーム間においてオブジェクトの種類及び内容が変わっていないものを同一のオブジェクトとみなす。例えばフレーム401と402において、オブジェクト501と504は同じものである。また、フレーム405とフレーム406におけるオブジェクト513と516も、座標は異なるが種類と内容が同じであるため、同一のオブジェクとみなされる。なお、撮影時のブレ等により、本来は変化していないオブジェクトであっても座標等が僅かに異なる場合がある。この問題に対応するため、閾値を設け、座標等の特徴量の差が閾値以下であれば同じとみなす、ということも可能である。
連続する二つのフレームにおいて、片方のフレームにあるオブジェクトがもう片方のフレームにない場合、フレーム間でオブジェクトの変化があるとみなすことができる。また、フレーム間でオブジェクトの変化が大きい場合、そのフレーム間で別のスライドになったとみなすことができる。本実施形態では、連続する二つのフレームに現れるオブジェクトのうち、半分以上が変化するものであった場合にスライドの境目とみなすものとする。なお、スライドではない動画部分は一つのページとみなす。この結果、図6に示す結果が得られる。なお、S305は、検出手段の処理例である。
ページ分割の次に、オブジェクトテーブル作成部204は、オブジェクトテーブルの作成を行う(S306)。オブジェクトテーブルの作成はページ毎に図7のフローチャートに従って行われる。
次に、図7のフローチャートを参照しながらオブジェクトテーブルの作成処理について説明する。
まず、オブジェクトテーブル作成部204は、対象ページが動画ページであるかを判定する(S702)。動画ページである場合、連続する自然画像フレームが動画エンコーダ206によってエンコードされる(S703)。次に、オブジェクトテーブル作成部204は、動画オブジェクトを持つスライドとしてオブジェクトテーブルに追加する(S704)。一方、動画ページでない場合、オブジェクトテーブル作成部204は、オブジェクトに対してフレーム間の座標の差分を判定する(S706)。差分がない場合、オブジェクトテーブル作成部204は、静的オブジェクトとみなし、オブジェクトの種類・内容・座標値を出力する(S708)。例えば、ページ1はフレーム401〜402からなっている。フレーム401中のオブジェクト501は、402でも同じ座標に存在している(504)。従って、これは静的オブジェクトとみなされる。
また、ページ2(403〜408)において、オブジェクト513、516、519、522は同じ種類・内容のオブジェクトの位置が変化している。従って、オブジェクトテーブル作成部204は、アニメーションオブジェクトとみなし、オブジェクトの種類・内容・座標値を出力する(S709)。以上の処理を全てのオブジェクトに対して行うと、図8に示すオブジェクトテーブルが得られる。オブジェクトテーブルは図8(a)に示す出力オブジェクトの基本情報と図8(b)に示すアニメーション情報とからなる。なお、図7に示す処理は、判別手段の処理例である。
最後に、スライド作成部205は、スライドの出力を行う(S307)。スライド作成処理の流れを図9に示す。本実施形態ではOffice Open XML形式(以下、OOXMLと称す)の、PresentationMLを用いたファイルを出力するが、他の形式で行うことも可能である。なお、OOXMLの詳細はStandard ECMA−376(http://www.ecma-international.org/publications/standards/Ecma-376.htm)に説明されている。
まず、スライド作成部205は、空のプレゼンテーションファイルを作成する(S902)。空のプレゼンテーションファイルの構造を図10に示す。図10に示すように、OOXMLは複数のデータからなっている。個々のデータをパートと呼ぶ。また、1002(_rels)のように、ディレクトリを持つこともできる。
1001([Content_Types].xml)は、パートの拡張子又はパート名と種類のマッピングデータとなっている。このマッピングデータの内容は表1に示すとおりである。
なお、以降の処理においてスライドパート、JPEG画像、PNG画像、MPEG動画パートが追加され、またリレーションシップパートの変更が行われる。その他のパートについては空のプレゼンテーションファイルと差はなく、ページ内容に関係なく一定のものである。そのため、変更のないパートの詳細はOffice Open XML仕様を参照するものとし、ここでは言及しない。
次に、スライド作成部205は、全てのページに対してのスライド作成処理を行う。この処理において、スライド作成部205は、まず空のスライドパートの作成を行う(S904)。空のスライドパートを図11に示す。スライドパートsld要素(sldはslideの意)をルート要素としている。その中にspTree要素(shape tree)があり、さらにその中に文字や図形などのオブジェクトが置かれる。各オブジェクトはsp要素(shape)として記述され、1220の部分に置かれるが、現段階では空である。
スライド作成部205は、この空のスライドパートに対して、ページの各オブジェクトを配置する(S906)。オブジェクトには、文字列・線画・静止画・動画の4種類があり、文字列と線画はsp要素、静止画と動画はpic要素として表される。
文字列を表すsp要素を図12に示す。文字列オブジェクトは、少なくともオブジェクトの位置・大きさ・フォントサイズ・内容の情報が必要である。位置はoff要素1309のx属性、y属性によって表され、それぞれx座標、y座標を意味する。大きさはext要素1310のcx属性、cy属性によって表され、それぞれ幅、高さとなる。フォントサイズはrPr要素1324のsz属性によって表される。内容はt要素1327に格納される。また、各オブジェクトは固有の識別子を持つ必要があり、cNvPr要素1303のid属性に格納される。従って、文字列オブジェクトを配置するときは、sp要素1301の位置・大きさ・フォントサイズ・内容を、図8のオブジェクトテーブルに従って変更し、固有のidを付けたものを空スライドデータの1220の部分に追加すればよい。また、idは1から順に整数値を付けることで固有のものにすることができる。
矩形や円といった線画オブジェクトの場合も同様に、基本となるsp要素の座標値等を変更したものを追加することでスライドに追加することができる。矩形を表すsp要素を図13に示す。矩形の位置及びサイズは1409、1410のoff要素とext要素で表現する。また、cNvPr要素のid属性も、文字列オブジェクトと同様に一意にする必要がある。Office Open XMLにはその他様々な図形及び塗り方等の指定が可能であるが、同様の方法で作成を行うことが可能である。
静止画の場合は、pic要素の作成・追加と画像ファイルの追加とが必要となる。画像ファイルを追加する場合は、対象となる画像ファイルを画像パートとしてパッケージ内に追加し、さらにリレーションシップを変更する必要がある。例えば、画像パートをmediaディレクトリ1010内に配置し、このスライドのリレーションシップに、参照画像であることを示すリレーションシップURI(Type属性)、画像パート名(Target属性)、このリレーションシップパート内で一意の識別子(Id属性)を含むリレーションシップを追加する。
画像パートとリレーションシップを追加した後、スライドパート内にpic要素を追加する。このpic要素を図14に示す。静止画を配置するためには、座標・大きさ・静止画パートが必要になる。座標はoff要素、大きさはext要素を指定し、静止画パートはblip要素のembed属性で指定する。このとき、画像パート名ではなく、その画像パートに対応する識別子(前述のリレーションシップのId属性の値)を用いる。これで静止画の配置が完了する。
動画オブジェクトの場合も画像パートの場合と同様に、動画データをパートとして追加し、リレーションシップを追加する。Windows Media Video形式の動画パート用のリレーションシップを図15に示す。Id属性を一意な識別子とし、実際のファイルをTarget属性に記述する。この例では”rId4”という識別子を、”movie.wmv”という動画ファイルに割り当てている。
そして、図16に示すpic要素をスライドパート内に追加する。静止画の場合と同様、off、ext要素で座標と大きさを指定する。また、videoFile要素のlink属性で識別子を指定する。
次にスライド作成部205は、ページ内の全てのオブジェクトを上記文字列・線画・静止画・動画オブジェクトの配置処理方法(フォーマット)に従って配置することでオブジェクトの配置処理を行う(S906)。なお、S906は配置手段の処理例である。
次にスライド作成部205はアニメーションの設定を行う(S907)。OOXMLでは、アニメーションの設定もスライドパート内に記述することになっている。また、オブジェクトが移動するアニメーションは、その軌跡を記述するようになっている。軌跡は、複数の制御点とその結び方を組み合わせたものになる。
アニメーション設定の例を図17に示す。軌跡の設定はanimMotion要素(1807)のpath属性で行う。path属性の値は連続する「文字・数字・数字」のリストになっている。文字は「M」、「L」、「C」等があり、Mは移動、Lは直線、Cは曲線を意味している。後に続く数字はそれぞれx座標、y座標である。この座標は、アニメーションの対象となるオブジェクトの位置を原点とするものである。また、x座標の単位はスライドの横の長さ、y座標の単位はスライドの縦の長さである。図17の例ではpath属性の値が「M 0 0」ではじまっており、これはアニメーションがそのオブジェクト本来の位置から開始することを意味する。次に「L 0.25 0」となっているため、右方向にスライドページ横幅の1/4の長さ分移動する。次は「L 0.25 0.33333」となっているため、下方向にスライド縦幅の1/3の長さ分移動する。
アニメーションにかかる時間はcTn要素1809のdur属性で、ミリ秒単位で指定する。図17の例では2000となっているため、2秒かけてオブジェクトが移動する。また、アニメーションの対象となるオブジェクトは、spTgt要素1811のspid属性で指定するようになっており、対象となるオブジェクトの識別子を記述する。この識別子は前述のcNvPr要素のid属性の値である。OOXMLではその他柔軟なアニメーション設定が可能だが、ここでは省略する。
図8(b)のオブジェクトテーブルにはアニメーションによって移動するオブジェクトの軌跡と時間情報がある。そのため、これらの情報から図17の例のようなアニメーション設定情報を作成することが可能である。つまり、アニメーションテーブル情報にある軌跡をanimMotion要素のpath属性に記述し、全体の時間をcTn要素のdur属性に記述する。さらに対象となるオブジェクトのIDをspTgt要素のspid属性に記述すれば設定は完了する。
次にスライド作成部205は、以上のようにして作成されたアニメーション設定情報を1226(図11)に挿入する(S907)。これによりアニメーション情報の追加処理は完了する。
S902の処理で作成した空のプレゼンテーションデータ及びS904〜S907の処理で作成したスライドをまとめると図18のようになる。アーカイバ203によってこれをZip形式でアーカイブすることでプレゼンテーションファイルの作成は完了する。
以上のようにして出力されたプレゼンテーションファイルは、元のプレゼンテーションファイルと同様のスライドを含んでいるため、閲覧や印刷などの処理を手軽に行うことができる。また、アニメーションの情報やプレゼンテーションソフト以外が使われた箇所も再現でき、情報の損失がほとんどないものになっている。よって、再現性と利便性の高いデータが作成できている。
本実施形態では、スライドの静止画の解析によってオブジェクトを認識したが、動画の音声データの認識による音声オブジェクトにすることも可能である。また、音声オブジェクトはスライドのメモ欄に出力することも可能である。
本実施形態では、プレゼンテーション用のスライドを撮影した動画からプレゼンテーションファイルを作成したが、元の動画は任意のものが可能であることは言うまでもない。例えば教育番組を録画した動画には一般に文字が含まれる部分が多く、本実施形態を容易に適用可能である。
なお、上述した実施形態では、オブジェクトの種類に対応したフォーマットとして静的オブジェクト、アニメーションオブジェクト、動画オブジェクト、音声オブジェクトによってオブジェクトをスライドに出力するように構成している。その他に、オブジェクトの種類に対応したフォーマットとしてスライドのメタデータを生成するようにしてもよい。この場合、スライドのメタデータは、例えば図18に示すような最終的なスライドに対して付加される。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態について説明する。図19は、第2の実施形態に係るネットワーク対応プリンタ2000の構成を示すブロック図である。図19において、2001から2004は、第1の実施形態の情報処理装置における101から104と同様のものである。2005は、CRTや液晶等の表示装置である。2006は、キーボードやマウス等の入力装置である。2007はネットワークインタフェースである。タッチパネル等のように表示装置2005と入力装置2006が一体となっている場合もある。情報処理装置2000は、ネットワーク上の動画を取得し、その一部を印刷するネットワーク対応プリンタである。
次に、第2の実施形態について説明する。図19は、第2の実施形態に係るネットワーク対応プリンタ2000の構成を示すブロック図である。図19において、2001から2004は、第1の実施形態の情報処理装置における101から104と同様のものである。2005は、CRTや液晶等の表示装置である。2006は、キーボードやマウス等の入力装置である。2007はネットワークインタフェースである。タッチパネル等のように表示装置2005と入力装置2006が一体となっている場合もある。情報処理装置2000は、ネットワーク上の動画を取得し、その一部を印刷するネットワーク対応プリンタである。
ネットワーク対応プリンタ2000は、ネットワークインタフェース2007を介してネットワークに接続されている。このネットワーク構成を図20に示す。ネットワーク対応プリンタ2000はネットワーク2101に接続されており、さらにそこには動画サーバ2102が接続されている。動画サーバ2102は、クライアントからのリクエストを受け、動画データのサムネイル一覧及び動画データを送信する機能を持つ。
ネットワーク対応プリンタ2000のソフトウェア構成を図21に示す。図21において、2201から2206は、図2における201から206と同様である。ユーザインタフェース制御部2207は、表示装置2005及び入力装置2006を制御し、ユーザからの入力・出力を制御するものである。ネットワーク通信部2208はネットワーク上の他の機器との通信を制御するものである。印刷制御部2209は印刷部2008を制御するものである。
ネットワーク対応プリンタ2000による動画データの印刷処理の流れを図22に示す。まず、ネットワーク対応プリンタ2000は、動画サーバ2102から動画のサムネイル一覧を取得する(S2302)。これらは表示装置2005に表示される。次にネットワーク対応プリンタ2000は、ユーザからの選択操作に応じて印刷対象となる動画を選択する(S2303)。
次にネットワーク対応プリンタ2000は、選択された動画のデータを動画サーバ2102から取得する(S2304)。さらに、ネットワーク対応プリンタ2000は取得した動画データからプレゼンテーションファイルを作成する(S2305)。この処理は、第1の実施形態に係る情報処理装置が行う処理と同様である。
次にネットワーク対応プリンタ2000は、できあがったプレゼンテーションファイルの各ページ2401〜2404を表示し、ユーザは印刷するページを選択する(S2306)。このときの画面例を図23に示す。アニメーションを含むスライドの場合は、そのページの全てのオブジェクトのアニメーション後の状態とし、動画を含む場合は最初のフレームとするが、他の方法を用いてもよい。
次にネットワーク対応プリンタ2000は、選択されたページを、印刷制御部2209及び印刷部2008を用いて印刷し(S2307)、処理は完了する。
以上の処理によりネットワーク対応プリンタ2000は、プレゼンテーションを撮影したネットワーク上の動画内の、ユーザが望むページの印刷を行うことが可能となる。
上述した本発明の実施形態を構成する各手段及び各ステップは、コンピュータのRAMやROM等に記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。このプログラム及び前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は本発明に含まれる。
また、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施形態も可能であり、具体的には、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
なお、本発明は、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システム又は装置に直接、又は遠隔から供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータが前記供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、前記コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であってもよい。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。更に、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が、実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
更に、その他の方法として、まず記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。そして、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
Claims (7)
- 動画データ内におけるページの切り替わりを検出する検出手段と、
前記検出手段により切り替わりが検出された前記各ページに配置される各オブジェクトの種類を判別する判別手段と、
前記各ページに対応するスライドデータに対して、当該スライドデータに対応するページに配置される各オブジェクトを前記判別手段により判別された種類に対応するフォーマットで配置する配置手段とを有することを特徴とするスライドデータ作成装置。 - 前記検出手段は、前記動画データの各フレームの特徴量を比較することにより、前記動画データ内におけるページの切り替わりを検出することを特徴とする請求項1に記載のスライドデータ作成装置。
- 前記検出手段は、前記動画データの各フレーム内のオブジェクトを認識し、当該オブジェクトと、当該フレームに連続するフレームにおける該当するオブジェクトとの変化に基づいて、前記動画データ内におけるページの切り替わりを検出することを特徴とする請求項1に記載のスライドデータ作成装置。
- 前記オブジェクトのフォーマットには、静的オブジェクト、アニメーションオブジェクト、動画オブジェクト、音声オブジェクト、及び、スライドデータのメタデータのうちの少なくとも何れか一つを含むことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のスライドデータ作成装置。
- 前記配置手段により生成されるスライドデータのメタデータを生成する生成手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のスライドデータ作成装置。
- 動画データ内におけるページの切り替わりを検出する検出ステップと、
前記検出ステップにより切り替わりが検出された前記各ページに配置される各オブジェクトの種類を判別する判別ステップと、
前記各ページに対応するスライドデータに対して、当該スライドデータに対応するページに配置される各オブジェクトを前記判別ステップにより判別された種類に対応するフォーマットで配置する配置ステップとを含むことを特徴とするスライドデータ作成方法。 - 動画データ内におけるページの切り替わりを検出する検出ステップと、
前記検出ステップにより切り替わりが検出された前記各ページに配置される各オブジェクトの種類を判別する判別ステップと、
前記各ページに対応するスライドデータに対して、当該スライドデータに対応するページに配置される各オブジェクトを前記判別ステップにより判別された種類に対応するフォーマットで配置する配置ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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JP2012226678A (ja) * | 2011-04-22 | 2012-11-15 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 情報処理装置、画像処理装置、画像形成装置、及び、プログラム |
WO2013057658A1 (en) * | 2011-10-19 | 2013-04-25 | Vadim Dukhovny | Enhancement of presentation or online collaboration meeting |
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