JP2011023138A - 照明装置 - Google Patents

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【課題】点光源部からの距離が異なるべく配置された透光部材の全面にわたって、点光源部からの光が点状に視認されることのない照明装置を提供することを目的とする。
【解決手段】発光ダイオード21等からなる複数の点光源部と、該複数の点光源部からの距離が異なるべく配置した透光部材60とを備えた照明装置100Aにおいて、前記点光源部は、前記透光部材60を介して点状に現れることを防止すべく、前記複数の点光源部から出射される出射光を調整する調整手段を備えてなることを特徴とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、複数の点光源部からの距離が異なるべく配置された透光部材の全面にわたって、点光源からの光が点状に視認されることのない照明装置に関する。
従来の照明装置として、LEDからの光を透光する透光部材520を、光放射方向に配設した照明装置が提案されている(特許文献1参照)。
以下、図15を用いて上記特許文献1に記載の従来の照明装置について説明すると、指向性の高いチップ形状のLEDパッケージ511と、LEDパッケージ511を実装したモジュール基板512とを複数個用いて光源部を形成しており、モジュール基板512には、同じ発光出力のLEDパッケージ511を同じ配置間隔にて実装している。そして、複数のモジュール基板512を取り付けた板状の部材530と、LEDパッケージ511の光放射方向である光源部の前面に、板状の部材530を覆うように取り付けたドーム状の透光部材520とを備えた構成である。
特開2009−117160号公報
上記従来の照明装置は、光源部の前面にドーム状の透光部材520を配設しているため、LEDパッケージ511と透光部材520との距離が場所によって異なっている。すなわち、板状の部材の縁部530Xに取り付けたLEDパッケージ511Xと透光部材520との距離をX、板状の部材の中央部530Yに取り付けたLEDパッケージ511Yと透光部材520との距離をYとすると、距離X<距離Yという関係を有しており、透光部材520を介して出射される光の強度が異なる。そのため、出射強度が大きな板状の部材の縁部530Xに取り付けたLEDパッケージ511Xからの光は、板状の部材の中央部530Yに取り付けたLEDパッケージ511Yからの光よりも、透光部材520を介して点状に視認されるという問題がある。
本発明は、上記のような従来の構成が有していた問題を解決しようとするものであり、複数の点光源部からの距離が異なるべく配置された透光部材の全面にわたって、LEDからの光が点状に現れることのない照明装置を提供することを目的とする。
本発明の照明装置は、発光ダイオード等からなる複数の点光源部と、該複数の点光源部からの距離が異なるべく配置した透光部材とを備えた照明装置において、前記点光源部は、前記透光部材を介して点状に現れることを防止すべく、前記複数の点光源部から出射される出射光を調整する調整手段を備えてなることを特徴とする。
上記本発明によれば、透光部材の全面にわたって点光源部からの光が点状に現れることのない、外観的にも優れた照明装置を提供できる。
そして、本発明の照明装置が備える調整手段は、前記複数の点光源部と前記透光部材との距離に応じて、前記複数の点光源部の配置を異ならせて、出射光を調整してなることを特徴とする。また調整手段は、前記複数の点光源部と前記透光部材との距離が短くなるほど、前記点光源部を密に配置してなることを特徴とする。また調整手段は、前記点光源部と前記透光部材との距離よりも隣り合う前記点光源部までの距離を短くすべく、前記点光源部を配置してなることを特徴とする。
上記本発明によれば、複数の点光源部からの光量を抑えることなく、点光源部から出射する出射光が、透光部材を介して点状に現れることのない照明装置を提供できる。
そしてまた、本発明の照明装置が備える調整手段は、密に配置した前記点光源部の配置間隔にて、前記複数の点光源部を配置してなることを特徴とする。
上記本発明によれば、複数の点光源部から発光強度が均一な出射光を形成し、出射光は、透光部材を介して点状に現れることのない照明装置を提供できる。
さらに、本発明の照明装置が備える調整手段は、前記複数の点光源部と前記透光部材との距離に応じて、前記複数の点光源部に供給される電力を制御し、出射光を調整してなることを特徴とする。
上記本発明によれば、点光源部からの光が点状に現れることなく、かつ透光部材の全面にわたって輝度均一な出射光を形成する照明装置を提供できる。
なお、本発明の照明装置が備える調整手段は、前記複数の点光源部と前記透光部材との距離が短い領域に配置した前記点光源部に供給される電力を制御し、出射光を調整してなることを特徴とする。
上記本発明によれば、点状に視認される領域に配置した点光源部の発光輝度を調整することができ、省エネを実現した照明装置を提供できる。
なお、本発明の照明装置が備える調整手段は、前記透光部材までの距離が短くなるほど前記点光源部を密に配置すると共に、密に配置した前記点光源部に供給される電力を調整してなることを特徴とする。
上記本発明によれば、光量を抑えることなく輝度均一な出射光を形成し、点光源部からの光が点状として現れることのない、外観的にも優れた照明装置を提供できる。
本発明は、上記のような構成であるため、点光源部からの距離が異なるべく配置された透光部材の全面にわたって、点光源部からの光が点状に現れることのない照明装置を提供する。
本発明の実施例1を示す照明装置のセンターカバーを外した状態の外観斜視図である。 本発明の実施例1を示す照明装置の分解斜視図である。 本発明の実施例1を示す照明装置の平面図である。 本発明の実施例1を示す照明装置のセンターカバーを外した状態の平面図である。 図3のV−V線での拡大断面図である。 図4の透光部材を外した状態の分解斜視図である。 図6の要部拡大平面図である。 (A)は図7のA−A線での拡大断面図であり、(B)は図7のB−B線での拡大断面図である。 図3のV−V線での拡大断面図に関する要部分断面説明図である。 (A)は図9のA−A線での拡大断面図、(B)は図9のB−B線での拡大断面図、(C)は図9のC−C線での拡大断面図、(D)は図9のD−D線での拡大断面図である。 その他の例を示す照明装置の要部拡大平面図である。 本発明の実施例2を示す照明装置の要部拡大平面図である。 図12のA−A線での拡大断面図である。 本発明の実施例3を示す照明装置の回路図である。 従来の照明装置の構成を示す断面図である。
以下、本発明の照明装置に係る実施例1を、図1から図11に基づいて説明する。
照明装置100Aは、照明装置本体である本体フレーム10、複数の発光ダイオード(以下、LEDと称す)21を基板に実装した点光源部としてのLEDモジュール20A、LEDモジュール20Aに所要の電力(電圧あるいは電流でもよい)を供給する駆動部としての電源ユニット30、商用電源からの電源線を接続する接続端子40、LEDモジュール20Aからの光を透過する透光部材としての透光パネル60、本体フレーム10の長手方向に沿って設けられ本体フレーム10と透光パネル60とを挟持する側板70、電源ユニット30、取っ手50、接続端子40などを覆う被固定体としてのセンターカバー80、サイドカバー90などを備えている。
そして、特に図2に示すように、長方形状の本体フレーム10の長手方向に沿って2つの仕切板14、14を本体フレーム10上に対設してある。仕切板14で挟まれる区画は、電源ユニット30、接続端子40などがLEDモジュール20Aと並置される場所である。また、仕切板14と本体フレーム10の長辺側の縁部との間の区画は、それぞれLEDモジュール20Aを装着する場所である。すなわち、電源ユニット30や接続端子40などを間にして、LEDモジュール20Aが2箇所に分かれて本体フレーム10に並置されている。
また、特に図2に示すように、センターカバー80は、その短辺側の一方の縁部88Aに本体フレーム10の長辺方向にスライドさせることにより本体フレーム10に固定可能な固定装置110を備える。なお、センターカバー80をねじにより固定したり、本体フレーム10の短辺側の縁部にねじ孔を有する金具を立設しておき、センターカバー80をその金具に固定したりしてもよい。いずれの場合にも、照明装置100Aを天井等に取り付ける際には、センターカバー80を外しておき、照明装置100Aを天井等に取り付けた後、センターカバー80を照明装置100Aに固定することできる。
そしてまた、特に図1、図2に示すように、センターカバー80は、その長辺側の縁辺がL字状に折り曲げた曲部81を設けてある。曲部81の縁辺に適長離隔して凹部82を設けておき、仕切板14の対応する位置に突起部などの凹部82を係止し、仮止めを行うための取り付け構造が設けてある。これにより、センターカバー80が本体フレーム10の方に窪むことを防止できる。なお、曲部81の縁辺に凹部82に代えて凸部を設けておき、仕切板14の対応する位置に凹部や孔を設けて係止させるようにしてもよい。いずれの構造であっても、センターカバー80が撓むことを防止することができるものであればよい。
また、特に図3に示すように、センターカバー80を間にして2つの透光パネル60が配置されている。透光パネル60は、図1、図2に示すように、本体フレーム10の縁部に向かう方向に沿って、本体フレーム10と透光パネル60との離隔寸法(透光パネル60の高さ寸法)が減少するように傾斜させてある。なお、本体フレーム10と透光パネル60との離隔寸法(透光パネル60の高さ寸法)は、本体フレーム10の中央部や中央部付近など縁部を除く箇所で縁部での寸法よりも大きくすればよい。これにより、LEDモジュール20Aからの光をより広範囲(例えば、本体フレーム10の長手方向に直交する向き)に照らすことができ、天井面への配光を多く(配光特性を広く)することができる。
すなわち、透光パネル60は、本体フレーム10の縁部に向かって離隔寸法が小さくなるように傾斜してある。これにより、例えば、照明装置100Aを天井面に設置した場合、透光パネル60(LEDモジュール20A)からの光は、天井面にほぼ垂直に照射されるのみならず、照明装置100Aの周辺側にも照射される。このため、照明装置100Aの周辺の天井面も光を照射することができ、配光特性を従来よりも広くすることができる。
また、電源ユニット30は、本体フレーム10のほぼ中央部に配置してあり、LEDモジュール20A及び透光パネル60は、電源ユニット30を間にして2つ設けてある。これにより、照明装置100Aを天井面に設置した場合、照明装置100Aを挟んで両側の天井面への配光を多くすることができ、配光特性をさらに拡げることができる。
なお、上述の例では、LEDモジュール20A及び透光パネル60は、電源ユニット30を間にして2つ設ける構成であるが、これに限定されるものではなく、例えば、LEDモジュール20A及び透光パネル60を、電源ユニット30を囲むように周囲に配置してもよい。いずれの場合でも、電源ユニット30を本体フレーム10の中央部に配置することにより、本体フレーム10の縁部付近では傾斜させた透光パネル60を天井面に近づける(高さ寸法を小さくする)ことができ、配光特性をさらに拡げることができる。
また、特に図4に示すように、本体フレーム10には、本体フレーム10を天井等の設置場所に取り付けるための取付孔11、11を形成してある。なお、取付孔11は、一例であって、これに限定されるものではなく、本体フレーム10を設置場所に取り付けことができる構造であれば、フックや切り欠きなどの部材を用いることもできる。これにより、本体フレーム10を天井等の設置場所に設置することができる。
また、本体フレーム10には、複数のビス孔13を設けることもできる。これにより、天井等に直付けすることもできる。また、本体フレーム10には、適宜の箇所に電源線などを配線するための配線孔12、12を形成してある。
そして、特に図4に示すように、本体フレーム10に平行して設けられた仕切板14、14の間には、適長(例えば、個人の身長にもよるが、人が両手を広げて余裕をもって届く範囲である80cm程度)離隔して取っ手50を設けてある。また、取っ手50の固定位置は、例えば比較的重量のある電源ユニット30と本体フレーム10とのバランス(重心)を考慮して、電源ユニット30を間にして決定することができる。それにより、作業者は取っ手50を持って本体フレーム10を天井面などの設置場所に取り付けるだけで照明装置100Aを設置することができる。すなわち、照明装置100Aの筐体を取り付けた後にLEDモジュール等の取り付けを行うなどの複数回の取り付け作業が不要であり、1回の取り付け作業で照明装置100Aの取り付けが完了するので、作業工程を簡素化することができる。また、取っ手50を備えているので、作業性が向上する。
また、取っ手50は、仕切板14を連結するように設けられている。本体フレーム10は、板状の構造であるので、離隔した仕切板14同士を取っ手50で連結することにより、本体フレーム10の曲がりなどを抑制することができ、照明装置100Aの剛性を高めることができる。
そしてまた、センターカバー80及び透光パネル60は、それぞれ平面視が矩形状をなし、仕切板14をセンターカバー80と透光パネル60との境に沿って設けてあり、適長離隔して2つの取っ手50を設けてある。これにより、照明装置100Aの寸法が大きい場合でも、照明装置100Aの剛性をさらに高めるとともに、両手で2つの取っ手50を持って本体フレーム10を天井等に取り付けることができるので、作業性がさらに良くなる。
図5は図3のV−V線断面図である。図5に示すように、本体フレーム10上に電源ユニット30を間にしてLEDモジュール20Aが設けられている。このため、点光源部と電源部とを2段構造とする場合に比べて、照明装置100Aの高さ寸法(厚み)を小さくすることができ、薄型の照明装置を実現することができる。
また、LEDモジュール20Aの基板には、電源ユニット30からの配線を接続するためのコネクタ23を実装している。また、LEDモジュール20Aからの光を効率良く照射するため、断面視が略コの字状に折り曲げた反射シート22を設けている。反射シート22の両縁は、透光パネル60の両縁に位置するように配置してある。これにより、LEDモジュール20Aからの光が照明装置100A内部に漏れることを防止して、光の取り出し効率を向上させることができる。
また、LEDモジュール20Aからの光を透過する透光パネル60に隣接して着脱可能なセンターカバー80を配置してあるので、LEDモジュール20Aからの光を遮ることがない。また、照明装置100Aを天井等に取り付ける際には、センターカバー80を外しておき、本体フレーム10を天井などの設置場所に取り付けた後、センターカバー80を固定することができるので、作業効率が向上する。
次に、複数のLED21を基板に実装した点光源部としてのLEDモジュール20Aが備える調整手段についてより詳細に説明する。
図6は、本発明の実施例1を示す照明装置100Aのセンターカバー80を外し、かつLEDモジュール20Aが視認可能な様に透光パネル60を外した状態の分解斜視図である。図4とは異なり本体フレーム10に設けたビス孔13の数が異なるが、上記に説明したとおり天井等に直付け可能な数が設けられていれば良い。図7は、複数のLED21を基板に実装したLEDモジュール20Aの要部拡大平面図であり、図8は、その断面図である。図8(A)は図7のA−A線での拡大断面図であり、LED21を横一列に22個実装している。また、図8(B)は図7のB−B線の拡大断面図であり、LED21を横一列に20個実装している。図9は、図3のV−V線の拡大断面図に、LED21と透光パネル60との距離を示す説明を追加した要部分断面説明図である。図10は、図9の断面図であり、図10(A)は図9のA−A線の拡大断面図であり、LED21と透光パネル60との距離をaとしている。同様に、図10(B)は図9のB−B線の拡大断面図であり、LED21と透光パネル60との距離をb、図10(C)は図9のC−C線の拡大断面図であり、LED21と透光パネル60との距離をc、図10(D)は図9のD−D線の拡大断面図であり、LED21と透光パネル60との距離をdとしている。
LEDモジュール20Aは、特に図6に示すように、複数のLED21を実装した基板であり、仕切板14と本体フレーム10の長辺側の縁部との間の区画に、それぞれLEDモジュール20Aを取り付けている。すなわち、電源ユニット30や接続端子40などを間にして、LEDモジュール20Aが2箇所に分かれて本体フレーム10に並置しており、それぞれ4つのLEDモジュール20Aを本体フレーム10の長辺方向に沿ってビス120により取り付けている。
また、特に図7、図8に示すように、1つのLEDモジュール20Aは、横方向に4列にわたってLED21を配置しており、透光パネル60までの距離が長い仕切板14側にはLED21を20個配置し、透光パネル60までの距離が短い側板70にはLED21を22個配置している。
そして、透光パネル60は、LEDモジュール20Aからの光を透光する透光部材であり、本体フレーム10の縁部である側板70に向かってLED21との間隔寸法が小さくなるように傾斜して設けてある。そのため、LED21は、透光パネル60との隔離寸法が小さくなるほど、列ごとの配置間隔が密に(狭く)なるように配置してある。すなわち、LED21と透光パネル60との距離に応じて、LED21の配置を異ならせており、透光パネル60までの距離(間隔)が短く(狭く)なるほど、隣り合うLED21間の距離(配置ピッチ)が密となるようにLED21を配置している。このように、透光パネル60までの距離に応じて配置間隔を異ならせることにより、LEDモジュール20Aからの光量を抑えることなく、各LED21から出射する出射光が、透光パネル60を介して点状に現れることのない照明装置100Aを提供できる。
図9、図10に基づいて説明すると、例えば、LEDモジュール20Aの全面にわたって隣り合うLED21間の距離(配置ピッチ)が均一となるべくLED21を配置した場合には、各LED21から透光パネル60までの距離(d≦c≦b≦a)に応じて、各LED21から出射する出射光の強度は、透光パネル60を介してA列、B列、C列、D列と順に明るくなる。すなわち、各LED21からの光が透光パネル60を透光する領域を透光領域とすると、LED21の光は指向性が強く、周辺に拡散しにくいため、透光パネル60までの距離に応じて透光領域の大きさを異ならせる。D列に配置したLED21からの光は、透光パネル60までの距離が短いため、A列に配置したLED21からの光よりもより小さな透光領域を形成する。しかし、各LED21の発光出力が同じであれば、各透光領域の大きさに応じて発光強度が異なるため、小さな透光領域からの出射する出射光の出射強度は大きく、また大きな透光領域からの出射光の出射強度は小さくなる。そのため、形成する透光領域が小さいD列に配置したLED21からの出射光は、透光パネル60を介して周辺部よりもより際立って明るく現れ、点状として視認される。さらに、隣り合う透光領域が重なり合わない領域が発生すると、透光パネル60を介してその領域は暗部として視認される。そのため、透光パネル60までの距離に応じて光ムラが発生する。
そこで、点光源部の調整手段として、D列に配置した各LED21の配置間隔を密にし、透光パネル60上に形成される隣り合う透光領域の少なくとも一部が重なり合うように調整することにより、D列に配置したLED21からの光が点状に現れることを防止することができる。すなわち、LED21からの光が、透光パネル60を介して点状に現れないための条件として、透光パネル60までの距離をx、隣り合うLED21間の距離(配置ピッチ)をx’とすると、x>x’の関係を満たす必要がある。つまり、LED21と透光パネル60との距離よりも隣り合うLED21間の距離を短くする必要がある。このようにLED21を配置することにより、LED21からの光量を抑えることなく、LED21からの光が点状として視認されることのない、光ムラを抑制した外観的にも優れた照明装置100Aを提供できる。
本発明の照明装置100Aは、A列(最も仕切板14側の横一列)に配置したLED21と透光パネル60との距離をa、隣り合うLED21間の距離(配置ピッチ)a’とすると、LED21は、a>a’の関係を満たすように実装している。また、D列(最も側板70側の横一列)に配置したLED21と透光パネル60との距離をd、隣り合うLED21間の距離(配置ピッチ)d’とすると、LED21は、d>d’の関係を満たすように実装している。同様に、B列では、透光パネル60までの距離b>隣り合うLED21間の距離(配置ピッチ)b’の関係を満たすように、C列では、透光パネル60までの距離c>隣り合うLED21間の距離(配置ピッチ)c’の関係を満たすようにLED21を配置している。このようにLED21を配置することにより、LED21から出射した出射光は、透光パネル60を介して周辺部よりもより際立って明るく現れることなく、また点状として視認されることがない。
また、隣り合うLED21間の距離(配置ピッチ)として、横方向の距離にて説明したが、縦方向(LEDモジュール20Aの長辺と垂直方向)におけるLED21間の距離についても同様のことがいえる。
そして上記説明では、調整手段として、1つのLEDモジュール20A上に配置するLED21を、仕切板14側と側板70側とで異ならせ(疎密をつけ)、合計88個のLED21を配置した。しかし、透光パネル60までの距離に応じて、配置間隔を適宜変更することができる。例えば、図11では、仕切板14に最も近く、透光パネル60までの距離が長いA列には15個のLED21を実装しており、B列、C列には20個、最も側板70に近く、透光パネル60までの距離が短いD列には、25個のLED21が実装してある。すなわち、透光パネル60までの距離に応じて、LED21の配置間隔を異ならせているが、1つのLEDモジュール20A合計80個のLED21を配置している。そのため、透光パネル60を介して点状に視認されることなく、かつLED21の配置数を削減することができ、コストを削減した照明装置100Aとなる。
次に、本発明の照明装置100Bに係る実施例2を、図12、図13に基づいて説明する。
実施例1では、点光源部の調整手段として、透光パネル60までの距離に応じてLEDモジュール20Aに配置するLED21の数を、横一列に22個または20個と異ならせていたが、実施例2における調整手段としては、1つのLEDモジュール20Bに、LED21を横一列に22個実装した列を4列にわたって配置した構成であり、その他の構成については実施例1と同一であるため同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
図12は、本発明の実施例2を示す照明装置100Bの要部拡大平面図であり、LED21を横一列に22個実装している。図13は、A−A線での拡大断面図である。
LEDモジュール20Bは、透光パネル60までの距離が最も短い側板70側において、透光パネル60までの距離よりも隣り合うLED21間の距離の方が短くなるようにLED21を横一列に22個実装している。そして、透光パネル60パネルまでの距離が長くなる仕切板14側においても、同一の配置間隔(横一列に22個)にてLED21を実装している。すなわち、LEDモジュール20Bの全面にわたって、透光パネル60までの距離が最短の領域に配置した(密に配置した)LED21の配置間隔をもって、その他の複数のLED21を配置している。このように透光パネル60までの距離が短い領域に配置するLED21の配置間隔に合わせるようにその他のLED21を配置することにより、LED21からの光は、LEDモジュール20Bの全面にわたって発光強度が均一になると共に、光量を抑えることなく、透光パネル60を介して点状に視認されることのない照明装置100Bを提供できる。
次に、本発明の照明装置100Cに係る実施例3を、図14に基づいて説明する。
実施例1、2では調整手段として、LEDモジュール20A、20Bと透光パネル60との距離に応じてLED21の配置を異ならせていたが、実施例3における調整手段としては、透光パネル60までの距離に応じて複数のLED21に供給される電力を制御し、LED21からの出射光を調整する構成であり、その他の構成については実施例1、2と同一であるため同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
実施例3における点光源部の調整手段は、LEDモジュール20Cに所要の電力(電圧や電流であってもよい)を供給する駆動部としての電源ユニット30を用いて、LED21を調整しており、電源ユニット30には、LED21と透光パネル60との距離に応じて複数のLED21に供給される電力を制御する定電力制御回路31を備えている。
定電力制御回路31は、透光パネル60までの距離がほぼ同じ領域に配置したLED21(LEDモジュール20Cの横一列に配置したLED)を制御する構成であり、1つのLEDモジュール20Cにおいて、透光パネル60までの距離が同じ横一列に配置したLED21を並列に連結し、定電力制御回路31を接続することにより、列ごとの電力制御が可能となる。そのため、LED21からの光が点状に現れることなく、透光パネル60の全面にわたって輝度均一な出射光を形成する照明装置100Cを提供できる。
また、上記実施例1にて説明したように、例えば、LED21の発光出力が同じであり、隣り合うLED21間の距離(配置ピッチ)が均一であれば、LEDモジュール20Aと透光パネル60との距離(d≦c≦b≦a)に応じて、透光パネル60での輝度もA列、B列、C列、D列と順に明るくなるため、光ムラが発生する。そのため、例えば複数のLED21と透光パネル60との距離が短い領域に配置したLED21に供給される電力を制御する場合には、透光パネル60までの距離が長い領域に配置したLED21からの出射光に合わせるように調整を加えるため、消費電力を抑える方向で制御することが可能となり、省エネを実現すると共に、透光パネル60の全面にわたって輝度均一な出射光を形成することができる。
また、透光パネル60までの距離が短い領域に配置したLED21の調整のみならず、透光パネル60までの距離が長い領域に配置したLED21を調整したり、透光パネル60までの距離に応じてLEDモジュール20Cを領域ごとに分け、制御したりしてもよい。いずれの場合にも、透光パネル60の全面にわたって輝度均一とすべく各LED21の制御を行うことができる。
電源ユニット30の制御方法として、LED21に供給する電力の調整について説明したが、電力を調整することは電流、電圧又は電流及び電圧を調整することとなるため、実施例3における調整手段としての電力の調整とは、LED21に供給する電流やLED21に加圧する電圧を調整することを含む。
また、上記実施例1において説明したように、LED21から透光パネル60までの距離(隔離寸法)が短くなるほど、隣り合うLED21の配置間隔が密になるようにLED21を配置し、さらに、透光パネル60から出射する出射光の輝度差に応じてLED21に供給される電力(電流や電圧であってもよい)を調整してもよい。このような調整手段を備えることにより、光量を抑えることなく、透光パネル60の全面にわたって輝度均一な出射光を形成した照明装置100Cを提供することができる。そして、LED21からの光は、透光パネル60を介して点として視認されることなく外観的にも優れ、かつデザイン的にもより薄型な照明装置100Cを提供できる。
以上の通り、上述の実施例1から3では、照明装置100A、100B、100Cは、長方形状のいわゆるストレート型の照明装置について説明したが、照明装置の形状は、ストレート型に限定されるものではなく、いわゆるスクウェア型や円形状のもであってもよい。例えば、円形状の照明装置の場合には、本体フレームは円形状をなし、中央部に電源ユニットを配置し、その周りに同心円状にLEDモジュールを配置すればよい。また、透光パネル60の形状も長方形状に限定されるものではなく、本体フレームの形状に合わせて、正方形状、円形状、同心円状など他の形状を採用することができる。
また、透光パネル60は板状のものに限定されるものではなく、断面形状が湾曲した曲面状のもの、あるいは、スリットを形成したものなど、LEDモジュール等を覆うものであれば種々の構造を用いることができる。例えば、拡散性のあるものを用いた場合には、LEDからの光が、透光パネルの全面にて拡散するため、各LEDのばらつきを抑制し、より輝度均一な出射光を得ることができる。
そして、センターカバー80は、板状のものに限定されるものではなく、断面形状が湾曲した曲面状のもの、あるいは、スリットを形成したものなど、電源ユニット30等を覆うものであれば種々の構造を用いることができる。
そしてまた、天井に設置する照明装置について説明したが、その他にも、LEDモジュールと透光パネルとの距離が異なる表示装置等に用いるバックライト、電飾看板、信号機等の標識、線状光源を備えた照明装置、電球等にも利用することができ、また、点光源部としてLEDを用いて説明したが、LEDの他にも有機EL、蛍光管、電球等を用いても良い。
100A、100B、100C 照明装置
10 本体フレーム(照明装置本体)
14 仕切板
20A、20B、20C LEDモジュール(点光源部)
21 LED
30 電源ユニット(駆動部)
31 定電力制御回路
60 透光パネル(透光部材)

Claims (8)

  1. 発光ダイオード等からなる複数の点光源部と、該複数の点光源部からの距離が異なるべく配置した透光部材とを備えた照明装置において、
    前記点光源部は、前記透光部材を介して点状に現れることを防止すべく、前記複数の点光源部から出射される出射光を調整する調整手段を備えてなることを特徴とする照明装置。
  2. 前記調整手段は、前記複数の点光源部と前記透光部材との距離に応じて、前記複数の点光源部の配置を異ならせて、出射光を調整してなることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記調整手段は、前記複数の点光源部と前記透光部材との距離が短くなるほど、前記点光源部を密に配置してなることを特徴とする請求項1または2に記載の照明装置。
  4. 前記調整手段は、前記点光源部と前記透光部材との距離よりも隣り合う前記点光源部までの距離を短くすべく、前記点光源部を配置してなることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の照明装置。
  5. 前記調整手段は、密に配置した前記点光源部の配置間隔にて、前記複数の点光源部を配置してなることを特徴とする請求項3または4に記載の照明装置。
  6. 前記調整手段は、前記複数の点光源部と前記透光部材との距離に応じて、前記複数の点光源部に供給される電力を制御し、出射光を調整してなることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  7. 前記調整手段は、前記複数の点光源部と前記透光部材との距離が短い領域に配置した前記点光源部に供給される電力を制御し、出射光を調整してなることを特徴とする請求項1または6に記載の照明装置。
  8. 前記調整手段は、前記透光部材までの距離が短くなるほど前記点光源部を密に配置すると共に、密に配置した前記点光源部に供給される電力を調整してなることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
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