JP2011021620A - 分岐継手 - Google Patents
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Abstract
【課題】必要な方向に向けて必要な数の配管接続部を配設できる分岐継手を提供する。
【解決手段】各継手2は、第1の流体通路32を有する筒状体3と、第2の流体通路43を有しかつ一端部に分岐配管が接続される配管接続部5を備えるとともに他端部に筒状体3を回動可能に嵌挿する開口部42を備える継手本体4とからなる。筒状体3は、筒壁を径方向に貫通して各流体通路32,43を連通させる貫通孔34が形成され、その一端部の内周面には雌ネジ部38が形成されているとともに、開口部42から突き出る他端部の外周面には雌ネジ部38と螺合する雄ネジ部39が形成されている。所望の数の継手2が連結された状態で一端の継手2の雄ネジ部38には主配管接続用のコネクタ部材7が、他端の継手2の雌ネジ部38には筒状体3の第1の流体通路32を閉塞するキャップ部材8が、取り付けられている。
【選択図】図3
【解決手段】各継手2は、第1の流体通路32を有する筒状体3と、第2の流体通路43を有しかつ一端部に分岐配管が接続される配管接続部5を備えるとともに他端部に筒状体3を回動可能に嵌挿する開口部42を備える継手本体4とからなる。筒状体3は、筒壁を径方向に貫通して各流体通路32,43を連通させる貫通孔34が形成され、その一端部の内周面には雌ネジ部38が形成されているとともに、開口部42から突き出る他端部の外周面には雌ネジ部38と螺合する雄ネジ部39が形成されている。所望の数の継手2が連結された状態で一端の継手2の雄ネジ部38には主配管接続用のコネクタ部材7が、他端の継手2の雌ネジ部38には筒状体3の第1の流体通路32を閉塞するキャップ部材8が、取り付けられている。
【選択図】図3
Description
本発明は、主配管を流れる流体を所望の数の分岐配管に流通させるのに用いる分岐継手に関する。
従来、この種の分岐継手の構造としては、一端が開口した本管部の管壁に複数(例えば5個)の分岐孔を所定の間隔をあけて並列に設け、この分岐孔に本管部と直交する配管接続部を設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
本管部の一端の開口に主配管を取り付け、各配管接続部に分岐配管を接続することにより、主配管を流れる流体は本管部から各配管接続部を介して各分岐配管に供給され、主配管から各分岐配管への分岐が行われるようになっている。
しかしながら、上記したような分岐継手は、軽金属からなるダイカスト製品で作られている場合が多く、よって、本管部に対して設けられる配管接続部の数が予め決められている場合が多いために、接続される分岐配管の数に制約がある。すなわち、本管部に設けられた配管接続部の数よりも分岐配管の数が多いと、分岐継手を新たに別個に用意しなければならず、また、配管接続部の数よりも分岐配管の数が少なければ、使用しない配管接続部の分だけ余分なスペースをとってしまうため、省スペース化が図れないうえ、キャップ部材などによって不要な箇所の配管接続部を閉塞しなければならないため、面倒であるという問題がある。
加えて、全ての配管接続部は、同じ方向を向くようにして本管部に設けられるのが一般的である。そのため、本管部に対して360度、あらゆる方向に向けて流体を分岐する必要がある場合などには、配管接続部に連結する分岐配管の配管に無理が生じたり、配管材料が多く必要になったりして、作業性が極めて悪くなるという問題もある。
本発明は、上記した問題に着目してなされたもので、必要な方向に向けて必要な数の配管接続部を配設することが可能な分岐継手を提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、複数の継手を連結して構成される分岐継手であって、各継手は、両端が開口し内部に流体が通過する第1の流体通路を有する筒状体と、内部に流体が通過する第2の流体通路を有しかつ一端部に配管が接続される配管接続部を備えるとともに他端部に前記筒状体を回動可能に嵌挿する開口部を備える継手本体とからなり、前記筒状体は、筒壁に径方向に貫通して前記第1の流体通路と第2の流体通路とを連通させる貫通孔が形成され、その一端部には連結雌部が形成されているとともに、前記開口部から突き出る他端部には隣接する継手の前記連結雌部と脱着可能な連結雄部が形成されており、所望の数の継手が連結された状態で一端の継手の連結雄部および他端の継手の連結雌部には、配管接続用のコネクタ部材または前記筒状体の第1の流体通路を閉塞するキャップ部材がそれぞれ脱着可能に取り付けられて成る分岐継手によって達成される。
また、本発明の分岐継手は、前記連結雌部が筒状体の一端部の内面に形成された雌ネジ部により構成されるとともに、前記連結雄部が筒状体の他端部の外面に形成された前記雌ネジ部と螺合可能な雄ネジ部により構成されることが好ましい。
また、本発明の分岐継手は、前記筒状体の外周面に円環状の溝部が形成され、前記溝部内に前記貫通孔が設けられるとともに、筒状体の外周面と開口部の内周面との隙間をシールするOリングが前記溝部を挟む両側位置にそれぞれ装着されることが好ましい。
本発明の分岐継手によると、接続すべき分岐配管の数に応じた継手を用意し、これを順次連結していけば、それぞれの分岐配管に主配管からの流体を供給することができるので、余分なスペースを取ることがないうえ、継手本体を筒状体に対して回動させるだけで、配管接続部の角度位置を、所望の角度位置に設定することができるので、連結する継手の数や配置角度位置の自由度が大きくなり、作業性が向上する。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。図1および図2は本発明の一実施形態である分岐継手1の外観を、図3はこの分岐継手1の縦断面図を、それぞれ示している。図示例の分岐継手1は、主配管(図示せず)を流れる流体(気体および液体)を所望の数の分岐配管(図示せず)に流通させるために用いるものである。この分岐継手1は、基本的には、分岐配管を接続可能な配管接続部5を備えた複数の継手2を横一列に連結し、主配管を接続可能なコネクタ部材7を一端の継手2に、キャップ部材8を他端の継手2に、それぞれ取り付けて構成されたものである。
各継手2は、両端に開口を有する円筒状の筒状体3と、一端部に配管接続部5を備える継手本体4とからなる。継手本体4は、図3〜図5に示すように、筒状の基部40の周面に略円筒状の本体部41の基端が一体に突設された構成のものであり、本体部41の先端に前記配管接続部5が一体形成されている。
基部40は、外形が略正方形状に形成されており、中央に筒状体3が回動自由に嵌挿される円形の開口部42を有している。この開口部42は、前面および後面に開口し、前記筒状体3の外形に沿うように形成されている。
本体部41の内部は、流体の通路(以下、「第2の流体通路43」という。)となっている。この第2の流体通路43は、前記開口部42に連通しているとともに、本体部41の先端まで延在している。本体部41先端の配管接続部5は、本実施形態では、分岐配管に取り付けられたプラグ(図示せず)を差し込むだけで両者の連結が可能な、いわゆる公知のワンタッチ式連結構造となっており、両端が開放された外筒50と、外筒50内に嵌挿された内筒51と、外筒50の外周面に嵌合するスリーブ52と、外筒50とスリーブ52との間に設けられたコイルバネ53と、外筒50の筒壁に径方向に貫通するように形成された複数の貫通溝54内に径方向に出没可能に設けられた複数のロックボール55とで構成されている。
外筒50は、その下端が前記本体部41に接合されており、外筒50の下端内部(本体部41の先端内部)に固着されたガイド56に内筒51が上下動自在に挿通支持されて、内筒51はほぼ真っ直ぐに上下動するようになっている。内筒51とガイド56との間には、圧縮バネ57が配備され、そのバネ力によって内筒51を常時、上方へ付勢している。内筒51の下端には、分岐配管のプラグの挿入時に、プラグが当接して内筒51を下方に押圧する押圧面51Aが設けられている。
スリーブ52は、外筒50上端の外周面に上下方向に摺動自在に取り付けられており、コイルバネ53のバネ力によって常時、上方へと付勢されている。スリーブ52の内周面は、外筒50の外周面上を摺動して各ロックボール55を内方へ向けて押し込む押込面52Aとなっており、その上部には各ロックボール55が嵌り込むことが可能な凹部52Bが全周にわたって形成されている。
各ロックボール55は、球状のものであり、分岐配管のプラグの未挿入時には、スリーブ52の凹部52Bに嵌まり込み、スリーブ52の内周面と内筒51の外周面との間で挟持されて、内方への移動が規制されている。
分岐配管のプラグが配管接続部5の内筒51内に挿入されると、プラグの先端が内筒51の押圧部51Aと当接して、プラグにより内筒51が圧縮バネ57のバネ力に抗して下方に押される結果、スリーブ52がコイルバネ53のバネ力により押されて上方に移動し、その押圧面52Aにより各ロックボール55を内方に押圧移動させる。これにより、各ロックボール55が前記プラグの外周面に形成された施錠凹部(図示せず)に嵌入し、スリーブ52の押圧面52Bによって前記施錠凹部内に保持されることで、前記プラグは配管接続部5から抜け出るのが阻止されるようになっている。
なお、図中、58は、内筒51の内周面に嵌め込まれたOリングであり、このOリング58が、プラグの挿入時に、プラグの外周面と内筒51の内周面との隙間を塞ぐことで、プラグと内筒51との気密性(または液密性)を高めている。
一方、この状態から、スリーブ52をコイルバネ53のバネ力に抗して下方に移動させると、各ロックボール55は、外方に移動し、前記プラグの施錠凹部から抜け出してスリーブ52の凹部52Bに嵌まり込むようになるので、前記プラグは配管接続部5から引き抜きが可能な状態となる。
なお、配管接続部5の構造は、上記のワンタッチ式連結構造に限られるものではなく、例えば、図8および図9に示すように、本体部41の端面から円筒状の筒部59を突設させ、この筒部59を分岐配管内に挿入して両者をクリップなどの止着手段で連結固定するといったものや、図10および図11に示すように、筒部60を、先端側から基端側に向けて径が広がるテーパ状体61を複数連続させた形状とし、このテーパ状体61に形成された段状の係止部62によって、連結する分岐配管の抜け止めをするようにしたものの他、図12および図13に示すように、筒部63を内筒部64および外筒部65を有する二重筒構造に構成して、分岐配管を内筒部64と外筒部65との間に嵌め付け固定するといったものなど、種々の構造を採用することができる。
さらに、このような配管接続部5の構造が異なる様々なタイプの継手本体4を複数種準備しておき、接続すべき複数の分岐配管それぞれの接続方法に応じた継手本体4を適宜選択して、これらを組み合わせるようにすることにより、使用状況に合致した分岐継手1を構成することが可能になる。
筒状体3は、図3、図6および図7に示すように、両端が開放された中空の円筒体であり、継手本体4の開口部42に回動可能に嵌挿される筒壁部30と、筒壁部30の一方の端部(前端部)側の外周面に形成されたフランジ部31とを備えている。このフランジ部31は、継手本体4の基部40と略同一外径のものであり、フランジ部31の一方の端面が、継手本体4の基部40の一方の端面に回動自在に当接している。
筒壁部30の内部は、軸方向に両端まで延びる流体の通路(以下、「第1の流体通路32」という。)となっている。筒壁部30の他方の端部(後端部)側の外周面には、円環状の溝部33が形成されているとともに、前記溝部33内には、等角度位置に筒壁部30を径方向に貫通する複数(図示例では2つ)の貫通孔34がそれぞれ設けられている。
この溝部33および貫通孔34は、第1の流体通路32の一部をなすもので、筒壁部30が継手本体4の開口部42内に嵌挿されたときに、第1の流体通路32は、この貫通孔34および溝部33を介して継手本体4の第2の流体通路43と連通するようになっている。
筒壁部30の外周面の前記溝部33の両側位置には、円環状の凹所35,35が形成されており、各凹所35には、ゴム製のOリング37が装着されている。このOリング37が、継手本体4の開口部42の内周面と筒壁部30の外周面とに弾性接触することによって、開口部42の内周面と筒壁部30の外周面との間が気密(または液密)にシールされる。
各筒状体3は、隣接する継手2の筒状体3相互の連結を可能とする連結雌部および連結雄部をそれぞれ1つずつ備えている。本実施形態では、連結雌部として、筒壁部30の後端部の内周面に雌ネジ部38が形成されているとともに、連結雄部として、筒壁部30の継手本体4の開口部42から突き出る(フランジ部31から突出する)前端部の外周面に前記雌ネジ部38と螺合可能な雄ネジ部39が形成されている。各継手2は、雄ネジ部39を隣接する継手2の雌ネジ部38に係合することにより容易に相互連結され、継手本体4が筒状体3に対してそれぞれ回動可能な状態で、前隣の継手2の継手本体4や後隣の継手2の継手本体4と並設されるようになっている。
なお、図中、36は雌ネジ部38と雄ネジ部39との連結部からの流体の漏れを防止するために、雄ネジ部39の基端部の外周面に装着されたOリングである。
また、筒状体3に設けられた連結雄部および連結雌部としては、種々の連結構造を採用することができ、上記したネジ構造の他にも、例えば、いわゆるワンタッチ式連結構造やユニオン構造と呼ばれる連結構造などであってもよく、その構造は特に制限されない。筒状体3相互の連結を簡便とすることのできる適宜な連結構造を任意に採用することができる。
コネクタ部材7は、図1〜図3に示すように、分岐継手1の一端の継手2の雄ネジ部39に脱着可能に取り付けられており、その内部に流体が通過可能な流路74を有している。このコネクタ部材7は、主配管と連結可能な中空筒状の配管取付部70と、継手2の雄ネジ部39と連結可能な中空筒状の継手取付部71とを備えている。
継手取付部71は、その内周面に前記雄ネジ部39と螺合する係合雌ネジ部72が形成されており、係合雌ネジ部72を継手2の雄ネジ部39に係合することにより、コネクタ部材7が継手2に容易に連結されるようになっている。
なお、図中、73は、コネクタ部材7の係合雌ネジ部72と継手2の雄ネジ部39との連結部からの流体の漏れを防止するために、雄ネジ部39の基端部の外周面に装着されたOリングである。
コネクタ部材7の配管取付部70の構造は、本実施形態では、両面が開放された筒状をなし、分岐配管内に挿入して両者をクリップなどの止着手段で固定することにより、分岐配管と連結される構造になっているが、このような構造に限られるものではない。例えば、上述した継手2の配管接続部5と同様、配管取付部70を、内筒部および外筒部を有する二重筒構造に構成して分岐配管を内筒部と外筒部との間に嵌め付け固定するといったものや、先端側から基端側に向けて径が広がるテーパ状体を複数連続した形状とし、テーパ状体の段状の係止部により連結時における主配管の抜け止めをするようにしたもの、さらには、主配管に取り付けられたプラグ(図示せず)を差し込むだけで両者の連結が可能な、いわゆるワンタッチ式連結構造など、種々の構造を採用することができる。
さらに、このような配管取付部70の構造が異なる様々なタイプのコネクタ部材7を複数種準備しておき、接続すべき主配管との接続方法に応じたコネクタ部材7を継手2に取り付けるようにすることで、使用状況に合致した分岐継手1を構成することが可能になる。
キャップ部材8は、複数個連設された継手2の第1の流体通路32を閉塞するためのものであり、図1〜図3に示すように、分岐継手1の他端の継手2の雌ネジ部38に脱着可能に取り付けられている。このキャップ部材8は、平板部80の一方の端面に前記雌ネジ部38と螺合する係合雄ネジ部81が一体に突設された構成のものであり、係合雄ネジ部81を継手2の雌ネジ部38に係合することにより、継手2に容易に連結されるようになっている。
なお、図中、82は、キャップ部材8の係合雄ネジ部81と継手2の雌ネジ部38との連結部からの流体の漏れを防止するために、係合雄ネジ部81の基端部の外周面に装着されたOリングである。
本発明に係る分岐継手1は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその作用並びに効果について説明する。まず、流体を流通させる分岐配管の数に応じて、継手2を必要な個数だけ連結する。すなわち、ある一つの継手2の筒状体3の雌ネジ部38に、他の一つの継手2の雄ネジ部39を順次係合させることで、分岐配管に対応する数の継手2を次々に連結する。これにより、複数の継手2の第1の流体通路32が互いに同軸上に連結されて連通して複数の継手本体4が横並びに並設される。
このとき、各継手2の角度位置は、筒状体3に対して継手本体4を回動させることにより、任意に選択可能となっているので、配管接続部5を分岐配管に無理なく装着させることができる。所望の数の継手2を連結させると、一端の継手2の雄ネジ部39に主配管を接続するためのコネクタ部材7を取り付けるとともに、他端の継手2の雌ネジ部38にキャップ部材8を取り付けて、各継手2の第1の流体通路32を閉塞する。そして、コネクタ部材7に主配管を、各継手2の配管接続部5に対応する分岐配管を、それぞれ接続することにより、各分岐配管に主配管を流れる流体を好適に供給することが可能となる。
上記した構成の分岐継手1によると、接続すべき分岐配管の数に応じた継手2を用意し、これを順次連結していけば、それぞれの分岐配管に主配管からの流体を供給することができるので、余分なスペースを取ることなく、また、継手本体4を筒状体3に対して回動させるだけで、各継手2、つまり、配管接続部5の角度位置を、所望の角度位置に設定することができるので、連結する継手2の数や配置角度位置の自由度が大きくなり、作業性が向上する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の具体的な態様は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、本実施形態では、コネクタ部材7を分岐継手1の一端の継手2の雄ネジ部39に、キャップ部材8を他端の継手2の雌ネジ部38に、それぞれ取り付けているが、コネクタ部材7を他端の継手2の雌ネジ部38に、キャップ部材8を一端の継手2の雄ネジ部39に、それぞれ取り付けるように構成してもよい。
また、キャップ部材8に代わって、配管接続用のコネクタ部材7を他端の継手2の雌ネジ部38にも取り付けるように構成することで、分岐継手1に連結する分岐配管の数を1つ増加させるようにしても構わない。
1 分岐継手
2 継手
3 筒状体
4 継手本体
5 配管接続部
7 コネクタ部材
8 キャップ部材
32 第1の流体通路
33 溝部
34 貫通孔
37 Oリング
38 雌ネジ部
39 雄ネジ部
42 開口部
43 第2の流体通路
2 継手
3 筒状体
4 継手本体
5 配管接続部
7 コネクタ部材
8 キャップ部材
32 第1の流体通路
33 溝部
34 貫通孔
37 Oリング
38 雌ネジ部
39 雄ネジ部
42 開口部
43 第2の流体通路
Claims (3)
- 複数の継手を連結して構成される分岐継手であって、
各継手は、両端が開口し内部に流体が通過する第1の流体通路を有する筒状体と、内部に流体が通過する第2の流体通路を有しかつ一端部に配管が接続される配管接続部を備えるとともに他端部に前記筒状体を回動可能に嵌挿する開口部を備える継手本体とからなり、
前記筒状体は、筒壁に径方向に貫通して前記第1の流体通路と第2の流体通路とを連通させる貫通孔が形成され、その一端部には連結雌部が形成されているとともに、前記開口部から突き出る他端部には隣接する継手の前記連結雌部と脱着可能な連結雄部が形成されており、
所望の数の継手が連結された状態で一端の継手の連結雄部および他端の継手の連結雌部には、配管接続用のコネクタ部材または前記筒状体の第1の流体通路を閉塞するキャップ部材がそれぞれ脱着可能に取り付けられて成る分岐継手。 - 前記連結雌部は、筒状体の一端部の内面に形成された雌ネジ部により構成されるとともに、前記連結雄部は、筒状体の他端部の外面に形成された前記雌ネジ部と螺合可能な雄ネジ部により構成される請求項1に記載の分岐継手。
- 前記筒状体の外周面には、円環状の溝部が形成され前記溝部内に前記貫通孔が設けられているとともに、筒状体の外周面と開口部の内周面との隙間をシールするOリングが前記溝部を挟む両側位置にそれぞれ装着されている請求項1または2に記載の分岐継手。
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