JPS6128873B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、流体の洩れを生じさせることなく
流体を圧力源から出力導管に供給するためのカツ
プリング装置に関するものである。

従来技術の構成とその問題点 たとえば、オイル又はガスなどの流体を圧力源
から出力導管に供給するとき、第１および第２カ
ツプリング部分とその連結機構からなるカツプリ
ング装置が一般に使用されている。普通、第１お
よび第２カツプリング部分はそれぞれ軸方向流路
およびバルブ本体を有する。バルブ本体は軸方向
流路を閉じるためのもので、その閉位置にスプリ
ング付勢される。そして、第１および第２カツプ
リング部分を連結すると、各カツプリング部分の
軸方向流路が整合され、バルブ本体が開かれ、流
体をその軸方向流路に流すことができ、出力導管
に供給することができるよう構成される。

しかしながら、この種のカツプリング装置の場
合、軸方向流路にバルブ本体のスプリングなどの
障害物を配置する必要があり、軸方向流路の流路
抵抗が大きく、流体の乱流が生じるという問題が
ある。また、各カツプリング部分を取り外すと
き、流体の洩れが生じるきらいがある。さらに、
その構造上流体の高圧に耐えることができないと
いう欠点があり、その改良が要望されていた。

発明の目的 この発明は、前記従来の要望に応じるべくなさ
れたもので、カツプリング装置の軸方向流路の流
路抵抗が小さく、流体の乱流が生じないようにす
ること、流体の洩れが生じないようにすること、
および流体の高圧に耐えることができるようにす
ることを目的としてなされたものである。

発明の構成 この発明は、流体の洩れを生じさせることなく
流体を圧力源から出力導管に供給するためのカツ
プリング装置であつて、 軸方向流路を有する第１カツプリング部分と、 軸方向流路を有する第２カツプリング部分とを
備え、 前記第１および第２カツプリング部分はその各
第１端部分に、これら第１および第２カツプリン
グ部分を取り外し可能に連結し、その各軸方向流
路を流体を通過させることができるよう整合させ
るための連結機構を有し、さらに、 前記第１カツプリング部分内に支持され、前記
第１カツプリング部分から前記第２カツプリング
部分に向かつてのびている第１中空バルブ本体を
備え、前記第１中空バルブ本体はこれを完全に貫
通する貫通流路を有し、 前記第２カツプリング部分内に位置し、前記第
１中空バルブ本体と対向する拡大部分を有する第
２バルブ本体を備え、前記第２バルブ本体は前記
第２カツプリング部分の内壁からのびるスポーク
を軸方向に貫通する細長い部分を有し、前記スポ
ークは前記第２バルブ本体の前記細長い部分を前
記第２カツプリング部分内に軸方向にスライド可
能に支持するとともに、前記第２カツプリング部
分の軸方向流路の一部を形成し、 前記第２バルブ本体に係合し、前記拡大部分を
前記第１中空バルブ本体に接触するよう付勢する
弾性付勢主段と、 前記第１カツプリング部分の前記第１端部分内
にスライド可能に支持され、前記第１カツプリン
グ部分の軸方向流路を閉じる位置にスプリング付
勢されているスライド部材とを備え、 前記スライド部材は前記各カツプリング部分が
連結されるときその軸方向流路が開く前に流体の
洩れが生じないよう前記第２カツプリング部分と
シール係合し、 前記第１中空バルブ本体はその第１端部分９上
の第１シール部材１０およびその第２端部分１８
上の第２シール部材１９を有し、前記第１カツプ
リング部分から前記第２カツプリング部分が取り
外されるとき前記第１シール部材が前記第１カツ
プリング部分のシート１３とシール係合し、前記
第２シール部材が前記スライド部材のシート１７
とシール係合し、前記第１中空バルブ本体の流体
の流れを遮断するよう構成されていることを特徴
とするものである。

実施例の説明 以下、この発明の実施例を説明する。

図において、このカツプリング装置は第１およ
び第２カツプリング部分１，２およびその連結機
構を有し、連結機構は第１および第２カツプリン
グ部分１，２の第一端部分に設けられている。こ
の実施例では、連結機構は固定スリーブ３および
操作スリーブ６を有し、スリーブ３，６は第１カ
ツプリング部分１の外周面上に配置されている。
そして、ロツクリング４およびロツクボール５に
よつて固定スリーブ３がロツクされ、固定され、
各スリーブ３，６間にスプリング８が設けられ、
スプリング８によつて操作スリーブ６がスプリン
グ付勢されている。さらに、ロツクボール７が第
１カツプリング部分１の孔に収容され、操作スリ
ーブ６はロツクボール７を被覆するよう配置され
ている。したがつて、第１図に示されているよう
に、ロツクボール７が第２カツプリング部分２の
凹部内に押し込まれ、ロツクボール７によつて各
カツプリング部分１，２を連結することができ
る。そして、操作スリーブ６を引き上げると、操
作スリーブ６が固定スリーブ３と接触し、各スリ
ーブ３，６によつて第１カツプリング部分１が押
し上げられ、ロツクボール７は第２カツプリング
部分２の凹部から引き出され、操作スリーブ６の
溝３７内に収容される。したがつて、そのまま各
カツプリング部分１，２を取り外すことができ
る。

また、第１カツプリング部分１は孔３８および
空所４２からなる軸方向流路を有し、第２カツプ
リング部分２は孔４０および空所４３からなる軸
方向流路を有する。そして、第１中空バルブ本体
が第１カツプリング部分１内に支持され、その円
筒状面２８に沿つてスライド可能に案内されてい
る。第１中空バルブ本体は第１端部分９、第２端
部分１８および中空管状部分１１からなり、カツ
プリング装置の軸芯４５と同芯に配置され、第１
カツプリング部分１から第２カツプリング部分２
に向つてのびるよう配置されている。中央管状部
分１１は二つに分割され、ねじ２０で連結されて
いる。また、第１カツプリング部分１および第１
中空バルブ本体は軸方向に対面する端面１３ｂを
有し、端面１３ｂは第１中空バルブ本体と第１カ
ツプリング部分１の相対的軸方向変位を制限する
ストツパとして作用する。

第１中空バルブ本体はこれを貫通する貫通流路
を有し、貫通流路は中央管状部分１１内に形成さ
れ、第１および第２端部分９，１８間にのびてい
る。さらに、貫通流路は複数の孔１２を含み、孔
１２は第１中空バルブ本体の軸芯４５と直角な面
に対し傾斜してのび、中央管状部分１１内にの
び、その傾斜角度αは15゜〜65゜に選定され、30
゜であることが好ましい。なお、第２図および第
３図に示すように、孔１２の中心線１８ｋについ
ては、孔１２の位置を第１中空バルブ本体の軸芯
４５のまわりに角度βだけずらせ、孔１２に中心
線１８１をもたせてもよい。

第１中空バルブ本体の第１端部分９は第１カツ
プリング部分１の環状肩部分１３ａと接触するに
適した拡大部分からなる。また、第１シール部材
としてシールリング１０が使用され、シールリン
グ１０は第１中空バルブ本体の拡大部分９の環状
凹部内に配置されている。そして、各カツプリン
グ部分１，２が取り外されるとき、シールリング
１０が第１カツプリング部分１のシート１３と接
触し、シール係合するよう構成されている。さら
に、拡大部分９の環状肩部分９ａが第１カツプリ
ング部分１の環状肩部分１３ａと接触し、環状肩
部９ａ，１３ａは第１中空バルブ本体と第１カツ
プリング部分１の相対的軸方向変位を制限するス
トツパとして作用する。また、拡大部分９はシー
ルリング１０が離脱しないようこれを保持するフ
ランジ９ｂを有する。

第１中空バルブ本体の第２端部分１８は第２シ
ール部材１９を支持する拡大部分からなる。第２
シール部材１９はシールリング１０と同様のシー
ルリングからなり、拡大部分１８の管状凹部内に
配置されている。また、第１カツプリング部分１
はスプリング付勢されたスライド部材１４を有
し、シールリング１９はスライド部材１４のシー
ト１７とシール係合することができる。拡大部分
１８はシールリング１９が離脱しないようこれを
保持するフランジ１８ｂを有する。さらに、拡大
部分１８の環状肩部分１８ａがスライド部材１４
の環状肩部分１７ａと接触し、環状肩部分１７
ａ，１８ａはスライド部材１４と第１中空バルブ
本体の相対的軸方向変位を制限するストツパとし
て作用する。

スライド部材１４は第１カツプリング部分１の
第１端部分内に設けられ、スライド可能に支持さ
れ、第１カツプリング部分１の軸方向流路を閉じ
る位置にスプリング付勢されている。この実施例
では、スライド部材１４の内向きの凹部１４ｂ内
にスプリング１６が収容され、スプリング１６が
その凹部１４ｂの端面１４ｃと接触し、スプリン
グ１６によつてスライド部材１４がスプリング付
勢されている。スライド部材１４は第１カツプリ
ング部分１の内向きの円筒状面２１および第１中
空バルブ本体の外周面２７に沿つてスライド可能
に案内されている。また、スライド部材１４およ
び第１カツプリング部分１の端面１ａが軸方向に
対向し、端面１ａはスライド部材１４と第１カツ
プリング部分１の相対的軸方向変位を制限するス
トツパとして作用する。

また、第１および第２カツプリング部分１，２
を連結するとき、その軸方向流路が開かれる前に
スライド部材１４が第２カツプリング部分２とシ
ール係合し、流体の洩れは生じない。この実施例
では、スライド部材１４の円筒状延長部分２４お
よび内向きのフランジ２５によつて内向きの環状
凹部２５ａが形成され、シールリング２６がその
環状凹部２５ａ内に配置されている。したがつ
て、第２カツプリング部分２の第１端部分の終端
１５をスライド部材１４のシールリング２６内に
挿入し、シール係合させることができる。終端１
５は軸方向テーパ面１５ｂ、環状肩部分１５ｃお
よび外周面１５ｄを有する形状のものである。さ
らに、スライド部材１４と終端１５の端面１４
ｃ，１５ｅが軸方向に対向し、接触し、端面１４
ｃ，１５ｅはスライド部材１４と第２カツプリン
グ部分２の相対的軸方向変位を制限するストツパ
として作用する。また、スライド部材１４および
第１カツプリング部分１については、シールリン
グ２２およびパツキング２３によつてスライド部
材１４と第１カツプリング部分１間がシール係合
されている。シールリング２２およびパツキング
２３はスライド部材１４の外向きの凹部内に配置
されている。

一方、第２カツプリング部分２は第２バルブ本
体を有し、第２バルブ本体は第２カツプリング部
分２内に位置し、第１中空バルブ本体と対向する
拡大部分２９を有する。そして、第１および第２
カツプリング部分１，２が連結されるとき、第１
中空バルブ本体と第２バルブ本体の端面３４が互
いに接触するよう構成されている。第２カツプリ
ング部分２は第１中空バルブ本体および第２バル
ブ本体の拡大部分１８，２９を収容するケーシン
グ部分１５ａを有する。さらに、スポーク３６が
第２カツプリング部分２の内壁からのび、ロツク
リング４４によつてスポーク３６が固定され、第
２バルブ本体はスポーク３６を軸方向に貫通する
細長い部分を有する。また、ハブ３５がスポーク
３６に固定され、第２バルブ本体の細長い部分は
ハブ３５の軸方向孔に挿入されている。さらに、
第２バルブ本体とハブ３５の端面３３が軸方向に
対向し、端面３３は第２バルブ本体の細長い部分
の挿入を制限するストツパとして作用する。ま
た、スポーク３６は第２バルブ本体の細長い部分
を軸方向にスライド可能に支持するとともに、第
２カツプリング部分２の軸方向流路の一部を形成
する。したがつて、後述するように、流体がスポ
ーク３６間を通り、矢印４１の方向に流れる。ま
た、スプリング３１からなる弾性付勢手段が第２
バルブ本体に係合し、その拡大部分２９が第１中
空バルブ本体と接触するよう付勢されている。

第２バルブ本体は拡大部分２９のシールリング
３０を有し、シールリング３０は拡大部分２９の
環状凹部内に配置されている。そして、第１およ
び第２カツプリング部分１，２が取り外されると
き、シールリング３０が第２カツプリング部分２
のシート３２と接触し、シール係合するよう構成
されている。さらに、拡大部分２９の環状肩部分
２９ａが第２カツプリング部分２の環状肩部分と
接触し、環状肩部分２９ａは第２バルブ本体と第
２カツプリング部分２の相対的軸方向変位を制限
するストツパとして作用する。拡大部分２９はシ
ールリング３０が離脱しないようこれを保持する
フランジ２９ｂを有する。

前記のように構成されたカツプリング装置にお
いて、第１および第２カツプリング部分１，２を
連結すると、第２カツプリング部分２によつてス
ライド部材１４が押し上げられる。さらに、第１
中空バルブ本体と第２バルブ本体が接触し、第１
中空バルブ本体が押し上げられ、第２バルブ本体
が押し下げられる。これによつて第１カツプリン
グ部分１の第１中空バルブ本体および第２カツプ
リング部分２のバルブ本体が開かれる。したがつ
て、流体が第１カツプリング部分１の軸方向流路
および第１中空バルブ本体の貫通流路を通り、第
２カツプリング部分２の軸方向流路に流れる。さ
らに、流体が第２カツプリング部分２のスポーク
３６間を通り、矢印４１の方向に流れる。したが
つて、このカツプリング装置の場合、軸方向流路
にバルブ本体のスプリング３１などの障害物を配
置する必要がなく、軸方向流路の流路抵抗が小さ
く、流体の乱流は生じない。

また、第１および第２カツプリング部分１，２
を取り外すと、第１カツプリング部分１のスプリ
ング１６によつてスライド部材１４が押し下げら
れ、第１中空バルブ本体のシールリング１９がス
ライド部材１４のシート１７と接触し、シール係
合する。さらに、スライド部材１４によつて第１
中空バルブ本体が引き下げられ、そのシールリン
グ１０が第１カツプリング部分１のシート１３と
接触し、シール係合する。これによつて第１カツ
プリング部分１の第１中空バルブ本体が閉じら
れ、流体の流れが遮断される。したがつて、各シ
ールリング１０，１９によつて第１バルブ本体の
貫通流路の両端が封閉され、いわば二重シール構
造を得ることができ、流体の洩れは生じない。さ
らに、流体の高圧を各シールリング１０，１９に
分担させることができ、シールリング１０，１９
を高圧に耐えさせることができる。

なお、第２カツプリング部分２の第２バルブ本
体については、スプリング３１によつて第２バル
ブ本体が押し上げられ、そのシールリング３０が
第２カツプリング部分２のシート３２と接触し、
シール係合される。これによつて第２カツプリン
グ部分２の第２バルプ本体が閉じられ、流体の流
れが遮断される。

発明の効果 以上説明したように、この発明は、第１中空バ
ルブ本体を第１カツプリング部分１内に支持し、
第１中空バルブ本体と対向する拡大部分２９を有
する第２バルブ本体を第２カツプリング部分２内
に位置させる。そして、第２カツプリング部分２
にその内壁からのびるスポーク３６を形成し、こ
のスポーク３６によつて第２バルブ本体の細長い
部分を軸方向にスライド可能に支持したから、ス
ポーク３６によつてカツプリング部分１，２の軸
方向流路の一部を形成することができる。したが
つて、軸方向流路にスプリングなどの障害物を配
置する必要がなく、軸方向流路の流路抵抗を小さ
くすることができる。流体を軸方向流路に流すと
き、流体の乱流は生じない。さらに、この発明
は、第１中空バルブ本体の第１端部分９上に１シ
ール部材１０を設け、第２端部分１８上に第シー
ル部材１９を設ける。そして、第１カツプリング
部分１から第２カツプリング部分２を取り外すと
き、第１中空バルブ本体の第１シール部材１０を
第１カツプリング部分１のシート１３とシール係
合させる。さらに、第１カツプリング部分１の第
１端部分内にスライド可能に支持したスライド部
材１４をスプリング付勢し、第１中空バルブ本体
の第２シール部材１９をこのスライド部材１４の
シート１７とシール係合させるようにしたから、
第１および第２シール部材１０，１９によつて第
１バルブ本体の貫通流路の両端を封閉することが
でき、流体の流れを遮断することができる。した
がつて、いわば二重シール構造を得ることがで
き、流体の洩れは生じない。また、流体の高圧を
第１および第２シール部材１０，１９に分担させ
ることができ、シール部材１０，１９を高圧に耐
えさせることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す縦断面図、
第２図は第１図の第１中空バルブ本体の拡大断面
図、第３図は第２図の３−３線断面図である。 １……第１カツプリング部分、２……第２カツ
プリング部分、９，１８……第１中空バルブ本体
の拡大部分、１０，１９……第１中空バルブ本体
のシールリング、１４……スライド部材、１６…
…スライド部材のスプリング、２２，２６……ス
ライド部材のシールリング、２９……第２バルブ
本体の拡大部分、３０……第２バルブ本体のシー
ルリング、３１……第２バルブ本体のスプリン
グ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 流体の洩れを生じさせることなく流体を圧力
   源から出力導管に供給するためのカツプリング装
   置であつて、 軸方向流路を有する第１カツプリング部分と、 軸方向流路を有する第２カツプリング部分とを
   備え、 前記第１および第２カツプリング部分はその各
   第１端部分に、これら第１および第２カツプリン
   グ部分を取り外し可能に連結し、その各軸方向流
   路を流体を通過させることができるよう整合させ
   るための連結機構を有し、さらに、 前記第１カツプリング部分内に支持され、前記
   第１カツプリング部分から前記第２カツプリング
   部分に向かつてのびている第１中空バルブ本体を
   備え、前記第１中空バルブ本体はこれを完全に貫
   通する貫通流路を有し、 前記第２カツプリング部分内に位置し、前記第
   １中空バルブ本体と対向する拡大部分を有してい
   る第２バルブ本体を備え、前記第２バルブ本体は
   前記第２カツプリング部分の内壁からのびるスポ
   ークを軸方向に貫通する細長い部分を有し、前記
   スポークは前記第２バルブ本体の前記細長い部分
   を前記第２カツプリング部分内に軸方向にスライ
   ド可能に支持するとともに、前記第２カツプリン
   グ部分の軸方向流路の一部を形成し、 前記第２バルブ本体に係合し、前記拡大部分を
   前記第１中空バルブ本体に接触するよう付勢する
   弾性付勢手段と、 前記第１カツプリング部分の前記第１端部分内
   にスライド可能に支持され、前記第１カツプリン
   グ部分の軸方向流路を閉じる位置にスプリング付
   勢されているスライド部材とを備え、 前記スライド部材は前記各カツプリング部分が
   連結されるときその軸方向流路が開く前に流体の
   洩れが生じないよう前記第２カツプリング部分と
   シール係合し、 前記第１中空バルブ本体はその第１端部分９上
   の第１シール部材１０およびその第２端部分１８
   上の第２シール部材１９を有し、前記第１カツプ
   リング部分から前記第２カツプリング部分が取り
   外されるとき前記第１シール部材が前記第１カツ
   プリング部分のシート１３とシール係合し、前記
   第２シール部材が前記スライド部材のシート１７
   とシール係合し、前記第１中空バルブ本体の流体
   の流れを遮断するよう構成されていることを特徴
   とするカツプリング装置。 ２ 前記第１中空バルブ本体の貫通流路は前記第
   １中空バルブ本体の第１および第２端部分間にの
   びている特許請求の範囲第１項に記載のカツプリ
   ング装置。 ３ 前記第１中空バルブ本体は前記貫通流路を提
   供する中央管状部分と、前記中央管状部分の軸方
   向両側の第１および第２端部分からなり、その第
   ２端部分は前記第２シール部材を支持する拡大部
   分からなる特許請求の範囲第２項に記載のカツプ
   リング装置。 ４ 前記第２シール部材は前記第１中空バルブ本
   体の拡大部分の環状凹部内に配置されたシールリ
   ングからなり、前記スライド部材は前記シールリ
   ングとシール係合するシートを有する特許請求の
   範囲第３項に記載のカツプリング装置。 ５ 前記第１中空バルブ本体の第１端部分は前記
   第１カツプリング部分の環状肩部分と接触するに
   適した拡大部分からなる特許請求の範囲第１項〜
   第４項のいずれか一つに記載のカツプリング装
   置。 ６ 前記第１シール部材は前記第１中空バルブ本
   体の拡大部分の環状凹部内に配置されたシールリ
   ングからなる特許請求の範囲第５項に記載のカツ
   プリング装置。 ７ 前記第１カツプリング部分および前記第１中
   空バルブ本体は両者の相対的軸方向変位を制限す
   るストツパを有し、前記スライド部材および前記
   第１中空バルブ本体は両者の相対的軸方向変位を
   制限するストツパを有する特許請求の範囲第１項
   〜第６項のいずれか一つに記載のカツプリング装
   置。 ８ 前記スライド部材はシールリングが配置され
   ている内向きの凹部を有し、前第２カツプリング
   部分の前記第１端部分は、前記スライド部材のシ
   ールリング内に挿入され、シール係合される終端
   を有する特許請求の範囲第１項〜第７項のいずれ
   か一つに記載のカツプリング装置。 ９ 前記終端は軸方向テーパ面を有し、前記スラ
   イド部材および前記第２カツプリング部分は前記
   第２カツプリング部分の終端の挿入を制限するス
   トツパを有する特許請求の範囲第８項に記載のカ
   ツプリング装置。 １０ さらに、前記スライド部材と前記第１カツ
   プリング部分間がシール係合されている特許請求
   の範囲第１項〜第９項のいずれか一つに記載のカ
   ツプリング装置。 １１ シールリングが前記スライド部材の外向き
   の凹部内に収容され、前記第１カツプリング部分
   の内向きの円筒状面と係合し、このシールリング
   によつて前記スライド部材と前記第１カツプリン
   グ部分間がシール係合されている特許請求の範囲
   第１０項に記載のカツプリング装置。 １２ 前記第１カツプリング部分および前記スラ
   イド部材は両者の相対的軸方向変位を制限するス
   トツパを有する特許請求の範囲第１項〜第１１項
   のいずれか一つに記載のカツプリング装置。 １３ 前記第１中空バルブ本体の貫通流路は前記
   第１中空バルブ本体の側壁を貫通する複数の孔を
   有し、前記孔は前記第１中空バルブ本体の軸芯と
   直角の面に対し傾斜してのび、前記中央管状部分
   内にのびている特許請求の範囲第１項〜第１２項
   のいずれか一つに記載のカツプリング装置。 １４ 前記第２バルブ本体の細長い部分は前記ス
   ポークに固定されたハブの軸方孔に挿入されてい
   る特許請求の範囲第１項〜第１３項のいずれか一
   つに記載のカツプリング装置。 １５ さらに、シールリングが前記第２バルブ本
   体の拡大部分の環状凹部内に配置され、前記第２
   カツプリング部分は前記第２バルブ本体のシール
   リングとシール係合するためのシートを有する特
   許請求の範囲第１４項に記載のカツプリング装
   置。 １６ 前記第２バルブ本体および前記ハブ部分は
   前記第２バルブ本体の細長い部分の挿入を制限す
   るストツパを有する特許請求の範囲第１４項また
   は第１５項に記載のカツプリング装置。