JP2011017293A - ジャイロミル式風力発電装置のブレード負荷減少装置 - Google Patents

ジャイロミル式風力発電装置のブレード負荷減少装置 Download PDF

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Abstract

【課題】この発明は、風上に向かって回転するブレードへの風力の負荷を減少させて回転数の上昇を図り、発電効率を向上することができるジャイロミル式風力発電装置のブレード負荷減少装置を実現することを目的とする。
【解決手段】この発明は、垂直な回転軸の周りに配置した縦方向に延びる複数のブレードにより風を受けて回転する風車を設け、この風車により風力を回転力に変換して発電を行うジャイロミル式風力発電装置のブレード負荷減少装置において、前記ブレードの回転軌跡が描く円筒面の一部を覆う形状のカバーを前記回転軸に対して回転可能に支持し、風力を受けて前記回転軸に対して風下側に回転移動し、風上に向かって回転する前記ブレードの風上側に前記カバーを回転移動させる翼を前記カバーに連結したことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明はジャイロミル式風力発電装置のブレード負荷減少装置に係り、特に、ブレードへの風力の負荷を減少させて回転数の上昇を図り、発電効率を向上することができるジャイロミル式風力発電装置のブレード負荷減少装置に関する。
風力発電装置には、垂直な回転軸の周りに配置した縦方向に延びる複数のブレードにより風を受けて回転する風車を設け、この風車により風力を回転力に変換して発電を行うジャイロミル式風力発電装置がある。図17・図18に示すように、ジャイロミル式風力発電装置401は、地盤402に立設した支柱403の上部に風車404を設けている。風車404は、支柱403の上端に垂直な回転軸405を回転可能に軸支し、回転軸405の周りに複数の支持アーム406を周方向等間隔に半径方向に突出させ、支持アーム406の先端に縦方向に延びるブレード407を周方向等間隔で半径方向等距離に取り付けている。
ジャイロミル式風力発電装置401は、風車404のブレード407に風力を受けて回転軸405を回転させ、この回転軸405の回転力を支柱403に設けた発電機408に伝達して駆動することで、発電を行っている。
従来のジャイロミル式風力発電装置には、翼型断面のブレードの下面に、後縁を基点として前縁に向けて形成した空間からなる凹部と、この凹部とブレードの上面とが相互に連通する開口部とを備え、低い風速での自己起動を可能としたものがある。(特許文献1)
また、従来のジャイロミル式風力発電装置には、設定した風速になると風車の回転軸を電動機で回転始動させてブレードを回転させ、風車の回転軸の回転数が設定値に上昇すると電動機を停止して回転軸を空転させ、ブレードの周速比が2〜3になるように負荷を制御することで、自己起動可能とし、風車効率を利用して発電能力を高めたものがある。(特許文献2)
特開2009−114897号公報 特開2008−106700号公報
ところで、図17・図18に示すように、ジャイロミル式風力発電装置401は、全方位からの風の力を回転力に変換して発電できる点で有利であるが、風車404の垂直な回転軸405の周りでブレード407が回転しているため、ブレード407が風向に対して風下に向かって回転する状態(図17において右側のブレード407)と風上に向かって回転する状態(図17において左側のブレード407)とが存在する。
このため、ジャイロミル式風力発電装置401は、ブレード407が風下に向かって回転するとき(図17において右側)は風力によって回転軸405を回転させることができる一方で、ブレード407が風上に向かって回転するとき(図17において左側)は風力が負荷となって回転軸405の回転を抑制することになり、発電効率の向上に対して妨げとなる問題があった。
この発明は、風上に向かって回転するブレードへの風力の負荷を減少させて回転数の上昇を図り、発電効率を向上することができるジャイロミル式風力発電装置のブレード負荷減少装置を実現することを目的とする。
この発明は、垂直な回転軸の周りに配置した縦方向に延びる複数のブレードにより風を受けて回転する風車を設け、この風車により風力を回転力に変換して発電を行うジャイロミル式風力発電装置のブレード負荷減少装置において、前記ブレードの回転軌跡が描く円筒面の一部を覆う形状のカバーを前記回転軸に対して回転可能に支持し、風力を受けて前記回転軸に対して風下側に回転移動し、風上に向かって回転する前記ブレードの風上側に前記カバーを回転移動させる翼を前記カバーに連結したことを特徴とする。
この発明のジャイロミル式風力発電装置のブレード負荷減少装置は、風上に向かって回転するブレードの風上側をカバーで覆うことができるので、ブレードに負荷となる風が当たらないようにすることができる。このため、このブレード負荷減少装置は、風上に向かって回転するブレードへの風力による負荷を減少させて回転数の上昇を図ることができ、発電効率を向上することができる。
ジャイロミル式風力発電装置のブレード負荷減少装置の平面図である。(実施例1) ジャイロミル式風力発電装置のブレード負荷減少装置の正面図である。(実施例1) ジャイロミル式風力発電装置のブレード負荷減少装置の斜視図である。(実施例1) ジャイロミル式風力発電装置のブレード負荷減少装置の平面図である。(実施例2) ジャイロミル式風力発電装置のブレード負荷減少装置の正面図である。(実施例2) ジャイロミル式風力発電装置のブレード負荷減少装置の斜視図である。(実施例2) ジャイロミル式風力発電装置のブレード負荷減少装置のシステム構成図である。(実施例2) ジャイロミル式風力発電装置のブレード負荷減少装置の平面図である。(実施例3) ジャイロミル式風力発電装置のブレード負荷減少装置の正面図である。(実施例3) ジャイロミル式風力発電装置のブレード負荷減少装置のカバーを開いてブレードを全て覆った状態の平面図である。(実施例3) ジャイロミル式風力発電装置のブレード負荷減少装置のシステム構成図である。(実施例3) ジャイロミル式風力発電装置のブレード負荷減少装置の平面図である。(実施例4) ジャイロミル式風力発電装置のブレード負荷減少装置の正面図である。(実施例4) ジャイロミル式風力発電装置のブレード負荷減少装置のカバーを開いてブレードを全て覆った状態の平面図である。(実施例4) ジャイロミル式風力発電装置のブレード負荷減少装置のカバーを開いて直線的に展開した状態の斜視図である。(実施例4) ジャイロミル式風力発電装置のブレード負荷減少装置のシステム構成図である。(実施例4) ジャイロミル式風力発電装置の平面図である。(従来例) ジャイロミル式風力発電装置の正面図である。(従来例)
この発明のジャイロミル式風力発電装置のブレード負荷減少装置は、風上に向かって回転するブレードの風上側をカバーで覆うことで、ブレードへの風力による負荷を減少させて回転数の上昇を図り、発電効率を向上するものである。
以下図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。
図1〜図3は、この発明の実施例を示すものである。図1〜図3において、ジャイロミル式風力発電装置1は、地盤2に立設した支柱3の上部に風車4を設けている。風車4は、支柱3の上端に垂直な回転軸5を回転可能に軸支し、回転軸5の周りに複数の支持アーム6を周方向等間隔に半径方向に突出させ、支持アーム6の先端に縦方向に延びるブレード7を周方向等間隔で半径方向等距離に取り付けている。
ジャイロミル式風力発電装置1は、風車4のブレード7に風力を受けて回転軸5を矢印で示す回転方向に回転させ、この回転軸5の回転力を支柱3に設けた発電機8に伝達して駆動することで、発電を行っている。
このジャイロミル式風力発電装置1には、ブレード負荷減少装置9を設けている。ブレード負荷減少装置9は、図1に示すように、ブレード7の外側の回転軌跡が描く円筒面Sの一部を覆う形状のカバー10を設けている。カバー10には、上下端にブレード7を上下から挟むように上部支持部材11、下部支持部材12の一端側を取り付けている。上部支持部材11、下部支持部材12の他端側は、上部軸受13、下部軸受14に取り付けている。上部軸受13、下部軸受14は、回転軸5を上下から挟むように、支柱3に設けられている。これにより、カバー10は、ブレード7の回転軌跡が描く円筒面Sの一部を覆うように、回転軸5に対して回転可能に支持している。
ブレード負荷減少装置9は、カバー10に翼として、第1翼15、第2翼16を連結している。第1翼15、第2翼16は、図1・図3に示すように、風向に対して前後及び左右にずれた位置に平行に配設した状態で、上部連結部材17、下部連結部材18の一端側を連結している。上部連結部材17、下部連結部材18は、他端側を前記上部軸受13、下部軸受14に連結している。
このとき、ブレード負荷減少装置9は、第1翼15、第2翼16が風力を受けて回転軸5に対して風下側に回転移動した状態で、カバー10が風上に向かって回転するブレード7の風上側に位置した状態となるように、カバー10に第1翼15、第2翼16を連結している。このように、ブレード負荷減少装置9は、風力を受けて回転軸5に対して風下側に回転移動し、風上に向かって回転するブレード7の風上側にカバー10を回転移動させる第1翼15、第2翼16を、カバー10に連結している。
次に作用を説明する。
ジャイロミル式風力発電装置1のブレード負荷減少装置9は、ジャイロミル式風力発電装置1が風車4の回転で発電機8を駆動して発電を行っている時に、例えば、風が図1の下側から吹いている場合に、第1翼15、第2翼16が風力を受けて回転軸5に対して風下側である図1の右上側に回転移動することで、風上に向かって回転するブレード7(図1における左側のブレード7)の風上側である図1の左下側の位置にカバー10を回転移動させる。
また、ブレード負荷減少装置9は、風向が変化して、例えば、風が図1の右側から吹いた場合に、第1翼15、第2翼16が風力を受けて回転軸5に対して風下側である図1の左上側に回転移動することで、風上に向かって回転するブレード7(図1における下側のブレード7)の風上側である図1の右下側の位置にカバー10を回転移動させる。
このように、ブレード負荷減少装置9は、風上に向かって回転するブレード7の風上側をカバー10で覆うことができるので、ブレード7に負荷となる風が当たらないようにすることができる。このため、このブレード負荷減少装置9は、風上に向かって回転するブレード7への風力による負荷を減少させて回転数の上昇を図ることができ、ジャイロミル式風力発電装置1の発電効率を向上することができる。
図4〜図7は、この発明の別の実施例を示すものである。ジャイロミル式風力発電装置101は、図4〜図6に示すように、地盤102に立設した支柱103の上部に風車104を設けている。風車104は、支柱103の上端に垂直な回転軸105を回転可能に軸支し、回転軸105の周りに複数の支持アーム106を周方向等間隔に半径方向に突出させ、支持アーム106の先端に縦方向に延びるブレード107を周方向等間隔で半径方向等距離に取り付けている。
ジャイロミル式風力発電装置101は、風車104のブレード107に風力を受けて回転軸105を矢印に示す回転方向に回転させ、この回転軸105の回転力を支柱103に設けた発電機108に伝達して駆動することで、発電を行っている。
このジャイロミル式風力発電装置101には、ブレード負荷減少装置109を設けている。ブレード負荷減少装置109は、図4に示すように、ブレード107の外側の回転軌跡が描く円筒面Sの一部を覆う形状のカバー110を設けている。カバー110には、上下端にブレード107を上下から挟むように上部支持部材111、下部支持部材112の一端側を取り付けている。上部支持部材111、下部支持部材112の他端側は、上部軸受113、下部軸受114に取り付けている。上部軸受113、下部軸受114は、回転軸105を上下から挟むように、支柱103に設けられている。これにより、カバー110は、ブレード107の回転軌跡が描く円筒面Sの一部を覆うように、回転軸105に対して回転可能に支持している。
前記ブレード負荷減少装置109は、カバー110を回転軸105に対して回転移動させる駆動手段115を設けている。駆動手段115は、モータ116と伝達機構117とから構成される。モータ116及び伝達機構117は、支柱103に対して固定され、回転軸105及び上部軸受113、下部軸受114に対して相対回転可能に設けている。駆動手段115は、駆動源であるモータ116の駆動力を伝達機構117により上部支持部材111に伝達し、カバー110を回転させる。
また、ブレード負荷減少装置109は、風向及び風速を検出する風向風速センサ118を設けている。前記駆動手段115のモータ116、風向風速センサ118は、図7に示すように、制御手段119に接続している。制御手段119には、カバー110の回転位置を検出する角度センサ120を接続している。
制御手段119は、風向風速センサ118の検出する風向に基づいて、風上に向かって回転するブレード107の風上側にカバー110を回転移動させるように駆動手段115のモータ116を動作制御する。また、制御手段119は、角度センサ120の検出するカバー110の回転位置に基づいて、カバー110が風上に向かって回転するブレード107の風上側に回転移動したかを判定し、駆動手段115のモータ116を停止させるように動作制御する。
次に作用を説明する。
ジャイロミル式風力発電装置1のブレード負荷減少装置109は、ジャイロミル式風力発電装置101が風車104の回転で発電機108を駆動して発電を行っている時に、例えば、風が図4の下側から吹いている場合に、制御手段119によって、風向風速センサ118の検出する風向に基づいて駆動手段115のモータ116を駆動制御し、風上に向かって回転するブレード107(図4における左側のブレード107)の風上側である図4の左下側の位置にカバー110を回転移動させる。ブレード負荷減少装置109は、制御手段119によって、角度センサ120の検出するカバー110の回転位置に基づいて、カバー110が風上に向かって回転するブレード107の風上側である図4の左下側の位置に回転移動すると、駆動手段115のモータ116を停止させるように動作制御する。
また、ブレード負荷減少装置109は、風向が変化して、例えば、風が図4の右側から吹いた場合に、制御手段119によって、風向風速センサ118の検出する風向に基づいてモータ116を駆動することで、風上に向かって回転するブレード107(図4における下側のブレード107)の風上側である図4の右下側の位置にカバー110を回転移動させる。ブレード負荷減少装置109は、カバー110が風上に向かって回転するブレード107の風上側である図4の右下側の位置に回転移動すると、制御手段119によって、角度センサ120の検出するカバー110の回転位置に基づいてモータ116を停止させる。
これにより、ブレード負荷減少装置109は、風上に向かって回転するブレード107の風上側をカバー110で覆うことができるので、ブレード107に負荷となる風が当たらないようにすることができる。このため、このブレード負荷減少装置109は、風上に向かって回転するブレード107への風力による負荷を減少させて回転数の上昇を図ることができ、ジャイロミル式風力発電装置1の発電効率を向上することができる。
図8〜図11は、この発明のさらに別の実施例を示すものである。ジャイロミル式風力発電装置201は、図8〜図11に示すように、地盤202に立設した支柱203の上部に風車204を設けている。風車204は、支柱203の上端に垂直な回転軸205を回転可能に軸支し、回転軸205の周りに複数の支持アーム206を周方向等間隔に半径方向に突出させ、支持アーム206の先端に縦方向に延びるブレード207を周方向等間隔で半径方向等距離に取り付けている。
ジャイロミル式風力発電装置201は、風車204のブレード207に風力を受けて回転軸205を矢印で示す回転方向に回転させ、この回転軸205の回転力を支柱203に設けた発電機208に伝達して駆動することで、発電を行っている。
このジャイロミル式風力発電装置201には、ブレード負荷減少装置209を設けている。ブレード負荷減少装置209は、図8に示すように、ブレード207の外側の回転軌跡が描く円筒面Sの一部を覆う形状のカバーを複数、例えば、第1カバー210〜第5カバー214を設けている。これら第1〜第5カバー210〜214は、層状に重ねた状態(図8・図9)ではブレード207の外側の回転軌跡が描く円筒面Sの一部を覆う形状になり、開いた状態(図10)ではブレード207の外側の回転軌跡が描く円筒面Sの全部を覆う形状になる。
第1〜第5カバー210〜214には、それぞれ上下端にブレード207を上下から挟むように、上部第1支持部材215〜第5支持部材219、下部第1支持部材220〜第4支持部材224の各一端側をそれぞれ取り付けている。上部第1〜第5支持部材215〜219、下部第1〜第5支持部材220〜224の各他端側は、上部第1軸受225〜上部第5軸受229、下部第1軸受230〜下部第5軸受234にそれぞれ取り付けている。上部第1〜第5軸受225〜229、下部第1〜第5軸受230〜234は、回転軸205を上下から挟むように、支柱203に設けられている。
これにより、第1〜第5カバー210〜214は、層状に重ねた状態ではブレード207の回転軌跡が描く円筒面Sの一部を覆い、開いた状態ではブレード207の外側の回転軌跡が描く円筒面Sの全部を覆うように、回転軸205に対して相互に回転可能に支持している。
ブレード負荷減少装置209は、層状に重ねた第1〜第5カバー210〜214の、最外層の第1カバー210を回転軸205に対して回転移動させる駆動手段235を設けている。駆動手段235は、モータ236と伝達機構237とから構成される。モータ236及び伝達機構237は、支柱203に対して固定され、回転軸205及び上部第1〜第5軸受225〜229、下部第1〜第5軸受230〜234に対して相対回転可能に設けている。駆動手段235は、駆動源であるモータ236の駆動力を伝達機構237により上部第1支持部材220に伝達し、第1カバー210を回転させる。
また、ブレード負荷減少装置209は、最外層の第1カバー210から最内層の第5カバー214までの隣接するカバー同士を連結するとともに、隣接するカバー同士を開閉する第1開閉手段238〜第4開閉手段241を設けている。第1開閉手段238〜第4開閉手段241は、圧力により伸縮可能な圧力シリンダからなる。圧力シリンダからなる第1開閉手段238〜第4開閉手段241は、図11に示すように、第1制御弁242〜第4制御弁245により圧力を調整されて伸長・短縮される。
第1開閉手段238は、最外層の第1カバー210の上部第1支持部材215と、内側に隣接する第2カバー211の上部第2支持部材216とに跨るように取り付けている。第2開閉手段239は、第2カバー211の上部第2支持部材216と、内側に隣接する第3カバー212の上部第3支持部材217とに跨るように取り付けている。第3開閉手段240は、第3カバー212の上部第3支持部材217と、内側に隣接する第4カバー213の上部第4支持部材218とに跨るように取り付けている。第4開閉手段241は、第4カバー213の上部第4支持部材218と、内側に隣接する最内層の第5カバー214の上部第5支持部材219とに跨るように取り付けている。第1開閉手段238〜第4開閉手段241は、図10に示すように、上部第1〜第5支持部材215〜219の周方向一側縁であって、隣接する上部第1〜第5支持部材215〜219同士の外側部分と内側部分とに跨るように取り付けている。
これにより、第1開閉手段238〜第4開閉手段241は、最外層の第1カバー210から最内層の第5カバー214までの隣接するカバー同士を連結するとともに、第1〜第4制御弁242〜245の調整する圧力により伸縮して隣接するカバー同士を開閉する。また、前記駆動手段235は、モータ236により上部第1支持部材215を介して第1カバー210を回転させるが、第1開閉手段238〜第4開閉手段241が隣接するカバー同士を連結しているので、第1カバー210とともに連結された第2〜第5カバー211〜214を回転させる。
さらに、ブレード負荷減少装置209は、風向及び風速を検出する風向風速センサ246を設けている。前記駆動手段235のモータ236、第1制御弁242〜第4制御弁245、風向風速センサ246は、図11に示すように、制御手段247に接続している。制御手段247には、第1カバー210の回転位置を検出する角度センサ248を接続している。
制御手段247は、風向風速センサ246の検出する風向に基づいて、風上に向かって回転するブレード207の風上側に、層状に重ねた第1〜第5カバー210〜214を回転移動させるように駆動手段235のモータ236を動作制御する。また、制御手段247は、角度センサ248の検出する第1カバー210の回転位置に基づいて、層状に重ねた第1〜第5カバー210〜214が風上に向かって回転するブレード207の風上側に回転移動したかを判定し、駆動手段235のモータ236を停止させるように動作制御する。
さらに、制御手段247は、風向風速センサ246の検出する風速が設定値(例えば、ブレード207に損傷を与えるおそれがある強い風速)を超えた場合に、層状に重ねた第1〜第5カバー210〜214を開いてブレード207の回転軌跡が描く円筒面Sの全部を覆うように、第1制御弁242〜第4制御弁245により圧力を調整して第1開閉手段238〜第4開閉手段241を伸長させるように動作制御する。
次に作用を説明する。
ジャイロミル式風力発電装置201のブレード負荷減少装置209は、ジャイロミル式風力発電装置201が風車204の回転で発電機208を駆動して発電を行っている時に、例えば、風が図8の下側から吹いている場合に、制御手段247によって、風向風速センサ246の検出する風向に基づいて駆動手段235のモータ236を駆動制御し、風上に向かって回転するブレード207(図8における左側のブレード207)の風上側である図8の左下側の位置に、層状に重ねた第1〜第5カバー210〜214を回転移動させる。ブレード負荷減少装置209は、制御手段247によって、角度センサ248の検出する第1カバー210の回転位置に基づいて、第1カバー210が風上に向かって回転するブレード207の風上側である図8の左下側の位置に回転移動すると、駆動手段235のモータ236を停止させるように動作制御する。
また、ブレード負荷減少装置209は、風向が変化して、例えば、風が図8の右側から吹いた場合に、制御手段247によって、風向風速センサ246の検出する風向に基づいてモータ236を駆動することで、風上に向かって回転するブレード207(図8における下側のブレード207)の風上側である図8の右下側の位置に、層状に重ねた第1〜第5カバー210〜214を回転移動させる。ブレード負荷減少装置209は、層状に重ねた第1〜第5カバー210〜214が風上に向かって回転するブレード207の風上側である図8の右下側の位置に回転移動すると、制御手段247によって、角度センサ248の検出する層状に重ねた第1〜第5カバー210〜214の回転位置に基づいてモータ236を停止させる。
これにより、ブレード負荷減少装置209は、風上に向かって回転するブレード207の風上側を層状に重ねた第1〜第5カバー210〜214で覆うことができるので、ブレード207に負荷となる風が当たらないようにすることができる。このため、このブレード負荷減少装置209は、風上に向かって回転するブレード207への風力による負荷を減少させて回転数の上昇を図ることができ、ジャイロミル式風力発電装置201の発電効率を向上することができる。
さらに、このブレード負荷減少装置209は、制御手段247によって、風向風速センサ246の検出する風速が設定値(例えば、ブレード207に損傷を与えるおそれがある強い風速)を超えた場合に、第1制御弁242〜第4制御弁245により圧力を調整し、第1開閉手段238〜第4開閉手段241を伸長させて層状に重ねた第1〜第5カバー210〜214を開き、ブレード207の回転軌跡が描く円筒面Sの全部を覆うように、第1開閉手段238〜第4開閉手段241を動作制御する。
これにより、ブレード負荷減少装置209は、ブレード207に損傷を与えるおそれがある強風時に、風車204のブレード207の全周面を第1〜第5カバー210〜214で覆うことができるので、ブレード207を保護することができる。
さらにまた、このブレード負荷減少装置209は、制御手段247によって、層状に重ねた第1〜第5カバー210〜214の位置を、風が強くなるほど図8に2点鎖線で示すように風下側に回転するブレード207をも覆うように回転移動させることで、ブレード207に作用する風力を調整して発電機208の出力を安定させることができる。ブレード負荷減少装置209は、層状に重ねた第1〜第5カバー210〜214の位置の変化のみによって、ブレード207に作用する風力を調整して発電機208の出力を安定させることができない状況となった場合には、制御手段247によって、層状に重ねた第1〜第5カバー210〜214を順次に開き、ブレード207の回転軌跡が描く円筒面Sを次第に大きく覆うことで、ブレード207の保護を果たしつつ、発電機208の出力を安定させることができる。
図12〜図16は、この発明の別の実施例を示すものである。ジャイロミル式風力発電装置301は、地盤302に立設した支柱303の上部に風車304を設けている。風車304は、支柱303の上端に垂直な回転軸305を回転可能に軸支し、回転軸305の周りに複数の支持アーム306を周方向等間隔に半径方向に突出させ、支持アーム306の先端に縦方向に延びるブレード307を周方向等間隔で半径方向等距離に取り付けている。
ジャイロミル式風力発電装置301は、風車304のブレード307に風力を受けて回転軸305を矢印で示す回転方向に回転させ、この回転軸305の回転力を支柱303に設けた発電機308に伝達して駆動することで、発電を行っている。
このジャイロミル式風力発電装置301には、ブレード負荷減少装置309を設けている。ブレード負荷減少装置309は、図12に示すように、ブレード307の外側の回転軌跡が描く円筒面Sの一部を覆う形状のカバーを複数、例えば、第1カバー310〜第5カバー314を設けている。これら第1〜第5カバー310〜314は、層状に重ねた状態(図12・図13)ではブレード307の外側の回転軌跡が描く円筒面Sの一部を覆う形状になり、開いた状態(図14・図15)ではブレード307の外側の回転軌跡が描く円筒面Sの全部を覆う形状になる。
第1カバー310には、上下端にブレード307を上下から挟むように、上部支持部材315、下部支持部材316の各一端側をそれぞれ取り付けている。上部支持部材315、下部支持部材316の各他端側は、上部軸受317、下部軸受318にそれぞれ取り付けている。上部軸受317、下部軸受318は、回転軸305を上下から挟むように、支柱303に設けられている。
上部軸受317の下方で回転軸305の上部の支柱303には、複数の上部連結部材319を周方向等間隔に半径方向に突出させ、複数の上部連結部材319の先端に円環形状の上部ガイド部320を半径方向等距離に取り付けている。円環形状の上部ガイド部320には、外周に2本の上部レール321を平行に設けている。また、下部軸受318の上方で回転軸305の下部の支柱303には、複数の下部連結部材322を周方向等間隔に半径方向に突出させ、複数の下部連結部材322の先端に円環形状の下部ガイド部323を半径方向等距離に取り付けている。円環形状の下部ガイド部323には、外周に2本の下部レール324を平行に設けている。
第1カバー310の上部には、図15に示すように、前記本の上部レール321とそれぞれ係合して移動可能な2つの上部第1移動体325を設けている。2つの上部第1移動体325は、2本の上部レール321と同じ間隔で上下に離れ、かつ周方向(開閉方向)に離れた状態で、第1カバー310の上部に設けられている。また、第1カバー310の下部には、前記2本の下部レール324とそれぞれ係合して走行する2つの下部第1移動体326を設けている。2つの下部第1移動体326は、2本の下部レール324と同じ間隔で上下に離れ、かつ周方向(開閉方向)に離れた状態で、第1カバー310の下部に設けられている。
前記第2カバー311には、第1カバー310と同様の構成で、上部に2つの上部第2移動体327を設け、下部に2つの下部第2移動体328を設けている。また、第3カバー312には、同様の構成で、上部に2つの上部第3移動体329を設け、下部に2つの下部第3移動体330を設けている。さらに、第4カバー313には、同様の構成で、上部に2つの上部第4移動体331を設け、下部に2つの下部第4移動体332を設けている。また、第5カバー314には、同様の構成で、上部に2つの上部第5移動体333を設け、下部に2つの下部第5移動体334を設けている。
第1〜第5カバー310〜314は、各2つの上部第1〜第5移動体325・327・329・331・333と、各2つの下部第1〜第5移動体326・328・330・332・334とを、それぞれ上下かつ周方向(開閉方向)に離れた状態で、2本の上部レール321と2本の下部レール324とに係合することによって、周方向に独立して移動可能となっている。
これにより、第1〜第5カバー310〜314は、層状に重ねた状態ではブレード307の回転軌跡が描く円筒面Sの一部を覆い、開いた状態ではブレード307の外側の回転軌跡が描く円筒面Sの全部を覆うように、回転軸305に対して相互に回転可能に支持している。
ブレード負荷減少装置309は、層状に重ねた第1〜第5カバー310〜314の、最外層の第1カバー310を回転軸305に対して回転移動させる駆動手段335を設けている。駆動手段335は、モータ336と伝達機構337とから構成される。モータ336及び伝達機構337は、支柱303に対して固定され、回転軸305及び上部軸受317、下部軸受318に対して相対回転可能に設けている。駆動手段335は、駆動源であるモータ336の駆動力を伝達機構337により上部支持部材315に伝達し、第1カバー310を回転させる。
また、ブレード負荷減少装置309は、最外層の第1カバー310から最内層の第5カバー314までの隣接するカバー同士を連結するとともに、隣接するカバー同士を開閉する第1開閉手段338〜第4開閉手段341を設けている。第1開閉手段338〜第4開閉手段341は、圧力により伸縮可能な圧力シリンダからなる。圧力シリンダからなる第1開閉手段338〜第4開閉手段341は、図16に示すように、第1制御弁342〜第4制御弁345により圧力を調整されて伸長・短縮される。
第1開閉手段338は、最外層の第1カバー310の上部支持部材315と、内側に隣接する第2カバー311の上部周方向一側縁から上部ガイド部320を越えて支柱303に向かって延長した第2延長部材346とに跨るように取り付けている。第2開閉手段339は、第2カバー311の第2延長部材346と、内側に隣接する第3カバー312の上部周方向一側縁から上部ガイド部320を越えて支柱303に向かって延長した第3延長部材347とに跨るように取り付けている。第3開閉手段340は、第3カバー312の第3延長部材347と、内側に隣接する第4カバー313の上部周方向一側縁から上部ガイド部320を越えて支柱303に向かって延長した第4延長部材348とに跨るように取り付けている。第4開閉手段341は、第4カバー313の第4延長部材348と、内側に隣接する第5カバー314の上部周方向一側縁から上部ガイド部320を越えて支柱303に向かって延長した第5延長部材349とに跨るように取り付けている。第1開閉手段338〜第4開閉手段341は、図14に示すように、第1〜第5カバー310〜314の上部周方向一側縁であって、隣接する第1カバー310の上部支持部材315及び第2〜第5カバー311〜314の第2〜第5延長部材346〜349同士の外側部分と内側部分とに跨るように取り付けている。
これにより、第1開閉手段338〜第4開閉手段341は、最外層の第1カバー310から最内層の第5カバー314までの隣接するカバー同士を連結するとともに、第1〜第4制御弁342〜345の調整する圧力により伸縮して隣接するカバー同士を上部レール321、下部レール324に沿って開閉する。また、前記駆動手段335は、モータ336により上部支持部材315を介して第1カバー310を回転させるが、第1開閉手段338〜第4開閉手段341が隣接するカバー同士を連結しているので、第1カバー310とともに連結された第2〜第5カバー311〜314を上部レール321、下部レール324に沿って回転させる。
さらに、ブレード負荷減少装置309は、風向及び風速を検出する風向風速センサ350を設けている。前記駆動手段335のモータ336、第1〜第4制御弁342〜345、風向風速センサ350は、図16に示すように、制御手段351に接続している。制御手段351には、第1カバー310の回転位置を検出する角度センサ352を接続している。
制御手段351は、風向風速センサ350の検出する風向に基づいて、風上に向かって回転するブレード307の風上側に、層状に重ねた第1〜第5カバー310〜314を回転移動させるように駆動手段335のモータ336を動作制御する。また、制御手段351は、角度センサ350の検出する第1カバー310の回転位置に基づいて、層状に重ねた第1〜第5カバー310〜314が風上に向かって回転するブレード307の風上側に回転移動したかを判定し、駆動手段335のモータ336を停止させるように動作制御する。
さらに、制御手段351は、風向風速センサ350の検出する風速が設定値(例えば、ブレード307に損傷を与えるおそれがある強い風速)を超えた場合に、層状に重ねた第1〜第5カバー310〜314を開いてブレード307の回転軌跡が描く円筒面Sの全部を覆うように、第1制御弁342〜第4制御弁345により圧力を調整して第1開閉手段338〜第4開閉手段341を伸長させるように動作制御する。
次に作用を説明する。
ジャイロミル式風力発電装置301のブレード負荷減少装置309は、ジャイロミル式風力発電装置301が風車304の回転で発電機308を駆動して発電を行っている時に、例えば、風が図12の下側から吹いている場合に、制御手段351によって、風向風速センサ350の検出する風向に基づいて駆動手段335のモータ336を駆動制御し、風上に向かって回転するブレード307(図12における左側のブレード307)の風上側である図12の左下側の位置に、層状に重ねた第1〜第5カバー310〜314を回転移動させる。ブレード負荷減少装置309は、制御手段351によって、角度センサ352の検出する第1カバー310の回転位置に基づいて、第1カバー310が風上に向かって回転するブレード307の風上側である図12の左下側の位置に回転移動すると、駆動手段335のモータ336を停止させるように動作制御する。
また、ブレード負荷減少装置309は、風向が変化して、例えば、風が図12の右側から吹いた場合に、制御手段351によって、風向風速センサ350の検出する風向に基づいてモータ336を駆動することで、風上に向かって回転するブレード307(図12における下側のブレード307)の風上側である図12の右下側の位置に、層状に重ねた第1〜第5カバー310〜314を回転移動させる。ブレード負荷減少装置309は、層状に重ねた第1〜第5カバー310〜314が風上に向かって回転するブレード307の風上側である図12の右下側の位置に回転移動すると、制御手段351によって、角度センサ352の検出する層状に重ねた第1〜第5カバー310〜314の回転位置に基づいてモータ336を停止させる。
これにより、ブレード負荷減少装置309は、風上に向かって回転するブレード307の風上側を層状に重ねた第1〜第5カバー310〜314で覆うことができるので、ブレード307に負荷となる風が当たらないようにすることができる。このため、このブレード負荷減少装置309は、風上に向かって回転するブレード307への風力による負荷を減少させて回転数の上昇を図ることができ、ジャイロミル式風力発電装置301の発電効率を向上することができる。
さらに、このブレード負荷減少装置309は、制御手段351によって、風向風速センサ350の検出する風速が設定値(例えば、ブレード307に損傷を与えるおそれがある強い風速)を超えた場合に、第1制御弁232〜第4制御弁345により圧力を調整し、第1開閉手段338〜第4開閉手段341を伸長させて層状に重ねた第1〜第5カバー310〜314を開き、ブレード307の回転軌跡が描く円筒面Sの全部を覆うように、第1開閉手段338〜第4開閉手段341を動作制御する。
これにより、ブレード負荷減少装置309は、ブレード307に損傷を与えるおそれがある強風時に、風車304のブレード307の全周面を第1〜第5カバー310〜314で覆うことができるので、ブレード307を保護することができる。
さらにまた、このブレード負荷減少装置309は、制御手段351によって、層状に重ねた第1〜第5カバー310〜314の位置を、風が強くなるほど図12に2点鎖線で示すように風下側に回転するブレード307をも覆うように回転移動させることで、ブレード307に作用する風力を調整して発電機308の出力を安定させることができる。ブレード負荷減少装置309は、層状に重ねた第1〜第5カバー310〜314の位置の変化のみによって、ブレード307に作用する風力を調整して発電機308の出力を安定させることができない状況となった場合には、制御手段351によって、層状に重ねた第1〜第5カバー310〜314を順次に開き、ブレード307の回転軌跡が描く円筒面Sを次第に大きく覆うことで、ブレード307の保護を果たしつつ、発電機308の出力を安定させることができる。
この発明のジャイロミル式風力発電装置のブレード負荷減少装置は、風上に向かって回転するブレードへの風力による負荷を減少させて発電効率を向上することができるものであり、風力発電装置以外の風車の回転力を利用する機器に応用することができる。
1 ジャイロミル式風力発電装置
2 地盤
3 支柱
4 風車
5 回転軸
6 支持アーム
7 ブレード
8 発電機
9 ブレード負荷減少装置
10 カバー
11 上部支持部材
12 下部支持部材
13 上部軸受
14 下部軸受
15 第1翼
16 第2翼
17 上部連結部材
18 下部連結部材

Claims (3)

  1. 垂直な回転軸の周りに配置した縦方向に延びる複数のブレードにより風を受けて回転する風車を設け、
    この風車により風力を回転力に変換して発電を行うジャイロミル式風力発電装置のブレード負荷減少装置において、
    前記ブレードの回転軌跡が描く円筒面の一部を覆う形状のカバーを前記回転軸に対して回転可能に支持し、
    風力を受けて前記回転軸に対して風下側に回転移動し、風上に向かって回転する前記ブレードの風上側に前記カバーを回転移動させる翼を前記カバーに連結したことを特徴とするジャイロミル式風力発電装置のブレード負荷減少装置。
  2. 垂直な回転軸の周りに配置した縦方向に延びる複数のブレードにより風を受けて回転する風車を設け、
    この風車により風力を回転力に変換して発電を行うジャイロミル式風力発電装置のブレード負荷減少装置において、
    前記ブレードの回転軌跡が描く円筒面の一部を覆う形状のカバーを前記回転軸に対して回転可能に支持し、
    前記カバーを回転軸に対して回転移動させる駆動手段を設け、
    風向及び風速を検出する風向風速センサを設け、
    前記風向風速センサの検出する風向に基づいて、風上に向かって回転する前記ブレードの風上側に前記カバーを回転移動させるように前記駆動手段を動作制御する制御手段を設けたことを特徴とするジャイロミル式風力発電装置のブレード負荷減少装置。
  3. 垂直な回転軸の周りに配置した縦方向に延びる複数のブレードにより風を受けて回転する風車を設け、
    この風車により風力を回転力に変換して発電を行うジャイロミル式風力発電装置のブレード負荷減少装置において、
    前記ブレードの回転軌跡が描く円筒面の一部を覆う形状のカバーを複数設けるとともに複数のカバーを層状に重ねて前記回転軸に対して相互に回転可能に支持し、
    最外層のカバーを前記回転軸に対して回転移動させる駆動手段を設け、
    最外層のカバーから最内層のカバーまでの隣接するカバー同士を連結するとともに隣接するカバー同士を開閉する開閉手段を設け、
    風向及び風速を検出する風向風速センサを設け、
    前記風向風速センサの検出する風向に基づいて、風上に向かって回転する前記ブレードの風上側に前記層状に重ねた複数のカバーを回転移動させるように前記駆動手段を動作制御するとともに、前記風向風速センサの検出する風速が設定値を超えた場合に、前記層状に重ねた複数のカバーを開いて前記ブレードの回転軌跡が描く円筒面の全部を覆うように前記開閉手段を動作制御する制御手段を設けたことを特徴とするジャイロミル式風力発電装置のブレード負荷軽減装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5080698B1 (ja) * 2012-03-06 2012-11-21 佐藤工業株式会社 流体誘導パネル及び発電装置
JP2013057303A (ja) * 2011-09-09 2013-03-28 Kiyoshi Kodera 風力、波力、潮力併用発電装置
KR101327517B1 (ko) 2011-04-04 2013-11-08 주식회사 케이비아이디 수직축형 풍력 발전 시스템
WO2021108882A1 (pt) * 2019-12-05 2021-06-10 Instituto Presbiteriano Mackenzie Dispositivo defletor para turbinas eólicas

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