JP2011017168A - レール下隙間測定装置およびレール下隙間測定方法 - Google Patents

レール下隙間測定装置およびレール下隙間測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】容易かつ効率的にレールと敷設面との隙間を測定することができるレール下隙間測定装置およびレール下隙間測定方法を提供する。
【解決手段】第1測定手段22が、レール1の内側の基部1aの上面までの距離を測定する。第2測定手段23が、レール1の外側の基部1aの上面までの距離を測定する。第3測定手段24が、レール1の敷設面3からの高さを測定する。制御解析手段12が、第1測定手段22の測定値に基づいてレール1の内側の基部1aの上面から第1測定手段22までの第1高さを求め、第2測定手段23の測定値に基づいてレール1の外側の基部1aの上面から第2測定手段23までの第2高さを求め、第3測定手段24の測定値から、第1高さと第2高さとの平均値を引き、さらにレール1の基部1aの厚さを引くことにより、レール1と敷設面3との間の隙間を算出する。
【選択図】図4

Description

本発明は、レール下隙間測定装置およびレール下隙間測定方法に関する。
従来、地震などにより列車がレールから脱輪したとき、列車の車輪によってレールが倒れたりレールの敷設面から外れたりすることを防止するために、レール転倒防止装置が設置されている(例えば、特許文献1参照)。新幹線のレールに対して、このレール転倒防止装置を設置するためには、レールとレールを敷設するスラブの敷設面との間の隙間を把握する必要がある。このレールと敷設面との隙間の測定は、従来、測定用の定規などを使用して作業者による手作業で行われていた。
特開2008−88709号公報
しかしながら、作業者による手作業では、時間も労力も要するという課題があった。一例では、レールの締結手段の位置で隙間測定を行った場合、1日3時間の作業時間で4kmの区間しか測定を行うことができなかった。
本発明は、このような課題に着目してなされたもので、容易かつ効率的にレールと敷設面との隙間を測定することができるレール下隙間測定装置およびレール下隙間測定方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係るレール下隙間測定装置は、基部を有するレール上を走行する軌道用車両に取り付けて使用されるレール下隙間測定装置であって、前記レールの伸長方向に対して垂直な面内での、前記レールの一方側の基部上面までの距離を測定する第1測定手段と、前記レールの敷設面から前記第1測定手段と同じ高さで、前記レールに対して前記第1測定手段と対称の位置に設けられ、前記レールの伸長方向に対して垂直な面内での、前記レールの他方側の基部上面までの距離を測定する第2測定手段と、前記敷設面から前記第1測定手段と同じ高さの位置に設けられ、前記敷設面からの高さを測定する第3測定手段と、同時に測定された前記第1測定手段、前記第2測定手段および前記第3測定手段の測定値を取得し、前記第1測定手段の測定値に基づいて前記レールの一方側の基部上面から前記第1測定手段までの第1高さを求め、前記第2測定手段の測定値に基づいて前記レールの他方側の基部上面から前記第2測定手段までの第2高さを求め、前記第3測定手段の測定値から、前記第1高さと前記第2高さとの平均値を引き、さらに前記レールの基部の厚さを引くことにより、前記レールと前記敷設面との間の隙間を算出するよう設けられた制御解析手段とを、有することを特徴とする。
また、本発明に係るレール下隙間測定方法は、前記レールの伸長方向に対して垂直な面内での、前記レールの一方側の基部上面までの距離を測定する第1測定手段と、前記レールの敷設面から前記第1測定手段と同じ高さで、前記レールに対して前記第1測定手段と対称の位置に設けられ、前記レールの伸長方向に対して垂直な面内での、前記レールの他方側の基部上面までの距離を測定する第2測定手段と、前記敷設面から前記第1測定手段と同じ高さの位置に設けられ、前記敷設面からの高さを測定する第3測定手段とを有し、前記第1測定手段、前記第2測定手段および前記第3測定手段により同時に測定を行い、同時に測定された前記第1測定手段、前記第2測定手段および前記第3測定手段の測定値を取得して、前記第1測定手段の測定値に基づいて前記レールの一方側の基部上面から前記第1測定手段までの第1高さを求め、前記第2測定手段の測定値に基づいて前記レールの他方側の基部上面から前記第2測定手段までの第2高さを求め、前記第3測定手段の測定値から、前記第1高さと前記第2高さとの平均値を引き、さらに前記レールの基部の厚さを引くことにより、前記レールと前記敷設面との間の隙間を算出することを、特徴とする。
本発明に係るレール下隙間測定方法は、本発明に係るレール下隙間測定装置により好適に実施される。本発明に係るレール下隙間測定装置は、レール上を走行する軌道用車両に取り付けられ、軌道用車両でレール上を走行しながら測定を行うことができる。同時に測定された第1測定手段、第2測定手段および第3測定手段の測定値を使用するため、所定の位置でのレールと敷設面との間の隙間を算出することができる。軌道用車両でレール上を走行しながら、所定の距離間隔で隙間を測定することにより、手作業で隙間測定を行う場合に比べて、容易かつ短時間で効率的にレールと敷設面との隙間を測定することができる。また、制御解析手段としてコンピュータを使用することにより、作業者の労力を要することなく、自動で測定や解析を進めることができる。
第1測定手段の測定値に基づいて求めた、レールの一方側の基部上面から第1測定手段までの第1高さをL1、第2測定手段の測定値に基づいて求めた、レールの他方側の基部上面から第2測定手段までの第2高さをL2、第3測定手段の測定値をL3、レールの基部の厚さをLTとすると、レールと敷設面との間の隙間Lは、
L=L3−(L1+L2)/2−LT
の式により、正確に求めることができる。第1高さと第2高さとの平均値を求めることにより、レールの幅方向の中心位置での隙間を求めることができる。なお、第1測定手段、第2測定手段および第3測定手段は、非接触で対象までの距離を測定可能なレーザーセンサなどのセンサから成ることが好ましい。
本発明に係るレール下隙間測定装置は、前記軌道用車両の走行時に、前記レールを前記敷設面に締結するための締結部材を検出するトリガー検出手段を有し、前記制御解析手段は、前記トリガー検出手段で前記締結部材を検出したとき、前記レールと前記敷設面との間の隙間の計算値を取得することが好ましい。この場合、締結部材の位置で、レールと敷設面との隙間を測定することができる。トリガー検出手段は、例えば、非接触で対象までの距離を測定可能なレーザーセンサなどのセンサから成り、測定距離の変化に基づいて締結部材を検出するようになっていてもよい。
また、本発明に係るレール下隙間測定装置は、前記軌道用車両の走行時に、前記敷設面の継目を検出する継目検出手段を有し、前記制御解析手段は、前記継目検出手段で前記継目を検出したとき、前記レールと前記敷設面との間の隙間の計算値を取得しないよう制御可能であることが好ましい。この場合、トリガー検出手段が敷設面の継目を締結部材と誤って検出したときでも、敷設面の継目の位置で、レールと敷設面との隙間を測定しないようにすることができる。これにより、常に締結部材の位置でのみ、レールと敷設面との隙間を測定することができる。継目検出手段により検出された敷設面の継目を数えることにより、隙間を測定したスラブ等を容易に特定することができ、隙間の測定位置を正確に把握することできる。継目検出手段は、例えば、非接触で対象までの距離を測定可能なレーザーセンサなどのセンサから成り、測定距離の変化に基づいて敷設面の継目を検出するようになっていてもよい。
本発明によれば、容易かつ効率的にレールと敷設面との隙間を測定することができるレール下隙間測定装置およびレール下隙間測定方法を提供することができる。
本発明の実施の形態のレール下隙間測定装置の使用状態を示す平面図である。 図1に示すレール下隙間測定装置の使用状態を示す側面図である。 本発明の実施の形態のレール下隙間測定装置の測定部を示す背面図である。 本発明の実施の形態のレール下隙間測定装置の全体構成を示すブロック図である。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態について説明する。
図1乃至図4は、本発明の実施の形態のレール下隙間測定装置およびレール下隙間測定方法を示している。
図1乃至図4に示すように、レール下隙間測定装置10は、1対のレール1の上を走行する軌道用車両2に取り付けて使用され、測定部11と制御解析手段12とを有している。各レール1は、細長い板状の基部1aを有し、断面が逆T字状をなしている。レール1は、代表的には新幹線の軌道レールである。
図1および図2に示すように、軌道用車両2は、車台2aと1対のシャフト2bと4つの車輪2cと連結具2dとを有している。車台2aは、鋼材で矩形の枠状に形成されている。各シャフト2bは、車台2aの下面の前部および後部に取り付けられている。各シャフト2bは、両端に、互いに独立して回転するよう車輪2cを取付可能になっている。各車輪2cは、互いに独立して回転可能に、各シャフト2bの両端に1つずつ取り付けられている。各車輪2cは、軌道用車両2の1対の前輪および1対の後輪を構成しており、各レール1の上を走行可能に設けられている。連結具2dは、牽引用の車両に連結可能に、車台2aの前方中央に設けられている。なお、軌道用車両2は、カーブ走行中に蛇行したりレール1から浮き上がったりしないよう、車台2aの四隅に10kg程度の砂袋2eを載せていてもよい。
図1乃至図3に示すように、測定部11は、それぞれ1対の取付部材21と第1測定手段22と第2測定手段23と第3測定手段24と継目検出手段25とトリガー検出手段26とを有している。各取付部材21は、それぞれ車台2aの両側の前輪と後輪との間に、レール1の外側に向かって突出して取り付けられている。各取付部材21は、対応するレール1を横切るよう、レール1の内側から外側に向かって伸びたアーム21aと、アーム21aの周囲を枠状に取り囲むよう設けられたセンサーガード21bとを有している。
第1測定手段22、第2測定手段23、第3測定手段24、継目検出手段25およびトリガー検出手段26は、非接触で対象までの距離を測定可能なレーザーセンサ(オムロン株式会社製「ZS-LD450」)から成り、アーム21aに取り付けられている。第1測定手段22は、レール1より内側に配置され、レール1の伸長方向に対して垂直な面内で、レール1の内側の基部1aの上面に向かってレーザー光を照射可能になっている。これにより、第1測定手段22は、レール1の伸長方向に対して垂直な面内での、レール1の内側の基部1aの上面までの距離を測定するようになっている。
第2測定手段23は、レール1の敷設面3から第1測定手段22と同じ高さで、レール1に対して第1測定手段22と対称の位置になるよう、レール1より外側に配置されている。第2測定手段23は、レール1の伸長方向に対して垂直な面内で、レール1の外側の基部1aの上面に向かってレーザー光を照射可能になっている。これにより、第2測定手段23は、レール1の伸長方向に対して垂直な面内での、レール1の外側の基部1aの上面までの距離を測定するようになっている。
第3測定手段24は、レール1の敷設面3から第1測定手段22および第2測定手段23と同じ高さで、レール1より内側に配置されている。第3測定手段24は、レール1の伸長方向に対して垂直な面内で、レール1の敷設面3に向かって垂直にレーザー光を照射可能になっている。これにより、第3測定手段24は、レール1の敷設面3からの高さを測定するようになっている。また、第3測定手段24は、軌道用車両2の走行時に、測定高さの変化に基づいて、レール1の敷設面3の継目も検出可能になっている。
継目検出手段25は、第1測定手段22、第2測定手段23および第3測定手段24とほぼ同じ高さで、レール1の内側に配置されている。継目検出手段25は、レール1の伸長方向に対して垂直な面内で、下方に向かってレーザー光を照射して距離を測定可能になっている。これにより、継目検出手段25は、軌道用車両2の走行時に、測定距離の変化に基づいて、レール1の敷設面3の継目を検出するようになっている。
トリガー検出手段26は、第1測定手段22、第2測定手段23および第3測定手段24よりも低い位置で、一方の取付部材21ではレール1の内側に、他方の取付部材21ではレール1の外側に配置されている。トリガー検出手段26は、レール1の伸長方向に対して垂直な面内で、下方に向かってレーザー光を照射して距離を測定可能になっている。これにより、トリガー検出手段26は、軌道用車両2の走行時に、測定距離の変化に基づいて、レール1を敷設面3に締結するための締結部材4を検出するようになっている。なお、トリガー検出手段26は、締結部材4の種類によってその設置位置が異なるため、締結部材4の種類に応じてアーム21aへの取付位置を調整可能になっている。
図1および図2に示すように、制御解析手段12は、走行時の振動を抑制するため、防振部材27を介して車台2aの中央に取り付けられている。図4に示すように、制御解析手段12は、5つのセンサコントローラ28a,28b,28c,28d,28eとマルチコントローラ29とシーケンサ30と高速AD変換器31と電源32とコンピュータ33とを有している。
各センサコントローラ28a,28b,28c,28d,28eは、それぞれ第1測定手段22、第2測定手段23、第3測定手段24、継目検出手段25およびトリガー検出手段26に接続されて、それぞれの測定値を入力可能になっている。センサコントローラ28aは、第1測定手段22の測定値から、レール1の内側の基部1aの上面から第1測定手段22までの第1高さを求めるようになっている。センサコントローラ28bは、第2測定手段23の測定値から、レール1の外側の基部1aの上面から第2測定手段23までの第2高さを求めるようになっている。センサコントローラ28cは、第3測定手段24の測定値を出力するようになっている。また、センサコントローラ28cは、第3測定手段24の測定値からレール1の敷設面3の継目を検出し、第1継目検出信号を出力するようになっている。センサコントローラ28dは、継目検出手段25の測定値を出力するようになっている。また、センサコントローラ28dは、継目検出手段25の測定値から、レール1の敷設面3の継目を検出し、第2継目検出信号を出力するようになっている。センサコントローラ28eは、トリガー検出手段26の測定値から、締結部材4を検出し、トリガー信号を出力するようになっている。
マルチコントローラ29は、センサコントローラ28a,28b,28cに接続され、第1高さ、第2高さおよび第3測定手段24の測定値を入力可能になっている。マルチコントローラ29は、第3測定手段24の測定値から、第1高さと第2高さとの平均値を引き、さらにあらかじめ入力された既知のレール1の基部1aの厚さを引くことにより、レール1と敷設面3との間の隙間を算出するようになっている。すなわち、第1高さをL1、第2高さをL2、第3測定手段24の測定値をL3、レール1の基部1aの厚さをLTとすると、レール1と敷設面3との間の隙間Lを、
L=L3−(L1+L2)/2−LT
の式により算出するようになっている。なお、レール1の基部1aの厚さは、第1測定手段22および第2測定手段23により測定されるレール1の基部1aの上面の測定点での基部1aの厚みである。
シーケンサ30は、センサコントローラ28c,28d,28eに接続され、第1継目検出信号、第2継目検出信号およびトリガー信号を入力可能になっている。シーケンサ30は、トリガー信号が入力されたとき、データ取得指令を出力するようになっている。ただし、シーケンサ30は、トリガー信号と同時に、第1継目検出信号および第2継目検出信号が入力されたとき、データ取得指令を出力しないようになっている。
高速AD変換器31は、センサコントローラ28d、マルチコントローラ29およびシーケンサ30に接続され、継目検出手段25の測定値、算出されたレール1と敷設面3との間の隙間の計算値、およびデータ取得指令を入力可能になっている。高速AD変換器31は、データ取得指令が入力されたとき、レール1と敷設面3との間の隙間の計算値をAD変換するようになっている。また、高速AD変換器31は、継目検出手段25の測定値を連続的にAD変換するようになっている。
電源32は、AC100Vで発電する発電機32aと、発電機32aで発電された電力を、DC12Vに変換するパワーサプライ32bとを有している。電源32は、パワーサプライ32bで変換されたDC12Vの電力を、第1測定手段22、第2測定手段23、第3測定手段24、継目検出手段25およびトリガー検出手段26に供給可能になっている。
コンピュータ33は、ノートパソコンから成り、高速AD変換器31に接続されている。コンピュータ33は、高速AD変換器31によりデジタルデータに変換された、レール1と敷設面3との間の隙間の計算値、および継目検出手段25の測定値を入力し、これらのデータの保存や各種のデータ解析を行うようになっている。
本発明の実施の形態のレール下隙間測定方法は、レール下隙間測定装置10により好適に実施される。レール下隙間測定装置10は、軌道用車両2でレール1上を走行しながら測定を行うことができる。レール下隙間測定装置10は、レール1を走行中、第1測定手段22、第2測定手段23、第3測定手段24、継目検出手段25およびトリガー検出手段26により連続的に測定を行い、マルチコントローラ29により、レール1と敷設面3との間の隙間を連続的に算出する。
トリガー検出手段26が締結部材4を検出したとき、算出されたレール1と敷設面3との間の隙間の計算値をコンピュータ33に入力する。これにより、締結部材4の位置で、レール1と敷設面3との隙間を測定することができる。ただし、第3測定手段24および継目検出手段25がスラブ等の敷設面3の継目を検出したときには、レール1と敷設面3との間の隙間の計算値をコンピュータ33に入力しないようになっている。これにより、トリガー検出手段26が敷設面3の継目を締結部材4と誤って検出したときでも、敷設面3の継目の位置で、レール1と敷設面3との隙間を測定しないようにすることができる。これにより、レール下隙間測定装置10は、常に締結部材4の位置でのみ、レール1と敷設面3との隙間を測定することができる。
レール下隙間測定装置10および本発明の実施の形態のレール下隙間測定方法は、トリガー検出手段26で締結部材4を検出したときに、同時に測定された第1測定手段22、第2測定手段23および第3測定手段24の測定値を使用するため、締結部材4の位置でのレール1と敷設面3との間の隙間を正確に算出することができる。軌道用車両2でレール1上を走行しながら測定を行うため、手作業で隙間測定を行う場合に比べて、容易かつ短時間で効率的にレール1と敷設面3との隙間を測定することができる。また、制御解析手段12でコンピュータ33などを使用するため、作業者の労力を要することなく、自動で測定や解析を進めることができる。
レール下隙間測定装置10は、コンピュータ33に入力された継目検出手段25の測定値と、レール1と敷設面3との間の隙間の計算値とを対応させることにより、隙間を測定したスラブ等を容易に特定することができ、隙間の測定位置を正確に把握することできる。
1 レール
1a 基部
2 軌道用車両
2a 車台
2b シャフト
2c 車輪
2d 連結具
3 敷設面
4 締結部材
10 レール下隙間測定装置
11 測定部
12 制御解析手段
21 取付部材
21a アーム
21b センサーガード
22 第1測定手段
23 第2測定手段
24 第3測定手段
25 継目検出手段
26 トリガー検出手段
27 防振部材
28a,28b,28c,28d,28e センサコントローラ
29 マルチコントローラ
30 シーケンサ
31 高速AD変換器
32 電源
32a 発電機
32b パワーサプライ
33 コンピュータ

Claims (4)

  1. 基部を有するレール上を走行する軌道用車両に取り付けて使用されるレール下隙間測定装置であって、
    前記レールの伸長方向に対して垂直な面内での、前記レールの一方側の基部上面までの距離を測定する第1測定手段と、
    前記レールの敷設面から前記第1測定手段と同じ高さで、前記レールに対して前記第1測定手段と対称の位置に設けられ、前記レールの伸長方向に対して垂直な面内での、前記レールの他方側の基部上面までの距離を測定する第2測定手段と、
    前記敷設面から前記第1測定手段と同じ高さの位置に設けられ、前記敷設面からの高さを測定する第3測定手段と、
    同時に測定された前記第1測定手段、前記第2測定手段および前記第3測定手段の測定値を取得し、前記第1測定手段の測定値に基づいて前記レールの一方側の基部上面から前記第1測定手段までの第1高さを求め、前記第2測定手段の測定値に基づいて前記レールの他方側の基部上面から前記第2測定手段までの第2高さを求め、前記第3測定手段の測定値から、前記第1高さと前記第2高さとの平均値を引き、さらに前記レールの基部の厚さを引くことにより、前記レールと前記敷設面との間の隙間を算出するよう設けられた制御解析手段とを、
    有することを特徴とするレール下隙間測定装置。
  2. 前記軌道用車両の走行時に、前記レールを前記敷設面に締結するための締結部材を検出するトリガー検出手段を有し、
    前記制御解析手段は、前記トリガー検出手段で前記締結部材を検出したとき、前記レールと前記敷設面との間の隙間の計算値を取得することを、
    特徴とする請求項1記載のレール下隙間測定装置。
  3. 前記軌道用車両の走行時に、前記敷設面の継目を検出する継目検出手段を有し、
    前記制御解析手段は、前記継目検出手段で前記継目を検出したとき、前記レールと前記敷設面との間の隙間の計算値を取得しないよう制御可能であることを、
    特徴とする請求項2記載のレール下隙間測定装置。
  4. 前記レールの伸長方向に対して垂直な面内での、前記レールの一方側の基部上面までの距離を測定する第1測定手段と、前記レールの敷設面から前記第1測定手段と同じ高さで、前記レールに対して前記第1測定手段と対称の位置に設けられ、前記レールの伸長方向に対して垂直な面内での、前記レールの他方側の基部上面までの距離を測定する第2測定手段と、前記敷設面から前記第1測定手段と同じ高さの位置に設けられ、前記敷設面からの高さを測定する第3測定手段とを有し、
    前記第1測定手段、前記第2測定手段および前記第3測定手段により同時に測定を行い、同時に測定された前記第1測定手段、前記第2測定手段および前記第3測定手段の測定値を取得して、前記第1測定手段の測定値に基づいて前記レールの一方側の基部上面から前記第1測定手段までの第1高さを求め、前記第2測定手段の測定値に基づいて前記レールの他方側の基部上面から前記第2測定手段までの第2高さを求め、前記第3測定手段の測定値から、前記第1高さと前記第2高さとの平均値を引き、さらに前記レールの基部の厚さを引くことにより、前記レールと前記敷設面との間の隙間を算出することを、
    特徴とするレール下隙間測定方法。



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