JP2011016469A - Door weather strip - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、自動車のドアサッシュに沿って取付けられ、ドアの閉時にはボディパネルのドア開口周縁部に弾接して車内外をシールするドアウェザーストリップに関するものである。 The present invention relates to a door weather strip that is attached along a door sash of an automobile and seals the inside and outside of the vehicle by elastically contacting a door opening peripheral edge of a body panel when the door is closed.
図8及び図9に示すように、自動車のフロントドア1及びリヤドア2のドアサッシュ3,4の周縁に沿って、ドア1,2の閉時にボディとの隙間をシールするドアウェザーストリップ5,6が取付けられている。ドアウェザーストリップ5,6は、それぞれ、主として直線部分に使用される押出成形部とコーナー部に使用される型成形部(図9では型成形部を斜線で示した)とが接続されたものである。
As shown in FIGS. 8 and 9, the
フロントドア1のルーフ側直線部において押出成形されたドアウェザーストリップ5は、図10(図9のA−A線拡大断面図)に示すように、ドアサッシュ3に取付けられたリテーナRに嵌合される基底部11と、基底部11の車内側と車外側にそれぞれ一体成形され、ドア閉時にボディパネル8のドア開口周縁部の車内側と車外側に弾接する中空状のメインシール部12とリップ状のサブシール部13を備えている。また、サブシール部13の付け根の車外側にはヘミング結合されたドアサッシュ3の端部に弾接するリップ部14が設けられている。
そして、基底部11には凹部11aが設けられ、凹部11aにはハイソフトスポンジ材15が設けられ、基底部11とドアサッシュ3(ここではリテーナR)との間をシールして車内側に水が浸入することを防止している。
なお、ここでは基底部11はリテーナRに取付けられているが、リテーナRを設けることなく、ドアサッシュ5にクリップや両面テープを介して直接、取付けられるものも知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
The
The
Here, the
また、フロントドア1のロアー側直線部において押出成形されたドアウェザーストリップ5は、図11(図9のB−B線拡大断面図)に示すように、ドアサッシュ3にクリップ16を介して取付けられた基底部11と、基底部11に一体成形され、ドア閉時にボディパネル8のドア開口周縁部に弾接する中空状のメインシール部12とを備えている。なお、ロアー側では、図10に示したような、サブシール部13は消失している。
Further, the
さらに、フロントドア1の後方上部コーナー部において型成形されたドアウェザーストリップ5は、図12及び図13(図12のC−C線拡大断面図)に示すように、ドアサッシュ3に沿って取付けられた基底部11と、基底部11に一体成形され、ドア閉時にボディパネル8のドア開口周縁部に弾接する中空状のメインシール部12と、ドアサッシュ3に弾接するリップ部14と、メインシール部12とリップ部14の間から外周に延びクリップ17を介してドアサッシュ3に取付けられるヒレ片18とを備えている。図12においては、それに記載した2つの白黒三角印の黒側を型成形部,白側を押出成形部としている。
そして、型成形された基底部11にはエプトシーラー19が設けられ、基底部11とドアサッシュ3との間をシールして車内側に水が浸入することを防止している。型成形部では、押出成形部と異なりハイソフトスポンジ材15のようにドアウェザーストリップ5の成形と同時に押出成形することができないため、エプトシーラー19は、型成形された基底部11に仕上げ加工によって接着して設定される。
なお、押出成形されたドアウェザーストリップ5の基底部11,メインシール部12及びリップ部14は、型成形されたドアウェザーストリップ5の基底部11,メインシール部12及びリップ部14に連設されてなる。
リヤドア2に取付けられたドアウェザーストリップ6もフロントドア1に取付けられたドアウェザーストリップ5と同様の構成である。
Furthermore, the
The molded
The
The
しかしながら、エプトシーラー19を、型成形された基底部11に仕上げ加工によって設定する作業は煩雑で時間がかかるといった問題や、接着が不十分であるとシール機能が低下し、さらにエプトシーラー19がドアウェザーストリップ5から剥がれるといったおそれもある。
また、押出成形された基底部11においてもハイソフトスポンジ材15を使用するとコスト高になるといった問題もある。
However, the work of setting the
In addition, there is a problem that the cost becomes high when the high
そこで、本発明の目的とするところは、特にエプトシーラーやハイソフトスポンジ材などのシール材を設けることなく、直接、基底部の形状に工夫を施すことによりシール機能を向上させるドアウェザーストリップを提供することにある。 Accordingly, an object of the present invention is to provide a door weather strip that improves the sealing function by directly devising the shape of the base portion without providing a sealing material such as an ept sealer or a high soft sponge material. There is.
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に記載のドアウェザーストリップは、自動車のドアサッシュ(3,4)に沿って取付けられる基底部(11)と、前記基底部(11)に一体成形され、ドア(1,2)閉時にボディパネル(8)のドア開口周縁部に弾接する中空状のメインシール部(12)を備えるドアウェザーストリップ(5,6)であって、
前記基底部(11)の取付前状態において、前記基底部(11)が相対向する前記ドアサッシュ(3,4)側に向けて突出し、前記基底部(11)の取付後状態では前記ドアサッシュ(3,4)に弾接して撓み前記基底部(11)と略同じ高さになる中空シール部(20)を前記基底部(11)の一部に設けたことを特徴とする。
In order to achieve the above object, a door weather strip according to
In the state before the base portion (11) is attached, the base portion (11) protrudes toward the facing door sash (3, 4), and in the state after the base portion (11) is attached, the door sash A hollow seal portion (20) which is elastically contacted with (3, 4) and bends to have the same height as the base portion (11) is provided in a part of the base portion (11).
また、請求項2に係る発明は、前記請求項1に記載のドアウェザーストリップ(5,6)は、前記ドア(1,2)のコーナー部において型成形されてなるものであることを特徴とする。
The invention according to
さらに、請求項3に係る発明は、前記中空シール部(20)は前記メインシール部(12)に一体的に連結され、両者間に仕切りを形成しないことを特徴とする。
Furthermore, the invention according to
また、請求項4に係る発明は、前記中空シール部(20)にノッチ(21)又は、前記中空シール部(20)の他の部位よりも肉厚の薄い薄肉部を形成したことを特徴とする。
The invention according to
また、請求項5に係る発明は、前記中空シール部(20)の、前記基底部(11)からから延長する方向に設けられた側壁(23)の肉厚(T)を、前記基底部(11)の肉厚(S)よりも薄くしたことを特徴とする。
Moreover, the invention which concerns on
なお、括弧内の記号は、図面および後述する発明を実施するための最良の形態に記載された対応要素または対応事項を示す。 Symbols in parentheses indicate corresponding elements or corresponding matters described in the drawings and the best mode for carrying out the invention described later.
本発明によれば、自動車のドアサッシュに沿って取付けられる基底部と、ドア閉時にボディパネルのドア開口周縁部に弾接する中空状のメインシール部を備えるドアウェザーストリップで、中空シール部を基底部の一部に設け、その中空シール部を、基底部の取付前状態においてドアサッシュ側に向けて突出させ、取付後状態ではドアサッシュに弾接して撓み基底部と略同じ高さになるようにしたので、基底部とドアサッシュとの間から水が車内側に浸入することが防止される。 According to the present invention, a door weatherstrip having a base portion that is attached along a door sash of an automobile and a hollow main seal portion that elastically contacts a door opening peripheral portion of the body panel when the door is closed, the hollow seal portion being a base. The hollow seal part is provided in a part of the part, and protrudes toward the door sash side in the state before the base part is attached, and is elastically contacted with the door sash in the state after the base part so as to be bent at substantially the same height as the base part. Therefore, it is possible to prevent water from entering the inside of the vehicle from between the base portion and the door sash.
また本発明は、特にエプトシーラーやハイソフトスポンジ材などのシール材を設けることなく、直接、基底部に中空シール部を設けるようにしてその形状に工夫を施すことによりシール機能を向上させるようにしたので、コストの低廉が図れるとともに製造も容易である。 In addition, the present invention improves the sealing function by devising the shape by providing a hollow seal portion directly on the base portion without providing a seal material such as an ept sealer or a high soft sponge material. Therefore, the cost can be reduced and the manufacture is easy.
また、中空シール部を基底部の一部に設けるドアウェザーストリップは、押出成形されたものでもコーナー部などにおいて型成形されたものでもよいので、ドアウェザーストリップの全域においてシール機能を向上させることができる。
型成形の場合、中空シール部はメインシール部に一体的に連結され、両者間に仕切りは形成されないので型成形用の芯材を確実に納めることができ、成形に問題はない。
Further, the door weather strip provided with the hollow seal portion at a part of the base portion may be extruded or molded at the corner portion, etc., so that the sealing function can be improved in the entire area of the door weather strip. it can.
In the case of molding, the hollow seal portion is integrally connected to the main seal portion, and no partition is formed between the two, so that the core material for molding can be securely stored, and there is no problem in molding.
また本発明によれば、中空シール部にノッチや薄肉部を形成したり、あるいは、中空シール部の肉厚を基底部の肉厚よりも薄くしたので、中空シール部は一層、撓み易く、シール性に優れる。 Further, according to the present invention, the notch or the thin part is formed in the hollow seal part, or the thickness of the hollow seal part is made thinner than the thickness of the base part. Excellent in properties.
図1乃至図9を参照して、本発明の実施形態に係るドアウェザーストリップ5,6について説明する。なお、従来例で示したものと同一部分には同一符号を付した。 With reference to FIG. 1 thru | or FIG. 9, the door weather strips 5 and 6 which concern on embodiment of this invention are demonstrated. In addition, the same code | symbol was attached | subjected to the same part as what was shown in the prior art example.
本発明の実施形態に係るドアウェザーストリップ5,6は、図8及び図9に示すように、自動車のフロントドア1及びリヤドア2のドアサッシュ3,4の周縁に沿って取付けられ、ドア1,2の閉時にボディとの隙間をシールするもので、主として直線部分に使用される押出成形部とコーナー部に使用される型成形部(図9では型成形部を斜線で示した)とが接続されてなる。
As shown in FIGS. 8 and 9, the door weather strips 5 and 6 according to the embodiment of the present invention are attached along the peripheral edges of the
フロントドア1のルーフ側直線部において押出成形されたドアウェザーストリップ5は、図1に示すように、ドアサッシュ3に取付けられたリテーナRに嵌合される基底部11と、基底部11の車内側と車外側にそれぞれ一体成形され、ドア閉時にボディパネル8のドア開口周縁部の車内側と車外側に弾接する中空状のメインシール部12とリップ状のサブシール部13を備えている。また、サブシール部13の付け根の車外側にはヘミング結合されたドアサッシュ3の端部に弾接するリップ部14が設けられている。
そして、基底部11の車外側には中空シール部20が設けられている。
As shown in FIG. 1, the
A
中空シール部20は、基底部11をドアサッシュ3に取付ける前の状態では、図1に示すように、基底部11が相対向するドアサッシュ3側(図1では下側)に向けて突出している。すなわち、基底部11はドアサッシュ3に対して略平行であり、該基底部11の車外側に延長する方向に設けられた側壁23はドアサッシュ3方向に山形に突出している。そして、中空シール部20は、基底部11をドアサッシュ3に取付けた後の状態では、図3に示すように、ドアサッシュ3に弾接して撓み基底部11と略同じ高さ、すなわち基底部11と略面一の状態で、基底部11とともに、ドアサッシュ3に取付けられたリテーナRに嵌合される。
In a state before the
また、中空シール部20を構成する中空壁のドアサッシュ3と接触する部位、すなわち、基底部11の延長方向の側壁23の中空側には3つのノッチ21が形成され、さらに側壁23は、中空シール部20のノッチ21が形成されていない他の部位よりも肉厚を薄くして、ドアウェザーストリップ5をドアサッシュ3に取付けたときに中空シール部20が容易に撓むようにしている。
すなわち、基底部11からドアサッシュ3側に向けて突出した、中空シール部20を構成する側壁23の部位の肉厚Tを、基底部11の肉厚Sよりも薄くして、中空シール部20が一層、撓み易いようにしている。
さらに、中空シール部20のドアサッシュ3側には突起部22を設けて、取付時にはその突起部22からドアサッシュ3に当接させることによりシール性を安定させている。
In addition, three
That is, the thickness T of the portion of the
Further, a projecting
このように中空シール部20を設けることによって、基底部11とリテーナRとの間から水が車内側に浸入することが防止される。
Providing the
また、フロントドア1のロアー側直線部において押出成形されたドアウェザーストリップ5は、図2及び図4に示すように、ドアサッシュ3にクリップ16を介して取付けられた基底部11と、基底部11に一体成形され、ドア閉時にボディパネル8のドア開口周縁部に弾接する中空状のメインシール部12とを備えている。なお、ロアー側では、図1に示したような、サブシール部13は消失している。
そして、フロントドア1のロアー側直線部において押出成形されたドアウェザーストリップ5の基底部11の車外側には、フロントドア1のルーフ側直線部と同様に、内側に3つのノッチ21が形成された中空シール部20が設けられている。
Further, the
Then, three
この中空シール部20は、基底部11をドアサッシュ3に取付ける前の状態では、図2に示すように、基底部11が相対向するドアサッシュ3側(図2では左側)に向けて側壁23が、図1,図3のように突出し、基底部11をドアサッシュ3に取付けた後の状態では、図4に示すように、ドアサッシュ3に側壁23が弾接して撓み基底部11と略同じ高さ、すなわち基底部11と略面一の状態で、基底部11とともに、クリップ16を介してドアサッシュ3に取付けられている。また、ルーフ側と同様に、基底部11からドアサッシュ3側に向けて突出した、中空シール部20を構成する側壁23の部位の肉厚Tは、基底部11の肉厚Sよりも薄くしている。さらに、中空シール部20のドアサッシュ3側には突起部22を設けている。
このように中空シール部20を設けることによって、基底部11とドアサッシュ3との間から水が車内側に浸入することが防止される。
In the state before the
By providing the
さらに、フロントドア1の後方上部コーナー部において型成形されたドアウェザーストリップ5は、図5,図6(図5のD−D線拡大断面図),図7に示すように、ドアサッシュ3に沿って取付けられた基底部11と、基底部11に一体成形され、ドア閉時にボディパネル8のドア開口周縁部に弾接する中空状のメインシール部12と、ドアサッシュ3に弾接するリップ部14と、メインシール部12とリップ部14の間から外周に延びクリップ17を介してドアサッシュ3に取付けられるヒレ片18とを備えている。図5においては、それに記載した2つの白黒三角印の黒側を型成形部,白側を押出成形部としている。
そして、型成形された基底部11の車外側には中空シール部20が設けられている。
Furthermore, the
A
この型成形された基底部11の車外側に設けられた中空シール部20は、メインシール部12に一体的に連結され、両者間には型成形用の芯材を入れるための空間を連設され、よって両者間に仕切りは形成されていない。また、型成形された中空シール部20では、基底部11をドアサッシュ3に取付ける前の状態では、図6に示すように、基底部11が相対向するドアサッシュ3側(図6では左斜め下側)に向けて側壁23が図1,図3のように突出し、基底部11をドアサッシュ3に取付けた後の状態では、図7に示すように、ドアサッシュ3に側壁23が弾接して撓み基底部11と略同じ高さ、すなわち基底部11と略面一の状態でドアサッシュ3に取付けられている。また、ルーフ側と同様に、基底部11からドアサッシュ3側に向けて突出した、中空シール部20を構成する側壁23の部位の肉厚Tは、基底部11の肉厚Sよりも薄くしている。さらに、中空シール部20のドアサッシュ3側には突起部22を設けている。
このように中空シール部20を設けることによって、型成形部であってもエプトシーラーを使用することなく、基底部11とドアサッシュ3との間から水が車内側に浸入することが防止される。
The
By providing the
以上のように本実施形態のドアウェザーストリップ5によれば、特にエプトシーラーやハイソフトスポンジ材などのシール材を設けることなく、押出成形部に加えて型成形部においても、直接、基底部11に中空シール部20を設けるようにしてその形状に工夫を施すことによりシール機能を向上させることができる。
As described above, according to the
なお、本実施形態ではフロントドア1のドアサッシュ3の周縁に沿って取付けられ、ドア1の閉時にボディとの隙間をシールするドアウェザーストリップ5について説明したが、リヤドア2のドアサッシュ4の周縁に沿って取付けられ、ドア2の閉時にボディとの隙間をシールするドアウェザーストリップ6についても同様に適用されるもので、ドアウェザーストリップ6の基底部11にも中空シール部20が設けられている。
In this embodiment, the
また、本実施形態では、フロントドア1のルーフ側直線部において押出成形されたドアウェザーストリップ5は、図3に示すように、ドアサッシュ3に取付けられたリテーナRに嵌合されるようにしたが、クリップや両面テープなどでドアサッシュ3に取付けるようにしてもよい。
In the present embodiment, the
1 フロントドア
2 リヤドア
3 ドアサッシュ
4 ドアサッシュ
5 ドアウェザーストリップ
6 ドアウェザーストリップ
8 ボディパネル
11 基底部
11a 凹部
12 メインシール部
13 サブシール部
14 リップ部
15 ハイソフトスポンジ材
16 クリップ
17 クリップ
18 ヒレ片
19 エプトシーラー
20 中空シール部
21 ノッチ
22 突起部
23 側壁
R リテーナ
DESCRIPTION OF
Claims (5)
前記基底部の取付前状態において、前記基底部が相対向する前記ドアサッシュ側に向けて突出し、前記基底部の取付後状態では前記ドアサッシュに弾接して撓み前記基底部と略同じ高さになる中空シール部を前記基底部の一部に設けたことを特徴とするドアウェザーストリップ。 A door weatherstrip comprising a base attached along a door sash of an automobile, and a hollow main seal part formed integrally with the base and elastically contacting the door opening periphery of the body panel when the door is closed,
In the state before the base portion is attached, the base portion projects toward the door sash opposite to each other, and in the state after the base portion is attached, the base portion is elastically contacted with the door sash and is bent to approximately the same height as the base portion. A door weather strip characterized in that a hollow seal portion is provided in a part of the base portion.
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