JP2011015404A - 通信用のモバイルトランシーバ装置及び基地局トランシーバ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 アップリンクの干渉緩和のコンセプトを改善する。
【解決手段】 モバイルトランシーバ装置(100)は、基地局トランシーバ(200)との間で無線信号の通信を行う。このモバイルトランシーバ装置(100)は、別の基地局トランシーバ(300)から情報信号を情報信号強度とともに受信する受信機モジュール(110)と、ある送信電力を用いて送信無線信号を前記基地局トランシーバ(200)へ送信する送信機モジュール(120)であって、前記送信電力が前記別の基地局トランシーバ(300)から受信した情報信号強度に依存している、送信機モジュール(120)とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、セルラモバイル通信ネットワークなどの無線ネットワークにおける干渉緩和の分野に関する。
近年、電力の制御によりTDD(Time Division Duplex:時分割複信)ネットワーク内の干渉の緩和又は回避の分野において多くの研究が行われている。非特許文献1及び2を参照されたい。しかし、LTE−A(Long Term Evolution - Advanced)への関心が高まるにつれて、TDDシステムはOFDMA(直交周波数分割多元接続)の採用へ移行しつつある。
LTE−Aは、アップリンク及びダウンリンクが異なる周波数帯域で分離されているFDD(Frequency Division Duplex:周波数分割複信)モードでも動作するため、FDDへ適用できる干渉回避のスキームを考える必要がある。TDDモードとは異なり、FDDは周波数選択性フェージングに関してチャネル相反性(channel reciprocity)を欠いており、TDDシステムで使用する干渉緩和手法は、FDDに適用できないか、あるいは適切に動作させるためには修正しなければならない。
UL(アップリンク)干渉は、将来のシステムにおいて大きな関心のある分野である。セルサイズが縮小するにつれて、ULにおける干渉量は増加する。従来のセルラシステムにおいて、理想的には、UL干渉は対象のセル(cell of interest)以外のセルからのみ発生する。しかしながら、フェムトセルのコンセプト(非特許文献3〜7参照)の進展とともに、これはもはやあてはまらなくなっている。
フェムトセルの進展に伴い、UL干渉は対象のマクロセルからも生じる。これは、フェムトセルは協調的ではない方式でマクロセル内に存在するからである。このようなシステムの容量を最大化することは、BS(基地局)で生じるUL干渉を削減することに大きく依存する。本明細書ではこれを扱う。
TDDシステムにおける干渉許容シグナリングに対するこれまでの1つの提案についてここで考える。非特許文献8を参照されたい。進行中のリンクの場合、許容できる最大の干渉は、そのリンクの信号対干渉プラス雑音比(SINR:signal-to-interference-plus-noise ratio)の要件に基づいて定められる。全ての潜在的な干渉者(interferer)は自己の送信電力を調節して、このレベルを超えないように試みる。これにより、BSの回りに「送信領域(transmission region)」が確立される。干渉電力が低くなれば、それだけ送信領域は大きくなる。
図12a及び図12bは、干渉軽減が必要(critical)なネットワーク状況の一例を示している。左側の図12aには、2つの基地局B1及びB2が存在している。さらに、2つの移動局M1及びM2が存在している。M1は能動的にB2と通信しており、これをM1からB2への実線の矢印によって示している。通信中、M1はB1が受信する干渉を作り出す。この干渉に起因して、M2はB1への接続を確立することができない。M1は、M2のアップリンク(UL)送信と干渉する。図12aによれば、M1とB2との間の同時かつ大きく干渉するアップリンク送信のために、B1とM2との間のアップリンク通信を行うことができないことが分かる。
図12bも、同じ状況を示しているものの、B2により実行又は制御されるSINR調整により、M1が自己の送信電力を減少させた後の状況を示している。M1が送信電力を減少させた後には、M2とB1との間の送信を包含するように送信領域が拡大する。言い換えれば、干渉者は送信電力を調節して、弱い(vulnerable)送信を可能とする。許容干渉レベルを調節することによって、図12a及び図12bにおいてそれぞれのセル又は基地局の中心にある灰色の円で示される可聴距離(hearability distance)のサイズを変更することができる。図12a及び図12bによれば、干渉が小さくなると可聴距離が増加し、その逆もまた真であることが分かる。
図13は、可聴距離を示すグラフである。図13は基地局の周りの可聴距離を示している。可聴距離は干渉電力に反比例する。
しかし、上述した従来のコンセプトは、SINR調節に関して、アップリンク干渉の緩和が基地局によって行われるという欠点を有している。時分割複信(TDD)システムの場合、チャネル相反性を利用して、アップリンクとダウンリンクとの間のチャネル係数を決定することができる。しかし、周波数分割複信(FDD)システムでは、アップリンクとダウンリンクとの間のチャネル相反性はもはや存在しない。
A. Tyrrell, H. Haas, G. Auer, and P. Omiyi, "Decentralized Interference Avoidance Using Busy Bursts", in Proc. of IEEE International Conference on Communication (ICC 2007), Glasgow, UK: IEEE, June 24-28, 2007 G. Auer, A. Tyrrell, and H. Hass, "Decentralized C/I Power Control for TDD", in Proc. of the IEEE Vehicular Technology Conference (VTC), Marina Bay, Singapore: IEEE, May 11-14, 2008 Z. Bharucha, I. Cosovic, H. Haas, and G. Auer, "Throughput Enhancement through Femto-Cell Deployment", in Proc. of the 7th International Workshop on Multi-Carrier Systems & Solutions (MC-SS), Herrsching, Germany: IEEE, May 05-06, 2009 V. Chandrasekhar, J. Andrews, and A. Gatherer, "Femtocell Networks: A. Survey", IEEE Communications Magazine, vol. 46, no. 9, pp. 59-67, 2008 H. Claussen, "Performance of Macro- and Co-Channel Femtocells in a Hierarchical Cell Structure", in Proc. of the 18th IEEE International Symposium on Personal, Indoor and Mobile Radio Communications (PIMRC), Athens Greece, Sept. 3-7, 2007, pp.1-5 H. Claussen, L. Ho, and L. Samuel, "Self-Optimization of Coverage for Femtocell Deployments", in Proc. of the Wireless Telecommunications Symposium (WTS), Apr. 24-26, 2008, pp. 278-285 L. Ho and H. Claussen, "Effects of User-Deployed, Co-Channel Femtocells on the Call Drop Probability in a Residential Scenario", in Proc. of the 18th IEEE International Symposium on Personal, Indoor and Mobile Radio Communications (PIMRC), Athens, Greece, Sept. 3-7, 2007, pp. 1-5 P. Agyapong, H. Haas, A. Tyrrell, and G. Auer, "Interference Tolerance Signaling Using TDD Busy Tone Concept", in Proc. Of the Vehicular Technology Conference (VTC), Dublin, Ireland: IEEE, April. 22-25, 2007, pp. 2850-2854
本発明の目的は、アップリンクの干渉緩和の改善されたコンセプトを提供することにある。
上記目的は、請求項1に記載のモバイルトランシーバ装置と、請求項8に記載の通信方法と、請求項9に記載の基地局トランシーバ装置と、請求項13に記載の通信方法と、請求項15に記載の通信システムとによって達成される。
本発明は、脆弱なトランシーバによって提供される情報信号に基づいてアップリンク干渉緩和を行うという知見に基づいている。言い換えれば、本発明の知見は、モバイルトランシーバ装置が、それ自体がアクティブに接続していない隣接する基地局トランシーバの信号をオーバーヒアし、脆弱な基地局トランシーバ装置の各々への経路損失を推定して、自己の送信電力をその推定に合わせて調節することによって、アップリンク干渉緩和へ寄与できるということである。
本発明の実施形態は、アップリンクにおける干渉が同じマクロセルから発生し得るフェムトセルを有するネットワークへ特に適している。本発明の1つの知見は、モバイルトランシーバ装置の送信電力を適切に選ぶことによって、排除領域(exclusion region)のサイズに影響を与えることができるということである。言い換えれば、そのような排除領域のサイズは潜在的な干渉者の送信電力に反比例するということが、本発明の1つの知見である。本発明の更なる知見は、基地局の可聴領域の内部に位置する干渉者が他の進行中の送信に悪影響を与えることなく送信を継続できるような方式で、干渉者の送信電力を変更できるということである。言い換えれば、実施形態において、基地局の干渉許容度は、ダウンリンクを通して基地局から受信する受信信号強度インジケータ(received signal strength indicator:RSSI)によって制御される。
更に、本発明の別の知見は、複数のセルのうちのどのセルがセル端ユーザにサービスするために最大電力を用いて送信するか、そして、どのセル又は基地局が自己の最大送信電力を調節する必要があるかを制御するために、優先順位マスクを用いることができるということである。実施形態において、送信電力の調節はリソースブロック(RB)ごとに行われる。
本発明の更なる知見は、アップリンク干渉緩和を向上させるため、追加的な基地局間シグナリングを用いることができるということである。基地局間シグナリングは、あるSINRの目標又は要件が各々のアクティブな受信機で維持されるように、電力の調節を可能にする。
実施形態は、セル端ユーザに対する公平性が改善できるように、干渉の調整又は緩和の手段が提供されるという利点を提供する。これにより、スペクトルリソースを一層効率的に利用できるようにし、送信ビット当たりのコストの削減を可能にする。
本発明の実施形態は、TDDネットワークを自己組織化するためにこれまで提案されてきた干渉許容手法が、FDDシステムにおけるアップリンク干渉の調整にも適用できるという利点を提供する。更に、本発明の実施形態は、隣接セル内の電力調節によりアップリンク干渉を低減することができる。更に、実施形態は、既存の情報信号の活用により、例えば、LTE(Long Term Evolution, 3GPP:3rdGeneration Partnership Project)で既に実装されているダウンリンク上のRSSIの受信により、必要な測定を容易にするという利点を提供する。
実施形態によれば、基地局間の追加的な制御シグナリングを要しないという利点が提供される。これによって、実施形態は既存の規格に適合する。すなわち、規格に適応し、既存の規格、例えばLTEへ適用できる。
別の実施形態では、対象のセル内のユーザの要求に応じて、リソースブロックごとに干渉が削減されるという点で動的である。実施形態はソフト再利用電力マスクを利用する。これらのマスクはリソースブロック(RB)ごとに固定的で静的な最大電力の割当てを定める。実施形態は優先順位マスクを用いる。これらのマスクは、どのセルが最大電力を用いて送信するか、及び、どのセルがRSSI測定に基づいて自己の送信電力を調節する必要があるかを制御するだけである。
本発明の実施形態について、添付の図面を参照して詳細に説明する。
モバイルトランシーバ装置の実施形態を示す図である。 基地局トランシーバ装置の実施形態を示す図である。 周波数に依存する電力マスクの一例を示す図である。 脆弱な基地局からのRSSI測定値に基づいて、干渉者が送信電力を調節するネットワークシナリオでの実施形態を示す図である。 追加的な基地局間シグナリングにより改善された脆弱な基地局からのRSSI測定値に基づいて、干渉者が送信電力を調節する他の実施形態を示す図である。 基地局間のソフト周波数再利用パターンの実施形態を示す図である。 シミュレーションシナリオを示す図である。 実施形態のシミュレーション結果を示す図である。 実施形態のシミュレーション結果を示す図である。 実施形態のシミュレーション結果を示す図である。 実施形態のシミュレーション結果を示す図である。 TDDにおいてアップリンクの干渉を緩和する従来技術のコンセプトを示す図である。 可聴距離又は可聴領域を示す図である。
図1は、モバイルトランシーバ装置100の実施形態を示している。図1は、モバイルトランシーバ装置100と、基地局トランシーバ200と、別の基地局トランシーバ300とが関与するシナリオを示している。モバイルトランシーバ装置100は、基地局トランシーバ200との間で無線信号の通信を行う。言い換えれば、モバイルトランシーバ装置100は、基地局トランシーバ200への能動的な接続、すなわち、確立された無線リンク、セットアップされた無線ベアラ(radio bearer)などを有するものとする。
モバイルトランシーバ装置100は、別の基地局トランシーバ300から情報信号を受信する受信機モジュール110を備えている。この情報信号は、情報信号強度とともに受信される。モバイルトランシーバ装置100は、送信電力を用いて送信無線信号を基地局トランシーバ200へ通信する送信機モジュール120をさらに備えている。送信電力は、別の基地局トランシーバ300から受信した情報信号強度に依存している。
言い換えれば、アップリンクの送信電力の調節を対象とするセルラシステムの古典的な電力制御とは異なり、本実施形態では、隣接するセルにおいてリンクの所与の干渉レベルを維持することを目的とする電力制御を実行する。本実施形態において、近隣のセルへ導かれた(induce)アップリンク干渉に関する情報は、ハンドオーバ測定に必要な受信信号強度インジケータ(received signal strength indicator:RSSI)からダウンリンク上で推定することができる。言い換えれば、受信した情報信号強度は、受信した情報信号電力に対応しており、及び/又は、受信した情報信号は、別の基地局トランシーバ300から受信した干渉情報に対応している。
幾つかの実施形態において、RSSIは干渉者と脆弱な(vulnerable)送信機との間の経路利得に関する情報を提供することができる。幾つかの実施形態において、アクティブなリンクに関する更なる情報は、X2インタフェース及びアクティブな基地局トランシーバ200を介して干渉者へと転送される。潜在的な干渉者は、この情報を用いて自己の送信電力を調節し、ある一定のSINRの要件が脆弱な受信機において満たされるようする。
言い換えれば、1つの実施形態、例えば、LTEシステムにおいて、RSSIを上記の目的に使用することができる。一般的に、任意の情報信号を使用できる。幾つかの実施形態において、モバイルトランシーバ装置100の送信電力は次のように選択される。
Figure 2011015404
ただし、
Figure 2011015404
は、ダウンリンクにおいて隣接するセル内のBSによりブロードキャストされて受信されたRSSI信号電力である。RSSI送信電力TRSSIは一定であり、ネットワーク内の全エンティティにとって既知であるため、干渉者iと受信するBSとの間のチャネル利得GiVはモバイルiによって決定できる。強いRSSIは、干渉者iが隣接セル内のBSに対して大きな干渉を潜在的に引き起こすことを意味するとともに、BSはダウンリンクにおけるRSSIの送信機であるため、モバイルiの最大許容送信電力、すなわち
Figure 2011015404
と、BSから受信したRSSIとの間には、式(1)に示すように反比例関係(inverse relationship)が存在する。
言い換えれば、本実施形態において、トランシーバモジュール120は、送信電力を調節して情報信号強度に反比例させ、及び/又は、受信機モジュール110は、メトリックCを受信する。ここで、トランシーバモジュール120は、送信電力を調節してメトリックCに比例させる。更に、実施形態において、メトリックCは周波数に依存する。すなわち、
Figure 2011015404
である。
式(1)の周波数依存定数C(f)は、UL帯域のRBごとに定めることができ、電力マスクを形成する(power mask)。C(f)の値が大きくなれば、干渉者が送信できる電力はそれだけ大きくなり、そのRB上の干渉許容度が高くなることを意味する。逆に、もし干渉許容度が低い場合には、それに従ってC(f)は比較的小さく設定される。C(f)に関する必要な情報を隣接セルへ伝達するために、典型的にはX2インタフェースを介する情報交換が必要となる。C(f)の特性は、以下に更に詳しく説明する。
ソフト周波数再利用(soft-frequency reuse)の場合、各マクロセルはあるサブバンド上で高い電力を用いて送信し、別のサブバンド上で低い電力を用いて送信する。実施形態において、これはマクロセルごとに前もって規定及び固定され、この場合のC(f)の形(shape)が固定される。他の実施形態において、X2インタフェースを介してBS間で交換される高干渉インジケータ(high interference indicator:HII)は、どのリソースブロックが干渉に対して最も脆弱であるかをブロードキャストするために基地局が使用できる。通常、これらのリソースブロックは、セル端のユーザへスケジューリングされる。C(f)の形は、そのマクロセルに対するHII情報に基づいて決定される。
図3は、メトリックC(f)の例、すなわち、電力マスクの例を示している。図3によれば、Cは周波数に依存することが分かる。ここで、小さなCは低い干渉許容度に対応し、大きなCは高い干渉許容度に対応する。
TDDシステムとは異なり、チャネル相反性はFDDシステムでは保たれない。実施形態において、受信機モジュール110は受信周波数上で情報信号を受信し、送信機モジュール120は送信周波数上で送信信号を送信する。ただし、受信周波数は送信周波数とは異なる。このとき、フェージングマージンが本実施形態では考慮される。これは、FDDシステムの場合に経路損失及びシャドーイングのみが相反性を持つ(reciprocal)ためである。言い換えれば、実施形態において、送信機モジュール120は更にフェージングマージンに基づいて送信電力を調節する。これは、実施形態において、仮に脆弱なBSが複数の源から干渉を受ける場合に、C(f)を調節することによって行われる。したがって、実施形態において、潜在的な干渉者によって使用される送信電力は、
Figure 2011015404
へと変更される。ただし、MFDD≦1は、FDDシステムに特有の非相反フェージング成分に起因してもたらされるマージンである。
本実施形態では、潜在的な干渉者のそれぞれ、すなわち、モバイルトランシーバ装置100の送信電力を調節して、既存のリンク、すなわち、別のアクティブな通信リンクを妨害しないようにする。上述したように、本実施形態では、脆弱な基地局300に生じる干渉のレベルのインジケータとして、ダウンリンク帯域のRSSIを用いる。
図4a及び図4bは、あるネットワークシナリオにおけるそのような実施形態を示している。図4a及び図4bは、M1という符号が付されたモバイルトランシーバ装置100の実施形態を示している。更に、B2という符号が付された基地局トランシーバ装置200の実施形態が示されている。また、B1という符号が付された別のトランシーバ基地局300が示されている。左側の図4aは、M1が別のモバイルトランシーバであるM2のアップリンク送信と干渉することを破線矢印により示している。
図4a及び図4bの双方において、移動局又はモバイルトランシーバM1及びM2の双方は、同じ周波数リソースが割り当てられているものとする。これらの図から分かるように、M1はB2のサービスを受けており、M2はB1のサービスを受けている。M1はセル端のエリアに位置しているため、M1はB1と干渉し、図4aに示すように、M2とB1との間の送信を妨害する。図4bに示しているように、M1はB1からRSSIを受信することができる。RSSIは、この周波数リソース上でB1が受信する電力レベルを表す。この情報に基づいて、トランシーバ装置100であるM1は自己の送信電力を低減して、M2がアップリンク送信を行えるようにする。言い換えれば、M1は、B1すなわち脆弱な基地局から情報信号として受信したRSSIに基づいて、自己の送信電力を調節する。
調節される送信電力、すなわち、
Figure 2011015404
は、以下のようにRSSIに反比例させることができ、もしRSSIが高ければ、干渉者は自己の送信電力を低減させる。その逆もまた行われる。
Figure 2011015404
つまり、式(1)と比較して、変数C(f)は単純に1に設定されている。
Figure 2011015404
の周波数依存は通常は平均化されるため、
Figure 2011015404
は通常は周波数に依存しないことが分かる。この理由は、FDDにおいて、チャネル相反性が経路損失及びシャドーイングについてのみ有効だからである。経路損失及びシャドーイングは、一般的に、周波数に依存しない。FDDの場合、フェージングマージンMFDDも導入される。
しかし、式(3)は特定のリソースブロック(RB)上の干渉要件を考慮していない。例えば、あるシナリオでは、高いSINR要件を有するデータトラフィックに脆弱なRBが使用され、あるいは別のシナリオでは、ネットワーク負荷が非常に小さく、最小のSINR要件のみがあって、この条件下でネットワーク又は脆弱な基地局が干渉をさらに許容する。このような追加の制約を考慮に入れるために、式(1)の電力マスクC(f)は以下のように適切に修正することができる。図5a及び図5bは、干渉するモバイルトランシーバMIである100が、対応する基地局トランシーバ200、すなわちBIと通信を行う別のシナリオを示している。別の基地局トランシーバ300にはBVという符号が付されており、対応する脆弱なモバイルトランシーバはMVという符号が付されている。図5aから、MIはMVのアップリンク送信と干渉することが分かる。以下、受信した情報信号強度及びメトリックC(f)に基づいて、MIが自己の送信電力をどのように調節するかについて説明する。
これを行うため、幾つかの実施形態によれば、基地局トランシーバ装置200は、モバイルトランシーバ100との間で無線信号を通信することに留意されたい。基地局トランシーバ200の実施形態の詳細は、図2に示している。図2において、基地局トランシーバ装置200は受信機モジュール210を備えている。受信機モジュール210は、モバイルトランシーバ100から受信信号を受信し、別のモバイルトランシーバ400から干渉信号を受信することが分かる。図5a及び図5bに示したネットワークシナリオを再び参照すると、別のモバイルトランシーバ400はMVに対応している。
図2から分かるように、基地局トランシーバ装置200は、送信信号をモバイルトランシーバ100へ送信する送信機モジュール220と、受信信号及び干渉信号に基づいて許容干渉レベルに関する情報を決定するコントローラ230とを更に備えている。更に、基地局トランシーバ装置200はインタフェース240も備えている。インタフェース240は、別の基地局トランシーバ300と通信し、許容干渉レベルに関する情報を別の基地局トランシーバ300へ提供する。
基地局トランシーバ装置200の実施形態において、インタフェース240は、許容干渉レベルに関する別の情報を別の基地局トランシーバ300から受信することができる。更に、送信機モジュール220は、この許容干渉レベルに関する別の情報をモバイルトランシーバ100へ送信することができる。LTEシステムの実施形態において、インタフェース240はX2インタフェースに対応する。更なる実施形態において、許容干渉レベルに関する情報は複数の周波数リソースのうちの1つを参照(refer)することができ、及び/又は複数の周波数リソースの各々には優先順位又は優先順位レベルを割り当てることができる。
言い換えれば、本実施形態の基地局トランシーバ200は、許容干渉レベルに関する情報を相互に交換することができる。したがって、いくつかの実施形態では、割り当てられたモバイルトランシーバ装置とともに、従来の電力制御を活用しつつも、隣接する基地局トランシーバからの許容干渉レベルに関する情報を考慮する。言い換えれば、ある実施形態では、効率的な無線リソース管理、例えば周波数リソース管理を可能にするために、許容干渉レベルに関するそのような情報を、隣接する基地局トランシーバ間で交換する。
ある実施形態では、基地局トランシーバ装置200が、隣接する基地局トランシーバ装置の許容干渉レベルに関する情報の提供を受ける。実施形態において、上記基地局トランシーバ装置200は、隣接する基地局トランシーバによって提供される許容干渉レベルに関する情報に基づいて、セル端にいるユーザのために周波数リソースを再構成する。効率的な周波数リソース割当ては、隣接する基地局トランシーバの間で、異なる周波数リソースに割り当てられる優先順位に基づいて行われる。言い換えれば、第1の基地局へ割り当てられているセル端のモバイルトランシーバには、優先順位の高い周波数リソースが割り当てられる。この割当ては、隣接する基地局と通信するセル端のモバイルトランシーバには、優先順位の高い異なる周波数リソースが割り当てられることを知った上で行われる。このようにして、干渉緩和が効率的に行われる。
図5a及び図5bを再び参照する。干渉緩和は以下に説明するように行われる。弱いUL送信がMSであるMVとBSであるBVとの間で行われるものとする。別の(干渉する)UL送信が並行して行われ、MSとBSとのペアであるMIとBIとの間で同じリソースが使用されると、図5aから分かるように、MIによる送信はBVにおいて干渉する。T及びGを、それぞれMVの送信電力及びチャネル利得とする。このUL送信について、
Figure 2011015404
を許容できる最大干渉とする。システム内の熱雑音(thermal noise)をNと定めると、このリンクの最小許容SINRは、以下のように与えられる。
Figure 2011015404
式(4)を変形すると、許容できる干渉は以下のように表すことができる。
Figure 2011015404
ここで、仮に干渉者がMIのみであれば、その送信電力は、
Figure 2011015404
を用いて以下のように表すことができる。
Figure 2011015404
ここで、BVとMIとの間のチャネル利得Givは、RSSIインジケータを用いて推定することができる。RSSIインジケータの送信電力は、固定されていて既知である。したがって、RSSIインジケータ送信の受信電力を用いて、以下のようにGivを計算することができる。
Figure 2011015404
式(6)において式(5)を用いると、以下のようになる。
Figure 2011015404
これは、BVにおける最小SINR、すなわち、
Figure 2011015404
を保つMIの最大送信電力についての解である。
式(8)を式(1)と比較することにより、以下のような周波数依存電力マスクの値が得られる。
Figure 2011015404
Figure 2011015404
は、BSであるBVによって容易に決定できる。これは、チャネル利得Gと、送信電力Tと、SINRすなわち
Figure 2011015404
とがBVにおいて既知であるからである。このスキームが適切に動くためには、潜在的な干渉者の全てがメトリックC(f)を知っている必要がある。C(f)を近隣のBSへ通知するために、X2インタフェースを使用することができる。次いで、近隣のBSはC(f)を自己に関連するMSへブロードキャストすることができる。
以下では、モバイルトランシーバ装置110の送信電力が脆弱な基地局トランシーバ200から受信したRSSIのみに基づいて調節される実施形態を提案Aとする。また、基地局トランシーバ装置200が、例えばX2インタフェースを使用して、許容干渉レベルに関する情報を別の基地局トランシーバ300へ提供する別の実施形態を提案Bとする。
上記で説明したアップリンク干渉保護スキームの1つの潜在的な問題は、隣接するセル内の送信電力が反復的に低減されることである。これは、セルI内のモバイルiが、セルVから受信したRSSIに関連して自己の送信電力を調節するからである。その逆も行われる。これにより、セルI内のモバイルi及びセルV内のモバイルvの双方が自己の送信電力を低減し、SINRの目標が双方のセルで満たされなくなる可能性が高くなる。この問題を回避するために、幾つかの実施形態では優先順位マスク(priority mask)のコンセプトが導入される。このコンセプトでは、あるセルグループに対して隣接セルよりも高い優先順位が与えられる。このようにして、1つのセルがあるRBの上で最大電力を用いて送信することが常に保証されるため、そのセルはそのセル端ユーザにサービスを提供することができる。セル端のユーザは、典型的には、通信を行うために大きな送信電力を使用しなければならない。
図6は、ソフト周波数再利用を使用したシステムの実施形態を示している。図6は複数のセル又は基地局トランシーバ200を示しており、異なる周波数リソースには異なる優先順位が割当てられている。言い換えれば、図6は、上記説明した複数の基地局トランシーバ装置200を示している。ここで、許容干渉レベルは、図6では3つの周波数リソースとして例示されている複数の周波数リソースのうちの1つを意味し、及び/又は、複数の周波数リソースの各々には優先順位又は優先順位レベルが割当てられている。図6は、19個の基地局トランシーバ200を備えたシステム600を示しており、基地局トランシーバ200には連続したラベル又は符号が付されている。
システム600は、上記で説明したような複数の基地局トランシーバ装置200を備えている。基地局トランシーバ装置200の各々は、少なくとも3つの周波数リソースを使用する。周波数リソースの各々には、少なくとも3つの優先順位レベルのうちの1つが割当てられており、隣接する2つの基地局トランシーバ装置200は、異なる周波数リソースに対して異なる優先順位レベルを有している。このことは、図6に示すように、基地局トランシーバ装置200のサービスエリア(coverage area)の各々において、下方右隅に記載の番号1、2、3によって示されている。下方右隅に1が記載されている基地局トランシーバ装置200は、第1の周波数リソースについて最高の優先順位を有しており、第2の周波数リソースについて最低の優先順位を有しており、第3の周波数リソースについては中間の優先順位を有している。これは、各基地局トランシーバ装置のサービスエリアの中央下にある小さなグラフによって示されている。
更に、サービスエリアの下方右隅に2が記載された基地局トランシーバ装置200の各々は、第1の周波数リソースについて中間の優先順位を有しており、第2の周波数リソースについて最高の優先順位を有しており、第3の周波数リソースについては最低の優先順位を有している。結果として、サービスエリアの下方右隅に3が記載された基地局トランシーバ装置200は、第1の周波数リソースについて最低の優先順位を有しており、第2の周波数リソースについて中間の優先順位を有しており、第3の周波数リソースについて最高の優先順位を有している。実施形態において、周波数リソースはOFDMAシステムからの複数の副搬送波の1つに対応する。図6から分かるように、隣接する基地局トランシーバ装置200においては、異なる周波数リソースに対して異なる優先順位が割当てられている。
結果として、モバイルトランシーバ装置100の実施形態は、周波数リソースごとに優先順位に関する情報を受信する受信機モジュール110を備えており、送信電力を調節して、送信信号を送信するために使用される周波数リソースの優先順位に依存させるようにする送信機モジュール120を更に備えている。
優先順位マスクを使用する実施形態の場合には、全体の周波数帯域は、ソフト周波数再利用のコンセプトと同じように、3つのサブバンドへ分割される。セル端ユーザは、優先順位の高いリソース、すなわち、フルパワーを用いて送信することが可能なリソースをスケジューリングすることができる。残りのサブバンドについては、送信電力は、提案A又はBに基づいた上記の実施形態のいずれかに基づいて調節される。例えば、図6から、セル1はサブバンド2でフルパワーを用いて送信することが分かる。ここで、高い優先順位を有するサブバンドはカラーコーディング(colour coding)によっても示される。セル1内のセル端ユーザには第2のサブバンドのリソースを割当てることができる。同様に、セル2において、セル端ユーザにはサブバンド3のリソースを割当てることができる。このようなサブバンド、すなわち、フル送信電力を有するサブバンドは、高優先順位サブバンドとして知られており、以下ではそのように呼ぶ。セル中央のユーザには、別の2つのサブバンドのリソースを割当てることができる。ある一定の最大送信電力を定める従来のソフト再利用とは異なり、各サブバンドには優先順位レベルを割当てることができる。以下、優先順位レベルの使用を明らかにする。
以下では、優先順位レベルの使用を明らかにするため、2つの実施形態を説明する。第1のケース又は実施形態として、同じリソースを使用している異なるセルの内部の2つのユーザが、相互に有害な干渉を引き起こすケースを想定する。もし、1つのユーザについて、このリソースが高優先順位サブバンドの中にあれば、このユーザは高電力を用いた送信を継続する。この場合、別のユーザは、提案に基づいて送信電力を低減し、それにより別のユーザに対して生ずる干渉を低減する。例として、セル1のユーザ及びセル5の別のユーザが、第2のサブバンドの同じリソースを使用するものとする。セル1の場合は、高優先順位リソースであるが、セル5についてはそうではない。セル5内のユーザは、自己の送信電力を、このリソースについて低くする。
第2のケース又は別の実施形態として、セル1の内部のユーザに第3のサブバンドの中の特定のリソースが割当てられていて、セル5の内部の別のユーザにも同じリソースが割当てられているものとする。加えて、双方のユーザは互いに有害な干渉を引き起こす。いずれのセルも、第3のサブバンドを、それらのセルの高優先順位サブバンドとしていない。しかし、本実施形態において、第2の優先順位パターンがシステム内で定められる。これによれば、図6から分かるように、セル1の中の第3のサブバンドは、セル5よりも高い第2の優先順位を有している。ただし、不連続線は各サブバンドの優先順位レベルを表している。双方のユーザがSINRの目標を達成するためにそれらユーザの送信電力を継続的に低減する望ましくないピンポン効果を回避するため、セル5の内部のユーザのみが、その送信電力を低減する。なぜなら、セル5におけるリソースは、セル1よりも低い優先順位を有しているからである。
高優先順位及び第2優先順位のサブバンドは、いずれも、同じ再利用パターンで分散されているので、セルの1つの段階(tier)又は層(layer)によって同じ優先順位が確実に分離される。言い換えれば、任意の所与のサブバンドについて、2つの隣接セルは優先順位レベルの違いを常に有しており、望ましくないピンポン効果を解決する。
提案された優先順位マスクは、周波数リソースをセルラマクロセルと共有するフェムトセル展開コンセプトを使用する実施形態にも当てはまる。マクロセルはサービスエリア(coverage)を提供するために必要なので、それらのマクロセルには典型的にはフェムトセルよりも高い優先順位が与えられる。提案されたUL干渉保護スキームの意味において、マクロセルは常にフルパワーで送信し、フェムトセルは、それらフェムトセルの送信電力をマクロセルのRSSI信号へ適応させる必要がある。
以下、セルoの中の第n番目のユーザに属する第m番目のRBを
Figure 2011015404
とし、
Figure 2011015404
は、ユーザpがセルqから受信する受信信号強度インジケータ電力(received signal strength indicator power)である。次の疑似コードは、提案Bを用いた実施形態のシミュレーションフローを示している。
Figure 2011015404
図7は、2つの基地局トランシーバB1及びB2が想定されるシミュレーションシナリオを示している。2つの基地局トランシーバの各々に対して、1つのモバイルトランシーバ装置が割当てられている。すなわち、M1はB1へ割当てられ、M2はB2へ割当てられている。
2つの干渉保護方法の実施形態の性能を評価するため、2リンクの実験を行う。2つの基地局を考慮し、その各々には1つの移動局が関連づけられる。基地局及び移動局は直線状に配置される。移動局の各々は、その関連する基地局へ近づいたり離れたりする。図7を参照されたい。各モバイルには同じリソースブロックが「割当てられ」、双方の送信が相互に干渉するようにする。各モバイルについて達成されたSINRを、異なるスキームごとに調べる。
ベンチマークシステムにおいて、2つの移動局の異なる位置について合計システム容量を記録する。ソフト再利用を想定し、M1はM2よりも高い優先順位を有するものとする。M1は1Wで送信し、M2は0.25Wで送信する。
提案Aを使用する実施形態の場合、M2は、B1から受信したRSSIに基づいて自己の送信電力を低減する。ユーザiの新たな送信電力、すなわち、
Figure 2011015404
は、以下のように計算することができる。
Figure 2011015404
ただし、
Figure 2011015404
は初期設定でのユーザiの送信電力であり、RSSIはB1から受信したRSSI信号であり、Nは熱雑音であり、Noffは、非常に遠距離のユーザのみが、それらユーザの現在の送信電力を維持することを防止するオフセットである。この場合、ソフト再利用は考慮されない。すなわち、双方のモバイルは潜在的に1Wで送信することができる。しかし、M1は依然として優先順位を有するものとし、これによりM2のみが自己の送信電力を調節できる。更に、Noffを調節して、最悪の場合、すなわち、双方のモバイルがそれぞれの基地局から最も遠いときに、M1が10dBのSINRを達成できるようにする。
提案Bを使用する実施形態の場合、再度、M1はM2より高い優先順位を有するものとする。B1におけるSINRの目標が満たされなければ、M2は、B1で計算される許容干渉を用いて自己の送信電力を低減する。B1における許容干渉は、次のように計算される。
Figure 2011015404
ただし、TM1はM1の送信電力であり、GB1はM1とB1との間の利得であり、γtolは所定のSINR要件であり、Nは熱雑音である。式(11)に基づいて、M2の送信電力は、以下のように計算できる。
Figure 2011015404
ただし、GM2B1はM2とB1との間の利得である。
実施形態のシミュレーションで使用するパラメータを次の表に示す。
Figure 2011015404
以下では、図8、図9、図10、図11を参照して、シミュレーション結果を示す。3つの図は3次元グラフを示している。ここで、M1とB1との間の距離は、第1の軸で与えられ、M2とB2との間の距離は第2の軸で与えられる。図8及び図10は、ベンチマークシステムに対する相対的利得を示している。これは後で詳しく説明する。図9及び図11は、2つの提案A及びBについてB1で達成されるSINRを示している。
図8は、ソフト再利用に対する提案Aの相対的利得を示している。この場合、2.2dB以上のSINRがB2で維持できないとき、M2は自己を遮断(shut off)する。ここで、表面は2つのセクションから構成されていることが分かる。相対的利得が急激に増加するセクションは、M2が送信を行わないM2の場所の集合に対応している。2リンクという状況において、もしリンクの1つが送信しないならば、合計容量は最大化されることが知られている。この現象に起因して、合計容量はこの領域において高い。他の領域において、M2は依然として送信を行うが、M2は上記で説明したように自己の電力を調節する。
図9は、提案AについてB1で達成されるSINRを示している。Noffは最悪のケースでSINRが10dBとなるように調整されるので、SINRはこの値より下には決して下がらないことが分かる。
図10は、ソフト再利用に対する提案Bの相対的利得を示している。図9と同じく、この図に示されている表面は、2つのセクションから構成されている。大きな容量利得を示すセクションは、B2で達成される貧弱なSINRに起因してM2がスイッチを切るセクションである。他のセクションでは、M2は自己の送信電力を低減して、SINRの目標がB1で達成されるようにする。
図11は、提案BについてB1で達成されるSINRを示している。B1のSINRの目標は10dBであるから、SINRはこの値より下には決して下がらないことが分かる。表面の形状は、次のように説明できる。M2は自己の送信電力を継続的に調節して、B1における
Figure 2011015404
に適応する。B1におけるSINR条件が十分に高いときには、M2は最大の電力を用いて送信することができ、図では、これはM2がB2に近い場合、及びM1がB1に近い場合を表す。ある一定の点すなわち斜線の後では、M2は自己の送信電力を低減して、SINRの目標がB1で達成されるようにしなければならない。これは、SINRがB1について10dBである領域によって表されている。最後に、ある一定の点を超えると、B2におけるSINRは2.2dBより下に下がる。この段階で、B1で達成されるSINRの顕著な上昇(boost)を引き起こすM2はスイッチを切る。
上記のセクションから、提案A及びBの双方は、B1を助けて少なくとも10dBのSINRを達成できることが分かる。しかし、これはM2が自己の送信電力を低減するときにのみ可能であることに留意しなければならない。これに照らして、「公平性(fairness)」の迅速な評価が提供される。ここで、公平性とは、双方の基地局におけるSINRが10dBを超える場合のパーセンテージを表す。
・ ベンチマーク:54.56%
・ 提案A:58.97%
・ 提案B:73.88%
上記のシミュレーション結果から、双方の提案は、双方の基地局で高いSINRが達成される場合を増加させることが分かる。しかし、明らかに、公平性の観点から、提案Bは提案Aよりも著しく性能が良い。更に、シミュレーション結果は、相互干渉があまりに厳しくなった場合にどのリンクを切り離すべきかについて、周波数リソースの優先順位化を使用する実施形態が特にセル端ユーザに明確なルールを与えるという利点を示している。従来のソフト再利用は、そのような干渉シナリオについて解決法を提供できず、性能の低下が生じる。
本発明の方法のある一定の実装要件に依存して、本発明の方法はハードウェア又はソフトウェアで実装され得る。実装は、ディジタル記憶メディア、具体的には、電子的に読み取り可能な制御信号を記憶されたディスク、DVD、又はCDを使用して実行され得る。ディジタル記憶メディアは、プログラム可能コンピュータシステムと協力して、本発明の方法が実行されるようにする。一般的には、本発明は機械読み取り可能キャリアの上に記憶されたプログラムコードを有するコンピュータ・プログラム・プロダクトである。プログラムコードは、コンピュータ・プログラム・プロダクトがコンピュータ上で実行するとき、本発明の方法を実行するように動作する。言い換えれば、本発明の方法は、プログラムコードを有するコンピュータプログラムであり、コンピュータプログラムをコンピュータ上で実行するとき、プログラムコードは本発明の方法の少なくとも1つを実行する。
これまで、特定の実施形態を参照して図示及び説明が行われたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形式及び詳細部分の様々な他の変更が行われてもよいことが当業者によって理解される。本明細書で開示され以下の請求項によって包含される一層広いコンセプトから逸脱することなく、異なる実施形態への適応において様々な変更が行われてもよいことを理解すべきである。

Claims (15)

  1. 基地局トランシーバ(200)との間で無線信号を通信するモバイルトランシーバ装置(100)であって、
    別の基地局トランシーバ(300)から情報信号を情報信号強度とともに受信する受信機モジュール(110)と、
    ある送信電力を用いて送信無線信号を前記基地局トランシーバ(200)へ送信する送信機モジュール(120)であって、前記送信電力が前記別の基地局トランシーバ(300)から受信した情報信号強度に依存している、送信機モジュール(120)と
    を備えたモバイルトランシーバ装置。
  2. 前記受信機モジュール(110)が、ある受信周波数で前記情報信号を受信し、前記送信機モジュール(120)が、ある送信周波数で前記送信無線信号を送信し、前記受信周波数と前記送信周波数とが異なる、請求項1に記載のモバイルトランシーバ装置(100)。
  3. 受信した情報信号強度が、受信した情報信号電力に対応しており、及び/又は、受信した情報信号が、前記別の基地局トランシーバ(300)から受信した干渉情報に対応している、請求項1又は2に記載のモバイルトランシーバ装置(100)。
  4. 前記送信機モジュール(120)が、送信電力を調節して前記情報信号強度に反比例するようにし、及び/又は、前記受信機モジュール(110)が、メトリックCに関する情報を受信し、前記送信機モジュール(120)が、送信電力を調節して前記メトリックCに比例するようにする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のモバイルトランシーバ装置(100)。
  5. 前記送信機モジュール(120)が、更にフェージングマージンに基づいて送信電力を調節する、請求項1〜4のいずれか一項に記載のモバイルトランシーバ装置(100)。
  6. 前記受信機モジュール(110)が、複数の周波数リソースについて前記メトリックCを受信し、前記送信機モジュール(120)が、前記複数の周波数リソースを用いて送信を行う、請求項4又は5に記載のモバイルトランシーバ装置(100)。
  7. 前記受信機モジュール(110)が、周波数リソースごとに優先順位に関する情報を受信し、前記送信機モジュール(120)が送信電力を調節して前記送信無線信号を送信するための周波数リソースの優先順位に依存するようにする、請求項6に記載のモバイルトランシーバ装置(100)。
  8. モバイルトランシーバ(100)が基地局トランシーバ(200)との間で無線信号を通信する方法であって、
    別の基地局トランシーバ(300)から情報信号を情報信号強度とともに受信するステップと、
    ある送信電力を用いて送信無線信号を前記基地局トランシーバ(200)へ送信するステップであって、前記送信電力が前記別の基地局トランシーバ(300)から受信した情報信号強度に依存している、ステップと
    を含む方法。
  9. モバイルトランシーバ(100)との間で無線信号を通信する基地局トランシーバ装置(200)であって、
    前記モバイルトランシーバ(100)から受信信号を受信するとともに、別のモバイルトランシーバ(400)から干渉信号を受信する受信機モジュール(210)と、
    前記モバイルトランシーバ(100)へ送信信号を送信する送信機モジュール(220)と、
    前記受信信号及び前記干渉信号に基づいて許容干渉レベルに関する情報を決定するコントローラ(230)と、
    別の基地局トランシーバ(300)と通信して、前記許容干渉レベルに関する情報を前記別の基地局トランシーバ(300)へ提供するインタフェース(240)と
    を備えた基地局トランシーバ装置。
  10. 通信を行う前記インタフェース(240)が、許容干渉レベルに関する別の情報を前記別の基地局トランシーバ(300)から受信する、請求項9に記載の基地局トランシーバ装置(200)。
  11. 前記送信機モジュール(220)が、前記許容干渉レベルに関する別の情報を前記モバイルトランシーバ装置(100)へ送信する、請求項10に記載の基地局トランシーバ装置(200)。
  12. 前記許容干渉レベルが、複数の周波数リソースのうちの1つを参照しており、及び/又は、前記複数の周波数リソースの各々には優先順位又は優先順位レベルが割当てられている、請求項9〜11のいずれか一項に記載の基地局トランシーバ装置(200)。
  13. 基地局トランシーバ(200)がモバイルトランシーバ(100)との間で無線信号を通信する方法であって、
    前記モバイルトランシーバ(100)から受信信号を受信するステップと、
    別のモバイルトランシーバ(400)から干渉信号を受信するステップと、
    前記モバイルトランシーバ(100)へ送信信号を送信するステップと、
    前記受信信号及び前記干渉信号に基づいて許容干渉レベルに関する情報を決定するステップと、
    別の基地局トランシーバ(300)と通信を行うステップと、
    前記許容干渉レベルに関する情報を前記別の基地局トランシーバ(300)へ提供するステップと
    を含む方法。
  14. 請求項8又は13に記載の方法をコンピュータまたはプロセッサに実行させるプログラムコードを含むコンピュータプログラム。
  15. 請求項9〜12のいずれか一項に記載の基地局トランシーバ装置(200)を複数備えた通信システム(600)であって、
    前記基地局トランシーバ装置(200)の各々が少なくとも3つの周波数リソースを使用し、
    前記少なくとも3つの周波数リソースの各々には、少なくとも3つの優先順位レベルのうちの1つが割当てられており、
    隣接する2つの基地局トランシーバ装置(200)が周波数リソースごとに異なる優先順位レベルを有している、通信システム。
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