JP2011015304A - 電子カメラ - Google Patents

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Abstract

【構成】イメージャ16は、カメラ筐体の前方の被写界を表す画像データを作成する。イメージャ36は、カメラ筐体の後方の被写界を表す画像データを作成する。CPU44は、イメージャ36によって作成された画像データから人物の顔画像を探索し、カメラ筐体の前後方向に延びる軸の回転方向におけるカメラ筐体の姿勢を探索処理によって発見された顔画像に基づいて判別する。CPU44はまた、イメージャ16および/またはイメージャ16から出力された画像データに関連する設定を、判別されたカメラ筐体の姿勢に応じて異なるように調整する。
【効果】カメラ性能の向上が図られる
【選択図】図2

Description

この発明は、電子カメラに関し、特にカメラ筐体の姿勢を参照して設定を調整する、電子カメラに関する。
この種のカメラの一例が、特許文献1に開示されている。この背景技術によれば、光軸回り方向(左右方向)の傾斜およびカメラの側面に直交する軸の軸回り方向(前後方向)の傾斜が、カメラ位置検出回路によって検出される。ただし、物体を真上から撮影する場合には左右方向の傾きの基準がないため、前後方向の傾斜情報を有効とするときは、左右方向の傾斜情報が無効とされる。
撮影された画像データは、カメラ位置検出回路によって作成されたカメラ位置情報とともに、記録媒体に記録される。こうして記録された画像データに基づく画像の表示態様は、画像データとともに記録されたカメラ位置情報に基づいて制御される。これによって、表示態様を手動で切り換える煩わしさから解放される。
特開平1−130675公報
しかし、背景技術では、カメラを前後方向に傾斜させたときに操作者の意図するようにカメラ設定が調整されないおそれがあり、カメラ性能に限界がある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、カメラ性能を向上させることができる、電子カメラを提供することである。
この発明に従う電子カメラ(10:実施例で相当する参照符号。以下同じ)は、カメラ筐体(CB1)の前方の被写界を表す第1被写界像を作成する第1撮像手段(12~16)、カメラ筐体の後方の被写界を表す第2被写界像を作成する第2撮像手段(34~36)、第2撮像手段によって作成された第2被写界像から人物の顔画像を探索する探索手段(S25)、カメラ筐体の前後方向に延びる軸の回転方向におけるカメラ筐体の姿勢を探索手段によって発見された顔画像に基づいて判別する判別手段(S31, S41)、および第1撮像手段および/または第1被写界像に関連する設定を判別手段の判別結果に応じて異なるように調整する調整手段(S33~S37, S39, S43~S49)を備える。
好ましくは、第1撮像手段によって作成された第1被写界像の記録を指示するためにカメラ筐体の互いに異なる位置に設けられた複数の操作キー(46sh1, 46sh2)がさらに備えられ、調整手段は複数の操作キーを判別手段の判別結果に応じて選択的に有効化するキー制御手段(S33, S39)を含む。
好ましくは、探索手段によって発見された顔画の中から最大サイズの顔画像を検出する検出手段(S29)がさらに備えられ、判別手段は検出手段によって検出された顔画像を参照して判別処理を実行する。
好ましくは、第1撮像手段によって作成された第1被写界像にカメラ姿勢情報を割り当てる割り当て手段(S15)がさらに備えられ、調整手段は割り当て手段によって割り当てられるカメラ姿勢情報を判別手段の判別結果を参照して作成する情報作成手段(S35, S43, S47)を含む。
好ましくは、第1撮像手段のパラメータを基準に沿って調整するパラメータ調整手段(S7, S9)がさらに備えられ、調整手段は判別結果に対応するように基準を設定する基準設定手段(S37, S45, S49)を含む。
この発明に従う撮像制御プログラムは、カメラ筐体(CB1)の前方の被写界を表す第1被写界像を作成する第1撮像手段(12~16)、およびカメラ筐体の後方の被写界を表す第2被写界像を作成する第2撮像手段(34~36)を備える電子カメラ(10)のプロセッサ(44)に、第2撮像手段によって作成された第2被写界像から人物の顔画像を探索する探索ステップ(S25)、カメラ筐体の前後方向に延びる軸の回転方向におけるカメラ筐体の姿勢を探索ステップによって発見された顔画像に基づいて判別する判別ステップ(S31, S41)、および第1撮像手段および/または第1被写界像に関連する設定を判別ステップの判別結果に応じて異なるように調整する調整ステップ(S33~S37, S39, S43~S49)を実行させるための、撮像制御プログラムである。
この発明に従う撮像制御方法は、カメラ筐体(CB1)の前方の被写界を表す第1被写界像を作成する第1撮像手段(12~16)、およびカメラ筐体の後方の被写界を表す第2被写界像を作成する第2撮像手段(34~36)を備える電子カメラ(10)によって実行される撮像制御方法であって、第2撮像手段によって作成された第2被写界像から人物の顔画像を探索する探索ステップ(S25)、カメラ筐体の前後方向に延びる軸の回転方向におけるカメラ筐体の姿勢を探索ステップによって発見された顔画像に基づいて判別する判別ステップ(S31, S41)、および第1撮像手段および/または第1被写界像に関連する設定を判別ステップの判別結果に応じて異なるように調整する調整ステップ(S33~S37, S39, S43~S49)を備える。
この発明によれば、カメラ筐体の姿勢はカメラ筐体の後方に存在する人物の顔画像に基づいて判別され、第1撮像手段および/または第1被写界像に関連する設定は判別された姿勢に応じて異なるように調整される。これによって、カメラ性能の向上が図られる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
この発明の基本的構成を示すブロック図である。 この発明の一実施例の構成を示すブロック図である。 (A)は図2実施例に適用されるカメラ筐体を前方から眺めた状態を示す図解図であり、(B)は図2実施例に適用されるカメラ筐体を後方から眺めた状態を示す図解図である。 図2実施例に適用される顔検出回路の構成の一例を示すブロック図である。 (A)は正立姿勢をとる顔画像の一例を示す図解図であり、(B)は左傾斜姿勢をとる顔画像の一例を示す図解図であり、(C)は右傾斜姿勢をとる顔画像の一例を示す図解図である。 図2実施例に適用されるレジスタの構成の一例を示す図解図である。 図2実施例に適用される他のレジスタの構成の一例を示す図解図である。 図2実施例によって作成される画像ファイルの構成の一例を示す図解図である。 (A)は図2実施例によって記録された被写界像の一例を示す図解図であり、(B)は図2実施例によって記録された被写界像の他の一例を示す図解図である。 図2実施例に適用されるCPUの動作の一部を示すフロー図である。 図2実施例に適用されるCPUの動作の他の一部を示すフロー図である。 図2実施例に適用されるCPUの動作のその他の一部を示すフロー図である。 図2実施例に適用されるCPUの動作のさらにその他の一部を示すフロー図である。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
[基本的構成]
図1を参照して、この発明の電子カメラは、基本的に次のように構成される。第1撮像手段1は、カメラ筐体の前方の被写界を表す第1被写界像を作成する。第2撮像手段2は、カメラ筐体の後方の被写界を表す第2被写界像を作成する。探索手段3は、第2撮像手段2によって作成された第2被写界像から人物の顔画像を探索する。判別手段4は、カメラ筐体の前後方向に延びる軸の回転方向におけるカメラ筐体の姿勢を、探索手段3によって発見された顔画像に基づいて判別する。調整手段5は、第1撮像手段1および/または第1被写界像に関連する設定を判別手段4の判別結果に応じて異なるように調整する。
このように、カメラ筐体の姿勢はカメラ筐体の後方に存在する人物の顔画像に基づいて判別され、第1撮像手段1および/または第1被写界像に関連する設定は判別された姿勢に応じて異なるように調整される。これによって、カメラ性能の向上が図られる。
[実施例]
図2を参照して、この実施例のディジタルカメラ10は、ドライバ18aおよび18bによってそれぞれ駆動されるフォーカスレンズ12および絞りユニット14を含む。これらの部材を経た被写界の光学像は、イメージャ16の撮像面に照射され、光電変換を施される。ディジタルカメラ10はまた、単焦点のフォーカスレンズ34を含む。フォーカスレンズ34を経た被写界の光学像は、イメージャ36の撮像面に照射され、光電変換を施される。
図3を参照して、フォーカスレンズ12はカメラ筐体CB1の前面の略中央に設けられる一方、フォーカスレンズ34はカメラ筐体CB1の後面(背面)の左上に設けられる。したがって、イメージャ16の撮像面ではカメラ筐体CB1の前方の被写界を表す電荷が生成され、イメージャ36の撮像面ではカメラ筐体CB1の後方の被写界を表す電荷が生成される。
なお、カメラ筐体CB1の上側面にはシャッタボタン46sh1が設けられ、カメラCB1の右側面にはシャッタボタン46sh2が設けられる。また、カメラ筐体CB1の後面の右上にはモード切り換えスイッチ46swが設けられ、カメラ筐体CB1の後面の右下には送り/戻しボタン46frが設けられる。LCDモニタ38は、カメラ筐体CB1の後面の略中央に設けられる。
図2に戻って、モード切り換えスイッチ46swによってカメラモードが選択されると、CPU44は、撮像タスクの下で主画像取り込み処理を実行するべく、ドライバ18cに露光動作および電荷読み出し動作の繰り返しを命令する。ドライバ18cは、周期的に発生する垂直同期信号Vsyncに応答して、イメージャ16の撮像面を露光し、かつ撮像面で生成された電荷をラスタ走査態様で読み出す。イメージャ16からは、読み出された電荷に基づく生画像データが周期的に出力される。
信号処理回路20は、イメージャ16から出力された生画像データに白バランス調整,色分離,YUV変換などの処理を施し、これによって生成されたYUV形式の画像データをSDRAM24の主画像エリア24aに書き込む。
LCDドライバ26は、主画像エリア24aに格納された画像データをメモリ制御回路22を通して繰り返し読み出し、読み出された画像データに基づいてLCDモニタ28を駆動する。この結果、カメラ筐体CB1の前方の被写界を表す動画像(主画像)がモニタ画面に表示される。
信号処理回路20によって生成された画像データのうち、YデータはCPU44にも与えられる。CPU44は、与えられたYデータに簡易AE処理を施して適正EV値を算出する。算出された適正EV値を定義する絞り量および露光時間はドライバ18bおよび18cにそれぞれ設定され、これによって主画像の明るさが適度に調整される。
CPU44はまた、撮像タスクと並列するカメラ姿勢検出タスクの下で副画像取り込み処理を実行するべく、ドライバ38に露光動作および電荷読み出し動作の繰り返しを命令する。ドライバ38は、垂直同期信号Vsyncに応答して、イメージャ36の撮像面を露光し、かつ撮像面で生成された電荷をラスタ走査態様で読み出す。イメージャ36からは、読み出された電荷に基づく生画像データが周期的に出力される。
信号処理回路40は、イメージャ36から出力された生画像データに白バランス調整,色分離,YUV変換などの処理を施し、これによって生成されたYUV形式の画像データをSDRAM24の副画像エリア24bに書き込む。
信号処理回路40によって生成された画像データのうち、YデータはCPU44にも与えられる。CPU44は、与えられたYデータに簡易AE処理を施して適正露光時間を算出する。算出された適正露光時間はドライバ38に設定され、これによって副画像の明るさが適度に調整される。
CPU44は、カメラ筐体CB1の後方の被写界から人物の顔部を探索するべく、垂直同期信号Vsyncが発生する毎に、顔検出回路42に向けて探索要求を発行する。
顔検出回路42は、図4に示すように構成される。コントローラ42aは、副画像エリア24bに矩形の照合枠を割り当て、照合枠に属する一部の画像データをメモリ制御回路22を通して読み出す。読み出された画像データは、SRAM42bを経て照合回路42cに与えられる。
辞書42dには、正立姿勢の顔画像を表すテンプレートTM1(図5(A)参照),左傾斜姿勢の顔画像を表すテンプレートTM2(図5(B)参照),および右傾斜姿勢の顔画像を表すテンプレートTM3(図5(C)参照)が収められる。
照合回路42dは、SRAM42bから与えられた画像データを辞書42dに収められたテンプレートTM1〜TM3の各々と照合する。画像データと符合するテンプレートが発見されると、照合回路42dは、符合するテンプレートによって表される顔画像の姿勢と現時点の照合枠の位置およびサイズとが記述された顔情報を図6に示すレジスタ42eに登録する。
照合枠は、副画像エリア24dの先頭位置(左上位置)から末尾位置(右下位置)に向けて、ラスタ走査態様で既定量ずつ移動する。また、照合枠のサイズは、照合枠が末尾位置に到達する毎に“大サイズ”→“中サイズ”→“小サイズ”の順で更新される。したがって、複数の顔部がカメラ筐体CB1の後方に存在する場合、これらの顔部の姿勢,位置およびサイズがレジスタ42eに登録される。“小サイズ”の照合枠が末尾位置に到達すると、探索終了通知が照合回路42cからCPU44に向けて返送される。
図2に戻って、CPU44は、顔情報がレジスタ42eに登録されているとき顔画像の探索に成功したと判別する一方、顔情報がレジスタ42eに登録されていないとき顔画像の探索に失敗したと判別する。顔画像の探索に成功すると、CPU44は、レジスタ42eに登録された顔情報の中からサイズが最大値を示す顔情報を特定し、特定された顔情報に記述された姿勢を操作者(撮影者)の顔の姿勢として検出する。
顔画像の探索に失敗するか、或いは検出された顔姿勢が正立姿勢であれば、カメラ筐体CB1は正立姿勢にあるとみなされる。CPU44は、図7に示すレジスタ44rの有効シャッタボタンの欄にシャッタボタン46sh1の識別子を登録し、レジスタ44rの姿勢情報の欄に正立姿勢を表す情報を登録し、そしてAE/AF基準の欄に正立姿勢用の基準を登録する。
検出された顔姿勢が右傾斜姿勢であれば、カメラ筐体CB1は前方の被写界に向かって左傾斜姿勢にあるとみなされる。CPU44は、レジスタ44rの有効シャッタボタンの欄にシャッタボタン46sh2の識別子を登録し、レジスタ44rの姿勢情報の欄に左傾斜姿勢を表す情報を登録し、そしてAE/AF基準の欄に左傾斜姿勢用の基準を登録する。
検出された顔姿勢が左傾斜姿勢であれば、カメラ筐体CB1は前方の被写界に向かって右傾斜姿勢にあるとみなされる。CPU44は、レジスタ44rの有効シャッタボタンの欄にシャッタボタン46sh2の識別子を登録し、レジスタ44rの姿勢情報の欄に右傾斜姿勢を表す情報を登録し、そしてAE/AF基準の欄に右傾斜姿勢用の基準を登録する。
図2に戻って、CPU44は、有効シャッタボタン(レジスタ44rの有効シャッタボタンの欄に登録された識別子を有するシャッタボタン)の操作状態を撮像タスクの下で繰り返し判別する。有効シャッタボタンが半押しされると、CPU44は、信号処理回路20から与えられたYデータにAE処理を施す。AE処理にあたっては、レジスタ44rのAE/AF基準の欄に登録された基準が参照される。これによって、カメラ筐体CB1に姿勢に応じて異なる要領で最適EV値が算出される。算出された最適EV値を定義するパラメータである絞り量および露光時間は、上述と同様、ドライバ18bおよび18cにそれぞれ設定される。この結果、主画像の明るさが厳格に調整される。
CPU44は続いて、信号処理回路20から与えられたYデータの高周波成分にAF処理を施す。AF処理においても、レジスタ44rのAE/AF基準の欄に登録された基準が参照される。これによって、別のパラメータであるフォーカスレンズ12の位置が、カメラ筐体CB1の姿勢に応じて異なる要領で調整される。この結果、主画像の鮮鋭度が向上する。
有効シャッタボタンが全押しされると、CPU44は、記録処理の実行をI/F30に命令する。I/F30は、有効シャッタボタンが操作された時点のカメラ筐体CB1の前方の被写界を表す1フレームの画像データをメモリ制御回路22を通して主画像エリア24aから読み出し、レジスタ44rの姿勢情報の欄に記述された情報を読み出し、そして読み出された画像データおよび姿勢情報を図8に示す要領で収めた画像ファイルを記録媒体32に記録する。
モード切り換えボタン46swによって再生モードが選択されると、CPU44は、再生タスクの下で記録媒体32に記録された最新の画像ファイルを指定し、指定された静止画ファイルに注目した静止画再生処理をI/F30およびLCDドライバ26に命令する。I/F30は、指定された画像ファイルから画像データおよび姿勢情報を読み出し、姿勢情報が示す姿勢に応じて異なる態様で画像データを主画像エリア24aに書き込む。
この結果、図9(A)に示す被写界を表す画像データは正立姿勢で主画像エリア24aに書き込まれ、図9(B)に示す被写界を表す画像データは右傾斜姿勢で主画像エリア24aに書き込まれる。
LCDドライバ26は、主画像エリア24aに格納された画像データをメモリ制御回路22を通して読み出し、読み出された画像データに基づいてLCDモニタ28を駆動する。この結果、指定された画像ファイルに格納された画像データに基づく静止画像がLCDモニタ28に表示される。
CPU44は、カメラモードが選択されたとき、図10に示す撮像タスクおよび図11〜図12に示すカメラ姿勢検出タスクを含む複数のタスクを並列的に実行する。なお、これらのタスクに対応する制御プログラムは、フラッシュメモリ48に記憶される。
図10を参照して、まずステップS1で主画像取り込み処理を実行する。この結果、カメラ筐体CB1の前方の被写界を表す動画像(主画像)がLCDモニタ28に表示される。続くステップS3では有効シャッタボタンが半押しされたか否かを判別し、判別結果がNOである限り、ステップS5の簡易AE処理を繰り返す。この結果、主画像の明るさが適度に調整される。
ステップS3の判別結果がNOからYESに更新されると、レジスタ44rのAE/AF基準の欄に登録された基準を参照したAE処理およびAF処理をステップS7およびS9で実行する。主画像の明るさおよびフォーカスは、カメラ筐体CB1の姿勢に応じて異なる要領で厳格に調整される。
ステップS11では有効シャッタボタンが全押しされたか否かを判別し、ステップS13では有効シャッタボタンの操作が解除されたか否かを判別する。ステップS11でYESであればステップS15の記録処理を経てステップS3に戻る一方、ステップS13でYESであればそのままステップS3に戻る。ステップS15の記録処理の結果、有効シャッタボタンが操作された時点の主画像を表す画像データとレジスタ44rの姿勢情報の欄に登録された情報とを収めた画像ファイルが記録媒体32に記録される。
図11を参照して、ステップS21では副画像取り込み処理を実行する。この結果、カメラ筐体CB1の後方の被写界を表す画像データがSDRAM24の副画像エリア24bに繰り返し書き込まれる。ステップS23では、副画像の明るさを適度に調整するべく簡易AE処理を実行する。簡易AE処理が完了するとステップS25に進み、顔探索処理のために探索要求を顔検出回路42に向けて発行する。
顔検出回路42は、“大サイズ”,“中サイズ”および“小サイズ”の各々を有する照合枠を副画像エリア24bの先頭位置から末尾位置に向けてラスタ走査態様で移動させ、照合枠に属する一部の画像をテンプレートTM1〜T3の各々と照合し、これによって検出された顔画像の姿勢,位置およびサイズが記述された顔情報をレジスタ42eに登録する。
顔検出回路44から探索終了通知が返送されると、顔画像の探索に成功したか否かをステップS27で判別する。顔情報がレジスタ42eに登録されていれば、顔画像の探索に成功したと判別してステップS29に進む。これに対して、顔情報がレジスタ42eに登録されていなければ、顔画像の探索に失敗したと判別してステップS33に進む。
ステップS29では、レジスタ42eに登録された顔情報の中からサイズが最大値を示す顔情報を特定し、特定された顔情報に記述された姿勢を操作者の顔の姿勢として検出する。ステップS31では検出された姿勢が正立姿勢であるか否かを判別し、判別結果がYESであればステップS33に進む一方、判別結果がNOであればステップS39に進む。
ステップS33では、レジスタ44rの有効シャッタボタンの欄にシャッタボタン46sh1の識別子を登録する。ステップS35ではレジスタ44rの姿勢情報の欄に正立姿勢を表す情報を登録し、ステップS37ではレジスタ44rのAE/AF基準の欄に正立姿勢用の基準を登録する。ステップS37の処理が完了すると、ステップS23に戻る。
ステップS39では、レジスタ44rの有効シャッタボタンの欄にシャッタボタン46sh2の識別子を登録する。ステップS41では、ステップS29で検出された姿勢が右傾斜姿勢であるか否かを判別し、判別結果がYESであればステップS43に進む一方、判別結果がNOであればステップS47に進む。
ステップS43ではレジスタ44rの姿勢情報の欄に左傾斜姿勢を表す情報を登録し、ステップS45ではレジスタ44rのAE/AF基準の欄に左傾斜姿勢用の基準を登録する。ステップS47ではレジスタ44rの姿勢情報の欄に右傾斜姿勢を表す情報を登録し、ステップS49ではレジスタ44rのAE/AF基準の欄に右傾斜姿勢用の基準を登録する。ステップS45またはS49の処理が完了すると、ステップS23に戻る。
CPU44は、再生モードが選択されたとき、図13に示す再生タスクを含む複数のタスクを並列的に実行する。なお、これらのタスクに対応する制御プログラムも、フラッシュメモリ48に記憶される。
図13を参照して、ステップS51では記録媒体32に記録された最新の画像ファイルを指定し、ステップS53では指定された画像ファイルのヘッダから姿勢情報を検出する。ステップS55では指定された画像ファイルに注目した静止画再生処理を実行する。この結果、指定された画像ファイルに格納された画像データに基づく静止画像がLCDモニタ28に表示される。
ステップS57では、送り/戻しボタン46frが操作されたか否かを判別する。判別結果がNOからYESに更新されるとステップS59に進み、後続する画像ファイルまたは先行する画像ファイルを次に再生すべき画像ファイルとして指定する。ステップS59の処理が完了すると、ステップS51に戻る。
以上の説明から分かるように、イメージャ16は、カメラ筐体CB1の前方の被写界を表す画像データを作成する。イメージャ36は、カメラ筐体CB1の後方の被写界を表す画像データを作成する。CPU44は、イメージャ36によって作成された画像データから人物の顔画像を探索し(S25)、カメラ筐体CB1の前後方向に延びる軸の回転方向におけるカメラ筐体CB1の姿勢を探索処理によって発見された顔画像に基づいて判別する(S31, S41)。CPU44はまた、イメージャ16および/またはイメージャ16から出力された画像データに関連する設定を、判別されたカメラ筐体CB1の姿勢に応じて異なるように調整する(S33~S37, S39, S43~S49)。
このように、カメラ筐体CB1の姿勢はカメラ筐体CB1の後方に存在する人物の顔画像に基づいて判別され、イメージャ16および/またはイメージャ16から出力された画像データに関連する設定は判別された姿勢に応じて異なるように調整される。これによって、カメラ性能の向上が図られる。
10 …ディジタルカメラ
12,34 …フォーカスレンズ
16,36 …イメージャ
20,40 …信号処理回路
42 …顔検出回路
44 …CPU

Claims (7)

  1. カメラ筐体の前方の被写界を表す第1被写界像を作成する第1撮像手段、
    前記カメラ筐体の後方の被写界を表す第2被写界像を作成する第2撮像手段、
    前記第2撮像手段によって作成された第2被写界像から人物の顔画像を探索する探索手段、
    前記カメラ筐体の前後方向に延びる軸の回転方向における前記カメラ筐体の姿勢を前記探索手段によって発見された顔画像に基づいて判別する判別手段、および
    前記第1撮像手段および/または前記第1被写界像に関連する設定を前記判別手段の判別結果に応じて異なるように調整する調整手段を備える、電子カメラ。
  2. 前記探索手段によって発見された顔画の中から最大サイズの顔画像を検出する検出手段をさらに備え、
    前記判別手段は前記検出手段によって検出された顔画像を参照して判別処理を実行する、請求項1記載の電子カメラ。
  3. 前記第1撮像手段によって作成された第1被写界像の記録を指示するために前記カメラ筐体の互いに異なる位置に設けられた複数の操作キーをさらに備え、
    前記調整手段は前記複数の操作キーを前記判別手段の判別結果に応じて選択的に有効化するキー制御手段を含む、請求項1または2記載の電子カメラ。
  4. 前記第1撮像手段によって作成された第1被写界像にカメラ姿勢情報を割り当てる割り当て手段をさらに備え、
    前記調整手段は前記割り当て手段によって割り当てられるカメラ姿勢情報を前記判別手段の判別結果を参照して作成する情報作成手段を含む、請求項1ないし3のいずれかに記載の電子カメラ。
  5. 前記第1撮像手段のパラメータを基準に沿って調整するパラメータ調整手段をさらに備え、
    前記調整手段は前記判別結果に対応するように前記基準を設定する基準設定手段を含む、請求項1ないし4のいずれかに記載の電子カメラ。
  6. カメラ筐体の前方の被写界を表す第1被写界像を作成する第1撮像手段、および前記カメラ筐体の後方の被写界を表す第2被写界像を作成する第2撮像手段を備える電子カメラのプロセッサに、
    前記第2撮像手段によって作成された第2被写界像から人物の顔画像を探索する探索ステップ、
    前記カメラ筐体の前後方向に延びる軸の回転方向における前記カメラ筐体の姿勢を前記探索ステップによって発見された顔画像に基づいて判別する判別ステップ、および
    前記第1撮像手段および/または前記第1被写界像に関連する設定を前記判別ステップの判別結果に応じて異なるように調整する調整ステップを実行させるための、撮像制御プログラム。
  7. カメラ筐体の前方の被写界を表す第1被写界像を作成する第1撮像手段、および前記カメラ筐体の後方の被写界を表す第2被写界像を作成する第2撮像手段を備える電子カメラによって実行される撮像制御方法であって、
    前記第2撮像手段によって作成された第2被写界像から人物の顔画像を探索する探索ステップ、
    前記カメラ筐体の前後方向に延びる軸の回転方向における前記カメラ筐体の姿勢を前記探索ステップによって発見された顔画像に基づいて判別する判別ステップ、および
    前記第1撮像手段および/または前記第1被写界像に関連する設定を前記判別ステップの判別結果に応じて異なるように調整する調整ステップを備える、撮像制御方法。
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