JP2011015185A - 画像処理装置、画像形成装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】取得した画像において、ノイズ以外の画像を構成する画素の画素値を変えることなく、画像中でノイズとなっている画素の画素値を置換してノイズを消す。
【解決手段】ノイズ判定部202は、二値化画像の各黒画素に注目し、注目画素に対して主走査方向に連続する黒画素の数と、副走査方向に連続する黒画素の数とを取得する。ノイズ判定部202は、取得した値の両方が、第1閾値以下の場合、注目画素を中心とした矩形のウィンドウ内にある白画素を特定する。ノイズ判定部202は、特定した白画素の主走査方向に連続する数と、副走査方向に連続する黒画素の数とを取得し、取得した数の最小値を求め、求めた値が第2閾値以下である場合、注目画素はノイズではないと判定し、求めた値が第2閾値を超える場合、注目画素がノイズであると判定する。
【選択図】図2
【解決手段】ノイズ判定部202は、二値化画像の各黒画素に注目し、注目画素に対して主走査方向に連続する黒画素の数と、副走査方向に連続する黒画素の数とを取得する。ノイズ判定部202は、取得した値の両方が、第1閾値以下の場合、注目画素を中心とした矩形のウィンドウ内にある白画素を特定する。ノイズ判定部202は、特定した白画素の主走査方向に連続する数と、副走査方向に連続する黒画素の数とを取得し、取得した数の最小値を求め、求めた値が第2閾値以下である場合、注目画素はノイズではないと判定し、求めた値が第2閾値を超える場合、注目画素がノイズであると判定する。
【選択図】図2
Description
本発明は、画像処理装置、画像形成装置およびプログラムに関する。
画像中のノイズを除去する装置として、例えば特許文献1,2に開示された装置がある。特許文献1に開示されている装置は、隣接する2つのラインにおいて、連続する白画素(以下、白ランと称する)と、連続する黒画素(以下黒ランと称する)を抽出する。また、注目した白ランの周囲の黒ランの長さの総和が閾値より小さいと、注目した白ランが白抜けでないと判断し、総和が閾値以上であると白ランを黒画素に置換する。また、特許文献2に開示されている装置は、連結した黒画素の面積が一定面積以下のものをノイズと判断して除去している。
本発明は、取得した画像において、ノイズ以外の画像を構成する画素の画素値を変えることなく、画像中でノイズとなっている画素の画素値を置換してノイズを消す技術を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る画像処理装置は、第一値の画素と第二値の画素で表された二値化画像を取得する取得手段と、前記取得手段で取得された二値化画像において第一値の画素を注目画素とし、該注目画素を含んで主走査方向に連続する第一値の画素の数と、該注目画素を含んで副走査方向に連続する第一値の画素の数を求め、該求めた数の最大値が予め定められた第一閾値以下である場合、該注目画素から予め定められた範囲内にある第二値の画素を特定し、該特定した画素を含んで主走査方向に連続する第二値の画素の数と、該特定した画素を含んで副走査方向に連続する第二値の画素の数とを求め、該求めた数の最小値が予め定められた第二閾値を超える場合、前記二値化画像の該注目画素の画素値を第二値に置換する画像処理手段とを有する。
本発明の請求項2に係る画像処理装置は、第一値の画素と第二値の画素で表された二値化画像を取得する取得手段と、前記取得手段で取得された二値化画像において第一値の画素を注目画素とし、該注目画素を含んで主走査方向に連続する第一値の画素の数と、該注目画素を含んで副走査方向に連続する第一値の画素の数を求め、該求めた数の最大値である第1最大値が予め定められた第一閾値以下である場合、前記注目画素から予め定められた範囲内にある第二値の画素を特定し、該特定した画素を含んで主走査方向に連続する第二値の画素の数と、該特定した画素を含んで副走査方向に連続する第二値の画素の数とを求め、該求めた数の最小値が予め定められた第二閾値以下の場合、前記範囲内において、前記注目画素と連続していない第一値の画素を特定し、該特定した画素を含んで前記主走査方向に連続する第一値の画素の数と、該特定した画素を含んで前記副走査方向に連続する第一値の画素の数を求め、該求めた数の最大値である第2最大値が予め定められた範囲内にある場合、前記二値化画像の該注目画素の画素値を第二値に置換する画像処理手段とを有する。
本発明の請求項3に係る画像処理装置は、第一値の画素と第二値の画素で表された二値化画像を取得する取得手段と、前記取得手段で取得された二値化画像において第一値の画素を注目画素とし、該注目画素を含んで主走査方向に連続する第一値の画素の数と、該注目画素を含んで副走査方向に連続する第一値の画素の数を求め、該求めた数の最大値である第1最大値が予め定められた第一閾値以下である場合、前記注目画素から予め定められた範囲内にある第二値の画素を特定し、該特定した画素を含んで主走査方向に連続する第二値の画素の数と、該特定した画素を含んで副走査方向に連続する第二値の画素の数とを求め、該求めた数の最小値が予め定められた第二閾値以下の場合、前記範囲内において、第二値の画素が該最小値の数だけ連続した方向を特定し、該最小値の数だけ連続した第二値の画素から該特定した方向にある第一値の画素を特定し、該特定した画素を含んで該方向に連続する第一値の画素の数が予め定められた範囲内にある場合、前記二値化画像の該注目画素の画素値を第二値に置換する画像処理手段とを有する。
本発明の請求項4に係る画像形成装置は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像処理装置と、前記画像処理手段で画素値が置換された二値化画像が表す画像を記録媒体に形成する画像形成手段とを有する。
本発明の請求項5に係るプログラムは、コンピュータを、第一値の画素と第二値の画素で表された二値化画像を取得する取得手段と、前記取得手段で取得された二値化画像において第一値の画素を注目画素とし、該注目画素を含んで主走査方向に連続する第一値の画素の数と、該注目画素を含んで副走査方向に連続する第一値の画素の数を求め、該求めた数の最大値が予め定められた第一閾値以下である場合、該注目画素から予め定められた範囲内にある第二値の画素を特定し、該特定した画素を含んで主走査方向に連続する第二値の画素の数と、該特定した画素を含んで副走査方向に連続する第二値の画素の数とを求め、該求めた数の最小値が予め定められた第二閾値を超える場合、前記二値化画像の該注目画素の画素値を第二値に置換する画像処理手段として機能させるためのプログラムである。
本発明の請求項6に係るプログラムは、コンピュータを、第一値の画素と第二値の画素で表された二値化画像を取得する取得手段と、前記取得手段で取得された二値化画像において第一値の画素を注目画素とし、該注目画素を含んで主走査方向に連続する第一値の画素の数と、該注目画素を含んで副走査方向に連続する第一値の画素の数を求め、該求めた数の最大値である第1最大値が予め定められた第一閾値以下である場合、前記注目画素から予め定められた範囲内にある第二値の画素を特定し、該特定した画素を含んで主走査方向に連続する第二値の画素の数と、該特定した画素を含んで副走査方向に連続する第二値の画素の数とを求め、該求めた数の最小値が予め定められた第二閾値以下の場合、前記範囲内において、前記注目画素と連続していない第一値の画素を特定し、該特定した画素を含んで前記主走査方向に連続する第一値の画素の数と、該特定した画素を含んで前記副走査方向に連続する第一値の画素の数を求め、該求めた数の最大値である第2最大値が予め定められた範囲内にある場合、前記二値化画像の該注目画素の画素値を第二値に置換する画像処理手段として機能させるためのプログラムである。
本発明の請求項7に係るプログラムは、コンピュータを、第一値の画素と第二値の画素で表された二値化画像を取得する取得手段と、前記取得手段で取得された二値化画像において第一値の画素を注目画素とし、該注目画素を含んで主走査方向に連続する第一値の画素の数と、該注目画素を含んで副走査方向に連続する第一値の画素の数を求め、該求めた数の最大値である第1最大値が予め定められた第一閾値以下である場合、前記注目画素から予め定められた範囲内にある第二値の画素を特定し、該特定した画素を含んで主走査方向に連続する第二値の画素の数と、該特定した画素を含んで副走査方向に連続する第二値の画素の数とを求め、該求めた数の最小値が予め定められた第二閾値以下の場合、前記範囲内において、第二値の画素が該最小値の数だけ連続した方向を特定し、該最小値の数だけ連続した第二値の画素から該特定した方向にある第一値の画素を特定し、該特定した画素を含んで該方向に連続する第一値の画素の数が予め定められた範囲内にある場合、前記二値化画像の該注目画素の画素値を第二値に置換する画像処理手段として機能させるためのプログラムである。
本発明の請求項1,5に係る発明によれば、取得した画像において、ノイズ以外の画像を構成する画素の画素値を変えることなく、画像中でノイズとなっている画素の画素値を置換してノイズを消すことができる。
本発明の請求項2,3,6,7に係る発明によれば、取得した画像において、注目画素がノイズであるか、画像を構成する画素の一部であるか判別してノイズを消すことができる。
本発明の請求項4に係る発明によれば、ノイズ以外の画像を構成する画素の画素値はそのままに、画像中でノイズとなっている画素の画素値を置換してノイズが消去された印刷画像を得ることができる。
本発明の請求項2,3,6,7に係る発明によれば、取得した画像において、注目画素がノイズであるか、画像を構成する画素の一部であるか判別してノイズを消すことができる。
本発明の請求項4に係る発明によれば、ノイズ以外の画像を構成する画素の画素値はそのままに、画像中でノイズとなっている画素の画素値を置換してノイズが消去された印刷画像を得ることができる。
[第1実施形態]
(実施形態の構成)
図1は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置1のハードウェア構成を示したブロック図である。本実施形態において画像処理装置1は、所謂複写機であり、文書の複写機能や、文書を読み取り、読み取った文書の画像を示す画像データを生成する機能を有している。図1に示したように、画像処理装置1の各部は、バス101に接続されており、このバス101を介して各部間で情報のやり取りを行う。なお、画像処理装置1は、複写機に限定されるものではなく、読み取った文書の画像を示す画像データを生成する装置であれば、例えば、ファクシミリ機能を備えた装置など、他の装置であってもよい。
(実施形態の構成)
図1は、本発明の一実施形態に係る画像処理装置1のハードウェア構成を示したブロック図である。本実施形態において画像処理装置1は、所謂複写機であり、文書の複写機能や、文書を読み取り、読み取った文書の画像を示す画像データを生成する機能を有している。図1に示したように、画像処理装置1の各部は、バス101に接続されており、このバス101を介して各部間で情報のやり取りを行う。なお、画像処理装置1は、複写機に限定されるものではなく、読み取った文書の画像を示す画像データを生成する装置であれば、例えば、ファクシミリ機能を備えた装置など、他の装置であってもよい。
表示部107は、画像を表示する表示装置として液晶ディスプレイを備えており、CPU102の制御の下、画像処理装置1を操作するためのメニュー画面や各種メッセージ等を表示する。なお、表示装置は液晶ディスプレイに限定されるものではなく、CRT(Cathode Ray Tube)やEL(electro luminescence)を用いたディスプレイなど他の表示装置であってもよい。
操作部106は、画像処理装置1を操作するための各種キーを備えている。また、操作部106は、表示部107の液晶ディスプレイの表示画面を覆うタッチパネルを備えている。ユーザがこれらのキーを操作したり、タッチパネルに触れたりすることにより、画像処理装置1に対する各種指示の入力や画像処理装置の各種設定が行われる。
操作部106は、画像処理装置1を操作するための各種キーを備えている。また、操作部106は、表示部107の液晶ディスプレイの表示画面を覆うタッチパネルを備えている。ユーザがこれらのキーを操作したり、タッチパネルに触れたりすることにより、画像処理装置1に対する各種指示の入力や画像処理装置の各種設定が行われる。
画像取得部108は、紙面上の画像を読み取るものであり、紙面に光を照射し、紙面で反射した光をCCD(Charge Coupled Device)で検知して電気信号に変換し、この電気信号に基づいて紙面上の画像を表す画像データを生成する。
画像形成部109は、画像形成手段の一例であり、電子写真方式によって紙やOHP(overhead projector)シートなどのシート状の記録媒体にトナー像を形成する画像形成ユニットを具備している。この画像形成ユニットは、入力される画像データに従ってトナー像を形成し、このトナー像を記録媒体に転写する。そして、記録媒体に転写されたトナー像に熱と圧力を加えて定着させた後、トナー像が形成された記録媒体を画像処理装置1の外へ排出する。
画像形成部109は、画像形成手段の一例であり、電子写真方式によって紙やOHP(overhead projector)シートなどのシート状の記録媒体にトナー像を形成する画像形成ユニットを具備している。この画像形成ユニットは、入力される画像データに従ってトナー像を形成し、このトナー像を記録媒体に転写する。そして、記録媒体に転写されたトナー像に熱と圧力を加えて定着させた後、トナー像が形成された記録媒体を画像処理装置1の外へ排出する。
画像処理部111は、入力される画像データが表す画像に二値化処理やノイズ除去処理などの画像処理を施すものであり、これらの画像処理を行うDSP(Digital Signal Processor)を有している。図2は、このDSPで実現する機能ブロックを示した図である。
二値化部200は、画像取得部108が生成した画像データが表す画像を二値化し、二値化された画像(二値化画像)を得る取得手段の一例である。本実施形態においては、二値化された画像(二値化画像)は、画素の値を1ビットで表しており、黒の画素を「1」、白の画素を「0」で表している。なお、二値化画像は、黒の画素を「0」、白の画素を「1」で表してもよい。
マップ作成部201は、第1マップ作成部201Aと、第2マップ作成部201Bを有している。第1マップ作成部201Aは、二値化部200で生成された二値化画像において主走査方向に連続する黒画素の数と、主走査方向に連続する白画素の数とをカウントし、カウントした数をマッピングした第1マップを生成するものである。また、第2マップ作成部201Bは、二値化部200で生成された二値化画像において副走査方向に連続する黒画素の数と、副走査方向に連続する白画素の数とをカウントし、カウントした数をマッピングした第2マップを生成する。
ノイズ判定部202は、第1マップと第2マップを参照し、二値化画像中の黒画素がノイズであるか判定する。
ノイズ除去部203は、ノイズ判定部202においてノイズと判定された黒画素を白画素に置換するものであり、画素の置換がされた二値化画像を出力する。
マップ作成部201、ノイズ判定部202、ノイズ除去部203は、画像中のノイズを判定して画素の置換を行う画像処理手段の一例である。
二値化部200は、画像取得部108が生成した画像データが表す画像を二値化し、二値化された画像(二値化画像)を得る取得手段の一例である。本実施形態においては、二値化された画像(二値化画像)は、画素の値を1ビットで表しており、黒の画素を「1」、白の画素を「0」で表している。なお、二値化画像は、黒の画素を「0」、白の画素を「1」で表してもよい。
マップ作成部201は、第1マップ作成部201Aと、第2マップ作成部201Bを有している。第1マップ作成部201Aは、二値化部200で生成された二値化画像において主走査方向に連続する黒画素の数と、主走査方向に連続する白画素の数とをカウントし、カウントした数をマッピングした第1マップを生成するものである。また、第2マップ作成部201Bは、二値化部200で生成された二値化画像において副走査方向に連続する黒画素の数と、副走査方向に連続する白画素の数とをカウントし、カウントした数をマッピングした第2マップを生成する。
ノイズ判定部202は、第1マップと第2マップを参照し、二値化画像中の黒画素がノイズであるか判定する。
ノイズ除去部203は、ノイズ判定部202においてノイズと判定された黒画素を白画素に置換するものであり、画素の置換がされた二値化画像を出力する。
マップ作成部201、ノイズ判定部202、ノイズ除去部203は、画像中のノイズを判定して画素の置換を行う画像処理手段の一例である。
記憶部105はハードディスク装置を具備しており、ノイズ除去部で生成された画像データを記憶する。
ROM103は、CPU102により実行される制御プログラムを記憶している。CPU102は、ROM103に記憶されている制御プログラムを読み出し、RAM104を作業エリアにして制御プログラムを実行する。CPU102により制御プログラムが実行されると、CPU102により画像処理装置1の各部が制御され、操作部106にされた操作に応じて紙面上の文字や図などの画像を読み取り、読み取った画像からノイズを除去する機能が実現する。
ROM103は、CPU102により実行される制御プログラムを記憶している。CPU102は、ROM103に記憶されている制御プログラムを読み出し、RAM104を作業エリアにして制御プログラムを実行する。CPU102により制御プログラムが実行されると、CPU102により画像処理装置1の各部が制御され、操作部106にされた操作に応じて紙面上の文字や図などの画像を読み取り、読み取った画像からノイズを除去する機能が実現する。
(実施形態の動作)
以下、本実施形態の動作について説明する。まず、ユーザが文書を画像取得部108にセットし、文書の複写を指示する操作を操作部106で行うと、CPU102は、画像取得部108を制御し、文書の画像を読み取る。画像取得部108が文書の画像を読み取ると、文書の画像を表す画像データが生成される。
以下、本実施形態の動作について説明する。まず、ユーザが文書を画像取得部108にセットし、文書の複写を指示する操作を操作部106で行うと、CPU102は、画像取得部108を制御し、文書の画像を読み取る。画像取得部108が文書の画像を読み取ると、文書の画像を表す画像データが生成される。
画像取得部108で生成された画像データは、画像処理部111へ送られる。画像処理部111においては、この画像データの画像が二値化部200で二値化され、二値化により得られた二値化画像がマップ作成部201へ送られる。
ここで、図3は、二値化部200で得られた二値化画像の一例を示した図である。同図においては、画像を読み取った時の走査方向(主走査方向および副走査方向)が矢印で示されている。また、同図においては、一つの四角の枠は一つの画素を示しており、四角の枠内に斜線がある画素は黒画素を示し、四角の枠内に斜線がない画素は白画素を示している。なお、図3において、黒画素の集まりである画像G1〜G3は、黒の直線であり、画像G4は、画像の読み取り時に生じたノイズ、画像G5は、アルファベットの「i」である。
ここで、図3は、二値化部200で得られた二値化画像の一例を示した図である。同図においては、画像を読み取った時の走査方向(主走査方向および副走査方向)が矢印で示されている。また、同図においては、一つの四角の枠は一つの画素を示しており、四角の枠内に斜線がある画素は黒画素を示し、四角の枠内に斜線がない画素は白画素を示している。なお、図3において、黒画素の集まりである画像G1〜G3は、黒の直線であり、画像G4は、画像の読み取り時に生じたノイズ、画像G5は、アルファベットの「i」である。
マップ作成部201においては、二値化画像が第1マップ作成部201Aと第2マップ作成部201Bへ送られる。第1マップ作成部201Aは、二値化画像が送られると、画素が行列に並べられている二値化画像の行毎に、主走査方向へ連続する黒画素の数と、主走査方向へ連続する白画素の数をカウントし、カウントした数をマッピングした第1マップを生成する。
ここで、図4は、図3に示した画像から生成された第1マップを示した図である。図3の1行目においては、画素を主走査方向へ見ると、まず1列目から2列目へ黒画素が連続している。このため、第1マップ作成部201Aは、連続した黒画素の数を「2」とカウントし、第1マップにおいて、この黒画素に対応した位置(1行目の1列目と2列目)にカウントした「2」を配置する。また、1行目の3列目から12列目まで白画素が連続しているため、第1マップにおいて、この白画素に対応した位置(1行目の3列目〜12列目)にカウントした「10」を配置する。第1マップ作成部201Aは、この動作を二値化画像の全ての行に対して行い、図4に示した第1マップを得る。
ここで、図4は、図3に示した画像から生成された第1マップを示した図である。図3の1行目においては、画素を主走査方向へ見ると、まず1列目から2列目へ黒画素が連続している。このため、第1マップ作成部201Aは、連続した黒画素の数を「2」とカウントし、第1マップにおいて、この黒画素に対応した位置(1行目の1列目と2列目)にカウントした「2」を配置する。また、1行目の3列目から12列目まで白画素が連続しているため、第1マップにおいて、この白画素に対応した位置(1行目の3列目〜12列目)にカウントした「10」を配置する。第1マップ作成部201Aは、この動作を二値化画像の全ての行に対して行い、図4に示した第1マップを得る。
一方、第2マップ作成部201Bは、二値化画像が送られると、二値化画像の列毎に、副走査方向へ連続する黒画素の数と、副走査方向へ連続する白画素の数をカウントし、カウントした数をマッピングした第2マップを生成する。
ここで、図5は、図3に示した画像から生成された第2マップを示した図である。図3の1列目においては、画素を副走査方向へ見ると、まず1行目から20行目まで黒画素が連続している。このため、第2マップ作成部201Bは、連続した黒画素の数を「20」とカウントし、第2マップにおいて、この黒画素に対応した位置(1列目の1行目〜20行目)にカウントした「20」を配置する。
ここで、図5は、図3に示した画像から生成された第2マップを示した図である。図3の1列目においては、画素を副走査方向へ見ると、まず1行目から20行目まで黒画素が連続している。このため、第2マップ作成部201Bは、連続した黒画素の数を「20」とカウントし、第2マップにおいて、この黒画素に対応した位置(1列目の1行目〜20行目)にカウントした「20」を配置する。
また、図3の3列目を見ると、1行目から20行目まで白画素が連続している。このため、第2マップ作成部201Bは、連続した白画素の数を「20」とカウントし、第2マップにおいて、この白画素に対応した位置(3列目の1行目〜20行目)にカウントした「20」を配置する。
また、図3の7列目を見ると、1行目から5行目まで白画素が連続している。このため、第2マップ作成部201Bは、連続した白画素の数を「5」とカウントし、第2マップにおいて、この黒画素に対応した位置(7列目の1行目〜5行目)にカウントした「5」を配置する。次に、図3の7列目においては、6行目から7行目へ黒画素が連続している。このため、第2マップ作成部201Bは、連続した黒画素の数を「2」とカウントし、第2マップにおいて、この黒画素に対応した位置(7列目の6行目と7行目)にカウントした「2」を配置する。
第2マップ作成部201Bは、この動作を二値化画像の全ての列に対して行い、図5に示した第2マップを得る。
また、図3の7列目を見ると、1行目から5行目まで白画素が連続している。このため、第2マップ作成部201Bは、連続した白画素の数を「5」とカウントし、第2マップにおいて、この黒画素に対応した位置(7列目の1行目〜5行目)にカウントした「5」を配置する。次に、図3の7列目においては、6行目から7行目へ黒画素が連続している。このため、第2マップ作成部201Bは、連続した黒画素の数を「2」とカウントし、第2マップにおいて、この黒画素に対応した位置(7列目の6行目と7行目)にカウントした「2」を配置する。
第2マップ作成部201Bは、この動作を二値化画像の全ての列に対して行い、図5に示した第2マップを得る。
第1マップ作成部201Aで生成された第1マップ、第2マップ作成部201Bで生成された第2マップおよび二値化画像は、ノイズ判定部202へ送られる。ノイズ判定部202は、二値化画像と第1マップおよび第2マップを参照し、二値化画像中の黒画素がノイズであるか否かを判定する。
具体的には、ノイズ判定部202は、二値化画像の各黒画素に注目し(以下、注目した画素を注目画素と称する)、第1マップにおいて注目画素に対応した位置にある値を取得し、第2マップにおいて注目画素に対応した位置にある値を取得する。次にノイズ判定部202は、取得した値の最大値が、予め定められた第1閾値(ここでは一例として2)を超える場合、注目画素はノイズではないと判定する。一方、ノイズ判定部202は、取得した値の最大値が第1閾値以下の場合、注目画素を中心とした矩形のウィンドウ内にある白画素を特定する。そして、第1マップと第2マップから、特定した白画素に対応した位置にある値を取得する。なお、ウィンドウの一辺の長さは、本実施形態では、第1閾値×2+1という式で定められており、ここでは、第1閾値が2であるため、ウィンドウの一辺の長さは5画素分となる。
次にノイズ判定部202は、第1マップと第2マップから取得した値において最小の値を求め、求めた値が予め定められた第2閾値(ここでは2)以下である場合、注目画素はノイズではないと判定し、求めた値が第2閾値を超える場合、注目画素がノイズであると判定する。
次にノイズ判定部202は、第1マップと第2マップから取得した値において最小の値を求め、求めた値が予め定められた第2閾値(ここでは2)以下である場合、注目画素はノイズではないと判定し、求めた値が第2閾値を超える場合、注目画素がノイズであると判定する。
例えば、図3において6行目の7列目にある黒画素を注目画素とした場合、第1マップからは、注目画素と対応する位置にある値として第1マップの6行目の7列目にある「2」が取得され、第2マップからは、注目画素と対応する位置にある値として第2マップの6行目の7列目にある「2」が取得される。ここで、第1マップおよび第2マップから取得された値の両方が第1閾値の「2」以下であるため、ノイズ判定部202は、この注目画素を中心とした5画素×5画素のウィンドウW11内にある白画素を特定し、第1マップから、特定した白画素の位置と対応する位置にある値(10と4)を取得し、第2マップから、特定した白画素の位置と対応する位置にある値(21、14および5)を取得する。ノイズ判定部202は、取得した値のうち最小値は「4」であり、この最小値は第2閾値より大きいため、注目画素、即ち、図3において6行目の7列目にある黒画素をノイズと判定する。なお、図3の6行目の8列目、7行目の7列目、7行目の8列目についても、同様にノイズと判定される。
一方、図3において6行目の19列目にある黒画素を注目画素とした場合、第1マップにおいて注目画素と対応する位置にある値として第1マップの6行目の19列目にある「2」が取得され、第2マップにおいて注目画素と対応する位置にある値として第1マップの6行目の19列目にある「2」が取得される。ここで、第1マップおよび第2マップから取得された値の両方が第1閾値の「2」以下であるため、ノイズ判定部202は、この注目画素を中心とした5画素×5画素のウィンドウW12内にある白画素を特定し、第1マップから、特定した白画素の位置と対応する位置にある値(10と4)を取得し、第2マップから、特定した白画素の位置と対応する位置にある値(21、5および2)を取得する。ノイズ判定部202は、取得した値のうち最小値は「2」であり、この最小値は第2閾値と同じであるため、注目画素、即ち、図3において6行目の19列目にある黒画素をノイズではないと判定する。なお、図3の6行目の20列目、7行目の19列目、7行目の20列目についても、同様にノイズと判定されない。
ノイズ判定部202において、全ての黒画素についてノイズか否かの判定が終了すると、ノイズ除去部203は、ノイズと判定された黒画素を白画素に置換する。図3の画像においては、6行目の7列目、6行目の8列目、7行目の7列目および7行目の8列目がノイズと判定されたため、ノイズ除去部203は、図3の画像において、この位置にある黒画素を白画素に置換する。ノイズ除去部203は、ノイズと判定した黒画素の白画素への置換が終了すると、画素の置き換えにより得られた画像を示す画像データを生成する。
CPU102は、ノイズ判定部202で生成された画像データを画像形成部109へ送る。画像形成部109は、CPU102から送られた画像データに従ってトナー像を形成し、このトナー像を記録媒体に転写する。そして、記録媒体に転写されたトナー像に熱と圧力を加えて定着させた後、トナー像が形成された記録媒体を画像処理装置1の外へ排出する。
以上説明したように、本実施形態によれば、単独で存在する点状の画像G4については、黒画素がノイズと判定され白画素に置換される。一方、画像G5において画像G4と同じ点状の部分については、黒画素がノイズと判定されず、白画素に置換されないため、文字を損なうことなく、ノイズを除去した画像を出力することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る画像処理装置1について説明する。なお、本実施形態に係る画像処理装置1は、ノイズ判定部202の動作が第1実施形態と異なり、ハードウェア構成やノイズ判定部202以外の各機能ブロックは、第1実施形態と同じ構成であるため、第1実施形態と同じ構成については説明を省略し、以下、第1実施形態と異なるノイズ判定部202の動作について説明する。
次に、本発明の第2実施形態に係る画像処理装置1について説明する。なお、本実施形態に係る画像処理装置1は、ノイズ判定部202の動作が第1実施形態と異なり、ハードウェア構成やノイズ判定部202以外の各機能ブロックは、第1実施形態と同じ構成であるため、第1実施形態と同じ構成については説明を省略し、以下、第1実施形態と異なるノイズ判定部202の動作について説明する。
図6は、二値化部200で得られた画像の一例を示した図である。同図では、図3と同様に、画像を読み取った時の走査方向が矢印で示されている。また、同図においては、一つの四角の枠は一つの画素を示しており、斜線がある画素は黒画素を示し、斜線がない画素は白画素を示している。なお、図6において、点線で囲まれた黒画素の集まりである画像G11〜G13は、黒の直線であり、画像G14A,画像G14Bは、画像の読み取り時に生じたノイズ、画像G15は、アルファベットの「i」である。
図6の二値化画像がマップ作成部201に送られると、図7に示した第1マップが第1マップ作成部201Aにより生成され、図8に示した第2マップが第2マップ作成部201Bにより生成される。第1マップ作成部201Aで生成された第1マップ、第2マップ作成部201Bで生成された第2マップおよび二値化画像は、ノイズ判定部202へ送られ、ノイズ判定部202は、二値化画像と第1マップおよび第2マップを参照し、二値化画像中の黒画素がノイズであるか否かを判定する。
具体的には、ノイズ判定部202は、二値化画像の各黒画素に注目し、第1マップにおいて注目画素の位置に格納されている値と、第2マップにおいて注目画素の位置に格納されている値を取得する。次にノイズ判定部202は、取得した値の最大値が、予め定められた第1閾値(ここでは2)を超える場合、注目画素はノイズではないと判定する。
一方、ノイズ判定部202は、取得した値の最大値が第1閾値以下の場合、注目画素を中心とした矩形のウィンドウ内にある白画素を特定する。そして、第1マップと第2マップから、特定した白画素に対応した位置にある値を取得する。なお、ウィンドウの一辺の長さは、本実施形態では、第1閾値×4+1という式で定められており、ここでは、第1閾値が2であるため、ウィンドウの一辺の長さは9画素分となる。
一方、ノイズ判定部202は、取得した値の最大値が第1閾値以下の場合、注目画素を中心とした矩形のウィンドウ内にある白画素を特定する。そして、第1マップと第2マップから、特定した白画素に対応した位置にある値を取得する。なお、ウィンドウの一辺の長さは、本実施形態では、第1閾値×4+1という式で定められており、ここでは、第1閾値が2であるため、ウィンドウの一辺の長さは9画素分となる。
次にノイズ判定部202は、第1マップから取得した値と第2マップから取得した値のうち最小値を求め、求めた最小値が予め定められた第2閾値(ここでは2)を超える場合、注目画素がノイズであると判定する。
また、求めた最小値が第2閾値以下である場合、ノイズ判定部202は、ウィンドウ内にある注目画素以外の黒画素であって、注目画素との間に白画素がある黒画素を特定する。そして、第1マップにおいて、特定した黒画素と対応する位置にある値を取得し、第2マップから、特定した黒画素と対応する位置にある値を取得する。そして、取得した値のうち大きいほうの値が、第1マップにおいて注目画素の位置にある値と、第2マップにおいて注目画素の位置にある値とで大きい方の値から予め定められた範囲内(ここでは、注目画素の値−1〜注目画素の値+1の範囲)にある場合、注目画素がノイズであると判定する。一方、取得した値のうち大きいほうの値が、第1マップにおいて注目画素の位置にある値と、第2マップにおいて注目画素の位置にある値とで大きい方の値から予め定められた範囲内に入らない場合、注目画素はノイズではないと判定する。
また、求めた最小値が第2閾値以下である場合、ノイズ判定部202は、ウィンドウ内にある注目画素以外の黒画素であって、注目画素との間に白画素がある黒画素を特定する。そして、第1マップにおいて、特定した黒画素と対応する位置にある値を取得し、第2マップから、特定した黒画素と対応する位置にある値を取得する。そして、取得した値のうち大きいほうの値が、第1マップにおいて注目画素の位置にある値と、第2マップにおいて注目画素の位置にある値とで大きい方の値から予め定められた範囲内(ここでは、注目画素の値−1〜注目画素の値+1の範囲)にある場合、注目画素がノイズであると判定する。一方、取得した値のうち大きいほうの値が、第1マップにおいて注目画素の位置にある値と、第2マップにおいて注目画素の位置にある値とで大きい方の値から予め定められた範囲内に入らない場合、注目画素はノイズではないと判定する。
例えば、図6において6行目の7列目にある黒画素を注目画素とした場合、第1マップからは、注目画素と対応する位置にある値として「2」が取得され、第2マップからは、注目画素と対応する位置にある値として「2」が取得される。ここで、第1マップおよび第2マップから取得された値の両方が第1閾値の「2」以下であるため、ノイズ判定部202は、この黒画素を中心とした9画素×9画素のウィンドウW21内にある白画素を特定し、第1マップから、特定した白画素の位置と対応する位置にある値(10と4)を取得し、第2マップから、特定した白画素の位置と対応する位置にある値(21、5および2)を取得する。ノイズ判定部202は、取得した値のうち最小値は第2閾値と同じであるため、ウィンドウW21内にある注目画素以外の黒画素であって、注目画素との間に白画素がある黒画素を特定する。
なお、ここでは、10行目の7列目と8列目にある黒画素が特定される。次にノイズ判定部202は、10行目の7列目の位置について、第1マップから、10行目の7列目の黒画素の位置にある値として「2」を取得し、第2マップから、10行目の7列目の黒画素の位置にある値として「2」を取得する。ここでは、取得したいずれの値も「2」であり、取得した値が第1マップにおいて注目画素の位置にある値と、第2マップにおいて注目画素の位置にある値とで大きい方の値から予め定められた範囲内(注目画素の値が2であるため、1〜3の範囲内)にあるため、注目画素がノイズであると判定する。
また、ノイズ判定部202は、10行目の8列目の位置について、第1マップから、10行目の8列目の黒画素の位置にある値として「2」を取得し、第2マップから、黒画素の位置にある値として「2」を取得する。ここでも、取得したいずれの値も「2」であり、第1マップにおいて注目画素の位置にある値と、第2マップにおいて注目画素の位置にある値とで大きいほうの値から予め定められた範囲内(注目画素の値が2であるため、1〜3の範囲内)にあるため、注目画素がノイズであると判定する。
また、ノイズ判定部202は、10行目の8列目の位置について、第1マップから、10行目の8列目の黒画素の位置にある値として「2」を取得し、第2マップから、黒画素の位置にある値として「2」を取得する。ここでも、取得したいずれの値も「2」であり、第1マップにおいて注目画素の位置にある値と、第2マップにおいて注目画素の位置にある値とで大きいほうの値から予め定められた範囲内(注目画素の値が2であるため、1〜3の範囲内)にあるため、注目画素がノイズであると判定する。
一方、図6において6行目の19列目にある黒画素を注目画素とした場合、第1マップからは、注目画素と対応する位置にある値として「2」が取得され、第2マップからは、注目画素と対応する位置にある値として「2」が取得される。ここで、第1マップおよび第2マップから取得された値の両方が第1閾値の「2」以下であるため、ノイズ判定部202は、この黒画素を中心とした9画素×9画素のウィンドウW22内にある白画素を特定し、第1マップから、特定した白画素の位置と対応する位置にある値(10と4)を取得し、第2マップから、特定した白画素の位置と対応する位置にある値(21、5および2)を取得する。ノイズ判定部202は、取得した値のうち最小の値は第2閾値と同じであるため、ウィンドウW22内にある注目画素以外の黒画素であって、注目画素との間に白画素がある黒画素を特定する。
なお、ここでは、10行目の19列目と20列目にある黒画素が特定される。次にノイズ判定部202は、10行目の19列目の位置について、第1マップから、10行目の19列目の黒画素の位置にある値として「2」を取得し、第2マップから、10行目の19列目の黒画素の位置にある値として「8」を取得する。ここでは、取得した値のうち大きいほうの値が「8」であり、取得した値が第1マップにおいて注目画素の位置にある値と、第2マップにおいて注目画素の位置にある値とで大きい方の値から予め定められた範囲内(注目画素の値が2であるため、1〜3の範囲内)にないため、注目画素はノイズではないと判定する。
また、ノイズ判定部202は、10行目の20列目の位置について、第1マップから、10行目の20列目の黒画素の位置にある値として「2」を取得し、第2マップから、10行目の20列目の黒画素の位置にある値として「8」を取得する。ここでも、取得した値のうち大きいほうの値が「8」であり、取得した値が第1マップにおいて注目画素の位置にある値と、第2マップにおいて注目画素の位置にある値とで大きい方の値から予め定められた範囲内(注目画素の値が2であるため、1〜3の範囲内)にないため、注目画素はノイズではないと判定する。
また、ノイズ判定部202は、10行目の20列目の位置について、第1マップから、10行目の20列目の黒画素の位置にある値として「2」を取得し、第2マップから、10行目の20列目の黒画素の位置にある値として「8」を取得する。ここでも、取得した値のうち大きいほうの値が「8」であり、取得した値が第1マップにおいて注目画素の位置にある値と、第2マップにおいて注目画素の位置にある値とで大きい方の値から予め定められた範囲内(注目画素の値が2であるため、1〜3の範囲内)にないため、注目画素はノイズではないと判定する。
ノイズ判定部202において、全ての黒画素についてノイズか否かの判定が終了すると、ノイズ除去部203は、ノイズと判定された黒画素を白画素に置換する。図6の画像においては、6行目の7,8列目、7行目の7,8列目、10行目の7,8列目、11行目の7,8列目、がノイズと判定され、ノイズ除去部203は、図6の画像において、この位置にある黒画素を白画素に置換する。ノイズ除去部203は、ノイズと判定した黒画素の白画素への置換が終了すると、画素の置き換えにより得られた画像を示す画像データを生成する。
このように、本実施形態においては、画像G14A,G14Bのように2つのノイズが近接していても、点状の画像G14A,14Bについては、黒画素がノイズと判定され白画素に置換される。一方、画像G15において画像G14A,14Bと同じ点状の部分については、黒画素がノイズと判定されず、白画素に置換されないため、文字を損なうことなく、ノイズを除去した画像を出力することができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る画像処理装置1について説明する。なお、本実施形態に係る画像処理装置1は、ノイズ判定部202の動作が第1実施形態と異なり、ハードウェア構成やノイズ判定部202以外の各機能ブロックは、第1実施形態と同じ構成であるため、第1実施形態と同じ構成については説明を省略し、以下、第1実施形態と異なるノイズ判定部202の動作について説明する。
次に、本発明の第3実施形態に係る画像処理装置1について説明する。なお、本実施形態に係る画像処理装置1は、ノイズ判定部202の動作が第1実施形態と異なり、ハードウェア構成やノイズ判定部202以外の各機能ブロックは、第1実施形態と同じ構成であるため、第1実施形態と同じ構成については説明を省略し、以下、第1実施形態と異なるノイズ判定部202の動作について説明する。
図6の二値化画像がマップ作成部201に送られると、図7に示した第1マップが第1マップ作成部201Aにより生成され、図8に示した第2マップが第2マップ作成部201Bにより生成される。第1マップ作成部201Aで生成された第1マップ、第2マップ作成部201Bで生成された第2マップおよび二値化画像は、ノイズ判定部202へ送られ、ノイズ判定部202は、二値化画像と第1マップおよび第2マップを参照し、二値化画像中の黒画素がノイズであるか否かを判定する。
具体的には、ノイズ判定部202は、二値化画像の各黒画素に注目し、第1マップにおいて注目画素の位置に格納されている値と、第2マップにおいて注目画素の位置に格納されている値を取得する。次にノイズ判定部202は、取得した値の最大値が、予め定められた第1閾値(ここでは2)を超える場合、注目画素はノイズではないと判定する。
一方、ノイズ判定部202は、取得した値の最大値が第1閾値以下の場合、注目画素を中心とした矩形のウィンドウ内にある白画素を特定する。そして、第1マップと第2マップから、特定した白画素に対応した位置にある値を取得する。なお、ウィンドウの一辺の長さは、本実施形態では、第1閾値×2+1という式で定められており、ここでは、第1閾値が2であるため、ウィンドウの一辺の長さは5画素分となる。
一方、ノイズ判定部202は、取得した値の最大値が第1閾値以下の場合、注目画素を中心とした矩形のウィンドウ内にある白画素を特定する。そして、第1マップと第2マップから、特定した白画素に対応した位置にある値を取得する。なお、ウィンドウの一辺の長さは、本実施形態では、第1閾値×2+1という式で定められており、ここでは、第1閾値が2であるため、ウィンドウの一辺の長さは5画素分となる。
次にノイズ判定部202は、第1マップから取得した値と第2マップから取得した値のうち最小の値を求め、求めた最小値が予め定められた第2閾値(ここでは2)を超える場合、注目画素がノイズであると判定する。
また、求めた最小値が第2閾値以下である場合、第1マップと第2マップのうち、この最小値があるマップを特定する。また、特定したマップにおいて、この最小値があるウィンドウ内の位置を特定する。
また、求めた最小値が第2閾値以下である場合、第1マップと第2マップのうち、この最小値があるマップを特定する。また、特定したマップにおいて、この最小値があるウィンドウ内の位置を特定する。
次にノイズ判定部202は、特定したマップが第2マップである場合、注目画素のある列を、最小値がある位置から副走査方向とその反対方向へ見ていき、最初に見つけられる黒画素の位置を特定し、第2マップにおいて、この特定された位置にある値を取得する。ここで、取得した値が、注目画素の位置にある値から予め定められた範囲内(ここでは、注目画素の値−1〜注目画素の値+1の範囲)にある場合、注目画素がノイズであると判定し、範囲内にない場合には注目画素はノイズではないと判定する。
一方、ノイズ判定部202は、特定したマップが第1マップである場合、注目画素のある行を、最小値がある位置から主走査方向とその反対方向へ見ていき、最初に見つけられる黒画素の位置を特定し、第1マップにおいて、この特定された位置にある値を取得する。ここで、取得した値が、注目画素の位置の値から予め定められた範囲内(ここでは、注目画素の値−1〜注目画素の値+1の範囲)にある場合、注目画素がノイズであると判定し、範囲内にない場合には注目画素はノイズではないと判定する。
一方、ノイズ判定部202は、特定したマップが第1マップである場合、注目画素のある行を、最小値がある位置から主走査方向とその反対方向へ見ていき、最初に見つけられる黒画素の位置を特定し、第1マップにおいて、この特定された位置にある値を取得する。ここで、取得した値が、注目画素の位置の値から予め定められた範囲内(ここでは、注目画素の値−1〜注目画素の値+1の範囲)にある場合、注目画素がノイズであると判定し、範囲内にない場合には注目画素はノイズではないと判定する。
例えば、図6において6行目の7列目にある黒画素を注目画素とした場合、第1マップからは、注目画素と対応する位置にある値として「2」が取得され、第2マップからは、注目画素と対応する位置にある値として「2」が取得される。ここで、第1マップおよび第2マップから取得された値の両方が第1閾値の「2」以下であるため、ノイズ判定部202は、この黒画素を中心とした5画素×5画素のウィンドウ内にある白画素を特定し、第1マップから、特定した白画素の位置と対応する位置にある値(10と4)を取得し、第2マップから、特定した白画素の位置と対応する位置にある値(21、5および2)を取得する。
そして、第1マップから取得した値と第2マップから取得した値のうち、最小値は第2閾値と同じ2であるため、第1マップと第2マップのうち、この最小値がある第2マップを特定する。また、特定したマップにおいて、この最小値があるウィンドウ内の位置として、8行目の7列目、8行目の8列目、9行目の7列目、9行目の8列目を特定する。
次にノイズ判定部202は、特定したマップが第2マップであるため、注目画素のある列(6行目の7列目)を、この最小値がある位置(8行目の7列目)から副走査方向へ見ていき、最初に見つけられる黒画素の位置(10行目の7列目)を特定し、第2マップにおいて、この特定された位置にある値(2)を取得する。ここで、取得した値は、第2マップにおいて注目画素の位置にある値(2)から予め定められた範囲内(ここでは、注目画素の値−1〜注目画素の値+1の範囲)にあるので、注目画素がノイズであると判定する。
次にノイズ判定部202は、特定したマップが第2マップであるため、注目画素のある列(6行目の7列目)を、この最小値がある位置(8行目の7列目)から副走査方向へ見ていき、最初に見つけられる黒画素の位置(10行目の7列目)を特定し、第2マップにおいて、この特定された位置にある値(2)を取得する。ここで、取得した値は、第2マップにおいて注目画素の位置にある値(2)から予め定められた範囲内(ここでは、注目画素の値−1〜注目画素の値+1の範囲)にあるので、注目画素がノイズであると判定する。
一方、図6において6行目の19列目にある黒画素を注目画素とした場合、第1マップからは、注目画素と対応する位置にある値として「2」が取得され、第2マップからは、注目画素と対応する位置にある値として「2」が取得される。ここで、第1マップおよび第2マップから取得された値の両方が第1閾値の「2」以下であるため、ノイズ判定部202は、この黒画素を中心とした5画素×5画素のウィンドウ内にある白画素を特定し、第1マップから、特定した白画素の位置と対応する位置にある値(10と4)を取得し、第2マップから、特定した白画素の位置と対応する位置にある値(21、5および2)を取得する。
そして、第1マップから取得した値と第2マップから取得した値のうち、最小値は第2閾値と同じ2であるため、第1マップと第2マップのうち、この最小値がある第2マップを特定する。また、特定したマップにおいて、この最小値があるウィンドウ内の位置として、8行目の19列目、8行目の20列目、9行目の19列目、9行目の20列目を特定する。
次にノイズ判定部202は、特定したマップが第2マップであるため、注目画素のある列(6行目の19列目)を、この最小値がある位置(8行目の19列目)から副走査方向へ見ていき、最初に見つけられる黒画素の位置(10行目の19列目)を特定し、第2マップにおいて、この特定された位置にある値(8)を取得する。ここで、取得した値は、第2マップにおいて注目画素の位置にある値(2)から予め定められた範囲内(ここでは、注目画素の値−1〜注目画素の値+1の範囲)にないので、注目画素がノイズではないと判定する。
次にノイズ判定部202は、特定したマップが第2マップであるため、注目画素のある列(6行目の19列目)を、この最小値がある位置(8行目の19列目)から副走査方向へ見ていき、最初に見つけられる黒画素の位置(10行目の19列目)を特定し、第2マップにおいて、この特定された位置にある値(8)を取得する。ここで、取得した値は、第2マップにおいて注目画素の位置にある値(2)から予め定められた範囲内(ここでは、注目画素の値−1〜注目画素の値+1の範囲)にないので、注目画素がノイズではないと判定する。
ノイズ判定部202において、全ての黒画素についてノイズか否かの判定が終了すると、ノイズ除去部203は、ノイズと判定された黒画素を白画素に置換する。ノイズ除去部203は、ノイズと判定した黒画素の白画素への置換が終了すると、画素の置き換えにより得られた画像を示す画像データを生成する。
このように、本実施形態においては、画像G14A,G14Bのように2つのノイズが近接していても、点状の画像G14A,14Bについては、黒画素がノイズと判定され白画素に置換される。一方、画像G15において画像G14A,14Bと同じ点状の部分については、黒画素がノイズと判定されず、白画素に置換されないため、文字を損なうことなく、ノイズを除去した画像を出力することができる。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形して本発明を実施してもよい。なお、上述した実施形態及び以下の変形例は、各々を組み合わせてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形して本発明を実施してもよい。なお、上述した実施形態及び以下の変形例は、各々を組み合わせてもよい。
本発明においては、画像処理部111で実現される各機能ブロックの機能を、制御プログラムにより実現し、CPU102が、画像データを処理することにより、画像中のノイズを除去するようにしてもよい。
図9は、制御プログラムにより実行される処理の流れを例示したフローチャートである。CPU102は、画像取得部108において画像データが生成されると、画像データの画像を二値化した二値化画像を生成する(ステップSA1)。ここで、ステップSA1の処理は、二値化部200が行う処理に対応する。次にCPU102は、二値化画像から第1マップを生成し(ステップSA2)、また、二値化画像から第2マップを生成する(ステップSA3)。ここで、ステップSA2の処理は、第1マップ作成部201Aが行う処理に対応し、ステップSA3の処理は、第2マップ作成部201Bが行う処理に対応する。
図9は、制御プログラムにより実行される処理の流れを例示したフローチャートである。CPU102は、画像取得部108において画像データが生成されると、画像データの画像を二値化した二値化画像を生成する(ステップSA1)。ここで、ステップSA1の処理は、二値化部200が行う処理に対応する。次にCPU102は、二値化画像から第1マップを生成し(ステップSA2)、また、二値化画像から第2マップを生成する(ステップSA3)。ここで、ステップSA2の処理は、第1マップ作成部201Aが行う処理に対応し、ステップSA3の処理は、第2マップ作成部201Bが行う処理に対応する。
CPU102は、第1マップと第2マップを生成すると、二値化画像と第1マップおよび第2マップを用いて二値化画像中の黒画素がノイズであるか否かを判定する(ステップSA4)。ここで、ステップSA4の処理は、ノイズ判定部202が行う処理に対応する。CPU102は、ステップSA4の処理が終了すると、ノイズと判定された黒画素を白画素に置換し、画素の置き換えにより得られた画像を示す画像データを生成する(ステップSA5)。ここで、ステップSA5の処理は、ノイズ判定部202が行う処理に対応する。
なお、この制御プログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスク(HDD(Hard Disk Drive)、FD(Flexible Disk))など)、光記録媒体(光ディスク(CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk))など)、光磁気記録媒体、半導体メモリなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体に記憶した状態で提供し、画像処理装置1にインストールしてもよい。また、通信回線を介してダウンロードしてインストールしてもよい。また、PC(Personal Computer)にインストールしてもよい。
PCにインストールする場合、文書の画像を読み取りスキャナで読み取り、読み取った画像を示す画像データをPCが取得し、PCが図9に示した処理を実行してノイズが除去された画像を生成してもよい。
PCにインストールする場合、文書の画像を読み取りスキャナで読み取り、読み取った画像を示す画像データをPCが取得し、PCが図9に示した処理を実行してノイズが除去された画像を生成してもよい。
上述した実施形態においては、第1閾値と第2閾値は予め定められた値となっているが、操作部106を操作して、ユーザが第1閾値と第2閾値を入力し、画像処理部111は、この入力された閾値を用いるようにしてもよい。
また、上述した実施形態におけるウィンドウサイズについても、ユーザが操作部106からウィンドウサイズを入力し、画像処理部111は、この入力されたサイズをウィンドウサイズとしてもよい。
また、第2実施形態と第2実施形態で用いられる「予め定められた範囲」についても、この範囲をユーザが操作部106から入力し、画像処理部111は、この入力された範囲を用いてもよい。
また、上述した実施形態におけるウィンドウサイズについても、ユーザが操作部106からウィンドウサイズを入力し、画像処理部111は、この入力されたサイズをウィンドウサイズとしてもよい。
また、第2実施形態と第2実施形態で用いられる「予め定められた範囲」についても、この範囲をユーザが操作部106から入力し、画像処理部111は、この入力された範囲を用いてもよい。
上述した実施形態においては、第1マップは、連続した黒画素の数と、連続した白画素の数を有しているが、連続した黒画素の数のみを有するマップと、連続した白画素の数のみを有するマップとに第1マップを分けて生成してもよい。なお、第2マップについても、連続した黒画素の数のみを有するマップと、連続した白画素の数のみを有するマップとに第2マップを分けて生成してもよい。
上述した実施形態においては、黒画素がノイズか否か判定しているが、白画素がノイズか否か判定するようにしてもよい。
例えば、第1実施形態において白画素がノイズか否か判定する場合、ノイズ判定部202は、二値化画像の各白画素に注目し第1マップから注目画素に対応した位置にある値を取得し、第2マップから注目画素に対応した位置にある値を取得する。次にノイズ判定部202は、取得した値の最大値が、予め定められた第1閾値を超える場合、注目画素はノイズではないと判定する。一方、ノイズ判定部202は、取得した値の最大値が第1閾値以下の場合、注目画素を中心とした矩形のウィンドウ内にある黒画素を特定する。そして、第1マップと第2マップから、特定した黒画素に対応した位置にある値を取得する。
次にノイズ判定部202は、第1マップと第2マップから取得した値において最小の値を求め、求めた値が予め定められた第2閾値以下である場合、注目画素はノイズではないと判定し、求めた値が第2閾値を超える場合、注目画素がノイズであると判定する。
例えば、第1実施形態において白画素がノイズか否か判定する場合、ノイズ判定部202は、二値化画像の各白画素に注目し第1マップから注目画素に対応した位置にある値を取得し、第2マップから注目画素に対応した位置にある値を取得する。次にノイズ判定部202は、取得した値の最大値が、予め定められた第1閾値を超える場合、注目画素はノイズではないと判定する。一方、ノイズ判定部202は、取得した値の最大値が第1閾値以下の場合、注目画素を中心とした矩形のウィンドウ内にある黒画素を特定する。そして、第1マップと第2マップから、特定した黒画素に対応した位置にある値を取得する。
次にノイズ判定部202は、第1マップと第2マップから取得した値において最小の値を求め、求めた値が予め定められた第2閾値以下である場合、注目画素はノイズではないと判定し、求めた値が第2閾値を超える場合、注目画素がノイズであると判定する。
また、第2実施形態において白画素がノイズか否か判定する場合、以下の構成としてもよい。
具体的には、ノイズ判定部202は、二値化画像の各白画素に注目し、第1マップにおいて注目画素の位置に格納されている値と、第2マップにおいて注目画素の位置に格納されている値を取得する。次にノイズ判定部202は、取得した値の最大値が、予め定められた第1閾値を超える場合、注目画素はノイズではないと判定する。
一方、ノイズ判定部202は、取得した値の最大値が第1閾値以下の場合、注目画素を中心とした矩形のウィンドウ内にある黒画素を特定する。そして、第1マップと第2マップから、特定した黒画素に対応した位置にある値を取得する。
次にノイズ判定部202は、第1マップから取得した値と第2マップから取得した値のうち最小値を求め、求めた最小値が予め定められた第2閾値(ここでは2)を超える場合、注目画素がノイズであると判定する。
また、求めた最小値が第2閾値以下である場合、ノイズ判定部202は、ウィンドウ内にある注目画素以外の白画素であって、注目画素との間に黒画素がある白画素を特定する。そして、第1マップから、特定した白画素の位置にある値を取得し、第2マップから、特定した白画素の位置にある値を取得する。そして、取得した値のうち大きいほうの値が、第1マップにおいて注目画素の位置にある値と、第2マップにおいて注目画素の位置にある値とで大きい方の値から予め定められた範囲内にある場合、注目画素がノイズであると判定する。一方、取得した値のうち大きいほうの値が、予め定められた範囲に入らない場合、注目画素はノイズではないと判定する。
具体的には、ノイズ判定部202は、二値化画像の各白画素に注目し、第1マップにおいて注目画素の位置に格納されている値と、第2マップにおいて注目画素の位置に格納されている値を取得する。次にノイズ判定部202は、取得した値の最大値が、予め定められた第1閾値を超える場合、注目画素はノイズではないと判定する。
一方、ノイズ判定部202は、取得した値の最大値が第1閾値以下の場合、注目画素を中心とした矩形のウィンドウ内にある黒画素を特定する。そして、第1マップと第2マップから、特定した黒画素に対応した位置にある値を取得する。
次にノイズ判定部202は、第1マップから取得した値と第2マップから取得した値のうち最小値を求め、求めた最小値が予め定められた第2閾値(ここでは2)を超える場合、注目画素がノイズであると判定する。
また、求めた最小値が第2閾値以下である場合、ノイズ判定部202は、ウィンドウ内にある注目画素以外の白画素であって、注目画素との間に黒画素がある白画素を特定する。そして、第1マップから、特定した白画素の位置にある値を取得し、第2マップから、特定した白画素の位置にある値を取得する。そして、取得した値のうち大きいほうの値が、第1マップにおいて注目画素の位置にある値と、第2マップにおいて注目画素の位置にある値とで大きい方の値から予め定められた範囲内にある場合、注目画素がノイズであると判定する。一方、取得した値のうち大きいほうの値が、予め定められた範囲に入らない場合、注目画素はノイズではないと判定する。
また、第3実施形態において白画素がノイズか否か判定する場合、以下の構成としてもよい。
具体的には、ノイズ判定部202は、二値化画像の各白画素に注目し、第1マップにおいて注目画素の位置に格納されている値と、第2マップにおいて注目画素の位置に格納されている値を取得する。次にノイズ判定部202は、取得した値の最大値が、予め定められた第1閾値を超える場合、注目画素はノイズではないと判定する。
一方、ノイズ判定部202は、取得した値の最大値が第1閾値以下の場合、注目画素を中心とした矩形のウィンドウ内にある黒画素を特定する。そして、第1マップと第2マップから、特定した黒画素に対応した位置にある値を取得する。
具体的には、ノイズ判定部202は、二値化画像の各白画素に注目し、第1マップにおいて注目画素の位置に格納されている値と、第2マップにおいて注目画素の位置に格納されている値を取得する。次にノイズ判定部202は、取得した値の最大値が、予め定められた第1閾値を超える場合、注目画素はノイズではないと判定する。
一方、ノイズ判定部202は、取得した値の最大値が第1閾値以下の場合、注目画素を中心とした矩形のウィンドウ内にある黒画素を特定する。そして、第1マップと第2マップから、特定した黒画素に対応した位置にある値を取得する。
次にノイズ判定部202は、第1マップから取得した値と第2マップから取得した値のうち最小の値を求め、求めた最小値が予め定められた第2閾値を超える場合、注目画素がノイズであると判定する。一方、求めた最小値が第2閾値以下である場合、第1マップと第2マップのうち、この最小値があるマップを特定する。また、特定したマップにおいて、この最小値があるウィンドウ内の位置を特定する。
次にノイズ判定部202は、特定したマップが第2マップである場合、注目画素のある列を、最小値がある位置から副走査方向へ見ていき、最初に見つけられる白画素の位置を特定し、第2マップにおいて、この特定された位置にある値を取得する。ここで、取得した値が、注目画素の位置にある値から予め定められた範囲内(ここでは、注目画素の値−1〜注目画素の値+1の範囲)にある場合、注目画素がノイズであると判定し、範囲内にない場合には注目画素はノイズではないと判定する。
一方、ノイズ判定部202は、特定したマップが第1マップである場合、注目画素のある行を、最小値がある位置から主走査方向へ見ていき、最初に見つけられる白画素の位置を特定し、第1マップにおいて、この特定された位置にある値を取得する。ここで、取得した値が、注目画素の位置の値から予め定められた範囲内(ここでは、注目画素の値−1〜注目画素の値+1の範囲)にある場合、注目画素がノイズであると判定し、範囲内にない場合には注目画素はノイズではないと判定する。
次にノイズ判定部202は、特定したマップが第2マップである場合、注目画素のある列を、最小値がある位置から副走査方向へ見ていき、最初に見つけられる白画素の位置を特定し、第2マップにおいて、この特定された位置にある値を取得する。ここで、取得した値が、注目画素の位置にある値から予め定められた範囲内(ここでは、注目画素の値−1〜注目画素の値+1の範囲)にある場合、注目画素がノイズであると判定し、範囲内にない場合には注目画素はノイズではないと判定する。
一方、ノイズ判定部202は、特定したマップが第1マップである場合、注目画素のある行を、最小値がある位置から主走査方向へ見ていき、最初に見つけられる白画素の位置を特定し、第1マップにおいて、この特定された位置にある値を取得する。ここで、取得した値が、注目画素の位置の値から予め定められた範囲内(ここでは、注目画素の値−1〜注目画素の値+1の範囲)にある場合、注目画素がノイズであると判定し、範囲内にない場合には注目画素はノイズではないと判定する。
なお、上述した各実施形態において、黒画素をノイズとして判定するか、白画素をノイズとして判定するか、ユーザが操作部106を操作して指定し、黒画素をノイズとして判定するように指定された場合、ノイズ判定部202は、上述した各実施形態のいずれかの構成で黒画素をノイズとして判定してもよい。また、白画素をノイズとして判定するように指定された場合、ノイズ判定部202は、上述した各変形例のいずれかの構成で白画素をノイズとして判定してもよい。
1・・・画像処理装置、101・・・バス、102・・・CPU、103・・・ROM、104・・・RAM、105・・・記憶部、106・・・操作部、107・・・表示部、108・・・画像取得部、109・・・画像形成部、111・・・画像処理部、200・・・二値化部、201・・・マップ作成部、201A・・・第1マップ作成部、201B・・・第2マップ作成部、202・・・ノイズ判定部、203・・・ノイズ除去部
Claims (7)
- 第一値の画素と第二値の画素で表された二値化画像を取得する取得手段と、
前記取得手段で取得された二値化画像において第一値の画素を注目画素とし、該注目画素を含んで主走査方向に連続する第一値の画素の数と、該注目画素を含んで副走査方向に連続する第一値の画素の数を求め、該求めた数の最大値が予め定められた第一閾値以下である場合、
該注目画素から予め定められた範囲内にある第二値の画素を特定し、該特定した画素を含んで主走査方向に連続する第二値の画素の数と、該特定した画素を含んで副走査方向に連続する第二値の画素の数とを求め、該求めた数の最小値が予め定められた第二閾値を超える場合、前記二値化画像の該注目画素の画素値を第二値に置換する画像処理手段と
を有する画像処理装置。 - 第一値の画素と第二値の画素で表された二値化画像を取得する取得手段と、
前記取得手段で取得された二値化画像において第一値の画素を注目画素とし、該注目画素を含んで主走査方向に連続する第一値の画素の数と、該注目画素を含んで副走査方向に連続する第一値の画素の数を求め、該求めた数の最大値である第1最大値が予め定められた第一閾値以下である場合、
前記注目画素から予め定められた範囲内にある第二値の画素を特定し、該特定した画素を含んで主走査方向に連続する第二値の画素の数と、該特定した画素を含んで副走査方向に連続する第二値の画素の数とを求め、該求めた数の最小値が予め定められた第二閾値以下の場合、
前記範囲内において、前記注目画素と連続していない第一値の画素を特定し、該特定した画素を含んで前記主走査方向に連続する第一値の画素の数と、該特定した画素を含んで前記副走査方向に連続する第一値の画素の数を求め、該求めた数の最大値である第2最大値が予め定められた範囲内にある場合、前記二値化画像の該注目画素の画素値を第二値に置換する画像処理手段と
を有する画像処理装置。 - 第一値の画素と第二値の画素で表された二値化画像を取得する取得手段と、
前記取得手段で取得された二値化画像において第一値の画素を注目画素とし、該注目画素を含んで主走査方向に連続する第一値の画素の数と、該注目画素を含んで副走査方向に連続する第一値の画素の数を求め、該求めた数の最大値である第1最大値が予め定められた第一閾値以下である場合、
前記注目画素から予め定められた範囲内にある第二値の画素を特定し、該特定した画素を含んで主走査方向に連続する第二値の画素の数と、該特定した画素を含んで副走査方向に連続する第二値の画素の数とを求め、該求めた数の最小値が予め定められた第二閾値以下の場合、
前記範囲内において、第二値の画素が該最小値の数だけ連続した方向を特定し、該最小値の数だけ連続した第二値の画素から該特定した方向にある第一値の画素を特定し、該特定した画素を含んで該方向に連続する第一値の画素の数が予め定められた範囲内にある場合、前記二値化画像の該注目画素の画素値を第二値に置換する画像処理手段と
を有する画像処理装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像処理装置と、
前記画像処理手段で画素値が置換された二値化画像が表す画像を記録媒体に形成する画像形成手段と
を有する画像形成装置。 - コンピュータを、
第一値の画素と第二値の画素で表された二値化画像を取得する取得手段と、
前記取得手段で取得された二値化画像において第一値の画素を注目画素とし、該注目画素を含んで主走査方向に連続する第一値の画素の数と、該注目画素を含んで副走査方向に連続する第一値の画素の数を求め、該求めた数の最大値が予め定められた第一閾値以下である場合、
該注目画素から予め定められた範囲内にある第二値の画素を特定し、該特定した画素を含んで主走査方向に連続する第二値の画素の数と、該特定した画素を含んで副走査方向に連続する第二値の画素の数とを求め、該求めた数の最小値が予め定められた第二閾値を超える場合、前記二値化画像の該注目画素の画素値を第二値に置換する画像処理手段
として機能させるためのプログラム。 - コンピュータを、
第一値の画素と第二値の画素で表された二値化画像を取得する取得手段と、
前記取得手段で取得された二値化画像において第一値の画素を注目画素とし、該注目画素を含んで主走査方向に連続する第一値の画素の数と、該注目画素を含んで副走査方向に連続する第一値の画素の数を求め、該求めた数の最大値である第1最大値が予め定められた第一閾値以下である場合、
前記注目画素から予め定められた範囲内にある第二値の画素を特定し、該特定した画素を含んで主走査方向に連続する第二値の画素の数と、該特定した画素を含んで副走査方向に連続する第二値の画素の数とを求め、該求めた数の最小値が予め定められた第二閾値以下の場合、
前記範囲内において、前記注目画素と連続していない第一値の画素を特定し、該特定した画素を含んで前記主走査方向に連続する第一値の画素の数と、該特定した画素を含んで前記副走査方向に連続する第一値の画素の数を求め、該求めた数の最大値である第2最大値が予め定められた範囲内にある場合、前記二値化画像の該注目画素の画素値を第二値に置換する画像処理手段
として機能させるためのプログラム。 - コンピュータを、
第一値の画素と第二値の画素で表された二値化画像を取得する取得手段と、
前記取得手段で取得された二値化画像において第一値の画素を注目画素とし、該注目画素を含んで主走査方向に連続する第一値の画素の数と、該注目画素を含んで副走査方向に連続する第一値の画素の数を求め、該求めた数の最大値である第1最大値が予め定められた第一閾値以下である場合、
前記注目画素から予め定められた範囲内にある第二値の画素を特定し、該特定した画素を含んで主走査方向に連続する第二値の画素の数と、該特定した画素を含んで副走査方向に連続する第二値の画素の数とを求め、該求めた数の最小値が予め定められた第二閾値以下の場合、
前記範囲内において、第二値の画素が該最小値の数だけ連続した方向を特定し、該最小値の数だけ連続した第二値の画素から該特定した方向にある第一値の画素を特定し、該特定した画素を含んで該方向に連続する第一値の画素の数が予め定められた範囲内にある場合、前記二値化画像の該注目画素の画素値を第二値に置換する画像処理手段
として機能させるためのプログラム。
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JP2009157533A JP2011015185A (ja) | 2009-07-02 | 2009-07-02 | 画像処理装置、画像形成装置およびプログラム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009157533A Pending JP2011015185A (ja) | 2009-07-02 | 2009-07-02 | 画像処理装置、画像形成装置およびプログラム |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20140116266A (ko) * | 2013-03-21 | 2014-10-02 | 청주대학교 산학협력단 | 자동차 번호판 인식을 위한 영상 전처리방법 및 이를 이용한 자동차 번호판 인식시스템 |
-
2009
- 2009-07-02 JP JP2009157533A patent/JP2011015185A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20140116266A (ko) * | 2013-03-21 | 2014-10-02 | 청주대학교 산학협력단 | 자동차 번호판 인식을 위한 영상 전처리방법 및 이를 이용한 자동차 번호판 인식시스템 |
KR102007298B1 (ko) | 2013-03-21 | 2019-08-06 | 청주대학교 산학협력단 | 자동차 번호판 인식을 위한 영상 전처리방법 및 이를 이용한 자동차 번호판 인식시스템 |
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