JP2011015063A - 画像処理装置、画像処理方法及び制御プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法及び制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 映像信号の同期信号の乗せ換えにより発生するフレームのスキップを表示画面上で目立たなくし、視聴者に違和感を与えない映像を出力することができる画像処理装置を提供する。
【解決手段】 画像処理装置10は、映像データの各フレームの動き量を検出し、当該動き量が動き量の閾値より低いフレームを低動作フレームとして識別する動き量検出部3と、メモリ部7へのフレームの書き込みを制御する書込制御部5と、メモリ部7からのフレームの読み出しを制御する読出制御部6と、メモリ部7の空き容量を算出し、当該メモリ部の空き容量が予め定めた許容範囲を下回る場合に、メモリ部7への低動作フレームの書き込みの制限を指示するスキップ指示信号S7を書込制御部5に出力する容量監視部4と、を備え、書込制御部5が、スキップ指示信号S7の有無に基づき、低動作フレームをメモリ部7に書き込むか否かを判断する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、入力される映像信号の映像データを、内部の同期信号の読み出しタイミングで読み出して処理する画像処理装置、画像処理方法及び制御プログラムに関する。
映像信号は、映像ソース(例えば、ビデオレコーダやカメラ等)の違いにより、周波数(フレーム速度)が異なる場合がある。このため、画像処理装置は、一般的に、自装置内部の安定したクロックから同期信号を生成し、この同期信号に映像データを乗せ換えて、映像信号を処理する。
特に、外部から入力される映像信号の同期信号は、映像ソースに依存するため、画像処理装置の内部で生成した同期信号と周波数的に全く同じにならない。このため、画像処理装置から安定した映像を連続的に出力するためには、外部から入力される映像信号の一部をスキップ(破棄)又はリピート(再度出力)する必要がある。
例えば、映像入力が映像出力よりもフレーム速度が速い場合は、入力される映像データのフレーム数が出力する映像データのフレーム数を上回り、フレームを記憶する画像処理装置のメモリの空き容量が不足する。このため、画像処理装置は、ある時点で出力できないフレームが発生するため、フレームをスキップ(破棄)することになる。
また、映像入力が映像出力よりもフレーム速度が遅い場合は、入力される映像データのフレーム数が出力する映像データのフレーム数を下回り、フレームを記憶する画像処理装置のメモリにおける映像データの蓄積量が不足する。このため、画像処理装置は、ある時点で出力するフレームが不足するため、一度出力したフレームをリピート(再度出力)することで、出力するフレームを補うことになる。
例えば、従来の画像処理装置は、フィールド単位毎にインデックスが設定された記憶領域を有するメモリバンクを備える。また、画像処理装置は、メモリバンクにおける空き領域のインデックスを管理する入力管理キュー及びメモリバンクにおける出力可能なデータ領域のインデックスを管理する出力管理キューによってメモリバンクのデータ入出力を制御する入出力制御回路を備える。また、入出力制御回路は、出力管理キューによって出力可能なフィールド数を決定する手段と、決定されたフィールド数と閾値とを比較する手段と、比較結果に基づいて、スキップ処理又はリピート処理するか決定する手段と、を有する(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の画像処理装置は、撮像装置によって撮影された動画データが記憶装置の動画データ記憶領域に記憶される。CPUはこの動画データからシーンが大きく変化するシーン転換点を検出し、そのシーン転換点を基点にして動画データを部分的に切り出す。そして、この切り出された部分動画をサムネイル動画として当該動画データに対応付けてサムネイル記憶領域に格納する。このサムネイル動画はシーン変化に対応しており、しかも、静止画と違って動的な要素を有する。よって、どのシーンを撮影したものであるかを直ぐに判断できる(例えば、特許文献2参照)。
特開2007−259218号公報 特開2004−166131号公報
しかしながら、従来の画像処理装置は、スキップ処理として、最も長くメモリバンクに記憶されているデジタル画像信号を破棄し、リピート処理として、最後に出力したデジタル画像信号と同一信号を再度出力する。このため、従来の画像処理装置は、スキップ処理又はリピート処理するフレームが、デジタル画像信号のうち動きが激しい部分のフレームである場合に、映像のコマ落ちや映像が一瞬停止したような、視聴者に違和感を与える映像になるという課題がある。
したがって、映像信号の同期信号の乗せ換えにより発生するフレームのスキップ及びリピートを表示画面上で目立たなくし、視聴者に違和感を与えない映像を出力することができる画像処理装置等を提供するものである。
画像処理装置は、映像データのフレーム間の動き量が第1の閾値より低いフレームを検出する動き量検出部と、入力されたフレーム単位の映像データをメモリに書き込む書込部と、メモリからフレーム単位に映像データを読み出す読出部とを備えている。また、画像処理装置は、当該メモリの空き容量又は蓄積量に基づいて、メモリへの低いフレームの書き込みの制限を指示する指示信号を書込部に出力する容量監視部を備え、書込部が、指示信号に基づき、メモリへの低いフレームの書き込みを制限する。
開示の画像処理装置は、映像フレーム間の動き量が小さいフレームをスキップ処理することで、視聴者に違和感を与えない映像を出力することができるという効果を奏する。
第1の実施形態に係る画像処理装置の概略構成の一実施例を示すブロック図である。 図1に示す画像処理装置における同期信号の乗せ換え方式の動作の一実施例を説明するための説明図であり、(a)は動き量検出部に入力される入力映像データを示し、(b)は動き量検出部による低動作フレームであるか否かの識別結果を示し、(c)は書き込み制御を示し、(d)は読み出し制御を示す。 図1に示す画像処理装置における処理手順の一実施例を示すフローチャートである。 図3に示すフローチャートの続きを示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る画像処理装置の概略構成の他の実施例を示すブロック図である。
ここで、本発明は多くの異なる形態で実施可能である。したがって、下記の実施形態の記載内容のみで解釈すべきではない。また、実施形態の全体を通して同じ要素には同じ符号を付けている。
実施形態では、主に装置について説明するが、いわゆる当業者であれば明らかな通り、本発明はコンピュータで使用可能なプログラム、方法としても実施できる。また、本発明は、ハードウェア、ソフトウェア、又は、ソフトウェア及びハードウェアの実施形態で実施可能である。
プログラムは、ハードディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、光記憶装置又は磁気記憶装置等の任意のコンピュータ可読媒体に記録できる。さらに、プログラムはネットワークを介した他のコンピュータに記録することができる。
実施形態の画像処理装置は、動き量検出部、書込部、読出部および容量監視部を有する。動き検出部は、入力された映像データのフレーム間の動き量が第1の閾値より低いフレームを検出する。書込部は、入力されたフレーム単位の映像データをメモリに書き込む、読出部は、メモリからフレーム単位に映像データを読み出すものである。容量監視部は、メモリの空き容量又は蓄積量に基づいて、メモリへの低いフレームの書き込みの制限を指示する指示信号を書込部に出力する。さらに、書込部は、容量監視部からの指示信号に基づき、メモリへの前記低いフレームの書き込みを制限するものである。
(第1の実施形態)
図1において、画像処理装置10は、外部から入力される映像信号を、内部の同期信号に同期した映像データを含む映像信号として処理する装置である。また、画像処理装置10は、映像入力部1、閾値設定部2、動き量検出部3、容量監視部4、書込制御部5、読出制御部6、メモリ部7及び映像処理部8を備えている。
映像入力部1は、映像入力手段の一例として挙げられる。映像入力部1は、外部から入力される入力映像信号SINから、複数のフレームを含む入力映像データS1と、入力映像データS1に対する同期信号及びクロックを含むタイミング信号(以下、入力タイミング信号S2と称す)とを分離する。また、映像入力部1は、入力映像データS1を動き量検出部3に出力し、入力タイミング信号S2を動き量検出部3、書込制御部5及びメモリ部7に出力する。
なお、同期信号は、動き量検出部3、書込制御部5及びメモリ部7に各フレームの書き込みタイミングを伝える信号であり、クロックは、動き量検出部3、書込制御部5及びメモリ部7の動作の歩調が合うように、周期的に発する信号である。また、入力映像データS1は、入力タイミング信号S2に同期したデータである。
閾値設定部2は、閾値設定手段の一例として挙げられる。閾値設定部2は、後述する「低動作フレーム」を判定するための動き量の閾値を示す情報を格納し、動き量の閾値を示す情報を乗せた第1の閾値信号S3を動き量検出部3に出力する。また、閾値設定部2は、メモリ部7における映像データの蓄積量が空の状態から映像データがメモリ部7に蓄積され、メモリ部7からフレームの書き込みを停止する基準、または読み出しを開始する基準となる蓄積量の閾値を示す情報を格納する。また、閾値設定部2は、後述するスキップ指示信号S7及びリピート指示信号S8の出力を開始する基準となる、メモリ部7の空き容量又はメモリ部7における映像データの蓄積量に対する許容範囲(以下、メモリ許容範囲と称す)を示す情報を格納する。
また、閾値設定部2は、蓄積量の閾値を示す情報及びメモリ許容範囲を示す情報を乗せた第2の閾値信号S4を容量監視部4に出力する。なお、動き量の閾値及び蓄積量の閾値は、画像処理装置10の設計者等が適宜設定するものであり、蓄積量の閾値としては、例えば、メモリ部7の記憶容量が、7フレーム分の映像データS5を記憶できる場合に、3フレームに設定することが考えられる。
また、入力映像データS1は、時系列に連続する複数のフレームからなり、前後のフレームにおける画像の相関が高いほど、前のフレームに対する後のフレームの動き量が小さいことを示す。また、入力映像データS1は、前後のフレームにおける画像の相関が低いほど、前のフレームに対する後のフレームの動き量が大きいことを示す。このため、フレームの動き量が動き量の閾値より低い場合には、映像シーンの変化が小さいものと判断でき、この前後のフレームの一方(例えば、前のフレーム)を「低動作フレーム」として定義する。
動き量検出部3は、動き量検出手段の一例として挙げられる。動き量検出部3は、入力映像データS1の連続するフレーム同士を比較して各フレームの動き量を検出し、この動き量が閾値設定部2から入力される第1の閾値信号S3における動き量の閾値より低いフレームを低動作フレームとして識別する。また、動き量検出部3は、動き量を検出した映像データS5を入力タイミング信号S2に同期させてメモリ部7に出力する。また、動き量検出部3は、低動作フレームであるか否かの識別結果を示す情報(以下、低動作フレーム識別情報と称す)を乗せた第1の識別信号S6を入力タイミング信号S2に同期させて書込制御部5及びメモリ部7に出力する。すなわち、動き量検出部3は、映像データS5の各フレームと各フレームに対する第1の識別信号S6とを一対にして、入力タイミング信号S2に同期させて、映像データS5及び第1の識別信号S6をメモリ部7に出力する。
なお、動き量の検出は、例えば、あるフレーム内における任意の位置のデータと、次のフレームにおける同じ位置及びその周辺に位置するデータとを比較することにより検出することができる。この動き量の検出は、MPEG(Moving Picture Experts Group)等の画像圧縮技術におけるフレーム間予測の中で行われている方式であるが、この方式に限られるものではない。
容量監視部4は、容量監視手段の一例として挙げられる。容量監視部4は、書込制御部5から入力される後述する書込完了通知信号S12と読出制御部6から入力される後述する読出完了通知信号S15との入力回数の差分に基づき、メモリ部7の空き容量又は映像データS5の蓄積量を算出する。すなわち、容量監視部4は、書込完了通知信号S12により、メモリ部7における映像データの蓄積量が一フレーム分増加したことを認識でき、読出完了通知信号S15により、メモリ部7における映像データの蓄積量が一フレーム分減少したことを認識できる。このため、容量監視部4は、書込完了通知信号S12及び読出完了通知信号S15の入力回数の差分に基づき、メモリ部7における映像データの蓄積量を算出でき、メモリ部7の記憶容量から蓄積量を減算することで、メモリ部7の空き容量を算出することができる。
また、容量監視部4は、メモリ部7の空き容量がメモリ許容範囲を下回る場合に、メモリ部7への低動作フレームの書き込みの制限を指示する情報を乗せたスキップ指示信号S7を書込制御部5に出力する。また、容量監視部4は、メモリ部7の空き容量がメモリ許容範囲を上回る場合に、メモリ部7からの低動作フレームの再度の読み出しを指示する情報を乗せたリピート指示信号S8を読出制御部6に出力する。
なお、メモリ許容範囲は、画像処理装置10の設計者等が適宜設定するものであり、例えば、メモリ部7の記憶容量が、7フレーム分の映像データS5を記憶できる場合に、3フレームから5フレームまでに設定することが考えられる。
特に、外部から入力される映像データを処理して即時に出力するようなリアルタイム性が要求されるのであれば、画像処理装置10は、メモリ部7の記憶容量を小さくし、メモリ許容範囲の下限値を上げることで、低動作フレームのスキップ処理を多用することが考えられる。また、リアルタイム性が要求されないのであれば、画像処理装置10は、メモリ部7の記憶容量を大きくし、メモリ許容範囲の下限値を下げ上限値を上げることで、低動作フレームのスキップ処理及びリピート処理を減らし、外部から入力される映像データを忠実に再現することができる。
なお、以下の説明においては、容量監視部4がスキップ指示信号S7及びリピート指示信号S8を出力するにあたり、メモリ部7の空き容量を監視する場合について説明するが、メモリ部7における映像データの蓄積量を監視してもよい。すなわち、容量監視部4は、メモリ部7における映像データの蓄積量がメモリ許容範囲を上回る場合に、メモリ部7への低動作フレームの書き込みの制限を指示する情報を乗せたスキップ指示信号S7を書込制御部5に出力する。また、容量監視部4は、メモリ部7における映像データの蓄積量がメモリ許容範囲を下回る場合に、メモリ部7からの低動作フレームの再度の読み出しを指示する情報を乗せたリピート指示信号S8を読出制御部6に出力する。
また、容量監視部4は、メモリ部7における映像データの蓄積量が空である場合に、メモリ部7からのフレームの読み出しの停止を指示する情報を乗せた読出停止指示信号S9を読出制御部6に出力する。また、容量監視部4は、メモリ部7からのフレームの読み出しを停止した状態からメモリ部7における映像データの蓄積量が閾値を超えた場合に、メモリ部7からのフレームの読み出しの開始を指示する情報を乗せた読出開始指示信号S10を読出制御部6に出力する。
なお、メモリ部7における映像データの蓄積量が空である場合は、例えば、画像処理装置10の起動直後における外部からの映像データがメモリ部7に入力されていない状態や画像処理装置10の動作中に映像データがメモリ部7に入力されずに空になった状態である。
書込制御部5は、書込制御手段の一例として挙げられる。書込制御部5は、入力タイミング信号S2の同期信号に同期させて、メモリ部7へのフレームの書き込みを制御する。すなわち、書込制御部5は、動き量検出部3からメモリ部7に入力される映像データS5の各フレーム対して、メモリ部7へのフレームの書き込みの指示と書き込む記憶領域の指示とを示す情報を乗せた信号(以下、書込指示信号S11と称す)をメモリ部7に出力する。
この場合に、書込制御部5は、スキップ指示信号S7が容量監視部4から入力されている間は、動き量検出部3から入力される第1の識別信号S6に基づいて識別した低動作フレームに対して、書込指示信号S11をメモリ部7に出力しない。これにより、書込制御部5は、スキップ指示信号S7が容量監視部4から入力されている間、メモリ部7に低動作フレームの書き込みをさせずに、低動作フレームをスキップ(破棄)処理する。なお、低動作フレーム以外のフレームについては、スキップ処理の対象ではなく、書込制御部5から書込指示信号S11が出力されることになる。
また、書込制御部5は、書込指示信号S11を出力する度に、書き込みの完了を通知する情報を乗せた書込完了通知信号S12を容量監視部4に出力する。
ここで、メモリ部7へのフレームの書き込み制御について、図2を用いて説明する。
例えば、入力映像データS1が、図2(a)に示す複数のフレーム(第1フレーム(右向き矢印)、第2フレーム(下向き矢印)、第3フレーム(下向き矢印)、第4フレーム(左向き矢印)、第5フレーム(上向き矢印)、・・・)を含む映像データである場合を考える。
また、入力映像データS1が、図2(a)に示す複数のフレーム(第101フレーム(右向き矢印)、第102フレーム(下向き矢印)、第103フレーム(下向き矢印)、第104フレーム(左向き矢印)、・・・)を含む映像データである場合を考える。
図2(a)に示す入力映像データS1が入力された動き量検出部3は、図2(b)に示すように、前のフレームとの比較(第0フレームと第1フレームとの比較、第1フレームと第2フレームとの比較、・・・)により動き量を検出する。そして、動き量検出部3は、検出した動き量と、閾値設定部2から入力される第1の閾値信号S3における動き量の閾値とを比較して、低動作フレームであるか否かを識別する。
なお、図2では、第2フレームと第3フレームとの画像が一致しており(動き量が0であり)、第3フレームを低動作フレームと識別し、第1フレーム、第2フレーム、第4フレーム及び第5フレームを低動作フレームではないと識別している。また、図2では、第102フレームと第103フレームとの画像が一致しており(動き量が0であり)、第103フレームを低動作フレームと識別し、第101フレーム、第102フレーム及び第104フレームを低動作フレームではないと識別している。
例えば、動き量検出部3からメモリ部7に第1フレームを出力する時点で、スキップ指示信号S7が容量監視部4から書込制御部5に入力されている場合を考える。また、第101フレーム、第102フレーム、第103フレーム及び第104フレームを動き量検出部3からメモリ部7に出力する時点では、容量監視部4からスキップ指示信号S7が書込制御部5に入力されていない場合を考える。
図2(c)に示すように、書込制御部5は、メモリ部7への第1フレームの書き込みを指示するか否かを判断する時点でスキップ指示信号S7が入力されているのであるが、第1フレームが低動作フレームではないために、メモリ部7に書込指示信号S11を出力する。これにより、第1フレームは、スキップ処理されることなく、メモリ部7の記憶領域(M)に格納される。同様に、第2フレームは、低動作フレームではないために、スキップ処理されることなく、メモリ部7の記憶領域(M+1)に格納される。
これに対し、書込制御部5は、メモリ部7への第3フレームの書き込みを指示するか否かを判断する時点でスキップ指示信号S7が入力されており、かつ、第3フレームが低動作フレームであるために、メモリ部7に書込指示信号S11を出力しない。これにより、第3フレームは、スキップ処理されることになり、メモリ部7の記憶領域に格納されないことになる。
また、書込制御部5は、メモリ部7への第4フレーム及び第5フレームの書き込みを指示するか否かを判断する時点でスキップ指示信号S7が入力されていないために、第4フレーム及び第5フレームに対してメモリ部7に書込指示信号S11を出力する。これにより、第4フレーム及び第5フレームは、スキップ処理されることなく、第4フレームはメモリ部7の記憶領域(M+2)に格納され、第5フレームはメモリ部7の記憶領域(M+3)に格納される。なお、図2(c)においては、第3フレームがスキップ処理された後に、読出制御部6による後述する読出指示信号S13によりメモリ部7からフレームが読み出され、メモリ部7の空き容量が増加する。そして、メモリ部7の空き容量がメモリ許容範囲内になったために、容量監視部4からのスキップ指示信号S7が出力されない状態を示している。
また、書込制御部5は、メモリ部7への第101フレーム〜第104フレームの書き込みを指示するか否かを判断する時点でスキップ指示信号S7が入力されていないために、第101フレーム〜第104フレームに対してメモリ部7に書込指示信号S11を出力する。これにより、第101フレーム〜第104フレームは、スキップ処理されることなく、メモリ部7の記憶領域(M+1、M+2、M+3、M+4)に、順次、それぞれ格納される。なお、第103フレームは低動作フレームであるが、メモリ部7へのフレームの書き込みを指示するか否かを判断する時点でスキップ指示信号S7が入力されていないために、第103フレームに対してもメモリ部7に書込指示信号S11を出力する。
以上のように、書込制御部5は、メモリ部7へのフレームの書き込みを指示するか否かを判断する時点でスキップ指示信号S7が入力されており、かつ、フレームが低動作フレームであれば、この低動作フレームに対してメモリ部7に書込指示信号S11を出力しない。言い換えると、書込制御部5は、メモリ部7へのフレームの書き込みを指示するか否かを判断する時点でスキップ指示信号S7が入力されていない場合、又はフレームが低動作フレームではない場合に、このフレームに対してメモリ部7に書込指示信号S11を出力する。
読出制御部6は、読出制御手段の一例として挙げられる。読出制御部6は、後述する出力タイミング信号S17の同期信号に同期させて、メモリ部7からのフレームの読み出しを制御する。すなわち、読出制御部6は、メモリ部7に格納される映像データS5の各フレーム対して、メモリ部7からのフレームの読み出しの指示と読み出す記憶領域の指示とを示す情報を乗せた信号(以下、読出指示信号S13と称す)をメモリ部7に出力する。
この場合に、読出制御部6は、リピート指示信号S8が容量監視部4から入力されている間は、メモリ部7から入力される後述する第2の識別信号S14に基づいて識別した低動作フレームに対して、再度の読出指示信号S13をメモリ部7に出力する。これにより、読出制御部6は、リピート指示信号S8が容量監視部4から入力されている間は、メモリ部7から低動作フレームを再度読出し、低動作フレームをリピート(再度出力)処理する。なお、低動作フレーム以外のフレームについては、リピート処理の対象ではなく、読出制御部6から再度の読出指示信号S13が出力されないことになる。
また、第2の識別信号S14は、読出制御部6によりメモリ部7からフレームと共に読み出される、低動作フレーム識別情報を乗せた信号である。また、第2の識別信号S14は、動き量検出部3から出力され、メモリ部7に入力される第1の識別信号S6に対して、書き込みと読み出しとのタイミングは異なるものの、同一のフレームに対して同一の情報が乗せられることになる。
また、読出制御部6は、読出指示信号S13を出力する度に、読み出しの完了を通知する情報を乗せた読出完了通知信号S15を容量監視部4に出力する。ただし、メモリ部7から再度読み出す低動作フレーム(リピートフレーム)に対する読出指示信号S13に対しては、読出完了通知信号S15を容量監視部4に出力しないものとする。
さらに、読出制御部6は、容量監視部4から入力される読出停止指示信号S9に基づき、メモリ部7からのフレームの読み出しを停止する。また、読出制御部6は、容量監視部4から入力される読出開始指示信号S10に基づき、メモリ部7からのフレームの読み出しを開始する。
ここで、メモリ部7からのフレームの読み出し制御について、図2を用いて説明する。
なお、図2(d)は、図2(c)に示す書き込み制御(第3フレームのみスキップ処理)が行われた各フレームに対する、読み出し制御を説明するための説明図である。
例えば、第1フレーム、第2フレーム、第4フレーム及び第5フレームをメモリ部7から映像処理部8に出力する時点では、容量監視部4からリピート指示信号S8が読出制御部6に入力されていない場合を考える。また、メモリ部7から映像処理部8に第101フレームを出力する時点で、リピート指示信号S8が容量監視部4から読出制御部6に入力されている場合を考える。
図2(d)に示すように、読出制御部6は、メモリ部7からの第1フレーム、第2フレーム、第4フレーム及び第5フレームの再度の読み出しを指示するか否かを判断する時点でリピート指示信号S8が入力されていない。このため、読出制御部6は、第1フレーム、第2フレーム、第4フレーム及び第5フレームに対してメモリ部7に再度の読出指示信号S13を出力しない。これにより、第1フレーム、第2フレーム、第4フレーム及び第5フレームは、リピート処理されることなく、メモリ部7の記憶領域(M、M+1、M+2、M+3)から、順次、それぞれ読み出される。
また、読出制御部6は、メモリ部7からの第101フレームの再度の読み出しを指示するか否かを判断する時点でリピート指示信号S8が入力されている。しかしながら、読出制御部6は、第101フレームが低動作フレームではないために、メモリ部7に再度の読出指示信号S13を出力しない。同様に、読出制御部6は、第102フレームが低動作フレームではないために、メモリ部7に再度の読出指示信号S13を出力しない。これにより、第101フレーム及び第102フレームは、リピート処理されることなく、メモリ部7の記憶領域(M+1、M+2)から、順次、それぞれ読み出される。
これに対し、読出制御部6は、メモリ部7からの第103フレームの再度の読み出しを指示するか否かを判断する時点でリピート指示信号S8が入力されており、かつ、第103フレームが低動作フレームである。このために、読出制御部6は、メモリ部7に再度の読出指示信号S13を出力する。これにより、第103フレームは、リピート処理されることになり、メモリ部7の記憶領域(M+3)から、2度繰り返して読み出される。
また、読出制御部6は、メモリ部7からの第104フレームの再度の読み出しを指示するか否かを判断する時点でリピート指示信号S8が入力されていないために、第104フレームに対してメモリ部7に再度の読出指示信号S13を出力しない。これにより、第104フレームは、リピート処理されることなく、メモリ部7の記憶領域(M+2)から、1度だけ読み出される。なお、図2(d)においては、第103フレームがリピート処理された後に、書込制御部5による書込指示信号S11によりメモリ部7にフレームが書き込まれ、メモリ部7の空き容量が減少する。そして、メモリ部7の空き容量がメモリ許容範囲内になったために、容量監視部4からのリピート指示信号S8が出力されない状態を示している。
以上のように、読出制御部6は、フレームの再度の読み出しを指示するか否かを判断する時点でリピート指示信号S8が入力されており、かつ、フレームが低動作フレームであれば、この低動作フレームに対してメモリ部7に再度の読出指示信号S13を出力する。言い換えると、読出制御部6は、メモリ部7からのフレームの再度の読み出しを指示するか否かを判断する時点でリピート指示信号S8が入力されていない場合に、このフレームに対してメモリ部7に再度の読出指示信号S13を出力しない。また、読出制御部6は、フレームが低動作フレームではない場合に、このフレームに対してメモリ部7に再度の読出指示信号S13を出力しない。
メモリ部7は、メモリ手段の一例として挙げられる。メモリ部7は、動き量検出部3から入力される映像データS5の各フレームと、動き量検出部3から入力される第1の識別信号S6から取得した、各フレームに対して判別された低動作フレーム識別情報とを格納する。
また、メモリ部7は、動き量検出部3から入力される映像データS5のうち、書込制御部5からの書込指示信号S11により書き込みを指示されたフレームが、入力タイミング信号S2の同期信号に同期して、書込指示信号S11により指示された記憶領域に書き込まれる。この場合に、メモリ部7に書き込まれるフレームは、フレームと共に入力される第1の識別信号S6に基づき、このフレームに対して判別された低動作フレーム識別情報が一体として書き込まれる。例えば、メモリ部7がバンクメモリである場合に、バンクメモリの記憶領域にフレームを書き込む際に、フレームの先頭(最上位ビット)より上位ビットに、低動作フレームであるか否かを識別するためのフラグ(低動作フレームは「1」)を付与することが考えられる。
また、メモリ部7は、読出制御部6からの読出指示信号S13により読み出しを指示されたフレームが、後述する出力タイミング信号S17の同期信号に同期して、読出指示信号S13により指示された記憶領域から読み出される。また、メモリ部7から読み出されたフレームは、出力映像データS16として映像処理部8に入力される。この場合に、メモリ部7から読み出されるフレームは、フレームと共に読み出される第2の識別信号S14に基づき、このフレームに対して判別された低動作フレーム識別情報が一体として読み出される。例えば、メモリ部7がバンクメモリである場合に、バンクメモリの記憶領域からフレームを読み出す際に、フレームの先頭(最上位ビット)より上位ビットに付与される、低動作フレームであるか否かを識別するためのフラグを読み出すことになる。
映像処理部8は、映像処理手段の一例として挙げられる。映像処理部8は、クロックの発振回路を備え、クロックから生成される同期信号を含むタイミング信号(以下、出力タイミング信号S17と称す)を読出制御部6及びメモリ部7に出力する。また、映像処理部8は、出力タイミング信号S17に同期した、メモリ部7から入力される出力映像データS16を、出力映像信号SOUTとして外部に出力する。なお、映像処理部8は、出力タイミング信号S17の同期信号に乗せ換えた出力映像データS16が入力されるため、画像処理装置10のクロックに合わせて出力映像データS16を確実に処理することができる。
また、出力タイミング信号S17の同期信号は、読出制御部6及びメモリ部7に各フレームの読み出しタイミングを伝える信号であり、出力タイミング信号S17のクロックは、読出制御部6及びメモリ部7の動作の歩調が合うように、周期的に発する信号である。
つぎに、本実施形態に係る画像処理装置10における処理手順について、図3及び図4を用いて説明する。
まず、画像処理装置10を起動する(ステップS1)。
閾値設定部2は、動き量検出部3に第1の閾値信号S3を出力して動き量検出部3に動き量の閾値を設定し、容量監視部4に第2の閾値信号S4を出力して容量監視部4に蓄積量の閾値及びメモリ許容範囲を設定する(ステップS2)。
容量監視部4は、メモリ部7における映像データの蓄積量が空であるために、読出停止指示信号S9を読出制御部6に出力し、メモリ部7からのフレームの読み出しを停止する(ステップS3)。
映像入力部1は、外部から入力映像信号SINが入力されると(ステップS4)、入力映像信号SINに含まれる入力映像データS1と入力タイミング信号S2とを分離して、入力映像データS1を動き量検出部3に出力する。また、映像入力部1は、動き量検出部3、書込制御部5及びメモリ部7に入力タイミング信号S2を出力する(ステップS5)。
動き量検出部3は、入力映像データS1のうち一のフレーム(ここでは、第1フレーム)と、次のフレーム(ここでは、第2フレーム)とを比較して、次のフレームの動き量を検出する。そして、動き量検出部3は、検出した動き量と、閾値設定部2により設定された動き量の閾値とを比較して、次のフレームが低動作フレームであるか否かを識別する(ステップS6)。
そして、動き量検出部3は、次のフレームと、このフレームに対する低動作フレーム識別情報を乗せた第1の識別信号S6とを、入力タイミング信号S2の同期信号に同期させて、メモリ部7に出力する(ステップS7)。
また、書込制御部5は、書込指示信号S11をメモリ部7に出力することで、次のフレームは、低動作フレーム識別情報と共に、メモリ部7における指定された記憶領域に格納される(ステップS8)。
そして、書込制御部5は、書込完了通知信号S12を容量監視部4に出力する(ステップS9)。
容量監視部4は、書込完了通知信号S12に基づき、メモリ部7における映像データの蓄積量を一フレーム分増加した蓄積量が、閾値設定部2により設定された蓄積量の閾値を越えたか否かを判断する(ステップS10)。
ステップS10において、蓄積量の閾値を越えていないと判断した場合には、ステップS6に戻り、次のフレームに対して、ステップS6〜ステップS10を繰り返す。
また、ステップS10において、蓄積量の閾値を越えていると判断した場合に、容量監視部4は、読出開始指示信号S10を読出制御部6に出力する(ステップS11)。
そして、入力タイミング信号S2の同期信号による書き込みタイミングと、出力タイミング信号S17の同期信号による読み出しタイミングとに対応して、メモリ部7に対する書き込み制御と読み出し制御とが同時又は異なるタイミングで行われる(ステップS12)。
まず、書き込み制御について説明する。
動き検出部3は、入力映像データS1のうち一のフレーム(ここでは、ステップS10で閾値を超えた際のフレームに対する次のフレーム)と、この一のフレームに対する次のフレームとを比較して、一のフレームの動き量を検出する。そして、動き量検出部3は、検出した動き量と動き量の閾値とを比較して、一のフレームが低動作フレームであるか否かを識別する(ステップS13)。
そして、動き量検出部3は、一のフレームと、このフレームに対する低動作フレーム識別情報を乗せた第1の識別信号S6とを、映像入力部1から入力される入力タイミング信号S2の同期信号に同期させて、メモリ部7に出力する。また、動き量検出部3は、このフレームに対する低動作フレーム識別情報を乗せた第1の識別信号S6を、書込制御部5に出力する(ステップS14)。
そして、書込制御部5は、第1の識別信号S6における低動作フレーム識別情報に基づき、一のフレームが低動作フレームであるか否かを判断する(ステップS15)。
ステップS15において、低動作フレームであると判断した場合に、書込制御部5は、スキップ指示信号S7が容量監視部4から入力されているか否かを判断する(ステップS16)。
ステップS16において、スキップ指示信号S7が入力されていると判断した場合に、書込制御部5は、書込指示信号S11をメモリ部7に出力せずに、ステップS12に戻る。これにより、この低動作フレームは、スキップ処理されることになる。
また、ステップS16において、スキップ指示信号S7が入力されていないと判断した場合、及び、ステップS15において、低動作フレームではないと判断した場合に、書込制御部5は、書込指示信号S11をメモリ部7に出力する(ステップS17)。これにより、この一のフレームは、低動作フレーム識別情報と共に、メモリ部7に格納される。
そして、書込制御部5は、書込完了通知信号S12を容量監視部4に出力する(ステップS18)。
容量監視部4は、書込完了通知信号S12に基づき、メモリ部7における映像データの蓄積量を一フレーム分増加した蓄積量を算出し、算出した蓄積量をメモリ部7の記憶容量から減算することで、メモリ部7の空き容量を算出する。そして、容量監視部4は、算出した空き容量が、容量監視部4に設定されたメモリ許容範囲を下回るか否かを判断する(ステップS19)。
ステップS19において、空き容量がメモリ許容範囲を下回ると判断した場合に、容量監視部4は、書込制御部5に対して、スキップ指示信号S7の出力を開始し(ステップS20)、ステップS12に戻る。
また、ステップS19において、空き容量がメモリ許容範囲を下回らないと判断した場合に、容量監視部4は、算出した空き容量が、容量監視部4に設定されたメモリ許容範囲内であるか否かを判断する(ステップS21)。
ステップS21において、空き容量がメモリ許容範囲内であると判断した場合に、容量監視部4は、リピート指示信号S8を読出制御部6に出力中であれば、リピート指示信号S8を停止して(ステップS22)、ステップS12に戻る。
また、ステップS21において、空き容量がメモリ許容範囲内ではないと判断した場合には、ステップS12に戻る。
つぎに、読み出し制御について説明する。
読出制御部6は、映像処理部8から入力される出力タイミング信号S17の同期信号に同期させて、読出指示信号S13をメモリ部7に出力し、指定した記憶領域に格納された一のフレームを読み出す。また、読出制御部6は、この一のフレームに対する低動作フレーム識別情報を第2の識別信号S14に乗せて読み出す(ステップS23)。
そして、読み出されたフレームを含む出力映像データS16は、出力映像信号SOUTとして、映像処理部8から外部に出力される(ステップS24)。
また、読出制御部6は、読出完了通知信号S15を容量監視部4に出力する(ステップS25)。
そして、読出制御部6は、リピート指示信号S8が容量監視部4から入力されているか否かを判断する(ステップS26)。
ステップS26において、リピート指示信号S8が入力されていると判断した場合には、後述するステップS31に進む。
また、ステップS26において、リピート指示信号S8が入力されていないと判断した場合に、容量監視部4は、読出完了通知信号S15に基づき、メモリ部7における映像データの蓄積量を一フレーム分減少した蓄積量を算出する。そして、容量監視部4は、算出した蓄積量をメモリ部7の記憶容量から減算することで、メモリ部7の空き容量を算出し、算出した空き容量が、容量監視部4に設定されたメモリ許容範囲を上回るか否かを判断する(ステップS27)。
ステップS27において、空き容量がメモリ許容範囲を上回らないと判断した場合に、容量監視部4は、算出した空き容量が、容量監視部4に設定されたメモリ許容範囲内であるか否かを判断する(ステップS28)。
ステップS28において、空き容量がメモリ許容範囲内であると判断した場合に、容量監視部4は、スキップ指示信号S7を書込制御部5に出力中であれば、スキップ指示信号S7を停止して(ステップS29)、ステップS12に戻る。
また、ステップS28において、空き容量がメモリ許容範囲内ではないと判断した場合には、ステップS12に戻る。
また、前述したステップS27において、空き容量がメモリ許容範囲を上回ると判断した場合に、容量監視部4は、読出制御部6に対して、リピート指示信号S8の出力を開始する(ステップS30)。
そして、読出制御部6は、第2の識別信号S14の低動作フレーム識別情報に基づき、一のフレームが低動作フレームであるか否かを判断する(ステップS31)。
ステップS31において、低動作フレームではないと判断した場合には、ステップS12に戻る。
また、ステップS31において、低動作フレームであると判断した場合に、読出制御部6は、この一のフレームに対して、再度の読出指示信号S13をメモリ部7に出力し、指定した記憶領域に格納された一のフレームを読み出す(ステップS32)。
そして、再度読み出されたフレームを含む出力映像データS16は、出力映像信号SOUTとして、映像処理部8から外部に出力され(ステップS33)、ステップS12に戻る。
なお、外部からの入力映像信号SINの入力が終了し、メモリ部7への書き込み対象のフレームが無くなると共に、メモリ部7からの読み出し対象のフレームが無くなり、外部への出力映像信号SOUTの出力が終了すると、画像処理装置10による処理を終了する。
以上のように、本実施形態に係る画像処理装置10は、映像信号の同期信号の乗せ換えにより発生する、フレームのスキップ処理又はリピート処理を、映像シーンの変化が小さいフレームである「低動作フレーム」を対象に処理する。これにより、画像処理装置10は、フレームのスキップやリピートが発生したにも関わらず、フレームのスキップやリピートを視聴者に感じさせない映像を出力することができるという作用効果を奏する。
特に、本実施形態に係る画像処理装置10は、メモリ部4の空き容量又はメモリ部4における映像データの蓄積量が予め定めた許容範囲外にある場合において、「低動作フレーム」を対象にスキップ処理又はリピート処理を行うものである。このため、全ての「低動作フレーム」に対して、スキップ処理又はリピート処理するものではなく、必要最低限のフレームに対して、スキップ処理又はリピート処理することにより、動画を円滑に再現できるという作用効果を奏する。
なお、本実施形態に係る画像処理装置10は、メモリ許容範囲が予め設定した固定の範囲の場合について説明したが、メモリ許容範囲は、必要に応じて、上限値及び下限値のいずれかの値を変化させてもよい。
具体的には、図5に示すように、容量監視部4は、メモリ部7の空き容量又はメモリ部7における映像データの蓄積量を、この空き容量又は蓄積量の値が更新される度に通知する容量通知信号S18を、閾値設定部2に出力する。これにより、閾値設定部2は、メモリ部7の空き容量又はメモリ部7における映像データの蓄積量をリアルタイムに認識することができる。また、閾値設定部2は、容量通知信号S18に基づき、メモリ許容範囲をずらすように調整する。
ここで、フレームに対してスキップ処理する場合は、画像処理装置10内部で生成した同期信号に乗せ換える前の映像信号の速度(フレーム速度)が、乗せ換えた後の映像信号の速度よりも速いために発生する。すなわち、スキップ処理は、メモリ部7に対するフレームの書き込み回数が読み出し回数を上回り、メモリ部7の空き容量が不足しないように、行われる。
このため、閾値設定部2は、容量通知信号S18から取得した空き容量又は蓄積量の情報に基づき、メモリ部7における映像データの蓄積量がフルの状態が頻繁に発生していることが認識できる。閾値設定部2は、フルの状態が頻発していることを認識できれば、メモリ部7の空き容量に対するメモリ許容範囲の下限値を引き上げる、又はメモリ部7における映像データの蓄積量に対するメモリ許容範囲の上限値を引き下げる設定を行う。閾値設定部2では、メモリ許容範囲の下限値を引き上げる、又は上限値を引き下げる操作することで、スキップ指示信号S7の出力頻度が必要以上に少なくなる。
また、フレームに対してリピート処理する場合は、画像処理装置10内部で生成した同期信号に乗せ換えた後の映像信号の速度が、乗せ換える前の映像信号の速度よりも速いために発生する。すなわち、リピート処理は、メモリ部7に対するフレームの読み出し回数が書き込み回数を上回り、メモリ部7における映像データの蓄積量が不足しないように行われる。
このため、閾値設定部2は、容量通知信号S18から取得した情報に基づき、メモリ部7における映像データの蓄積量がエンプティの状態が頻繁に発生していることが認識できれば、リピート指示信号S8の出力頻度が必要以上に少ないものと考えられる。これに対して、閾値設定部2は、メモリ部7の空き容量に対するメモリ許容範囲の上限値を引き下げる、又はメモリ部7における映像データの蓄積量に対するメモリ許容範囲の下限値を引き上げることになる。
以上のように、本実施形態に係る画像処理装置10は、メモリ許容範囲の上限値及び下限値のいずれかの値を必要に応じて変化させることで、スキップ指示信号S7及びリピート指示信号S8の出力頻度を調整し、メモリ部7の空き容量を略一定に保つことができる。
[付記] 以上の実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1) 映像データを処理する画像処理装置において、前記映像データのフレーム間の動き量が第1の閾値より低いフレームを検出する動き量検出部と、入力されたフレーム単位の前記映像データをメモリに書き込む書込部と、前記メモリから前記フレーム単位に前記映像データを読み出す読出部と、当該メモリの空き容量又は蓄積量に基づいて、前記メモリへの前記低いフレームの書き込みの制限を指示する指示信号を前記書込部に出力する容量監視部と、を備え、前記書込部が、前記指示信号に基づき、前記メモリへの前記低いフレームの書き込みを制限することを特徴とする画像処理装置。
(付記2) 前記付記1に記載の画像処理装置において、前記容量監視部が、前記メモリの空き容量が予め定めた許容範囲を上回る場合又は前記メモリにおける映像データの蓄積量が予め定めた許容範囲を下回る場合に、前記メモリからの低動作フレームの再度の読み出しを指示するリピート指示信号を前記読出制御部に出力し、前記読出制御部が、前記リピート指示信号の有無に基づき、前記低動作フレームを前記メモリから再度読み出すか否かを判断する画像処理装置。
(付記3) 前記付記1又は2に記載の画像処理装置において、前記容量監視部が、前記メモリへのフレームの書き込みの完了を通知する書込完了通知信号が前記書込部から入力され、前記メモリからのフレームの読み出しの完了を通知する読出完了通知信号が前記読出部から入力され、当該書込完了通知信号及び読出完了通知信号の入力回数の差分に基づき、前記メモリの空き容量又は前記メモリにおける映像データの蓄積量を算出する画像処理装置。
(付記4) 前記付記1乃至3のいずれかに記載の画像処理装置において、前記容量監視部が、前記メモリにおける映像データの蓄積量が空である場合に、前記メモリからのフレームの読み出しの停止を指示する読出停止指示信号を前記読出部に出力すると共に、前記メモリからのフレームの読み出しを停止した状態から前記メモリにおける映像データの蓄積量が予め定めた閾値を超えた場合に、前記メモリからのフレームの読み出しの開始を指示する読出開始指示信号を前記読出部に出力し、前記読出部が、前記読出停止指示信号及び読出開始指示信号に基づき、前記メモリからのフレームの読み出しを制御する画像処理装置。
(付記5) 前記付記1乃至4のいずれかに記載の画像処理装置において、前記予め定めた許容範囲を示す情報を格納する閾値設定部を備え、前記容量監視部が、前記メモリ部の空き容量又は前記メモリ部における映像データの蓄積量を通知する容量通知信号を前記閾値設定部に出力し、前記閾値設定部が、前記容量通知信号に基づき、前記許容範囲を調整する画像処理装置。
(付記6) 映像データを処理する画像処理方法において、前記映像データのフレーム間の動き量が第1の閾値より低いフレームを検出する動き量検出ステップと、入力されたフレーム単位の前記映像データをメモリに書き込む書込ステップと、前記メモリから前記フレーム単位に前記映像データを読み出す読出ステップと、当該メモリの空き容量又は蓄積量に基づいて、前記メモリへの前記低いフレームの書き込みの制限を指示する指示信号を前記書込ステップに出力する容量監視ステップと、を有し、前記書込ステップが、前記指示信号に基づき、前記メモリへの前記低いフレームの書き込みを制限することを特徴とする画像処理方法。
(付記7) 映像データを処理する画像処理装置のコンピュータを機能させる制御プログラムにおいて、コンピュータを、前記映像データのフレーム間の動き量が第1の閾値より低いフレームを検出する動き量検出手段と、入力されたフレーム単位の前記映像データをメモリに書き込む書込手段と、前記メモリから前記フレーム単位に前記映像データを読み出す読出手段と、当該メモリの空き容量又は蓄積量に基づいて、前記メモリへの前記低いフレームの書き込みの制限を指示する指示信号を前記書込手段に出力する容量監視手段として機能させ、前記書込手段が、前記指示信号に基づき、前記メモリへの前記低いフレームの書き込みを制限することを特徴とする制御プログラム。
1 映像入力部
2 閾値設定部
3 動き量検出部
4 容量監視部
5 書込制御部
6 読出制御部
7 メモリ部
8 映像処理部
10 画像処理装置
1 入力映像データ
2 入力タイミング信号
3 第1の閾値信号
4 第2の閾値信号
5 映像データ
6 第1の識別信号
7 スキップ指示信号
8 リピート指示信号
9 読出停止指示信号
10 読出開始指示信号
11 書込指示信号
12 書込完了通知信号
13 読出指示信号
14 第2の識別信号
15 読出完了通知信号
16 出力映像データ
17 出力タイミング信号
18 容量通知信号
IN 入力映像信号
OUT 出力映像信号

Claims (5)

  1. 映像データを処理する画像処理装置において、
    前記映像データのフレーム間の動き量が第1の閾値より低いフレームを検出する動き量検出部と、
    入力されたフレーム単位の前記映像データをメモリに書き込む書込部と、
    前記メモリから前記フレーム単位に前記映像データを読み出す読出部と、
    当該メモリの空き容量又は蓄積量に基づいて、前記メモリへの前記低いフレームの書き込みの制限を指示する指示信号を前記書込部に出力する容量監視部と、
    を備え、
    前記書込部が、前記指示信号に基づき、前記メモリへの前記低いフレームの書き込みを制限することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記容量監視部が、前記メモリの空き容量が予め定めた許容範囲を上回る場合又は前記メモリにおける映像データの蓄積量が予め定めた許容範囲を下回る場合に、前記メモリからの低動作フレームの再度の読み出しを指示するリピート指示信号を前記読出制御部に出力し、
    前記読出制御部が、前記リピート指示信号の有無に基づき、前記低動作フレームを前記メモリから再度読み出すか否かを判断する画像処理装置。
  3. 前記請求項1又は2に記載の画像処理装置において、
    前記予め定めた許容範囲を示す情報を格納する閾値設定部を備え、
    前記容量監視部が、前記メモリの空き容量又は前記メモリにおける映像データの蓄積量を通知する容量通知信号を前記閾値設定部に出力し、
    前記閾値設定部が、前記容量通知信号に基づき、前記許容範囲を調整する画像処理装置。
  4. 映像データを処理する画像処理方法において、
    前記映像データのフレーム間の動き量が第1の閾値より低いフレームを検出する動き量検出ステップと、
    入力されたフレーム単位の前記映像データをメモリに書き込む書込ステップと、
    前記メモリから前記フレーム単位に前記映像データを読み出す読出ステップと、
    当該メモリの空き容量又は蓄積量に基づいて、前記メモリへの前記低いフレームの書き込みの制限を指示する指示信号を前記書込ステップに出力する容量監視ステップと、
    を有し、
    前記書込ステップが、前記指示信号に基づき、前記メモリへの前記低いフレームの書き込みを制限することを特徴とする画像処理方法。
  5. 映像データを処理する画像処理装置のコンピュータを機能させる制御プログラムにおいて、
    コンピュータを、前記映像データのフレーム間の動き量が第1の閾値より低いフレームを検出する動き量検出手段と、入力されたフレーム単位の前記映像データをメモリに書き込む書込手段と、前記メモリから前記フレーム単位に前記映像データを読み出す読出手段と、当該メモリの空き容量又は蓄積量に基づいて、前記メモリへの前記低いフレームの書き込みの制限を指示する指示信号を前記書込手段に出力する容量監視手段として機能させ、
    前記書込手段が、前記指示信号に基づき、前記メモリへの前記低いフレームの書き込みを制限することを特徴とする制御プログラム。
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