JP4863675B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4863675B2
JP4863675B2 JP2005273969A JP2005273969A JP4863675B2 JP 4863675 B2 JP4863675 B2 JP 4863675B2 JP 2005273969 A JP2005273969 A JP 2005273969A JP 2005273969 A JP2005273969 A JP 2005273969A JP 4863675 B2 JP4863675 B2 JP 4863675B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
extraction
memory
setting
image
imaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005273969A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007088734A (ja
Inventor
秀樹 松村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2005273969A priority Critical patent/JP4863675B2/ja
Publication of JP2007088734A publication Critical patent/JP2007088734A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4863675B2 publication Critical patent/JP4863675B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)

Description

この発明は、画像処理装置に関し、特にたとえばビデオカメラに適用され、撮像処理の繰り返しによって得られる複数の被写界像に基づく動画像を再現する、画像処理装置に関する。
従来のこの種の装置の一例が、特許文献1に開示されている。この従来技術によれば、被写界のリアルタイム動画像をLCDモニタに表示するとき、被写界を表す画像データは撮像装置によって1/15秒毎に作成される。作成された画像データは、SDRAMに一旦書き込まれた後、1/30秒毎に読み出される。つまり、各フレームの画像データはSDRAMから2回ずつ読み出される。LCDモニタには、こうして読み出された画像データに基づくリアルタイム動画像が表示される。
特開2000−125168号公報[H04N 5/225, 5/907, 7/24]
しかし、従来技術では、撮像装置から出力される画像データのフレームレートがSDRAMから読み出される画像データのフレームレートよりも低いため、LCDモニタに再現される動画像の動きが不自然になるという問題がある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、撮像面の動きに起因する再現動画像の品質の劣化を抑制することができる、画像処理装置を提供することである。
請求項1の発明に従う画像処理装置(10)は、所定の撮影実行周期で繰り返される撮像処理によって得られる複数の被写界像をメモリ(26)に書き込む書き込み手段(20, 24)メモリの抽出エリアに属する部分被写界像を撮影実行周期の整数分の1とは異なる実行周期で読み出すことによって部分被写界像を抽出する抽出手段(24, 28)、抽出手段によって抽出された部分被写界像に基づく動画像を再現する再現手段(30)、撮像処理が実行される毎に状態情報を特定値に設定する第1情報設定手段(S17)、
状態情報が特定値を示すか否かを抽出手段が抽出処理を実行する毎に判別する判別手段(S49)、判別手段によって状態情報が特定値を示すと判別したとき抽出エリアをメモリ上の所定の基準位置に設定する位置設定手段(S53)、位置設定手段が設定処理を実行する毎に状態情報を特定値と異なる数値に設定する第2情報設定手段(S55)、および判別手段によって状態情報が特定値を示すと判別しなかったとき抽出エリアをメモリ上で撮像面(14f)の動きを相殺する方向に移動させる移動手段(S59)を備える。
複数の被写界像は、所定の撮影実行周期で繰り返される撮像処理によって得られ、書き込み手段によってメモリに書き込まれる。抽出手段は、メモリの抽出エリアに属する部分被写界像を撮影実行周期の整数分の1とは異なる実行周期で読み出すことによって部分被写界像を抽出する。再現手段は、抽出された部分被写界像に基づく動画像を再現する。状態情報は、撮像処理が実行される毎に、第1情報設定手段によって特定値に設定される。状態情報が特定値を示すか否かは、抽出手段が抽出処理を実行する毎に、判別手段によって判別される。
判別手段の判別結果が肯定的であれば、抽出エリアは位置設定手段によってメモリ上の所定の基準位置に設定される。第2情報設定手段は、位置設定手段が設定処理を実行する毎に、状態情報を特定値と異なる数値に設定する。判別手段の判別結果が否定的であれば、抽出エリアは移動手段によって撮像面の動きを相殺する方向に移動される。
したがって、抽出エリアは、注目する撮像処理の後に1回目の抽出処理を実行するとき基準位置に設定され、注目する撮像処理の後に2回目以降の抽出処理を実行するとき撮像面の動きを相殺する方向に移動した位置に設定される。つまり、抽出エリアは、同一の被写界像に注目するとき、基準位置を起点として撮像面の動き方向と逆方向に移動する。これによって、撮像面の動きに起因する再現動画像の品質の劣化を抑制できる。
また、状態情報は、撮像処理が実行される毎に特定値に設定され、位置設定手段によって設定処理が実行される毎に特定値と異なる数値に設定される。状態情報が示す値は、抽出手段によって抽出処理が実行される毎に判別される。これによって、撮像処理および抽出処理の各々の実行タイミングに関らず、上述の品質劣化を抑制することができる。
請求項1の発明では、抽出処理の実行周期は撮像処理の実行周期よりも短い。このような周期関係において、同じ被写界像から部分被写界像を2回以上抽出する必要性が生じる。しかも、抽出処理の実行周期は撮像処理の実行周期の整数分の1と異なる。これによって、同じ被写界像から部分被写界像を抽出する回数は、常に一定ではない。
撮像処理が実行される毎に状態情報を特定値に設定し、位置設定手段によって設定処理が実行される毎に状態情報を特定値と異なる数値に設定し、そして抽出手段によって抽出処理が実行される毎に状態情報が示す値を判別することによって、抽出エリアは、1回目の抽出処理に関連して基準位置に設定され、2回目の抽出処理に関連して基準位置と異なり得る位置に設定される。
請求項の発明に従う画像処理装置は、請求項1の発明に従属し、読み出し手段は部分被写界像をインタレース走査態様で読み出し、抽出手段の実行周期は1フィールド期間に相当する。状態情報が特定値を示すか否かは1フィールド期間毎に判別され、この判別結果に応じて抽出エリアの位置が決定される。抽出エリアの位置は1フレーム期間に注目する場合よりも頻繁に更新され、これによって再現動画像の品質が向上する。
請求項の発明に従う画像処理装置は、請求項2の発明に従属し、メモリは複数のメモリエリアを有し、書き込み手段は複数のメモリエリアのうち書き込み先として指定された第1メモリエリアに被写界像を書き込み、読み出し手段は複数のメモリエリアのうち読み出し先として指定された第2メモリエリアから部分被写界像を読み出す。これによって、読み出しアドレスが書き込みアドレスを追い越す事態を回避することができる。
請求項の発明に従う画像処理装置は、請求項3の発明に従属し、撮像処理が実行される毎に第1メモリエリアを変更する第1変更手段(S15)、および位置設定手段が設定処理を実行する毎に第2メモリエリアを変更する第2変更手段(S51)をさらに備える。
請求項の発明に従う画像処理装置は、請求項4の発明に従属し、第2変更手段は第2メモリエリアを第1メモリエリアと一致させる。抽出処理の実行周期が撮像処理の実行周期よりも短いことから、第2変更手段は、第1変更手段によるメモリエリアの変更に追従するようにメモリエリアを変更する。
請求項の発明に従う画像処理装置は、請求項1ないしのいずれかの発明に従属し、撮像処理が実行される毎に撮像面の動きベクトルを検出する検出手段(22, S27)、および撮像処理の実行周期と抽出処理の実行周期と検出手段によって検出された動きベクトルの長さとに基づいて移動手段の1回の移動ベクトルを算出する算出手段(S29)をさらに備える。撮像面の動きは、抽出エリアの移動によって正確に相殺される。
請求項の発明に従うビデオカメラは、請求項1ないしのいずれかに記載の画像処理装置を備える。
請求項の発明に従う画像処理プログラムは、所定の撮影実行周期で繰り返される撮像処理によって得られる複数の被写界像をメモリに書き込む書き込み手段、メモリの抽出エリアに属する部分被写界像を撮影実行周期の整数分の1とは異なる実行周期で読み出すことによって部分被写界像を抽出する抽出手段、および抽出手段によって抽出された部分被写界像に基づく動画像を再現する再現手段を備える画像処理装置のプロセサに、撮像処理が実行される毎に状態情報を特定値に設定する第1情報設定ステップ、状態情報が特定値を示すか否かを抽出手段が抽出処理を実行する毎に判別する判別ステップ、判別ステップによって状態情報が特定値を示すと判別したとき抽出エリアをメモリ上の所定の基準位置に設定する位置設定ステップ、位置設定ステップが設定処理を実行する毎に状態情報を特定値と異なる数値に設定する第2情報設定ステップ、および判別ステップによって状態情報が特定値を示すと判別しなかったとき抽出エリアをメモリ上で撮像面の動きを相殺する方向に移動させる移動ステップを実行させる
請求項1の発明と同様、撮像面の動きに起因する再現動画像の品質の劣化を抑制することができる。
この発明によれば、抽出エリアは、撮像処理の後に1回目の抽出処理を実行するとき基準位置に設定され、撮像処理の後に2回目以降の抽出処理を実行するとき撮像面の動きを相殺する方向に移動した位置に設定される。つまり、抽出エリアは、同一の被写界像に注目するとき、基準位置を起点として撮像面の動き方向と逆方向に移動する。これによって、撮像面の動きに起因する再現動画像の品質の劣化を抑制できる。
また、撮像処理が実行される毎に状態情報を特定値に設定し、位置設定手段によって設定処理が実行される毎に状態情報を特定値と異なる数値に設定し、そして抽出手段によって抽出処理が実行される毎に状態情報を判別することによって、撮像処理および抽出処理の各々の実行タイミングを変更しても、上述の品質劣化を抑制することができる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1を参照して、この実施例のディジタルビデオカメラ10は、光学レンズ12を含む。被写界の光学像は、光学レンズ12を通してイメージセンサ14の撮像面に照射される。撮像面14fでは、光電変換によって被写界の光学像に対応する電荷つまり生画像信号が生成される。
キー入力装置40の操作によってカメラモードが選択されると、スルー画像処理つまり被写界のリアルタイム動画像をLCDモニタ30に表示する処理が実行される。CPU32は、プリ露光および電荷読み出しの繰り返しをTG/SG(Timing Generator / Signal Generator)18に命令する。TG/SG18は、NTSC方式に対応するべく、垂直同期信号Vsync1を1/29.97秒に1回の割合で生成する。垂直同期信号Vsync1は、図4(A)に示す要領で周期的に発生する。TG/SG18はまた、生成された垂直同期信号Vsync1に同期する複数のタイミング信号をイメージセンサ14およびCDS/AGC/AD回路16に与える。この結果、プリ露光とこれによって生成された生画像信号の読み出しとが、垂直同期信号Vsync1に応答して繰り返し実行される。
現フレームのプリ露光処理および前フレームの電荷読み出し処理は、同時に実行される。このため、イメージセンサ14から出力される生画像信号は、29.97fpsのフレームレートを有する。なお、プリ露光処理は、“撮像処理”と定義してもよい。
イメージセンサ14から出力された各フレームの生画像信号は、CDS/AGC/AD回路16によってノイズ除去,レベル調整およびA/D変換の一連の処理を施され、これによってディジタル信号である生画像データが得られる。信号処理回路20は、CDS/AGC/AD回路16から出力された各フレームの生画像データに白バランス調整,色分離,YUV変換などの処理を施し、YUV形式の画像データを生成する。生成された画像データはメモリ制御回路24によってSDRAM26に書き込まれる。
SDRAM26は、図2に示すようにバンク26a(バンクA),バンク26b(バンクB)およびMPEGデータエリア26cを有する。CPU32は、垂直同期信号Vsync1が発生する毎に、書き込みバンクをバンクAおよびBの間で変更する。書き込みバンクは、図4(C)に示す要領で指定される。信号処理回路20から出力された各フレームの画像データは、こうして指定された書き込みバンクに書き込まれる。
動き検出回路22は、信号処理回路20で生成された連続2フレームの画像データに基づいて、パン/チルトや手振れに起因する撮像面12fの動きを示す動きベクトルを検出する。CPU32は、垂直同期信号Vsync1が発生する毎に動き検出回路22から動きベクトルを取り込み、後述する抽出エリアSUB(図3参照)の移動時に参照する補正ベクトル(移動ベクトル)を取り込まれた動きベクトルに基づいて算出する。
補正ベクトルの方向は検出された動きベクトルの方向と逆であり、補正ベクトルの長さは検出された動きベクトルの長さの3/5である。算出された補正ベクトルは、レジスタ32rに設定される。
SG34は、PAL方式に対応するべく、垂直同期信号Vsync2を1/50秒に1回の割合で生成する。垂直同期信号Vsync2は、図4(B)に示す要領で周期的に発生する。CPU32は、垂直同期信号Vsync1が発生した後の最初の垂直同期信号Vsync2に応答して、読み出しバンクをバンクAおよびBの間で変更する。読み出しバンクは、書き込みバンクを追従するべく、図4(D)に示す要領で変更される。
CPU32はまた、垂直同期信号Vsync1が発生した後の最初の垂直同期信号Vsync2に応答して抽出エリアSUBをバンクAおよびBの各々の基準位置(中央)に割り当てる。CPU32はさらに、垂直同期信号Vsync1が発生した後の2回目以降の垂直同期信号Vsync2に応答して抽出エリアSUBをレジスタ32rに設定された補正ベクトルに従って移動させる。したがって、抽出エリアSUBの位置は、図4(E)に示す要領で変化する。
なお、補正ベクトルの長さを規定する“3/5”という数値は、垂直同期信号Vsync1の周期(=1/29.97秒)と垂直同期信号Vsync2の周期(=1/50秒)との比率を示す。
ビデオエンコーダ28は、垂直同期信号Vsync2が発生する毎にメモリ制御回路24を通してSDRAM26にアクセスし、読み出しバンク上の抽出エリアSUBに属する1フィールド相当の部分画像データをインタレース走査態様で読み出す。読み出される部分画像データのフィールド識別情報は、図4(F)に示す要領で変化する。
ビデオエンコーダ28は、読み出された部分画像データに拡大ズーム処理を施し、拡大された部分画像データをPAL方式に従うコンポジットビデオ信号に変換する。変換されたコンポジットビデオ信号は、LCDモニタ30に与えられる。この結果、抽出エリアSUBに属する部分被写界のスルー画像がモニタ画面に表示される。
バンクAへのアクセス動作は図4(G)に示す要領で実行され、バンクBへのアクセス動作は図4(H)に示す要領で実行される。垂直同期信号Vsync1の発生周期が垂直同期信号Vsync2の発生周期の整数倍と異なることから、数フィールドに1フィールドの割合でコマ落ちが発生する。ただし、読み出し動作はフレーム単位ではなくフィールド単位で実行されるため、コマ落ちに起因して再現動画像の動きが不自然になることはない。
静止物Xを捉えたイメージセンサ14の撮像面14fが左下方向に動くと、バンクAおよびBに書き込まれる連続2フレームの画像データは、図5(A)に示すように変化する。このとき、バンクAおよびBの各々に割り当てられる抽出エリアSUBは、図5(B)に示すように変位する。つまり、抽出エリアSUBは、同じフレームからの2フィールド目の読み出しに対応して、撮像面14fの動きを相殺する方向に移動する。この結果、LCDモニタ30に表示される静止物Xは、図5(C)に示すように右上方向に滑らかに動く。
キー入力装置18によって動画記録開始操作が行われると、CPU32は、垂直同期信号Vsync1が発生する毎に、1フレームの圧縮処理の実行をMPEGコーデック42に命令する。MPEGコーデック42は、圧縮処理が命令される毎にメモリ制御回路24を通してSDRAM26にアクセスし、1フレームの画像データを読み出す。読み出された画像データは、MPEGコーデック42によってMPEG4方式のシンプルプロファイルに従う圧縮処理を施される。
画像データは、数十〜数百フレームに1回程度の割合でイントラ符号化を施され、残りのフレームでインター符号化を施される。この結果、複数のGOP(Group Of Pictures)からなる圧縮画像データが生成され、生成された圧縮画像データは、メモリ制御回路24を通してSDRAM26のMPEGデータエリア26cに書き込まれる。
CPU32は、動画記録開始操作の後も動きベクトルを取り込み、これに基づいて補正ベクトルを算出する。算出された補正ベクトルは、MPEGデータエリア26cに格納された圧縮画像データに割り当てられる。CPU32は、こうして得られた圧縮画像データおよび補正ベクトルを含む動画ファイルをI/F回路36を通して記録媒体38に記録する。動画記録終了操作が行われると、CPU32は、圧縮処理命令の発行を中止し、SDRAM26に残存する圧縮画像データおよび補正ベクトルの記録が完了した時点で動画ファイルをクローズする。なお、記録媒体38は着脱自在の媒体であり、スロット(図示せず)に装着されたときにI/F回路36を通してアクセス可能となる。
記録媒体38に記録された動画ファイルを再生するときも、スルー画像を表示するときと同様に、垂直同期信号Vsync1に応答したSDRAM26へのデータ書き込み処理と、垂直同期信号Vsync2に応答したSDRAM26からのデータ読み出し処理とが実行される。この結果、動画ファイルから再生された動画像もまたLCDモニタ30上で滑らかに動く。
スルー画像表示に関連して、CPU32は、図6に示す書込制御タスク,図7に示す動き検出タスク,および図8に示す読出制御タスクを並列的に実行する。なお、これらのタスクに対応する制御プログラムは、フラッシュメモリ44に記憶される。
図6を参照して、ステップS1ではフラグFrdを“0”に設定し、ステップS3では垂直同期信号Vsync1が2回発生したか否かを判別する。ここでYESであれば、ステップS5でバンクAを現フレームの書き込みバンクとして指定する。ステップS7では垂直同期信号Vsync1が1回発生したか否かを再度判別し、YESであればステップS9でバンクBを現フレームの書き込みバンクとして指定する。
イメージセンサ14は1回目の垂直同期信号Vsync1に応答してプリ露光を施され、このプリ露光によって生成された電荷は2回目の垂直同期信号Vsync1に応答してイメージセンサ14から読み出される。また、2フレーム目以降は、現フレームのプリ露光処理と前フレームの電荷読み出し処理とが、同時に実行される。したがって、信号処理回路20から出力された1フレーム目の画像データは、ステップS5の処理によってバンクAに書き込まれ、信号処理回路20から出力された2フレーム目の画像データは、ステップS9の処理によってバンクBに書き込まれる。
ステップS9の処理が完了すると、ステップS11でフラグFrdを“1”に設定し、フラグFmvを“0”に設定する。フラグFrdはバンクAまたはBからの画像データの読み出しを許可/禁止するためのフラグであり、“0”が“禁止”を意味する一方、“1”が“許可”を意味する。フラグFmvはバンクAおよびBの各々に割り当てられた抽出エリアSUBの移動を許可/禁止するためのフラグであり、“0”が“禁止”を意味する一方、“1”が“許可”を意味する。
ステップS7でYESと判断された時点では、1フレーム目の画像データのバンクAへの書き込みが完了している。ステップS11では、この1フレーム目の画像データの読み出しを許可するべく、フラグFrdが“1”に設定される。ステップS11ではまた、抽出エリアSUBの移動を禁止するべく、つまり抽出エリアSUBを基準位置に設定するべく、フラグFmvが“0”に設定される。
ステップS13では垂直同期信号Vsync1が発生したか否かを判別し、YESであればステップS15で書き込みバンクを変更する。バンクAが前フレームの書き込みバンクであれば、バンクBが現フレームの書き込みバンクとして指定される。バンクBが前フレームの書き込みバンクであれば、バンクAが現フレームの書き込みバンクとして指定される。ステップS15の処理が完了すると、抽出エリアSUBを基準位置に設定するべくステップS17でフラグFmvを“0”に設定し、その後ステップS13に戻る。3フレーム目以降の画像データは、ステップS15の処理によって、バンクAまたはBに交互に書き込まれる。
図7を参照して、ステップS21ではレジスタ32rをクリアし、ステップS23では垂直同期信号Vsync1が2回発生したか否かを判別し、ステップS25では垂直同期信号Vsync1が1回発生したか否かを判別する。ステップS23およびS25の各々でYESと判別されると、ステップS27に進み、動き検出回路22から動きベクトルを取り込む。ステップS27では、抽出エリアSUBの補正ベクトルを取り込まれた動きベクトルに基づいて算出し、ステップS29では算出された補正ベクトルをレジスタ32rに設定する。ステップS29の処理が完了すると、ステップS25に戻る。ステップS27で算出された補正ベクトルは、ステップS25で取り込まれた動きベクトルの向きと逆の向きを有し、かつステップS25で取り込まれた動きベクトルの長さの“3/5”の長さを有する。
図8を参照して、ステップS41ではバンクBを読み出しバンクとして指定し、ステップS33ではフラグFrdが“1”を示すか否かを判別する。図5に示すステップS11の処理によってフラグFrdが“1”に変更されると、画像データの読み出しが許可されたとみなし、ステップS45でビデオエンコーダ28を起動する。ステップS47では、垂直同期信号Vsync2が発生したか否かを判別し、YESであればフラグFmvの状態をステップS49で判別する。
フラグFmvが“0”を示していれば、ステップS51で読み出しバンクを変更する。バンクAが前フレームの読み出しバンクであれば、バンクBが現フレームの読み出しバンクとして指定される。バンクBが前フレームの読み出しバンクであれば、バンクAが現フレームの読み出しバンクとして指定される。ステップS41でバンクBが読み出しバンクとして指定されるため、1回目のステップS51の処理では、バンクAが現フレームの読み出しバンクとして指定される。
ステップS53では、抽出エリアSUBを基準位置に設定する。ビデオエンコーダ28は、読み出しバンク上の抽出エリアSUBに属する1フィールド相当の部分画像データをインタレース走査態様で読み出す。この結果、対応する部分被写界像がLCDモニタ30から出力される。
ステップS53の処理が完了すると、ステップS55でフラグFmvを“1”に設定してからステップS47に戻る。フラグFmvを“1”に設定することで、次フィールド以降での抽出エリアSUBの移動が許可される。
ステップS49でNOと判断されるとステップS57に進み、レジスタ32rに設定された補正ベクトルを読み出す。ステップS59では、バンクAおよびBの各々に割り当てられた抽出エリアSUBを読み出された補正ベクトルに従って移動させる。抽出エリアSUBは、撮像面14fの動き方向と逆方向に移動する。この結果、LCDモニタ30から出力される動画像が滑らかに動く。ステップS59の処理が完了すると、ステップS47に戻る。
以上の説明から分かるように、複数の被写界像は、撮像処理の繰り返しによって得られ、SDRAM26に形成されたバンクAおよびBに交互に書き込まれる。ビデオエンコーダ28は、抽出エリアSUBに属する1フィールドの部分被写界像をバンクAまたはBから抽出し、LCDモニタ30は、抽出された部分被写界像に基づく動画像を再現する。フラグFmvは、撮像処理が実行される毎に、CPU32によって特定値つまり“0”に設定される(S17)。フラグFmvが“0”を示すか否かは、ビデオエンコーダ28が1フィールド相当の抽出処理を実行する毎に、CPU32によって判別される(S49)。
この判別結果が肯定的であれば、抽出エリアSUBは、CPU32によって基準位置に設定される(S53)。CPU32はまた、抽出エリアSUBが基準位置に設定される毎に、フラグFmvを“1”に設定する(S55)。判別結果が否定的であれば、抽出エリアSUBは、CPU32によって撮像面14fの動き方向と逆方向に移動される(S59)。
したがって、抽出エリアSUBは、注目する撮像処理の後に1回目の抽出処理を実行するとき基準位置に設定され、注目する撮像処理の後に2回目以降の抽出処理を実行するとき撮像面14fの動き方向と逆方向に移動した位置に設定される。つまり、抽出エリアSUBは、同一の被写界像に注目するとき、基準位置を起点として撮像面14fの動き方向と逆方向に移動する。これによって、撮像面14fの動きに起因する再現動画像の品質の劣化を抑制できる。
また、フラグFmvは、撮像処理が実行される毎に“0”に設定され、抽出エリアSUBが基準位置に設定される毎に“1”に設定される。フラグFmvが示す値は、抽出処理が実行される毎に判別される。これによって、撮像処理および抽出処理の各々の実行タイミングに関らず、上述の品質劣化を抑制することができる。
なお、この実施例では、スルー画像処理を実行するときに、信号処理回路20からの画像データを垂直同期信号Vsync1に応答してSDRAM26に書き込み、SDRAM26に格納された画像データを垂直同期信号Vsync2に応答して読み出すようにしている。
なお、この実施例では、ビデオカメラを用いて説明しているが、この発明は、カメラから出力された画像データを記録媒体に記録し、記録された画像データを再生する据え置き型の記録再生装置に適用することもできる。
この発明の一実施例の構成を示すブロック図である。 図1実施例に適用されるSDRAMのマッピング状態の一例を示す図解図である。 図2実施例を形成するバンクAおよびBの各々における抽出エリアの割り当て状態の一例を示す図解図である。 (A)は撮影系で用いられる垂直同期信号Vsync1の出力タイミングの一例を示す図解図であり、(B)は表示系で用いられる垂直同期信号Vsync2の出力タイミングの一例を示す図解図であり、(C)は書き込みバンクの変化の一例を示す図解図であり、(D)は読み出しバンクの変化の一例を示す図解図であり、(E)は抽出エリアの位置の変化の一例を示す図解図であり、(F)は読み出された画像データのフィールドの変化の一例を示す図解図であり、(G)はバンクAに対するアクセス動作の一例を示す図解図であり、そして(H)はバンクBに対するアクセス動作の一例を示す図解図である。 (A)はSDRAMへの画像データの書き込み動作の一部を示す図解図であり、(B)はSDRAMに格納された画像データの読み出し動作の一部を示す図解図であり、そして(C)はSDRAMから読み出された画像データの表示動作の一部を示す図解図である。 図1実施例に適用されるCPUの動作の一部を示すフロー図である。 図1実施例に適用されるCPUの動作の他の一部を示すフロー図である。 図1実施例に適用されるCPUの動作のその他の一部を示すフロー図である。
符号の説明
10 …ディジタルビデオカメラ
14 …イメージセンサ
20 …信号処理回路
22 …動き検出回路
26 …SDRAM
28 …ビデオエンコーダ
42 …MPEGエンコーダ
44 …フラッシュメモリ

Claims (8)

  1. 所定の撮影実行周期で繰り返される撮像処理によって得られる複数の被写界像をメモリに書き込む書き込み手段、
    前記メモリの抽出エリアに属する部分被写界像を前記撮影実行周期の整数分の1とは異なる実行周期で読み出すことによって前記部分被写界像を抽出する抽出手段、
    前記抽出手段によって抽出された部分被写界像に基づく動画像を再現する再現手段、
    前記撮像処理が実行される毎に状態情報を特定値に設定する第1情報設定手段、
    前記状態情報が前記特定値を示すか否かを前記抽出手段が抽出処理を実行する毎に判別する判別手段、
    前記判別手段によって前記状態情報が前記特定値を示すと判別したとき前記抽出エリアを前記メモリ上の所定の基準位置に設定する位置設定手段、
    前記位置設定手段が設定処理を実行する毎に前記状態情報を前記特定値と異なる数値に設定する第2情報設定手段、および
    前記判別手段によって前記状態情報が前記特定値を示すと判別しなかったとき前記抽出エリアを前記メモリ上で撮像面の動きを相殺する方向に移動させる移動手段を備える、画像処理装置。
  2. 前記読み出し手段は前記部分被写界像をインタレース走査態様で読み出し、
    前記抽出手段の実行周期は1フィールド期間に相当する、請求項記載の画像処理装置。
  3. 前記メモリは複数のメモリエリアを有し、
    前記書き込み手段は前記複数のメモリエリアのうち書き込み先として指定された第1メモリエリアに前記被写界像を書き込み、
    前記読み出し手段は前記複数のメモリエリアのうち読み出し先として指定された第2メモリエリアから前記部分被写界像を読み出す、請求項記載の画像処理装置。
  4. 前記撮像処理が実行される毎に前記第1メモリエリアを変更する第1変更手段、および
    前記位置設定手段が設定処理を実行する毎に前記第2メモリエリアを変更する第2変更手段をさらに備える、請求項記載の画像処理装置。
  5. 前記第2変更手段は前記第2メモリエリアを前記第1メモリエリアと一致させる、請求項記載の画像処理装置。
  6. 前記撮像処理が実行される毎に前記撮像面の動きベクトルを検出する検出手段、および
    前記撮像処理の実行周期と前記抽出処理の実行周期と前記検出手段によって検出された動きベクトルの長さとに基づいて前記移動手段の1回の移動ベクトルを算出する算出手段をさらに備える、請求項1ないしのいずれかに記載の画像処理装置。
  7. 請求項1ないしのいずれかに記載の画像処理装置を備える、ビデオカメラ。
  8. 所定の撮影実行周期で繰り返される撮像処理によって得られる複数の被写界像をメモリに書き込む書き込み手段、前記メモリの抽出エリアに属する部分被写界像を前記撮影実行周期の整数分の1とは異なる実行周期で読み出すことによって前記部分被写界像を抽出する抽出手段、および前記抽出手段によって抽出された部分被写界像に基づく動画像を再現する再現手段を備える画像処理装置のプロセサに、
    前記撮像処理が実行される毎に状態情報を特定値に設定する第1情報設定ステップ、
    前記状態情報が前記特定値を示すか否かを前記抽出手段が抽出処理を実行する毎に判別する判別ステップ、
    前記判別ステップによって前記状態情報が前記特定値を示すと判別したとき前記抽出エリアを前記メモリ上の所定の基準位置に設定する位置設定ステップ、
    前記位置設定ステップが設定処理を実行する毎に前記状態情報を前記特定値と異なる数値に設定する第2情報設定ステップ、および
    前記判別ステップによって前記状態情報が前記特定値を示すと判別しなかったとき前記抽出エリアを前記メモリ上で撮像面の動きを相殺する方向に移動させる移動ステップを実行させる、画像処理プログラム。
JP2005273969A 2005-09-21 2005-09-21 画像処理装置 Expired - Fee Related JP4863675B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005273969A JP4863675B2 (ja) 2005-09-21 2005-09-21 画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005273969A JP4863675B2 (ja) 2005-09-21 2005-09-21 画像処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007088734A JP2007088734A (ja) 2007-04-05
JP4863675B2 true JP4863675B2 (ja) 2012-01-25

Family

ID=37975286

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005273969A Expired - Fee Related JP4863675B2 (ja) 2005-09-21 2005-09-21 画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4863675B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10108045A (ja) * 1996-10-03 1998-04-24 Hitachi Ltd 映像撮影装置
JP2002262175A (ja) * 2002-01-23 2002-09-13 Sanyo Electric Co Ltd ディジタルカメラ
JP2003324644A (ja) * 2002-05-07 2003-11-14 Canon Inc 映像信号処理装置、画像表示制御方法、記憶媒体、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007088734A (ja) 2007-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4823179B2 (ja) 撮像装置及び撮影制御方法
US8031228B2 (en) Electronic camera and method which adjust the size or position of a feature search area of an imaging surface in response to panning or tilting of the imaging surface
JP2008109336A (ja) 画像処理装置および撮像装置
JP4286292B2 (ja) 電子カメラ
JP4637045B2 (ja) 撮像装置
JP2008129554A (ja) 撮像装置及びオートフォーカス制御方法
JP2007267072A (ja) 電子カメラ
JP2007049320A (ja) 電子カメラ
JP4641515B2 (ja) 画像再生装置及び画像再生方法
JP4948014B2 (ja) 電子カメラ
US7991265B2 (en) Content recording apparatus capable of recording long content output
JP2000023024A (ja) 画像入力装置
JP4863675B2 (ja) 画像処理装置
US20070186162A1 (en) File access apparatus
JP4857254B2 (ja) 撮像装置及びその画像自動選択方法
JP2006079069A (ja) 電子カメラ
JP4983479B2 (ja) 撮像装置
JP4665826B2 (ja) 撮像装置および画像処理プログラム
JP2011135537A (ja) 撮像装置及び撮像装置の制御方法
JP2011101161A (ja) 撮像装置、その制御方法、再生装置およびプログラム
JP5424827B2 (ja) 画像処理装置
JP2006039254A (ja) カメラ
JP6564295B2 (ja) 合成画像作成装置
JP2006238041A (ja) ビデオカメラ
JP4703378B2 (ja) 電子カメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080916

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101013

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111011

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111108

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141118

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141118

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141118

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141118

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees