JP2011013857A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】固定焦点のカメラモジュールを使用する撮影によって高い解像度の画像を得るための画像処理装置を提供すること。
【解決手段】光学系で光を取り込むことにより得られた画像信号を処理するための画像処理装置であって、少なくとも二色の波長成分の画像信号に対して、前記波長成分ごとに解像度復元処理を施す解像度復元処理手段と、前記解像度復元処理が施された前記波長成分ごとの画像信号について周波数成分を比較する周波数成分比較手段と、前記周波数成分比較手段による比較結果に応じて選択された画像信号を成分として画像を合成する画像合成手段と、を有し、前記周波数成分比較手段は、前記光学系に備わる変調伝達関数の特性に応じて選択された波長成分について前記周波数成分を比較する。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像処理装置に関する。
従来、近接距離から無限遠までの広い範囲における撮影には、例えば、オートフォーカス機能を有するレンズモジュールが使用されている。オートフォーカス機能の採用には、レンズ枚数及び部品点数の増加や、それに伴うコストの増加が課題となる。特に、携帯機器向けのカメラモジュールの場合は小型化や薄型化が要求されることから、厚みがかさむレンズモジュールは不向きとなる。また、固定焦点のカメラモジュールを適用する場合は、薄型化が容易となる一方、近接距離と無限遠とで十分な被写界深度を確保することが困難となる(被写界深度については、例えば、特許文献1参照)。例えば、近接距離での撮影に適するようなレンズ設計がなされたレンズモジュールでは、無限遠での変調伝達関数(Modulation Transfer Function;MTF)が極端に低下し、十分な被写界深度が得られないこととなる。
特開2009−17544号公報
本発明は、固定焦点のカメラモジュールを使用する撮影によって高い解像度の画像を得るための画像処理装置を提供することを目的とする。
本願発明の一態様によれば、光学系で光を取り込むことにより得られた画像信号を処理するための画像処理装置であって、少なくとも二色の波長成分の画像信号に対して、前記波長成分ごとに解像度復元処理を施す解像度復元処理手段と、前記解像度復元処理が施された前記波長成分ごとの画像信号について周波数成分を比較する周波数成分比較手段と、前記周波数成分比較手段による比較結果に応じて選択された画像信号を成分として画像を合成する画像合成手段と、を有し、前記周波数成分比較手段は、前記光学系に備わる変調伝達関数の特性に応じて選択された波長成分について前記周波数成分を比較することを特徴とする画像処理装置が提供される。
本発明によれば、固定焦点のカメラモジュールを使用する撮影によって高い解像度の画像を得ることができるという効果を奏する。
第1の実施の形態に係る画像処理装置を備える画像記録装置の構成を示すブロック図。 画像処理装置による処理の手順を説明するフローチャート。 画像記録装置の光学系に備わるMTFの特性の例を示す図。 マクロモードにおける特徴的な処理の手順を説明するフローチャート。 第2の実施の形態に係る画像処理装置の特徴的な処理の手順を説明するフローチャート。 第3の実施の形態に係る画像処理装置の特徴的な処理の手順を説明するフローチャート。 画像記録装置の光学系に備わるMTFの特性の例を示す図。
以下に添付図面を参照して、本発明の実施の形態に係る画像処理装置を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係る画像処理装置4を備える画像記録装置の構成を示すブロック図である。画像記録装置は、撮像レンズ1、IRカットフィルタ2、イメージセンサ部3、画像処理装置4及び記録部5を備える。
撮像レンズ1は、被写体からの光を取り込むための光学系を構成する。IRカットフィルタ2は、撮像レンズ1により取り込まれた光から赤外光を除去する。イメージセンサ部3は、撮像レンズ1により取り込まれた光を信号電荷に変換することにより、被写体像を撮像する。イメージセンサ部3は、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の画素値をベイヤー配列に対応する順序で取り込むことによりアナログ画像信号を生成し、撮像条件に応じたゲインにて順次増幅させる。さらに、イメージセンサ部3は、得られた画像信号をアナログ方式からデジタル方式へ変換させる。画像処理装置4は、イメージセンサ部3から入力されたデジタル画像信号に対して、種々の処理を施す。記録部5は、画像処理装置4から入力された画像データをメモリや記録媒体に記録する。
図2は、画像処理装置4による処理の手順を説明するフローチャートである。ステップS1では、撮像レンズ1に起因する中央部と周辺部との光量差による輝度ムラを補正する(シェーディング補正)。ステップS2では、固定パターンノイズ、暗電流ノイズ、ショットノイズなどのノイズを除去する(ノイズリダクション)。ノイズリダクションは、低照度での撮影の場合や受光素子の感度が低い場合に有用であって、解像度復元処理の前後で行われることが望ましい。ステップS3では、解像度復元手段により、解像度復元処理を施す。なお、近接距離にある被写体を撮影する際に選択されるマクロモードの場合の解像度復元処理については、後に詳説する。
ステップS4では、イメージセンサ部3の撮像条件及び各画素の位置に基づいて算出した補正係数を用いて、輪郭強調処理を施す。ステップS5では、ベイヤー配列の順序で伝達されてくるデジタル画像信号に対して、画素補間処理(デモザイキング)を施す。デモザイキングでは、被写体像の撮像により得られた画像信号の補間処理により、不足色成分の感度レベル値を生成する。ステップS6では、画像のホワイトバランスを自動調整する(Automatic White Balance control;AWB)。ステップS7では、色再現性を得るためのリニアカラーマトリクス処理を施す。ステップS8では、ガンマ補正により、ディスプレイ等に表示される画像の彩度や明るさを補正する。なお、本実施の形態で説明する処理の手順は一例であって、他の処理の追加、省略可能な処理の省略、順序の変更などを適宜しても良い。
図3は、画像記録装置の光学系に備わるMTFの特性の例を示す図である。図示するグラフは、R成分、G成分、B成分について、1/2Nyquistでの被写体距離とMTFとの関係を表したものである。MTFは、空間周波数の増加に対する正弦波物体の像の変調を示す関数である。固定焦点の光学系の場合、無限遠からある一定の被写体距離において十分な被写界深度を確保すると、近接距離では十分な被写界深度を得ることが困難となる。本実施の形態に係る画像処理装置4は、近接距離の撮影において高い解像度の画像を得るための処理を実行することを特徴とする。
図4は、マクロモードにおける特徴的な処理の手順を説明するフローチャートである。近接距離にある被写体を撮影する(ステップS11)と、イメージセンサ部3は、R成分、G成分、B成分に分割された画像信号を生成する(ステップS12)。ステップS13において、解像度復元処理手段は、R成分、G成分、B成分の各画像信号に対して、それぞれ解像度復元処理を施す。
解像度復元処理手段は、撮像レンズ1に備わるレンズ特性に基づいて解像度を復元する。レンズ特性としては、例えば、点像分布関数(Point Spread Function;PSF)を用いる。PSFは、例えば、予めレジストやRAMに書き込まれ、解像度復元処理の際に読み出される。解像度復元の効果は、復元に用いるアルゴリズムに依存することとなる。解像度復元処理は、元の被写体像に近い画像を復元するために、例えば、Richardson−Lucy法を用いる。ステップS14では、解像度復元処理が施された画像信号に対して、例えば高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform;FFT)により実空間から周波数空間への変換を行い、二次元パワースペクトル(2DPS)を算出する。
図3に示すグラフによると、長波長の成分ほどMTFのピークが遠距離側となる。MTFは、近接距離においてB成分、G成分、R成分の順に低い値となる。例えば30cm程度にまで被写体距離が縮められると、B成分及びG成分のMTFに対してR成分のMTFは極度に低い値となる。このため、R成分については、解像度復元処理の十分な効果を得られない場合がある。さらに、R成分については、解像度復元処理が原因となって、ステップS4(図2参照)における輪郭強調処理によりリンギングが発生する場合もある。リンギングは、エッジが滲んだように表示される現象である。
ステップS14では、所定の被写体距離、ここでは30cmにおいてMTFが最も高いB成分(第1波長成分)と、MTFが最も低いR成分(第2波長成分)とを選択して、2DPSを算出する。そして、周波数成分比較手段は、B成分について算出された2DPSと、R成分について算出された2DPSと、の比較による差分を算出する。周波数成分比較手段は、撮像レンズ1に備わるMTF特性に応じて選択されたR成分とB成分について、周波数成分を比較する。ステップS15では、ステップS14において算出された差分と所定の閾値とを比較する。閾値は、予めレジストやRAMに書き込まれる。閾値とする数値は任意であって、例えば製品ごとに設定されることとしても良い。
差分が閾値以上である場合(ステップS15、Yes)、R成分については、画像合成手段で合成する成分として解像度復元処理前の画像信号を選択する(ステップS16)。差分が閾値未満である場合(ステップS15、No)、R成分については、画像合成手段で合成する成分として解像度復元処理後の画像信号を選択する(ステップS17)。
画像合成手段は、ステップS13にて解像度復元処理がなされたG成分、B成分の画像信号と、ステップS16又はステップS17で選択されたR成分の画像信号とを成分とするデモザイキングにより、画像を合成する(ステップS18)。なお、2DPSに対しては、1/2、1/4Nyquist、あるいは視覚のMTF特性(Visual Transfer Function)を利用した重み付けをしても良い。これにより、さらに視覚的に好ましい画像を選択することが可能となる。
このように、光学系に備わるMTF特性に応じた処理を経て画像を合成することで、近接距離の撮影において高い解像度の画像を得ることが可能となる。これにより、固定焦点のカメラモジュールを使用する撮影によって高い解像度の画像を得ることができるという効果を奏する。
なお、図3に示すMTFの特性を備える光学系に対して、2DPSを比較する第1波長成分としては、B成分に代えてG成分を選択しても良い。例えば、色温度が低い(例えば3200K程度)環境下の場合は、B成分に比べてG成分の感度が高められることとなるため、第1波長成分としてG成分を選択することにより解像度の高い画像を精度良く得ることが可能となる。また、解像度復元処理に使用されるアルゴリズムはRichardson−Lucy法に限らず、他のアルゴリズムを使用しても良い。
(第2の実施の形態)
図5は、第2の実施の形態に係る画像処理装置の特徴的な処理の手順を説明するフローチャートである。本実施の形態は、周波数成分比較手段が、所定の周波数帯域の成分を分離させるフィルタ処理手段を備えることを特徴とする。近接距離にある被写体を撮影する(ステップS11)と、イメージセンサ部3は、R成分、G成分、B成分に分割された画像信号を生成する(ステップS12)。
ステップS21において、フィルタ処理手段は、各波長成分のうちR成分の画像信号に対してフィルタ処理を施す。R成分は、所定の被写体距離、ここでは30cmにおいてMTFが最も低いものとして、撮像レンズ1に備わるMTFの特性に応じて選択された波長成分である。フィルタ処理手段は、R成分の画像信号について、高周波数帯域の第1の成分と、低周波数帯域の第2の成分とに分離させる。第2の成分は、第1の成分とする周波数帯域以外の周波数帯域の成分とする。フィルタ処理手段としては、第1の成分と第2の成分とを分離可能であれば良く、例えばハイパスフィルタ及びローパスフィルタのいずれとしても良い。フィルタ処理による分離の閾値とする周波数は任意であって、例えば製品ごとに設定されることとしても良い。
ステップS22において、解像度復元処理手段は、各波長成分の画像信号に対して、それぞれ解像度復元処理を施す。G成分及びB成分についての解像度復元処理は、第1の実施の形態の場合と同様である。解像度復元処理手段は、R成分については、第1の成分及び第2の成分のうち、第1の成分のみについて解像度復元処理を施す。解像度復元処理は、元の被写体像に近い画像を復元するために、例えば、Richardson−Lucy法を用いる。
ステップS23では、R成分について、解像度復元処理が施された第1の成分と、解像度復元処理が施されていない第2の成分とを合成する。画像合成手段は、ステップS22において解像度復元処理がなされたG成分、B成分の画像信号と、ステップS23において合成されたR成分の画像信号とを成分として、画像を合成する(ステップS18)。
本実施の形態では、R成分については高周波帯域の成分のみを解像度復元の対象とすることにより、画像のうち細かい変化がある部分について高い解像度を実現する。また、低周波帯域の成分を解像度復元の対象から除外することにより、画像のうち変化が少なく滑らかな部分におけるノイズを低減させる。これにより、本実施の形態においても、固定焦点のカメラモジュールを使用する撮影によって高い解像度の画像を得ることが可能となる。
(第3の実施の形態)
図6は、第3の実施の形態に係る画像処理装置の特徴的な処理の手順を説明するフローチャートである。本実施の形態では、バーコードの読み取り等、近接距離にある被写体をモノクロで撮影する場合の処理について説明する。近接距離にある被写体を撮影する(ステップS11)と、イメージセンサ部3は、R成分、G成分、B成分に分割された画像信号を生成する(ステップS12)。
ステップS31において、解像度復元処理手段は、各波長成分のうちG成分及びB成分の画像信号に対して解像度復元処理を施す。ここでは、所定の被写体距離、例えば30cmにおいてMTFが最も低いR成分を除外することとする。G成分及びB成分は、光学系に備わるMTFの特性に応じて選択された波長成分である。解像度復元処理は、元の被写体像に近い画像を復元するために、例えば、Richardson−Lucy法を用いる。
ステップS32では、解像度復元処理が施されたG成分及びB成分の画像信号に対して、例えば、FFTにより実空間から周波数空間への変換を行い、二次元パワースペクトル(2DPS)を算出する。ステップS33において、周波数成分比較手段は、G成分について算出された2DPSと、B成分について算出された2DPSとを比較する。
G成分について算出された2DPSがB成分について算出された2DPSより大きい場合(ステップS33、Yes)、画像合成手段で合成する成分としてG成分の画像信号を選択する(ステップS34)。G成分について算出された2DPSがB成分について算出された2DPS以下であった場合(ステップS33、No)、画像合成手段で合成する成分としてB成分の画像信号を選択する(ステップS35)。画像合成手段は、ステップS34又はステップS35で選択された画像信号を成分として、グレイスケール画像を生成する(ステップS36)。
例えば、ステップS34においてG成分が選択された場合、画像合成手段は、選択されたG成分の他、G成分と同値になるように生成されたR成分及びB成分を合成する。また、ステップS35においてB成分が選択された場合、画像合成手段は、選択されたB成分の他、B成分と同値になるように生成されたR成分及びG成分を合成する。このように、画像合成手段は、各波長成分のうち2DPSが最大となる波長成分の画像信号を基にしてグレイスケール画像を生成する。なお、2DPSに対しては、1/2、1/4Nyquist、あるいは視覚のMTF特性(Visual Transfer Function)を利用した重み付けをしても良い。これにより、さらに視覚的に好ましい画像を選択することが可能となる。
図7は、画像記録装置の光学系に備わるMTFの特性の例を示す図である。図示するグラフは、R成分、G成分、B成分について、92[lines/mm]での被写体距離とMTFとの関係を表したものである。ここで、画像記録装置は、画素サイズ2.2nm四方、3281×2464ピクセルの8Mサイズのカメラモジュールとする。かかるカメラモジュールでは、観察距離30cm、視野角58度で0.25mmピッチのバーコードを読み取るには92[lines/mm]での解像度が必要となる。また、0.5mmピッチのバーコードを読み取るには46[lines/mm]での解像度が必要となる。
図7に示すグラフによると、例えば30cm程度の被写体距離の場合、B成分及びG成分のMTFに対してR成分のMTFは極度に低い値となる。このため、B成分及びG成分についてはバーコードの読み取りに必要とされる解像度を得られる一方、R成分については十分な解像度を得られない場合が生じ得る。R成分についてエッジが滲んだように表示されることとなると、各波長成分を合成した画像によるバーコードの認識が困難となる。
本実施の形態では、光学系に備わるMTF特性に応じて波長成分を選択し、そのうち2DPSが最も高い波長成分を基にしてグレイスケール画像を生成することにより、近接距離の撮影において高い解像度の画像を得ることが可能となる。これにより、本実施の形態においても、固定焦点のカメラモジュールを使用する撮影によって高い解像度の画像を得ることが可能となる。
なお、色温度が低い環境下の場合に、G成分に対してB成分の感度が著しく低下するような場合は、画像合成手段で合成する成分としてG成分を選択することが好ましい。G成分を選択することにより解像度の高い画像を精度良く得ることが可能となる。
1 撮像レンズ、3 イメージセンサ部、4 画像処理装置。

Claims (5)

  1. 光学系で光を取り込むことにより得られた画像信号を処理するための画像処理装置であって、
    少なくとも二色の波長成分の画像信号に対して、前記波長成分ごとに解像度復元処理を施す解像度復元処理手段と、
    前記解像度復元処理が施された前記波長成分ごとの画像信号について周波数成分を比較する周波数成分比較手段と、
    前記周波数成分比較手段による比較結果に応じて選択された画像信号を成分として画像を合成する画像合成手段と、を有し、
    前記周波数成分比較手段は、前記光学系に備わる変調伝達関数の特性に応じて選択された波長成分について前記周波数成分を比較することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記周波数成分比較手段は、第1波長成分について算出された二次元パワースペクトルと、所定の被写体距離における前記変調伝達関数が前記第1波長成分に比べて低い第2波長成分について算出された二次元パワースペクトルと、の比較による差分を算出し、
    前記差分が所定の閾値より小さい場合、前記第2波長成分については、前記画像合成手段で合成させる成分として前記解像度復元処理後の画像信号を選択し、
    前記差分が前記所定の閾値より大きい場合、前記第2波長成分については、前記画像合成手段で合成させる成分として前記解像度復元処理前の画像信号を選択することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記周波数成分比較手段は、前記光学系に備わる前記変調伝達関数の特性に応じて選択された波長成分の画像信号について、所定の周波数帯域の第1の成分を分離させるフィルタ処理手段を備え、
    前記解像度復元処理手段は、前記選択された波長成分については、前記第1の成分と、前記所定の周波数帯域以外の周波数帯域の成分である第2の成分と、のうち、前記第1の成分について前記解像度復元処理を施すことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記周波数成分比較手段は、少なくとも二色の波長成分について算出された二次元パワースペクトルを比較し、
    前記画像合成手段は、少なくとも二色の波長成分のうち前記二次元パワースペクトルが最大となる波長成分の画像信号を基にしてグレイスケール画像を生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記解像度復元処理手段は、前記光学系に備わる点像分布関数の特性に基づいて前記解像度復元処理を施すことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の画像処理装置。
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