JP2011013747A - 空調制御装置、空調制御方法及び空調制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】分布情報保持手段4aが、電算機2の通信量と、通信量が計測されてから所定の時間が経過するまでの電算機2の温度上昇量とを対応付けた分布情報を保持し、演算制御手段4bが、通信量を計測する通信量計測手段5によって新たに計測された通信量に対応する温度上昇量の予測値を分布情報に基づいて求め、温度上昇量の予測値と温度計測手段6によって計測された電算機2の実際の温度とに基づいて定めた冷却量により空調装置3への冷却制御指示を行う。これにより、電算機2の一時的な温度上昇と消費電力が抑制される。
【選択図】図1
Description
近年、環境保全志向の高まりに伴い、空調のための消費電力を電算機の運転状況に応じて制御し、当該消費電力を削減する方法が計画されている。
温度上昇を検知して空調装置から室内に送風させて所定の温度まで低下させるまでに、時間の経過を要する。この時間が経過する間にも電算機は演算処理を行っている。このため空調装置が冷却を開始してからも電算機の温度上昇は続き、一時的に閾値を超える恐れがある。温度が閾値を超えると電算機の演算性能の低下が発生するばかりではなく、電算機の消費電力が増大してしまう。
この空調制御装置は、前記電算機の通信量と、前記通信量が計測されてから所定の時間が経過するまでの前記電算機の温度上昇量とを対応付けた分布情報を保持する分布情報保持手段と、前記通信量を計測する通信量計測手段によって新たに計測された通信量に対応する温度上昇量の予測値を前記分布情報に基づいて求め、前記温度上昇量の予測値と温度計測手段によって計測された前記電算機の実際の温度とに基づいて定めた冷却量により前記空調装置への冷却制御指示を行う演算制御手段と、を有する。
この空調制御方法では、分布情報保持手段が、前記電算機の通信量と、前記通信量が計測されてから所定の時間が経過するまでの前記電算機の温度上昇量とを対応付けた分布情報を保持し、演算制御手段が、前記通信量を計測する通信量計測手段によって新たに計測された通信量に対応する温度上昇量の予測値を前記分布情報に基づいて求め、前記温度上昇量の予測値と温度計測手段によって計測された前記電算機の実際の温度とに基づいて定めた冷却量により前記空調装置への冷却制御指示を行う。
この空調制御プログラムでは、コンピュータを、前記電算機の通信量と、前記通信量が計測されてから所定の時間が経過するまでの前記電算機の温度上昇量とを対応付けた分布情報を保持する分布情報保持手段、前記通信量を計測する通信量計測手段によって新たに計測された通信量に対応する温度上昇量の予測値を前記分布情報に基づいて求め、前記温度上昇量の予測値と温度計測手段によって計測された前記電算機の実際の温度とに基づいて定めた冷却量により前記空調装置への冷却制御指示を行う演算制御手段、として機能させる。
図1は実施の形態の概要を説明するための空調システムの概念図である。
空調システム1は、電算機2に対して、空調装置3、空調制御装置4、通信量計測手段5及び温度計測手段6を有する。
図2は実施の形態の空調システムのデータの流れを説明するための模式図である。なお、温度Aは温度計測手段6で計測された電算機2の温度、冷却量Bは空調装置3の電算機2に対する冷却量、タイミング調整Gは、電算機2に対する空調装置3の冷却タイミングの調整を示している。また、分布情報C、通信量D、予測温度上昇量E及び冷却量Fについては既述の通りである。
演算制御手段4bは、温度計測手段6によって計測された電算機2の温度Aが、予め決められた設定温度となるように冷却量Bを算出する。演算制御手段4bは算出した冷却量Bで電算機2を冷却するように空調装置3を冷却制御する。
[第1の実施の形態]
図3は第1の実施の形態の空調システムを説明するための図である。
電算機20は、例えば、4台の電算機20a,20b,20c,20dがラック22に収納されている。これらの各電算機20は、外部から受信した情報に応じて所定の処理を行う。電算機20は当該情報に応じた処理を行うと演算負荷が掛り発熱する。電算機20が受信する情報は、演算を行わせるための指示情報、または演算に必要な情報であることから、電算機20に与えられた演算負荷量を間接的に推定することが可能である。したがって、電算機20に送信される情報の通信量を計測することにより電算機20の温度が上昇する可能性があることを予測することができる。また、電算機20は単位時間当たりの演算負荷に対する温度上昇特性を有する。例えば、電算機20の温度上昇特性が10℃/分であれば、電算機20に所定の演算負荷がかかると、電算機20の温度は1分後に10℃程度上昇する。
図4は第1の実施の形態の空調制御装置のハードウェア構成を説明するための図である。
次に、空調制御装置40の機能構成について説明する。
作成部42は、取得した通信量及び温度上昇量から、分布情報を、通信量温度分布データベース41に作成する。また、通信量及び温度上昇量を取得するごとに、通信量温度分布データベース41に保持されている分布情報を更新する。作成部42はこのような処理を行うために、受付計測部42a、更新部42b及び相関算出部42cを備える。以下、各構成について説明する。
図8は第1の実施の形態の空調制御装置の処理手順を示すフローチャートである。
空調制御装置40は、電算機20が格納されたラック22に設置した温度センサ21が計測する電算機20の温度が所定の温度となるように制御部44のみによって空調装置30を制御させる(この状態では温度が上がってから冷やし始めることになる)。そして、通信量計測装置50は、電算機20ごとに入力される情報の単位時間当たりの通信量を計測する。また、温度センサ21は、当該情報に応じて処理を行って発熱した電算機20の所定時間範囲内の最高温度を計測する。計測された最高温度は通信量とセットで保存する。なお、所定時間の最大は、温度センサ21の反応に空調装置30が応答するまでの時間である。
当該最高温度に応じた電算機2の温度上昇量は、具体的には、例えば、通信量計測時の温度から当該最高温度までの上昇量とすることができる。
相関算出部42cは、散布図上に表示された分布情報から、例えば、最小二乗法により、通信量と、通信量に対する温度上昇量との近似曲線を得る(これを初期学習データM1とする)。なお、近似曲線は、例えば、図6では一次関数で表される直線である。また、温度上昇に対する空調装置30の制御量は、空調装置30の運転中に取得されているものとする。なお、散布図上に表示された分布情報及び近似曲線は通信量温度分布データベース41に保持される。
更新部42bは、受付計測部42aから通信量及び温度上昇量を通知されるごとに、通信量温度分布データベース41の分布情報を更新する。また、受付計測部42aは、通信量を受け付けた後、温度上昇量を受け付けるまでの遅延時間を計測する。さらに、相関算出部42cは、更新された通信量温度分布データベース41の相関情報を更新する。なお、ステップS2の処理の詳細については後述する。
冷却量算出部43aは、ステップS2で計測した通信量に対する、通信量と温度上昇量との分布情報から近似された相関関数から予測温度上昇量を算出する。冷却量算出部43aは、算出した予測温度上昇量に応じて、電算機20を冷却する送風量を算出する。
指示時間算出部43bは、通信量温度分布データベース41が保持する分布情報と、電算機20の温度上昇特性とから、ステップS3で算出した送風量を付加するタイミング(指示時間)を算出する。なお、ステップS4の処理の詳細については後述する。
制御部44は、ステップS3で算出された送風量を付加して冷却するように通常の冷却を行っている空調装置30に冷却指示を行う。また、ステップS3で算出された送風量を付加させるタイミングをステップS4で算出された指示時間に基づいて調整する。
図9は第1の実施の形態の空調制御装置による通信量温度分布データベースの更新の処理手順を示すフローチャートである。
通信量計測装置50は電算機20に入力される通信量を計測する。
[ステップS2b]
冷却量算出部43aは、ステップS1の初期学習データM1を用い、ステップS2aで計測した通信量から予測される温度上昇量に応じて、送風量を算出する。制御部44は、図2に示した通常制御で得られる送風量に、冷却量算出部43aで算出された送風量を追加させる。なお、この状態で計測される通信量と、当該通信量に対する温度上昇量とのばらつきに起因する制御誤差は、制御部44の通常の空調制御ループにより緩和される。
温度センサ21は、算出した送風量が追加された空調装置30によって冷却された電算機20の温度を計測する。なお、ステップS2aで計測された通信量に対する、ステップS2cで計測される温度上昇量は、初期学習データM1における温度上昇量よりも温度上昇が減少している。すなわち、n回目のステップS2cで計測される温度上昇量は、学習データMn−1における温度上昇量より温度上昇が減少する。
ステップS2cで説明したように、温度上昇量は初期学習データM1よりも温度上昇が減少するために、初期学習データM1における温度上昇量を補正する。なお、学習データM2は初期学習データM1に補正量ΔMを追加したものとなる。以降、n回目の学習データMnはMn=Mn−1+ΔMと表現することができる。通信量と温度上昇量(の元となる計算負荷)とが、何らかの相関を有するならば、大数の法則に従って、学習量の増加により、学習データの安定性は向上する。なお、温度上昇量の補正量ΔMを、例えば、初期学習データM1における温度上昇量と、ステップS2cで計測された温度上昇量との平均値としてもよい。または、ステップS2bの冷却量と初期学習データM1における温度上昇量とから、初期学習データM1の相関曲線を用いて、補正量ΔMを決定しても構わない。
更新部42bは、ステップS2aで計測した通信量と、ステップS2dで補正した温度上昇量とを通信量温度分布データベース41に登録して、分布情報を更新する。
相関算出部42cは、更新した分布情報から新たに相関曲線を算出して、次回の処理がステップS2aに進められる。
図10は第1の実施の形態の空調制御装置による指示時間を算出するための処理手順を示すフローチャートである。
指示時間算出部43bは、通信量温度分布データベース41を参照して、ステップS2で取得した電算機20が受信する情報の通信量に対する温度上昇量のばらつきを算出する。
指示時間算出部43bは、ステップS4aで算出した温度上昇量のばらつきの最大値と、当該通信量に対応する予測温度上昇量との差を取って、温度幅を算出する。
指示時間算出部43bは、ステップS4bで算出した温度幅を電算機20の温度上昇特性で除することで指示時間が算出される。
指示時間算出部43bは、通信量の所定の範囲内で分布情報が更新されたか否かを判別して、範囲内であれば、算出した指示時間を制御部44に通知して処理を終了して、次の処理は、ステップS5へ進められる。範囲内で無ければ、次の処理はステップS4aに進められ、分布情報が更新される。
図11は通信量に対する温度上昇量に関するデータの一例を説明するための図である。
図11は、図6において通信量が50(packet/秒)に対する、ばらつきのある温度上昇量の各値である。すなわち、最小値は最小の温度上昇量、平均値(A)は最大値と最小値との平均の温度上昇量、標準偏差は通信量が50(packet/秒)の時の温度上昇量の標準偏差である。また、最大値及び予測温度上昇量は既述の通りであって、電算機20の温度上昇特性も10℃/分である。
[第2の実施の形態]
上記実施の形態では全ての電算機20の温度が一様に変化する場合に限定して説明を行った。第2の実施の形態では、全ての電算機20の温度が一様に変化しない場合について説明する。
上記の実施の形態では、電算機20の温度上昇特性が一定の場合についてそれぞれ説明した。
図13は第3の実施の形態の空調制御装置による指示時間を算出するための処理手順を示すフローチャートである。なお、図10のフローチャートと同じ処理には同じステップ番号をつけている。
指示時間算出部43bは、通信量温度分布データベース41を参照して、ステップS2で取得した電算機20が受信する情報の通信量に対する温度上昇量のばらつきを算出する。
ステップS4aで得られた予測温度上昇量を、ステップS2で受付計測部42aが計測した遅延時間により除することにより電算機20の温度上昇特性を算出する。なお、予測温度上昇量に代えて、温度上昇量の最大値を利用しても構わない。
指示時間算出部43bは、ステップS4aで算出した温度上昇量のばらつきの最大値と当該通信量に対応する予測温度上昇量との差を取って、温度幅を算出する。
指示時間算出部43bは、ステップS4bで算出した温度幅を、ステップS4a1で算出した電算機20の温度上昇特性で除することで指示時間が算出される。
指示時間算出部43bは、通信量の所定の範囲内で分布情報が更新されたか否かを判別して、範囲内であれば、算出した指示時間を制御部44に通知して処理を終了して、次の処理は、ステップS5へ進められる。範囲内で無ければ、次の処理はステップS4aに進められ、分布情報が更新される。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、空調制御装置40が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、例えば、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどが挙げられる。磁気記録装置としては、例えば、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどが挙げられる。光ディスクとしては、例えば、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などが挙げられる。光磁気記録媒体としては、例えば、MO(Magneto-Optical disk)などが挙げられる。
前記電算機の通信量と、前記通信量が計測されてから所定の時間が経過するまでの前記電算機の温度上昇量とを対応付けた分布情報を保持する分布情報保持手段と、
前記通信量を計測する通信量計測手段によって新たに計測された通信量に対応する温度上昇量の予測値を前記分布情報に基づいて求め、前記温度上昇量の予測値と温度計測手段によって計測された前記電算機の実際の温度とに基づいて定めた冷却量により前記空調装置への冷却制御指示を行う演算制御手段と、
を有することを特徴とする空調制御装置。
前記温度計測手段が計測した前記温度上昇量と、
前記演算制御手段が、計測した前記温度上昇量が追加された前記分布情報に基づいて、前記空調装置に前記冷却制御指示を行って、前記温度計測手段が新たに計測した前記温度上昇量と、の平均値であることを特徴とする付記3記載の空調制御装置。
前記分布情報に基づいて前記通信量と前記温度上昇量との相関を示す相関関数を算出し、
前記通信量計測手段で計測された前記通信量に対する、前記相関関数から得られる前記温度上昇量の予測値と前記分布情報から得られる前記温度上昇量の最大値との差に基づき、
前記電算機を前記空調装置に冷却させる時期を表す指示時間を算出すること、
を特徴とする付記1記載の空調制御装置。
前記通信量計測手段が前記通信量を計測してから前記温度計測手段が前記温度上昇量を計測するまでの前記所定の時間を計測して、
前記予測値を、前記時間計測手段で計測した前記所定の時間で除することにより、変動する前記温度上昇特性を算出する、
ことを特徴とする付記6記載の空調制御装置。
前記分布情報保持手段が、複数の前記電算機ごとに前記分布情報を保持し、
前記演算制御手段が、前記温度計測手段により計測される実際の温度が最も高い電算機の分布情報に基づいて求めた温度上昇量の予測値と前記実際の温度とに基づいて、前記空調装置に前記冷却制御指示を行うことを特徴とする付記1または2記載の空調制御装置。
分布情報保持手段が、前記電算機の通信量と、前記通信量が計測されてから所定の時間が経過するまでの前記電算機の温度上昇量とを対応付けた分布情報を保持し、
演算制御手段が、前記通信量を計測する通信量計測手段によって新たに計測された通信量に対応する温度上昇量の予測値を前記分布情報に基づいて求め、前記温度上昇量の予測値と温度計測手段によって計測された前記電算機の実際の温度とに基づいて定めた冷却量により前記空調装置への冷却制御指示を行う、
ことを特徴とする空調制御方法。
コンピュータを、
前記電算機の通信量と、前記通信量が計測されてから所定の時間が経過するまでの前記電算機の温度上昇量とを対応付けた分布情報を保持する分布情報保持手段、
前記通信量を計測する通信量計測手段によって新たに計測された通信量に対応する温度上昇量の予測値を前記分布情報に基づいて求め、前記温度上昇量の予測値と温度計測手段によって計測された前記電算機の実際の温度とに基づいて定めた冷却量により前記空調装置への冷却制御指示を行う演算制御手段、
として機能させることを特徴とする空調制御プログラム。
2,20,20a,20b,20c,20d 電算機
3,30 空調装置
4,40 空調制御装置
4a 分布情報保持部
4b 演算制御手段
4c 分布情報更新手段
5 通信量計測手段
6 温度計測手段
21,21a,21b,21c,21d 温度センサ
22 ラック
40a CPU
40b RAM
40c HDD
40d グラフィック処理装置
40e 入力インタフェース
40f 通信インタフェース
40g バス
41 通信量温度分布データベース
42 作成部
42a 受付計測部
42b 更新部
42c 相関算出部
43 演算部
43a 冷却量算出部
43b 指示時間算出部
44 制御部
50 通信量計測装置
101 モニタ
102 キーボード
103 マウス
A 温度
B 冷却量
C 分布情報
D 通信量
E 予測温度上昇量
F 冷却量
G タイミング調整
Claims (5)
- 電算機を冷却する空調装置を制御する空調制御装置において、
前記電算機の通信量と、前記通信量が計測されてから所定の時間が経過するまでの前記電算機の温度上昇量とを対応付けた分布情報を保持する分布情報保持手段と、
前記通信量を計測する通信量計測手段によって新たに計測された通信量に対応する温度上昇量の予測値を前記分布情報に基づいて求め、前記温度上昇量の予測値と温度計測手段によって計測された前記電算機の実際の温度とに基づいて定めた冷却量により前記空調装置への冷却制御指示を行う演算制御手段と、
を有することを特徴とする空調制御装置。 - 前記通信量計測手段が通信量を計測してから前記所定の時間が経過するまでの間に前記温度計測手段によって計測された最高温度までの、前記通信量の計測時の温度からの上昇量を前記温度上昇量として、前記計測した通信量と対応付けて前記分布情報保持手段に保持させ、前記分布情報を更新する分布情報更新手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載の空調制御装置。
- 前記空調装置により冷却される電算機が複数設置され、
前記分布情報保持手段が、複数の前記電算機ごとに前記分布情報を保持し、
前記演算制御手段が、前記温度計測手段により計測される実際の温度が最も高い電算機の分布情報に基づいて求めた温度上昇量の予測値と前記実際の温度とに基づいて、前記空調装置に前記冷却制御指示を行うことを特徴とする請求項1または2記載の空調制御装置。 - 電算機を冷却する空調装置を制御する空調制御方法において、
分布情報保持手段が、前記電算機の通信量と、前記通信量が計測されてから所定の時間が経過するまでの前記電算機の温度上昇量とを対応付けた分布情報を保持し、
演算制御手段が、前記通信量を計測する通信量計測手段によって新たに計測された通信量に対応する温度上昇量の予測値を前記分布情報に基づいて求め、前記温度上昇量の予測値と温度計測手段によって計測された前記電算機の実際の温度とに基づいて定めた冷却量により前記空調装置への冷却制御指示を行う、
ことを特徴とする空調制御方法。 - 電算機を冷却する空調装置を制御する空調制御プログラムにおいて、
コンピュータを、
前記電算機の通信量と、前記通信量が計測されてから所定の時間が経過するまでの前記電算機の温度上昇量とを対応付けた分布情報を保持する分布情報保持手段、
前記通信量を計測する通信量計測手段によって新たに計測された通信量に対応する温度上昇量の予測値を前記分布情報に基づいて求め、前記温度上昇量の予測値と温度計測手段によって計測された前記電算機の実際の温度とに基づいて定めた冷却量により前記空調装置への冷却制御指示を行う演算制御手段、
として機能させることを特徴とする空調制御プログラム。
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