JP2006349288A - 空調管理システム、空調管理方法、空調管理装置並びにそのプログラムおよび記録媒体 - Google Patents

空調管理システム、空調管理方法、空調管理装置並びにそのプログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Yuuki Miyakoshi
勇樹 宮越
Tomoaki Ogawa
智明 小川
Minoru Katayama
穣 片山
Shuichi Yoshino
修一 吉野
Masafumi Shimizu
雅史 清水
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Abstract

【課題】 より厳格に適温を維持することのできる空調システムを提供する。
【解決手段】 検出装置より受信した無線信号に含まれる環境値に基づいて、所定時間後の予測環境値を算出する。そして、予測環境値と設定パラメータの値との比較結果に応じて特定される新設定パラメータ算出関数であって、設定パラメータと予測環境値と無線信号に含まれる環境値とを用いて新設定パラメータを算出する新設定パラメータ算出関数に、算出した予測環境値と読み取った設定パラメータと無線信号に含まれる環境値とを代入して新設定パラメータを算出する。そして空調装置宛てに、算出した新設定パラメータを送信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エアコンなどの空調装置の自動制御を行う空調管理システム、空調管理方法、空調管理装置並びにそのプログラムおよび記録媒体に関する。
従来、エアコンなどの空調装置の制御は、温度センサから得られた温度などの情報に基づいて行っており、例えばセンサから環境情報(温度など)を収集し、その環境情報に基づいて効果的に空調を制御する技術が特許文献1により公開されている。またセンサ付き無線タグを人に持たせ、位置情報と個人の嗜好に従って局所的に空調を制御することで効果的かつ個人の嗜好にあった空調を提供する技術が特許文献2により公開されている。
特開平06−265191号公報 特開2004−101048号公報
ここで、従来の空調装置の制御においては、センサから得た情報に基づいて、設定温度を超えた場合などに事後的に空調の制御を行っているので、より厳格に常時適温を維持する必要の有る空間(例えばワイン保管室やコンピュータサーバ室)では設定温度を超えてしまうなどの問題があり適切ではない。
そこでこの発明は、より厳格に適温を維持することのできる空調管理システム、空調管理方法、空調管理装置並びにそのプログラムおよび記録媒体を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、検出装置と空調装置と前記空調装置の設定を行なう空調管理装置とを備えた空調管理システムであって、前記検出装置が、所定の環境値を検出する検出手段と、前記検出した環境値と自装置の識別情報とを無線信号により発信する無線発信手段とを備え、前記空調管理装置が、前記検出装置の識別情報に対応付けて、当該検出装置の検出する環境値を調節する空調装置の識別情報を記憶する空調装置識別情報記憶手段と、前記空調装置の識別情報ごとに設定された前記環境値を調節するための設定パラメータを記憶する設定パラメータ記憶手段と、受信した前記無線信号に含まれる前記検出装置の識別情報に対応する前記設定パラメータを、前記設定パラメータ記憶手段から読み取る設定パラメータ読み取り手段と、前記受信した無線信号に含まれる環境値に基づいて、所定時間後の予測環境値を算出する予測環境値算出手段と、前記設定パラメータと前記予測環境値と前記無線信号に含まれる環境値とを用いて新設定パラメータを算出する新設定パラメータ算出関数に、前記算出した予測環境値と前記読み取った設定パラメータと前記無線信号に含まれる環境値と、を代入して新設定パラメータを算出する新設定パラメータ算出手段と、前記受信した無線信号に含まれる識別情報によって特定される空調装置宛てに、前記算出した新設定パラメータを送信する新設定パラメータ送信手段と、を備えることを特徴とする空調管理システムである。
また本発明は、上述の空調管理システムにおいて、前記環境値は空調管理対象空間の温度および当該空調管理対象空間における機器の消費電流値であり、前記検出装置の検出手段は前記温度および前記消費電流値の検出を行うことを特徴とする。
また本発明は、上述の空調管理システムにおいて、前記予測環境値が予測温度を示し、前記設定パラメータが前記空調装置の設定温度と検出対象空間における好ましい基本温度とを示し、前記新設定パラメータが新設定温度を示す場合において、前記新設定パラメータ算出手段は、設定温度+(基本温度−予測温度)を示す新設定パラメータ算出関数により新設定温度を算出することを特徴とする。
また本発明は、上述の空調管理システムにおいて、前記予測環境値が予測温度を示し、前記設定パラメータが前記空調装置の設定温度と検出対象空間における好ましい基本温度とを示し、前記新設定パラメータが新設定温度を示す場合において、前記新設定パラメータ算出手段は、「予測温度≧基本温度>測定温度」または「予測温度<基本温度≦測定温度」の条件下において、「現在の設定温度+(基本温度×2−予測温度−測定温度)」を示す新設定パラメータ算出関数により新設定温度を算出し、「予測温度≧基本温度,基本温度≦測定温度」または「予測温度<基本温度,基本温度>測定温度」の条件下において、「現在の設定温度+(基本温度−予測温度)」を示す新設定パラメータ算出関数により新設定温度を算出することを特徴とする。
また本発明は、検出装置と空調装置と前記空調装置の設定を行なう空調管理装置とを備えた空調管理システムにおける空調管理方法であって、前記検出装置の検出手段が、所定の環境値を検出し、前記検出装置の無線発信手段が、前記検出した環境値と自装置の識別情報とを無線信号により発信し、前記空調管理装置の空調装置識別情報記憶手段が、前記検出装置の識別情報に対応付けて、当該検出装置の検出する環境値を調節する空調装置の識別情報を記憶し、前記空調管理装置の設定パラメータ記憶手段が、前記空調装置の識別情報ごとに設定された前記環境値を調節するための設定パラメータを記憶し、前記空調管理装置の設定パラメータ読み取り手段が、受信した前記無線信号に含まれる前記検出装置の識別情報に対応する前記設定パラメータを、前記設定パラメータ記憶手段から読み取り、前記空調管理装置の予測環境値算出手段が、前記受信した無線信号に含まれる環境値に基づいて、所定時間後の予測環境値を算出し、前記空調管理装置の新設定パラメータ算出手段が、前記設定パラメータと前記予測環境値と前記無線信号に含まれる環境値とを用いて新設定パラメータを算出する新設定パラメータ算出関数に、前記算出した予測環境値と前記読み取った設定パラメータと前記無線信号に含まれる環境値と、を代入して新設定パラメータを算出し、前記空調管理装置の新設定パラメータ送信手段が、前記受信した無線信号に含まれる識別情報によって特定される空調装置宛てに、前記算出した新設定パラメータを送信することを特徴とする空調管理方法である。
また本発明は、検出装置と空調装置と前記空調装置の設定を行なう空調管理装置とを備えた空調管理システムの前記空調管理装置であって、前記検出装置より当該検出装置の検出した環境値とその検出装置の識別情報とを含む無線信号を受信する無線信号受信手段と、前記検出装置の識別情報に対応付けて、当該検出装置の検出する環境値を調節する空調装置の識別情報を記憶する空調装置識別情報記憶手段と、前記空調装置の識別情報ごとに設定された前記環境値を調節するための設定パラメータを記憶する設定パラメータ記憶手段と、前記検出装置より受信した無線信号に含まれる前記検出装置の識別情報に対応する前記設定パラメータを、前記設定パラメータ記憶手段から読み取る設定パラメータ読み取り手段と、前記検出装置より受信した無線信号に含まれる環境値に基づいて、所定時間後の予測環境値を算出する予測環境値算出手段と、前記設定パラメータと前記予測環境値と前記無線信号に含まれる環境値とを用いて新設定パラメータを算出する新設定パラメータ算出関数に、前記算出した予測環境値と前記読み取った設定パラメータと前記無線信号に含まれる環境値と、を代入して新設定パラメータを算出する新設定パラメータ算出手段と、前記受信した無線信号に含まれる識別情報によって特定される空調装置宛てに、前記算出した新設定パラメータを送信する新設定パラメータ送信手段と、を備えることを特徴とする空調管理装置である。
また本発明は、検出装置と空調装置と前記空調装置の設定を行なう空調管理装置とを備えた空調管理システムの前記空調管理装置のコンピュータに実行させるプログラムであって、前記検出装置より受信した無線信号に含まれる前記検出装置の識別情報に対応する前記設定パラメータを、設定パラメータ記憶手段から読み取る設定パラメータ読み取り処理と、前記検出装置より受信した無線信号に含まれる環境値に基づいて、所定時間後の予測環境値を算出する予測環境値算出処理と、前記設定パラメータと前記予測環境値と前記無線信号に含まれる環境値とを用いて新設定パラメータを算出する新設定パラメータ算出関数に、前記算出した予測環境値と前記読み取った設定パラメータと前記無線信号に含まれる環境値と、を代入して新設定パラメータを算出する新設定パラメータ算出処理と、前記受信した無線信号に含まれる識別情報によって特定される空調装置宛てに、前記算出した新設定パラメータを送信する新設定パラメータ送信処理と、をコンピュータに実行させるプログラムである。
また本発明は、検出装置と空調装置と前記空調装置の設定を行なう空調管理装置とを備えた空調管理システムの前記空調管理装置のコンピュータに実行させるプログラムを記憶する記録媒体であって、前記検出装置より受信した無線信号に含まれる前記検出装置の識別情報に対応する前記設定パラメータを、設定パラメータ記憶手段から読み取る設定パラメータ読み取り処理と、前記検出装置より受信した無線信号に含まれる環境値に基づいて、所定時間後の予測環境値を算出する予測環境値算出処理と、前記設定パラメータと前記予測環境値と前記無線信号に含まれる環境値とを用いて新設定パラメータを算出する新設定パラメータ算出関数に、前記算出した予測環境値と前記読み取った設定パラメータと前記無線信号に含まれる環境値と、を代入して新設定パラメータを算出する新設定パラメータ算出処理と、前記受信した無線信号に含まれる識別情報によって特定される空調装置宛てに、前記算出した新設定パラメータを送信する新設定パラメータ送信処理と、をコンピュータに実行させるプログラムを記憶する記録媒体である。
本発明によれば、将来の予測温度を計算して、予測温度と基本温度と測定温度とに基づいて、エアコンの設定温度を算出するので、事後的な制御にならず、より基本温度に近い空調制御を行うことができる。従って、より厳格に適温を維持することのできる空調システムを提供することができる。
以下、本発明の一実施形態による空調管理システムを図面を参照して説明する。図1は本実施形態による空調管理システムの構成を示すブロック図である。この図において、符号1はエアコンを制御するための制御情報を生成してエアコンに送信するサーバである。また2は温度や消費電流などの環境値を検出する、温度センサ、消費電流センサなどのセンサである。また3はセンサ2から送信された無線信号を受信するリーダである。また4はエアコンである。また5は無線信号を有線信号に変換するゲートウェイ装置(以下、GW)である。
図2は、サーバの機能構成を示す機能ブロック図である。
この図において、符号11は通信ネットワークを介して情報を送受信する通信処理部である。また12は各種情報を記憶するデータベースである。また13はエアコン4の制御種別の判定を行う制御判定部である。また14は制御対象となるエアコン4を決定する制御対象決定部である。また15はエアコン4を制御するための制御情報を生成する制御情報算出部である。
図3はデータベースの記憶するデータ構成を示す図である。
この図が示すようにデータベース12は、センサ2の座標とそのセンサのセンサID、各エアコンIDに対応する座標、各エアコンIDに対して設定された設定パラメータなどを記憶している。設定パラメータとは、基本温度(センサ2で検出する空間の好ましい温度)、設定温度(エアコン4から吹き出す空気の温度)などである。またデータベース12は予測温度テーブルを保持している。予測温度テーブルは、例えば図3で示すように消費電流により基本温度を設定値として空調しつづけた場合の所定時間後の予測温度(センサ2で検出する空間の予測温度)を記憶するものである。
そして、本実施形態において空調管理システムは、複数のコンピュータを設置・格納するラック内の空調を管理する際に、ラック内に複数備えられた各センサ2から取得した消費電流などの値に基づいて所定時間後の予測値を算出し、その予測値と現在の温度と基本温度などの値に基づいて複数設置された各エアコン4の制御を行う。
図4は空調管理システムの処理フローを示す第1の図である。
次に図4を用いて、本実施形態による空調管理システムの第1の処理フローについて説明する。
まず、ラック内の複数のセンサ2はそれぞれ近傍の温度や対応するラック内サーバの消費電流を検出する。そして、各センサ2はメモリ内に記憶している各センサIDと検出した値(温度値、消費電流値)を無線信号により発信する。この無線信号の発信処理はセンサ2の無線インタフェースから発信される。そして、リーダ3が無線信号を受信する。リーダ3は無線信号を受信するとその情報をGW5へ通知する。GW5は受け付けた情報を有線のネットワークを介してサーバと送受信するために、プロトコルの変換処理などを行って、無線信号に含まれる情報をサーバ1へ送信する。なお、各センサ2は例えば設定された時間毎に無線信号を発信する。
次にサーバ1では、通信処理部11が前記無線信号に含まれる情報(センサ情報)を受信し(ステップS101)制御判定部13に通知する。次に制御判定部13では、受信した情報に含まれる各センサIDなどにより、特定のラック内サーバに関する温度値と消費電流値との対応付けを行い、そのサーバが稼動を続けた場合の将来の予測温度を予測関数fを用いて計算する(ステップS102)。ここで、予測温度の計算方法は、例えば、データベース12の予測温度テーブルを用いて、補完計算などにより、受信した消費電流値によってラック内サーバが稼動した場合の所定時間後の予測温度(予測環境値)を計算する。そして「現在の設定温度+(基本温度−予測温度)」により新設定温度を算出し(ステップS103)、この新設定温度=旧設定温度か否かを判定する(ステップS104)。そして新設定温度=旧設定温度である場合には、処理を終了し新たな無線信号を受信するまで待機する。
また新設定温度=旧設定温度でない場合には、次に制御対象決定部14が制御対象となるエアコン4を決定する(ステップS105)。例えばセンサIDに対応づけられてデータベース12に記録されている座標と、各エアコン4の座標とを読み取って、それぞれの距離を算出する。そして、最も近いエアコン4を制御対象のエアコンと決定する。または、センサIDで示されるセンサ2に関連するエアコン4のエアコンIDを予めデータテーブルに記録しておき、センサIDに基づいてデータテーブルから読み取ったエアコンIDのエアコンを制御対象のエアコンと決定する用にしても良い。また例えば、複数のセンサ2の周りの温度を増減させると判定した場合には、複数のセンサ2のセンサIDに対応づけられてデータテーブルに記録されている各エアコンIDのエアコン4を制御対象のエアコンと決定する。そして制御対象決定部14は制御対象のエアコンIDを制御情報算出部15に通知する。そして、制御情報算出部15はエアコンIDの情報と新設定温度の情報とを少なくとも保持する空調装置制御情報を作成し(ステップS106)、その制御対象と決定したエアコン4へ送信する指示を通信処理部11に行う。そして通信処理部11が空調装置制御情報を制御対象のエアコン4へ送信する(ステップS107)。
図5は空調管理システムの処理フローを示す第2の図である。
次に図5を用いて、本実施形態による空調管理システムの第2の処理フローについて説明する。第2の処理フローは第1の処理フローを細分化したものであり、以下のようなフローにより処理してもよい。
まず、サーバ1では、通信処理部11が前記無線信号に含まれる情報(センサ情報)を受信し(ステップS201)制御判定部13に通知する。次に制御判定部13では、受信した情報に含まれる各センサIDなどにより、特定のラック内サーバに関する温度値と消費電流値との対応付けを行い、そのサーバが稼動を続けた場合の将来の予測温度を予測関数fを用いて計算する(ステップS202)。ここで、予測温度の計算方法は、例えば、データベース12の予測温度テーブルを用いて、補完計算などにより、受信した消費電流値によってラック内サーバが稼動した場合の所定時間後の予測温度(予測環境値)を計算する。そして制御判定部13は、予測温度が基本温度以上か否かを判定する(ステップS203)。制御判定部13はステップS203の比較において予測温度≧基本温度(yes)である場合には、センサ2から受信した温度(測定温度)が基本温度以上か否かを判定する(ステップS204)。また制御判定部13はステップS203の比較において予測温度<基本温度(no)である場合には、センサ2から受信した温度(測定温度)が基本温度以上か否かを判定する(ステップS205)。
そして、ステップS204において測定温度が基本温度未満(no)またはステップS205において測定温度が基本温度以上(yes)の場合には、「現在の設定温度+(基本温度×2−予測温度−測定温度)」により新設定温度を計算する(ステップS206)。またステップS204において測定温度が基本温度以上(yes)またはステップS205において測定温度が基本温度未満(no)の場合には、「現在の設定温度+(基本温度−予測温度)」により新設定温度を計算する(ステップS207)。
ここで上述のステップS203〜ステップS207においては以下の4通りの処理が存在する。
1.ステップS203で予測温度が基本温度以上(yes)であり、ステップS204で測定温度が基本温度未満(no)である場合であって、「測定温度と基本温度の差の絶対値<予測温度と基本温度の差の絶対値」の条件の元では、ステップS206の処理において、新設定温度が現在の設定温度よりも高くなり、これにより基本温度に早く近づけることができる。また「測定温度と基本温度の差の絶対値>予測温度と基本温度の差の絶対値」の条件の元では、ステップS206の処理において新設定温度が現在の設定温度よりも低くなり、これにより設定温度の下げ幅を少なくすることができる。また「測定温度と基本温度の差の絶対値=予測温度と基本温度の差の絶対値」の条件の元では、4通りのうちの下記「2」の処理におけるステップS207と同様の計算結果となる。
2.ステップS203で予測温度が基本温度以上(yes)であり、ステップS204で測定温度が基本温度以上(yes)である場合には、設定温度を下げる処理を行うが、この時、基本温度<予測温度であるのは、処理フローから明らかであるので、ステップS207の処理処理により、新設定温度は現在の設定温度よりも低くなり、温度を下げることができる。
3.ステップS203で予測温度が基本温度未満(no)であり、ステップS205で測定温度が基本温度以上(yes)である場合であって、「測定温度と基本温度の差の絶対値>予測温度と基本温度の差の絶対値」の条件の元では、ステップS206の処理において、新設定温度が現在の設定温度よりマイナスになるので、より早く基本温度に近づけることができる。また「測定温度と基本温度の差の絶対値<予測温度と基本温度の差の絶対値」の条件の元では、新設定温度は現在の設定温度よりも高くなり、これにより徐々に測定温度を上げることができる。また「測定温度と基本温度の差の絶対値=予測温度と基本温度の差の絶対値」の条件の元では、4通りのうちの下記「4」の処理におけるステップS207と同様の計算結果となる。
4.ステップS203で予測温度が基本温度未満(no)であり、ステップS204で測定温度が基本温度未満(no)である場合には、ステップS207の処理により、新設定温度が現在の設定温度よりも高くなり、これにより測定温度を上げることができる。
次に制御判定部13は新設定温度=旧設定温度か否かを判定する(ステップS208)。そして新設定温度=旧設定温度である場合には、処理を終了し新たな無線信号を受信するまで待機する。次に、上記の第1の処理と同様に、制御対象決定部14が制御対象となるエアコン4を決定し(ステップS209)、制御情報算出部15がエアコンIDの情報と新設定温度の情報とを少なくとも保持する空調装置制御情報を作成し(ステップS210)、その空調装置制御情報を制御対象のエアコン4へ送信する(ステップS211)。
以上の処理により将来の予測温度を計算して、予測温度と基本温度と測定温度とに基づいて、エアコン4の設定温度を算出するので、事後的な制御にならず、より基本温度に近い空調制御を行うことができる。従って、より厳格に適温を維持することのできる空調システムを提供することができる。なお、本実施形態においては新設定パラメータとして新設定温度を算出し、その新設定温度の情報を保持する空調装置制御情報を作成しているが、新設定温度だけでなく、例えば風量や風向きなどについても所定の算出式を用いて算出し、空調装置制御情報として制御対象の装置(エアコン)に送信するようにしてもよい。
上述のサーバ1、センサ2、リーダ3、GW5などは内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
空調管理システム構成を示すブロック図である。 サーバの機能構成を示す機能ブロック図である。 データベースの記憶するデータ構成を示す図である。 空調管理システムの処理フローを示す第1の図である。 空調管理システムの処理フローを示す第2の図である。
符号の説明
1・・・サーバ、2・・・センサ、3・・・リーダ、4・・・エアコン、5・・・GW

Claims (8)

  1. 検出装置と空調装置と前記空調装置の設定を行なう空調管理装置とを備えた空調管理システムであって、
    前記検出装置が、
    所定の環境値を検出する検出手段と、
    前記検出した環境値と自装置の識別情報とを無線信号により発信する無線発信手段とを備え、
    前記空調管理装置が、
    前記検出装置の識別情報に対応付けて、当該検出装置の検出する環境値を調節する空調装置の識別情報を記憶する空調装置識別情報記憶手段と、
    前記空調装置の識別情報ごとに設定された前記環境値を調節するための設定パラメータを記憶する設定パラメータ記憶手段と、
    受信した前記無線信号に含まれる前記検出装置の識別情報に対応する前記設定パラメータを、前記設定パラメータ記憶手段から読み取る設定パラメータ読み取り手段と、
    前記受信した無線信号に含まれる環境値に基づいて、所定時間後の予測環境値を算出する予測環境値算出手段と、
    前記設定パラメータと前記予測環境値と前記無線信号に含まれる環境値とを用いて新設定パラメータを算出する新設定パラメータ算出関数に、前記算出した予測環境値と前記読み取った設定パラメータと前記無線信号に含まれる環境値と、を代入して新設定パラメータを算出する新設定パラメータ算出手段と、
    前記受信した無線信号に含まれる識別情報によって特定される空調装置宛てに、前記算出した新設定パラメータを送信する新設定パラメータ送信手段と、
    を備えることを特徴とする空調管理システム。
  2. 前記環境値は空調管理対象空間の温度および当該空調管理対象空間における機器の消費電流値であり、
    前記検出装置の検出手段は前記温度および前記消費電流値の検出を行うことを特徴とする請求項1に記載の空調管理システム。
  3. 前記予測環境値が予測温度を示し、
    前記設定パラメータが前記空調装置の設定温度と検出対象空間における好ましい基本温度とを示し、
    前記新設定パラメータが新設定温度を示す場合において、
    前記新設定パラメータ算出手段は、
    設定温度+(基本温度−予測温度)を示す新設定パラメータ算出関数により新設定温度を算出する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空調管理システム。
  4. 前記予測環境値が予測温度を示し、
    前記設定パラメータが前記空調装置の設定温度と検出対象空間における好ましい基本温度とを示し、
    前記新設定パラメータが新設定温度を示す場合において、
    前記新設定パラメータ算出手段は、
    「予測温度≧基本温度>測定温度」または「予測温度<基本温度≦測定温度」の条件下において、「現在の設定温度+(基本温度×2−予測温度−測定温度)」を示す新設定パラメータ算出関数により新設定温度を算出し、
    「予測温度≧基本温度,基本温度≦測定温度」または「予測温度<基本温度,基本温度>測定温度」の条件下において、「現在の設定温度+(基本温度−予測温度)」を示す新設定パラメータ算出関数により新設定温度を算出する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空調管理システム。
  5. 検出装置と空調装置と前記空調装置の設定を行なう空調管理装置とを備えた空調管理システムにおける空調管理方法であって、
    前記検出装置の検出手段が、所定の環境値を検出し、
    前記検出装置の無線発信手段が、前記検出した環境値と自装置の識別情報とを無線信号により発信し、
    前記空調管理装置の空調装置識別情報記憶手段が、前記検出装置の識別情報に対応付けて、当該検出装置の検出する環境値を調節する空調装置の識別情報を記憶し、
    前記空調管理装置の設定パラメータ記憶手段が、前記空調装置の識別情報ごとに設定された前記環境値を調節するための設定パラメータを記憶し、
    前記空調管理装置の設定パラメータ読み取り手段が、受信した前記無線信号に含まれる前記検出装置の識別情報に対応する前記設定パラメータを、前記設定パラメータ記憶手段から読み取り、
    前記空調管理装置の予測環境値算出手段が、前記受信した無線信号に含まれる環境値に基づいて、所定時間後の予測環境値を算出し、
    前記空調管理装置の新設定パラメータ算出手段が、前記設定パラメータと前記予測環境値と前記無線信号に含まれる環境値とを用いて新設定パラメータを算出する新設定パラメータ算出関数に、前記算出した予測環境値と前記読み取った設定パラメータと前記無線信号に含まれる環境値と、を代入して新設定パラメータを算出し、
    前記空調管理装置の新設定パラメータ送信手段が、前記受信した無線信号に含まれる識別情報によって特定される空調装置宛てに、前記算出した新設定パラメータを送信する
    ことを特徴とする空調管理方法。
  6. 検出装置と空調装置と前記空調装置の設定を行なう空調管理装置とを備えた空調管理システムの前記空調管理装置であって、
    前記検出装置より当該検出装置の検出した環境値とその検出装置の識別情報とを含む無線信号を受信する無線信号受信手段と、
    前記検出装置の識別情報に対応付けて、当該検出装置の検出する環境値を調節する空調装置の識別情報を記憶する空調装置識別情報記憶手段と、
    前記空調装置の識別情報ごとに設定された前記環境値を調節するための設定パラメータを記憶する設定パラメータ記憶手段と、
    前記検出装置より受信した無線信号に含まれる前記検出装置の識別情報に対応する前記設定パラメータを、前記設定パラメータ記憶手段から読み取る設定パラメータ読み取り手段と、
    前記検出装置より受信した無線信号に含まれる環境値に基づいて、所定時間後の予測環境値を算出する予測環境値算出手段と、
    前記設定パラメータと前記予測環境値と前記無線信号に含まれる環境値とを用いて新設定パラメータを算出する新設定パラメータ算出関数に、前記算出した予測環境値と前記読み取った設定パラメータと前記無線信号に含まれる環境値と、を代入して新設定パラメータを算出する新設定パラメータ算出手段と、
    前記受信した無線信号に含まれる識別情報によって特定される空調装置宛てに、前記算出した新設定パラメータを送信する新設定パラメータ送信手段と、
    を備えることを特徴とする空調管理装置。
  7. 検出装置と空調装置と前記空調装置の設定を行なう空調管理装置とを備えた空調管理システムの前記空調管理装置のコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記検出装置より受信した無線信号に含まれる前記検出装置の識別情報に対応する前記設定パラメータを、設定パラメータ記憶手段から読み取る設定パラメータ読み取り処理と、
    前記検出装置より受信した無線信号に含まれる環境値に基づいて、所定時間後の予測環境値を算出する予測環境値算出処理と、
    前記設定パラメータと前記予測環境値と前記無線信号に含まれる環境値とを用いて新設定パラメータを算出する新設定パラメータ算出関数に、前記算出した予測環境値と前記読み取った設定パラメータと前記無線信号に含まれる環境値と、を代入して新設定パラメータを算出する新設定パラメータ算出処理と、
    前記受信した無線信号に含まれる識別情報によって特定される空調装置宛てに、前記算出した新設定パラメータを送信する新設定パラメータ送信処理と、
    をコンピュータに実行させるプログラム。
  8. 検出装置と空調装置と前記空調装置の設定を行なう空調管理装置とを備えた空調管理システムの前記空調管理装置のコンピュータに実行させるプログラムを記憶する記録媒体であって、
    前記検出装置より受信した無線信号に含まれる前記検出装置の識別情報に対応する前記設定パラメータを、設定パラメータ記憶手段から読み取る設定パラメータ読み取り処理と、
    前記検出装置より受信した無線信号に含まれる環境値に基づいて、所定時間後の予測環境値を算出する予測環境値算出処理と、
    前記設定パラメータと前記予測環境値と前記無線信号に含まれる環境値とを用いて新設定パラメータを算出する新設定パラメータ算出関数に、前記算出した予測環境値と前記読み取った設定パラメータと前記無線信号に含まれる環境値と、を代入して新設定パラメータを算出する新設定パラメータ算出処理と、
    前記受信した無線信号に含まれる識別情報によって特定される空調装置宛てに、前記算出した新設定パラメータを送信する新設定パラメータ送信処理と、
    をコンピュータに実行させるプログラムを記憶する記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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