JP2011013510A - 表示パネルおよび表示装置 - Google Patents

表示パネルおよび表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011013510A
JP2011013510A JP2009158294A JP2009158294A JP2011013510A JP 2011013510 A JP2011013510 A JP 2011013510A JP 2009158294 A JP2009158294 A JP 2009158294A JP 2009158294 A JP2009158294 A JP 2009158294A JP 2011013510 A JP2011013510 A JP 2011013510A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emitting
signal line
data line
emitting pixels
pixels
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009158294A
Other languages
English (en)
Inventor
Mika Nakamura
美香 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2009158294A priority Critical patent/JP2011013510A/ja
Publication of JP2011013510A publication Critical patent/JP2011013510A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Control Of El Displays (AREA)

Abstract

【課題】複数の発光画素の発光により表示される画像の画質劣化を抑制する。
【解決手段】信号線SLは、複数の発光画素のうち、n個の列の各々に対応するm個の発光画素毎に、該m個の発光画素に対応づけて垂直方向に配置される。n本の信号線SLの各々は、分離領域R10内において第1信号線SL1および第2信号線SL2に分離されている。分離領域R10内において同一行に配列されたn個の発光画素には、第1信号線SL1に対応づけられる発光画素と、第2信号線SL2に対応づけられる発光画素との双方が含まれる。
【選択図】図2

Description

本発明は、発光素子をマトリクス状に配置した表示パネルおよび表示装置に関する。
電流駆動型の発光素子を用いた表示装置として、有機EL(Electro Luminescence)素子を用いた表示装置(以下、有機EL表示装置という)が知られている。この自発光する有機EL素子を用いた有機EL表示装置は、液晶表示装置で使用されるバックライトが不要で、装置の薄型化に最適である。また、有機EL表示装置は、視野角にも制限がないため、次世代の表示装置として実用化が期待されている。
そのため、有機EL表示装置における様々な技術が開示されている。
例えば、特許文献1には、第1分割表示部および第2分割表示部にそれぞれ対応する2種類のデータ電極(以下、データ線ともいう)を駆動させるための技術(以下、従来技術A)が開示されている。以下においては、2種類のデータ線を、それぞれ、第1データ線および第2データ線という。
特開2003−223116号公報
しかしながら、従来技術Aでは、第1分割表示部と、第2分割表示部との境界において、各第1データ線または各第2データ線の端部は、水平方向において直線上に配置される。
ここで、製造ばらつき等により、第1データ線を駆動するための第1データ電極ドライバの電気特性と、第2データ線を駆動するための第2データ電極ドライバの電気特性とは僅かに異なるとする。また、第1分割表示部と第2分割表示部との境界部分(以下、表示境界部分という)における、各列に対応する2つの画素(以下、発光画素という)を、同一の輝度(明るさ)で発光させる必要があるとする。
この場合、第1データ電極ドライバの電気特性と、第2データ電極ドライバの電気特性とが僅かに異なると、第1データ電極ドライバが処理対象の発光画素を発光させるために供給する電圧ないし電流のレベルと、第2データ電極ドライバが処理対象の発光画素を発光させるために供給する電圧ないし電流のレベルとの間に僅かな差が生じる。これにより、例えば、表示境界部分を挟む2つの発光画素の輝度の差が僅かに生じる。
この場合、従来技術Aのように、各第1データ線または各第2データ線の端部が、水平方向において直線上に配置されていると、表示部に表示される画像において、各列に対応する表示境界部分における輝度の差を起因とする水平方向の線の存在がユーザに認識されやすくなる。すなわち、表示部に表示される画像の画質劣化が生じる。
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、複数の発光画素の発光により表示される画像の画質劣化を抑制することを可能とする表示パネル等を提供することである。
上述の課題を解決するために、この発明のある局面に従う表示パネルは、外部から供給される信号に応じて発光し、m(2以上の整数)行n(2以上の整数)列の行列である発光画素行列を構成する複数の発光画素と、複数の発光画素のうち、発光画素行列におけるn個の列の各々に対応するm個の発光画素毎に、該m個の発光画素に対応づけて発光画素行列における各行が並置される方向である垂直方向に配置されるデータ線とを備える。n個の列にそれぞれ対するn本のデータ線の各々は、発光画素行列中の一以上の行を含む分離領域内において第1データ線および第2データ線に分離されている。第1データ線と第2データ線とは電気的に非接続とされる。n個の列にそれぞれ対するn本の第1データ線の各々は、複数の発光画素のうち、該第1データ線に対応する発光画素を発光させるための信号を該第1データ線に対応する発光画素に供給するためのデータ線である。n個の列にそれぞれ対するn本の第2データ線の各々は、複数の発光画素のうち、該第2データ線に対応する発光画素を発光させるための信号を該第2データ線に対応する発光画素に供給するためのデータ線である。第1データ線に対応づけられる1以上の発光画素と、第2データ線に対応づけられる1以上の発光画素とは異なる画素である。分離領域内において同一行に配列されたn個の発光画素には、第1データ線に対応づけられる発光画素と、第2データ線に対応づけられる発光画素との双方が含まれる。
すなわち、n本のデータ線の各々は、分離領域内において第1データ線および第2データ線に分離されている。分離領域内において同一行に配列されたn個の発光画素には、第1データ線に対応づけられる発光画素と、第2データ線に対応づけられる発光画素との双方が含まれる。つまり、分離領域内において、各データ線が分離される位置は、水平方向において、直線上に配置されない。
そのため、複数の発光画素を発光させることにより画像を表示する場合において、仮に、各第1データ線を駆動するための回路の電気特性と、各第2データ線を駆動するための回路の電気特性とが僅かに異なっていたとしても、表示される画像において、分離領域内の各データ線の分離を起因とする水平方向の線の存在がユーザに認識されにくくなる。すなわち、n本のデータ線の分離により生じる、画像の画質劣化を、抑制することができる。
つまり、複数の発光画素の発光により表示される画像の画質劣化を抑制することができる。
また、分離領域内において、第1データ線に対応づけられる発光画素、及び第2データ線に対応づけられる発光画素は、周期的に配置されることが好ましい。
また、分離領域内において、第1データ線に対応づけられる発光画素、及び第2データ線に対応づけられる発光画素は、非周期的に配置されることが好ましい。
また、分離領域内において同一行に配列されたn個の発光画素は、発光画素行列における奇数列において第1データ線又は第2データ線のいずれか一方のデータ線に対応づけられ、発光画素行列における偶数列において第1データ線又は第2データ線のいずれか他方のデータ線に対応づけられていることが好ましい。
また、分離領域内において同一行に配列されたn個の発光画素は、ディザマトリクスに基づいて定められた配置に基づいて、第1データ線に対応づけられる発光画素と、第2データ線に対応づけられる発光画素との双方を含むことが好ましい。
また、複数の発光画素の各々は、有機EL(Electro Luminescence)素子を含み、有機EL素子は、外部から供給される信号に応じて発光することが好ましい。
この発明の他の局面に従う表示装置は、上記の表示パネルと、n本の第1データ線を駆動するための第1駆動回路と、n本の第2データ線を駆動するための第2駆動回路とを含む。
本発明により、複数の発光画素の発光により表示される画像の画質劣化を抑制することができる。
第1の実施の形態における表示装置の構成を示すブロック図である。 n本の信号線を説明するための図である。 発光画素の構成の一例を示す図である。 表示領域410に画像を表示させるための処理を説明するための図である。 本実施の形態の変形例1におけるn本の信号線を説明するための図である。 n本の信号線の各々に対応する分離位置を説明するための図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
(表示装置の構成)
図1は、第1の実施の形態における表示装置1000の構成を示すブロック図である。図1に示されるように、表示装置1000は、制御回路100と、第1信号線駆動回路210と、第2信号線駆動回路220と、走査線駆動回路300と、表示パネル400とを備える。
制御回路100は、第1信号線駆動回路210、第2信号線駆動回路220および走査線駆動回路300を制御する。第1信号線駆動回路210および第2信号線駆動回路220の各々は、同一の電気特性を有するIC(Integrated Circuit)である。なお、第1信号線駆動回路210および第2信号線駆動回路220は、1つのICで構成されてもよい。
表示パネル400は、アクティブマトリクス方式の表示パネルである。表示パネル400は、有機EL(Electro Luminescence)素子を使用した有機ELパネルである。なお、表示パネル400は、有機ELパネルに限定されることなく、液晶パネル等の他の方式の表示パネルであってもよい。
表示パネル400は、画像を表示するための表示領域410を含む。表示領域410は、複数の発光画素PXを含む。複数の発光画素PXは、行列状に配置される。すなわち、複数の発光画素PXは、m(2以上の整数)行n(2以上の整数)列の行列(以下、発光画素行列という)を構成する。複数の発光画素PXの各々は、外部から供給される信号に応じて発光する。
表示パネル400は、複数の制御線群PCLを含む。複数の制御線群PCLの各々は、発光画素行列における各行に対応するn個の発光画素PXに対応づけて水平方向に配置される。本明細書において、水平方向とは、発光画素行列における各列が並置(配置)される方向である。すなわち、水平方向とは、発光画素行列における各列が並ぶ方向である。
複数の制御線群PCLは、走査線駆動回路300と電気的に接続される。
複数の制御線群PCLの各々は、図示されない給電線PLと走査線CLとを含む。給電線PLは、走査線駆動回路300の制御により、処理対象となる発光画素PXへ電源電圧を供給するための電線である。走査線CLは、走査線駆動回路300の制御により、処理対象となる発光画素PXへ制御信号を供給するための電線である。
表示パネル400は、さらに、発光画素行列におけるn個の列にそれぞれ対応したn本の信号線SLを含む。当該n本の信号線SLの各々は、発光画素行列におけるn個の列の各々に対応するm個の発光画素PX毎に、該m個の発光画素PXに対応づけて垂直方向に配置される。本明細書において、垂直方向とは、発光画素行列における各行が並置(配置)される方向である。すなわち、垂直方向とは、発光画素行列における各行が並ぶ方向である。
n本の信号線SLの各々は、発光画素を発光させるための信号を、処理対象となる発光画素PXに供給するためのデータ線(信号線)である。
以下においては、発光画素行列におけるu(自然数)行t(自然数)列目の発光画素PXを、発光画素PX[t,u]とも表す。また、以下においては、発光画素行列におけるt(自然数)列目の信号線SLを、信号線SL[t]とも表す。
図2は、n本の信号線SLを説明するための図である。図2では、図を簡略化するために、後述する複数の給電線および複数の走査線は示していない。
図2(A)は、n本の信号線SLを説明するための図である。信号線SLは、第1信号線SL1と、第2信号線SL2とから構成される。
以下においては、発光画素行列におけるt(自然数)列目の第1信号線SL1を、第1信号線SL1[t]とも表す。また、以下においては、発光画素行列におけるt(自然数)列目の第2信号線SL2を、第2信号線SL2[t]とも表す。
各信号線SL[t]は、信号線を分離する位置(以下、分離位置という)において第1信号線SL1[t]および第2信号線SL2[t]に分離される。すなわち、各信号線SL[t]は、分離領域R10内において、第1信号線SL1[t]および第2信号線SL2[t]に分離される。分離領域R10は、発光画素行列中の一以上の行を含む領域である。
第1信号線SL1[t]と、第2信号線SL2[t]とは電気的に接続されていない。すなわち、第1信号線SL1[t]と、第2信号線SL2[t]とは、電気的に非接続とされる。なお、信号線を分離する分離位置は、表示領域410内の位置である。
例えば、1列目の信号線SL[1]は、分離位置P1において第1信号線SL1[1]および第2信号線SL2[1]に分離される。第1信号線SL1[1]と、第2信号線SL2[1]とは電気的に接続されていない。
例えば、2列目の信号線SL[2]は、分離位置P2において第1信号線SL1[2]および第2信号線SL2[2]に分離される。
本実施の形態におけるn本の信号線SLでは、隣接する2本の信号線SLにおいて、垂直方向の分離位置が異なる。すなわち、発光画素行列における奇数列に対応する信号線SLに対応する分離位置と、発光画素行列における偶数列に対応する信号線SLに対応する分離位置とは垂直方向において異なる。
例えば、信号線SL[1]および信号線SL[2]にそれぞれ対応する分離位置P1および分離位置P2は、垂直方向において異なる。
すなわち、n本の信号線SLにそれぞれ対応するn個の分離位置は、水平方向において非直線上に配置される。
つまり、分離領域R10内において、発光画素行列中の同一行に配列されたn個の発光画素には、第1信号線SL1[t]に対応づけられる発光画素PXと、第2信号線SL2[t]に対応づけられる発光画素PXとの双方が含まれる。
第1信号線駆動回路210は、n本の第1信号線SL1と電気的に接続される。第1信号線駆動回路210は、n本の第1信号線SL1を駆動するための回路である。第2信号線駆動回路220は、n本の第2信号線SL2と電気的に接続される。第2信号線駆動回路220は、n本の第2信号線SL2を駆動するための回路である。
図2(B)は、分離領域R10内を拡大して示す図である。
なお、図2(B)には、複数の発光画素PXの一部も示される。ここで、発光画素行列は、例えば、1000行2000列の行列であるとする。
この場合、発光画素行列における奇数列に対応する第1信号線SL1は、例えば、発光画素行列における1〜u+1行目の発光画素PXと電気的に接続される。また、発光画素行列における偶数列に対応する第1信号線SL1は、例えば、発光画素行列における1〜u行目の発光画素PXと電気的に接続される。
また、発光画素行列における奇数列に対応する第2信号線SL2は、例えば、発光画素行列におけるu+2〜1000行目の発光画素PXと電気的に接続される。また、発光画素行列における偶数列に対応する第2信号線SL2は、例えば、発光画素行列におけるu+1〜1000行目の発光画素PXと電気的に接続される。
すなわち、各信号線SLを構成する第1信号線SL1の長さと、第2信号線SL2の長さとの差は、1個の発光画素PX分程度の差である。
また、この場合、第1信号線駆動回路210は、n本の第1信号線SL1を利用して、発光画素行列における1〜u行目の各々に対応するn個の発光画素PXの発光を制御する。すなわち、n本の第1信号線SL1の各々は、複数の発光画素PXのうち、対応する発光画素PXを発光させるための信号を該対応する発光画素PXに供給するためのデータ線(信号線)である。
第2信号線駆動回路220は、n本の第2信号線SL2を利用して、発光画素行列におけるu+2〜1000行目の各々に対応するn個の発光画素PXの発光を制御する。すなわち、n本の第2信号線SL2の各々は、複数の発光画素PXのうち、対応する発光画素PXを発光させるための信号を該対応する発光画素PXに供給するためのデータ線(信号線)である。
すなわち、分離領域R10内において、発光画素行列中の同一行に配列されたn個の発光画素PXは、発光画素行列における奇数列において、第1信号線SL1[t]又は第2信号線SL2[t]のいずれか一方の信号線(データ線)に対応づけられる。
また、分離領域R10内において、発光画素行列中の同一行に配列されたn個の発光画素PXは、発光画素行列における偶数列において第1信号線SL1[t]又は第2信号線SL2[t]のいずれか他方の信号線(データ線)に対応づけられている。
つまり、分離領域R10内において、第1信号線SL1[t]に対応づけられる発光画素PX、及び第2信号線SL2[t]に対応づけられる発光画素PXは、周期的に配置される。
また、第1信号線駆動回路210は、n本の第1信号線SL1を利用して、発光画素行列におけるu+1行目に対応するn個の発光画素PXの約半分の発光画素の発光を制御する。また、第2信号線駆動回路220は、n本の第2信号線SL2を利用して、発光画素行列におけるu+1行目に対応するn個の発光画素PXの約半分の発光画素の発光を制御する。
すなわち、発光画素行列におけるu+1行目に対応するn個の発光画素PXは、第1信号線駆動回路210および第2信号線駆動回路220により駆動される。
また、この場合、u+1行目に対応するn個の発光画素PXの各々は、図示しない共通の制御線群PCLと電気的に接続される。
なお、発光画素行列における奇数列に対応する信号線SLに対応する分離位置と、発光画素行列における偶数列に対応する信号線SLに対応する分離位置とは上記に限定されない。例えば、奇数列に対応する信号線SLに対応する分離位置は、分離位置P2の垂直方向の位置と同じ位置であり、偶数列に対応する信号線SLに対応する分離位置は、分離位置P1の垂直方向の位置と同じ位置であってもよい。
以下においては、対象物Aが対象物Bと電気的に接続されている状態を説明する場合、単に、対象物Aが対象物Bと接続されているという記載をする。
(発光画素の構成)
次に、発光画素PXの構成の一例を示す。
図3は、一例として、発光画素行列における(u+1)行1列目に対応する発光画素PXの構成の一例を示す図である。すなわち、図3は、発光画素PX[1,u+1]の構成の一例を示す図である。
図3を参照して、発光画素PXは、スイッチング素子SW1と、容量素子C1と、ドライバー素子DR1と、発光素子EL1とを含む。
スイッチング素子SW1は、Nチャネル型の電界効果トランジスタ(FET(Field Effect Transistor))である。なお、スイッチング素子SW1は、Nチャネル型のFETに限定されることなく、Pチャネル型のFETであってもよい。
なお、スイッチング素子SW1は、トランジスタに限定されることなく、2つの端子間を導通状態および非導通状態にすることが可能な素子であれば、他の素子であってもよい。導通状態とは、電流を流すことが可能な状態である。非導通状態とは、電流を流すことが不可な状態である。
本実施の形態で使用する、スイッチング素子およびドライバー素子は、外部からの信号に応じて、導通状態および非導通状態のいずれかの状態になる素子である。また、本実施の形態におけるドライバー素子は、発光素子に電流を供給するための素子であるとする。
容量素子C1はコンデンサである。ドライバー素子DR1は、Nチャネル型の電界効果トランジスタ(FET)である。なお、ドライバー素子DR1は、Nチャネル型のFETに限定されることなく、Pチャネル型のFETであってもよい。
発光素子EL1は、有機EL素子である。有機EL素子は、当該有機EL素子自体に供給される電流が大きいほど、発光の度合いが大きくなる素子である。すなわち、発光素子EL1は、外部から供給される信号に応じて発光する。
以下の説明において、信号および信号線の2値的な高電圧状態(電圧Vdd)および低電圧状態を、それぞれ、「Hレベル」および「Lレベル」とも称する。また、以下においては、各素子のゲート電極、ドレイン電極およびソース電極を、それぞれ、ゲート、ドレインおよびソースともいう。
図3に示されるように、制御線群PCLは、給電線PLと走査線CLとを含む。
スイッチング素子SW1のゲートは走査線CLと接続される。スイッチング素子SW1のドレインおよびソースの一方は、第1信号線SL1[1]と接続される。スイッチング素子SW1のドレインおよびソースの他方は、ドライバー素子DR1のゲートと接続される。
ドライバー素子DR1のドレインは、給電線PLと接続される。ドライバー素子DR1のソースは、発光素子EL1のアノードと接続される。
発光素子EL1のカソードは、負電源線NPLと接続される。負電源線NPLは、例えば、0V以下の電圧を供給する電源線であるとする。
容量素子C1の有する2つの電極の一方は、ドライバー素子DR1のゲートと接続される。容量素子C1の有する2つの電極の他方は、発光素子EL1のアノードと接続される。
なお、図3に示される(u+2)行1列目に対応する発光画素PX[1,u+2]は、発光画素PX[1,u+1]と同様に、第2信号線SL2[1]と、給電線PLと、走査線CLとに接続される。
次に、表示領域410に画像を表示させるための処理を説明する。
ここで、発光画素行列は、例えば、1000行2000列の行列であるとする。すなわち、表示領域410は、一例として、縦1000画素および横2000画素のサイズの画像を表示することが可能であるとする。
図4は、表示領域410に画像を表示させるための処理を説明するための図である。
図4において、四角内の数字は、発光画素行列における処理対象となる行の番号を示す。
まず、制御回路100が、1行目発光信号および501行目発光信号を、それぞれ、第1信号線駆動回路210および第2信号線駆動回路220へ送信する。ここで、1行目発光信号は、1行目に対応する各発光画素PXを発光させるための信号である。また、501行目発光信号は、501行目に対応する各発光画素PXを発光させるための信号である。
また、制御回路100は、1行目発光信号および501行目発光信号の送信と同時に、1行目に対応する制御線群PCLと、501行目に対応する制御線群PCLとを駆動させるための指示を、走査線駆動回路300へ送信する。
走査線駆動回路300は、当該指示に応じて、発光画素行列における1行目および501行目の制御線群PCLを駆動させる。これにより、1行目および501行目の制御線群PCLに対応する各スイッチング素子SW1の状態は、導通状態となる。
また、時刻t1において、第1信号線駆動回路210が、n本の第1信号線SL1を利用して、発光画素行列における1行目の各発光画素PXを発光させるための制御を行う。当該制御は、当該各発光画素PX内のドライバー素子DR1のゲートに発光素子EL1を発光させるための電圧(以下、発光電圧という)を印加するという、周知な制御であるため詳細な説明は繰り返さない。また、当該制御により、発光電圧に対応する電荷が、容量素子C1に保持される。すなわち、発光電圧が、発光画素PXに書き込まれる。
また、時刻t1において、第2信号線駆動回路220が、n本の第2信号線SL2を利用して、発光画素行列における501行目の各発光画素PXを発光させるための制御を行う。当該制御は、当該各発光画素PX内のドライバー素子DR1のゲートに発光素子EL1を発光させるための電圧を印加するという、周知な制御であるため詳細な説明は繰り返さない。その結果、1行目および501行目の各々に対応する各発光画素PXが同時に発光する。
その後、制御回路100は、上記の1行目の各発光画素PXを発光させるための処理と同様に、第1信号線駆動回路210および走査線駆動回路300に対し、2〜499行目の各々に対応する各発光画素PXを発光させるための制御を行う。また、制御回路100は、上記の501行目の各発光画素PXを発光させるための処理と同様に、第2信号線駆動回路220および走査線駆動回路300に対し、502〜999行目の各々に対応する各発光画素PXを発光させるための制御を行う。
これにより、2行目および502行目の各々に対応する各発光画素PXが同時に発光する。そして、3行目および503行目の各々に対応する各発光画素PXが同時に発光する。そして、時刻t2において、499行目および999行目の各々に対応する各発光画素PXが同時に発光する。
そして、制御回路100は、1000行目発光信号を、第2信号線駆動回路220へ送信する。ここで、1000行目発光信号は、1000行目に対応する各発光画素PXを発光させるための信号である。
また、制御回路100は、1000行目発光信号の送信と同時に、1000行目に対応する制御線群PCLを駆動させるための指示を、走査線駆動回路300へ送信する。
走査線駆動回路300は、当該指示に応じて、発光画素行列における1000行目の制御線群PCLを駆動させる。
これにより、時刻t3において、第2信号線駆動回路220が、n本の第2信号線SL2を利用して、発光画素行列における1000行目の各発光画素PXを発光させるための制御を行う。
そして、制御回路100は、第1の500行目発光信号および第2の500行目発光信号を、それぞれ、第1信号線駆動回路210および第2信号線駆動回路220へ送信する。ここで、第1の500行目発光信号は、500行目に対応する複数の発光画素PXのうち、各第1信号線SL1と接続されている発光画素PXを発光させるための信号である。また、第2の500行目発光信号は、500行目に対応する複数の発光画素PXのうち、各第2信号線SL2と接続されている発光画素PXを発光させるための信号である。
また、制御回路100は、第1の500行目発光信号および第2の500行目発光信号の送信と同時に、500行目に対応する制御線群PCLを駆動させるための指示を、走査線駆動回路300へ送信する。
走査線駆動回路300は、当該指示に応じて、発光画素行列における500行目の制御線群PCLを駆動させる。これにより、500行目の制御線群PCLに対応する各スイッチング素子SW1の状態は、導通状態となる。
また、時刻t4において、第1信号線駆動回路210が、500行目に対応する複数の発光画素PXのうち、各第1信号線SL1と接続されている発光画素PXを発光させるための制御を行う。当該制御は、当該各発光画素PX内のドライバー素子DR1のゲートに発光素子EL1を発光させるための電圧を印加するという、周知な制御であるため詳細な説明は繰り返さない。
また、時刻t4において、第2信号線駆動回路220が、500行目に対応する複数の発光画素PXのうち、各第2信号線SL2と接続されている発光画素PXを発光させるための制御を行う。当該制御は、当該各発光画素PX内のドライバー素子DR1のゲートに発光素子EL1を発光させるための電圧を印加するという、周知な制御であるため詳細な説明は繰り返さない。その結果、500行目の各々に対応する各発光画素PXが同時に発光する。
すなわち、発光画素行列における500行目に対応する2000個の発光画素PXは、第1信号線駆動回路210および第2信号線駆動回路220の両方により駆動される。
以上の処理により、1フレームの画像の表示が行われる。上記1フレームの画像の表示を行うための処理が、例えば、1/60秒毎に行なわれることにより、動画表示をすることが可能となる。
本実施の形態では、第1信号線駆動回路210および第2信号線駆動回路220が並列して動作することにより、1つの信号線駆動回路を用いて処理する場合よりも、1フレームの画像の書き換え時間を約2分の1にすることができる。
これにより、表示領域410に表示する画像のフレームレートを約2倍にすることができる。
また、これにより、各発光画素PXに含まれる容量素子C1に、発光素子EL1を発光させるための発光電圧を書き込むために確保可能な時間を約2倍にすることができる。その結果、高い精度で、各発光画素PXを発光させることができる。
ここで、製造ばらつき等により、第1信号線駆動回路210の電気特性と、第2信号線駆動回路220の電気特性とは僅かに異なるとする。また、仮に、特開2003−223116号公報に開示されているように、n本の信号線SLにそれぞれ対応するn個の分離位置が、水平方向において直線上に配置されているとする。この場合、例えば、分離位置を挟む2つの発光画素(例えば、発光画素PX[1,u+1],PX[1,u+2])に同一の輝度(明るさ)で発光させる必要があるとする。
しかしながら、第1信号線駆動回路210の電気特性と、第2信号線駆動回路220の電気特性とが僅かに異なると、第1信号線駆動回路210が処理対象の発光画素を発光させるために供給する電圧のレベルと、第2信号線駆動回路220が処理対象の発光画素を発光させるために供給する電圧のレベルとの間に僅かな差が生じる。これにより、例えば、分離位置を挟む2つの発光画素PXの輝度の差が僅かに生じる。
この場合、仮に、n本の信号線SLにそれぞれ対応するn個の分離位置が、水平方向において直線上に配置されていると、表示領域410に表示される画像において、各分離位置における輝度の差を起因とする水平方向の線の存在がユーザに認識されやすくなる。すなわち、表示領域410に表示される画像の画質劣化が生じる。
しかしながら、本実施の形態では、n本の信号線SLにそれぞれ対応するn個の分離位置は、水平方向において非直線上に配置される。したがって、表示領域410に表示される画像において、各分離位置における輝度の差を起因とする水平方向の線の存在がユーザに認識されにくくなる。
すなわち、本実施の形態によれば、n本の信号線SLの分離により生じる、表示領域410に表示される画像の画質劣化を抑制することができる。つまり、複数の発光画素PXの発光により表示される画像の画質劣化を抑制することができる。
以上により、本実施の形態によれば、表示領域410に表示する画像のフレームレートを向上させつつ、表示される画像の画質劣化を抑制することができる。また、発光素子EL1を発光させるための電圧を書き込むために確保可能な時間を長くしつつ、表示される画像の画質劣化を抑制することができる。
<第1の実施の形態の変形例1>
本実施の形態の変形例1では、第1の実施の形態と異なる態様で、信号線SLを分離する例を示す。
本実施の形態の変形例1における表示装置は、第1の実施の形態の表示装置1000と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
本実施の形態の変形例1では、第1の実施の形態と比較して、発光画素行列における奇数列に対応する信号線SLに対応する分離位置が異なる。それ以外は、第1の実施の形態と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
図5は、本実施の形態の変形例1におけるn本の信号線SLを説明するための図である。
図5(A)は、n本の信号線SLを説明するための図である。第1の実施の形態と同様、各信号線SLは、第1信号線SL1と、第2信号線SL2とから構成されるので詳細な説明は繰り返さない。すなわち、本実施の形態の変形例1においても、第1の実施の形態と同様に、各信号線SL[t]は、分離領域R10内において、第1信号線SL1[t]および第2信号線SL2[t]に分離される。分離領域R10は、発光画素行列中の一以上の行を含む領域である。
例えば、1列目の信号線SL[1]は、分離位置P1Aにおいて第1信号線SL1[1]および第2信号線SL2[1]に分離される。第1信号線SL1[1]と、第2信号線SL2[1]とは電気的に接続されていない。
例えば、2列目の信号線SL[2]は、分離位置P2Aにおいて第1信号線SL1[2]および第2信号線SL2[2]に分離される。
本実施の形態の変形例1におけるn本の信号線SLでは、第1の実施の形態と同様、隣接する2本の信号線SLにおいて、垂直方向の分離位置が異なる。すなわち、発光画素行列における奇数列に対応する信号線SLに対応する分離位置と、発光画素行列における偶数列に対応する信号線SLに対応する分離位置とは垂直方向において異なる。
例えば、信号線SL[1]および信号線SL[2]にそれぞれ対応する分離位置P1Aおよび分離位置P2Aは、垂直方向において異なる。
すなわち、n本の信号線SLにそれぞれ対応するn個の分離位置は、水平方向において非直線上に配置される。
つまり、分離領域R10内において、発光画素行列中の同一行に配列されたn個の発光画素には、第1信号線SL1[t]に対応づけられる発光画素PXと、第2信号線SL2[t]に対応づけられる発光画素PXとの双方が含まれる。
なお、第1信号線駆動回路210,220については、第1の実施の形態と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
図5(B)は、分離領域R10内を拡大して示す図である。
なお、図5(B)には、複数の発光画素PXの一部も示される。ここで、発光画素行列は、例えば、1000行2000列の行列であるとする。
この場合、発光画素行列における奇数列に対応する第1信号線SL1は、例えば、発光画素行列における1〜u+2行目の発光画素PXと電気的に接続される。また、発光画素行列における偶数列に対応する第1信号線SL1は、例えば、発光画素行列における1〜u行目の発光画素PXと電気的に接続される。
また、発光画素行列における奇数列に対応する第2信号線SL2は、例えば、発光画素行列におけるu+3〜1000行目の発光画素PXと電気的に接続される。また、発光画素行列における偶数列に対応する第2信号線SL2は、例えば、発光画素行列におけるu+1〜1000行目の発光画素PXと電気的に接続される。
すなわち、本実施の形態の変形例1において、各信号線SLを構成する第1信号線SL1の長さと、第2信号線SL2の長さとの差は、2個の発光画素PX分程度の差である。
また、この場合、第1信号線駆動回路210は、n本の第1信号線SL1を利用して、発光画素行列における1〜u行目の各々に対応するn個の発光画素PXの発光を制御する。
また、第1信号線駆動回路210は、n本の第1信号線SL1を利用して、発光画素行列におけるu+1行目に対応するn個の発光画素PXの約半分の発光画素の発光を制御する。また、第1信号線駆動回路210は、n本の第1信号線SL1を利用して、発光画素行列におけるu+2行目に対応するn個の発光画素PXの約半分の発光画素の発光を制御する。
また、第2信号線駆動回路220は、n本の第2信号線SL2を利用して、発光画素行列におけるu+1行目に対応するn個の発光画素PXの約半分の発光画素の発光を制御する。また、第2信号線駆動回路220は、n本の第2信号線SL2を利用して、発光画素行列におけるu+2行目に対応するn個の発光画素PXの約半分の発光画素の発光を制御する。
すなわち、発光画素行列におけるu+1行およびu+2行の各々の行に対応するn個の発光画素PXは、第1信号線駆動回路210および第2信号線駆動回路220により駆動される。
さらに、第2信号線駆動回路220は、n本の第2信号線SL2を利用して、発光画素行列におけるu+3〜1000行目の各々に対応するn個の発光画素PXの発光を制御する。
また、この場合、u+1行およびu+2行の各々の行に対応するn個の発光画素PXの各々は、図示しない共通の制御線群PCLと電気的に接続される。
すなわち、本実施の形態の変形例1においても、第1の実施の形態と同様に、分離領域R10内において、発光画素行列中の同一行に配列されたn個の発光画素PXは、発光画素行列における奇数列において、第1信号線SL1[t]又は第2信号線SL2[t]のいずれか一方の信号線(データ線)に対応づけられる。
また、分離領域R10内において、発光画素行列中の同一行に配列されたn個の発光画素PXは、発光画素行列における偶数列において第1信号線SL1[t]又は第2信号線SL2[t]のいずれか他方の信号線(データ線)に対応づけられている。
つまり、分離領域R10内において、第1信号線SL1[t]に対応づけられる発光画素PX、及び第2信号線SL2[t]に対応づけられる発光画素PXは、周期的に配置される。
なお、発光画素行列における奇数列に対応する信号線SLに対応する分離位置と、発光画素行列における偶数列に対応する信号線SLに対応する分離位置とは上記に限定されない。例えば、奇数列に対応する信号線SLに対応する分離位置は、分離位置P2Aの垂直方向の位置と同じ位置であり、偶数列に対応する信号線SLに対応する分離位置は、分離位置P1Aの垂直方向の位置と同じ位置であってもよい。
なお、表示領域410に画像を表示させるための処理は、第1の実施の形態と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
以上説明したように、本実施の形態の変形例1においても、第1の実施の形態と同様な効果を得ることができる。
すなわち、本実施の形態の変形例1によれば、n本の信号線SLの分離により生じる、表示領域410に表示される画像の画質劣化を抑制することができる。つまり、複数の発光画素PXの発光により表示される画像の画質劣化を抑制することができる。
また、本実施の形態の変形例1によれば、表示領域410に表示する画像のフレームレートを向上させつつ、表示される画像の画質劣化を抑制することができる。また、発光素子EL1を発光させるための電圧を書き込むために確保可能な時間を長くしつつ、表示される画像の画質劣化を抑制することができる。
<第1の実施の形態の変形例2>
本実施の形態の変形例2では、第1の実施の形態および第1の実施の形態の変形例1と異なる態様で、信号線SLを分離する例を示す。
本実施の形態の変形例2における表示装置は、第1の実施の形態の表示装置1000と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
本実施の形態の変形例2では、第1の実施の形態と比較して、各信号線SLに対応する分離位置が異なる。それ以外は、第1の実施の形態と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
図6は、n本の信号線SLの各々に対応する分離位置を説明するための図である。
図6(A)は、一例としての網点型ディザマトリクスDMXを示す図である。網点型ディザマトリクスは、画像処理された画像において生じる擬似輪郭を、ユーザに見えにくくするためのマトリクスである。図6(A)では、一例として、4行4列の網点型ディザマトリクスDMXが示される。
網点型ディザマトリクスDMXに示される各数値(以下、ディザ値ともいう)は、対応する画素の画素値に加算する値である。図6(A)の網点型ディザマトリクスDMXには、一例として、“0”〜“15”のディザ値が示される。
なお、ディザ値が加算された画素の画素値は、網点型ディザマトリクスDMXに示される複数のディザ値の平均値(例えば、7または8)が減算される。
本実施の形態の変形例2では、網点型ディザマトリクスDMXにおいて、一例として、値の小さい4つのディザ値にそれぞれ対応する4つの位置の各々を、信号線SLの分離位置として利用する。
図6(B)は、分離領域R10内を拡大して示す図である。
図6(B)に示されるように、図6(A)の網点型ディザマトリクスDMXに示される、“3”,“0”,“2”,“1”の位置は、それぞれ、図6(B)の分離位置P1B,P2B,P3B,P4Bに対応する。
発光画素行列において、4列毎に、各信号線SLの分離位置の垂直方向の位置が、分離位置P1B,P2B,P3B,P4Bのように繰り返される。
すなわち、本実施の形態の変形例2における各信号線SLの分離位置は、網点型ディザマトリクスDMXに基づいて定められた位置である。つまり、分離領域R10内において、発光画素行列中の同一行に配列されたn個の発光画素PXは、ディザマトリクスに基づいて定められた配置に基づいて、第1信号線SL1[t]に対応づけられる発光画素PXと、第2信号線SL2[t]に対応づけられる発光画素PXとの双方を含む。
したがって、本実施の形態の変形例2では、分離領域R10内において、第1信号線SL1[t]に対応づけられる発光画素PX、及び第2信号線SL2[t]に対応づけられる発光画素PXは、非周期的に配置される。
なお、図6(B)には、複数の発光画素PXの一部も示される。ここで、発光画素行列は、例えば、1000行2000列の行列であるとする。
この場合、発光画素行列における1列および4列の各々に対応する第1信号線SL1は、例えば、発光画素行列における1〜u+2行目の発光画素PXと電気的に接続される。また、発光画素行列における2列および3列の各々に対応する第1信号線SL1は、例えば、発光画素行列における1〜u行目の発光画素PXと電気的に接続される。
また、発光画素行列における1列および4列の各々に対応する第2信号線SL2は、例えば、発光画素行列におけるu+3〜1000行目の発光画素PXと電気的に接続される。また、発光画素行列における2列および3列の各々に対応する第2信号線SL2は、例えば、発光画素行列におけるu+1〜1000行目の発光画素PXと電気的に接続される。
すなわち、本実施の形態の変形例2において、各信号線SLを構成する第1信号線SL1の長さと、第2信号線SL2の長さとの差は、2個の発光画素PX分程度の差である。
また、この場合、第1信号線駆動回路210は、n本の第1信号線SL1を利用して、発光画素行列における1〜u行目の各々に対応するn個の発光画素PXの発光を制御する。
また、第1信号線駆動回路210は、n本の第1信号線SL1を利用して、発光画素行列におけるu+1行目に対応するn個の発光画素PXの約半分の発光画素の発光を制御する。また、第1信号線駆動回路210は、n本の第1信号線SL1を利用して、発光画素行列におけるu+2行目に対応するn個の発光画素PXの約半分の発光画素の発光を制御する。
また、第2信号線駆動回路220は、n本の第2信号線SL2を利用して、発光画素行列におけるu+1行目に対応するn個の発光画素PXの約半分の発光画素の発光を制御する。また、第2信号線駆動回路220は、n本の第2信号線SL2を利用して、発光画素行列におけるu+2行目に対応するn個の発光画素PXの約半分の発光画素の発光を制御する。
すなわち、発光画素行列におけるu+1行およびu+2行の各々の行に対応するn個の発光画素PXは、第1信号線駆動回路210および第2信号線駆動回路220により駆動される。
さらに、第2信号線駆動回路220は、n本の第2信号線SL2を利用して、発光画素行列におけるu+3〜1000行目の各々に対応するn個の発光画素PXの発光を制御する。
また、この場合、u+1行およびu+2行の各々の行に対応するn個の発光画素PXの各々は、図示しない共通の制御線群PCLと電気的に接続される。
なお、表示領域410に画像を表示させるための処理は、第1の実施の形態と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
以上説明したように、本実施の形態の変形例2においても、第1の実施の形態と同様な効果を得ることができる。
なお、本実施の形態の変形例2では、画像における擬似輪郭を見えにくくするための網点型ディザマトリクスDMXを利用して、各信号線SLの分離位置が定められる。
そのため、本実施の形態の変形例2では、第1の実施の形態よりも、表示領域410に表示される画像において、水平方向の線の存在がユーザに認識されにくくなる。すなわち、本実施の形態の変形例2によれば、n本の信号線SLの分離により生じる、表示領域410に表示される画像の画質劣化をさらに抑制することができる。
なお、本実施の形態の変形例2では、各信号線SLの分離位置を4行4列の網点型ディザマトリクスを利用して定められているが、これに限定されず、4行4列より大きい網点型ディザマトリクスを利用して各信号線SLの分離位置が定められてもよい。
また、他の方式のディザマトリクスを利用して、各信号線SLの分離位置が定められてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、複数の発光画素の発光により表示される画像の画質劣化を抑制することを可能とする表示パネルとして、利用することができる。
EL1 発光素子
PX 発光画素
SL 信号線
SL1 第1信号線
SL2 第2信号線
100 制御回路
210 第1信号線駆動回路
220 第2信号線駆動回路
300 走査線駆動回路
400 表示パネル
410 表示領域
1000 表示装置

Claims (7)

  1. 外部から供給される信号に応じて発光し、m(2以上の整数)行n(2以上の整数)列の行列である発光画素行列を構成する複数の発光画素と、
    前記複数の発光画素のうち、前記発光画素行列におけるn個の列の各々に対応するm個の発光画素毎に、該m個の発光画素に対応づけて前記発光画素行列における各行が並置される方向である垂直方向に配置されるデータ線とを備え、
    前記n個の列にそれぞれ対するn本の前記データ線の各々は、前記発光画素行列中の一以上の行を含む分離領域内において第1データ線および第2データ線に分離されており、
    前記第1データ線と前記第2データ線とは電気的に非接続とされ、
    前記n個の列にそれぞれ対するn本の前記第1データ線の各々は、前記複数の発光画素のうち、該第1データ線に対応する発光画素を発光させるための信号を該第1データ線に対応する発光画素に供給するためのデータ線であり、
    前記n個の列にそれぞれ対するn本の前記第2データ線の各々は、前記複数の発光画素のうち、該第2データ線に対応する発光画素を発光させるための信号を該第2データ線に対応する発光画素に供給するためのデータ線であり、
    前記第1データ線に対応づけられる1以上の前記発光画素と、前記第2データ線に対応づけられる1以上の前記発光画素とは異なる画素であり、
    前記分離領域内において同一行に配列されたn個の発光画素には、前記第1データ線に対応づけられる発光画素と、前記第2データ線に対応づけられる発光画素との双方が含まれる、
    表示パネル。
  2. 前記分離領域内において、前記第1データ線に対応づけられる発光画素、及び前記第2データ線に対応づけられる発光画素は、周期的に配置される、
    請求項1に記載の表示パネル。
  3. 前記分離領域内において、前記第1データ線に対応づけられる発光画素、及び前記第2データ線に対応づけられる発光画素は、非周期的に配置される、
    請求項1に記載の表示パネル。
  4. 前記分離領域内において同一行に配列されたn個の発光画素は、前記発光画素行列における奇数列において前記第1データ線又は前記第2データ線のいずれか一方のデータ線に対応づけられ、前記発光画素行列における偶数列において第1データ線又は前記第2データ線のいずれか他方のデータ線に対応づけられている、
    請求項2に記載の表示パネル。
  5. 前記分離領域内において同一行に配列されたn個の発光画素は、ディザマトリクスに基づいて定められた配置に基づいて、前記第1データ線に対応づけられる発光画素と、前記第2データ線に対応づけられる発光画素との双方を含む、
    請求項1に記載の表示パネル。
  6. 前記複数の発光画素の各々は、有機EL(Electro Luminescence)素子を含み、
    前記有機EL素子は、外部から供給される信号に応じて発光する、
    請求項1〜5のいずれかに記載の表示パネル。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の表示パネルと、
    前記n本の第1データ線を駆動するための第1駆動回路と、
    前記n本の第2データ線を駆動するための第2駆動回路とを含む、
    表示装置。
JP2009158294A 2009-07-02 2009-07-02 表示パネルおよび表示装置 Pending JP2011013510A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009158294A JP2011013510A (ja) 2009-07-02 2009-07-02 表示パネルおよび表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009158294A JP2011013510A (ja) 2009-07-02 2009-07-02 表示パネルおよび表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011013510A true JP2011013510A (ja) 2011-01-20

Family

ID=43592445

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009158294A Pending JP2011013510A (ja) 2009-07-02 2009-07-02 表示パネルおよび表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011013510A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018116274A (ja) * 2017-01-16 2018-07-26 株式会社半導体エネルギー研究所 表示装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018116274A (ja) * 2017-01-16 2018-07-26 株式会社半導体エネルギー研究所 表示装置
US11462185B2 (en) 2017-01-16 2022-10-04 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Display device
US11640807B2 (en) 2017-01-16 2023-05-02 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Display device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6064313B2 (ja) 電気光学装置、電気光学装置の駆動方法および電子機器
JP6141590B2 (ja) 電気光学装置および電子機器
CN110233172B (zh) 显示装置
KR101178912B1 (ko) 유기 전계발광 표시장치
JP2006047973A (ja) 有機電界発光表示装置及び逆多重化装置
JP2003173165A (ja) 表示装置
JP2007102215A (ja) 表示装置及びその駆動方法
JP2006003744A (ja) 表示装置および表示装置の駆動方法
JP5929121B2 (ja) 電気光学装置および電子機器
WO2013021418A1 (ja) 表示装置
JP2017003894A (ja) 表示装置及び電子機器
WO2013164965A1 (ja) 電気光学装置およびその駆動方法
JP5733077B2 (ja) 電気光学装置、電気光学装置の電源供給方法および電子機器
US10270462B2 (en) Digital analog conversion circuit, data driver, display device, electronic apparatus and driving method of digital analog conversion circuit, driving method of data driver, and driving method of display device
JP2012233950A (ja) 電気光学装置、電気光学装置の駆動方法および電子機器
JP6015115B2 (ja) 電気光学装置および電子機器
JP2011164456A (ja) 回路基板及び発光装置並びに電子機器
JP2011013510A (ja) 表示パネルおよび表示装置
JP2008304573A (ja) 表示装置
JP6581951B2 (ja) 電気光学装置の駆動方法
JP2010281909A (ja) 画像表示装置
KR102632645B1 (ko) 전기 광학 장치, 전자 기기 및 구동 방법
US11948508B2 (en) Display device, driving method for display device, and electronic equipment
JP2013171233A (ja) 電気光学装置、電気光学装置の駆動方法および電子機器
JP5085011B2 (ja) アクティブマトリクス型表示装置