JP2011011440A - 流体噴射装置 - Google Patents

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和利 藤澤
Norihiro Masuda
規宏 増田
Shinichi Kamoshita
伸一 鴨志田
Tadayuki Yoshimoto
忠幸 芳本
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Abstract

【課題】噴射される流体と媒体との温度差を少なくすることによって画質の低下を抑制すること。
【解決手段】媒体を支持しつつ所定の搬送方向に搬送する搬送部と、前記媒体に流体を噴射するヘッドであって、前記搬送部に対向する位置に配置されたヘッドと、前記ヘッドよりも前記媒体の搬送方向の下流側に設けられ、前記媒体を支持するために前記搬送部材とは異なる部材で構成された支持部材と、前記支持部材に対向する位置に配置され、前記媒体に着弾した前記流体の硬化を促進する光を照射する照射装置と、を備える流体噴射装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、流体噴射装置に関する。
媒体に着弾したインクに紫外線を照射して硬化させる印刷装置が利用されている。特許文献1には、紫外線硬化型インクのそれぞれの吐出タイミングに合わせて紫外線を照射することが示されている。
特開2004−42548号公報
媒体上の紫外線硬化型インクを硬化させるために紫外線を照射すると、媒体の支持部分も加熱される。加熱された支持部分は、媒体のうちこれからインクが噴射される部分をも温めてしまう。そうすると、着弾するインクと媒体との間に温度差が生ずる。このような温度差は着弾したインクに熱ひずみを生じさせ、硬化の際にインクにひび割れなどを生じ、画質を低下させるおそれがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、噴射される流体と媒体との温度差を少なくすることによって画質の低下を抑制することを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、
媒体を支持しつつ所定の搬送方向に搬送する搬送部と、
前記媒体に流体を噴射するヘッドであって、前記搬送部に対向する位置に配置されたヘッドと、
前記ヘッドよりも前記媒体の搬送方向の下流側に設けられ、前記媒体を支持するために前記搬送部材とは異なる部材で構成された支持部材と、
前記支持部材に対向する位置に配置され、前記媒体に着弾した前記流体の硬化を促進する光を照射する照射装置と、
を備える流体噴射装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本実施形態におけるプリンタ1の概略側面図である。 本実施形態におけるプリンタ1のブロック図である。 ヘッド412におけるノズルの配置を説明する図である。 ヘッドアセンブリ411の構成を説明する図である。 ブラックヘッドユニット41Kの構成を説明する図である。 ヘッドの構造を説明する図である。 駆動信号生成回路70によって生成される駆動信号COMの例を説明する図である。 本硬化用光源ユニット91の側面図である。 ベルト搬送型のプリンタ1’の概略図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
媒体を支持しつつ所定の搬送方向に搬送する搬送部と、
前記媒体に流体を噴射するヘッドであって、前記搬送部に対向する位置に配置されたヘッドと、
前記ヘッドよりも前記媒体の搬送方向の下流側に設けられ、前記媒体を支持するために前記搬送部材とは異なる部材で構成された支持部材と、
前記支持部材に対向する位置に配置され、前記媒体に着弾した前記流体の硬化を促進する光を照射する照射装置と、
を備える流体噴射装置。
このようにすることで、噴射される流体と媒体との温度差を少なくすることによって画質の低下を抑制することができる。
かかる流体噴射装置であって、前記支持部材と前記搬送部材とは離間して配置されていることが望ましい。また、前記流体は紫外線硬化型の流体であり、前記照射装置は紫外線を含む光を照射することが望ましい。また、前記支持部材は排熱するための排熱装置を含むことが望ましい。また、前記搬送部は、回転して前記媒体を搬送する円筒形状部材であることが望ましい。
また、前記支持部材は前記円筒形状部材の下部に配置されることが望ましい。また、前記搬送部は、直線的に前記媒体を搬送するベルト型搬送装置であってもよい。また、前記照射装置はランプ光源を含むことが望ましい。
このようにすることで、噴射される流体と媒体との温度差を少なくすることによって画質の低下を抑制することができる。
===実施形態===
図1は、本実施形態におけるプリンタ1の概略側面図である。図2は、本実施形態におけるプリンタ1のブロック図である。以下、これらの図を参照しつつ、プリンタ1の構成について説明を行う。
図2には、プリンタ1とコンピュータ110が示されている。プリンタ1は、用紙搬送ユニット10とヘッドユニット40と検出器群50とコントローラ60と駆動信号生成回路70と紫外線照射ユニット90を備える。
用紙搬送ユニット10は、ドラム11と、第1ローラ12、第2ローラ13、及び、第3ローラ14を含む。用紙搬送ユニット10は、用紙Sを図における上流側から下流側へ搬送する機能を有する。用紙Sは、上流側から不図示の給紙ロールから供給され、下流側の不図示の巻き取りローラによって巻き取られる。用紙Sは巻き取りローラによって巻き取られることにより、少なくとも第1ローラ12から第3ローラ14までの間において所定の張力を有し、ドラム11に密着するように搬送される。
ヘッドユニット40は、後述するように、ブラックヘッドユニット41K、シアンヘッドユニット41C、マゼンタヘッドユニット41M、イエローヘッドユニット41Y、及び、クリアインクヘッドユニット41CLを含む。そして、これらから各色のインクを噴射することによってカラー印刷を行うことができるようになっている。
尚、クリアインクヘッドユニット41CLは、透明のインクを噴射して、カラー印刷が行われた後の媒体をコートすることができるようになっている。
検出器群50は、プリンタ1の各部の情報を検出してコントローラ60に送る様々な検出器をあらわす。
コントローラ60は、プリンタの制御を行うための制御ユニットである。コントローラ60は、CPU61と、メモリ62と、インタフェース部63とを有する。CPU61は、プリンタ全体の制御を行うための演算処理装置である。メモリ62は、CPU61のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものであり、RAM、EEPROM等の記憶素子を有する。CPU61は、メモリ62に格納されているプログラムに従って、各ユニットを制御する。インタフェース部63は、外部装置であるコンピュータ110とプリンタ1との間でデータの送受信を行う。
駆動信号生成回路70は、後述するヘッドに含まれるピエゾ素子PZTなどの駆動素子に印加してインク滴を噴射させるための駆動信号を生成する。駆動信号生成回路70は、不図示のDACを含む。そして、コントローラ60から送られた駆動信号の波形に関するデジタルデータに基づいて、アナログの電圧信号を生成する。また、駆動信号生成回路70は不図示の増幅回路も含んでおり、生成された電圧信号について電力増幅を行い、駆動信号を生成する。
紫外線照射ユニット90は、本硬化用光源ユニット91と半硬化用LEDアセンブリ92とを含む。本硬化用光源ユニット91は、図に示されるようにドラム11の下部に配置される。そして、用紙Sに紫外線を含む光を照射し、用紙Sに着弾した各色のインクを本硬化させる。本硬化では、後に巻き取りローラ(不図示)において用紙Sが巻き取られる際にインクが巻き取られる用紙Sに付着しない程度にまで硬化させられる。半硬化用LEDアセンブリ92は、後述するヘッドアセンブリ411に取り付けられ、用紙Sに着弾した直後のインクを半硬化させる。半硬化では、用紙Sに着弾したインクの形状が変化しない程度にまで硬化させられる。
後述するように、本硬化用光源ユニット91の光源にはメタルハライドランプが使用され、半硬化用LEDアセンブリ92の光源にはLEDが用いられる。メタルハライドランプから照射される光には紫外線以外の成分も多く含むことから、照射対象物を温度上昇させてしまう。一方、LEDから照射される光には紫外線以外の成分は少なく、さらに出力もメタルハライドランプの出力に比して少ないものであるので、照射対象物の温度上昇に寄与しない。
尚、本実施形態では、ドラム11は搬送部に相当し、本硬化用光源ユニット911におけるヒートシンク917は支持部材に相当し、メタルハライドランプ911は照射装置に相当する。
本実施形態によるプリンタ1を用いた印刷について説明する。本実施形態では、ドラム11によって搬送される用紙Sに各インク色のヘッドユニットから紫外線硬化型インクが噴射され印刷が行われる。このとき、各ヘッドユニットには半硬化用LEDアセンブリ92が含まれているため、各色のインクが半硬化させられながら印刷が行われることになる。そして、クリアインクCLによる印刷が完了した後、用紙Sに着弾した紫外線硬化型インクは、本硬化用光源ユニット91によって本硬化させられる。
図3は、ヘッド412におけるノズルの配置を説明する図である。本図はヘッド412の上面図であるが、ノズル配置の説明の容易のために、本来下部からしか視認できないノズル孔が示されている。ヘッド412は、2列のノズル列を有し、各ノズル列におけるノズルピッチPは180dpiとなっている。また、ノズル列に沿う方向について、一方のノズル列のノズルが他方のノズル列のノズル間に配置されるようにして、紙幅方向(ノズル列に沿う方向)についてP/2のノズルピッチを実現する。このようにすることで、本実施形態では、紙幅方向について360dpiのノズルピッチを実現している。
図4は、ヘッドアセンブリ411の構成を説明する図である。ここでも、本図はヘッドアセンブリ411の上面図であるが、LED配置の説明の容易のために、本来下部からしか視認できないLED921が示されている。ヘッドアセンブリ411は、ヘッド412を6個備える。ヘッド412は図に示されるように2列に並んでおり、ノズル列方向について均一のドットピッチでドットを形成することができるようになっている。また、ヘッドアセンブリ411には、半硬化用LEDアセンブリ92が取り付けられている。半硬化用LEDアセンブリ92は、複数のLED921が紙幅方向について並べられたものである。ここで使用されるLED921は、紫外線を照射するLEDであり、ヘッド412から噴射され用紙Sに着弾したインクを半硬化させる。
図5は、ブラックヘッドユニット41Kの構成を説明する図である。ヘッドユニット40は、ブラックヘッドユニット41Kと、シアンヘッドユニット41C、マゼンタヘッドユニット41M、イエローヘッドユニット41Y、及び、クリアインクヘッドユニット41CLを備える。これら各インク色のヘッドユニットは、いずれも同様の構成となっているので、ここではブラックヘッドユニット41Kの構成について説明する。
ブラックヘッドユニット41Kは、ヘッドアセンブリ411及び半硬化用LEDアセンブリ92を6個備える。個々のヘッドアセンブリ411及び半硬化用LEDアセンブリ92は、図に示されるように2列に並んでいる。そして、後述するノズル列方向について均一のドットピッチでドットを形成しつつ、そのドットを形成する紫外線硬化型インクを半硬化することができるようになっている。このようにすることにより、複数のヘッド412を紙幅方向にわたって複数配置することができるので、幅の広い用紙に対しても全面に印刷を行えるようになる。
図6は、ヘッドの構造を説明する図である。図には、ノズルNz、ピエゾ素子PZT、インク供給路402、ノズル連通路404、及び、弾性板406が示されている。
インク供給路402には、不図示のインクタンクからインクが供給される。そして、これらのインク等は、ノズル連通路404に供給される。ピエゾ素子PZTには、後述する駆動信号の駆動パルスが印加される。駆動パルスが印加されると、駆動パルスの信号に従ってピエゾ素子PZTが伸縮し、弾性板406を振動させる。そして、駆動パルスの振幅に対応する量のインク滴がノズルNzから吐出されるようになっている。
図7は、駆動信号生成回路70によって生成される駆動信号COMの例を説明する図である。図に示されるように、駆動信号COMは、繰り返し周期Tごとに繰り返し生成される。
繰り返し周期である期間Tは、用紙Sが搬送方向に1画素分移動する間の期間に対応する。例えば、印刷解像度が360dpiの場合、期間Tは、用紙Sがノズルに対して1/360インチ移動するための期間に相当する。そして、印刷データに含まれる画素データに基づいて、期間Tに含まれる各区間の駆動パルスPS1〜PS4をピエゾ素子PZTに印加することによって、1つの画素内に大きさの異なるインク滴が噴射され、複数階調を表現可能としている。
駆動信号COMは、繰り返し周期Tにおける区間T1で生成される駆動パルスPS1と、区間T2で生成される駆動パルスPS2と、区間T3で生成される駆動パルスPS3と、区間T4で生成される駆動パルスPS4とを有する。
図には、駆動パルスPS1の振幅がVhmであることが示されている。また、図には、駆動パルスPS3の振幅がVhlであることが示されており、駆動パルスPS4の振幅がVhsであることが示されている。駆動パルスの振幅が大きいほどピエゾ素子421の変化量が大きいため大きなサイズのインク滴が噴射される。よって、インク滴はそれぞれの駆動パルスの振幅に応じた大きさのものが噴射される。図において、駆動パルスPS3の振幅Vhlが最も大きく、次に、駆動パルスPS4の振幅Vhmが大きい。そして、駆動パルスPS1の振幅Vhsがその次に大きいものとなっている。
このため、小ドットの形成時には駆動パルスPS4がピエゾ素子PZTへ印加される。また、中ドットの形成時には、駆動パルスPS1がピエゾ素子PZTへ印加され、大ドットの形成時には、駆動パルスPS3がピエゾ素子PZTへ印加される。駆動パルスPS2は、メニスカスを微振動させるための微振動パルスであり、ドット無しの場合にピエゾ素子PZTへ印加される。このようにすることで、駆動パルスPS4は小ドットのインク滴を噴射するための駆動パルスとなり、駆動パルスPS1は中ドットのインク滴を噴射するための駆動パルスとなり、駆動パルスPS3は大ドットのインク滴を噴射するための駆動パルスとなる。
図8は、本硬化用光源ユニット91の側面図である。本硬化用光源ユニット91は、光源部を構成するメタルハライドランプ911、保護ガラス912、反射鏡913、及び、光源側ケース914と、排熱部を構成するヒートシンク(放熱フィン)915、排熱側ケース916、空気取り入れ口917、排熱ファン918、及び、排熱ダクト919とを備える。
メタルハライドランプ911は、用紙Sに着弾したインクを本硬化させるための光を照射する。本実施形態において使用されるメタルハライドランプ911が照射する光は、紫外線成分を多く含み、紫外線硬化型インクを硬化させる。反射鏡913は、メタルハライドランプ911から照射される光を用紙S側に反射させるためのものであり、これによりメタルハライドランプ911からの光を効率的に用紙Sに照射する。保護ガラス912は、メタルハライドランプ911からの光を用紙Sに対して透過させつつ、用紙Sの通路からのゴミの侵入を防ぐ。光源側ケース914は、メタルハライドランプ911、保護ガラス、及び、反射鏡913を取り付けるためのケースである。
ヒートシンク915は、用紙Sを挟んでメタルハライドランプ911に対向する位置に配置される。ヒートシンク915は、排熱側ケース916に取り付けられる。排熱側ケース916には、空気取り入れ口917が設けられている。そして、排熱ファン918が回転すると空気取り入れ口917から取り入れられた空気がヒートシンク915の熱を奪い、排熱ダクト919を通じて排気される。
プリンタ1の電源投入直後からメタルハライドランプ911は点灯される。そうすると、本硬化用光源ユニット91からの熱が上昇することとなるが、本硬化用光源ユニット91とドラム11は別部材で構成され、かつ、これらは離間して配置されているため、本硬化用光源ユニット91の熱はドラム11には伝わりにくい。
さらに、排気ファン918が回転させられることによって、本硬化用光源ユニット91の熱は外部に排熱される。このようにすることによって、ドラム11の温度を所定の温度よりも上昇させることなく、用紙Sの温度も所定の温度よりも上昇しないようにすることができる。そして、噴射されるインクと用紙Sとの温度差を少なくして、熱ひずみによる画質の低下を抑制することができる。
尚、ドラム11などに温度センサを設けることとして、温度センサからの温度情報に基づいて排気ファン918を回転させ、本硬化用光源ユニット91の温度を調整することとしてもよい。
尚、メタルハライドランプ911から照射される光には、紫外線以外の成分も含む。また、照射される紫外線の一部は用紙Sを透過する。また、メタルハライドランプ911は、プリンタ1で使用される最大紙幅以上の幅を照射可能に設けられている。そうすると、紙幅が狭い用紙Sに印刷を行う場合に、用紙Sによって遮られなかった光がメタルハライドランプ911に対向する部分を加熱することとなる。このような場合であっても、本実施形態では、メタルハライドランプ911に対向する部分にヒートシンク915が設けられ、効率よく排熱できる構成としているので、本硬化用光源ユニット91の温度を適切に下げることができる。
図9は、ベルト搬送型のプリンタ1’の概略図である。図には、複数のヘッドユニット41K’〜41CL’と、本硬化用光源ユニット91と、用紙搬送ユニット10’が示されている。各ヘッドユニットの構成は、前述のものとほぼ同様である。また、本硬化用光源ユニット91も、メタルハライドランプ911が用紙Sの印刷面を照射するように向きが変更されているものの、構成は前述のものとほぼ同様である。
ここでは、用紙搬送ユニット10’は搬送部に相当し、本硬化用光源ユニット911におけるヒートシンク917は支持部材に相当し、メタルハライドランプ911は照射装置に相当する。
用紙搬送ユニット10’は、ベルト駆動用ローラ15と従動ローラ16と、これらに架け渡されたベルト17を含む。ベルト駆動用ローラ15は、不図示のモータによって駆動され、用紙Sを上流側から下流側に搬送するように回転させられる。また、ベルト17には、無数の小孔が設けられ、これらの小孔から吸引することにより用紙Sを適切に搬送方向に搬送できるようになっている。
ここでも、用紙搬送ユニット10’と、本硬化用光源ユニット91におけるヒートシンク917とは別部材で構成されている。そして、用紙Sを支持しつつ所定の搬送方向に搬送する用紙搬送ユニット10’と、用紙Sに着弾したインクの硬化を促進する光を照射するメタルハライドランプ911は、離間されて配置されている。このようにされているので、メタルハライドランプ911からの熱は搬送ユニット10’には伝わりにくい。このため、搬送ユニット10’の温度上昇は抑えられ、インクの着弾前における用紙Sの温度上昇も抑えられる。その結果、ヘッドから噴射されるインクと用紙Sとの温度差は少なくされ、熱ひずみによって画像欠陥が生ずることを抑制することができる。
===その他の実施の形態===
上述の実施形態では、流体噴射装置としてプリンタ1が説明されていたが、これに限られるものではなくインク以外の他の流体(液体や、機能材料の粒子が分散されている液状体、ジェルのような流状体)を噴射したり吐出したりする液体吐出装置に具現化することもできる。例えば、カラーフィルタ製造装置、染色装置、微細加工装置、半導体製造装置、表面加工装置、三次元造形機、気体気化装置、有機EL製造装置(特に高分子EL製造装置)、ディスプレイ製造装置、成膜装置、DNAチップ製造装置などのインクジェット技術を応用した各種の装置に、上述の実施形態と同様の技術を適用してもよい。また、これらの方法や製造方法も応用範囲の範疇である。
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。
<ヘッドについて>
前述の実施形態では、圧電素子を用いてインクを吐出していた。しかし、液体を吐出する方式は、これに限られるものではない。例えば、熱によりノズル内に泡を発生させる方式など、他の方式を用いてもよい。
1 プリンタ、10 用紙搬送ユニット、
11 ドラム、12 第1ローラ、13 第2ローラ、14 第3ローラ、
40 ヘッドユニット、41K ブラックヘッドユニット、
41C シアンヘッドユニット、41M マゼンタヘッドユニット、
41Y イエローヘッドユニット、41CL クリアインクヘッドユニット、
50 検出器群、51 温度センサ、60 コントローラ、61 CPU、
62 メモリ、63 インタフェース、70 駆動信号生成回路、
90 紫外線照射ユニット、91 本硬化用光源ユニット、
92 半硬化用光源ユニット、911 メタルハライドランプ、
912 保護ガラス、913 反射鏡、914 光源側ケース、
915 ヒートシンク、916 排熱側ケース、917 空気取り入れ口、
918 排熱ファン、919 排熱ダクト、110 コンピュータ、
S 用紙

Claims (8)

  1. 媒体を支持しつつ所定の搬送方向に搬送する搬送部と、
    前記媒体に流体を噴射するヘッドであって、前記搬送部に対向する位置に配置されたヘッドと、
    前記ヘッドよりも前記媒体の搬送方向の下流側に設けられ、前記媒体を支持するために前記搬送部材とは異なる部材で構成された支持部材と、
    前記支持部材に対向する位置に配置され、前記媒体に着弾した前記流体の硬化を促進する光を照射する照射装置と、
    を備える流体噴射装置。
  2. 前記支持部材と前記搬送部材とは離間して配置されている、請求項1に記載の流体噴射装置。
  3. 前記流体は紫外線硬化型の流体であり、前記照射装置は紫外線を含む光を照射する、請求項1又は2に記載の流体噴射装置。
  4. 前記支持部材は排熱するための排熱装置を含む、請求項1〜3のいずれかに記載の流体噴射装置。
  5. 前記搬送部は、回転して前記媒体を搬送する円筒形状部材である、請求項1〜4のいずれかに記載の流体噴射装置。
  6. 前記支持部材は前記円筒形状部材の下部に配置される、請求項5に記載の流体噴射装置。
  7. 前記搬送部は、直線的に前記媒体を搬送するベルト型搬送装置である、請求項1〜4のいずれかに記載の流体噴射装置。
  8. 前記照射装置はランプ光源を含む、請求項1〜7のいずれかに記載の流体噴射装置。
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