JP2011010823A - 集塵装置および電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィルタ部をぶれなく回動させて、ケース体内に収容した塵埃を効果的に排出できる集塵カップを提供する。
【解決手段】フィルタ77を備えるフィルタ部69をケース体51内の吸気口71と排気口86との間に回動可能に配置する。フィルタ部69の回動によりケース体51の内面と摺接可能な毛ブラシ部76bを、フィルタ部69の縁部の少なくとも一部に取り付ける。フィルタ部69の回動をガイド部85によってガイドする。フィルタ部69をぶれなく回動させることができ、フィルタ部69の回動によりケース体51の内面に付着した塵埃などをも毛ブラシ部76bによって確実に掻き取ることができ、ケース体51内に収容した塵埃を効果的に排出できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、塵埃排出口からケース体の外部へと排出させる塵埃排出部材を有する集塵装置およびこれを備えた電気掃除機に関する。
従来、電気掃除機に用いられる集塵装置としての集塵カップは、合成樹脂などにより形成されたケース体に吸気口、排気口、および、塵埃排出口がそれぞれ形成され、排気口を覆って排気側フィルタが配置されているとともに、ケース体の内部に吸気口から排気口へと連通するように区画された風路にフィルタが配置されている。また、ケース体の底部には、塵埃排出口を開閉する蓋体が回動可能に取り付けられており、この蓋体には、塵埃排出口を開くことによりケース体内を塵埃排出口側へと摺動することで塵埃を塵埃排出口から押し出すための塵埃排出部材としての押出部材が形成されている(例えば、特許文献1参照。)。
実開昭56−44644号公報(第4−5頁、第2図)
しかしながら、上述の集塵装置では、蓋体を開いて押出部材を動作させた際にぶれが生じ、ブラシとケース体の内面との隙間から塵埃が押出部材の背面側へと漏れるおそれがあるという問題点を有している。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、塵埃排出部材をぶれなく回動させて、ケース体内に収容した塵埃を効果的に排出できる集塵装置およびこれを備えた電気掃除機を提供することを目的とする。
本発明は、内部に収容した塵埃を外部へと排出するための塵埃排出口を開閉可能な蓋体と、フィルタを備え、ケース体内の吸気口と排気口との間に回動可能に配置され、ケース体内に収容された塵埃を回動により塵埃排出口からケース体の外部へと排出させる塵埃排出部材と、この塵埃排出部材の縁部の少なくとも一部に取り付けられ、この塵埃排出部材の回動によりケース体の内面と摺接可能な摺接部材と、塵埃排出部材の回動をガイドするガイド部とを具備したものである。
本発明によれば、フィルタを備える塵埃排出部材をケース体内の吸気口と排気口との間に回動可能に配置し、塵埃排出部材の回動によりケース体の内面と摺接可能な摺接部材を、塵埃排出部材の縁部の少なくとも一部に取り付け、かつ、塵埃排出部材の回動をガイド部によってガイドすることにより、塵埃排出部材をぶれなく回動させることができ、この塵埃排出部材の回動によりケース体の内面に付着した塵埃などをも摺接部材によって確実に掻き取ることができ、ケース体内に収容した塵埃を効果的に排出できる。
本発明の第1の実施の形態の集塵装置を備えた電気掃除機の掃除機本体を模式的に示す縦断面図である。 同上集塵装置の塵埃排出部材の動作を模式的に示す説明断面図である。 同上集塵装置の一部を示す縦断面図である。 同上集塵装置を示す斜視断面図である。 同上電気掃除機を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態の集塵装置の説明断面図である。 同上集塵装置の一部を示す縦断面図である。 同上集塵装置を示す斜視断面図である。 本発明の第3の実施の形態の集塵装置の説明断面図である。 同上集塵装置の一部を示す縦断面図である。
以下、本発明の第1の実施の形態の構成を図1ないし図5を参照して説明する。
図5において、11はいわゆるキャニスタ型の電気掃除機を示し、この電気掃除機11は、管部12と、この管部12が着脱可能に接続される掃除機本体13とを有している。
管部12は、掃除機本体13に接続される接続管部15と、この接続管部15の先端側に連通する可撓性を有するホース体16と、このホース体16の先端側に設けられた手元操作部17と、この手元操作部17の先端側に着脱可能に接続される延長管18と、この延長管18の先端側に着脱可能に接続される吸込口体としての床ブラシ19とを備えている。
手元操作部17には、把持部21がホース体16側へと突出し、この把持部21には、操作用の設定ボタン22が複数設けられている。
また、掃除機本体13は、図1に示すように、本体ケース25を備え、この本体ケース25の内部に形成された隔壁26の後側に、電動送風機27を収容する電動送風機室28、および、図示しない電源コードを巻回したコードリールを収容する図示しないコードリール室とが区画されているとともに、隔壁26の前側に、この隔壁26に設けられた連通口31を介して電動送風機27の吸込側に連通する本体集塵室35が区画され、この本体集塵室35に、集塵装置としての集塵カップ36が着脱可能に設けられている。
本体ケース25は、例えば剛性を有する合成樹脂などにより形成され、上側が開口した下ケース38と、この下ケース38の上側後部である電動送風機室28およびコードリール室を覆う上ケース39と、この上ケース39あるいは下ケース38に対して上下方向に回動可能に軸支され本体集塵室35を開閉可能とする本体蓋40と、電動送風機室28およびコードリール室の後部を覆う後部パネル41とを備えている。
下ケース38の前側には、本体集塵室35に連通し接続管部15を連通接続可能な本体吸込口43が開口形成されている。さらに、下ケース38の両側部には、掃除機本体13を被掃除面である床面上で走行可能にする径大の走行輪44が回転自在に取り付けられている。そして、下ケース38の下部には、掃除機本体13に旋回性を付与してこの掃除機本体13の走行性を向上するための旋回輪ユニット45が旋回自在に取り付けられている。
また、上ケース39には、掃除機本体13を持ち運ぶためのハンドル体47が取り付けられている。このハンドル体47は、電源コードのコードリールへの巻き取り用のボタンとしても機能するように構成されている。
また、後部パネル41には、電動送風機室28およびコードリール室と本体ケース25(掃除機本体13)の外部とを連通する本体排気孔49が上下方向および左右方向に複数形成されている。
そして、集塵カップ36は、図1ないし図4に示すように、例えば剛性を有する合成樹脂などにより形成されたケース体51と、このケース体51の後部に着脱可能に配置された排気側フィルタであるフィルタ体52と、ケース体51の下部に回動可能に軸支された蓋体53と、ケース体51の上部に形成された図示しないハンドルとを備えている。
ケース体51は、空気が通過する風路であるとともに、吸い込んだ塵埃の大部分(主に粗塵)を実質的に収容する塵埃収容部56を区画するケース本体部61と、このケース本体部61の下流側である後部に連続しフィルタ体52を着脱するためのフィルタ体取付部62とを一体に有している。
ケース本体部61は、上流側面部である断面視円弧状の前面部65と、この前面部65の両側部に連続する側面部67(一方のみ図示)とを備えている。また、ケース本体部61の内部には、塵埃排出部材としてのフィルタ部69とがそれぞれ回動可能に取り付けられている。さらに、このケース本体部61には、蓋体53をケース体51に対して係脱させることで蓋体53を開閉するための図示しない開閉機構が取り付けられている。そして、このケース本体部61の下部には、塵埃収容部56の下部に連通する塵埃排出口70が形成されている。
前面部65には、上下方向の略中央部に、前後方向に沿って開口方向(軸方向)を有する円形状の吸気口71が水平状に形成されている。なお、この吸気口71は、本実施の形態において、ケース体51の外側と内側とで開口方向が略等しいため、以下、ケース体51の内側での吸気口71の開口方向とケース体51の外側での吸気口71の開口方向を区別せず、いずれも吸気口71の開口方向というものとする。そして、吸気口71の前端部、すなわち上流端部は、本体吸込口43の下流側である後部に取り付けられた可撓性(弾性)を有する円筒状の図示しないシール部材の後端部に対して集塵カップ36を本体集塵室35に取り付けた状態で圧接されることにより、本体吸込口43と気密に接続されるように構成されている。
また、前面部65の吸気口71よりも上方には、フィルタ部69の回動範囲を規制する段差状の第1ストッパ部としての上流側(回動終止側)ストッパ部である前側ストッパ部73が形成されている。
また、フィルタ部69は、剛性を有する合成樹脂などにより板状に形成されたフィルタ枠部76と、このフィルタ枠部76に取り付けられたメッシュ状の(他方の)一次フィルタとしての濾過フィルタである平面状のフィルタ77とを有している。
フィルタ枠部76は、フィルタ77が取り付けられる傾斜面79を形成している。また、このフィルタ枠部76は、外周縁がケース本体部61の内面に隙間なく密着している。さらに、このフィルタ枠部76は、フィルタ77の上流側と下流側とを連通する通気開口76aを複数備えた格子状に形成され、平板状となっている。また、このフィルタ枠部76の上縁ないし側縁には、前面部65および両側面部67の内面と摺接する摺接部材としての掃除部材である毛ブラシ部76bが取り付けられている。さらに、このフィルタ枠部76(傾斜面79)の下端部は、フィルタ体取付部62の前方でケース本体部61の両側面部67間に回動可能に軸支された回動軸76cとなっている。また、このフィルタ枠部76の後部は、前面部65の上側の下部から下方に突出した壁状の第2ストッパ部としての下流側(回動開始側)ストッパ部である後側ストッパ部81と当接することで後方への回動が規制されている。したがって、フィルタ枠部76(フィルタ部69)は、ケース本体部61に対して、ストッパ部73,81間で前後方向に回動可能となっている。さらに、このフィルタ枠部76は、例えばトーションばねなどの図示しない回動付勢手段により、回動方向に沿って前方向へと付勢されている。このため、フィルタ部69は、ストッパ部73,81間が回動範囲となっており、後側ストッパ部81側が回動開始位置、前側ストッパ部73側が回動終止位置となっている。そして、このフィルタ枠部76の上端側の前部の両側には、ケース本体部61の各側面部67に形成されたガイドカバー部84に挿入されるアーム部76dが回動軸76cを中心とした円弧状、すなわちフィルタ部69の回動方向に沿って湾曲するように突出形成されている。
ここで、各ガイドカバー部84は、各側面部67の内面側に一体に形成されており、塵埃排出口70側である下側が開口している。また、各ガイドカバー部84の上面部84aには、図3に示すように、アーム部76dが挿入されるガイド開口84bが開口形成されており、このガイド開口84bの縁部の下側には、除去部材としての毛ブラシ84cが取り付けられている。この毛ブラシ84cは、ガイド開口84bに挿入されたアーム部76dの側面に先端側が接触しており、このアーム部76dがガイド開口84bに対して摺動することにより、このアーム部76dの側面から塵埃を掻き落とすように構成されている。そして、これらアーム部76d、ガイド開口84bおよび毛ブラシ84cにより、フィルタ部69の回動をガイドするガイド部85が構成されている。
また、図1に示すように、フィルタ77は、通気開口76aを閉塞して配置されている。このため、フィルタ77は、吸気口71の下流側に対向して位置している。なお、図4においては、便宜的に、フィルタ77を省略している。
また、フィルタ体取付部は、四角形枠状に形成されており、前面部65および両側面部67の後部に一体に形成されている。すなわち、このフィルタ体取付部62は、ケース本体部61の内部を介して吸気口71の下流側に連通する排気口86を、ケース体51の後部に四角形状に区画している。この排気口86は、吸気口71に対向する位置に開口形成されている。
また、フィルタ体52は、排気口86全体を閉塞するようにフィルタ体取付部62の後部に取り付け可能である。すなわち、このフィルタ体52は、各フィルタ77の下流側に位置している。このフィルタ体52は、四角形枠状のフィルタ枠88と、このフィルタ枠88に保持されたメイン(二次)フィルタとしての表面集塵フィルタであるプリーツフィルタ89と、プリーツフィルタ89に捕集した塵埃を除去するための図示しない除塵手段とを備えている。
フィルタ枠88は、フィルタ体52を排気口86に取り付けた状態でこの排気口86の縁部との隙間を気密に閉塞するように構成されている。
プリーツフィルタ89は、前側に突出する前側突出部と後側に突出する後側突出部とが左右幅方向に交互に連続したプリーツ形状をなしている。
除塵手段は、例えばプリーツフィルタ89の下流側に位置し、このプリーツフィルタ89に対して移動可能に配置されており、この移動によりプリーツフィルタ89の後側突出部の先端部を順次乗り越えることによってプリーツフィルタ89を弾いてこのプリーツフィルタ89に振動を付与し、このプリーツフィルタ89に捕集した塵埃を除去するように構成されている。なお、この除塵手段は、手動で動作させる構成でもよいし、電動送風機27の停止時、あるいは電動送風機27の動作開始直前などの所定のタイミングで自動的に動作させる構成でもよい。
また、蓋体53は、上側が開放された皿状の蓋体本体53aと、この蓋体本体53aの後部に位置する回動軸53bとを有している。
蓋体本体53aは、塵埃排出口70を開閉可能な大きさに形成されている。また、この蓋体本体53aの上側の周縁部には、蓋体53を閉じた状態でケース体51の下端部に圧接されて塵埃排出口70を気密に閉塞するための可撓性(弾性)を有する図示しない集塵シール部材が取り付けられている。また、蓋体本体53aの上部には、蓋体53を閉じた状態でアーム部76dの先端に当接可能な支持部としての突起部53cが上方に向けて突出している。
また、回動軸53bは、フィルタ体取付部62の下部、すなわちフィルタ部69の回動軸76cよりも外方(後方)の位置に回動可能に軸支されており、ケース体51の下流側に位置している。このため、蓋体53は、回動により塵埃排出口70を開閉可能である。
また、ハンドルには、蓋体53の開閉機構の操作用の図示しない操作ボタンが配置されている。
また、図1に示すように、電動送風機27は、電動送風機室28に前後方向に沿って配置されている。さらに、電動送風機27は、本体ケース25(掃除機本体13)内に収容された図示しない制御手段である本体制御部により、設定ボタン22(図5)で設定された動作モードで駆動するように制御される。そして、この電動送風機27の吸込側には、上流側である前側から下流側である後側へと徐々に縮径された略円筒状の整流体であるインデューサ91の下流端であるが後端が気密に接続されている。また、電動送風機27には、排気を排出するための電動送風機排気口93が開口形成されている。
なお、電動送風機27は、電動送風機カバーなどにより少なくとも一部が覆われていてもよく、この電動送風機カバーなどに弾性的に支持されていてもよい。さらに、電動送風機27は、本体ケース25の下ケース38などに弾性的に支持されていてもよい。
次に、上記第1の実施の形態の動作を説明する。
まず、図1に示すように、掃除機本体13の本体集塵室35内に集塵カップ36を取り付ける。このとき、フィルタ部69は、蓋体53の各突起部53cがフィルタ部69の各アーム部76dの先端に当接することにより、フィルタ枠部76の上端側の後部が後側ストッパ部81に当接した状態のままで保持されて回動が阻止されている。したがって、フィルタ部69は、塵埃排出口70側へと回動可能な位置、ここではフィルタ部69の回動可能な範囲中で塵埃排出口70側と反対側の端部側、すなわち回動開始位置側で蓋体53によって付勢に抗して回動が阻止されている。この状態で、フィルタ部69は、後部、すなわち下流側の周縁が後側ストッパ部81に対して密着することにより、ケース体51の内面と周囲との間で空気漏れが生じない状態となっている。
この後、図5に示すように、掃除機本体13の本体吸込口43に対して管部12の接続管部15を接続し、ホース体16、延長管18および床ブラシ19を順次連通接続した状態で、床ブラシ19を床面上に載置して、把持部21を把持し、所望の設定ボタン22を操作することで、本体制御部が電動送風機27を所望の動作モードで動作させる。そして、作業者は、把持部21により、延長管18を介して床ブラシ19を床面上で前後に走行させる。
図1に示す電動送風機27の駆動により生じる負圧は、インデューサ91、連通口31、集塵カップ36、本体吸込口43、図5に示すホース体16および延長管18を介して床ブラシ19(図5)に作用し、床面上の塵埃を空気とともに吸い込む。
この吸い込まれた空気は、吸気風となり、塵埃とともに床ブラシ19から延長管18、ホース体16および本体吸込口43を介して、図1に示す集塵カップ36の吸気口71から集塵カップ36内に吸い込まれる。
この吸気風は、直進してフィルタ部69に吹き付けられ、塵埃の大部分(綿ごみなどの粗塵D(図2))がフィルタ部69のフィルタ77により捕集される。
フィルタ77を通過した吸気風は、プリーツフィルタ89側へと通過する。そして、これらがプリーツフィルタ89を通過する際に、このプリーツフィルタ89により、フィルタ77により捕集しきれなかった細塵(微細塵)が表面集塵される。
この後、吸気風は、排気口86から集塵カップ36の下流側(外側)へと排気され、図1に示す連通口31およびインデューサ91を介して電動送風機27の吸込側へと吸い込まれ、この電動送風機27を冷却しつつ通過して排気風となり、電動送風機排気口93から排気された後、電動送風機室28およびコードリール室から本体排気孔49を介して掃除機本体13(本体ケース25)の外部へと排気される。
掃除が終了すると、作業者は図5に示す設定ボタン22を操作して、電動送風機27を停止させる。
集塵カップ36内に一定量以上の粗塵Dが溜まった際には、作業者は本体ケース25の本体蓋40を開いて集塵カップ36を本体集塵室35から取り外し、ハンドルを把持して集塵カップ36をごみ箱などの廃棄部上へと持ち運ぶ。そして、作業者が操作ボタンを操作することにより、開閉機構が動作して図2に示すように蓋体53が回動軸53bを中心として自重により下方へと回動し、塵埃排出口70が開く。
このとき、蓋体53の突起部53cによりアーム部76dの先端が支持されていたフィルタ部69は、蓋体53が下方へと開くことによって下側からの支持を失い、回動付勢手段の付勢力によって前方へと勢いよく回動する。このとき、アーム部76dがガイド開口84bによりガイドされることで、フィルタ部69がぶれることなく回動する。
この結果、塵埃収容部56に溜められていた粗塵Dが、フィルタ部69の回動および自重により塵埃排出口70から集塵カップ36の外部の廃棄部へと押し出されるように排出される。
さらに、フィルタ部69の回動に伴い、このフィルタ部69の毛ブラシ部76bがケース体51の前面部65および各側面部67の内面に沿って摺動することにより、これら前面部65および各側面部67の内面に付着していた塵埃を掻き取るとともに、アーム部76dの側面が図3に示すように毛ブラシ84cに摺接することによりこの毛ブラシ84cがアーム部76dの側面に付着していた塵埃を掻き取り、これら掻き取られた塵埃は、粗塵Dとともに塵埃排出口70から集塵カップ36の外部へと排出される。
なお、フィルタ部69は、上端側が吸気口71の上部に位置する前側ストッパ部73に上側から勢いよく当接することにより回動が停止するとともに、この当接の際の衝撃によって、フィルタ77に付着した塵埃の一部が振り落とされる。また、フィルタ部69は、上端側が前側ストッパ部73に当接した状態で、上流面が塵埃排出口70側へと対向し、この塵埃排出口70の開口方向に対して例えば45°以下の所定角度で傾斜する。
塵埃を廃棄した後は、作業者が蓋体53を上方へと回動させると、この蓋体53の各突起部53cが各アーム部76dの先端側に下側に当接することにより、フィルタ部69が回動付勢手段の付勢に抗して上方へと押し上げられる。そして、蓋体53の蓋体本体53aにより塵埃排出口70を完全に閉塞した状態で蓋体53が開閉機構によってケース体51側に係止されることにより、フィルタ部69は、フィルタ枠部76の上端側の後部が後側ストッパ部81に当接した状態のまま保持される。そして、このように塵埃を廃棄することにより、集塵カップ36は繰り返し使用できる。
上述したように、上記第1の実施の形態では、フィルタ77を備えるフィルタ部69をケース体51内の吸気口71と排気口86との間に回動可能に配置し、フィルタ部69の回動によりケース体51の前面部65および各側面部67の内面と摺接可能な毛ブラシ部76bを、フィルタ部69の縁部に取り付け、かつ、フィルタ部69の回動をガイド部85によってガイドする構成とした。
したがって、フィルタ部69の回動によってケース体51内に収容した塵埃(粗塵D(図2))を塵埃排出口70から排出する際に、フィルタ部69をガイド部85によってぶれなく回動するようにガイドできるため、毛ブラシ部76bとケース体51の前面部65および各側面部67の内面との隙間から塵埃がフィルタ部69の後側、すなわち下流側に漏れることを防止でき、このフィルタ部69の回動により、ケース体51の内面に付着した塵埃(細塵)およびフィルタ部69の縁部とケース体51の内面との隙間に溜まった塵埃をも毛ブラシ部76bによって確実に掻き取ることができるので、ケース体51内に収容した塵埃を塵埃排出口70から効果的に排出できる。
具体的に、ガイド部85が、フィルタ部69から突出しこのフィルタ部69の回動方向に沿って湾曲状のアーム部76dと、アーム部76dが挿入されるガイド開口84bとを備える構成とすることにより、ガイド開口84bに挿入されたアーム部76dの位置がガイド開口84bにより規制され、簡単な構成でフィルタ部69の回動をぶれなく確実にガイドできる。
特に、フィルタ部69に取り付けた毛ブラシ部76bがケース体51内の上側、すなわち塵埃排出口70に対向する位置(塵埃排出口70から最も遠い位置)、すなわちケース体51内で作業者が最も掃除をしにくい位置に付着した塵埃(細塵)を掻き取るので、集塵カップ36のメンテナンス性が向上する。
しかも、フィルタ部69の回動によって塵埃を排出するので、例えば塵埃排出部材を塵埃排出口70の開口方向に沿って移動させて塵埃を押し出す構成と比較して、フィルタ部69の回動範囲が小さくても塵埃を確実に排出できる。
さらに、ガイド開口84bの縁部に、フィルタ部69の回動によりガイド開口84bに挿入されたアーム部76dの外部に摺接してこのアーム部76dに付着した塵埃を除去する毛ブラシ84cを配置することにより、フィルタ部69の回動によって、アーム部76dに付着した塵埃をも毛ブラシ84cで掃除できる。
また、フィルタ部69を塵埃排出口70側へと付勢し、蓋体53によりこの塵埃排出口70を閉塞した状態でフィルタ部69の回動を、このフィルタ部69が塵埃排出口70側へと回動可能な位置で付勢に抗して蓋体53が阻止していることで、蓋体53を開いた際に、フィルタ部69が塵埃排出口70側へと勢いよく回動するので、塵埃収容部56に収容された塵埃(粗塵D(図2))、および、毛ブラシ部76bと毛ブラシ84cとにより掻き取った塵埃を、塵埃排出口70から、より効果的に排出できる。
さらに、吸気口71に対向するフィルタ77を備えることにより、吸気風の通過によって塵埃の大部分がフィルタ77により捕集されるため、このフィルタ部69を吸気口71側へと回動する塵埃排出部材として用いることにより、塵埃収容部56内の塵埃を効果的に排出できるとともに、塵埃の排出が容易になる。
そして、フィルタ部69を吸気口71の上部の位置まで回動可能とすることにより、フィルタ部69を回動させた際に、フィルタ部69(フィルタ77)の下流側(後側)に塵埃が回り込みにくくなるので、塵埃が塵埃排出口70から排出されずにケース体51に内部に残留することを抑制できる。
特に、フィルタ部69は、塵埃排出口70の開口方向に対して45°以下の所定角度の位置まで回動可能であるため、毛ブラシ部76bにより掻き取った塵埃(細塵)を、塵埃排出口70からより効果的に排出できる。
また、蓋体53の回動軸53bを、フィルタ部69の回動軸76cよりも外方に配置することにより、フィルタ部69の回動によって排出される塵埃が蓋体53の回動軸53bに付着しにくくなる。
そして、蓋体53に、フィルタ部69の回動を、このフィルタ部69が塵埃排出口70側へと回動可能な位置で付勢に抗して阻止する突起部53cを形成することにより、蓋体53を閉じるだけでフィルタ部69の回動を塵埃排出口70側へと回動可能な位置で付勢に抗して阻止した状態でフィルタ部69を保持できる。
次に、第2の実施の形態を図6ないし図8を参照して説明する。なお、上記第1の実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この図6ないし図8に示す第2の実施の形態は、上記第1の実施の形態のガイド部85に代えて、フィルタ部69のフィルタ枠部76の両側にそれぞれ形成されたガイド突出部95(一方のみ図示)と、これらガイド突出部95に対応して各側面部67に形成された溝部96,96(一方のみ図示)とを備えたガイド部97を有するものである。
各ガイド突出部95は、フィルタ枠部76の上端寄りの前部から前方へと、フィルタ部69の回動方向に沿って突出している。また、各ガイド突出部95には、側面部67側に対向して、突出部95a,95aが突出して形成されている。これら突出部95a,95aは、上下に離間されており、溝部96,96に嵌合可能となっている。また、図7に示すように、これら突出部95aには、各溝部96と摺接してこれら溝部96に付着した塵埃を除去する塵埃除去部材としての毛ブラシ95bが取り付けられている。
また、図6および図8に示すように、各溝部96は、フィルタ部69の回動方向に沿って湾曲状に形成されている。各溝部96の下端は、塵埃排出口70の近傍へと延設されており、フィルタ部69がストッパ部73,81間で回動可能となるように形成されている。
さらに、蓋体53の突起部53cは、蓋体本体53aの後寄りの位置に配置されており、蓋体53により塵埃排出口70を閉塞した状態でフィルタ部69のフィルタ枠部76の回動軸76c近傍に当接することで、フィルタ部69の回動を、このフィルタ部69が塵埃排出口70側へと回動可能な位置で付勢に抗して阻止している。
そして、集塵カップ36内に一定量以上の粗塵Dが溜まった際には、作業者は本体ケース25から取り外した集塵カップ36をごみ箱などの廃棄部上へと持ち運んで操作ボタンを操作することにより、開閉機構を動作させて図6の実線に示すように蓋体53を、回動軸53bを中心として自重により下方へと回動させて、塵埃排出口70を開く。
このとき、蓋体53の突起部53cにより下側から支持されていたフィルタ部69は、蓋体53が下方へと開くことによって下側からの支持を失い、回動付勢手段の付勢力によって前方へと勢いよく回動する。このとき、ガイド突出部95の各突出部95a,95aが溝部96,96によりガイドされることで、フィルタ部69がぶれることなく回動する。
この結果、塵埃収容部56に溜められていた粗塵Dが、フィルタ部69の回動および自重により塵埃排出口70から集塵カップ36の外部の廃棄部へと押し出されるように排出される。
さらに、フィルタ部69の回動に伴い、このフィルタ部69の毛ブラシ部76bがケース体51の前面部65の内面に沿って摺動することにより、この前面部56の内面に付着していた塵埃を掻き取るとともに、図7に示すように各突出部95a,95aに設けた毛ブラシ95b,95bが溝部96,96に摺接することによりこれら毛ブラシ95b,95bが溝部96,96に付着していた塵埃を掻き取り、これら掻き取られた塵埃は、粗塵Dとともに塵埃排出口70から集塵カップ36の外部へと排出される。
塵埃を廃棄した後は、作業者が蓋体53を上方へと回動させると、この蓋体53の各突起部53cがフィルタ部69に当接することにより、フィルタ部69が回動付勢手段の付勢に抗して上方へと押し上げられる。そして、蓋体53の蓋体本体53aにより塵埃排出口70を完全に閉塞した状態で蓋体53が開閉機構によってケース体51側に係止されることにより、図6の想像線に示すように、フィルタ部69は、フィルタ枠部76の上端側の後部が後側ストッパ部81に当接した状態のまま保持される。そして、このように塵埃を廃棄することにより、集塵カップ36は繰り返し使用できる。
このように、上記第2の実施の形態によれば、フィルタ77を備えるフィルタ部69をケース体51内の吸気口71と排気口86との間に回動可能に配置し、フィルタ部69の回動によりケース体51の前面部65および各側面部67の内面と摺接可能な毛ブラシ部76bを、フィルタ部69の縁部に取り付け、かつ、フィルタ部69の回動をガイド部97によってガイドするなど、上記第1の実施の形態と同様の構成を有することにより、同様の作用効果を奏することができる。
具体的に、ガイド部97が、フィルタ部69に形成された突出部95a,95aが嵌合する湾曲状の溝部96,96を側面部67にフィルタ部69の回動方向に沿って有していることにより、溝部96,96に嵌合された突出部95a,95aの位置が溝部96,96により規制され、簡単な構成でフィルタ部69の回動をぶれなく確実にガイドできる。
また、突出部95a,95aに、フィルタ部69の回動により溝部96,96に摺接して溝部96,96に付着した塵埃を除去する毛ブラシ95bを取り付けることにより、フィルタ部69の回動によって、溝部96,96に付着した塵埃をも毛ブラシ95bで掃除できる。
次に、第3の実施の形態を図9および図10を参照して説明する。なお、上記各実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
この第3の実施の形態は、上記第2の実施の形態において、図9に示すように、蓋体53の蓋体本体53aに、突起部53cに代えて、塵埃排出部材としての下部フィルタ部99が一体に形成されているものである。したがって、フィルタ部69と下部フィルタ部99とが、蓋体53を閉じた状態で、ケース体51内で上下に位置している。
ケース体51は、上下方向に縦長に形成されている。
また、フィルタ部69は、回動軸76cがケース体51内の上側寄りの位置に配置されている。
また、下部フィルタ部99は、蓋体本体53aから上方に向けて突出して形成されており、蓋体53により塵埃排出口70を閉じた状態で、上端側がフィルタ部69の下部に当接してこのフィルタ部69を支持している。また、下部フィルタ部99は、枠状に形成された下部フィルタ枠部101と、この下部フィルタ枠部101に取り付けられたメッシュ状の一次フィルタとしての濾過フィルタである平面状のフィルタとしての下部フィルタ102とを有している。そして、下部フィルタ部99は、蓋体53により塵埃排出口70を閉塞した状態でフィルタ部69のフィルタ枠部76の下端部に当接することで、フィルタ部69の回動を、このフィルタ部69が塵埃排出口70側へと回動可能な位置で付勢に抗して阻止している。
下部フィルタ枠部101は、下部フィルタ102が取り付けられる下部取付面104を形成している。また、この下部フィルタ枠部101は、下部フィルタ102の上流側と下流側とを連通する下部通気開口101aを複数備えた格子状に形成され、平板状となっている。そして、この下部フィルタ枠部101の上端寄りの前部の両側には、下部フィルタ部99の回動方向、すなわち蓋体53の回動方向に沿って突出するガイド突出部101b(一方のみ図示)が形成されている。
各ガイド突出部101bには、側面部67側に対向して、突出部101c,101cが突出して形成されている。これら突出部101c,101cは、上下に離間されており、ケース本体部61の各側面部67に形成された溝部106,106(一方のみ図示)に嵌合可能となっている。また、図10に示すように、これら突出部101cには、各溝部106と摺接してこれら溝部106に付着した塵埃を除去する塵埃除去部材としての毛ブラシ101dが取り付けられている。
さらに、下部フィルタ枠部101には、両側面部67の下側の内面と摺接する摺接部材としての毛ブラシ部101eが両側縁に沿って取り付けられている。
また、図9に示すように、各溝部106は、下部フィルタ部99の回動方向、すなわち蓋体53の回動方向に沿って湾曲状に形成されている。各溝部106の下端は、塵埃排出口70に連続しており、蓋体53が最大に回動した状態では、各突出部101c,101cが各溝部106,106に対して下方へと嵌合が外れるように構成されている。
また、下部フィルタ102は、下部通気開口101aを閉塞して配置されている。このため、下部フィルタ102は、吸気口71の下流側に対向して位置している。
そして、各ガイド突出部101bと各溝部106とにより、下部フィルタ部99を蓋体53と一体に、回動方向に沿ってガイドするガイド部108が構成されている。
電動送風機27の駆動により生じる負圧により集塵カップ36の吸気口71から集塵カップ36内に吸い込まれた吸気風は、直進してフィルタ部69,99に吹き付けられ、塵埃の大部分(綿ごみなどの粗塵D(図2))がフィルタ部69,99のフィルタ77,102により捕集される。これらフィルタ77,102を通過した吸気風は、プリーツフィルタ89側へと通過し、これらがプリーツフィルタ89を通過する際に、このプリーツフィルタ89により、フィルタ77により捕集しきれなかった細塵(微細塵)が表面集塵される。
掃除終了後、集塵カップ36内に一定量以上の粗塵Dが溜まった際には、作業者は本体ケース25から取り外した集塵カップ36をごみ箱などの廃棄部上へと持ち運んで操作ボタンを操作することにより、開閉機構を動作させて図9の実線に示すように蓋体53を、下部フィルタ部99とともに回動軸53bを中心として自重により下方へと回動させて、塵埃排出口70を開く。
このとき、下部フィルタ部99により下側から支持されていたフィルタ部69は、蓋体53が下方へと開くことによって下側からの支持を失い、回動付勢手段の付勢力によって前方へと勢いよく回動する。このとき、ガイド突出部95の各突出部95a,95aが溝部96,96によりガイドされることで、フィルタ部69がぶれることなく回動するとともに、ガイド突起部101bの各突出部101c,101cが溝部106,106によりガイドされることで、下部フィルタ部99が蓋体53と一体にぶれることなく回動する。
この結果、塵埃収容部56に溜められていた粗塵Dが、フィルタ部69,99の回動および自重により塵埃排出口70側へと押し出される。
このとき、フィルタ部69の回動に伴い、このフィルタ部69の毛ブラシ部76bがケース体51の前面部65および側面部67の内面に沿って摺動することにより、前面部65および側面部67の上側の内面に付着していた塵埃を掻き取るとともに、図7に示すように各突出部95a,95aに設けた毛ブラシ95b,95bが溝部96,96に摺接することによりこれら毛ブラシ95b,95bが溝部96,96に付着していた塵埃を掻き取り、これら掻き取られた塵埃は、粗塵Dとともに塵埃排出口70側へと押し出される。
また、蓋体53の回動に伴い、下部フィルタ部99の毛ブラシ部101eがケース体51の側面部67の下側の内面に付着していた塵埃を掻き取るとともに、図10に示すように各突出部101c,101cに設けた毛ブラシ101d,101dが溝部106,106に摺接することによりこれら毛ブラシ101d,101dが溝部106,106に付着していた塵埃を掻き取り、これら掻き取られた塵埃は、粗塵Dとともに塵埃排出口70からケース体51(集塵カップ36)の外部へと押し出される。
塵埃を廃棄した後は、作業者が蓋体53を上方へと回動させると、この蓋体53と一体の下部フィルタ部99の各突出部101c,101cが溝部106,106に嵌合して蓋体53の回動がガイドされ、下部フィルタ部99がフィルタ部69に当接することにより、フィルタ部69が回動付勢手段の付勢に抗して上方へと押し上げられる。そして、蓋体53の蓋体本体53aにより塵埃排出口70を完全に閉塞した状態で蓋体53が開閉機構によってケース体51側に係止されることにより、図9の想像線に示すように、フィルタ部69は、フィルタ枠部76の上端側の後部が後側ストッパ部81に当接した状態のまま保持される。そして、このように塵埃を廃棄することにより、集塵カップ36は繰り返し使用できる。
このように、上記第3の実施の形態によれば、塵埃を排出するためのフィルタ部69と下部フィルタ部99とを上下に配置することにより、蓋体53と、この蓋体53と対向する前面部65の上側部分との間の距離が大きい、すなわち縦長のケース体51の場合でも、フィルタ部69と下部フィルタ部99とによって塵埃を塵埃排出口70から効果的に排出できる。
すなわち、下部フィルタ102を備える下部フィルタ部99をケース体51内の吸気口71と排気口86との間に回動可能に配置し、下部フィルタ部99の回動によりケース体51の各側面部67の内面と摺接可能な毛ブラシ部101eを、下部フィルタ部99の側縁部に取り付け、かつ、下部フィルタ部99の回動をガイド部108によってガイドすることにより、下部フィルタ部99の回動によってケース体51内に収容した塵埃(粗塵D)を塵埃排出口70から排出する際に、下部フィルタ部99をガイド部108によってぶれなく回動するようにガイドできるため、毛ブラシ部101eとケース体51の各側面部67の内面との隙間から塵埃が下部フィルタ部99の後側、すなわち下流側に漏れることを防止でき、この下部フィルタ部99の回動により、ケース体51の内面に付着した塵埃(細塵)および下部フィルタ部99の縁部とケース体51の内面との隙間に溜まった塵埃をも毛ブラシ部101eによって確実に掻き取ることができるので、ケース体51内に収容した塵埃を塵埃排出口70から効果的に排出できる。
また、下部フィルタ部99によってフィルタ部69を支持することにより、フィルタ部69の支持用の支持手段を別途設ける必要がなく、構成を簡略化できる。
なお、上記第3の実施の形態の下部フィルタ部99およびガイド部108などは、上記第1の実施の形態の構成などと組み合わせてもよい。
また、上記各実施の形態において、塵埃排出部材をガイドするガイド部としては、任意の構成を用いることができる。
さらに、コードリール室、電源コードおよびコードリールなどは、必須の構成ではない。すなわち、電気掃除機11は、二次電池などの電池により電動送風機27などに給電する構成でもよい。
そして、電気掃除機11としては、例えば床ブラシ19を掃除機本体13の下部に接続したアップライト型、あるいはハンディ型など任意のものを用いることができ、掃除機本体13内の細部は、上記構成に限定されるものではない。
11 電気掃除機
13 掃除機本体
27 電動送風機
36 集塵装置としての集塵カップ
51 ケース体
53 蓋体
69 塵埃排出部材としてのフィルタ部
70 塵埃排出口
71 吸気口
76b,101e 摺接部材としての毛ブラシ部
76d アーム部
77 フィルタ
84b ガイド開口
84c 除去部材としての毛ブラシ部
85,97,108 ガイド部
86 排気口
95a,101c 突出部
95b,101d 塵埃除去部材としての毛ブラシ
96,106 溝部
99 塵埃排出部材としての下部フィルタ部
102 フィルタとしての下部フィルタ

Claims (7)

  1. 吸気口、排気口、および、内部に収容した塵埃を外部へと排出するための塵埃排出口を備えたケース体と、
    前記塵埃排出口を開閉可能な蓋体と、
    フィルタを備え、前記ケース体内の前記吸気口と前記排気口との間に回動可能に配置され、前記ケース体内に収容された塵埃を回動により前記塵埃排出口から前記ケース体の外部へと排出させる塵埃排出部材と、
    この塵埃排出部材の縁部の少なくとも一部に取り付けられ、この塵埃排出部材の回動により前記ケース体の内面と摺接可能な摺接部材と、
    前記塵埃排出部材の回動をガイドするガイド部と
    を具備したことを特徴とした集塵装置。
  2. ガイド部は、
    塵埃排出部材から突出しこの塵埃排出部材の回動方向に沿って湾曲状のアーム部と、
    ケース体側に設けられ、前記アーム部が挿入されるガイド開口とを備えている
    ことを特徴とした請求項1記載の集塵装置。
  3. ガイド開口の縁部に配置され、塵埃排出部材の回動により、前記ガイド開口に挿入されたアーム部の外部に摺接してこのアーム部に付着した塵埃を除去する除去部材を具備した
    ことを特徴とした請求項2記載の集塵装置。
  4. ガイド部は、
    塵埃排出部材に形成された突出部と、
    前記塵埃排出部材の回動方向に沿ってケース体側に設けられ、前記突出部が嵌合する湾曲状の溝部とを備えている
    ことを特徴とした請求項1記載の集塵装置。
  5. 突出部に配置され、塵埃排出部材の回動により溝部に摺接してこの溝部に付着した塵埃を除去する塵埃除去部材を具備した
    ことを特徴とした請求項4記載の集塵装置。
  6. 塵埃排出部材は、上下に複数配置されている
    ことを特徴とした請求項1記載の集塵装置。
  7. 電動送風機を収容した掃除機本体と、
    電動送風機の吸込側に排気口が連通するように前記掃除機本体に配置される請求項1ないし6いずれか一記載の集塵装置と
    を具備したことを特徴とした電気掃除機。
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