JP2011010489A - ロータ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エンドプレート122の内部に、シャフト冷却油通路110bから送り出される冷却油の流れを、バイメタル壁207を用いて、第1冷却油通路202または第2冷却油通路204に切り替えることで、モータ・ジェネレータの体格を大きくすることなく、モータ・ジェネレータを効果的に冷却することが可能となる。また、ステータおよびロータへの冷却油の供給は、ロータの遠心力を利用していることから、別途ポンプやアクチュエータなどの付加的な機構を設ける必要もない点からも、モータ・ジェネレータの体格を大きくすることはない。
【選択図】図4
Description
図1を参照して、自動車等の車両に搭載される回転電機としてのモータ・ジェネレータ100について概略構成を説明する。このモータ・ジェネレータ100は、ロータ120と、ロータ120の周囲に環状に配置される環状形態のステータ140とを有している。モータの場合は、ステータ140に通電することにより回転力が得られ、ジェネレータの場合は、ロータ120の回転により電流が得られる。
次に、図5および図6を参照して、このバイメタル壁207による、第1冷却油通路202と第2冷却油通路204との切り替え動作について説明する。走行モードIにおいては、図5に示すように、バイメタル壁207は、第1冷却油通路202を開放し、第2冷却油通路204を閉じる位置に位置している。走行モードIにおいては、ロータ120が低温領域の状態であり、バイメタル壁207は第2冷却油通路204を閉じている。
このように、本実施の形態によれば、エンドプレート122の内部に、シャフト冷却油通路110bから送り出される冷却油の流れを、バイメタル壁207を用いて、第1冷却油通路202または第2冷却油通路204に切り替えることで、モータ・ジェネレータ100の体格を大きくすることなく、モータ・ジェネレータ100を効果的に冷却することが可能となる。また、ステータ140およびロータ120への冷却油の供給は、ロータ120の遠心力を利用していることから、別途ポンプやアクチュエータなどの付加的な機構を設ける必要もない点からも、モータ・ジェネレータ100の体格を大きくすることはない。
次に、図10から図12を参照して、実施の形態2におけるエンドプレート冷却油通路150の詳細構成について説明する。なお、上記実施の形態1と相違点は、共通冷却油通路201、第1冷却油通路202、および第2冷却油通路204が交差する領域において、シャフト冷却油通路110bから送り出される冷却油の流れを、第1冷却油通路202または第2冷却油通路204に切り替える通路切換機構にある。
次に、図10および図11を参照して、弁体212aおよびコイルバネ212bによる、第1冷却油通路202と第2冷却油通路204との切り替え動作について説明する。走行モードIにおいては、図10に示すように、弁体212aはコイルバネ212bの弾性力により押さえつけられ、第1冷却油通路202を開放し、第2冷却油通路204を閉じる位置に位置している。走行モードIにおいては、シャフト冷却油通路110bから送り出される冷却油の吐出圧が低圧領域であるため、弁体212aは第2冷却油通路204を閉じる。
このように、本実施の形態によれば、エンドプレート122の内部に、シャフト冷却油通路110bから送り出される冷却油の流れを、弁体212aを用いて、第1冷却油通路202または第2冷却油通路204に切り替えることで、モータ・ジェネレータ100の体格を大きくすることなく、モータ・ジェネレータ100を効果的に冷却することが可能となる。また、ステータ140およびロータ120への冷却油の供給は、ロータ120の遠心力を利用していることから、別途ポンプやアクチュエータなどの付加的な機構を設ける必要もない点からも、モータ・ジェネレータ100の体格を大きくすることはない。
次に、図13および図14を参照して、実施の形態3におけるエンドプレート冷却油通路150の詳細構成について説明する。なお、上記実施の形態1と相違点は、共通冷却油通路201、第1冷却油通路202、および第2冷却油通路204が交差する領域において、シャフト冷却油通路110bから送り出される冷却油の流れを、第1冷却油通路202または第2冷却油通路204に切り替える通路切換機構にある。
次に、図13および図14を参照して、弁体221aおよびコイルバネ221cによる、第1冷却油通路202と第2冷却油通路204との切り替え動作について説明する。走行モードIにおいては、図13に示すように、弁体221aはコイルバネ221bの弾性力により引き付けられ、第1冷却油通路202を開放し、第2冷却油通路204を閉じる位置に位置している。走行モードIにおいては、ロータ120の回転数は低回転領域にあるため、弁体221aに遠心力が加わっても、弁体221aはコイルバネ221bの弾性力により引き付けられ、第2冷却油通路204を閉じる。
このように、本実施の形態によれば、エンドプレート122の内部に、シャフト冷却油通路110bから送り出される冷却油の流れを、弁体221aを用いて、第1冷却油通路202または第2冷却油通路204に切り替えることで、モータ・ジェネレータ100の体格を大きくすることなく、モータ・ジェネレータ100を効果的に冷却することが可能となる。また、ステータ140およびロータ120への冷却油の供給は、ロータ120の遠心力を利用していることから、別途ポンプやアクチュエータなどの付加的な機構を設ける必要もない点からも、モータ・ジェネレータ100の体格を大きくすることはない。
Claims (5)
- 回転電機に用いられ、環状形態を有するステータの内側に配置され、回転軸芯を中心に回転可能に支持された回転シャフトに固定されるロータであって、
前記回転シャフトは、その内部にシャフト冷却油通路を含み、
前記ロータは、複数の電磁鋼板等を積層して構成されたロータコアと、
前記ロータコアの回転軸芯方向の端面に設けられ、前記シャフト冷却油通路が連通するエンドプレート冷却油通路を内部に有するエンドプレートとを含み、
前記エンドプレート冷却油通路は、
前記エンドプレートの外周縁近傍にまで延びる第1冷却油通路と、
前記エンドプレートの外周縁近傍にまで延び前記第1冷却油通路よりも冷却面積が大きく設けられる第2冷却油通路と、
前記シャフト冷却油通路から送り出される冷却油の流れを、第1冷却油通路または第2冷却油通路に切り替える通路切換機構と、
を有するロータ。 - 前記通路切換機構は、
前記ロータの低回転領域では、前記シャフト冷却油通路から送り出される冷却油を前記第1冷却油通路に流し、
前記ロータの高回転領域では、前記シャフト冷却油通路から送り出される冷却油を前記第2冷却油通路に流す、請求項1に記載のロータ。 - 前記通路切換機構は、前記ロータの温度により変形するバイメタル壁であり、
前記ロータが低温領域では、前記第2冷却油通路を閉じるように前記バイメタル壁が変形し、
前記ロータが高温領域では、前記第1冷却油通路を閉じるように前記バイメタル壁が変形する、請求項2に記載のロータ。 - 前記通路切換機構は、
弁体と、
前記弁体に連結される弾性部材とを有し
前記シャフト冷却油通路から送り出される冷却油の吐出圧が低圧領域では、前記弾性部材による前記弁体への弾性力に基づき、前記弁体が前記第2冷却油通路を閉じ、
前記シャフト冷却油通路から送り出される冷却油の吐出圧が高圧領域では、前記弾性部材による前記弁体への弾性力に対抗して、前記冷却油の吐出に基づき前記弁体が前記第1冷却油通路を閉じる方向に移動する、請求項2に記載のロータ。 - 前記通路切換機構は、
弁体と、
前記弁体を貫通するガイド部材と、
前記弁体に連結される弾性部材とを有し
前記ロータの低回転領域では、前記弾性部材による前記弁体への弾性力に基づき、前記弁体が前記第2冷却油通路を閉じ、
前記ロータの高回転領域では、前記弁体に生じる遠心力に基づき、前記弾性部材による前記弁体への弾性力に対抗して、前記弁体が前記第1冷却油通路方向に移動する、請求項2に記載のロータ。
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