JP2011010449A - 落雷事故監視制御システム - Google Patents

落雷事故監視制御システム Download PDF

Info

Publication number
JP2011010449A
JP2011010449A JP2009151155A JP2009151155A JP2011010449A JP 2011010449 A JP2011010449 A JP 2011010449A JP 2009151155 A JP2009151155 A JP 2009151155A JP 2009151155 A JP2009151155 A JP 2009151155A JP 2011010449 A JP2011010449 A JP 2011010449A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
lightning strike
circuit breaker
interruption
transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009151155A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Inada
正史 稲田
Noboru Nakano
昇 中野
Masaki Tagashira
正樹 田頭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2009151155A priority Critical patent/JP2011010449A/ja
Publication of JP2011010449A publication Critical patent/JP2011010449A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Keying Circuit Devices (AREA)

Abstract

【課題】落雷に起因する遮断器による送電の遮断が所定時間内に複数回発生した場合に、自動復旧装置により遮断器による遮断を復旧できる落雷事故監視制御システムを提供すること。
【解決手段】落雷事故監視制御システム1は、遮断情報取得部12と、自動復旧装置制御部13と、遮断器投入信号送信情報記憶部23と、落雷情報取得部11と、落雷情報記憶部21と、第2の遮断情報と落雷情報記憶部21に記憶された落雷情報とに基づいて、遮断器500の遮断が落雷に起因するか否かを判定する事故原因判定部15と、遮断器投入信号の送信時間と遮断情報取得部12により取得された第2の遮断情報の取得時間との時間間隔が所定の時間以下であるか否かを判定する時間間隔判定部16と、自動復旧装置400を再起動させるとともに遮断器再投入信号を送信させる自動復旧装置再起動部14と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、落雷事故監視制御システムに関する。
従来、送配電線には、事故が発生した場合に送電を遮断するための遮断器が設けられている。また、遮断器により送電が遮断された場合に、所定時間経過後に遮断器に再度送電を開始させるための投入信号を送信する自動復旧装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この自動復旧装置は、遮断器の遮断情報を取得する制御装置から遮断器への投入指示信号を受信することで、遮断器に投入信号を送信している。
特開2008−99534号公報
ところで、以上の自動復旧装置は、一度投入指示信号を受信して遮断器に投入信号を送信した後、次の投入指示信号が受信可能となるまでに所定の時間(例えば1分間)を要していた。そのため、複数回の事故が所定の時間内に発生して遮断器が複数回遮断された場合には、2度目以降の事故による遮断器の遮断に対する投入信号の送信は、自動復旧装置により行えず、人間による操作対応が必要であった。
また、発生する事故のうち、落雷による事故は同一地域で一定期間に多発することがある。このため、落雷が発生すると、自動復旧装置が一度投入指示信号を受信して遮断器に投入信号を送信した後、次の投入指示信号が受信可能となるまでの間に事故が発生する場合も多くなる。事故が落雷によるものである場合は、人が事故現場に確認に行くことなく、再度の送電を行えば電路が復旧する場合が多い。しかしながら、特許文献1に記載の監視制御装置によれば、事故が落雷によるものか否かの判別がつかないので、再度の送電を行えば電路が復旧するところ、人による確認作業が行われる。よって、復旧作業に実際に必要なよりも手間がかかるという問題があった。
本発明は、落雷に起因する遮断器による送電の遮断が所定時間内に複数回発生した場合に、自動復旧装置により遮断器による遮断を復旧できる落雷事故監視制御システムを提供することを目的とする。
(1)本発明によれば、落雷事故に起因する遮断器による送配電線の遮断を、自動復旧装置を介して復旧する落雷事故監視制御システムであって、遮断された前記遮断器の遮断情報を取得する遮断情報取得部と、前記遮断情報取得部により第1の遮断情報が取得された場合に、前記自動復旧装置に遮断器投入信号を送信させる自動復旧装置制御部と、前記自動復旧装置による前記遮断器投入信号の送信に関する情報を記憶する遮断器投入信号送信情報記憶部と、落雷に関する情報を取得する落雷情報取得部と、前記落雷情報取得部により取得された落雷に関する情報を記憶する落雷情報記憶部と、前記遮断情報取得部により第2の遮断情報が取得された場合に、該第2の遮断情報と前記落雷情報記憶部に記憶された落雷情報とに基づいて、前記遮断器の遮断が落雷に起因するか否かを判定する事故原因判定部と、前記事故原因判定部により事故原因が落雷に起因すると判定された場合に、前記遮断器投入信号送信情報記憶部により記憶された前記遮断器投入信号の送信時間と、前記遮断情報取得部により取得された前記第2の遮断情報の取得時間との時間間隔が所定の時間以下であるか否かを判定する時間間隔判定部と、前記時間間隔判定部により前記遮断器投入信号の送信時間と、前記第2の遮断情報の取得時間との時間間隔が所定の時間以下と判定された場合に、前記自動復旧装置を再起動させるとともに、該自動復旧装置に遮断器再投入信号を送信させる自動復旧装置再起動部と、を備える。
(2)さらに、前記送配電線の配置に関する電線路位置情報を記憶する電線路位置記憶部を備え、前記事故原因判定部は、前記第2の遮断情報に基づいた前記遮断器の遮断を落雷に起因すると判定した場合に、前記第1の遮断情報が取得された時の落雷に関する情報及び前記電線路位置情報と、前記第2の遮断情報が取得された時の落雷に関する落雷及び前記電線路位置情報とを照らし合わせ、前記第2の遮断情報が取得された時の前記遮断器の遮断が、前記第1の遮断情報が取得された時の前記遮断器の遮断と同一の電線路で起きているか否かを判定することが好ましい。
(3)さらに、出力部を備え、前記時間間隔判定部は、前記遮断器投入信号の送信時間と、前記第2の遮断情報の取得時間との時間間隔が所定の時間以下と判定した場合に、前記時間間隔が所定の時間以下であると判定した旨を前記出力部に表示させることが好ましい。
(4)前記遮断器投入信号送信情報記憶部は、前記自動復旧装置により遮断器再投入信号が送信された場合に、前記自動復旧装置による遮断器再投入信号の送信に関する情報を記憶し、前記出力部は、前記遮断器再投入信号の送信に関する情報を出力することが好ましい。
(5)さらに、前記事故原因判定部により前記遮断器の遮断が落雷に起因するものであると判定された場合に、前記事故原因判定部により前記遮断器の遮断の起因となっていると判定された落雷情報を、落雷事故情報として記憶する落雷事故情報記憶部と、を備え、前記出力部は、前記落雷事故情報を表示することが好ましい。
本発明によれば、落雷に起因する遮断器による送電の遮断が所定時間内に複数回発生した場合に、自動復旧装置により遮断器による遮断を復旧できる落雷事故監視制御システムを提供提供することが可能となる。
落雷事故監視制御システムの全体構成を示すブロック図である。 落雷事故監視制御処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して具体的に説明する。本発明の落雷事故監視制御システム1は、落雷事故に起因する送配電線の遮断を復旧させるシステムである。
図1に示すように、落雷事故監視制御システム1は、制御部10と、記憶部20と、出力部110と、を備える。落雷事故監視制御システム1は、電気所300及び落雷監視システム200にそれぞれ通信可能に接続されている。
落雷事故監視制御システム1は、制御部10(CPU)と記憶部20を備えるコンピュータを有する。落雷事故監視制御システム1は、無線又は有線の通信回線により電気所300及び落雷監視システム200に接続される。制御部10及び記憶部20は、コンピュータの本体100の内部に設けられる。制御部10は、電気所300及び落雷監視システム200と相互に通信する。記憶部20は、制御部10で取得または通信した情報を記憶するメモリである。制御部10と記憶部20の詳細については後述する。
落雷監視システム200は、落雷の発生した位置の緯度、経度、時刻、及び落雷を受けた鉄塔等の情報を収集し、制御部10と通信する。落雷監視システム200は、例えば、公知技術である落雷位置評定システム(Lightning Location System)を使用する。
電気所300は、構内に自動復旧装置400及び遮断器500を備える。電気所300は、送配電線の変電を行う設備である。遮断器500は、送配電線に事故が発生した場合、事故が発生した送配電線への送電を遮断する装置である。自動復旧装置400は、遮断器が送電を遮断している場合に、遮断器500に自動で送電を行うよう信号を送信し、遮断器500を自動で復旧する装置である。図1は、説明の便宜のため電気所300を一つ示しているが、複数の電気所300が制御部10と通信可能に接続されている。それぞれの電気所300は、それぞれの送配電線への送電又は電路の遮断等の制御を行っている。
次に、落雷事故監視制御システム1の制御部10及び記憶部20について説明する。
制御部10は、落雷情報取得部11と、遮断情報取得部12と、自動復旧装置制御部13と、自動復旧装置再起動部14と、事故原因判定部15と、時間間隔判定部16と、を有する。制御部10は、落雷監視システム200及び電気所300と通信し、この通信から得た情報に基づいて予めプログラムされた所定の演算を行う。
記憶部20は、落雷情報記憶部21と、遮断情報記憶部22と、遮断器投入信号送信情報記憶部23と、電線路位置記憶部24と、落雷事故情報記憶部25と、を有する。記憶部20は、制御部10で取得または通信された情報を記憶する。記憶された情報は、必要に応じて適宜読み出される。
落雷情報取得部11は、落雷監視システム200から落雷の発生した位置の緯度、経度、時刻、及び落雷を受けた鉄塔等の落雷に関する情報を取得する。落雷情報記憶部21は、落雷情報取得部11により取得された落雷に関する情報を記憶する。
電線路位置記憶部24は、複数の送配電線それぞれの位置を特定するための情報を記憶している。電線路位置記憶部24は、例えば、送配電線の位置を算出するための送配電線を支持する複数の鉄塔に関する経度、緯度等の位置情報、鉄塔の高度情報、鉄塔に支持される送配電線名等を記憶している。
遮断情報取得部12は、電気所300から、事故により遮断された遮断器500の遮断情報(第1の遮断情報及び第2の遮断情報)を取得する。遮断情報記憶部22は、遮断情報取得部12により取得された遮断情報を記憶する。遮断情報とは、例えば、事故により送電を遮断している遮断器500の名称や事故が発生した送配電線名、送電が遮断した時刻、自動復旧装置400の名称等である。
自動復旧装置制御部13は、遮断情報取得部12により第1の遮断情報が取得された場合に、自動復旧装置400に遮断器500を投入するよう遮断器投入信号を送信させる。
遮断器投入信号送信情報記憶部23は、遮断器投入信号が遮断器500に送信されると、自動復旧装置400が遮断器投入信号を送信した時刻や、遮断器投入信号を送信した特定の自動復旧装置400の名称等の自動復旧装置400による遮断器投入信号の送信に関する情報を記憶する。
事故原因判定部15は、遮断情報取得部12により第2の遮断情報が取得された場合に、第2の遮断情報と、落雷情報記憶部21に記憶された落雷情報と、電線路位置記憶部24に記憶された送配電線の電線路の位置情報とに基づいて、遮断器500の遮断が落雷に起因するか否かを判定する。例えば、事故原因判定部15は、落雷が生じた場所が、電線路位置記憶部24に記憶された電線路の位置から一定の範囲内であるか否かを判定する。一定の範囲とは、1km以内を例示できる。また、事故原因判定部15は、第2の遮断情報の前に落雷事故があった電線路と同一の電線路に落雷があったか否かを判定する。
時間間隔判定部16は、事故原因判定部15により事故原因が落雷に起因すると判定された場合に、遮断器投入信号送信情報記憶部23により記憶された遮断器投入信号の送信時間と、遮断情報取得部12により取得された第2の遮断情報の取得時間との時間間隔が所定の時間以下であるか否かを判定する。所定の時間とは、60秒を例示できる。
自動復旧装置再起動部14は、時間間隔判定部16により遮断器投入信号の送信時間と、第2の遮断情報の取得時間との時間間隔が所定の時間以下と判定された場合に、自動復旧装置400を再起動させるとともに、自動復旧装置400に遮断器再投入信号を送信させる。
出力部110は、ディスプレイ111及びプリンタ112を備える。出力部110は、コンピュータの本体100に有線又は無線により接続され、所定の距離を離れて配置される。ディスプレイ111及びプリンタ112は、制御部10から受信した情報を出力する。
次に、図2を参照して、落雷事故監視制御システム1の動作を説明する。図2は落雷事故監視制御処理のフローチャートである。
落雷が発生すると、落雷監視システム200は、落雷の発生した位置の緯度、経度、時刻、及び落雷を受けた鉄塔等の情報を収集し、制御部10の落雷情報取得部11に送信する(図示せず)。
落雷情報取得部11は、この落雷に関する情報を取得し、落雷情報記憶部21は、この情報を記憶する(図示せず)。
また、電線路位置記憶部24は、予め各送配電線の位置、各送配電線を指示する鉄塔の位置等に関する情報を記憶している(図示せず)。
遮断情報取得部12は、送配電線が遮断された場合に、電気所300から第1の遮断情報を取得する(S100)。
自動復旧装置制御部13は、遮断情報取得部12で第1の遮断情報が取得されると、自動復旧装置400に遮断器500を投入するよう遮断器投入信号を送信させる(S110)。自動復旧装置400は、自動復旧装置制御部13から指示の信号を受信して、遮断器500に遮断器投入信号を送信する。
遮断器投入信号送信情報記憶部23は、遮断器投入信号が送信されると、遮断器投入信号を送信した時刻、送信先の自動復旧装置400の名称等を記憶する(S120)。
第1の遮断情報が取得された後に、さらに事故が生じて送配電線の送電が遮断されると、遮断情報取得部12は、電気所300から、送電が遮断されたとの第2の遮断情報を取得する(S130)。
第2の遮断情報が取得されると、事故原因判定部15は、落雷情報記憶部21から落雷のあった位置を取得し、電線路位置記憶部24から送配電線の位置を取得して、落雷のあった位置から、所定の距離の範囲にある電線がないかどうか判定する(S140)。送電が遮断されている線路が、落雷のあった位置から所定の距離の範囲にあれば、第2の遮断情報で取得された送配電線の遮断は、落雷によるものであると判定される。
事故原因判定部15は、第2の遮断情報に基づいた遮断器500の遮断を落雷に起因するものと判定した場合、さらに、落雷情報記憶部21及び電線路位置記憶部24の情報に基づいて、第1の遮断情報が取得された時の落雷に関する落雷情報及び電線路位置情報と、第2の遮断情報が取得された時の落雷情報及び電線路位置情報とを照らし合わせ、落雷事故があった電線路と同一の線路に落雷があったか否かを判定する(S150)。
落雷が第1の遮断情報の際に落雷事故があった電線路と同一の電線路で生じていない場合は、落雷事故監視制御システム1における落雷事故監視制御処理は終了する。
時間間隔判定部16は、事故原因判定部15により同一電線路内で落雷があったと判定された場合に、第1の遮断情報の際に遮断器投入信号送信情報記憶部23が記憶した遮断器投入信号の送信時間と、第2遮断情報の取得時間との時間間隔が、所定の時間以下であるか否かを判定する(S160)。
遮断器投入信号送信情報記憶部23が記憶した遮断器投入信号の送信時間と、第2遮断情報の取得時間との時間間隔が、所定の時間以上である場合、自動復旧装置400は、通常通り自動復旧装置制御部13から指示の信号を受信して、遮断器500に遮断器投入信号を送信することが可能である。このため、落雷事故監視制御システム1における落雷事故監視制御処理は終了する。
遮断器投入信号送信情報記憶部23が記憶した遮断器投入信号の送信時間と、第2の遮断情報の取得時間との時間間隔が所定の時間以下である場合、時間間隔判定部16は、遮断器投入信号送信情報記憶部23が記憶した遮断器投入信号の送信時間と、第2の遮断情報の取得時間との時間間隔が所定の時間以下であると判定した旨を出力部110に表示させる(S170)。
具体的には、遮断器投入信号送信情報記憶部23が記憶した遮断器投入信号の送信時間と、第2遮断情報の取得時間との時間間隔が所定の時間以下であると判定した旨は、出力部110に送信される。出力部110は、ディスプレイ111又はプリンタ112を介してこの判定結果を出力する。判定した結果は、運転員に警報等として提示される。
遮断器投入信号送信情報記憶部23が記憶した遮断器投入信号の送信時間と、第2の遮断情報の取得時間との時間間隔が、所定の時間以下である場合、自動復旧装置400は、自動復旧装置制御部13からの指示の信号を受信できない状態にある。このため、自動復旧装置400は、自動復旧装置制御部13からの指示を受けて、遮断器500に遮断器投入信号を送信できない状態にある。
この「遮断器投入信号送信情報記憶部23が記憶した遮断器投入信号の送信時間と、第2遮断情報の取得時間との時間間隔が、所定の時間以下である場合に、自動復旧装置400が、自動復旧装置制御部13からの指示の信号を受信できない状態」を、自動復旧装置の準備が完了していない状態として、以後、本明細書において「未完の状態」と称する。
遮断器投入信号送信情報記憶部23が記憶した遮断器投入信号の送信時間と、第2の遮断情報の取得時間との時間間隔が、所定の時間以下であることは、この時間間隔の間に自動復旧装置400が未完の状態であることを意味する。よって、運転員は、上述の時間間隔判定部16が判定した結果が表示された出力部110の表示を介して、電気所300で自動復旧装置400が未完の状態であることを知ることができる。
遮断器投入信号送信情報記憶部23が記憶した遮断器投入信号の送信時間と、第2の遮断情報の取得時間との時間間隔が、所定の時間以下である場合、自動復旧装置再起動部14は、自動復旧装置400を再起動させる。自動復旧装置400は、自動復旧装置再起動部14から指示を受けて再起動され、所定の時間経過後に遮断器500に遮断器再投入信号を送信する(S180)。
自動復旧装置400により遮断器再投入信号が送信された場合、遮断器投入信号送信情報記憶部23は、自動復旧装置400による遮断器再投入信号の送信に関する情報を記憶する。遮断器投入信号送信情報記憶部23で記憶された遮断器再投入信号の送信に関する情報は、出力部110に送信される。出力部110は、ディスプレイ111又はプリンタ112を介して遮断器再投入信号の送信に関する情報を出力する。運転員は、この出力部110の表示を介して、自動復旧装置400が再起動され、遮断器500を再投入したことを知ることができる。
なお、図示を省略しているが、S140では、落雷事故情報記憶部26は、事故原因判定部15により送配電線の遮断が落雷によるものであると判定された場合、落雷情報記憶部21で記憶された落雷情報のうち事故原因判定部15により遮断器500の遮断の起因となっていると判定された落雷情報を、落雷事故情報として記憶する。
落雷事故情報記憶部26で記憶された落雷事故情報は、出力部110に送信される。出力部110は、ディスプレイ111又はプリンタ112を介して落雷事故情報を出力する。落雷事故情報は、落雷事故の速報として、運転員に提示される。
本実施形態によれば、送配電線の遮断が落雷事故に起因するものである場合に、運転員により確認せずとも、事故の原因が落雷によるものであることがわかる。
また、本実施形態によれば、送配電線の遮断が落雷事故に起因するものと判定された場合であって、自動復旧装置400が未完の状態にある場合でも、落雷事故監視制御システム1は、所定時間経過後に自動復旧装置を400を再起動させ、自動復旧装置400から遮断器500へ遮断器再投入信号を送信させることができる。
これにより、落雷事故により送配電線の電路が遮断された場合に、運転員により確認せずとも、自動復旧装置400により遮断器500を再投入することができる。このため、事故が落雷によるものである場合には、遮断器500を再投入するか否かの判断を自動で行うことができる。よって、事故が落雷によるものである場合には、人間が遮断器500を再投入をするか否かの判断する必要がなくなるため、人間による再投入の要否の判断を簡略化できる。
本実施形態によれば、事故が落雷に起因するものである場合に、遮断器500の再投入の判断を自動で行うことができるため、迅速に遮断器500を再投入することができる。このため、落雷が発生している間、自動復旧装置400が未完の状態にある場合でも、遮断器500の遮断による停電時間が短縮される。
また、本実施形態によれば、自動復旧装置400が未完の状態である間に起きた落雷事故に自動的に対処できるため、遮断器500による送電の遮断が、自動復旧装置400が未完の状態であることに起因するものか、その他の原因による最終的な遮断であるかの判断が容易かつ正確にすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、S170における時間間隔判定の結果やS140における落雷事故情報を出力部110に出力するステップに関して、これらのステップの順序は、自動復旧装置400が未完の状態であることや、落雷事故が生じたことを適時に表示できるものであれば、特に限定されない。
1 落雷事故監視制御システム
10 制御部
11 落雷情報取得部
12 遮断情報取得部
13 自動復旧装置制御部
14 自動復旧装置再起動部
15 事故原因判定部
16 時間間隔判定部
20 記憶部
21 落雷情報記憶部
22 遮断情報記憶部
23 遮断器投入信号送信情報記憶部
24 電線路位置記憶部
25 落雷事故情報記憶部
110 出力部
200 落雷監視システム
300 電気所
400 自動復旧装置
500 遮断器

Claims (5)

  1. 落雷事故に起因する遮断器による送配電線の遮断を、自動復旧装置を介して復旧する落雷事故監視制御システムであって、
    遮断された前記遮断器の遮断情報を取得する遮断情報取得部と、
    前記遮断情報取得部により第1の遮断情報が取得された場合に、前記自動復旧装置に遮断器投入信号を送信させる自動復旧装置制御部と、
    前記自動復旧装置による前記遮断器投入信号の送信に関する情報を記憶する遮断器投入信号送信情報記憶部と、
    落雷に関する情報を取得する落雷情報取得部と、
    前記落雷情報取得部により取得された落雷に関する情報を記憶する落雷情報記憶部と、
    前記遮断情報取得部により第2の遮断情報が取得された場合に、該第2の遮断情報と前記落雷情報記憶部に記憶された落雷情報とに基づいて、前記遮断器の遮断が落雷に起因するか否かを判定する事故原因判定部と、
    前記事故原因判定部により事故原因が落雷に起因すると判定された場合に、前記遮断器投入信号送信情報記憶部により記憶された前記遮断器投入信号の送信時間と、前記遮断情報取得部により取得された前記第2の遮断情報の取得時間との時間間隔が所定の時間以下であるか否かを判定する時間間隔判定部と、
    前記時間間隔判定部により前記遮断器投入信号の送信時間と、前記第2の遮断情報の取得時間との時間間隔が所定の時間以下と判定された場合に、前記自動復旧装置を再起動させるとともに、該自動復旧装置に遮断器再投入信号を送信させる自動復旧装置再起動部と、を備える落雷事故監視制御システム。
  2. さらに、前記送配電線の配置に関する電線路位置情報を記憶する電線路位置記憶部を備え、
    前記事故原因判定部は、前記第2の遮断情報に基づいた前記遮断器の遮断を落雷に起因すると判定した場合に、前記第1の遮断情報が取得された時の落雷に関する情報及び前記電線路位置情報と、前記第2の遮断情報が取得された時の落雷に関する落雷及び前記電線路位置情報とを照らし合わせ、前記第2の遮断情報が取得された時の前記遮断器の遮断が、前記第1の遮断情報が取得された時の前記遮断器の遮断と同一の電線路で起きているか否かを判定する請求項1に記載の落雷事故監視制御システム。
  3. さらに、出力部を備え、
    前記時間間隔判定部は、前記遮断器投入信号の送信時間と、前記第2の遮断情報の取得時間との時間間隔が所定の時間以下と判定した場合に、前記時間間隔が所定の時間以下であると判定した旨を前記出力部に表示させる請求項1または2に記載の落雷事故監視制御システム。
  4. 前記遮断器投入信号送信情報記憶部は、前記自動復旧装置により遮断器再投入信号が送信された場合に、前記自動復旧装置による遮断器再投入信号の送信に関する情報を記憶し、
    前記出力部は、前記遮断器再投入信号の送信に関する情報を出力する請求項3に記載の落雷事故監視制御システム。
  5. さらに、前記事故原因判定部により前記遮断器の遮断が落雷に起因するものであると判定された場合に、前記事故原因判定部により前記遮断器の遮断の起因となっていると判定された落雷情報を、落雷事故情報として記憶する落雷事故情報記憶部と、を備え、
    前記出力部は、前記落雷事故情報を表示する請求項3または4に記載の落雷事故監視制御システム。
JP2009151155A 2009-06-25 2009-06-25 落雷事故監視制御システム Pending JP2011010449A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009151155A JP2011010449A (ja) 2009-06-25 2009-06-25 落雷事故監視制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009151155A JP2011010449A (ja) 2009-06-25 2009-06-25 落雷事故監視制御システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011010449A true JP2011010449A (ja) 2011-01-13

Family

ID=43566435

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009151155A Pending JP2011010449A (ja) 2009-06-25 2009-06-25 落雷事故監視制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011010449A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103997121A (zh) * 2014-04-30 2014-08-20 深圳市国电南思系统控制有限公司 智能变电站实时运行信息的监听方法及监听装置
CN105305618A (zh) * 2015-10-15 2016-02-03 广东电网有限责任公司中山供电局 变电站过程层设备实时台账信息采集方法
CN109583028A (zh) * 2018-10-31 2019-04-05 国网湖南省电力有限公司 一种调度用发电厂事故总信号合成方法及系统
CN109991511A (zh) * 2018-10-22 2019-07-09 贵州电网有限责任公司 一种架空线路雷击监测装置及监测方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103997121A (zh) * 2014-04-30 2014-08-20 深圳市国电南思系统控制有限公司 智能变电站实时运行信息的监听方法及监听装置
CN105305618A (zh) * 2015-10-15 2016-02-03 广东电网有限责任公司中山供电局 变电站过程层设备实时台账信息采集方法
CN109991511A (zh) * 2018-10-22 2019-07-09 贵州电网有限责任公司 一种架空线路雷击监测装置及监测方法
CN109583028A (zh) * 2018-10-31 2019-04-05 国网湖南省电力有限公司 一种调度用发电厂事故总信号合成方法及系统
CN109583028B (zh) * 2018-10-31 2023-04-18 国网湖南省电力有限公司 一种调度用发电厂事故总信号合成方法及系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011010449A (ja) 落雷事故監視制御システム
JP2008512331A (ja) エレベータ制御装置のパワーオンリセット
JP5600372B2 (ja) 集中監視システム
CN106322649A (zh) 空调故障修复方法和装置
EP3185578A1 (en) Communication device, method for controlling same, and program
KR20130100445A (ko) 디지털 보호 계전기의 펌웨어 유지보수방법 또는 이를 수행하는 디지털 보호 계전기
JP2016082877A (ja) 充電装置及び充電方法
CN108199874B (zh) 一种网络故障检测与修复的方法、gnss接收机以及计算机可读介质
KR101700697B1 (ko) 무선 원격감시 제어 시스템 및 방법
JP4799372B2 (ja) 保護継電装置、および保護継電装置のリセット方法
WO2014134495A1 (en) Apparatus and method for improved geo-location of utility equipment
JP5129705B2 (ja) 緊急災害警報転送システム
JP2010259175A (ja) 保護継電装置用支援システム及び保護継電装置用支援方法
KR101744059B1 (ko) 고장구간자동개폐기 원격 제어 및 상태감시 장치
JP5563043B2 (ja) 遠隔監視制御装置及び方法
JP2018180995A (ja) 安全計装制御装置及びその方法並びに安全計装システム
JP2013090550A (ja) ディジタル保護制御装置
JP6215600B2 (ja) 無線情報収集システム
JP6253244B2 (ja) 監視制御装置及び監視システム
JP2005202549A (ja) リセット回路およびリセット方法
JP6388843B2 (ja) 監視装置、遠隔監視システムおよび監視プログラム
RU2397595C1 (ru) Способ контроля неуспешного автоматического повторного включения на короткое замыкание и последующего отказа отключения секционирующего выключателя в линии электропередачи
US11892509B2 (en) Protective relay inspection device
JP2009151417A (ja) 無線検針システム
CN115296419A (zh) 一种急停控制系统及方法