JP2011009993A - デジタル放送受信機 - Google Patents

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Abstract

【課題】屋内使用時に屋内使用に適した視聴をユーザに提供することができるデジタル放送受信機を提供する。
【解決手段】一つのチャンネルの異なった階層で伝送される放送番組の階層を、デジタル放送信号の受信状態に応じて切り換えるための階層切換部と、屋内での使用であるか否かを判定する判定部とを備え、前記判定部により屋内での使用であると判定された場合に、前記階層切換部による階層切換を制限する(例えば、定期的に受信信号品質の測定と、受信信号品質のマージン判定を行い、受信チャンネルに変更がなければ、受信信号品質にマージンがない場合に一度だけ提示する階層を12セグからワンセグに変更し、以後、受信状態が回復しても提示する階層を12セグには戻さないようにする。)デジタル放送受信機。
【選択図】図4

Description

本発明は、デジタル放送受信機に関し、特に屋内と屋内以外の両方で使用され得るデジタル放送受信機に関する。
現行の国内地上デジタル放送方式(ISDB−T;Integrated Services Digital Broadcasting Terrestrial)では、一つの物理チャンネルに3つまでの異なった階層を構成し、各階層毎に異なった変調パラメータにより複数番組を同時に送出可能である。主として固定受信用には、伝送容量が大きく高画質・高音質ではあるが高C/N(Carrier/Noise)が必要な変調方式・パラメータとセグメント数で送出し、主として移動受信用には、低C/Nでも受信可能であるが伝送レートが低く画質・音質が劣る変調方式・パラメータとセグメント数を用いて送出することが可能である。
ISDB−T方式では、一つの物理チャンネルが13セグメントで構成され、セグメント毎に変調パラメータを設定でき、最大で3階層に分けることができるが、現状ではチャンネル帯域を12セグメントと1セグメントの2階層に分け、同一番組を放送しているケースが大半である。以下、前者の12セグメントを用いた放送を12セグといい、後者の1セグメントを用いた放送をワンセグという。
ワンセグ(低階層、強階層)は、主として移動体向けであり、サービスエリアが12セグよりも広く、低C/Nでも良く12セグに比べて弱電界でも受信可能な反面、伝送レートが低く、低画質である。これに対して、12セグ(高階層、弱階層)は、主として固定受信向けであり、伝送レートが高く高画質である反面、サービスエリアがワンセグよりも狭く、高C/Nが要求され、受信環境に左右され易い。
一方、デジタル放送受信機では、デジタル復調後のエラーが増えると、或るビットエラーレート(Bit Error Rate;以下、BERという)を境にして急激にエラー訂正の効果が薄れ、ひいてはベースバンド信号である映像信号や音声信号が破綻しノイズとなって出力される。すなわち、デジタル放送受信機では、いわゆる崖効果(Cliff Effect)がある。車載受信などの移動受信では、送信所との距離や地形、構造物の有無、マルチパスやフェージングにより受信状態が時々刻々と変化する。
したがって、受信状態に応じて提示する階層を切り換える構成(例えば、受信状態の良い場所では12セグを提示し、受信状態の悪いところではワンセグに切り換える構成)にすれば、できるだけ高画質で映像・音声を視聴したいというユーザの要求に応えることができる。
特開2008−259111号公報 特開2008−11255号公報 特開2006−352351号公報
ポータブルタイプのデジタル放送受信機では、車載用途だけでなく、バッテリ等の電源が確保できれば屋外でも使用できるとともに、屋内でも置き場所を選ばない簡易固定受信機として使用可能である。ポータブルタイプのデジタル放送受信機は、通常、内蔵アンテナを備える構成となるが、屋内使用の場合には、内蔵アンテナからの受信信号ではなく、屋外設置の単独あるいは共聴アンテナからの受信信号を選択することで、受信品質の高い信号受信が期待できる。
屋内などで固定受信を行う場合には、車載の移動受信のように受信環境が大きく変動することは少ない。しかし、屋外設置の単独あるいは共聴用の固定アンテナを使っても、受信地点が放送サービスエリアのフリンジの場合であったり、サービスエリア内であっても、地形的な影響、ビル陰などの影響、マルチパスを始めとする伝送路の影響がある場合には、受信信号品質が劣化したり時間的に変動することがある。また、屋内での使用であっても、屋外に設置する固定アンテナを準備できない場合もある。このため、ポータブルタイプのデジタル放送受信機が受信状態に応じて提示する階層を切り換える構成であれば、屋内などで固定受信を行う場合であっても、提示する階層が頻繁に切り換わるおそれがある。
デジタル放送受信機を受信状態に応じて提示する階層を切り換える構成にした場合、ユーザの好みで、できるだけ高画質で映像・音声を視聴したいという要求と、階層の切り換えがあまり発生せず、また画面フリーズや画面にエラーによるブロックノイズが見えない方が良いという要求とがある。屋内使用時には、できるだけ高画質で映像・音声を視聴したいという要求よりも、階層の切り換えがあまり発生せず、また画面フリーズや画面にエラーによるブロックノイズが見えない方が良いという要求の方が重視されるべきであるが、従来のデジタル放送受信機(例えば、特許文献1〜3)ではこのような配慮は何らなされていなかった。
本発明は、上記の状況に鑑み、屋内使用時に屋内使用に適した視聴をユーザに提供することができるデジタル放送受信機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係るデジタル放送受信機は、一つのチャンネルの異なった階層で伝送される放送番組の階層を、デジタル放送信号の受信状態に応じて切り換えるための階層切換部と、屋内での使用であるか否かを判定する判定部とを備え、前記判定部により屋内での使用であると判定された場合に、前記階層切換部による階層切換を制限するようにする。
また、前記受信状態が所定の状態よりも悪いか否かを判定する受信状態判定部を備え、前記判定部により屋内での使用であると判定され、且つ、前記階層切換部が第1階層を選択しているときに、前記受信状態判定記部により前記受信状態が所定の状態よりも悪いと判定された場合には、1度だけ前記階層切換部が前記第1階層から前記第1階層よりも強階層である第2階層に切り換えるが、その後、前記受信状態判定記部により前記受信状態が所定の状態よりも悪くないと判定された場合でも選局が変更されていない限り前記階層切換部は前記第2階層から前記第1階層に切り換えないようにしてもよい。あるいは、前記判定部により屋内での使用であると判定されている場合、前記階層切換部は、選局後に選択した階層を、次の選局までの間、他の階層に切り換えないようにしてもよい。
また、前記判定部が、前記デジタル放送受信機に供給される電源電圧の値を判別することによって、屋内での使用であるか否かを判定するようにしてもよい。
また、前記判定部により屋内での使用でないと判定され、且つ、外部アンテナのみによるスペースダイバーシティ受信ができない場合に、及び/又は、前記判定部により屋内での使用でないと判定され、且つ、前記階層切換部による階層切換の制限するモードに設定されている場合に、前記階層切換部による階層切換を制限するようにしてもよい。
また、スペースダイバーシティ受信が可能な複数のブランチを備え、前記判定部により屋内での使用であると判定されている場合に、受信信号品質にマージンがあるかをブランチ毎に判定し、一つのブランチにのみ受信信号品質のマージンがあれば、その一つのブランチのみを用いてスペースダイバーシティ受信を行わないようにしてもよい。
本発明によると、判定部により屋内での使用であると判定された場合に、階層切換部による階層切換が制限されるので、屋内使用時に、できるだけ高画質で映像・音声を視聴したいという要求よりも、階層の切り換えがあまり発生せず、また画面フリーズや画面にエラーによるブロックノイズが見えない方が良いという要求の方が重視されることになり、屋内使用時に屋内使用に適した視聴をユーザに提供することができる。
本発明の一実施形態におけるデジタル放送受信機の構成を示すブロック図である。 屋内使用時におけるアンテナ接続状態を示す図である。 使用場所やアンテナ接続状態と、アンテナ選択状態や階層切換制限との関係を示す図である。 本発明の一実施形態におけるデジタル放送受信機の動作を示すフローチャートである。
本発明の実施形態について図面を参照して以下に説明する。ここでは、本発明に係るデジタル放送受信機の一例として、2つのブランチ(系統)を有しスペースダイバーシティ受信が可能なデジタル放送受信機について説明する。
<デジタル放送受信機の構成>
図1は、本発明の一実施形態におけるデジタル放送受信機の構成を示すブロック図である。
車載受信の場合、受信性能向上のため複数のアンテナを用いたスペースダイバーシティ受信を行うのが通常であり、本実施形態では、2つの外部アンテナ1、1’を用いる。2つの外部アンテナ1、1’は、車のルーフあるいはウインドウなどに互いに位置を離して設置される。外部アンテナ1が外部RF入力端子2に、外部アンテナ1’が外部RF入力端子2’にそれぞれ接続される。2つの内蔵アンテナ3、3’は、デジタル放送受信機本体に内蔵されたアンテナであって、例えば伸縮可能で本体から外に飛び出すホイップアンテナである。
図1に示すデジタル放送受信機のフロントエンド部40は、スイッチ4、4’と、チューナ5、5’と、OFDM復調器6と、外部アンテナ接続検出部7とを有している。
スイッチ4は、外部RF入力端子2に接続されたアンテナ(図1では外部アンテナ1)と、内蔵アンテナ3とを、CPU35からの制御に基づいて択一的に選択し、スイッチ4’は、外部RF入力端子2’に接続されたアンテナ(図1では外部アンテナ1’)と、内蔵アンテナ3’とを、CPU35からの制御に基づいて択一的に選択する。チューナ5、5’は特定の同一物理チャンネルを選局する。外部アンテナ1、外部RF入力端子2、内蔵アンテナ3、スイッチ4、及びチューナ5は第1ブランチに属し、外部アンテナ1’、外部RF入力端子2’、内蔵アンテナ3’、スイッチ4’、及びチューナ5’は第2ブランチに属する。
OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing;直交周波数分割多重)復調器6は、2つのブランチ(系統)の受信信号について、各々複数あるキャリアをキャリア毎に合成を行った後、階層分割や周波数,時間デ・インタリーブ、ビタビ復号、RS(Reed Solomon)復号を行い、TS(Transport Stream)を生成して、そのTSをバックエンド部50に渡す。
図1に示すデジタル放送受信機のバックエンド部50は、第1及び第2オーディオフィルタ10及び11と、第1及び第2ビデオフィルタ12及び13と、データフィルタ14と、第1及び第2オーディオデコーダ15及び16と、第1及び第2ビデオデコーダ17及び18と、データデコーダ19と、オーディオデータ選択スイッチ20と、ビデオデータ選択スイッチ21と、オーディオ用D/Aコンバータ22と、ローパスフィルタ/増幅器23と、NTSCエンコーダ25と、ビデオ用D/Aコンバータ26と、ローパスフィルタ/ドライバ27とを有している。
バックエンド部50では、TSパケットがまず第1及び第2オーディオフィルタ10及び11、第1及び第2ビデオフィルタ12及び13、並びにデータフィルタ14を通り、第1及び第2オーディオフィルタ10及び11それぞれでオーディオのパケットが取り出され、第1及び第2ビデオフィルタ12及び13それぞれでビデオのパケットが取り出され、データフィルタ14でデータのパケットが取り出されたのち、オーディオのパケットが第1及び第2オーディオデコーダ15及び16それぞれでデコードされ、ビデオのパケットが第1及び第2ビデオデコーダ17及び18それぞれでデコードされ、データのパケットがデータデコーダ19でデコードされる。データデコーダ19ではシステム制御情報がデコードされ、後述するCPU(Central Processing Unit)35に送られる。本実施形態では、第1オーディオフィルタ10及び第1ビデオフィルタ12はそれぞれ12セグのパケットを取り出し、第2オーディオフィルタ11及び第2ビデオフィルタ13はそれぞれワンセグのパケットを取り出し、第1オーディオデコーダ15及び第1ビデオデコーダ17はそれぞれ12セグに対応するデコードを行い、第2オーディオデコーダ16及び第2ビデオデコーダ18はそれぞれワンセグに対応するデコードを行う。
オーディオデータ選択スイッチ20は、第1オーディオデコーダ15の出力と第2オーディオデコーダ16の出力とをCPU35からの指示に基づいて択一的に選択し、オーディオ用D/A(Digital/Analog)コンバータ22に供給する。ビデオデータ選択スイッチ21は、第1ビデオデコーダ17の出力と第2ビデオデコーダ18の出力とを同じくCPU35からの指示に基づいて択一的に選択し、NTSC(National Television Standards Committee)エンコーダ25に供給する。
オーディオ用D/Aコンバータ22は、オーディオデータ選択スイッチ20で選択されたオーディオデータをベースバンド音声信号に変換する。オーディオ用D/Aコンバータ22から出力されたベースバンド音声信号は、ローパスフィルタ/増幅器23により帯域制限されてから電力増幅され、その後、スピーカ24に供給され、スピーカ24によって音声に変換される。これにより、スピーカ24から音声が出力される。
NTSCエンコーダ25は、ビデオデータ選択スイッチ21で選択されたビデオデータをNTSCフォーマットのビデオ信号データに変換する。NTSCエンコーダ25から出力されたビデオ信号データは、ビデオ用D/Aコンバータ26でベースバンド映像信号に変換されたのち、ローパスフィルタ/ドライバ27により帯域制限されてから映像モニタドライブ信号に変換され、その後、映像モニタ28に供給される。映像モニタ28は、当該映像モニタドライブ信号に基づく受信映像を表示する。
図1に示すデジタル放送受信機は、電源入力端子30及び制御部60も備えている。制御部60は、電源部31と、電源電圧検出部32と、リモコン受信部33と、操作部34と、CPU35と、第1メモリ36と、第2メモリ37とを有している。
車載使用時と屋内使用時では、電源電圧の異なる直流電源が電源入力端子30に接続される。電源部31は、電源入力端子30から供給された電源電圧が一定範囲内であれば、電源入力端子30から供給された電源電圧を一定電圧に変換してデジタル放送受信機内の各部に供給する。
電源電圧検出部32は、電源入力端子30から電源部31に供給された電源電圧が、基準値を上回っているか否かにより、電源入力端子30に接続されている直流電源の種別を判定する。
例えば、車載使用の場合、普通車の電装用電源は12Vか12Vを若干上回るのが一般的であるが、この電装用電源を用いて図1に示すデジタル放送受信機を動作させる際、一旦DCアダプタ(図示せず)によりDC12Vあるいは12Vを若干上回るDC電圧をDC9Vに安定化したものが、電源入力端子30に印加される。また、例えば、屋内使用の場合、ACアダプタ(図示せず)によりAC100VをDC11Vに変換したものが、電源入力端子30に印加される。このような場合、電源電圧検出部32で用いられる基準値を10Vにしておくと、車内使用のDCアダプタ(DC9V出力)が電源入力端子30に接続されたか、屋内使用のACアダプタ(DC11V出力)が電源入力端子30に接続されたかを判別することができるので、結果として、車載使用か屋内使用かを判別することができる。電源部31は、電源入力端子30から供給された電源電圧がDC9VであってもDC11Vであっても、電源入力端子30から供給された電源電圧を一定電圧に変換してデジタル放送受信機内の各部に供給する。
リモコン受信部33は、リモコン送信機(図示せず)からの操作コマンドを受信しデコードしてCPU35へ送る。デジタル放送受信機本体に設けられた操作部34は、ユーザが入力操作した選局や音量操作などの情報をCPU35に伝える。データデコーダ19は、前述した通り、システム制御情報をデコードしてCPU35へ送る。第1メモリ36は、不揮発性を有するとともに書き換え可能なメモリであって、CPU35が実行して図1に示すデジタル放送受信機全体を制御するプログラムを格納するとともに、選局情報や受信した情報等を記憶する。CPU35は、第1メモリ36に格納されたプログラム・データを読み出して、前述したフロントエンド部40やバックエンド部50を制御する。第2メモリ37は、CPU35によるプログラム実行時の作業領域となるRAM(Random Access Memory)である。
<屋内使用時におけるアンテナ接続状態>
次に、屋内使用時におけるアンテナ接続状態について図2を参照して説明する。なお、図2において図1と同一の部分には同一の符号を付す。固定アンテナ70は屋外に設置され、壁面端子71は部屋の壁面に設置される。固定アンテナ70と壁面端子71とは、屋外から屋内に引き込まれる同軸ケーブルによって互いに接続されている。
RF接続ケーブル80は、壁面端子71と図1に示すデジタル放送受信機の外部RF端子2又は2’との間を接続するケーブルであって、コネクタ72及び76と、コンデンサ73と、インダクタ74と、抵抗75とを有する。コネクタ72は壁面端子71に適合するコネクタであり、コネクタ76は図1に示すデジタル放送受信機の外部RF端子2、2’に適合するコネクタである。コンデンサ73は、固定アンテナ70側と図1に示すデジタル放送受信機側とを直流的に分離する。インダクタ74は、高周波を阻止する素子であって、固定アンテナ70で受信したRF信号周波数に対しては高いインピーダンスとなるようにインダクタンスを有しており、固定アンテナ70で受信したRF信号成分までもが抵抗75により低インピーダンスで接地されることを防止する。抵抗75は、RF接続ケーブル80のコネクタ76が外部RF端子2又は2’に接続されたときに形成される直流電流ループを流れる電流値を決める抵抗である。外部アンテナ接続検出部7(図1参照)は、当該電流値により、図1に示すデジタル放送受信機が外部アンテナに接続したことを認識する。
<デジタル放送受信機内の信号の流れ>
次に、図1に基づき本発明の一実施形態に係るデジタル放送受信機内の信号の流れを大まかに説明する。
外部アンテナ1で受信したRF信号又は内蔵アンテナ3で受信したRF信号のいずれか一方がスイッチ4により選択されてチューナ5に入力される。同様に、外部アンテナ1’で受信したRF信号又は内蔵アンテナ3’で受信したRF信号のいずれか一方がスイッチ4’により選択されてチューナ5’に入力される。ユーザが受信希望チャンネルをリモコン送信機(図示せず)又は操作部34で入力すると、CPU35は、チューナ5、5’それぞれに対して受信希望チャンネルに対応する同一設定周波数のPLLデータを送る。これにより、チューナ5、5’は同一物理チャンネルを選局し、受信希望チャンネルに対応するIF信号がチューナ5、5’からOFDM復調器6に出力される。
外部アンテナ1、1’あるいは内蔵アンテナ3、3’で受信されたRF信号は、アンテナの指向性や電波到来方向との関係で入力レベル又はC/Nが低下したり、車載使用時には車が走行することでフェージングが発生して時間的なレベル変動が発生したりする。また、弱電界ではなくてもマルチパスなどで周波数選択性妨害を受けた場合、キャリア間でC/Nが異なるようになる。しかしながら、本実施形態では第1ブランチと第2ブランチとでアンテナ設置位置が異なるので、両ブランチを適宜合成(重み付け合成の場合、選択も含まれる)してやれば、1ブランチの受信系よりも受信性能が向上する。
ここで、第1ブランチの受信信号と第2ブランチの受信信号とは、ある程度の時間的な相関は持つが、キャリア毎の瞬間値で見た場合、異なるレベルとなる。したがって、両ブランチのキャリアに重み付けを行って合成すれば、フェージングが起きても良好な受信が可能となる。そこで、本実施形態では、OFDM復調器6が、キャリア毎に両ブランチのキャリアに重み付けを行って合成を行った後、復調を行い、TSを出力するようにしている。
車載受信では、強電界、中電界などの受信条件の良いところでは12セグを提示し、弱電界をはじめとした他の受信条件の悪いところではワンセグを提示するようにすれば、ユーザが途切れなく放送番組を視聴できる。そこで、本実施形態では、CPU35がバックエンド部50を制御することにより、提示する階層の切り換えを行う。
具体的には、第1オーディオフィルタ10及び第1ビデオフィルタ12はそれぞれ12セグのパケットを取り出し、第2オーディオフィルタ11及び第2ビデオフィルタ13はそれぞれワンセグのパケットを取り出し、第1オーディオデコーダ15及び第1ビデオデコーダ17はそれぞれ12セグに対応するデコードを行い、第2オーディオデコーダ16及び第2ビデオデコーダ18はそれぞれワンセグに対応するデコードを行う。そして、CPU35は、OFDM復調器6から読み出したビタビ復号後のBERに関するレジスタ値を基に受信信号品質指標値を計算し、後述の手法で発生させた階層切り換えタイミングで、オーディオデータ選択スイッチ20及びビデオデータ選択スイッチ21それぞれの選択状態を切り換える。すなわち、オーディオデータ選択スイッチ20、ビデオデータ選択スイッチ21、及びCPU35が、請求項中の「階層切換部」に対応している。
12セグの音声データ又はワンセグの音声データのいずれか一方が、オーディオ用D/Aコンバータ22によりベースバンド音声信号に変換されたのち、ローパスフィルタ/増幅器23により帯域制限されてから電力増幅され、その後、スピーカ24によって音声に変換される。
12セグの映像データ又はワンセグの映像データのいずれか一方が、NTSCエンコーダ25によりNTSCフォーマットに変換されたのち、ローパスフィルタ/ドライバ27により帯域制限されてから映像モニタドライブ信号に変換され、その後、映像モニタ28に供給される。映像モニタ28は、当該映像モニタドライブ信号に基づく受信映像を表示する。
<階層切り換え>
提示する階層の切り換え方法に関しては、例えば特開2008−259111号公報のように、BERに関連付けられて重み付けが行われた係数を、一定時間間隔で測定したBERに対応して加算し、当該係数を基づいて提示する階層の切り換えるようにする。特開2008−259111号公報で提案されている切り換え方法を採用した場合、重み付けの係数をBERの低い方と高い方で非対称にすることで、結果的に12セグからワンセグの切り換えまでに要する時間と、ワンセグから12セグの切り換えまでに要する時間とを非対称にすることができるので、BERが急に劣化した場合には比較的速やかにワンセグに切り換え、反対にBERが徐々に良くなっても、少し時間を置いてから12セグに切り換わるようにすることができるので、頻繁な階層切換を抑えることができる。
しかしながら、たとえ特開2008−259111号公報で提案されている切り換え方法を採用しても、階層切換は起こり得る。そして、屋内使用時には、できるだけ高画質で映像・音声を視聴したいという要求よりも、階層の切り換えがあまり発生せず、また画面フリーズや画面にエラーによるブロックノイズが見えない方が良いという要求の方が重視されるべきであるので、車載使用時に比べて階層切り換えを制限する。
次に、図1〜図3を参照して、階層切り換えの制御方法及び制限方法について説明する。
電源電圧検出部32は、電源入力端子30から電源部31に供給される電源電圧が10Vより高いか否かを判別し、その判別結果をCPU35に通知する。CPU35は、電源入力端子30から電源部31に供給される電源電圧が10Vより高くない場合に車載使用と判断し、電源入力端子30から電源部31に供給される電源電圧が10Vより高い場合に屋内使用と判断する。すなわち、電源電圧検出部32及びCPU35が、請求項中の「判定部」に対応している。
外部アンテナ接続検出部7は、外部RF入力端子2、2’のうち外部アンテナが接続された端子のブランチ番号を検出し、外部アンテナが接続されたブランチ番号とブランチ数をCPU35に通知する。
CPU35は、電源入力端子30に接続された直流電源の種別(9V、11V)により、どのアンテナで受信するかを決定し、アンテナスイッチ4、4’を切り換える。図3に、入力条件の各組み合わせに対応するアンテナスイッチ4、4’の切り換えと、OFDM部6で合成する入力ブランチ番号とを示す。
なお、外部アンテナ接続検出部7は、外部RF入力端子に接続された外部アンテナが、プリアンプを内蔵した車載用アンテナなどの電源を必要とするアクティブアンテナであるか、屋内で視聴する場合に接続する屋外に設置した八木アンテナなどの電源を必要としないパッシブアンテナであるかを、外部アンテナ側に流れる電流値で判別し、その判別結果をCPU35に通知する機能を有していてもよい。この場合、アクティブアンテナ接続時に流れるアンテナ電源の電流値が例えば20mAであれば、RF接続ケーブル80の抵抗75の抵抗値を適切に設定することにより、例えば抵抗75に5mA程度電流が流れるようにしておくとよい。このように外部アンテナ接続検出部7が外部アンテナ(アクティブアンテナ、パッシブアンテナ)の種別を判別できる場合、 CPU35が、外部RF入力端子2、2’に接続された外部アンテナの種別(アクティブアンテナ、パッシブアンテナ)により、車載使用であるか屋内使用であるかを判定し、どのアンテナで受信するかを決定するようにしてもよい。
車載使用時は、C/Nを改善することを目的としたアクティブアンテナである2本の外部アンテナ1、1’を使用することを基本とするが、車ボディへのアンテナの設置の手間、設置場所の制約などの理由で、簡易的に2本の内蔵アンテナ3、3’を使用するか、場合によっては1本の外部アンテナと1本の内蔵アンテナを使用することも考えられるので、外部アンテナの外部RF入力端子への接続状況に応じ、アンテナスイッチ4、4’を切り換えるとともに、OFDM部6でのブランチ合成は外部アンテナの接続状況によらず、内蔵アンテナを使用する場合も含め2つのブランチを合成する(図3参照)。さらに車載使用の場合には走行とともに時々刻々と受信状況が変動するので、階層切り換え制限は行わない(図3参照)。
車載使用時に、外部RF入力端子2にアクティブアンテナである外部アンテナ1を、外部RF入力端子2’にアクティブアンテナである外部アンテナ1’をそれぞれ接続した場合、CPU35は、アンテナスイッチ4、4’それぞれにa側を選択させる。これにより、外部アンテナ1で受信した信号がチューナ5(第1ブランチ用)で処理され、外部アンテナ1’で受信した信号がチューナ5’(第2ブランチ用)で処理される。
また、車載使用時に、外部アンテナが1本のみ接続された場合、例えば外部RF入力端子2に外部アンテナ1が接続され、外部RF入力端子2’に外部アンテナが接続されない場合、CPU35は、アンテナスイッチ4にa側を、アンテナスイッチ4’にb側をそれぞれ選択させる。これにより、外部アンテナ1で受信した信号がチューナ5(第1ブランチ用)で処理され、内蔵アンテナ3’で受信した信号がチューナ5’(第2ブランチ用)で処理される。
また、車載使用時に、外部アンテナが接続されない場合、CPU35は、アンテナスイッチ4、4’それぞれにb側を選択させる。これにより、内蔵アンテナ3で受信した信号がチューナ5(第1ブランチ用)で処理され、内蔵アンテナ3’で受信した信号がチューナ5’(第2ブランチ用)で処理される。
屋内使用時のアンテナ使用形態としては、車載使用時と同様にアクティブアンテナである外部アンテナを2本使用する場合と内蔵アンテナを2本使用する場合に加え、屋外に設置した固定アンテナを接続する場合が考えられる。屋内使用の場合には、できるだけ高画質で映像・音声を視聴したいという要求よりも、階層の切り換えがあまり発生せず、また画面フリーズや画面にエラーによるブロックノイズが見えない方が良いという要求の方が重視されるべきであるので、階層切り換え制限を行う(図3参照)。階層切り換えの制限方法としては、例えば、一定時間毎に定期的に受信信号品質の測定と、受信信号品質のマージン判定を行い、受信チャンネルに変更がなければ、受信信号品質にマージンがない場合に一度だけ提示する階層を12セグからワンセグに変更し、以後、受信状態が回復しても提示する階層を12セグには戻さないようにする制限方法が考えられる。
屋内使用時に、外部RF入力端子2に一方のアクティブアンテナである外部アンテナを、外部RF入力端子2’に他方のアクティブアンテナである外部アンテナをそれぞれ接続した場合、CPU35は、アンテナスイッチ4、4’それぞれにa側を選択させる。これにより、一方のアクティブアンテナで受信した信号がチューナ5(第1ブランチ用)で処理され、他方のアクティブアンテナで受信した信号がチューナ5’(第2ブランチ用)で処理される。そして、OFDM部6でのブランチ合成は、通常通り2つのブランチを合成する(図3参照)。
また、屋内使用時に、外部アンテナが接続されない場合、CPU35は、アンテナスイッチ4、4’それぞれにb側を選択させる。これにより、内蔵アンテナ3で受信した信号がチューナ5(第1ブランチ用)で処理され、内蔵アンテナ3’で受信した信号がチューナ5’(第2ブランチ用)で処理される。そして、OFDM部6でのブランチ合成は、通常通り2つのブランチを合成する(図3参照)。
また、屋内使用時に、屋外に設置した固定アンテナを用いる場合、屋外に設置した固定アンテナは、屋外から屋内に引き込まれる同軸ケーブルを経由して、又は、当該同軸ケーブルと壁面端子を経由して、デジタル放送受信機に接続される。ここで、同一のアンテナで受信した信号を分配し、複数の外部RF入力端子に入力してもC/Nの改善効果やスペースダイバーシティの効果は得られないため、屋外に設置した固定アンテナに接続される外部RF入力端子は、外部RF入力端子2、2’のいずれか一つで充分である。例えば外部RF入力端子2に屋外に設置した固定アンテナが接続された場合、CPU35は、アンテナスイッチ4にa側を、アンテナスイッチ4’にb側をそれぞれ選択させる。これにより、屋外に設置した固定アンテナで受信した信号がチューナ5(第1ブランチ用)で処理され、内蔵アンテナ3’で受信した信号がチューナ5’(第2ブランチ用)で処理される。屋外に設置した固定アンテナと内蔵アンテナを同時に使用する場合、アンテナ間の距離が離れていることが多いことと、内蔵アンテナの受信レベルは屋外に設置した固定アンテナに比べ受信レベルが低く不安定であったり、周囲のノイズや受信機から発せられるノイズを拾うこともあるため、両者を合成するとマルチパスとなったりノイズレベルが上がったりして逆に不都合が生じやすくなるので、屋外に設置した固定アンテナを使用する場合には、OFDM部6でのブランチ合成は、第1ブランチのみを用い、第1ブランチを選択するようにする(図3参照)。
<デジタル受信機の動作>
次に、本発明の一実施形態におけるデジタル放送受信機の動作について説明する。図4は、本発明の一実施形態におけるデジタル放送受信機の動作を示すフローチャートである。
ここでは、本発明の一実施形態におけるデジタル放送受信機の電源入力端子30にDCアダプタ(DC9V出力)又はACアダプタ(DC11V出力)のいずれかを予め接続して外部からの電源供給が可能な状態にしておくものとする。かかる状態において、ユーザが操作部34の電源スイッチ(図示せず)を投入すると、図4のフローチャートに示す動作が開始される。
まず、ステップS101において、電源部31は、電源入力端子30から供給された電源電圧がDC9VであってもDC11Vであっても、電源入力端子30から供給された電源電圧を一定電圧に変換してデジタル放送受信機内の各部に供給する。
続くステップS102において、電圧検出部32は、電源入力端子30から電源部31に供給された電源電圧が10Vより高いか否かを判定し、その判定結果をCPU35に通知する。
電源入力端子30から電源部31に供給された電源電圧が10Vより高ければ(ステップS102のYes)、CPU35は階層切り換え制限モードをONとし(ステップS103)、その後ステップS105に進む。
一方、電源入力端子30から電源部31に供給された電源電圧が10Vより高くなければ(ステップS102のNo)、CPU35は階層切り換え制限モードをOFFとし(ステップS104)、その後ステップS105に進む。
ステップS105において、CPU35は電源ON又は選局操作直後であるか否かを判定する。
電源ON直後でもなく選局操作直後でもなければ(ステップS105のNo)、後述するステップS110にスキップする。
一方、電源ON直後又は選局操作直後であれば(ステップS105のYes)、CPU35はチューナ5、5’及びOFDM復調器6を制御して、チューナ5、5’の選局周波数を、ラストチャンネル(前回の電源OFFする直前に視聴していたチャンネル)又は選局操作によって指定された受信希望チャンネルに設定するとともに、OFDM復調器6の初期設定を行う(ステップS106)。続くステップS107では、CPU35がバックエンド部50を制御して、12セグ受信が可能か不可能かにかかわらず、オーディオデータ選択スイッチ20が第1オーディオデコーダ15の出力を選択し、ビデオデータ選択スイッチ21が第1ビデオデコーダ17の出力を選択するようにして、提示する階層を12セグに設定する。続くステップS108において、CPU35は、ワンセグフラグ(階層切り換え制限モードがONのときにワンセグから12セグへの階層切り換えを禁止するためのフラグ)を一旦OFFにする。続くステップS109において、選局が完了するまで待機し、選局が完了すれば(ステップS109のYes)ステップS110に進む。なお、12セグ受信ができないときはタイムアウトを設けるなどして、ステップS109のループを抜けるようにしてもおいても良い。
ステップS110において、CPU35は、OFDM復調器6から読み出したビタビ復号後のBERに関するレジスタ値を基に受信信号品質指標値を計算し、受信信号品質を測定する。なお、BERの代わりに例えばC/Nを基に受信信号品質を測定してもよい。続くステップS111において、CPU35は、階層切り換え制限モードがONであるか否かを判定する。
階層切り換え制限モードがONでなければ(ステップS111のNo)、すなわち車載使用と判断されれば、CPU35は、階層切り換えを制限しない通常の方法で、階層切り換え判定と、当該判定に基づく階層切り換えを実行し(ステップS117)、その後ステップS118に進む。
一方、階層切り換え制限モードがONであれば(ステップS111のYes)、すなわち屋内使用と判断されれば、CPU35は、ワンセグフラグがOFFであるか否かを判定する(ステップS112)。ワンセグフラグがOFFでなければ(ステップS112のNo)、ステップS118にスキップする。これに対して、ワンセグフラグがOFFであれば(ステップS112のYes)、CPU35は、受信信号品質にマージンがあるか否か、すなわち12セグ受信の崖効果に対してマージンがあるか否かを判定する(ステップS113)。例えば、12セグ受信において、復調後のデータがエラーとなり映像音声が破綻する時のC/Nよりも、ステップS110での受信信号品質測定時点のC/Nが例えば3dB以上高ければ、受信信号品質にマージンがあると判断する。受信信号品質にマージンがあれば(ステップS113のYes)、CPU35は、提示する階層を12セグに設定し(ステップS114)、その後ステップS118に進む。受信信号品質にマージンがなければ(ステップS113のNo)、CPU35は、提示する階層をワンセグに設定し(ステップS115)、ワンセグフラグをONにし(ステップS116)、その後ステップS118に進む。
ステップS118では、例えば1秒間だけ待機したのち、ステップS105に戻る。上述の一連の動作を繰り返す。なお、ステップS118での待機中に選局操作があれば、ステップS106〜ステップS109の処理を実施し、選局操作がなければステップS110までスキップすることになる。
屋内使用時においては、ステップS118で設定される時間毎に定期的に受信信号品質の測定と、受信信号品質のマージン判定を行い、受信チャンネルに変更がなければ、受信信号品質にマージンがない場合に一度だけ提示する階層を12セグからワンセグに変更し、以後、受信状態が回復しても提示する階層を12セグには戻さないようにする。これにより、仮に受信状態が回復しても視聴上煩わしい階層切り換えが制限される。すなわち、できるだけ高画質で映像・音声を視聴したいという要求よりも、階層の切り換えがあまり発生せず、また画面フリーズや画面にエラーによるブロックノイズが見えない方が良いという要求の方が重視され、屋内使用に適した視聴をユーザに提供することができる。
車載使用時においては、ステップS118で設定される時間毎に定期的に、階層切り換えを制限しない通常の方法で、階層切り換え判定と、当該判定に基づく階層切り換えを実行する。
尚、説明の都合上ステップS105の選局操作はステップS105〜ステップS118のループの中に含めたが、選局操作の検出は割り込みでおこなってもよい。
<変形例など>
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実行することができる。
例えば、上述した実施形態では、屋内での使用時においては、2ブランチとも外部アンテナの入力がある場合においても階層切り換え制限をおこなうようにしたが、受信信号品質にマージンがあるかをブランチ毎に判定し、一方のブランチにのみ受信信号品質のマージンがあれば、一方のブランチのみを用いて2つのブランチを合成しないようにしてもよく、また、両ブランチに受信信号品質のマージンがある場合には室内使用であっても例外的に階層切り換え制限を行わないようにしてもよい。
上述した実施形態では、ブランチ数が2つであったが、ブランチ数は3つ以上であっても構わない。また、スペースダイバーシティ受信は不可能となるが、ブランチ数が1つであっても本発明は成立する。
また、図4のフローチャートにおいて、ステップS108、ステップS112、ステップS116を取り除き、ステップS114の処理後ステップS118に進まず、選局操作があるまで待機し選局操作があればステップS106に進むようにし、同様に、ステップS115の処理後ステップS118に進まず、選局操作があるまで待機し選局操作があればステップS106に進むようにしてもよい。これにより、屋内使用時に、選局後に選択した階層を、次の選局までの間、他の階層に切り換えないようにすることができ、この場合も、上述した実施形態と同様に、屋内使用時に階層切換を制限することになる。
また、車載使用時に、CPU35が、外部アンテナのみによるスペースダイバーシティ受信ができないか否かを判定し、外部アンテナのみによるスペースダイバーシティ受信ができないと判定すれば、自動的に階層切換制限モードをONにするようにしてもよい。例えば、外部アンテナ接続検出部7を用いて外部アンテナの接続数を確認し、外部アンテナが1つのみ接続されている場合、外部アンテナが1つも接続されていない場合に、外部アンテナのみによるスペースダイバーシティ受信ができないと判定すればよい。また、階層切換制限モードのON/OFF設定をリモコン送信機(図示せず)又は操作部34で入力可能な構成とし、階層切換制限モードのON/OFF設定をユーザが手動で行えるようにしてもよい。そして、階層切換制限モードがONであれば、屋内使用時でなくても、階層切換を制限するようにすればよい。
上述した実施形態では、外部アンテナ接続検出部7が、抵抗75に流れる電流により外部アンテナの接続有無を判定したが、復調器から得られるブランチ毎のAGCレベル、ブランチ毎の受信信号品質、あるいは、ブランチ毎の復調ロック状態を検出することにより外部アンテナの接続有無を判定してもよく、又は、外部RF入力端子2、2’に入力接続検出用素子(例えば、電気的検出素子、光学的検出素子、磁気的検出素子など)を設けることにより外部アンテナの接続有無を判定してもよい。
また、使用場所に関する情報をリモコン送信機(図示せず)又は操作部34で入力可能な構成とし、入力された使用場所に関する情報に基づき、CPU35が、屋内使用であるか否かを判定するようにしてもよい。
上述した実施形態では、内蔵バッテリを電源とする場合について特に言及していないが、内蔵バッテリを電源とする場合においては、例えば外部アンテナの種別により屋内使用であるか否かを判定するようにしてもよい。
1、1’ 外部アンテナ
2、2’ 外部RF入力端子
3、3’ 内蔵アンテナ
4、4’ スイッチ
5、5’ チューナ
6 OFDM復調器
7 外部アンテナ接続検出部
10 第1オーディオフィルタ
11 第2オーディオフィルタ
12 第1ビデオフィルタ
13 第2ビデオフィルタ
14 データフィルタ
15 第1オーディオデコーダ
16 第2オーディオデコーダ
17 第1ビデオデコーダ
18 第2ビデオデコーダ
19 データデコーダ
20 オーディオデータ選択スイッチ
21 ビデオデータ選択スイッチ
22 オーディオ用D/Aコンバータ
23 ローパスフィルタ/増幅器
24 スピーカ
25 NTSCエンコーダ
26 ビデオ用D/Aコンバータ
27 ローパスフィルタ/ドライバ
30 電源入力端子
31 電源部
32 電源電圧検出部
33 リモコン受信部
34 操作部
35 CPU
36 第1メモリ
37 第2メモリ
40 フロントエンド部
50 バックエンド部
60 制御部
70 固定アンテナ
71 壁面端子
72、76 コネクタ
73 コンデンサ
74 インダクタ
75 抵抗
80 RF接続ケーブル

Claims (6)

  1. 一つのチャンネルの異なった階層で伝送される放送番組の階層を、デジタル放送信号の受信状態に応じて切り換えるための階層切換部と、
    屋内での使用であるか否かを判定する判定部とを備え、
    前記判定部により屋内での使用であると判定された場合に、前記階層切換部による階層切換を制限することを特徴とするデジタル放送受信機。
  2. 前記受信状態が所定の状態よりも悪いか否かを判定する受信状態判定部を備え、
    前記判定部により屋内での使用であると判定され、且つ、前記階層切換部が第1階層を選択しているときに、前記受信状態判定記部により前記受信状態が所定の状態よりも悪いと判定された場合には、1度だけ前記階層切換部が前記第1階層から前記第1階層よりも強階層である第2階層に切り換えるが、その後、前記受信状態判定記部により前記受信状態が所定の状態よりも悪くないと判定された場合でも選局が変更されていない限り前記階層切換部は前記第2階層から前記第1階層に切り換えないことを特徴とする請求項1に記載のデジタル放送受信機。
  3. 前記判定部により屋内での使用であると判定されている場合、前記階層切換部は、選局後に選択した階層を、次の選局までの間、他の階層に切り換えないことを特徴とする請求項1に記載のデジタル放送受信機。
  4. 前記判定部が、前記デジタル放送受信機に供給される電源電圧の値を判別することによって、屋内での使用であるか否かを判定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のデジタル放送受信機。
  5. 前記判定部により屋内での使用でないと判定され、且つ、外部アンテナのみによるスペースダイバーシティ受信ができない場合に、及び/又は、前記判定部により屋内での使用でないと判定され、且つ、前記階層切換部による階層切換の制限するモードに設定されている場合に、
    前記階層切換部による階層切換を制限することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のデジタル放送受信機。
  6. スペースダイバーシティ受信が可能な複数のブランチを備え、
    前記判定部により屋内での使用であると判定されている場合に、受信信号品質にマージンがあるかをブランチ毎に判定し、一つのブランチにのみ受信信号品質のマージンがあれば、その一つのブランチのみを用いてスペースダイバーシティ受信を行わないようにする請求項1〜5のいずれか1項に記載のデジタル放送受信機。
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