JP2011009191A - ラバースイッチ用成形体とその製造方法 - Google Patents

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公一 荒川
Mitsuhiko Sakaguchi
光彦 坂口
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Abstract

【課題】複数の押しボタンの押圧の感触が均一である電子機器を製造することができるラバースイッチ用成形体とその製造方法を提供する。
【解決手段】一つの電子機器に取り付けられる複数種類のラバースイッチ本体14,16,18,20,22が、1つのシート部12に一体成形されている。ラバースイッチ本体14,16,18,20,22は、シート部12に対してほぼ直角に上方に突出する円柱状の押圧部14a,16a,20a,22aと、押圧部14a,16a,20a,22aとシート部12の境界線を一周する薄肉の屈曲部14b,16b,20b,22bを有する。押圧部14a,16a,20a,22aの底面には、導体部を有する。シート部12には、ラバースイッチ本体14,16,18,20,22同士を区切る凹溝24又はV溝部26が形成されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、電子機器の押しボタンやキーボード等の内部の接点に使用されるラバースイッチの弾性体である本体部分の成形体とその製造方法に関する。
従来、オーディオ機器や映像機器などの電子機器の操作用スイッチとして取り付けられた押しボタン式のスイッチとして、特許文献1〜3に開示されているようなラバースイッチが用いられている。このようなラバースイッチは、押し下げ可能に形成された押圧部の裏側に一体に設けられ円柱状のセンターボス部と、押圧部の周囲に同心状にドーム形に形成された屈曲部と、屈曲部の下端周囲に設けられた取付部とを有するものである。
このようなラバースイッチの製造方法は、まず複数個の同じラバースイッチが連続したラバースイッチ用成形体を、適度な柔軟性を有するラバーで一体成形する。ラバースイッチ用成形体は、個々のラバースイッチの取付部が互いに連結され、取付部どうしの境界線には破断可能な溝部が形成されて区切られている。そして、押しボタンの組み立て工程の前に溝部を切断して個々に分割している。
一方、一般に電子機器に取り付けられるラバースイッチは、押しボタンの形状や機能に合わせて形状が異なり、一つの電子機器には数種類のラバースイッチが設けられている。従来のラバースイッチ用成形体は、1個のラバースイッチ用成形体に同形のラバースイッチが複数個設けられている。このため必要な形状のラバースイッチの種類の数だけラバースイッチ用成形体の金型が必要であった。
特開2008−97852号公報 特開2001−28213号公報 特開平6−223675号公報
上記背景技術のラバースイッチの製造方法の場合、ラバースイッチ用成形体ごとにラバー材料の硬さにばらつきがあり、硬さについて±30%の公差で成形されている。このため、電子機器に異なる形状のラバースイッチを複数個組み込む際、ラバースイッチ間で最大で60%の操作荷重の違いが生じる場合があった。この操作加重の違いが同じ電子機器で生じると、ユーザーにとって電子機器の各押しボタンにより操作の感触が違うことになり違和感が生じるとともに、製品に対するクレームが発生する要因となっていた。
この発明は、上記背景技術の問題点に鑑みてなされたものであり、複数の押しボタンの押圧の感触が均一である電子機器を製造することができるラバースイッチ用成形体とその製造方法を提供することを目的とする。
この発明は、一つの電子機器に取り付けられる複数種類のラバースイッチのラバースイッチ本体が、1つのシート部に一体成形されているラバースイッチ用成形体である。
前記ラバースイッチ本体は、前記シート部に対してほぼ直角に上方に突出する円柱状の押圧部と、前記押圧部と前記シート部の境界線を一周する薄肉の屈曲部と、前記押圧部の底面に形成された導体部が設けられ、前記シート部には、前記ラバースイッチどうしを容易に分離可能な溝部が形成されている請求項1記載のラバースイッチ用成形体。
前記ラバースイッチ本体は、前記シート部で隣り合うラバースイッチ本体同士がV溝を介して隣接しているものである。また、前記V溝は、前記シート部の表裏に互いに対向して設けられているものでも良い。
前記複数種類のラバースイッチ本体は、各々異なる形状であるとともに弾性変形による操作感が互いに近似しているものである。
またこの発明は、1つの電子機器に取り付けられる複数種類のラバースイッチ本体を、一つの金型により成形し、1つのシート部に前記複数種類のラバースイッチ本体を一体に成形するラバースイッチ用成形体の製造方法である。
本発明のラバースイッチ用成形体とその製造方法によれば、1つの電子機器に設けられた複数の押しボタンの押圧の感触を確実に均一にすることができ、操作感の良好な電子機器を効率よく製造することができる。さらに、ラバースイッチ用成形体の金型が1種類でよいため、金型費が安く、製造コストを抑えることができる。
この発明の一実施形態のラバースイッチ用成形体の斜視図である。 この実施形態のラバースイッチ用成形体の使用方法を示す概略図である。 この実施形態のラバースイッチ用成形体の凹溝部分の拡大部分破断斜視図である。 この実施形態のラバースイッチ用成形体のV溝部分の拡大部分破断斜視図である。 この発明の他の実施形態のラバースイッチ用成形体のV溝部分の拡大部分破断斜視図である。
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1〜図4はこの発明の一実施形態を示すもので、この実施形態のラバースイッチ用成形体10は、1枚の矩形のシート部12が設けられ、シート部12には互いに形状が異なるラバースイッチ本体14,16,18,20,22がシリコーンゴム等のラバー材により一体に成形されている。このラバースイッチ本体14,16,18,20,22は、図示しない接点等を備えた完成品のラバースイッチにおいて、弾性的な復元力を発生させるものである。
ラバースイッチ本体14は、シート部12に対してほぼ直角に一方向に突出する円柱状の押圧部14aを備え、押圧部14aとシート部12の境界線には、薄肉の屈曲部14bが一周して設けられている。押圧部14aの上面14cは、中央に向かってくぼみ、押圧部14aの底部に達して透孔14dが形成されている。押圧部14aの裏面側の底面には、透孔14d以外の位置に図示しない接点である導体部が設けられている。ラバースイッチ本体16は、ラバースイッチ本体14の押圧部14aとほぼ同じ直径で高さが少し低い押圧部16aが設けられている。そして、ラバースイッチ本体14と同様に屈曲部16b、上面16c、透孔16d、及び導体部が一体に設けられている。ラバースイッチ本体18は、シート部12に対して平行な断面が楕円形である押圧部18aが設けられ、屈曲部18bと導体部が設けられている。ラバースイッチ本体18の上面18cは、シート部12に対して平行な平面で形成されている。ラバースイッチ本体20,22は、ラバースイッチ本体18の押圧部18aよりも断面形状が大きい楕円形であり高さが高い押圧部20a,22aが設けられている。そしてラバースイッチ本体14と同様に、屈曲部20b,22b、上面20c,22c、透孔20d,22d、及び導体部が設けられている。
ラバースイッチ本体14,16,18,20,22は、ラバースイッチ本体14,16がシート部12の長手方向に対して直交する方向の1列目に並び、ラバースイッチ本体18,20,22が、隣接して2列目に並んでいる。シート部12の中央部には、2組のラバースイッチ本体14,16,18,20,22を区切る凹溝24が、矩形に一周して設けられている。凹溝24の断面形状は、図3に示すように厚みが薄い薄肉部24aが2ヶ所設けられ、引っ張り力を与えると一対の薄肉部24aが破断する。
シート部12の内側部分には、各ラバースイッチ本体14,16,18,20,22を区切る直線のV溝26が設けられている。V溝26の断面形状は、図4に示すように厚みが薄い薄肉部26aを有し、引っ張り力を与えると薄肉部26aで破断可能に形成されている。シート部12は、凹溝24、V溝26で分割されたとき、各ラバースイッチ本体14,16,18,20,22を、後述する回路基板28に取り付ける取り付け部となる。各ラバースイッチ本体14,16,18,20,22は、各々異なる形状であるとともに、完成品のラバースイッチの弾性変形による操作感が互いに等しいものである。
この実施形態のラバースイッチ本体14,16,18,20,22は、1つの電子機器に取り付けられる複数種類のラバースイッチ本体14,16,18,20,22を、一つの図示しない金型により成形するもので、1つのシート部12に、複数種類のラバースイッチ本体14,16,18,20,22を一体に成形するものである。
次に、ラバースイッチ用成形体10の使用方法について図2に基づいて説明する。ラバースイッチ用成形体10は、図示しない電子機器の回路基板を組み立てる工場等へ出荷され、回路基板の組み立て工程の前に、作業者によりラバースイッチ用成形体10の凹溝24で引き離して切断し1組ごとに分割し、さらにV溝26で切断し、ラバースイッチ本体14,16,18,20,22ごとに分割し、1つの回路基板28に、同じシート部12の各ラバースイッチ本体14,16,18,20,22を、それぞれの所定位置に取り付ける。そして、次の工程へ送られて押しボタン等が取り付けられる。
この実施形態のラバースイッチ用成形体10によれば、押しボタンの押圧の感触が、各電子機器によってばらつかず、各押しボタンの操作感が均一な電子機器を製造することができる。また、1つのラバースイッチ用成形体10に、1個の製品に必要な複数のラバースイッチ本体14,16,18,20,22が設けられ、ラバーの弾力性が同じで押圧加重が等しい押しボタンを作ることができる。ラバーの弾力性が同じラバースイッチ本体14,16,18,20,22を一つの製品に取り付けるため、製品の押しボタンを押す荷重にバラツキがなく、使用者が違和感を感じることがなく使用感が自然である。1種類のラバースイッチ用成形体10の金型でラバースイッチ本体14,16,18,20,22を成形することができ、形状の異なるラバースイッチ本体14,16,18,20,22ごとに金型を準備する必要がなく、金型費が安くコストを抑えることができる。また、成形効率も良い。回路基板28の組み立て工程でも、作業者がラバースイッチ用成形体10からラバースイッチ本体14,16,18,20,22を分割しながら装着するため、ラバーの硬さが異なる他のラバースイッチ用成形体10のものと混ざることがなく、均一な品質を維持することができる。
次に、この発明のラバースイッチ用成形体とその製造方法の他の実施形態について、図5を基にして説明する。この実施形態のラバースイッチ用成形体10は、各ラバースイッチ本体14,16,18,20,22の境界の表裏に、互いに対称で深さの等しいV溝28,29が対向して形成されたものである。V溝28,29が対向した部分は、図5に示すように厚みが薄い薄肉部28aとなり、引っ張り力を与えると薄肉部28aで破断可能に設けられている。この実施形態のラバースイッチ用成形体10によれば、個々のラバースイッチ本体14,16,18,20,22を分離する際に、より容易に分離され、分離した境界断面をきれいなものとすることができる。
この発明のラバースイッチ用成形体は、上記実施の形態に限定されず、ラバースイッチ本体の形状や数は、電子機器に合わせて適宜変更可能である。溝部の形状は、ラバースイッチ本体の成形後の組み立て等における使用時に、破断しやすいものであればよい。ラバースイッチ用成形体のラバースイッチ本体の配置も、自由に変更可能である。1個のラバースイッチ用成形体に1組のラバースイッチ本体のみを設けても良く、3組以上を設けてもよい。
10 ラバースイッチ用成形体
12 シート部
14,16,18,20,22 ラバースイッチ本体
14a,16a,20a,22a 押圧部
14b,16b,20b,22b 屈曲部
24 凹溝
26,28,29 V溝

Claims (6)

  1. 一つの電子機器に取り付けられる複数種類のラバースイッチのラバースイッチ本体が、1つのシート部に一体成形されていることを特徴とするラバースイッチ用成形体。
  2. 前記ラバースイッチ本体は、前記シート部に対してほぼ直角に上方に突出する円柱状の押圧部と、前記押圧部と前記シート部の境界線を一周する薄肉の屈曲部と、前記押圧部の底面に形成された導体部が設けられ、前記シート部には、前記ラバースイッチどうしを容易に分離可能な溝部が形成されている請求項1記載のラバースイッチ用成形体。
  3. 前記ラバースイッチ本体は、前記シート部で隣り合うラバースイッチ本体同士がV溝を介して隣接している請求項2記載のラバースイッチ用成形体。
  4. 前記V溝は、前記シート部の表裏に互いに対向して設けられている請求項3記載のラバースイッチ用成形体。
  5. 前記複数種類のラバースイッチ本体は、各々異なる形状であるとともに弾性変形による操作感が互いに近似しているものである請求項4又は5記載のラバースイッチ用成形体。
  6. 1つの電子機器に取り付けられる複数種類のラバースイッチ本体を、一つの金型により成形し、1つのシート部に前記複数種類のラバースイッチ本体を一体に形成することを特徴とするラバースイッチ用成形体の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH05173679A (ja) * 1991-12-25 1993-07-13 Canon Inc キーボード装置
JP2003234046A (ja) * 2002-02-07 2003-08-22 Funai Electric Co Ltd 押ボタン入力装置と押ボタン入力装置を用いたリモコン装置、及び押ボタンユニットの製造方法

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