JP2011008448A - 電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネル - Google Patents

電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネル Download PDF

Info

Publication number
JP2011008448A
JP2011008448A JP2009150353A JP2009150353A JP2011008448A JP 2011008448 A JP2011008448 A JP 2011008448A JP 2009150353 A JP2009150353 A JP 2009150353A JP 2009150353 A JP2009150353 A JP 2009150353A JP 2011008448 A JP2011008448 A JP 2011008448A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode sheet
transparent
touch input
island
input function
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2009150353A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsutoyo Saihara
光豊 歳原
Tsunetomo Aisaka
常朝 相坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissha Printing Co Ltd
Original Assignee
Nissha Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissha Printing Co Ltd filed Critical Nissha Printing Co Ltd
Priority to JP2009150353A priority Critical patent/JP2011008448A/ja
Priority to PCT/JP2010/060554 priority patent/WO2010150781A1/ja
Priority to TW99120555A priority patent/TW201107831A/zh
Publication of JP2011008448A publication Critical patent/JP2011008448A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/041Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means
    • G06F3/045Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means using resistive elements, e.g. a single continuous surface or two parallel surfaces put in contact
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/033Pointing devices displaced or positioned by the user, e.g. mice, trackballs, pens or joysticks; Accessories therefor
    • G06F3/0354Pointing devices displaced or positioned by the user, e.g. mice, trackballs, pens or joysticks; Accessories therefor with detection of 2D relative movements between the device, or an operating part thereof, and a plane or surface, e.g. 2D mice, trackballs, pens or pucks
    • G06F3/03547Touch pads, in which fingers can move on a surface

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Position Input By Displaying (AREA)

Abstract

【課題】 外表面全体に強い負荷がかかっても機能不良や外観不良の発生のない電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネルを提供する。
【解決手段】 透明板からなる保護パネル本体と、透明樹脂フィルムの上面に矩形の下部透明電極と当該下部透明電極の周囲に設けられた下部回路とを有し、前記保護パネル本体の上面に貼り合わされた下部電極シートと、透明樹脂フィルムの下面に矩形の上部透明電極と当該上部透明電極の周囲に設けられた上部回路とを有し、前記下部電極シートと電極間に間隙を形成して接着された上部電極シートと、透明樹脂フィルムの少なくとも一方の面に前記下部回路及び前記上部回路を隠蔽して透明窓部を形成する加飾層を有し、前記上部電極シートの上面に貼り合わされた加飾シートと、前記上部電極シートと前記下部電極シートとを接着し、これらの外周に沿って設けられた枠状部と当該枠状部の内側に前記透明窓部を避け且つ前記回路部分にも及んで分散配置された多数の島状部とからなる糊層と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、PDA(Personal Digital Assistant)、ハンディターミナルなど携帯情報端末、コピー機、ファクシミリなどOA(Office Automation)機器、スマートフォン、 携帯電話機、携帯ゲーム機器、電子辞書、カーナビシステム、小型PC(Personal Computer)、各種家電品等の用途に用いられ、前面全体に強い負荷がかかっても外観不良や機能不良が生じない、電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネルに関する。
携帯電話機、スマートフォン等の電子機における前面外装筐体は、合成樹脂製の前面前面外装筐体と背面前面外装筐体を組み合わせて構成されたものが一般的である。具体的には、前面前面外装筐体の表面には液晶表示窓を保護するために保護パネルが融着等により固定されている。そして、この保護パネルは、元々、無色透明な樹脂のパネルが用いられてきたが、電子機器のファッション化に伴い、印刷にて縁取り等の加飾が施されるようになった。そして、最近では、保護パネルに入力デバイス機能を備えたものに注目が集まっており、例えば、特許文献1などに開示されている
すなわち、透明板からなる保護パネル本体110と、透明樹脂フィルムの上面に矩形の下部透明電極108aと当該下部透明電極108aの周囲に設けられた下部回路108bとを有し、前記保護パネル本体110の上面に貼り合わされた下部電極シート108と、透明樹脂フィルムの下面に矩形の上部透明電極106aと当該上部透明電極106aの周囲に設けられた上部回路106bとを有し、前記下部電極シート108と電極106a,108a間に間隙を形成して接着された上部電極シート108と、透明樹脂フィルムの少なくとも一方の面に前記下部回路108b及び前記上部回路106bを隠蔽して透明窓部104aを形成する加飾層を有し、前記上部電極シート106の上面に貼り合わされた加飾シート104と、を備え(図24参照)、前面外装筐体119のパネル嵌め込み部122に、その外表面が周囲と同一平面を形成するように隙間なく嵌め込み保持可能に構成されると共に、前記透明窓部を通して外部から視認可能にその下側に配置されたディスプレイ装置120を保護する電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネル101である(図25及び図26参照)。
このように構成されたタッチ入力機能付き保護パネル101は、指やペン等で外表面を点で押圧すると、前記上部電極シート106及び前記加飾シート104、さらに必要に応じて前記加飾シート104の上面に貼り合わされたハードコートフィルム102が一体となって前記押圧点を中心に下方に撓み(以後、これらの積層体を可動シートと呼ぶ)、その結果、前記上部電極シート106及び前記下部電極シート108の内面に形成された両透明電極106a,108aが接触することによって入力位置が検出される。
図26は、タッチ入力機能付き保護パネル101を用いた前面外装筐体における実装構造の一例を示す断面図である。図26に示すように、前面外装筐体119には、当該タッチ入力機能付き保護パネル101を嵌め込むためのパネル嵌め込み部122が設けられている。パネル嵌め込み部122aは、その深さが、ほぼ前記タッチ入力機能付き保護パネル101の厚み寸法に等しくなるように構成され、当該保護パネル101の外表面がその周囲と同一平面を形成するシームレス構造をとることができる。また、パネル嵌め込み部122の底面には当該底面より一回り小さい開口又は凹部123が前記透明窓部を通して外部から視認可能に配置されたディスプレイ装置120のために形成されており、当該底面の周縁122aにおいて、当該タッチ入力機能付き保護パネル101が支持され、接着剤又は図両面テープ124によって固定されている。
このように構成された電子機器表示窓の保護パネル101は、液晶表示画面に対してタッチ入力が可能でありながら、当該保護パネルの透明窓部104a上の外表面及び当該透明窓部104a周囲の加飾部104b上の外表面と前面外装筐体121の外表面との間に段差が生じない(図26参照)ので、前記透明窓部104aが前記前面外装筐体121のデザインに溶込んで見える。
国際公開第2005/064451号パンフレット
しかしながら、特許文献1に記載の前記保護パネル101には、以下のような問題があった。
すなわち、このタッチ入力機能付き保護パネル101を搭載したシームレス構造の携帯電話機やスマートフォン等の電子機器130は、透明窓部104a上の外表面のみならずその周囲の加飾部104b上の外表面を含む保護パネルの前面全てを常に露出している。そのため、指先やペン先などの点による負荷ではなく、電子機器130を手のひらで掴んだり、電子機器130をズボンの後ろポケットに入れて座ったりして保護パネル101の前面全体に亘って強い負荷がかかると、機能や見栄えが劣化することがあった。
具体的な理由は、以下の通りである。上部電極シート106と下部電極シート108との接着には糊層107が用いられており、上部電極シート106及び下部電極シート108の各々の電極106a,108aどうしが導通可能なように、前記透明窓部104aを避けて形成される。ところが、上部電極シート106と下部電極シート108の電極106a,108a間に形成されている間隙(以下、「セル」と呼ぶ)112の内部圧力が上がり、セル112内に封入していた空気が糊層107の最も弱いところから外に押し出されることがある。そして、空気の抜けた後の可動シート115は、負荷が解除された後も電極106a,108a間の間隙が小さくなったまま元の状態に戻らなくなり、ニュートンリング発生などの外観不良、あるいは絶縁不良などの機能不良が生じる。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、外表面全体に強い負荷がかかっても機能不良や外観不良の発生のない電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネルを提供することを目的とする。
本発明は、上記技術的課題を解決するために、以下の構成の電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネルを提供する。
本発明の第1態様によれば、第1の発明は、透明板からなる保護パネル本体と、
透明樹脂フィルムの上面に矩形の下部透明電極と当該下部透明電極の周囲に設けられた下部回路とを有し、前記保護パネル本体の上面に貼り合わされた下部電極シートと、
透明樹脂フィルムの下面に矩形の上部透明電極と当該上部透明電極の周囲に設けられた上部回路とを有し、前記下部電極シートと電極間に間隙を形成して接着された上部電極シートと、
透明樹脂フィルムの少なくとも一方の面に前記下部回路及び前記上部回路を隠蔽して透明窓部を形成する加飾層を有し、前記上部電極シートの上面に貼り合わされた加飾シートと、
前記上部電極シートと前記下部電極シートとを接着し、これらの外周に沿って設けられた枠状部と当該枠状部の内側に前記透明窓部を避け且つ前記回路部分にも及んで分散配置された多数の島状部とからなる糊層と、
を備えた電子機器表窓のタッチ入力機能付き保護パネルを提供する。
本発明の第2態様によれば、前記島状部のパターンがドット状またはそれに準ずるものである、第1態様の電子機器表窓のタッチ入力機能付き保護パネルを提供する。
本発明の第3態様によれば、前記島状部のパターンが筋状またはそれに準ずるものである、第1態様の電子機器表窓のタッチ入力機能付き保護パネルを提供する。
本発明の第4態様によれば、前記島状部の直径又は太さが0.5mm〜3mm、前記島状部どうしの間隔が1mm〜5mmである、第2又は第3態様の電子機器表窓のタッチ入力機能付き保護パネルを提供する。
本発明の第5態様によれば、前記糊層が黒色に着色されている、第1乃至第4態様の電子機器表窓のタッチ入力機能付き保護パネルを提供する。
本発明によれば、糊層のパターニングによって透明窓部以外の加飾部下に拡張した多柱空間(以下、単に多柱空間と呼ぶ)が設けられていることによって、保護パネルの前面全体に亘って強い負荷がかかったときに、透明窓部下では、セルの容積は減っても内部気圧の増加は従来技術より抑えられる。これは、透明窓部全体に亘って負荷がかかってもセル内の空気が、枠状部と上部又は下部電極シートとの間に押し入ることに優先して、隣接する多柱空間に移動するためである。また、仮にセル内の空気が多柱空間を通過して枠状部に至ったとしても、多柱空間で分流すること(図22参照)で、あるいは分流と合流を繰り返すこと(図23参照)で、勢いを消される。
一方、保護パネルの前面全体に強い負荷がかかったときに、加飾部下では、糊層を構成する多数の島状部によってしっかりと接着固定された多柱空間となっているため、島状部どうしの間に形成される空間の容積は変わらない。すなわち、保護パネルの前面の加飾部に凹み痕が残ることがない。
したがって、外表面全体に強い負荷がかかっても機能不良や外観不良の発生を抑えることができる。
本発明のタッチ入力機能付き保護パネルの一実施例を示す分解図である。 図1に示すタッチ入力機能付き保護パネルの断面図である。 タッチ入力機能付き保護パネルに用いる島状部がドット状である糊層の説明図である。 多柱空間を構成する糊層の島状部のバリエーションの一例を示す部分拡大平面図図である。 多柱空間を構成する糊層の島状部のバリエーションの一例を示す部分拡大平面図図である。 図6は、多柱空間を構成する糊層の島状部のバリエーションの一例を示す部分拡大平面図図である。 多柱空間を構成する糊層の島状部のバリエーションの一例を示す部分拡大平面図図である。 多柱空間を構成する糊層の島状部のバリエーションの一例を示す部分拡大平面図図である。 多柱空間を構成する糊層の島状部のバリエーションの一例を示す部分拡大平面図図である。 多柱空間を構成する糊層の島状部のバリエーションの一例を示す部分拡大平面図図である。 多柱空間を構成する糊層の島状部のバリエーションの一例を示す部分拡大平面図図である。 多柱空間を構成する糊層の島状部のバリエーションの一例を示す部分拡大平面図図である。 多柱空間を構成する糊層の島状部のバリエーションの一例を示す部分拡大平面図図である。 タッチ入力機能付き保護パネルに用いる島状部が筋状である糊層の一例を示す平面図である。 図14の部分拡大平面図図である。 タッチ入力機能付き保護パネルに用いる島状部が筋状である糊層の別の例を示す平面図である。 タッチ入力機能付き保護パネルに用いる島状部が筋状である糊層の別の例を示す平面図である。 保護パネルに用いる島状部が筋状である糊層の別の例を示す平面図である。 従来技術のタッチ入力機能付き保護パネルにおける内圧気圧の変化を説明する断面図である。 図19よりセルの容積を拡大した場合の内圧気圧の変化を説明する断面図である 本発明のタッチ入力機能付き保護パネルにおける内圧気圧の変化を説明する断面図である。 筋状の島状部で構成される多柱空間における空気の流れを説明する図である。 ドット状の島状部で構成される多柱空間における空気の流れを説明する図である。 従来技術のタッチ入力機能付き保護パネルの一実施例を示す分解図である。 タッチ入力機能付き保護パネルを実装した電子機器を説明する分解斜視図である。 タッチ入力機能付き保護パネルを用いた前面外装筐体における実装構造の一例を示す断面図である。
次に、本発明の第1の実施の形態について図を参照しながら説明する。
図1及び図2に示す電子機器表窓のタッチ入力機能付き保護パネル1は、保護パネル本体10、下部電極シート8、上部電極シート6、加飾シート4、糊層7及びハードコートフィルム2を備える。
下部電極シート8は、透明樹脂フィルムの上面に矩形の下部透明電極8aと当該下部透明電極8aの周囲に設けられた下部回路8bとを有し、前記保護パネル本体10の上面にPSA(Pressure Sensitive Adhesive)9にて貼り合わされる。
上部電極シート6は、透明樹脂フィルムの下面に矩形の上部透明電極6aと当該上部透明電極6aの周囲に設けられた上部回路6bとを有し、前記下部電極シート8と電極6a,8a間に間隙を形成して前記糊層7にて接着される。
加飾シート4は、透明樹脂フィルムの少なくとも一方の面に前記下部回路8b及び前記上部回路6bを隠蔽して前記透明窓部4aを形成する加飾層41を有し、前記上部電極シート6の上面にPSA5にて貼り合わされる。なお、前記加飾シート4表面には、図1に示すようにハードコートフィルム2がPSA3にて貼り合わせることができる。
糊層7は、前記上部電極シート6と前記下部電極シート8とを接着し、これらの外周に沿って設けられた枠状部7bと当該枠状部7bの内側に前記透明窓部4aを避け且つ前記回路部分6b,8bにも及んで分散配置された多数の島状部7aとからなる。
電子機器表示窓の保護パネル1は、前面外装筐体119のパネル嵌め込み部122に、その外表面が周囲と同一平面を形成するように隙間なく嵌め込み保持可能に構成されると共に、透明窓部4aを通して外部から視認可能にその下側に配置されたディスプレイ装置120を保護するものである。指やペン等で最表面を押圧すると、前記上部電極シート6及び加飾シート4が一体となって下方に撓み、その結果、前記上部電極シート6及び前記下部電極シート8の内面に形成された電極6a,8aどうしが接触することによって入力位置が検出される
前記保護パネル本体10に用いる前記透明板の材質としては、透視性に優れ、液晶パネルや有機ELパネルなどのディスプレイ装置15を破損から保護できる材料を用いる。例えば、前記透明板の材質としては、ガラス、又は、ポリスチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ABS樹脂、AS樹脂、アクリル系樹脂、若しくはAN樹脂などの汎用樹脂を挙げることができる。また、前記透明板の材質としては、ポリフェニレンオキシド・ポリスチレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアセタール系樹脂、ポリカーボネート変性ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、超高分子量ポリエチレン樹脂などの汎用エンジニアリング樹脂、又は、ポリスルホン樹脂、ポリフェニレンサルファイド系樹脂、ポリフェニレンオキシド系樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリイミド樹脂、液晶ポリエステル樹脂、若しくは、ポリアリル系耐熱樹脂などのスーパーエンジニアリング樹脂を用いることができる。とくに、市場のトレンドとして薄型製品の要求が強く、薄くて硬いガラスを前記透明板の材質として用いるのが好ましい。
前記下部電極シート8及び前記上部電極シート6に用いる透明樹脂フィルムの材質としては、ポリカーボネート系、ポリアミド系、ポリエーテルケトン系等のエンジニアリングプラスチック、アクリル系、ポリエチレンテレフタレート系、ポリブチレンテレフタレート系などの樹脂フィルムなどを用いることができる。
前記下部透明電極8a及び前記上部透明電極6aは、透明導電膜より構成される。透明導電膜の材料としては、酸化錫、酸化インジウム、酸化アンチモン、酸化亜鉛、酸化カドミウム、若しくはITO等の金属酸化物や、金、銀、銅、錫、ニッケル、アルミニウム、若しくはパラジウム等の金属、又は、導電性ポリマーの薄膜がある。前記下部透明電極8a及び前記上部透明電極6aの形成方法としては、例えば、真空蒸着法、スパッタリング、イオンプレーティング、CVD法、又は、ロールコーター法などを用いて、透明樹脂フィルムの全面に導電性被膜を形成した後、不要な部分をエッチングで除去する。エッチングは、電極として残したい部分に、フォトリソ法又はスクリーン法などによりレジストを形成した後、塩酸などのエッチング液に浸漬するか、又は、エッチング液を噴射してレジストが形成されていない部分の導電性被膜を除去し、次いで、溶剤に浸漬することによりレジストを膨潤または溶解させて除去する。又は、レーザーによる導電性被膜のエッチングも可能である。
前記下部回路8b及び前記上部回路6bは、バスバー又は引き回し線等の所定のパターンで形成される。また、前記下部回路8b及び前記上部回路6bの材料としては、金、銀、銅、若しくはニッケルなどの金属、又は、カーボンなどの導電性を有するペーストが用いられる。これらの形成方法としては、スクリーン印刷、オフセット印刷、グラビア印刷、若しくはフレキソ印刷などの印刷法、又は、フォトレジスト法、又は、刷毛塗法などがある。なお、前記下部回路8b及び前記上部回路6bの形成に関しては、タッチパネルのように狭額縁化について心配する必要はない。なぜなら、保護パネル1は、携帯電話機等の電子機器60の液晶表示窓を有する前面前面外装筐体13に一体的に配置され、ディスプレイ装置15の寸法による制限を受けないからである。
前記糊層7としては、前記上部電極シート6と前記下部電極シート8の外周に沿う枠状部7bと当該枠状部7bの内側に前記透明窓部4aを避け且つ前記回路部分6b,8bにも及んで分散配置された多数の島状部7aとからなるようにパターン化したアクリル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ビニル樹脂などからなる絶縁性のPSAを用いることができる。また、前記糊層7は、前記上部電極シート6又は前記下部電極シート8にスクリーン印刷、オフセット印刷、グラビア印刷、若しくは、フレキソ印刷などの通常印刷法などを用いて形成するとよい。あるいは、セパレーター上に前記方法にて糊層7を一旦形成した後、前記上部電極シート6又は前記下部電極シート8の被接着面に接着し、セパレーターを剥離して転写してもとよい。
糊層7のパターニングによって透明窓部4a以外の加飾部4b下に拡張した多柱空間13が設けられていること(図3参照)によって、保護パネル1の前面全体に亘って強い負荷がかかったときに、透明窓部4a下では、セル12の容積は減ってもセル12内の空気圧の増加は抑えられる。これは、透明窓部4a全体に亘って負荷がかかってもセル12内の空気が、枠状部7bと上部又は下部電極シート6,8との間に押し入ることに優先して、隣接する多柱空間13に移動するためである。また、仮にセル12内の空気が多柱空間13を通過して枠状部7bに至ったとしても、多柱空間13で分流すること(図22参照)で、あるいは分流と合流を繰り返すこと(図23参照)で、勢いを消される。
一方、保護パネル1の前面全体に強い負荷がかかったときに、加飾部4b下では、糊層7を構成する多数の島状部7aによってしっかりと接着固定された多柱空間13となっているため、島状部7aどうしの間に形成される空間の容積は変わらない。すなわち、保護パネル1の前面の加飾部4bに凹み痕が残ることがない。
そして、島状部7aが回路6b,8b部分にも及んで広く設けられおり、かつ上記のように多柱空間13の容積は変わらないため、多柱空間13には透明窓部4a下のセル12内から移動してきた空気を受け入れる余地も充分にある。したがって、セル12内に封入していた空気が糊層7の最も弱いところから外に漏れて戻らなくなることがない。すなわち、負荷が解除された後には電極6a,8a間の間隙が復活し、ニュートンリング発生などの外観不良、あるいは絶縁不良などの機能不良が生じることがない。
ところで、保護パネル1の前面全体に強い負荷がかかったときに、島状部7aどうしの間に形成される空間の容積は変わらないと内部気圧にどのように影響するかを、以下に説明する。
図19(a)は従来技術のタッチ入力機能付き保護パネルの負荷がかかる前の状態を示しており、枠状の糊層107が透明窓部104aとほぼ同寸法のセル112を構成している。この状態においてセル112の容積はVで、内部気圧はPある。前面全体に強い負荷がかかった後は、図19(b)に示すようにセル112の容積はV'まで縮小し、内部気圧はP=(V/V')Pと上がる。
図20(a)に示すように負荷がかかる前の状態においてセル112の容積を透明窓部104aよりも広く拡大しても、解決にはならない。すなわち、負荷がかかる前の状態においてセル112の容積はV=V+δVで、内部気圧はPある。前面全体に強い負荷がかかった後は、図12(b)に示すようにセル112の容積はV'まで縮小し、内部気圧はP=(V/V')Pである。V'はV'と同程度であり、先のV=V+δVとともに代入すると、内部気圧はP≒((V+δV)/(V'))Pとなり、むしろPより高い内部気圧となってしまう
これに対して、本発明は、図21(a)に示すように負荷がかかる前の状態においてセル12と多柱空間13とを備えており、その合計容積はV=V+δVで、内部気圧はPある。前面全体に強い負荷がかかった後は、図12(b)に示すようにセル12の容積はV'まで縮小するものの、多柱空間13の容積は縮小しない。すなわち、V'=V'+δVである。したがって、内部気圧はP=(V/V')P=((V+δV)/(V'+δV))Pとなる。V'>>V'であるから、Pは従来技術のPよりはるかに低い内部気圧で済む。
なお、多柱空間13においては、各柱となる島状部7aが備える接着力によって前記上部電極シート6及び前記下部電極シート8の両方にしっかりと固定されている必要がある。なぜなら、前記上部電極シート6及び前記下部電極シート8との間に単に柱が存在するだけだと、保護パネル1の前面全体に亘って強い負荷がかかったときに、多柱空間13で分流して空気が移動しない、あるいは分流と合流を繰り返しながら空気が移動しないおそれが生ずる。すなわち、セル12内の空気が多柱空間13の各柱上面と前記上部電極シート6との間を押し広げて一気に枠状部7bに至ってしまい、そのまま枠状部7bの外に押し出されたり、あるいはセル12内の空気が多柱空間13の各柱下面と前記下部電極シート8との間を押し広げて一気に枠状部7bに至ってしまい、そのまま枠状部7bの外に押し出されたりする。
また、多柱空間13においては、各柱となる島状部7aが偏よることなく分散配置される必要がある。なぜなら、柱の配置に疎密の偏りがあると、密の部分ではセル12内の空気を受け入れにくくなり、逆に疎の部分では前記上部電極シート6に撓みなどを生じ、加飾部4b上の外表面の外観不良となる。多柱空間13は、当該枠状部7bの内側に前記透明窓部4aを除く広域に亘って設けることによって、糊層7だけでセル12内の空気を受け入れることができるものであるが、その分前記上部電極シート6の撓みが生じないよう分散した柱で支えるのである。
多柱空間13を構成する多数の島状部7aは、パターンがドット状またはそれに準ずるものであるのがよい。筋状パターンも可能であるが、ドット状またはそれに準ずるパターンの方が、島状部7aの形成面積が小さくて済む。逆に言えば多柱空間13の容積を多くとることができる。また、ドット状またはそれに準ずるパターンの方が、空気の流れを分流するだけでなく、分流と合流を繰り返すことができるため、枠状部7bに至ったときには勢いを消しやすい。ただし、接着力という点では、島状部7aの形成面積が大きくなる筋状パターンの方が有利である。なお、ドットの外形形状としては、例えば、丸形状(図4〜図7参照)の他、四角形状(図8及び図9参照)、三角形状(図10参照)、六角形状(図11参照)、十字形状(図12及び図13参照)などとできる。
また、多数の島状部7aは多柱空間13を構成するように分散配置されているが、その配置パターンとしては、例えば、ドット状の島状部7aの場合、正方格子配置(図4、図8及び図12参照)、三角格子配置(図5、図9、図11及び図13参照)、ハニカム格子配置(図6、図7及び図10参照)などとできる。また、筋状の島状部7aの場合、縦ストライプ(図14参照)のほかに、横ストライプ(図16参照)、縦横混合(図16参照)などとできる。また、図17に示すようにストライプの一端が枠状部7bと繋がっていてもよい。
なお、島状部7aの大きさが直径又は太さが0.5mm〜3mm、前記島状部どうしの間隔が1mm〜5mmとするのが好ましい。
前記島状部7aの直径又は太さが0.5mmに満たないと前記上部電極シート6及び前記下部電極シート8の両方にしっかりと固定できないし、3mmを超えると前記島状部7aを多数配置することができない。
そして、前記島状部どうしの間隔が1mmに満たないとセル12内の空気を受け入れにくくなり、5mmを超えると前記上部電極シート6に撓みなどを生じやすくなる。
また、前記糊層7が黒色に着色されていてもよい。このように構成すると、遮光機能を持たせることができるというメリットがある。詳しくは、タッチ入力機能付き保護パネル1はディスプレイ装置の前面に配置されて外装筐体に嵌め込まれるが、ディスプレイ装置からの光が多柱空間13を介して無駄に漏れる場合が想定される。そこで、前記糊層7を黒色とすることで多柱空間13経由の光漏れを抑えるのである。前記糊層7を黒色に着色するには、前記糊層7中に適切な色の顔料または染料を着色剤として含有させればよい。
なお、前記下部電極シート8と前記上部電極シート6との間にはスペーサー11が設けられており、それぞれの対向面に設けられている両電極6a,8aが誤接触しないように構成されている。スペーサー11としては、透明な光硬化型樹脂をフォトプロセスで微細なドット状に形成して得ることがきる。また、印刷法により、微細なドットを多数形成して、スペーサー11とすることもできる。
前記加飾シート4に用いる透明樹脂カバーフィルムの材質としては、ポリカーボネート系、ポリアミド系、ポリエーテルケトン系等のエンジニアリングプラスチックの樹脂フィルム、アクリル系の樹脂フィルム、ポリエチレンテレフタレート系の樹脂フィルム、又は、ポリブチレンテレフタレート系の樹脂フィルムなどを用いることができる。
前記加飾シート4は、透明樹脂カバーフィルムの少なくとも一方の面には透明窓部4aを有する加飾層41が形成され、前記上部電極シート6の上面に貼り合わされる。前記したように前記下部電極シート8及び前記上部電極シート6に不透明な回路8b,6bが設けられるため、これを被覆して隠蔽するためである。加飾層41で被覆される部分が加飾部4bとなり、加飾層41で被覆されない部分が透明窓部4aとなる。
加飾層41は、通常、保護パネルにおいては印刷層として形成する。印刷層の材質としては、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリビニルアセタール系樹脂、ポリエステルウレタン系樹脂、セルロースエステル系樹脂、又は、アルキド樹脂などの樹脂をバインダーとし、適切な色の顔料または染料を着色剤として含有する着色インキを用いるとよい。印刷層の形成方法としては、オフセット印刷法、グラビア印刷法、若しくは、スクリーン印刷法などの通常の印刷法などを用いるとよい。特に、多色刷り又は階調表現を行うには、オフセット印刷法又はグラビア印刷法が適している。また、単色の場合には、グラビアコート法、ロールコート法、若しくは、コンマコート法などのコート法を採用することもできる。
また、加飾層41は、金属薄膜層からなるもの、又は、印刷層と金属薄膜層との組み合わせからなるものでもよい。金属薄膜層は、加飾層41として金属光沢を表現するためのものであり、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法、鍍金法などで形成することができる。この場合、表現したい金属光沢色に応じて、アルミニウム、ニッケル、金、白金、クロム、鉄、銅、スズ、インジウム、銀、チタニウム、鉛、亜鉛などの金属、又は、これらの合金、又は、これらの化合物を使用することができる。金属薄膜層は、通常は、部分的に形成する。また、金属薄膜層を設ける際に、他の層との密着性を向上させるために、前アンカー層や後アンカー層を設けてもよい。
また、加飾層41は、透明樹脂カバーフィルムのいずれの面にも形成できるが一例として下面に形成し、前記上部電極シート6の上面と対面するように貼り合わせると、指又はペンなどが、前記ハードコートフィルム2を貼り合わせなくても加飾層41が摩耗から保護される。
また、前記保護パネル本体10と前記下部電極シート8との接着、前記上部電極シート6と前記加飾シート4との接着、及び前記加飾シート4と前記ハードコートフィルム2との接着には、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、又は、ビニル樹脂などからなる絶縁性のPSA9,5,3を用いる。
なお。前記下部回路8b及び前記上部回路6bと図示しない外部機器との接続は、例えば、前記下部回路8b及び前記上部回路6bが前記上部電極シート6の縁部に設けられた接続部まで延設されて1箇所にまとめられ、この接続部における端子部6c,8cに対応して前記保護パネル本体10及び前記下部電極シート8の積層体に形成された貫通孔(図示せず)を介して保護パネル本体10裏面からFPC(フレキシブルプリント配線板)と接続することができる。前記FPCとしては、貫通孔から電気信号を取り出すことができればよいが、より好ましくはFPCの接続側端部に4本の金属ピンが貫通孔に対応して立設されたピン付きFPCである。さらに、電気信号の取り出し方法としては、前記保護パネル本体10の裏面から取り出す以外に、タッチパネルで通常行なわれているように前記上部電極シート6および前記下部電極シート8の間に側方より市販のFPCを挿入することによって外部に出力することもできる。
前記上部電極シート6と前記加飾シート4、必要に応じてハードコートフィルム2を貼り合わせた厚みは、通常、0.3〜0.8mmとなる。また、前記下部電極シート8の厚みは、通常、0.05〜0.25mmとなる。また、前記保護パネル本体10は、通常、0.4〜1.0mmの厚みのものが用いられる。
以上、本発明の電子機器表窓のタッチ入力機能付き保護パネル1について説明したが、この保護パネル1を従来技術(図25及び図13参照)と同様に組み込んだ電子機器は、前記前面外装筐体119の前記パネル嵌め込み部122に、前記保護パネル1の外表面が周囲と同一平面を形成するように隙間なく、嵌め込み保持される。
このように電子機器に組み込まれた保護パネル1は、液晶表示画面に対してタッチ入力が可能でありながら、当該保護パネル1の透明窓部4a上の外表面及び当該透明窓部4a周囲の加飾部4b上の外表面と前面外装筐体119の外表面との間に段差が生じないので、前記透明窓部4aが前記前面外装筐体119のデザインに溶込んで見える。
しかも、電子機器を手のひらで掴んだり、電子機器をズボンの後ろポケットに入れて座ったりして保護パネル1の前面全体に亘って強い負荷がかかっても、前述したように前面全体に強い負荷がかかっても外観不良や機能不良が生じない。
<実施例1>
まず、厚み0.5mmのガラス板を用い、縦80mm×横50mmの保護パネル本体を得た。
また、厚み0.1mmのポリカーボネート(PC)フィルムからなる透明絶縁フィルムの片面に厚み20nmのITO膜をスパッタリングにて全面に形成し、エッチングにて不要部のITO膜をエッチング除去することにより矩形状をした下部透明電極を形成した。次に、下部透明電極上全面にエポキシアクリレート系の熱硬化型樹脂を用いスクリーン印刷にて、微細なドッド状のスペーサーを形成した。また下部透明電極の縦方向に対向する二辺に配置される下部バスバーと当該下部バスバーから各々外部に出力するための引き回し線を、下部回路として、銀ペーストをスクリーン印刷して形成して縦80mm×横50mmの下部電極シートを得た。
また、厚み0.125mmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムからなる可撓性の透明絶縁フィルムを用い、その一面に厚み20nmのITO膜をスパッタリングにて全面に形成し、縦横が下部電極パネルと同寸法のシート状にカットした後、エッチングにて不要部のITO膜を除去することにより矩形状をした上部透明電極を形成した。また上部透明電極の横方向に対向する二辺に配置される上部バスバーと当該上部バスバーから各々外部に出力するための引き回し線を、上部回路として、銀ペーストをスクリーン印刷することにより形成して縦80mm×横50mmの上部電極シートを得た。
また、厚み0.05mmのPETフィルムからなる可撓性の透明絶縁フィルムを用い、片面にポリエステル系樹脂に顔料を分散した着色インキをスクリーン印刷にて縦65mm×横40mmの透明窓部を有する加飾層を形成し、縦80mm×横50mmの加飾シートを得た。
また、厚み0.125mmのPETフィルムからなる可撓性の透明絶縁フィルムを用い、片面に紫外線硬化型のアクリル系のハードコートをグラビア印刷で塗布し、縦80mm×横50mmのハードコートシートを得た。
次に、前記加飾シートの加飾層側の面を前記上部電極シートの前記上部透明電極側とは反対面と、さらに前記ハードコートシートのPETフィルム側の面を前記加飾シートの加飾層側とは反対面とそれぞれ厚み0.025mmの(上記キと同じ)樹脂からなるPSAを全面的に塗布することで貼り合わせた。
次いで、前記上部電極シートの前記上部透明電極側の面にアクリル樹脂からなり且つ黒色に着色された厚み0.025mm、縦80mm×横50mmの所定パターンの糊層糊層をスクリーン印刷にて形成し、前記下部電極シートを当該糊層にて電極間を隔てるように貼り合わせた。当該糊層のパターンは、外周に沿って設けられた幅3mmの3辺と幅20mmのFPCの端部を挿入する1辺からなる枠状部と、当該枠状部の内側に前記透明窓部を避け且つ前記回路部分にも及んで図5のように分散配置される、直径1mm、間隔2mmである多数の島状部(円形状のドット)とからなるものである。なお、前記枠状部のFPCの端部を挿入する1辺には、外周より奥行き4mmだけ後退した幅22mmのFPC挿入領域を有する。
その後、前記FPCの導電性接着剤が設けられた端部を前記下部電極シートと前記上部電極シートとの間に挿入した状態でスライドテーブルに載せ、所定位置までスライド移動させた後、ヒーターを下降させて前記下部電極シート側から押圧することにより前記FPCを回路からの端子部6c,8c熱圧着した。
最後に、前記保護パネル本体の前記掘込部を有する面と前記下部電極シートの前記下部透明電極側とは反対面を、厚み0.025mmのアクリル樹脂からなるPSAを全面的に塗布することで貼り合わせた。
<実施例2>
前記糊層の枠状部がFPC挿入領域を有さないこと、代わりに端子部に対応して当該糊層の枠状部、前記下部電極シート及び前記保護パネル本体に形成された貫通孔を介して保護パネル本体の裏面からFPCと接続すること以外は、実施例1と同様とした。
実施例1及びのようにして得られた保護パネルは、外表面全体に強い負荷がかかっても機能不良や外観不良の発生のないものであった。
本発明は、添付図面を参照しながら好ましい実施形態に関連して充分に記載されているが、この技術の熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。
本発明は、PDA、ハンディターミナルなど携帯情報端末、コピー機、ファクシミリなどOA機器、スマートフォン、 携帯電話機、携帯ゲーム機器、電子辞書、カーナビシステム、小型PC、各種家電品等の用途に用いることができ、産業上有用なものである。
1 タッチ入力機能付き保護パネル
2 ハードコートフィルム
3 PSA
4 加飾シート
4a 透明窓部
4b 加飾部
5 PSA
6 上部電極シート
6a 上部透明電極
6b 上部回路
6c 端子部
7 糊層
7a 島状部
7b 枠状部
8 下部電極シート
8a 下部透明電極
8b 下部回路
8c 端子部
9 PSA
10 保護パネル本体
11 スペーサー
12 セル
13 多柱空間
14 加飾層
15 可動シート
101 タッチ入力機能付き保護パネル
102 ハードコートフィルム
103 PSA
104 加飾シート
104a 透明窓部
104b 加飾部
105 PSA
106 上部電極シート
106a 上部透明電極
106b 上部回路
107 糊層
108 下部電極シート
108a 下部透明電極
108b 下部回路
109 PSA
110 保護パネル本体
111 スペーサー
112 セル
119 前面外装筐体
120 ディスプレイ装置
122 パネル嵌め込み部
123 凹部

Claims (5)

  1. 透明板からなる保護パネル本体と、
    透明樹脂フィルムの上面に矩形の下部透明電極と当該下部透明電極の周囲に設けられた下部回路とを有し、前記保護パネル本体の上面に貼り合わされた下部電極シートと、
    透明樹脂フィルムの下面に矩形の上部透明電極と当該上部透明電極の周囲に設けられた上部回路とを有し、前記下部電極シートと電極間に間隙を形成して接着された上部電極シートと、
    透明樹脂フィルムの少なくとも一方の面に前記下部回路及び前記上部回路を隠蔽して透明窓部を形成する加飾層を有し、前記上部電極シートの上面に貼り合わされた加飾シートと、
    前記上部電極シートと前記下部電極シートとを接着し、これらの外周に沿って設けられた枠状部と当該枠状部の内側に前記透明窓部を避け且つ前記回路部分にも及んで分散配置された多数の島状部とからなる糊層と、
    を備えた電子機器表窓のタッチ入力機能付き保護パネル。
  2. 前記島状部のパターンがドット状またはそれに準ずるものである、請求項1記載の電子機器表窓のタッチ入力機能付き保護パネル。
  3. 前記島状部のパターンが筋状またはそれに準ずるものである、請求項1記載の電子機器表窓のタッチ入力機能付き保護パネル。
  4. 前記島状部の直径又は太さが0.5mm〜3mm、前記島状部どうしの間隔が1mm〜5mmである、請求項2又は請求項3記載の電子機器表窓のタッチ入力機能付き保護パネル。
  5. 前記糊層が黒色に着色されている、請求項1乃至4のいずれかに記載の電子機器表窓のタッチ入力機能付き保護パネル。
JP2009150353A 2009-06-24 2009-06-24 電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネル Withdrawn JP2011008448A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009150353A JP2011008448A (ja) 2009-06-24 2009-06-24 電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネル
PCT/JP2010/060554 WO2010150781A1 (ja) 2009-06-24 2010-06-22 電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネル
TW99120555A TW201107831A (en) 2009-06-24 2010-06-24 Protection panel having a function of touch input for a display window of electronic machine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009150353A JP2011008448A (ja) 2009-06-24 2009-06-24 電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011008448A true JP2011008448A (ja) 2011-01-13

Family

ID=43386550

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009150353A Withdrawn JP2011008448A (ja) 2009-06-24 2009-06-24 電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネル

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2011008448A (ja)
TW (1) TW201107831A (ja)
WO (1) WO2010150781A1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013246650A (ja) * 2012-05-25 2013-12-09 Fujitsu Component Ltd タッチパネル及びその製造方法
JP2014099005A (ja) * 2012-11-14 2014-05-29 Hosiden Corp タッチセンサ及びタッチセンサの製造方法
JP2014217955A (ja) * 2013-05-01 2014-11-20 早川ゴム株式会社 レーザー光を用いた接合方法
CN108468691A (zh) * 2018-03-07 2018-08-31 金龙机电(杭州)有限公司 一种曲面3d触摸屏或显示屏的ab型水胶贴合工艺
US11874547B2 (en) 2021-06-30 2024-01-16 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Film wrapping display

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107577368A (zh) * 2011-03-03 2018-01-12 宸鸿光电科技股份有限公司 触控感测装置
JP5753501B2 (ja) * 2012-02-10 2015-07-22 ホシデン株式会社 部品モジュール
JP5868721B2 (ja) * 2012-02-10 2016-02-24 ホシデン株式会社 入力装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004110749A (ja) * 2002-09-20 2004-04-08 Kawaguchiko Seimitsu Co Ltd タッチパネル及びその製造方法
US7554624B2 (en) * 2003-12-26 2009-06-30 Nissha Printing Co., Ltd. Electronic device with protection panel, protection panel, and method of fabricating protection panels
JP4487757B2 (ja) * 2004-12-20 2010-06-23 パナソニック株式会社 タッチパネル
JP4412383B2 (ja) * 2007-04-05 2010-02-10 エプソンイメージングデバイス株式会社 入力装置、電気光学装置、及び電子機器
TWI390438B (zh) * 2007-08-30 2013-03-21 Kyocera Corp Touch panel and touch panel display device

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013246650A (ja) * 2012-05-25 2013-12-09 Fujitsu Component Ltd タッチパネル及びその製造方法
US9569021B2 (en) 2012-05-25 2017-02-14 Fujitsu Component Limited Touch panel and method of manufacturing the same
JP2014099005A (ja) * 2012-11-14 2014-05-29 Hosiden Corp タッチセンサ及びタッチセンサの製造方法
JP2014217955A (ja) * 2013-05-01 2014-11-20 早川ゴム株式会社 レーザー光を用いた接合方法
CN108468691A (zh) * 2018-03-07 2018-08-31 金龙机电(杭州)有限公司 一种曲面3d触摸屏或显示屏的ab型水胶贴合工艺
US11874547B2 (en) 2021-06-30 2024-01-16 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Film wrapping display

Also Published As

Publication number Publication date
WO2010150781A1 (ja) 2010-12-29
TW201107831A (en) 2011-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101276023B1 (ko) 전자기기 표시창의 터치입력기능을 가진 보호패널 및 전자기기
WO2010150781A1 (ja) 電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネル
JP4729560B2 (ja) タッチパネルユニット
CN102112947B (zh) 具有按压检测功能的触摸面板及该触摸面板用压敏传感器
US8816981B2 (en) Mount structure of touch panel with vibration function
US8199128B2 (en) Protection panel with touch input function
JP4880723B2 (ja) 押圧検出機能を有する抵抗膜式タッチパネル
KR101093974B1 (ko) 아날로그 저항막 방식의 터치입력기능을 구비한 보호패널
US20130333922A1 (en) Spacerless input device
JP4875182B2 (ja) 保護パネル及び電子機器
JPWO2005114367A1 (ja) タッチパネル及びこれを用いた電子機器表示窓の保護パネル
JPWO2010024192A1 (ja) タッチインプットデバイス及び電子機器
KR101489029B1 (ko) 전자 기기 표시창의 터치 입력 기능을 구비한 보호 패널
JP2008287670A (ja) 電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネル
JP5105487B2 (ja) 電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネル及び電子機器
JP2012203514A (ja) 入力装置
JP2008262289A (ja) 電子機器表示窓のタッチ入力機能付き保護パネル
JP2011034282A (ja) 入力感が得られる入力機能付き保護パネル

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20120904