JP2011007470A - 熱風加熱装置及び熱風加熱方法 - Google Patents

熱風加熱装置及び熱風加熱方法 Download PDF

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Abstract

【課題】熱処理時間を短縮することができる熱風処理装置及び熱風加熱方法を提供する。
【解決手段】バーナ2からの熱風が供給される円筒状の熱風室3と、熱風室3を囲むようにして形成され、熱風室3から熱風が供給される加熱室4と、加熱室4の下部に設けられ、熱風室3を囲むドーナツ状の回転床面16aを有する回転自在なターンテーブル16と、ターンテーブル16の回転床面16a上に、ワークWを上載する複数の棚5とを備え、ワークWに熱処理を施す熱風加熱装置1であって、熱風室3を分断する、上下に延びる熱風室仕切板17を設けるとともに、バーナ2を熱風室3の分断数に応じた個数だけ設け、それぞれのバーナ2から、分断された熱風室3のそれぞれに対して熱風を上方から供給する複数のダクト15を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、アルミニウム合金などのワークに熱風によって熱処理を施すための熱風処理装置及び熱風処理方法に関するものである。
従来、例えば、アルミニウム合金等のワークに熱処理を施すために、熱風循環式や多段型炉床回転式が使用されている。前者は、炉内温度のバラツキを低減して品質の安定化を図ることができ、後者は、熱処理施設の省スペース化を図ることができるといった利点がある。また、こうした熱風循環式と多段型炉床回転式を組み合わせた熱風式循環炉も開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−138916号公報
特許文献1に記載の熱風式循環炉30は、図12に示すように、ドーナツ状および多段式にワークWを載置する複数の格納室31を設け、ドーナツ状中心部32に送り込んだ熱風を、ドーナツ状中心部32からその周囲に位置する格納室31に送り、当該格納室31の内面側から外面側へ水平方向に移動させた後、環通路33を通して循環させている。これにより、複数の格納室31に載置したワークWを加熱処理している。
この熱風式循環炉30には、炉内温度のバラツキを低減し、複数の格納室31に載置した多数のワークWを同時に熱処理することができるといった利点がある。
しかしながら、特許文献1に記載の発明においては、熱風式循環炉30内の温度をワークWの設定目標温度に保ち、その温度でワークWを加熱するので、ワークWが設定目標温度に達するまでに多くの時間を要するといった問題がある。例えば、ワークWを500℃に加熱するためには、熱風式循環炉30の温度を500℃に設定するので、実際にワークW自体が500℃に達するまでには多くの時間を必要とする。
そこで、本発明の目的とするところは、熱処理時間を短縮することができる熱風処理装置及び熱風加熱方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の熱風加熱装置(1)は、バーナ(2)からの熱風が供給される円筒状の熱風室(3)と、前記熱風室(3)を囲むようにして形成され、前記熱風室(3)から熱風が供給される加熱室(4)と、前記加熱室(4)の下部に設けられ、前記熱風室(3)を囲むドーナツ状の回転床面(16a)を有する回転自在なターンテーブル(16)と、前記ターンテーブル(16)の回転床面(16a)上に、ワーク(W)を上載する複数の棚(5)とを備え、前記ワーク(W)に熱処理を施す熱風加熱装置(1)であって、前記熱風室(3)を分断する、上下に延びる熱風室仕切板(17)を設けるとともに、前記バーナ(2)を前記熱風室(3)の分断数に応じた個数だけ設け、それぞれの前記バーナ(2)から、分断された前記熱風室(3)のそれぞれに対して熱風を上方から供給する複数のダクト(15)を備えることを特徴とする。
また、請求項2に記載の熱風加熱装置(1)は、前記熱風室(3)を前記熱風室仕切板(17)によって二つに分断するとともに前記加熱室(4)を二つに分断する加熱室仕切板(18)を、前記熱風室仕切板(17)と平面視で同一線上に延びかつ前記ターンテーブル(16)の回転床面(16a)上で回転する前記棚(5)に干渉しない位置に設けたことを特徴とする。
また、請求項3に記載の熱風加熱装置(1)は、前記ターンテーブル(16)の回転床面(16a)上の前記棚(5)間に、前記熱風室(3)の外周から放射状かつ上下に延びる棚用仕切板(19)を備えることを特徴とする。
また、請求項4に記載の熱風加熱方法は、バーナ(2)からの熱風が供給される円筒状の熱風室(3)と、前記熱風室(3)を囲むようにして形成され、前記熱風室(3)から熱風が供給される加熱室(4)と、前記加熱室(4)の下部に設けられ、前記熱風室(3)を囲むドーナツ状の回転床面(16a)を有する回転自在なターンテーブル(16)と、前記ターンテーブル(16)の回転床面(16a)上に、ワーク(W)を上載する複数の棚(5)とを備え、前記ワーク(W)に熱処理を施す熱風加熱方法であって、前記熱風室(3)を上下に延びる熱風室仕切板(17)によって第一ゾーン(P)と第二ゾーン(Q)に分断するとともに、前記バーナ(2)を前記第一ゾーン(P)専用の第一バーナ(2a)と第二ゾーン(Q)専用の第二バーナ(2b)とし、前記第一バーナ(2a)を介して前記第一ゾーン(P)に供給する熱風の温度を、前記第二バーナ(2b)を介して前記第二ゾーン(Q)に供給する熱風の温度よりも高温としたことを特徴とする。
さらに、請求項5に記載の熱風加熱方法は、前記第一ゾーン(P)に供給する熱風の温度を、前記ワーク(W)の設定目標温度より高温にするとともに、前記第二ゾーン(Q)に供給する熱風の温度を、前記ワーク(W)の設定目標温度と略同じ温度にすることを特徴とする。
またさらに、請求項6に記載の熱風加熱方法は、前記加熱室(4)の第一ゾーン(P)における壁面の回転上流側に開口部(4a)を設け、前記開口部(4a)を介して前記ワーク(W)の搬入及び搬出を行うことを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の熱風加熱装置によれば、熱風室を分断する、上下に延びる熱風室仕切板を設けるとともに、バーナを熱風室の分断数に応じた個数だけ設け、それぞれのバーナから、分断された熱風室のそれぞれに対して熱風を上方から供給する複数のダクトを備えるので、分断された熱風室のそれぞれを異なる温度で制御することができる。よって、加熱室に異なる温度の熱風を供給することができる。
また、請求項2に記載の熱風加熱装置によれば、請求項1に記載の発明の作用効果に加え、熱風室を熱風室仕切板によって二つに分断するとともに加熱室を二つに分断する加熱室仕切板を、熱風室仕切板と平面視で同一線上に延びかつターンテーブルの回転床面上で回転する棚に干渉しない位置に設けたので、分断された熱風室から供給された異なる温度の熱風が、加熱室においてもそれぞれ混ざり難い。よって、例えば低温側の加熱室が、高温側の加熱室の影響で昇温し難いので、加熱室のそれぞれの温度制御を行い易い。
また、請求項3に記載の熱風加熱装置によれば、請求項1又は2に記載の発明の作用効果に加え、ターンテーブルの回転床面上の棚間に、熱風室の外周から放射状かつ上下に延びる棚用仕切板を備えるので、棚用仕切板が加熱室仕切板における回転する棚が通過する箇所に対して蓋の役目となり、分断された熱風室から供給された異なる温度の熱風がより混ざり難い。よって、より加熱室の温度制御を行い易い。
また、請求項4に記載の熱風加熱方法によれば、熱風室を上下に延びる熱風室仕切板によって第一ゾーンと第二ゾーンに分断するとともに、バーナを第一ゾーン専用の第一バーナと第二ゾーン専用の第二バーナとし、第一バーナを介して第一ゾーンに供給する熱風の温度を、第二バーナを介して第二ゾーンに供給する熱風の温度よりも高温としたので、第二ゾーンから供給される熱風でワークを徐々に昇温させた後に、第一ゾーンから供給される熱風でワークを一気に昇温させることもでき、一方、第一ゾーンの熱風でワークを一気に昇温させた後に、第二ゾーンの熱風でワークを徐々に冷却することもできる。よって、ワークの種類によって、必要に応じた多様な熱処理を施すことができる。
さらに、請求項5に記載の熱風加熱方法によれば、請求項4に記載の発明の作用効果に加え、第一ゾーンに供給する熱風の温度を、ワークの設定目標温度より高温にするとともに、第二ゾーンに供給する熱風の温度を、ワークの設定目標温度と略同じ温度にするので、ワークを所定の温度まで短時間で加熱することができる。従って、加熱処理時間を短くすることができる。
すなわち、図10に示すように、例えば、ワークを500℃に加熱する場合、第一ゾーンではその500℃より高温の熱風を供給するので、ワークは短時間に500℃を超える温度まで加熱される。そして、第二ゾーンでは500℃の熱風が供給されるので、第一ゾーンで500℃以上まで加熱されたワークは500℃まで下がり、その状態を維持する。従って、投入から取出しまで500℃の熱風を供給する従来技術と比較して、短時間で500℃まで加熱して取出すことができる。ちなみに、従来技術では3時間要していた加熱処理を、本発明では1時間で行うことができる。
またさらに、請求項6に記載の熱風加熱方法によれば、請求項4又は5に記載の発明の作用効果に加え、加熱室の第一ゾーンにおける壁面の回転上流側に開口部を設け、開口部を介してワークの搬入及び搬出を行うので、第二ゾーンから外部に熱が逃げ難い。よって、例えば請求項5に記載の発明のように、第二ゾーンをワークの設定目標温度と略同じ温度にしている場合には、第二ゾーン内の温度管理が容易となり、特に有効である。また、高温の第一ゾーンの回転上流側から下流側まで用いてワークを有効に昇温できる。したがって、安定した品質のワークを得ることができる。
本発明の実施形態に係る熱風加熱装置を二基備えた加熱設備を示す平面図である。 図1のA−A線断面図である。 図1に示す熱風加熱装置の拡大図である。 図2に示す熱風加熱装置の拡大図である。 図1の熱風加熱装置における熱風室仕切板と加熱室仕切板を示す側面図である。 図2および図4に示す熱風加熱装置のチャンバーを示す要部拡大図である。 本発明に係る熱風加熱装置におけるチャンバーの他の態様を示す断面図である。 本発明に係る熱風加熱装置におけるチャンバーのさらに他の態様を示す断面図である。 図3に示すターンテーブルの回転床面が回転した状態を示す平面図である。 本発明に係る熱風加熱装置と従来例に係る熱風加熱装置によって加熱されるワークの温度変化を示すグラフである。 他の実施形態に係る熱風加熱装置を示す断面図である。 従来例に係る熱風加熱装置を示す断面図である。
図1乃至図6を参照して、本発明の実施形態に係る熱風加熱装置1について説明する。図1は、熱風加熱装置1を二基備えた加熱設備を示す平面図であり、図2は、図1のA−A線断面図である。また、図3は、図1に示す熱風加熱装置1の拡大図であり、図4は、図2に示す熱風加熱装置1の拡大図である。図5は、図1の熱風加熱装置における熱風室仕切板と加熱室仕切板を示す側面図である。図6は、図2および図4に示す熱風加熱装置1のチャンバー6を示す要部拡大図である。
この熱風加熱装置1は、アルミニウム合金などのワークWに熱処理を施すためのものであり、熱風室3、加熱室4、および棚5を備える。
熱風室3は、上下に延びる円筒状であって、上方が開口し下方には底部を有している。また、熱風室3を形成する壁面3aには、加熱室4が熱風を熱風室3から取り入れるための複数の熱風取込口20が形成されている。バーナ2からの熱風は、熱風室3の上方から内部に受け入れる。上方から入った熱風は、熱風室取込口20以外の箇所から外部(加熱室4)に漏れ出ることはない。熱風室3の中心部には、熱風室3を支持するなどの目的で垂直方向に固定軸8を設けている。
本実施形態では、バーナ2と熱風室3とをダクト15で連通すると共に、ダクト15内部のバーナ2に隣接する部分(ダクト15外部のバーナ2とダクト15の間であってもよい)にファン13を設けた。なお、ワークWの成形過程においてワークWには砂Sが付着し、熱風加熱装置1の床面にはその砂Sが集積しているので、このファン13は砂Sへの耐久性を考慮して軸流ファンではなくシロッコラジカルファンとした。そして、ファン13によって、バーナ2からの熱風は高速(10〜15m/s)でダクト15を通じて熱風室3および加熱室4に供給される。
加熱室4は、熱風室3を囲むようにしてその周囲に設けられ、熱風室3からの熱風をその内周側から受け入れる。すなわち、加熱室4とは、熱風室3やダクト15等を除く、熱風加熱装置1内部を指す。加熱室4の下部には、熱風室3を囲むドーナツ状の回転床面16aを有する回転自在なターンテーブル16が設けられている。なお、ターンテーブル16の回転床面16aの回転は、その下位に設けたモーター14によって行っている。
棚5は熱処理の対象であるワークWを載置するためのものであり、ターンテーブル16の回転床面16a上に配置されている。この棚5は、熱風室3の外周に隣接するように放射状に並べられ、それらは多段状(ここでは四段)に設けられている。この多段状に形成した高さ方向の棚5のひとかたまりを、ここではブロックと呼び、熱風加熱装置1一基につき八ブロック設けられている。各棚5には、径方向および周方向に複数のワークWを並べて載置することができる。なお、径方向とは、熱風室3の中心からその外周方向に向かう方向をいい、周方向とは回転床面16aの回転方向をいう。
また、ターンテーブル16の回転床面16a上の棚5間、すなわち各ブロック間には、熱風室3の外周から放射状かつ上下に延びる棚用仕切板19をそれぞれ一つずつ、合計八つ備える。この棚用仕切板19は、熱風室3と略同じ高さまで上方に延びているが、ターンテーブル16の回転床面16aの回転に際して、棚用仕切板19がいずれかの箇所と干渉することはない。
そして、この熱風加熱装置1では、熱風室3と加熱室4がそれぞれ、ワークWの設定目標温度より高温の熱風を供給する第一ゾーンPと、ワークWの設定目標温度と略同じ温度の熱風を供給する第二ゾーンQとの二つに分断されている。つまり、熱風室3は、上下に延びる熱風室仕切板17によって略中央で二つに分断され、加熱室4は、熱風室仕切板17と平面視で同一線上に延びる加熱室仕切板18によって二つに分断されている。
ここで、本実施形態においては棚5がターンテーブル16の回転床面16aとともに回転するので、加熱室仕切板18はこの棚5の回転に干渉しない位置にのみ設けられている。詳しくは、図5に示すように加熱室仕切板18は、ターンテーブル16の回転床面16aの上方に二つの開口部18aを有し、その開口部18a間に熱風室3の壁面3aを隔てて熱風室仕切板17を備える。また、熱風室仕切板17の上端17aは加熱室仕切板18と接合している。よって、この加熱室仕切板18の開口部18a以外では、加熱室4の第一ゾーンPと第二ゾーンQ間で相互に熱を直接やり取りできない。
また、熱風室3の第一ゾーンPと加熱室4の第一ゾーンPとは平面視で同じ側、例えば熱風室3の第一ゾーンPが右側で熱風室3の第二ゾーンQが左側であれば、加熱室4の第一ゾーンPが右側で加熱室3の第二ゾーンQが左側である。
さらに、この第一ゾーンPおよび第二ゾーンQのそれぞれには、専用のバーナ2として第一バーナ2aと第二バーナ2bを設けている。第一バーナ2aから熱風室3の第一ゾーンPに第一ダクト15aが延び、第二バーナ2bからは熱風室3の第二ゾーンQに、第一バーナ2aから延びた第一ダクト15aとは別個の第二ダクト15bが延びる。また、加熱室4の熱風をダクト15に円滑に戻すため等の目的でガイド壁9を設けている。
また、本実施形態では、図6に示すように各棚5の直上に中空のチャンバー6を設けている。このチャンバー6は、側方には熱風室3に連通し熱風室3の熱風を内部に取り込む熱風取込口20と、下面にはワークWの位置に応じて径方向及び周方向に並ぶ複数の熱風吹出口7を備えている。つまり、それぞれの棚5の位置よりも上方の熱風室3の壁面3aに形成された複数の熱風取込口20を、熱風取込口20の開口量よりも側方が大きく開口したチャンバー6がそれぞれ覆う。そして、棚5に径方向に沿って載置するワークW全てに、熱風吹出口7より上方から均等に熱風を供給するようにしている。なお、棚5の熱風室3側の側方は熱風室3を形成する壁面3aであるので、ワークWに対して側方から熱風が供給されることはない。
加えて、熱風吹出口7は開閉可能であり、例えば熱処理を施すワークWの種類を変更するごとに、ワークWの大小や一つの棚5に上載されるワークWの個数およびワークWの位置に応じて、どの熱風吹出口7を開口するか、またその熱風吹出口7の開口量を選択することができる。
また、チャンバー6の上壁6aは熱風室3から外周側に向けて水平に延び、その途中(外周側略1/3)からは下降傾斜している。
なお、このチャンバー6は、図6に示す形態の他に、図7に示すように、その上壁6aの全体を熱風室3側から外周側に向けて下降傾斜させ、その断面を先細り形状とすることができるし、また、図8に示すように、上壁6aを熱風室3側から外周側に向けて水平とし、チャンバー6の断面を略矩形状とすることもできる。
さらに、この熱風加熱装置1は、加熱室4の第一ゾーンPにおける壁面の回転上流側に、ワークWを搬入及び搬出するための開口部4aを設けている。なお、図1における紙面上側の熱風加熱装置1の回転床面16aは反時計回りの回転であり、紙面下側の熱風加熱装置1の回転床面16aは時計回りの回転である。この開口部4aの近傍であって、熱風加熱装置1の外部には、ワークWの搬入と搬出の両方を行うロボット10を一台設置している。さらに、ロボット10の近傍に、ワークWを外部から搬入するための搬入ステーション11と、ワークWを外部へ搬出するための搬出ステーション12を、それぞれ一台ずつ設けている。これら一台のロボット10、搬入ステーション11および搬出ステーション12によって、近接して配置した二基の熱風加熱装置1に対応することができる。
本実施形態に係る熱風加熱装置1は次のように作動する。アルミニウム合金等のワークWを500℃に加熱する場合について説明する。まず、第一ゾーンPを第一バーナ2aによって500℃以上(例えば、510℃)に加熱し、第二ゾーンQを第二バーナ2bによって500℃に加熱する。
次に、搬入ステーション11に搬入されたワークWを、ロボット10で掴んで第一ゾーンPの加熱室4に設置されている棚5に、開口部4aから搬入して上載する。このワークWは、径方向及び周方向に複数並べて載せることができる。棚5に載せられたワークWは、棚5の回転移動と共に移動しながら510℃まで加熱される。ここで、この第一ゾーンPは510℃に設定しているので、500℃に設定した場合と比較して、より短い時間で効率的に加熱することができる。
また、棚5の直上には、下面に径方向及び周方向に並ぶ複数の熱風吹出口7を有するチャンバー6を設けているので、径方向に載置されたワークWの全てに熱風を上方から均等に供給することができる。従って、全てのワークWをより短時間で均等に500℃以上まで加熱することができる。
第一ゾーンPで500℃以上に加熱されたワークWは、次に、棚5の回転移動によって第二ゾーンQに移動する。この第二ゾーンQは500℃に設定されているので、500℃以上に加熱されたワークWは徐々に500℃まで冷却され、その温度を維持しながら回転移動を続ける。これにより熱処理が完了する。
なお、このターンテーブル16の回転床面16aは、同じ回転速度でゆっくりと回り続けているのではなく、図9に示すように棚用仕切板19が加熱室仕切板18と平面視で同一直線上に並ぶ位置となると、回転は停止する。そして、所定時間の経過後に1/8回転だけ回転して(本実施例では棚用仕切板19は八つあるため)、再び棚用仕切板19が加熱室仕切板18と同一直線上に並ぶ。その後、所定時間が経過するとまた1/8回転する。
そして、そのワークWは棚5と共に再び第一ゾーンPまで移動した後、開口部4aからロボット10によって加熱室4から搬出されて搬出ステーション12に搭載され、そこから外部へ搬出される。
以上のように構成された熱風加熱装置1は、熱風室3を熱風室仕切板17によって二つに分断し、第一バーナ2aから熱風室3の第一ゾーンPにダクト15aが延び、第二バーナ2bからは熱風室3の第二ゾーンQに、第一バーナ2aから延びたダクト15aとは別個のダクト15bが延びるので、分断された熱風室3のそれぞれを異なる温度で制御することができる。よって、加熱室4に異なる温度の熱風を供給することができる。
そして、第一ゾーンに供給する熱風の温度を、ワークの設定目標温度より高温にするとともに、第二ゾーンに供給する熱風の温度を、ワークの設定目標温度と略同じ温度にするので、ワークWを所定の温度まで短時間で加熱することができる。よって、一連の熱処理に掛かる時間を短縮することができる。
また、ファン13により、高速の熱風を熱風室3及び加熱室4に供給するので、ワークWの昇温に掛かる時間も短くなる。よって、熱処理時間全体をより短縮することができる。
また、加熱室4を二つに分断する加熱室仕切板18を、熱風室仕切板17と平面視で同一線上に延びかつターンテーブル16の回転床面16a上で回転する棚5に干渉しない位置に設けたので、分断された熱風室4から供給された異なる温度の熱風が、加熱室4に供給された後もそれぞれ混ざり難い。よって、低温側の加熱室4の第二ゾーンQが、高温側の加熱室4の第一ゾーンPに影響され難いので、加熱室4のそれぞれの温度制御、すなわちワークWの温度制御を行い易い。
それに加え、ターンテーブル16の回転床面16a上の棚5間に、熱風室3の外周から放射状かつ上下に延びる棚用仕切板19を備えるので、棚用仕切板19が加熱室仕切板18の開口部18aに対して蓋となり、分断された熱風室3から供給された異なる温度の熱風がより混ざり難い。よって、ワークWの温度制御をより行い易い。
また、熱風室3に連通し熱風室3の熱風を内部に取り込む熱風取込口20と、ワークWに上方から熱風を供給する複数の熱風吹出口7とが形成された中空のチャンバー6を棚5の上方に設けたので、他のワークWに吸熱されて温度が低下した熱風によって加熱されるワークWが存在せず、全てのワークWを均一に加熱することができる。よって、全てのワークWの品質は均一になる。
さらに、そのチャンバー6を棚5のそれぞれの上方に設けたので、棚5が多段状に設けられていてもワークを均一に加熱することができる。
また、棚5の熱風室3側の側方は熱風室3を形成する壁面3aとなっているので、ワークWへ熱風の供給はワークWの上方からのみであり、ワークWの側方から熱風が供給されることがない。よって、ワークWをより均一に加熱できる。
また、熱風吹出口7を開閉可能としたので、ワークWの大きさや位置等に応じて熱風吹出口7を開閉でき、ワークWを効率よく加熱することができる。
また、チャンバー6を形成する上壁6aを、図7に示すように、外周側に向けて下降傾斜させることによって、そのチャンバー6の上方に位置する棚5に載置しているワークWに付着している砂(砂型の砂)Sが落下した場合、その砂Sを上壁6aによって転がして落下させることができる。これによって、砂Sがチャンバー6の上壁6aに溜まり、保全管理が厄介になるといった事態を防止することができる。
また、下降傾斜させたチャンバー6の上壁6aで熱風を反射させることでこのチャンバー6に供給された熱風を集中させて、熱風吹出口7から効果的に吹き出すことができる。これにより、ワークWに強力な熱風を供給してより効果的に加熱することができる。
また、本実施形態に係る熱風加熱装置1は、加熱室4の第一ゾーンPの上流側に、ワークWを搬入および搬出のための開口部4aを設けているので、ワークWの設定目標温度と略同じ温度にしている加熱室4の第二ゾーンQから外部に熱が逃げ難い。よって、加熱室4の第二ゾーンQの温度管理が容易である。また、高温である加熱室4の第一ゾーンの回転上流側から下流側まで用いてワークWを有効に昇温できる。したがって、安定した品質のワークWを得ることができる。
なお、本実施形態において、熱風室3を二つに分断しバーナ2を二つ備えたとしたが、これに限られるものではなく、熱風室を三つ以上に分断し、その分断数に応じた個数のバーナ2を設けてもよい。こうすることで、より細かな温度制御を行うことができる。
また、図11に示すように熱風室3が分断されていない場合であっても、チャンバー6を有しそのチャンバー6の下面に径方向に並ぶ熱風吹出口7さえ形成されていれば、径方向に並んだワークW全てを均一に加熱することができるので、均一な品質のワークWを得ることができ、有益である。この場合には、異なる温度設定の複数のバーナ2を設ける必要はない。
また、加熱室4を加熱室仕切板18によって二つに分断したとしたが、加熱室4は分断されていなくてもよい。この場合、加熱室4内において異なる温度の温風が混ざってしまうが、混ざるのはワークWを加熱した後の温風であるので、従来例に比べるとワークWの温度制御は容易である。もちろん、径方向に並んだワークWを均一に加熱する点においても影響がない。
さらに、ターンテーブル16の回転床面16a上の棚5間に、棚用仕切板19を備えるとしたが、加熱室仕切板18がなくてもよいのと同様に、棚用仕切板19がなくてもよい。
また、第一ゾーンPに供給する熱風の温度を、ワークWの設定目標温度より高温にするとともに、第二ゾーンQに供給する熱風の温度をワークWの設定目標温度と略同じ温度にしたが、第一ゾーンPに供給する熱風の温度を第二ゾーンQに供給する熱風の温度よりも高温とするだけでもよい。こうすることにより、例えば、第二ゾーンQから供給される熱風でワークを徐々に昇温させた後に、第一ゾーンPから供給される熱風でワークWを一気に昇温させることもでき、一方、第一ゾーンPの熱風でワークを一気に昇温させた後に、第二ゾーンQの熱風でワークWを徐々に冷却することもできる。つまり、アルミニウム合金以外のワークWを熱処理の対象とするとき等、そのワークWの種類によって、必要に応じて多様な熱処理を施すことが可能である。
また、加熱室4の壁面に開口部4aを設けたとしたが、ワークWの搬入及び搬出はこの開口部4aからに限られるものではない。
また、棚5の熱風室3側側方は、熱風室3の壁面3aであり、ワークWに側方から熱風が供給されないとしたが、これに限られるものではなく、ワークWには上方からに加え、側方からも熱風が供給されてもよい。ここで、径方向熱風室3側のワークWが、径方向外側のワークWに比べ昇温し易いが、この場合であっても上方からは径方向に並ぶワークW全てに対して均等に熱風が供給されているので、従来例に比べると径方向に並ぶワークWを均一に加熱することができる。
また、チャンバー6の下面にはワークWに上方から熱風を供給する熱風吹出口7を設けたが、チャンバー6自体を設けずに従来例のようにワークWの側方からのみ熱風を供給したとしてもよい。つまり、熱風室3が分断されその分断数に応じた個数のバーナ2から、それぞれ異なった温度設定の温風が熱風室3のそれぞれに供給されるならば、従来例に比べて熱処理時間を短縮することができる。
また、熱風吹出口7を開閉可能としたが、熱風吹出口7を閉鎖できなくともワークWの種類や棚5に上載する位置が変わらないならば問題はない。
また、棚5は放射状に八つ、それぞれ四段設けたが、これらの数に限られるものではない。
また、ターンテーブル16の回転床面16aは、停止と回転を繰り返すとしたが、同じ回転速度でゆっくりと回り続けていてもよい。
1 熱風加熱装置
2 バーナ
2a 第一バーナ
2b 第二バーナ
3 熱風室
3a 壁面
4 加熱室
4a 開口部
5 棚
6 チャンバー
6a 上壁
7 熱風吹出口
8 固定軸
9 ガイド壁
10 ロボット
11 搬入ステーション
12 搬出ステーション
13 ファン
14 モーター
15 ダクト
15a 第一ダクト
15b 第二ダクト
16 ターンテーブル
16a 回転床面
17 熱風室仕切板
17a 上端
18 加熱室仕切板
18a 開口部
19 棚用仕切板
20 熱風取込口
30 熱風式循環炉
31 格納室
32 ドーナツ状中心部
33 環通路
P 第一ゾーン
Q 第二ゾーン
S 砂
W ワーク

Claims (6)

  1. バーナからの熱風が供給される円筒状の熱風室と、
    前記熱風室を囲むようにして形成され、前記熱風室から熱風が供給される加熱室と、
    前記加熱室の下部に設けられ、前記熱風室を囲むドーナツ状の回転床面を有する回転自在なターンテーブルと、
    前記ターンテーブルの回転床面上に、ワークを上載する複数の棚とを備え、前記ワークに熱処理を施す熱風加熱装置であって、
    前記熱風室を分断する、上下に延びる熱風室仕切板を設けるとともに、前記バーナを前記熱風室の分断数に応じた個数だけ設け、それぞれの前記バーナから、分断された前記熱風室のそれぞれに対して熱風を上方から供給する複数のダクトを備えることを特徴とする熱風加熱装置。
  2. 前記熱風室を前記熱風室仕切板によって二つに分断するとともに前記加熱室を二つに分断する加熱室仕切板を、前記熱風室仕切板と平面視で同一線上に延びかつ前記ターンテーブルの回転床面上で回転する前記棚に干渉しない位置に設けたことを特徴とする請求項1に記載の熱風加熱装置。
  3. 前記ターンテーブルの回転床面上の前記棚間に、前記熱風室の外周から放射状かつ上下に延びる棚用仕切板を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の熱風加熱装置。
  4. バーナからの熱風が供給される円筒状の熱風室と、
    前記熱風室を囲むようにして形成され、前記熱風室から熱風が供給される加熱室と、
    前記加熱室の下部に設けられ、前記熱風室を囲むドーナツ状の回転床面を有する回転自在なターンテーブルと、
    前記ターンテーブルの回転床面上に、ワークを上載する複数の棚とを備え、前記ワークに熱処理を施す熱風加熱方法であって、
    前記熱風室を上下に延びる熱風室仕切板によって第一ゾーンと第二ゾーンに分断するとともに、前記バーナを前記第一ゾーン専用の第一バーナと第二ゾーン専用の第二バーナとし、
    前記第一バーナを介して前記第一ゾーンに供給する熱風の温度を、前記第二バーナを介して前記第二ゾーンに供給する熱風の温度よりも高温としたことを特徴とする熱風加熱方法。
  5. 前記第一ゾーンに供給する熱風の温度を、前記ワークの設定目標温度より高温にするとともに、前記第二ゾーンに供給する熱風の温度を、前記ワークの設定目標温度と略同じ温度にすることを特徴とする請求項4に記載の熱風加熱方法。
  6. 前記加熱室の第一ゾーンにおける壁面の回転上流側に開口部を設け、前記開口部を介して前記ワークの搬入及び搬出を行うことを特徴とする請求項4又は5に記載の熱風加熱方法。
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