JP2011007281A - 転がり軸受 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ころあるいはピンの摩耗軽減およびトルク低減を容易にする。
【解決手段】 内輪10と外輪20との間に配された複数のころ30を挟んで対向する一対の環状側板50,60に、各ころ30の中心を貫通するピン70の両端を固定したピン型保持器40により、前記ころ30を転動自在に保持した転がり軸受であって、前記ピン70に、摩擦抵抗を低減させる摩擦抵抗低減手段として、ピン70の軸方向中央部の直径を軸方向両端部よりも小さくすることにより、ピン70の軸方向中央部でピン70の外周面ところ30の貫通孔30aの内径面との間にぬすみ70aを形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内外輪間に配されたころをピン型保持器で保持した転がり軸受に関する。
例えば、製鉄設備の一つである圧延機のロールネックや転炉を支持する四列円すいころ軸受や四列円筒ころ軸受、自動調心ころ軸受等のように高い負荷容量が必要とされる転がり軸受には、内外輪間に配された複数のころを挟んで対向する一対の環状側板に各ころの中心を貫通するピンの両端を固定したピン型保持器を用いることにより、ころの間隔を詰めてころ数を増加させ、負荷容量の増大を図ったものがある(例えば、特許文献1参照)。
図17は、ピン型保持器4を用いた従来の円すいころ軸受を示す。この円すいころ軸受は、外径面に内側転走面1aが形成された内輪1と、その内輪1の外側に配置され、内径面に外側転走面2aが形成された外輪2と、内輪1と外輪2との間に転動自在に配された複数の円すいころ3と、各円すいころ3を円周方向等間隔に保持するピン型保持器4とで構成されている。
各円すいころ3は、その軸中心に貫通孔3aが形成されている。また、ピン型保持器4は、各円すいころ3を挟んで対向する一対の環状側板5,6と、各円すいころ3の貫通孔3aに挿通されて円すいころ3を転動自在に支持するピン7とで構成されている。ピン7の一端部はテーパねじで大径側の側板5に固定され、その他端部は溶接で小径側の側板6に固定されている。
このピン型保持器4を用いた円すいころ軸受では、円すいころ3とピン7とが線接触しており、その接触部分で滑りが生じている。
実開昭63−119931号公報
ところで、前述した従来の円すいころ軸受では、円すいころ3とピン7とが、その円すいころ3の転動面の軸方向長さ分で線接触している。その結果、円すいころ3とピン7との接触部分での滑りによって摩擦抵抗が増大する。このように摩擦抵抗が増大すると、円すいころ3あるいはピン7の摩耗量が大きくなると共にトルクの増大も招くことになる。なお、ピン型保持器を用いた円筒ころ軸受や自動調心ころ軸受にも前述の円すいころ軸受と同じ課題がある。
そこで、本発明は前述の問題点に鑑みて提案されたもので、その目的とするところは、ころあるいはピンの摩耗軽減およびトルク低減を容易にし得る転がり軸受を提供することにある。
前述の目的を達成するための技術的手段として、本発明は、内外輪間に配された複数のころを挟んで対向する一対の環状側板に、各ころの中心を貫通するピンの両端を固定したピン型保持器により、前記ころを転動自在に保持した転がり軸受であって、前記ピンあるいはころの少なくとも一方に、摩擦抵抗を低減させる摩擦抵抗低減手段を設けたことを特徴とする。なお、本発明における摩擦抵抗低減手段は、円すいころ、円筒ころまたは自動調心ころのいずれにも適用できる。
本発明では、ピンに摩擦抵抗低減手段を設けた場合、その摩擦抵抗低減手段によりころとピンとの接触部分での摩擦抵抗を低減することができ、その結果、ころあるいはピンの摩耗を軽減でき、トルクの低減が可能となる。
この場合の摩擦抵抗低減手段としては、ピンの軸方向中央部の直径を軸方向両端部よりも小さくすることが有効である。このようにすれば、ころとピンとの接触面積を減少させることができるので、ころとピンとの接触部分での摩擦抵抗を低減することができ、その結果、ころあるいはピンの摩耗を軽減でき、トルクの低減が可能となる。
他の摩擦抵抗低減手段としては、ピンの外周面に複数の環状凹溝を配設することも有効である。このようにすれば、潤滑油の通過が円滑となり、この円滑な潤滑性を確保することで、ころとピンとの接触部分での摩擦抵抗を低減することができ、その結果、ころあるいはピンの摩耗を軽減でき、トルクの低減が可能となる。
他の摩擦抵抗低減手段としては、ピンの外周面を樹脂コーティングすることが有効である。このようにすれば、ころとピンとの間での円滑な滑りを確保することができ、ころとピンとの接触部分での摩擦抵抗を低減することができ、その結果、ころあるいはピンの摩耗を軽減でき、トルクの低減が可能となる。なお、樹脂コーティング材としてはポリアミドイミドまたは四フッ化エチレンが好適である。
他の摩擦抵抗低減手段は、ピンの外周面に多数の微小凹部を点在させることも有効である。このようにすれば、多数の微小凹部が潤滑油の油溜まりとなって、円滑な潤滑性を確保することができ、ころとピンとの接触部分での摩擦抵抗を低減することができ、その結果、ころあるいはピンの摩耗を軽減でき、トルクの低減が可能となる。
本発明では、ころに摩擦抵抗低減手段を設けることも可能である。その場合の摩擦抵抗低減手段としては、ころの軸方向両端部に逃がし部を設けることが有効である。このようにすれば、ころとピンとの接触面積を減少させることができるので、ころとピンとの接触部分での摩擦抵抗を低減することができ、また、ころ端部でのエッジ当りを緩和することもできるので、ころあるいはピンの摩耗を軽減でき、トルクの低減が可能となる。
本発明によれば、ピンあるいはころの少なくとも一方に、摩擦抵抗を低減させる摩擦抵抗低減手段を設けたことにより、ころとピンとの接触部分での摩擦抵抗を低減することができ、ころあるいはピンの摩耗を軽減でき、トルクの低減が可能となる。その結果、耐久性に優れた長寿命で高性能の転がり軸受を提供することができる。
本発明の第一の実施形態で、円すいころ軸受の全体構成を示す断面図である。 第一の実施形態におけるピン型保持器のピンを示す拡大正面図である。 本発明の第二の実施形態で、円すいころ軸受の全体構成を示す断面図である。 第二の実施形態におけるピン型保持器のピンを示す拡大正面図である。 本発明の第三の実施形態で、円すいころ軸受の全体構成を示す断面図である。 第三の実施形態におけるピン型保持器のピンを示す拡大正面図である。 本発明の第四の実施形態で、円すいころ軸受の全体構成を示す断面図である。 第四の実施形態におけるピン型保持器のピンを示す拡大断面図である。 本発明の第五の実施形態で、円すいころ軸受の全体構成を示す断面図である。 第五の実施形態におけるピン型保持器のピンを示す拡大断面図である。 本発明の第六の実施形態で、円すいころ軸受の全体構成を示す断面図である。 第六の実施形態におけるピン型保持器のピンを示す拡大断面図である。 本発明の第七の実施形態で、円すいころ軸受の全体構成を示す断面図である。 第七の実施形態における円すいころおよびピンを示す拡大断面図である。 第一の実施形態を適用した円筒ころ軸受の全体構成を示す断面図である。 第一の実施形態を適用した自動調心ころ軸受の全体構成を示す断面図である。 従来の転がり軸受の全体構成を示す断面図である。
本発明に係る転がり軸受の実施形態を以下に詳述する。なお、以下の各実施形態では、転がり軸受の一つとして円すいころ軸受を例示する。
図1は第一の実施形態の円すいころ軸受を示し、図2はその円すいころ軸受のピン型保持器40に使用するピン70を示す。この第一の実施形態の円すいころ軸受は、外径面に内側転走面10aが形成された内輪10と、その内輪10の外側に配置され、内径面に外側転走面20aが形成された外輪20と、内輪10と外輪20との間に転動自在に配された複数の円すいころ30と、各円すいころ30を円周方向等間隔に保持するピン型保持器40とで構成されている。
各円すいころ30は、その軸中心に貫通孔30aが形成されている。また、ピン型保持器40は、各円すいころ30を挟んで対向する一対の環状側板50,60と、各円すいころ30の貫通孔30aに挿通されて円すいころ30を転動自在に支持するピン70とで構成されている。ピン70の一端部はテーパねじで大径側の側板50に固定され、その他端部は溶接で小径側の側板60に固定されている。
このピン型保持器40を用いた円すいころ軸受では、円すいころ30とピン70とが線接触しており、その接触部分で滑りが生じている。
第一の実施形態の円すいころ軸受では、ピン型保持器40のピン70に摩擦抵抗低減手段を設けている。この場合の摩擦抵抗低減手段として、図1および図2に示すようにピン70の軸方向中央部の直径を軸方向両端部よりも小さくしている。つまり、ピン70の軸方向中央部でその外周面と円すいころ30の貫通孔30aの内径面との間にぬすみ70aを形成する。これにより、円すいころ30とピン70との接触面積を減少させることができるので、円すいころ30とピン70との接触部分での摩擦抵抗を低減することができ、その結果、円すいころ30あるいはピン70の摩耗を軽減でき、トルクの低減が可能となる。
なお、前述した第一の実施形態では、摩擦抵抗低減手段として、ピン型保持器40のピン70の軸方向中央部の直径を軸方向両端部よりも小さくした場合に説明したが、本発明はこれに限定されることなく、以下の各実施形態における摩擦抵抗低減手段を採用することも可能である。以下の各実施形態では、第一の実施形態における円すいころ軸受と同一部分には同一参照符号を付して重複説明は省略する。以下の各実施形態では、摩擦抵抗低減手段が異なる。
第二の実施形態の円すいころ軸受では、摩擦抵抗低減手段として、図3および図4に示すようにピン型保持器40のピン71の外周面に複数の環状凹溝71aを配設する。これにより、潤滑油の通過が円滑となり、この円滑な潤滑性を確保することで、円すいころ30とピン71との接触部分での摩擦抵抗を低減することができ、その結果、円すいころ30あるいはピン71の摩耗を軽減でき、トルクの低減が可能となる。
第三の実施形態の円すいころ軸受では、摩擦抵抗低減手段として、図5および図6に示すようにピン型保持器40のピン72の外周面に例えば数10μm程度の大きさを有する多数の微小凹部72aをHL(High Lubrication)加工により点在させる。これにより、多数の微小凹部72aが潤滑油の油溜まりとなって、油膜形成能力が高くなり、円滑な潤滑性を確保することができ、円すいころ30とピン72との接触部分での摩擦抵抗を低減することができ、その結果、円すいころ30あるいはピン72の摩耗を軽減でき、トルクの低減が可能となる。
第四の実施形態の円すいころ軸受では、摩擦抵抗低減手段として、図7および図8に示すようにピン型保持器40のピン73の外周面を樹脂コーティングしてコーティング層73aを形成する。樹脂材としては、ポリアミドイミドや四フッ化エチレン等の摩擦係数が小さいものが好適である。これにより、円すいころ30との間での円滑な滑りを確保することができ、円すいころ30とピン73との接触部分での摩擦抵抗を低減することができ、その結果、円すいころ30あるいはピン73の摩耗を軽減でき、トルクの低減が可能となる。ここで、金属同士の接触による摩擦係数はμ=0.15であり、樹脂同士の接触による摩擦係数がμ=0.1であることから、樹脂と金属の接触による摩擦係数は0.1以上0.15以下となるので、トルクの低減が可能であることが明らかである。
第五の実施形態の円すいころ軸受は、第一の実施形態と第四の実施形態を組み合わせたもので、摩擦抵抗低減手段として、図9および図10に示すようにピン型保持器40のピン74の外周面を樹脂コーティングしてコーティング層74aを形成すると共にピン74の軸方向中央部の直径を軸方向両端部よりも小さくすることにより、樹脂コーティングされた外周面と円すいころ30の貫通孔30aの内径面との間にぬすみ74bを形成する。これにより、円すいころ30とピン74との接触面積を減少させることができると共に円すいころ30とピン74との間での円滑な滑りを確保することができ、円すいころ30とピン74との接触部分での摩擦抵抗をより一層低減することができ、その結果、円すいころ30あるいはピン74の摩耗を軽減でき、トルクの低減が可能となる。
第六の実施形態の円すいころ軸受は、第二の実施形態と第四の実施形態を組み合わせたもので、摩擦抵抗低減手段として、図11および図12に示すようにピン型保持器40のピン75の外周面を樹脂コーティングしてコーティング層75aを形成すると共にピン75の外周面に複数の環状凹溝75bを配設する。これにより、潤滑油の通過がより一層円滑となり、この円滑な潤滑性を確保することで、円すいころ30とピン75との接触部分での摩擦抵抗をより一層低減することができ、その結果、円すいころ30あるいはピン75の摩耗を軽減でき、トルクの低減が可能となる。
なお、前述した各実施形態では、摩擦抵抗低減手段をピン70〜75に設けた場合について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、摩擦抵抗低減手段を円すいころに設けることも可能である。
第七の実施形態の円すいころ軸受は、摩擦抵抗低減手段を円すいころ31に設けたものであり、その摩擦抵抗低減手段として、図13および図14に示すように円すいころ31の軸方向両端部に逃がし部31bを設けている。これにより、円すいころ31とピン70との接触面積を減少させることができるので、円すいころ31とピン70との接触部分での摩擦抵抗を低減することができ、また、円すいころ31の端部でのエッジ当りを緩和することもできるので、円すいころ31あるいはピン70の摩耗を軽減でき、トルクの低減が可能となる。なお、この実施形態は第一の実施形態におけるピン70に適用した場合について説明したが、他の実施形態におけるピン71〜75についても適用可能である。
以上の第一〜第七の実施形態は、円すいころ30,31を用いた円すいころ軸受に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、図15に示すように円筒ころ32を用いた円筒ころ軸受や、図16に示すように自動調心ころ33を用いた自動調心ころ軸受にも適用可能である。図15は、第一の実施形態を、ピン型保持器を用いた円筒ころ軸受に適用した場合を例示し、図16は、第一の実施形態を、ピン型保持器を用いた自動調心ころ軸受に適用した場合を例示する。図1と同一部分には同一参照符号を付して重複説明は省略する。なお、図示しないが、第二〜第七の実施形態も円筒ころ軸受や自動調心ころ軸受に適用可能である。
本発明は前述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
10 内輪
20 外輪
30,31 ころ(円すいころ)
31b 摩擦抵抗低減手段(逃がし部)
40 ピン型保持器
50,60 側板
70a 摩擦抵抗低減手段(ぬすみ)
71a 摩擦抵抗低減手段(環状凹溝)
72a 摩擦抵抗低減手段(微小凹部)
73a 摩擦抵抗低減手段(コーティング層)
74a 摩擦抵抗低減手段(コーティング層)
74b 摩擦抵抗低減手段(ぬすみ)
75a 摩擦抵抗低減手段(コーティング層)
75b 摩擦抵抗低減手段(ぬすみ)

Claims (10)

  1. 内外輪間に配された複数のころを挟んで対向する一対の環状側板に、各ころの中心を貫通するピンの両端を固定したピン型保持器により、前記ころを転動自在に保持した転がり軸受であって、前記ピンあるいはころの少なくとも一方に、摩擦抵抗を低減させる摩擦抵抗低減手段を設けたことを特徴とする転がり軸受。
  2. 前記摩擦抵抗低減手段は、ピンの軸方向中央部の直径を軸方向両端部よりも小さくした請求項1に記載の転がり軸受。
  3. 前記摩擦抵抗低減手段は、ピンの外周面に複数の環状凹溝を配設した請求項1に記載の転がり軸受。
  4. 前記摩擦抵抗低減手段は、ピンの外周面を樹脂コーティングした請求項1に記載の転がり軸受。
  5. 前記摩擦抵抗低減手段は、ピンの軸方向中央部の直径を軸方向両端部よりも小さくすると共に前記ピンの外周面を樹脂コーティングした請求項1に記載の転がり軸受。
  6. 前記摩擦抵抗低減手段は、ピンの外周面に複数の環状凹溝を配設すると共に前記ピンの外周面を樹脂コーティングした請求項1に記載の転がり軸受。
  7. 前記樹脂コーティング材がポリアミドイミドまたは四フッ化エチレンである請求項4〜6のいずれか一項に記載の転がり軸受。
  8. 前記摩擦抵抗低減手段は、ピンの外周面に多数の微小凹部を点在させた請求項1に記載の転がり軸受。
  9. 前記摩擦抵抗低減手段は、ころの軸方向両端部に逃がし部を設けた請求項1〜8のいずれか一項に記載の転がり軸受。
  10. 前記ころは、円筒ころ、円すいころまたは自動調心ころのうちから選択されるいずれか一つである請求項1〜9のいずれか一項に記載の転がり軸受。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105485160A (zh) * 2015-12-29 2016-04-13 瓦房店轴承集团有限责任公司 星型支柱空心滚子推力圆锥滚动轴承
DE102017116998A1 (de) * 2017-07-27 2019-01-31 Thyssenkrupp Ag Walzkörpersystem umfassend eine Rolle und einen Bolzen, Walzkörperanordnung, Verfahren zu Herstellung eines Walzkörpersystems
US10352364B2 (en) * 2017-02-14 2019-07-16 Jtekt Corporation State detector for roller bearing and roller bearing device

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