JP2011007072A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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文人 能森
Naoki Nishimura
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Abstract

【課題】電動オイルポンプに電力を供給するための駆動素子部がその限界温度に達することを予測するとともに、駆動素子部がその限界温度に達することを抑制することを可能とする内燃機関の制御装置を提供する。
【解決手段】停止条件が成立してエンジンの自動停止がなされる際に、駆動素子部から供給される電力によって電動オイルポンプが駆動される。駆動素子部は自動変速機の作動油と熱交換が行われる。制御装置は、停止条件が成立すると(ステップS110)、自動変速機の作動油の温度Taに基づいて駆動素子部がその限界温度に達するまでの限界時間Tを予測する(ステップS120)。その限界時間Tが所定時間Tb未満であることを条件に(ステップS130:YES)、エンジンの自動停止を禁止する(ステップS140)。
【選択図】図2

Description

この発明は、所定の停止条件が成立して内燃機関の自動停止がなされる際に駆動される電動オイルポンプを備えた内燃機関の制御装置に関する。
近年、燃費効率及び排気エミッションの向上等を図るべく、信号待ち等で車両が一時的に停車する際に同車両に搭載される内燃機関を自動停止し、この車両が発進する際に内燃機関を自動始動する自動停止始動制御が行われる車両が実用化されている(例えば特許文献1参照)。
こうした車両においては、例えば、内燃機関が運転中であるときには、同内燃機関の出力軸に連結されるとともに同出力軸の回転に応じて駆動される機械式のオイルポンプによって自動変速機へ作動油が供給される。その一方で、内燃機関が自動停止されているときには、同内燃機関の停止に伴って機械式のオイルポンプの駆動も停止するため、内燃機関の自動停止中は機械式のオイルポンプによる自動変速機への作動油の供給がなされなくなる。こうして内燃機関の自動停止中に自動変速機への作動油の供給がなされないと、内燃機関の再始動時にて自動変速機内の作動油が適切な油圧に確保されないおそれがある。そこで、内燃機関の自動停止中に自動変速機へ作動油を供給するべく、電気的に駆動する電動オイルポンプが更に設けられている。電動オイルポンプは、バッテリから駆動素子部を介してモータに電力が供給されることにより駆動される。そして、制御装置により駆動素子部からモータへ供給される電力が制御されて電動オイルポンプの駆動態様が制御される。
特開2006‐307866号公報
ところで、例えば、車両が高温下で走行したり、長時間走行したりした場合には、内燃機関や同内燃機関の排気系が高温となり、こうした高温となる部材からの熱が伝達されることにより駆動素子部が高温となる。こうした条件下にて、例えば内燃機関の自動停止がなされると、駆動素子部が高温であるにもかかわらず制御装置により駆動素子部からモータへ電力を供給すべく制御がなされるため、駆動素子部がその限界温度に達して焼損するおそれがある。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、電動オイルポンプに電力を供給するための駆動素子部がその限界温度に達することを予測するとともに、駆動素子部がその限界温度に達することを抑制することを可能とする内燃機関の制御装置を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の発明は、所定の停止条件が成立して内燃機関の自動停止がなされる際に駆動される電動オイルポンプを備えた内燃機関の制御装置であって、前記電動オイルポンプに電力を供給するための駆動素子部と熱交換が行われる媒体の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段により検出される媒体の温度に基づいて前記駆動素子部の温度がその限界温度に達するか否かを予測する予測手段と、前記予測手段により前記駆動素子部が前記限界温度に達すると予測されることを条件に、前記内燃機関の自動停止を禁止する禁止手段とを備えることをその要旨とする。
駆動素子部は、例えば電動オイルポンプから供給されるオイル等、駆動素子部と熱交換が行われる媒体から熱伝導を受けてその温度が変動する。そこで、上記構成によれば、媒体の温度に基づいて駆動素子部の温度がその限界温度に達するか否かを予測するようにしている。そのため、駆動素子部の温度を直接検出しなくとも駆動素子部の温度がその限界温度に達することを予測することができる。そして、駆動素子部が限界温度に達すると予測される場合には、内燃機関の自動停止を禁止することにより、電動オイルポンプの駆動を禁止して駆動素子部がその限界温度に達することを抑制することができる。
なお、前記禁止手段における「前記内燃機関の自動停止を禁止する」には、運転中にある内燃機関が自動停止状態に移行することを禁止する場合、及び自動停止中にある内燃機関の自動停止状態を解除して自動始動する場合の双方を含むこととする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の内燃機関の制御装置において、前記予測手段は前記停止条件が成立したときに前記媒体の温度に基づいて前記駆動素子部が前記限界温度に達するまでの限界時間を予測するものであり、前記禁止手段は前記限界時間が所定時間未満であることを条件に前記内燃機関の自動停止を禁止することをその要旨とする。
上記構成によれば、予測された駆動素子部が限界温度に達するまでの限界時間が所定時間未満であることを条件に内燃機関の自動停止を禁止している。そのため、例えば所定の停止条件が成立して内燃機関の自動停止がなされる条件下にあっても、通常、自動停止が実行される時間よりも上記限界時間が短く、自動停止中に駆動素子部がその限界温度に達する可能性が高い場合には、自動停止を実行することなく電動オイルポンプの駆動を禁止することができ、駆動素子部がその限界温度に達することを確実に抑制することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の内燃機関の制御装置において、前記予測手段は前記媒体の温度に基づいて前記駆動素子部の温度を推定するものであり、前記禁止手段は前記推定される前記駆動素子部の温度が前記限界温度よりも低い所定温度に達したことを条件に前記内燃機関の自動停止を禁止することをその要旨とする。
上記構成によれば、推定される駆動素子部の温度が同駆動素子部の限界温度よりも低い所定温度に達するまで内燃機関の自動停止を実行させることができるため、駆動素子部の温度をその限界温度以下に抑えつつ出来るだけ電動オイルポンプを駆動させることが可能となる。
自動変速機へ作動油を供給する電動オイルポンプにおいては、同電動オイルポンプと自動変速機との間で作動油が循環される。ここで、駆動素子部は、自動変速機から電動オイルポンプに循環された作動油と熱交換をしてその温度が作動油と相関を有して変動することとなる。
そこで、請求項4に記載の構成によるように、前記電動オイルポンプが、自動変速機へ作動油を供給するためのものである場合には、作動油の温度に基づいて駆動素子部の温度がその限界温度に達するか否かを予測することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の内燃機関の制御装置において、前記内燃機関の運転中に駆動される機械式オイルポンプと、所定の始動条件が成立して前記内燃機関が自動始動した後も前記電動オイルポンプの運転を継続するとしたときに、その自動始動時から前記駆動素子部が前記限界温度に達するまでの運転継続可能時間を予測し、同自動始動時から前記機械式オイルポンプの吐出圧が所定圧に達するまでの時間が前記運転継続可能時間よりも短いときには、自動始動時から前記機械式オイルポンプの吐出圧が前記所定圧に達するまで前記電動オイルポンプの駆動を継続させる電動オイルポンプ駆動手段とを備えることをその要旨とする。
機械式オイルポンプは、その駆動が開始されてから所望の吐出圧に達するまで一定時間を要するため、内燃機関の運転開始直後においては機械式オイルポンプの吐出圧が充分に得られないおそれがある。
そこで、上記構成によれば、内燃機関を自動始動してから機械式オイルポンプの吐出圧が所定圧に達するまでの時間が電動オイルポンプの運転継続可能時間よりも短いときに、内燃機関が自動始動されてから機械式オイルポンプの吐出圧が上記所定圧に達するまで電動オイルポンプの駆動を継続させるようにしている。そのため、駆動素子部がその限界温度に達しない限り、内燃機関の始動直後のオイルの吐出圧を所望の吐出圧に保持することができる。
本発明の第1の実施形態についてその適用対象となる内燃機関の構成を示す模式図。 同実施形態にかかる自動停止禁止判定処理の処理手順を示すフローチャート。 同実施形態の自動停止禁止判定処理に適用されるカウントアップ量と自動変速機の作動油の温度との関係を示すマップ。 同実施形態の自動停止禁止判定処理に適用されるカウントダウン量と自動変速機の作動油の温度との関係を示すマップ。 同実施形態の自動停止禁止判定処理について、これが実行されるときの状態遷移を示すタイミングチャート。 第2の実施形態にかかる自動停止禁止判定処理の処理手順を示すフローチャート。 同実施形態の自動停止禁止判定処理について、これが実行されるときの状態遷移を示すタイミングチャート。 本発明にかかる内燃機関の制御装置の変形例における処理についてその処理手順を示すフローチャート。 本発明にかかる内燃機関の制御装置の変形例における処理について、これが実行されるときの状態推移を示すタイミングチャート。 本発明にかかる内燃機関の制御装置の変形例における処理について、この処理に適用されるカウントアップ量と自動変速機の作動油の温度及び電動オイルポンプの雰囲気温度との関係を示すマップ。 本発明にかかる内燃機関の制御装置の変形例における処理について、この処理に適用されるカウントダウン量と自動変速機の作動油の温度及び電動オイルポンプの雰囲気温度との関係を示すマップ。
(第1の実施形態)
以下、この発明にかかる内燃機関の制御装置を具体化した第1の実施形態について、図1〜図5を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態にかかる制御装置40と、その制御対象である内燃機関2と、同内燃機関2が搭載された車両の駆動系の概略構成を示す模式図である。同図1に示すように、内燃機関2(以下、エンジンと称する)の機関出力が自動変速機5等の駆動系を介して駆動輪(図示略)に伝達される。自動変速機5は、トルクコンバータ4と変速歯車機構6とを備え、クラッチやブレーキ等、複数の係合要素を選択的に係合して変速歯車機構6の動力伝達経路を切り替えることにより、変速比の異なる複数の変速段を成立させる。そして、こうして自動変速機5の変速段が所定の変速段に設定されて内燃機関の出力が自動変速機5の出力軸8から駆動輪へ出力される。
変速歯車機構6の係合要素の係合状態の維持及び同係合状態の切り替えは、同変速歯車機構6へ供給される作動油の油圧によって行われる。エンジン2の作動中には、同エンジン2の動力によって駆動される機械式オイルポンプ15によってオイルパン(図示略)に貯留された作動油が汲み上げられるとともに加圧されて変速歯車機構6へ供給される。その一方で、エンジン2が自動停止されているときには、同エンジン2の停止に伴って機械式オイルポンプ15の駆動も停止する。こうしたエンジン2の自動停止制御の実行中には、自動変速機5内の作動油を適切な油圧に維持すべく、上記機械式オイルポンプ15に代わり電動オイルポンプ機構20によって変速歯車機構6へ作動油が供給される。電動オイルポンプ機構20は、駆動素子部22とモータ24と電動オイルポンプ26とから構成されており、バッテリから駆動素子部22を介してモータ24に電力が供給されることにより電動オイルポンプ26が駆動される。
エンジン2及び自動変速機5には、機関運転状態を検出する各種センサ及びスイッチが設けられている。例えば、水温センサ32はエンジン2の機関冷却水の温度である冷却水温度THWを検出する。エンジン2の出力軸の近傍に設けられたクランク角センサ33は、エンジン2の回転数である回転数NEを検出する。そして、自動変速機5の出力軸8の近傍には、同出力軸8の回転数を検出する出力軸回転数センサ34が設けられており、その検出信号によって車速SPが検出される。アクセルペダルの近傍に設けられたアクセルセンサ35は、アクセルペダルの操作量であるアクセル操作量ACCPを検出し、ブレーキペダルの近傍に設けられたブレーキスイッチ36は、ブレーキペダルの操作の有無を検出する。また、油温センサ31は、自動変速機5の作動油の温度Taを検出する。
制御装置40は、これら各種センサ及びスイッチの検出信号を読み込み、その読み込まれた検出信号に基づいて各種演算処理を実行する。そして制御装置40は、実行された各種演算処理の結果に基づいて、例えば、エンジン2の燃料噴射制御や点火時期制御等の各種の機関制御や自動変速機5の変速制御等といった車両の制御を統括的に行う。制御装置40は、機関制御に係る各種演算処理を実行するCPU、その制御に必要なプログラムやデータの記憶されたROM、CPUの演算結果等が一時記憶されるRAM、外部との間で信号を入力するための入力ポート及び出力するための出力ポート等を備えて構成されている。
また、制御装置40は、信号待ち等で車両が一時的に停車する際にエンジン2を自動停止し、この車両が発進する際にエンジン2を自動始動する自動停止始動制御を実行する。また、上述したように、エンジン2の自動停止中には、電動オイルポンプ26の運転が行われる。この電動オイルポンプ26の運転中は、制御装置40により駆動素子部22からモータ24へ供給される電力が制御され、これにより電動オイルポンプ26の駆動態様が制御される。
ところで、例えば、車両が高温下で走行したり、長時間走行したりした場合には、エンジンや同エンジンの排気系が高温となり、こうした高温となる部材からの熱が電動オイルポンプ近傍に伝達されることにより駆動素子部が高温となる。
具体的には、自動変速機へ作動油を供給する電動オイルポンプにおいては、同電動オイルポンプと自動変速機との間で作動油が循環される。ここで、駆動素子部は、自動変速機から電動オイルポンプに循環された作動油からの熱伝導を受けることにより温度変動するおそれがある。
こうした駆動素子部が高温となるおそれのある条件下にて、例えばエンジンの自動停止がなされると、駆動素子部が高温であるにもかかわらず制御装置により駆動素子部からモータへ電力を供給すべく制御がなされるため、駆動素子部がその限界温度に達して焼損するおそれがある。
そこで、本実施形態においては、自動停止禁止判定処理を実行し、エンジン2の自動停止を実行するか否かを判断するようにしている。その自動停止禁止判定処理について、図2を参照して説明する。なお、図2は自動停止禁止判定処理の処理手順を示すフローチャートであり、この一連の処理は周期的に実行される。
図2に示すように、この一連の処理が開始されると、まず停止条件が成立しているか否かが判断される(ステップS110)。この停止条件としては、例えば以下の条件が含まれる。
(1)エンジン2の暖機が終了していること(冷却水温度THWが水温下限値より高いこと)。
(2)アクセル操作量ACCPが「0」であること。
(3)バッテリの蓄電量が必要レベルにあること。
(4)ブレーキスイッチ36が「オン」であること。
(5)車速SPが「0」であること。
上記(1)〜(5)の条件の全てが満たされることをもって停止条件が成立していると判断される。上記(1)〜(5)の条件が全て満たされて停止条件が成立していると判断されると(ステップS110:YES)、エンジン2の自動停止を実行可能な条件下にあるとして、本処理は次のステップへ移行する。
つづいて、自動変速機5の作動油の温度Taに基づいて駆動素子部22がその限界温度に達するまでの限界時間Tを予測する(ステップS120)。ここで、駆動素子部22の限界温度に達するまでの限界時間Tは、以下の式(1)に基づいて算出される。

T←(Cb−C)/ΔCu …(1)

ここで、カウンタ値Cbは駆動素子部22の限界温度に相当する値であり、予め設定された値である。また、カウンタ値Cは、駆動素子部22の現在の温度に相当する値であり、電動オイルポンプ26の駆動に伴って大きい値となる一方、電動オイルポンプ26の駆動停止に伴って小さい値となる。具体的には、カウンタ値Cは、本処理における後述のステップにて、所定のカウントアップ量ΔCuによってカウントアップされるとともに、所定のカウントダウン量ΔCdによってカウントダウンされることにより設定される。図3及び図4はこれらカウントアップ量ΔCu、カウントダウン量ΔCdと作動油の温度Taとの関係を示すマップである。これら図3及び図4に示されるように、カウントアップ量ΔCuは作動油の温度Taが高いほど大きい値に設定され、カウントダウン量ΔCdは作動油の温度Taが低いときほど大きい値に設定される。なお、式(1)において、カウントアップ量ΔCuはエンジン2の停止条件が成立したときの作動油の温度Taに基づいて設定される。したがって、算出される限界時間Tは、現在のカウンタ値C、カウントアップ量ΔCuがそれぞれ大きいときほど短くなる。
そして、このように算出された上記限界時間Tが所定時間Tb未満であるか否かが判断される(ステップS130)。この所定時間Tbは、エンジン2の自動停止制御の連続実行時間として予め設定されている時間である。すなわち、このステップS130においては、エンジン2の自動停止制御を所定時間Tb行う間に、駆動素子部22の温度が限界温度に達するか否かを判断するようにしている。そして、限界時間Tが所定時間Tb以上であると判断されると(ステップS130:NO)、駆動素子部22の温度が限界温度に達する前にエンジン2の自動停止制御が終了するとして、エンジン2の自動停止を実行する(ステップS160)。このエンジン2の自動停止の実行に伴い、機械式オイルポンプ15の駆動が停止されるとともに電動オイルポンプ26の駆動が開始される。エンジン2の自動停止が実行されると、次にカウンタ値Cがカウントアップ量ΔCuをもってカウントアップされる(ステップS170)。上述したように、このカウントアップ量ΔCuは、作動油の温度Taが高いほど大きい値に設定される。なお、作動油の温度Taが所定温度Ta1よりも低い場合には、駆動素子部22はほとんど温度上昇せず、電動オイルポンプ26を連続駆動しても問題はないとして、カウントアップ量ΔCuは「0」に設定される。
図2に示すように、始動条件が成立しない間は(ステップS180:NO)、カウントアップ量ΔCuをもってカウンタ値Cが繰り返しカウントアップされる。こうしたカウントアップに伴い、自動変速機5の作動油の温度Taが高いほど、すなわちカウントアップ量ΔCuが大きいほど、カウンタ値Cはより早期に大きくなることとなる。なお、始動条件は、上記停止条件として挙げた(1)〜(5)の条件のうちで少なくとも1つが成立しない状況にあることや、エンジン2の自動停止が開始されてから上記所定時間Tbが経過しているといったことが含まれる。
そして、始動条件が成立していると判断されると(ステップS180:YES)、エンジン2の自動始動が実行される(ステップS190)。このエンジン2の自動始動の実行に伴い、電動オイルポンプ26の駆動が停止されるとともに機械式オイルポンプ15の駆動が開始される。そして、本処理は一旦終了される。
一方、限界時間Tが所定時間Tb未満であると判断されると(ステップS130:YES)、エンジン2の自動停止制御を所定時間Tb行う間に、駆動素子部22の温度が限界温度に達するとして、エンジン2の自動停止を禁止する(ステップS140)。そして、カウンタ値Cがカウントダウン量ΔCdをもってカウントダウンされる(ステップS150)。上述したように、このカウントダウン量ΔCdは、作動油の温度Taが低いほど大きい値に設定される。
こうしてカウンタ値Cのカウントダウンがなされた後、機械式オイルポンプ15の駆動が継続されたまま、本処理は一旦終了される。なお、エンジン2の自動停止がなされずエンジン2の運転が継続して行われる間は、図2に示すように、上記ステップS150にて繰り返しカウントダウン量ΔCdをもってカウンタ値Cのカウントダウンがされる。こうしたカウントダウンに伴い、自動変速機5の作動油の温度Taが低いほど、すなわちカウントダウン量ΔCdが大きいほど、カウンタ値は早期に小さくなることとなる。なお、カウンタ値Cがその所定の下限値に達した場合には、カウンタ値Cはさらなるカウントダウンがなされてもその下限値のまま値が維持される。
また、上記停止条件として挙げた(1)〜(5)の条件のうちで少なくとも1つが成立していないとして、停止条件が成立していないと判断される場合には(ステップS110:NO)、カウンタ値Cがカウントダウン量ΔCdをもってカウントダウンされる(ステップS150)。こうしてカウンタ値Cのカウントダウンがなされた後、機械式オイルポンプ15の駆動が継続されたまま、本処理は一旦終了される。
次に、本実施形態の自動停止禁止判定処理が実行されるときの状態推移について、図5を参照して説明する。
停止条件が成立し、限界時間Tが所定時間Tb以上であると判断されると、エンジン2の自動停止が開始される(タイミングt1)。このとき、電動オイルポンプ26の駆動が開始される一方、機械式オイルポンプ15の駆動が停止されるため、同機械式オイルポンプ15の吐出圧は「0」となる。そして、始動条件が成立しない間は、カウンタ値Cがカウントアップ量ΔCuをもって繰り返しカウントアップされる。
始動条件が成立すると、エンジン2の自動停止が終了する(タイミングt2)。このとき、電動オイルポンプ26の駆動が停止される一方、機械式オイルポンプ15の駆動が開始されるため、同機械式オイルポンプ15の吐出圧が増大し始める。そして、エンジン2の駆動がなされる間は、カウンタ値Cがカウントダウン量ΔCdをもって繰り返しカウントダウンされる。
停止条件が成立し、限界時間Tが所定時間Tb未満であると判断されると、このままエンジン2の自動停止を実行すると、図5に一点鎖線にて示すように、エンジン2の自動停止の実行中に駆動素子部22がその限界温度に達すると予想されるため、エンジン2の自動停止が禁止される(タイミングt3)。そして、電動オイルポンプ26の駆動停止及び機械式オイルポンプ15の駆動が継続される。このタイミングt3以降にて、停止条件が成立して且つ限界時間Tが所定時間Tb未満である間、又は停止条件が成立しない間は、カウンタ値Cがカウントダウン量ΔCdをもって繰り返しカウントダウンされる。
以上説明した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)自動変速機5の作動油の温度Taに基づいて駆動素子部22の温度がその限界温度に達するか否かを予測するようにしている。そのため、駆動素子部22の温度を直接検出しなくとも駆動素子部22の温度がその限界温度に達することを予測することができる。そして、駆動素子部22が限界温度に達すると予測される場合には、エンジン2の自動停止を禁止することにより、電動オイルポンプ26の駆動を禁止して駆動素子部22がその限界温度に達することを抑制することができる。
(2)予測された駆動素子部22が限界温度に達するまでの限界時間Tが所定時間Tb未満であることを条件にエンジン2の自動停止を禁止している。そのため、例えば所定の停止条件が成立してエンジン2の自動停止がなされる条件下にあっても、通常、自動停止が実行される時間よりも上記限界時間Tが短く、自動停止中に駆動素子部22がその限界温度に達する可能性が高い場合には、自動停止を実行することなく電動オイルポンプ26の駆動を禁止することができ、駆動素子部22がその限界温度に達することを確実に抑制することができる。
(第2の実施形態)
以下、この発明にかかる内燃機関の制御装置を具体化した第2の実施形態について、図6及び図7を参照して説明する。なお、本実施形態と上記第1の実施形態とは、先の図2にて示した自動停止禁止判定処理が異なっている。具体的には、上記第1の実施形態においては、限界時間Tが所定時間Tb未満であり、エンジン2の自動停止を行う間に駆動素子部22がその限界温度に達すると予想されることを条件に、エンジン2の自動停止を禁止するようにしていた。これに対して、本実施形態においては、駆動素子部22の温度をその都度監視し、同温度が所定温度に達したことを条件に、エンジン2の自動停止を禁止するようにしている。以下では、そうした相違点を中心に、本実施形態について説明する。
図6は、自動停止禁止判定処理の処理手順を示すフローチャートであり、この一連の処理は所定時間毎の時間割り込みにて周期的に実行される。同図6に示すように、この一連の処理が開始されると、まず停止条件が成立しているか否かが判断される(ステップS210)。この停止条件は、上記第1の実施形態と同様である。そして、停止条件が成立していると判断されると(ステップS210:YES)、エンジン2の自動停止を実行可能な条件下にあるとして、本処理は次のステップへ移行する。
つづいて、カウンタ値Cが所定カウンタ値Ch未満であるか否かが判断される(ステップS220)。このカウンタ値Cは、上記第1の実施形態と同様に、駆動素子部22の現在の温度に相当する値であり、本処理における後述のステップにて、所定のカウントアップ量ΔCuによってカウントアップされるとともに、所定のカウントダウン量ΔCdによってカウントダウンされることにより設定される。また、所定カウンタ値Chは、駆動素子部22の限界温度よりも低い所定温度Tpに相当する値に設定されている。すなわち、このステップS220においては、駆動素子部22の現在の温度がその限界温度の直前まで昇温している状況にあるか否かを判断するようにしている。
そして、カウンタ値Cが所定カウンタ値Ch未満であると判断されると(ステップS220:YES)、駆動素子部22の現在の温度がその限界温度の直前まで昇温している状況にないとして、エンジン2の自動停止を実行する(ステップS260)。このエンジン2の自動停止の実行に伴い、機械式オイルポンプ15の駆動の停止と電動オイルポンプ26の駆動とが開始又は継続して行われる。そして、エンジン2の自動停止が実行されると、次にカウンタ値Cがカウントアップ量ΔCuをもってカウントアップされる(ステップS270)。このカウントアップ量ΔCuについても、上記第1の実施形態と同様である。
始動条件が成立せず(ステップS280:NO)、カウンタ値Cが所定カウンタ値Chに達しない間は、エンジン2の自動停止が継続して実行され、カウンタ値Cがカウントアップ量ΔCuをもって繰り返しカウントアップされる。なお、始動条件は上記第1の実施形態と同様である。
そして、始動条件が成立していると判断されると(ステップS280:YES)、エンジン2の自動始動が実行される。このエンジン2の自動始動の実行に伴い、電動オイルポンプ26の駆動が停止されるとともに機械式オイルポンプ15の駆動が開始される。そして、本処理は一旦終了される。
一方、カウンタ値Cが所定カウンタ値Ch以上であると判断されると(ステップS220:NO)、駆動素子部22がその限界温度の直前まで昇温しているとして、エンジン2の自動停止を禁止し(ステップS230)、エンジン2の自動始動を実行する(ステップS240)。すなわち、エンジン2が停止している場合にはその自動始動が開始され、エンジン2の運転が既に開始されている場合にはこれを継続する。
そして、カウンタ値Cがカウントダウン量ΔCdをもってカウントダウンされる(ステップS250)。このカウントダウン量ΔCdも上記第1の実施形態と同様である。
こうしてカウンタ値Cのカウントダウンがなされた後、機械式オイルポンプ15の駆動が継続されたまま、本処理は一旦終了される。なお、エンジン2の自動停止がなされずエンジン2の運転が継続して行われる間は、上記ステップS250にて繰り返しカウントダウン量ΔCdをもってカウンタ値Cのカウントダウンがされる。カウンタ値Cが所定の下限値に達した場合には、カウンタ値Cはさらなるカウントダウンがなされてもその下限値のまま値が維持される。
また、停止条件が成立していないと判断される場合には(ステップS210:NO)、カウンタ値Cがカウントダウン量ΔCdをもってカウントダウンされる(ステップS250)。こうしてカウンタ値Cのカウントダウンがなされた後、機械式オイルポンプ15の駆動が継続されたまま、本処理は一旦終了される。
なお、本実施形態において、上記停止条件が成立し、且つステップS220にてカウンタ値Cが所定カウンタ値Ch以上であると判断された直後に限っては、実際に上記停止条件が不成立となるまで上記ステップS210は不成立として、カウンタ値Cのカウントダウンが継続して行われることとする。
次に、本実施形態の自動停止禁止判定処理が実行されるときの状態推移について、図7を参照して説明する。
停止条件が成立し、カウンタ値Cが所定カウンタ値Ch未満であると判断されると、エンジン2の自動停止が開始される(タイミングt1)。このとき、電動オイルポンプ26の駆動が開始される一方、機械式オイルポンプ15の駆動が停止される。そして、始動条件が成立せず、且つカウンタ値Cが所定カウンタ値Chに達しない間は、カウンタ値Cがカウントアップ量ΔCuをもって繰り返しカウントアップされる。
つづいて始動条件が成立すると、エンジン2の自動停止が終了する(タイミングt2)。このとき、電動オイルポンプ26の駆動が停止される一方、機械式オイルポンプ15の駆動が開始される。そして、エンジン2の駆動がなされる間は、カウンタ値Cがカウントダウン量ΔCdをもって繰り返しカウントダウンされる。
また、停止条件が成立してエンジン2の自動停止が実行された後(タイミングt3)、カウンタ値Cが所定カウンタ値Ch(図7に二点鎖線にて図示)に達したと判断されると、駆動素子部22が所定温度Tpに達しておりその限界温度(図7にカウンタ値Cbとして破線にて図示)に達する直前であるとしてエンジン2の自動停止が禁止される(タイミングt4)。そして、電動オイルポンプ26の駆動が停止されるとともに機械式オイルポンプ15の駆動が開始される。
以上説明した本実施形態によれば、上記第1の実施形態における(1)の効果に準ずる効果と、以下の効果が得られるようになる。
(3)推定される駆動素子部22の温度が同駆動素子部22の限界温度よりも低い所定温度Tpに達するまでエンジン2の自動停止を実行させることができるため、駆動素子部22の温度をその限界温度以下に抑えつつ出来るだけ電動オイルポンプ26を駆動させることが可能となる。
尚、上記各実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・機械式オイルポンプは、その駆動が開始されてから所望の吐出圧に達するまで一定時間を要するため、エンジンの運転開始直後においては機械式オイルポンプの吐出圧が充分に得られないおそれがある。そこで、駆動素子部がその限界温度に達しない限り、機械式オイルポンプの駆動と併せて電動オイルポンプの駆動を行うようにしてもよい。具体的には、図8に示す駆動判定処理を実行する。なお、図8に示す駆動判定処理は、上記第1の実施形態に示した自動停止禁止判定処理(図2)と併せて、所定時間毎の時間割り込みにて周期的に実行される。
図8に示すように、駆動判定処理が開始されると、まずエンジンが自動停止状態から自動始動状態へ切り替わったか否かが判断される(ステップS310)。ここで、エンジンが自動停止状態から自動始動状態へ切り替わったと判断される条件としては、上記第1の実施形態における始動条件が成立したと判断されることが挙げられる。そして、こうしてエンジンの状態が切り替わった状況にないと判断されると(ステップS310:NO)、本処理は一旦終了される。
一方、エンジンの状態が切り替わった状況にあると判断されると(ステップS310:YES)、自動変速機の作動油の温度Taに基づいて駆動素子部がその限界温度に達するまでの限界時間Tを予測する(ステップS320)。この限界時間Tについては、上記第1の実施形態の自動停止禁止判定処理におけるステップS120にて行われた算出態様と同様に算出される。そして、機械式オイルポンプの吐出圧が所定圧Pcに達するまでの時間Tcが限界時間Tより短いか否かが判断される(ステップS330)。そして、上記時間Tcが限界時間Tより短いと判断されると(ステップS330:YES)、機械式オイルオイルポンプの吐出圧が所定圧Pcに達するまで電動オイルポンプの駆動を継続しても駆動素子部がその限界温度にまで達しないとして、電動オイルポンプの駆動を継続する(ステップS340)。上記時間Tcが経過するまで(ステップS350:NO)、電動オイルポンプの駆動は継続して行われる。そして、上記時間Tcが経過したと判断されると(ステップS350:YES)、電動オイルポンプの駆動を停止した後(ステップS360)、本処理は一旦終了される。一方、上記時間Tcが限界時間T以上であると判断されると(ステップS330:NO)、機械式オイルポンプの吐出圧が所定圧Pcに達するまで電動オイルポンプの駆動を継続すると駆動素子部がその限界温度に達するとして、速やかに電動オイルポンプの駆動が停止される(ステップS360)。そして、本処理は一旦終了される。
次に、本実施形態の駆動判定処理が実行されるときの状態推移について、図9を参照して説明する。停止条件が成立し、限界時間Tが所定時間Tb未満であると判断されると、エンジン2の自動停止が開始される(タイミングt1)。このとき、電動オイルポンプの駆動が開始されるとともに、機械式オイルポンプの駆動が停止される。そして、エンジンが自動停止状態から自動始動状態へ切り替わったときに、予測される限界時間Tより上記時間Tcが短いと判断されると、電動オイルポンプの駆動が継続される(タイミングt2)。こうして、エンジンが自動始動状態へ切り替わり、電動オイルポンプの駆動が停止される状況下にあっても、その駆動が継続される。そして、上記時間Tcが経過すると、電動オイルポンプの駆動が停止される(タイミングt3)。
こうした本形態においては、上記第1の実施形態における(1)及び(2)の効果に準ずる効果と併せて、以下の効果を得ることができる。
(4)エンジンを自動始動してから機械式オイルポンプの吐出圧が所定圧Pcに達するまでの時間Tcが電動オイルポンプの運転継続可能時間よりも短いときに、エンジンが自動始動されてから機械式オイルポンプの吐出圧が上記所定圧Pcに達するまで電動オイルポンプの駆動を継続させるようにしている。そのため、駆動素子部がその限界温度に達しない限り、エンジンの始動直後の作動油の吐出圧を所望の吐出圧に保持することができる。
なお、本形態の駆動判定処理を上記第2の実施形態に示した自動停止禁止判定処理(図6)と併せて実行するようにしてもよい。この場合においては、上記第2の実施形態における効果に加え、本形態における上記(4)の効果が得られる。
・上記第1及び第2の実施形態においては、自動変速機5の作動油の温度Taに基づいて駆動素子部22がその限界温度に達すると予測するようにしていた。駆動素子部がその限界に達すると予測する要素は自動変速機の作動油の温度に限らず、駆動素子部と熱交換が行われる媒体の要素であれば可能である。例えば、電動オイルポンプ機構の周りの温度(雰囲気温度)に基づいて駆動素子部がその限界温度に達すると予測するようにしてもよい。具体的には、図10に示すように、上記雰囲気温度が高いほど、且つ自動変速機の作動油の温度Taが高いほど、カウンタ値Cのカウントアップ量ΔCuが大きくなるように設定する。そして、図11に示すように、上記雰囲気温度が低いほど、且つ自動変速機の作動油の温度Taが低いほど、カウンタ値Cのカウントダウン量ΔCdが大きくなるように設定する。こうして自動変速機の作動油の温度Taに加えて雰囲気温度に基づいてカウントアップ量ΔCu及びカウントダウン量ΔCdを設定することにより、カウンタ値Cを実際の駆動素子部の温度にさらに即した値に設定することができる。
・上記第2の実施形態においては、始動条件を、停止条件として挙げた上記(1)〜(5)の条件のうちで少なくとも1つが成立しない状況にあることや、エンジン2の自動停止が開始されてから上記所定時間Tbが経過しているといったことが含まれるとした。この他、始動条件として、停止条件として挙げた上記(1)〜(5)の条件のうちで少なくとも1つが成立しない状況にあることのみを採用してもよい。
・上記第1及び第2の実施形態において、図3の概念図に基づいてカウンタ値Cのカウントアップ量ΔCuを、図4の概念図に基づいてカウンタ値Cのカウントダウン量ΔCdを設定するようにしていた。こうした図3及び図4は、カウンタ値Cのカウントアップ量ΔCu及びカウントダウン量ΔCdの設定態様の一例であり、エンジンの種類や電動オイルポンプ機構によってその設定態様は異なる。
・上記第1及び第2の実施形態においては、本願発明を具体化したものとして、変速比の異なる複数の変速段を成立させるための有段変速機を自動変速機5として備えるエンジン2の制御装置を例示したが、この発明にかかる制御装置は有段変速機を備えるエンジンに搭載されるものに限定されるものではない。その他、本願発明は、変速比を連続して無段階に変更可能な無段変速機を自動変速機として備えるエンジンの制御装置に適用することもできる。
2…エンジン(内燃機関)、4…トルクコンバータ、5…自動変速機、6…変速歯車機構、8…出力軸、15…機械式オイルポンプ、20…電動オイルポンプ機構、22…駆動素子部、24…モータ、26…電動オイルポンプ、31…油温センサ(温度検出手段)、32…水温センサ、33…クランク角センサ、34…出力軸回転数センサ、35…アクセルセンサ、36…ブレーキスイッチ、40…制御装置(予測手段、禁止手段、電動オイルポンプ駆動手段)。

Claims (5)

  1. 所定の停止条件が成立して内燃機関の自動停止がなされる際に駆動される電動オイルポンプを備えた内燃機関の制御装置であって、
    前記電動オイルポンプに電力を供給するための駆動素子部と熱交換が行われる媒体の温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段により検出される媒体の温度に基づいて前記駆動素子部の温度がその限界温度に達するか否かを予測する予測手段と、
    前記予測手段により前記駆動素子部が前記限界温度に達すると予測されることを条件に、前記内燃機関の自動停止を禁止する禁止手段とを備える
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記予測手段は前記停止条件が成立したときに前記媒体の温度に基づいて前記駆動素子部が前記限界温度に達するまでの限界時間を予測するものであり、
    前記禁止手段は前記限界時間が所定時間未満であることを条件に前記内燃機関の自動停止を禁止する
    請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記予測手段は前記媒体の温度に基づいて前記駆動素子部の温度を推定するものであり、
    前記禁止手段は前記推定される前記駆動素子部の温度が前記限界温度よりも低い所定温度に達したことを条件に前記内燃機関の自動停止を禁止する
    請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記電動オイルポンプは、自動変速機へ作動油を供給するためのものであり、
    前記媒体は前記自動変速機の作動油である
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の内燃機関の制御装置。
  5. 前記内燃機関の運転中に駆動される機械式オイルポンプと、
    所定の始動条件が成立して前記内燃機関が自動始動した後も前記電動オイルポンプの運転を継続するとしたときに、その自動始動時から前記駆動素子部が前記限界温度に達するまでの運転継続可能時間を予測し、同自動始動時から前記機械式オイルポンプの吐出圧が所定圧に達するまでの時間が前記運転継続可能時間よりも短いときには、自動始動時から前記機械式オイルポンプの吐出圧が前記所定圧に達するまで前記電動オイルポンプの駆動を継続させる電動オイルポンプ駆動手段とを備える
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の内燃機関の制御装置。
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