JP2011006875A - 土木構築物、土木構築物の構築方法及び土木構築物用構築材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】法面3上にコンクリート層19が設けられ、その層の表面側に、複数の土木構築物用構築材5を用いて表面層1Aが形成されている。各土木構築物用構築材は、自然石6が、支持棒7及び支持棒他端部の規制部材により支えられた状態となっており、構築時には、特別に大きな案内壁材を据え付けなくても、その支持棒及び規制部材により、各自然石がその各荷重に基づきコンクリート層に区々に沈み込むことが防止され、各自然石のコンクリート層からの突出量を揃えることができる。また、基本的に、各自然石が支持棒及び規制部材により支えられる構造とされ、コンクリートの注入タイミング、コンクリート層の硬化等を考慮する必要がなくなっており、当該護岸1の構築時間の短縮化を図ることができる。
【選択図】図1
Description
しかし、その一方で、このような土木構築物においては、各壁面材のコンクリート層への沈み込みが、その各壁面材の重量に応じて区々になるおそれがあり、コンクリート層からの各壁面材の突出量を揃えることができず、表面層の表面を各壁面材の表面をもって実質的に平坦な表面(凸凹のない表面)にすることは容易ではない。
このものによれば、施工時に、起立保持された案内壁材(斜面)を利用して、その案内壁材の表面側にその案内壁材に沿わせつつ壁面材を積み上げることができることになり、コンクリート層からの各壁面材の突出量を揃えて、表面層の表面を各壁面材の表面をもって実質的に平坦な表面(傾斜表面)にすることができる。
第2の技術的課題は、上記土木構築物を迅速且つ簡単に構築できる土木構築物の構築方法を提供することにある。
第3の技術的課題は、上記土木構築物、土木構築物の構築方法に用いるに最適な土木構築物用構築材を提供することにある。
施工面上にコンクリート層が設けられ、該コンクリート層の表面側に、複数の土木構築物用構築材を用いて表面層が形成されている土木構築物において、
前記各土木構築物用構築材として、前記表面層を形成するための壁面材と、該壁面材に一端部が取付けられている一方、該一端部よりも他端部側が該壁面材から遠のくように延びて該壁面材の荷重により座屈することがない支持棒と、該支持棒の他端部に少なくとも該支持棒の一端部側への移動を規制した状態で設けられ前記施工面に対する当接面を有している規制部材と、を備えたものが用いられ、
前記各土木構築物用構築材における規制部材の当接面は、前記施工面に当接されており、
前記各土木構築物用構築材における支持棒は、前記規制部材から前記コンクリート層の表面側に向けて該コンクリート層を貫通しており、
前記各土木構築物用構築材における壁面材は、前記支持棒及び前記規制部材により支えられた状態をもって前記コンクリート層の表面側に位置されている構成としてある。この請求項1の好ましい態様としては、請求項2〜5に記載の通りである。
施工面上のコンクリート層の表面側に、複数の土木構築物用構築材を用いて表面層を形成する土木構築物の構築方法において、
前記各土木構築物用構築材として、前記表面層を形成するための壁面材と、該壁面材に一端部が取付けられている一方、該一端部よりも他端部側が該壁面材から遠のくように延びて該壁面材の荷重により座屈することがない支持棒と、該支持棒の他端部に少なくとも該支持棒の一端部側への移動を規制した状態で設けられ前記施工面に対する当接面を有している規制部材と、を備えたものを用意し、
前記土木構築物用構築材を、その規制部材を前記施工面に当接させつつその壁面材を該規制部材よりも前方側に向けた状態で複数段に亘って積み上げて、該複数段の土木構築物用構築材の壁面材と前記施工面との間にコンクリート充填空間を形成し、
前記コンクリート充填空間にコンクリートを充填する構成としてある。この請求項6の好ましい態様としては、請求項7〜11,18,19に記載の通りである。
施工面上のコンクリート層の表面側に配置されて表面層を形成するために用いられる土木構築物用構築材であって、
前記表面層を形成するための壁面材と、
前記壁面材に一端部が取付けられている一方、該一端部よりも他端部側が該壁面材から遠のくように延びて該壁面材の荷重により座屈することがない支持棒と、
前記支持棒の他端部に少なくとも該支持棒の一端部側への移動を規制した状態で設けられ前記施工面に対する当接面を有している規制部材と、を備えている構成としてある。この請求項12の好ましい態様としては、請求項13〜17に記載の通りである。
また、基本的に、各壁面材が支持棒及び支持棒他端部の規制部材により支えられる構造であることから、構築時において、コンクリートの注入タイミング、コンクリート層の硬化等を考慮する必要がなくなり、当該土木構築物の構築時間の短縮化を図ることができる。
また、施工時において、基本的に、各土木構築物用構築材を、その支持棒が略鉛直となるように配設すると共にその規制部材を法面に当接するようにするだけで、壁面材により階段形状を形成することができ、階段を簡単に形成できる。
また、コンクリート充填前に、各土木構築物用構築材における壁面材の荷重を支持棒と規制部材とにより支えた状態として、コンクリート充填空間を形成し、そのコンクリート充填空間にコンクリートを充填することから、一段ずつコンクリートベースの硬化を待って壁面材を積み増していく従来の工法に比べて格段に構築時間を短縮化できる。
また、上記一組の関連工程を複数回に分けて行うことから、関連工程を繰り返すことに伴い、上方側でのコンクリートの充填ほど遅く行われることになり、下方側のコンクリートの硬化を相対的に上方側のコンクリートの硬化よりも高めて、土木構築物の高さを高くしなければならない場合であっても、その下方側において、各土木構築物用構築材の壁面材に対して作用する未硬化状態のコンクリートの圧力を低くすることができる。このため、土木構築物の高さを高くしなければならない場合であっても、その所定高さの土木構築物を的確に構築できる。
図1において、符号1は、実施形態に係る緩勾配練石張りタイプの土木構築物としての護岸を示す。この護岸1は、施工面として、設置面2と、その設置面2から緩勾配をもって上方に延びる法面(例えば1:1.0〜5.0(好ましくは1:2.0))3とを備えており、これらは、砕石層をもって整地されている。これら設置面2及び法面3は、基本的に、河川Wの流れ方向(図1中、紙面直交方向)に同じ状態をもって延びている。
尚、表面層1Aの下部側(設置面2前方側)については、施工後に根入れ(埋め戻し)が行われることになっている。
先ず、図4,図5に示すように、設置面2及び法面3を形成する。そして、設置面2上に護岸1の構築区間の全体に亘って基礎コンクリートブロック4を形成し、その基礎コンクリートブロック4の延び方向両側においては、法面3上に側壁(図示略)を形成する。
また、各自然石6の沈み込みを防止するために、コンクリートの硬化を待つ必要がなくなり、構築時間を短縮化することができる。もっとも、一の一連の工程のコンクリート注入から次の一連の工程におけるコンクリート注入までにある程度の時間があることから、先に注入したコンクリートは、新たに注入されるコンクリートよりも硬化が進んでいる。このため、構築すべき護岸1の高さが高くなるとしても(コンクリートの全体としての注入深さが深くなるとしても)、下方側における土木構築物用構築材5の自然石6に大きなコンクリート圧力が作用することを抑制できる。
さらに、本実施形態においては、コンクリートの漏出を確実に防止すべく、各表面側隙間空間にコンクリート注入時に間詰材50を詰めていることから、その間詰材50を取り除くことにより、各表面側隙間空間(目地)を深くすることができ、その構造物表面に陰影を形成してその表面を美しく仕上げることができる。また、その深い表面側隙間空間21にさらに土(好ましくは植物の含まれた土)、ヤシ材(間詰材50をそのまま利用しても可)等を詰めることにより、緑化の促進を図ることもできる。
この第2実施形態においては、基本的に、表面層1Aの表面が各自然石6の表面をもって実質的に平坦な傾斜表面とされている一方で、護岸1の延設方向(図10中、紙面直交方向)の一定の範囲で階段45が形成されている。このため、土木構築物用構築材5として、自然石6裏面からの支持棒7上のナット12の位置を略等しく調整したものが用意され、各段において、その各土木構築物用構築材5の支持棒7の他端部が、その支持棒7を略鉛直にした状態で法面3に差し込まれている。これにより、各土木構築物用構築材5の規制板13がナット12により移動規制を受ける一方で、その規制板13が法面3に当接することになり、各土木構築物用構築材5の支持棒7及び規制板13は、上段に向かうに従って自然石6の上面高さが高くなるようにその各自然石6を支え、これにより、階段45が形成される。このとき、各土木構築物用構築材5の規制板13が可撓性を有していることから、その各上段側部分が撓められて法面3に面当接されることになり、各土木構築物用構築材5の自然石6の荷重は的確に支えられる。勿論この場合、各土木構築物用構築材5のナット12の位置調整により、その各自然石6の上面位置が調整される。
(1)石として、自然石6の他に、擬石を用いること。
(2)規制板13としては、ある程度の可撓性を有していれば、金属板であってもよいこと。
(3)規制板13を支持棒7の軸線方向内方側だけでなく軸線方向外方側へも変位動不能とすること。より具体的には、支持棒7の他端にパネル片を規制板13として溶接等により固定したり、貫通孔を有する規制板13としてパネル片を用意し、その貫通孔に支持棒7の他端部を挿通し、その貫通孔周縁部と支持棒7とを溶接等により固定したもの。
(4)規制板13として、中央貫通孔を有しその中央貫通孔の内周面に雌ねじ部が形成されたパネル片を用意し、そのパネル片における中央貫通孔の雌ねじ部に支持棒7の雄ねじ部10を螺合するようにしたもの。規制板13の位置調整ができるばかりか、ナット12を省くことができることになる。
1A 表面層
3 法面
5 土木構築物用構築材
6 自然石(壁面材)
7 支持棒
8 規制部材
10 雄ねじ部
11 突条部
12 ナット(ストッパ)
13 規制板
19 コンクリート層
21 コンクリート充填空間
45 階段
Claims (19)
- 施工面上にコンクリート層が設けられ、該コンクリート層の表面側に、複数の土木構築物用構築材を用いて表面層が形成されている土木構築物において、
前記各土木構築物用構築材として、前記表面層を形成するための壁面材と、該壁面材に一端部が取付けられている一方、該一端部よりも他端部側が該壁面材から遠のくように延びて該壁面材の荷重により座屈することがない支持棒と、該支持棒の他端部に少なくとも該支持棒の一端部側への移動を規制した状態で設けられ前記施工面に対する当接面を有している規制部材と、を備えたものが用いられ、
前記各土木構築物用構築材における規制部材の当接面は、前記施工面に当接されており、
前記各土木構築物用構築材における支持棒は、前記規制部材から前記コンクリート層の表面側に向けて該コンクリート層を貫通しており、
前記各土木構築物用構築材における壁面材は、前記支持棒及び前記規制部材により支えられた状態をもって前記コンクリート層の表面側に位置されている、
ことを特徴とする土木構築物。 - 請求項1において、
前記各土木構築物用構築材は、前記支持棒が前記施工面に対して略垂直となるように配設されていると共に、前記壁面材の裏面から前記規制部材までの長さが略等しくなるように設定されている、
ことを特徴とする土木構築物。 - 請求項1において、
前記施工面が、法面とされ、
前記各土木構築物用構築材は、前記法面の一部の領域において、前記支持棒が略鉛直となるように配設されていると共に、前記壁面材の裏面から前記規制部材までの長さが略等しくなるように設定されて、階段が形成されている、
ことを特徴とする土木構築物。 - 請求項1〜3のいずれか1項において、
前記各土木構築物用構築材における支持棒の他端部外周面に、該支持棒の他端から該支持棒の軸線方向内方側への所定範囲に亘って雄ねじ部が形成され、
前記各土木構築物用構築材の規制部材が、前記雄ねじ部に螺合されるナットと、前記支持棒の他端部に該ナットよりも該支持棒の他端部側において貫通した状態をもって保持されて該ナットにより該支持棒の一端部側への移動が規制される規制板と、を備え、
前記支持棒の他端部のうち、前記規制板よりも該支持棒の軸線方向外方に突出している部分が前記施工面内に差し込まれている、
ことを特徴とする土木構築物。 - 請求項3において、
前記各土木構築物用構築材の規制部材が、可撓性を有する規制板を備え、
前記規制板が、撓んだ状態で前記法面に当接されている、
ことを特徴とする土木構築物。 - 施工面上のコンクリート層の表面側に、複数の土木構築物用構築材を用いて表面層を形成する土木構築物の構築方法において、
前記各土木構築物用構築材として、前記表面層を形成するための壁面材と、該壁面材に一端部が取付けられている一方、該一端部よりも他端部側が該壁面材から遠のくように延びて該壁面材の荷重により座屈することがない支持棒と、該支持棒の他端部に少なくとも該支持棒の一端部側への移動を規制した状態で設けられ前記施工面に対する当接面を有している規制部材と、を備えたものを用意し、
前記土木構築物用構築材を、その規制部材を前記施工面に当接させつつその壁面材を該規制部材よりも前方側に向けた状態で複数段に亘って積み上げて、該複数段の土木構築物用構築材の壁面材と前記施工面との間にコンクリート充填空間を形成し、
前記コンクリート充填空間にコンクリートを充填する、
ことを特徴とする土木構築物用構築材の構築方法。 - 請求項6において、
前記土木構築物用構築材の積み上げに基づくコンクリート充填空間の形成と、該コンクリート充填空間へのコンクリートの充填とを一組の関連工程として、複数回に亘って繰り返す、
ことを特徴とする土木構築物用構築材の構築方法。 - 請求項6又は7において、
前記各土木構築物用構築材として、その壁面材の裏面から規制部材までの長さが略等しくされているものを用意し、
前記各土木構築物用構築材を、その支持棒が施工面に対して略垂直になるように配置する、
ことを特徴とする土木構築物用構築材の構築方法。 - 請求項6又は7において、
前記各土木構築物用構築材として、その壁面材の裏面から規制部材までの長さが略等しくされているものを用意し、
前記施工面が法面である下で、前記各土木構築物用構築材を、その支持棒が略鉛直になるように配置して、その壁面材により階段形状を形成する、
ことを特徴とする土木構築物用構築材の構築方法。 - 請求項6〜9のいずれか1項において、
前記各土木構築物用構築材として、その支持棒の他端部外周面に該支持棒の他端から該支持棒の軸線方向内方側への所定範囲に亘って雄ねじ部が形成されていると共に、その規制部材が、該雄ねじ部に螺合されるナットと、該支持棒の他端部に該ナットよりも該支持棒の他端部側において貫通した状態をもって保持されて該ナットにより該支持棒の一端部側への移動が規制される規制板と、を備えたものを用意し、
前記各土木構築物用構築材を積み上げ配置するに際して、前記ナットの位置調整により前記壁面材の裏面から前記規制板までの長さを調整すると共に、前記支持棒の他端部のうち、該規制板よりも該支持棒の軸線方向外方に突出している部分を前記施工面内に差し込む、
ことを特徴とする土木構築物用構築材の構築方法。 - 請求項9において、
前記各土木構築物用構築材の規制部材として、可撓性を有する規制板を備えるものを用意し、
前記各土木構築物用構築材の規制板を前記法面に当接させるに際して、その規制板を、撓ませることにより該法面に面当接させる、
ことを特徴とする土木構築物用構築材の構築方法。 - 施工面上のコンクリート層の表面側に配置されて表面層を形成するために用いられる土木構築物用構築材であって、
前記表面層を形成するための壁面材と、
前記壁面材に一端部が取付けられている一方、該一端部よりも他端部側が該壁面材から遠のくように延びて該壁面材の荷重により座屈することがない支持棒と、
前記支持棒の他端部に少なくとも該支持棒の一端部側への移動を規制した状態で設けられ前記施工面に対する当接面を有している規制部材と、を備えている、
ことを特徴とする土木構築物用構築材。 - 請求項12において、
前記規制部材が、前記支持棒の他端部に該支持棒の軸線方向の外力に対して変位動不能に保持されるストッパと、該支持棒の他端部に該ストッパよりも該支持棒の他端部側において保持されて該ストッパにより該支持棒の一端部側への移動が規制される規制板と、を備えている、
ことを特徴とする土木構築物用構築材。 - 請求項13において、
前記支持棒の他端部が、前記ストッパに前記規制板が当接している状態において、該規制板よりも該支持棒の軸線方向外方に突出されている、
ことを特徴とする土木構築物用構築材。 - 請求項14において、
前記支持棒の他端部外周面に、該支持棒の他端から該支持棒の軸線方向内方側への所定範囲に亘って雄ねじ部が形成され、
前記ストッパが、前記雄ねじ部に螺合されるナットである、
ことを特徴とする土木構築物用構築材。 - 請求項13〜15のいずれか1項において、
前記規制板が、可撓性を有している、
ことを特徴とする土木構築物用構築材。 - 請求項12〜16のいずれか1項において、
前記支持棒の外周面に突条部が、該支持棒の軸線を中心とした周回り方向に延びるようにして形成され、
前記突条部が、該支持棒の軸線方向に所定間隔毎に複数形成されている、
ことを特徴とする土木構築物用構築材。 - 請求項6において、
前記土木構築物用構築材を積み上げるに際して、吊上げ機械により吊上げられると共に該土木構築物用構築材を着脱可能に支持する吊具を用いることとし、
前記吊具が前記土木構築物用構築材を支持するに際しては、該吊具が前記土木構築物用構築材の支持棒を回転可能に支持する、
ことを特徴とする土木構築物用構築材の構築方法。 - 請求項18において、
前記吊具として、前記支持棒を内部に挿入するためのスリット状の開口を有する筒状部と、基端部が前記筒状部の側面に連結され先端部が前記吊上げ機械に連結される連結部と、を備え、しかも、該連結部が、前記基端部と前記先端部との間の部分を外側に膨らませた状態にしつつ該先端部を該筒状部の軸心延び方向一方側外方において該筒状部の軸心を横切るようにしたものを用いる、
ことを特徴とする土木構築物用構築材の構築方法。
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