JP2011005543A - スパイラルオーガー自動製造装置 - Google Patents

Abstract

【課題】従来工法では、ドーナツ状板の切断端材のロスや、加熱エネルギーや加工工数の多大さが大きな難点であった。使用する鋼材の殆ど１００％製品化されるオーガー加工装置を提供する。
【解決手段】鋼管等を中心軸５として、その外周に螺旋状、又は密着コイル状に平鋼９を巻き付けて廻転させる。
【選択図】図２

Description

この発明は、従来、鋼板から板を切り出し面倒な工程を経なければ、作り出せなかったオーガーを、正確かつ迅速に自動的に製造する装置である。

従来の加工方法は鋼板からドーナツ状の板を切り出し、それをプレス加工し溶接で継ぎ合わせていたため、資材のロスや消耗品・工賃の多さ、仕上がりの精密さ等により多大の経費が掛かっており、尚かつ精密な製品の需要に答えられる製作も不可能であつた。
又、別の製作方法として平鋼をガスバーナー等で赤熱して、鋼管に巻き付ける方法も有るが、多大の消耗品が必要な事と、平鋼の熱によるひずみが大きく精密な製品としては使用出来ない。

しかしながら、以上の技術によれば材料が１００％製品となる。消耗品の必用が無くなり、パイプに施工された平鋼のパイプ面と外周面の板厚変化が１．５％以下に仕上がり（此の誤差は非常に重用な条件である）従来の方法では成し得なかった事を可能にした。
又、巻仕上がりの精密さやスパイラルピッチの精度等も、従来の溶接継ぎ足しサンダー仕上げでは成し得なかった事である。

課題を解決する為の手段

次は施工能力で１ピッチの巻き速度は１分以下である。又、必要電力もサーボモーター２台で、２０Ａ程度と非常に経済的になる。
もう一つの装置能力として、巻き加工平鋼は移動させずに、加工パイプの廻転とスパイラル、ピッチの縦軸方向の移動を同調させている。
尚、ピツチの変更は１本のオーガーの途中であつても、設定されたソフトに従って自動で製作が完了する。
オーガー巻加工と同時に、ロボツト溶接機２台を稼働させ、平鋼両側の溶接施工も同時に施工が完了するという画期的な方法が完成した。
尚、この発明の基本的な条件は平鋼供給部分の制御にあり、この送り込み平鋼の水平角度、そして垂直角度を自動制御させた事により、巻加工が完成している。
次に施工システムの立ち上げだが、機械作動ソフトの製作では今の状況に対応する事はもちろん、今後、別規格の製作品が出ても、現場の作業者がタッチパネル上で数値を打ち込んで製作に対応出来る機能とした。

従来の施工を示す図である。 この発明の全体平面図及び側面図である。 この発明の左側平面１／２図である。 この発明の右側平面１／２図である。 この発明の左側側面１／２図である。 この発明の右側側面１／２図を示す。

〔図１〕従来のオーガーの加工では、図１に示す平面な板からドーナツ状の板を切断し、次に、図２の形にプレス等で加工し、図３の要領で溶接を継ぎ足してようやく一本の製品に仕上げる方法でしか加工が出来なかった。
〔図２〕此の発明の全体平面、側面図である。（細部明瞭でないため、別図３、４、５、６ １／４図にて示す。
〔図３〕
〔図４〕
〔図５〕
〔図６〕
１ 此の装置の架台、主材Ｈ鋼全長１３Ｍ、２分割
２ 主駆動装置を架装した移動台車（３の角ネジ及び４のサーボモーターにより、左右に移動）
４ Ｘ軸駆動用サーボモーター。
５ オーガー巻取り駆動主軸、先端にスクロールチャック架装主パイプ保持。
６ オーガー巻き取り用サーボモーター（４のＸ軸サーボとコンピューター制御によりオーガーピッチ合わせ）
７ ６本爪スクロールチャック（各パイプ太さ、６角ジョイト等保持）
８ スパラル加工されたオーガー 長さ６．５Ｍ。
９ 供給される平鋼 −１９×６５ →２５×１００
１０ 平鋼、水平角度調整用サーボモーター。
１１ 平鋼、垂直角度調整用サーボモーター。
１２ 平鋼、架台上下用サーボモーター。
１３ 平鋼、巾方向保持装置。
１４ 電源、システム制御盤。
１５ ロボット溶接装置２式。

Claims (1)

1. 鋼管、及び、丸鋼、多角鋼、等種々の素材を中心軸として、その外周に螺旋状、又は密着コイル状に平鋼又は種々の素材を巻き付けて廻転させる。特に建築土木工事において基礎となる杭を土中に設置するための、通称「オーガー」と呼ばれる羽根を連続かつ正確にして高能率に連続加工する装置である。

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