JP2011005193A - 家具の転倒滑り防止構造 - Google Patents

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誠 綿引
Hiroki Ishiyama
央樹 石山
Kenichi Machida
健一 町田
Takayuki Aoshika
孝行 青鹿
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Abstract

【課題】地震時に家具類に転倒及び滑りが生じないようにして、地震時に家具類が動くのを効果的に防止できる家具の転倒滑り防止構造を提供する。
【解決手段】屋内の壁面11に沿って設置される家具類12の地震時における転倒及び滑り移動を防止するための転倒滑り防止構造10であって、壁面11の上端部に沿って配置されるスライド係止溝14を備える上部係止レール部材15と、壁面11の下端部に沿って配置されるスライド係止溝16を備える下部係止レール部材17と、一端部が索条体係着金具13に各々係着されると共に、他端側が家具類12に各々係着される複数本の索条体18とからなり、家具類12の上部両側部及び下部両側部の4箇所において、家具類12と、スライド係止溝14,16に係止された索条体係着金具13との間で索条体18を張設することにより、索条体18を介して壁面11に支持させて家具類12の転倒及び滑り移動を防止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、家具の転倒滑り防止構造に関し、特に、屋内の壁面に沿って設置される家具類の地震時における転倒及び滑り移動を防止するための家具の転倒滑り防止構造に関する。
従来より、地震時における家具類の転倒や滑りを防止するための器具や装置が種々提案されており、例えば耐振マット、ベルト式の器具、ポール式の器具等を用いた構造を挙げることができる。例えば耐振マットは、粘着性を備えるマット状の部材を家具類の下に敷設して使用するものであるが、粘着性に依存していることから、家具類の滑り防止についてはその機能を効果的に発揮できるが、家具類の転倒防止については地震時の大きな揺れに対して耐えられなくなる場合がある。例えばベルト式の器具は、家具類の上部と壁との間をベルトで緊結して転倒を防止しようとするものであるが、地震時の大きな揺れに対しては、長さ調整部のバックルが緩んだり、家具類や壁への接合部分が剥がれて確実な転倒防止を期待することができなくなる。例えばポール式の器具は、家具類と天井との間を棒状の器具で突っ張ることにより家具類の転倒を防止しようとするものであるが、設置が容易な反面、室内の見栄えが悪くなり、また天井を押し上げて破損してしまったり、地震時に設置位置がずれ易くなって大きなゆれには耐えられなくなる場合がある。
一方、美観を考慮した家具類の転倒を防止するための構造として、屋内の壁面に沿って家具類の上方にレール部材を取り付けておき、このレール部材に索条体の一端部を係止して支持させると共に、索条体の他端部を家具類の上部に連結することで、家具類の転倒を防止するようにしたものも提案されている(例えば、特許文献1、特許部文献2参照)。
特開2007−130407号公報 実用新案登録第3095479号公報
しかしながら、上記従来のレール部材と索条体とを用いた転倒防止構造では、家具類の上部のみが屋内の壁面から支持された状態となっているため、ある程度の揺れに対しては家具類の転倒を効果的に防止できる一方で、例えば大地震時において生じる、家具類の滑りに起因する足払いによる仰向け転倒や回転移動を効果的に防止することは困難である。
本発明は、地震時に家具類に転倒及び滑りが生じないようにして、地震時に家具類が動くのを効果的に防止することのできる家具の転倒滑り防止構造を提供することを目的とする。
本発明は、屋内の壁面に沿って設置される家具類の地震時における転倒及び滑り移動を防止するための家具の転倒滑り防止構造であって、前記壁面の上端部に沿って横方向に配置されると共に、索条体係着金具を横方向にスライド可能に係止させるスライド係止溝を備える上部係止レール部材と、前記壁面の下端部に沿って横方向に配置されると共に、索条体係着金具を横方向にスライド可能に係止させるスライド係止溝を備える下部係止レール部材と、一端部が前記索条体係着金具に各々係着されると共に、他端側が前記家具類に各々係着される複数本の索条体とからなり、前記家具類の上部両側部及び下部両側部の少なくとも4箇所において、前記家具類と、前記スライド係止溝に係止された前記索条体係着金具との間で前記索条体を張設することにより、前記索条体を介して前記壁面に支持させて家具類の転倒及び滑り移動を防止する家具の転倒滑り防止構造を提供することにより、上記目的を達成したものである。
そして、本発明の家具の転倒滑り防止構造は、前記家具類の下部両側部と、前記下部係止レール部材のスライド係止溝に係止された前記索条体係着金具との間に張設される前記索条体が、水平方向に対して0〜60度の角度で斜めに張設されていることが好ましい。
また、本発明の転倒滑り防止構造は、前記索条体の他端側が家具側索条体係着金具を介して前記家具類に係着されていることが好ましい。
さらに、本発明の転倒滑り防止構造は、前記索条体係着金具及び/又は前記家具側索条体係着金具に、前記索条体が、張設長さを調整可能に係着されていることが好ましい。
さらにまた、本発明の転倒滑り防止構造は、前記索条体係着金具及び前記スライド係止溝が、前記索条体係着金具をスライド可能な状態から90度回転させることにより、前記上部係止レール部材又は前記下部係止レール部材の所定の位置に前記索条体係着金具が固定される構造を備えていることが好ましい。
また、本発明の転倒滑り防止構造は、前記下部係止レール部材が巾木を兼ねるようになっていることが好ましい。
さらに、本発明の転倒滑り防止構造は、前記上部係止レール部材が回り縁を兼ねるようになっていることが好ましい。
本発明の家具の転倒滑り防止構造によれば、地震時に家具類に転倒及び滑りが生じないようにして、地震時に家具類が動くのを効果的に防止することができる。
本発明の好ましい一実施形態に係る家具の転倒滑り防止構造の構成を説明する斜視図である。 (a)は、家具類の上部において索条体及び上部係止レール部材を介して壁面に家具類を支持させる状態を説明する部分斜視図、(b)は、上部係止レール部材の断面図である。 (a)は、家具類の下部において索条体及び下部係止レール部材を介して壁面に家具類を支持させる状態を説明する部分斜視図、(b)は、下部係止レール部材の断面図である。 (a)は索条体係着金具の側面図、(b)は上面図、(c)は底面図、(d)は索条体及びワッシャー部材を取り付けた状態の(a)のA−Aに沿った断面図である。 家具側索条体係着金具の斜視図である。
本発明の好ましい一実施形態に係る家具の転倒滑り防止構造10は、図1に示すように、屋内の壁面11に沿って設置される家具類12として、例えば洋服ダンスが、大地震による大きな揺れを受けた場合でも、転倒や滑りを生じることなく、その設置位置を強固に保持できるようにするための構造として採用されたものである。
すなわち、本実施形態の家具の転倒滑り防止構造10は、屋内の壁面11に沿って設置される家具類12の地震時における転倒及び滑り移動を防止するための防止構造であって、壁面11の上端部に沿って横方向に配置されると共に、索条体係着金具13を横方向にスライド可能に係止させるスライド係止溝14を備える上部係止レール部材15と、壁面11の下端部に沿って横方向に配置されると共に、索条体係着金具13を横方向にスライド可能に係止させるスライド係止溝16を備える下部係止レール部材17と、一端部が索条体係着金具13に各々係着されると共に、他端側が家具類12に各々係着される複数本の索条体18とからなり、家具類12の上部両側部及び下部両側部の少なくとも4箇所において(本実施形態では4箇所)、家具類12と、スライド係止溝14,16に係止された索条体係着金具13との間で索条体18を張設することにより、索条体18を介して壁面11に支持させて家具類12の転倒及び滑り移動を防止するようになっている。
また、本実施形態では、索条体18の他端側が家具側索条体係着金具19を介して家具類12に係着されるようになっており、索条体18は、家具側索条体係着金具19に、張設長さを調整可能に係着されるようになっている。
上部係止レール部材15は、図2(a),(b)にも示すように、好ましくはアルミニウム製の押出し成形品であって、図2(b)に示すような断面形状を有する、長尺の帯状部材として形成される。また、本実施形態では、上部係止レール部材15は、これの背面密着板15aに長手方向に所定の間隔をおいて複数形成された固定孔15bを介して、壁面11に向けて例えば固定ビスを打ち込むことにより、壁面11の上端部に沿って横方向に水平に延設して取り付けられる。これによって、上部係止レール部材15の背面密着板15aと対向する位置に、スライド係止溝14が、横方向に水平に延設して表面側に向けて開口することになり、このスライド係止溝14には、索条体係着金具13が、着脱可能に係着されることになる。ここで、スライド係止溝14は、表面側の開口縁部の両側に挟込み係止片14aが内側に張り出して設けられていることにより、表面側の幅B1よりも奥部の幅B2が広くなるよう形成されている。
また、本実施形態では、上部係止レール部材15は、屋内における天井面20と壁面11とが交わる角部分に沿って取り付けられており、これによって天井回り縁を兼ねるようになっている。上部係止レール部材15が天井回り縁を兼ねることにより、上部係止レール部材15を良好な納まりで家具類12の上方の壁面11に取り付けることが可能になる。なお、上部係止レール部材15は、天井面20と壁面11とが交わる角部分に沿って取り付ける必要は必ずしもなく、家具類12の上方の天井面20との間の適宜の位置を選定して、横方向に延設して取り付けることも可能である。
下部係止レール部材17は、図3(a),(b)にも示すように、好ましくはアルミニウム製の押出し成形品であって、図3(b)に示すような断面形状を有する、長尺の帯状部材として形成される。また、本実施形態では、下部係止レール部材17は、これの背面密着板17aに長手方向に所定の間隔をおいて複数形成された固定孔17bを介して、壁面11に向けて例えば固定ビスを打ち込むことにより、壁面11の下端部に沿って横方向に水平に延設して取り付けられる。これによって、下部係止レール部材17の背面密着板17aと対向する位置に、スライド係止溝16が、横方向に水平に延設して表面側に向けて開口することになり、このスライド係止溝16には、索条体係着金具13が、着脱可能に係着されることになる。ここで、スライド係止溝16は、表面側の開口縁部の両側に挟込み係止片16aが内側に張り出して設けられていることにより、表面側の幅B1よりも奥部の幅B2が広くなるよう形成されている。
また、本実施形態では、下部係止レール部材17は、屋内における床面21と壁面11とが交わる角部分に沿って取り付けられており、これによって巾木を兼ねるようになっている。下部係止レール部材17が巾木を兼ねることにより、下部係止レール部材17を良好な納まりで家具類12の下部の壁面11に取り付けることが可能になる。なお、下部係止レール部材17は、床面21と壁面11とが交わる角部分に沿って取り付ける必要は必ずしもなく、壁面11の下部の適宜の位置を選定して、横方向に延設して取り付けることも可能である。
上部係止レール部材15や下部係止レール部材17と家具類12の上部両側部や下部両側部との間に張設される索条体18は、好ましくは可撓性を備えると共に、所望の引張強度を有する各種の線状部材であって、例えばステンレスワイヤー等のワイヤー、ナイロンロープ等のロープ、針金、チェーン等を用いることができる。本実施形態では、索条体18は、レール部材15,17と家具類12との間に張設するのに適した所望の長さに切断されると共に、一端部が索条体係着金具13に係着されてこの索条体係着金具13を介して上部係止レール部材15や下部係止レール部材17に連結され、他端側が家具側索条体係着金具19に係着されてこの家具側索条体係着金具19を介して家具類12の上部両側部や下部両側部に連結されることになる。
本実施形態では、索条体18の一端部を上部係止レール部材15や下部係止レール部材17に連結して支持させる索条体係着金具13は、図4(a)〜(d)にも示すように、略長円の平面形状を有する突出係着盤13aと、矩形の一対の対向する角部を斜面22として斜めに切り欠いた6角形の平面形状を有する差込係着盤13bとを、これらの長軸が垂直に交差するように配置して中間首部13cを介して接合一体化させた立体形状を有している。
また、索条体係着金具13には、突出係着盤13a、中間首部13c、及び差込係着盤13bの中央部を連続貫通して、索条体挿通孔23が設けられており(図4(d)参照)、この索条体挿通孔23の差込係着盤13b側の部分には、その内径を拡大させた拡径係着部23aが形成されている。そして、突出係着盤13a側から索条体挿通孔23に索条体18の一端部を挿通した後に、挿通された索条体18の先端に例えば係着金物24を接合して、この係着金物24を索条体挿通孔23の拡径係着部23aに係止することにより、索条体18の一端部が索条体挿通孔23から抜けないようにして、当該一端部を索条体係着金具13に係着させることができるようになっている。
さらに、本実施形態では、索条体係着金具13の差込係着盤13bは、その長辺間の幅b1が、上部係止レール部材15のスライド係止溝14の表面側の幅B1(図2(b)参照)や、下部係止レール部材17のスライド係止溝16の表面側の幅B1(図3(b)参照)よりも若干小さくなるように形成されている。これによって、上部係止レール部材15や下部係止レール部材17の任意の位置で、スライド係止溝14,16の奥部まで、索条体係着金具13の差込係着盤13bを容易に挿入配置できるようになっている。
一方、索条体係着金具13の差込係着盤13bは、その短辺間の幅b2が、上部係止レール部材15のスライド係止溝14の奥部の幅B2(図2(b)参照)や、下部係止レール部材17のスライド係止溝16の奥部の幅B2(図3(b)参照)と同様の幅となるように形成されている。これによって、スライド係止溝14,16に差込係着盤13bを挿入配置した後に、上部係止レール部材15や下部係止レール部材17の所定の位置において、索条体係着金具13を斜面22側に90度回転させることにより、差込係着盤13bの短辺部分がスライド係止溝14,16の奥部の内壁面に当接することでこれ以上回転することができなくなるので、索条体係着金具13を、スライド可能な状態から上部係止レール部材15や下部係止レール部材17の所定の位置に容易に固定することが可能になる。
さらにまた、本実施形態では、索条体係着金具13の差込係着盤13bは、その中間首部13c側の上面に、斜面22側から円周方向に向けて登り勾配となったテーパー面26(図4(a)参照)を備えている。また索条体係着金具13は、中間首部13cに弾性変形可能な例えばシリコンゴムからなる円環形状のワッシャー部材25を装着した状態で(図4(d)参照)、差込係着盤13bを上部係止レール部材15や下部係止レール部材17のスライド係止溝14,16に挿入させるようになっている。
したがって、上部係止レール部材15や下部係止レール部材17のスライド係止溝14,16に差込係着盤13bを挿入した後に、索条体係着金具13を斜面22側に回転させれば、差込係着盤13bは、その中間首部13c側の上面と突出係着盤13aの中間首部13c側の下面との間に、ワッシャー部材25を介在させた状態で、上部係止レール部材15の挟込み係止片14aや下部係止レール部材17の挟込み係止片16aを挟み込むことになる。そして、差込係着盤13bは、索条体係着金具13の回転に伴って、その上面のテーパー面26によってワッシャー部材25の圧縮変形量を増加させて行くことになり、索条体係着金具13を90度回転させた状態では、ワッシャー部材25の圧縮変形量が相当の大きさとなって、その弾性付勢力に伴う摩擦力によって、索条体係着金具13を上部係止レール部材15や下部係止レール部材17の所定の位置に、強固に且つ安定した状態で固定することが可能になる。
なお、固定状態から索条体係着金具13を逆方向に回転させれば、ワッシャー部材25による締め付けが緩くなるので、索条体係着金具13を上部係止レール部材15や下部係止レール部材17から容易に取り外すことが可能になる。
本実施形態では、索条体18の他端側を家具類12の上部両側部や下部両側部に連結させる家具側索条体係着金具19は、図5に示すように、円筒状係着部27と円柱状取付部28と取付板部29とによって構成される。円筒状係着部27は、円柱状取付部28に対して一軸回転可能にピン結合されており、また索条体18の他端側を、リリースパイプ30を介して内部に挿通した後に、側面に開口形成された導出孔31から外側に引き出した状態で係着することができるようになっている。円筒状係着部27は、例えば登録実用新案第3122288号公報に記載されているような、内部に設けられたチャック機構やリリースパイプ30等からなる公知の長さ調整機構を備えており、これによって索条体18の張設長さを調整可能に係着して、索条体18の張設作業をスムーズに行うことができるようになっている。
また、円柱状取付部28は、取付板部29に例えばボルト接合等されて強固に接合一体化されており、取付板部29を例えば家具類12の上部両側部や下部両側部に密着させた状態で、固定ビス等を打ち込むことにより、索条体18の他端側を、家具類12の上部両側部や下部両側部に強固に且つ安定した状態で連結させることができるようになっている。
本実施形態では、上述の上部係止レール部材15、下部係止レール部材17、索条体18、索条体係着金具13、家具側索条体係着金具19等を用いて、家具類12の上部両側部及び下部両側部の4箇所において、家具類12と、スライド係止溝14,16に係止された索条体係着金具13との間で索条体18を張設することにより、家具の転倒滑り防止構造10を形成する。
ここで、家具類12の上部は、家具類12の上端から当該家具類の1/4の高さの領域であり、家具類12の上面の他、側面や正面の上部も含まれる。家具類12の下部は、家具類12の下端から当該家具類12の1/4の高さの領域であり、家具類12の下面の他、側面や正面の下部も含まれる。家具類12の側部は、家具類12の側端から当該家具類12の幅の1/4の幅の領域であり、家具類12の側面の他、上面や正面の側部も含まれる。
また、家具類12の下部両側部と、下部係止レール部材17のスライド係止溝16に係止された索条体係着金具13との間に張設される索条体18は、水平方向に対して0〜60度の角度で斜めに張設されていることが好ましい。これらの索条体18が水平方向に対して0〜60度の角度で斜めに張設されていることにより、家具類12に対するどの方向の揺れに対しても、家具類12の転倒や滑りを効果的に防止することが可能になり、地震時における室内の安全をさらに向上させることが可能になる。
そして、上述の構成を備える本実施形態の家具の転倒滑り防止構造10によれば、地震時に家具類12に転倒及び滑りが生じないようにして、地震時に家具類12が動くのを効果的に防止することが可能になる。すなわち、本実施形態によれば、家具類12の上部両側部及び下部両側部の4箇所において、家具類12と、スライド係止溝14,16に係止された索条体係着金具13との間に索条体18を張設することで、家具類12を壁面11から支持しているので、家具類12の上部と下部の2箇所を同時に固定することにより、上部で転倒を下部で滑りを抑えて、大地震時においても家具類に危険な動きが生じるのを効果的に回避することが可能になる。
また、本実施形態では、上部係止レール部材15や下部係止レール部材17に索条体係着金具13を横方向にスライド可能に係止させるので、家具類12の幅や高さの変化に容易に対応することが可能になると共に、レール部材15,17に沿った自由な位置に家具類12を配置することが可能になる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、家具類は洋服ダンスである必要は必ずしもなく、その他の種々の家具の地震時における転倒や滑りを防止するために本発明を採用することができる。また家具類の上部両側部及び下部両側部の5箇所以上において、家具類と索条体係着金具との間で索条体を張設することもできる。さらに、索条体の他端側が家具側索条体係着金具を介して家具類に係着されている必要は必ずしもなく、例えば索条体の他端側を家具類に巻き付けるようにして係着させることもできる。
10 家具の転倒滑り防止構造
11 壁面
12 家具類
13 索条体係着金具
14,16 スライド係止溝
15 上部係止レール部材
17 下部係止レール部材
18 索条体
19 家具側索条体係着金具
20 天井面
21 床面

Claims (7)

  1. 屋内の壁面に沿って設置される家具類の地震時における転倒及び滑り移動を防止するための家具の転倒滑り防止構造であって、
    前記壁面の上端部に沿って横方向に配置されると共に、索条体係着金具を横方向にスライド可能に係止させるスライド係止溝を備える上部係止レール部材と、
    前記壁面の下端部に沿って横方向に配置されると共に、索条体係着金具を横方向にスライド可能に係止させるスライド係止溝を備える下部係止レール部材と、
    一端部が前記索条体係着金具に各々係着されると共に、他端側が前記家具類に各々係着される複数本の索条体とからなり、
    前記家具類の上部両側部及び下部両側部の少なくとも4箇所において、前記家具類と、前記スライド係止溝に係止された前記索条体係着金具との間で前記索条体を張設することにより、前記索条体を介して前記壁面に支持させて家具類の転倒及び滑り移動を防止する家具の転倒滑り防止構造。
  2. 前記家具類の下部両側部と、前記下部係止レール部材のスライド係止溝に係止された前記索条体係着金具との間に張設される前記索条体が、水平方向に対して0〜60度の角度で斜めに張設されている請求項1記載の家具の転倒滑り防止構造。
  3. 前記索条体の他端側が家具側索条体係着金具を介して前記家具類に係着されている請求項1又は2記載の家具の転倒滑り防止構造。
  4. 前記索条体係着金具及び/又は前記家具側索条体係着金具に、前記索条体が、張設長さを調整可能に係着されている請求項1〜3のいずれかに記載の家具の転倒滑り防止構造。
  5. 前記索条体係着金具及び前記スライド係止溝が、前記索条体係着金具をスライド可能な状態から90度回転させることにより、前記上部係止レール部材又は前記下部係止レール部材の所定の位置に前記索条体係着金具が固定される構造を備えている請求項1〜4のいずれかに記載の家具の転倒滑り防止構造。
  6. 前記下部係止レール部材が巾木を兼ねるようになっている請求項1〜5のいずれかに記載の家具の転倒滑り防止構造。
  7. 前記上部係止レール部材が回り縁を兼ねるようになっている請求項1〜6のいずれかに記載の家具の転倒滑り防止構造。
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