JP2011004364A - 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、コンピュータプログラム及び記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】取得画像データに、地紋パターンを表す地紋データを付加する処理を行う画像処理において、得られる原稿が複写される際に現れるべき地紋パターンがはっきり顕在しない問題が生じる虞がある場合は、斯かる問題の発生を未然に防止出来る画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、コンピュータプログラム及び記録媒体を提供する。
【解決手段】濃度検出部102が取得画像データの下地領域の濃度を検出し、判定部103によって、その結果が所定の濃度値より高いか否かが判定され、例えば、所定の濃度値より高いと判定された場合は、地紋データを付加する処理を実行しない、又は通知部104がその旨を外部に通知する。
【選択図】図2
【解決手段】濃度検出部102が取得画像データの下地領域の濃度を検出し、判定部103によって、その結果が所定の濃度値より高いか否かが判定され、例えば、所定の濃度値より高いと判定された場合は、地紋データを付加する処理を実行しない、又は通知部104がその旨を外部に通知する。
【選択図】図2
Description
本発明は、取得したデータに基づく画像データの処理を行う画像処理装置、該画像処理装置を備えた画像形成装置、取得したデータに基づく画像データの画像処理方法、コンピュータに取得したデータに基づく画像データの処理を実行させるコンピュータプログラム、及び該コンピュータプログラムを記録してある記録媒体に関する。
従来から、原稿が複写により偽造されているか否かという原本性を簡便に確認するための技術として、地紋技術が知られている。(例えば、特許文献1参照)
前記地紋技術とは、所定の文字、パターン等の潜像パターン及びそれ以外の背景パターンからなる地紋パターンを、画像データに予め付加した出力用画像データに基づき、原稿を印刷することによって、例えば、該原稿の複写の際、下地除去処理又は低解像度での読み取り処理で、前記潜像パターンのみが読み取られ、複写物に潜像パターンに基づく所定パターンが現れるようにしたものである。
一方、特許文献2では、原稿の複写に際し、下地除去処理が行われない場合に、背景パターンの除去を施していないデータと、背景パターンの除去を施したデータとを作成し、これら両データに基づき抽出された潜像パターンが強調されるように編集した上で背景パターンの除去を施していないデータに合成することにより、潜像パターンが、背景パターンと区別され、容易に視認可能に現れる画像データを取得できる画像形成装置が開示されている。
画像読取装置を備え、該画像読取装置にて原稿を読み取って取得した画像データに地紋パターンの画像データを付加して印刷する、いわゆる地紋付きの複写機能も知られている。前記地紋付きの複写機能では、地紋パターンの画像データを付加する原稿の画像データが画像読取装置を介して入力されるため、原稿の下地が読み込まれた画像データに地紋パターンの画像データが付加されて、本来ならば複写される際に現れるべき潜像パターン(地紋パターン)がはっきり顕在しない場合があるという問題がある。
このような問題を以下において、詳しく説明する。
図9は従来の地紋技術が施された原稿の複写の際、所定パターンが現れる様子を説明する説明図である。例えば、図9(a)に示すように、地紋パターンが粗いドットからなる部分と、細かいドットからなる部分とによって構成されている場合、地紋パターンの細かいドット部分が複写の際の処理過程で、平滑化され、又はガンマ補正で濃度が下げられることによって複写されなくなり、その結果、図9(b)に示すように、複写された場合には細かいドット部分が白く抜ける地紋パターンが現れる。
図9は従来の地紋技術が施された原稿の複写の際、所定パターンが現れる様子を説明する説明図である。例えば、図9(a)に示すように、地紋パターンが粗いドットからなる部分と、細かいドットからなる部分とによって構成されている場合、地紋パターンの細かいドット部分が複写の際の処理過程で、平滑化され、又はガンマ補正で濃度が下げられることによって複写されなくなり、その結果、図9(b)に示すように、複写された場合には細かいドット部分が白く抜ける地紋パターンが現れる。
しかし、地紋データパターンの画像データを付加しようとする原稿が再生紙、色付き紙等下地の濃い原稿である場合には、原稿の画像の下地を再現するドット(図10(a)参照)と、地紋パターンの細かいドットとが干渉する場合が生じ、その結果、粗大化したドットが形成されてしまう(図10(b)参照)。このような状態の画像データに基づく画像が印刷された印刷物は複写の際に、本来なら消えるはずの細かいドットの一部が、つまり、前記細かいドットの中、干渉によって粗大化したドットが消えないため十分なコントラストで地紋パターンが現れなくなるという問題が生じる(図10(c)参照)。さらには、原稿の画像データに地紋パターンを付加する際には、上述したような問題が存在することを利用者が把握できないという問題もある。しかしながら、このような問題を、特許文献2の画像形成装置によっては解決することは出来ない。
本発明は、斯かる事情に鑑みてされたものであり、その目的とするところは、取得画像データに、地紋パターンを表す地紋データを付加する処理を行う画像処理装置において、取得画像データの下地領域の濃度を検出する濃度検出手段と、該濃度検出手段の検出結果が、所定の濃度値より高いか否かを判定する判定手段と、所定の濃度値より高いと判定された場合、外部へ通知する通知手段とを備え、例えば、所定の濃度値より高いと判定した場合は、前記通知手段が外部に通知を行うことにより、得られる原稿が複写される際に現れるべき地紋パターンがはっきり顕在しない問題が生じる虞がある場合は、その旨を外部(例えば利用者)に通知して地紋パターンを付加する際に予め処理を中止する等、前記問題を未然に防止することが出来る画像処理装置及び画像形成装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、取得画像データに、地紋パターンを表す地紋データを付加する処理を行う画像処理において、取得画像データの下地領域の濃度の検出を行い、該検出結果が、所定の濃度値より高いか否かを判定し、例えば、所定の濃度値より高いと判定した場合は、外部に通知する対応を行うことにより、得られる原稿が複写される際に現れるべき地紋パターンがはっきり顕在しない問題が生じる虞がある場合は、その旨を外部(例えば利用者)に通知し、地紋パターンを付加する際に予め処理を中止する等、前記問題を未然に防止することが出来る画像処理方法、コンピュータプログラム及び記録媒体を提供することにある。
本発明に係る画像処理装置は、取得画像データに、地紋パターンを表す地紋データを付加する処理を行う画像処理装置において、取得画像データの下地領域の濃度を検出する濃度検出手段と、該濃度検出手段の検出結果が、所定の濃度値より高いか否かを判定する判定手段と、該判定手段によって、前記濃度検出手段の検出結果が所定の濃度値より高いと判定された場合、外部へ通知する通知手段とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、前記濃度検出手段が取得画像データの下地領域の濃度を検出し、前記判定手段は、前記濃度検出手段による検出結果が所定の濃度値より高いか否かを判定する。例えば、前記判定手段によって前記濃度検出手段による検出結果が所定の濃度値より高いと判定された場合は、地紋データを付加する処理の前、又は地紋データを付加する処理と共に、前記通知手段によってその旨が外部(例えば、利用者)に通知される。
本発明に係る画像処理装置は、前記通知手段による通知が行われた場合、前記処理の継続又は中止の選択指示を受け付ける選択指示受付手段を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、前記通知手段による通知が行われた場合、前記選択指示受付手段はが、例えば利用者から前記処理の継続又は中止の選択指示を受け付ける。
本発明に係る画像処理装置は、前記取得画像データの輝度又は明度に基づき、前記下地領域を検出する下地検出手段を備え、前記濃度検出手段は前記下地検出手段によって検出された下地領域の濃度を検出するように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、前記下地検出手段が取得画像データの輝度又は明度に基づき、下地領域を検出し、前記濃度検出手段は前記下地検出手段によって検出された下地領域の濃度を検出する。
本発明に係る画像形成装置は、前述の発明の何れか一つの画像処理装置を備え、該画像処理装置によって前記地紋データが付加された画像データに基づく画像をシート上に形成するように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、前記画像処理装置が、所定の取得画像データに前記地紋データを付加して出力用画像データを生成し、該出力用画像データに基づく画像が、例えばシート上に形成される。
本発明に係る画像処理方法は、取得画像データに、地紋パターンを表す地紋データを付加する処理を行う画像処理方法において、取得画像データの下地領域の濃度を検出する濃度検出ステップと、該濃度検出ステップの検出結果が、所定の濃度値より高いか否かを判定する判定ステップと、該判定ステップによって、前記濃度検出ステップの検出結果が所定の濃度値より高いと判定された場合、外部へ通知する通知ステップとを含むことを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、取得画像データに、地紋パターンを表す地紋データを付加する処理を実行させるコンピュータプログラムにおいて、コンピュータに、取得画像データの下地領域の濃度を検出させる濃度検出ステップと、コンピュータに、前記濃度検出ステップの検出結果が、所定の濃度値より高いか否かを判定させる判定ステップと、コンピュータに、前記判定ステップによって、前記濃度検出ステップの検出結果が所定の濃度値より高いと判定された場合、外部へ通知する通知ステップとを実行させることを特徴とする。
本発明にあっては、取得画像データの下地領域の濃度を検出し、該下地領域の濃度が所定の濃度値より高いか否かを判定する。前記下地領域の濃度が所定の濃度値より高いと判定した場合は、例えば、その旨を外部(例えば、利用者)に通知する。
本発明に係る画像処理方法は、前記通知ステップによる通知が行われた場合、前記処理の継続又は中止の選択指示を受け付ける選択指示受付ステップを含むことを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、前記通知ステップによる通知が行われた場合、前記処理の継続又は中止の選択指示を受け付ける選択指示受付ステップを実行させることを特徴とする。
本発明にあっては、前記通知ステップによって前記通知が行われた場合、前記選択指示受付ステップにて、例えば利用者から前記処理の継続又は中止の選択指示を受け付ける。
本発明に係るコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体は、前述の発明のいずれか一つのコンピュータプログラムを記録してあることを特徴とする。
本発明にあっては、前記記億媒体に前述のコンピュータプログラムを記憶する。コンピュータが前記記録媒体からコンピュータプログラムを読み出して、前述の画像処理装置、画像形成装置、画像生成方法及び画像処理方法がコンピュータにより実現される。
本発明によれば、原稿が例えば、再生紙、色付き紙等下地の濃い原稿である場合、前記原稿の画像データに地紋パターンを付加する処理によって得られる印刷物が複写される際に現れるべき地紋パターンがはっきり顕在しない問題が生じる虞があるときは、その旨を外部(例えば利用者)に通知し、地紋パターンを付加する際に予め処理を中止する等、前記問題を未然に防止することが出来る。
以下、本発明に係る画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、コンピュータプログラム及び記録媒体を、コピー機能、印刷機能等を有するデジタル複合機に適用した形態について、図面を用いて具体的に説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係る画像形成装置においては、出力を目的とする画像(以下の説明においては読み取られた原稿の画像データ)に、地紋パターンを付する処理を実行し、出力用画像を形成する。
本発明の実施の形態1に係る画像形成装置においては、出力を目的とする画像(以下の説明においては読み取られた原稿の画像データ)に、地紋パターンを付する処理を実行し、出力用画像を形成する。
図1は本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の要部構成を示すブロック図である。実施の形態1に係る画像形成装置は、制御装置100、画像読取装置200、画像処理装置400、画像出力装置700、記憶装置300、通信装置600、操作パネル500、及び液晶ディスプレイの表示部800等のハードウェアを備え、全体として本発明のデジタル複合機1を構成している。
制御装置100は必要に応じて記憶装置300から所定のプログラムをロードし、ロードしたプログラムを実行することにより、デジタル複合機1を本発明に係る画像処理装置、画像読取装置を備えた画像形成装置として動作させる。図2は本発明の実施の形態1のデジタル複合機1の制御装置100を説明するための機能ブロック図である。制御装置100は、これらのハードウェアを制御するCPU101と、制御の際に必要なデータ(例えば、検出された下地の濃度)を一時的に記憶するRAM(図示せず)とを備えている。また、制御装置100は、濃度検出部102、判定部103、通知部104、及び選択指示受付部105を更に備えている。
濃度検出部102は、後述する下地検出処理部404によって検出された下地領域の例えば輝度、明度等を、該下地領域の濃度値として検出する。
判定部103は、濃度検出部102によって検出された下地領域の濃度値(以下、検出濃度値と言う。)と、記憶装置300に記憶している所定濃度値とを比較し、何れの方が高いか判定を行う。
通知部104は、判定部103の判定結果に基づき、例えば、表示部800を介して、利用者に通知を行い、警告する。詳しくは、下地領域の検出濃度値が前記所定濃度値より高い場合は、地紋パターンを付する処理を経て得られる画像データに係る印刷物が複写される際、上述したように、現れるべき画像が現れない虞が高いので、その旨を利用者に通知するものである。
選択指示受付部105は、通知部104による通知が行われた場合、以降の処理に係る選択指示を受け付ける。詳しくは、通知部104による通知が行われた場合、以降における前記処理の継続如何は利用者側に委ねられ、選択指示受付部105は、処理の継続又は中止の選択指示、地紋パターンの画像データ(以下、地紋パターンデータと言う。)を付加する処理の継続又は中止の選択指示、露光調整の実行如何の選択指示等を受け付ける。また、選択指示受付部105は、複写処理に際し、地紋パターンデータを付加する処理を実行するか否かの選択指示を受け付ける。
記憶装置300は、例えば、不揮発性の半導体メモリであり、取得した画像データ、ハードウェア各部を制御するための制御プログラム、判定部103が下地領域の検出濃度値との比較を行うための所定濃度値(以下、閾値濃度と言う。)、通知部104による通知のための通知画面を表示部800に表示するためのプログラム、選択指示受付部105が選択指示を受け付ける選択受付画面を表示部800に表示するためのプログラム、複数の地紋パターンデータ及び後述する牽制パターンビットマップ等を予め記憶している。
また、操作パネル500は、デジタル複写機の重要機能に係る、「ファックス」、「複写」、「印刷」、「メール」等の機能ボタン、テンキー、受け付けた指示を確定するためのエンターキー等を備えている。
なお、画像読取装置200は、処理すべき原稿の画像データの光学的読み取りを行う。また、画像読取装置200は、読み取り用の原稿に光を照射する光源、例えばCCD(Charge Coupled Device)のようなイメージセンサ等を有する。画像読取装置200では、所定の読取り位置にセットされた原稿からの反射光像を当該イメージセンサに結像させ、RGB(R : Red, G : Green, B : Blue)のアナログ電気信号を出力する。画像読取装置200が出力したアナログ電気信号は画像処理装置400に入力される。
通信装置600は、画像処理装置400にて処理した後の画像データを外部へ送信するネットワークカード、モデム等を備え、例えば、前記画像データをメールに添付して設定された送信先に送信する。
画像出力装置700は、画像処理装置400から出力される画像データに基づいて記録用紙、OHPフィルム等のシート上に画像形成を行い、文書を出力する。画像出力装置700は、感光体ドラム、該感光体ドラムを所定の電位に帯電させる帯電器、外部から受付けた画像データに応じてレーザ光を発して感光体ドラム上に静電潜像を生成させるレーザ書込装置、感光体ドラム表面に形成された静電潜像にトナーを供給して現像化する現像器、感光体ドラム表面に形成されたトナー像を用紙上に転写する転写器等を備えており、電子写真方式にて利用者が所望する画像をシート上に形成する。なお、レーザ書込装置を用いた電子写真方式により画像形成を行う他、インクジェット方式、熱転写方式、昇華方式等により画像形成を行う構成であってもよい。
画像処理装置400は、例えば画像読取装置200を通じて入力されるアナログ電気信号を基にデジタル形式の画像データを生成し、又は記憶装置300に記憶されている画像データを読み出し、夫々の画像の種類に応じた処理を施した後、出力用画像の出力用画像データを生成する。また、画像処理装置400は、例えば、取得した画像データ(以下、取得画像データと言う。)に地紋パターンデータを付加する処理を行い、出力用画像データを生成する。生成された出力用画像データは、画像出力装置700又は通信装置600に出力される。
図3は本発明の実施の形態1のデジタル複合機1の画像処理装置400の要部構成を示す機能ブロック図である。画像処理装置400は、A/D(アナログ/デジタル)変換部401、シェーディング補正部402、入力処理部403、下地検出処理部404、露光調整部405、領域分離部406、色補正部407、黒生成/下色除去部408、空間フィルタ部409、中間調生成部410、地紋付加処理部411、及び地紋パターン生成部413を備えている。
画像読取装置200にて読み取られた画像データのアナログ信号は、画像処理装置400内を、A/D変換部401、シェーディング補正部402、入力処理部403、下地検出処理部404、露光調整部405、領域分離部406、色補正部407、黒生成/下色除去部408、空間フィルタ部409、中間調生成部410、及び地紋付加処理部411の順(矢印方法)で送られ、CMYKのデジタルカラー信号として、画像出力装置700へ出力される。
A/D変換部401は、画像読取装置200からのRGBのアナログ信号をデジタル信号に変換するものであり、シェーディング補正部402は、A/D変換部401より送られてきたデジタルのRGB信号に対して、画像読取装置200の照明系、結像系、撮像系で生じる各種の歪みを取り除く処理を施す。
入力処理部403は、シェーディング補正部402にて各種の歪みが取り除かれたRGB信号(RGBの反射率信号)夫々に対してγを補正し、カラーバランスを整えると同時に、濃度信号に変換する処理を施す。
下地検出処理部404は、例えば、画像読取装置200を介して取得した画像データの下地領域の検出を行う。以下、下地領域の検出処理について詳しく説明する。
まず、RGB信号として入力された入力画像データから、Yj =0.30Rj +0.95Gj +0.11Bj の式を用いて輝度信号に変換する等して輝度信号と色度信号とに分離する。ここで、Yj は各画素の輝度信号であり、Rj、Gj 、Bjは各画素の色成分である。もしくは、CIEL* a*b* 信号(CIE:国際照明委員会、L* :明度、a* 、b* :色度)等の均等色空間に変換する等して明度信号を求めても良い。このようにして求めた輝度信号もしくは、明度信号に基づいて画像全体に対するヒストグラムを作成する(図4参照)。作成したヒストグラムに基づき、最も頻度の高い輝度(明度)に係る領域を下地領域とみなす。
まず、RGB信号として入力された入力画像データから、Yj =0.30Rj +0.95Gj +0.11Bj の式を用いて輝度信号に変換する等して輝度信号と色度信号とに分離する。ここで、Yj は各画素の輝度信号であり、Rj、Gj 、Bjは各画素の色成分である。もしくは、CIEL* a*b* 信号(CIE:国際照明委員会、L* :明度、a* 、b* :色度)等の均等色空間に変換する等して明度信号を求めても良い。このようにして求めた輝度信号もしくは、明度信号に基づいて画像全体に対するヒストグラムを作成する(図4参照)。作成したヒストグラムに基づき、最も頻度の高い輝度(明度)に係る領域を下地領域とみなす。
露光調整部405は、調整の強度に応じて、入力輝度に対する出力輝度の割当テーブル(LUT:Look Up Table)を設定しておき、利用者の指定した調整強度に対応したLUTを使用して入力画像のRGB値を補正する(図5参照)。
領域分離部406は、RGB信号より、入力画像データの各画素が文字領域、網点領域、印刷紙写真領域(連続階調領域)等の何れかに属する画素であるのか判定して分離する。領域分離部406は、分離結果に基づき、画素がどの領域に属しているかを示す領域識別信号を、黒生成/下色除去部408、空間フィルタ部409、及び中間調生成部410へと出力する。
色補正部407は、RGB信号の補正であるCMY(C:シアン・M:マゼンタ・Y:イエロー)信号が生成されると共に、色再現性を高めるために、不要吸収成分を含むCMY色材の分光特性に基づいた色濁りを取り除く処理を行う。
黒生成/下色除去部408は、色補正後のCMYの3色信号から黒(K)信号を生成する黒生成、元のCMY信号から黒生成で得たK信号を差し引いて新たなCMY信号を生成する処理を行うものであって、CMYの3色信号はCMYKの4色信号に変換される。
空間フィルタ部409は、黒生成/下色除去部408より入力されるCMYK信号の画像データに対して、領域識別信号を基にデジタルフィルタによる空間フィルタ処理を行い、空間周波数特性を補正することによって出力画像のぼやけ及び粒状性劣化を防ぐように処理する。また、中間調生成部410は、CMYK信号の画像データに対して、領域識別信号を基に例えば階調再現処理を施す。該階調再現処理、最終的に画像を画素に分離して夫々の階調を再現できるように処理するものである。
例えば、領域分離部406にて文字に分離された領域は、特に黒文字或いは色文字の再現性を高めるために、空間フィルタ部409による空間フィルタ処理における鮮鋭強調処理で高周波数の強調量が大きくされる。同時に、中間調生成部410においては、高域周波数の再現に適した高解像度のスクリーンでの二値化または多値化処理が選択される。
また、領域分離部406にて網点に分離された領域に関しては、空間フィルタ部409において、入力網点成分を除去するためのローパス・フィルタ処理が施される。
地紋パターン生成部413は、取得画像データに付加すべき地紋パターン(地紋パターンデータ)を生成する。図6は地紋パターン生成部413による地紋パターン(地紋パターンデータ)の生成を説明するための説明図である。地紋パターン生成部413は、図6(a)に示すような、荒いドットパターン及び細かいドットパターンの2種類のドットパターンと、複写された時に現せようとする牽制パターンのビットマップデータとに基づき、図6(b)に示すような、取得画像データに付加すべき地紋パターンを合成する。図6(b)には、前記牽制パターンが細かいドットパターンからなる場合を示しており、斯かる場合は、牽制パターンが白抜きとして現れる。しかし、これに限るものでなく、前記牽制パターンが荒いドットパターンからなるように構成しても良い。斯かる場合は、牽制パターンが色付きとして現れる。
地紋パターン及び牽制パターンのビットマップデータは、あらかじめ作成したものを記憶装置300に保持しておくように構成しても良い。また、別の実装方法としては、地紋の見た目の濃度を指定する設定値、中間調のパターンを規定するパラメータ等に応じて装置内部で、ドットパターンを作成しても良い。ドットパターンを作成する方法としては、一般的な中間調生成の方法が利用できる。さらに、牽制パターンのビットマップデータについても装置内部でフォントデータをリッピングする等して作成する構成であってもよい。
地紋付加処理部411は、地紋パターン生成部413で生成された地紋パターンを、中間調生成部410で生成された取得画像データの中間調データに付加して合成する。地紋パターンの合成は、予め指定されたC、M、Kの何れかのプレーンに対して行う。合成の方法は、画素値の加算又は置換処理で行う。
図7は発明の実施の形態1のデジタル複合機1のCPU101の処理手順を示すフローチャートである。以下の説明においては、説明の便宜上、利用者が所定原稿から画像データを読み取り、読み取られた画像データに基づく画像の印刷処理を行う場合を例として説明する。なお、これに限るものでなく、本発明の実施の形態1のデジタル複合機1がPC、PDA等画像データの編集・作成機能を有する電気機器と接続され、これら電気機器から画像データを取得する場合であっても良い。
前記利用者は原稿を原稿台上に載置しておき、操作パネル500の「印刷」キーを押圧し、前記原稿の複写を指示する。CPU101は操作パネル500を介して複写指示を受け付ける。CPU101は複写指示を受け付けた場合、画像読取装置200に前記原稿の読み取りを指示する。画像読取装置200によって読み取られた原稿の画像データ(取得画像データ)は、所定の処理後、記憶装置300に一時記憶される。
次いで、CPU101は、複写指示に係る印刷物に地紋パターンを付加する処理の実行指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS101)。斯かる実行指示の受け付けは、地紋パターンの付加処理の実行如何に対する利用者の選択指示を受け付けるための選択受付画面を表示するプログラムを、CPU101が記憶装置300から読み出して実行させ、表示部800に前記選択受付画面を表示することにより行われる。利用者は、例えば、操作パネル500を操作して地紋パターンの付加処理の実行如何の何れかを選択する。CPU101は操作パネル500を監視することによって実行指示を受け付けたか否かの判定を行う。
CPU101は、地紋パターンを付加する処理の実行指示を受け付けていないと判定した場合(ステップS101:NO)、すなわち、地紋パターンの付加処理の実行を行わない方が選択された場合、地紋パターンを付加する処理を実行せず、画像読取装置200によって読み取られた、記憶装置300に記憶している画像データに基づく画像の印刷を実行する(ステップS115)。
一方、CPU101は、地紋パターンを付加する処理の実行指示を受け付けたと判定した場合(ステップS101:YES)、画像処理装置400の下地検出処理部404に指示することによって、前記取得画像データの下地領域の検出を行う(ステップS102)。斯かる下地領域の検出に対しては上述しており、詳しい説明を省略する。
次いで、CPU101は、検出された下地領域の濃度を検出する(ステップS103)。CPU101は濃度検出部102に指示することによって、例えば輝度、明度等を、前記下地領域の濃度として検出する。
CPU101は、ステップS103にて検出した下地領域の濃度が、記憶装置300に記憶している閾値濃度より高いか否かを判定する(ステップS104)。斯かる判定は、CPU101が判定部103に指示し、判定部103による判定結果に基づいて行われる。CPU101の指示によって、判定部103は検出された検出濃度値と、記憶装置300に記憶している閾値濃度(例えば、最大濃度の10%)とを比較し、何れの方が高いかの判定を行う。
CPU101は、前記検出濃度値が閾値濃度より高くないと判定した場合(ステップS104:NO)、処理をステップS111に移す。一方、CPU101は、前記検出濃度値が閾値濃度より高いと判定した場合(ステップS104:YES)、通知部104に指示することにより、利用者への通知を行う(ステップS105)。CPU101の指示に従って、通知部104は、以降にて地紋パターンを付する処理が実行された印刷物が得られても、該印刷物の複写の際、現れるべき画像(地紋パターン)が現れない虞が高い旨を、表示部800に表示して警告する。
次いで、CPU101は、選択指示受付部105に指示することにより、これ以降の処理を継続するか否かの選択指示を受け付ける(ステップS106)。CPU101の指示に応じて、選択指示受付部105は、以降の処理を継続するか否かの選択指示を受け付けるための選択受付画面を表示するプログラムを記憶装置300から読み出して実行させ、表示部800に前記選択受付画面を表示し、利用者は、例えば、操作パネル500を操作して、以降の処理を継続するか否かの何れかを選択する。CPU101は操作パネル500を監視することによって、以降の処理を継続する旨の選択指示を受け付けたか、又は以降の処理を継続しない旨の選択指示を受け付けたかの判定を行う。
その後、CPU101は操作パネル500を監視することによって、ステップS106にて、処理を継続する旨の選択指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS107)。CPU101は処理を継続する旨の選択指示を受け付けていないと判定した場合(ステップS107:NO)、そのまま処理を終了する。
一方、CPU101は処理を継続する旨の選択指示を受け付けたと判定した場合(ステップS107:YES)、選択指示受付部105に指示することにより、地紋パターンを付加する処理を実行するか否かの選択指示を受け付ける(ステップS108)。
CPU101の指示に応じて、選択指示受付部105は、地紋パターンを付加する処理を実行するか否かの選択指示を受け付けるための選択受付画面を表示するプログラムを記憶装置300から読み出して実行させ、表示部800に前記選択受付画面を表示し、利用者は、例えば、操作パネル500を操作して、地紋パターンを付加する処理を実行するか否かの何れかの選択を行う。CPU101は操作パネル500を監視することによって、地紋パターンを付加する処理を実行する旨の選択指示を受け付けたか、又は地紋パターンを付加する処理を実行しない旨の選択指示を受け付けたかの判定を行う。
その後、CPU101は操作パネル500を監視することによって、ステップS108にて、地紋パターンを付加する処理を実行する旨の選択指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS109)。CPU101は地紋パターンを付加する処理を実行する旨の選択指示を受け付けていないと判定した場合(ステップS109:NO)、処理をステップS115に移す。
一方、CPU101は地紋パターンを付加する処理を実行する旨の選択指示を受け付けたと判定した場合(ステップS109:YES)、選択指示受付部105に指示することにより、露光の調整を実行するか否かの選択指示を受け付ける(ステップS110)。
CPU101の指示に応じて、選択指示受付部105は、露光の調整を実行するか否かの選択指示を受け付けるための選択受付画面を表示するプログラムを記憶装置300から読み出して実行させ、表示部800に前記選択受付画面を表示し、利用者は、例えば、操作パネル500を操作して、露光の調整を実行するか否かの何れかの選択を行う。この際、CPU101は操作パネル500を監視することによって、露光の調整を実行する旨の選択指示を受け付けたか、又は露光の調整を実行しない旨の選択指示を受け付けたかの判定を行う。
その後、CPU101は操作パネル500を監視することによって、ステップS110にて、露光の調整を実行する旨の選択指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS111)。CPU101は露光の調整を実行する旨の選択指示を受け付けていないと判定した場合(ステップS111:NO)、処理をステップS113に移す。
一方、CPU101は露光の調整を実行する旨の選択指示を受け付けたと判定した場合(ステップS111:YES)、露光の調整の実行に係る詳細指示を受け付ける(ステップS112)。詳しくは、CPU101は実行すべき露光調整の強度の入力を受け付けるための画面を表示部800に表示し、操作パネル500を介して、露光の調整強度の入力を受け付ける。その後、CPU101は受け付けた露光の調整強度に応じて露光調整を実行するよう露光調整部405に指示する。CPU101の指示に応じて、露光調整部405は受け付けた露光の調整強度に対応したLUTを使用して入力画像のRGB値を補正する。
次いで、CPU101は地紋パターンを生成する(ステップS113)。例えば、CPU101は生成すべき地紋パターンに含まれるべき牽制パターンビットマップの選択を受け付けるための選択受付画面を表示部800に表示し、操作パネル500を介して、牽制パターンビットマップの選択を受け付け、該牽制パターンビットマップを記憶装置300から読み出し、これに基づく地紋パターンの生成を地紋パターン生成部413に指示する。斯かる地紋パターンの生成処理に対しては上述しており、詳しい説明を省略する。
その後、CPU101は、地紋付加処理部411に指示することによって、地紋パターンデータの前記取得画像データへの付加を行う(ステップS114)。CPU101の指示に応じて、地紋付加処理部411は、ステップS113にて生成された地紋パターン(地紋パターンデータ)を、記憶装置300に記憶されている取得画像データに付加する。これまでの処理によって、出力用画像データが得られ、一時的に記憶装置300に記憶される。
次いで、CPU101は、前記出力用画像データに基づく画像の印刷を行う(ステップS115)。CPU101の指示に応じて、画像出力装置700は、前記出力用画像データを記憶装置300から読み出し、記録媒体(例えば紙等)上に印刷(形成)する。例えば、電子写真方式及びインクジェット方式を用いたカラー画像出力装置等を挙げることができるが、特に限定されるものではない。
以上の説明においては、検出濃度値が閾値濃度より高いと判定した場合、地紋パターンを付加する処理を実行する前に利用者への通知を行い、地紋パターンを付加する処理の実行如何を利用者の判断に委ねた場合を例として説明したが、これに限るものでない。例えば、判定の結果に関わりなく、地紋パターンを付加する処理を実行し、この際、検出濃度値が閾値濃度より高い旨を通知するように構成しても良い。
(実施の形態2)
図8は本発明の実施の形態2のデジタル複合機1の要部構成を示すブロック図である。実施の形態2のデジタル複合機1は、動作を行うためのプログラムが、外部記録媒体I/F900を介してCD−ROM等の可搬型記録媒体Aで提供することも可能であるように構成されている。さらに、実施の形態2のデジタル複合機1は、前記コンピュータプログラムを、図示しない外部装置から通信装置600を介してダウンロードすることも可能であるように構成されている。以下に、その内容を説明する。
図8は本発明の実施の形態2のデジタル複合機1の要部構成を示すブロック図である。実施の形態2のデジタル複合機1は、動作を行うためのプログラムが、外部記録媒体I/F900を介してCD−ROM等の可搬型記録媒体Aで提供することも可能であるように構成されている。さらに、実施の形態2のデジタル複合機1は、前記コンピュータプログラムを、図示しない外部装置から通信装置600を介してダウンロードすることも可能であるように構成されている。以下に、その内容を説明する。
実施の形態2のデジタル複合機1は外装(又は内装)の記録媒体読み取り装置(図示せず)を備えており、該記録媒体読み取り装置に、取得画像データの下地領域の濃度を検出させ、前記濃度の検出結果が所定の濃度値より高いか否かを判定させ、前記濃度の検出結果が所定の濃度値より高いと判定された場合、外部へ通知させ、該通知が行われた場合、前記処理の継続又は中止の選択指示を受付させるプログラム等が記録された可搬型記録媒体Aを挿入して、例えば記録装置300にこのプログラムをインストールする。かかるプログラムは制御装置100のRAM(図示せず)にロードして実行される。これにより、実施の形態1の本発明の画像形成装置として機能する。
前記記録媒体としては、マイクロコンピュータで処理が行われるために図示していないメモリ、例えばROMのようなものそのものがプログラムメディアであっても良く、磁気テープ及びカセットテープ等のテープ系、フレキシブルディスク及びハードディスク等の磁気ディスク並びにCD−ROM/MO/MD/DVD等の光ディスクのディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM、EPROM、EEPROM、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固定的にプログラムコードを担持する媒体であっても良い。
通信装置600を介して通信ネットワークからプログラムコードをダウンロードするように流動的にプログラムコードを担持する媒体であっても良い。なお、このように通信ネットワークからプログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納しておくか、あるいは別な記録媒体からインストールされるものであっても良い。なお、本発明は、前記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
実施の形態1と同様の部分については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
1 デジタル複合機(画像形成装置)
100 制御装置
101 CPU
102 濃度検出部(濃度検出手段)
103 判定部(判定手段)
104 通知部(通知手段)
105 選択指示受付部(選択指示受付手段)
200 画像読取装置
300 記憶装置
400 画像処理装置
404 下地検出処理部(下地検出手段)
411 地紋付加処理部(地紋付加手段)
500 操作パネル
600 通信装置
700 画像出力装置
800 表示部
A 可搬型記録媒体
100 制御装置
101 CPU
102 濃度検出部(濃度検出手段)
103 判定部(判定手段)
104 通知部(通知手段)
105 選択指示受付部(選択指示受付手段)
200 画像読取装置
300 記憶装置
400 画像処理装置
404 下地検出処理部(下地検出手段)
411 地紋付加処理部(地紋付加手段)
500 操作パネル
600 通信装置
700 画像出力装置
800 表示部
A 可搬型記録媒体
Claims (9)
- 取得画像データに、地紋パターンを表す地紋データを付加する処理を行う画像処理装置において、
取得画像データの下地領域の濃度を検出する濃度検出手段と、
該濃度検出手段の検出結果が、所定の濃度値より高いか否かを判定する判定手段と、
該判定手段によって、前記濃度検出手段の検出結果が所定の濃度値より高いと判定された場合、外部へ通知する通知手段と
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 前記通知手段による通知が行われた場合、前記処理の継続又は中止の選択指示を受け付ける選択指示受付手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記取得画像データの輝度又は明度に基づき、前記下地領域を検出する下地検出手段を備え、
前記濃度検出手段は前記下地検出手段によって検出された下地領域の濃度を検出するように構成してあることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。 - 請求項1から請求項3の何れか一つに記載の画像処理装置を備え、
該画像処理装置によって前記地紋データが付加された画像データに基づく画像をシート上に形成するように構成してあることを特徴とする画像形成装置。 - 取得画像データに、地紋パターンを表す地紋データを付加する処理を行う画像処理方法において、
取得画像データの下地領域の濃度を検出する濃度検出ステップと、
該濃度検出ステップの検出結果が、所定の濃度値より高いか否かを判定する判定ステップと、
該判定ステップによって、前記濃度検出ステップの検出結果が所定の濃度値より高いと判定された場合、外部へ通知する通知ステップと
を含むことを特徴とする画像処理方法。 - 前記通知ステップによる通知が行われた場合、前記処理の継続又は中止の選択指示を受け付ける選択指示受付ステップを含むことを特徴とする請求項6に記載の画像処理方法。
- コンピュータに、取得画像データに、地紋パターンを表す地紋データを付加する処理を実行させるコンピュータプログラムにおいて、
コンピュータに、取得画像データの下地領域の濃度を検出させる濃度検出ステップと、
コンピュータに、前記濃度検出ステップの検出結果が、所定の濃度値より高いか否かを判定させる判定ステップと、
コンピュータに、前記判定ステップによって、前記濃度検出ステップの検出結果が所定の濃度値より高いと判定された場合、外部へ通知する通知ステップと
を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。 - コンピュータに、前記通知ステップによる通知が行われた場合、前記処理の継続又は中止の選択指示を受け付ける選択指示受付ステップを実行させることを特徴とする請求項8に記載のコンピュータプログラム。
- 請求項8又は請求項9のいずれか1つに記載のコンピュータプログラムを記録してあることを特徴とするコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009148029A JP2011004364A (ja) | 2009-06-22 | 2009-06-22 | 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、コンピュータプログラム及び記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009148029A JP2011004364A (ja) | 2009-06-22 | 2009-06-22 | 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、コンピュータプログラム及び記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2011004364A true JP2011004364A (ja) | 2011-01-06 |
Family
ID=43561895
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009148029A Pending JP2011004364A (ja) | 2009-06-22 | 2009-06-22 | 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、コンピュータプログラム及び記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2011004364A (ja) |
-
2009
- 2009-06-22 JP JP2009148029A patent/JP2011004364A/ja active Pending
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