JP2010263322A - 画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】一画面に有色出力と透明出力による透かし印刷を行える画像処理装置において透明出力による有色出力の画像に生じる違和感を低減し自然な画像を作成する。
【解決手段】出力画像処理部には、読取画像系で処理された有色出力に用いる画像データと像域分離データ、他に透明出力用画像データが入力され、印刷出力用の画像データに処理される。その際、色変換処理部303で、像域が無彩のエッジ像域であれば、黒文字処理を施し、さらに入力された透明出力用画像を参照して、透明画像が載る領域と載らない領域においてそれぞれに適した処理条件で色変換を行うように画素単位で処理を選択する。透明画像の有無によって色変換の処理条件を選択することによって、透かし印刷された画面において、透明画像によって有色画像に生じる違和感を低減し自然な画像を得ることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、複合機等において画像形成(プリント)出力に用いる画像を処理する画像処理装置に関し、より詳しくは、現像材(例えば、トナー)として有色と透明の両方の現像材を使用して同一画面に画像形成を行うときに、有色画像と透明画像が共存する画像(例えば、透かしを施した画像)において、有色画像に生じる違和感を低減するための処理機能を有した画像処理装置、画像処理方法及び処理機能を実現するためのプログラムに関する。
紙媒体に記録された画像を電子データ化する入力や逆に電子データをもとに紙媒体に画像を記録する出力の処理手段を有する画像処理装置(複写機、スキャナ、プリンタ、ファクシミリ等)は、入力にCCD(Charge Coupled Device)ユニットからなるラインセンサを用いる読取装置、また出力にレーザーによる書込装置を用いることにより、複写機の場合、アナログ複写機からデジタル化された画像データの処理を行うデジタル複写機へと進化した。
デジタル複写機は、コピー機能のほかに、スキャナ機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能等を搭載して、マルチ・ファンクションを制御しており、複合機(MFP)と呼ばれるようになった。
また、MFPはネットワークに接続することにより、外部機との間でデータの交換ができ、外部から画像出力を要求して入力されたデータなどは、MFP内にあるHDD(Hard Disk Drive)等に保存される。また、HDDに保存されている画像データは、ネットワーク等を介し送受信され、外部機で利用される。
MFPは、搭載される機能のバリエーションが増えるにつれて、オフィスの中での使われ方も多種・多様化してきている。例えば、PC(Personal computer)の横にペアで設置され、各職務者が手軽に複写機・ファクシミリ・プリンタ・スキャナの機能を使用する場合には小型のMFPが、また部署や課単位の複数名で共有される場合にはある程度の生産性やソート・パンチ・ステープル等の機能が使用できる中型のMFPが、また企業の中で複写関連業務を集中して行う部署、もしくは複写関連業務そのものを生業とする会社である場合には高生産性・高品位かつ多機能を有する大型のMFPが使用されている。
このように多種・多様化してきているMFP市場の要求に従って提供される技術として、近年、カラー画像をトナーなどの色材(有色の現像材)を使用して出力する技術が電子写真記録方式などの分野でも進展し、その一つとして、カラー写真やコンピュータグラフィックなどのカラー画像を写真印画紙にではなく、カラー複写機で即座にかつ手軽に得たいとする要求に応えるための技術の開発がある。
これは、例えばカラー複写機によりカラー画像を出力する場合、写真印画紙やコンピュータのディスプレイの色再現域に近い色再現性を得るために出力されるカラー画像に光沢を持たせるようにする技術開発であり、従来から様々な提案がなされている。電子写真記録方式を例にとると、通常、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)といった通常のカラートナーに加えて、無色の透明トナーを用いる方法がその一つである。透明トナーによるトナー像を形成すると、画像の光沢度が増すほかに、トナーの転写効率を改善することが可能であり、画質を向上させることができる。
下記特許文献1(特開平10−55089号公報)は、透明色材により透明色材画像をカラー色材画像に重畳して形成することでカラー画像に光沢を持たせるための従来技術の1例を示すものである。
特許文献1には、原画像を小領域ごとに分け、その領域ごとに原画像に使用される有色の色材量を予測し、その有色の色材の量に応じて、透明色材の量を算出して、算出した量による透明色材画像をカラー色材画像に重畳することで透明トナーによる光沢差、光沢ムラをなくして自然なカラー画像を形成することができる、としている。
ところで、透明トナーによって作成する画像は、次に示す機能を実現するための手段としても使用される。この機能は、いわゆる“透かし”と言われる機能の一種で、前述したように、画像面上の透明トナー像が載るところは、画像の光沢度が変わるので、この特性を生かすことによって、画像面に透明トナー像により形成された模様等が透かし画像となって見えるようにする機能である。例えば、CMYKで作像されたトナー画像の上に、会社などのロゴマークを透明トナーによって作像すると、作成された画像上の透明トナー像は、視覚的には光沢部分がそれ以外の部分から識別されて、光沢部分によって透かし模様が形成される。また、同様の手法を採用することにより、地紋パターンを形成して、改ざん防止などウォータマークとして使用することも可能になる。
しかしながら、透明トナーを利用した透かしには、作像上の特性から、有色トナーで作像された画像の画質に次に示すような問題を発生する場合がある。即ち、前述のように、透明トナーによって、トナー像を形成すると、画像の光沢度やトナーの転写効率が変化する。この変化は、画像面の全てに透明トナーを載せる場合には、画像面内で局部的な変化として現れないので、目立つことはない。ただ、ウォータマークなどのマークや模様を透かしとして使う場合においては、透明トナーは画像面の全てに透明トナーを載せるわけではない。このため、有色トナーで形成された画像を主に見た場合、透明トナーの載った部分と載らない部分の違いが感じられるようになって、違和感が生じ、画面全体の見え方が変わってしまう、という問題である。こうした問題に対してこれまで有効な解決手段が講じられず、未解決である。
本発明は、同一画面に有色出力と透明出力を行い、透明出力によって透かし画像を生成し得る画像処理装置における上記従来技術の問題に鑑みてなされたもので、その目的は、有色出力の画像に生じる違和感を低減し自然な画像が作成できるようにすることにある。
本発明は、同一画面への出力用画像を処理する手段として、原画像を有色出力に用いる画像に処理する有色出力用画像処理手段、透明出力に用いる画像を生成する透明出力用画像処理手段の各手段を有する画像処理装置であって、前記透明出力用画像処理手段は、有色出力用画像に画素単位で対応する透明出力用の画像を生成し、前記有色出力用画像処理手段は、原画像の各画素に対し共存する透明出力用画像の有無を判定する手段と、透明出力用画像の有無の判定結果に従って、適用する処理条件として有色出力のみの画素に適応する第1の処理条件又は透明出力が共存する画素に適応する違和感を低減化する第2の処理条件を画素単位で選択する手段を備えたことを特徴とする。
本発明は、同一画面への出力用画像を処理する工程として、原画像を有色出力に用いる画像に処理する有色出力用画像処理工程、透明出力に用いる画像を生成する透明出力用画像処理工程の各工程を有する画像処理方法であって、前記透明出力用画像処理工程は、有色出力用画像と画素単位で対応する画像を生成する工程を備え、前記有色出力用画像処理工程は、原画像に対し画素単位で共存する透明出力用画像の有無を判定する工程と、透明出力用画像の有無の判定結果に従って、適用する処理条件として有色出力のみの画素に適応する第1の処理条件又は透明出力が共存する画素に適応する違和感を低減化する第2の処理条件を画素単位で選択する工程を備えたことを特徴とする。
本発明によると、有色出力と透明出力とによって作る画面において、透明出力の影響によって有色出力の画像に生じる違和感を低減し自然な画像を作成することができる。
また、有色出力と透明出力の各版(カラー成分色、透明それぞれの現像材ごとに作成される)間において作像時に生じるずれによる上記違和感の低減効果への影響を抑制し、画質を保つことができる。
本発明の実施形態に係る複合機の概略構成を示す図である。 複合機(図1)における読取画像処理部の内部構成をより詳細に示すブロック図である。 複合機(図1)における出力画像処理部の内部構成(実施形態1)をより詳細に示すブロック図である。 図3の色変換処理部の内部構成をより詳細に示すブロック図である。 透明出力用画像データ作成時における操作パネルに表示したプレビュー画面を説明する概念図である。 複合機(図1)における透明画像生成部の内部構成の1例をより詳細に示すブロック図である。 複合機(図1)における出力画像処理部の内部構成(実施形態2)をより詳細に示すブロック図である。 透明画像が載る画素の領域と載らない画素の領域の中間に定義した境界領域を説明する概念図である。 複合機(図1)における出力画像処理部の内部構成(実施形態3)をより詳細に示すブロック図である。
以下、本発明に係る画像処理装置及び画像処理方法を複合機(デジタル複写機)に適用した実施形態について、添付した図面を参照して説明する。
本実施形態に係る複合機は、複写、ドキュメントボックス(蓄積画像を再出力に利用する機能)、ファクシミリ、プリンタ及びスキャナの各機能を複合して有するとともに、複写、プリンタ等の機能によって画像形成(プリント)出力を行う際に、同一画面に、有色画像と透明画像が共存する画像(例えば、透かしを施した画像)を形成する機能を有する。なお、以下では同一画面に有色画像と透明画像が共存する画像を形成することを「透かし印刷」、またこの印刷で形成する透明画像を「透かし画像」という。
また、この実施形態に係る複合機は、透かし印刷において、同一の画素位置に透かし画像が共存する有色画像に生じる違和感を低減するための出力画像処理手段を備える。以下に示す実施形態では、この出力画像処理手段を異なる形態で実施する例を「実施形態1」〜「実施形態3」に分けて説明する。
「実施形態1」
この実施形態は、同一の画素位置に透かし画像が共存する有色画像に生じる違和感を低減するための処理の基本形態を示す。ここでは、原画像を有色出力に用いる画像に処理する際、共存する透明出力用画像が在るか否かの有無に従って、有る場合と無い場合それぞれに適した処理条件を画素単位で選択し、選択した条件による処理を行うように動作を制御する。
図1は、本実施形態の複合機の概略構成を示す図である。なお、同図は、複合機の画像データ処理システムの構成を中心に示すものである。
図1に示す画像データ処理システムは、原稿画像の読取手段或いは外部インターフェースを介して外部PC(Personal computer)等の外部機から所定形式のデータを受信する手段によって処理すべき画像が入力され、入力された画像を印刷出力に用いるデータとして処理する。なお、外部機から入力されるデータとしては、プリンタドライバにより作成された印刷データ、ファクシミリ受信データ等が含まれる。
また、この画像データ処理システムでは、入力画像を記憶手段に記憶(蓄積)し、時間を移して印刷出力を行うことや蓄積データを印刷出力や外部機へのデータ出力(送信)に再利用できるようにしている。データ送信先の外部機は、PC、ファクシミリ装置、ネットワークプリンタ、複合機等であるから、それぞれの機器で処理し得る所定形式の画像もしくは所定形式の画像に変換可能なデータにて送信される。
このように、本実施形態の複合機は、複数の異なる経路で入力が行われ、かつ複数の異なる経路で出力を行うことができる。以下に説明する透かし印刷の出力用画像処理は、複合機の操作部或いは外部インターフェースを通して発行された透かし印刷の出力要求を受付ける手段を有している。出力要求に原画像と透かし画像が指示されれば、基本的に、入力経路に関わらず透かし印刷に用いる画像データの処理を行うことができる。また、透かし印刷の出力用画像処理を経て得られるデータは、複合機内の印刷に用いてもよいが、外部インターフェースを通して送信してもよい。
ただ、以下では、説明の便宜上、複写機能を使用する際の処理、即ち原稿をスキャナ入力することにより得られる画像を有色出力に用いる原画像として、複合機内のプロッタで透かし印刷を実施する場合を例に説明する。
図1において、画像読取部101は、CCD光電変換素子からなるラインセンサとA/Dコンバータ(アナログ/デジタル変換器)とそれら駆動回路を具備し、セットされた原稿をスキャンすることで得る原稿画像のRGB(R:RED,G:GREEN,B:BLUE)成分の濃淡情報から、RGB各8ビットのデジタル画像データを生成し出力する。画像読取部101で読み取られた画像データは、読取画像処理部102へ送られる。
読取画像処理部102は、画像読取部101の機器特性に依存する読取画像データを正規化し、汎用の予め定めた特性の画像データへと処理する。
読取画像処理部102の内部構成を示す図2を参照して、読取画像処理部102で行う処理を同図中に矢印して示す処理プロセスに従って、より詳しく説明する。
図2において、入力側の初段に設けた像域分離処理部201は、読取画像データを原稿画像の持つ特徴(属性)に従い分析し、各エリアの抽出(像域分離)を行う。例えば、一般的な印刷によって形成されている網点部の抽出、文字などのエッジ部の抽出、画像データの有彩/無彩の判定、背景画像が白であるか否かの白背景の判定などの特徴の抽出によって像域を分離する。
また、像域分離と並行に読取画像データが入力されるスキャナγ処理部204では、画像読取部101のγ特性から出力データに求められる空間特性となるように画像データに対してγ変換を行う。具体的には、画像読取部101から出力されるカラー信号に対して、無彩色の特性を出力に求められる空間特性となるようなγ変換処理を行う。
その後、この出力データをフィルタ処理部202に送る。このフィルタ処理部202は、画像データの持つ空間周波数を変換する役割を担う。また、像域分離処理部201で判定された結果を用いて、その抽出部分ごとの特徴に合わせたフィルタ処理を施す。例えば、網点部のエリアでは、網点を平滑するような平滑処理を施し、またエッジ部で白背景であれば、そのエリアを文字部と推定して、MTF(Modulation Transfer Function)特性のよくなるようなエッジ強調処理を施す。
このようにフィルタ処理部202で処理を施された画像データは、色変換処理部203に送られ、予め定められた色空間特性になるように色変換処理が施される。変換する色空間特性は、一旦蓄積する画像形成であれば、汎用RGB空間(例えば、標準色空間であるsYCCやAdobeRGB)とすることが外部PC114等に用いるのに都合がよく、使用状況に応じて予め決められた色空間への色変換処理を行うようにする。ここで用いる色変換処理手段としては、例えば、特許第3713352号のような色補正処理装置を用いて実施することができる。
次に、解像度変換部207では、色変換された画像データの解像度を、必要に応じて要求される出力解像度に変換する。具体的な処理方法としては、3次元コンボリューション法を適用した処理により行うことができる。なお、入力解像度と出力解像度が同じであればここでの処理は行わない。
その後、画像データ圧縮部206では、画像データの圧縮を行う。また、同時に像域分離処理部201で得た分離データも分離データ圧縮部205にて圧縮される。画像データ圧縮部206での圧縮方式は、圧縮率がよいJPEG(Joint Photographic Expert Group)などの非可逆方式でよいが、分離データ圧縮部205における圧縮方式は、MMR(Modified Modified READ)など可逆圧縮である必要がある。これは、分離データはその画素ごとの情報であり、後段の処理で使う時に劣化すると正しい処理が施されないためである。
このように読取画像処理部102で処理された画像データは、拡張バスを経由して、メモリ108やHDD(Hard Disk Drive)109にも蓄積される。このとき、画像データと一緒に、像域分離処理部201の像域分離出力結果も同時に保存される。
メモリ108に加えてHDD109を設ける理由は、次の点にある。即ち、読取装置が原稿を読み取っている間、画像データ等をメモリ108経由で出力用のデータとして、プロッタなど画像書込部106に同タイミングで送り続けることができるなら良いが、実際、出力側が準備中などの場合は、読取画像データが入力される一方で出力ができない状態となってしまい、メモリ108に格納しておくことが必要になる。メモリ108が十分にあればよいが、高価なメモリはコストアップにつながることから、メモリ108の容量はそれほど大きくできず、十分な容量が用意できない事情がある。このために、大容量のHDD109を設け、読取画像データの量が大きくなっても、一旦ここに格納することにより、正常な処理を保証することができる。また、一時的な保存であれば、メモリ108で記憶すればよいが、長期的に保存するには、HDD109で保存したほうがよい。例えば、複合機自身の電源をOFFにする場合などがあっても、メモリ108が不揮発メモリであれば別だが、一般的なRAMメモリでは電源OFFになれば記憶されているデータが消えてしまうためで、このような状況に対してHDDの方が有利である。
次に、一旦メモリ108或いはHDD109に格納された画像データを出力画像処理部104に拡張バスを通じて送信する。出力画像処理部104では、メモリ108或いはHDD109に格納されたときに画像データが有する特性から紙出力(印刷)を行うための画像書込特性、例えば、カラー印刷であれば、CMYK画像へと変換する。
出力画像処理部104の内部構成を示す図3を参照して、出力画像処理部104で行う処理を同図中に矢印して示す処理プロセスに従って、より詳しく説明する。
なお、図3には、上記した読取画像データを原画像データとして有色画像を印刷するために用いる出力画像の処理部を示すが、このほかに、本実施形態の複合機は、透かし印刷に用いる透明(透かし)画像の出力に用いる出力画像処理部を持つ。この出力画像処理部は、透明画像生成部105の処理である。この透明(透かし)画像の出力に用いる画像データの生成については、後記で詳述する。
図3において、出力画像処理部104には、読取画像系の上記処理プロセスを経て入力されるデータとして、画像データと像域分離処理部201の像域分離出力結果のデータが含まれる。また、透かし印刷(読取画像系の画像データを有色画像の原画像とする)時の処理に用いるデータとして、透明出力用画像データも出力画像処理部104に入力される。
読取画像系のデータは、蓄積時に圧縮が掛けられているので、まず、分離・画像データ伸張部301にて、拡張バスを経由してきた圧縮データを伸張する。このとき、伸張された画像データと像域分離データが画素単位で対応付けされて、次処理部へと出力される。
分離・画像データ伸張部301で伸張された画像データと像域分離データは、フィルタ処理部302において画像書込部106(図1)のMTF特性に合うようにフィルタ処理を施す。前述した読取画像処理部102内におけるフィルタ処理部202(図2)では、メモリ108或いはHDD109などに蓄積するために予め定められた特性に補正されているが、ここのフィルタ処理部302では、蓄積時の画像特性から画像書込部106の画像特性を持つデータへと変換する。また、読取画像系の処理から引き継いできた像域分離データを用いて、像域ごとの特徴に合わせたフィルタ処理を施す。
フィルタ処理部302で処理された後、画像データは色変換処理部303へと送られる。ここでも、像域分離データを用いて、例えば、無彩のエッジ像域であれば、黒文字であるとの仮定に基づいて、CMYK変換を行うときに、墨(K)単色処理を施すことができる。
さらに、この色変換処理部303には、透明出力用画像データも入力される。この透明出力用画像を参照して、透明出力用画像データの有無、即ち透明画像が載る領域と載らない領域においてそれぞれに適した処理条件による色変換を画素単位で行うように処理を切り替える。この方法をとることによって、透かし印刷された画面において、透明画像によって有色画像に生じる違和感を低減し自然な画像を得ることができる。
図4は、透明出力用画像の有無によって色補正処理を選択する色変換処理部303の構成例を示すブロック図である。同図に示すように、有色出力用画像としての読取画像系の画像データに対して、色補正部(1)401では透明画像が載らない領域用の変換処理を行い、他方の色補正部(2)402では透明画像の載る領域用の変換処理を行う。その後、色補正部(1)401又は色補正部(2)402のいずれかで処理された画像データを選択して出力するために、セレクタ403にて透明出力用画像データの有無に応じて画素単位で切り替え制御を行うことで各画素に適合する色補正が施された有色出力用画像データを出力する。
また、色補正の処理には、2つの色補正部とセレクタを用いる上記の方法以外の方法を採用しても構わない。例えば、色補正部は1つでその変換用のパラメータを切り替えるという方法によって実施してもよい。また、現像材がトナーである場合、透明画像の載る領域と載らない領域による有色トナーの量の変化は、トナー転写効率による変化でもあるので、そのトナー転写効率をそれぞれの有色トナー毎に求め、透明トナーの載る領域に対する処理は、透明トナーの載らない領域として色変換処理された画像データに対して、トナー転写効率分を減算するように演算する手法を用いてもよい。
さらに、透明出力用画像データは、透明データ入力制御部307(図3)によって、色変換処理部303に入力される原画像データ(この実施形態では読取画像系の処理を経た画像データ)に対して重畳される位置を合わせてデータを入力しセレクタ等の切替動作を制御する。このとき、透明出力用画像データは原画像データ(有色出力用画像データ)とサイズが同じとは限らない。そこで、原画像データに対して透明出力用画像データが重畳される領域以外においては、ダミーの信号として、透明出力用画像データの無い領域と同じデータ信号を出力する。また、原画像データに対して透明出力用画像データの有る位置が領域外に、はみ出てしまうこともある。この場合においては、領域外の部分は不要であるから、データの削除をして、色変換処理部303にデータを転送する。
上記のように、原画像データ(有色出力用画像データ)に対し、透明画像が載る領域と載らない領域においてそれぞれに適した処理条件による色変換処理を行うことで、透かし印刷された画面において透明画像によって有色画像に生じる違和感を低減し自然な画像を得るようにした。ただ、色変換処理を切り替えるだけではなく、そのほかに、γ処理部305におけるγ処理の条件を透明画像が載る領域と載らない領域においてそれぞれに適した条件を用いることによってより効果を高めることができる。
γ処理を切り替える方法は、前述の色変換処理において図4を参照して説明したと同様の方法で処理を切り替えるか、或いは処理パラメータを切り替えることにより実施することができる。
このようにして、色変換処理部303で処理された有色出力用画像データは、次の解像度変換処理部304で、任意の解像度への変倍処理が行われた後、γ処理部305へと送られ、ここで蓄積時に予め定められた画像特性にした画像データに対して、出力(プロッタ)特性を補正するためのγ変換が施される。
また、γ処理部305で処理された後の有色出力用画像データをもとに、中間調処理部306では画像書込部106の特性に合うような階調処理、例えば、ディザ処理や誤差拡散処理を施す。さらに、画像書込部106の階調の深さ(ビット数)の変換もここで行う。例えば、4bitの出力であるならば、ここで、入力された8bitの信号に対してディザ処理を行いながら4bit化を行う。
以上のようにして、読取画像系の上記入力側及び出力側の画像処理プロセスを経て、有色画像出力に用いる画像データが得られる。
次に、透かし印刷に用いる透明出力用画像データの生成について記述する。
この透明出力用画像データは、透かし印刷、即ち、上記した原読取画像をもとに処理された有色出力用画像データと同一画面で重ねて出力するために用いるが、この実施形態では、上記で図4を参照して説明したように、透かし印刷の有色出力に起きる違和感を低減化するために色変換処理部303で行う色補正処理において、処理を選択するための切替制御にも用いる。
透明出力用画像データの生成処理は、先ず、操作部113などからの指令入力によって、透明(透かし)画像として形成したい画像を選択する。このとき処理対象とする画像は、ネットワークを通じて外部から持ってきた画像を選択することができるが、その他、原稿の形態で予め用意し、この原稿を画像読取部101で読み取ることにより得られる画像データであってもよい。また、透明画像として処理される画像データに対して、操作部113を通じて、用意される画像の一部を使用するためにその使用領域を指示できるようにすることも可能である。例えば、図5のように、読み取った原稿の画像を操作部113の表示画面113dに表示し、透明(透かし)画像に用いたい画像領域を破線枠で囲むことにより指定し、指定された領域の画像データを透明出力用のマーク等の画像データを処理対象とする。
透明画像生成部105では、上記のようにして指示された処理対象の画像データをもとに、画像書込部106で透明画像を形成するために用いる画像データを作成する。
ここで、透明出力用画像データが、スキャナなどの読取装置やデジタルカメラ等のデータのように自然画像であるときの生成方法について述べる。こうした自然画像をもとにする場合の透明出力用画像データの生成方法は、出力画像処理部104でモノクロ画像データを生成するときの方法と類似する。また、処理対象の画像データに像域分離処理の結果も付随していれば、像域分離データを利用する方法で作成してもよい。
図6は、透明画像生成部105の内部構成の1例をより詳細に示すブロック図である。
図6を参照して、透明画像生成部105で行う処理を同図中に矢印して示す処理プロセスに従って説明すると、まず、分離・画像データ伸張部601にて、圧縮が掛けられたデータを伸張し、伸張された画像データと像域分離データは、フィルタ処理部602において画像書込部106(図1)のMTF特性に合うようにフィルタ処理を施す。
次の色変換処理部603では、入力がカラー画像であるならば、モノクロ化を行う。モノクロ化した画像データに対し、次の解像度変換処理部604により、透明(透かし)画像としてマークしたい大きさに変倍処理を行う。
その後、2値化処理部605で透明(透かし)画像の書込に用いる出力用データへの処理を行う。このデータ処理は、透明(透かし)画像のマークとしての特性上、透明材が紙面に載るか載らないかを示す1bitの出力用データへの処理、つまり2値化処理になる。このときの2値化処理は、単純2値化処理が好ましい。
こうして、出力画像処理部104で処理された有色出力用画像データと、透明画像生成部105で処理された透明出力用画像データは、再度、メモリ108に、必要に応じてHDD109に待避され、その後、CMYK及び透明の各トナーにより形成される画像それぞれの書込みに用いるデータとして画像書込部106に入力される。画像書込部106ではこれらの出力用画像データをレーザービームによる書込みに用い、以降、既存の電子写真プロセスに従って、転写紙に受け取った画像データをもとに有色及び透明トナーによる画像出力を行うことにより、透かし印刷を行う。
ところで、図1に示した複合機のデータ処理システムでは、複数の処理要求を受付けることができ、受付けた処理要求を並行に処理することが可能である。例えば、出力画像処理部104を共用する処理として、蓄積画像データを用いる印刷とFAX送信があり、これらが同時に要求されることがある。この場合、紙の搬送時間を必要とする原稿読取(FAX送信)やプロッタ出力(蓄積画像の印刷)の所要時間に比べ、出力画像処理に要する時間は短く、出力画像処理を一方の処理で専用した形をとると空き時間が生じ、他方の処理に遅延が生じる。このような不都合が生じないように、両方の処理を入れ込むことにより空き時間が生じないような形態で出力画像処理を行う。こうした同時処理動作は、CPU107によって管理し、制御される。
また、図1に示したデータ処理システムにおける画像処理に係る各種のデータ処理部は、ハードウェアモジュールで構成し、CPU107の管理下で動作を制御することによって、上記で例示したような出力画像処理の並行動作が可能になる。ただ、CPU107の管理下で動作する各種のデータ処理部は、ハードウェアモジュールに代えてソフトウェアによっても構成することができる。
ソフトウェアで構成するデータ処理部は、CPUと、該CPUの制御下で動作するRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等で構成するコンピュータを当該データ処理部として機能させるためのプログラムにより実現することができる。CPUは、処理の実行時にROMに記録(記憶)しておいた制御・処理プログラム等をワークメモリとしてのRAMに読込み、これらのプログラム等を駆動することによって、CPU(コンピュータ)をこの処理の実行手段として機能させることができる。なお、プログラムを記録する媒体としては、ROMに限らず、HDD、CD(Compact Disk)−ROM、MO(Magnet Optical Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体を用いることができる。また、プログラムを、インターネット等のネットワーク(図示せず)に接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するようにしても良い。
「実施形態2」
この実施形態は、実施形態1を適用する際に起こり得る問題への解決手段を講じた実施形態を示す。ここにいう問題は、有色画像に対し透かし画像による違和感を低減化するための色変換等の処理を施し(実施形態1で説明)、得られる出力用画像データを用いて印刷を行う際に起きる。
得られる出力用画像データを用いて適正な印刷動作を行えば、違和感が低減された目的の出力画像を得ることができる。ただ、電子写真記録によってカラー画像を形成する方式においては、使用するトナー(CMYK及び透明を含む)ごとに作像動作を行うので、各トナーにより形成される画像間の位置ずれは不可避である。つまり、所謂タンデム方式では、イエロー(Y)、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)の各トナー画像を色ごとに複数の感光体に形成し、これらのトナー画像を中間転写ベルト(像坦持体)または紙媒体(記録媒体)に重ね合わせてカラー画像を形成するため、各色のトナー画像を正確に重ね合わせるのは困難で、トナー画像間の位置ずれの発生は不可避である。これは、透明トナーにおいても同じであり、有色トナーに対して、透明トナーが位置ずれを起こすことがあった。
そこで、この実施形態では、有色トナー像と透明トナー像との間に位置ずれが生じても、ずれによる上記違和感の低減効果への影響を抑制し、画質を保つようにするための手段を講じる。
位置ずれによる違和感の低減効果への影響を抑制する方法として、ここでは、透明画像が載る領域と載らない領域(上記実施形態1における対応)のほかに、所定の位置ずれ量を仮定することにより、透明画像が載る領域と載らない領域の中間に境界領域を定義し、3つの領域においてそれぞれに適した処理条件による色変換等の処理を画素単位で行うように処理を切り替える方法を採用する。
上記のように定められる境界領域を加えた3つの領域に対応して有色出力に用いる画像を処理する出力画像処理部104で行う処理について、図7を参照して説明する。なお、図7の出力画像処理部104の内部構成は、実施形態1で図3を参照して説明した同出力画像処理部の構成に基づいているので、以下の説明は、図3と異なる部分を主にし、同じ部分については、上記した図3の処理部に関する説明を参照することとし、ここでは、記載を省略する。
図7において、透明画像生成部105(図1)で生成され、透明データ入力制御部707を介して入力される透明画像データに対して、透明データ領域判定部708では、透明画像の載る領域と載らない領域並びにこれらの中間に定められる境界領域の3つの領域を判定する。上記実施形態1の場合には、透明画像の載る領域及び載らない領域の2領域であったから、そのまま透明画像データがシートに形成される領域と直結するため、この判定処理は不要であったが、この実施形態では透明データ領域判定部708の判定が必要になる。
透明データ領域判定部708は、領域判定の手順として、まず、入力された透明画像データをもとに画素単位で透明画像データが載る画素か否かを判断する。その後、隣り合った画素同士で透明画像データが載る画素か否かを判断した結果を比べて、判断した結果が違えば、その画素は境界領域に属するものと判断する。この判定手順によると、境界領域は、原透明画像において、最低2画素以上の幅をもった領域となる。
図8は、透明画像が載る画素の領域と載らない画素の領域の中間に定義した境界領域を説明する概念図である。同図における図Aは、矩形で示す各画素のうち透明画像データが載る画素をグレー化し、載らない画素を白で表している。図Aに上記の領域判定の手順を用いると、同図B中の太線で囲った画素よりなる領域(2画素以上の幅をもった領域)が境界領域の判定結果として得られる。
この境界領域は、他の定義によって定めることができる。境界領域をさらに広めに設定する場合には、例えば、前述の、領域判定の手順に従って判定した境界領域に対して、さらに2×2のマトリクスで当該境界領域に属する画素があるか否かを判断し、画素がある場合、注目する画素を境界領域に置き換えるという方法を用いることで境界領域の拡張を図ることができる。
図8の図Cは、2×2のマトリクスを適用して境界領域を拡げた場合を例示する。図Cの例では、透明画像が載らない画素と透明画像が載る画素の境界から2画素以上離れた近傍画素の範囲に拡げ、通常の境界よりも広い領域を境界領域とすることが可能となる。
透明データ領域判定部708は、透明画像の載る領域と載らない領域並びにこれらの中間に定められる境界領域の3つの領域の判定を行うが、判定結果を透明画像の載る領域と載らない領域を示す信号と、境界領域を示す信号の2種類の信号として出力してもよい。このようにすると、有色出力に用いる画像データの処理における各処理においては、透明画像の載る領域と載らない領域のみで処理を切り替える方法、或いは、これらの領域に境界領域を加えて3つの領域に対してそれぞれに適した処理に切り替える方法、さらに境界領域のみに処理を施す方法といったバリエーションで処理することが可能となる。どの領域に処理を施すことが有効かを判断し、判断に従い処理方法を選択するが、処理やその処理手段の構成によって選択に必要な情報(3つの領域を示す信号等)は変わる。
例えば、有色出力に用いる画像を処理する出力画像処理部104(図7)では、実施形態1で例示した処理のほかに、透明データ領域判定部708の出力信号をフィルタ処理部702で使い、境界領域を示す信号を参照して、その領域が境界領域であれば強制的に平滑化処理を施す。
また、画像データの特徴的な属性信号と合わせて処理を切り替えることも可能で、例えば、透明データ領域判定部708の出力信号が境界領域であっても、文字領域と判定されていれば、平滑化処理を施さないというような処理もできる。また、色補正処理部703は、透明データの載る領域と載らない領域および、境界領域によって変換されるパラメータを切り替えて出力結果が変わるように処理する。また、逆に、実施形態1で示したような形態で切り替えてもよい。このようにして判定された3つの領域に対して、領域に合った処理を施す。
ここに、透明画像の載る領域と載らない領域における処理の切り替えは、電子写真記録方式の場合、透明トナーによる転写効率の違いや光沢の違いによって有色画像の見え方に変化が表れ、これが違和感につながるため、この違和感を低減することが狙いであり、上記実施形態1で示したように、色変換の処理を変えることで狙い通りの低減効果を得ることができる。ただ、この方法によって全体として違和感の低減化が図られる反面、透明画像の載る領域と載らない領域が直に接する境界部では境界を縁取る形で依然として局部的な変化が見えてしまう。これは、領域ごとに行うデータの演算による誤差、パラメータ修正による誤差等が生じることが実際上、不可避であり、例えば、同じ画像データであっても、完全な補完が施されない画像データが領域ごとに存在することになり、結果的にその境目が強調されて見えてしまうと考えられる。
そこで、この実施形態では、上記のようにして定めた境界領域を利用して、この領域における急激な変化を和らげるために、この領域の画像データに平滑化処理を施すこと、或いは色変換処理において、境界の一方から他方に段階的に変化する変換条件による処理を用いることで、境目を目立たなくしている。
出力画像処理部104(図7)の例では、透明データ領域判定部708からの出力信号をフィルタ処理部702で使い、境界領域を示す信号を参照して、境界領域の画素に対して強制的に平滑化処理を施し、また、色変換処理部703において、同様に境界領域を示す信号に従って境界領域の画素に対して色変換処理の変換パラメータを透明画像の載る領域と載らない領域の間で段階的に切り替える等の処理を行う。これらの処理によって、境界部で起こる局部的な画像の違和感も低減することができる。
透明データ領域判定部708からの境界領域信号を利用する方法として、有色トナー像と透明トナー像との間に生じうる位置ずれによる上記違和感の低減効果への影響を抑制する方法について、より詳細に説明する。
上述のように、有色トナー及び透明トナーを印刷する際には、CMYK及び透明それぞれの版ごとに印刷のずれが発生する。例えば、各版の印刷に用いる感光体ドラムが並列に並んでいるタンデムエンジン(例えば、特開2007−108585号公報の図7、参照)を作像部として使用する場合、それぞれの版を1次転写ベルトに作像する際に、各版において形成される画像の相対位置にずれが発生する。有色画像に加わる透明画像のユニットにおいても同様にこの問題が発生し、その結果、例えば、透明トナーが載るはずの領域に実際には透明データが載らなかったり、また、その逆に透明データが載らないはずの領域に透明データが載ってしまったりする。このミスマッチのために、目的とする違和感の低減効果が得られない部分が生じてしまう。このとき、有色、透明版間の位置ずれによる違和感の低減効果に与える影響は、透明画像の載る領域と載らない領域が接する境界部に顕著に現れる。
そこで、この実施形態では、上記のようにして定めた境界領域を利用して、この領域を有色、透明版間の位置ずれによって違和感の低減効果が損なわれる箇所として特定する。例えば、有色、透明版間の位置ずれ量を最低の量と仮定すれば、図8の図Bに示した2画素以上を境界領域として、この領域を低減効果が損なわれる箇所として特定する。
出力画像処理部104(図7)は、上記のようにして定めた境界領域信号を参照しながら、この領域の画像データをフィルタ処理部702によって平滑化処理し、また、色変換処理部703における変換パラメータを透明画像の載る領域と載らない領域の間で段階的に切り替える等によって処理を行う。
このように、有色出力に用いる画像を処理する際に、透明画像が載る画素の領域と載らない画素の領域の中間に定めた境界領域の画素に対して平滑化処理を施すこと、また、境界領域の画素に対して段階的に変化する変換パラメータを用いた色変換処理等の処理を施すことによって、有色及び透明の各版間に予測される画像の位置ずれにより境界部という局部で生じる違和感の低減効果への影響を軽減することができる。
「実施形態3」
この実施形態は、上記実施形態2に示した有色出力に用いる画像の処理に起こり得る問題への解決手段を有した実施形態を示す。
上記実施形態2の有色出力用画像の処理は、透明画像が載る画素の領域と載らない画素の領域の中間に定めた境界領域の画素に対して平滑化処理、段階的に変化する変換パラメータを用いた色変換処理等の処理を施すことを特徴とする。
この画像処理を行う際に起こり得る第1の問題は、解像度変換により画像サイズが変更される場合、上記実施形態2で説明した処理プロセスでは、画質が低下する可能性がある、という問題である。即ち、境界部という局部で起こる違和感を低減する平滑化処理を解像度変換前の画像データから判定した境界領域に施すと、副作用(平滑化が不要な部分に処理が及ぶこと)が大きくなる可能性が高くなる、という問題である。つまり、解像度変換後の画像データで境界領域を判定し、得られる領域の画素に対して平滑化処理を行う方が、境界部で起こる局部的な画像の違和感のみを有効に低減できる、ということになる。
また、もう1つの問題は、境界領域の画像に対する上記平滑化処理を境界領域内の全画素に無条件に適用すると、出力される画像の画質が低下する場合がある、という問題である。画質の低下が起きる場合は、画像の属性が文字や白地の場合である。
これは、文字や白地の属性を有する画像に対して平滑化処理を用いると、属性と矛盾する処理結果を導く場合があり、画質の低下をもたらすからである。
このため、この実施形態では、平滑化処理を同様に行える手段であるフィルタ処理と平滑化処理を解像度変換(変倍処理)の前後で分け、原有色画像に対し像域分離データに応じて平滑処理やエッジ強調処理を施すフィルタ処理を解像度変換前で行い、境界領域の画像に対する平滑化処理を解像度変換後に行うことによって、それぞれに適した段階で処理できる構成とした。
図9は、この実施形態における出力画像処理部の内部構成をより詳細に示すブロック図である。同図を参照して、以下に上記問題を解決する手段を有する本実施形態の構成及び動作を詳細に説明する。なお、図9の出力画像処理部104の内部構成は、実施形態1,2で図3,7を参照して説明した同出力画像処理部の構成に基づいているので、以下の説明は、図3,7と異なる部分を主にし、同じ部分については、上記した図3,7の処理部に関する説明を参照することとし、ここでは、記載を省略する。
図9において、境界用平滑処理部909は、境界領域の画像に対する平滑化処理を行う手段で、解像度変換(変倍処理)後の画像にこの画像サイズに合わせて定めた境界領域(領域の判定については後述)を対象にして平滑化を施すように構成している。
有色出力用画像の処理のフローでは、まず、フィルタ処理部902や色変換処理903は、図3の例で示したような処理を施す。即ち、フィルタ処理部902では、像域分離データに応じて原有色画像データに平滑処理やエッジ強調処理を施す。なお、境界領域に対する平滑化処理は境界用平滑処理部909で行うので、この点では図7の処理と異なる。
また、色変換処理部903では、像域分離データに応じかつ出カデバイス(例えば、プロッタ)で用いる色空問に変換するとともに、透明出力用画像データの有無、即ち透明画像が載る領域と載らない領域においてそれぞれに適した処理に切り替えて色変換を行う。
なお、色変換処理部903に入力される透明出力用画像データは、ここで色変換処理される原有色画像データと同じ解像度でなければならない(画素単位で対応する)。透明出力用画像データは、出力画像処理部104(図9)の出力と同じ解像度のデータにして、透明データ入力制御907に入力されるので、原有色画像データヘの変倍処理を伴う(解像度変換処理部904で変換を受ける)場合には、原有色画像データと透明出力用画像データの解像度が違っている。そこで、透明出力用画像データは、透明データ入力制御907で一旦原有色画像データの入力解像度に合わせて解像度変換を行い、色変換処理部903に入力する原有色画像データと透明出力用画像データの解像度を一致させる。
色変換処理後、解像度変換処理部904で変倍処理が施される。変倍処理された画像データは、γ処理部905で処理され、境界用平滑化処理部909への入力データとなる。
解像度変換処理部904では、透明データ領域判定部908で判定された領域判定結果を用いて処理を施す。
この実施形態では、透明画像の載る領域と載らない領域が接する境界部に対応して定めた境界領域にのみ平滑化処理(実施形態2において、フィルタ処理部702で境界領域に対して施した平滑化処理と同様の処理)を施す。
なお、透明データ入力制御907では、上記のように、透明出力用画像データに対し、一旦原有色画像データの入力解像度に合わせて解像度変換を行っているので、境界用平滑化処理部909へ入力する境界領域を判定する透明データ領域判定部908では、出力解像度に再度戻すように解像度変換を施し、変倍処理後の原有色画像データの解像度に合わせる必要がある。
このようにすることで、境界領域の画像に対する平滑化処理を適正化することができ、画質を保つことができる。
上記の平滑化処理によって、境界領域の画像の画質の低下、特に境界部という局部で起こる違和感を有効に低減できる。ただ、単に境界領域だからと言って、平滑化処理を境界領域内の全画素に無条件に適用し、画像データを平滑化処理して平均化してしまうと、そもそも画像データが持っている解像力を低下させてしまう恐れがある。
このような問題を起こす対象画像データの1つは、文字画像である。文字画像の場合、画像データを平滑化してしまうと、シートに転写された画像自体がぼけてしまい、補正処理として行った処理による弊害が生じてしまう。
そこで、境界領域に対する平滑化処理を行う際、対象の画像データが有する属性信号を用いて処理を選択することにより処理を適正化する。例えば、対象の画像データが文字の属性信号を有するときには、境界領域であっても平滑化処理を施さない、という処理を選択する。
なお、上記のような処理の選択をしても実際には問題は起こらない。というのは、透明出力用画像データの有無によって色変換処理を変える目的は、透明トナーが載ったり載らなかったりすることによって生じる転写率の変化によって色味の違いが発生するからであるが、文字画像においては色味よりも尖鋭力に人問の目は反応しやすく、もともと透明トナーが載るか否かによって生じる色味の違いが起きても分かり難い。また、文字画像の出力用データは、普通2値画像データで表現されるために、使用する有色トナー量が画素単位では多い。このようなことから、転写率の変化で示される色味の変化は軽微となり、かつ、尖鋭力に対する人間の目の反応により、上記色味の違いは目に付き難くなり、問題は生じない。
また、上記文字画像と同様な処理を施すべき画像領域がもう1つある。それは、画像データに存在する白地の領域である。この白地の領域の画素に対しても、平滑化処理を施さない方がよい。この処理を行うためには、対象の画像データが白画素であるか否かを示すデータを得る必要がある。
そこで、境界用平滑化処理部909では、注目画素が白画素であるか否かを判断する。この判断は、単純にその画素が「C=M=Y=K=0(白)」であるか否かを判断し、この条件に合う画素であれば、属性信号が文字であるときと同様に、透明データ領域判定部908が示す領域が境界領域であっても平滑化処理を施さない、という処理を選択する。
このような処理を行うことにより、例えば、白地上に四角いパッチがある画像が処理対象である場合において、パッチの縁と境界領域が重なることによるパッチの縁に生じる滲みを防止することが可能となる。
また、図9に示したように、像域分離データに応じてフィルタ処理部902で行う平滑化処理から境界領域の画像に対する平滑化処理を分けて、解像度変換(変倍処理)後に行う構成にしたことで、境界用平滑化処理部909による境界領域の画像に対する平滑化処理が色変換処理部903の後になった。この点に付加されることになる技術的意義について、以下に説明する。
そもそも、この境界領域における処理の目的は、透明画像の載る領域と載らない領域が接する境界部で発生する違和感の低減を目的としている。この違和感が生じる原因の1つは、色変換処理における処理の切り替えにあることが解明されている。従って、図7に示した構成、即ち平滑化処理(フィルタ処理)をした後に色変換処理を行う構成によると、色変換処理の切り替えが原因となって生じる違和感を低減できない。つまり、先の図7に示した構成では、平滑化処理の効果は低くなってしまう。
そこで、この原因で生じる違和感を低減させるためには、境界用の平滑化処理は、発生原因となる色変換処理の後で行う必要がある。
また、出力するシートにおける白地領域は、プリント出力に用いる画像空間に変換した後、その画像データから検出することによって、より適切な検出が可能であり、この点が有効な効果を得るための条件となる。もちろん、白地領域として、処理対象の原画像データから白地の判定基準にもとづいて白地を認識することが可能であるが、処理負担は小さくない。よって、プリント出力に用いる画像空間に変換した後の画像データをもとにする。この場合には、色空間の白地は、有色材であるトナーを載せない「C=M=Y=K=0」のデータとなるため、検出も容易となる。
上記のように、透明画像が載る画素の領域と載らない画素の領域の中間に定めた境界領域の画素に対して平滑化処理、段階的に変化する変換パラメータを用いた色変換処理等の処理を施す際に生じる上記第1及び第2の問題に対する解決手段を備えることによって、境界部で起こる局部的な画像の違和感の低減化処理をさらに適正に行い、高画質を維持することができる。
101・・・画像読取部、102・・・読取画像処理部、104・・・出力画像処理部、105・・・透明画像生成部、106・・・画像書込部、107・・・CPU、108・・・メモリ、109・・・HDD、110・・・外部I/F制御部、113・・・操作部、114・・・外部PC。
特開平10−55089号公報

Claims (10)

  1. 同一画面への出力用画像を処理する手段として、原画像を有色出力に用いる画像に処理する有色出力用画像処理手段、透明出力に用いる画像を生成する透明出力用画像処理手段の各手段を有する画像処理装置であって、
    前記透明出力用画像処理手段は、有色出力用画像に画素単位で対応する透明出力用の画像を生成し、
    前記有色出力用画像処理手段は、原画像の各画素に対し共存する透明出力用画像の有無を判定する手段と、透明出力用画像の有無の判定結果に従って、適用する処理条件として有色出力のみの画素に適応する第1の処理条件又は透明出力が共存する画素に適応する違和感を低減化する第2の処理条件を画素単位で選択する手段を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載された画像処理装置において、
    前記有色出力用画像処理手段は、有色出力のみの画素と透明出力が共存する画素との間の境界領域の画素を定義に従い判定する手段と、判定された境界領域の画素に適応する第3の処理条件を優先的に選択する手段を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項2に記載された画像処理装置において、
    前記境界領域は、有色出力のみの画素と透明出力が共存する画素の境界から2画素以上離れた近傍画素の範囲と定義することを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項2又は3に記載された画像処理装置において、
    境界領域の画素に適応する第3の処理条件が平滑化であることを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項4に記載された画像処理装置において、
    処理対象の画素に付属する画像の特徴を示す属性が文字であることを条件に平滑化処理を行わないことを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項4に記載された画像処理装置において、
    処理対象の画素に付属する画像の特徴を示す属性が白地であることを条件に平滑化処理を行わないことを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項4に記載された画像処理装置において、
    境界領域の画素に適応する第3の処理条件が出力特性に応じた色変換処理を伴うときには、当該色変換処理後に平滑化処理を行うことを特徴とする画像処理装置。
  8. コンピュータを前記請求項1乃至7のいずれかに記載された画像処理装置における有色出力用画像処理手段、透明出力用画像処理手段の各手段として機能させるためのプログラム。
  9. 請求項8に記載されたプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
  10. 同一画面への出力用画像を処理する工程として、原画像を有色出力に用いる画像に処理する有色出力用画像処理工程、透明出力に用いる画像を生成する透明出力用画像処理工程の各工程を有する画像処理方法であって、
    前記透明出力用画像処理工程は、有色出力用画像と画素単位で対応する画像を生成する工程を備え、
    前記有色出力用画像処理工程は、原画像に対し画素単位で共存する透明出力用画像の有無を判定する工程と、透明出力用画像の有無の判定結果に従って、適用する処理条件として有色出力のみの画素に適応する第1の処理条件又は透明出力が共存する画素に適応する違和感を低減化する第2の処理条件を画素単位で選択する工程を備えたことを特徴とする画像処理方法。

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