JP2011004124A - スイッチ、ネットワークシステム及びトラフィック移動方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】レイヤ2スイッチで構成したネットワークで、トラフィックを継続した状態で2台のスイッチ間の回線交換を行う。
【解決手段】スイッチに備えられるFDBについて、MACアドレス情報と対応付けて管理する回線情報を送信先回線情報と受信判別回線情報とで分けて管理し、これらが異なることを許容する不一致許容フラグを設ける。また管理者等の指示によって送信先回線情報を書き換える機能を設け、この不一致許容フラグの変更と連動させる。回線交換時などの新回線へのトラフィック移設中には、この不一致を許容し、旧回線からフレームを受信しても当該フレームに基づく受信回線の更新をしない。
【選択図】図6

Description

本発明は、スイッチ、ネットワークシステム及びトラフィック移動方法に係り、特に、レイヤ2スイッチにて構成されるレイヤ2ネットワークで利用されるスイッチ、ネットワークシステム及びトラフィック移動方法に関する。
レイヤ2スイッチを使って構成したレイヤ2ネットワークにおいて、ある区間の回線を回線の異常、老朽化、増速等に伴い、交換したいことがある。この場合、既に稼働中であるなどの理由から、現在流れているトラフィックを通信欠落させることなく、この回線の交換を行いたい。
このような場合、第一の技術としてはIEEE802.3adで規格されるリンクアグリゲーションを用い交換を行う方法がある。ここで現在使用中の回線を旧回線と呼び、交換した後の回線を新回線と呼ぶ。一旦、新回線と旧回線とでリンクアグリゲーション構成を組み、旧回線から新回線へと旧回線の閉塞やリンクアグリゲーションの機能を使ってトラフィックを移動させる方法がある。
図1、図2、図3を用いて説明する。ここで図1はレイヤ2スイッチを使って構成したレイヤ2ネットワーク(100)を示す。図2はレイヤ2ネットワーク(100)のレイヤ2スイッチ1(201)とレイヤ2スイッチ2(202)と例示した4台の端末を抜き出した図を示している。ここで、回線1(401)を交換したい場合を考える。図3に示すように、新回線として回線6(406)を接続し、回線1(401)と回線6(406)をリンクアグリゲーションとして構成を組む。その後、回線1(401)を閉塞する等し、リンクアグリゲーションの機能を使って回線1(401)経由のトラフィックを回線6(406)経由へと移動させる。
第二の技術として、リンクアグリゲーションを使わない方法では、一時的に装置間で旧回線と新回線の2本の回線を接続し、FDB(Forwarding DataBase、Filtering DataBaseと称する場合もある)のクリアをすることでトラフィックを旧回線から新回線へ移動させる方法がある。
図2、図4、図5を用いて説明する。ここで、図2は前記と同様である。図4は図2に新回線である回線6(406)を接続し、それを元に、手順に従ってトラフィックの流れを書き加えて図示したものである。図4(a)は図2の状態から、回線1(401)と交換する新回線である回線6(406)を接続した図を示す。図4(b)は交換前のトラフィックの流れを示している。図中の矢印(501)から(502)はトラフィックの流れを示している。図4(c)はレイヤ2スイッチ1(201)でFDBクリアを行った後のトラフィックの流れ(503)から(506)を示している。図5は図4の(a)から(c)それぞれのタイミングでのレイヤ2スイッチ1(201)のFDB(601)と、レイヤ2スイッチ2(202)のFDB(604)を示している。なお、各図のE1からE4はFDBのエントリを示している。
FDBをクリアする以前は図4(b)に示したように、トラフィックの流れ(501)(502)は回線1(401)を経由している。これは、図5(b)に示したFDB(601−2)(604−2)に従い、転送されているためである。ここで、レイヤ2スイッチ1(201)の回線1(401)に関するエントリをFDB(601−2)からクリアする。この場合、エントリ(E3)とエントリ(E4)が該当し、クリアされる。
この時点でトラフィック(501)の端末11(301)発、端末21(303)宛のトラフィックや、トラフィック(502)の端末12(302)発、端末22(304)宛のトラフィックはフラッディングになる。フラッディングになるため、回線6(406)経由にもトラフィックが流れ、トラフィックが回線6(406)経由へと移動する。レイヤ2スイッチ2(202)においても同様にFDBクリアを行えば、同様に端末21(303)、端末22(304)発、端末11(301)、端末12(302)宛のトラフィックも移動させることができる。
なお、FDBを削除した時点で、フラッディングによる通信となる。そのため、回線6(406)にトラフィックが流れると同時に、回線1(401)側にも送出される。これに関しては別途フィルタリングなどの手段を用いれば、回線1(401)への送出は止めることが可能である。
また、FDBに加えて転送切り替えテーブルを持って出力先のポートを変更する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。例えば、FDBとは別に送信回線情報を管理するテーブルを持ち、そこに複数の回線情報を保管し切り替える。
特開2007−181049号公報
上述の第一の技術であるリンクアグリゲーションを用いた方法では、リンクアグリゲーションの制約から、新回線と旧回線を接続する装置が共にリンクアグリゲーションに対応していなくてはならないことは基より、新回線と旧回線が共に同一装置間で接続する必要がある。すなわち前記の例で言えば、図1において、レイヤ2スイッチ1(201)とレイヤ2スイッチ2(202)を接続する回線1(401)をレイヤ2スイッチ3(203)を介する回線3(403)と回線2(402)を経由した回線に交換することはできない。
また、上述の第二の技術であるFDBクリアを使った方式では、FDBクリアを行うタイミングでトラフィックが一時的に停止していれば、トラフィックは正しく移動される。だが、トラフィックが停止していない場合、次のような課題が発生する。
図4(c)に示すように、レイヤ2スイッチ1(201)でFDBクリアを実施した直後に、まだFDBクリアを実施していないレイヤ2スイッチ2(202)から端末21(303)、端末22(304)からの回線1(401)経由のトラフィックを受信すると、再び、端末21(303)、端末22(304)を回線1(401)を回線情報としたMAC学習し、FDBクリアされた図5(c)のFDB(601−3)から図5(b)のFDB(601−2)へとFDBクリア前の状態に戻ってしまう。これによってトラフィックの移動は完了せず、回線1(401)経由へと戻ってしまう。これはレイヤ2スイッチ1(201)とレイヤ2スイッチ2(202)でのFDBクリアを全く同時に行うことが困難であることと、通常、トラフィックが双方向で流れていることに起因している。即ち、FDBクリアを使った方式では、FDBクリアとトラフィックの到達タイミングによって、再度、旧回線側でMAC学習がなされてしまい、トラフィックが正しく移動させれない場合が発生することが課題である。
本発明は、以上の点に鑑み、第1の回線のトラフィックを第2の回線へ移動するスイッチ、ネットワークシステム及びトラフィック移動方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、トラフィックを第1の回線から第2の回線へ移動させる作業中に、送出時に参照する回線情報をトラフィックを移動させたい先の回線情報に書き換え、フラッディング状態にならずにトラフィックの経由する回線を変更することを目的のひとつとする。また、本発明は、送出時に参照する回線情報と受信時にMACアドレス学習を判断する回線情報とを別々に保持し、送出時の回線と受信時の回線が異なっても、MACアドレス学習の影響は受信時の回線に限定され、送出時の回線は変更後の状態を保つことを目的のひとつとする。即ち、本発明は、通信中の2台のレイヤ2スイッチ間で、通信中のトラフィックの到達タイミングに依存することなく、旧回線から新回線へトラフィックの移動を可能とすることを目的のひとつとする。
本発明は、レイヤ2スイッチが持つFDBについて、MACアドレス情報とくくりつけて管理する回線情報を送信先回線情報と受信判別回線情報とで分けて管理し、これら二つが異なる回線を指す状態を許容することを示す不一致許容フラグを設ける。また、管理者コマンド、コンフィグ、SNMP(Simple Network Management Protocol)などの任意の指示によって送信先回線情報を書き換える機能を設け、前記不一致許容フラグの可否変更と連動させる。
本発明は、例えば、回線から受信したフレームを回線制御部を介して受信し、受信したフレームの送信元MACアドレスと送信先MACアドレスを抽出し、MACアドレスと回線情報の対応付けを蓄積して保持するFDBを、第一のFDB検索として、フレームの送信元MACアドレスに合致するMACアドレスと回線情報の対応付けがデーターベースに無い場合は新たに保管し、有る場合はそれを更新し、第二のFDB検索として、フレームの送信先MACアドレスに合致するMACアドレスと回線情報の対応付けから転送先の回線を判定し、スイッチング機構を介して適切な回線へ回線制御部を介してフレームを転送するスイッチにおいて、
FDBにMACアドレスと対応付けて送信用の回線情報と受信用の回線情報に分けて保持する機構を備え、
FDBにMACアドレスと対応付けて不一致許容フラグを保持する機構を備え、
前記第一のFDB検索において、送信元MACアドレスに対する対応付けがデーターベースに有る場合に、対応する送信用の回線情報と受信用の回線情報と不一致許容フラグを導き出し、
不一致許容フラグが不一致不可を示していれば、送信用の回線情報および受信用の回線情報とフレームを受信した回線の3つを比較し、これらが一致しない場合は、受信した回線の情報で送信用の回線情報および受信用の回線情報を更新し、
不一致許容フラグが不一致可能を示していれば、受信用の回線情報とフレームを受信した回線を比較し、一致しない場合は、受信した回線の情報で受信用の回線情報を更新する。
本発明は、例えば、回線から受信したフレームを回線制御部を介して受信し、受信したフレームの送信元MACアドレスと送信先MACアドレスを抽出し、MACアドレスと回線情報の対応付けを蓄積して保持するFDBを、第一のFDB検索として、フレームの送信元MACアドレスに合致するMACアドレスと回線情報の対応付けがデーターベースに無い場合は新たに保管し、有る場合はそれを更新し、第二のFDB検索として、フレームの送信先MACアドレスに合致するMACアドレスと回線情報の対応付けから転送先の回線を判定し、スイッチング機構を介して適切な回線へ回線制御部を介してフレームを転送するスイッチにおいて、
FDBにMACアドレスと対応付けて回線情報を保持する機構を備え、
FDBにMACアドレスと対応付けて不一致許容フラグを保持する機構を備え、
前記第一のFDB検索において、送信元MACアドレスに対する対応付けがデーターベースに有る場合に、対応する回線情報と不一致許容フラグを導き出し、
不一致許容フラグが不一致不可を示していれば、回線情報とフレームを受信した回線を比較し、一致しない場合は、受信した回線の情報で回線情報を更新し、
不一致許容フラグが不一致可能を示していれば、回線情報とフレームを受信した回線を比較し、一致しない場合は、回線情報の更新を抑制する。 上述のスイッチにおいて、
FDBにMACアドレスと対応付けて保管された送信用の回線情報を任意の手段で書き換える機構を備え、
FDBにMACアドレスと対応付けて保管された不一致許容フラグを任意の手段で書き換える機構を備え、
管理者などからの指示で不一致許容フラグと送信用の回線情報を任意に書き換えることができることを特徴のひとつとする。
上述のスイッチに対して、管理装置が、トラフィック移動操作を制御するための、不一致許容フラグを変更する対象の回線を指す情報と移動元の回線を指す情報と移動先の回線を指す情報、および不一致許容フラグの設定情報を含んだ制御情報を発行する。
本発明の第1の解決手段によると、
MACアドレスと、第1及び第2回線を含む回線の回線識別情報と、該MACアドレスを送信元とするフレームが受信される回線と該回線識別情報が示す回線との不一致を許容する不一致可能か及び該不一致を許容しない不一致不可かのいずれかを示す不一致許容情報とが対応して記憶されるメモリと、
回線から受信したフレームの宛先MACアドレスに従い前記メモリのMACアドレスを参照し、対応する回線識別情報に応じた回線に該フレームを転送し、及び、受信したフレームの送信元MACアドレス及び該フレームを受信した回線に従いMACアドレスと回線識別情報に対応を学習する転送制御部と、
移動元の第1回線のトラフィックを、移動先の第2回線に移すための制御を行うスイッチ制御部と
を備え、
前記メモリの不一致許容情報は、不一致不可を示す情報が予め記憶され、
前記スイッチ制御部は、トラフィックの移動元の第1回線の回線識別情報と移動先の第2回線の回線識別情報報とを含む制御情報を入力し、前記メモリを参照して、該移動元の第1回線の回線識別情報と一致する回線識別情報を該移動先の第2回線の回線識別情報に変更し、変更した回線識別情報に対応する不一致許容情報を不一致可能を示す情報に変更し、
前記転送制御部は、回線からフレームを受信すると、送信元MACアドレスと一致する前記メモリのMACアドレスを検索して、対応する不一致許容情報を参照し、該不一致許容情報が不一致可能を示す場合、受信したフレームに基づく前記メモリの回線識別情報の更新を行わず、該不一致許容情報が不一致不可を示す場合、前記メモリの該MACアドレスに対応する回線識別情報を、フレームを受信した回線の識別情報に変更するスイッチが提供される。
また、本発明の第2の解決手段によると、
上述のスイッチである第1スイッチと、
上述のスイッチであって、前記回線を介して該第1スイッチに接続される第2スイッチと、
前記第1及び/又は第2スイッチに前記制御情報を出力する管理装置と
を備えたネットワークシステムが提供される。
本発明の第3の解決手段によると、
MACアドレスと、第1及び第2回線を含む回線の回線識別情報と、該MACアドレスを送信元とするフレームが受信される回線と該回線識別情報が示す回線との不一致を許容する不一致可能か及び該不一致を許容しない不一致不可かのいずれかを示す不一致許容情報とが対応して記憶されるメモリを参照して、受信したフレームの宛先MACアドレスに対応する回線識別情報に応じた回線に該フレームを転送する第1スイッチ及び第2スイッチにおいて、該第1及び第2スイッチ間のトラフィックを第1回線から第2回線に移すためのトラフィック移動方法であって、
第1スイッチは、トラフィックの移動元の第1回線の回線識別情報と移動先の第2回線の回線識別情報報とを含む制御情報を入力し、第1スイッチのメモリを参照して、該移動元の第1回線の回線識別情報と一致する回線識別情報を該移動先の第2回線の回線識別情報に変更し、変更した回線識別情報に対応する不一致許容情報を不一致可能を示す情報に変更し、
第1スイッチは、第1回線からフレームを受信すると、送信元MACアドレスと一致する第1スイッチのメモリのMACアドレスを検索して、対応する不一致許容情報を参照し、該不一致許容情報が不一致可能を示す場合、受信したフレームに基づく前記メモリの回線識別情報の更新を行わず、
第1スイッチは、回線から受信したフレームの宛先MACアドレスに対応する回線識別情報に従い第2回線を介して該フレームを第2スイッチに送信し、
第2スイッチは、第2回線からフレームを受信すると、送信元MACアドレスと一致する第2スイッチのメモリのMACアドレスを検索して、対応する不一致許容情報を参照し、該不一致許容情報が不一致不可を示す場合、前記メモリの該MACアドレスに対応する回線識別情報を、フレームを受信した第2回線の識別情報に変更するトラフィック移動方法が提供される。
本発明によると、第1の回線のトラフィックを第2の回線へ移設するトラフィック移設機能および装置を提供することができる。
また、本発明によると、トラフィックを第1の回線から第2の回線へ移動させる作業中に、送出時に参照する回線情報をトラフィックを移動させたい先の回線情報に書き換えることによってフラッディング状態にならずにトラフィックの経由する回線を変更できる。また、送出時に参照する回線情報と受信時にMACアドレス学習を判断する回線情報とを別々に保持することができるため、送出時の回線と受信時の回線が異なっても、MACアドレス学習の影響は受信時の回線に限定され、送出時の回線は変更後の状態を保つことができる。即ち、通信中の2台のレイヤ2スイッチ間で、通信中のトラフィックの到達タイミングに依存することなく、旧回線から新回線へトラフィックの移動が可能になる。
レイヤ2スイッチで構成されたネットワークを示す図である。 ネットワーク中、2台のレイヤ2スイッチに着目した図である。 リンクアグリゲーションを使ったトラフィック移動例を示す図である。 FDBクリアを使ったトラフィック移動例を示す図である。 FDBクリアを使ったトラフィック移動例のFDBを示す図である。 本発明の機構を備えるレイヤ2スイッチの構成を示す図である。 本発明によるトラフィック移動例を示す図である。 本発明によるトラフィック移動例のFDB(1)を示す図である。 本発明によるトラフィック移動例のFDB(2)を示す図である。 本発明の第二の実施の形態でのFDBを示す図である。 本発明のトラフィック移動を制御するシステムおよび制御情報を示す図である。 FDBにおけるMACアドレス学習の基本処理フローを示す図である。 本発明のFDBにおけるMACアドレス学習の処理フローを示す図である。 本発明の第二の実施の形態でのFDBにおけるMACアドレス学習の処理フローを示す図である。
(第1の実施の形態)
図6は、本実施の形態を実現するレイヤ2スイッチ(1001)の構成を示している。
レイヤ2スイッチ(1001)はレイヤ2スイッチ(1001)全体を制御およびプロトコル処理を行うスイッチング制御部(1002)、フレームを受信した回線から送信する回線へ転送するスイッチング機構(1003)、回線1(1012)から回線n(1014)をそれぞれ制御する回線制御部1(1009)から回線制御部n(1011)、および、FDB(1004)を有する転送制御部(1020)を備える。FDB(1004)はMACアドレス情報(1005)、送信先回線情報(1006)、受信判別回線情報(1007)、不一致許容フラグ(1008)の対応を保管する。送信先回線情報(1006)、受信判別回線情報(1007)は、例えば回線の識別情報である。なお、FDB(1004)は、転送制御部(1020)の内部のメモリ上にあってもよいし、別のメモリにあってもよい。レイヤ2スイッチ(1001)は、他のレイヤ2スイッチや端末に接続される。
レイヤ2スイッチ(1001)におけるFDB(1004)のMACアドレス学習について説明する。レイヤ2スイッチ(1001)では、受信したフレームからMACアドレスとそのフレームを受信した回線の識別情報の対応を学習し、FDB(1004)にデータベースとして保持する。これをMACアドレス学習と呼ぶ。なお説明では、図12のフローチャートも参照しながら説明する。図12は、送信先回線情報と受信判別回線情報を分けたFDBでのアドレス学習とフレーム転送の説明図である。
まずはMACアドレス学習済みのフレームに対する転送処理について説明する。回線1(1012)から送信元MACアドレスがMAC1で、宛先MACアドレスがMAC3であるフレームを受信した場合(S1001)、受信したフレームは回線制御部1(1009)を介して、スイッチング機構(1003)へと転送される。その際、転送制御部(1020)は、FDB(1004)を検索する。
第一に、転送制御部(1020)は、受信したフレームの送信元MACアドレスであるMAC1、受信した回線である回線1の識別情報をキーとして、MACアドレス(1005)と受信判別回線(1007)に対して検索する(S1003)。図6に例示したFDB(1004)の場合、MAC1に対するエントリ(1015)が合致し、送信元MACアドレスはMACアドレス学習済みという判別となり、新たに学習はしない(S1005およびS1009)。
第二に、転送制御部(1020)は、宛先MACアドレスであるMAC3をキーとして、MACアドレス(1005)を検索する(S1013)。本例ではMAC3に対するエントリ(1017)が合致し、対応する送信先回線情報(1006)から、送信先回線が回線2であることが導き出される(S1015)。この情報を基に、スイッチング機構(1003)ではこのフレームを回線制御部2(1010)へ転送し、結果、回線2(1013)へとフレームが送出される(S1017)。
次に、FDB(1004)にMACアドレス学習されていないMAC4を送信元MACアドレスとするフレームを受信した場合の転送処理について説明する。回線1(1012)から送信元MACアドレスがMAC4で、宛先MACアドレスがMAC3であるフレームを受信した場合を例とする。
第一に、転送制御部(1020)は、受信したフレームの送信元MACアドレスであるMAC4、受信した回線である回線1の識別情報をキーとして、MACアドレス(1005)と受信判別回線(1007)に対して検索をする(S1003)。本例ではMAC4に対するエントリが無く、送信元MACアドレスはMACアドレス未学習という判別となり(S1005)、新たに学習することとなる(S1007)。例えば、転送制御部(1020)は、MACアドレス(1005)をMAC4とし、送信先回線(1006)および受信判別回線(1007)が回線1となる新たなエントリをFDB(1004)に保管する。
第二に、転送制御部(1020)は、宛先MACアドレスであるMAC3をキーとして、MACアドレス(1005)を検索する(S1013)。本例ではMAC3に対するエントリ(1017)が合致し、対応する送信先回線情報(1006)から、送信先回線が回線2であることが導き出される(S1015)。この情報を基に、スイッチング機構(1003)ではこのフレームを回線制御部2(1010)へ転送し、結果、回線2(1013)へとフレームが送出される(S1017)。
次に、FDB(1004)にMACアドレス学習されているMAC2を送信元MACアドレスとするフレームを、FDBに保管されている受信判別回線(1007)と異なる回線である回線2から受信した場合の転送処理について説明する。例えば、回線の移行のため送信先回線(1006)がすでに書き換えられている状態で旧回線からフレームを受信した場合の処理に相当する。回線2(1013)から送信元MACアドレスがMAC2で、宛先MACアドレスがMAC1であるフレームを受信した場合を例とする。
第一に、転送制御部(1020)は、受信したフレームの送信元MACアドレスであるMAC2、受信した回線である回線2をキーとして、FDB(1004)のMACアドレス(1005)と受信判別回線(1007)に対して検索をする(S1003)。本例ではMAC2に対するエントリ(1016)がMACアドレス(1005)は合致するが(S1005)、受信判別回線(1007)は合致しないとして判別される(S1009)。この場合、転送制御部(1020)は、MAC2を送信元MACアドレスとするフレームを発する端末の接続される回線が変更になったと判別し、該当するエントリ(1016)の受信判別回線(1007)の情報を回線1から回線2へと変更して保管する(S1011)。
第二に、転送制御部(1020)は、宛先MACアドレスであるMAC1をキーとして、MACアドレス(1005)を検索する(S1013)。MAC1に対するエントリ(1015)が合致し、送信先回線が回線1であることが導き出される(S1015)。この情報を基に、スイッチング機構(1003)ではこのフレームを回線制御部2(1009)へ転送し、結果、回線1(1012)へとフレームが送出される(S1017)。
なお、本例では宛先MACアドレスを検索し、合致するエントリーがない場合はフレームをフラッディングして転送する(S1019)。
図7は、図6を使って前記で説明した機能を備えるレイヤ2スイッチを2台対向に接続した場合を示している。図8及び図9は、各レイヤ2スイッチのFDBの例である。
図7(a)は元々の回線1(401)で通信していた状態に、新回線として回線6(406)を新たに接続した状態を示している。また、端末11(301)はMACアドレスとしてMAC11を持つ。同様に、端末12(302)はMAC12、端末21(303)はMAC21、端末22(304)はMAC22を持つ。図8(a)、図9(a)はそれぞれ図7(a)のレイヤ2スイッチ1(2010)とレイヤ2スイッチ2(2020)のFDB(1101−1)、FDB(1106−1)を示している。E1からE4は各FDBのエントリを示している。図7(a)において、図中の矢印(501)は端末11(301)と端末21(303)間のトラフィックの流れを示している。同様に矢印(502)は端末12(302)と端末22(304)間のトラフィックの流れを示している。
このとき、回線1(401)を経由して通信しているため、レイヤ2スイッチ1(2010)のFDB(1101−1)において、MAC21とMAC22について、エントリ(E2)とエントリ(E4)の送信先回線(1103−1)と受信判別回線(1104−1)は回線1という情報を保管している。
また、端末11(301)、端末12(302)は回線4(404)に接続されているため、MAC11とMAC12について、エントリ(E1)とエントリ(E2)の送信先回線(1103−1)と受信判別回線(1104−1)は回線4という情報を保管している。レイヤ2スイッチ2(2020)におけるFDB(1106−1)についても同様である。
ここで新たな回線6(406)を接続し、回線1(401)経由で通信中のトラフィックを回線6(406)経由に移動させる方法を説明する。図7(b)は、図7(a)に新たに回線6(406)を接続した状態を示している。
第一にレイヤ2スイッチ1(2010)のFDB(1101−1)について、管理者コマンドやコンフィグレーション、SNMP等、任意の手段で、レイヤ2スイッチ1(2010)のスイッチ制御部(1002)を介し、まず、送信先回線(1103−1)が回線1となっているエントリを検索し、合致するエントリの不一致許容フラグ(1105−1)を不一致可能状態に書き換える。本例ではエントリ(E3)とエントリ(E4)が該当し、これらのエントリの不一致許容フラグ(1105−1)を不一致可能状態へと書き換える。なお、レイヤ2スイッチへの切替指示については後述する。
第二に同様に管理者コマンドやコンフィグレーション、SNMP等、任意の手段で、送信先回線(1103−1)が回線1となっているエントリを検索し、合致するエントリの送信先回線(1103−1)を回線6へと書き換える。本例ではエントリ(E3)とエントリ(E4)が該当し、これらの送信先回線(1103−1)を回線6へと書き換える。図8(b)は上記処理を施した後のレイヤ2スイッチ1(2010)のFDB(1101−2)を示している。
これよりフレームの転送処理に着目して説明する。なお説明では、図13のフローチャートも参照しながら説明する。図13は、本実施の形態のレイヤ2スイッチの動作を示す。
この時点で、FDB(1101−2)によれば、例えば端末11(301)から発信された端末21(303)宛のフレームは、送信元MACアドレスがMAC11であり、宛先MACアドレスがMAC21であることから、レイヤ2スイッチ(201)でのFDB検索において、第一に受信したフレームの送信元MACアドレスであるMAC11、受信した回線である回線4をキーとして、MACアドレス(1102−2)と受信判別回線(1104−2)を検索する(S2003)。この場合、MAC11に対するエントリ(E1)が合致し、送信元MACアドレスはMACアドレス学習済みという判別となり、新たに学習はしない(S2005およびS2009)。
第二に宛先MACアドレスであるMAC21をキーとしてMACアドレス(1102−2)を検索する(S2017)。本例ではMAC21に対するエントリ(E3)が合致し、送信先回線が回線6であることが導き出される(S2019)。これによって、端末11(301)から発信された端末21(303)宛のフレームは、回線1(401)ではなく、回線6(406)を経由してレイヤ2スイッチ2(2020)へと届く。
レイヤ2スイッチ2(2020)での本フレームの受信において、フレームの送信元MACアドレスであるMAC11、受信した回線である回線6をキーとして、MACアドレス(1107−1)と受信判別回線(1109−1)を検索する(S2003)。この場合、
FDB(1106−1)に示したとおり、MACアドレスであるMAC11は合致し(S2005)、端末11(301)は回線1(401)が受信判別回線となっているが、異なる回線より受信したことから、端末の接続される回線が変更になったと判別し(S2009)、さらに、不一致許容フラグ(1110−1)が不一致不可を示していることを判別し(S2011)、エントリ(E3)の送信先回線(1108−1)と受信判別回線(1109−1)の情報を回線1から回線6へと変更して保管する(S2015)。レイヤ2スイッチ2(2020)ではレイヤ2スイッチ1(2010)で行ったような、不一致許容フラグを不一致可能へ変更していないため、送信先回線(1108−1)と受信判別回線(1109−1)が共に書き換えられる。端末12(302)発の端末22(304)宛に関しても同様である。図9(b)にレイヤ2スイッチ2(2020)の書き換わった後のFDB(1106−2)を示す。
ここで逆方向のトラフィックについて説明する。端末21(303)から発信された端末11(301)宛のフレームはレイヤ2スイッチ2(2020)のFDB(1106−2)に従い、回線6(406)経由でレイヤ2スイッチ1(2010)へと届けられる。
レイヤ2スイッチ1(2010)では、端末21(303)は回線1(401)が受信判別回線となっているが、異なる回線より受信したことから(S2009)、前記のとおり、端末の接続される回線が変更になったと判別し、加えて、不一致許容フラグ(1105−2)が不一致可能であることを判別し(S2011)、エントリ(E3)の受信判別回線(1104−2)の情報を回線1から回線6へと変更して保管する。端末12(302)と端末22(304)間のトラフィックも同様である。図8(c)にレイヤ2スイッチ1(2010)の書き換わった後のFDB(1101−3)を示す。
以上の一連の動作で端末11(301)と端末21(303)の間、および端末12(302)と端末22(304)の間のトラフィックを回線1(401)経由から回線6(406)経由へと移動させることができる。
もし、端末11(301)から端末21(303)宛に発信したトラフィックが、レイヤ2スイッチ(201)の送信先回線と不一致許容フラグの書き換えを実施し、回線6(406)側に移り、レイヤ2スイッチ2(2020)へと到着して、レイヤ2スイッチ2(2020)のFDBにおいて端末11(301)の接続される回線が変更になったと判別してFDBに格納される前に、端末21(303)から端末11(301)宛がフレームが発信された場合、そのフレームはFDB(1106−1)のエントリ(E1)に従って回線1(401)経由でレイヤ2スイッチ1(2010)へと届く。
だが、FDB(1101−2)に不一致許容フラグ(1105−2)を備え、送信先回線(1103−2)と受信判別回線(1104−2)を別々に保管し、送出時の回線である回線6(406)と受信時の回線である回線1(401)が異なっても送出時の回線情報である送出先回線(1103−2)は回線6(406)経由であることを保つことができる。
もしここで、従来の前記第二の技術で説明したFDB(601−1)のように不一致許容フラグを備えず、送信先回線と受信判別回線は同じ回線を指すように学習する場合、送信先回線が受信判別回線と共に回線1経由へと再度書き戻ってしまい、端末11(301)から端末21(303)宛に発信したトラフィックが回線1(401)経由へと戻ってしまう。
以上によって、トラフィックを回線1(401)側から回線6(406)側へと移動することができる。なおトラフィックを移動させた後、同様の手段で、FDB(1101−3)のエントリ(E3)とエントリ(E4)の不一致許容フラグ(1105−3)を不一致不可状態へと戻すことで、通常の転送状態へ戻すことができる。例えば、送信先回線情報と受信判別回線情報が異なっている状態から一致する状態になった場合や、一定時間経過後、又は、レイヤ2スイッチの他のブロックで求められる統計情報(例えば、カウンタによるフレーム統計情報)を契機に、不一致許容フラグを不一致不可状態へと戻すことができる。
なお、不一致許容フラグは、フラグに限らず不一致を許容するか否かを示す適宜の情報、回線交換中を示す適宜の情報等を用いることもできる。
本実施の形態では、レイヤ2スイッチ1(2010)に回線1(401)から回線6(406)への切替指示をすれば、対向するレイヤ2スイッチ2(2020)のFDBも更新される。
第1の実施の形態のレイヤ2スイッチを制御するシステムについて説明する。図11(a)に上記レイヤ2スイッチと管理装置(1301)を接続した構成を示す。レイヤ2スイッチ1(2010)とレイヤ2スイッチ2(2020)に管理装置(1301)を接続する。接続手段(1302)、(1303)はネットワークによる接続であっても、シリアルケーブルなどによる接続であってもかまわない。
トラフィックを回線1(401)から回線6(406)へ移動させる場合、図11(b)に例示する制御情報(1401)を使う。制御情報(1401)は不一致許容フラグ対象回線情報(1402)と移動元回線情報(1403)と移動先回線情報(1404)と不一致許容フラグ情報(1405)を含む。
管理装置(1301)から管理者によるコマンド操作やコンフィグ操作、SNMPなど、何らかの手順、ポリシーに従った自動操作などで、この制御情報(1401)をレイヤ2スイッチ(2010、2020)宛に発行する。なお、本実施の形態では、対向する2つのレイヤ2スイッチのうち一方のみに送信してもよい。それを受け取ったレイヤ2スイッチのスイッチ制御部(1002)は上述のように、FDB(1004)の送信先回線(1006)を不一致許容フラグ対象回線情報(1402)をキーとして検索し、一致するエントリの不一致許容フラグ(1008)を不一致許容フラグ情報(1405)に従って書き換える。また同様に、スイッチ制御部(1002)は、移動元回線情報(1403)をキーとして送信先回線情報(1006)を検索し、一致するエントリの送信先回線(1006)を移動先回線情報(1404)にしたがって書き換える。
その後、トラフィックの移動が終わった後には、不一致許容フラグ対象回線情報(1402)と不一致許容フラグ情報(1405)を含んだ制御情報(1401)をスイッチに送信し、不一致許容フラグ(1008)を通常の状態である不一致不可状態に変更すればよい。
以上のような構成、システム、および、処理から前記の不一致許容フラグの書き換えと送信先回線の書き換えが実現し、トラフィックの移動が可能になる。

(第2の実施の形態)
第二の実施の形態について説明する。
レイヤ2スイッチの構成、レイヤ2スイッチを制御するシステム等は第1の実施の形態と同様である。なお、本実施の形態では、図10に示すFDB(1201)を用いる。前記実施の形態では送信先回線と受信判別回線を別々に保管する例を示したが、FDB(1201)のように回線情報(1203)は一つとし、不一致フラグ(1204)に従い、不一致可能となっている場合は、受信したフレームの送信元MACアドレスに対応する回線情報(1203)とフレームを受信した回線が不一致であっても、MACアドレス学習されているエントリについてポート移動を検出しないようにし、回線情報の書き換えを抑制する(図14のS3011およびS3013)。これによっても第一の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
図14は、第2の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
転送制御部1020は、フレームを受信すると(S3001)、フレームの送信元MACアドレス、受信回線の識別情報をキーに、FDBの(1201)のMACアドレス(1202)と回線情報(1203)を検索する(S3003)。送信元MACアドレスに一致するエントリがない場合(S3005)、転送制御部1020は送信元MACアドレスと受信回線の組みあわせをFDBの新たなエントリに追加する。
一方、送信元MACアドレスに一致するエントリがあり(S3005)、受信回線の識別情報と回線情報(1203)が合致する場合(S3009)、アドレス学習済みと判別してステップ3015に移る。送信元MACアドレスに一致するエントリがあるが(S3005)、受信回線の識別情報と回線情報(1203)が合致しない場合(S3009)、転送制御部1020は、FDB(1201)の不一致許容フラグを参照する(S3011)。不一致許容フラグが不一致許可を示していれば(S3011)、アドレス学習されている当該エントリについて、転送制御部1020はポート移動を検出せず(アドレスを書き換えず)、ステップS3015へ移る。不一致許容フラグが不一致不可を示していれば(S3011)、MACアドレスが合致したエントリの回線情報(1203)を、フレームを受信した回線の識別情報に更新する(S3013)。
ステップ3015〜ステップS3021は、図13のステップS2017〜S2023と同様である。
本発明は、例えば、レイヤ2スイッチ、レイヤ2スイッチを備えるネットワークシステム等に利用可能である。
100…ネットワーク
201、202、203、1001…レイヤ2スイッチ
301、302、303、304…端末
401、402、403,404,405、406、1012、1013、1014…回線
601、604、1004、1101、1106、1201…FDB
1002…スイッチ制御部
1003…スイッチング機構
1009、1010、1011…回線制御部
501、502、503、504…トラフィックの流れ
1301…管理装置
1302、1303…接続手段
1401…制御情報
1402…不一致許容フラグ対象回線情報
1403…移動元回線情報
1404…移動先回線情報
1405…不一致許容フラグ情報

Claims (6)

  1. MACアドレスと、第1及び第2回線を含む回線の回線識別情報と、該MACアドレスを送信元とするフレームが受信される回線と該回線識別情報が示す回線との不一致を許容する不一致可能か及び該不一致を許容しない不一致不可かのいずれかを示す不一致許容情報とが対応して記憶されるメモリと、
    回線から受信したフレームの宛先MACアドレスに従い前記メモリのMACアドレスを参照し、対応する回線識別情報に応じた回線に該フレームを転送し、及び、受信したフレームの送信元MACアドレス及び該フレームを受信した回線に従いMACアドレスと回線識別情報に対応を学習する転送制御部と、
    移動元の第1回線のトラフィックを、移動先の第2回線に移すための制御を行うスイッチ制御部と
    を備え、
    前記メモリの不一致許容情報は、不一致不可を示す情報が予め記憶され、
    前記スイッチ制御部は、トラフィックの移動元の第1回線の回線識別情報と移動先の第2回線の回線識別情報報とを含む制御情報を入力し、前記メモリを参照して、該移動元の第1回線の回線識別情報と一致する回線識別情報を該移動先の第2回線の回線識別情報に変更し、変更した回線識別情報に対応する不一致許容情報を不一致可能を示す情報に変更し、
    前記転送制御部は、回線からフレームを受信すると、送信元MACアドレスと一致する前記メモリのMACアドレスを検索して、対応する不一致許容情報を参照し、該不一致許容情報が不一致可能を示す場合、受信したフレームに基づく前記メモリの回線識別情報の更新を行わず、該不一致許容情報が不一致不可を示す場合、前記メモリの該MACアドレスに対応する回線識別情報を、フレームを受信した回線の識別情報に変更するスイッチ。
  2. 前記回線識別情報は、フレームの送信先回線識別情報であり、
    前記メモリは、MACアドレスに対応して受信回線識別情報がさらに記憶され、
    前記転送制御部は、参照した不一致許容情報が不一致可能を示す場合、フレームを受信した回線の識別情報に基づき、対応する受信回線識別情報を更新して送信先回線識別情報の更新は行わず、該不一致許容情報が不一致不可を示す場合、フレームを受信した回線の識別情報に基づき、対応する受信回線識別情報及び送信先回線識別情報の双方を更新する請求項1に記載のスイッチ。
  3. 前記スイッチ制御部は、トラフィックの移動後に、前記メモリの不一致許容情報を不一致不可を示す情報に変更する請求項1に記載のスイッチ。
  4. 前記メモリは、レイヤ2スイッチのFDBである請求項1に記載のスイッチ。
  5. 請求項1に記載のスイッチである第1スイッチと、
    請求項1に記載のスイッチであって、前記回線を介して該第1スイッチに接続される第2スイッチと、
    前記第1及び/又は第2スイッチに前記制御情報を出力する管理装置と
    を備えたネットワークシステム。
  6. MACアドレスと、第1及び第2回線を含む回線の回線識別情報と、該MACアドレスを送信元とするフレームが受信される回線と該回線識別情報が示す回線との不一致を許容する不一致可能か及び該不一致を許容しない不一致不可かのいずれかを示す不一致許容情報とが対応して記憶されるメモリを参照して、受信したフレームの宛先MACアドレスに対応する回線識別情報に応じた回線に該フレームを転送する第1スイッチ及び第2スイッチにおいて、該第1及び第2スイッチ間のトラフィックを第1回線から第2回線に移すためのトラフィック移動方法であって、
    第1スイッチは、トラフィックの移動元の第1回線の回線識別情報と移動先の第2回線の回線識別情報報とを含む制御情報を入力し、第1スイッチのメモリを参照して、該移動元の第1回線の回線識別情報と一致する回線識別情報を該移動先の第2回線の回線識別情報に変更し、変更した回線識別情報に対応する不一致許容情報を不一致可能を示す情報に変更し、
    第1スイッチは、第1回線からフレームを受信すると、送信元MACアドレスと一致する第1スイッチのメモリのMACアドレスを検索して、対応する不一致許容情報を参照し、該不一致許容情報が不一致可能を示す場合、受信したフレームに基づく前記メモリの回線識別情報の更新を行わず、
    第1スイッチは、回線から受信したフレームの宛先MACアドレスに対応する回線識別情報に従い第2回線を介して該フレームを第2スイッチに送信し、
    第2スイッチは、第2回線からフレームを受信すると、送信元MACアドレスと一致する第2スイッチのメモリのMACアドレスを検索して、対応する不一致許容情報を参照し、該不一致許容情報が不一致不可を示す場合、前記メモリの該MACアドレスに対応する回線識別情報を、フレームを受信した第2回線の識別情報に変更するトラフィック移動方法。


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