JP2011004088A - 撮像装置およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】一度の撮影で高品位なハイダイナミックレンジ画像を取得する。
【解決手段】
CMOSセンサからなるカラー撮像素子部102で、被写体に対する予備撮像を行って予備撮像データを得る。該予備撮像データに基づき、ピクセル露光時間マップ生成部505でセンサの各画素を2値化した露光時間マップを生成し、ピクセル露光時間マップ補正部508で該露光時間マップを多値化する。そしてタイミングジェネレータ部507において、該多値化された露光時間マップに応じて、センサの各画素に対する駆動パルスを生成することにより、被写体に対する本撮像を行う。
【選択図】 図5

Description

本発明は、広ダイナミックレンジによる撮像を行う撮像装置およびその制御方法に関する。
一般に、デジタル一眼、コンパクトデジタルカメラ、デジタルビデオカメラなどの撮像装置において用いられる撮像素子のダイナミックレンジは、自然界のダイナミックレンジに対して小さいことが知られている。そのため、従来から撮像素子のダイナミックレンジを拡大する手法が検討されており、例えば以下の3つの方法がある。
・マルチショットによる多サンプリング
・固定パターンの感度配置によるワンショットサンプリング
・被写体輝度に応じた露光時間制御
以下、これら従来の、ダイナミックレンジ(以下、DR)を拡大する3つの方法について説明する。
まず第1に、マルチショットによる多サンプリング法では、同じ被写体に対して、露光時間を変更して複数の撮像を行うことによって、DRの大きな情報(ハイダイナミックレンジ(HDR)画像)を得る。そして撮影後に、露光時間の比に基づいて各画像の画素値にゲイン補正を行い、複数ショット画像の合成を行う。例えば特許文献1に記載された方法では、長時間露光後に、全画素について高速読み出しを行う。この際、読み出しの1フレーム周期の、半分の時間で高速読み出しを行い、残りの時間の半分で短秒露光を行う。さらに短秒露光の読み出しを行っている間に、1/4の短秒露光を行い、合計3つの異なる露光時間で露光を行い、合成している。また、特許文献2においても、イメージセンサの画素部から長時間の蓄積による低照度信号と、短時間の蓄積による高照度信号と、極短時間の光電荷蓄積による超高照度用の信号を取り出すことで、合計3つの異なる露光時間で露光を行い、合成している。
このように、マルチショットによる多サンプリングを行った場合、非常に広いダイナミックレンジを得ることができるが、結果として合成された画像はショット間に時間差で位置ズレが起こるため、合成後に輪郭ボケや擬似輪郭等の画像障害が発生してしまう。
そこで第2に、動体の位置ズレを回避するなど、異なる露光ショット間の時間差を無くすための方法として、固定パターンの感度配置によるワンショットサンプリング法が知られている。この方法では、センサ上に複数種の感度センサを設け、一度の撮影で複数の露光情報を取得する。具体的な感度の設定方法として、各画素の開口率の大小やフィルタの透過率によって感度を変えたピクセルを固定パターンで配置する方法がある。この方法によれば、高低感度の時間差による位置ズレは改善される。しかしながら、高低感度が固定であるため、シーンの輝度レンジが低感度で撮像できるダイナミックレンジより広い場合には白トビが発生する等、ダイナミックレンジの拡大効果が出ない場合がある。また別の方法として、特許文献3に記載されているように、露光時間の長短によって高感度、低感度の値を設定する方法がある。この場合、シーンに応じて感度設定が可能である。
しかしながら、このようなワンショットサンプリング法はセンサ上に固定パターンで感度差を設定する方法であるため、低感度、高感度ともにサンプリング点が従来のRGBセンサに比べて少なくなり、解像度が低下してしまう。また、被写体輝度に関係なく固定パターンを用いているため、低感度に該当するピクセルではノイズが増加する。
そして第3に、被写体輝度に応じた露光時間制御を行う方法がある。例えば特許文献4に記載されているように、画素毎に、ADコンバータと、変換後のデジタル値と外部からのデジタル値とを比較する比較器を有することによって、一度も電荷を読み出すことなく画素の適正露光量を検出する方法がある。
しかしながらこの方法では、毎回全画素に対して電荷量の比較を行わなくてはならないため、多画素化、多ビット化が困難であるという問題がある。さらには、フォトダイオードで発生する電荷は常にフローティングディフュージョンとして流されつづけるため、そこで発生するノイズを常に除外することができず、ノイズ耐性が非常に劣るという問題点がある。
特開2004-363666号公報 特開2004-159274号公報 特開2006-253876号公報 特表2007-532025号公報
上述したように、従来の第1〜第3の方法によっても、一度の撮影で高品位なHDR画像を得ることは困難であった。すなわち、高品位なHDR画像を撮像するためには、複数レベルの露光による撮像情報を一度に取得し、かつ、被写体輝度に応じて感度を変更し、解像度の低下やノイズを抑制することが課題となる。
本発明は上述した課題を鑑みてなされたものであり、一度の撮影で高品位なハイダイナミックレンジ画像を取得する撮像装置およびその制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための一手段として、本発明の撮像装置は以下の構成を備える。
すなわち、水平方向および垂直方向に配置された、入射光を光電変換した電荷を蓄積する複数の画素からなる撮像素子を駆動することによって撮像を行う撮像手段と、前記撮像手段で被写体に対する予備撮像を行うことによって得られた予備撮像データに基づき、前記撮像素子の各画素を、適用すべき露光量に応じた少なくとも2種類の領域のいずれかに設定する領域設定手段と、前記領域設定手段で前記撮像素子の各画素に設定した領域を、該領域の種類が増加するように補正する領域補正手段と、前記撮像素子の各画素に対し、前記領域補正手段で補正された領域に応じた露光量を設定する露光量設定手段と、を有し、前記撮像手段は、前記露光量設定手段で設定された露光量に応じて前記撮像素子の各画素に対する駆動パルスを生成することによって、前記被写体に対する本撮像を行うことを特徴とする。
上記構成からなる本発明によれば、一度の撮影で高品位なハイダイナミックレンジ画像を取得することができる。
第1実施形態における撮像装置の構成例を示すブロック図、 第1実施形態における広ダイナミックレンジ画像の撮像処理を示すフローチャート、 第1実施形態における境界輝度パラメータ設定UI例を示す図、 第1実施形態における境界輝度パラメータ設定UIの状態遷移を示す図、 第1実施形態におけるピクセル露光量設定部の詳細構成を示すブロック図、 第1実施形態における再予備撮像判定処理を示すフローチャート、 第1実施形態における撮像条件の記録例を示す図、 第1実施形態におけるピクセル露光量設定処理を示すフローチャート、 第1実施形態における露光時間マップの生成処理を示すフローチャート、 第1実施形態における露光時間マップを模式的に示す図、 第1実施形態におけるCMOSセンサ駆動パルスの生成処理を示すフローチャート、 第1実施形態におけるカラー撮像素子部の詳細構成を示すブロック図、 第1実施形態における撮像素子の回路構成例を示す図、 第1実施形態における画素駆動の例を示す図、 第1実施形態におけるゲイン補正処理を示すフローチャート、 第2実施形態における露光時間マップの生成処理を示すフローチャート、 第2実施形態における多値化後の露光時間マップの模式図を示す図、である。
以下、添付の図面を参照して、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態において示す構成は一例に過ぎず、本発明は図示された構成に限定されるものではない。
<第1実施形態>
●撮像装置の構成
図1は、本実施形態における撮像装置の構成例を示すブロック図である。撮像装置1において、101はシャッタ、レンズ、絞りや光学LPF等からなる光学部である。102は、水平方向および垂直方向にモザイク状に複数色配列されたカラーフィルタとCMOSセンサから構成され、被写体の予備撮像並びに本撮像を行うカラー撮像素子部である。103はカラー撮像素子部102による予備撮像結果から各ピクセルの露光量を設定するピクセル露光量設定部である。104は複数の露光量間の境界輝度に関するパラメータを記憶する境界輝度パラメータ保存部である。105はカラー撮像素子部102にて本撮像された画像とピクセル露光量設定部103にて設定された露光量から各画素にゲイン補正を行うゲイン演算部である。106はゲイン演算部105にてゲイン補正処理が施されたモザイク状の画像に対して補間を施し、複数枚の独立プレーン画像を得る画素補間部である。
107は色処理、ノイズ低減処理、鮮鋭性向上処理等の処理を施す画像処理部である。108は画像処理部107にて処理された画像を記録するメモリ部である。109は撮影中や撮影後、画像処理後の画像などを表示する液晶ディスプレイ等の表示部である。そして110は画像を出力する画像出力部であり、111はユーザが境界輝度パラメータを設定するための境界輝度パラメータ設定UIである。なお、カラー撮像素子部102は、境界輝度パラメータ保存部104に格納された境界輝度パラメータを用いて予備撮像を行う。また画像出力部110には、ケーブル等を介してプリンタやディスプレイ、メモリカード等の記録媒体を接続することができる。
上記構成からなる撮像装置1においては、詳細は後述するが、被写体輝度に応じて画素ごとの露光量を制御することによって、高品位なHDR画像の撮影を行うことを特徴とする。
以下、本実施形態におけるHDR画像の撮像動作について、図2のフローチャートを用いて説明する。
本実施形態におけるHDR画像の撮像動作は、以下の8つの処理に大別される。まず、ユーザの境界輝度パラメータ設定UI111からの入力による境界輝度パラメータ保存部104への境界輝度パラメータ設定処理(後述するステップS201に対応)。そして、カラー撮像素子部102における予備撮像処理(同S202)、並びに本撮像処理(同S206)。そして、ピクセル露光量設定部103における再予備撮像判定処理(同S203)と、予備撮像画像に対するピクセル露光量設定処理(同S205)、およびゲイン演算部105における本撮像画像に対するゲイン補正処理(同S207)。そして、画素補間部106におけるモザイク状の撮像画像に対する画素補間処理(同S208)、さらに画像処理部107における色、ノイズ低減、鮮鋭性向上等の画像処理(同S209)、である。
図2において、まずステップS201では、予備撮像の終了を示す変数iへのFALSEの設定や、メモリ確保等の初期化動作を行うと共に、後述する境界輝度パラメータ設定UI111を表示する。そして、該表示に対するユーザ入力に応じたパラメータを、境界輝度パラメータ保存部104に設定する。
次にステップS202で、カラー撮像素子部102においてCMOSセンサの全画素に対して均一な露光量を設定した予備撮像を行う。
そしてステップS203において、再予備撮像判定を行う。ステップS203ではすなわち、予備撮像データが後述する判定基準を満たしていれば、予備撮像の終了を示す変数iをTRUEに設定する。するとステップS204で変数iにTRUEが設定されているか否かを判定し、TRUEが設定されていれば予備撮像を終了したとしてステップS205へ進み、FALSEのままであればステップS202に戻って、予備撮像を再度行う。なお、ステップS203における再予備撮像判定処理の詳細については後述する。
ステップS205では、ステップS202で得られた予備撮像データに基づいて、本撮像における各画素の露光量を設定する。なお、このピクセル露光量設定処理の詳細については後述する。
次にステップS206で、ステップS205でのピクセル露光量設定結果に基づく本撮像処理を行う。そしてステップS207で、ステップS205でのピクセル露光量設定結果に基づき、ステップS206で取得した本撮像データに対してゲイン補正を施す。なお、このゲイン補正の詳細については後述する。
そしてステップS208で、ゲイン補正後のモザイク状の撮像画像に対する画素補間処理を行い、ステップS209で、色処理、ノイズ低減処理、鮮鋭性向上処理等の画像処理を行う。そしてステップS210において、ステップS209で処理した画像データを記録し、終了に関する動作を行う。
なお、本実施形態における予備撮像の初期撮像条件は、本撮像に比べて十分に短いシャッタースピードに設定されていることが望ましい。
●境界輝度パラメータ設定(S201)
以下、上記ステップS201にて表示される境界輝度パラメータ設定UI111について、図3を用いて説明する。なお、境界輝度パラメータ設定UI111は、選択されたボタンに応じて表示ウィンドウ等が図3(a)と図3(b)に示すように変化するため、図3(a)と図3(b)において共通するボタンには同一番号を付してある。
まず、図3(a)と図3(b)に共通するボタン等について説明する。302は境界輝度パラメータ設定ボタンであり、ユーザがこのボタンを押下すると、当該UIにおいて設定された境界輝度パラメータを記録する。303は終了ボタンであり、ユーザがこのボタンを押下すると、当該UIにおいて境界輝度パラメータが一度でも設定されている場合にはメモリの解放等を行い、境界輝度パラメータ設定UIのダイアログウィンドウを終了する。一方、境界輝度パラメータが一度も設定されていない場合には、予め与えられている測光ウィンドウ内の平均輝度を境界輝度パラメータとして記録し、メモリの解放等を行って境界輝度パラメータ設定UIのダイアログウィンドウを終了する。
304は主要被写体領域指定ラジオボタンであり、ユーザがこのボタンを選択すると、図3(a)のような領域指定表示がなされ、後述する表示画面306、スライドバー308,309、テキストボックス310,311が表示される。
305は相対輝度指定ラジオボタンであり、ユーザがこのボタンを選択すると、図3(b)のような相対輝度指定表示がなされ、後述するウィンドウ312、スライドバー313、テキストボックス314が表示される。
図3(a)の領域指定表示において、306はファインダー画像表示画面であり、ファインダー画像が表示される。307は主要被写体領域であり、ウィンドウ位置設定スライドバー308,309をユーザがスライドさせることにより、ファインダー画像表示画面306上での主要被写体領域307の表示位置が設定される。310、311は主要被写体領域307のサイズ指定テキストボックスであり、ユーザが数値を入力すると、主要被写体領域307のサイズが変更される。
図3(a)の領域指定表示では、境界輝度パラメータ設定ボタン302が押下されることにより、ファインダー画像表示画面306上における主要被写体領域307の位置とサイズが、境界輝度パラメータとして設定される。
図3(b)の相対輝度指定表示において、312はヒストグラム表示ウィンドウであり、ファインダー画像の輝度ヒストグラムが表示される。313は主要被写体輝度設定スライドバーであり、ユーザによってスライドされた相対輝度がテキストボックス314に反映される。また、テキストボックス314にユーザが数値を入力すると、その値がスライドバー313に反映される。
図3(b)の領域指定表示では、境界輝度パラメータ設定ボタン302が押下されることにより、ヒストグラム表示ウィンドウ312上において主要被写体輝度設定スライドバー313の示す相対輝度が、境界輝度パラメータとして設定される。
ここで、境界輝度パラメータ設定UI111における境界輝度パラメータ設定動作について、図4の状態遷移図を用いて説明する。
まずステート401では、初期設定値の読み込みや、図3(a)のUIを表示する等の初期化動作を行い、ステート402へ移行する。
次にステート402では、図3(a)に示すUIでのユーザ操作判断待ち状態となる。また、境界輝度パラメータの指定パターンを示す変数kがTRUEに設定される。ここで、スライドバー308,309がスライドされると、ステート403へ移行して主要被写体領域307の表示位置を変更して再描画した後、ステート402へ戻る。
ステート402において、テキストボックス310,311に数値が入力されるとステート404へ移行し、ステート404では入力されたウィンドウサイズを変更して主要被写体領域307を再描画した後、ステート402へ戻る。
ステート402において、境界輝度パラメータ設定ボタン302が押下されると、主要被写体領域307の位置とサイズ、並びに境界輝度パラメータの指定パターンを示す変数kを、境界輝度パラメータ保存部104に格納する。また、終了ボタン303が押下されると、ステート409へ移行し、終了に関する動作を行う。
ステート402において、相対輝度ラジオボタン305が選択されると、ステート406へ移行し、図3(b)に示すUIでのユーザ操作判断待ち状態となる。また、境界輝度パラメータの指定パターンを示す変数kがFALSEに設定される。
ステート406において、スライドバー313またはテキストボックス314が変更されるとステート407へ移行し、スライドバー313の位置あるいはテキストボックス314に入力された情報に基づいて主要被写体輝度を変更し、ステート406へ戻る。
ステート406において、境界輝度パラメータ設定ボタン302が押下されると、主要被写体輝度、並びに境界輝度パラメータの指定パターンを示す変数kを、境界輝度パラメータ保存部104に格納する。また、終了ボタン303が押下されると、ステート409へ移行し、終了に関する動作を行う。
●ピクセル露光量設定部103
本実施形態におけるピクセル露光量設定部103では、上記ステップS203における再予備撮像判定処理、およびステップS205におけるピクセル露光量設定処理が行われる。これらの処理を詳細に説明するに先立ち、ピクセル露光量設定部103の詳細構成について、図5のブロック図を用いて説明する。
ピクセル露光量設定部103において、501は予備撮像データに飽和画素が含まれているか否かを判定する飽和判定部、502は該飽和判定結果から予備撮像条件を変更する予備撮像条件変更部である。また、503は各画素について不飽和となる撮像条件を記録する撮像条件記録部、504は撮像条件記録部503に基づき、各画素の輝度を算出する輝度算出部である。505は、境界輝度パラメータ保存部104に保持された境界輝度パラメータと、輝度算出部504にて算出された輝度情報に基づいて、ピクセル露光時間マップ(以下、露光時間マップ)を生成する露光時間マップ生成部である。508は生成した露光時間マップを修正する露光時間マップ補正部、506は修正した露光時間マップを記録する露光時間マップ記録部である。507は露光時間マップに基づき各画素のCMOSセンサのトランジスタ駆動パルスを生成するタイミングジェネレータ部である。なお、露光時間マップ記録部506に記録した情報は、後段のゲイン補正処理においても利用される。
●再予備撮像判定処理(S203)
以下、ピクセル露光量設定部103で行われる、上記ステップS203における再予備撮像判定処理について、図6のフローチャートを用いて説明する。なお、本実施形態における再予備撮像判定は、飽和画素検出処理(後述するステップS602に対応)、予備撮像条件変更判定処理(同S606)、撮像条件記録処理(同S604)、以上の3つの処理を経て行われる。
まずステップS601では、画素番号jへの0設定やメモリ確保等の初期化動作を行う。
次にステップS602で、予備撮像データにおける画素jと所定の閾値を比較し、画素jの方が該閾値よりも小さければステップS603へ、そうでなければステップS606へ進む。ここで所定の閾値とは、図2のステップS201で設定される境界輝度パラメータを用いる。具体的には、カラー撮像素子部102におけるCMOSセンサ値が輝度に対して線形性を保持できる最大値(飽和閾値)を用いることが望ましいが、該センサが取得し得る値であれば適用可能である。
画素jが飽和していなければステップS603において、画素jに対する撮像条件が撮像条件記録部503に記録されているか否かを判定し、記録されていなければステップS604へ進んで該撮像条件を格納する。ここで撮像条件とは、絞り値、シャッタースピード、ISO感度、並びに画素値、とする。なお、ここで記録される撮像条件は、図7の表に示すように、画素番号と関連させて撮像条件記録部503に格納する。一方、ステップS603において画素jに対する撮像条件が記録されていればステップS605へ進む。
次にステップS605では、全ての画素に対して撮像条件の記録処理が行われたか否かを判定し、行われていればステップS607へ、そうでなければ画素番号jに1を加えてステップS602へ進む。ステップS607では、予備撮像の終了を示す変数iにTRUEを設定し、終了に関する処理を行う。
一方、画素jが飽和していればステップS606において、予備撮像条件変更部502で撮像条件のシャッタースピードを短くなるように変更する。そして、タイミングジェネレータ部507で全ての画素について同じ条件のCMOSセンサ駆動パルスを生成した後、終了に関する処理を行う。
以上のように本実施形態の再予備撮像判定処理においては、予備撮像データにおいて所定の閾値よりも大きい画素が存在する場合、飽和が発生しているものとして、再度の予備撮像を行うべく撮影条件を変更する。このとき、変数iはFALSEのままである。一方、飽和画素がない場合には、変数iにTRUEを設定して予備撮像の終了を指示する。
●ピクセル露光量設定処理(S205)
以下、上記ステップS205におけるピクセル露光量設定処理について、図8のフローチャートを用いて説明する。なお、本実施形態における露光量設定動作は、以下の3つの処理を経て実行される。まず、各画素の輝度を算出する輝度算出処理(後述するステップS802に対応)、そして境界輝度と各画素の輝度値から露光時間マップを生成する露光時間マップ生成処理(同S803)、そしてトランジスタの駆動パルス生成処理(同S804)、である。
まずステップS801では、撮像条件記録部503に図7に示すように格納されている絞り値、シャッタースピード、ISO感度、各画素の輝度値の読み込みや、メモリ確保等の初期化動作を行う。
次にステップS802では輝度算出部504において、ステップS801で取得した、図7に示す撮像条件の各情報に基づき、以下の式(1)〜(6)によって輝度を算出する。
ここで、画素番号をjとして、画素値をPj、画素の輝度値をPBj、絞り値をFj、シャッタースピードをTj、ISO感度をISOj、被写体の適正輝度をBj、とする。また、絞り値を表すAPEX値をAVj、シャッタースピードを表すAPEX値をTVj、ISO感度を表すAPEX値をSVj、被写体輝度を表すAPEX値をBVjとする。
はじめに、撮像条件から画素番号jにおける各APEX値が、以下の式(1)〜(3)で算出される。
AVj=2log2(Fj) ・・・(1)
TVj=−log2(Tj) ・・・(2)
SVj=log2(ISOj/3.125) ・・・(3)
次に以下の式(4)を用いて、被写体輝度のAPEX値を算出する。
BVj=AVj+TVj−SVj ・・・(4)
次に以下の式(5)を用いて、被写体輝度を算出する。但し、式(5)においてN,Kは定数である。
Bj=2BVj×N/K ・・・(5)
次に以下の式(6)を用いて、画素番号jの輝度を算出する。
PBj=Bj×(Pj/最大信号値)×(100/18) ・・・(6)
以上のように各画素の輝度が算出されると、次にステップS803で露光時間マップを生成して露光時間マップ記録部506に保持する。なお、この露光時間マップ生成処理の詳細については後述する。
次にステップS804でタイミングジェネレータ部507において、露光時間マップ記録部506に保持された露光時間マップに基づいて、CMOSセンサにおけるトランジスタの駆動パルスを生成する。なお、この駆動パルス生成処理の詳細については後述する。
●露光時間マップ生成処理(S803)
以下、上記ステップS803における露光時間マップ生成処理について、図9のフローチャートを用いて説明する。
まずステップS901では、境界輝度パラメータ、および撮像条件記録部503に格納されている絞り値、ISO感度、各画素の輝度値の読み込みや、メモリの確保等の初期化動作を行う。
次にステップS902では、全画素の輝度値を走査して、最大輝度値MBを取得する。
次にステップS903では、境界輝度パラメータの指定パターンを判定する。すなわち、境界輝度パラメータの指定パターンを示す変数kがTRUEであればステップS904へ、そうでなければ905へ進む。
ステップS904では、図3(a)に示すUIによって設定された境界輝度パラメータ(主要被写体ウィンドウの位置とサイズ)に基づく、第1の境界輝度設定を行う。すなわち、境界輝度パラメータにおける指定領域位置の輝度情報と、ステップS902で取得した最大輝度値MBに基づき、以下に示す式(7),(8)によって境界輝度を算出・設定する。以降、境界輝度未満の輝度領域を暗領域、それ以上の輝度領域を明領域とする。ここでは、指定領域のサイズをm×nとし、指定領域内の各画素の輝度をPBk、平均輝度をPBave、境界輝度をSBとする。
PBave=Σ(PBk/(m×n)) ・・・(7)
なお、Σは1〜m×nの画素における累積を示す。
SB=PBave×(100/18) ・・・(8)
またステップS905では、図3(b)に示すUIによって設定された境界輝度パラメータ(主要被写体の相対輝度)に基づいく、第2の境界輝度設定を行う。すなわち、ステップS902で取得した最大輝度値MBと境界輝度パラメータに基づき、式(9)によって境界輝度SBを算出・設定する。
SB=境界輝度パラメータ×MB ・・・(9)
次にステップS906では、画素番号jの輝度値と、ステップS904またはS905で設定された境界輝度SBとを比較し、画素番号jの輝度値の方が小さければステップS907へ進んで、露光時間マップの対応位置に暗領域を示す0を記録する。一方、画素番号jの輝度値が境界輝度SB以上であればステップS908へ進んで、露光時間マップの対応位置に明領域を示す1を記録する。ここで図10(a)に、暗領域または明領域のいずれかとして記録された露光時間マップの例を示す。図10(a)に示すようにこの段階での露光時間マップは、予備撮像データにおける各画素を境界輝度を境に2値化したものである。
そしてステップS909では、全ての画素に対して露光時間マップの作成処理を行ったか否かを判定し、行っていればステップS910へ進むが、そうでなければ画素番号jに1を加えてステップS906へ戻り、次の画素を処理する。ここまでの処理は、ピクセル露光時間マップ生成部505にて行われる。
次にステップS910ではピクセル露光時間マップ補正部508において、上記のように生成された2値の露光時間マップに対してローパスフィルタ処理を行い、例えば図10(b)に示すような4値のデータに変換する。この4値のデータ(0〜3)が、4つの明度領域にそれぞれ対応する。すなわち露光時間マップは、予備撮像データにおける各画素が、境界輝度を境とした暗領域、明領域にそれぞれ2値化され、全体として4値化されたものとなる。ここで使用するローパスフィルタとしては、例えば以下の式(10)に示すような3×3のデジタルフィルタを用いれば良い。なお、式(10)において最後に3倍しているのは、変換後の値を0〜3の4値にするためである。
・・・(10)
なお、本実施形態における露光時間マップとしては、最終的に4値以外の値にしても良く、したがって上記以外のローパスフィルタを用いても良い。もちろん、3×3以外のサイズのデジタルフィルタを用いても良い。
次にステップS911では、以下の式(11)〜(13)を用いて、各明度領域に適用するシャッタースピードT(T0〜T3)を算出する。
はじめに、主要被写体の輝度のAPEX値であるBVを求める。
BV=log2(SB×N/K) ・・・(11)
次に、上記式(1),(3)を用いて絞り値のAPEX値AV,ISO感度のAPEX値SVを求め、これに基づいてシャッタースピードのAPEX値TVを求める。
TV=SV+BV−AV ・・・(12)
そして最後に、暗領域のシャッタースピードTを算出する。
T=2-TV ・・・(13)
次にステップS912では、算出された各明度領域に適用するシャッタースピードT(T0〜T3)を、露光時間マップに関連付けて格納する。なお、シャッタースピードT(T0〜T3)の格納場所については特に限定しないが、例えば、露光時間マップに追加しても良いし、露光時間マップ内に設定した多値の値をそれぞれ、対応するシャッタースピードの値に置き換えて保持するようにしても良い。
以上のように本実施形態においては、まず、UIによって設定された境界輝度に基づいて予備撮像データを2値化し、適用すべき露光量に応じた領域設定を行うことによって露光時間マップを作成する。そして、該露光時間マップをローパスフィルタ処理によって多値化することで、領域補正を行う。そしてさらに、露光時間マップにおける各値に対応するシャッタースピードを算出しておく。
なお、本実施形態では露光時間マップを作成するにあたり、予備撮像データを2値化した後に多値化する例を示したが、撮像素子の各画素に対して、適用すべき露光量に応じた所定数の領域を設定することができれば良い。すなわち、前記撮像素子の各画素を、まずは2種類の領域のいずれかに設定し、さらに、該設定した領域の種類が増加するように、例えば4種類となるように補正すれば良い。
また、本実施形態では予備撮像データに基づき、シャッタースピードを示す露光時間マップを作成する例を説明したが、このマップとしては画素ごとの露光量を設定できれば良いため、露光量を示すパラメータを設定した露光量マップとして作成しても良い。
●カラー撮像素子部102の詳細構成
本実施形態におけるカラー撮像素子部102はCMOSセンサによって構成され、上述したように作成された露光時間マップに応じてCMOSセンサを画素ごとに駆動することで、画素毎の露光時間制御を行う。
以下、本実施形態における露光制御、すなわち上記ステップS804におけるトランジスタ駆動パルスの生成処理を説明するに先立って、カラー撮像素子部102の構成および動作について詳細に説明する。
図12は、カラー撮像素子部102の詳細構成を示すブロック図である。同図において、1201は撮像面である。撮像面1201上には、水平と垂直に配列された複数の画素1202が備えられている。撮像面1201はさらに、垂直走査回路1203、水平走査回路1204、出力回路1205、出力アンプ1206、タイミングジェネレータ1207等の構成要素を備える。画素1202の水平行毎の並びと垂直走査回路1203は、行選択線1208で結ばれている。同様に、画素1202の垂直列毎の並びと水平走査回路1204および出力回路1205とは、列選択線1209で結ばれている。
カラー撮像素子部102における撮像動作は、ピクセル露光量設定部103で決定された露光量設定に基づき、タイミングジェネレータ1207にて生成された駆動パルスに基づいて行われる。各画素1202は、該駆動パルスによるトランジスタの導通/非導通によって、リセット/読み出しを制御する。各画素1202で読み出された電荷は電圧に変換され、水平走査回路1204から出力回路1205に転送され、アンプ1206に出力される。
ここで図13に、カラー撮像素子(CMOSセンサ)102を構成する画素1202の回路構成例を示す。
画素1202は、埋め込み型PD(フォトダイオード)1301と、4つのNチャンネルMOSトランジスタ(以下、単にトランジスタと称する)1302〜1305によって構成されている。トランジスタ1302,1304のドレインと、トランジスタ1303のソース接続部は、FD(フローティングディフュージョン)1306で構成されている。また、行信号線1307,1308、列信号線1309,1310は、各トランジスタに対する信号線を示し、VDDは電源、GNDは接地を示す。なお、信号がH(High)であれば各ゲートが導通し、L(Low)ならば非導通になるものとする。
PD1301は光電変換部であり、被写体からの入射光量に応じた電荷、すなわち入射光を光電変換した電荷を蓄積する。蓄積した信号電荷は、転送ゲートと呼ばれる行転送トランジスタ1302あるいは、列転送トランジスタ1304によって、FD1306に完全転送されることで出力される。転送された信号電荷は、FD1306に蓄積される。なお、行転送トランジスタ1302の電位(行転送パルス)をφTX1、列転送トランジスタ1304の電位(列転送パルス)をφTX2で表すとする。
トランジスタ1303はリセットトランジスタと呼ばれ、トランジスタ1303が導通することによって、FD1306を既定の電位(φRSB)にリセットする。このリセット動作の際に、FD1306の電位がφRSBに対してばらつくノイズ(リセットノイズ)が発生することがある。なお、リセットトランジスタ1303の電位(リセットパルス)をφRSTで表すとする。
トランジスタ1305は、ソースフォロワ増幅回路を構成するものであり、FD1306の電位VFDに対する電流増幅を行うことで、出力インピーダンスを下げる働きをする。また、トランジスタ1305のドレインは列選択線1310に接続されており、低インピーダンス化されて、画素出力Voutとして列選択線1209へ導出される。
●CMOSセンサ駆動方式
以下、CMOSセンサにおける画素1202の駆動方式とその特性について、図14を用いて説明する。
図14(a)は、転送ゲートであるトランジスタ1302、トランジスタ1304、リセットトランジスタ1303の導通/非道通を制御する形式の駆動方法を示すタイミングチャートである。同図において、t11〜t15はタイミングを表すものとする。
図14(a)では、タイミングt11で、リセットトランジスタ1303、および行転送トランジスタ1302のゲート(それぞれ、φRST,φTX1に対応)が導通になる。これにより、PD1301の電荷がFD1306に完全転送されてリセットされ、FD1306もリセットトランジスタ1303のドレイン電位にリセットされる。そしてタイミングt12で、リセットトランジスタ1303、および行転送トランジスタ1302のゲートが非導通になることで、PD1301に電荷の蓄積が開始される。
そしてタイミングt13で、列転送トランジスタ1304のゲート(φTX2に対応)が導通となり、被写体からの光に応じて蓄積されたPD1301の電荷がFD1306に完全転送される。そしてタイミングt14で、列転送トランジスタ1304のゲートが非導通となることでトランジスタ1305が導通すると、FD1306の電位が低インピーダンス化されて、画素出力Voutとして、出力回路1205へ導出される。そしてタイミングt15で出力回路1205への導出が終了する。
本実施形態においては、1行内の各画素1202に対し、2種類以上のタイミングによる列転送パルスを送信することで露光時間を制御する。なお、列転送タイミングの種類は、上述したように多値化された露光時間マップの値に対応する。例えば、露光時間マップが4値であれば4種類のタイミングのいずれかによって列転送パルスを送信する。以下、この露光時間制御について、図14(b)、図14(c)を用いて説明する。本実施形態における露光時間制御はすなわち、列転送トランジスタ毎に複数の導通タイミングのいずれかを与えることにより行われる。
図14(b)は、ピクセル露光量設定部103において、n行目のm列〜m+4列の画素に割り当てられた露光量を示す模式図である。同図によれば、露光時間0〜3の順に露光時間が長くなり、撮像画像n行目のm列とm+3列には露光時間3が、m+1列には露光時間2が、m+2列には露光時間1が、m+4列には露光時間0が、それぞれ割り当てられている様子を示す。図14(c)は、行転送トランジスタ1302、列転送トランジスタ1304、リセットトランジスタ1303の導通/非道通を制御する形式の駆動方法を示すタイミングチャートである。
図14(c)によれば、タイミングt21で、n行目全てのリセットトランジスタ1303、およびn行目全ての行転送トランジスタ1302のゲートが導通になる。これにより、n行目全てのPD1301の電荷がFD1306に完全転送されてリセットされ、n行目全てのFD1306もリセットトランジスタ1303のドレイン電位にリセットされる。そしてタイミングt22で、n行目全てのリセットトランジスタ1303、およびn行目全ての行転送トランジスタ1302のゲートが非導通になることで、n行目全てのPD1301に電荷の蓄積を開始する。
次にタイミングt23で、露光時間3が割り当てられているm列目とm+3列目の列転送トランジスタ1304のゲートが導通となり、被写体からの光が蓄積されたPD1301の電荷がFD1306に完全転送される。そしてタイミングt24でトランジスタ1305が導通すると、FD1306の電位が低インピーダンス化されて、画素出力Voutとして、出力回路1205へ導出される。そしてタイミングt25で、画素出力Voutの出力回路1205への導出が終了する。
次にタイミングt26で、露光時間2が割り当てられているm+1列目の列転送トランジスタ1304のゲートが導通となり、被写体からの光が蓄積されたPD1301の電荷がFD1306に完全転送される。そしてタイミングt27でトランジスタ1305が導通すると、FD1306の電位が低インピーダンス化されて、画素出力Voutとして、出力回路1205へ導出される。そしてタイミングt28で、画素出力Voutの出力回路1205への導出が終了する。
次にタイミングt29で、露光時間1が割り当てられているm+2列目の列転送トランジスタ1304のゲートが導通となり、被写体からの光が蓄積されたPD1301の電荷がFD1306に完全転送される。そしてタイミングt30でトランジスタ1305が導通すると、FD1306の電位が低インピーダンス化されて、画素出力Voutとして、出力回路1205へ導出される。そしてタイミングt31で、画素出力Voutの出力回路1205への導出が終了する。
次にタイミングt32で、露光時間0が割り当てられているm+4列目の列転送トランジスタ1304のゲートが導通となり、被写体からの光が蓄積されたPD1301の電荷がFD1306に完全転送される。そしてタイミングt33でトランジスタ1305が導通すると、FD1306の電位が低インピーダンス化されて、画素出力Voutとして、出力回路1205へ導出される。そしてタイミングt34で、画素出力Voutの出力回路1205への導出が終了する。
以上、図14(c)に示す制御により、1行内における読み出しが行われる。このような読み出しを、行をまたがって行う場合のタイミングチャートを図14(d)に示す。図14(d)によれば、基本的に、各行のリセットを同じタイミングで行い(t41およびt54)、行間で読み出しのタイミングが重ならないようにすることで、任意の画素の露光時間を自由に設定することが可能となる。
以上のように本実施形態では、多値化された露光時間マップの各値に対応した導通タイミングによって列転送パルスを発生させることにより、画素ごとの露出時間の長短を制御することができる。
●トランジスタ駆動パルス生成処理(S804)
以下、上記ステップS804におけるトランジスタ駆動パルスの生成処理について、図11のフローチャートを用いて説明する。ここではすなわち、CMOSセンサの各画素に対して上記トランジスタを制御する。
まずステップS1101では、行を表す変数l、列を表す変数qをそれぞれ0に設定する等の初期動作を行う。
次にステップS1102では、行lに対する全ての露光時間マップの値を取得する。
次にステップS1104では、l行q列目の画素に対し、取得した露光時間マップの値により、シャッタースピードT0〜T3に対応する、列転送トランジスタ1304の駆動パルス(列転送パルス)を割り当てる。
ステップS1106では、行中の全ての列について列転送パルスの割り当てが行われたか否かを判定し、行われていれば列を表す変数qを0に設定してステップS1107へ進み、そうでなければ変数qに1を加えてステップS1104へ戻る。
ステップS1107では、l行目の画素に対し、行転送トランジスタ1302およびリセットトランジスタ1303の駆動パルスを生成し、垂直走査回路1203に送信する。また、ステップS1104で割り当てた列転送トランジスタ1304の駆動パルスを生成し、水平走査回路1204に送信する。
そしてステップS1108では、全ての行に対して駆動パルスの送信が行われたか否かを判定し、行われていれば処理を終了するが、そうでなければ行を表す変数lに1を加えてステップS1102へ戻る。
●ゲイン補正処理(S207)
以下、上記ステップS207におけるゲイン補正処理について、図15のフローチャートを用いて説明する。
まずステップS1501では、画素番号jに0を設定することや、本撮像結果、並びに露光時間0〜3のシャッタースピード(T0〜T3)をそれぞれ取得すると共に、メモリ確保等の初期化動作を行う。
次にステップS1502では、露光時間の比を算出する。すなわち、露光時間マップにおける各明度領域に対応するシャッタースピードT0〜T3について、最短露光相当のT0に対する、他の露光時間の比T#/T0(#=1〜3)を算出する。
次にステップS1503では、全画素の露光時間マップを取得する。
そしてステップS1504では、画素番号jの露光時間を判定し、短秒露光相当、すなわちシャッタースピードがT0であればステップS1505へ、そうでなければステップS1506へ進む。
ステップS1505では、画素番号jの画素値Pjと露光時間比T#/T0に基づき、以下の式(14)によってゲイン演算を行った後、ステップS1506へ進む。
Pj=(T#/T0)×Pj ・・・(14)
ステップS1506では画素値Pjを記録する。そしてステップS1507で、全ての画素に対して処理を行ったか否かを判定し、行っていれば処理を終了し、そうでなければ画素番号を表すjに1を加えてステップS1504へ戻る。
以上説明したように本実施形態によれば、以下のような効果が得られる。
まず、予備撮像によって生成した露光時間マップに基づき、列転送トランジスタ毎に露光時間に応じた複数の導通タイミングのいずれかを与えることによって、画素毎の露光時間制御を行うことを可能とする。これにより、ワンショットの撮影によってHDR画像を得ることができる。
また、予備撮像時の被写体の輝度を用いて2値化した画像に対してローパスフィルタを適用して多値化した画像(露光時間マップ)を用いて各画素の露光時間を割り当てる。これにより、白トビ、黒ツブレが発生することなく、さらに露光時間の異なる画素の境界部において疑似輪郭が発生しない、広いダイナミックレンジ撮像を行うことが可能となる。
また、露光時間による露光量制御を行うため、撮影時の感度を任意に設定することができる。したがって、様々なダイナミックレンジの被写体に対応することが可能となる。
さらに、一度の撮影で、HDR画像を取得することが可能であるため、特に動体撮影時の合成による位置ズレ等の問題が解決される。
また、固定パターンの感度配置によるHDR撮像と比較して、解像度が低下する、あるいは、被写体輝度に適さない短秒露光になった際のノイズ増加等の問題も回避できる。
<第2実施形態>
以下、本発明に係る第2実施形態について説明する。
上述した第1実施形態では2値の露光時間マップを多値化する際にローパスフィルタを用いる例を示したが、第2実施形態では、予備撮像データの画素を間引いて保存し、その後に拡大処理を行う際に露光時間マップを多値化する例を示す。なお、撮像装置の構成およびその他の処理については、第1実施形態と同様である。
●露光時間マップ生成処理(S803)
図16は、第2実施形態における露光時間マップの生成処理を示すフローチャートである。同図において、上述した第1実施形態で図9に示したフローチャートと同様の処理については同一ステップ番号(ステップS901〜S908、S911〜S913)を付し、説明を省略する。S909
図16のステップS1609では、全ての画素に対して露光時間マップの作成処理を行ったか否かを判定し、行っていればステップS1610へ進むが、そうでなければ画素番号jに1より大きい値を加えてステップS906へ戻り、次の画素を処理する。ここで、ステップS906に戻る際にjに対して1より大きい値を加えることによって、所望の間隔による間引きが行われる。すなわち、jに加える値としては間引きの倍率に等しい値であれば良く、例えば2を加えることによって、2倍の間引きが行われる。
ステップS1610では、ステップS1609までに生成された2値の露光時間マップに対して、間引いた倍率に応じた拡大処理を行う。この拡大処理は多値化を伴うものであり、周辺画素に応じて画素値を決定するバイリニア法やバイキュービック法を用いれば良い。
ここで図17に、第2実施形態における多値化(4値化)後の露光時間マップの例を示す。図17に示すように第2実施形態で最終的に得られる露光時間マップは、2値の露光時間マップを2倍に拡大する際に、周辺画素の値に応じて多値化したものである。この多値化により露光時間マップは、図17に示すように予備撮像データの各画素を、境界輝度を境とした暗領域、明領域がそれぞれ2値化され、全体としての4値化を実現したものとなる。
以上説明したように第2実施形態によれば、上述した第1実施形態に対し、予備撮像データの画像を間引いて2値の露光時間マップを生成した後に拡大・多値化することによって、多値の露光時間マップをより短時間で生成することが可能となる。
<第3実施形態>
以下、本発明に係る第3実施形態について説明する。
上述した第1実施形態では、予備撮像と本撮像を同じCMOSセンサにより行う例を示したが、これらを互いに異なるセンサによって撮像しても良い。例えば、第1の画素群からなるCMOSセンサによって予備撮像を行い、第1の画素群よりも多い第2の画素群からなるCMOSセンサによって本撮像を行うようにしても良い。この場合、第1の画素群に対して露光時間マップを生成し、その後、上述した第2実施形態と同様に、該露光時間マップを第2の画素群のサイズに応じて拡大・多値化すれば良い。
このように、画素数の少ないCMOSセンサを用いて予備撮像を行い、生成された2値の露光時間マップを第2実施形態と同様に拡大・多値化することによって、多値の露光時間マップをより短時間で生成することが可能となる。
尚本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。なお、この場合のプログラムとは、実施形態において図に示したフローチャートに対応したコンピュータ可読のプログラムである。

Claims (16)

  1. 水平方向および垂直方向に配置された、入射光を光電変換した電荷を蓄積する複数の画素からなる撮像素子を駆動することによって撮像を行う撮像手段と、
    前記撮像手段で被写体に対する予備撮像を行うことによって得られた予備撮像データに基づき、前記撮像素子の各画素を、適用すべき露光量に応じた少なくとも2種類の領域のいずれかに設定する領域設定手段と、
    前記領域設定手段で前記撮像素子の各画素に設定した領域を、該領域の種類が増加するように補正する領域補正手段と、
    前記撮像素子の各画素に対し、前記領域補正手段で補正された領域に応じた露光量を設定する露光量設定手段と、を有し、
    前記撮像手段は、前記露光量設定手段で設定された露光量に応じて前記撮像素子の各画素に対する駆動パルスを生成することによって、前記被写体に対する本撮像を行うことを特徴とする撮像装置。
  2. さらに、前記領域の境界を示す境界輝度を設定する境界輝度設定手段を有し、
    前記領域設定手段は、前記予備撮像データにおける各画素の輝度を、前記境界輝度を閾値として2値化することによって、各画素に適用すべき露光量を示す露光量マップを生成し、
    前記領域補正手段は、前記露光量マップにおける各画素の値を多値化することによって前記領域の種類を増加させることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記領域補正手段は、前記露光量マップに対するローパスフィルタ処理によって、各画素の値を多値化することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記領域設定手段は、前記予備撮像データにおける画素を間引いた後に前記2値化することで前記露光量マップを作成し、
    前記領域補正手段は、前記露光量マップに対して拡大処理を施して多値化することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  5. 前記撮像手段は、
    第1の画素群からなる撮像素子によって前記予備撮像を行う予備撮像手段と、
    前記第1の画素群よりも多い第2の画素群からなる撮像素子によって前記本撮像を行う本撮像手段と、を有し、
    前記領域設定手段は、前記第1の画素群に対して前記露光量マップを生成し、
    前記領域補正手段は、前記露光量マップに対して前記第2の画素群のサイズに応じた拡大処理を施して多値化することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  6. 前記領域補正手段は、前記拡大処理としてバイキュービック法を用いることを特徴とする請求項4または5に記載の撮像装置。
  7. 前記領域補正手段は、前記拡大処理としてバイリニア法を用いることを特徴とする請求項4または5に記載の撮像装置。
  8. 前記撮像手段は前記予備撮像を行う際に、前記撮像素子の各画素に対し均一な駆動パルスを生成することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記露光量設定手段は、前記領域ごとに対応するシャッタースピードを設定し、
    前記撮像手段は、該設定されたシャッタースピードに基づいて、前記撮像素子の各画素に対する駆動パルスを生成することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. さらに、前記撮像手段で前記本撮像によって得られた本撮像データに対し、前記シャッタースピードに基づいてゲイン補正を行うゲイン演算手段を有することを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
  11. 前記撮像手段は、前記予備撮像データにおいて予め定められた値よりも大きい画素が存在する場合に、前記予備撮像を撮像条件を変えて再度行うことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の撮像装置。
  12. 前記撮像素子はCMOSセンサであることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の撮像装置。
  13. 前記撮像手段は前記本撮像を行う際に、前記撮像素子の1行内の各画素に対する駆動パルスとして、前記露光量設定手段で設定された露光量の種類に応じた列転送タイミングを与えることを特徴とする請求項12に記載の撮像装置。
  14. 水平方向および垂直方向に配置された、入射光を光電変換した電荷を蓄積する複数の画素からなる撮像素子を駆動することによって撮像を行う撮像装置の制御方法であって、
    被写体に対する予備撮像を行って予備撮像データを取得する予備撮像ステップと、
    前記予備撮像データに基づき、前記撮像素子の各画素を、適用すべき露光量に応じた少なくとも2種類の領域のいずれかに設定する領域設定ステップと、
    前記領域設定ステップにおいて前記撮像素子の各画素に設定された領域を、該領域の種類が増加するように補正する領域補正ステップと、
    前記撮像素子の各画素に対し、前記領域補正ステップにおいて補正された領域に応じた露光量を設定する露光量設定ステップと、
    前記露光量設定ステップにおいて設定された露光量に応じて前記撮像素子の各画素に対する駆動パルスを生成することによって、前記被写体に対する本撮像を行う本撮像ステップと、
    を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  15. さらに、境界輝度を設定する境界輝度設定ステップを有し、
    前記領域設定ステップにおいては、前記予備撮像データにおける各画素の輝度を、前記境界輝度を閾値として2値化することによって露光量マップを生成し、
    前記領域補正ステップにおいては、前記露光量マップを多値化することを特徴とする請求項14に記載の撮像装置の制御方法。
  16. コンピュータ装置を制御して、請求項1乃至13の何れか1項に記載された撮像装置の各手段として機能させることを特徴とするプログラム。
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