JP2011004073A - 無線通信装置とオフセット補正方法 - Google Patents

無線通信装置とオフセット補正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】周波数ホッピングによってDCオフセットが変わる入力信号のDCオフセットを補正する。
【解決手段】受信信号と局部発振器からの局発信号とを混合するミキサの出力を入力する加算部に対して、周波数の切り替えに対応したオフセット補正信号を供給するオフセット調整部と、局部発振器に対して供給する周波数切り替え信号と、前記局部発振器での周波数の切り替えに対応してオフセット量を切り替えるためにオフセット調整部に対して供給する、オフセット補正量切り替え信号のタイミングとを調整するタイミング調整部と、加算部の出力を増幅及びフィルタ処理した信号から、ノイズ量を測定し、測定したノイズ量を基に、タイミング決定信号を生成するノイズ量測定演算部と、ノイズ量測定演算部からのタイミング決定信号に基づき、タイミング調整部における前記周波数切り替え信号とオフセット補正量切り替え信号のタイミングを制御する制御部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信技術に関し、特に、周波数ホッピング機能を持つ超広帯域(UWB:ltra ide and)無線通信装置の受信部で発生するDCオフセットの補正に適用して好適な装置と方法に関する。
近年、インターネット等の普及により通信の分野では、超広帯域(Ultra Wide Band:「UWB」ともいう)での無線通信技術が重要になってきている。特に無線での通信においては、外界からのノイズに強く、かつ長い距離間を通信できることが必要である。
一般的な無線受信器のアーキテクチャとして、アンテナで受信した高周波信号から中間周波数に変換したのち、基底帯域信号に変換するヘテロダイン方式と、高周波信号を直接基底帯域信号に変換するダイレクトコンバージョン方式がある。
ヘテロダイン方式は、ミキサ回路が2つ以上必要になるのに対し、ダイレクトコンバージョン方式は、ミキサ回路1つでよいため、無線受信器の回路面積の多くを占めるアナログ部の面積を削減でき、LSIの価格を下げることができるという長所がある。
一般的にダイレクトコンバージョンを用いる通信方式では、セルフミキシングによりミキサ出力においてDCオフセットが発生することが知られている。
DCオフセットが発生した場合、回路の飽和による受信信号の歪みが発生し、受信信号の信号対雑音比が低下し、復調エラーの割合が高くなるため、通信可能距離が短くなる。
図8は、特許文献1に開示された受信機のDCオフセット補正装置の構成を図(特許文献1の図4)である。図8の装置は、複数のバンドをホッピングする通信システムに用いられる受信機のDCオフセット補正装置であって、複数のバンドごとに複数の異なるDCオフセット補正信号をそれぞれ生成し出力する制御部140と、この制御部140から出力された複数の異なるDCオフセット補正信号をそれぞれ入力してデジタル・アナログ変換して出力する複数のDAC(Digital to Analog Converter:デジタル・アナログ変換器)150−1〜DAC150−Nと、これら複数のDACからそれぞれ出力した複数の異なるDCオフセット補正信号のいずれかを出力するようにスイッチング動作を行うアナログMUX(Multiplexer:マルチプレクサ)160と、入力信号にアナログMUX160の出力信号を加えて出力する加算部110と、増幅部120と、ADC130(Analog to Digital Converter:アナログ・デジタル変換器)と、を備える。この装置のDCオフセット補正動作を以下に説明する。
増幅部120は、加算部110の出力信号を所定の利得Gに増幅して出力する。増幅部120の利得Gは、制御部140で設定される。
増幅部120の入力信号には、DCオフセット信号が含まれており、これは、前述の通り、局部発振信号に起因して発生したものである。局部発振信号は、時間帯ごとにホッピングされたバンドにより異なるため、時間帯ごとにホッピングされたバンドに応じてDCオフセットのレベルも異なってくる。例えば、N個の周波数をホッピングする通信システムにおいては、ある時間帯にホッピングされたバンドが第1バンドである場合に発生する第1のDCオフセット信号と、次の時間帯にホッピングされたバンドが第2バンドである場合に発生する第2のDCオフセット信号と、さらに現在ホッピングされたバンドが第nバンドである場合に発生する第NのDCオフセット信号とでは、それぞれ異なるレベルを有する。
ADC130は、増幅部120で増幅し出力したアナログ信号をデジタル信号に変換する。このADC130の出力信号は、復調部と制御部140にも出力する。
制御部140は、DCオフセット補正信号を調整し、調整したDCオフセット補正信号を生成し出力する。信号のレベルがバンドごとに異なるため制御部140は、バンドごとに異なるDCオフセット補正信号を生成し、生成した第1乃至第NのDCオフセット補正信号を第1乃至第NのDAC150−nにそれぞれ出力する。
第1乃至第NのDAC150−1〜150−Nでは、デジタル信号である第1乃至第NのDCオフセット補正信号をアナログ信号にそれぞれ変換してアナログMUX160に出力する。
アナログMUX160は、バンドホッピングシーケンス信号の立ち上がり又は立ち下がりに同期してスイッチング動作し、第1乃至第NのDAC150−1乃至150−Nからそれぞれ出力された第1乃至第NのDCオフセット補正信号のいずれか1つを加算部110に出力する。
加算部110の入力信号に含まれるDCオフセットには、アナログMUX160から出力されるDCオフセット補正信号を加算し、DCオフセットの補正を実現している。
特開2006−20334号公報(図4)
以下に本発明による関連技術の問題点を説明する。
図8に示した装置においては、加算部110の出力にノイズが発生する可能性が高い。加算部110の出力にノイズが発生すると、ADC130に入力されるアナログ信号の品質が劣化し、復調部において復調エラーが発生する。このため、通信距離を短くなってしまう。
加算部110の出力にノイズが発生する理由の1つとして、加算部110への入力信号(受信信号)が周波数ホッピングしてから入力されるまでの信号の経路と、アナログMUX160から加算部110に入力されるDCオフセット補正信号の経路とが異なる。このため、周波数ホッピングによってDCオフセット成分が変化する入力信号が加算部110に入力されるタイミングと、アナログMUX160の出力においてバンドホッピングシーケンス信号によりDCオフセット補正信号が切り替わるタイミング(切り替えられたDCオフセット補正信号が加算部110に入力されるタイミング)に、ずれ(位相の差)が生じる場合があるためである。図8の装置におけるDCオフセットの補正は、入力信号(DCオフセット信号を含む)と、アナログMUX160の出力信号が加算部110へ入力されるタイミングは同じであることが前提とされている。
しかしながら、実際には、DCオフセット補正信号の切り替えが、ホッピングの周波数と同じ周波数であっても、DCオフセット補正信号の位相を入力信号の位相を同期させることは困難である。例えば、半導体集積回路上に、図8の構成を実装した場合、制御部やアナログMUXにおいて、バンドホッピングシーケンスに同期して、DCオフセット補正信号を出力したとしても、配線負荷等によって、DCオフセット補正信号と、周波数ホッピングによってDCオフセットが変わる入力信号のとの間で位相のずれ(位相差)が生じると、ノイズが発生してしまう。
なお、上記課題の分析は本発明者による分析によるものであり、図8の構成に、上記課題があることは、上記特許文献1にはいっさい開示も示唆もされていない。
本発明は、上記した問題点の少なくとも1つを解決するため、概略以下の装置を提供する。
本発明によれば、受信信号と局部発振器からの局発信号とを混合するミキサの出力に対して、局発信号周波数に対応した補正値のオフセット補正信号を供給するオフセット調整部と、前記局部発振器における前記局発信号周波数の切り替えのタイミングに対応させて、前記オフセット調整部における前記オフセット補正信号の切り替えのタイミングを調整するタイミング調整部と、を備えた無線通信装置が提供される。
本発明によれば、受信信号と局部発振器からの局発信号とを混合するミキサの出力に対して、局発信号周波数に対応した補正値のオフセット補正信号を供給する無線通信装置のオフセット補正方法であって、
前記局部発振器における前記局発信号周波数の切り替えのタイミングに対応させて、前記オフセット調整部における前記オフセット補正信号の切り替えのタイミングを調整する無線通信装置のオフセット補正方法が提供される。
本発明によれば、周波数ホッピングによってDCオフセットが変わる入力信号のDCオフセットの補正にあたり、入力信号とDCオフセット補正信号を加算する加算部の出力のノイズを除去し、信号品質を向上し復調エラーを低減し、通信距離を改善することができる。
本発明の第1の実施形態の無線通信装置の受信部の構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態におけるタイミング調整方法の手順を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態におけるにおけるタイミング調整信号のタイミングチャートである。 本発明の比較例における加算部の入力、出力のタイミングチャートである。 本発明の第1の実施形態における加算部の入力、出力のタイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態の無線通信装置の受信部の構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態の無線通信装置の受信部の構成を示す図である。 特許文献1の受信機のDCオフセット補正装置の構成を示す図である。
本発明の一つの態様(mode)によれば、受信信号と局部発振器(280)からの局発信号とを混合するミキサ(204)の出力に対して、局発周波数に対応したオフセット量のオフセット補正信号(251)を供給するオフセット調整部(250)と、局部発振器(280)における前記局発信号周波数の切り替えのタイミングに対応させて、オフセット調整部(250)における前記オフセット補正信号の切り替えのタイミングを調整するタイミング調整部(270)を備える。タイミング調整部(270)は、局部発振器(280)に対して供給する周波数切り替え信号(272)と、局部発振器(280)での周波数の切り替えに対応してオフセット量を切り替えるためにオフセット調整部(250)に対して供給する、オフセット補正量切り替え信号(271)のタイミングとを調整する。本発明において、ミキサ(204)の出力を入力する加算部(210)の出力を増幅及びフィルタ処理しアナログデジタル変換したデジタル信号から、ノイズ量を測定し、測定したノイズ量を基に、タイミング決定信号を生成するノイズ量測定演算部(600)と、前記ノイズ量測定演算部(600)からのタイミング決定信号に基づき、タイミング調整信号をタイミング調整部(270)に供給する制御部(240)を備える。本発明においては、局部発振器(280)に対して供給する周波数切り替え信号(272)に対して、ミキサ(204)における周波数切り替わりの遅延量(td)相当遅延させた前記オフセット補正信号(251)がオフセット調整部(250)から加算部(210)に供給される。以下、いくつかの実施形態に即して説明する。
<実施形態1>
図1は、本発明の第1の実施形態の無線通信装置の受信部の構成を示す図である。図1を参照すると、本発明の第1の実施形態において、アンテナ201で受信された信号は、BPF202(Band Pass Filter:帯域通過フィルタ)によって帯域選択された後に、LNA203(Low Noise Amplifier:低雑音増幅器)によって増幅され、ミキサ204に出力される。ミキサ204は、LNA203から出力されるRF(Radio Frequency)信号出力を局部発振周波数信号(「局部発振信号」あるいは「局発信号」ともいう)281でダウンコンバートし、ベースバンド信号を、加算部210に出力する。
加算部210は、ミキサ204からのベースバンド信号とオフセット調整部250よりのオフセット補正信号251とを入力し、これら2つの信号を加算し、加算結果信号を出力する。
ミキサ204より加算部210に入力されるベースバンド信号には、セルフミキシングによるDCオフセットが重畳しているため、予め推定したDCオフセット量をオフセット調整部250から出力し、加算部210で、DCオフセットを加減算することによりDCオフセットを相殺し、VGA220(Variable Gain Amplifier:可変利得増幅器)に、DCオフセット補正後のベースバンド信号を出力する。
VGA220は、加算部210よりDCオフセット補正後のベースバンド信号を入力し、所定の信号レベルまで入力信号を増幅し、LPF205へ増幅後のベースバンド信号を出力する。
LPF205(Low Pass Filter:低域通過フィルタ)は、VGA220よりの増幅後のベースバンド信号を入力とし、入力信号の高周波成分を除去しADC230へ高周波成分除去後のベースバンド信号を出力する。
ADC(Analog−to−Digital Converter:アナログデジタル変換器)230は、LPF205より高周波成分除去後のベースバンド信号を入力し、アナログ信号をデジタル信号に変換して受信器の復調部およびノイズ量測定演算部600に出力する。
ノイズ量測定演算部600は、ノイズ量測定部610と、第1のメモリ620と、第2のメモリ630と、ノイズ量演算部640とを備えている。
ノイズ量測定演算部600は、ADC230の出力と、制御部240の出力信号であるタイミング調整信号242を入力とし、ノイズ量演算部640から出力されるタイミング決定信号641を、制御部240に出力する。
制御部240は、
ノイズ量演算部640から出力されるタイミング決定信号641と、
タイミング調整の開始を知らせる外部から入力されるタイミング調整開始信号246と、
を入力とし、
オフセット補正量通知信号241をオフセット調整部250に出力し、
周波数選択信号245を局部発振器280に出力し、
タイミング調整信号242とオフセット補正量切り替え信号243と周波数切り替え信号244とをタイミング調整部270に出力し、さらに、
タイミング調整信号242を第2のメモリ630に出力する。
タイミング調整部270は、
制御部240から出力された、タイミング調整信号242と、オフセット補正量切り替え信号243と、周波数切り替え信号244と、
を入力とし、
オフセット補正量切り替え信号243と周波数切り替え信号244のタイミングをタイミング調整信号242で調整し、
タイミングを調整したオフセット補正量切り替え信号271をオフセット調整部250に出力し、
タイミングを調整した周波数切り替え信号272を局部発振器280に出力する。
オフセット調整部250は、
タイミング調整部270から出力されたオフセット補正量切り替え信号271と、
制御部240から出力されるオフセット補正量通知信号241と、
を入力し、
オフセット補正量切り替え信号271の立ち上がり又は立ち下がりに応答して、オフセット補正量通知信号241に応じたアナログ信号として、オフセット補正信号251を、加算部210に出力する。
制御部240から出力されるオフセット補正量通知信号241は、ミキサ204の出力のDCオフセット量を事前に推定した結果を、制御部240内部で保持した信号である。
局部発振器280は、
タイミング調整部270からの周波数切り替え信号272と、
制御部240から出力される周波数選択信号245と、
を入力し、
局部発振周波数信号281をミキサ204に出力する。
局部発振器280において、
局部発振周波数信号281の周波数は、制御部245から入力された周波数選択信号245により選択され、
周波数切り替え信号272の立ち上がり又は立ち下がりに同期して、周波数が切り替えられ、周波数ホッピングの動作を実現する。
ノイズ量測定演算部600のノイズ量測定部610は、ADC230から出力されるデジタル信号を入力とし、ノイズ量測定結果信号611を第1のメモリ620に出力する。特に制限されないが、ノイズ量測定部610において、DCレベルの時間平均やRMS(root mean square:実効値)を用いてノイズ量を測定する。
第1のメモリ620は、タイミング調整中の周波数ホッピング中にノイズ量測定部610で測定したノイズ量測定結果信号611を入力して保持し、該保持したノイズ量測定結果信号611をノイズ量演算部640に出力する。
第2のメモリ630は、タイミング調整中に制御部240で設定したタイミング調整信号242を入力し、タイミング調整信号242の設定値を保持し、タイミング調整信号242の設定値をノイズ量演算部640に出力する。
ノイズ量演算部640は、第1のメモリ620に保持されたノイズ量測定結果信号611と、第2のメモリ630に保持されたタイミング調整信号242を入力とし、タイミング決定信号641を制御部240へ出力する。
図2は、図1の本実施形態におけるタイミング調整手順を示すフローチャートである。図2には、オフセット補正量切り替え信号243と周波数切り替え信号244のタイミング調整手順が示されている。図1、図2を参照して、本実施形態の動作を説明する。以下では、動作の説明のため、周波数選択信号245で決まる第1の周波数をF1としたときの、オフセット補正信号251として出力される第1のDCオフセット補正量をDC1とし、第2の周波数をF2としたときの、第2のDCオフセット補正量をDC2とし、第n(nは1以上の所定の整数)の周波数をFnとしたときの、第nのDCオフセット補正量をDCnとする。
タイミング調整開始信号246が活性化され、タイミング調整開始を、制御部240に知らせる(ステップS300)。
制御部240は、ステップS300のタイミング調整開始信号246によるタイミング調整開始により、タイミング調整信号242に、タイミング調整量Tw1を設定する(ステップS310)。
制御部240は、ステップS310又はステップS360で設定したタイミング調整量Tw1を、第2のメモリ630に書き込み、保持する(ステップS320)。
制御部240は、タイミング調整用のための周波数ホッピングの制御を行う(ステップS330)。
周波数ホッピング中は、局部発振周波数信号281の周波数が第1の周波数F1であるとき、オフセット調整部250は、オフセット補正信号251として第1のDCオフセット補正量DC1を、加算部210出力する。局部発振周波数信号281の周波数が第2の周波数F2であるとき、オフセット調整部250は、第2のDCオフセット補正量DC2を出力し、同様に、第nの周波数Fnであるとき、オフセット調整部250は、第nのDCオフセット補正量DCnを出力する。
ノイズ量測定部610は、ステップS330で周波数ホッピングしているときのADC230出力のノイズ量を測定し、ノイズ量測定結果信号611として、第1のメモリ620に出力する(ステップS340)。
制御部240は、ステップS340で測定したノイズ量測定結果信号611の測定結果を第1のメモリ620に書き込み、保持する(ステップS350)。
制御部240は、タイミング調整量Tw1を変化させる(ステップS360)。タイミング調整信号242の設定値を変化させる方法として、例えばタイミング調整量Tw1を240のカウンタ(不図示)でカウントアップさせるか、あるいは、予め決められたタイミング調整量Tw1を、制御部240内にあるシーケンサで順番に設定するようにしてもよい。
制御部240は、ステップS360のタイミング調整量Tw1が設定可能であるかを判定し、設定可能であれば、タイミング調整信号242に、タイミング調整量Tw1を設定し、ステップS320に戻り、設定可能でなければ、ステップS380に進む(ステップS370)。
ノイズ量演算部640は、第1のメモリ620に保持されているノイズ量測定結果信号611の測定結果のうち最小値を求め、ノイズ量測定結果が最小となるときのタイミング調整信号242を第2のメモリ630から求め、その結果(ノイズ量測定結果が最小となるタイミング設定値)を、タイミング決定信号641として、制御部240に出力する(ステップS380)。
制御部240は、ステップS380でノイズ量演算部640によって求められたタイミング決定信号641をタイミング調整信号242に設定し、タイミング調整部270へ出力する(ステップS390)。
図3は、本発明の第1の実施形態におけるタイミング調整信号のタイミングチャートである。図3には、オフセット補正量切り替え信号271と周波数切り替え信号272と局部発振周波数信号281の周波数とオフセット補正信号251の補正量が変化するタイミングが示されている。
周波数切り替え信号272は、時間T1でロウレベルからハイレベルに切り替わると、局部発振周波数信号281の周波数がF1に変化する。同様に、局部発振周波数信号281の周波数は、時間T2ではF2、時間TnではFnに変化する。
一方、オフセット補正量切り替え信号271は、時間T2での周波数切り替え信号272のロウレベルからハイレベルの変化に対し、時間Tw1だけ早い又は遅い、時間T1+Tw1でロウレベルからハイレベルに切り替わる。オフセット補正量切り替え信号271のロウレベルからハイレベルに遷移に対応してオフセット補正信号251の補正量が、DC1に変化する。
同様にして、オフセット補正信号251の補正量は、
時間T2+Tw1で、DC2に変化し、
時間Tn+Tw1で、DCnに変化する。
ただし、
Tn−Tn−1>|Tw1|
とする。
本実施形態によれば、局部発振器280での局発周波数を切り替える周波数切り替え信号272と、オフセット調整部250でのオフセット量を切り替えるオフセット量切り替え信号271と、前記タイミングを調整するタイミング調整部270を有し、周波数切り替え信号272を局部発振器280の入力とし、オフセット量切り替え信号271をオフセット調整部250の入力とし、局部発振器280の出力である局部発振周波数信号281の周波数が切り替えられるタイミングと、オフセット調整部250から出力されるオフセット補正量250を切り替えるタイミングを調整することにより、受信信号に重畳したノイズを除去でき、ADC230に入力するアナログ信号の品質が向上し、復調エラーが低減し、通信距離を改善することができる。
図4、図5は、ホッピングする周波数を3つとしたときの、比較例(図4)、と本実施形態(図5)のタイミング波形を示す図であり、加算部210の入力信号(ミキサ出力のDCオフセットとオフセット調整部250からのオフセット補正信号251)と出力信号のタイミング波形を示す図ある。図4、図5を参照して動作を説明する。
図4において、tdは、タイミング調整前のミキサ204出力で周波数が切り替わる時間とオフセット補正信号251が切り替わる時間の差である。thは、周波数ホッピング時間の周期である。
ホッピングする周波数が第1の周波数F1のときは、第1のDCオフセット量をDC1、同様に、第2の周波数F2のときの第2のDCオフセット量をDC2、第3の周波数F3のときの第3のDCオフセット量をDC3とする。
図4は、比較例(図8)による、ノイズ発生を説明するタイミング波形が示されている。タイミング調整が出来なかった場合に、どのようにノイズが発生するのかを説明する図である。
図4(b)のオフセット補正信号251は、
時間0でDC1を出力し、
時間thでDC2を出力し、
時間2thでDC3を出力し、
時間3thで再びDC1を出力し、以後、時間thごとにDC1、DC2、DC3の出力を繰り返す。
図4(a)のミキサ204出力のDCオフセットは、オフセット補正信号251に対し、時間tdだけ周波数切り替わりの遅延が発生し、
時間0では−D3を出力し、
時間tdで−DC1を出力し、
時間td+thで−DC2を出力し、
時間td+2thで−DC3を出力し、
時間td+3thで再び−DC1を出力し、
時間thごとに−DC1、−DC2、−DC3の出力を繰り返す。
図4(c)から、オフセット補正量が変化するタイミングに対し、ミキサ204出力の変化は時間tdだけ遅れるため、加算部210出力のDCレベルは、
時間0でDC1−DC3を出力し、
時間tdで0を出力し、
時間thで−DC1+DC2を出力し、
時間td+thで0を出力し、
時間2thで−DC2+DC3を出力し、
時間td+2thで0を出力し、
時間3thで再びDC1−DC3を出力し、
以降、時間m×th(m:正の整数)でノイズを出力し、td+m×thで0を出力することを繰り返す。
図5は、本発明の第1の実施形態におけるノイズの除去を説明する図である。
図5(b)のオフセット補正信号251は、タイミング調整により、ミキサ204出力の周波数切り替わりの遅延量tdだけ、遅延を持つように調整され、
時間0でDC3を出力し、
時間tdでDC1を出力し、
時間td+thでDC2を出力し、
時間td+2thでDC3を出力し、
時間td+3thで再びDC1を出力し、
時間thごとにDC1、DC2、DC3の出力を繰り返す。
図5(a)のミキサ204出力のDCオフセットは、図4(a)のミキサ204出力のDCオフセットと同一とされる(説明は省略する)。
加算部210において、入力信号であるミキサ204出力のDCオフセットとオフセット調整部250出力のオフセット補正信号251の補正量は、反転した信号の関係となり、図5(c)に示すように、加算部210の出力には、ミキサ204出力のDCオフセットとオフセット調整部250出力のオフセット補正信号251が相殺され、加算部210出力でDCオフセットは0になる。
すなわち、加算部210出力にノイズが重畳せずに、ADC230の出力に、ノイズが重畳しなくなるため、受信信号の品質が向上してデジタル部での復調エラーが減少するため、通信距離を改善できる。
UWB無線通信に本発明を適用した場合、受信したフレーム数に対する復調エラーが含まれるフレームの割合であるパケットエラーレートが8%以下となる受信信号の強度を示す最低受信感度は、2dB程度改善し、通信距離が1.5倍に改善する。
<実施形態2>
図6は、本発明の第2の実施形態の無線通信装置の受信部の構成を示す図である。図6において、図1と同一の構成部分には同一の参照番号が附されている。以下では、図1と同一部分の説明は重複を回避するため適宜省略し、相違点を説明する。図6に示した本発明の第2の実施形態は、ノイズ量測定演算部の構成が、図1に示した前記第1の実施形態のノイズ量測定演算部と相違している。タイミング調整メモリ入力信号651から予めタイミング調整量Tw1を設定することで、タイミング調整部270に入力されるタイミング調整信号242を設定可能としている。
ノイズ量測定演算部600aは、第1のセレクタ部650と、第2のセレクタ部660と、パスセレクト信号652と、タイミング調整メモリ入力信号651が、図1の構成に追加されている。
第1のセレクタ部650は、入力されるタイミング調整メモリ入力信号651と、制御部から出力されるタイミング調整信号242とを入力とし、入力されるパスセレクト信号652により、タイミング調整メモリ入力信号651とタイミング調整信号242のいずれか一方を第2のメモリ630に入力する。
第2のセレクタ部660は、ノイズ量演算部640からの出力と、第2のメモリ630からの出力を入力とし、パスセレクト信号652により、ノイズ量演算部640からの出力と、第2のメモリ630からの出力のいずれか一方をタイミング決定信号641として、制御部240へ出力する。
前記第1の実施形態では、タイミング調整部270に入力されるタイミング調整信号242を、自動で調整するのに対し、本実施形態では、タイミング調整メモリ入力信号651によって予めタイミング調整量Tw1を設定することで、タイミング調整部270に入力されるタイミング調整信号242を設定することが可能になる。
本実施形態は、例えばUWB無線通信において受信信号のパケットエラーレートが最も小さくなるタイミング調整が、無線通信装置内のレジスタや、無線通信装置内のCPUで動作するソフトウエアにより行うことが可能である。すなわち、無線通信装置内のレジスタに保持されたタイミング調整メモリ入力信号651や、無線通信装置内のCPUで導出されたタイミング調整メモリ入力信号651が、第1のセレクタ部650、第2のメモリ630、第2のセレクタ部660を介してタイミング決定信号641として制御部240に入力される。
本実施形態は、外部から651、652を通じて調整可能である。入力信号(周波数切り替え)とDCオフセット調整信号のタイミングが事前に判明している場合に有効である。
<実施形態3>
図7は、本発明の第3の実施形態の無線通信装置の受信部の構成を示す図である。図7において、図1と同一の構成部分には同一の参照番号が附されている。以下では、図1と同一部分の説明は重複を回避するため適宜省略し、相違点を説明する。図7に示した本発明の第3の実施形態は、ノイズ量測定演算部の構成が、図1に示した前記第1の実施形態のノイズ量測定演算部と相違している。本実施形態では、ノイズ測定した値をメモリ690(初期値は最大値)と大小比較し、小さい値をメモリ690に書き込む。すなわち最小値のみを保持することで、メモリ容量を小さくすることが出来る。
ノイズ量測定演算部600bは、大小比較部670と、セレクタ部680と、大小比較セレクト信号671と、大小比較結果信号672は追加され、メモリ620、630のかわりに、メモリ690と、メモリ700を備えている。
大小比較部670は、ノイズ量測定部610の出力であるノイズ量測定結果信号611とメモリ690の出力を入力とし、ノイズ量の大小判定を行い、ノイズ量が小さい結果を大小比較結果信号672としてメモリ690に出力し、ノイズ量測定結果信号611とメモリ690から入力された信号のうち、どちらが小さいかを示す大小比較セレクト信号671をセレクタ部680に出力する。
大小比較セレクト信号671は、大小比較部670で、メモリ690の出力が小さいと判断されれば、セレクタ部680で、メモリ700の入力を出力するよう大小比較部670により制御され、そうでなければ、セレクタ部680で、タイミング調整信号242を出力する。
セレクタ部680は、
メモリ700の出力と、
制御部240から出力されるタイミング調整信号242と、
大小比較セレクト信号671と
を入力とし、
大小比較セレクト信号671により、メモリ700の出力と、制御部240から出力されるタイミング調整信号242のいずれか一方を、タイミング決定信号641として、制御部240に出力する。
メモリ690は、大小比較部670からの出力である大小比較結果信号672を入力して保持し、大小比較部670に、保持した信号を出力する。
メモリ700は、セレクタ部680の出力であるタイミング決定信号641を入力して、保持し、セレクタ部680に保持した信号出力する。
ノイズ量測定結果信号611のうち1つの最小値を、メモリ690で保持し、ノイズ量測定結果信号611が最小となるときのタイミング調整信号242の設定値を、メモリ700で保持するため、メモリ690およびメモリ700で保持するデータは最小値のみでよく、小さな容量のメモリにて処理が可能であり、LSI面積を削減することができる。
また、精度を上げるために、タイミング調整量Tw1に対する分解能を増やす場合や、タイミング調整量Tw1の値が大きくなった(例えば大規模チップに搭載され、配線負荷等が増加)場合などのメモリの保持量が増加する場合に対して有効である。
本実施形態においても、ノイズ除去が可能となる。キャリブレーションを実施し、最適のタイミング調整量を見つけ、この調整量によって周波数切り替え信号とオフセット補正量切り替え信号のタイミングが調整を行うことで、ノイズ発生が防止できる。
上記した各実施形態の作用効果とその根拠を以下に説明する。
1)ノイズ除去による通信距離の改善が可能である。
その理由は、周波数切り替え信号とオフセット補正量切り替え信号のタイミングが調整できることにより、受信信号に重畳したノイズを除去することができるため、AD変換器(ADC)に入力するアナログ信号の品質が向上し、復調エラーが低減するからである。
2)AGC(Auto Gain Control:自動利得制御)の収束誤差を低減することができる。
その理由は、ノイズを除去した結果、受信信号には希望波だけが残るため、受信器における電界強度の測定誤差が減り、ノイズを含まない受信信号であるため、AGCの収束誤差が小さくなり、所望のゲインに収束するため、受信信号のひずみやAD変換器のダイナミックレンジをフルに使うことができ、アナログ信号の品質が向上し、復調エラーが低減するからである。
3)AD変換器の面積、電流削減することができる。
その理由として、ノイズが入った受信信号(希望波+ノイズ)においてノイズを歪ませずにAD変換を行う必要があるため、AD変換器のアナログ信号の入力レンジを広げ、同じビット精度を保つためビット数を増やすことが必要とされるが、本実施形態によれば、ノイズが除去により、希望波のみを歪ませずにAD変換すればよい。このため、AD変換器のアナログ信号の入力レンジを狭め、ビット数の削減が可能とされるからである。
なお、上記の特許文献の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素の多様な組み合わせないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
110 加算部
120 増幅部
130 ADC
140 制御部
150−1 第1 DAC
150−2 第2 DAC
150−n 第n DAC
160 アナログMUX
201 アンテナ
202 BPF
203 LNA
204 ミキサ
205 LPF
210 加算部
220 VGA
230 ADC
240 制御部
241 オフセット補正量通知信号
242 タイミング調整信号
243、271 オフセット補正量切り替え信号
244、272 周波数切り替え信号
245 周波数選択信号
246 タイミング調整開始信号
250 オフセット調整部
251 オフセット補正信号
270 タイミング調整部
280 局部発振器
281 局部発振周波数信号
600 、600a、600b ノイズ量測定演算部
610 ノイズ量測定部
611 ノイズ量測定結果信号
620 メモリ
630 メモリ
640 ノイズ量演算部
641 タイミング決定信号
650 セレクタ部
651 タイミング調整メモリ入力信号
652 パスセレクト信号
660 セレクタ部
670 大小比較部
671 大小比較セレクト信号
672 大小比較結果信号
680 セレクタ部
690 メモリ
700 メモリ

Claims (20)

  1. 受信信号と局部発振器からの局発信号とを混合するミキサの出力に対して、局発信号周波数に対応した補正値のオフセット補正信号を供給するオフセット調整部と、
    前記局部発振器における前記局発信号周波数の切り替えのタイミングに対応させて、前記オフセット調整部における前記オフセット補正信号の切り替えのタイミングを調整するタイミング調整部と、
    を備えている、ことを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記タイミング調整部は、
    前記局部発振器に対して周波数の切り替えを指示する周波数切り替え信号と、
    前記局部発振器での周波数の切り替えに対応させて、前記オフセット補正信号を切り替えるために、前記オフセット調整部に対して供給するオフセット補正量切り替え信号のタイミングを調整する、ことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  3. 前記ミキサの出力に前記オフセット調整部からの前記オフセット補正信号を加算する加算部を備え、
    前記オフセット補正量切り替え信号に基づき、前記オフセット調整部は、前記オフセット補正信号を、前記局部発振器への前記周波数の切り替え信号に対して前記ミキサにおける周波数切り替わりの遅延量分の時間遅延させて、前記加算部に供給する、ことを特徴とする請求項2記載の無線通信装置。
  4. 前記加算部の出力を増幅及びフィルタ処理しアナログ・デジタル変換したデジタル信号に変換した信号から、ノイズ量を測定し、測定したノイズ量を基に、タイミング決定信号を生成するノイズ量測定演算部と、
    前記ノイズ量測定演算部からのタイミング決定信号に基づき、前記タイミング調整部にタイミング調整信号を出力する制御部と、
    を備えた、ことを特徴とする請求項3記載の無線通信装置。
  5. 前記制御部は、前記ノイズ量測定演算部から出力される前記タイミング決定信号を入力とし、
    オフセット補正量通知信号を、前記オフセット調整部に出力し、
    周波数選択信号を前記局部発振器に出力し、
    前記タイミング調整信号と、前記オフセット補正量切り替え信号と、前記周波数切り替え信号とを、前記タイミング調整部に出力する、ことを特徴とする請求項4記載の無線通信装置。
  6. 前記制御部は、タイミング調整の開始を知らせるタイミング調整開始信号を入力する、ことを特徴とする請求項5記載の無線通信装置。
  7. 前記ノイズ量測定演算部は、前記制御部から出力された前記タイミング調整信号を入力して保持するメモリを備え、
    ノイズ量の測定結果と、前記タイミング調整信号とに基づき、前記タイミング決定信号を生成する、ことを特徴とする請求項5記載の無線通信装置。
  8. 前記タイミング調整部は、前記制御部から出力された前記タイミング調整信号と前記オフセット補正量切り替え信号と前記周波数切り替え信号を入力とし、
    前記オフセット補正量切り替え信号と前記周波数切り替え信号のタイミングを、前記タイミング調整信号に基づき調整し、タイミングを調整した前記オフセット補正量切り替え信号をオフセット調整部に出力し、タイミングを調整した周波数切り替え信号を前記局部発振器に出力する、ことを特徴とする請求項5記載の無線通信装置。
  9. 前記ノイズ量測定演算部が、前記ノイズ量測定演算部外部から供給されるタイミング調整メモリ入力信号を入力し、前記タイミング調整メモリ入力信号に基づき、前記タイミング決定信号を生成する、ことを特徴とする請求項4記載の無線通信装置。
  10. 前記ノイズ量測定演算部が、
    前記加算部の出力を増幅及びフィルタ処理しアナログ・デジタル変換した前記デジタル信号から、ノイズ量を測定するノイズ量測定部と、
    前記ノイズ量測定部での測定結果を保持する第1のメモリと、
    前記制御部から出力された前記タイミング調整信号を保持する第2のメモリと、
    前記第1、第2のメモリを参照して前記タイミング決定信号を出力するノイズ量演算部と、
    を備えている、ことを特徴とする請求項4記載の無線通信装置。
  11. 前記ノイズ量測定演算部が、
    前記加算部の出力を増幅及びフィルタ処理しアナログ・デジタル変換したデジタル信号から、ノイズ量を測定するノイズ量測定部と、
    前記ノイズ量測定部での測定結果を保持する第1のメモリと、
    前記ノイズ量測定演算部に入力されるタイミング調整メモリ入力信号と、前記制御部から出力された前記タイミング調整信号を選択する第1のセレクタと、
    前記第1のセレクタの出力を保持する第2のメモリと、
    前記第1、第2のメモリを参照して前記タイミング決定信号を出力する前記ノイズ量演算部と、
    前記ノイズ量測定演算部の出力と前記第2のメモリの出力を選択し、タイミング決定信号として出力する第2のセレクタと、
    を備えている、ことを特徴とする請求項4記載の無線通信装置。
  12. 前記ノイズ量測定演算部が、ノイズ量の測定結果の最小値を保持し、ノイズ量の測定結果が最小となるときのタイミング調整信号の設定値を保持する、ことを特徴とする請求項4記載の無線通信装置。
  13. 前記ノイズ量測定演算部が、前記加算部の出力を増幅及びフィルタ処理しアナログ・デジタル変換したデジタル信号から、ノイズ量を測定するノイズ量測定部と、
    第1のメモリと、
    前記ノイズ量測定部でのノイズ量の測定結果と前記第1のメモリの値の大小を比較する大小比較部と、
    を備え、
    前記ノイズ量測定部でのノイズ量の測定結果と前記第1のメモリの値よりも小さい場合に、前記第1のメモリは、前記ノイズ量測定部でのノイズ量の測定結果で更新され、
    前記制御部からのタイミング調整信号と、第2のメモリの値の一方とを前記大小比較部での比較結果に基づき選択する第2のセレクタを備え、
    前記第2のセレクタの出力は、前記制御部にタイミング決定信号として出力されるとともに、前記第2のメモリに保持される、ことを特徴とする請求項4記載の無線通信装置。
  14. 局部周波数発振器が周波数ホッピング動作を有し、セルフミキシングにより発生するDCオフセットを補正する回路を有す無線通信装置であって、
    周波数ホッピングのタイミングと、対応する周波数のDCオフセット補正量を設定したときのノイズ量を測定する測定部と、
    周波数ホッピングのタイミングとDCオフセット補正量を変化させるタイミングとを調整するタイミング調整部と、
    タイミングを調整するための制御を行う制御部と、
    を有する、ことを特徴とする無線通信装置。
  15. 前記測定部が、
    ノイズ量を測定するノイズ量測定部と、
    前記ノイズ量測定部でのノイズ量の測定結果を保持する測定結果保持回路と、
    前記制御部から出力されるタイミング調整用の設定値を保持する設定値保持回路と、
    ノイズ量を演算し、タイミング調整結果を出力するノイズ量演算部と、
    を有する、ことを特徴とする請求項14記載の無線通信装置。
  16. 前記測定部が、
    ノイズ量を測定するノイズ量測定部と、
    前記ノイズ量測定部でのノイズ量の測定結果を保持する測定結果保持回路と、
    前記制御部から出力されるタイミング調整用の設定値を保持する設定値保持回路と、
    設定値保持回路のタイミング調整用の設定値と、前記測定部に入力されるタイミング調整用の設定値のいずれかを、設定値選択信号により、選択する第1のセレクタと、
    ノイズ量を演算するノイズ量演算部と、
    ノイズ量演算部の出力と設定値保持回路の出力のいずれかを、出力選択信号により選択出力する第2のセレクタと、
    を有する、ことを特徴とする請求項14記載の無線通信装置。
  17. 前記測定部が、
    ノイズ量を測定するノイズ量測定部と、
    前記ノイズ量測定部でのノイズ量測定結果を保持する測定結果保持回路と、
    前記ノイズ量測定結果と前記保持回路に格納されている値とを比較し、ノイズ量の小さい値を検出する大小比較部と、
    セレクタより出力されるタイミング調整結果信号を保持する設定値保持回路と、
    前記制御部から出力されるタイミング調整用の設定値と、前記設定値保持回路に保持される前記タイミング調整結果信号とのいずれかを、前記大小比較結果により選択する、選択する前記セレクタと、
    を有することを特徴とする請求項14記載の無線通信装置。
  18. タイミング調整開始信号を制御部に通知し、
    タイミング調整開始が通知された後にタイミング調整信号を設定し、
    タイミング調整信号の設定量をメモリに書き込み、
    タイミング調整のための周波数ホッピングを行い、
    周波数ホッピング時のアナログ・デジタル変換器の出力ノイズ量を測定し、ノイズ量測定結果信号をメモリに出力し、
    タイミング調整信号の設定値を変化させる制御を行い、
    タイミング調整信号の設定値が設定可能な範囲であるかを判定し、設定可能であればタイミング調整信号の設定量を出力する制御を繰り返し
    メモリに保持したノイズ量測定結果信号の測定結果のうち最小値を求め、最小値となるときのタイミング調整信号の設定値をメモリから求め、制御部に出力し、
    前記求めた設定値をタイミング調整信号に設定し、タイミング調整部へ出力する制御を行う、ことを特徴とする無線通信装置のオフセット補正方法。
  19. 受信信号と局部発振器からの局発信号とを混合するミキサの出力に対して、局発信号周波数に対応した補正値のオフセット補正信号を供給する無線通信装置のオフセット補正方法であって、
    前記局部発振器における前記局発信号周波数の切り替えのタイミングに対応させて、前記オフセット調整部における前記オフセット補正信号の切り替えのタイミングを調整する、ことを特徴とする無線通信装置のオフセット補正方法。
  20. 前記ミキサの出力に前記オフセット補正信号を加算した信号を増幅及びフィルタ処理しアナログ・デジタル変換したデジタル信号からノイズ量を測定し、測定したノイズ量を基に、タイミング決定信号を生成し、
    前記タイミング決定信号に基づき、前記周波数の切り替えと前記オフセット補正信号の切替のタイミングを調整する、ことを特徴とする請求項19記載の無線通信装置のオフセット補正方法。
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