JP2011004010A - プロファイル作成システム、及び、プロファイル作成サーバ - Google Patents

プロファイル作成システム、及び、プロファイル作成サーバ Download PDF

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Abstract

【課題】以前にユーザがプロファイルを作成した記録媒体と同一であるかを判定し、同一であると判定された場合、ユーザに請求するプロファイル作成料金を変更できるプロファイル作成システムを提供する。
【解決手段】クライアントは、クライアントのプリンタで印刷されたカラーパッチの測色結果を示す測色データを取得し、測色データとカラーパッチを印刷した記録媒体の特性を示す媒体データを、クライアントの識別情報とともにサーバに送信し、サーバは、媒体データがクライアントの識別情報に対応付けて登録している媒体データに類似しているかを判定し、類似していないと判定された場合、測色データに基づいてプリンタで用いられるプロファイルを作成して第1の料金で課金し、類似していると判定された場合、測色データに基づいてプリンタで用いられるプロファイルを作成して第1の料金より安い第2の料金で課金する。
【選択図】図1

Description

本発明は、プロファイルを作成するプロファイル作成システム、及び、プロファイル作成サーバに関する。
近年、技術革新によりプリンタは、インクやトナーを用いて様々な記録媒体(以下、メディアともいう)に印刷を行うことが可能になった。個々のメディアの特性を最大限活用するためには、メディア毎にインクやトナーの種類、プリンタに応じたプロファイルを作成する必要がある。一般的なメディアのプロファイルは、プリンタメーカにより作成され標準搭載されている。しかしながら、ユーザが使用するメディアのプロファイルがプリンタメーカより提供されていない場合や、更に精度の高いプロファイルの使用を望む場合には、ユーザ自らが自己のプリンタ毎にプロファイルを作成する必要がある。一般に、精度の高いプロファイルを作成するためには高い技術が必要となり、個々のユーザが精度の高いプロファイルを作成することは極めて難しい。そこで、ユーザが自己のプリンタのプロファイルを作成する方法として、以下の方法が提案されている。
特許文献1には、測色データなどプロファイル作成に必要なデータをプロファイル作成サーバに送信してサーバ上でプロファイルを作成するシステムが開示されている。そのシステムにおいて、ユーザのプリンタ情報(例えば、機器ID)を取得し、プロファイル作成が可能か否かが判定される。また、特許文献2には、測色器の代わりに汎用スキャナを使用して、RGB値を取得してプロファイル作成サーバに送信し、サーバ上でプロファイルを作成するシステムが開示されている。
ユーザは、それらのような方法を用いてサーバ上でプロファイルを作成し、プロファイルを得ることで、ユーザ所有のプリンタ及びインクやトナーとメディアに応じたプロファイルを作成することが可能となる。
特開2002−344990号公報 特開2002−262106号公報
ここで、上述のようなプロファイル作成システムを利用して、プロファイル作成に必要なデータを収集してプロファイルを作成し、ユーザに提供し対価を得るプロファイル作成権販売システムがある。所定の料金を支払ってプロファイルを作成したユーザが、同じメディアを使用し続けていても、プリンタの経年変化や環境変動によって色味が変わってしまうことが考えられる。その場合に、ユーザは、再度プロファイルを作成する必要があるが、以前にプロファイル作成を依頼した記録媒体と同じ記録媒体を使用しているにも関わらず、新しい記録媒体として料金が請求されてしまうという課題があった。
そこで、上記の点に鑑み、本発明は、以前にユーザがプロファイルを作成した記録媒体と同一であるかを判定し、同一であると判定された場合に、ユーザに請求するプロファイル作成料金を変更できるプロファイル作成システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るプロファイル作成システムは、クライアントから要求されたプロファイルを作成するプロファイル作成システムであって、
前記クライアントは、
前記クライアントのプリンタで印刷されたカラーパッチの測色結果を示す測色データを取得する取得手段と、
前記測色データと前記カラーパッチを印刷した記録媒体の特性を示す媒体データを、前記クライアントの識別情報とともにサーバに送信する送信手段とを備え、
前記サーバは、
前記媒体データが前記クライアントの識別情報に対応付けて登録している媒体データに類似しているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段による判定の結果、類似していないと判定された場合に、前記測色データに基づいて前記プリンタで用いられるプロファイルを作成して、前記プロファイルと前記媒体データを前記識別情報に対応付けて保存し、第1の料金で課金する第1の課金手段と、
前記判定手段による判定の結果、類似していると判定された場合に、前記測色データに基づいて前記プリンタで用いられるプロファイルを作成して、前記プロファイルと前記媒体データを前記識別情報に対応付けて保存し、前記第1の料金より安い第2の料金で課金する第2の課金手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、以前にユーザがプロファイル作成を依頼した記録媒体と同一であるか否かを判定し、同一であると判定された場合には、ユーザに請求するプロファイル作成料金を変更することができる。
本実施例に用いるプロファイル作成システムの全体構成を示す図である。 代表的な大判インクジェットプリンタの外観斜視図である。 図2に示すプリンタのアッパーカバーを取り外した状態を示す斜視図である。 プロファイル作成サーバ11の構造を示す図である。 クライアントコンピュータ22の構成を示す説明図である。 プロファイル作成方法の処理の手順を示すフローチャートである。 ユーザ情報とカラープロファイルを関連付けたデータ構造を示す図である。 メディアの分光特性情報を示す図である。 変形例1としてのプロファイル作成システムの全体構成を示す図である。 変形例1のプロファイル作成処理の手順を示すフローチャートである。 変形例2のプロファイル作成処理の手順を示すフローチャートである。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。なお、同一の構成要素には同一の参照番号を付して、説明を省略する。また、初めに本実施例に必要となる構成ブロックについて説明し、次に、処理の詳細について説明する。
[実施例1]
以下、この明細書において、「記録」(「プリント」「印刷」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わない。また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。
また、「記録媒体」(「メディア」「用紙」という場合もある)とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
さらに、「インク」(「液体」と言う場合もある)とは、上記「記録(プリント)」の定義と同様広く解釈されるべきものである。従って、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成または記録媒体の加工、或いはインクの処理(例えば記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され得る液体を表すものとする。
<プロファイル作成システムの全体構成>
図1は、本実施例に用いるプロファイル作成システムの全体構成を概念的に示す図である。図示するように、プロファイル作成システムは、サーバ群1とクライアントネットワーク2とがインターネット等の通信回線3により接続されて構成されており、ユーザからの要求に従ってプロファイルをサーバで作成する。サーバ群1はプロファイル作成サーバ11とユーザ情報管理サーバ12と課金サーバ13を含み、ネットワーク14とルータ15によって通信回線3に接続されている。クライアントネットワーク2はプリンタ21とクライアントコンピュータ22を含み、ネットワーク23とルータ24によって通信回線3に接続されている。
以下、プロファイル作成システムのプロファイル作成処理の流れについて説明する。図1にはプロファイル作成処理の大まかな処理の流れを併記している。まず、ユーザは、プリンタ21でプロファイルを作成するメディアに所定のカラーパッチを印刷し、測色機により測色する。ユーザは、プロファイル作成用データ(パッチ測定値)とユーザ情報をサーバ群1に送信する(図1に示すA)。ユーザ情報は、ユーザ或いはプリンタを識別できる識別情報であれば良い。本実施例においては、例えば、プリンタ21とクライアントコンピュータ22のMACアドレスを用いることでユーザ及びプリンタを特定するものとする。
プロファイル作成サーバ11は、プロファイル作成用データを入力することでプロファイル作成処理を行い、カラープロファイルを作成する。具体的には、パッチ測定値を入力値として、インク色への分解を行う色分解値や色変換を行う色調整値などを決定する。カラープロファイル作成方法については一般的に知られている公知の技術を用いて良い。
ユーザ情報管理サーバ12は、ユーザ情報とカラープロファイルを対応付けて保存し、例えば、後述する図7に示すようなデータ構造で管理する。ユーザは、プロファイル作成の対価を課金サーバ13に入金し、その入金と引き換えに、カラープロファイル及びライセンス情報を取得することができる(図1に示すBおよびC)。課金の方法およびライセンス方法(即ち、ユーザが他のプリンタでプロファイルを流用できない仕組み)については、目的を達成する方法であれば公知の方法を用いて良い。以上により、ユーザは、所望のプロファイルを作成することができる。
<装置構成>
図2は、代表的な大判インクジェットプリンタの外観斜視図であり、図3は、図2に示した大判インクジェットプリンタのアッパーカバーを取り外した状態を示す斜視図である。図2及び図3に示されるように、大判インクジェットプリンタ(以下、プリンタ)21の前面に手差し挿入口215が設けられ、その下部に前面へ開閉可能なロール紙カセット216が設けられている。記録紙等の記録媒体(以下、メディア)は手差し挿入口215またはロール紙カセット216からプリンタ21の内部へと供給される。プリンタ21は、2個の脚部218に支持された装置本体212、排紙されたメディアを積載するスタッカ217、内部が透視可能な透明で開閉可能なアッパーカバー211を備えている。また、装置本体212の右側には、操作パネル部213、インク供給ユニット214が配設されている。操作パネル部213の裏側には制御ユニット234が配設される。このような構成のプリンタ21は、A0、B0などのポスタサイズの大きな画像を記録することができる。
図3に示されているように、プリンタ21は、メディアを矢印B方向(副走査方向)に搬送するための搬送ローラ233と、メディアの幅方向(矢印A、主走査方向)に往復移動可能に案内支持されたキャリッジユニット(キャリッジ)232を備えている。キャリッジ232には、キャリッジモータの駆動力がキャリッジベルト(以下、ベルト)219を介して伝えられ、矢印A方向に往復移動する。キャリッジ232には、不図示のインクジェット記録ヘッド(以下、記録ヘッド)が装着される。記録ヘッドの吐出口の目詰まりなどによるインク吐出不良は回復ユニット231により解消される。
このプリンタの場合、キャリッジ232には、メディアにカラー記録を行うために、4つのカラーインクに対応して4つのヘッドからなる記録ヘッド31が装着されている。即ち、記録ヘッドは、K(ブラック)インクを吐出するKヘッド、C(シアン)インクを吐出するCヘッド、M(マゼンタ)インクを吐出するMヘッド、Y(イエロ)インクを吐出するYヘッドで構成されている。このような構成のため、インク供給ユニット214には、Kインク、Cインク、Mインク、Yインクを夫々収容する4つのインクタンクが含まれる。
以上の構成でメディアに記録を行う場合、まず、搬送ローラ233によってメディアを所定の記録開始位置まで搬送する。その後、キャリッジ232により記録ヘッドを主走査方向に走査させる動作と、搬送ローラ233により記録媒体を副走査方向に搬送させる動作とを繰り返すことにより、メディア全体に対する記録が行われる。即ち、ベルト219およびキャリッジモータによって、キャリッジ232が図3に示された矢印A方向に移動することによりメディアに記録が行われる。キャリッジ232が走査される前の位置(ホームポジション)に戻されると、搬送ローラによってメディアが副走査方向に搬送され、その後、再び図3中の矢印A方向にキャリッジを走査することにより、メディアに対する画像や文字等の記録が行なわれる。上記の動作を繰り返し、メディアの1枚分の記録が終了すると、そのメディアはスタッカ217内に排紙され、例えば、A0サイズ1枚分の記録が完了する。なお、この実施例のプリンタ21はインクジェット記録装置であるが、記録装置としてはインクジェット記録装置の他にも電子写真方式や昇華型方式などを採用した他の方式の記録装置を用いることも可能である。
図4は、通信回線3を介してパッチ測定値を受信し、プロファイルを作成する処理を行うプロファイル作成サーバ11の構造を示した図である。ユーザ情報管理サーバ12及び課金サーバ13についても同様の構造を持つ。ここでは、プロファイル作成サーバ11を例にとり、各種デバイスの説明を行う。プロファイル作成サーバ11は、CPU110、ROM111、RAM112、HDD113、NIC114などの各種デバイスを備えた周知のコンピュータである。これらのデバイスは、バスで接続されており、相互にデータを送受信することが可能である。ROM111には、カラープロファイル作成サーバ11が所定の処理を行うための各種プログラムに加えて、パッチ測定値を解析してカラープロファイルを作成する専用アプリケーションが記憶されている。また、ROMに入りきらない大きなプログラムやデータは、HDD113に記憶されている。CPU110は、論理演算や算術演算などの各種演算を実行可能であり、ROM111或いはHDD113から読み込んだプログラムに従って各種演算を行うことで、所定の処理を実行する。RAM112は、CPU110が処理を実行するにあたって、データを一時的に記憶しておくために使用される。プロファイル作成サーバ11には、ネットワークインタフェースカード(NIC)が装着されており、通信回線3及びネットワーク14を介してデータの入出力が可能である。
図5は、クライアントコンピュータ22の構成を示す図である。クライアントコンピュータ22を中心としてクライアントコンピュータ22に含まれるモニタ29、スキャナ25、測色器26、デジタルカメラ27、プリンタ28などカラー画像を扱うことの出来る各種画像機器が接続されて構成されている。クライアントコンピュータ22は、CPU220、ROM221、RAM222、DDC(ディスクドライブコントローラ)223、PIF(周辺機器インタフェース)224、VIF(ビデオインタフェース)225、NIC226などを含む。クライアントコンピュータ22は、汎用的なコンピュータであり、上記の各デバイスは、バスにより接続されて相互にデータを送受信することができる。
VIF225は、クライアントコンピュータ22とモニタ29とのデータの送受信を行い、VIF225を介してCPU220は、モニタ29を制御することが可能である。PIF224は、クライアントコンピュータ22に接続される各種画像機器とのデータの送受信を行う。PIF224にプリンタ28を接続して、クライアントコンピュータ22で作成したカラー画像や画像処理を施したカラー画像のデータをPIF224から供給すれば、カラー画像を印刷することができる。また、カラースキャナであるスキャナ25やデジタルカメラ27などの各種画像機器を接続すれば、これらの画像機器で取得したカラー画像データをクライアントコンピュータ22で読み込んでモニタ29に表示し、プリンタ28で印刷することが可能である。測色器26をPIF224に接続すれば、測色データを計測することも可能である。PIF224と各種画像機器をつなぐ接続形態は、専用ケーブルなどの一つの接続形態に限定されるものではなく、無線接続やUSB接続やネットワーク接続など他の接続形態を用いても良い。
DDC223は、フロッピー(登録商標)ディスク、コンパクトディスク、USBメモリといった各種記録媒体やHDDとのデータの送受信を行っている。クライアントコンピュータ22は、フロッピー(登録商標)ディスクやコンパクトディスク、USBメモリといった各種記録媒体に記録されたカラー画像データをDDC223を介してクライアントコンピュータ22に読み込む。クライアントコンピュータ22は、更にその画像データをモニタ29に表示し、プリンタ28に出力する。逆に、クライアントコンピュータ22で作成したカラー画像データをDDC223を介して各種記録媒体に記録することも可能である。クライアントコンピュータ22には、NIC226が装着されており、通信回線3及びネットワーク14を介してデータの入出力が可能である。
図6は、本実施例におけるプロファイル作成方法の処理の手順を示すフローチャートである。本図に示すフローチャートは、S601〜S604の処理は、クライアントコンピュータ22のCPU220により実行され、S605以降の処理は、サーバ群1のいずれかのサーバのCPU110により実行される。
まず、ユーザは、プロファイルを作成するメディアとプロファイルを作成するプリンタの組み合わせで、初めてプロファイルを作成するケースを想定して説明を行う。S601において、プロファイルを作成するユーザは、プロファイルを作成するメディアでプロファイルを作成するプリンタ21を使用して、所定のカラーパッチを印刷する。S602において、使用するインクに応じて一定時間乾燥の後、カラーパッチを測色した測色結果であるパッチ測定値(測色データ)を取得する。本実施例では、外部の測色器を用いてクライアントコンピュータ22に接続して測色値を得ているが、プリンタ21に内蔵した測色器を用いる構成でも良い。いずれの構成にせよ、測色器では、分光反射率が既知の光源で印刷物を照射し、その反射光を検出することにより印刷物の分光反射率を検出し、その色彩値、例えば、L*a*b*値やXYZ値を出力する。
S603において、メディアの特性を示す媒体データを取得する。媒体データはメディアの同一性を判定できる情報であれば公知の方法を用いてよく、情報の種類は問わない。例えば、メディアの分光反射率を示す分光特性情報、紙白の色彩値であるL*a*b*値やXYZ値、紙の表面の模様を示す紙紋情報、紙のインク吸収特性を示すにじみ特性等が挙げられる。本実施例では、図8に示すようなメディアの分光特性情報を使用してメディアの同一性を判定する。S604において、パッチ測定値と媒体データ及びユーザ情報をサーバ群1に送信する。S605において、送られた情報に基づいて、ユーザ情報管理サーバ12において、以前にプロファイルを作成したユーザかどうかの判定を行う。例えば、送信されたユーザ情報に対応して、既にバッチ測定値及び媒体データがサーバ内に登録されているか否かによって判定する。今回の場合、ユーザが最初にプロファイルを作成したケースと仮定しているので、判定結果は「NO」となり、S606において、プロファイル作成サーバ11にパッチ測定値を入力しプロファイルを作成する。S607において、作成したプロファイルと媒体データ及びユーザ情報を関連付けてユーザ情報管理サーバ12において図7に示すように管理する。図7に示すように、ユーザ情報で識別されるユーザごとに、作成されたカラープロファイルとメディアデータとが関連付けられている。また、ユーザが複数のメディアを扱っている場合には、メディア1〜Nで示されているように、ユーザごとに対応する複数のメディアが関連付けられて管理されている。S608において、サーバ群1は、第1の料金でのプロファイル作成料金と引き換えに、ユーザにプロファイルを送信する(第1の課金)。
ここで、ユーザは作成したプロファイルを使用し続けるが、プリンタ21の環境変動や経年変化などで色味が代わってしまうことが考えられる。その場合に、ユーザが以前の色味でプリンタ21を使用するためには、新たにプロファイルを作成しなおす必要がある。
次に、上記の理由によりユーザが以前に作成したメディアのプロファイルを再作成するケースを想定し、図6のフローチャートを使用して説明を行う。S601において、以前にプロファイルを作成したメディアにプリンタ21で所定のカラーパッチを印刷する。S602において、カラーパッチを測色してパッチ測定値を取得する。S603において、プロファイルを再作成するメディアの媒体データである分光特性情報を取得する。S604において、パッチ測定値と媒体データ及びユーザ情報をサーバ群1に送信する。
S605において、ユーザ情報管理サーバ12において、送信されたユーザ情報を用いて、以前にプロファイルを作成したユーザかどうかの判定を行う。ここで、以前と同じユーザーと仮定しているので「YES」と判定される。S609において、メディアの同一性を判定する。ユーザ情報管理サーバ12に保存された以前にプロファイルを作成したメディアの媒体データと今回送信されたメディアの媒体データに類似性があるかどうかの判定を行う。ここえ、分光特性を利用する場合には、図8に示すように両者に多少の違いはあっても波形の形状に類似性が見られれば同一メディアと判断することが可能である。判定の閾値はシステムの利用方法や使用する判定方法に応じて変更するようにしても良い。S609における判定結果に従って、S610において、以前にプロファイルを作成したメディアかどうかの判定をおこなう。ここで、以前と同じメディアでプロファイルを再作成するケースを想定しているので、判定は「YES」となる。「NO」となった場合にはS606に進み、初めてプロファイルを作成するケースへと進む。次に、S611において、プロファイル作成サーバ11でプロファイルの作成を行い、S612において、プロファイルと媒体データとユーザ情報を関連付けてユーザ情報管理サーバ12に保存する。S613において、サーバ群1は、ユーザに請求するプロファイル作成料金を第1の料金より安い第2の料金に変更して請求する(第2の課金)。
以上説明したように、「プロファイルを作成するメディア」と「ユーザが以前にプロファイルを作成したメディア」とが同一メディアであるか否かを判定している。そのことにより、同一メディアと判定された場合には、ユーザに請求するプロファイル作成料金を安価にすることで、ユーザに有益なプロファイル作成システムを提供することができる。なお、本実施例においては、プリンタ21及びクライアントコンピュータ22のライセンス情報をユーザ情報とし、二つのデバイスが同じときにのみ同じユーザと判定している。しかし、ユーザーIDやホストコンピュータのライセンス情報のみをユーザ情報としてユーザが複数台のプリンタを所有している際に2台目以降のプリンタのプロファイルを作成し、且つ、同一メディアであれば料金を変更する構成としても良い。また、本実施例においては、同一メディアで2回目にプロファイル作成する際に料金を変更して請求しているが、2回目以降であればどのタイミングで料金を変更しても構わない。
<変形例1>
以上の実施例では、料金を変更する条件として同一メディアであり同一ユーザ(或いは同一プリンタ)としているが、更に条件を付加するようにしても良い。例えば、ユーザがモニタを見て画像データの色調整を行いプリンタで印刷して確認を行う場合には、モニタと出力物の色味の関係性はできるだけ変わらないことが望ましい。ユーザが所望のメディアで所定の手続きを行いプロファイルを作成し、その後、モニタを変更した場合には、モニタ変更前と同じようにモニタを見て画像データの色調整を行ってもモニタと出力物の色味の関係性がずれてしまうという問題が従来あった。一般的には、モニタのキャリブレーションを行い、変更前のモニタの色特性と変更後のモニタの色特性が同じくなるようにモニタプロファイルを作成するが、プリンタのプロファイル再作成を行っても対応することが可能である。その際に、プロファイル作成料金を安価な料金に変更する。
図9は、変形例1としてのプロファイル作成システムの全体構成を示す図であり、図10は、変形例1としてのプロファイル作成システムの処理の手順を示すフローチャートである。図10に示すフローチャートは、S1001〜S1005の処理は、クライアントコンピュータ22のCPU220により実行され、S1006以降の処理は、サーバ群1のいずれかのサーバのCPU110により実行される。
まず、プロファイルを作成するメディアとプロファイルを作成するプリンタの組み合わせで初めてプロファイルを作成するケースの説明を行う。S1001からS1003までは、図6のS601〜S603と同様である。S1004において、印刷する画像データを表示するためのモニタの色特性情報を取得する。S1005において、パッチ測定値と媒体データと色特性情報とユーザ情報をサーバ群1に送信する。S1006において、ユーザ情報管理サーバ12に保存されているユーザ情報と一致しているものがあるかどうかを確認し、そのユーザがそのメディアで初めてプロファイルを作成する場合には、S1007に進む。
S1007において、パッチ測定値と色特性情報よりプロファイルを作成する。プロファイルを作成する際に色特性情報を考慮して作成する方法については公知の技術を用いてよく、方法は問わない。例えば、色特性情報を考慮したRGBtoRGB変換を行う色調整プロファイルを作成されたプロファイルに合成することで色特性情報を考慮したプロファイルを作成する。S1008において、S1007で作成したプロファイルと媒体データと色特性情報とユーザ情報を関連付けてユーザ情報管理サーバ12で管理する。S1009において、所定のプロファイル作成料金と引き換えにユーザにプロファイルを送信する。
次にプロファイルを作成してからモニタを変更し、モニタと出力物の色味の関係がずれてしまった状態で、プロファイルを再作成するケースの説明を行う。S1006までは前回と同様に処理を行う。S1006において、以前にプロファイルを作成しているため、S1010に進む。S1011において、メディアの同一性を判定する。メディアは以前プロファイルを作成したメディアと同一であるため、S1012に進む。S1012において、ユーザが以前に使用したモニタから変更があったかどうかを調べるためにユーザ管理情報に保存された色特性情報と今回送信された色特性情報を比較し同一性を確認する。
ここで、色特性情報が以前と比較して変更されていた場合には、S1014に進む。S1014において、パッチ測定値と色特性情報よりプロファイルを作成する。S1015において、S1014で作成されたプロファイルとメディアデータと色特性情報とユーザー情報を関連付けてユーザ情報管理サーバ12で管理する。S1016において、プロファイル作成料金を変更して、安価な料金と引き換えにユーザーへプロファイルを送信する。
以上により、同一ユーザが同一メディアでプロファイルを作成し、更にモニタの色特性情報が変更された場合にも、料金を変更して安価な料金をユーザに請求するプロファイル作成システムを提供することができる。
<変形例2>
更に、料金変更条件に別の条件を付加した変形例2について説明する。例えば、ユーザが所定のプリンタにおいて所定のメディアで印刷した出力物は、出力物を見る環境の光源によって色の見え方が大きく変わる。例えば、昼光色蛍光ランプのような青白い光源下において適切に見える画像が、電球のような赤い光源下で観察すると画像全体が赤っぽくみえてしまう。このような問題を解決する方法としては、画像データ自体を光源に合わせて変更したり、環境光補正機能を搭載したアプリケーションを使用したりすることが考えられるが、プロファイルを再作成することでも対応することができる。プロファイル作成システムを使用してプロファイルを再作成する場合には、安価な料金でプロファイルを再作成する、或いは、光源にあわせてプロファイルを複数持つことが可能となる。
図11は、変形例2におけるプロファイル作成処理の手順を示すフローチャートである。モニタの色特性情報を環境情報に置き換える以外は、変形例1と同様の処理を行う。環境情報は具体的には環境光の波長タイプや照度を表していて、分光測色計や照度計を用いて測定することが可能である。環境情報を使用してプロファイルを作成する方法については公知の技術を用いてよく方法は問わない。図11のフローチャートに示すような処理を行うことにより、同一ユーザが同一メディアでプロファイルを作成し、更に出力物を見る環境が変更された場合に料金を変更して安価な料金をユーザに請求するプロファイル作成システムを提供することができる。

Claims (2)

  1. クライアントから要求されたプロファイルを作成するプロファイル作成システムであって、
    前記クライアントは、
    前記クライアントのプリンタで印刷されたカラーパッチの測色結果を示す測色データを取得する取得手段と、
    前記測色データと前記カラーパッチを印刷した記録媒体の特性を示す媒体データを、前記クライアントの識別情報とともにサーバに送信する送信手段とを備え、
    前記サーバは、
    前記媒体データが前記クライアントの識別情報に対応付けて登録している媒体データに類似しているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定の結果、類似していないと判定された場合に、前記測色データに基づいて前記プリンタで用いられるプロファイルを作成して、前記プロファイルと前記媒体データを前記識別情報に対応付けて保存し、第1の料金で課金する第1の課金手段と、
    前記判定手段による判定の結果、類似していると判定された場合に、前記測色データに基づいて前記プリンタで用いられるプロファイルを作成して、前記プロファイルと前記媒体データを前記識別情報に対応付けて保存し、前記第1の料金より安い第2の料金で課金する第2の課金手段と、
    を備えることを特徴とするプロファイル作成システム。
  2. クライアントから要求されたプロファイルを作成して管理するプロファイル作成サーバであって、
    クライアントのプリンタで印刷されたカラーパッチの測色結果を示す測色データと媒体データとを、前記クライアントの識別情報とともに前記クライアントから受信する受信手段と、
    前記媒体データが前記クライアントの識別情報に対応付けて登録している媒体データに類似しているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定の結果、類似していないと判定された場合に、前記測色データに基づいて前記プリンタで用いられるプロファイルを作成して、前記プロファイルと前記媒体データを前記識別情報に対応付けて保存し、第1の料金で課金する第1の課金手段と、
    前記判定手段による判定の結果、類似していると判定された場合に、前記測色データに基づいて前記プリンタで用いられるプロファイルを作成して、前記プロファイルと前記媒体データを前記識別情報に対応付けて保存し、前記第1の料金より安い第2の料金で課金する第2の課金手段と、
    を備えることを特徴とするプロファイル作成サーバ。
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