JP2011001031A - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】車両旋回時における操縦安定性を向上しつつ、直進走行時における乗り心地が悪化することを抑制できる空気入りタイヤの提供。
【解決手段】本発明に係る空気入りタイヤ1は、タイヤ周方向Rに沿って環状に形成されるビード部2A,2Bと、タイヤ静止状態で路面と接地するトレッド踏面部3aを有するトレッド部3と、複数のコードが配列される第1ベルト層102、第2ベルト層104とを備える。第1ベルト層102の外側ベルト端部102a、及び、第2ベルト層104の外側ベルト端部104aは、トレッド踏面部3aの車両装着外側の端部110aよりも車両装着外側、且つ、トレッド部3の車両装着外側の端部120aよりも車両装着内側に位置する。第1ベルト層102の内側ベルト端部102b、及び、第2ベルト層104の内側ベルト端部104bは、トレッド踏面部3aの車両装着内側の端部110bよりも車両装着外側に位置する。
【選択図】図1
【解決手段】本発明に係る空気入りタイヤ1は、タイヤ周方向Rに沿って環状に形成されるビード部2A,2Bと、タイヤ静止状態で路面と接地するトレッド踏面部3aを有するトレッド部3と、複数のコードが配列される第1ベルト層102、第2ベルト層104とを備える。第1ベルト層102の外側ベルト端部102a、及び、第2ベルト層104の外側ベルト端部104aは、トレッド踏面部3aの車両装着外側の端部110aよりも車両装着外側、且つ、トレッド部3の車両装着外側の端部120aよりも車両装着内側に位置する。第1ベルト層102の内側ベルト端部102b、及び、第2ベルト層104の内側ベルト端部104bは、トレッド踏面部3aの車両装着内側の端部110bよりも車両装着外側に位置する。
【選択図】図1
Description
本発明は、溝部によって形成された複数の陸部からなるトレッド部と、トレッド部のタイヤ径方向内側に配置され、タイヤ周方向に沿って延びるコードを含むベルト層とを備えた空気入りタイヤに関する。
一般的に、自動車に装着される空気入りタイヤにかかる負荷は、車両装着内側と、車両装着外側とで異なる。例えば、車両旋回時に旋回外側に位置する空気入りタイヤでは、車両装着外側のサイドウォール部にかかる負荷は、車両装着内側のサイドウォール部にかかる負荷よりも大きい。
そこで、車両装着外側のトレッド部を構成するゴムのタイヤ径方向の厚みを、車両装着内側のトレッド部を構成するゴムのタイヤ径方向の厚みよりも厚くし、車両装着外側の空気入りタイヤのタイヤ外径を大きくする方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような空気入りタイヤによれば、車両装着外側の剛性を容易に高め、車両旋回時における操縦安定性の向上を図ることができる。
しかしながら、上述した従来の空気入りタイヤには、次のような問題があった。すなわち、直進走行時において、車両装着外側の接地圧は、タイヤ外径の差により、車両装着外側に偏ってしまう。このため、従来の空気入りタイヤには、乗り心地の悪化を招く問題があった。
そこで、本発明は、車両旋回時における操縦安定性の向上を図りつつ、直進走行時における乗り心地の悪化を抑制できる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、タイヤ周方向(タイヤ周方向R)に沿って環状に形成される一対のビード部(ビード部2A,2B)と、前記ビード部のタイヤ径方向外側に配置され、タイヤ静止状態で路面と接地するトレッド踏面部(トレッド踏面部3a)を有するトレッド部(トレッド部3)と、前記トレッド部のタイヤ径方向内側に配置され、複数のコードが配列されるベルト層(ベルト層100)とを備えた空気入りタイヤ(空気入りタイヤ1)であって、前記ベルト層は、トレッド幅方向に沿った前記ベルト層の車両装着外側の端部である外側ベルト端部(外側ベルト端部102a及び外側ベルト端部104a)と、トレッド幅方向(トレッド幅方向W)に沿った前記ベルト層の車両装着内側の端部である内側ベルト端部(内側ベルト端部102b及び内側ベルト端部104b)とを備え、前記外側ベルト端部は、前記トレッド踏面部の車両装着外側の端部(端部110a)よりも車両装着外側、且つ、前記トレッド部の車両装着外側の端部(端部120a)よりも車両装着内側に位置し、前記内側ベルト端部は、前記トレッド踏面部の車両装着内側の端部(端部110b)よりも車両装着外側に位置することを要旨とする。
このような空気入りタイヤによれば、ベルト層の車両装着外側の端部は、トレッド踏面部の車両装着外側の端部よりも車両装着外側に位置する。このため、タイヤ径方向の厚みや、タイヤ外径を大きくすることなく、トレッド踏面部の車両装着外側の端部よりも車両装着外側に位置するトレッド部の領域を補強できる。これにより、車両旋回時のトレッド部において、空気入りタイヤにかかる負荷が集中するトレッド踏面部の車両装着外側の端部よりも車両装着外側を含む車両装着外側の領域の剛性を向上できる。
一方、ベルト層の車両装着内側の端部は、トレッド踏面部の車両装着内側の端部よりも車両装着外側に位置する。このため、トレッド踏面部において、ベルト層の車両装着内側の端部よりも車両装着内側に位置する領域の剛性は、ベルト層の車両装着内側の端部よりも車両装着外側に位置するトレッド踏面部の剛性よりも下がる。これにより、ベルト層の車両装着内側の端部よりも車両装着内側に位置するトレッド踏面部は、直進走行時における路面からの衝撃を吸収し、乗り心地が悪化することを抑制できる。
従って、このようなベルト層を備えることにより、車両旋回時における操縦安定性の向上を図りつつ、直進走行時における乗り心地が悪化することを抑制できる空気入りタイヤを提供することができる。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、トレッド面視において、前記トレッド踏面部は、溝部(例えば、周方向溝9)によって形成された複数の陸部(例えば、中央陸部列11)を有し、前記トレッド踏面部のトレッド幅方向の中心を通るタイヤ赤道線(タイヤ赤道線CL)よりも車両装着外側の前記陸部(外側陸部列13)の接地面積は、前記トレッド踏面部のタイヤ赤道線よりも車両装着内側の前記陸部(中央陸部列11及び内側陸部列12)の接地面積よりも大きいことを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、本発明の第1または2の特徴に係り、前記一対のビード部のトレッド幅方向内側から、前記トレッド部のタイヤ径方向内側にわたって連続して延設され、タイヤの骨格を形成するカーカス層(カーカス層5)を備え、空気充填状態の空気入りタイヤのトレッド幅方向に沿った断面において、前記カーカス層のケースライン(ケースライン5a又はケースライン5b)の表面曲率半径は、車両装着内側に比べて車両装着外側が大きいことを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、本発明の第1乃至3の何れか一つの特徴に係り、前記トレッド部のトレッド幅方向の端部(例えば、端部120a)と前記ビード部のタイヤ径方向(タイヤ径方向D)の外側端部とを連結する一対のサイドウォール部(サイドウォール部4A,4B)を備え、前記サイドウォール部のトレッド幅方向に最も突出する最大幅部(最大幅部7a、最大幅部7b)から前記ビード部のタイヤ径方向内側端部までのタイヤ径方向に沿った長さ(長さH1、長さH2)は、車両装着内側に比べて車両装着外側が短いことを要旨とする。
本発明の特徴によれば、車両旋回時における操縦安定性の向上を図りつつ、直進走行時における乗り心地の悪化を抑制できる空気入りタイヤを提供することができる。
次に、本発明に係る空気入りタイヤの実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。
したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
本実施形態においては、(1)空気入りタイヤの全体構成、(2)ベルト層の詳細構成、(3)カーカス層の詳細構成、(4)トレッド部の詳細構成、(5)比較評価、(6)作用・効果及び(7)その他の実施形態について説明する。
(1)空気入りタイヤの全体構成
図1に示すように、本実施形態の空気入りタイヤ1は、左右一対のビード部2A,2Bと、トレッド部3と、左右一対のサイドウォール部4A,4Bと、カーカス層5と、ベルト層100とを備えている。空気入りタイヤ1には、ビード部2A,2Bの端部がリムフランジ(不図示)に取付けられた状態で所定気圧の空気が充填される。
図1に示すように、本実施形態の空気入りタイヤ1は、左右一対のビード部2A,2Bと、トレッド部3と、左右一対のサイドウォール部4A,4Bと、カーカス層5と、ベルト層100とを備えている。空気入りタイヤ1には、ビード部2A,2Bの端部がリムフランジ(不図示)に取付けられた状態で所定気圧の空気が充填される。
ビード部2A,2Bは、タイヤ周方向に沿って環状に形成される。ビード部2A,2Bは、空気入りタイヤ1のトレッド幅方向Wの両側にそれぞれ配置される。具体的には、空気入りタイヤ1は、車両装着方向の内側および外側が指定されており、一方のビード部2Aおよびサイドウォール部4Aが車両装着外側に配置され、他方のビード部2Bおよびサイドウォール部4Bが車両装着内側に配置されている。
トレッド部3は、一対のビード部2A,2Bのタイヤ径方向外側に配置されるとともに、タイヤ静止状態で路面と接地するトレッド踏面部3aを有する。サイドウォール部4A,4Bは、トレッド部3のトレッド幅方向Wの端部とビード部2A,2Bのタイヤ径方向外側端部とを連結する。具体的には、サイドウォール部4Aは、トレッド部3の端部120aと、ビード部2Aのタイヤ径方向外側端部とを連結する。また、サイドウォール部4Bは、トレッド部3の端部120bと、ビード部2Bのタイヤ径方向外側端部とを連結する。
サイドウォール部4A,4Bは、それぞれトレッド幅方向W外側に突出する最大幅部7a、7bを有する。各サイドウォール部4A,4Bのトレッド幅方向Wに最も突出する最大幅部からビード部2A,2Bのタイヤ径方向内側端部までのタイヤ径方向Dに沿った長さは、車両装着内側に比べて車両装着外側が短い。具体的には、車両装着外側のサイドウォール部4Aの最大幅部7aからビード部2Aのタイヤ径方向内側端部までのタイヤ径方向Dに沿った長さH1は、車両装着内側のサイドウォール部4Bの最大幅部7bからビード部2Bまでのタイヤ径方向Dに沿った長さH2より短い。
カーカス層5は、トレッド部3のタイヤ径方向内側に配置され、複数のコードが配列される。カーカス層5は、ビード部2A,2B、サイドウォール部4A,4Bのトレッド幅方向内側、およびトレッド部3のタイヤ径方向内側に配置され、ビード部2Aからビード部2Bにかけて連続して延びる。ベルト層100は、トレッド部3のタイヤ径方向内側に配置され、複数のコードが配列される。
(2)ベルト層の詳細構成
ベルト層100は、トレッド幅方向Wに沿ったベルト層100の車両装着外側の端部である外側ベルト端部と、トレッド幅方向Wに沿ったベルト層100の車両装着内側の端部である内側ベルト端部とを備える。
ベルト層100は、トレッド幅方向Wに沿ったベルト層100の車両装着外側の端部である外側ベルト端部と、トレッド幅方向Wに沿ったベルト層100の車両装着内側の端部である内側ベルト端部とを備える。
具体的には、ベルト層100は、第1ベルト層102と、第1ベルト層102よりもタイヤ径方向外側に位置する第2ベルト層104とにより構成される。第1ベルト層102は、第2ベルト層104よりもトレッド幅方向Wに長い。第1ベルト層102は、外側ベルト端部102aと、内側ベルト端部102bとを備える。第2ベルト層104は、外側ベルト端部104aと、内側ベルト端部104bとを備える。
外側ベルト端部102a及び外側ベルト端部104aは、トレッド踏面部3aの車両装着外側の端部110aよりも車両装着外側、且つ、トレッド部3の車両装着外側の端部120aよりも車両装着内側に位置する。
内側ベルト端部102b及び内側ベルト端部104bは、トレッド踏面部3aの車両装着内側の端部110bよりも車両装着外側に位置する。
第1ベルト層102及び第2ベルト層104は、全体的に車両装着外側寄りに配置される。また、第1ベルト層102及び第2ベルト層104のトレッド幅方向Wの中心線は、タイヤ赤道線CLよりも車両装着外側寄りに位置する。
(3)カーカス層の詳細構成
空気充填状態の空気入りタイヤ1のトレッド幅方向Wに沿った断面において、カーカス層5の車両装着外側のケースラインの表面曲率半径Rは、カーカス層5の車両装着内側のケースラインの表面曲率半径Rよりも大きい。具体的には、車両装着外側のビード部2A側からトレッド部3側へ向かうカーカス層5のケースライン5aの表面曲率半径R1は、車両装着内側のビード部2B側からトレッド部3側へ向かうカーカス層5のケースライン5bの表面曲率半径R2より大きく設定されている。
空気充填状態の空気入りタイヤ1のトレッド幅方向Wに沿った断面において、カーカス層5の車両装着外側のケースラインの表面曲率半径Rは、カーカス層5の車両装着内側のケースラインの表面曲率半径Rよりも大きい。具体的には、車両装着外側のビード部2A側からトレッド部3側へ向かうカーカス層5のケースライン5aの表面曲率半径R1は、車両装着内側のビード部2B側からトレッド部3側へ向かうカーカス層5のケースライン5bの表面曲率半径R2より大きく設定されている。
なお、カーカス層5のケースラインとは、トレッド幅方向Wに沿った断面において、カーカス層5の中心を通る線を示す。また、ケースラインの表面曲率半径R1とは、空気入りタイヤ1の最大幅部7aから、トレッド踏面部3aの車両装着外側の端部までの領域に沿ったカーカス層5の曲率半径を示す。同様にして、ケースラインの表面曲率半径R2とは、空気入りタイヤ1の最大幅部7bから、トレッド踏面部3aの車両装着内側の端部までの領域に沿ったカーカス層5の曲率半径を示す。
(4)トレッド部の詳細構成
図2は、空気入りタイヤ1の斜視図である。図3は、空気入りタイヤ1のトレッド部に設けられるパターンの展開図である。図4は、空気入りタイヤ1の静止状態におけるトレッド部の接地形状を示す図である。なお、図4においては、車両装着外側の陸部の接地面積と、トレッド踏面部3aのタイヤ赤道線よりも車両装着内側の陸部の接地面積とを明確にするために、それぞれの陸部に異なるハッチングを施す。
図2は、空気入りタイヤ1の斜視図である。図3は、空気入りタイヤ1のトレッド部に設けられるパターンの展開図である。図4は、空気入りタイヤ1の静止状態におけるトレッド部の接地形状を示す図である。なお、図4においては、車両装着外側の陸部の接地面積と、トレッド踏面部3aのタイヤ赤道線よりも車両装着内側の陸部の接地面積とを明確にするために、それぞれの陸部に異なるハッチングを施す。
(4.1)トレッド部及びトレッド踏面部の詳細
図1乃至3に示すように、空気入りタイヤ1のトレッド踏面部3aは、溝部によって形成された複数の陸部を有する。空気入りタイヤ1において、トレッド踏面部3aの端部110aから端部110bまでのトレッド幅方向Wの長さを踏面長さW1とする。また、トレッド部3の端部120aから端部120bまでのトレッド幅方向Wの長さをトレッド長さW2とする。
図1乃至3に示すように、空気入りタイヤ1のトレッド踏面部3aは、溝部によって形成された複数の陸部を有する。空気入りタイヤ1において、トレッド踏面部3aの端部110aから端部110bまでのトレッド幅方向Wの長さを踏面長さW1とする。また、トレッド部3の端部120aから端部120bまでのトレッド幅方向Wの長さをトレッド長さW2とする。
具体的には、2000年度JATMA YEAR BOOKに記載のJATMA規格に基づいて、空気入りタイヤ1を標準リムに装着し、最大空気圧、最大負荷能力時における空気入りタイヤ1を基準としている。なお、空気入りタイヤ1の使用地や、製造地において、TRA規格、ETRO規格が適用される場合は、各規格に従ったトレッド長さを用いてもよい。
従って、踏面長さW1は、上述した基準となる空気入りタイヤ1が、静止状態において、路面と接地するトレッド踏面部3aのトレッド幅方向Wの長さを示す。また、トレッド長さW2は、上述した基準となる空気入りタイヤ1のトレッド部3の端部120aから端部120bまでのトレッド幅方向Wの長さを示す。端部120aは、上述した基準となる空気入りタイヤ1が、空気入りタイヤ1の車両装着外側方向へ車両旋回した状態において、路面と接地するトレッド部3の車両装着外側の端部である。例えば、基準速度でR50からなる路面に沿って旋回した状態において、路面と接地するトレッド部3の車両装着外側の端部を示す。同様にして、端部120bは、上述した基準となる空気入りタイヤ1が、空気入りタイヤ1の車両装着内側方向へ車両旋回した状態において、路面と接地するトレッド部3の車両装着内側の端部である。
(4.2)溝部及び陸部
トレッド踏面部3aの溝部は、周方向溝9と、周方向溝10とによって構成される。また、トレッド踏面部3aの陸部は、中央陸部列11と、内側陸部列12と、外側陸部列13とによって構成される。を有する。中央陸部列11、内側陸部列12、外側陸部列13は、タイヤ周方向Rに沿って延在する。
トレッド踏面部3aの溝部は、周方向溝9と、周方向溝10とによって構成される。また、トレッド踏面部3aの陸部は、中央陸部列11と、内側陸部列12と、外側陸部列13とによって構成される。を有する。中央陸部列11、内側陸部列12、外側陸部列13は、タイヤ周方向Rに沿って延在する。
図4に示すように、トレッド面視において、トレッド踏面部3aのトレッド幅方向Wの中心を通るタイヤ赤道線CLよりも車両装着外側に位置する陸部の接地面積は、トレッド踏面部3aのタイヤ赤道線よりも車両装着内側に位置する陸部の接地面積よりも大きい。具体的には、タイヤ赤道線CLよりも車両装着外側に位置する陸部である外側陸部列13の接地面積S1は、車両装着内側に位置する陸部である中央陸部列11及び内側陸部列12の接地面積S2よりも大きい。
周方向溝9は、タイヤ赤道線CL上に形成される。周方向溝10は、タイヤ赤道線CLよりも車両装着内側に形成される。周方向溝9及び周方向溝10は、トレッド幅方向Wに所定の間隔をあけて形成される。中央陸部列11は、タイヤ赤道線CLより車両装着内側に位置する。内側陸部列12は、中央陸部列11よりも更に車両装着内側に位置する。外側陸部列13は、タイヤ赤道線CLよりも車両装着外側に位置する。
外側陸部列13のトレッド幅方向Wの長さは、内側陸部列12のトレッド幅方向Wの長さよりも長い。例えば、外側陸部列13のトレッド幅方向Wの長さは、内側陸部列12のトレッド幅方向Wの長さに対して、約1.5倍になるように設定されている。外側陸部列13は、第1外側陸部列13Aと、第2外側陸部列13Bとを有する。第1外側陸部列13Aは、第2外側陸部列13Bよりも車両装着外側に位置する。第1外側陸部列13Aと、第2外側陸部列13Bとの境界には、第1外側陸部列13Aの傾斜面18cと、第2外側陸部列13Bの傾斜面21bとによりV字状溝14が形成される。
第1外側陸部列13Aは、横溝16によって形成された複数のブロック18により構成される。横溝16は、トレッド幅方向Wに沿って延び、タイヤ周方向Rに間隔をあけて複数形成される。ブロック18は、接地面18a、接地面18b、傾斜面18cを有し、ブロック18には、横溝17が形成される。接地面18aは、空気入りタイヤ1が車両装着外側方向へ旋回した状態において、路面と接地する。傾斜面18cは、接地面18bからタイヤ径方向D内側に傾斜する。横溝17は、トレッド幅方向Wの両端がブロック18内で終端する。
第2外側陸部列13Bは、接地面21a、傾斜面21bを有する。第2外側陸部列13Bには、横溝19が形成される。傾斜面21bは、接地面21aからタイヤ径方向D内側に傾斜する。横溝19のトレッド幅方向Wの一端は、周方向溝9に連通する。一方、横溝19のトレッド幅方向Wの他端は、第2外側陸部列13B内で終端する。
内側陸部列12は、接地面22a、接地面22bを有する。内側陸部列12には、横溝15が形成される。接地面22aは、空気入りタイヤ1が車両装着外側方向へ旋回した状態において、路面と接地する。横溝15は、トレッド幅方向Wに沿って延びる。横溝15の一端は、内側陸部列12内で終端する。横溝15は、タイヤ周方向Rに間隔をあけて複数形成される。横溝15のピッチは、横溝16のピッチに対して、約50%の間隔に設定されている。
(5)比較評価
次に、本発明の効果を更に明確にするために、以下の比較例及び実施例に係る空気入りタイヤを用いて行った比較評価について説明する。具体的には、(5.1)評価方法、(5.2)評価結果について説明する。なお、本発明はこれらの例によって何ら限定されるものではない。
次に、本発明の効果を更に明確にするために、以下の比較例及び実施例に係る空気入りタイヤを用いて行った比較評価について説明する。具体的には、(5.1)評価方法、(5.2)評価結果について説明する。なお、本発明はこれらの例によって何ら限定されるものではない。
(5.1)評価方法
2種類の空気入りタイヤを用いて、コーナリングフォース(CF)及び乗り心地について評価を行った。空気入りタイヤに関するデータは、以下に示す条件において測定された。
2種類の空気入りタイヤを用いて、コーナリングフォース(CF)及び乗り心地について評価を行った。空気入りタイヤに関するデータは、以下に示す条件において測定された。
・ タイヤサイズ :235/45R17 96W
・ リムホイールサイズ :17×8.0J
・ タイヤの種類 :ノーマルタイヤ(スタッドレスタイヤ以外のタイヤ)
・ 車種 :国産車セダン
・ 内圧 :230kPa
・ 荷重条件 :7.5kN
・ キャンバー角 :2.0°(ネガティブキャンバーが付与)
比較例に係る空気入りタイヤと、実施例に係る空気入りタイヤは、表1に示すように、トレッド踏面部の長さ、ベルト層の長さ、最大幅部までの高さが異なっている点は、同じである。また、実施例に係る空気入りタイヤは、本実施形態に係る空気入りタイヤ1と同一である。
・ リムホイールサイズ :17×8.0J
・ タイヤの種類 :ノーマルタイヤ(スタッドレスタイヤ以外のタイヤ)
・ 車種 :国産車セダン
・ 内圧 :230kPa
・ 荷重条件 :7.5kN
・ キャンバー角 :2.0°(ネガティブキャンバーが付与)
比較例に係る空気入りタイヤと、実施例に係る空気入りタイヤは、表1に示すように、トレッド踏面部の長さ、ベルト層の長さ、最大幅部までの高さが異なっている点は、同じである。また、実施例に係る空気入りタイヤは、本実施形態に係る空気入りタイヤ1と同一である。
(5.1.1)コーナリングフォース評価試験
評価方法:まず、各空気入りタイヤをフラットベルト試験機のベルト上に配置した。次に、各空気入りタイヤの内圧、荷重条件を設定した。その後、各空気入りタイヤについて、コーナリングフォースの最大値(以下、CFmaxと示す)を測定した。
評価方法:まず、各空気入りタイヤをフラットベルト試験機のベルト上に配置した。次に、各空気入りタイヤの内圧、荷重条件を設定した。その後、各空気入りタイヤについて、コーナリングフォースの最大値(以下、CFmaxと示す)を測定した。
具体的には、乾燥路面を想定したベルト上に各空気入りタイヤを配置し、速度50km/h、スリップ角1度の状態で各空気入りタイヤのコーナリングフォース及びCFmaxを測定した。なお、各空気入りタイヤの評価結果は、比較例に係る空気入りタイヤの評価結果を100として、対比指数により示した。評価結果の数値は、大きい数値を示すほど、高いコーナリングフォースを得たことを示す。
(5.1.2)乗り心地評価試験
評価方法:テストドライバーが、テストコースを走行し、乗り心地評価を行った。なお、評価結果は、比較例に係る空気入りタイヤの評価結果を100としたときの対比指数で表示した。評価結果は、大きい数値を示すほど、優れた乗り心地を有することを示す。
評価方法:テストドライバーが、テストコースを走行し、乗り心地評価を行った。なお、評価結果は、比較例に係る空気入りタイヤの評価結果を100としたときの対比指数で表示した。評価結果は、大きい数値を示すほど、優れた乗り心地を有することを示す。
(5.2)評価結果
各空気入りタイヤの評価結果について、表2を参照しながら説明する。表2に示すように、実施例に係る空気入りタイヤは、比較例に係る空気入りタイヤに比べて、高いコーナリングフォースを得たことが示された。つまり、実施例に係る空気入りタイヤは、比較例に係る空気入りタイヤに比べて、優れた操縦安定性能を有する。同様にして、実施例に係る空気入りタイヤは、比較例に係る空気入りタイヤに比べて、優れた乗り心地性能を有する。
各空気入りタイヤの評価結果について、表2を参照しながら説明する。表2に示すように、実施例に係る空気入りタイヤは、比較例に係る空気入りタイヤに比べて、高いコーナリングフォースを得たことが示された。つまり、実施例に係る空気入りタイヤは、比較例に係る空気入りタイヤに比べて、優れた操縦安定性能を有する。同様にして、実施例に係る空気入りタイヤは、比較例に係る空気入りタイヤに比べて、優れた乗り心地性能を有する。
(6)作用・効果
以上説明したように、本実施形態に係る空気入りタイヤ1によれば、ベルト層100の車両装着外側の端部(外側ベルト端部102a、外側ベルト端部104a)は、トレッド踏面部3aの車両装着外側の端部110aよりも車両装着外側に位置する。このため、タイヤ径方向の厚みや、タイヤ外径を大きくすることなく、トレッド踏面部3aの車両装着外側の端部110aよりも車両装着外側に位置するトレッド部3の領域である端部110aから端部120aまでの領域を補強できる。これにより、車両旋回時のトレッド部3において、空気入りタイヤ1にかかる負荷が集中する端部110aから端部120aまでを含む車両装着外側の領域の剛性を向上できる。
以上説明したように、本実施形態に係る空気入りタイヤ1によれば、ベルト層100の車両装着外側の端部(外側ベルト端部102a、外側ベルト端部104a)は、トレッド踏面部3aの車両装着外側の端部110aよりも車両装着外側に位置する。このため、タイヤ径方向の厚みや、タイヤ外径を大きくすることなく、トレッド踏面部3aの車両装着外側の端部110aよりも車両装着外側に位置するトレッド部3の領域である端部110aから端部120aまでの領域を補強できる。これにより、車両旋回時のトレッド部3において、空気入りタイヤ1にかかる負荷が集中する端部110aから端部120aまでを含む車両装着外側の領域の剛性を向上できる。
一方、ベルト層100の車両装着内側の端部(内側ベルト端部102b、内側ベルト端部104b)は、トレッド踏面部3aの車両装着内側の端部110bよりも車両装着外側に位置する。このため、トレッド踏面部3aにおいて、内側ベルト端部102b及び内側ベルト端部104bよりも車両装着内側に位置する領域の剛性は、内側ベルト端部102b及び内側ベルト端部104bよりも車両装着外側に位置する領域の剛性よりも下がる。これにより、トレッド踏面部3aにおいて、内側ベルト端部102b及び内側ベルト端部104bよりも車両装着内側に位置する領域は、直進走行時における路面からの衝撃を吸収し、乗り心地が悪化することを抑制できる。
従って、このようなベルト層100を備えることにより、車両旋回時における操縦安定性の向上を図りつつ、直進走行時における乗り心地が悪化することを抑制できる空気入りタイヤ1を提供することができる。
一般的に、ネガティブキャンバーが付与された車両にタイヤが装着される場合、直進走行時において、車両装着内側寄りのトレッド踏面部の接地圧が高くなる。本実施形態では、空気入りタイヤ1は、車両装着外側よりも車両装着内側寄りのトレッド踏面部3aの剛性を低くしている。従って、ネガティブキャンバーが付与された車両に装着される場合、直進走行時における乗り心地を向上する空気入りタイヤ1を提供できる。
一般的に、トレッド面視において、トレッド踏面部のタイヤ赤道線CLよりも車両装着外側に位置する陸部の接地圧は、コーナーなどの車両旋回時に、車両装着内側に位置する陸部の接地圧よりも高くなる。本実施形態では、トレッド面視において、タイヤ赤道線CLよりも車両装着外側に位置する陸部の接地面積S1は、タイヤ赤道線CLよりも車両装着内側に位置する陸部の接地面積S2よりも大きい。このため、空気入りタイヤ1は、コーナーなどの車両旋回時に、接地圧が高くなる陸部の接地面積を効果的に確保できる。従って、空気入りタイヤ1は、車両旋回時における操縦安定性の向上を更に図り、サーキットでの限界走行時のラップタイムを更に向上できる。
本実施形態では、空気充填状態の空気入りタイヤ1のトレッド幅方向Wに沿った断面において、カーカス層5の車両装着外側のケースライン5aの表面曲率半径は、カーカス層5の車両装着内側のケースライン5bの表面曲率半径よりも大きい。このため、車両装着内側に設けられたサイドウォール部4Bの剛性は、車両装着外側に設けられたサイドウォール部4Aの剛性よりも低い。
直進走行時など、サイドウォール部4Aよりもサイドウォール部4Bに大きな負荷がかかる場合、サイドウォール部4Bの剛性は、サイドウォール部4Aの剛性よりも低いため、サイドウォール部4Bは、直進走行時における路面からの衝撃をより吸収できる。これにより、直進走行時におけるトレッド部3の路面追従性が向上する。従って、空気入りタイヤ1は、直進走行時における車両の操縦安定性および加減速性能を更に向上できる。
一方、コーナーなどの車両旋回時など、サイドウォール部4Bよりもサイドウォール部4Aに大きな負荷がかかる場合、サイドウォール部4Aの剛性は、サイドウォール部4Bの剛性よりも高いため、サイドウォール部4Aの変形は、効果的に抑制される。従って、空気入りタイヤ1は、車両旋回時における操縦安定性の向上を更に図ることができる。
本実施形態では、サイドウォール部4A,4Bのトレッド幅方向Wに最も突出する最大幅部(最大幅部7a、最大幅部7b)からビード部2A,2Bのタイヤ径方向内側端部までのタイヤ径方向Dに沿った長さ(長さH1、長さH2)は、車両装着内側に比べて車両装着外側が短い。このため、サイドウォール部4Bの剛性は、サイドウォール部4Aの剛性に比べて低くなる。従って、直進走行時など、サイドウォール部4Aよりもサイドウォール部4Bに大きな負荷がかかる場合、サイドウォール部4Bの剛性は、サイドウォール部4Aの剛性よりも低いため、サイドウォール部4Bは、直進走行時における路面からの衝撃を更に吸収できる。
一方、サイドウォール部4Aのトレッド幅方向Wの最大幅部7aからビード部2Aまでのタイヤ径方向Dに沿った長さH1は、長さH2より短い。このため、サイドウォール部4Aの剛性は、サイドウォール部4Bの剛性に比べて高い。従って、コーナーなどの車両旋回時など、サイドウォール部4Bよりもサイドウォール部4Aに大きな負荷がかかる場合、サイドウォール部4Aの剛性は、サイドウォール部4Bの剛性よりも高いため、サイドウォール部4Aの変形は、更に効果的に抑制される。
(7)その他の実施形態
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、本発明の実施形態は、次のように変更することができる。
上記実施形態において空気入りタイヤ1のトレッド部3は、タイヤ赤道線CLを基準として、車両装着内側と、車両装着外側とで、異なるトレッドパターンを有する。また、タイヤ赤道線CLからトレッド踏面部3aの端部までの長さは、車両装着内側と、車両装着外側とで、異なる。これに限られず、車両装着内側と、車両装着外側とで、同一のトレッドパターンを有し、トレッド踏面部3aの端部までの長さを同一としてもよい。
上記実施形態において空気入りタイヤ1のベルト層100は、第1ベルト層102及び第2ベルト層104の2層により構成されている。これに限らず、ベルト層は、1層からなる層であってもよいし、2層以上の複数層により構成されていてもよい。ベルト層が、2層以上の複数層により構成されている場合、全ての層において、外側ベルト端部が、トレッド踏面部の車両装着外側の端部よりも車両装着外側、且つ、前記トレッド部の車両装着外側の端部よりも車両装着内側に位置する必要はない。同様にして、ベルト層が、2層以上の複数層により構成されている場合、全ての層において、内側ベルト端部が、トレッド踏面部の車両装着内側の端部よりも車両装着外側に位置する必要はない。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
CL…タイヤ赤道線、D…タイヤ径方向、R…タイヤ周方向、R…表面曲率半径、R1…表面曲率半径、R2…表面曲率半径、S1…接地面積、S2…接地面積、W…トレッド幅方向、1…空気入りタイヤ、2A,2B…ビード部、3…トレッド部、3a…トレッド踏面部、4A,4B…サイドウォール部、5…カーカス層、5a、5b…ケースライン、7a、7b…最大幅部、9、10…周方向溝、11…中央陸部列、12…内側陸部列、13…外側陸部列、13A…第1外側陸部列、13B…第2外側陸部列、14…V字状溝、15、16、17…横溝、18…ブロック、18a、18b…接地面、18c…傾斜面、19…横溝、21a…接地面、21b…傾斜面、22a…接地面、22b…接地面、100…ベルト層、102…第1ベルト層、102a…外側ベルト端部、102b…内側ベルト端部、104…第1ベルト層、104a…外側ベルト端部、104b…内側ベルト端部、110a…端部、110b…端部、120a…端部、120b…端部
Claims (4)
- タイヤ周方向に沿って環状に形成される一対のビード部と、
前記ビード部のタイヤ径方向外側に配置され、タイヤ静止状態で路面と接地するトレッド踏面部を有するトレッド部と、
前記トレッド部のタイヤ径方向内側に配置され、複数のコードが配列されるベルト層とを備えた空気入りタイヤであって、
前記ベルト層は、
トレッド幅方向に沿った前記ベルト層の車両装着外側の端部である外側ベルト端部と、トレッド幅方向に沿った前記ベルト層の車両装着内側の端部である内側ベルト端部とを備え、
前記外側ベルト端部は、
前記トレッド踏面部の車両装着外側の端部よりも車両装着外側、且つ、前記トレッド部の車両装着外側の端部よりも車両装着内側に位置し、
前記内側ベルト端部は、
前記トレッド踏面部の車両装着内側の端部よりも車両装着外側に位置する空気入りタイヤ。 - トレッド面視において、
前記トレッド踏面部は、溝部によって形成された複数の陸部を有し、
前記トレッド踏面部のトレッド幅方向の中心を通るタイヤ赤道線よりも車両装着外側に位置する前記陸部の接地面積は、前記トレッド踏面部のタイヤ赤道線よりも車両装着内側に位置する前記陸部の接地面積よりも大きい請求項1に記載の空気入りタイヤ。 - 前記一対のビード部のトレッド幅方向内側から、前記トレッド部のタイヤ径方向内側にわたって連続して延設され、タイヤの骨格を形成するカーカス層を備え、
空気充填状態の空気入りタイヤのトレッド幅方向に沿った断面において、前記カーカス層の車両装着外側のケースラインの表面曲率半径は、前記カーカス層の車両装着内側のケースラインの表面曲率半径よりも大きい請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。 - 前記トレッド部のトレッド幅方向の端部と前記ビード部のタイヤ径方向の外側端部とを連結する一対のサイドウォール部を備え、
前記サイドウォール部のトレッド幅方向に最も突出する最大幅部から前記ビード部のタイヤ径方向内側端部までのタイヤ径方向に沿った長さは、車両装着内側に比べて車両装着外側が短い請求項1乃至3の何れか一項に記載の空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009147623A JP2011001031A (ja) | 2009-06-22 | 2009-06-22 | 空気入りタイヤ |
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JP2009147623A Pending JP2011001031A (ja) | 2009-06-22 | 2009-06-22 | 空気入りタイヤ |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012171433A (ja) * | 2011-02-18 | 2012-09-10 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
JP2017007380A (ja) * | 2015-06-17 | 2017-01-12 | 東洋ゴム工業株式会社 | 非空気圧タイヤ |
KR20170016274A (ko) * | 2015-08-03 | 2017-02-13 | 스미토모 고무 고교 가부시키가이샤 | 공기 타이어 |
WO2022270069A1 (ja) * | 2021-06-21 | 2022-12-29 | 株式会社ブリヂストン | 空気入りタイヤ |
-
2009
- 2009-06-22 JP JP2009147623A patent/JP2011001031A/ja active Pending
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