JP2010540012A - 挿入が容易な改良されたバルーンカフ付き気管切開チューブ - Google Patents

挿入が容易な改良されたバルーンカフ付き気管切開チューブ Download PDF

Info

Publication number
JP2010540012A
JP2010540012A JP2010525468A JP2010525468A JP2010540012A JP 2010540012 A JP2010540012 A JP 2010540012A JP 2010525468 A JP2010525468 A JP 2010525468A JP 2010525468 A JP2010525468 A JP 2010525468A JP 2010540012 A JP2010540012 A JP 2010540012A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
balloon
tube
tracheostomy
tracheal
fistula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010525468A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5679814B2 (ja
Inventor
クエバス、ブライアン・ジェー
シューマッハ、ジェームス・エフ
ケノウスキー、マイケル・エー
チャン、サム
フランク、リャン・シー
Original Assignee
キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド filed Critical キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド
Publication of JP2010540012A publication Critical patent/JP2010540012A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5679814B2 publication Critical patent/JP5679814B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M16/00Devices for influencing the respiratory system of patients by gas treatment, e.g. mouth-to-mouth respiration; Tracheal tubes
    • A61M16/04Tracheal tubes
    • A61M16/0465Tracheostomy tubes; Devices for performing a tracheostomy; Accessories therefor, e.g. masks, filters
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M16/00Devices for influencing the respiratory system of patients by gas treatment, e.g. mouth-to-mouth respiration; Tracheal tubes
    • A61M16/04Tracheal tubes
    • A61M16/0434Cuffs
    • A61M16/0443Special cuff-wall materials
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M16/00Devices for influencing the respiratory system of patients by gas treatment, e.g. mouth-to-mouth respiration; Tracheal tubes
    • A61M16/04Tracheal tubes
    • A61M16/0434Cuffs
    • A61M16/0445Special cuff forms, e.g. undulated
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M16/00Devices for influencing the respiratory system of patients by gas treatment, e.g. mouth-to-mouth respiration; Tracheal tubes
    • A61M16/04Tracheal tubes
    • A61M16/0475Tracheal tubes having openings in the tube
    • A61M16/0477Tracheal tubes having openings in the tube with incorporated means for delivering or removing fluids
    • A61M16/0479Tracheal tubes having openings in the tube with incorporated means for delivering or removing fluids above the cuff, e.g. giving access to the upper trachea
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M16/00Devices for influencing the respiratory system of patients by gas treatment, e.g. mouth-to-mouth respiration; Tracheal tubes
    • A61M16/04Tracheal tubes
    • A61M16/0434Cuffs
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M16/00Devices for influencing the respiratory system of patients by gas treatment, e.g. mouth-to-mouth respiration; Tracheal tubes
    • A61M16/04Tracheal tubes
    • A61M16/0488Mouthpieces; Means for guiding, securing or introducing the tubes

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Emergency Medicine (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)
  • Prostheses (AREA)

Abstract

気管瘻孔を塞ぐことなくチューブの固定性を高めるように、かつ、気管瘻孔へ従来のバルーンよりもより容易に挿入できるようにデザインされたバルーンを有するバルーンカフ付きの気管切開チューブ(150)が提供される。前記気管切開チューブデバイスは、近位端部(160)、遠位端部(165)、及び両端部間に介在する屈曲領域(170)を有する従来型の湾曲した中空チューブを備える。前記チューブの遠位端部は、患者の喉部に形成された気管瘻孔(210)を通じて気管ルーメン(200)内に挿入されるように構成されている。前記デバイスは、前記チューブの一部を取り囲み、その中心が前記チューブの前記屈曲領域の中心から外れるようにして配置された膨張可能バルーン(175)をさらに備える。前記バルーンは、30μm以下の壁厚を有し、30μmを超える壁厚を有する同程度のバルーンよりも前記気管瘻孔へより容易に及びより小さいサイズの瘻孔を通じて挿入することができる。
【選択図】図3

Description

本願は、本願と同一出願人による2007年9月20日に出願された米国仮出願第60/994、664号(米国代理人事件整理番号64391725US01)の利益を主張するものである。
気管切開処置は、気管へのアクセスを可能にするために、首の皮膚に小さな水平切開を形成することを含む。気管はユニークな可撓性及び弾性を有するので、気管そのものは切断されない。そのため、気管壁部に小さな穿孔のみを形成し、その孔または瘻孔を拡張した場合は、気管壁部を切断した場合よりも治癒が早いことが分かっている。気管に最初の穿孔を形成した後、前記穿孔のサイズが気管切開チューブの導入を可能にするのに十分なサイズになるまで前記穿孔を拡張する。気管切開処置は何年にも渡って行われるので、前記拡張は、サイズが段々大きくなる一連の拡張器を使用して行われる。あるいは、前記拡張は、例えば、クック・メディカル社(Cook Medical Inc.)製のブルー・ライノ(Blue Rhino)(商標)拡張器(米国特許第6、637、435号参照)などの、単一の拡張器を使用して行うこともできる。気管瘻孔の拡張はまた、気管瘻孔に挿入され、挿入後に外部から供給された空気などの流体で加圧することによって膨張させられるバルーン拡張器を使用して行うこともできる。瘻孔を十分に拡張した後、前記瘻孔を通じて気管切開チューブデバイスが気管に挿入され、そして、ベンチレータを使用して運用される。
ベンチレータまたは人工呼吸器は、医療現場において、患者の肺を機械的に換気するために使用される。前記人工呼吸器装置は、患者に換気空気を送達する換気チューブまたはチューブ回路であるホースセットに接続される。患者側では、前記換気チューブは、上述した気管瘻孔を通じて気管内に挿入された気管切開チューブに接続される。
気管切開チューブデバイスは、通常は、患者の下気道へ向かって延びて、下気道へのアクセスを可能にするチューブ(すなわち、カテーテル)と、膨張可能なシーリングバルーン部材(すなわち、「カフ」)とを備える。バルーンは、気管の壁部と気管換気チューブのシャフトとの間にシールを形成し、肺の正圧換気を可能にする。人工呼吸器から患者に送気された空気が気管切開開口部または喉頭及び咽頭を通じて外部環境に漏れるのを防ぐために、前記バルーンは気管断面を塞ぐようにして気管の内面に付着される。このことにより、前記空気が下気道に達し、最終的には肺胞に達することを可能にする。バルーンはまた、気管内でのチューブの支持を助ける。しかし、従来の気管切開チューブデバイスのデザインは、気管切開法に伴ってよく見られる種々の合併症の一因であり得る。
従来の気管切開チューブは患者の体内でしっかりと固定されていないため、気道内でまたは気管瘻孔及び創傷部を通って大幅に動くことができた。このような気管内でのチューブの不安定性及び固定力不足は、例えば気管切開チューブの遠位端による気管組織の炎症などの様々な問題を生じさせる。チューブを固定すべく膨張可能なバルーンを備える気管切開チューブデバイスのデザインが提案されている。そのようなバルーンの例が、図9に図示する米国特許第6、612、305号明細書(特許文献1)の一体型バルーン気管切開チューブ」に示されている。これらの気管切開チューブデバイスは適切な固定を提供することができるが、バルーンにより気管瘻孔が塞がれてしまい、気管瘻孔を通じての気管内へのアクセスが制限されるという問題が生じる。
さらに、従来の気管切開チューブ用のバルーンは、気管瘻孔を通じて挿入するのが非常に困難であるため、合併症をもたらし得る。これらのバルーンは通常は壁厚が非常に厚いため、医療専門家が前記デバイスを気管内に挿入した際に、前記バルーンは瘻孔及び/または気管軟骨輪にくっついたり引っかかったりする傾向にある。このような壁厚が厚いバルーンの断面または外形は、バルーン未膨張時でさえも、チューブの断面または外形よりもはるかに大きい。そのような大きなバルーンを挿入することにより患者に生じる外傷は患者の快適さに悪影響を与えるのみならず炎症等の原因ともなるため、外傷が生じることはできるだけ避けるべきである。このような問題を避けるための1つの方法は、単純に、気管切開チューブデバイスを挿入する前に、より大きなサイズの開口部または瘻孔を気管に形成することである。この手法は、挿入を容易にすることについてはたしかに有効的だが、従来のより小さい開口部を形成する場合よりもより大きな外傷が生じることは明白である。
そのため、患者の体内で現在入手可能なチューブよりもより安定的に固定することができる、及び、より少ない外傷若しくはより小さな力でまたはより小さい瘻孔を通じて挿入可能な、気管切開チューブ及びバルーンのデザインが求められている。
米国特許第6、612、305号明細書
本発明の主題は、気管瘻孔を塞ぐことなくチューブの固定性を高めるように、かつ、気管瘻孔へ従来のバルーンよりもより容易に挿入できるよう及び/またはより小さい瘻孔を通じて挿入できるようにデザインされたバルーンカフ付き気管切開チューブに関する。
前記デバイスは、バルーンを膨張及び収縮させる手段をさらに備える。バルーンを膨張及び収縮させるための前記手段は、従来の可撓性導管及びその取付け具であり得る。
前記気管切開チューブデバイスは、近位端部、遠位端部、及び両端部間に延在する屈曲領域を有する中空のチューブまたはカテーテルを有する。前記チューブの前記遠位端部は、患者の喉部に形成された瘻孔を通じて気管ルーメン内に挿入されるように構成されており、前記遠位端部は気管ルーメン内において第1の方向に延び、前記近位端部は前記気管間瘻孔を通って前記気管ルーメン内から体外へ向かう第2の方向へ延びる。前記近位端部は、前記デバイスの近位面を規定する。
前記デバイスは、前記チューブの一部を取り囲む膨張可能バルーンをさらに備える。より具体的には、前記バルーンは、前記チューブの前記遠位端部が実質的に該バルーンの中心に位置するようにして前記遠位端部に取り付けられるバルーン遠位端部を有する。前記バルーンはまた、前記デバイスの前記近位面よりも下方に位置し、前記チューブの前記屈曲領域の中心が実質的に該バルーンの中心から外れるようにして前記屈曲領域に取り付けられるバルーン近位端部を有する。膨張時、この構造は、前記デバイスの前記近位面よりも下方に位置する前記チューブの前記近位端部及び前記チューブの前記遠位端部の周囲においてバルーンを膨張させて、前記気管瘻孔を塞ぐことなく前記気管瘻孔よりも下方の気管を塞ぐ。望ましいことに、このバルーンの構造は、分泌物を瘻孔から体外へ除去することを可能にする。
前記バルーンは、望ましくは、30μm以下の壁厚を有する。このような壁厚は、前記バルーンをチューブのシャフト上に密接して保持することを可能にするため、壁厚が厚いバルーンを有する同程度のチューブよりもより小さい力または外傷で、本発明のバルーンを瘻孔へ挿入することができる。またこのことにより、本発明のバルーンを、同程度のチューブ上のより厚いバルーンを挿入する際に必要とするサイズよりもより小さいサイズの瘻孔へ挿入することが可能となる。前記バルーン部材は、熱可塑性ポリウレタンポリマー、熱可塑性ポリオレフィンエラストマー、熱可塑性ポリオレフィンブロックコポリマー、SBSジブロックエラストマー、SEBSトリブロックエラストマー、並びに、それらのブレンド及び混合物から作製することができる。
本発明の別の態様では、気管切開チューブデバイスは、気管瘻孔の患者頭部側に堆積された分泌物もさらに除去できるように、チューブ及びバルーンに沿って配設された可撓性導管をさらに備え得る。前記分泌物は、もし除去されなければ、細菌が増殖する培地となる。さらに、前記分泌物がバルーンを通過して肺に入ると、患者は肺炎にかかる。この疾患は、人工呼吸器関連肺炎(VAP)として知られており、多くの病院において、重大なそして増大しつつある問題である。
本発明の一態様によれば、膨張可能バルーンは、遠位端部、遠位側取付領域、近位端部、近位側取付領域、上側領域、及び下側領域を含み、上側領域の壁厚は約15μmないし30μmであり、下側領域の壁厚は約5μmないし15μmである。
従来の壁厚を有する従来型のバルーンカフの収縮状態を示す図である。 本発明の一態様による例示的な壁厚が薄いバルーンカフの収縮状態を示す図である。 例示的なデバイスを示す図であり、バルーンが、気管瘻孔よりも上方の領域の気管を塞ぐことなく、気管瘻孔よりも下方の領域の気管のみを塞ぐようにして膨張している状態を示す。 気管瘻孔を完全に塞ぐことなくチューブの固定性を高めるようにデザインされた、例示的なバルーンカフ付き気管切開チューブを示す図である。 例示的な膨張可能バルーン部材を示す斜視図である。 例示的な膨張可能バルーン部材の側面図である。 例示的な膨張可能バルーン要素の別の実施形態を示す斜視図である。 例示的な膨張可能バルーン要素の別の実施形態を示す側面図である。 米国特許第6、612、305号明細書に記載された気管切開チューブを示す図である。
図1は、従来のカフ付き気管切開チューブデバイス1の下端部を示す図である。デバイス1は、気管瘻孔に挿入されるように構成された遠位端部9を有するチューブ7上に配設されたバルーン3を備えている。瘻孔への挿入前の前記バルーンは膨張しておらず、図示するように、バルーンを構成する膜はチューブの周囲にだらりと垂れ下がっている。
図2は、本発明による気管切開チューブデバイス2の下端部を示す図である。デバイス2は、気管瘻孔に挿入されるように構成された遠位端8を有するチューブ6上に配設されたバルーン4を備えている。従来のデバイスと同様に、本発明によるデバイスでは、瘻孔への挿入前の前記バルーンは膨張していない。バルーンを構成する膜は、チューブの周囲にだらりと垂れ下がっている。しかし図1とは対照的に、図2に示すバルーンは膜厚が薄いためチューブのシャフト上に密接して載置される。本発明のデバイスのこの特性は、従来の膜厚がより厚いバルーンを備えたデバイスと比較して、瘻孔に挿入し易い及び/またはより小さい瘻孔への挿入を可能にするという利点を提供する。望ましくは、本発明のバルーンの壁厚は、30ミクロン未満である。より望ましくは、本発明のバルーンの壁厚は、25ミクロン未満である。さらにより望ましくは、本発明のバルーンの壁厚は、20ミクロン未満である。本発明のバルーンの壁圧は、15ミクロン未満、またはさらには5ミクロンないし10ミクロン未満でもあり得ると考えられる。
バルーンの壁厚の測定は、ライトマチック(Litematic)装置を用いて行うことができる。例示的な装置は、ミツトヨ・アメリカ社(Mitutoyo America Corporation)製の318シリーズVL−50Aモデルである。この製造業者によると、前記ライトマチック装置は、プローブチップ及び不撓性セラミック基材を使用して、0から50.8mmまでの厚さを、0.01ミクロン単位で測定することができる。用いられる測定力は、0.01N(1g)である。試験のために使用されるプローブチップは、「標準的な」プローブチップとしてライトマチック装置と共に提供される、直径3mmの炭化物ボール接触点であった。
単プライのフォイルまたは膜のストリップが、各サンプルの厚さを測定するのに使用され得る。各サンプルのバルーン試料(気管切開チューブには取り付けられていない)を切断してストリップを形成する。第1の端部は、約30mmの幅の不均一な帯域を除去するために切除すべきである。その後、各帯域を幅方向に切断してストリップを形成する。各ストリップの厚さの測定は、各ストリップの長さ方向に沿った10箇所の位置で行う。各サンプルについて各ストリップの測定結果(少なくとも6つのストリップを測定する)を平均して、個々のサンプルの標準偏差を計算する。
課題を解決するための手段の欄において説明したバルーンは、分泌物が瘻孔に達することができるようにして気管を塞ぐという正常機能を実施する。上述したように、例えば米国特許第6,612,305号明細書(特許文献1)によるバルーンは、気管内でのバルーンの固定を提供するが、分泌物を体外に除去するための気管瘻孔へのアクセスを阻害するように見える。前記分泌物は、細菌の増殖または人工呼吸器関連肺炎をもたらす。図3は、膨張時に、気管瘻孔を完全にシールすることなく、気管瘻孔よりも下方の領域において気管をシールするバルーンを備える例示的なデバイスを示す。
図3に見ることができるように、バルーン180の第1の部分(前側の部分)「A」は、バルーンにおける、気管ルーメン200の断面領域の上側部分と接触する部分であり、バルーン180の第2の部分(後側の部分)「B」は、バルーンにおける、気管ルーメン200の断面領域の下側部分と接触する部分である。膨張したバルーン180は、気管瘻孔210よりも下方の領域205においては気管(すなわち、気管ルーメン200)を塞ぐ(シールする)が、気管瘻孔よりも上方の領域においては気管を塞がないように構成される。望ましいことに、バルーンのこの構造は、分泌物が隙間215から瘻孔を出ることを可能にする。
バルーンの異なる領域において、バルーンの壁厚が互いに異なるようにすることがさらに望ましい。例えば、バルーン180の上側部分「A」は、約15μmないし約30μmの壁厚を有することが望ましく、下側部分「B」は、約5μmないし約15μmの壁厚を有することが望ましい。本願発明者は特定の動作理論に拘束されることを望まないが、気管の後側壁部195と接触する壁厚が比較的薄い第2のバルーン部分「B」を有することにより、患者が仰向けに寝たときに重力により分泌物が蓄積される傾向がより高い領域に対してより良好なシールを提供することができると一般的に考えられている。壁厚が比較的厚い第1のバルーン部分「A」は、患者が仰向けに寝たときに分泌物が蓄積される傾向がより低い領域である気管の上側壁部190と接触する。
異なる領域において壁厚が互いに異なる膜を有するバルーンは、例えば、壁厚が非対称の未加工プラスチックチューブを延伸させることにより、及び/または形状が非対称のモールドでバルーンを成形することにより作製することができる。そのようなチューブをモールド内で、前記チューブの材料を柔軟化させるのに十分な温度まで予熱した後、気体で膨張させて前記チューブの材料を概ね不均一に伸張させることにより、前記チューブから壁厚が非対称なバルーンを作製することができる。同様に、前記チューブがバルーンの膨張時の中心線を通らないようにして、前記チューブをモールド内に配置することにより、壁厚が不均一なバルーンを作製することができる。上側部分が約15μmないし約30μmの壁厚を有し、下側部分が約5μmないし約15μmの壁厚を有することが望ましい。作製されたバルーンは、その後、気管切開チューブに当該技術分野で公知の手法によって取り付けられる。
図3と類似する、情報を提供するための別の図である図4は、気管切開チューブデバイスと、気管の上側部分及び瘻孔の上側縁部との関連を示す。気管切開チューブデバイス150は、近位端部160、遠位端部165、及び両端部間に介在する屈曲領域170を有する中空チューブ155を備える。このチューブの遠位端部は、患者の喉部に形成された気管瘻孔を通じて気管ルーメンに挿入されるように構成されている。前記遠位端部は、気管ルーメン内で第1の方向に延びる。近位端部は気管瘻孔を通って気管ルーメン内から体外へ向かう第2の方向に延び、最終的にはベンチレータまで延びる。
図4は、近位端部160が、デバイスの近位面「P」を画定することを示す。一般的に言えば、デバイスの近位面は、チューブが瘻孔における気管ルーメン内面との縁部を通過する際の、チューブにおける患者頭部に最も近い部分(すなわち、瘻孔における患者頭部側の縁部)に沿って延びる面である。開示されたデバイスは、チューブ170の一部を取り囲む膨張可能バルーン175をさらに備える。図示したように、バルーン175は、チューブ155の遠位端部が実質的に該バルーンの中心に位置するようにして前記遠位端部に取り付けられるバルーン遠位端部180を有する。バルーン175はまた、デバイスの近位面「P」よりも下方に位置し、チューブの屈曲領域170の中心が実質的に該バルーンの中心から外れるようにして前記屈曲領域に取り付けられるバルーン近位端部185を有する。
図4に図示したデバイスを気管内に挿入した後、バルーンを膨張させる。膨張時、この構造は、デバイスの近位面「P」よりも下方に位置するチューブの近位端部160及びチューブの遠位端部165の周囲でバルーン175を膨張させて、気管瘻孔よりも上方の気管を塞ぐことなく気管瘻孔よりも下方の気管のみを塞ぐ。このことにより分泌物の瘻孔へのアクセスが容易となり、喉部において従来型の気管切開チューブに取り付けられたフランジの下側に配置された瘻孔パッド中に吸引することにより分泌物を除去することが可能となる。より具体的には、瘻孔パッドまたはその他の分泌物媒体は、咽喉の皮膚と気管切開チューブのフランジとの間に配置される。瘻孔上に細菌が蓄積しないように、このパッドは定期的に取り外して廃棄し新しいパッドと交換することができる。
図4をさらに参照して、従来型の中空の気管切開チューブの屈曲領域の様々な湾曲が近位面において取り得る位置は多少前後するが、デバイスの近位面「P」は、(膨張時の)膨張可能バルーン175の上面から平行に延びる基準線「R」から容易に求めることができることに留意されたい。デバイスの近位面「P」は、基準線「R」と直交する、かつ、基準線「R」がチューブ155の最も近位側または最も外側の部分と交差する点190を通る面である。一般的に、この近位面は、チューブが瘻孔における気管ルーメン内面との縁部を通過する際の、チューブにおける患者頭部に最も近い部分(すなわち、瘻孔における患者頭部側の縁部)に沿って延びる面に相当すると考えられる。
図4との関連で説明した基準点を記憶に留めておいて、図5は、本発明による膨張可能バルーン部材250の斜視図である。図6は、同一のバルーンの側面図である。P、R及びチューブの近位端部の位置を基に推定すると、それらが交差する位置(点)は、バルーン250の近位端部265から比較的遠い位置となる。それにも関わらず、この構造は、バルーンの近位端部と、瘻孔における患者頭部側の縁部との間に隙間が形成されることを可能にする。
図7は、本発明による膨張可能バルーン部材250の別の実施形態の斜視図であり、図8は、同一のバルーンの側面図である。図7及び図8に見ることができるように、膨張可能バルーン部材は、遠位端部255、遠位側取付領域260、近位端部265、近位側取付領域270、上側領域275、及び下側領域280を有する。本発明の一実施形態によれば、上側領域は約15μmないし約30μmの壁厚を有することが望ましく、下側領域は約5μmないし約15μmの壁厚を有することが望ましい。P、R及びチューブの近位端部の位置を基に推定すると、それらが交差する位置(点)は、バルーン250の近位端部265から比較的近い位置となる。この構造もまた、バルーンの近位端部と、瘻孔における患者頭部側の縁部との間に、比較的大きな隙間が形成されることを可能にするのは明らかである。
図5ないし図8を参照して、上側領域275から下側領域280までの寸法は、約50mmないし約25mm、望ましくは約35mmないし約30mmの範囲であり得る。遠位端255から近位端265までの寸法は、約60mmないし約25mm、望ましくは約40mmないし約30mmの範囲であり得る。これらは概略の寸法であり、それよりも大きいまたは小さい寸法であってもよいと考えられる。
本発明の実施においては、バルーン部材は、熱可塑性ポリウレタンポリマー、熱可塑性ポリオレフィンエラストマー、熱可塑性ポリオレフィンブロックコポリマー、SBSジブロックエラストマー、SEBSトリブロックエラストマー、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレン・テレフタレート(PET)、並びに、それらのブレンド及び混合物から作製することができる。より望ましくは、他の材料よりも刺激が少ないポリウレタンが使用される。有用なポリウレタンとしては、ダウ・ケミカル社(ダウ・プラスチックス)(Dow Chemical Company (Dow Plastics))から、ペレタン(Pellethane)の商標名で入手可能なものが含まれる。熱可塑性ポリウレタンエストラマーであるペレタン(Pellethane)は、様々なグレード及び硬度のものが入手可能であり、最終製品に所望される性質に応じて、特定の使用のための特定のグレード及び硬度のものが選択される。ポリマーの硬度は、例えば、様々な用途における要求を満たすように選択される。
図9は、米国特許第6、612、305号明細書(特許文献1)に一般に記載されている、チューブ55と、そのチューブ55を取り囲む膨張可能バルーンカフ60とを備えた細長いカフ付き気管切開チューブデバイス50を示す。チューブの近位端は、ベンチレータホース52に接続されている。この構造では、カフ60は、従来入手可能な気管切開チューブデバイスと同様に、チューブ55の周囲だけでなく患者頭部や瘻孔側へも膨張する。このデバイスの面P及び面Rが、チューブの表面におけるバルーン上または内に位置する点で交差することは容易に見て取れるだろう。このことは、このデバイスは、分泌物の瘻孔へのアクセスを完全に阻害することを意味する。
このデバイスは、バルーンを膨張及び収縮させるための手段(図示せず)をさらに備える。バルーンを膨張及び収縮させるための前記手段は、従来の可撓性導管及びその取付け具であり得る。さらに別の態様では、気管切開チューブデバイスは、気管瘻孔の患者頭部側に最終的に蓄積された分泌物もさらに除去することができるように、チューブ及びバルーンに沿って配設された可撓性導管(例えば、吸込み菅またはルーメン)をさらに含む。
図1及び図2に再び戻って、壁厚が30μm以下(例えば、上側領域の壁厚が15μmないし30μmであり、下側領域の壁厚が5μmないし15μmである)の膨張可能バルーンカフを備えることの利点の1つが、これらの図に示されている。特に、図1は、30μmを大幅に超える従来の壁厚を有する従来のバルーンカフ3の収縮時の状態を示す。この従来のバルーンカフは、本発明のデバイスと比較すると、気管瘻孔への挿入時に気管瘻孔を通過させる部分の体積が非常に大きいことは明らかである。対照的に、図2は、本発明の一態様による壁厚が薄いバルーンカフ4の収縮時の状態を示す。この壁厚が薄いバルーンカフは30μm以下の壁厚を有し、チューブのシャフト上に密接して保持することが可能であるため、気管瘻孔への挿入時に気管瘻孔を通過させる部分の体積がより小さくなる。
上述の仮説を説明するために、チューブ及び本発明によるバルーンを有する気管切開チューブデバイスと、チューブ及びバルーンを有する市販のShiley(商標)バルーン気管切開チューブデバイス(タイコ・ヘルスケア社(Tyco Healthcare)のネルコア・ピューリタンベネット(Nellcor Puritan Bennett)部門から入手可能である)とを試験した。試験は、様々なサイズの丸い孔が形成された厚さ約2mmのシンプルな試験板を用い、それらのデバイスがどのサイズの孔まで通過可能かを調べることにより行われた。本発明のデバイスは、製造業者により、チューブの内径(ID)が8mm、チューブの外径(OD)が11.3mm、バルーンの厚さが30μm以下であるサイズ8にデザインされている。本発明のデバイスのバルーンは、90Aのデューロメータ硬度(ASTM D−2240)を有するペレタン(Pellethane)2363−90Aであるダウ社(Dow)製のポリウレタンから作製されている。このポリウレタンは、110℃の軟化温度(ASTM D−790)、及び、224℃、2160gで30g/10分の溶融指数(ASTM D−1238)を有する。Shiley(商標)デバイスは、製造業者により、チューブの内径(ID)が6.4mm、チューブの外径(OD)が10.8mm、バルーンの厚さが30μmを大幅に超える厚さであるサイズ6にデザインされている。Shiley(商標)デバイスのバルーンは、少なくとも60μmの厚さを有すると考えられている。
試験板の最大サイズの孔は12.7mmである。Shiley(商標)デバイスのチューブ及びバルーンは、その収縮状態のバルーンが孔の手前で一団となってしまうため、このサイズの孔を通過することができない。強い力を加えると、Shiley(商標)デバイスのバルーンは12.7mmの孔を通過することができるが、その場合は、強い力が加えられたバルーンが損傷すると判断される。本発明のチューブ及びバルーンは、12.7mm(1/2インチ)の孔、12.3mm(31/64インチ)の孔、11.9mm(15/32インチ)の孔を容易に通過することができる。本発明のチューブ及びバルーンは、それよりも小さい、11.51mm(29/64インチ)の孔は容易に通過することはできない。
この結果は、本発明のデバイスのチューブ外径が従来のデバイスのチューブ外径よりも0.5mm大きいにも関わらず、本発明のデバイスが、従来のデバイスが通過可能な孔よりもはるかに小さい孔を通過することができることを示す。気管切開チューブデバイスをより小さい孔に容易に挿入できるというこの能力は、気管切開術を行う上で有益であることが明らかである。このことは、小さな(例えば、若い)患者及び全ての患者に対して、より少ない外傷で気管切開術を行うことが可能であることを示す。図2に示すように、本発明のバルーンは壁厚が薄いためシャフト上に密接して保持されるので、上記の試験に用いたような厚さが30mmを超える同程度の市販のデバイスよりも、挿入が容易となる。本明細書中で使用される「同程度の」という用語は、チューブ外径が略同一であるが、バルーン厚さが異なる気管切開チューブデバイスを意味する。
本発明はまた、気管ルーメン内で第1の方向に延びる遠位端部及び患者に形成された気管瘻孔を通って前記気管ルーメン内から体外へ向かう第2の方向に延びる近位端部を有するチューブと、前記チューブの前記遠位端部を取り囲み、膨張時に気管をシールするように構成された膨張可能バルーンとを備える気管切開チューブデバイスにおける前記バルーンカフ(膨張可能バルーン)の遠位端部を、より小さい力で前記気管瘻孔を通じて気管ルーメン内に挿入するようにしたシステムを包含する。
前記システムは、近位端部、遠位端部、及び両端部間に介在する屈曲領域を有する中空チューブを備える気管切開チューブデバイスを用いる。前記チューブの前記遠位端部は、患者の喉部に形成された気管瘻孔を通じて気管ルーメンに挿入されるように構成されている。前記遠位端部が前記気管ルーメン内で第1の方向に延びたとき、前記近位端部は前記気管瘻孔を通って前記気管ルーメン内から体外へ向かう第2の方向に延びる。前記チューブの前記近位端部は、前記デバイスの近位面を規定する。
このシステムの別の特徴は、チューブを取り囲む膨張可能なバルーンである。このバルーンは、前記チューブの前記遠位端部が実質的に該バルーンの中心に位置するようにして前記遠位端部に取り付けられるバルーン遠位端部を有する。バルーンはまた、前記チューブの前記近位面よりも下方に位置し、チューブの屈曲領域の中心が実質的に該バルーンの中心から外れるようにして前記屈曲領域の取り付けられるバルーン近位端部を有する。膨張時、この構造は、前記デバイスの前記近位面よりも下方において、前記デバイスの近位前記チューブの前記遠位端部及び前記近位端部の周辺において前記バルーンを膨張させて、気管瘻孔をシールすることなく、気管瘻孔よりも下方の気管をシーする。
このシステムの重要な特徴は、バルーンが30μm以下の壁厚を有することである。このことにより、30μmを超える厚さの壁部を有する同程度のバルーンと比べて、気管瘻孔への挿入はより容易になると考えられる。このシステムは、バルーンを膨張及び収縮させる手段をさらに備える。
前記バルーンは、これに限定するものではないが、バルーンの壁厚がバルーンの異なる部分で互いに不均一であることを含む、一般的に上述したような特徴を有することができる。
この出願は、同一出願人により同日に出願された特許出願のグループのうちの1つである。このグループには、Brian Cuevasによる米国特許出願第12/206、517号明細書(標題:改良されたバルーンカフ付き気管切開チューブ)、Brian Cuevasによる米国特許出願第12/206、530号明細書(標題:挿入が容易な改良されたバルーンカフ付き気管切開チューブ)、Brian Cuevasによる米国特許出願第12/206,480号明細書(標題:改良されたバルーンカフ付き気管切開チューブを製造するための管状ワークピース)、Brian Cuevasによる米国特許出願第12/206、583号明細書(標題:改良されたバルーンカフ付き気管切開チューブの製造方法)が含まれる。
上述の詳細な説明から、本発明の修正及び変形が当業者にとって明らかであろう。そのような修正及び変形は、本発明の範囲に含まれるものとする。

Claims (15)

  1. 気管切開チューブデバイスであって、
    患者の喉部に形成された気管瘻孔を通じて気管ルーメン内に挿入され前記気管ルーメン内で第1の方向に延在する遠位端部、前記気管瘻孔を通って前記気管ルーメン内から体外へ向かう第2の方向に延在すると共に前記デバイスの近位面を規定する近位端部、及び前記両端部間に介在する屈曲領域を有する中空のチューブと、
    前記チューブの一部を取り囲む膨張可能バルーンであって、前記チューブの前記遠位端部が実質的に該バルーンの中心に位置するようにして前記チューブの前記遠位端部に取り付けられるバルーン遠位端部、及び前記デバイスの前記近位面よりも下方に位置し、前記チューブの前記屈曲領域の中心が実質的に該バルーンの中心から外れるようにして前記屈曲領域に取り付けられるバルーン近位端部を有し、膨張時に、前記デバイスの前記近位面よりも下方に位置する前記チューブの前記近位端部及び前記チューブの前記遠位端部の周囲で膨張して、前記気管瘻孔を塞ぐことなく前記気管瘻孔よりも下方の気管を塞ぐように構成され、かつ、30μm以下の壁厚を有し、30μmを超える壁厚を有する同程度のバルーンよりも前記気管瘻孔へより容易に挿入することができるバルーンと、
    前記バルーンを膨張及び収縮させるための手段とを備えるデバイス。
  2. 請求項1に記載の気管切開チューブデバイスであって、
    前記バルーンが、厚さが不均一な壁部を有することを特徴とするデバイス。
  3. 請求項1に記載の気管切開チューブデバイスであって、
    前記バルーンが、約20μmないし約30μmの壁厚を有する第1の部分と、約5μmないし約15μmの壁厚を有する第2の部分とを含むことを特徴とするデバイス。
  4. 請求項3に記載の気管切開チューブデバイスであって、
    前記バルーンの前記第1の部分が、前記バルーンにおける、前記気管ルーメンの断面領域の上側部分と接触する部分であり、
    前記バルーンの前記第2の部分が、前記バルーンにおける、前記気管ルーメンの前記同一断面領域の下側部分と接触する部分であることを特徴とするデバイス。
  5. 請求項1に記載の気管切開チューブデバイスであって、
    前記バルーンを膨張及び収縮させるための手段が、前記バルーンに連通された可撓性導管から成ることを特徴とするデバイス。
  6. 請求項1に記載の気管切開チューブデバイスであって、
    前記チューブ及び前記バルーンの両方に沿って配設され、前記気管内の前記第1の方向に延在し、前記バルーンの後部若しくは患者頭部側または側面に接続され、前記気管瘻孔の患者頭部側に蓄積した分泌物を外部環境へ除去するための可撓性導管をさらに備えることを特徴とするデバイス。
  7. 請求項1に記載の気管切開チューブデバイスであって、
    前記バルーンが、熱可塑性ポリウレタンポリマー、熱可塑性ポリオレフィンエラストマー、熱可塑性ポリオレフィンブロックコポリマー、SBSジブロックエラストマー、SEBSトリブロックエラストマー、並びに、それらのブレンド及び混合物から構成されることを特徴とするデバイス。
  8. 気管瘻孔を通じて気管内に挿入される気管切開チューブデバイスであって、
    屈曲領域を有するチューブと、
    その中心が前記チューブの前記屈曲領域の中心から外れており、膨張時に、前記気管瘻孔を塞ぐことなく前記気管瘻孔よりも下方の気管を塞ぐように構成され、かつ、30μm以下の壁厚を有し、30μmを超える壁厚を有する同程度のバルーンを挿入する際に必要なサイズよりもより小さいサイズの瘻孔への挿入が可能なバルーンとを備えることを特徴とするデバイス。
  9. 請求項8に記載の気管切開チューブデバイスであって、
    前記バルーンが、厚さが不均一な壁部を有することを特徴とするデバイス。
  10. 請求項9に記載の気管切開チューブデバイスであって、
    前記バルーンが、約20μmないし約30μmの壁厚を有する第1の部分と、約5μmないし約15μmの壁厚を有する第2の部分とを含むことを特徴とするデバイス。
  11. 請求項8に記載の気管切開チューブデバイスであって、
    前記チューブ及び前記バルーンの両方に沿って配設された、前記気管瘻孔の患者頭部側に蓄積した分泌物を外部へ除去するための可撓性導管をさらに備えることを特徴とするデバイス。
  12. 気管切開チューブデバイスであって、
    患者の喉部に形成された気管瘻孔を通じて気管ルーメン内に挿入され前記気管ルーメン内で第1の方向に延在する遠位端部、前記気管瘻孔を通って前記気管ルーメン内から体外へ向かう第2の方向に延在すると共に前記デバイスの近位面を規定する近位端部、及び前記両端部間に介在する屈曲領域を有する中空のチューブと、
    前記チューブの一部を取り囲む膨張可能バルーンであって、前記チューブの前記遠位端部が実質的に該バルーンの中心に位置するようにして前記チューブの前記遠位端部に取り付けられるバルーン遠位端部、及び前記デバイスの前記近位面よりも下方に位置し、前記チューブの前記屈曲領域の中心が実質的に該バルーンの中心から外れるようにして前記屈曲領域に取り付けられるバルーン近位端部を有し、膨張時に、前記デバイスの前記近位面よりも下方に位置する前記チューブの前記近位端部及び前記チューブの前記遠位端部の周囲で膨張して、前記気管瘻孔を塞ぐことなく前記気管瘻孔よりも下方の気管を塞ぐように構成され、かつ、30μm以下の壁厚を有し、30μmを超える壁厚を有する同程度のバルーンよりも前記気管瘻孔へより容易に挿入することができるバルーンと、
    前記バルーンを膨張及び収縮させるための手段とを備え、
    前記膨張可能バルーンの前記バルーン遠位端部を、より小さい力で前記気管瘻孔を通じて気管ルーメン内に挿入することができるようにしたことを特徴とするシステム。
  13. 請求項12に記載の気管切開チューブデバイスであって、
    前記バルーンが、厚さが不均一な壁部を有することを特徴とするデバイス。
  14. 請求項13に記載の気管切開チューブデバイスであって、
    前記バルーンが、約20μmないし約30μmの壁厚を有する第1の部分と、約5μmないし約15μmの壁厚を有する第2の部分とを含むことを特徴とするデバイス。
  15. 請求項14に記載の気管切開チューブデバイスであって、
    前記バルーンの前記第1の部分が、前記バルーンにおける、前記気管ルーメンの断面領域の上側部分と接触する部分であり、
    前記バルーンの前記第2の部分が、前記バルーンにおける、前記気管ルーメンの前記同一断面領域の下側部分と接触する部分であることを特徴とするデバイス。
JP2010525468A 2007-09-20 2008-09-15 挿入が容易な改良されたバルーンカフ付き気管切開チューブ Expired - Fee Related JP5679814B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US99466407P 2007-09-20 2007-09-20
US60/994,664 2007-09-20
US12/206,560 US20090090365A1 (en) 2007-09-20 2008-09-08 Balloon cuff tracheostomy tube with greater ease of insertion
US12/206,560 2008-09-08
PCT/IB2008/053734 WO2009037628A1 (en) 2007-09-20 2008-09-15 Improved balloon cuff tracheostomy tube with greater ease of insertion

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010540012A true JP2010540012A (ja) 2010-12-24
JP5679814B2 JP5679814B2 (ja) 2015-03-04

Family

ID=40227541

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010525468A Expired - Fee Related JP5679814B2 (ja) 2007-09-20 2008-09-15 挿入が容易な改良されたバルーンカフ付き気管切開チューブ

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20090090365A1 (ja)
EP (1) EP2192942A1 (ja)
JP (1) JP5679814B2 (ja)
AU (1) AU2008300217A1 (ja)
CA (1) CA2699321A1 (ja)
MX (1) MX2010002233A (ja)
WO (1) WO2009037628A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090209908A1 (en) * 2007-09-20 2009-08-20 Cuevas Brian J Tubular workpiece for producing an improved balloon cuff tracheostomy tube
US8313687B2 (en) * 2007-09-20 2012-11-20 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Method of making an improved balloon cuff tracheostomy tube
US8607795B2 (en) * 2007-09-20 2013-12-17 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Balloon cuff tracheostomy tube
US20090320853A1 (en) * 2008-06-27 2009-12-31 Mike Kenowski Tracheostomy Tube
US20100300449A1 (en) * 2009-05-28 2010-12-02 Chan Sam C Position Indicator for Tracheostomy Tube
US20100300448A1 (en) * 2009-05-28 2010-12-02 Kenowski Michael A Tracheostomy Tube

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5076268A (en) * 1988-06-23 1991-12-31 Applied Biometrics Incorporated Asymmetric balloon for endotracheal tube
JP2002505926A (ja) * 1998-03-09 2002-02-26 ゲーベル,フレッド・ゲー 気管通気装置
JP2003531695A (ja) * 2000-05-03 2003-10-28 ダリオ オー. フォーザ, 一体型バルーン気管開口チューブ
JP2006514866A (ja) * 2003-01-22 2006-05-18 ザ ラリンジアル マスク カンパニー リミテッド ラリンゲルマスク気道確保器具
JP2006522623A (ja) * 2003-04-11 2006-10-05 アムブー アクティーゼルスカブ 喉頭マスクおよびその製造方法
JP2006528524A (ja) * 2003-05-15 2006-12-21 ミクロクッフ ジーエムビーエッチ 呼吸補助器

Family Cites Families (88)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2693182A (en) * 1953-09-09 1954-11-02 John W Phillips Oro-tracheal tube positioner and retainer
GB1171439A (en) * 1967-04-10 1969-11-19 Jorge Alberto Millet Puig Improvements in an Endotracheal Tube
US3543751A (en) * 1967-11-29 1970-12-01 Marcus B Sheffer Oral airway with inflatable cuff
US3693624A (en) * 1969-10-02 1972-09-26 Donald P Shiley Tracheotomy tube
US3688774A (en) * 1969-10-06 1972-09-05 Taichiro Akiyama Tracheotomy cannula and supporter thereof
US3659612A (en) * 1970-11-12 1972-05-02 Donald P Shiley Tracheostomy tube
US3731692A (en) * 1971-03-19 1973-05-08 Foregger Co Tracheotomy or endotracheal tube cuff
US3889688A (en) * 1973-12-19 1975-06-17 Precha Eamkaow Tracheostomy tube with novel retaining means
US3901246A (en) * 1974-01-24 1975-08-26 Airco Inc Balloon tracheal catheter with inflation valve and indicator
US4018231A (en) * 1974-01-24 1977-04-19 Airco, Inc. Disposable balloon type catheter
US4156428A (en) * 1974-08-26 1979-05-29 Henkin Melvyn Lane Tracheal tube with expandable cuff system
US3987798A (en) * 1975-03-20 1976-10-26 Lanz Medical Products Corporation Tracheostomy tube and retainer
US3973569A (en) * 1975-08-06 1976-08-10 National Catheter Corporation Tracheostomy tube device with neck size adjustment means
US4009720A (en) * 1975-08-14 1977-03-01 Shiley Laboratories, Inc. Wedge seal for a tracheotomy tube
US4033353A (en) * 1975-10-16 1977-07-05 International Paper Company Tracheostomy tube
US4141364A (en) * 1977-03-18 1979-02-27 Jorge Schultze Expandable endotracheal or urethral tube
US4178937A (en) * 1977-09-01 1979-12-18 The Kendall Company Catheter with integral balloon and method
DE2803094A1 (de) * 1978-01-25 1979-07-26 Hoechst Ag Trachealtubus mit ueberdruckventil
US4278081A (en) * 1978-02-21 1981-07-14 Jones James W Tracheal tube
US4327721A (en) * 1978-07-07 1982-05-04 George Hanover Endotracheal tube with topical agent delivery system and method of using the same
US4305392A (en) * 1978-09-29 1981-12-15 Chester Martin H Endotracheal tube with suction device
US4246897A (en) * 1979-02-15 1981-01-27 Rudolph Muto Tracheotomy obturator and tube flange
US4270778A (en) * 1979-05-03 1981-06-02 Sherwood Medical Industries Inc. Tube connector with security means
US4280492A (en) * 1979-10-05 1981-07-28 Latham Phillip B Tracheostomy tube
US4331142A (en) * 1980-01-03 1982-05-25 Riverain Corporation Cuffed tracheal tube
US4304228A (en) * 1980-07-14 1981-12-08 Bivona Surgical Instruments, Inc. Outside locking tracheal tube
US4471776A (en) * 1980-12-08 1984-09-18 Cox Everard F Static tracheostomy tube
US4340046A (en) * 1980-12-08 1982-07-20 Cox Everard F Static tracheostomy tube
US4459984A (en) * 1982-09-15 1984-07-17 Liegner Kenneth B Speaking tracheostomy tube
GB8419510D0 (en) * 1984-07-31 1984-09-05 Smiths Industries Plc Tracheostomy tube assemblies
US4627433A (en) * 1984-11-23 1986-12-09 Lieberman Edgar M Tracheostomy device
US4596248A (en) * 1984-11-23 1986-06-24 Lieberman Edgar M Tracheostomy device
US4987895A (en) * 1986-10-06 1991-01-29 Heimlich Henry J Tracheal tube
US5067496A (en) * 1988-04-07 1991-11-26 Shiley Incorporated Tracheostomy tube
US4979505A (en) * 1989-06-06 1990-12-25 Cox Everard F Tracheal tube
US5067497A (en) * 1990-03-16 1991-11-26 Progressive Medical Design, Inc. Intubation device with adjustable suction means above the cuff
AR246020A1 (es) * 1990-10-03 1994-03-30 Hector Daniel Barone Juan Carl Un dispositivo de balon para implantar una protesis intraluminal aortica para reparar aneurismas.
JP2555298B2 (ja) * 1990-11-10 1996-11-20 テルモ株式会社 カテーテル用バルーン、カテーテル用バルーンの製造方法およびバルーンカテーテル
US5056515A (en) * 1991-01-04 1991-10-15 Abel Elaine R Tracheostomy tube assembly
US5285777A (en) * 1991-08-08 1994-02-15 Beckwith Wayne E Tracheostomy apparatus
US5819734A (en) * 1991-09-23 1998-10-13 Mallinckrodt Medical, Inc. Neck flange for holding a tracheostomy tube in place and allowing limited movement therebetween and tracheostomy procedure using the same
US5339809A (en) * 1991-12-04 1994-08-23 Beck Jr Charles A Method of inserting a cricothyroidal endotracheal device between the cricoid and thyroid cartilages for treatment of chronic respiratory disorders
EP0586717B1 (en) * 1992-08-13 2001-12-12 Terumo Kabushiki Kaisha Endotracheal tube and the method of manufacturing it
US5311864A (en) * 1992-12-11 1994-05-17 Huerta Christine M Tracheas evacuation and transmittal tube
US5458139A (en) * 1993-08-30 1995-10-17 Susan O. Pearl Low profile tracheostomy tube assembly
US5443064A (en) * 1994-03-24 1995-08-22 Bivona, Inc. Tracheostomy tube with adjustable neck plate
DE19514433C1 (de) * 1995-04-24 1996-01-04 Franz Prof Dr Med Waldeck Tracheostomiekanüle
US5501215A (en) * 1995-05-16 1996-03-26 Huerta; Christine M. Ventilation tube with evacuation sheath
US5653231A (en) * 1995-11-28 1997-08-05 Medcare Medical Group, Inc. Tracheostomy length single use suction catheter
US5653230A (en) * 1996-01-19 1997-08-05 Cook Incorporated Percutaneous balloon dilational tracheostomy tube
DE19654910C2 (de) * 1996-09-10 2003-03-27 Fred Goebel Patentverwaltung G Magensonde
USD398989S (en) * 1997-08-20 1998-09-29 Grant Harris Ashlin Endotracheal tube
US6248099B1 (en) * 1998-05-14 2001-06-19 Medcare Medical Group, Inc. Disposable tracheostomy inner cannula connector
US6036697A (en) * 1998-07-09 2000-03-14 Scimed Life Systems, Inc. Balloon catheter with balloon inflation at distal end of balloon
US6135111A (en) * 1998-08-31 2000-10-24 Vital Signs Inc. Tracheostomy tube with removable inner cannula
GB9819330D0 (en) * 1998-09-05 1998-10-28 Smiths Industries Plc Introducers and tube assemblies
US6105577A (en) * 1998-10-28 2000-08-22 Varner; Scott H. Advanced tracheostomy tube and oral endotracheal tube holder
AU3098400A (en) * 1998-11-09 2000-05-29 Datascope Investment Corp. Intra-aortic balloon catheter having an ultra-thin stretch blow molded balloon membrane
US20020014238A1 (en) * 1999-02-12 2002-02-07 Robert F. Kotmel Method and apparatus for removing collected secretions from cuffed ventilation tube in a patient's trachea
US6460540B1 (en) * 1999-04-05 2002-10-08 Mark S. Klepper Endotracheal tube sump
ATE260689T1 (de) * 1999-08-06 2004-03-15 Zylka Eistert Maria Trachealkanüle
US6637435B2 (en) * 1999-12-07 2003-10-28 Cook Incorporated Percutaneous dilational device
US6641694B1 (en) * 1999-12-22 2003-11-04 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Angioplasty balloon with thin-walled taper and method of making the same
US7947059B2 (en) * 2000-03-02 2011-05-24 Boston Scientific Scimed, Inc. Multilayer medical device
US6544224B1 (en) * 2000-05-05 2003-04-08 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Lobed balloon catheter and method of use
US7040321B2 (en) * 2001-03-30 2006-05-09 Microcuff Gmbh Method for controlling a ventilator, and system therefor
US6725862B2 (en) * 2001-08-24 2004-04-27 Naum Klinberg Tracheostomy tube apparatus for noninvasive suctioning
US6662804B2 (en) * 2001-11-02 2003-12-16 Antonio Ortiz Tracheostomy tube with cuff on inner cannula
US8070717B2 (en) * 2001-11-27 2011-12-06 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Bladder catheter
US7037562B2 (en) * 2002-01-14 2006-05-02 Vascon Llc Angioplasty super balloon fabrication with composite materials
US20050166926A1 (en) * 2002-01-21 2005-08-04 Hiroaki Nomori Tracheostomy tube
US6840242B1 (en) * 2002-01-23 2005-01-11 Mccoy Stephen Craig Tracheostomy aspiration suction tube
GB0218868D0 (en) * 2002-08-14 2002-09-25 Nasir Muhammed A Improved airway management device
DE10305553B4 (de) * 2003-02-10 2005-11-03 Lothar Dr.med. Göbel Vorrichtung zur Tamponade von Körperhöhlen
US7036510B2 (en) * 2003-04-28 2006-05-02 Cook Critical Care Incorporated Percutaneous tracheostomy balloon apparatus
US7195016B2 (en) * 2004-01-07 2007-03-27 E. Benson Hood Laboratories Transtracheal oxygen stent
US20060157061A1 (en) * 2004-01-07 2006-07-20 James Loyd Transtracheal oxygen stent
US6971382B1 (en) * 2004-05-24 2005-12-06 Albert M Corso Trachea tube method and device
US7086402B2 (en) * 2004-10-05 2006-08-08 Transtracheal Systems, Inc. Tracheal tube/tracheal catheter adaptor cap
US7341061B2 (en) * 2004-12-15 2008-03-11 Scott Douglas Wood Tracheostomy system
WO2006089961A1 (de) * 2005-02-28 2006-08-31 Tracoe Medical Gmbh Vorrichtung zur atemluftzuführung
US20090025729A1 (en) * 2005-12-16 2009-01-29 Hiroaki Nomori Tracheotomy Tube and Method of Using the Same
US20070289596A1 (en) * 2006-06-14 2007-12-20 Campbell Shannon E Endotracheal cuff and technique for using the same
US20070296125A1 (en) * 2006-06-22 2007-12-27 Joel Colburn Thin cuff for use with medical tubing and method and apparatus for making the same
US7950393B2 (en) * 2006-09-29 2011-05-31 Nellcor Puritan Bennett Llc Endotracheal cuff and technique for using the same
US8607795B2 (en) * 2007-09-20 2013-12-17 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Balloon cuff tracheostomy tube
US8313687B2 (en) * 2007-09-20 2012-11-20 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Method of making an improved balloon cuff tracheostomy tube
US20090209908A1 (en) * 2007-09-20 2009-08-20 Cuevas Brian J Tubular workpiece for producing an improved balloon cuff tracheostomy tube

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5076268A (en) * 1988-06-23 1991-12-31 Applied Biometrics Incorporated Asymmetric balloon for endotracheal tube
JPH04502562A (ja) * 1988-06-23 1992-05-14 アプライド.バイオメトリックス.インコーポレイテッド 非対称気球を持つ気管内チューブ
JP2002505926A (ja) * 1998-03-09 2002-02-26 ゲーベル,フレッド・ゲー 気管通気装置
JP2003531695A (ja) * 2000-05-03 2003-10-28 ダリオ オー. フォーザ, 一体型バルーン気管開口チューブ
JP2006514866A (ja) * 2003-01-22 2006-05-18 ザ ラリンジアル マスク カンパニー リミテッド ラリンゲルマスク気道確保器具
JP2006522623A (ja) * 2003-04-11 2006-10-05 アムブー アクティーゼルスカブ 喉頭マスクおよびその製造方法
JP2006528524A (ja) * 2003-05-15 2006-12-21 ミクロクッフ ジーエムビーエッチ 呼吸補助器

Also Published As

Publication number Publication date
JP5679814B2 (ja) 2015-03-04
EP2192942A1 (en) 2010-06-09
AU2008300217A1 (en) 2009-03-26
US20090090365A1 (en) 2009-04-09
MX2010002233A (es) 2010-03-25
CA2699321A1 (en) 2009-03-26
WO2009037628A1 (en) 2009-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5679813B2 (ja) 改良されたバルーンカフ付きの気管切開チューブ
US20200215285A1 (en) Tracheal tube and suction device
US20100147309A1 (en) Tracheal Catheter With a Flexible Lumen for Subglottic Suctioning
CA2857288C (en) Multi-diameter pediatric tracheal cuff
JP2012527935A (ja) 気管切開チューブ
JP5679814B2 (ja) 挿入が容易な改良されたバルーンカフ付き気管切開チューブ
JP5689056B2 (ja) 気管切開チューブ
JP2010540270A (ja) 改良されたバルーンカフ付き気管切開チューブの製造方法。
KR102423196B1 (ko) 기관 튜브 및 석션 디바이스
JP5700642B2 (ja) 改良されたバルーンカフ付き気管切開チューブを製造するためのチューブ状ワークピース
WO2002047748A1 (en) Device for selective bronchial intubation and separate lund ventilation
JP2012527938A (ja) 気管切開チューブ用の位置インジケータ
JP2016131831A (ja) 気管用チューブ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110815

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20120220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130329

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130924

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140121

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20140129

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20140328

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141128

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150106

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5679814

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees