JP2006514866A - ラリンゲルマスク気道確保器具 - Google Patents

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Abstract

開示されるラリンゲルマスク気道確保器具は、膨張性カフ(130)およびエアウェイチューブ(510)を含む。上記膨張性カフは、少なくとも膨張時に中央開口部(136)を規定する。上記カフは患者の口を通して患者体内の挿入位置まで挿入できる。上記カフは、膨張し挿入位置にあるとき、患者の声帯開口部を囲む。上記エアウェイチューブは、基部に近い端(512)から末端(514)まで延びている。上記エアウェイチューブは、内部通路、前部(510−f)、後部(510−p)、左部(510−左)、および右部(510−右)を規定する。カフが膨張し挿入位置にあるとき、気道路はチューブの基部に近い端から内部通路を通って声帯開口部まで延びる。前部は、左部および右部よりも壁厚が薄いことを特徴とする。後部は、左部および右部よりも壁厚が薄いことを特徴とする。

Description

発明の詳細な説明
本発明は、ラリンゲルマスク気道確保器具に関する。より特定するならば、本発明は上記器具とともに使用される改良されたエアウェイチューブに関する。
上記ラリンゲルマスク気道確保器具は、意識不明の患者の気道を確立するのに有用な周知の器具である。そのような器具は、約13年間使用されており、より古く、かつ、よく知られている気管内チューブに対する代替物を提供した。少なくとも70年間、チューブの末端に配置された膨張可能なバルーンを備えた長細いチューブを含む気管内チューブが意識不明の患者の気道を確保するために使用されてきた。実際の使用時には、気管内チューブの末端が患者の口から喉頭口(あるいは声帯開口部)を過ぎ、気管まで挿入される。一旦位置につくと、バルーンは気管の内面を密閉するように膨らむ。この密閉が確立されると、患者の肺を喚気するためにチューブの基部に近い端に圧がかけられる。また、バルーンと気管の内面との間の密閉は、肺を誤嚥から守る(たとえば、密閉により、胃から逆行した物質が肺に誤嚥されるのを防ぐ)。
気管内チューブは大きな成功を収めたものの、いくつかの大きな欠点があった。気管内チューブの主な欠点は、チューブを適切に挿入するのが難しいということに関する。患者に気管内チューブを挿入することは、高度の技術を必要とする処置である。また、熟練した開業医であっても、気管内チューブを挿入するのが困難あるいは不可能な場合もある。多くの症例において、患者の気道確保が十分敏速にできなかったため、悲劇的にも気管内チューブの挿入が患者を死に導くことがある。
上記の主な欠点に加えて、他にも気管内チューブに関連する欠点がある。たとえば、気管内チューブの挿管により患者がひどい「喉荒れ」に苦しむことがよくある。上記「喉荒れ」は主にチューブと患者の破裂軟骨間の切り込みとの間の摩擦によって起きる。もう一つの欠点は、気管内チューブを挿管されている間事実上患者は咳をできないことである。更に気管内チューブのもう一つの問題は、気管内チューブを挿入する方法に関する。気管内チューブの挿入には普通患者の頭部と頸部とを巧みに扱い、更に患者の顎を強制的に広く開くことが必要とされる。このように頭部と頸部とを扱うことが必要となると、頸部を負傷しているかもしれない患者に気管内チューブを挿入することが困難になる、あるいは、望ましくなくなる。さらに他の欠点は、気管内チューブに備えられる気道は比較的小さく狭い。チューブの末端は気管に適合する程度に小さくなければならないため、該気道のサイズは、比較的狭くならざるを得ない。
気管内チューブとは対照的に、ラリンゲルマスク気道確保器具を患者に挿入し、それにより気道を確保することは、比較的容易である。また、ラリンゲルマスク気道確保器具は、もし不適切に挿入されても、それを「許容する」器具であり、気道を確保できる傾向がある。したがって、ラリンゲルマスク気道確保器具は、「救命」器具と考えられることが多い。また、ラリンゲルマスク気道確保器具は、患者の頭部、頚部、および、顎に対する比較的小さな操作だけで挿入できる。更に、ラリンゲルマスク気道確保器具は敏感な気管の内面に接触する必要なく患者の肺を換気でき、確保される気道のサイズは気管内チューブによって設けられる気道よりも概して著しく大きい。また、ラリンゲルマスク気道確保器具は、気管内チューブと同程度に咳を妨げることはない。主としてこのような利点によって、この13年間ラリンゲルマスク気道確保器具は人気の増大を享受している。
図1Aおよび1Bは、従来のラリンゲルマスク気道確保器具100を示す斜視側面図である。図2は患者に挿入された器具100を図示する。器具100のようなラリンゲルマスク気道確保器具は、たとえば米国特許第4,509,514号に記載されている。器具100に類似のラリンゲルマスク気道確保器具は、ラリンゲルマスク会社サイプラス( Laryngel Mask Company of Cyprus )により「クラシック( Classic )」として何年も市販されてきた。器具100は、曲げやすい円筒形のエアウェイチューブ110およびマスク部130を含む。チューブ110は、基部に近い端112から末端114まで延びており、マスク部130はチューブの末端114につながれている。マスク部130は、基部に近い端132、および、ほぼ楕円形の膨張性カフ134を含む。マスク部130は、基部に近い端132からカフ134の開口端136まで延びる中央の通路を規定している。チューブ110の末端114は、マスク部130の円筒形の基部に近い端132とはめ込み式に合わさっており、器具100はチューブ110の基部に近い端112からカフ134の開口端136まで延びる連続し密閉された気道を備えている。器具100はまた、カフ134を膨張させたり収縮させたりするための加圧チューブ138を含む。
実際の使用時には、カフ134は収縮し、マスク部が患者の口を通して咽頭に挿入される。上記マスク部は、カフ134の末端140が患者の通常閉じている食道によりかかり、かつ、カフ134の開口端136が患者の気管の入り口(つまり患者の声帯開口部)と一列に並ぶよう、置かれることが好ましい。マスク部がそのような位置に置かれると、カフが膨張して患者の声帯開口部周辺を密閉し、このことによりチューブ110の基部に近い端112から患者の気管まで延びる密閉された気道が確保される。
説明の便宜上、ここでは「完全挿入配置」という用語を、患者に挿入され下記の特徴を有するラリンゲルマスク気道確保器具について言及するために使用する。(1)マスク部が患者の声帯開口部周辺に配置されている、(2)カフが膨張し患者の声帯開口部周辺を密閉している、および(3)エアウェイチューブが患者の口の外側に位置する基部に近い端からマスク部につながれた末端まで延びており、器具がチューブの基部に近い端から患者の肺まで延びる密閉された気道を備えるよう、該チューブは患者の口および患者の上気道を通して延びている。図2は、完全挿入配置にあるラリンゲルマスク気道確保器具を示す。
器具100が完全挿入配置にあるとき、器具100は気管の内面に接触することがないという効果を奏する。より適切にいえば、患者の喉頭口を囲む組織と膨張性カフ134とが接触することにより、密閉がなされる。敏感な気管の内面とは異なり、喉頭口の組織は異物に順応する。たとえば、食物を嚥下する間、食道まで行く途中、食物は普通これらの組織に押しつぶされる。したがってこれらの組織は、より鈍感で、膨張可能なカフとの接触による損傷を受けにくい。
米国特許第5,303,697号は、「挿管ラリンゲルマスク気道確保器具」として言及されるであろうもう一つのタイプの従来技術たる器具の例を記載している。上記挿管器具は、気管内チューブの挿入を容易にするのに有用である。挿管ラリンゲルマスク気道確保器具が完全挿入配置についた後、該器具は引き続いて挿入される気管内チューブを導く働きをする。このようなやり方でラリンゲルマスク気道確保器具を使用することにより、通例気管内チューブの「盲目的挿管」として知られていることが容易になる。挿管ラリンゲルマスク気道確保器具を挿入するには、患者の頭部、頸部および顎を少し動かすだけでよい。一旦該器具が完全挿入配置となると、事実上それ以上患者を動かさなくても、単に気管内チューブを挿管ラリンゲルマスク気道確保器具のエアウェイチューブに挿入するだけで、気管内チューブを挿入することが可能になる。これは、気管内チューブを挿管ラリンゲルマスク気道確保器具の助けなしに挿入するときに必要とされる、患者の頭部、頸部および顎の相対的に大きな動きとは対照的である。
図2に見られるように、器具100が完全挿入配置になると、エアウェイチューブ110は患者の上気道(つまり、硬口蓋、軟口蓋、および、咽頭のような解剖学的組織により定義され、口と声帯開口部との間に空気が自由に通ることを可能にする患者の気道路)の形状によって定義される曲線の形状を取る。説明の便宜上、「挿入形状」という用語は、ラリンゲルマスク気道確保器具が完全挿入配置にあるときにエアウェイチューブが帯びる形状について言及するためにここでは用いられ、そして「自然な配置」および「自然な形状」は、チューブに外部からの力がはたらいていないとき(たとえば、器具が患者に挿入されていないとき、あるいは、単に使用されていないとき)にエアウェイチューブが帯びる形状について言及するために使用される。
挿管ラリンゲルマスクにおいて、エアウェイチューブは、剛体あるいは剛体に準ずる材質で作られ、チューブの自然な形状自然な形状はチューブの挿入形状と同一、あるいは、ほぼ同一である。しかし、エアウェイチューブが常に剛体の材質で作られるのが望ましいとは限らない。たとえば、金属のような剛体の材質を使用すると器具のコストを増大させ、器具の挿入を複雑化する可能性がある。
器具100のような他のラリンゲルマスク気道確保器具では、自然な形状は挿入形状とは異なり挿入形状にくらべより直線的になる、弾力性を有するエアウェチューブが使用されている。しかしながら、エアウェイチューブには、挿入時にたわむ、あるいは、曲がること、および、器具が患者の体内にあるい間、曲がった位置、あるいは、圧力のかかった位置を保つことも要求される。器具100において、挿入時にエアウェイチューブが曲がる量(あるいは自然な形状と挿入形状との差)は、自然な形状が直線状ではなく少し曲がったチューブを製造することによって低減される。図1Bは、器具100のエアウェイチューブ110の自然な形状を示す。
いくつかの要因が、器具100のような弾力性を有するチューブ器具のためのエアウェイチューブの設計に影響する。エアウェイチューブ110は、該チューブが自然な形状から挿入形状へと容易にたわむ、あるいは、曲がるよう十分に弾力的でなければならない。しかしながら、エアウェイチューブ110はまた、体内にあるときの形状へと曲がったとき、ねじれの形成に対抗できるよう十分に堅いか、あるいは、十分な強度を有するべきである。図3は、極度の量によってチューブが曲がった結果ねじれ180を有するチューブの例を示す。周知のとおり、いかなるチューブにおいても、該チューブによって規定される内側の通路のサイズは、ねじれ180において極端に減少する。ねじれがチューブに与える効果は庭のホースに関して通常経験される。たとえば、庭のホースにねじれが一つできると、ホースを通りスプリンクラーによって配水される水の量は極端に減少する。そのねじれの効果はラリンゲルマスク気道確保器具においても類似している。ラリンゲルマスク気道確保器具のエアウェイチューブに形成されるいかなるねじれも、チューブの気道路を本質的に閉ざし、チューブを通過する空気の量を極端に減少させる。したがって、チューブが体内にあるときの形状へと曲げられたときにねじれが形成されないようエアウェイチューブを設計することが重要である。エアウェイチューブは自然な形状と挿入形状との間を容易に移行できるように十分に曲げやすいものであるべきだが、体内にあるときの形状に曲げられたときにねじれができるほど曲がりやすくてはいけない。
器具100は、ほぼ円筒形のエアウェイチューブ110により、この折衷案を達成した。チューブが静止位置にあるときチューブの中心軸をまっすぐよりもむしろ曲げるように、エアウェイチューブがあらかじめ曲がって(図1B参照)いないとしたら、チューブは完全な円筒形である。図4は、図1Bに見られるように線4−4に沿って取られたエアウェイチューブ110の断面を示す。図4に見られるように、エアウェイチューブ110の外周110−oは円形である。チューブ内部の気道路を規定しているエアウェイチューブ110の内周110−iもまた円形である。また、外周および内周、110−iおよび110−oは、共通の点Cを中心としている。エアウェイチューブ110は、ShoreAスケールで約50〜80のデュロメターにより特徴付けられるポリ塩化ビニール(PVC)あるいはシリコンにより製造することができる。成人男性のサイズでは、エアウェイチューブ110の壁厚Tがほぼ2.5mmに等しくなるよう、内側の半径Ri(つまり中心Cから内周110−iまでの距離)はほぼ5mmに等しく、外側の半径Ro(つまり中心Cから外周110−oまでの距離)はほぼ7.5mmに等しくなっている。
器具100のエアウェイチューブ110は、患者に容易に挿入できるよう十分に曲げやすく(また自然な形状自然な形状と体内にあるときの形状との間で比較的容易変形する)、かつ、挿入形状に曲がったときにねじれを作らないよう十分に堅いという望ましい折衷案を達成したが、エアウェイチューブ110には挿入形状にあるとき常に圧力がかかっている。この圧力は、自動的に自然な形状自然な形状に戻ろうとする、弾力のあるエアウェイチューブの傾向を反映したものである。この圧力の結果、図2に示したように器具100が完全挿入配置にあるときは必ず、患者の解剖学的組織に力Fが作用する。
ラリンゲルマスク気道確保器具とともに用いられる、改良されたエアウェイチューブが必要とされる。
このような目的が、改良されたエアウェイチューブにより特徴付けられるラリンゲルマスク気道確保器具には与えられている。本発明によれば、ラリンゲルマスク気道確保器具のためのエアウェイチューブが提供され、上記ラリンゲルマスク気道確保器具は膨張可能なカフを備え、上記カフは、少なくとも膨張時に中央開口部を規定し、患者の口を通して該患者体内の挿入位置まで挿入することが可能であり、膨張時に上記挿入位置で上記患者の声帯開口部を取り囲み、上記エアウェイチューブは弾力性を有する壁を備え、上記弾力性を有する壁は、該エアウェイチューブが挿入形状にあるとき圧縮あるいは伸張を被る領域において、少なくともひとつの厚みが減じられた領域を備える。
ある側面から言えば、本発明は膨張可能なカフおよびエアウェイチューブを含むラリンゲルマスク気道確保器具に使用されるチューブを提供する。上記膨張可能なカフは、少なくとも膨張時に中央開口部を規定する。上記カフは患者の口を通して患者体内の挿入位置まで挿入できる。膨張し挿入位置にあるとき、上記カフは患者の声帯開口部を囲む。上記エアウェイチューブは、基部に近い端から末端まで延びている。上記エアウェイチューブは、内部通路、前部、後部、左部、および右部を規定する。上記カフが膨張し挿入された位置にあるとき、気道路は、チューブの基部に近い端から内部通路を通って声帯開口部まで延びる。前部は、左部および右部よりも壁厚が薄いことを特徴とする。後部は、左部および右部よりも壁厚が薄いことを特徴とする。
エアウェイチューブの外周は、平坦部を規定し、その平坦部は、チューブの末端近くから基部に近い端近くまで延びる。エアウェイチューブの内周は、楕円形であるということを特徴とする。
上記チューブの形状は、器具が患者に挿入されたときに器具により患者にかかる圧力を減少させるという効果を奏する。また、上記チューブの形状は、該チューブに備えられた気道路のサイズを拡大するという効果を奏する。また、上記チューブの形状によれば、器具を患者に挿入するのを容易にすることが可能である。
単に本発明の説明を目的としていくつかの実施例が示され記載されている以下の詳細な説明および図面から、本発明の他の目的や効果は当業者にとって容易に明らかになるだろう。図面および説明は実例とみなされるべきであり、請求項に示された出願の範囲を制限し限定する意味にみなされるべきものではない。
本発明の性質および目的が十分に理解されるように、同じ参照番号が同じあるいは類似した部分を示すのに使用されている、付与された図面に関して行われる以下の詳細な説明を参照すべきである。
図面を参照すると、図5A、および、5Bは、それぞれ、外部からの力が器具にはたらいていないときの、本発明にしたがって構成されたラリンゲルマスク気道確保器具500を示す斜視図、および、側面図である。図5Cは、完全挿入配置にあるときに器具500が帯びる形状を示す側面図である。つまり、図5Aおよび5Bは上記器具のエアウェイチューブの自然な形状を示し、図5Cは前記器具のエアウェイチューブの挿入形状を示す。示されているように、器具500は従来の器具100と多くの特徴を共有する。しかしながら、器具500は、エアウェイチューブ110の代わりに、改善されたエアウェイチューブ510を含む。図6Aは、図5Bに示された直線6A−6Aに沿って取られたエアウェイチューブ510の断面を示す断面図である。図6Bは、図5Cに示された直線6B−6Bに沿って取られたチューブ510の断面を示す断面図である。つまり、図6Aおよび図6Bは、それぞれ、自然な形状および挿入形状にあるエアウェイチューブ510の断面を示す断面図である。
以下により詳細に議論するように、上記エアウェイチューブ510は従来のエアウェイチューブ110と主に二つの点で異なる。第一に、改良されたチューブ510は平坦部510−fを規定する(例えば、図5A参照)。第二に、少なくともチューブが自然な形状であるとき、改良されたチューブ510の内周は円形状ではなく、卵形、または、図6Aに示すように、楕円形状により特徴づけられる。さらに以下に議論するように、エアウェイチューブ510の上記構成によれば、上記器具500が完全挿入配置にあるとき、エアウェイチューブにより患者の繊細な解剖学的組織に作用する力を減ずるという効果を奏する。また、エアウェイチューブ510の上記構成は、該チューブが挿入形状に曲げられるとき、つぶれる、あるいは、ねじれるという該チューブ510の傾向を緩和し、該チューブ510により規定される内部の気道路の容量を最大化することにより、流れの抵抗を減少させるという効果を奏する。上記器具500の他の利点に関しては、後述する。
図5Dは構成部材に分解された器具500を示している。図示したように、エアウェイチューブ510は、接続部550と管部560とを含む。上記接続部550は従来技術装置において用いられるものと同様であることが好ましい。接続部550は一般に管部560より堅く、基部に近い端は標準的な換気装置と適合するように設計されており、また末端は管部560の基部に近い端にはめ込み式に合わさっている。上記管部560の基部に近い端は上記接続部550の末端を受容し、その該管部560の末端514は、マスク部130の基部に近い端132により規定される円柱状の開口部の中へ着脱可能な状態で延びている。図5A−Dに示すように、上記平坦部510−fは、管部560の末端514から管部560の基部に端に近い場所562まで延びていることが好ましい。
図5A、図5B、および、図6Bに最もよく示されているように、エアウェイチューブ510の外周510−oは円形状ではない。さらに適切に言えば、上記外周510−oは二つの部分、すなわち、曲線状セグメント510−cと直線状セグメント510−lとにより規定される。曲線状セグメント510−cは、曲率中心Cと半径Roにより規定される円の大部分をなす弧であり、A点からB点まで時計回りに延びている。直線状セグメント510−lは、A点とB点との間の最小距離として定義される実質上の直線である。エアウェイチューブ510の外周に直線状セグメント510−lが存在することにより、該チューブに「平坦な」外見を与える。図5A−Dに示されたように、チューブ510はほぼ末端514から場所562まで延びる平坦部510−fを規定する。
エアウェイチューブ510は前部、後部、右部、左部を規定しているものと考えられる。図6A、5C、および、2、特にマスク部に近いエアウェイチューブの一部を示している図2の部分を比較すると、平坦部510−fがエアウェイチューブ510の前部を規定しており、また、後部510−pが該平坦部と対向していることが見て取れる(すなわち、器具500が完全挿入配置完全挿入配置にあるとき、後部510−pは患者の咽頭壁に隣接し、平坦部510−fはマスク部130の近くで、後部510−pに対して「前」あるいは前方にある)。上記エアウェイチューブの右部および左部、510−左および510−右は、それぞれ、図6Aに示されている。前部、後部、右部、および、左部の命名は、全て完全挿入配置完全挿入配置にある器具500に対してなされていることが理解されるであろう。
エアウェイチューブ510は、内部の気道路520を規定し、内部の気道路520は該チューブの基部に近い端と末端との間に延びている。管部560において、気道路の境界は、管部560の内周510−iにより規定されている。上に注意したように、少なくともチューブ510が自然な形状にあるとき、管部560の内周510−iは卵形である。該卵形の内周510−iは、短軸521と長軸522により特徴付けられる(短軸521と長軸522とは図6Aにおいて鎖線で示される)。短軸521は管部560の左側と右側との間に延びる。長軸522は前側510−lと後側510−pとの間に延びる。名前が示唆するように、少なくともチューブ510が自然な形状にあるときは、長軸522は短軸521よりも長い。
卵形の内周510−iは曲線状セグメント510−cの曲率中心Cを中心としていない。図6Aにおいて、鎖線で描かれた水平線521は気道路520を大きさの等しい上半領域と下半領域とに2分割している。図示したように、この2分割線521は曲率中心Cからずれており、曲率中心Cと上記前面510−pとの間に位置している。
図6Aに示されるように、管部560の前部の壁の厚みはT1であり、管部560の背面部の壁の厚みはT2であり、管部560の左側面部の壁の厚みはT3であり、管部560の右側面部の壁の厚みはT1である。該チューブの平坦になった後部と卵形の内部路のズレとの帰結として、前面部および背面部の壁の厚み(それぞれT1およびT2)は、左側面図および右側側面部の壁の厚み(それぞれT3およびT4)よりも薄くなっている。好ましくは、前面部の厚みT1は、背面部厚みT2に実質的に等しくする。また好ましくは、左側面部の厚みT3は、右側面部の厚みT4に等しくする。好ましい、成人男性サイズの一実施形態において、管部560の厚みT1、T2、T3、および、T4は1.7mm、1.7mm、3.3mm、および3.3mmにおよそ等しく、また曲線状セグメント510−cの半径Roは7.5mmにおよそ等しい。上記好ましい実施形態において、エアウェイチューブ510の管部560はShoreAスケールで50〜90の範囲のデュロメータで特徴付けられるPVC素材により形成されている。
図5A−C、および図2に概要が描かれているように、弾力のある曲げやすいエアウェイチューブは挿入形状に曲げられたとき、該チューブは自然にその自然な形状に戻ろうとする傾向がある。この傾向により、完全挿入配置にある装置は繊細な解剖学的組織に対して力Fを作用させる。挿入の継続時間が比較的短い(例えば、数分)とき、そのような力は重大な懸念を引き起こすものではない。しかしながら、ある状況では、ラリンゲルマスク気道確保器具を、数時間の長時間にわたり、完全に挿入した状態のままにすることが望ましいこともある。このような条件下では、患者に作用する力F(図2および5Cに図示)は重要であり、最小化することが望まれる。
弾力性を有するエアウェイチューブが自然形状から挿入形状へと屈曲されたとき、結果的に管壁の各部は変形する。特に、該チューブの前部の少なくとも一部は圧縮され、該チューブの後部の少なくとも一部は弾性的に引き伸ばされるか、あるいは、張力のもとにおかれる。この該エアウェイチューブのある部分における圧縮と別の部分における伸張とに対する応答として、力Fが発生する。一般に、弾性部材の圧縮と伸張より発生する力は、該部材の厚みとともに増加する。エアウェイチューブ510が挿入形状へと曲げられたとき、最大の圧縮と伸張とが、それぞれ、管部560の前部510−fと後部510−pとで起こる。エアウェイチューブ510のこれらの部分の壁の厚み(すなわち、前部510−fと後部510−pとにおける壁の厚み)は最小に減じられるよう設計されている。圧縮と伸張を被る、チューブ510の領域における壁の厚みを減少させることにより、装置が完全挿入配置にあるとき該チューブにより発生され患者に対して作用する力を、有効に減少させることが可能になる。
患者の外傷を軽減することに加え、力Fを減少させることはラリンゲルマスク気道確保器具500の安定性を増大させるという効果を奏する。ラリンゲルマスク気道確保器具が完全挿入配置にあるとき、理想的には、該器具に対して該器具を患者に対して相対的に移動する力は作用するべきではない。しかしながら、上記力Fは患者の内部で該器具の移動を引き起こす。もし、上記力Fが十分大きいと、あるいは、患者の動きまたは患者の体外にあるエアウェイチューブの動きの結果として生じる他の力と合わされると、結果的に作用する力は該装置を患者の内部で動かすことになる。力Fを最小限に低減することにより、器具500は完全挿入配置時に該器具が患者に対して相対的に移動してしまう可能性を低減するという効果を奏する。
上で議論したように、エアウェイチューブの前部510−fと後部510−pとの壁厚を減ずることは器具500が完全挿入配置にあるとき患者に作用する力Fを減少させるという効果を奏する。また、これら壁厚を減ずることは、チューブ510が挿入形状に折り曲げられたときねじれを形成することを防ぐ該チューブの能力にほとんど影響を与えることはない。これはなぜなら、チューブが折り曲げられたときねじれが形成されるのを防ぐ能力は、原理的にはそのチューブの右側と左側の壁の厚みによって決定されるためである(なぜなら、ねじれができるとき、これらの右と左の壁がつぶれるから)。チューブ510において、エアウェイチューブの右側と左側との壁はねじれの形成を阻害するのに十分な厚みを有しており、かつ、該エアウェイチューブの前と後とろの壁は患者に作用する力を軽減するよう十分薄くなっている。
管部560の他の有効な特徴は、管部560の最も薄い部分(すなわち、前部510−fおよび後部510−p)を支え、ねじれの形成を防ぐことである。図6Aを参照すると、該チューブにおける鎖線521より上の部分は「アーチ形状」により特徴づけられる。アーチの基底(鎖線521近傍)の管壁はアーチ頂上近傍(後部510−p近傍)の管壁より厚くなっている。この「アーチ形状」は、卵形の、もしくは楕円の、内周510−iによる、またとくに、該楕円の長軸522が該チューブの前部から後部へと延びるよう向き付けられていることによる帰結である。「アーチ形状」は相対的に薄い後部510−pを支えるのに都合が良く、ねじれの形成を妨げる。同様に、該チューブにおける鎖線521の下の部分もまた「アーチ形状」で特徴づけられ、該アーチ形状が薄い前部を支え、ねじれの形成を防ぐ。
更に図6Bは、エアウェイチューブ510のもう一つの利点を示している。チューブ510を挿入形状へと屈曲させると、チューブの前部および後部を押す圧力Fсが生じる。前述のように、チューブ510はこのような圧力に抵抗し、チューブがつぶれたり、よじれができたりしないように構成される。しかしながら、圧力Fсはチューブ510の形状に影響する。特に、このような圧力は、チューブを締め付け、内周510−iをより円形にする傾向がある。つまり、チューブ510が自然な形状であるとき、内周510−iは卵形である。しかし、チューブ510が強制的に挿入形状にされると、自然には卵形であった内周510−iはより円形に近い形状に変形される。
チューブ510が自然な形状であるとき、内周510−iは、楕円形であること、および、内周の長軸522(図6A参照)がチューブの前部と後部との間に延びていることを特徴により特徴付けられる。内周の長軸522は、チューブを挿入形状に曲げることによって発生する圧力の方向と一致するようになっている。(あるいは、チューブ510が自然な形状であるか挿入形状であるかにかかわらず、エアウェイチューブ510の長軸522と中心軸との両方を共通の面に置く。)長軸522がこれら圧力の方向と一致することにより、チューブが挿入形状に曲がったとき、長軸方向に内周が縮められ、内周がより円形に近い形状に変形するという効果を奏する。外周510−oは、チューブ510が自然な形状であるときはほぼ円形である(平坦部510−lは除く)が、同様に、より楕円に近い形状に変形される。従来の円筒形のチューブが挿入形状に曲げられらとき、自然な形状では円形であった外周および内周が、両方楕円形に変形してしまっていた。そのため従来のエアウェイチューブは強制的に挿入形状にされると、内側の気道路が狭く、あるいは楕円形になり、それゆえ引き続いて行われるカテーテルあるいは気管内チューブの挿入がより困難になり、さらに、気道路を通る気体の流れに対する抵抗が増す。しかしながら、チューブ510は挿入形状に曲がると、その内部の気道路はより円形に近い形状へと変形し、それゆえカテーテルあるいは気管内チューブの挿入を容易にし、かつ、良好な流れを維持できる。
上記の利点に加え、エアウェイチューブ510の上記構成は、同程度のサイズの従来のチューブと比較して、より大きな断面積を有する気道路が得られるという効果を奏する。図4および6Aを参照すると、上記寸法Dは、エアウェイチューブの外側前部と外側後部との間の距離である。図4に見られる従来のチューブ110の場合は、距離Dは単にチューブの外側の直径である。図6Aに見られるチューブ510の場合は、チューブの外側の断面が円形ではないため、距離Dは「直径」ではない。しかしながら、チューブ110およびチューブ510の両方において、距離Dはチューブを挿入するのに必要な歯間の空隙(つまり、エアウェイチューブを収容するのに必要な上の歯と下の歯との間の空間、あるいはチューブを収容するために患者が顎を開けねばならない量)を定める。任意に与えられた距離Dに対し、気道路520の断面積は、先行技術のチューブ110によって得られる気道路の断面積より大きい。つまり、外側の直径Dにより特徴付けれる従来の円筒形のチューブにおいては、同じ寸法Dにより特徴付けられるチューブ510によって得られる気道路と比較して、より小さいサイズの気道路しか得られない。これはよじれの形成を防止するために従来の円筒形のチューブが必要とする壁厚が、気道路520と比較して、気道路の断面をより小さくしてしまうためである。
一般に、エアウェイチューブの外側の寸法D(および対応する歯間の空隙)を最小にし、一方同時にチューブの気道路部分を最大にすることが望ましい。大きな気道路は、患者の肺の換気を容易にし、かつ、続いて挿入される気管内チューブを導く挿管器具としてのラリンゲルマスク気道確保器具の使用を容易にする。
従来技術の円筒形のチューブと比較して、エアウェイチューブ510は、任意に与えられた外寸Dに対して、より断面積の広い気道路520を備える。したがって、エアウェイチューブ510は、従来のチューブより小さい外寸Dを持ちながら、従来のチューブと等しい断面積を持つ気道路を備えるよう構成することが可能である。そのようなエアウェイチューブを用いて構成されたラリンゲルマスク気道確保器具は、対応する従来の器具と同等の換気容量を備える一方、同時により容易に挿入することが可能である。別法として、エアウェイチューブ510は、先行技術の円筒形のチューブと同等の外寸Dを備え、一方同時により広い断面積を有する気道路を備えるように構成されてもよい。そのようなエアウェイチューブを用いて構成されたラリンゲルマスク気道確保器具は、対応する従来の器具と比べ挿入を困難にすることなく、より大きい換気容量を備え、かつ、より直径の大きな気管内チューブの挿入を可能にするという効果を奏する。
エアウェイチューブ510のもうひとつの利点は、平坦部510−fにより器具500の挿入が容易になることである。開業医は普通人差し指を器具の上、エアウェイチューブとマスク部との結合部の近くに置き、指で器具に圧力を加えてラリンゲルマスク気道確保器具を挿入し、それによりマスク部を患者の口および喉に押しこむ。挿入の間、開業医の指が容易にエアウェイチューブから滑り落ちてしまうため、従来技術の円筒形のチューブは、このようなタイプの挿入をいくらか困難にする。エアウェイチューブ510の平坦部510−fは、開業医が指を置き、器具の挿入の間圧力を加える安定した操作架台を備える。
器具500のもうひとつの利点は、器具の患者への挿入を調整する挿入治具の使用に関する。挿入を調整するために指の使用に代わるものとしてよく知られているのが「挿入治具」の使用である。そのような挿入治具は一般に、エアウェイチューブとマスク部との結合部の近くでラリンゲルマスク気道確保器具に取り付けられた末端を有する。そのような挿入治具も、一般に、挿入の間開業医が握り、挿入処置の間ずっと患者の口の外に出ている、基部に近い端を有する。
図7は、図5Aに示される直線7−7に沿って取られた器具500のビューを示し、特にエアウェイチューブ510とマスク部130との結合部の近くの器具を示す。図示されているように、エアウェイチューブ510の末端はマスク部130の円筒形の基部に近い端132とはめ込み式に合わさっている。図示されているように、隙間710はチューブ510の平坦部510−fとマスク部130の基部に近い端との間の空隙として定義される。上記隙間710は、器具500を挿入する間、挿入治具の末端を置くのに有用な場所を与える。
上に注意したように、図6Aはチューブが自然な形状にあるときの管部560の断面を示している。外周510−oは曲線状セグメント510−cと直線状セグメント510−lとにより境界付けられるものとして述べてきた。好ましい実施の形態において、曲線状セグメント510−cは点Cを中心とする円の大きい方の弧であり、直線状セグメント510−oは大きい方の弧510−cの二つの端点の間に延びる上記円の弦である。しかしながら、本発明に係るエアウェイチューブは必ずしもこの厳密な断面を必要とするわけではなく、平坦部510−fを規定するエアウェイチューブは一般に本発明に含まれることを認識されたい。例えば、円の大きい方の弧の代わりに、上記曲線状セグメント510−cは、楕円、あるいは円でない曲線から得ることができる。さらに、上記曲線状セグメント510−cは必ずしも点Cを中心とする必要はない。同様に、直線状セグメント510−lは必ずしも直線である必要はない。より適切に言えば、それは曲線あるいは弓なりになった経路から得ることができる。しかしながら、直線状セグメント510−lの曲率半径は曲線状セグメント510−cの曲率半径と比べて十分大きいことが好ましい。換言すれば、直線状セグメント510−lは曲線状セグメント510−cと比べてより直線的であることが好ましい。また、エアウェイチューブの実質的な長さに沿った任意の点で取られた断面は曲線状セグメント510−cと直線状セグメント510−lとの合併により特徴付けられることが好ましい。該チューブの長さに沿った任意の点で取られた断面に直線状セグメント510−lの存在により、結果的に、望ましい平坦部510fを備えるチューブが得られる。
同様に、好ましい内周510−iは楕円形だが、本発明に係るエアウェイチューブは異なるタイプの曲線形状を有する内周により特徴付けられても良い。好ましくは、該チューブの内周は静止状態において円形ではなく、また、内周の右側と左側との間の距離が内周の前側と後側との間の距離より小さいことが好ましい。
従来のラリンゲルマスク気道確保器具を示す、斜視図および側面図である。 従来のラリンゲルマスク気道確保器具を示す、斜視図および側面図である。 完全挿入配置にある、図1Aおよび図1Bに示された従来の器具を示す。 よじれを形成するのに十分なほどに曲げられたチューブを示す。 図1Aおよび図1Bに示された器具のエアウェイチューブを示す断面図であり、図1Bに示された直線4−4に沿って取られた断面図である。 本発明により構成されたラリンゲルマスク気道確保器具を示す斜視図である。 図5Aに示された器具を示す側面図であり、上記チューブの自然な形状を示す。 図5Aに示された器具を示す側面図であり、上記チューブの挿入形状を示す。 構成要素に分解された、図5A〜Cに示された器具を示す。 図5Bに示された直線6A−6Aに沿って取られた、エアウェイチューブを示す断面図である。 図5Cに示された直線6B−6Bに沿って取られた、エアウェイチューブを示す断面図である。 図5Aに示された直線7−7に沿って取られた、図5Aに示された器具のエアウェイチューブとマスク部との断面を示す断面図である。

Claims (9)

  1. 膨張可能なカフであって、少なくとも膨張時に中央開口部を規定し、患者の口を通して該患者体内の挿入位置まで挿入することが可能であり、膨張時に上記挿入位置で上記患者の声帯開口部を取り囲むカフを備えたラリンゲルマスク気道確保器具用のエアウェイチューブであって、
    弾力性を有する壁を備え、
    上記弾力性を有する壁は、該エアウェイチューブが挿入形状にあるとき圧縮あるいは伸張を被る領域において、少なくともひとつの厚みが減じられた領域を備えることを特徴とするエアウェイチューブ。
  2. 圧縮あるいは伸張を被る領域において、複数の厚みが減じられた領域を備えることを特徴とする請求項1に記載のエアウェイチューブ。
  3. 基部に近い端および末端と、
    前部、後部、左部、および、右部とを備え、
    上記前部は上記左部および右部よりも壁の厚みが薄く、
    上記後部は上記左部および右部よりも壁の厚みが薄いことを特徴とする請求項1に記載のエアウェイチューブ。
  4. 上記壁の断面は外周を有し、
    上記外周は曲線状セグメントと直線状セグメントとを含み、
    上記曲線状セグメントは第1の点から第2の点まで延び、
    上記直線状セグメントは第1の点から第2の点まで延びていることを特徴とする請求項1から3のうち何れか一項に記載のエアウェイチューブ。
  5. 上記壁の断面は内周を有し、
    上記内周は楕円形であることを特徴とする請求項1から4のうち何れか一項に記載のエアウェイチューブ。
  6. 上記壁の外周は平坦部を有することを特徴とする請求項1から5のうち何れか一項に記載のエアウェイチューブ。
  7. 上記平坦部はチューブの末端近傍から基部に近い端近傍まで延びていることを特徴とする請求項6に記載のエアウェイチューブ。
  8. 請求項6または7に記載のエアウェイチューブであって、上記平坦部は、上記チューブの上記ランリゲルマスク気道確保器具に差し込まれる末端にまで延びていることを特徴とするエアウェイチューブ。
  9. 請求項1から8のうち何れか一項に記載のエアウェイチューブを含むラリンゲルマスク気道確保器具。
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