JPH10179677A - 救急蘇生用食道内エアウェイ - Google Patents

救急蘇生用食道内エアウェイ

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JPH10179677A
JPH10179677A JP34389596A JP34389596A JPH10179677A JP H10179677 A JPH10179677 A JP H10179677A JP 34389596 A JP34389596 A JP 34389596A JP 34389596 A JP34389596 A JP 34389596A JP H10179677 A JPH10179677 A JP H10179677A
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暢 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気管に挿入する必要が無く、チューブの断面
も先端部も横長の楕円形状のため喉頭口に誤って挿入さ
れる危険が少なく、口腔から下部食道深部まで容易に挿
入できて、選択的あるいは同時にバルーンを膨張し、先
端部は食道を閉鎖し、基端部近くでは咽頭部で口腔・鼻
腔からの通路を閉鎖して気密となり、換気操作をおこな
え、安全で、確実に上気道を確保する上で使用し易く、
かつ緊急時に加圧人工呼吸による蘇生用にも使用する気
道確保兼人工呼吸用具を提供する。 【解決手段】 第1、第2のバルーンと、弓状に湾曲
し、断面が横長の楕円形状で4又は3つのルーメンを持
ち2つのバルーンの間に呼吸ガス流通用側孔を持ち、ま
た、先端が直線状に延び、先端部は最先端が湾曲の外周
側にくるように斜めに形成された呼吸用チューブと、バ
ルーンを選択的にあるいは同時に膨張させるバルーン膨
張用チューブとからなり、第2のバルーンは第1のバル
ーンに比べ弾性の低い材料で形成し、同時に膨張する場
合は第1のバルーンの膨張径が制限できる材料を選択す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、患者の呼吸に必要
な気道確保に用いるエアウェイに関する。更に詳しく
は、気管内チューブや顔マスクを用いることなく、全身
麻酔中、又は昏睡状態の、又は自らは気道確保する上で
無力で、上気道を開放保持することの困難な患者(筋無
力症や麻痺患者)の気道を確保し、患者が喉頭から気管
そして肺へ、空気又は酸素や麻酔ガスを吸入または呼出
しやすい気道(エアウェイ)を口腔内から咽腔内にかけ
て確保するとともに、必要に応じてそれを通じて間欠的
加圧人工呼吸をも行えるようにするための医療用気道確
保用器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、麻酔用、救急蘇生用、または重症
患者管理用の気道確保のための医療用器具としては、気
管内チューブ、経口・経鼻エアウェイ、食道−気管エア
ウェイ(Combi−tube)、ラリンゲアルマスク
(LM)、食道閉鎖式エアウェイ(EOA)、食道胃チ
ューブ付エアウェイ(EGTA)などがあった。
【0003】気管内チューブを経口的又は経鼻的に患者
の気管内に挿入して、これを麻酔器、人工呼吸器、蘇生
器につないで使えば、気道確保は確実で、気管内吸引も
適宜行いやすく、胃、食道からの逆流物も気道から隔絶
され、さらに加圧人工呼吸も必要に応じて支障なく行え
るので、最も広く利用されてきた。
【0004】しかし、この方法は救急救命の目的で緊急
時に確実に行おうとすると、直視下の喉頭展開を伴う気
管内挿管の操作が、不整脈の発生、胃内容の逆流など重
篤な合併症を起こしやすく、危険度の高い、かつ、侵襲
度の大きい医療行為であって、この操作に習熟した医師
でもその環境、患者の体位などによっては実際には容易
に行い難いこと、さらに反射作用の強い喉頭や繊細な気
管内面の絨毛上皮を、気管内チューブやそのカフで圧迫
刺激することにより、後に異物感、喀痰困難などの副作
用を招き、ひいては声門浮腫や気管炎などの重篤な合併
症を引き起こす危険性の高いことは大きな欠点であり、
換気を行うための気道確保を目的として喉頭や気管内に
異物を入れることは、できるだけ避けた方が良いのは医
学上の切実な要求である。つまり、気管内挿管は、なる
べく開胸・上頸部手術など必要やむおえない場合に限り
たいのが実情であり、気管内チューブに代わる確実な方
法があればこれに越したことはない。
【0005】一方、経口エアウェイや経鼻エアウェイは
長年広く使われているが、単に挿入したエアウェイの先
端部で機械的に舌根を支えて、その沈下によって気道閉
塞を防ぐのに役立てようとするもので、その先端部の周
縁を支えきれないので十分には役立たないことも多く、
また食道から気管への逆流を防げず、更に人工呼吸を行
うときには顔マスクを気密に手で保持することを要求さ
れることが大きな欠点であり、使用できる症例の範囲も
使用可能な時間も一般に限定される。しかし、気管内チ
ューブのようにその取り扱いに習熟した医師ばかりでな
く、看護婦や救急隊員などが広く使えることは重要な利
点である。
【0006】また、食道、気管のいずれに挿管されても
送気ルートを選択することにより、換気が行える装置が
特開平5−269204号公報、USP4688568
号、特開平7−213614号公報に開示され、実用化
されている。この装置は食道、気管のいずれかに挿入さ
れてもその挿入場所が確認できれば送気ルートを選択し
て換気を行えるが、確認を誤まり送気ルートが誤ってい
る場合は換気不可能になるため食道、気管のどちらに挿
入されたのかを素早く正確に確認・診断することが必要
になる。また、気管内チューブ同様、気管に挿入された
ばあいは重篤な合併症の起こる可能性が高く、この操作
に習熟した医師でないと実際には行い難いこともあり、
日本では心肺停止患者に対し救急救命士が気道確保のた
めの用具としてこの装置が使われているが、救急救命士
には気管内への挿入は認められていないのが実情であ
る。また、食道に挿入する場合にも、その長さを気管分
岐部までに合わしてあるので、食道深部までは到達せ
ず、しかも元来気管に挿入しやすいように材質が硬いま
ま先端まで弓状の湾曲を形成してあるため、食道前部を
傷つけやすく、閉胸心マッサージによる蘇生法を行うと
特に危険である。
【0007】さらに、英国ロンドンの医師Brainが
発明した(英国特許第2,111,394号)、ゴム製
のクッション(マスク)を太径の弓状チューブの先に付
けた状態で、喉頭口の所にかぶせて使う喉頭マスク(L
M)と称するものも、近年日本に導入され、麻酔用や救
急蘇生用に使用されている。日本では1983年Br.
J.Anaesth.におけるBrainのLaryn
geal maskと題する論文、1989年学術誌
「麻酔」における天羽らの紹介などによって公知となっ
たため、これにマスク領域に溜まる液体を吸引又はサイ
フォン方式で体外へ排出する工夫を加えた発明が、特開
平2−283378号公報に開示されているが、この形
ではまだ市販されていない。
【0008】LMを使用すると、気管内に異物を挿入す
る必要が無く、正しく挿入されれば、伏臥位などを除く
自発呼吸下の全身麻酔用には便利で、術後の合併症もな
く安心して使えるもので世界中で注目されている。欠点
は、自発呼吸のない状態での挿入では、換気状態を直ち
に観察して適切な位置か否か判断できず、また、クッシ
ョン(マスク)には方向性が要求されるが正しい使用位
置に落ち着かせることは必ずしも容易ではなく、患者の
体位転換や運搬移動に際してクッション(マスク)がず
れて、却って大きく膨らんだクッション(マスク)が気
道を閉塞する危険がある。また、咽腔内でクッション
(マスク)を喉頭口に気密に押しつける圧力が足りない
ので、加圧人工呼吸を行う時には、一定以上の気道圧
(約20cmH2O以上)になるとクッションの周りに
ガス漏れが生じて、十分な加圧人工呼吸が行い難いこ
と、上部食道の閉鎖程度も不十分なので、胃内容物の逆
流と気管内への流入(誤飲)も避け切れない点等であ
る。日本では医師のみならず看護婦や救急救命士もLM
を使用できるが、救急蘇生用としては陽圧人工呼吸の加
圧に限度があるばかりか、正しい挿入の深さや位置の決
定に難渋したり、救急の現場あるいは救急車で搬送中に
位置ズレが生ずることがあった。
【0009】更に、気管内挿管時のような喉頭展開を行
う必要が無く、盲目的に素早く食道へ挿入して、チュー
ブの先端部の近くに付いたバルーンを食道内で膨らませ
て食道壁に密着させるとともに、盲端となっているチュ
ーブの先端をもって食道下部を閉塞して、胃内容の逆流
を防ぐとともに気密性を確保し、チューブの側孔からガ
スを一旦上部食道内に出してから、喉頭、気管に押し込
んで人工呼吸を行う食道閉鎖式エアウェイ(EOA)、
及びチューブの先端が開放されて胃内容物を附属の胃チ
ューブで吸引でき、換気ガスはマスクの換気口から口、
鼻を通り、チューブの外周を通って食道→喉頭→気管へ
通っていく食道胃チューブ付エアウェイ(EGTA)が
救急救命士用として広く使用されている。
【0010】しかし、これは人工呼吸と同時に顔マスク
を両手で患者の顔に密着保持しなければ気密を保持でき
ないので、走行中の救急車の中では加圧人工呼吸を十分
に行えないという欠点があった。最近はストラップをマ
スクに取り付け顔面との密着性を改良している。また、
構造上、気管内チューブ、ラリンゲアルマスク等と比較
すると換気ガスの死腔が大きいため患者からの炭酸ガス
の排出が行いにくいという欠点が指摘されている。
【0011】また、食道閉鎖式エアウェイのこれらの欠
点を改良し、マスクを咽頭バルーンに置き換えた装置が
特開平6−142205号公報、特願平7−17743
6号に開示されている。これらはマスクの固定が要ら
ず、死腔もマスク式より少なくなるためかなり改善され
操作性も良くなっている。しかしチューブ断面が円形の
ため誤って気管にチューブが挿入される可能性があっ
た。また、食道−気管エアウェイも含め、バルーンを2
個別々に膨らませねばならず操作が煩雑で各々の空気注
入量を間違える危険性があった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前述の事情に
鑑みてなされたもので、気管に挿入する心配がなく、食
道に挿入して使用でき、顔マスクを使用する必要がな
く、胃方向と口腔方向の両方への気密性を良好に保持し
ながら挿入の深さを調節でき、バルーン膨張操作が容易
であり、また容易に迅速かつ確実に加圧人工呼吸による
蘇生を行うことのできる救急蘇生用食道内エアウェイを
提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために、先端部付近を除いて弓状に湾曲し、断面
が横長の楕円形状でその内に大小4つのルーメンを持つ
呼吸用チューブと、該呼吸用チューブの先端部近くの周
縁に設けられた下部食道を閉鎖するためのゴム状弾性体
製膜又は合成樹脂製膜よりなる第1のバルーンと、呼吸
用チューブの周縁で基端部側よりに設けられた咽頭を閉
鎖するための合成樹脂製薄膜よりなる第2のバルーン
と、該第1のバルーンと第2のバルーンを夫々膨張させ
るための第1のバルーン膨張用チューブ及び第2のバル
ーン膨張用チューブ、及び呼吸用チューブ先端に開放す
る吸引用チューブよりなり、呼吸用チューブは基端部側
が開放され、先端側の吸引ルート以外のルーメンが閉鎖
されており、第1のバルーンと第2のバルーンの間に呼
吸ガス流通用側孔が複数列、特に湾曲内周側及び側面に
穿設されるとともに、呼吸用チューブの第1バルーンよ
り先端側は、湾曲せず直線状に延び、かつ、その先端部
は最先端が湾曲の外周側にくるように斜めに形成されて
おり、前記第2のバルーンが、第1のバルーンに比して
長手方向及び横方向に大きく膨らんで、口腔深部から鼻
咽頭腔にかけての内腔を閉塞するように形成することを
特徴とする救急蘇生用食道内エアウェイであって、ま
た、先端部付近を除いて弓状に湾曲し、断面が横長の楕
円形状でその内に大小3つのルーメンを持つ呼吸用チュ
ーブと、該呼吸用チューブの先端部近くの周縁に設けら
れた食道を閉鎖するための合成樹脂製膜よりなる第1の
バルーンと、呼吸用チューブの周縁で基端部側よりに設
けられた咽頭を閉鎖するための合成樹脂製薄膜よりなる
第2のバルーンと、該第1のバルーンと第2のバルーン
を同時に膨張させるための第1、2のバルーン膨張用チ
ューブ及び、呼吸用チューブ先端に開放する吸引用チュ
ーブよりなり、呼吸用チューブは基端部側が開放され、
先端側の吸引ルート以外のルーメンが閉鎖されており、
第1のバルーンと第2のバルーンの間に呼吸ガス流通用
側孔が複数列、特に湾曲内周側及び側面に穿設されると
ともに、呼吸用チューブの第1バルーンより先端側は、
湾曲せず直線状に延び、かつ、その先端部は、最先端が
湾曲の外周側にくるように斜めに形成されており、前記
第1のバルーンと第2のバルーンは、第1、2のバルー
ン膨張用チューブにより同時に膨張されるが、その膨張
は各バルーンの弾性及び容量の違いにより、第1のバル
ーンは、その規定量まで膨張し、第2のバルーンは第1
のバルーンに比して長手方向及び横方向に大きく膨らん
で、口腔深部から鼻咽頭腔にかけての内腔を閉塞するよ
うに形成することを特徴とする救急蘇生用食道内エアウ
ェイであり、第2のバルーンが該第2のバルーンと呼吸
用チューブの間の内空間の容積が、バルーン内圧を20
〜40cm水柱圧に上げるだけの量の空気で略満杯にな
る大きさである救急蘇生用食道内エアウェイであり、呼
吸用ガス流通用側孔を呼吸用チューブの長手方向に細長
い楕円形とし、複数列に相互にずらして配設した救急蘇
生用食道内エアウェイであり、呼吸用チューブへのバル
ーン膨張用チューブ及び吸引用チューブの接続位置と第
2のバルーンの間に挿入位置マークを設けた救急蘇生用
食道内エアウェイであり、呼吸用チューブの先端部の長
径は成人用の場合13mm以上、小児用で8mm以上、
乳幼児用で5mm以上とし、気管へは挿入されず、食道
への挿入しか許されない大きさと形状を有している救急
蘇生用食道内エアウェイである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明を具体的
に説明する。図1は本発明の一実施例となる救急蘇生用
食道内エアウェイを示しており、(a)は側面図、
(b)はA−A’断面図を示す。また、図2は本発明の
その他の一実施例となる救急蘇生用食道内エアウェイを
示しており、(a)は側面図、(b)はB−B’断面図
を示す。
【0015】図1より、呼吸用チューブ(1)は口腔か
ら食道に挿入される弓状に湾曲した断面が横長の楕円形
状のチューブであり、基端部側は開放され、先端部側は
吸引ルーメン(19)以外のルーメンが閉鎖されてお
り、食道後壁にそって容易に挿入できるように、第1の
バルーン(2)より先端側の先端部(8)は湾曲せず直
線状に延び、かつ、呼吸用チューブ(1)の先端部は、
最先端が湾曲の外周側にくるように斜めに形成されてい
る。基端部開放端には、蘇生器等が直接接続できるよう
に通常合成樹脂製のコネクター(15)(国際的にも国
内でも直径15mm、テーパ1/40と決められてい
る)が取付られている。そして、先端部(8)に隣接し
て食道を閉鎖するための第1のバルーン(2)が取り付
けられており、一方基端部側の近くには咽頭を閉鎖する
ための柔軟な第2のバルーン(3)が取り付けられてい
る。呼吸用チューブ(1)の断面形状は図1(b)に示
すとおり、チューブ先端が気管に挿入されないように縦
に細長い喉頭口に入りにくいような横方向に長く縦方向
に短い楕円形状になっており、管壁には換気用ルーメン
(16)、第1のバルーン膨張用ルーメン(17)、第
2のバルーン膨張用ルーメン(18)、吸引用ルーメン
(19)の4つのルーメンが形成されている。食道は元
来前後に扁平・横長であり、必要により前後に伸びて円
柱になるので横に扁平な楕円状のチューブを入れるのは
理にかなっていると言える。換気用ルーメン(16)は
基端側は開放され換気用のコネクター(15)が取り付
けられ、その先端側は封止されているので、換気用のコ
ネクター(15)に接続された蘇生器から送られる吸気
は換気用ルーメン(16)から第1のバルーン(2)と
第2バルーン(3)の間にある呼吸ガス流通用側孔
(4)を通って食道内から喉頭腔をへて気管内に送ら
れ、気管内の空気は呼気として呼吸ガス流通用側孔
(4)を通って換気ルーメン(16)から蘇生器に送ら
れる。第1のバルーン膨張用ルーメン(17)は末端側
には一方弁(12)付パイロットバルーン(11)の付
いた第1のバルーン膨張用チューブ(5)が接続され、
先端側は封止され、一方弁(12)から注入した空気は
第1のバルーン膨張用ルーメン(17)を通り、第1の
バルーン(2)内に開口している側孔より第1のバルー
ン(2)内に流出される。第2のバルーン膨張用ルーメ
ン(18)は末端側には三方活栓(14)付パイロット
バルーン(13)の付いた第2のバルーン膨張用チュー
ブ(6)が接続され、先端側は封止され、三方活栓(1
4)から注入した空気は第2のバルーン膨張用ルーメン
(18)を通り、第2のバルーン(3)内に開口してい
る側孔より第2のバルーン(3)内に流出される。吸引
用ルーメン(19)は末端側にはコネクター(15)付
吸引用チューブ(7)が接続され、先端部側は外部に開
口している。
【0016】また、他の実施例である図2より、呼吸用
チューブ(31)は口腔から元来前後に扁平な食道に挿
入される弓状に湾曲した断面が横に長い楕円形状のチュ
ーブであり、基端部側は開放され、先端部側は吸引ルー
メン(45)以外のルーメンが閉鎖されており、食道内
への挿入を容易にするために第1のバルーン(32)よ
り先端側の先端部(37)は湾曲せず直線状に延び、か
つ、呼吸用チューブ(31)の先端部は最先端が湾曲の
外周側にくるように斜めに形成されている。基端部開放
端には、蘇生器等が直接接続できるように通常合成樹脂
製のコネクター(38)(国際的にも国内でも直径15
mm、テーパ1/40と決められている)が取付られて
いる。そして、先端部(37)に隣接して食道を閉鎖す
るための第1のバルーン(32)が取り付けられてお
り、一方基端部側に近く咽頭を閉鎖するための柔軟な第
2のバルーン(33)が取り付けられている。呼吸用チ
ューブ(31)の断面形状は図2(b)に示すとおり、
チューブ先端が気管に挿入されないように縦に長い喉頭
口に入りにくいように横方向に長く縦方向に短い楕円形
状になっており、管壁には換気用ルーメン(43)、第
1、2のバルーン膨張用ルーメン(44)、吸引用ルー
メン(45)の3つのルーメンが形成されている。換気
用ルーメン(43)は末端側は開放され換気用のコネク
ター(38)が取り付けられ、先端側は封止され、換気
用のコネクター(38)に接続された蘇生器から送られ
る吸気は換気用ルーメン(43)から第1のバルーン
(32)と第2バルーン(33)の間にある呼吸ガス流
通用側孔(34)を通って気管内に送られ、気管内の空
気は呼気として呼吸ガス流通用側孔(34)を通って換
気ルーメン(43)から蘇生器に送られる。第1、2の
バルーン膨張用ルーメン(44)は末端側には三方活栓
(41)付パイロットバルーン(40)の付いた第1、
2のバルーン膨張用チューブ(35)が接続され、先端
側は封止され、三方活栓(41)を通して注入した空気
は第1、2のバルーン膨張用ルーメン(44)を通り、
第1のバルーン(32)及び第2のバルーン(33)内
に開口している側孔より第1のバルーン(32)及び第
2のバルーン(33)内に流出される。吸引用ルーメン
(45)は基端側にはコネクター(42)付吸引用チュ
ーブ(36)が接続され、先端部側は開口している。
【0017】呼吸用チューブ(1)、(31)は患者の
体格にあうように適度のサイズの長さと太さに形成さ
れ、通常の室温と体温で適度の柔軟性と弾性を有してお
り、その形成材料としては通常、合成樹脂の例えば軟質
塩化ビニル樹脂やシリコーンゴム、ポリウレタン等が好
適に使用される。先端部(8)、(37)は湾曲せず直
線状に延び、かつ、その先端部は、最先端が湾曲の外周
側にくるように斜めに形成されており、横幅は例えば成
人用の場合13mm以上となっている。先端部(8)、
(37)は呼吸用チューブ(1)、(31)と一体で形
成されるのが普通であるが、別部材の栓状部品であって
もよく、この場合、材質は呼吸用チューブ(1)、(3
1)の形成材料と異なるものであっても良い。また、バ
ルーン膨張用チューブ(5)、(6)、(35)及び吸
引用チューブ(7)、(36)の接続位置と第2のバル
ーンとの間に挿入位置マーク(10)、(39)を設
け、救急蘇生用食道内エアウェイの挿入深さを確認し易
くしても良い。
【0018】第1のバルーン膨張用チューブ(5)、第
2のバルーン膨張用チューブ(6)及び第1、2のバル
ーン膨張用チューブは合成樹脂の例えば軟質塩化ビニル
樹脂やシリコーンゴム、ポリウレタン、ポリエチレン等
で小径に形成されている。それらの末端には注入された
空気によるバルーンの膨張度合いを体外で確認するため
パイロットバルーン(11)、(13)、(40)が設
けられている。パイロットバルーンの形成材料は通常、
合成樹脂の例えば軟質塩化ビニル樹脂やシリコーンゴ
ム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリエステルなどが
好適である。更にそれらの末端には注入した空気が逆流
しないように逆流防止手段例えば逆止弁や活栓又は止め
栓等が取り付けられる。実施例図1では容量の小さい第
1のバルーン(2)側には一方弁(12)を容量の大き
い第2のバルーン(3)側には空気の追加・脱気を注射
器をはずさないで操作できるよう三方活栓(14)を取
り付けたものを示した。
【0019】呼吸用チューブ(1)、(31)の管壁に
形成される多数の呼吸ガス流通用側孔(4)、(34)
は、第1のバルーン(2)、(32)と第2のバルーン
(3)、(33)が膨らまされてそれぞれ食道下部と咽
頭を気密に閉鎖した時に、これら第1のバルーン
(2)、(32)と第2のバルーン(3)、(33)の
間にできる食道内の空間に開口する。従って、救急蘇生
用食道内エアウェイがこの2つのバルーンの間に気管の
入口が位置するように口腔から食道に挿入される関係
で、呼吸ガス流通用側孔(4)、(34)は丁度食道上
部から咽頭に挿入される位置に近く穿設されるが、必ず
しも近くでなくても良い。同時に、呼吸ガス流通用側孔
(4)、(34)は、その一部が食道壁に当たったり粘
液などで閉塞されても抵抗無く呼吸ガスの流通が確保さ
れるように、通常、円形または長手方向に長い楕円形の
適当な大きさの孔が多数、複数列特に湾曲内周内側及び
側面に形成される。呼吸ガス流通用側孔(4)、(3
4)のために呼吸用チューブ(1)、(31)が折れ曲
がりやすくなったり、扁平になりやすくなったりしない
ように孔の大きさや配列(ジグザグに配列するなど)を
工夫する必要がある。
【0020】第1のバルーン(2)、(32)は食道の
下部を気密に閉鎖するもので、気密性をよくするために
ゴム状弾性体の例えば天然ゴムや、イソプレンゴム、シ
リコーンゴム、ウレタンゴム、エチレン−プロピレンゴ
ム等の合成ゴム、その他の軟質塩化ビニル樹脂などの合
成樹脂やエラストマーを用いて円筒状に形成される。但
し第1のバルーン(32)の膨張は、第2のバルーンよ
り硬めであっても良く、膨張径がほぼ食道の径である3
0mm程度で規制され更にはほとんど膨張しないような
材質を選択すると良い。またその膜は内圧がない状態で
挿入するときは呼吸用チューブの壁に密着して食道内へ
の挿入の邪魔にならないことが重要である。第2のバル
ーン(3)、(33)は咽頭上部から口腔にかけての壁
に沿ってこの部分を気密に閉鎖するものであり、これを
膨らませたときに咽頭の複雑な形状に追随してその壁に
密着しながらも壁を強く圧迫することが無いように、合
成樹脂の例えばポリエチレンやポリエステル、軟質塩化
ビニル樹脂、シリコーン樹脂、ポリウレタンなどの比較
的柔らかい樹脂を用いて円筒状に形成される。
【0021】第2のバルーン(3)、(33)は膨張さ
せたとき咽頭壁を強く圧迫して咽頭壁の組織を損傷しな
いように、第1のバルーン(2)、(32)と比べてゴ
ム状弾性の小さい材料で形成されているので、その内圧
までの間欠的加圧人工呼吸を行った際には、この柔らか
くて大きいバルーン(3)、(33)の内圧が気道内陽
圧に負けないようにバルーンが変形する。間欠的人工呼
吸の陽圧がピークに達する度に幾分歪んでガスは漏れな
いがずれもしない。そのため、気密性と固定性を良くす
るために第2のバルーン(3)、(33)を第1のバル
ーン(2)、(32)よりも長手方向及び横方向に大き
く膨らむように形成している。第2のバルーン(3)、
(33)と呼吸用チューブ(1)、(31)の間の空間
の容積は、第2のバルーン膨張用チューブ(6)、(3
5)から体格によって決められた容量の空気を20〜4
0cmH2Oの圧力で注入したときに、丁度満杯になる
ような大きさになっている。限定されるものではない
が、第2のバルーンに注入される圧力20〜40cmH
2Oの空気量は、例えば、大人の場合は50〜150m
lであり、子供の場合は30〜60mlである。
【0022】吸引用チューブ(7)、(36)は呼吸用
チューブ(1)、(31)の管壁に設けられた吸引用ル
ーメン(19)、(45)に接続され、これを介して呼
吸用チューブ(1)、(31)の先端に開口している。
吸引用チューブ(7)、(36)はバルーン膨張用チュ
ーブ(5)、(6)、(35)と同様の合成樹脂で小径
に形成されており、基端には通常、吸引手段との接続手
段:コネクター(15)、(42)が設けられている。
吸引ルーメン(19)、(45)の管壁への開口位置は
挿入位置マークよりも基端側に形成されている限り特に
限定されない。
【0023】
【発明の効果】本発明の救急蘇生用食道内エアウェイを
使用することにより、気管に挿入する必要が無く、チュ
ーブが横長の楕円形状であるので、縦長の喉頭口に誤っ
て挿入される危険がなく、口腔から食道深部まで容易に
挿入できて、選択的あるいは同時にバルーンを膨張し、
下部は食道を閉鎖し、上部は咽頭部で口腔・鼻腔の通路
を閉鎖して換気操作をおこなえ、安全で、確実で、全身
麻酔時などで使用し易い気道確保の用具であり、また、
緊急時に使用するための挿入しやすい人工呼吸用具とし
ても極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例となる救急蘇生用食道内エア
ウェイの構造を示す図であり、(a)側面図 (b)断
面図である。
【図2】本発明の他の実施例となる救急蘇生用食道内エ
アウェイの構造を示す図であり、(a)側面図 (b)
断面図である。
【符号の説明】
1、31 呼吸用チューブ 2、32 第1のバルーン 3、33 第2のバルーン 4、34 呼吸ガス流通用側孔 5 第1のバルーン膨張用チューブ 6 第2のバルーン膨張用チューブ 35 第1、2のバルーン膨張用チューブ 7、36 吸引用チューブ 8、37 先端部 9、38 コネクター 10、39 挿入位置マーク 11、13 パイロットバルーン 40 パイロットバルーン 12 一方弁 14、41 三方活栓 15、42 コネクター 16、43 換気用ルーメン 17 第1のバルーン膨張用ルーメン 18 第2のバルーン膨張用ルーメン 44 第1、2のバルーン膨張用ルーメン 19、45 吸引用ルーメン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部付近を除いて弓状に湾曲し、断面
    が横長の楕円形状でその内に大小4つのルーメンを持つ
    呼吸用チューブと、該呼吸用チューブの先端部近くの周
    縁に設けられた下部食道を閉鎖するためのゴム状弾性体
    製膜又は合成樹脂製膜よりなる第1のバルーンと、呼吸
    用チューブの周縁で基端部側よりに設けられた咽頭を閉
    鎖するための合成樹脂製薄膜よりなる第2のバルーン
    と、該第1のバルーンと第2のバルーンを夫々膨張させ
    るための第1のバルーン膨張用チューブ及び第2のバル
    ーン膨張用チューブ、及び呼吸用チューブ先端に開放す
    る吸引用チューブよりなり、呼吸用チューブは基端部側
    が開放され、先端側の吸引ルート以外のルーメンが閉鎖
    されており、第1のバルーンと第2のバルーンの間に呼
    吸ガス流通用側孔が複数列、特に湾曲内周側及び側面に
    穿設されるとともに、呼吸用チューブの第1バルーンよ
    り先端側は、湾曲せず直線状に延び、かつ、その先端部
    は最先端が湾曲の外周側にくるように斜めに形成されて
    おり、前記第2のバルーンが、第1のバルーンに比して
    長手方向及び横方向に大きく膨らんで、口腔深部から鼻
    咽頭腔にかけての内腔を閉塞するように形成することを
    特徴とする救急蘇生用食道内エアウェイ。
  2. 【請求項2】 先端部付近を除いて弓状に湾曲し、断面
    が横長の楕円形状でその内に大小3つのルーメンを持つ
    呼吸用チューブと、該呼吸用チューブの先端部近くの周
    縁に設けられた下部食道を閉鎖するための合成樹脂製膜
    よりなる第1のバルーンと、呼吸用チューブの周縁で基
    端部側よりに設けられた咽頭を閉鎖するための合成樹脂
    製薄膜よりなる第2のバルーンと、該第1のバルーンと
    第2のバルーンを同時に膨張させるための第1、2のバ
    ルーン膨張用チューブ及び、呼吸用チューブ先端に開放
    する吸引用チューブよりなり、呼吸用チューブは基端部
    側が開放され、先端側の吸引ルート以外のルーメンが閉
    鎖されており、第1のバルーンと第2のバルーンの間に
    呼吸ガス流通用側孔が複数列、特に湾曲内周側及び側面
    に穿設されるとともに、呼吸用チューブの第1バルーン
    より先端側は、湾曲せず直線状に延び、かつ、その先端
    部は最先端が湾曲の外周側にくるように斜めに形成され
    ており、前記第1のバルーンと第2のバルーンは、第
    1、2のバルーン膨張用チューブにより同時に膨張され
    るが、その膨張は各バルーンの弾性及び容量の違いによ
    り、第1のバルーンは、その規定量まで膨張し、第2の
    バルーンは第1のバルーンに比して長手方向及び横方向
    に大きく膨らんで、口腔深部から鼻咽頭腔にかけての内
    腔を閉塞するように形成することを特徴とする救急蘇生
    用食道内エアウェイ。
  3. 【請求項3】 第2のバルーンが該第2のバルーンと呼
    吸用チューブの間の内空間の容積が、バルーン内圧を2
    0〜40cm水柱圧に上げるだけの量の空気で略満杯に
    なる大きさである請求項1、2のいずれかに記載の救急
    蘇生用食道内エアウェイ。
  4. 【請求項4】 呼吸用ガス流通用側孔を呼吸用チューブ
    の長手方向に細長い楕円形とし、複数列に相互にずらし
    て配設した請求項1〜3のいずれかに記載の救急蘇生用
    食道内エアウェイ。
  5. 【請求項5】 呼吸用チューブへのバルーン膨張用チュ
    ーブ及び吸引用チューブの接続位置と第2のバルーンの
    間に挿入位置マークを設けた請求項1〜4のいずれかに
    記載の救急蘇生用食道内エアウェイ。
  6. 【請求項6】 呼吸用チューブの先端部の長径は成人用
    の場合13mm以上、小児用で8mm以上、乳幼児用で
    5mm以上とし、気管へは挿入されず、食道への挿入し
    か許されない大きさと形状を有している請求項1〜5い
    ずれかに記載の救急蘇生用食道内エアウェイ。
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