JP2010539079A - スコパロンの新規な用途 - Google Patents

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Abstract

スコパロンを有効成分として含む血管平滑筋細胞増殖抑制用薬剤学的組成物、スコパロンの血管平滑筋細胞増殖抑制用途およびこれを用いた血管平滑筋細胞増殖の抑制方法を提供する。本発明により、スコパロンがAMPKの活性を増大させることにより、血管平滑筋細胞の増殖を抑制することが可能になることが判明された。このため、スコパロンは血管平滑筋細胞増殖抑制、特に血管再狭窄の予防または治療のための医薬の有効成分として有効に使用可能である。

Description

発明の詳細な説明
〔技術分野〕
本発明はスコパロンを有効成分として含む血管平滑筋細胞増殖抑制用薬剤学的組成物、スコパロンの血管平滑筋細胞増殖抑制用途およびこれを用いた血管平滑筋細胞の増殖抑制方法に関する。
〔背景技術〕
血管平滑筋細胞の増殖は、アテローム性動脈硬化症をはじめとする動脈硬化症症、血管再狭窄症などを含む心血管系疾患の重要な原因である (Hidde B., Restenosis: a challenge for pharmacology. Trends. Pharmacol. Sci. 2000;21(7):274-279; Nageswara RM, and Marschall SR, Circ. Res. 2007;100:460-473; Andres V, Castro C. Antiproliferative strategies for the treatment of vascular proliferative disease. Curr Vasc Pharmacol. 2003 Mar;1(1):85-98; Hao H, Gabbiani G, Bochaton-Piallat ML. Arterial smooth muscle cell heterogeneity: implications for atherosclerosis and restenosis development. Arterioscler Thromb Vasc Biol. 2003 Sep 1;23(9):1510-20)。
かような心血管系疾患を予防するための最良の方法は、高血圧、高脂血症、肥満、糖尿などの代謝症候群の要素を上手く管理することである。しかしながら、かような疾患が一回発病すると、薬物または手術的な方法を使用する治療が必要となる。スタチン系の薬品と抗高血圧薬剤を用いて血圧を調節するが、これは、心血管疾患の約15−30%しか減少できず、根本的な治療法になりえない。これまで知られている最良の治療法は、風船付きカテーテルを目詰まったり狭くなった血管中に入れた後に風船を拡張させて血管を通すことである(Hidde B., Restenosis: a challenge for pharmacology. Trends. Pharmacol. Sci. 2000;21(7):274-279)。しかしながら、血管平滑筋細胞の再増殖により風船拡張術施術後約1年以内に50%程度の再狭窄率を示す問題が発生するため、血管平滑筋細胞の増殖を抑制することが必須的である。
最近、各種の代謝性疾患とミトコンドリアとの連携研究が盛んになされている。血管合併症の発病機序中に血管細胞において酸化ストレスが増大することが観察されたが、この酸化ストレスの増加はミトコンドリアの機能障害に起因するという意見が支配的である (Nageswara RM and Marschall SR, Circ. Res. 2007;100:460-473) 。ミトコンドリアは血管細胞内の種々の酸化ストレス発生システムのうち葡萄糖代謝および脂肪代謝と関連して活性酸素種を生成する機関であり、且つ、高血糖、脂肪酸、サイトカイン、成長因子などにより発生する酸化ストレスに共通して作用して血管合併症の発生を一層加速化させる恐れがあるためである。最近の研究において、UCP−2、AMPK、PGC−1などの遺伝子の過発現が高血圧誘発因子によるミトコンドリアの機能を改善させ、血管平滑筋細胞の増殖および移動を抑制することが観察されている(Lee W.J., et al., Arterioscler Thromb Vasc Biol. 2005;25:2488-2494; Park J.Y., et al., Diabetologia 2005;48:1022-1028; Lee IK, et al., Effects of Recombinant Adenovirus-Mediated Uncoupling Protein 2 Overexpression on Endothelial Function and Apoptosis. Circ Res. 2005 Jun 10;96(11):1200-7; Kim HJ, et al., Effects of PGC-1α on TNF-α Induced MCP-1 and VCAM-1 Expression and NF-κB Activation in Human Aortic Smooth Muscle and Endothelial Cells. ANTIOXIDANTS & REDOX SIGNALING. 2007;9(3): 301-307)。
血管平滑筋細胞の増殖がAMPKの活性により支配される恐れがあることが再度報告されている(Nagata D, et al., AMP-activated protein kinase inhibits Angiotensin II-stimulated vascular smooth muscle cell proliferation. Circulation. 2004;110:444-451)。AMPKが活性化された血管平滑筋細胞は増殖が抑制され、且つ、この平滑筋細胞においては細胞増殖抑制因子であるp53とp21の発現が増大され、サイクリン依存性キナーゼ(CDK:cyclin-dependent kinase)の活性が減少されることが観察される(Igata M, et al., Adenosine monophosphate-activated protein kinase suppresses vascular smooth muscle cell proliferation through the inhibition of cell cycle progression. Circ Res. 2005;97(8):837-844) 。AMPKは食餌制限や運動によりAMPの相対的な比率がATPよりも高いときに活性化される一種のリン酸化酵素であって、細胞の複製を中断してそれ以上のATPの消耗を抑制する機能を持つ代謝関連の重要なタンパク質である(Hardie DG. AMP-activated protein kinase as a drug target. Annu. Rev. Pharmacol. Toxicol. 2007;47:185-210) 。活性化されたAMPKは糖代謝と脂質酸化を促進させ、糖新生成と脂質の合成を抑制することが知られている。なお、AMPKは代謝過程とは無関係に活性化されたりもするが、糖尿病治療剤として知られているメトホルミンによっても活性化され、α−リポ酸により活性されたりもする (Lee W.J., et al., Arterioscler Thromb Vasc Biol. 2005;25:2488-2494; Lee KM, et al., Alpha-lipoic acid inhibits fractalkine expression and prevents neointimal hyperplasia after balloon injury in rat carotid artery. Atherosclerosis. 2006 Nov;189(1): 104-14) 。
スコパロン(scoparone; 6,7-dimethoxycoumarin)は植物から抽出されるフェノール系物質であるクマリン誘導体の一つであって、ベンゼンとピロン環が結合された構造を有している。クマリンは、ハマヨモギ、カワラヨモギ、カズザキヨモギなどから抽出される成分であって、様々な疾病の治療剤や緩和剤として使用されており、中でも、スコパロンは、ハマヨモギ(Artemisia scoparia)から主として抽出され、免疫抑制や血管弛緩、脂質降下などの効果があることが知られている。また、スコパロンは、人間の抹消単核球細胞の成長を抑制し、血管平滑筋細胞を弛緩させ、トリグリセリドとコレステロールの数値も低めることを高コレステロールモデルのウサギから確認した。さらに、スコパロンは、喘息に卓越した効果があることが報告されている。加えて、スコパロンは、血圧降下作用、利胆作用、消炎作用など様々な薬理作用があることが報告されている。なお、台湾のHuangらは、スコパロンが血管弛緩作用と免疫抑制作用を示すことを明らかにした。
本発明者らは、血管平滑筋細胞においてAMPKの活性を促進させる物質を研究した結果、スコパロンが血管平滑筋細胞においてAMPKの活性を促進させて血管平滑筋細胞の増殖を抑制することを見出すことにより、本発明を完成するに至った。
〔発明の概要〕
〔発明が解決しようとする課題〕
従って、本発明の目的は、スコパロンを有効成分として含む血管平滑筋細胞増殖抑制用薬剤学的組成物、スコパロンの血管平滑筋細胞増殖抑制用途およびこれを用いた血管平滑筋細胞の増殖抑制方法を提供するところにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、スコパロンを有効成分として含む血管平滑筋細胞増殖抑制用薬剤学的組成物を提供する。
本発明の実施例によれば、スコパロンは、血管平滑筋細胞の増殖を抑制させ、風船拡張術後に生成可能な新生内膜の形成も減少させる。下記の実施例から明らかなように、スコパロンは、AMPKを活性化させて血管平滑筋細胞の増殖を抑制し、AMPKの上位信号伝達ネットワークに影響を及ぼすことによりAMPKの活性化とこれによるACC2のリン酸化/活性阻害を誘発する。さらに、スコパロンは、細胞周期を抑制するタンパク質であるp21、p27、p53タンパク質の発現を増大させ、細胞周期を進行させるサイクリンDの発現を減少させる。さらに、スコパロンは、血管内におけるROSの生成を減少させ、ROSの増大に伴い発現が増大されるVCAM−1タンパク質の発現を容量依存的に減少させることが確認された。
このように、スコパロンがAMPKの活性化を通じて血管平滑筋細胞の増殖を抑制することが確認されたため、スコパロンは血管平滑筋細胞の増殖を抑制するための医薬の有効成分として使用可能である。
本発明のスコパロンを有効成分として含有する組成物は、前記有効成分の他に、薬剤学的に適しており、且つ、生理学的に許容される補助剤を用いて製造可能であり、前記補助剤としては、賦形剤、崩壊剤、甘味剤、結合剤、被覆剤、膨張剤、潤滑剤、滑沢剤または香味剤などの可溶化剤を使用することができる。
本発明のスコパロンを有効成分として含有する組成物は、投与のために上述した有効成分の他にさらに薬剤学的に許容可能な担体を1種以上含んで薬剤学的組成物として好適に製剤化可能である。
本発明のスコパロンを有効成分として含有する組成物の剤形としては、顆粒剤、散剤、錠剤、被覆錠、カプセル剤、座剤、灌腸剤、シロップ、汁、懸濁剤、乳剤または注射可能な液剤などが挙げられる。
例えば、錠剤またはカプセル剤への製剤化のために、有効成分は、エタノール、グリセロール、水などの経口、無毒性の薬剤学的に許容可能な不活性担体と結合可能である。また、必要に応じて、好適な結合剤、潤滑剤、崩壊剤および発色剤もまた混合物に含有可能である。好適な結合剤は、これらに制限されることはないが、澱粉、ゼラチン、グルコースまたはβ−ラクトースなどの天然糖、トウモロコシ甘味剤、アカシア、トラガカントまたはソジウムオレートなどの天然および合成ガム、ソジウムステアレート、マグネシウムステアレート、ソジウムベンゾエート、ソジウムアセテート、ソジウムクロライドなどを含む。崩壊剤は、これらに制限されることはないが、澱粉、メチルセルロース、寒天、ベントナイト、キサンタンガムなどを含む。
液状溶液として製剤化される組成物において許容可能な薬剤学的担体としては、滅菌 および生体に適したものであって、食塩水、滅菌水、リンガー液、緩衝食塩水、アルブミン注射溶液、デキストロース溶液、マルトデキストリン溶液、グリセロール、エタノールおよびこれらの成分のうち1成分以上を混合して使用することができ、必要に応じて、抗酸化剤、緩衝液、靜菌剤など他の通常の添加剤を添加することができる。さらに、希釈剤、分散剤、界面活性剤、結合剤および潤滑剤をさらに添加して水溶液、懸濁液、乳濁液などの注射用剤形、丸剤、カプセル、顆粒または錠剤に製剤化することができる。さらに、当該分野における適切な方法によりRemington’s Pharmaceutical Science、Mack Publishing Company、Easton PAに開示されている方法を用いて各疾患によってまたは成分によって好適に製剤化することができる。
また、本発明は、血管平滑筋細胞増殖抑制用医薬の製造のためのスコパロンの用途を提供する。
前記血管平滑筋細胞増殖抑制用薬剤学的組成物は、このような医薬の製造のために使用可能である。
さらに、本発明は、哺乳動物に治療上有効量のスコパロンを有効成分として含む薬剤学的組成物を投与することを含む血管平滑筋細胞の増殖抑制方法を提供する。
本発明において、前記血管平滑筋細胞増殖抑制は、血管平滑筋細胞の増殖の減少および予防を含む。
本発明の血管平滑筋細胞増殖抑制用薬剤学的組成物は、血管平滑筋細胞の増殖により誘発される疾患であるアテローム性動脈硬化症をはじめとする動脈硬化症症、血管再狭窄症(Hidde B., Restenosis: a challenge for pharmacology. Trends. Pharmacol. Sci. 2000;21(7):274-279; Nageswara RM, and Marschall SR, Circ. Res. 2007;100:460-4;, Andres V, Castro C. Antiproliferative strategies for the treatment of vascular proliferative disease. Curr Vasc Pharmacol. 2003 Mar;1(1):85-98; Hao H, Gabbiani G, Bochaton-Piallat ML. Arterial smooth muscle cell heterogeneity: implications for atherosclerosis and restenosis development. Arterioscler Thromb Vasc Biol. 2003 Sep 1;23(9):1510-20)などを含む心血管系疾患の予防または治療のために使用可能である。
このため、本発明の血管平滑筋細胞増殖抑制用薬学的組成物は、1種またはそれ以上の心血管系疾患の治療剤も含むことができる。例えば、スコパロンは当業界における周知の高脂血症治療剤または血圧降下剤などと併用可能である。
本発明のスコパロンを有効成分として含有する組成物は、靜脈内、動脈内、腹腔内、筋肉内、動脈内、腹腔内、胸骨内、けい皮、鼻側内、吸入、局所、直腸、経口、眼球内または皮内経路を通じて通常の方式により投与可能である。
本発明のスコパロンを有効成分として含有する組成物の治療上有効量とは、血管平滑筋細胞の増殖を抑制する効果を奏するのに求められる量を意味する。このため、疾患の種類、疾患の軽重度、組成物に含有されている有効成分および他の成分の種類および含量、剤形の種類および患者の年齢、体重、一般健康状態、性別および食餌、投与時間、投与経路および組成物の分泌率、治療期間、同時に使用される薬物をはじめとする様々な因子によって調節可能である。成人にスコパロンを1日につき1回ないし数回投与時、例えば、10mg/kg〜1000mg/kgの容量にて投与することが好ましい。
〔発明の効果〕
本発明により、スコパロンがAMPKの活性を増大させることにより、血管平滑筋細胞の増殖を抑制することが可能になることが判明された。このため、スコパロンは血管平滑筋細胞増殖抑制、特に血管再狭窄の予防または治療のための医薬の有効成分として有効に使用可能である。
〔図面の簡単な説明〕
(図1)PDGFまたはTNF−αと一緒にスコパロンを濃度別に処理した場合、血管平滑筋細胞の増殖がスコパロンの濃度に依存的に有意に減少することを示すグラフである。
(図2)風船拡張術実施2週後のラットの頚動脈の切断面を示す顕微鏡写真(×100)である。
(図3)スコパロンがAMPKとACCリン酸化に及ぼす影響を示すウェスタンブロット写真である。
(図4)スコパロンが細胞増殖と関連するタンパク質であるp53、p21、p27およびサイクリンDの発現に及ぼす影響を示すウェスタンブロット写真である。
(図5)スコパロンがJNKおよびErkのリン酸化に及ぼす影響を示すウェスタンブロット写真である。
(図6)スコパロンがROS生成阻害に及ぼす影響を示す蛍光顕微鏡写真である。
(図7)スコパロンがVCAM−1タンパク質の発現に及ぼす影響を示すウェスタンブロット写真である。
(図8)転写因子AP−1およびNF−kBのDNA結合活性に及ぼす影響を示すゲル遅延分析の結果である。
〔発明を実施するための形態〕
<血管平滑筋細胞の分離および培養>
Sprague-Dawley白鼠の胸部大動脈から血管平滑筋細胞を分離して20%牛胎児血清を含むDMEM培地において培養した。血管平滑筋細胞の特異性はα−アクチン単一クローン抗体(Sigma, St Louis, Missouri, USA)により染色して確認した。この実験例においては、5−6回に亘って継代培養した血管平滑筋細胞を使用した。培養された血管平滑筋細胞を60mm組織培養皿に80−90%程度満たして0.5%FBS DMEM培地において24時間かけて培養して細胞を休止期状態にした。
<実施例1:スコパロンによる血管平滑筋細胞の増殖抑制効果確認>
一次培養された血管平滑筋細胞を96ウェル培養皿に培養し、40%生長したときに0.5%FBS含有培地に交換し、24時間かけて培養して細胞を休止期状態にした。その後、20ng/mlの血小板由来成長因子(platelet derived growth factor:PDGF)や10ng/mlの腫瘍怪死因子(TNF−α)と一緒に0、5、10、20、または50μMのスコパロンを処理し、37℃において48時間反応させた。細胞の数はWST細胞計数キット(WAKO、日本)を用いて計数した。細胞増殖確認用試薬(WST)を処理し、4時間さらに反応させた後、ELISAリーダーにより450nmにおける吸光度を測定して細胞の増殖力を調査した。図1から明らかなように、血小板由来成長因子(PDGF)またはTNF−αの処理は血管平滑筋細胞の増殖を増大させたが、スコパロンを一緒に処理した場合、血管平滑筋細胞の増殖が容量依存的に有意に減少された。
<実施例2:白鼠における血管平滑筋細胞の増殖抑制効果確認>
スコパロンが風船拡張術施行後に新生内膜の形成を抑制するかどうか確認するためにスコパロン含有食餌を供給したSprague-Dawley白鼠により実験した。
実験対象としては、体重300g前後の雄性Sprague-Dawley白鼠を使用した。正常対照群、高脂肪食(20%脂肪、0.05%コレステロール)のみをする陰性対照群、および高脂肪食餌に10mg/kgまたは100mg/kgのスコパロンを含む食餌を供給した実験群(各群当たりに4匹)を温度が22℃に維持され、12時間の周期に明暗が調節される条件下において飼育した。陰性対照群と実験群は風船拡張術実施3日前から上記のように定められた食餌を開始し、風船拡張術実施後に2週間同じ食餌を供給した。2週後に頚動脈を分離してヘマトキシリン・エオジン(H&E)染色により新生内膜の形成を確認した。図2は、風船拡張術実施2週後のラットの頚動脈の切断面を示す顕微鏡写真(×100)である。図2のaは正常対照群、図2のbは陰性対照群、図2のcは10mg/kgスコパロン投与群、図2のdは100mg/kgスコパロン投与群のH&E染色結果を示す。図2から明らかなように、陰性対照群に比べてスコパロン投与群の新生内膜の形成が減少され、増大につれてさらに新生内膜形成の減少率が増大した。このため、前記実験結果から、スコパロンが血管平滑筋細胞の増殖を抑制することにより風船拡張術施術後の血管再狭窄を予防または治療することができるということを確認することができる。
<実験例1:スコパロンがAMPK、ACCのリン酸化に及ぼす影響確認>
培養された血管平滑筋細胞を60mm組織培養皿に80−90%程度満たした後、0.5%FBSを含む培地において24時間放置して細胞を休止期状態にした。スコパロンを処理しなかった群を対照群とし、実験群は50μgのスコパロンをそれぞれ1、2、4、6、12時間かけて処理した5群に分けた。各群からRIPA緩衝溶液を用いて全体タンパク質を分離した。分離したタンパク質を緩衝溶液と混ぜて5分間沸騰した後、氷上において冷却した。ソジウムドデシルスルファートポリアクリアミドゲルにおいて電気泳動してタンパク質をサイズ別に分離した後にPVDFメンブレインに移し、pACC、pAMPK、AMPKに対するモノクローナル抗体と反応させてタンパク質の発現とリン酸化を確認した。
図3から明らかなように、血管平滑筋細胞にスコパロンを処理した結果、AMPKのリン酸化された形態とそれによるACCのリン酸化された形態が時間依存的に増大した。
<実験例2:スコパロンが細胞増殖と関連するタンパク質の発現に及ぼす影響確認>
培養された血管平滑筋細胞を60mm組織培養皿に80−90%程度満たした後、0.5%FBSを含む培地において24時間放置して細胞を休止期状態にした。スコパロンを処理しなかった群を対照群とし、実験群は50μgのスコパロンをそれぞれ2、4、6、12、24時間かけて処理した5群に分けた。各群からRIPA緩衝溶液を用いて全体タンパク質を分離した。分離したタンパク質を緩衝溶液と混ぜて5分間沸騰した後、氷上において冷却させた。ソジウムドデシルスルファートポリアクリアミドゲルにおいて電気泳動してタンパク質をサイズ別に分離した後にPVDFメンブレインに移し、p53、p27、p21、サイクリンDに対する抗体と反応させてタンパク質の発現を確認した。
図4から明らかなように、血管平滑筋細胞にスコパロンを処理した結果、細胞周期に関連するp53、p27、p21の発現が時間依存的に増大した。スコパロンを処理し、時間が経過するに伴い細胞周期を抑制するタンパク質であるp21、p27の発現量が増大することを確認することができ、24時間後に最も高い発現量を示した。なお、p53の場合には処理後2時間から4時間目に最も高い発現を示した。細胞周期を進行するサイクリンDの場合にはスコパロンの処理によって減少されることを確認することができた。
<実験例3:スコパロンがJNKおよびErkリン酸化に及ぼす影響確認>
スコパロンの信号伝達経路を調べるために、JNKとErkのリン酸化を確認した。
培養された血管平滑筋細胞を60mm組織培養皿に80−90%程度満たした後、0.5%FBSを含む培地において24時間放置して細胞を休止期状態にした。スコパロンを処理しなかった群を対照群とし、実験群は50μgのスコパロンをそれぞれ15分、30分、45分、60分、90分間処理した5群に分けた。各群からRIPA緩衝溶液を用いて全体タンパク質を分離した。分離したタンパク質を緩衝溶液と混ぜて5分間沸騰した後、氷上において冷却した。ソジウムドデシルスルファートポリアクリアミドゲルにおいて電気泳動してタンパク質をサイズ別に分離した後にPVDFメンブレインに移し、pJNK、JNK、pErkおよびErkに対する抗体と反応させてタンパク質の発現およびリン酸化を確認した。
時間が経過するに伴い、JNKのリン酸化は次第に増大されることを確認した。Erkのリン酸化は45分において最も多く行われることを確認して、スコパロンによる細胞周期の調節にJNKとErkのリン酸化が関与することを予想することができた。
図5は、スコパロンがJNKおよびErkのリン酸化に及ぼす影響を示すウェスタンブロット写真である。
<実験例4:スコパロンがROS生成に及ぼす影響確認>
6ウェル細胞培養皿に90%程度生長したときに0.5%FBS DMEM培地において24時間かけて培養した。腫瘍怪死因子(TNF−α)およびスコパロンを処理しなかった群を対照群とし、実験群は腫瘍怪死因子(TNF−α)を含む培地においてそれぞれ0μM、100μM、200μMのスコパロンを処理した3群に分けた。各群を1時間かけて培養した後、ROSに敏感な蛍光プローブである2’,7’−ジクロロフルオレシンジアセテート(DCF−DA;Invitrogen)を40μmol/L添加して30分間培養した。488nm波長において刺激され、515nm波長において発散されるAxioCam MRc5 Carl Zeiss蛍光顕微鏡(Thornwood,NY)を用いてROSの生成を確認した。図6から明らかなように、スコパロン処理群において増大されたROSの発現が減少されることを確認することができた。
<実験例5:スコパロンがVCAM−1発現に及ぼす影響確認>
培養された血管平滑筋細胞を60mm組織培養皿に80−90%程度満たした後、0.5%FBSを含む培地において24時間放置して細胞を休止期状態にした。スコパロンおよび腫瘍怪死因子TNF−αを処理しなかった群を対照群とし、実験群は腫瘍怪死因子TNF−αを含む培地においてそれぞれ0μM、10μM、20μM、50μM、100μMのスコパロンを24時間かけて処理した5群に分けた。50μgのスコパロンをそれぞれ15分、30分、45分、60分、90分間処理した5群に分けた。各群からRIPA緩衝溶液を用いて全体タンパク質を分離した。分離したタンパク質を緩衝溶液と混ぜて5分間沸騰した後に氷上において冷却した。ソジウムドデシルスルファートポリアクリアミドゲルにおいて電気泳動してタンパク質をサイズ別に分離した後、PVDFメンブレインに移し、VCAMおよびPAI−1に対する抗体と反応させてタンパク質の発現を確認した。メンブレインを抗アクチン抗体とさらに反応させて一定量のタンパク質を使用したかを確認した。
ROSの増加は動脈硬化症の主な原因となる物質であるVCAM−1タンパク質の発現を格段に増大させるが、血管平滑筋細胞にスコパロンを処理する場合、図7から明らかなように、増加されたVCAM−1の発現が容量依存的に減少される。
<実験例6:スコパロンがAP−1およびNFκBのDNA結合活性に及ぼす影響確認>
細胞周期調節タンパク質またはケモカインなどのタンパク質はそれぞれの転写因子により調節される。このため、細胞周期調節タンパク質の発現を調節する転写因子であるAP−1とケモカインの発現を調節する転写因子であるNF−kBのDNA結合活性をゲル遅延分析法(EMSA)を用いて確認した。
血管内皮細胞を0.5%FBSを含有する培地において24時間かけて培養した。スコパロンおよび腫瘍怪死因子TNF−αを処理しなかった群を対照群とし、実験群は10ngの腫瘍怪死因子TNF−αを含む培地においてそれぞれ0μM、10μM、20μM、50μM、100μMのスコパロンを24時間かけて処理した5群に分けた。核酸抽出物を血管平滑筋細胞から分離し、AP−1とNF−kBに対する放射線標識されたプローブルによりラベリングした後、タンパク質−DNA反応を20分間室温において行った。反応をさせた後、サンプルを4%天然ポリアリールアミドゲルに搬入し、150ボルトにおいて2時間かけて電気泳動を行った後に分析した。
その結果、図8から明らかなように、TNF−αによって増加されていたそれぞれの転写因子のDNA結合はスコパロンを処理することにより濃度依存的に減少し、スコパロンの抑制物質であるCompC(Competitor、AMPK阻害剤、MERCK、Cat.#171260)を処理すると、平滑筋細胞の増殖抑制がさらに修復されることを確認することができた。
本発明により、スコパロンがAMPKの活性を増大させることにより、血管平滑筋細胞の増殖を抑制することが可能になることが判明された。このため、スコパロンは血管平滑筋細胞増殖抑制、特に血管再狭窄の予防または治療のための医薬の有効成分として有効に使用可能である。
PDGFまたはTNF−αと一緒にスコパロンを濃度別に処理した場合、血管平滑筋細胞の増殖がスコパロンの濃度に依存的に有意に減少することを示すグラフである。 風船拡張術実施2週後のラットの頚動脈の切断面を示す顕微鏡写真(×100)である。 スコパロンがAMPKとACCリン酸化に及ぼす影響を示すウェスタンブロット写真である。 スコパロンが細胞増殖と関連するタンパク質であるp53、p21、p27およびサイクリンDの発現に及ぼす影響を示すウェスタンブロット写真である。 スコパロンがJNKおよびErkのリン酸化に及ぼす影響を示すウェスタンブロット写真である。 スコパロンがROS生成阻害に及ぼす影響を示す蛍光顕微鏡写真である。 スコパロンがVCAM−1タンパク質の発現に及ぼす影響を示すウェスタンブロット写真である。 転写因子AP−1およびNF−kBのDNA結合活性に及ぼす影響を示すゲル遅延分析の結果である。

Claims (2)

  1. スコパロンを有効成分として含む血管平滑筋細胞増殖抑制用薬剤学的組成物。
  2. 前記薬剤学的組成物は、血管再狭窄の予防または治療のためのものである請求項1に記載の血管平滑筋細胞増殖抑制用薬剤学的組成物。
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