JP2010537521A - 複数の移動局から受信される信号間の干渉を消去するための方法及び装置 - Google Patents

複数の移動局から受信される信号間の干渉を消去するための方法及び装置 Download PDF

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Abstract

マルチユーザMIMOに基づくマクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーン(MDHO)が提供される。複数の基地局(BS)がMDHOゾーンをサービングする。送信されるべき被変調信号を協働してプリコーディングすることによって、複数のBSがプリコーディング済み信号を複数の移動局(MS)に同じ時間−周波数リソースを介して送信する。送信されるべき信号がMDHOゾーン内の複数のMSに送信される。プリコーディング技術の採用により、各MSは他のMSとの干渉をなくし、又は小さくする。MDHOゾーンをサービングする複数のBSが、同じ時間−周波数リソースを介して複数のMSをサービングし、MDHOゾーンのシステム容量が大幅に向上する。

Description

本発明は無線通信ネットワークにおける基地局及び移動局に関し、具体的には、マクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーンにおいて複数の移動局によって受信される信号間の干渉を消去するための、基地局及び移動局における方法及び装置に関する。
IEEE802.16eの発展的標準として、IEEE802.16はダウンリンク(DL)においてIEEE802.16eと比べて平均ユーザスループット、セルエッジユーザのスループットを倍にすることを目標とする。これらの目標は、低い周波数再利用シナリオでの重度のセル間干渉のために達成するのが非常に難しそうである。
マルチユーザMIMO(MU−MIMO)は、単一の基地局(BS)が複数のデータストリームを複数の移動局(即ちユーザ)にプリコーディング技術によって同じ時間−周波数リソースを介して送信することによる、容量向上のための効率的な空間分割多重アクセス(SDMA)技術である。プリコーディング技術のおかげで、各移動局による他のユーザとの干渉は無い、或いは小さい。
単一ユーザMIMO(SU−MIMO)に基づくマクロ・ダイバシティ・ハンドオーバー(MDHO)技術はIEEE802.16eにおいて標準化されている。この技術では、移動局が1つのMDHOゾーンに位置するとき、このMDHOゾーンをサービングする複数の基地局は同じダウンリンク信号を同じ時間−周波数リソースを介して移動局に送信する。複数の基地局が同じ時間−周波数リソースを使用して同一の移動局のみをサービングするためにMDHOゾーンにおけるシステム容量は非常に低い。
MU−MIMOに基づくマクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーの方法を提案するのは有益である。MDHOゾーンをサービングする複数のBSは、MDHOゾーンにおける複数のMSに送信される被変調信号を共同でプリコーディングし、その後、プリコーディングされた信号を複数のMSに同じ時間−周波数リソースを介して送信する。プリコーディング技術の採用によって、MDHOゾーンにおける各ユーザによる他のユーザとの干渉はなくなり、或いは小さくなる。
本発明の第1の側面によると、無線通信ネットワーク内の制御装置において、制御装置によって支配されるマクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーンにおいて複数の移動局の受信信号間での干渉の消去を制御する方法であって、(a)マクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーン内の複数の移動局とマクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーンをサービングする複数の基地局との間のダウンリンクのチャネル関連情報を取得するステップ、(c)チャネル関連情報及び予め定められた規則に基づいて複数の基地局のプリコーディング係数を、複数の移動局の受信信号間の干渉を消去するように決定するステップであって、プリコーディング係数が、同じ時間−周波数リソースを介して複数の基地局によって複数の移動局に協働して送信されるべきマルチストリーム被変調信号をプリコーディングするために複数の基地局によって使用されるように構成されたものである、決定するステップ、及び(d)各基地局にその対応のプリコーディング係数を通知するステップを備える方法が提供される。
本発明の第2の側面によると、無線通信ネットワーク内の基地局において、基地局によってサービングされるマクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーン内の複数の移動局の受信信号間の干渉を消去する方法であって、基地局についてマクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーンを支配する制御装置によって決定されたプリコーディング係数を取得するステップ、プリコーディング係数に基づいてマクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーン内の複数の移動局に同じ時間−周波数リソースを介して基地局及びマクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーンをサービングする他の複数の基地局によって協働して送信されるべき被変調信号をプリコーディングして、送信されるべきプリコーディング済み信号を取得するプリコーディングステップ、及びプリコーディング済み信号を複数の移動局に送信するステップを備える方法が提供される。
本発明の第3の側面によると、無線通信ネットワーク内の移動局において、移動局がマクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーン内に位置するときに、移動局の受信信号とマクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーン内の他の少なくとも1つの移動局の受信信号との間の干渉の消去を補助する方法であって、(ii)移動局とマクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーンをサービングする複数の基地局の間のダウンリンクのチャネル関連情報を測定するステップ、及び(iii)移動局とマクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーンをサービングする複数の基地局の間のダウンリンクのチャネル関連情報を対応のネットワーク装置に送信するステップを備える方法が提供される。
本発明の第4の側面によると、制御装置であって、無線通信ネットワークにおいて、制御装置によって支配されるマクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーン内の複数の移動局の受信信号間の干渉の消去を制御するための制御装置であって、マクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーン内の複数の移動局とマクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーンをサービングする複数の基地局との間のダウンリンクのチャネル関連情報を取得するように構成された第1の取得手段、チャネル関連情報及び予め定められた規則に基づいて複数の基地局のプリコーディング係数を決定するように構成された第1の決定手段であって、プリコーディング係数が、同じ時間−周波数リソースを介して複数の基地局によって複数の移動局に協働して送信されるべきマルチストリーム被変調信号をプリコーディングするために複数の基地局によって使用されて複数の移動局の受信信号間の干渉を消去するように構成された第1の決定手段、及び基地局の各々にその対応のプリコーディング係数を通知するように構成された第1の通知手段を備えた制御装置が提供される。
本発明の第5の側面によると、干渉消去装置であって、無線通信ネットワークの基地局において、基地局によってサービングされるマクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーン内の複数の移動局の受信信号間の干渉を消去するための干渉消去装置であって、基地局についてマクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーンを支配する制御装置によって決定されるプリコーディング係数を取得するように構成された第3の取得手段、プリコーディング係数に基づいてマクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーン内の複数の移動局に同じ時間−周波数リソースを介して基地局及びマクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーンをサービングする他の複数の基地局によって協働して送信されるべき被変調信号をプリコーディングして、送信されるべきプリコーディング済み信号を取得するように構成されたプリコーディング手段、及びプリコーディング済み信号を複数の移動局に送信するように構成された第2の送信手段を備えた干渉消去装置が提供される。
本発明の第5の側面によると、無線通信ネットワーク内の移動局において、移動局がマクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーン内に位置するときに、移動局の受信信号とマクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーン内の他の少なくとも1つの移動局の受信信号との間の干渉の消去を補助する補助装置であって、移動局とマクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーンをサービングする複数の基地局の間のダウンリンクのチャネル関連情報を測定するように構成された測定手段、及び移動局とマクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーンをサービングする複数の基地局の間のダウンリンクのチャネル関連情報を対応のネットワーク装置に送信するように構成された第4の送信手段を備えた補助装置が提供される。
本発明による提供される方法及び装置を用いることによって、MDHOゾーンをサービングする複数のBSが同じ時間−周波数リソースを介して複数のMSをサービングすることができ、これによってMDHOゾーンのシステム容量を大幅に改善し、かつ、複数のBSが協働プリコーディングを採用するので、各MSによる他のMSへの干渉はなくなり、或いは小さくなる。
本発明の他の構成、側面及び有利な効果が、添付図面の補助とともに以降の非限定的な実施例の説明を読むことによって明らかなものとなる。なお、同一又は類似の参照符号は同一又は類似のステップ又は手段を指すものとする。
図1は本発明の適用シナリオを示す。 図2は本発明の実施例によるシステム的なモデル図である。 図3は本発明の実施例による無線通信のアップリンク(UL)フレームのフレーム構造の図である。 図4は、本発明の実施例による、無線通信ネットワークの制御装置において制御装置によって支配されるMDHOゾーン内の複数の移動局の受信信号間の干渉の消去を制御する方法のフローチャートである。 図5は、本発明の実施例による、無線通信ネットワークのBSにおいてBSによってサービングされるMDHOゾーン内の複数の移動局の受信信号間の干渉を消去する方法のフローチャートである。 図6は、本発明の実施例による、無線通信ネットワークの移動局において移動局がMDHOゾーンに位置するときにMDHOゾーン内の移動局の受信信号と他の少なくとも1つの移動局の受信信号の間の干渉の消去を補助する方法のフローチャートである。 図7は、本発明の実施例による、無線通信ネットワークにおいて制御装置によって支配されるMDHOゾーン内の複数の移動局の受信信号間の干渉の消去を制御するための制御装置10のブロック図である。 図8は、本発明の実施例による、無線通信ネットワークのBSにおいてBSによってサービングされるMDHOゾーン内の複数の移動局の受信信号間の干渉のを消去するための干渉消去装置20のブロック図である。 図9は、本発明の実施例による、無線通信ネットワークにおいて移動局がMDHOゾーンに位置するときに移動局の受信信号と他の少なくとも1つの移動局の受信信号の間の干渉の消去を補助するための移動局内の補助装置30のブロック図である。
図1に本発明の適用シナリオを示す。図1において、BS1、BS1′及びBS1″によってカバーされる重複領域はマクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーンM123である。さらに、BS1及びBS1′のみによってカバーされる重複領域はマクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーンM12であり、BS1′及びBS1″のみによってカバーされる重複領域はマクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーンM23である。マクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーンとは、従来のハンドオーバーゾーンにおいて、ハンドオーバーゾーンをサービングできる複数のBSが1つのMSに同じ時間−周波数リソースを介してサービングすることをいう。各MDHOゾーンに対して、ネットワーク管理者は、MDHOゾーンをサービングする複数のBSの中から、MDHOゾーンをサービングできる各BSのプリコーディング係数を決定すること及びMDHOゾーン内の複数のMSに協働して信号を送信するために各BSを制御することの責任を担うべき1つのBS(主BSともいわれる)を選択できる。
MS2、MS2′及びMS2″がMDHOゾーンM123にあるとき、BS1、BS′及びBS1″が、プリコーディングによって同じ時間−周波数リソースを介してMS1、MS1′及びMS1″に信号を協働して送信できる。詳細な実施処理は以下のとおりである。
BS1が、MDHOゾーンM123をサービングできる各BSのプリコーディング係数を決定し、MDHOゾーンM123内のMS1、MS1′及びMS1″に協働して信号を送信するよう各BSを制御する責任を担うものとする。
MS1がMDHOゾーンにあるか否かをBS1が判断するための処理はは以下の通りである。BS1がMS1からのUL信号の信号強度が閾値(閾値の具体的値はネットワークトポロジーの相違によって異なり得る)よりも低いことを検出すると、BS1は測定インストラクションをMS1に送信し、測定インストラクションは、MS1とMS1が通信する複数のBS(図1のBS1、BS1′及びBS″)との間のDLの情報に関するチャネルを測定し、チャネル関連情報をBS1に送信するようMS1に指示する。MS1がインストラクションを受信した後に、MS1はMS1とBS1、BS1′及びBS1″との間のDLのチャネル関連情報を測定する。BS1は、MS1によってフィードバックされたチャネル関連情報に従って現在MS1がBS1、BS1′及びBS1″と通信していることを知り、MS1がMDHOゾーンM123にあると判断する。MS1によってフィードバックされたチャネル関連情報に従って現在MS1がBS1及びBS1′と通信していることをMS1が知った場合、それはMS1がMDHOゾーンM12内にあると判断する。
同様に、BS1がMS1′からのUL信号の信号強度が閾値よりも低いことを検出すると、BS1は、MS1′とMS1′が通信する複数のBS(図1のBS1、BS1′及びBS1″)との間のDLの情報に関するチャネルを測定してチャネル関連情報をBS1に送信するよう指示するよう測定インストラクションをMS1′に送信する。
同様のことがMS1″でも行われる。
BS1はMDHOゾーン内のMS1、MS1′及びMS1″とBS1、BS1′及びBS1″とのそれぞれの間のチャネル関連情報を取得し、各BSに対応するプリコーディング係数を計算し、各BSに対応のプリコーディング係数を通知する。
さらに、BS1はMS1がどのMDHOゾーン内にあるかを知得することもできる。例えば、MSはMDHOゾーンに移動する前にBS1′に近付く、即ち、BS1′と通信する。MS1がMDHOゾーンM12に移動すると、BS1′はMSがハンドオーバー条件(例えば、BS′によってMS1から受信したUL信号の信号強度が閾値より低い)を満たしていることを知り、MS1が通信できるBSをサーチしてBS1′に報告するするよう指示するためのサーチインストラクションをMS1に送信する。MS12がMDHOゾーン内にある場合、BS1を見つけ、BS1′に報告する。BS1′はMSによる報告によってMS1がMDHOゾーンM12内にあると判断し、BS1に報告する。要するに、どのMDHOゾーン内にMSがあるかを判断する方法は多数あり、それは従来技術における単一ユーザに基づくMDHO解決手段におけるものと同様であるので、その詳細は省略する。
なお、チャネル関連情報はチャネル推定値及び信号対ノイズ比(SNR)を含み、それは瞬間チャネル推定値及び信号対ノイズ比、又はチャネル推定値の長期間統計的平均値及び信号対ノイズ比となり得る。
好ましくは、BS1はMDHOゾーンをサービングする複数のBSにおいて、MDHOゾーン内の各MSと各BSの間でチャネル関連情報によってMDHOゾーン内の各MSに協働して信号を送信するBSの一部を選択できる。例えば、MS1とBS1″の間のDLのチャネル推定値の振幅はMS1とBS1又はBS1′の間の値よりも小さく、又はBS1″からMS1によって受信されたDL信号のSNRはBS1又はBS1′からMS1によって受信されたDL信号の値よりも低い。同様に、MS1′とBS1″の間のDLのチャネル推定値の振幅はMS1′とBS1又はBS1′の間の値よりも小さく、又はBS1″からMS1′によって受信されたDL信号のSNRはBS1及びBS1′からMS1′によって受信されたDL信号の値よりも低い、或いは、MS1″とBS1″の間のDLのチャネル推定値の振幅はMS1″とBS1及びBS1′の間の値よりも小さく、又はBS1″からMS1″によって受信されたDL信号のSNRはBS1及びBS1′からMS1″によって受信されたDL信号の値よりも低い。
そして、BS1はMS1、MS1′及びMS1″に協働して信号を送信するためにBS1及びBS1′を選択する。BS1、BS1′、MS1、MS1′及びMS1″の間のチャネル関連情報によってBS1及びBS1′のプリコーディング係数を決定し、プリコーディング係数をBS1′からBS1′に通知する。
プリコーディング係数の決定処理を明解にする一例としてBS1及びBS1′がMS1、MS1′及びMS1″に最小平均二乗誤差(MMSE)規則で協働して信号を送信する場合を採り上げる。なお、BS1及びBS1′の各々は4個の送信アンテナを有し、MS1、MS1′及びMS1″の各々は1個の受信アンテナを有する。従って、BS1、BS′、MS1、MS1′及びMS1″の間の全体チャネル送信行列は以下の式(1)によって与えられる。
Figure 2010537521
なお、H11、H12はMS1とBS1、MS1とBS1′それぞれの間のチャネル送信行列を表し、H21、H22はMS1′とBS1、MS1′とBS1′それぞれの間のチャネル送信行列を表し、H31、H32はMS1″とBS1、MS1″とBS1′それぞれの間のチャネル送信行列を表す。BS1及びBS1′の各々は4個の送信アンテナを有し、MS1、MS1′及びMS1″の各々は1個の受信アンテナを有するので、Hji(i=1、2;j=1、2、3)は1×4複素行列であり、4個のチャネル推定値からなる。
マルチユーザMIMO(MU−MIMO)のMMSE規則によると、プリコーディング行列は以下の通りである。
Figure 2010537521
なお、Hは式(1)で説明したようにBS1、BS1′、MS1、MS1′及びMS1″の間の全体チャネル送信行列を表し、SNRはBS1及びBS1′からMS1、MS1′及びMS1″によって受信されたDL信号のSNRの平均値であり、平均値は瞬間SNRの平均値であってもよいし、長期間統計的平均SNRの平均値であってもよい。
Wは8×3複素行列であり、W=W(1:4,:)(Wの第1から第4行)はBS1のプリコーディング係数であり、W=W(5:8,:)(Wの第5から第8行)はBS1′のプリコーディング係数である。
図2に示すシステムのモデル図では、S1、S2及びS3はMS1、MS1′及びMS1″にそれぞれ送信される被変調信号である。BS1及びBS1′は送信される被変調信号
Figure 2010537521
をW1及びW2でプリコーディングした。
Figure 2010537521
なお、i=1、2であり、Sは1×4ベクトルであり、その要素の各々はBSの4個の送信アンテナでそれぞれ送信される。そして、BS1及びBS1′はプリコーディングされた信号を同じ時間−周波数リソースを介してMS1、MS1′及びMS1″に協働して送信する。
プリコーディングの課題はMS1、MS1′及びMS1″によって受信された信号間の干渉を消去することである。MS1、MS1′及びMS1″が上記の信号を受信した後に、受信信号はMMSE規則に基づいて復号され、S1、S2及びS3は図2に示すようにそれぞれ復号される。
なお、各BSに対してプリコーディング係数を決定する処理は、2つのBSが3つのMSに協働して信号を送信する場合に基づいて説明したが、当業者であれば、本発明の教示によって複数のBSが複数のMSと通信する他の場合における各BSに対するプリコーディング係数を決定する処理を導出できる。
さらに、各BSに対してプリコーディング係数を決定する処理を説明するための一例として、MMSE規則が適用されて各MSが1つの受信アンテナを有する場合が採り上げられたが、当業者であれば、本発明はこれに限られず、従来技術におけるMU−MIMOでのプリコーディング係数の他の決定規則とともにMSが複数の受信アンテナを有する状況にも適用可能であり、プリコーディング係数を決定する処理の詳細が従来技術におけるMU−MIMOのプリコーディング行列を意味し得ることを理解すべきである。
なお、同等のチャネル行列規則のブロック対角化(BD)が使用される場合、各BSと各MSの間のDLのチャネル送信行列のみが必要とされ、DL信号のSNRを知る必要はない。各BSのプリコーディング係数を決定するのに連続MMSE(SMMSE)が使用される場合には、MMSE規則と同様に、各BSと各MSの間のDLのチャネル送信行列及びDL信号のSNRが必要となる。MU−MIMOのプリコーディング係数を決定する既存の規則を用いてプリコーディング係数を決定する処理の詳細は、「Zero-forcing methods for downlinks spatial multiplexing in multi-user MIMO channels」2004年2月、Q.H. Spencer, A.L. Sindlehurst及びM. Haardt, IEEE. Transactions of Single Processing, vol.52, No.2, pp.461-471で見ることができ、その詳細はここでは省略する。
さらに、BS1は、各MSからMDHOゾーン内の各BSによって受信されたUL信号の信号強度に基づいて各MSに信号を協働して送信するBSを選択できる。具体的には、BS1はBS1′及びBS1″それぞれに、MS1、MS1′及びMS1″から受信されたUL信号の信号強度を測定し、それらをBS1にフィードバックするよう通知する。その間、BS1もMS1、MS1′及びMS1″からそれ自身によって受信したUL信号の信号強度を測定する。BS1は、各MSから各BSによって受信されたUL信号の信号強度に基づいて各MSに信号を協働して送信するために、各MSからのより強い受信UL信号の信号強度を持つBSを選択する。
好ましくは、BS1はまた、MS1、MS1′及びMS1″がチャネル推定値を決定するために、直交パイロットシンボルを各送信アンテナでMS1、MS1′及びMS1″に送信するようBS1、BS1′及びBS1″を制御する。なお、MS1、MS1′及びMS1″はBS1、BS1′及びBS1″によって送信された非直交パイロットシンボルに基づいてDLのチャネル推定値を決定できる。
なお、各MSに信号を協働して送信するためにMDHOゾーンをサービングする複数のBSのうちの一部のBSを選択するための選択規則は、各BSと各MS間のDLのチャネル関連情報又は各MSから各BSによって受信されたUL信号の信号強度情報に限定されない。各BSと各MSの間のチャネル状態、特にDLチャネル状態を示す他のパラメータが選択規則として採用できる。
あるMDHOゾーンをサービングできるBSの数は所与のものであるので、MDHOゾーン内のMSの数が多過ぎて複数のBSが1つの時間−周波数リソースを介してサービングできるMSの数を超えるときは、MDHOゾーン内のMSはグループに分割される必要があり、それにより異なるMSグループが異なる時間−周波数リソースを介してサービングされることができる。同様に、MDHOゾーンをサービングするBSもグループに分割でき、異なるBSグループが異なるMSグループをサービングされることができる。各BSグループ及び各MSグループを選択する規則は上述したチャネル関連情報若しくはチャネル強度情報又はチャネル状態を表すことができる他のパラメータであればよい。例えば、MDHOゾーン内に7個のMSがあり、3個のBSがMDHOゾーンをサービングできるものとする。各BSは4個の送信アンテナを有し、複数のBSが4個のMSを同じ時間−周波数リソースを介してサービングできるものとする。第1のBSが各BSのプリコーディング計算及び通信スケジューリングの責任を担うものとする。第1から第4のMSと第1及び第2のBSとの間のDLチャネルのチャネル状態が良い場合(上述のように、チャネル関連情報若しくは信号強度情報又はチャネル状態を表す他のパラメータによって決定される)、及び第5から第7のMSと第2及び第3のBSとの間のDLチャネルのチャネル状態が良い場合には、第1及び第2のBSが、第1の時間−周波数リソースを介してプリコーディングして第1から第4のMSに信号を協働して送信するようにスケジューリングされ、第2及び第3のBSが、第2の時間−周波数リソースを介してプリコーディングして第5から第4のMSに信号を協働して送信するようにスケジューリングされる。
本発明によって提案されるMU−MIMOに基づくMDHO手法がWiMax無線通信ネットワークにおいて実施されるとき、図3に示すように、IEEE802.16標準で規定されるフレーム構造のDLサブフレームがMU−MIMOゾーンに付加され、それが、MDHOゾーン内の複数のMSに他のBSと協働してDL信号を送信するために専用に使用される。図3に示すPUSC、FUSC等の他のフィールド(その具体的意味はIEEE802.16標準が参照される)はここでは省略する。一方、パラメータMDHO MU−MIMOが、上記のMDHO MU−MIMOが使用されるか否かを示すためにDL_MAPのSTC_DL_ZoneスイッチIE( )に付加されるべきである。同時に、MDHO MU−MIMOゾーンにおける全種のパラメータを定義するために新たな情報要素(IE)が定義されるべきである。テーブル2に示すように、テーブル2はIDcellを定義し、それはサービングされているMDHOゾーンを識別するために使用され、Xで示すビットサイズは現実のアプリケーションに対して決定されるものである。テーブル1及びテーブル2に示す他のパラメータの物理的な意味は既存のIEEE802.16標準と同じであり、ここでは省略する。
なお、MDHOゾーン内の各MSと各BSの間のチャネル関連情報を取得し、対応のBSに対するプリコーディング係数を決定し、対応の基地局にそれらの対応のプリコーディング係数を通知する制御機能は、MDHOゾーンをサービングする所定のBS、又は3Gネットワークにおける無線ネットワークコントローラ(RNC)の制御装置のような他のネットワーク装置によって実施できる。
テーブル1 STC/DL_Zone switch IE()
Figure 2010537521
図4に、無線通信ネットワークの制御装置において制御装置によって支配されるMDHOゾーン内の複数の移動局の受信信号間の干渉の消去を制御する本発明の実施例による方法のフローチャートを示す。
一例として図1の適用シナリオを採り上げるとともに図4を参照すると、制御装置において、制御装置によって支配されるMDHOゾーン内の複数の移動局の受信信号間の干渉の消去を制御するフローチャートの説明の詳細が与えられる。ここで、制御装置はBS1に位置するものとすると、制御装置はMDHOゾーンM123をサービングする各BSを制御する、即ち、DL信号をMS1、MS1′及びMS1″に協働して送信するようにBS1、BS1′及びBS1″を制御する責任を担う。
まず、ステップS11において、制御装置はMDHOゾーンM123内のMS1、MS1′及びMS1″とBS1、BS1′及びBS1″との間のDLのチャネル関連情報を取得する。チャネル関連情報はチャネル推定値、又はチャネル推定値及びSNRを含む。
具体的には、制御装置がMS1、MS1′及びMS1″とBS1、BS1′及びBS1″との間のDLのチャネル関連情報を取得する態様は様々である。
テーブル2 MDHO_MU−MIMO_DL_Basic_IE()
Figure 2010537521
1つの取得態様は、制御装置が測定インストラクションをMS1、MS1′及びMS1″にそれぞれ送信し、測定インストラクションが各MSと複数のBSの間のDLのチャネル関連情報を測定してチャネル関連情報を制御装置に送信するように各MSを指示し、その後、制御装置がMS1、MS1′及びMS1″とBS1、BS1′及びBS1″との間のDLのチャネル関連情報をMS1、MS1′及びMS1″からそれぞれ受信する、というものである。
他の取得態様は、制御装置がBS1、BS1′及びBS1″それぞれに通知し、BS1、BS1′及びBS1″の各々がMS1、MS1′及びMS1″の各々にチャネル関連情報を測定すること及びそれらを対応のBSにフィードバックすることを通知し、BSがそれらを制御装置に送信する、というものである。
さらに他の取得態様は、MS1、MS1′及びMS1″の各々がMS1、MS1′及びMS1″とBS1、BS1′及びBS1″のと間のチャネル関連情報を能動的に測定し、それらをBS1、BS1′及びBS1″に能動的に報告し、その後、BS1、BS1′及びBS1″の各々がそれらを対応の装置に能動的に送信する、というものである。
さらに、時分割二重(TDD)システムにおける対称UL・DLチャネルの場合について、BSはチャネル推定値を直接決定してそれらを制御装置に送信することができる。
その後、ステップS12では、制御装置はBS1、BS1′及びBS1″のプリコーディング係数をチャネル関連情報及び予め定められた規則に基づいて決定し、ここでプリコーディングの目的はMS1、MS1′及びMS1″の受信信号間の干渉を消去することである。
既存のMU−MIMOにおけるプリコーディング係数の決定方法を参照すると、プリコーディング係数は、各BSと各MSの間のDLチャネルのチャネル送信行列及び等価チャネル行列のBD規則に基づいて決定でき、又は各BSと各MSの間のDLチャネルのチャネル送信行列並びにDL信号のSNR及びMMSE規則若しくはSMMSE規則によって決定できる。
最後に、ステップS13において、各BSの対応プリコーディング係数が各BSに通知される。
好ましくは、制御装置は、チャネル関連情報に基づいて同じ時間−周波数リソースを介してMS1、MS1′及びMS1″にプリコーディング済みDL信号を協働して送信するために、MDHOゾーンM123をサービングするBS1、BS1′及びBS1″から2つのBSを選択できる。
好ましくは、制御装置は、チャネル関連情報に基づいて、所定のMDHOゾーンをサービングする複数のBSを複数BSグループに分割し、MDHOゾーン内の複数のMSを複数のMSグループに分割することができ、ここで、各BSグループは対応の複数のMSグループに同じ時間−周波数リソースを介してDL信号を協働して送信し、各BSグループは異なる時間−周波数リソースを占有する。
さらに、制御装置は、MDHOゾーンM123をサービングするBS1、BS1′及びBS1″によってMS1、MS1′及びMS1″から受信されるUL信号の信号強度に基づいて、同じ時間−周波数リソースを介してMS1、MS1′及びMS1″にプリコーディング済みDL信号を協働して送信するために、MDHOゾーンM123をサービングするBS1、BS1′及びBS1″から2つのBSを選択できる。具体的には、制御装置はMS1、MS1′及びMS1″からUL信号の信号強度を検出するためにBS1、BS1′及びBS1″に通知し、各MSからのUL信号の信号強度を制御装置に報告する。
さらに、制御装置は、各MSから各BSによって受信されたUL信号の信号強度に基づいて、所定のMDHOゾーンをサービングする複数のBSを複数BSグループに分割し、MDHOゾーン内の複数のMSを複数のMSグループに分割することができ、ここで、各BSグループは対応の複数のMSグループに同じ時間−周波数リソースを介してDL信号を協働して送信し、各BSグループは異なる時間−周波数リソースを占有する。
好ましくは、MS1、MS1′及びMS1″がチャネル推定値を都合良く決定できるように、制御装置はMDHOゾーンM123をサービングするBS1、BS1′及びBS1″を制御して直交パイロットシンボルを各送信アンテナでMS1、MS1′及びMS1″に送信する。
なお、MS1、MS1′及びMS1″はBS1、BS1′及びBS1″によって送信された非直交パイロットシンボルに基づいてDLチャネル推定値を決定できる。
図5に、無線通信ネットワークのBSにおいてBSによってサービングされるMDHOゾーン内の複数の移動局の受信信号間の干渉を消去する本発明の実施例による方法のフローチャートを示す。
一例として図1の適用シナリオを採り上げるとともに図5を参照すると、本発明のBSにおいて、BSによってサービングされるMDHOゾーン内の複数の移動局の受信信号間の干渉を消去する方法のフローチャートの説明の詳細が与えられる。
まず、ステップS21において、BS1はBS1に対するMDHOゾーンを支配する制御装置によって決定されたプリコーディング係数を取得する。
その後、ステップS22において、BS1は、プリコーディング係数に基づいてMS1、MS1′及びMS1″に同じ時間−周波数リソースを介してBS1、BS1′及びBS1″によって協働して送信されるべき被変調信号をプリコーディングする。
最後に、ステップS23において、BS1はプリコーディングされた信号をMS1、MS1′及びMS1″に送信する。
好ましくは、BS1はそれ自身とMS1、MS1′及びMS1″との間のチャネル関連情報を取得し、そのチャネル関連情報を制御装置に送信することができる。具体的には、一例として、BS1がMS1のチャネル関連情報を取得する場合を採り上げる。BS1が制御装置から通知を受信し、又はMS1からのULシグナルの信号強度が閾値よりも低いことを検出したときは、それはMS1にチャネル関連情報を推定するように通知し、それをBS1に送信する。その後、BS1はMS1の受信チャネル関連情報を制御装置に送信する。或いは、MS1、MS1′及びMS1″はそれら自身とBS1の間のチャネル関連情報を能動的に測定し、BS1に能動的に報告を行い、BS1はそれらを制御装置に能動的に送信する。
さらに、時分割二重(TDD)システムにおける対称UL・DLチャネルの場合について、BS1はチャネル推定値を直接特定し、それらを制御装置に送信することができる。
好ましくは、BS1は制御装置の通知に基づいて又は能動的に、MS1、MS1′及びMS1″からBS1によって受信されたUL信号の信号強度を検出でき、MS1、MS′及びMS1″からのUL信号の信号強度を制御装置に通知する。
好ましくは、BS1は、制御装置によって通知された直交パイロットパターンに従って対応のパイロットシンボルをMS1、MS1′及びMS1″に送信する。
なお、MS1、MS1′及びMS1″はBS1、BS1′及びBS1″によって送信された非直交パイロットシンボルに基づいてDLのチャネル推定値を決定することができる。
図6は、無線通信ネットワークの移動局において、移動局がMDHOゾーンに位置するときにMDHOゾーン内の移動局の受信信号と他の少なくとも1つの移動局の受信信号の間の干渉の消去を補助する本発明の実施例による方法のフローチャートである。
図1に示す適用シナリオにおいてMS1を一例として採り上げるとともに図6を参照すると、移動局が上記MDHOゾーンに配置されるときのMSとMDHOゾーン内の他の1つ又は複数の移動局の受信信号間での干渉の消去を補助する、本発明におけるMSでのフローチャートの詳細が与えられる。
まず、S31において、MS1は対応のネットワーク装置からの測定インストラクションを受信し、測定インストラクションは、移動局1と上記MDHOゾーンをサービングする複数の基地局、即ち、BS1、BS1′及びBS1″との間のDLのチャネル関連情報を測定するよう移動局1を指示する。対応のネットワーク装置は、MDHOゾーンを支配する制御装置又はMDHOゾーンをサービングする複数の基地局のうちの1つを含み、チャネル関連情報はチャネル推定値、又はチャネル推定値及び信号対ノイズ比を含む。
その後、ステップS32において、MS1は移動局1とBS1、BS1′及びBS1″との間のダウンリンクのチャネル関連情報をそれぞれ測定する。
最後に、ステップS33において、MS1はMSとBS1、BS1′及びBS1″との間のチャネル関連情報を対応のネットワーク装置に送信する。なお、ステップS31はMSが本発明の方法を実施するのに必須のステップではない。MS1はそれ自身とBS1、BS1′及びBS1″との間のチャネル関連情報を能動的に測定し、制御装置に能動的に報告を行い、又はMSはあるBSに能動的に報告を行い、そのBSが制御装置に報告を行う。または、MS1はそれ自身とBS1、BS1′及びBS1″との間のDLのチャネル関連情報をBS1、BS1′及びBS1″の各々に報告し、その後各BSは制御装置に報告を行う。
図7に、無線通信ネットワークにおいて、制御装置によって支配されるMDHOゾーン内の複数の移動局の受信信号間の干渉の消去を制御するための本発明の実施例による制御装置10のブロック図を示す。制御装置10は第1の取得手段11、決定手段12、第1の通知手段13、第1の選択手段14、第2の取得手段15及び第2の選択手段16を含み、第1の取得手段11は2つの下位手段である第1の送信手段111及び第1の受信手段112を含む。ここで、説明の便宜上、好適な実施例における多数の選択的下位手段が図7に示されているが、当業者であれば第1の取得手段11、決定手段12及び第1の通知手段13が本発明の実施に必須であり、他の下位手段は全て選択的であることが分かるはずである。
図1の適用シナリオを一例として採り上げるとともに図7を参照すると、制御装置10によってMDHOゾーン内の複数の移動局の受信信号間の干渉を消去する制御についての、本発明の制御装置10における処理の詳細が与えられる。ここで、制御装置10は、MDHOゾーンM123をサービングする各BSを制御する、即ち、DL信号をMS1、MS1′及びMS1″に協働して送信するようにBS1、BS1′及びBS1″を制御する責任を担う。
まず、第1の取得手段11はMS1、MS1′及びMS1″とMDHOゾーン123内のBS1、BS1′及びBS1″との間のDLのチャネル関連情報を取得する。チャネル関連情報はチャネル推定値、又はチャネル推定値及びSNRを含む。
具体的には、第1の取得手段11がMS1、MS1′及びMS1″とBS1、BS1′及びBS1″との間のDLのチャネル関連情報を取得する態様は様々である。
1つの取得態様は、第1の送信手段111が測定インストラクションをMS1、MS1′及びMS1″にそれぞれ送信し、測定インストラクションが、各MSと複数のBSの間のDLのチャネル関連情報を測定し、チャネル関連情報を制御装置に送信するよう各MSに指示するために使用され、第1の受信手段112がその後MS1、MS1′及びMS1″からそれぞれMS1、MS1′及びMS1″とBS1、BS1′及びBS1″との間のDLのチャネル関連情報を受信する、というものである。
他の取得態様は、第1の取得手段11がBS1、BS1′及びBS1″にそれぞれ通知し、BS1、BS1′及びBS1″の各々がMS1、MS1′及びMS1″の各々にチャネル関連情報を測定することを通知してそれらを対応のBSにフィードバックし、BSがそれらを制御装置10に送信する、というものである。
さらに他の取得態様は、MS1、MS1′及びMS1″の各々がMS1、MS1′及びMS1″の各々とBS1、BS1′及びBS1″との間のチャネル関連情報を能動的に測定し、それらをBS1、BS1′及びBS1″に能動的に報告し、その後BS1、BS1′及びBS1″の各々がそれらを制御装置10に能動的に送信する、というものである。
さらに、時分割二重(TDD)システムにおける対称なUL・DLチャネルの場合について、各BSはチャネル推定値を直接特定し、それらを制御装置10に送信することができる。
その後、決定手段12は、チャネル関連情報及び予め決められた規則に基づいてBS1、BS1′及びBS1″のプリコーディング係数を決定し、ここでプリコーディングの目的はMS1、MS1′及びMS1″の受信信号間の干渉を消去することである。
既存のMU−MIMOにおけるプリコーディング係数の決定方法について、プリコーディング係数は、各BSと各MSの間のDLチャネルのチャネル送信行列及び等価チャネル行列のBD規則に基づいて決定手段12によって決定され、又は、各BSと各MSの間のDLチャネルのチャネル送信行列並びにDL信号のSNR及びMMSE若しくはSMMSE規則によって決定される。
最後に、第1の情報手段13は各BSにその対応プリコーディング係数を通知する。
好ましくは、第1の選択手段14は、チャネル関連情報に基づいて、同じ時間−周波数リソースを介してMS1、MS1′及びMS1″にプリコーディング済みDL信号を協働して送信するために、MDHOゾーンM123をサービングするBS1、BS1′及びBS1″から2つのBSを選択できる。
好ましくは、第1の選択手段14は、チャネル関連情報に基づいて、あるMDHOゾーンをサービングする複数のBSを複数のBSグループに分割し、MDHOゾーン内の複数のMSを複数のMSグループに分割し、ここで、各BSグループはDL信号を対応の複数のMSグループに同じ時間−周波数リソースを介して協働して送信し、各BSグループは異なる時間−周波数リソースを占有する。
さらに、第2の選択手段16は、MDHOゾーンM123をサービングするBS1、BS1′及びBS1″によってMS1、MS1′及びMS1″から受信されたUL信号の信号強度に基づいて、同じ時間−周波数リソースを介してMS1、MS1′及びMS1″にプリコーディング済みDL信号を協働して送信するために、MDHOゾーンM123をサービングするBS1、BS1′及びBS1″から2つのBSを選択できる。具体的には、第2の取得手段15はBS1、BS1′及びBS1″に、MS1、MS1′及びMS1″からのUL信号の信号強度を検出し、各MSからのUL信号の信号強度を制御装置に報告するよう通知する。
さらに、第2の選択手段16は、各MSから各BSによって受信されたUL信号の信号強度に基づいて、あるMDHOゾーンをサービングする複数のBSを複数のBSグループに分割し、MDHOゾーン内の複数のMSを複数のMSグループに分割し、ここで、各BSグループはDL信号を対応の複数のMSグループに同じ時間−周波数リソースを介して協働して送信し、各BSグループは異なる時間−周波数リソースを占有する。
好ましくは、MS1、MS1′及びMS1″がチャネル推定値を適宜決定するために、第1の通知手段13は、直交パイロットシンボルを各送信アンテナでMS1、MS1′及びMS1″に送信するようMDHOゾーンM123をサービングするBS1、BS1′及びBS1″に通知する。
なお、MS1、MS1′及びMS1″は、BS1、BS1′及びBS1″によって送信される非直交パイロットシンボルに基づいてDLチャネル推定値を決定できる。
図8に、無線通信ネットワークのBSにおいて、BSによってサービングされるMDHOゾーン内の複数の移動局の受信信号間の干渉のを消去するための本発明の実施例による干渉消去装置20のブロック図を示す。干渉消去装置20は第3の取得手段21、プリコーディング手段22、第2の送信手段23、第4の送信手段24、第3の送信手段25、検出手段26及び第2の通知手段27を含む。ここで説明の便宜上、好適な実施例における多数の選択的下位手段が図8に示されているが、当業者であれば第3の取得手段21、プリコーディング手段22及び第2の送信手段23が本発明の実施に必須であり、他の下位手段は全て選択的であることが分かるはずである。
図1の適用シナリオを一例として採り上げるとともに図7を参照すると、本発明の干渉消去装置において、BSによってサービングされるMDHOゾーン内の複数の移動局の受信信号間の干渉を消去する処理の詳細が与えられる。
まず、第2の取得手段21はBS1に対する上記MDHOゾーンを支配する制御装置10によって決定されたプリコーディング係数を取得する。
そして、プリコーディング手段22は、送信されるべきプリコーディング済み信号を取得するために、プリコーディング係数に基づいて同じ時間−周波数リソースを介してBS1、BS1′及びBS1″によってMS1、MS1′及びMS1″に協働して送信されるべき被変調信号をプリコーディングする。
最後に、第2の送信手段23はプリコーディング済み信号をMS1、MS1′及びMS1″に送信する。
好ましくは、第4の取得手段24はそれ自身とMS1、MS1′及びMS1″との間のチャネル関連情報を取得することができ、第3の送信手段25はチャネル関連情報を制御装置に送信する。具体的には、第4の取得手段24がM2のチャネル関連情報を取得する場合を例として採り上げる。第4の取得手段24は制御装置10から通知を受信し、MS1からのUL信号の信号強度が閾値よりも低いことを検出すると、M2に、チャネル関連情報を推定し、それを第4の取得手段24に送信するよう通知する。その後、第3の送信手段25は受信したMS1のチャネル関連情報を制御装置10に送信する。或いは、MS1、MS1′及びMS1″はそれら自身とBS1の間のチャネル関連情報を能動的に測定し、第4の取得手段24に能動的に報告を行い、第3の送信手段25はそれらを能動的に制御装置10に送信する。
さらに、時分割二重(TDD)システムにおける対称なUL・DLチャネルの場合について、第4の取得手段24はチャネル推定値を直接特定してそれらを制御装置10に送信することができる。
好ましくは、制御装置10の通知に基づいて、又は能動的にMS1、MS1′及びMS1″からBS1によって受信されたUL信号の信号強度を検出することができ、第2の通知手段27はMS1、MS1′及びMS1″からのUL信号の信号強度を制御装置10に通知する。
好ましくは、制御装置10によって通知される直交パイロットパターンに従って第2の送信手段23は対応のパイロットシンボルをMS1、MS1′及びMS1″に送信する。
なお、MS1、MS1′及びMS1″はBS1、BS1′及びBS1″によって送信された非直交パイロットシンボルに基づいてDLのチャネル推定値を特定することができる。
図9に、無線通信ネットワークにおいて、移動局がMDHOゾーンに位置するときに移動局の受信信号と他の少なくとも1つの移動局の受信信号の間の干渉の消去を補助するための移動局内の本発明の実施例による補助装置30のブロック図を示す。補助装置30は第2の受信手段31、測定手段32及び第4の送信手段33を含む。本発明の実施において測定手段32及び第4の送信手段33のみが必須であり、第2の受信手段31は選択的である。
図1に示す適用シナリオにおけるMS1を一例として採り上げるとともに図9を参照すると、本発明の補助装置30において、移動局が上記MDHOゾーン内に位置するときにMSとMDHOゾーン内の他の1又は複数の移動局の受信信号間の干渉を消去することを補助する処理の詳細が与えられる。
まず、第2の受信手段31は対応のネットワーク装置からの測定インストラクションを受信し、測定インストラクションは、移動局1と上記MDHOゾーンをサービングする複数の基地局、即ち、BS1、BS1′及びBS1″との間のDLのチャネル関連情報を測定するよう移動局1に指示するために使用される。対応のネットワーク装置はMDHOゾーンを支配する制御装置又はMDHOゾーンをサービングする複数の基地局のうちの1つを含み、チャネル関連情報はチャネル推定値、又はチャネル推定値及び信号対ノイズ比を含む。
その後、測定手段32は移動局1とBS1、BS1′及びBS1″との間のダウンリンクのチャネル関連情報を測定する。
最後に、第4の送信手段33は移動局1とBS1、BS1′及びBS1″との間のダウンリンクのチャネル関連情報を対応のネットワーク装置に送信する。
なお、第2の受信手段31はMS1が本発明の方法を実施するのに必須の手段ではない。測定手段32はそれ自身とBS1、BS1′及びBS1″との間のチャネル関連情報を能動的に測定でき、第4の送信手段33は制御装置10に能動的に報告を行う。或いは、第4の送信手段33はあるBSに能動的に報告を行い、そのBSが制御装置10に能動的に報告を行う。或いは、第4の送信手段33はMS1とBS1、BS1′及びBS1″との間のDLのチャネル関連情報をBS1、BS1′及びBS1″の各々に報告し、その後各BSが制御装置10に報告を行う。
本発明を詳説するための一例としてWiMax無線通信ネットワークを採り上げたが、当業者であれば、本願書類の教示によって本発明はこれに限定されないことが分かるはずである。本発明はまた、他の無線通信ネットワークにも適用できる。また、本発明の技術的解決手段はソフトウェア又はハードウェアによって実施できる。
本発明の実施例が上記に説明された。当業者には、本発明が上記の具体的実施例に限定されず、添付の特許請求の範囲の範囲と精神から離れることなく種々の修正又は変更がなされ得ることが分かるはずである。

Claims (33)

  1. 無線通信ネットワーク内の制御装置において、該制御装置によって支配されるマクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーンにおいて複数の移動局の受信信号間での干渉の消去を制御する方法であって、
    (a)前記マクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーン内の複数の移動局と前記マクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーンをサービングする複数の基地局との間のダウンリンクのチャネル関連情報を取得するステップ、
    (c)前記チャネル関連情報及び予め定められた規則に基づいて前記複数の基地局のプリコーディング係数を、前記複数の移動局の受信信号間の干渉を消去するように決定するステップであって、該プリコーディング係数が、同じ時間−周波数リソースを介して前記複数の基地局によって前記複数の移動局に協働して送信されるべきマルチストリーム被変調信号をプリコーディングするために前記複数の基地局によって使用されるように構成されたものである、決定するステップ、及び
    (d)各基地局にその対応のプリコーディング係数を通知するステップ
    を備える方法。
  2. 請求項1の方法であって、さらに、前記ステップ(c)の前に、
    (b)前記チャネル関連情報に基づいて、同じ時間−周波数リソースを介して前記複数の移動局にダウンリンク信号を協働して送信するために、前記マクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーンをサービングする前記複数の基地局から複数の基地局を選択するステップを備え、
    前記ステップ(c)がさらに、前記選択された複数の基地局と前記1又は複数の移動局との間のチャネル関連情報及び前記予め定められた規則に基づいて前記選択された複数の基地局のプリコーディング係数を決定するステップからなる、方法。
  3. 請求項2の方法において、前記ステップ(b)がさらに、
    前記マクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーンをサービングする前記複数の基地局を複数の基地局グループにグループ分けし、前記チャネル関連情報に基づいて前記複数の移動局を前記複数の移動局グループにグループ分けするステップからなり、各グループの基地局がダウンリンク信号を対応の複数の移動局グループに同じ時間−周波数リソースを介してそれぞれ協働して送信し、各基地局グループによって占有される前記時間−周波数リソースが異なるものであり、
    前記ステップ(c)がさらに、
    前記チャネル関連情報及び前記予め定められた規則に基づいて前記複数の基地局のプリコーディング係数を決定するステップからなり、前記プリコーディング係数が、前記1又は複数の移動局の少なくとも1つに同じ時間−周波数リソースを介して協働して送信されるべき被変調信号をプリコーディングするために前記複数の基地局によって使用されるように構成される、方法。
  4. 請求項1の方法であって、さらに、
    前記1又は複数の移動局からの前記複数の基地局によってそれぞれ受信されたアップリンク信号の情報を示す信号強度を取得するステップを備え、
    前記方法がさらに、前記ステップ(c)の前に、
    (b′)前記情報を示す信号強度に基づいて、同じ時間−周波数リソースを介して1又は複数の移動局にダウンリンク信号を協働して送信するために前記マクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーンをサービングする前記複数の基地局から複数の基地局を選択するステップを備え、
    前記ステップ(c)がさらに、
    前記選択された複数の基地局と前記1又は複数の移動局の間の前記チャネル関連情報及び前記予め定められた規則に基づいて前記選択された複数の基地局のプリコーディング係数を決定するステップを備える方法。
  5. 請求項4の方法において、前記ステップ(b′)がさらに、
    前記情報を示す信号強度に基づいて、同じ時間−周波数リソースを介して前記1又は複数の移動局の少なくとも1つにダウンリンク信号を協働して送信するために前記マクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーンをサービングする前記複数の基地局から複数の基地局を選択するステップを備え、
    前記ステップ(c)がさらに、
    前記チャネル関連情報及び前記予め定められた規則に基づいて前記複数の基地局のプリコーディング係数を決定するステップを備え、前記プリコーディング係数が、同じ時間−周波数リソースを介して前記1又は複数の移動局の少なくとも1つに協働して被変調信号をプリコーディングするために前記複数の基地局によって使用されるよう構成される、方法。
  6. 請求項1から5いずれか一項の方法であって、さらに、
    前記マクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーンをサービングする前記複数の基地局に互いに直交するパイロットシンボルを前記1又は複数の基地局に通知するステップ
    を備える方法。
  7. 請求項1から6いずれか一項の方法において、前記ステップ(a)がさらに、
    (a1)前記1又は複数の起動局に測定インストラクションを送信するステップであって、該測定インストラクションが前記1又は複数の移動局と前記複数の移動局の間のダウンリンクのチャネル関連情報を測定し、前記チャネル関連情報を前記制御装置に送信するよう指示するために使用される、ステップ、及び
    (a2)前記1又は複数の移動局と前記複数の基地局の間のダウンリンクのチャネル関連情報を前記1又は複数の移動局から受信するステップ
    を備える方法。
  8. 請求項1から7いずれか一項の方法において、前記チャネル関連情報がチャネル推定値を含み、前記予め定められた規則が等価チャネル行列の対角ブロックの規則を含み、又は前記チャネル関連情報がチャネル推定値及び信号対ノイズ比を含み、前記予め定められた規則が最小平均二乗誤差規則又は連続最小平均二乗規則を含む、方法。
  9. 無線通信ネットワーク内の基地局において、該基地局によってサービングされるマクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーン内の複数の移動局の受信信号間の干渉を消去する方法であって、
    前記基地局について前記マクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーンを支配する制御装置によって決定されたプリコーディング係数を取得するステップ、
    前記プリコーディング係数に基づいて前記マクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーン内の複数の移動局に同じ時間−周波数リソースを介して前記基地局及び前記マクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーンをサービングする他の複数の基地局によって協働して送信されるべき被変調信号をプリコーディングして、送信されるべきプリコーディング済み信号を取得する、プリコーディングステップ、及び
    前記プリコーディング済み信号を前記複数の移動局に送信するステップ
    を備える方法。
  10. 請求項9の方法であって、さらに、
    前記基地局と前記複数の基地局間のチャネル関連情報を取得するステップ、及び
    前記チャネル関連情報を前記制御装置に送信するステップ
    を備える方法。
  11. 請求項10の方法において、前記チャネル関連情報がチャネル推定値、又はチャネル推定値及び信号対ノイズ比を含む、方法。
  12. 請求項9から11いずれか一項の方法であって、さらに、
    前記基地局によって受信された前記複数の移動局からアップリンク信号の信号強度をそれぞれ検出するステップ、及び
    前記複数の移動局からの前記アップリンク信号の信号強度を前記制御装置に通知するステップ
    を備える方法。
  13. 請求項9から12いずれか一項の方法であって、さらに、
    前記制御装置からの通知に従って、前記マクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーン内の他の基地局によって前記マクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーン内の前記複数の移動局に送信されるものに対して直交するパイロットシンボルを前記マクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーン内の前記複数の移動局に送信するステップ
    を備える方法。
  14. 無線通信ネットワーク内の移動局において、前記移動局が前記マクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーン内に位置するときに、前記移動局の受信信号とマクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーン内の他の少なくとも1つの移動局の受信信号との間の干渉の消去を補助する方法であって、
    (ii)前記移動局と前記マクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーンをサービングする複数の基地局の間のダウンリンクのチャネル関連情報を測定するステップ、及び
    (iii)前記移動局と前記マクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーンをサービングする複数の基地局の間のダウンリンクのチャネル関連情報を対応のネットワーク装置に送信するステップ
    を備える方法。
  15. 請求項14の方法であって、さらに、前記ステップ(i)の前に、
    (i)前記対応のネットワーク装置から測定インストラクションを受信するステップであって、該測定インストラクションが、前記移動局と前記マクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーンをサービングする複数の基地局との間のダウンリンクのチャネル関連情報を測定するよう前記移動局に指示するために使用されるものである、方法。
  16. 請求項14又は15の方法において、前記対応のネットワーク装置が、前記マクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーンを支配する制御装置、又は前記マクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーンをサービングする1又は複数の基地局を含み、前記チャネル関連情報がチャネル推定値、又はチャネル推定値及び信号対ノイズ比を含む、方法。
  17. 制御装置であって、無線通信ネットワークにおいて、該制御装置によって支配されるマクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーン内の複数の移動局の受信信号間の干渉の消去を制御するための制御装置であって、
    前記マクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーン内の複数の移動局と前記マクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーンをサービングする複数の基地局との間のダウンリンクのチャネル関連情報を取得するように構成された第1の取得手段、
    前記チャネル関連情報及び予め定められた規則に基づいて前記複数の基地局のプリコーディング係数を決定するように構成された第1の決定手段であって、前記プリコーディング係数が、同じ時間−周波数リソースを介して前記複数の基地局によって前記複数の移動局に協働して送信されるべきマルチストリーム被変調信号をプリコーディングするために前記複数の基地局によって使用されて前記複数の移動局の受信信号間の干渉を消去するように構成された第1の決定手段、及び
    基地局の各々にその対応のプリコーディング係数を通知するように構成された第1の通知手段
    を備えた制御装置。
  18. 請求項17の制御装置であって、さらに、
    前記チャネル関連情報に基づいて、同じ時間−周波数リソースを介して前記複数の移動局にダウンリンク信号を協働して送信するために、前記マクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーンをサービングする前記複数の基地局から複数の基地局を選択するように構成された第1の選択手段を備え、
    前記第1の決定手段がさらに、
    前記選択された複数の基地局と前記複数の移動局の間のチャネル関連情報及び前記予め定められた規則に基づいて、前記選択された複数の基地局のプリコーディング係数を決定するように構成された制御装置。
  19. 請求項18の制御装置において、前記第1の選択手段が、さらに、
    前記マクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーンをサービングする前記複数の基地局を複数の基地局グループにグループ分けし、前記チャネル関連情報に基づいて前記複数の移動局を前記複数の移動局グループにグループ分けするステップからなり、各グループの基地局がダウンリンク信号を対応の複数の移動局グループに同じ時間−周波数リソースを介してそれぞれ協働して送信し、各基地局グループによって占有される前記時間−周波数リソースが異なるものであり、
    前記第1の決定手段がさらに、
    前記チャネル関連情報及び前記予め定められた規則に基づいて前記複数の基地局のプリコーディング係数を決定するステップからなり、前記プリコーディング係数が、前記1又は複数の移動局の少なくとも1つに同じ時間−周波数リソースを介して協働して送信されるべき被変調信号をプリコーディングするために前記複数の基地局によって使用されるように構成される、制御装置。
  20. 請求項17の制御装置であって、さらに、
    前記複数の基地局によって前記1又は複数の移動局からそれぞれ受信されたアップリンク信号の情報を示す信号強度を取得するように構成された第2の取得手段、
    前記情報を示す信号強度に基づいて、同じ時間−周波数リソースを介して1又は複数の移動局にダウンリンク信号を協働して送信するために前記マクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーンをサービングする前記複数の基地局から複数の基地局を選択するように構成された第2の選択手段を備え、
    前記第1の決定手段がさらに、前記選択された複数の基地局と前記1又は複数の移動局との間のチャネル関連情報及び前記予め定められた規則に基づいて前記選択された複数の基地局のプリコーディング係数を決定するように構成された制御装置。
  21. 請求項20の制御装置において、前記第2の選択手段がさらに、
    前記マクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーンをサービングする前記複数の基地局を複数の基地局グループにグループ分けし、前記チャネル関連情報に基づいて前記複数の移動局を前記複数の移動局グループにグループ分けするように構成され、各グループの基地局がダウンリンク信号を対応の複数の移動局グループに同じ時間−周波数リソースを介してそれぞれ協働して送信し、各基地局グループによって占有される前記時間−周波数リソースが異なるものであり、
    前記前記第1の決定手段がさらに、
    前記チャネル関連情報及び前記予め定められた規則に基づいて前記複数の基地局のプリコーディング係数を決定するように構成され、前記プリコーディング係数が、前記1又は複数の移動局の少なくとも1つに同じ時間−周波数リソースを介して協働して送信されるべき被変調信号をプリコーディングするために前記複数の基地局によって使用されるように構成された、制御装置。
  22. 請求項1から5いずれか一項の制御装置であって、前記第1の通知手段がさらに、
    前記マクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーンをサービングする前記複数の基地局に互いに直交するパイロットシンボルを前記1又は複数の基地局に通知するように構成された制御装置。
  23. 請求項17から22いずれか一項の制御装置において、前記第1の取得手段がさらに、
    前記1又は複数の起動局に測定インストラクションを送信するように構成され、該測定インストラクションが前記1又は複数の移動局と前記複数の移動局の間のダウンリンクのチャネル関連情報を測定し、前記チャネル関連情報を前記制御装置に送信するよう指示するために使用され、
    前記第1の受信手段が、前記1又は複数の移動局と前記複数の基地局の間のダウンリンクのチャネル関連情報を前記1又は複数の移動局から受信するように構成された制御装置。
  24. 請求項17から23いずれか一項の制御装置において、前記チャネル関連情報がチャネル推定値を含み、前記予め定められた規則が等価チャネル行列の対角ブロックの規則を含み、又は前記チャネル関連情報がチャネル推定値及び信号対ノイズ比を含み、前記予め定められた規則が最小平均二乗誤差規則又は連続最小平均二乗規則を含む、制御装置。
  25. 干渉消去装置であって、無線通信ネットワークの基地局において、前記基地局によってサービングされるマクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーン内の複数の移動局の受信信号間の干渉を消去するための干渉消去装置であって、
    前記基地局について前記マクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーンを支配する制御装置によって決定されるプリコーディング係数を取得するように構成された第3の取得手段、
    前記プリコーディング係数に基づいて前記マクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーン内の複数の移動局に同じ時間−周波数リソースを介して前記基地局及び前記マクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーンをサービングする他の複数の基地局によって協働して送信されるべき被変調信号をプリコーディングして、送信されるべきプリコーディング済み信号を取得するように構成されたプリコーディング手段、及び
    前記プリコーディング済み信号を前記複数の移動局に送信するように構成された第2の送信手段
    を備える干渉消去装置。
  26. 請求項25の干渉消去装置であって、さらに、
    前記基地局と前記複数の基地局間のチャネル関連情報を取得するように構成された第4の取得手段、及び
    前記チャネル関連情報を前記制御装置に送信するように構成された第3の送信手段
    を備える方法。
  27. 請求項26の干渉消去装置において、前記チャネル関連情報がチャネル推定値、又はチャネル推定値及び信号対ノイズ比を含む、消去干渉装置。
  28. 請求項25から27いずれか一項の干渉消去装置であって、さらに、
    前記基地局によって受信された前記複数の移動局からアップリンク信号の信号強度をそれぞれ検出するように構成された検出手段、及び
    前記複数の移動局からの前記アップリンク信号の信号強度を前記制御装置に通知するように構成された第2の通知手段
    を備えた干渉消去装置。
  29. 請求項25から28いずれか一項の干渉消去装置であって、さらに、
    前記制御装置からの通知に従って、前記マクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーン内の他の基地局によって前記マクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーン内の前記複数の移動局に送信されるものに対して直交するパイロットシンボルを前記マクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーン内の前記複数の移動局に送信するように構成された干渉消去装置。
  30. 無線通信ネットワーク内の移動局において、前記移動局が前記マクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーン内に位置するときに、前記移動局の受信信号とマクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーン内の他の少なくとも1つの移動局の受信信号との間の干渉の消去を補助する補助装置であって、
    前記移動局と前記マクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーンをサービングする複数の基地局の間のダウンリンクのチャネル関連情報を測定するように構成された測定手段、及び
    前記移動局と前記マクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーンをサービングする複数の基地局の間のダウンリンクのチャネル関連情報を対応のネットワーク装置に送信するように構成された第4の送信手段
    を備えた補助装置。
  31. 請求項30の補助装置であって、さらに、
    前記対応のネットワーク装置から測定インストラクションを受信するように構成された第2の受信手段であって、該測定インストラクションが、前記移動局と前記マクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーンをサービングする複数の基地局との間のダウンリンクのチャネル関連情報を測定するよう前記移動局に指示するために使用されるものである、補助装置。
  32. 請求項30又は31の補助装置において、前記対応のネットワーク装置が、前記マクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーンを支配する制御装置、又は前記マクロ・ダイバシティ・ハンドオーバーゾーンをサービングする1又は複数の基地局を含み、前記チャネル関連情報がチャネル推定値、又はチャネル推定値及び信号対ノイズ比を含む、補助装置。
  33. 無線通信ネットワークにおける基地局であって、請求項17から24のいずれか一項に記載の制御装置及び/又は請求項25から29のいずれか一項に記載の干渉消去装置を備えた基地局。
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