JP2010536533A - ループロッド脊椎固定器具 - Google Patents

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Abstract

脊椎固定のためのロッド−ファスナー結合具が提供される。器具は、ロッドと脊椎ファスナーとを単一ユニットに結合して、例えばセットスクリュで所定位置に固定される前に、ロッドがファスナーに対して動くことを可能にする。
【選択図】図1A

Description

[関連出願]
本願発明は、米国仮出願(出願番号60/957,986、出願日2007年8月24日)の優先権を主張するものであり、その内容を本文に援用する。
外科的な脊椎の固定は通常、一般に椎弓根スクリュ(ペディクルスクリュ、pedicle screw)及び固定ロッドを含むハードウェアの組合せを用いて実行される。椎弓根スクリュは、骨固定器具(例えばスクリュ)及び結合器を組み合わせる。結合器は、セットスクリュ(位置決めネジ)の手段によって結合器内の所定位置に固定される脊椎固定ロッドを受ける。2以上の椎弓根スクリュはロッドのためのアンカーポイント(固定点)を提供する。ロッド及び椎弓根スクリュの結合体は、脊椎の機械的な固定を提供し、互いに離れた状態で脊椎骨同士を保持し、結合されている(接合対象の)脊椎セグメント(部分)を固定する。
所定位置に固定される前に骨固定具が結合器に対して多軸運動を有するようにほとんどのスクリュ及び結合器が構成される。多軸スクリュアセンブリ(組立体)は、スクリュが椎弓根に配置される角度に対して様々な角度でロッドが配置されるのを可能とする。スクリュが骨に固定された後に結合器の角度が変更可能であるため、これは、椎弓根スクリュの配置の手術における柔軟性を与える。
手術において、椎弓根スクリュの結合器が概ね整合するように、外科医は2以上の椎弓根スクリュを脊椎骨に埋め込む。それから、外科医は、ロッドを椎弓根スクリュの結合器内に差し込む。それから、外科医は、セットスクリュ又は他の固定器具を結合器に加えて、ロッドを所定位置に固定するように各セットスクリュをきつく締める。
椎弓根スクリュ、ロッド、及び結合器システムは多くの利点を有するが、添付図面を含む以下の開示で解消される課題及び欠点も残っている。
ここに説明される実施形態は、前に説明された脊椎固定具について、従来解消されていない様々な欠点に対応する。特に、ここに説明される実施形態によっては、脊椎固定手術(処置)の間に使用される部品の数を削減する必要性にも対応する。
従来の及びさらなる必要性がここに示す実施形態によって満たされ、そして、少なくともいくつかは、脊椎を固定(安定化)するための器具であって、単一ユニットとして体内に挿入されるように構成(適合)された、脊椎ロッド(棒)及び骨ファスナー(留め具)の結合体(組合せ体)を備える器具が提供される。実施形態によっては、骨ファスナーは、ヘッド及び骨固定部材を備える。実施形態によっては、脊椎ロッドはヘッドを通って軸の周りにヒンジ回動するように構成される。実施形態によっては、脊椎ロッドは、第1骨ファスナーの骨固定部材に対してヒンジ回動するように構成されている。実施形態によっては、脊椎ロッドは、目を作るループ(環状部)を備え、骨ファスナーのヘッドはループの一部を受けるように構成されたループ係合要素を備える。実施形態によっては、この器具は、脊椎ロッドの一部を受けるように構成されたスロット(溝部)を有するヘッドと、ヘッドに結合された骨固定部材と、第2固定部材とを備える第2骨ファスナーを備え、第2固定部材は、第2骨ファスナーのヘッドに係合するように構成されているとともに、第2骨ファスナーのスロット内に脊椎ロッドを保持するように構成されている。
ここに説明されるさらなる実施形態は脊椎固定具を提供し、この脊椎固定具は、骨固定部材及びヘッドを備える骨ファスナーと、骨ファスナーの埋め込みの前に骨ファスナーに結合された脊椎ロッドと、脊椎ロッドを骨ファスナーに対してヒンジ回動させるためのヒンジ手段とを備え、このヒンジ回動は、骨ファスナーのヘッドの一部によって画定された軸を中心とした回動である。実施形態によっては、ヒンジ手段は、骨ファスナーのヘッドのポスト(柱)を形成するスロットと、クロスピース(横木)を有する脊椎ロッドの端部にループ(環状部)とを備え、クロスピースは軸とほぼ(実質的に)整合しており、且つ、ループは、ポストが通って嵌合する目を形成する。実施形態によっては、ヒンジ手段は、ほぼ軸と整合しているピンを備え、ピンの第1部分が少なくとも部分的に脊椎ロッドの端部でループによって形成された目に嵌合し、及び、ピンの第2部分が少なくとも部分的にヘッドの第1開口に嵌合する。
実施形態によっては、目を作っているループを備える脊椎ロッドが提供される。実施形態によっては、ループはロッドの端部にある。実施形態によっては、ループは、ロッドの端部にジョイントと、ジョイントから延在している第1アームと、ジョイントから延在している第2アームと、第1アームを第2アームに接続しているクロスピースとを備える。実施形態によっては、クロスピースは、その中に1以上のノッチ(刻み目)を有する表面を備える。実施形態によっては、クロスピースは、その中に複数のノッチを有する表面を備える。
ロッド−ファスナー器具、このロッド−ファスナー器具を備える脊椎固定器具、脊椎固定ロッド、骨ファスナー、並びに、ロッド−ファスナー器具、このロッド−ファスナー器具を備える脊椎固定器具、脊椎固定ロッド及び骨ファスナーを使用する方法の用途及び利点としては、手術(処置)行程の簡易化、手術行程中に組み立ての必要がある部品数の削減、改善した製造効率、及び/又は、脊椎固定器具の強度改善を挙げることができる。別の用途及び利点は、以下の詳細な記述及び添付図面を考慮して、本技術分野における当業者にとって明らかであろう。
この明細書で言及されている全ての刊行物、特許及び特許出願は、個々の刊行物、特許及び特許出願が個別具体的に参照による援用を示されているがのと同じ扱いで、その内容を援用するものである。
本発明の新規な特徴は、特定的に特許請求の範囲に記載されている。本発明の特徴及び利点をよりよく理解することは、本発明の解決原理を説明した実施形態を記述する後述の詳細な説明を参照することによって得られる。
新規なロッド−ファスナー器具の実施形態の斜視図であって、器具のロッドが第1位置にある図。 新規なロッド−ファスナー器具の実施形態の側面図であって、器具のロッドが第1位置にある図。 新規なロッド−ファスナー器具の図であって、ロッド−ファスナー器具が(図1A及び1Bに示された)第1位置から第2位置へx軸を中心として回転している図。 新規なロッド−ファスナー器具の図であって、ロッド−ファスナー器具が(図1A及び1Bに示された)第1位置から第2位置へx軸を中心として回転している図。 新規なロッド−ファスナー器具の図であって、ロッド−ファスナー器具が(図1A及び1Bに示された)第1位置から第2位置へx軸を中心として回転している図。 新規なロッド−ファスナー器具の実施形態の斜視図であって、器具のロッドが第1位置にある図。 図3Aに示されたロッド−ファスナー器具の実施形態の斜視図であって、器具のロッドが(図3Aに示された)第1位置から第2位置へx軸を中心として回転した図。 ここに説明されるとおり、新規なロッド−ファスナーに使用するために構成された、図3Aに示された新規な脊椎ロッドの斜視図。 ここに説明されるとおり、新規なロッド−ファスナーに使用するために構成された、図3Aに示された新規な脊椎ロッドの斜視図。 ここに説明されるとおり、新規なロッド−ファスナーに使用するために構成された、図3Aに示された新規な脊椎ロッドの斜視図。 ここに説明されるとおり、新規なロッド−ファスナーに使用するために構成された、図3Aに示された新規な脊椎ロッドの斜視図。 ここに説明されるとおり、新規なロッド−ファスナーに使用するために構成された骨ファスナーの側面図。 ここに説明されるとおり、新規なロッド−ファスナーに使用するために構成された骨ファスナーの側面図。 ここに説明されるとおり、新規なロッド−ファスナーに使用するために構成された骨ファスナーの側面図。 ここに説明されるとおり、新規なロッド−ファスナーに使用するために構成された固定部材の斜視図。 ここに説明されるとおり、新規なロッド−ファスナーに使用するために構成された固定部材の側面図。 ここに説明されるとおり、新規なロッド−ファスナーに使用するために構成された固定部材の平面図。 ここに説明されるとおり、新規なロッド−ファスナーの別変形例を表す図。 ここに説明されるとおり、新規なロッド−ファスナーの別変形例を表す図。 ここに説明されるとおり、新規なロッド−ファスナーの別変形例を表す図。 ここに説明されるとおり、ロッド−ファスナーの別変形例を表す側面図であって、ロッドが第1位置にある図。 ここに説明されるとおり、ロッド−ファスナーの別変形例を表す側面図であって、ロッドがx軸を中心として回転している図。
脊椎を固定(安定化)するための器具が提供され、この器具は、脊椎ロッド及び第1骨ファスナーの結合体(組合せ体)を備え、当該結合体が単一ユニットとして体内に挿入されるように構成されている。実施形態によっては、第1骨ファスナーはヘッド及び骨固定部材を備える。実施形態によっては、脊椎ロッドは、ヘッドを通って軸を中心としてヒンジ回動するように構成されている。実施形態によっては、脊椎ロッドは、第1骨ファスナーの骨固定部材に対してヒンジ回動するように構成されている。
実施形態によっては、第0025段落の器具を提供し、骨ファスナーは、第1固定部材をさらに備える。実施形態によっては、第1固定部材は、第1骨ファスナーに対して脊椎ロッドをロック(固定)するように構成されている。実施形態によっては、第1骨ファスナーに対して脊椎ロッドを所定位置(一般位置)に固定しながらも、第1固定部材は、脊椎ロッドが第1骨ファスナーに対して軸を中心として制限されたヒンジ回動をすることを許容する。実施形態によっては、第1固定部材は、ヘッドに係合するように構成されているとともに、脊椎ロッドに係合するように構成されている。実施形態によっては、第1固定部材はセットスクリュである。実施形態によっては、セットスクリュはヘッド係合部材を備える。実施形態によっては、ヘッド係合部材は外部ネジ山(スレッド)を備える。実施形態によっては、ヘッドは内部ネジ山を備える。実施形態によっては、ヘッド係合部材の外部ネジ山は、セットスクリュの接近(ネジ締め動作)に抵抗するように、ヘッドの内部ネジ山に係合するように構成されている。実施形態によっては、ヘッド係合部材の外部ネジ山は、ヘッドの内部ネジ山に係合するように構成されて、外部ネジ山及び内部ネジ山が、骨ファスナーによって画定された軸を中心としてセットスクリュを回す回転力を端部(遠心)に向かう力に変換するように構成されている。実施形態によっては、セットスクリュの端面は、脊椎ロッドの表面に係合するように構成され、それによって、セットスクリュの回転が端部方向の力を脊椎ロッドに与える。実施形態によっては、第1固定部材はナットである。実施形態によっては、ナットはヘッド係合部材を備える。実施形態によっては、ヘッドは張り出し部を備える。実施形態によっては、ナットのヘッド係合部材は、ヘッドの張り出し部に係合するように構成されている。実施形態によっては、ナットの接近(ネジ締め動作)に抵抗するように、ヘッド係合部材は張り出し部に係合するように構成されている。実施形態によっては、ヘッド係合部材はヘッドの張り出し部に係合するように構成されて、ヘッド係合部材及び張り出し部が、骨ファスナーによって画定された軸を中心としてナットを回す回転力を端部に向かう力に変換するように構成されている。実施形態によっては、張り出し部は傾斜面を備える。実施形態によっては、張り出し部はヘッドの内表面及び外表面の少なくとも一方にある。実施形態によっては、ヘッド係合部材は、ヘッドの内表面及び外表面の少なくとも一方に係合するように構成されている。実施形態によっては、ナットはカム表面を備える。実施形態によっては、カム表面はヘッド係合部材にある。実施形態によっては、ナットの端面は脊椎ロッドの表面に係合するように構成され、それによって、ナットの回転が端部方向の力を脊椎ロッドに与える。実施形態によっては、カム表面はナットの端面にある。実施形態によっては、カム表面は、脊椎ロッドの表面に係合するように構成され、それによって、ナットの回転が端部方向の力を脊椎ロッドに与える。
ある実施形態は、第0025段落及び第0026段落のいずれかの器具を提供し、ヘッド及び骨固定部材は一体ユニットを一緒に形成する。実施形態によっては、ヘッド及び骨固定部材は1軸骨ファスナーを一緒に形成する。実施形態によっては、1軸骨ファスナーは、1片のメタルに鋳造された又は1片のメタルから機械加工された一体の器具である。
ある実施形態は、第0025段落乃至第0027段落のいずれかの器具を提供し、ヘッドは骨固定部材が通過する開口を備える端部を有する。実施形態によっては、ヘッド及び骨固定部材は多軸骨ファスナーを形成する。
第0025段落乃至第0028段落のいずれかの器具であって、脊椎ロッドは目を形成するループ(環状部)を備え、第1骨ファスナーのヘッドは、ループの一部を受けるように構成されたループ係合要素を備える。実施形態によっては、ループ係合要素はスロットを備える。実施形態によっては、脊椎ロッドは、ループの目を通り、軸に沿って、且つ第1骨ファスナーのヘッドの第1開口を通って挿入されるように構成されたピンを備える。実施形態によっては、ピンは、第1骨ファスナーのヘッドの第2開口を通って挿入されるように構成されている。実施形態によっては、ピンは、ループ係合要素に結合されたループの一部を保持するように構成されている。実施形態によっては、目を作るループは脊椎ロッドの端部に形成される。ループは、脊椎ロッドの端部に接続されたジョイント(接続部)と、ジョイントから突出している第1アームと、ジョイントから突出している第2アームと、第1アームを第2アームに接続しているクロスピース(横木部)とを備える。実施形態によっては、クロスピースは、その中に1以上のノッチ(刻み目)を有する表面を備える。実施形態によっては、クロスピースは、その中に複数のノッチを有する表面を備える。実施形態によっては、複数のノッチは、ほぼ平行であるか、又は、十字交差したパターンである。実施形態によっては、目を作るループは脊椎ロッドの中央部に形成されている。実施形態によっては、スロットはポスト(柱)及びピラー(柱)を形成する(これらをまた第1ポスト及び第2ポストと呼んでもよい)。実施形態によっては、ポストの少なくとも一部は目に嵌合する。実施形態によっては、ポスト及びピラーの少なくとも一方は、固定部材係合部を備える。実施形態によっては、第1固定部材は、第1固定部材の接近(ネジ締め動作)に抵抗するように、固定部材係合部に係合するように構成されている。実施形態によっては、脊椎ロッドはバー(棒)を備え、ヘッドのスロットはバーの一部を受けるように構成されている。実施形態によっては、第1固定部材の端部はループの表面及びバーの表面の少なくとも一方に係合するように構成され、それによって、第1固定部材の回転が端部方向の力をループの表面及びバーの表面の少なくとも一方に与える。
ある実施形態は、第0025段落乃至第0029段落のいずれかの器具を提供し、第1骨ファスナーのヘッドは目を作るループを備え、脊椎ロッドはループの一部を受けるように構成されたループ係合要素を備える。実施形態によっては、ループ係合要素はスロットを備える。実施形態によっては、脊椎ロッドは、ループの目を通り、軸に沿って、且つ、脊椎ロッドの第1開口を通って挿入されるように構成されたピンを備える。実施形態によっては、ピンは、脊椎ロッドの第2開口を通って挿入されるように構成されている。実施形態によっては、ピンは、ループ係合要素に結合されたループの一部を保持するように構成されている。実施形態によっては、目を作るループが脊椎ロッドの端部に形成されている。
ある実施形態は、第0025段落乃至第0030段落のいずれかの器具を提供し、脊椎ロッドの一部を受けるように構成されたスロットを備えるヘッドと、ヘッドに結合された骨固定部材と、第2固定部材とを備える第2骨ファスナーをさらに備え、第2固定部材は、第2骨ファスナーのヘッドに係合するように構成されるとともに、第2骨ファスナーのスロット内に脊椎ロッドを保持するように構成されている。実施形態によっては、第2固定部材は、第2骨ファスナーに対して脊椎ロッドをロックするように構成されている。実施形態によっては、第2骨ファスナーのヘッドに係合するように構成された第2固定部材はセットスクリュ(位置決めねじ)である。実施形態によっては、セットスクリュはヘッド係合部材を備える。実施形態によっては、ヘッド係合部材は外部ネジ山を備える。実施形態によっては、ヘッドは内部ネジ山を備える。実施形態によっては、係合部材の外部ネジ山は、ナットの接近(ネジ締め動作)に抵抗するように、ヘッドの内部ネジ山に係合するように構成されている。実施形態によっては、係合部材の外部ネジ山はヘッドの内部ネジ山に係合するように構成されて、外部ネジ山及び内部ネジ山が骨ファスナーによって画定された軸を中心としてセットスクリュを回す回転力を端部に向かう力に変換するように構成されている。ある実施形態では、セットスクリュの端面は、脊椎ロッドの一部に係合するように構成され、それによって、セットスクリュの回転が端部方向の力を脊椎ロッドの一部に与える。第2骨ファスナーのヘッドに係合するように構成された第2固定部材はナットである。実施形態によっては、(ナットは)ヘッド係合部材を備える。実施形態によっては、ヘッドは張り出し部を備える。実施形態によっては、ナットのヘッド係合部材はヘッドの張り出し部に係合するように構成されている。実施形態によっては、ヘッド係合部材は、ナットの接近(ネジ締め動作)に抵抗するように、張り出し部に係合するように構成されている。実施形態によっては、ヘッド係合部材はヘッドの張り出し部に係合するように構成されて、ヘッド係合部材及び張り出し部が、骨ファスナーによって画定された軸を中心としてナットを回す回転力を端部に向かう力に変換するように構成されている。
ある実施形態は、第0025段落乃至第0031段落のいずれかの器具を提供し、張り出し部は傾斜面を備える。実施形態によっては、張り出し部は、ヘッドの内表面及びヘッドの外表面の少なくとも一方にある。実施形態によっては、ヘッド係合部材は、ヘッドの内表面及び外表面の少なくとも一方に係合するように構成されている。実施形態によっては、ナットはカム表面を備える。実施形態によっては、カム表面はヘッド係合部材上にある。実施形態によっては、ナットの端面は脊椎ロッドの一部に係合するように構成され、それによって、ナットの回転が端部方向の力を脊椎ロッドの一部に与える。実施形態によっては、カム表面はナットの端面上にある。実施形態によっては、カム表面は脊椎ロッドの表面に係合するように構成され、それによって、ナットの回転が端部方向の力を脊椎ロッドに与える。実施形態によっては、第2骨ファスナーのヘッド及び骨固定部材は一体ユニットを一緒に形成する。実施形態によっては、第2骨ファスナーのヘッド及び骨固定部材は1軸骨ファスナーを一緒に形成する。実施形態によっては、第2骨ファスナーのヘッドは、骨ファスナーが貫通する開口を有する端部を備える。実施形態によっては、ヘッド及び骨固定部材は多軸骨ファスナーを一緒に形成する。
ある実施形態は、器具を使用する方法を提供し、当該方法は、第1骨ファスナーの骨固定部材を第1脊椎骨の第1椎弓根に固定するステップであって、締結(ファスニング)のステップの前に第1骨ファスナーが脊椎ロッドに結合される、ステップと、第2骨ファスナーの骨固定部材を第2脊椎骨の第2椎弓根に締結するステップであって、第2骨ファスナーは、脊椎ロッドの一部を受けるように構成されたスロットを有するヘッドを備える、ステップと、第2骨ファスナーに向けて、第1骨ファスナーのヘッドによって画定された軸を中心としてロッドをヒンジ回動させるステップと、脊椎ロッドの一部を第2骨ファスナーのスロット内に配置するステップと、第2骨ファスナーの第2固定部材を第2骨ファスナーのヘッドに係合させるステップとを含み、それによって、第2固定部材が第2骨ファスナーのスロット内に脊椎ロッドを保持する。実施形態によっては、当該方法は、第0025段落乃至第0032段落のいずれかの器具を採用する。実施形態によっては、当該方法は、第1骨ファスナーの第1係合部材を第1骨ファスナーのヘッドに係合させるステップをさらに備える。実施形態によっては、第1固定部材は、第1脊椎固定器具に対して脊椎ロッドをロックする。実施形態によっては、第1骨ファスナーのヘッドを有する第1骨ファスナーの第1固定部材は、第1骨ファスナーに対して脊椎ロッドを所定位置に固定しながらも、脊椎ロッドが第1骨ファスナーに対して制限されたヒンジ回動をすることを許容する。
ある実施形態は、目を作るループを備える脊椎ロッドを提供する。実施形態によっては、脊椎ロッドは、第0025段落乃至第0032段落のいずれかの器具又は第0033段落の方法において使用するように構成されている。実施形態によっては、ループはロッドの端部にある。実施形態によっては、ループは、ロッドの端部にジョイントと、ジョイントから延在している第1アームと、ジョイントから延在している第2アームと、第1アームを第2アームに接続しているクロスピースとを備える。実施形態によっては、クロスピースは、その中に複数ののノッチを有する表面を備える。実施形態によっては、複数のノッチは実質的に平行であるか、又は、十字交差したパターンに形成される。実施形態によっては、ループはロッドの中央部にある。実施形態によっては、第0025段落乃至第0032段落のいずれかの脊椎固定器具のポストの少なくとも一部は目に嵌合する。実施形態によっては、脊椎固定器具は、ループを通って挿入されるように構成されたピンを備える。
ある実施形態は脊椎ロッドを提供する。この脊椎ロッドはスロット及び脊椎ロッドの端部で第1開口を備える。実施形態によっては、ロッドは、第1開口を通って挿入されるように構成されたピンをさらに備える。実施形態によっては、ロッドは、第1開口からスロットを越えた位置にある2開口をさらに備える。実施形態によっては、ロッドは、スロットを横切って挿入されたように構成されたとともに第1開口及び第2開口の少なくとも一方を通って挿入されるように構成されたピンをさらに備える。
ある実施形態は、脊椎固定器具を提供する。この脊椎固定器具は、骨固定部材及びヘッドを備える骨ファスナーと、骨ファスナーの埋め込みの前に骨ファスナーに結合された脊椎ロッドと、骨ファスナーに対して脊椎ロッドを回動させるためのヒンジ手段とを備え、そのヒンジ回動は骨ファスナーのヘッドの一部によって画定された軸に対する回動である。実施形態によっては、ヒンジ手段は、骨ファスナーのヘッドのポストを画定するスロットと、クロスピースを有する脊椎ロッドの端部にループとを備え、クロスピースは前記軸とほぼ整合し、ループは、ポストが嵌合する目を形成する。実施形態によっては、ヒンジ手段は、軸とほぼ整合するピンを備え、脊椎ロッドの端部でループによって形成された目にピンの第一部分が少なくとも部分的に嵌合し、及び、ヘッドの第1開口にピンの第2部分が少なくとも部分的に嵌合する。実施形態によっては、ヒンジ手段は、軸とほぼ整合するピンを備えており、ピンはループを備え、ヘッドの第1開口にピンの第1部分が少なくとも部分的に嵌合し、及び、ピンのループに脊椎ロッドの少なくとも一部が嵌合する。
従って、ロッド−ファスナーアセンブリを備える脊椎固定器具がここに提供される。一体のロッド−ファスナーは、脊椎固定器具の一部を形成する。実施形態によっては、ロッド−ファスナーは、ユニットとして埋め込まれ、(例えば脊椎スクリュ又はかかり爪である)ファスナーが脊椎固定器具の一端又は他端に形をなす。そのとき、1以上の椎弓根スクリュは、1以上の脊椎骨及び追加の椎弓根スクリュ(又は複数の椎弓根スクリュ)内に付勢されたロッドに取り付け可能である。従って、少なくとも一部の実施形態では、ロッド−ファスナーは脊椎を固定するための組み立てに必要な部品の数を削減し、それによって、手術における複雑さ、時間又はその両方を減少する。
限定を目的としない以下の図面の説明を考慮及び参照して、本開示をさらに理解することができる。
図1A及び図1Bは、ここに説明されるロッド−ファスナー100の実施形態の斜視図及び側面図である。ロッド−ファスナー100は、ロッド20及びファスナー30を備える。記述された実施形態において、ファスナー30は、ネジ状シャンク(ネジ状胴体部)38及びヘッド34である骨固定部材を備えるスクリュである。しかしながら、骨固定部材が、脊椎固定器具のための耐久性のあるアンカーを形成するのに十分な強度及び耐久性を有し、骨に挿入されて所定位置に保持されるように構成されているのであれば、ファスナー30は爪部又はステープルのようないずれの種類の骨固定部材を備えることもできる。ファスナー30は、ジャンクション(接合部)36でシャンク38に接続されたヘッド34をもまた備える。
ロッド20はジョイント22でロッドシャフト28に接続されたアーム24を備える。クロス(横断)部材26は、アーム24に接続して、スロット42を通ってファスナー30のヘッド34を貫通する。固定部材32はスロット42に挿入されてクロス部材26をスロット42内に保持し、それによって、組み立てられた状態のファスナー30及びロッド20を維持する。図1A、1B、2A、2B及び2Cに示すとおり、ヘッド34におけるクロス部材26及びスロット42がヒンジを形成し、当該ヒンジの回りで、ロッド20が多様な位置に(x軸を中心として)ヒンジ回動することができるため、ロッドスクリュ100は、複数の配置(形態)をとることが可能である。図1A、1B、2A、2B及び2Cにそれら多様な位置の2つがそれぞれ図示されている。図示された固定部材32は、張り出し部(図示せず)を介してヘッド34内にロックされうるセットスクリュである。固定部材32の中心を貫通するz軸を中心として固定部材32を回すことによって、ロッド20のクロスピース26に向かって、固定部材32はネジ締めされ得る。
図1A及び1Bの実施形態では、製造において、ヘッド34及びシャンク38は一体ユニットとして一緒に形成される。しかしながら、ヘッド34及びシャンク38は分離して形成されて、体内にシャンク38を挿入する前にいつでも組み立てできることは理解できよう。例えば、実施形態によっては、埋め込みの前に組み立てられてもよいヘッド及びシャンクが別体ユニットとして製造されてもよい。実施形態によっては、ヘッドは、ファスナーのシャンク(固定部材)が挿入された又はシャンクが突出して貫通する開口を有してもよく、それによって、機能的なファスナーユニットを提供する。
図1A及び図1Bに示すとおり、ロッド−ファスナーの埋め込み前に、ロッド−ファスナー100は事前に組み立てられてもよい。ロッド20及びファスナー30(骨ファスナー)は、適切な強度及び柔軟性を有する生理的に適した挿入材料から形成されうる。実施形態によっては、適した材料は、手術用スチール及びチタンのような生理的挿入材料である。
図3A及び3Bは、図1A、1B、2A、2B及び2Cのロッド−ファスナー100のヒンジ部の拡大図である。
図4A〜4Dは、ここに説明されるロッド−ファスナーの製造において採用されてもよいロッド20の実施形態の種々の図である。ロッド20は、ループ78にて終端するシャフト28と備える。実施形態によっては、ループ78は、クロスピース26によって結合された2つのアーム24から形成されている。2つのアーム24は、ジョイント22によってロッド20のシャフト28に接続されている。ジョイント22、アーム24及びクロスピース26は、目66を作るループ78を一緒に形成している。この実施形態において、クロスピース26は、固定部材のために摩擦力を与えるように働きうる複数の鋸歯部202を備える。
図5A〜5Cは、ここに説明されるロッド−ファスナーの製造において採用されてもよいファスナー(骨ファスナー)30の種々の図である。ファスナー30は、ヘッド34及びネジ状シャフト38を備え、これらは互いにジャンクション36によって互いに結合されている。この実施形態において、ファスナー30は、単一ユニットとして有利に製造されたスクリュである。ヘッド34は、一対のポスト318(ポスト及びピラー又は第1ポスト及び第2ポストとも呼ばれる)を有し、これはスロット42を形成する。例えば図1A及び図6A〜6Cにおいて説明されるとおり、ポスト318は固定部材32に係合するように構成されたネジ状の内表面302をそれぞれ有する。骨ファスナーのヘッドはループ係合要素を含んでもよく、このループ係合要素は、ポスト(第1ポスト)、第2ポスト(ピラー)及びスロットのその他の少なくとも1つを含んでもよい。骨ファスナーのヘッドはループロッドの少なくとも1部を受けるように構成されている。スロットは、第1ポスト及び第2ポスト及び/又はポスト及びピラーであるポストを形成する。ポスト又はピラーの少なくとも一部がロッドの目に嵌合する。
図6A〜6Cは固定部材32の種々の図である。この実施形態において、固定部材32は、ネジ状シャフト324を備えるセットスクリュであって、このネジ状シャフト324は、六角キー(六角レンチ)のような適切な形状の駆動ツールに、六角キースロット(嵌合孔)322を係合させることによってz軸を中心として回転可能である。固定部材32は駆動ツールを受けるために六角の窪みとして図示されているが、別の形状にすることも可能であることは技術分野の当業者にとって明らかである。単溝、十字スロット(フィリップ型)、及び多様な星型並びに他の構成が利用可能な形状に含まれる。さらに、ヘッド34のネジ状内表面302及び固定部材32のネジ状シャフト324は複数のネジ山を有するネジ状に表されているが、実際には、これらは、z軸を中心として1回転以下の回転によって、それぞれ係合し、固定部材32の締結を可能にする、互いに逆形状のカム表面を形成してもよい。
図7はここに説明されるロッド−ファスナー200の別実施形態を示す。ロッド−ファスナー200はロッド20及びファスナー30を備える。スクリュ(ファスナー)30はネジ状シャンク38及び溝付きヘッド34を備える。ヘッド34はジョイント36によってネジ状シャンク38に接続されている。ヘッド34は、スロット42を形成する2つのポスト318(この実施形態では丸いが、形態においてより角張っていてもよい)を備える。ロッド20はシャフト28及びキャップ234を備え、このキャップ234はスロット42の内部に嵌合するとともにシャフト28に接続されている。接続ピン514は、固定部材として働き、各ポスト318内の孔502及びロッド20のキャップ234を貫通し、それによって、それをファスナー30に接続して、ロッド20がファスナー30に対してピボット回動又はヒンジ回動することを可能にする。
図8A及びBは、ロッド−ファスナー300の別実施形態の2つの異なる図である。ロッド−ファスナー300はロッド20及び爪部372を備える。爪部372はシャンク376及びポスト366を備える。ポスト366はジョイント362によってシャンク376に接続されている。ロッド20はシャフト28及びキャップ288を備え、このキャップ288がスロット422を形成する(この実施形態ではロッド20のヒンジ運動に適合するように丸い)2つのアーム246を備える。ポスト366は2つのアーム246間に嵌合する。接続ピン(ここに図示しないが、図7のピン514に類似する)は、固定部材として働く。この固定部材は各アーム246内の孔502及びポスト366を貫通してロッド20をファスナー372に接続して、ロッド20がファスナー372に対してピボット回動又はヒンジ回動することを可能にする。
図8A及び8Bの実施形態にまた示されるが、脊椎ロッド20は、目(アーム246内の孔502)を作るループ(又はアーム246)を備える。骨ファスナー(爪部372)のヘッドは、ループの一部(アーム246の側部、及び/又はピン)を受けるように構成されたループ係合要素(ポスト366)を備える。脊椎ロッドはまた、目(又は、アーム246内の孔502)により画定された軸(点線xによって表される)に沿ってループの目(アーム246内の孔502)を通って且つ骨ファスナーのヘッドの第1開口(ポスト366の孔)を通って挿入されるように構成されたピン(ここに図示しないが、図7のピン514に類似する)を備える。ピンはロッドをファスナーに接続する。ピンは、ループ係合要素に結合されたループの一部を保持するように構成されている。
図9A及び9Bは、ロッド−ファスナー400の別実施形態を表し、ここに最初に説明される。ロッド−ファスナー400はロッド20及びファスナー30を備える。この実施形態において、ファスナー30は、ネジ状シャンク38と、ジャンクション36でシャンク38に接続されているヘッド34とを備えるスクリュである。ロッド20は、ジョイント22でロッドシャフト28に接続されているアーム246を備える。ピボット(旋回)部材252は、アーム246の開口及びヘッド34を貫通する。ピボット固定部材288は、ピボット部材252を覆い、ヘッド34がピボット部材252から滑り落ちるのを防止し、それによって、ロッド20及びファスナー30を一緒に保持する。図9A及び9Bに示すとおり、ロッド20は、ピボット部材252に対して及びピボット部材252の中心を貫通するx軸を中心としてピボット回動し得るので、ロッド−ファスナー400は複数の配置をとることができる。従って、実施形態によっては、脊椎固定器具は、ロッド20の開口を通って及びファスナー30のヘッド34におけるループの目を通って挿入されるように構成されたピン(例えば、ピボット部材252)を備える脊椎ロッドを備える。図9A及び図9Bに示されるように、ループは、完全なループ(即ち、例として、長円形又はO字形)又は不完全なループ(即ち、例として、C字形)であってもよく、(限定を目的としない例として、セットスクリュ又はナットのように)ここにおける他で説明され及びに図9Bに示されるように固定部材を受けるように構成されうる。
(ここに説明された脊椎固定器具を使用する方法)
ここに説明された、ロッド−ファスナー(ロッドスクリュ)は、脊椎を固定(安定化)する方法において採用されうる。例えば、図1A−1B、2A−2C、3A−3B、7、8A−8B、又は9A−9Bにおいて、図示されているロッド−ファスナーは、例えば、ファスナーのシャンク及びロッドのシャフトが実施形態に同軸に位置するようにロッド−ファスナーを真っ直ぐ延ばすことによって埋め込まれる。それから、ファスナーの骨固定部材(スクリュ又は爪部)は椎弓根内に回され(ねじられ)又は叩かれて(打ち込まれて)、ロッド及びファスナーの間に形成されたヒンジに対して回動されるとき、ロッドが脊椎と整列する。1以上好ましくは2以上の椎弓根スクリュが、1以上好ましくは2以上の脊椎骨に埋め込まれて、ロッドはそれらと並列となるように整列される。そのとき、ロッドは追加の椎弓根スクリュと接触しロックされる。最終的に、固定部材は、例えば、ファスナーシャンクと共通する軸を中心としてそれを回すことによって、所定位置にロックされる。従って、ロッド−ファスナーのファスナーは、脊椎固定器具のためのターミナルアンカーポイント(終端固定点)を形成する。
本発明の好ましい実施形態がここに表され説明されたが、技術分野における当業者にとって、このような実施形態が例示としてのみ提供されたことは明らかであろう。多くの変形、変更、代替が、本発明の技術的範囲から外れることなく、この技術分野における当業者によって想起されるであろう。ここに説明された発明の実施形態の様々な変形が、本発明を実施することにおいて、採用されてもよいことが理解されるべきである。特許請求の範囲が発明の技術的範囲を定め、これらの「特許請求の範囲」の技術的範囲にある方法及び構造並びにこれらの均等物はそれに含まれる。

Claims (105)

  1. 脊椎を固定するための器具であって、
    脊椎ロッドと少なくとも第1骨ファスナーとの結合体を備え、前記結合体は単一ユニットとして体内に挿入されるように構成されていることを特徴とする器具。
  2. 前記第1骨ファスナーはヘッド及び骨固定部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の器具。
  3. 前記脊椎ロッドは、前記骨ファスナーの前記ヘッドを通る軸を中心としてヒンジ回動するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の器具。
  4. 前記脊椎ロッドは、前記骨固定ファスナーの前記骨固定部材に対してヒンジ回動するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の器具。
  5. 前記第1骨ファスナーは第1固定部材をさらに備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の器具。
  6. 前記第1固定部材は、前記骨ファスナーに対して前記脊椎ロッドをロックするように構成されていることを特徴とする請求項5に記載の器具。
  7. 前記第1固定部材は、前記骨ファスナーに対して前記脊椎ロッドを所定位置に固定しながらも、前記脊椎ロッドが前記第1骨ファスナーに対し前記軸を中心として制限されたヒンジ回動をすることを許容にすることを特徴とする請求項5に記載の器具。
  8. 前記第1固定部材は前記第1骨ファスナーのヘッドに係合するように構成されているとともに、前記脊椎ロッドに係合するように構成されていることを特徴とする請求項5に記載の器具。
  9. 前記第1固定部材はセットスクリュであることを特徴とする請求項5に記載の器具。
  10. 前記セットスクリュはヘッド係合部材を備えることを特徴とする請求項9に記載の器具。
  11. 前記ヘッド係合部材は外部ネジ山を備えることを特徴とする請求項10に記載の器具。
  12. 前記ヘッドは内部ネジ山を備えることを特徴とする請求項11に記載の器具。
  13. 前記ヘッド係合部材の外部ネジ山は、セットスクリュの接近に抵抗するように、ヘッドの内部ネジ山に係合するように構成されていることを特徴とする請求項12に記載の器具。
  14. 前記ヘッド係合部材の前記外部ネジ山は前記ヘッドの内部ネジ山に係合するように構成され、外部ネジ山及び内部ネジ山は、骨ファスナーによって画定される軸を中心として前記セットスクリュを回す回転力を端部に向かう力に変換することを特徴とする請求項12に記載の器具。
  15. 前記セットスクリュの端面は前記脊椎ロッドの表面に係合するように形成され、前記セットスクリュの回転が端部方向の力を前記脊椎ロッドに与えることを特徴とする請求項13又は14に記載の器具。
  16. 前記固定部材はナットであることを特徴とする請求項5に記載の器具。
  17. 前記ナットは第1ヘッド係合部材を備えることを特徴とする請求項16に記載の器具。
  18. 前記ヘッドは張り出し部を備えることを特徴とする請求項17に記載の器具。
  19. 前記ナットの前記ヘッド係合部材は前記ヘッドの前記張り出し部に係合するように構成されていることを特徴とする請求項18に記載の器具。
  20. 前記ヘッド係合部材は、前記ナットの接近に抵抗するように、前記張り出し部に係合するように構成されていることを特徴とする請求項18に記載の器具。
  21. 前記ヘッド係合部材は前記ヘッドの前記張り出し部に係合するように構成され、前記ヘッド係合部材及び前記張り出し部は、前記骨ファスナーによって画定される軸を中心としてナットを回す回転力を端部に向かう力に変換することを特徴とする請求項18に記載の器具。
  22. 前記張り出し部は傾斜面を備えることを特徴とする請求項18から21のいずれか一項に記載の器具。
  23. 前記張り出し部は前記ヘッドの内表面及び前記ヘッドの外表面の少なくとも一方にあることを特徴とする請求項18から22のいずれか一項に記載の器具。
  24. 前記ヘッド係合部材は、前記ヘッドの内表面及び前記ヘッドの外表面の少なくとも一方に係合するように構成されていることを特徴とする請求項18から23のいずれか一項に記載の器具。
  25. 前記ナットはカム表面を備えることを特徴とする請求項18から21のいずれか一項に記載の器具。
  26. 前記カム表面は前記ヘッド係合部材にあることを特徴とする請求項25に記載の器具。
  27. 前記ナットの端面は前記脊椎ロッドの表面に係合するように構成されて、前記ナットの回転が端部方向の力を前記脊椎ロッドに与えることを特徴とする請求項24又は26に記載の器具。
  28. 前記カム表面は前記ナットの端面にあることを特徴とする請求項25に記載の器具。
  29. 前記カム表面は前記脊椎ロッドの表面に係合するように構成されて、前記ナットの回転が端部方向の力を前記脊椎ロッドに与えることを特徴とする請求項28に記載の器具。
  30. 前記ヘッド及び前記骨固定部材は一体ユニットを一緒に形成することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の器具。
  31. 前記ヘッド及び前記骨固定部材は1軸骨ファスナーを形成することを特徴とする請求項30に記載の器具。
  32. 前記ヘッドは、前記骨固定部材が貫通する開口を備える端部を有していることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の器具。
  33. 前記ヘッド及び前記骨固定部材は多軸骨ファスナーを形成することを特徴とする請求項32に記載の器具。
  34. 前記脊椎ロッドは、目を作るループを備え、
    前記第1骨ファスナーの前記ヘッドは、前記ループの一部を受けるように構成されたループ係合要素を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の器具。
  35. 前記ループ係合要素はスロットを備えることを特徴とする請求項34に記載の器具。
  36. 前記脊椎ロッドは、前記ループの前記目を通り、前記軸に沿って、且つ前記第1骨ファスナーの前記ヘッドの第1開口を通って挿入されるように構成されたピンを備えることを特徴とする請求項34に記載の器具。
  37. 前記ピンは、前記第1骨ファスナーの前記ヘッドの第2開口を通って挿入されるように構成されていることを特徴とする請求項36に記載の器具。
  38. 前記ピンは、前記ループ係合要素に結合された前記ループの一部を保持するように構成されていることを特徴とする請求項36に記載の器具。
  39. 前記目を作る前記ループは、前記脊椎ロッドの端部に形成されていることを特徴とする請求項34に記載の器具。
  40. 前記ループは、前記脊椎ロッドの端部に接続されたジョイントと、前記ジョイントから突出している第1アームと、前記ジョイントから突出している第2アームと、前記第1アームを前記第2アームに接続しているクロスピースとを備えることを特徴とする請求項34に記載の器具。
  41. 前記クロスピースは、その中に1以上のノッチを有する表面を備えることを特徴とする請求項40に記載の器具。
  42. 前記クロスピースは、その中に複数のノッチを有する表面を備えることを特徴とする請求項40に記載の器具。
  43. 前記複数のノッチは実質的に平行であるか、又は、十字交差パターンを形成していることを特徴とする請求項42に記載の器具。
  44. 前記目を作る前記ループは、前記脊椎ロッドの中央部に形成されていることを特徴とする請求項34に記載の器具。
  45. 前記スロットはポスト及びピラーを形成することを特徴とする請求項35に記載の器具。
  46. 前記ポストの少なくとも一部が前記目に嵌合することを特徴とする請求項45に記載の器具。
  47. 前記ポスト及び前記ピラーの少なくとも一方は固定部材係合部を備えることを特徴とする請求項46に記載の器具。
  48. 前記第1固定部材は、前記第1固定部材の接近に抵抗するように、前記固定部材係合部に係合するように構成されていることを特徴とする請求項47に記載の器具。
  49. 前記脊椎ロッドはバーを備え、前記ヘッドの前記スロットが前記バーの一部を受けるように構成されていることを特徴とする請求項35に記載の器具。
  50. 前記第1固定部材の端部は前記ループの表面及び前記バーの表面の少なくとも一方に係合するように構成されて、前記第1固定部材の回転が端部方向の力を前記ループの表面及び前記バーの表面の少なくとも一方に与えることを特徴とする請求項49に記載の器具。
  51. 前記第1骨ファスナーは目を形成するループを備え、
    前記脊椎ロッドは、前記ループの一部を受けるように構成されたループ係合要素を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の器具。
  52. 前記ループ係合要素はスロットを備えることを特徴とする請求項51に記載の器具。
  53. 前記脊椎ロッドは、前記ループの前記目を通り、前記軸に沿って、且つ、前記脊椎ロッドの第1開口を通って挿入されるように構成されたピンを備えることを特徴とする請求項51に記載の器具。
  54. 前記ピンは、前記脊椎ロッドの第2開口を通って挿入されるように構成されていることを特徴とする請求項53に記載の器具。
  55. 前記ピンは、前記ループ係合要素に結合された前記ループの一部を保持するように構成されていることを特徴とする請求項53に記載の器具。
  56. 前記目を作る前記ループは、前記脊椎ロッドの端部に形成されていることを特徴とする請求項51に記載の器具。
  57. 第2骨ファスナーをさらに備え、
    この第2骨ファスナーは、
    前記脊椎ロッドの一部を受けるように構成されたスロットを備えるヘッドと、
    前記ヘッドに結合された骨固定部材と、
    第2固定部材とを備え、
    前記第2固定部材は、前記第2骨ファスナーの前記ヘッドに係合するように構成されているとともに、前記第2骨ファスナーの前記スロットに前記脊椎ロッドを保持するように構成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の器具。
  58. 前記第2固定部材は、前記第2骨ファスナーに対して前記脊椎ロッドをロックするように構成されていることを特徴とする請求項57に記載の器具。
  59. 前記第2骨ファスナーの前記ヘッドに係合するように構成された前記第2固定部材は、セットスクリュであることを特徴とする請求項57に記載の器具。
  60. 前記セットスクリュはヘッド係合部材を備えることを特徴とする請求項59に記載の器具。
  61. 前記ヘッド係合部材は外部ネジ山を備えることを特徴とする請求項60に記載の器具。
  62. 前記ヘッドは内部ネジ山を備えることを特徴とする請求項61に記載の器具。
  63. 前記係合部材の前記外部ネジ山は、前記ナットの接近に抵抗するように、前記ヘッドの前記内部ネジ山に係合するように構成されていることを特徴とする請求項62に記載の器具。
  64. 前記係合部材の前記外部ネジ山は、前記ヘッドの前記内部ネジ山に係合するように構成され、前記外部ネジ山及び前記内部ネジ山が、前記骨ファスナーによって画定される軸を中心として回転する回転力を端部に向かう力に変換するように構成されていることを特徴とする請求項9に記載の器具。
  65. 前記セットスクリュの端面は前記脊椎ロッドの一部に係合するように構成されて、前記セットスクリュの回転が端部方向の力を前記脊椎ロッドの一部に与えることを特徴とする請求項63又は64に記載の器具。
  66. 前記第2骨ファスナーの前記ヘッドに係合するように構成された前記第2固定部材はナットであることを特徴とする請求項57に記載の器具。
  67. 前記ナットはヘッド係合部材を備えることを特徴とする請求項66に記載の器具。
  68. 前記ヘッドは張り出し部を備えることを特徴とする請求項67に記載の器具。
  69. 前記ナットの前記ヘッド係合部材は前記ヘッドの前記張り出し部に係合するように構成されていることを特徴とする請求項68に記載の器具。
  70. 前記ヘッド係合部材は、前記ナットの接近に抵抗するように、前記張り出し部に係合するように構成されていることを特徴とする請求項68に記載の器具。
  71. 前記ヘッド係合部材は前記ヘッドの前記張り出し部に係合されるように構成され、前記ヘッド係合部材及び前記張り出し部が、前記骨ファスナーによって画定される軸を中心として前記ナットを回す回転力を端部に向かう力に変換するように構成されていることを特徴とする請求項68に記載の器具。
  72. 前記張り出し部は傾斜面を備えることを特徴とする請求項68から71のいずれか一項に記載の器具。
  73. 前記張り出し部は、前記ヘッドの内表面及び前記ヘッドの外表面の少なくとも一方にあることを特徴とする請求項68から72のいずれか一項に器具。
  74. 前記ヘッド係合部材は、前記ヘッドの内表面及び前記ヘッドの外表面の少なくとも一方に係合するように構成されていることを特徴とする請求項68から73のいずれか一項に記載の器具。
  75. 前記ナットはカム表面を備えることを特徴とする請求項68から71のいずれか一項に記載の器具。
  76. 前記カム表面は前記ヘッド係合部材にあることを特徴とする請求項75に記載の器具。
  77. 前記ナットの端面は、前記脊椎ロッドの一部に係合するように構成されて、前記ナットの回転が端部方向の力を前記脊椎ロッドの一部に与えることを特徴とする請求項74及び76に記載の器具。
  78. 前記カム表面は前記ナットの端面にあることを特徴とする請求項75に記載の器具。
  79. 前記カム表面は、前記脊椎ロッドの表面に係合するように構成されて、前記ナットの回転が端部方向の力を前記脊椎ロッドに与えることを特徴とする請求項78に記載の器具。
  80. 前記ヘッド及び前記第2骨ファスナーの前記骨ファスナーは一体ユニットを一緒に形成することを特徴とする請求項57に記載の器具。
  81. 前記ヘッド及び前記第2骨ファスナーの前記骨ファスナーは1軸骨ファスナーを一緒に形成することを特徴とする請求項80に記載の器具。
  82. 前記第2骨ファスナーの前記ヘッドは、前記骨ファスナーが貫通する開口を備える端部を有することを特徴とする請求項57に記載の器具。
  83. 前記ヘッド及び前記骨ファスナーは多軸骨ファスナーを一緒に形成することを特徴とする請求項82に記載の器具。
  84. 脊椎固定装置を使用する方法であって、
    第1骨ファスナーの骨固定部材を第1脊椎骨の第1椎弓根に固定(締結)するステップであって、この固定(締結)するステップの前に前記第1骨ファスナーは脊椎ロッドに結合されている、ステップと、
    第2骨ファスナーの第2骨固定部材を第2脊椎骨の第2椎弓根に固定(締結)するステップであって、前記第2骨ファスナーは、前記脊椎ロッドの一部を受けるように構成されたスロットを有するヘッドを備える、ステップと、
    前記第2骨ファスナーに向けて、前記第2骨ファスナーのヘッドによって画定される軸を中心として前記脊椎ロッドをヒンジ回動させるステップと、
    前記第2骨ファスナーの前記スロットに前記脊椎ロッドの一部を配置するステップと、
    前記第2骨ファスナーの第2固定部材を前記第2骨ファスナーの前記ヘッドに係合させるステップであって、前記第2固定部材が前記第2骨ファスナーの前記スロットに前記脊椎ロッドを保持する、ステップと、を含むことを特徴とする方法。
  85. 前記第1骨ファスナーの第1固定部材を前記第1骨ファスナーの前記ヘッドに係合されることを特徴とする請求項84に記載の方法。
  86. 前記第1係合部材は、前記第1脊椎固定器具に対して前記脊椎ロッドをロックすることを特徴とする請求項85に記載の方法。
  87. 前記骨ファスナーの前記第1固定部材を前記第1骨ファスナーの前記ヘッドに係合させることで、前記第1ファスナーに対して前記脊椎ロッドを所定位置に固定しながらも、前記脊椎ロッドが前記第1骨ファスナーに対して制限されたヒンジ回動をすることを許容することを特徴とする請求項85に記載の方法。
  88. 前記器具は請求項1から83のいずれか1項の器具であることを特徴とする請求項84に記載の方法。
  89. 目を作るループを備える脊椎ロッド。
  90. 前記ループはこのロッドの端部にあることを特徴とする請求項89に記載の脊椎ロッド。
  91. 前記ループは、(このロッドの)端部にジョイントと、前記ジョイントから延在している第1アームと、前記ジョイントから延在している第2アームと、前記第1アームを前記第2アームに接続しているクロスピースとを備えることを特徴とする請求項90に記載の脊椎ロッド。
  92. 前記クロスピースは、その中に1以上のノッチを有する表面を備えることを特徴とする請求項90に記載の脊椎ロッド。
  93. 前記クロスピースは、その中に複数のノッチを有する表面を備えることを特徴とする請求項90に記載の脊椎ロッド。
  94. 前記複数のノッチは実質的に平行であるか、又は、十字交差パターンを形成していることを特徴とする請求項93に記載の脊椎ロッド。
  95. 前記ループは(このロッドの)中央部にあることを特徴とする請求項89に記載の脊椎ロッド。
  96. 前記ループを通って挿入されるように構成されたピンをさらに備えることを特徴とする請求項89に記載の脊椎ロッド。
  97. 目を作るループを有する脊椎ロッドであって、請求項45から48のいずれか1項の脊椎固定器具の前記ポストの少なくとも一部が前記目に嵌合することを特徴とする脊椎ロッド。
  98. スロット及び(脊椎ロッドの)端部に第1開口を備えることを特徴とする脊椎ロッド。
  99. 前記第1開口を通って挿入されるように構成されたピンをさらに備えることを特徴とする請求項98に記載の脊椎ロッド。
  100. 前記第1開口から前記スロットを越えた位置にある第2開口をさらに備えることを特徴とする請求項98に記載の脊椎ロッド。
  101. 前記スロットを横切って挿入されたように構成されているとともに、前記第1開口及び前記第2開口の少なくとも1方を通って挿入されるように構成されているピンをさらに備えることを特徴とする請求項100に記載の脊椎ロッド。
  102. 骨固定部材及びヘッドを備える骨ファスナーと、
    前記骨ファスナーの埋め込みの前に前記骨ファスナーに結合されている脊椎ロッドと、
    前記骨ファスナーに対して前記脊椎ロッドをヒンジ回動させるためのヒンジ手段であって、そのヒンジ運動が前記骨ファスナーの前記ヘッドの一部によって画定された軸を中心とした回動である、ヒンジ手段と、を備えることを特徴とする脊椎固定器具。
  103. 前記ヒンジ手段は、前記骨ファスナーの前記ヘッドのポストを形成するスロットと、クロスピースを有する前記脊椎ロッドの端部に位置するループとを備え、
    前記クロスピースは前記軸とほぼ整合しており、前記ループは、前記ポストが通って嵌合する目を形成することを特徴とする請求項102に記載の脊椎固定器具。
  104. 前記ヒンジ手段は、前記軸とほぼ整合しているピンを備え、
    少なくとも部分的に前記ピンの第1部分が、前記脊椎ロッドの端部で、ループによって形成される目に嵌合し、少なくとも部分的に前記ピンの第2部分が前記ヘッドの第1開口に嵌合することを特徴とする請求項102に記載の器具。
  105. 前記ヒンジ手段は、前記軸とほぼ整合しているピンを備え、
    前記ピンはループを備え、少なくとも部分的に前記ピンの第1部分が前記ヘッドの第1開口に嵌合し、前記脊椎ロッドの少なくとも一部が前記ピンのループに嵌合することを特徴とする請求項102に記載の器具。
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